JP7785246B1 - 診断装置および診断方法 - Google Patents
診断装置および診断方法Info
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Abstract
Description
図1は、ある実施の形態に係る診断システムの全体構成を示す図である。診断システム100は、診断装置1と、診断対象7と、センサ8とを備える。
<システム構成>
≪全体構成≫
図3は、実施の形態1に係る開閉装置の診断システムの全体構成を示す図である。なお、図3では紙面が煩雑になるのを防ぐため、サーバ91および端末92(図1参照)の図示が省略されている。
図4は、実施の形態1における信号処理部12Aの機能を説明するための機能ブロック図である。図5は、信号処理部12Aによる信号処理を説明するための概念図である。以下、音響信号に対する処理を例に説明するが、他の種類の信号(振動信号など)に対しても同様の処理が実行され得る。図6は、実際の波形の一例を示す図である。
≪周波数分割≫
図13は、実施の形態1において実行される処理(「周波数分割」とも称する。)の処理手順の第1例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、あらかじめ定められた条件の成立時(たとえばあらかじめ定められた周期ごと)に図示しないメインルーチンから呼び出されて実行される。各ステップは、診断装置1(より詳細にはプロセッサ101)によるソフトウェア処理により実現されるが、診断装置1内に配置されたハードウェア(電気回路)により実現されてもよい。他のフローチャートに示される処理に関しても同様である。以下、ステップをSと略す。
図14は、特徴量抽出の処理手順の一例を示すフローチャートである。図1、図3および図14を参照して、S51において、診断装置1は、2つのスペクトラルフラックス信号の各々において検知された複数のピーク間の時間差を特徴量として抽出する(図9参照)。
図15は、異常診断の処理手順の一例を示すフローチャートである。図1、図3および図15を参照して、S61において、診断装置1は、特徴抽出処理により抽出された1以上の特徴量の各々が、あらかじめ定められた診断基準を満たすかどうかを判定する。少なくとも1つの特徴量が診断基準を満たす場合(S61においてYES)、診断装置1は、その特徴量に関連付けられた異常が開閉装置71において発生していると診断する(S62)。そして、診断装置1は、どのような異常が発生したのかを外部のサーバ91または端末92に通知する(S63)。一方、すべての特徴量が診断基準を満たさない場合(S61においてNO)、診断装置1は、開閉装置71は正常であると診断する(S64)。図示しないが、診断装置1は、開閉装置71は正常であるとの診断結果を外部のサーバ91または端末92に通知してもよい。
≪重み付けスペクトラルフラックス変換≫
上記式(2)に示した通常のスペクトラルフラックス変換に代えて、下記式(4)に示すような重み付けスペクトラルフラックス変換が用いられてもよい。重み付けスペクトラルフラックス変換は、音響信号の立ち上がりを強調するための関数Hに重み付け係数Kfが乗算されている点において、通常のスペクトラルフラックス変換と異なる。重み付け係数Kfは、周波数fごとに定められる重み付け係数の集合である。
ここまで、音響信号を周波数帯域に応じて分割することにより2つの信号を生成する「周波数分割」について説明した。以下、音響信号を周波数帯域に加えて時間的に分割する例について説明する。この処理を「時間分割」と称する。
開閉装置71の開極動作と投入動作との時間間隔が空くと、開閉装置71の下流に設けられた電力系統への電力供給が遮断されて電力系統の停電が発生し得る。開閉装置71の開極動作後、直ちに投入動作を行うことによって電力系統の停電を抑制可能である。以下、開閉装置71の開極動作と投入動作とを電力系統の停電を抑制可能な短時間に行い、その間に開閉装置71を診断することを開閉装置71の「連続動作」と称する。
特徴量に基づいて開閉装置71の異常の有無が診断される例について説明した(異常診断)。開閉装置71の寿命が推定されてもよい。この処理を「寿命推定」と称する。以下の例では、寿命推定は異常診断(図15参照)に加えて実行される。しかし、寿命推定は異常診断に代えて実行されてもよい。
図23は、周波数分割と組合せ可能な処理を説明するための図である。図中、時間分割、連続動作または寿命推定に付されたチェックマークは、その処理が周波数分割と組合せ可能であることを示す。周波数分割は、単独で実行されてもよいし(No.1)、時間分割のみと組み合わせられてもよいし(No.2)、時間分割および連続動作と組み合わせられてもよいし(No.3)、時間分割および寿命推定と組み合わせられてもよいし(No.4)、時間分割、連続動作および寿命推定のすべてと組み合わせられてもよいし(No.5)、連続動作のみと組み合わせられてもよいし(No.6)、連続動作および寿命推定と組み合わせられてもよいし(No.7)、寿命推定のみと組み合わせられてもよい(No.8)。
実施の形態2においては、スペクトラルフラックス信号を幾何学図形(典型的には多角形)として認識し、幾何学図形から特徴量を抽出する処理について説明する。実施の形態2において、診断装置は、実施の形態1における信号処理部12A(図4参照)とは異なる信号処理部12Bを含む。実施の形態2における診断システムの全体構成は、図1~図3に示した構成と同様であるため、説明は繰り返さない。
図24は、実施の形態2における信号処理部の機能を説明するための機能ブロック図である。信号処理部12Bは、フィルタ31と、短時間フーリエ変換部32と、スペクトラルフラックス変換部33と、幾何学図形生成部34と、特徴量抽出部35と、記憶部36と、診断部37とを含む。すなわち、信号処理部12Bは、フィルタ、短時間フーリエ変換部およびスペクトラルフラックス変換部を1つずつ含む点と、幾何学図形生成部34をさらに含む点において、実施の形態1における信号処理部12Aと異なる。フィルタ31、短時間フーリエ変換部32、スペクトラルフラックス変換部33、記憶部36および診断部37は、実施の形態1における第1フィルタ211、第1短時間フーリエ変換部212、第1SF変換部213、記憶部36および診断部37は、実施の形態1における記憶部25および診断部26(図4参照)とそれぞれ同等である。短時間フーリエ変換部32およびスペクトラルフラックス変換部33は、本開示に係る「信号変換部」に相当する。
≪幾何学処理≫
図25は、幾何学図形の生成手法および特徴量の抽出手法の第1例を説明するための概念図である。図24および図25を参照して、幾何学図形生成部34は、たとえば、スペクトラルフラックス信号の複数の極値(極大値および極小値)を、幾何学図形(典型的には多角形)を生成するための複数の頂点として特定する。そして、幾何学図形生成部34は、複数の頂点のうちの一部または全部を接続することによって幾何学図形を生成する。これにより、図25に示す例では3つの三角形が生成される。幾何学図形は三角形に限定されるものではない。幾何学図形生成部34は、頂点数が4以上の幾何学図形を生成してもよい。たとえばすべての頂点が接続される場合、破線で囲んで示すように七角形が生成され得る。また、スペクトラルフラックス信号の強度の補正などにより、スペクトラルフラックス信号が時間軸との交点(スペクトラルフラックス値が0となる点)を有する場合、幾何学図形生成部34は、スペクトラルフラックス信号の極値に加えて、スペクトラルフラックス信と時間軸との交点を複数の頂点の一部として幾何学図形を生成してもよい。
図27は、幾何学図形の生成手法および特徴量の抽出手法の第2例を説明するための概念図である。この例では、正常な開閉装置71から取得されたスペクトラルフラックス信号(本開示に係る「正常信号」に相当)が、たとえば幾何学図形生成部34にあらかじめ記憶されている。幾何学図形生成部34は、図27には図示しない記憶部(図1のメモリ102)から当該スペクトラルフラックス信号を取得してもよい。
図29は、幾何学処理または比較処理と組合せ可能な処理を説明するための図である。幾何学処理は、単独で実行されてもよいし(No.1)、時間分割のみと組み合わせられてもよいし(No.2)、時間分割および連続動作と組み合わせられてもよいし(No.3)、時間分割および寿命推定と組み合わせられてもよいし(No.4)、時間分割、連続動作および寿命推定のすべてと組み合わせられてもよいし(No.5)、連続動作のみと組み合わせられてもよいし(No.6)、連続動作および寿命推定と組み合わせられてもよいし(No.7)、寿命推定のみと組み合わせられてもよい(No.8)。比較処理についても同様である(No.9~16)。
実施の形態3においては、音響信号と他の信号とを組み合わせることによって診断精度を向上させる構成について説明する。実施の形態3において、診断対象は、受配電設備の内部に収容される1以上の電気機器である。当該1以上の電気機器は開閉装置71を含む。
図30は、実施の形態3に係る開閉装置の診断装置の全体構成を示す図である。実施の形態3においても実施の形態1(図3参照)と同様に、音響センサ81が開閉装置71の遮断器711に設けられている。音響センサ81は、たとえばマイクロホンを含み、開閉装置71の動作音を検出する。音響センサ81は、その検出結果を示す音響信号を診断装置1Cに出力する。
図32は、実施の形態3において実行される処理(補強処理)の処理手順の一例を示すフローチャートである。図1、図30および図32を参照して、S501において、診断装置1Cは、音響センサ81から音響信号を取得するとともに、それと同期するように、補強センサ(ここでは振動センサ82、電圧センサ83および電流センサ84のうちのいずれか1つ)から補強信号を取得する。
図33は、補強処理と組合せ可能な処理を説明するための図である。補強処理は、単独で実行されてもよいし(No.1)、時間分割のみと組み合わせられてもよいし(No.2)、時間分割および連続動作と組み合わせられてもよいし(No.3)、時間分割および寿命推定と組み合わせられてもよいし(No.4)、時間分割、連続動作および寿命推定のすべてと組み合わせられてもよいし(No.5)、連続動作のみと組み合わせられてもよいし(No.6)、連続動作および寿命推定と組み合わせられてもよいし(No.7)、寿命推定のみと組み合わせられてもよい(No.8)。
Claims (14)
- 診断対象の時間変化を示す原信号に対する時間幅ごとの時間-周波数変換によりスペクトル強度の時間変化を示す強度信号を算出し、前記強度信号を時間または周波数について合計することによって変換信号を生成する信号変換部と、
前記変換信号の複数の極値のうちの一部または全部を接続することによって各々が得られる1以上の幾何学図形を生成する幾何学図形生成部と、
前記1以上の幾何学図形の各々の重心を1以上の特徴量として抽出する特徴量抽出部と、
前記1以上の特徴量に基づいて前記診断対象を診断する診断部とを備える、診断装置。 - 前記幾何学図形生成部は、前記変換信号と、正常な診断対象から取得された変換信号である正常信号とを比較し、前記変換信号と前記正常信号とが相違する領域における前記変換信号の複数の極値のうちの一部または全部を接続することによって、前記1以上の幾何学図形を生成する、請求項1に記載の診断装置。
- 前記幾何学図形生成部は、前記変換信号と前記正常信号との差分により、前記相違する領域を特定する、請求項2に記載の診断装置。
- 前記特徴量抽出部は、前記1以上の幾何学図形の頂点を前記1以上の特徴量としてさらに抽出する、請求項1~3のいずれか1項に記載の診断装置。
- 前記原信号は、前記診断対象の振動を示す振動信号、または、前記診断対象により発生した音を示す音響信号である、請求項1~3のいずれか1項に記載の診断装置。
- 前記原信号を、互いに周波数帯域が異なる第1の時間領域信号と第2の時間領域信号とに周波数分割するフィルタをさらに備え、
前記信号変換部は、
前記第1の時間領域信号から第1の変換信号を生成し、
前記第2の時間領域信号から第2の変換信号を生成し、
前記幾何学図形生成部は、
前記第1の変換信号の複数の極値のうちの一部または全部を接続することによって第1の幾何学図形を生成し、
前記第2の変換信号の複数の極値のうちの一部または全部を接続することによって第2の幾何学図形を生成し、
前記特徴量抽出部は、前記第1および第2の幾何学図形から前記1以上の特徴量を抽出する、請求項1~3のいずれか1項に記載の診断装置。 - 前記信号変換部は、
前記第1の時間領域信号を複数の信号成分に時間的に分割し、分割された信号成分ごとに前記第1の変換信号を生成し、
前記第2の時間領域信号を複数の信号成分に時間的に分割し、分割された信号成分ごとに前記第2の変換信号を生成する、請求項6に記載の診断装置。 - 前記信号変換部は、
前記第1の時間領域信号が第1の基準値を超えた時刻を基準に、前記第1の時間領域信号を時間的に分割し、
前記第2の時間領域信号が第2の基準値を超えた時刻を基準に、前記第2の時間領域信号を時間的に分割する、請求項7に記載の診断装置。 - 前記診断対象は、接点を含む開閉装置であり、
前記信号変換部は、前記接点の動作を示す信号が変化した時刻を基準に、前記第1および第2の時間領域信号を時間的に分割する、請求項7に記載の診断装置。 - 前記1以上の特徴量は、複数の特徴量であり、
前記診断部は、前記複数の特徴量のうちの第1の特徴量が抽出された時刻と、前記複数の特徴量のうちの第2の特徴量が抽出された時刻との間の時間差に基づいて、前記診断対象を診断する、請求項1~3のいずれか1項に記載の診断装置。 - 前記診断対象は、電力系統への電力供給経路に電気的に接続された開閉装置であり、
前記開閉装置の開極動作と投入動作とを前記電力系統の停電を抑制可能な短時間で実施するように前記開閉装置を制御する制御部をさらに備え、
前記特徴量抽出部は、
前記開閉装置の開極動作時に取得された前記原信号から第1の特徴量を抽出し、
前記開閉装置の投入動作時に取得された前記原信号から第2の特徴量を抽出する、請求項1~3のいずれか1項に記載の診断装置。 - 前記1以上の特徴量は、複数の特徴量であり、
前記診断部は、前記複数の特徴量の外挿補間により、前記診断対象の寿命を推定する、請求項1~3のいずれか1項に記載の診断装置。 - 前記診断部は、前記寿命に基づいて決定される前記診断対象の推奨更新時期を通知する、請求項12に記載の診断装置。
- 診断対象の時間変化を示す原信号に対する時間幅ごとの時間-周波数変換によりスペクトル強度の時間変化を示す強度信号を算出し、前記強度信号を時間または周波数について合計することによって変換信号を生成するステップと、
前記変換信号の複数の極値のうちの一部または全部を接続することによって各々が得られる1以上の幾何学図形を生成するステップと、
前記1以上の幾何学図形の各々の重心を1以上の特徴量として抽出するステップと、
前記1以上の特徴量に基づいて前記診断対象を診断するステップとを含む、診断方法。
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|---|---|---|---|
| PCT/JP2024/007052 WO2025181895A1 (ja) | 2024-02-27 | 2024-02-27 | 診断装置および診断方法 |
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| JP2025530529A Active JP7785246B1 (ja) | 2024-02-27 | 2024-02-27 | 診断装置および診断方法 |
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-
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- 2025-01-20 TW TW114102287A patent/TW202534462A/zh unknown
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