JP7780960B2 - 蓋付き容器 - Google Patents

蓋付き容器

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Description

本発明は、蓋付き容器に関する。
従来より、上部が開口した容器本体の口頸部に着脱自在に取り付けることによって、容器本体の上部開口部を閉塞するキャップユニット(栓体)を備えたキャップ付き容器がある(例えば、下記特許文献1を参照。)。
このようなキャップユニットは、容器本体の上部開口部を覆う外蓋と、上部開口部から容器本体の内側に嵌め込まれる中栓とを有して、キャップ本体に対して中栓又は外蓋が螺合により取り付けられる構造となっている。
また、容器本体の上部開口部を開閉する蓋体を備えた蓋付き容器の中には、キャップユニットを覆った状態で、容器本体に対して螺合により着脱自在に取り付けられるコップを備えたものもある。
特開2020-189678号公報
ところで、上述したキャップユニットやコップなどを備える蓋付き容器では、容器本体から蓋体を取り外すことが可能なことから、取り外した蓋体を紛失しないように注意する必要がある。また、蓋付き容器では、容器本体内の飲料を注ぎ出す操作を行う際に、取り外した蓋体を汚さないように片手で持ち続ける必要がある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、使い勝手の更なる向上を可能とした蓋付き容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 上部が開口した容器本体と、
前記容器本体に対して着脱自在に取り付けられる蓋体と、
前記容器本体から取り外した前記蓋体を前記容器本体の外周部に磁気的に吸着させる蓋吸着機構とを備える蓋付き容器。
〔2〕 前記蓋吸着機構は、前記容器本体と前記蓋体との何れか一方に設けられたマグネットと、何れか他方に設けられて前記マグネットに吸着する磁性体又はマグネットとを有することを特徴とする前記〔1〕に記載の蓋付き容器。
〔3〕 前記蓋吸着機構は、前記容器本体の外周部の少なくとも一部に取り付けられた前記マグネットと、前記蓋体の外周部の少なくとも一部に取り付けられた前記磁性体とを有することを特徴とする前記〔2〕に記載の蓋付き容器。
〔4〕 前記容器本体は、その上部側の外周部に全周に亘って取り付けられた肩部材を有し、
前記マグネットは、前記肩部材の一部に埋め込まれた状態で配置されていることを特徴とする前記〔3〕に記載の蓋付き容器。
〔5〕 前記肩部材は、前記マグネットが配置された位置の下方から外側に向かって突出された台座部を有し、
前記台座部の上に前記蓋体が載置された状態で、前記容器本体の外周部に前記蓋体が吸着されることを特徴とする前記〔4〕に記載の蓋付き容器。
〔6〕 前記台座部は、前記肩部材にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられると共に、前記蓋体を載置する位置と、前記マグネットと対向する位置との間で回動自在とされていることを特徴とする前記〔5〕に記載の蓋付き容器。
〔7〕 前記蓋体がコップであることを特徴とする前記〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の蓋付き容器。
〔8〕 前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする前記〔1〕~〔7〕の何れか一項に記載の蓋付き容器。
以上のように、本発明によれば、使い勝手の更なる向上を可能とした蓋付き容器を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る蓋付き容器の外観を示す斜視図である。 図1に示す蓋付き容器の構成を示す断面図である。 図1に示す蓋付き容器の容器本体側の吸着部の構成を示す断面斜視図である。 図1に示す蓋付き容器の蓋体が容器本体に吸着された状態を示す斜視図である。 吸着部の別の構成例を示す断面斜視図である。 蓋体の別の構成例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る蓋付き容器の容器本体(肩部材)の台座部が蓋体を載置する位置にある状態を示す斜視図である。 図7に示す蓋付き容器の容器本体(肩部材)の台座部が吸着部と対向する位置にある状態を示す斜視図である。 図7に示す蓋付き容器の容器本体(肩部材)のヒンジ部にストラップが取り付けられた状態を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態に係る蓋付き容器の外観を示す斜視図である。 図10に示す蓋付き容器のコップが容器本体に吸着された状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図1~図6に示す蓋付き容器1Aについて説明する。
なお、図1は、蓋付き容器1Aの外観を示す斜視図である。図2は、蓋付き容器1Aの構成を示す断面図である。図3は、蓋付き容器1Aの容器本体2側の吸着部23の構成を示す断面斜視図である。図4は、蓋付き容器1Aの蓋体3が容器本体2に吸着された状態を示す斜視図である。図5は、吸着部23の別の構成例である吸着部23A,23Bを示す断面斜視図である。図6は、蓋体3の別の構成例を示す斜視図である。
本実施形態の蓋付き容器1Aは、図1及び図2に示すように、上部が開口した容器本体2と、容器本体2に対して着脱自在に取り付けられる蓋体3とを備え、容器本体2に収容された飲料(内容物)を保温又は保冷することが可能な飲料用容器である。
具体的に、容器本体2は、例えばステンレス等からなる金属製の外容器4及び内容器5を有している。容器本体2は、一端が開口した外容器4の内側に一端が開口した内容器5を収容した状態で、互いの開口端付近同士が接合されると共に、これら外容器4と内容器5との間に真空断熱層6が設けられた真空断熱構造を有している。
真空断熱層6は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器4の底面中央部に設けられた脱気孔をろう材により封止することによって形成することができる。
容器本体2では、このような真空断熱構造を有することで、上述した保温又は保冷といった機能を持たせることが可能である。また、容器本体2では、このような真空断熱構造を有することで、内圧(真空圧)と外圧(大気圧)の差により外容器4及び内容器5に対して常に張力が加わった状態となり、これら外容器4及び内容器5の機械的強度が増すことになる。これにより、外容器4及び内容器5の板厚を薄くした場合でも、容器本体2の剛性を高めることが可能であり、この容器本体2の軽量化を図ることが可能である。
容器本体2は、略円形状の底面部2bと、底面部2bの外周から略円筒状に起立した胴部2cと、胴部2cの上部側から略円筒状に起立した口頸部2dとを有している。また、口頸部2dの上端部は、容器本体2の上部開口部2aとして、円形状に開口している。
口頸部2dの内周面には、雌ネジ部7が設けられている。さらに、雌ネジ部7の下方には、リング状の張出部8が内容器5の内周面から全周に亘って突出して設けられている。
また、容器本体2は、口頸部2d(容器本体2の上部側の外周部)に肩部材9が全周に亘って取り付けられた構造を有している。肩部材9は、例えば樹脂成形体からなり、全体として略円筒状に形成されている。肩部材9は、容器本体2の胴部2cの外周面と略面一となるように、容器本体2の口頸部2dに全周に亘って嵌め付けられている。
なお、本実施形態の蓋付き容器1Aは、全体として略円筒状の外観形状を有しているが、蓋付き容器1Aの外観形状については、特に限定されるものではなく、サイズやデザイン等に合わせて、適宜変更を加えることが可能である。また、容器本体2(外容器4)の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
蓋体3は、容器本体2の口頸部2dに着脱自在に取り付けることによって、容器本体2の上部開口部2aを閉塞するキャップユニット(栓体)を構成するものである。具体的に、この蓋体3は、容器本体2の上部開口部2aを覆った状態で、容器本体2に螺合により取り付けられるキャップ本体10を備えている。
キャップ本体10は、容器本体2の上部開口部2aを覆う外蓋11と、上部開口部2aから容器本体2の内側に嵌め込まれる中栓12とを有している。
外蓋11は、例えば耐熱性樹脂からなり、外観が容器本体2の胴部2c及び肩部材9と連続するように略円筒状に形成された周壁部11aと、周壁部11aの上部を閉塞する上壁部11bとを有している。
中栓12は、例えば耐熱性樹脂からなり、略円形状の底壁部12aと、底壁部12aの周囲から略円筒状に立ち上がる周壁部12bとを有している。中栓12は、外蓋11の内側中央部に位置しており、溶着等により周壁部12bが上壁部11bの下面中央部に一体に取り付けられている。なお、中栓12の内部は、断熱層となる空気に限らず、断熱材Sを配置した構成としてもよい。
また、周壁部12b(中栓12)の外周面には、雄ネジ部13が設けられている。蓋付き容器1Aでは、この雄ネジ部13と雌ネジ部7との螺合によって、容器本体2に対してキャップ本体10(蓋体3)が着脱自在に取り付けられている。さらに、雌ネジ部7と雄ネジ部13とは、互いに相補形を為す二条ネジからなる。二条ネジを用いた場合、容器本体2に対してキャップ本体10(蓋体3)を少ない回転操作(本実施形態では約180°)で着脱することが可能である。
中栓12の下端側の外周部には、止水パッキン14が着脱自在に取り付けられている。止水パッキン14は、容器本体2の張出部8と中栓12との間を密閉するリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有する弾性部材からなる。
中栓12の下端側には、周壁部12bの外径よりも縮径された縮径部12cと、縮径部12cの下端から全周に亘って拡径方向に突出されたリング状のフランジ部12dと、縮径部12cとフランジ部12dとの間にリング状の溝部12eとが設けられている。
一方、止水パッキン14の内周面には、溝部12eに嵌合されるリング状の嵌合凸部14aと、フランジ部12dが嵌合されるリング状の嵌合凹部14bとが設けられている。止水パッキン14は、溝部12eに嵌合凸部14aが嵌合されると共に、嵌合凹部14bにフランジ部12dが嵌合されることによって、中栓12の下端側の外周部に着脱自在に取り付けられている。
また、止水パッキン14の外周面には、2つの弾性フランジ部14cが拡径方向に突出して設けられている。止水パッキン14は、容器本体2にキャップ本体10(蓋体3)が取り付けられた際に、弾性フランジ部14cが弾性変形しながら、容器本体2の張出部8に全周に亘って密着した状態となる。これにより、張出部8(容器本体2)と中栓12(キャップ本体10)との間を密閉(止水)することが可能となっている。
一方、止水パッキン14は、それ自体を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、中栓12(キャップ本体10)から取り外すことが可能である。これにより、キャップ本体10と止水パッキン14とをそれぞれ別々に洗浄することができ、止水パッキン14とキャップ本体10との間を衛生的に保つことができる。
なお、止水パッキン14については、上述した形状のものに必ずしも限定されるものではなく、例えば、弾性フランジ部14cの数については、上述した2つに限らず、1つ又は複数とすることが可能である。
また、止水パッキン14は、上述した弾性フランジ部14cが設けられた構成に必ずしも限定されるものではなく、その形状等について適宜変更を加えることが可能である。例えば、止水パッキン14の外周面の上端から下方に向かって湾曲しながら突出した形状を有する弾性フランジ部を設けた構成としてもよい。
止水パッキン14は、底壁部12a(中栓12)の下面に全周に亘って接触する位置から離間する方向(下方)に向かって突出された下面側突出部15を有している。下面側突出部15は、その内周側に中栓12の下面に対して鋭角となる傾斜面15aを有している。これにより、傾斜面15aと中栓12の下面との間には、隙間Gが全周に亘って設けられている。
蓋付き容器1Aでは、容器本体2から蓋体3を取り外した際に、この蓋体3の傾きによって中栓12の下面に付着した水滴が中栓12の下面に沿って、止水パッキン14の下面側突出部15との間に形成された隙間Gへと流れ込む。この場合、隙間Gに水滴が溜まることで、中栓12の下面に付着した水滴の落下を抑制することが可能である。
一方、容器本体2に蓋体3を再度取り付けた際には、隙間Gに流れ込んだ水滴を下面側突出部15の傾斜面15aに沿って、容器本体2の内側へと落下させることが可能である。これにより、容器本体2から蓋体3を取り外した際に、中栓12の下面に付着した水滴により周囲を濡らしてしまうことを抑制することが可能である。
また、蓋体3では、中栓12の下面との間に形成される隙間Gによって、止水パッキン14の下面側突出部15が摘まみ易くなっている。この場合、下面側突出部15を摘まみながら、止水パッキン14を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、中栓12(キャップ本体10)から止水パッキン14を容易に取り外すことが可能である。
以上のような構成を有する本実施形態の蓋付き容器1Aでは、上部開口部2aから容器本体2の内側に中栓12を嵌め込んだ状態から、容器本体2に対して外蓋11(キャップ本体10)を右回り(以下、「閉方向」という。)に回転させることによって、雌ネジ部7と雄ネジ部13との螺合により容器本体2にキャップ本体10(蓋体3)を取り付けることが可能である。
一方、容器本体2に蓋体3が取り付けられた状態から、容器本体2に対して外蓋11(キャップ本体10)を左回り(以下、「開方向」という。)に回転させることによって、雌ネジ部7と雄ネジ部13との螺合を解除し、容器本体2からキャップ本体10(蓋体3)を取り外すことが可能である。
ところで、本実施形態の蓋付き容器1Aでは、図1~図4に示すように、容器本体2から取り外した蓋体3を容器本体2の外周部に磁気的に吸着させる蓋吸着機構20を備えている。
蓋吸着機構20は、容器本体2と蓋体3との何れか一方(本実施形態では容器本体2)に設けられたマグネット21と、何れか他方(本実施形態では蓋体3)に設けられてマグネット21に吸着する磁性体22とを有している。
マグネット21は、容器本体2の外周部の少なくとも一部に取り付けられている。本実施形態では、肩部材9の一部に吸着部23が設けられ、この吸着部23においてマグネット21が肩部材9に埋め込まれた状態で配置されている。また、吸着部23は、蓋体3の外周部の形状に合わせて、外周側が凹となるように円弧状に湾曲している。
一方、肩部材9は、マグネット21(吸着部23)が配置された位置の下方から外側に向かって突出された台座部24を有している。
磁性体22は、蓋体3の外周部の少なくとも一部に取り付けられている。本実施形態では、外蓋11の周壁部11a及び上壁部11bを覆うキャップ状の磁性体22が外蓋11と一体に取り付けられている。すなわち、この磁性体22は、外蓋11の周壁部11a全周及び上壁部11b全体を覆う金属製のキャップにより構成されている。磁性体22を外蓋11と一体化する方法は、例えば接着や高周波溶着であってもよく、無理嵌めによる嵌合であってもよい。
以上のような構成を有する本実施形態の蓋付き容器1Aでは、図4に示すように、容器本体2から取り外した蓋体3を上下逆にして台座部24の上に載置した状態で、容器本体2の外周部に設けられた吸着部23(マグネット21)に、蓋体3のキャップ(磁性体22)を吸着させることが可能である。
また、本実施形態の蓋付き容器1Aでは、磁性体22が外蓋11の周壁部11a全周を覆っていることで、蓋体3の向きを気にすることなく、吸着部23(マグネット21)に、蓋体3のキャップ(磁性体22)を吸着させることが可能である。
なお、マグネット21として高磁力のネオジム磁石などを用いることで、台座部24を設けずとも同様の効果を得ることも可能である。しかしながら、高磁力の磁石は高価であるため、台座部24を設けることで、比較的安価な低磁力のフェライト磁石などを用いても、安定して吸着部23(マグネット21)に、蓋体3のキャップ(磁性体22)を吸着させることが可能である。
これにより、本実施形態の蓋付き容器1Aでは、取り外した蓋体3を紛失するといったことを予防することが可能である。また、蓋付き容器1Aでは、容器本体2内の飲料を注ぎ出す操作を行う際に、取り外した蓋体3を片手で持ち続ける必要がない。
以上のように、本実施形態の蓋付き容器1Aでは、上述した蓋吸着機構20を備えることによって、容器本体2から取り外した蓋体3を容器本体2の外周部に磁気的に吸着させることが可能なことから、使い勝手の更なる向上を図ることが可能である。
なお、上記蓋付き容器1Aでは、上述した吸着部23の構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば図5(A)に示す吸着部23Aの構成や、図5(B)に示す吸着部23Bの構成とすることも可能である。
具体的に、図5(A)に示す吸着部23Aは、一部が空洞状となるように肩部材9に設けられた収納凹部9aに、マグネット21と、このマグネット21の正面側を覆う金属製(透磁性)のカバー25Aとが配置された構成を有している。これにより、マグネット21を外観から隠すことができる。また、カバー25Aの金属表面に塗装等を施すことで、美観の向上を図ることができる。
一方、図5(B)に示す吸着部23Bは、肩部材9に設けられた収納凹部9aに、マグネット21と、このマグネット21の正面側を覆う樹脂製(透磁性)のカバー25Bとが配置された構成を有している。これにより、マグネット21を外観から隠すことができる。また、カバー25Bの樹脂色を選択することで、美観の向上を図ることができる。
また、上記蓋付き容器1Aでは、上述したキャップ状の磁性体22の構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば図6(A)に示す磁性体22Aの構成や、図6(B)に示す磁性体22Bの構成とすることも可能である。
具体的に、図6(A)に示す磁性体22Aは、リング状に形成されて、外蓋11の周壁部11aに全周に亘って嵌め付けられた構成を有している。磁性体22Aを外蓋11と一体化する方法は、例えばインサート成形であってもよく、無理嵌めによる嵌合であってもよい。
これにより、上壁部11bを磁性体22Aで覆う必要がない。また、磁性体22Aをリング状とすることで、美観の向上を図ることができる。さらに、磁性体22Aが外蓋11の周壁部11aに全周に亘って嵌め付けられた構成を有することで、蓋体3の向きを気にすることなく、吸着部23(マグネット21)に、蓋体3のキャップ(磁性体22A)を吸着させることが可能である。
一方、図6(B)に示す磁性体22Bは、チップ状に形成されて、例えばインサート成形などによって外蓋11の周壁部11aに埋め込まれた状態で配置された構成を有している。これにより、上壁部11bを磁性体22Bで覆う必要がない。また、磁性体22Bをチップ形状とすることで、美観の向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図7~図9に示す蓋付き容器1Bについて説明する。
なお、図7は、蓋付き容器1Bの容器本体2(肩部材9A)の台座部24Aが蓋体3を載置する位置にある状態を示す斜視図である。図8は、蓋付き容器1Bの容器本体2(肩部材9A)の台座部24Aが吸着部23と対向する位置にある状態を示す斜視図である。図9は、蓋付き容器1Bの容器本体2側のヒンジ部26にストラップ27が取り付けられた状態を示す側面図である。また、以下の説明では、上記蓋付き容器1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の蓋付き容器1Bは、図8及び図9に示すように、上記肩部材9を備える代わりに、上記容器本体2に全周に亘って取り付けられた肩部材9Aを備えた構成である。
具体的に、この肩部材9Aは、上記肩部材9の構成のうち、台座部24に代えて、台座部24Aを備えている。台座部24Aは、上記台座部24と同様に樹脂成形体からなり、中央部付近に一体化された磁性体24aを有している。また、台座部24Aは、肩部材9Aにヒンジ部26を介して回動自在に取り付けられている。
これにより、台座部24Aは、蓋体3を載置する位置と、吸着部23(マグネット21)と対向する位置との間で回動自在とされている。また、台座部24Aは、吸着部23(マグネット21)と磁性体24aとが対抗することで、磁力によって吸着部23(マグネット21)に吸着させることが可能である。なお、台座部24Aは、それ自体が金属製の磁性体であっても、同様の効果を得ることが可能である。
以上のような構成を有する本実施形態の蓋付き容器1Bでは、容器本体2から取り外した蓋体3を台座部24Aの上に載置した状態で、容器本体2の外周部に設けられた吸着部23(マグネット21)に、蓋体3のキャップ(磁性体22)を吸着させることが可能である。
これにより、本実施形態の蓋付き容器1Bでは、取り外した蓋体3を紛失するといったことを予防することが可能である。また、蓋付き容器1Bでは、容器本体2内の飲料を注ぎ出す操作を行う際に、取り外した蓋体3Bを片手で持ち続ける必要がない。
また、本実施形態の蓋付き容器1Bでは、図8に示すように、上述した吸着部23(マグネット21)に台座部24Aを吸着させることで、台座部24Aを折り畳んだ状態のまま固定することが可能である。これにより、蓋付き容器1Bを持ち運ぶ場合など、台座部24Aの不使用時に邪魔になることを防ぐことが可能である。
以上のように、本実施形態の蓋付き容器1Bでは、上述した蓋吸着機構20を備えることによって、容器本体2から取り外した蓋体3を容器本体2の外周部に磁気的に吸着させることが可能なことから、使い勝手の更なる向上を図ることが可能である。
なお、本実施形態の蓋付き容器1Bでは、例えば図9に示すように、ヒンジ部26にストラップ27が取り付けられた構成とすることも可能である。これにより、ストラップ27に指を通して持ち運ぶことができ、蓋付き容器1Bの携帯性を向上させることが可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として、例えば図10及び図11に示す蓋付き容器1Cについて説明する。
なお、図10は、蓋付き容器1Cの外観を示す斜視図である。図11は、蓋付き容器1Cのコップ30が容器本体2に吸着された状態を示す斜視図である。また、以下の説明では、上記蓋付き容器1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の蓋付き容器1Cは、図10及び図11に示すように、上記蓋体3を備える代わりに、上記容器本体2に着脱自在に取り付けられる蓋体の一形態であるコップ30を備えた構成である。
具体的に、この蓋付き容器1Cは、容器本体2の口頸部2dに着脱自在に取り付けることによって、容器本体2の上部開口部2aを閉塞するキャップユニット31と、キャップユニット31を覆った状態で、容器本体2に対して着脱自在に取り付けられるコップ30とを備えている。
キャップユニット31は、容器本体2の内側と連通される通液口(図示せず。)が設けられたキャップ本体32と、キャップ本体32にヒンジ部33を介して回動自在に取り付けられると共に、ヒンジ部33に設けられた付勢部材(図示せず。)によって通液口を開放する方向に付勢された状態で、通液口を開閉する開閉蓋34と、開閉蓋34が通液口を閉塞した位置にて、付勢部材の付勢に抗して開閉蓋34をキャップ本体に対して固定する蓋ロック機構35とを有している。
コップ30は、例えば耐熱性樹脂からなり、略円形状の底壁部30aと、底壁部30aの周囲から上方に向かって立ち上がる筒状の周壁部30bとを有して、全体として有底筒状に形成されている。
コップ30は、底壁部30aを上に向けた状態で、容器本体2の口頸部2dの外側に螺合により着脱自在に取り付けられている。このため、周壁部30bの内周面には、容器本体2の口頸部2dの外側に設けられた第2の雄ネジ部36と螺合される第2の雌ネジ部37が設けられている。
また、コップ30の側面には、使用者が把持する把持部30cが設けられている。把持部30cは、その上下の両端が周壁部30bの外周面に接続されたリング形状を有している。
本実施形態の蓋付き容器1Cでは、容器本体2から取り外したコップ30を容器本体2の外周部に磁気的に吸着させる蓋吸着機構20Aを備えている。
蓋吸着機構20Aは、容器本体2とコップ30との何れか一方(本実施形態では容器本体)に設けられたマグネット21と、何れか他方(本実施形態ではコップ30)に設けられてマグネット21に吸着する磁性体38とを有している。
マグネット21は、肩部材9Bの一部に吸着部23Cが設けられ、この吸着部23Cにおいてマグネット21が肩部材9Bに埋め込まれた状態で配置されている。また、吸着部23Cは、肩部材9Bの外周面から突出し、下方に延長されると共に、コップ30の外周部の形状に合わせて、外周が凹となるように円弧状に湾曲している。
一方、肩部材9Bは、マグネット21(吸着部23C)が配置された位置の下方から外側に向かって突出された台座部24Bを有している。
磁性体38は、コップ30の把持部30cが設けられた側とは反対側の側面に埋め込まれた状態で配置されている。
以上のような構成を有する本実施形態の蓋付き容器1Cでは、図11に示すように、容器本体2から取り外したコップ30を台座部24Bの上に載置した状態で、容器本体2の外周部に設けられた吸着部23C(マグネット21)に、コップ30(磁性体38)を吸着させることが可能である。
これにより、本実施形態の蓋付き容器1Cでは、取り外したコップ30を紛失するといったことを予防することが可能である。また、蓋付き容器1Cでは、容器本体2内の飲料をコップ30以外の容器などへ注ぎ出す操作を行う際に、取り外したコップ30を片手で持ち続ける必要がない。
以上のように、本実施形態の蓋付き容器1Cでは、上述した蓋吸着機構20Aを備えることによって、容器本体2から取り外したコップ30を容器本体2の外周部に磁気的に吸着させることが可能なことから、使い勝手の更なる向上を図ることが可能である。
なお、上記蓋付き容器1Cでは、上述した吸着部23Cの構成に必ずしも限定されるものではなく、上述した図5(A)に示す吸着部23Aの構成や、図5(B)に示す吸着部23Bの構成を採用することも可能である。また、台座部24Bに替えて台座部24Aの構成を採用することも可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記蓋体3については、上述した容器本体2の上部開口部2aから内側に嵌め込まれた状態で、容器本体2に対して中栓12が螺合により取り付けられる構成となっているが、このような構成に必ずしも限定されるものではない。例えば、上記蓋体3については、容器本体2の上部開口部2aを外側から覆った状態で、容器本体2に対して外蓋11が螺合により取り付けられる構成とすることも可能である。
この構成の場合、上述した雌ネジ部7及び雄ネジ部13の代わりに、口頸部2dの外周面に設けられた雄ネジ部と、外蓋11を構成する周壁部11aの内周面に設けられた雌ネジ部との螺合によって、容器本体2に対して外蓋11(キャップ本体10)が着脱自在に取り付けられる構成とすればよい。
また、上記蓋付き容器1A,1Bについては、上述した容器本体2の上部開口部2aを直接開閉する構成となっているが、このような構成に必ずしも限定されるものではない。例えば、容器本体2に取り付けられた肩部材9,9Aに対して蓋体3を着脱自在に取り付けた構成とすることも可能である。
また、上記蓋付き容器1A,1B,1Cについては、上述した肩部材9,9A,9Bが容器本体2に一体として取り付けられた構成となっているが、選択的に着脱できる構成としてもよい。例えば、蓋体3をよく落としてしまうような子供が使用する場合には、肩部材9,9A,9Bを用い、大人が使用する場合には、台座部24,24A,24Bを備えず、より携帯し易い肩部材に交換することも可能である。
なお、上記実施形態では、上述した真空断熱構造を有する容器本体2によって保温機能(又は保冷機能)を持たせた飲料用容器に本発明を適用した場合を例示しているが、容器本体と、容器本体に着脱自在に取り付けられる蓋体とを備えた蓋付き容器に対して、本発明を幅広く適用することが可能である。
1A,1B,1C…蓋付き容器 2…容器本体 3…蓋体 4…外容器 5…内容器 6…真空断熱層 7…雌ネジ部 8…張出部 9,9A,9B…肩部材 10…キャップ本体 11…外蓋 12…中栓 13…雄ネジ部 14…止水パッキン 20,20A…蓋吸着機構 21…マグネット 22,22A,22B…磁性体 23,23A~23C…吸着部 24,24A,24B…台座部 24a…磁性体 25A,25B…カバー 26…ヒンジ部 27…ストラップ 30…コップ(蓋体) 31…キャップユニット 32…キャップ本体 33…ヒンジ部 34…開閉蓋 35…蓋ロック機構 36…第2の雄ネジ部 37…第2の雌ネジ部 38…磁性体

Claims (5)

  1. 上部が開口した容器本体と、
    前記容器本体に対して着脱自在に取り付けられる蓋体と、
    前記容器本体から取り外した前記蓋体を前記容器本体の外周部に磁気的に吸着させる蓋吸着機構とを備え
    前記蓋吸着機構は、前記容器本体と前記蓋体との何れか一方に設けられたマグネットと、何れか他方に設けられて前記マグネットに吸着する磁性体又はマグネットとを有し、
    前記容器本体は、その上部側の外周部に全周に亘って取り付けられた肩部材を有し、
    前記肩部材は、前記マグネットが配置された位置の下方から外側に向かって突出された台座部を有し、
    前記台座部の上に前記蓋体が載置された状態で、前記容器本体の外周部に前記蓋体が吸着される蓋付き容器。
  2. 前記蓋吸着機構は、前記容器本体の外周部の少なくとも一部に取り付けられた前記マグネットと、前記蓋体の外周部の少なくとも一部に取り付けられた前記磁性体とを有することを特徴とする請求項1に記載の蓋付き容器。
  3. 前記台座部は、前記肩部材にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられると共に、前記蓋体を載置する位置と、前記マグネットと対向する位置との間で回動自在とされていることを特徴とする請求項1に記載の蓋付き容器。
  4. 記マグネットは、前記肩部材の一部に埋め込まれた状態で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋付き容器。
  5. 前記蓋体がコップであることを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の蓋付き容器。
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