JP7785232B1 - 制御装置、クレーンシステム、制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、クレーンシステム、制御方法およびプログラム

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稔彦 瀬戸口
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尚 豊原
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Abstract

【課題】ごみ焼却場のクレーンに複数の動作を行わせる場合に、クレーンの複数の動作に要する時間が比較的短くなるようにする。
【解決手段】制御装置が、ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する動作計画候補設定部と、前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うシミュレータ部と、前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択する動作計画決定部と、選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する制御部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、制御装置、クレーンシステム、制御方法およびプログラムに関する。
ごみ焼却場には、ピット内のごみを撹拌し、焼却炉に投入するなど、ごみを移動させるクレーンが設けられていることが考えられる。例えば、特許文献1には、ごみ焼却場のクレーンの移動経路を、進入禁止空間を考慮して生成することが記載されている。
特開2024-007150号広報
ごみ焼却場のクレーンに複数の動作を行わせる場合、先の動作によってクレーンの吊下部(ワイヤによって吊り下げられている部分)が振り子のように振れ、次の動作時に吊下部がごみ山またはピットの壁等に衝突してしまうことが考えられる。かかる衝突を避けるために、吊下部の振れが止まるまで待って次の動作を行わせることが考えられるが、クレーンの複数の動作に要する時間が長くなってしまう。
ごみ焼却場のクレーンに複数の動作を行わせる場合に、クレーンの複数の動作に要する時間をより短くすることができることが好ましい。
本開示の目的の一例は、ごみ焼却場のクレーンに複数の動作を行わせる場合に、クレーンの複数の動作に要する時間を比較的短くすることができる制御装置、クレーンシステム、制御方法およびプログラムを提供することである。
本開示の第一の態様によれば、制御装置は、ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する動作計画候補設定部と、前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うシミュレータ部と、前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択する動作計画決定部と、選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する制御部と、を備える。
本開示の第二の態様によれば、クレーンシステムは、制御装置とごみ焼却場に設けられているクレーンとを含み、前記制御装置は、前記クレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する動作計画候補設定部と、前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うシミュレータ部と、前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択する動作計画決定部と、選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する制御部と、を備える。
本開示の第三の態様によれば、制御方法は、コンピュータが、ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定し、前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行い、前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択し、選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する、ことを含む。
本開示の第四の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定することと、前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うことと、前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択することと、選択された動作計画に従って前記クレーンを制御することと、を実行させるプログラムである。
本開示の態様によれば、ごみ焼却場のクレーンに複数の動作を行わせる場合に、クレーンの複数の動作に要する時間が比較的短いことが期待される。
実施形態に係るクレーンシステムの構成の例を示す図である。 実施形態に係るごみ焼却場におけるクレーンの例を示す図である。 実施形態に係る制御装置の構成の例を示す図である。 実施形態に係るトロリの移動経路の例を示す図である。 実施形態に係るクレーンの動作におけるトロリの速度の例を示す図である。 実施形態に係るクレーンの動作におけるトロリの変位の例を示す図である。 実施形態に係るクレーンの動作における、ウインチによる吊下部の巻き速度の例を示す図である。 実施形態に係るクレーンの動作における吊下部の巻き高さの例を示す図である。 実施形態に係るクレーンの動作における吊下部の横行振れ量の例を示す図である。 実施形態に係る制御装置が行う処理の手順の例を示す図である。 実施形態に係るシミュレータ部が動作計画の候補のシミュレーションを行う処理の手順の例を示す図である。 実施形態に係るコンピュータの構成の例を示す図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係るクレーンシステムの構成の例を示す図である。図1に示す構成で、クレーンシステム1は、制御装置100とクレーン200とを備える。
クレーンシステム1は、ごみ焼却場に設けられ、ごみの受け入れ、撹拌、ホッパへの投入など、ピット内のごみの移動を行う。
クレーン200は、制御装置100による制御に従って、ピット内のごみの移動を実行する。
制御装置100は、クレーン200を制御して、ピット内のごみの移動を実行させる。
図2は、ごみ焼却場におけるクレーンの例を示す図である。図2に示す構成で、ごみ焼却場300は、クレーンシステム1と、ピット310と、搬入口320と、ホッパ330と、ストーカ340とを備える。クレーンシステム1のクレーン200は、レール210とガーダ220と、トロリ230と、ワイヤ240と、吊下部250とを備える。トロリ230は、ウインチ231を備える。
また、図2には、塵芥車(ごみ収集車)410が示されている。
ピット310は、ごみを一時的に貯めておく空間である。
搬入口320は、塵芥車410からのピット310内へのごみの搬入の受入口である。
ストーカ340は、ごみの燃焼炉である。
ホッパ330は、ピット310からストーカ340へのごみの投入の受入口である。ホッパ330は投入されたごみを一時的に蓄えておき、ストーカ340へごみを一定量ずつ供給する。
レール210は、ピット310の上方に設けられている。
ガーダ220は、制御装置100による制御に従ってレール210上を移動する。ガーダ220がレール210上を移動することをクレーン200の走行とも称する。図2の例では、クレーン200の走行は、図の奥行方向の移動となる。
トロリ230は、制御装置100による制御に従ってガーダ220上を移動する。トロリ230がガーダ220上を移動することをクレーン200の横行とも称する。図2の例では、クレーン200の横行は、図の左右方向の移動となる。
吊下部250は、制御装置100による制御に従ってごみを把持し放出する。以下では、吊下部250が爪部として構成されている場合を例に説明する。この場合、吊下部250は、爪を開いた状態、かつ、爪またはその一部がごみに埋もれた状態から、制御装置100による制御に従って爪を閉じることで、吊下部250の内部にごみを把持する。そして、吊下部250は、内部にごみを把持している状態から、制御装置100による制御に従って爪を開くことで、把持しているごみを放出する。
ただし、吊下部250の態様は爪部の態様に限定されず、ごみを把持および放出可能ないろいろな態様とすることができる。
ワイヤ240は、トロリ230から吊下部250を吊り下げる。レール210がピット310の上方に設けられていることで、クレーン200は、ピット310の天井付近から吊下部250を吊り下げる。
ウインチ231は、制御装置100による制御に従ってワイヤ240の巻き上げおよび巻き戻しを行い、これにより吊下部250の高さを変化させる。
ウインチ231がワイヤ240を巻き上げて吊下部250を上昇させることを、吊下部250の巻き上げとも称する。ウインチ231がワイヤ240を巻き戻して吊下部250を下降させることを、吊下部250の巻き下げとも称する。吊下部250の高さを、吊下部250の巻き高さとも称する。吊下部250の巻き高さの変化速度を、吊下部250の巻き速度とも称する。
クレーン200の横行方向の吊下部250の振れ量を、吊下部250の横行振れ量とも称する。クレーン200の走行方向の吊下部250の振れ量を、吊下部250の走行振れ量とも称する。
また、矢印B11は、塵芥車410からピット310内へのごみの搬入の際の、ごみの移動の例を示している。塵芥車410が搬入口320からごみを搬入すると、ピット310内の搬入口320付近にごみが堆積される。
矢印B21は、クレーン200によるごみの受入の際の、ごみの移動の例を示している。ごみの受入では、クレーン200は、ごみをピット310内の搬入口320付近から他の場所へ移動させる。クレーン200がごみの受入動作を行うことで、搬入口320付近に堆積されたごみを他の場所に分散させることができる。
矢印B22は、クレーン200によるごみの撹拌の際の、ごみの移動の例を示している。ここで、新しいごみと古いごみとでは水分量が異なるなど、ごみがピット310内に留まっている時間などの条件によって、ストーカ340でのごみの燃え方が異なることが考えられる。クレーン200がごみの撹拌動作を行うことで、ごみの燃え方の均質化を図ることができる。
矢印B23は、クレーン200によるホッパ330へのごみの投入の際の、ごみの移動の例を示している。クレーン200は、ごみの投入動作にて、ピット310内のごみをホッパ330に投入する。例えば、ストーカ340でのごみの燃焼が進んでホッパ内のごみのレベルが低下すると、(すなわち、ごみの量が減少すると、)ホッパ330に設けられたセンサがレベル低下を検知し、制御装置100にごみ投入要求信号を出力する。ごみ投入要求信号を受けた制御装置100は、クレーン200を制御してごみをホッパ330に投入させる。
クレーン200によるホッパ330へのごみの投入は、ホッパ330を経由してストーカ340への燃料供給とも捉えることができる。
ごみ焼却場300が、クレーン200を複数台備えていてもよい。例えば、レール210上に(したがって、図2の奥行方向に)複数台のクレーン200がレール210を共用するように設けられていてもよい。
図3は、制御装置100の構成の例を示す図である。図3に示す構成で、制御装置100は、動作計画候補設定部110と、シミュレータ部120と、動作計画決定部130と、制御部140とを備える。
動作計画候補設定部110は、クレーン200の動作計画の候補を複数通り設定する。ここでいうクレーン200の動作計画は、クレーン200に行わせる一連の動作、または、クレーン200に行わせる一連の動作を示すデータである。
クレーン200に複数の動作を行わせる場合、動作計画候補設定部110は、クレーン200の複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、それら複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する。
ここでいう動作パターンは、ある動作を実行するための、より具体的な動作である。
例えば、クレーン200に、ごみの受入、ごみの投入の順に動作を行わせる場合について考える。また、ごみの受入にてクレーン200を、ごみ山を越える位置に移動させるものとする。
この場合、動作計画候補設定部110は、例えば、ごみの受入の動作パターンとして、吊下部250を一旦巻き上げてごみ山を越えさせた後、吊下部250を巻き下げる第1の動作パターンと、吊下部250の高さは変えずに、ごみ山を迂回するようにクレーン200を移動させる第2の動作パターンとを設定する。
そして、動作計画候補設定部110は、第1の動作パターンによるごみの受入と、ごみの投入との組み合わせによる第1の動作計画の候補と、第2の動作パターンによるごみの受入と、ごみの投入との組み合わせによる第2の動作計画の候補とを設定する。
動作パターンのテンプレートが予め設けられていてもよい。そして動作計画候補設定部110が、動作パターンのテンプレートにパラメータ値を設定することで、動作パターンを生成するようにしてもよい。動作パターンのテンプレートのパラメータは、特定の情報を示すパラメータに限定されない。例えば、動作開始時のトロリ230の位置および吊下部250の高さと、動作終了時のトロリ230の位置および吊下部250の高さとがパラメータ化されていてもよいが、これに限定されない。
また、動作終了から次の動作開始までの待ち時間も、動作パターンのテンプレートのパラメータとして設けられていてもよい。
動作計画候補設定部110が、動作パターンのテンプレートのパラメータの値、または、一部のパラメータの値をランダムに設定するようにしてもよい。
シミュレータ部120は、動作計画候補設定部110が設定した動作計画の候補ごとにクレーン200の動作のシミュレーションを行う。特に、シミュレータ部120は、動作計画の候補に含まれる動作ごとに、トロリ230の動作、および、ウインチ231による吊下部250の巻き上げおよび巻き下げだけでなく、吊下部250の振れのシミュレーションも行う。
シミュレータ部120は、動作計画の候補に含まれる動作のうち2番目以降の動作のシミュレーションを行う際、その直前の動作による吊下部250の振れを、シミュレーションを行う動作における吊下部250の振れの初期値として設定する。
これにより、ある動作による吊下部250の振れが十分に静止するのを待つ必要なしに、その次の動作を開始することができ、この点で、動作計画の候補に従ったクレーン200の動作に要する時間を短くすることができる。
シミュレータ部120が、トロリ230が走行と横行とを同時に行う移動もシミュレーション可能であってもよい。これにより、動作計画候補設定部110は、トロリ230が走行と横行とを同時に行う移動を含む動作計画の候補を生成することができ、この点で、動作計画の候補に従ったクレーン200の動作に要する時間を短くすることができる。
動作計画決定部130は、シミュレータ部120によるシミュレーション結果に基づいて、動作計画の候補のうち何れか1つを選択し、選択した動作計画の候補を、クレーン200に実行させる動作計画に決定する。例えば、動作計画決定部130は、動作計画候補設定部110が設定した動作計画の候補から、吊下部250の振れ量が所定の閾値を超えない動作計画の候補のうち、動作計画の候補による動作の開始から終了までの所要所間が最も短い候補を選択し、動作計画に決定する。
動作計画の候補の実行可能性について、動作計画候補設定部110が、動作計画の候補ごとに実行可能か否かを判定し、実行不可能と判定した動作計画を削除する、あるいは生成しないようにしてもよい。
あるいは、シミュレータ部120による動作計画の候補のシミュレーション結果に基づいて、シミュレータ部120または動作計画決定部130が、動作計画の候補ごとに実行可能か否かを判定するようにしてもよい。そして、動作計画決定部130が、実行不可能と判定された動作計画の候補を、動作計画として選択する対象から除外するようにしてもよい。
制御部140は、クレーン200を制御して、動作計画決定部130が決定した動作計画に従って動作させる。
特に、制御部140は、クレーン200の制御をフィードフォワード制御にて行う。シミュレータ部120がクレーン200の動作のシミュレーションを行うことで、比較的高精度な動作計画を得ることができ、制御部140がクレーン200の制御をフィードフォワード制御でおこなってもクレーン200の動作を高精度に制御できることが期待される。
制御部140がクレーン200の動作をフィードフォワード制御にて行うことで、クレーン200の状態を検知するためのセンサが不要となり、センサの設置コストおよび運用コストを削減することができる。
図4は、トロリ230の移動経路の例を示す図である。図4は、ピット310内を天井側から見た場合の(すなわち、上側から下向きに見た場合の)、2次元座標空間を示している。
図4の横軸方向に、図に向かって右から順に1から14までの座標値が付され、縦軸方向に下から順に1から8までの座標値が付されている。図4の例で座標示す際は、(横軸方向の座標値,縦軸方向の座標値)と表記する。
図4は、座標(10,8)の地点Aから、座標(10,1)の地点Bへのトロリ230の移動を示している。
図4の横軸方向がクレーン200の走行方向に該当し、縦軸方向がクレーン200の横行方向に該当しているものとする。
図5は、クレーン200の動作におけるトロリ230の速度の例を示す図である。図5のグラフの横軸は時刻を示す。縦軸はトロリ230の速度を示す。
図5は、図4に示されるトロリ230の移動経路でのトロリ230の速度の例を示している。トロリ230が地点Aを出発する時刻を0とし、トロリ230が地点Bに到着する時刻をt1としている。トロリ230は、地点Bに到着した後は停止している。
図6は、クレーン200の動作におけるトロリ230の変位の例を示す図である。図6のグラフの横軸は時刻を示す。縦軸はトロリ230の変位を示す。
図6は、トロリ230が図5に示される速度で移動したときの変位(移動距離)を示している。トロリ230が地点Aを出発する時刻0から地点Bに到着する時刻t1まで変異が増加している。トロリ230が地点Bに到着した時刻t1以降は、変位は一定となっている。
図7は、クレーン200の動作における、ウインチ231による吊下部250の巻き速度の例を示す図である。図7のグラフの横軸は時刻を示す。縦軸はウインチ231によるワイヤ240の巻き速度を示す。
図7は、トロリ230が図4に示される移動経路を、図5に示される速度で移動するときの、吊下部250の巻き速度の例を示している。ウインチ231は、時刻0からt2までワイヤ240を巻き戻しており、吊下部250の巻き速度はマイナスになっている。時刻t2以降は、ウインチ231はワイヤの巻きを停止しており、吊下部250の巻き速度は0になっている。
時刻0は、トロリ230が地点Aを出発する時刻である。また、時刻t2は、0<t2<t1となっている。時刻t1は、トロリ230が地点Bに到着する時刻である。
図8は、クレーン200の動作における吊下部250の巻き高さの例を示す図である。図8のグラフの横軸は時刻を示す。縦軸は吊下部250の巻き高さを示す。
図8は、ウインチ231が図7に示される速度でワイヤ240を巻き戻したときの吊下部250の巻き高さを示している。時刻0からt2まで吊下部250の巻き高さが低下しており、時刻t2以降は巻き高さは一定となっている。
図9は、クレーン200の動作における吊下部250の横行振れ量の例を示す図である。図9のグラフの横軸は時刻を示す。縦軸は吊下部250の横行振れ量を示す。
図9は、トロリ230が図4に示される移動経路を図5に示される速度で移動し、ウインチ231が図7に示される巻き速度で吊下部250を巻き下げたときの、吊下部250の横行振れ量の例を示している。
時刻0では横行振れ量は0であり、トロリ230の移動および吊下部250の巻き下げに応じて横行振れ量が変化している。クレーン200が停止する時刻t1以降も吊下部250の横行振れ量は振動している。
振動によって吊下部250がごみ山、ピット310の壁、または、他のクレーン200と衝突することや、ワイヤ240が絡まることを回避するために、吊下部250が静止してからクレーン200に次の動作を開始させることが考えられる。しかしながら、この場合、吊下部250の静止に時間を要し、クレーン200の次の動作開始が遅くなることが考えられる。クレーン200の動作開始が遅れると、ピット310でのごみ受入や投入などの動作効率が低下し、ごみ焼却場に搬入されたごみのピット310への受入が遅れ、搬入ごみがオーバーフローすることが考えられる。また、クレーン200によるごみの投入動作の開始が遅れると、ホッパ330へのごみの投入が間に合わなくなることが考えられる。
これに対し、制御装置100では、シミュレータ部120は、吊下部250の振れが残っている状態で、吊下部250の振れ量をクレーン200の次の動作の初期値として設定し、次の動作のシミュレーションを行う。動作計画決定部130は、例えば、吊下部250の振れ量が所定の閾値を超えない動作計画の候補のうち、所要所間が最も短いものを選択する。これにより、制御装置100では、吊下部250の振れに対する安全性を確保し、かつ、クレーン200の動作時間の短縮を図ることができる。
吊下部250が、ごみの撹拌動作時に、曲線の軌道にてごみをばら撒くようにしてもよい。ここでのごみをばら撒くことは、(吊下部250からごみを一か所に放出するのではなく、)吊下部250が移動しながらある程度時間をかけてゴミを放出することである。ごみのばら撒きは、吊下部250がごみを把持した状態で移動しながら、(爪部を一度に全開してごみを放出するのではなく、)爪部を少し開いてごみを少しずつ落としていくことで実行することができる。
吊下部250が曲線の軌道にてごみをばら撒くことで、ごみを2次元的にばら撒くことができ、ごみを一か所に放出する場合や、ごみを直線状にばら撒く場合と比較して、より均一にごみを撹拌できると期待される。
吊下部250の曲線の軌道は、吊下部250の振れを利用して実現することができる。例えば、吊下部250がトロリ230の進行方向に対して横方向に振れている場合、吊下部250はS字の軌道を描く。また、吊下部250がトロリ230の進行方向に対して横方向または斜めに振れている状態でトロリ230が停止すると、トロリ230の減速の度合いやタイミングによって、吊下部250は円のらせん状、楕円のらせん状、または、直線状の軌道を描く。
吊下部250に曲線の軌道にてごみをばら撒かせる場合、シミュレータ部120が、シミュレーションにて吊下部250の軌道を計算するようにしてもよい。シミュレータ部120は、吊下部250が把持しているごみの重量を考慮してシミュレーションを行うことで、吊下部250の軌道をより正確に計算することができる。
シミュレータ部120が、吊下部250が所望の軌道を描くようなトロリ230の動作(トロリ230の走行および横行)をシミュレーションまたは数値計算にて求めるようにしてもよい。
制御部140は、シミュレータ部120が取得したクレーン200の動作に従ってクレーン200を制御して、吊下部250に曲線の軌道にてごみをばら撒かせる。
例えば、動作計画候補設定部110が設定する動作計画の候補に含まれる複数の動作の1つがごみの撹拌となっていてもよい。
クレーン200が、吊下部250が振れている状態でごみの堆積層の突き崩しを行うようにしてもよい。
ここで、ピット310の壁際は、安息角が大きくごみの流動性が低いため、ごみの堆積層が高く残る場合がある。かかる堆積層を突き崩す場合、吊下部250がピット310の壁に衝突しないようにする必要がある。
吊下部250がピット310の壁に衝突しないようにする方法の1つとして、クレーン200が壁に近接する手前で、吊下部250の振れを十分に止めた後にクレーン200を壁に近接させ、堆積層の上から吊下部250を巻き下げることが考えられる。しかしながら、この方法では、吊下部の振れが十分に止まるまで待つために時間がかかり、堆積層の突き崩しの動作が終了するまでに時間を要する。
これに対し、制御装置100は、トロリ230が堆積層から見て壁と反対側に位置し、吊下部250が最大振幅のときに堆積層の上に位置するように、トロリ230の位置を調整する。そして、制御装置100は、吊下部250が最大振幅のタイミングで吊下部250を巻き下げて堆積層に着床させ、これによって堆積層を突き崩す。
制御装置100によれば吊下部250の振れが十分に止まるまで待つ必要なしに壁際の堆積層の突き崩しを行うことができ、この点でクレーン200の稼働率を向上させることができる。
クレーン200に、吊下部250が振れている状態でごみの堆積層の突き崩しを行わせる場合、シミュレータ部120が、シミュレーションまたは数値計算にて、吊下部250が最大振幅のときに堆積層の上に位置するような、クレーン200の動作およびトロリ230の停止位置と、吊下部250を堆積層に着床させるための吊下部250の巻き下げのタイミングとを算出するようにしてもよい。
制御部140は、シミュレータ部120が取得したクレーン200の動作、トロリ230の停止位置、および、吊下部250の巻き下げのタイミングに従ってクレーン200を制御して、クレーン200にごみの堆積層を突き崩させる。
例えば、動作計画候補設定部110が設定する動作計画の候補に含まれる複数の動作の1つが壁際のごみの堆積層の突き崩しとなっていてもよい。
図10は、制御装置100が行う処理の手順の例を示す図である。
(ステップS101)
動作計画候補設定部110は、複数通りの動作計画の候補を設定する。
ステップS101の後、処理がステップS102へ進む。
(ステップS102)
シミュレータ部120は、動作計画の候補ごとに処理を行うループL11を開始する。ループL11で処理の対象となっている動作計画の候補を、処理対象候補とも称する。
ステップS102の後、処理がステップS103へ進む。
(ステップS103)
シミュレータ部120は、処理対象候補が示すクレーン200の動作のシミュレーションを行う。
ステップS103の後、処理がステップS104へ進む。
(ステップS104)
シミュレータ部120は、ステップS101で動作計画候補設定部110が設定した全ての動作計画の候補に対してループL11の処理をおこなったか否かを判定する。未だループL11の処理をおこなっていない動作計画の候補があると判定した場合、シミュレータ部120は、未処理の動作計画の候補に対して引き続きループL11の処理を行う。一方、全ての動作計画の候補に対してループL11の処理をおこなったと判定した場合、シミュレータ部120は、ループL11を終了する。
シミュレータ部120がループL11を終了した場合、処理がステップS105へ進む。
(ステップS105)
動作計画決定部130は、動作計画を決定する。例えば、動作計画決定部130は、ステップS101で動作計画候補設定部110が設定した動作計画の候補から、例えば、吊下部250の振れ量が所定の閾値を超えない動作計画の候補のうち、所要所間が最も短いものを選択する。
ステップS105の後、処理がステップS106へ進む。
(ステップS106)
制御部140は、ステップS105で動作計画決定部130が決定した動作計画に従ってクレーン200を制御する。
ステップS106の後、制御装置100は図10の処理を終了する。
図11は、シミュレータ部120が動作計画の候補のシミュレーションを行う処理の手順の例を示す図である。シミュレータ部120は、図10のステップS103で図11の処理を行う。
(ステップS201)
シミュレータ部120は、処理対象候補に示される動作のうち最初の動作のシミュレーションを行う。
ステップS201の後、処理がステップS202へ進む。
(ステップS202)
シミュレータ部120は、処理対象候補に示される動作のうち次の動作(最後にシミュレーションを行った動作の次の動作)の有無を判定する。以下では、最後にシミュレーションをおこなった動作を直前の動作とも称する。次の動作は、直前の動作の次の動作と捉えることができる。
次の動作があるとシミュレータ部120が判定した場合、処理がステップS203へ進む。
一方、次の動作がないと判定した場合、シミュレータ部120は、図11の処理を終了する。
(ステップS203)
シミュレータ部120は、次の動作における吊下部250の振れの初期値を設定する。具体的には、シミュレータ部120は、直前の動作のシミュレーション終了時の振れを、次の動作における振れの初期値として設定する。直前の動作の終了時に待ち時間を設ける場合は、シミュレータ部120は、待ち時間経過時の振れを、次の動作における振れの初期値として設定する。
ステップS203の後、処理がステップS204へ進む。
(ステップS204)
シミュレータ部120は、次の動作のシミュレーションを行う。
ステップS204の後、処理がステップS201へ戻る。
以上のように、動作計画候補設定部110は、ごみ焼却場300に設けられているクレーン200の複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する。
シミュレータ部120は、動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作によるクレーン200の吊下部250の振れを、吊下部250の振れの初期値として行う。
動作計画決定部130は、動作計画の候補ごとのクレーン200の動作のシミュレーション結果に基づいて、複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択する。
制御部140は、選択された動作計画に従ってクレーン200を制御する。
制御装置100によれば、クレーン200の動作のシミュレーションを、その前の動作による吊下部250の振れを、吊下部250の振れの初期値として行うことで、吊下部250の静止を待たずにシミュレーションを行うことができる。シミュレーション結果に基づいて動作計画決定部130が動作計画の候補の何れかを選択することで、吊下部250の静止を待たずにクレーン200に次の動作を行わせることができると期待される。
制御装置100によれば、この点で、ごみ焼却場のクレーンに複数の動作を行わせる場合に、クレーンの複数の動作に要する時間が比較的短いことが期待される。
また、制御部140は、動作計画に従ってクレーン200をフィードフォワード制御する。
制御装置100によれば、クレーン200の状態を検知するためのセンサが不要となり、センサの設置コストおよび運用コストを削減することができる。
また、クレーンの複数の動作は、ごみの撹拌を含む。
シミュレータ部120は、クレーン200の走行および横行による吊下部250の曲線の軌道の動きのシミュレーションを行う。
制御部140は、シミュレーション結果に基づいて選択された動作計画に従って、吊下部250が曲線の軌道にて動くようにクレーン200の走行および横行を制御し、吊下部250からごみをばら撒かせることによって、クレーン200にごみの撹拌を行わせる。
吊下部250が曲線の軌道にてごみをばら撒くことで、ごみを2次元的にばら撒くことができ、ごみを一か所に放出する場合や、ごみを直線状にばら撒く場合と比較して、より均一にごみを撹拌できると期待される。
また、クレーン200の複数の動作は、ごみの堆積層の突き崩しを含む。
シミュレータ部120は、堆積層がごみ焼却場300のピット310の壁よりも手前になる位置にクレーン200がある状態で、吊下部250の振れが最大となるときに吊下部250が堆積層に着床するようなクレーン200の動作のシミュレーションを行う。
制御部140は、シミュレーション結果に基づいて選択された動作計画に従って、堆積層がごみ焼却場300のピット310の壁よりも手前になる位置に前記クレーンがある状態で、吊下部250の振れが最大となるときに吊下部250が堆積層に着床するよう、クレーン200の動作を制御する。
制御装置100によれば吊下部250の振れが十分に止まるまで待つ必要なしに壁際の堆積層の突き崩しを行うことができ、この点でクレーン200の稼働率を向上させることができる。
図12は、実施形態に係るコンピュータの構成の例を示す図である。図12に示す構成で、コンピュータ700は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)710と、主記憶装置720と、補助記憶装置730と、インタフェース740とを備える。
上記の制御装置100またはその一部が、コンピュータ700に実装されてもよい。その場合、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置730に記憶されている。CPU710は、プログラムを補助記憶装置730から読み出して主記憶装置720に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU710は、プログラムに従って、制御装置100が処理を行うための記憶領域を主記憶装置720に確保する。
制御装置100と他の装置との通信は、インタフェース740が通信機能を有し、CPU710の制御に従って通信を行うことで実行される。制御装置100とユーザとのインタラクションは、インタフェース740が入力デバイスおよび出力デバイスを有し、CPU710の制御に従って出力デバイスにて情報をユーザに提示し、入力デバイスにてユーザ操作を受け付けることで実行される。
なお、制御装置100の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することで各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、実施形態を参照して本開示について説明してきたが、本開示は上述の実施形態に限られるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、上述した実施形態を、適宜他の実施形態と組み合わせてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する動作計画候補設定部と、
前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うシミュレータ部と、
前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択する動作計画決定部と、
選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する制御部と、
を備える制御装置。
(付記2)
前記制御部は、前記動作計画に従って前記クレーンをフィードフォワード制御する、
付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記クレーンの複数の動作は、ごみの撹拌を含み、
前記シミュレータ部は、前記クレーンの走行および横行による前記吊下部の曲線の軌道の動きのシミュレーションを行い、
前記制御部は、シミュレーション結果に基づいて選択された動作計画に従って、前記吊下部が曲線の軌道にて動くように前記クレーンの走行および横行を制御し、前記吊下部からごみをばら撒かせることによって、前記クレーンにごみの撹拌を行わせる、
付記1または付記2に記載の制御装置。
(付記4)
前記クレーンの複数の動作は、ごみの堆積層の突き崩しを含み、
前記シミュレータ部は、前記堆積層が前記ごみ焼却場のピットの壁よりも手前になる位置に前記クレーンがある状態で、前記吊下部の振れが最大となるときに前記吊下部が前記堆積層に着床するような前記クレーンの動作のシミュレーションを行い、
前記制御部は、シミュレーション結果に基づいて選択された動作計画に従って、前記堆積層が前記ごみ焼却場のピットの壁よりも手前になる位置に前記クレーンがある状態で、前記吊下部の振れが最大となるときに前記吊下部が前記堆積層に着床するよう、前記クレーンの動作を制御する、
付記1から3の何れか一つに記載の制御装置。
(付記5)
制御装置とごみ焼却場に設けられているクレーンとを含み、
前記制御装置は、
前記クレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する動作計画候補設定部と、
前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うシミュレータ部と、
前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択する動作計画決定部と、
選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する制御部と、
を備える
クレーンシステム。
(付記6)
コンピュータが、
ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定し、
前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行い、
前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択し、
選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する、
ことを含む制御方法。
(付記7)
コンピュータに、
ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定することと、
前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うことと、
前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択することと、
選択された動作計画に従って前記クレーンを制御することと、
を実行させるプログラム。
1 クレーンシステム
100 制御装置
110 動作計画候補設定部
120 シミュレータ部
130 動作計画決定部
140 制御部
200 クレーン
210 レール
220 ガーダ
230 トロリ
231 ウインチ
240 ワイヤ
250 吊下部
300 ごみ焼却場
310 ピット
320 搬入口
330 ホッパ
340 ストーカ
410 塵芥車

Claims (7)

  1. ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する動作計画候補設定部と、
    前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うシミュレータ部と、
    前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択する動作計画決定部と、
    選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する制御部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記制御部は、前記動作計画に従って前記クレーンをフィードフォワード制御する、 請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記クレーンの複数の動作は、ごみの撹拌を含み、
    前記シミュレータ部は、前記クレーンの走行および横行による前記吊下部の曲線の軌道の動きのシミュレーションを行い、
    前記制御部は、シミュレーション結果に基づいて選択された動作計画に従って、前記吊下部が曲線の軌道にて動くように前記クレーンの走行および横行を制御し、前記吊下部からごみをばら撒かせることによって、前記クレーンにごみの撹拌を行わせる、
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記クレーンの複数の動作は、ごみの堆積層の突き崩しを含み、
    前記シミュレータ部は、前記堆積層が前記ごみ焼却場のピットの壁よりも手前になる位置に前記クレーンのトロリがある状態で、前記吊下部の振れが最大となるときに前記吊下部が前記堆積層に着床するような前記クレーンの動作のシミュレーションを行い、
    前記制御部は、シミュレーション結果に基づいて選択された動作計画に従って、前記堆積層が前記ごみ焼却場のピットの壁よりも手前になる位置に前記クレーンのトロリがある状態で、前記吊下部の振れが最大となるときに前記吊下部が前記堆積層に着床するよう、前記クレーンの動作を制御する、
    請求項1に記載の制御装置。
  5. 制御装置とごみ焼却場に設けられているクレーンとを含み、
    前記制御装置は、
    前記クレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定する動作計画候補設定部と、
    前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うシミュレータ部と、
    前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択する動作計画決定部と、
    選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する制御部と、
    を備える
    クレーンシステム。
  6. コンピュータが、
    ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定し、
    前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行い、
    前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択し、
    選択された動作計画に従って前記クレーンを制御する、
    ことを含む制御方法。
  7. コンピュータに、
    ごみ焼却場に設けられているクレーンの複数の動作の組み合わせによる動作計画の候補を、前記複数の動作のうち少なくとも1つの動作の複数通りの動作パターンに基づいて、複数通り設定することと、
    前記動作計画の候補ごとに、その動作計画の候補に含まれる各動作のシミュレーションを、その前の動作による前記クレーンの吊下部の振れを、前記吊下部の振れの初期値として行うことと、
    前記動作計画の候補ごとの前記クレーンの動作のシミュレーション結果に基づいて、前記複数通りの動作計画の候補のうちの何れかを動作計画として選択することと、
    選択された動作計画に従って前記クレーンを制御することと、
    を実行させるプログラム。
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