以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本実施形態に係る高所作業車1を図1に示しており、まず、この図を参照して高所作業車1の全体構成について説明する。
高所作業車1は、図1に示すように、車体2の前部に運転キャビン7を有し、車体2の前後に配設された左右一対のタイヤ車輪5(前輪5f及び後輪5r)により走行可能なトラック車両をベースに構成されている。車体2は、タイヤ車輪5(前輪5f及び後輪5r)が配設されたシャシフレームと、このシャシフレーム上に取り付けられたサブフレームとからなる車体フレームを備えて構成されている。
車体2の前後左右には、高所作業時に車体2を持ち上げ支持するジャッキ装置10が設けられている。ジャッキ装置10は、前輪5fの後方に配設された左右一対のフロントジャッキ10fと、後輪5rの後方に配設された左右一対のリアジャッキ10rとを有して構成される。各ジャッキ10f,10rは、その内部に設けられたジャッキシリンダ11を駆動させて下方に伸長させることで車体2を持ち上げ支持し、これにより車両全体を安定させた状態とする。車体2の後端部には、各ジャッキ10f,10rや後述するブーム30等の作動操作を行うための下部操作装置27が設けられている。
車体2の下部の左右両サイドにおいて、後輪5rとリアジャッキ10rとの間には、後述の輪止め装置101を格納するための輪止め格納部15が設けられている。なお、図1では、車体2の左側後方の下部に取り付けられた輪止め格納部15のみが表れている。ここで、車体2に設けられた2箇所の輪止め格納部15は同様の構成であるため、以下では、2箇所の輪止め格納部15のうち、車体2の左側後方の下部に取り付けられた輪止め格納部15を代表して説明する。この輪止め格納部15は、上下方向に開放された開口部を有しており、輪止め装置101を2個1組で上方から差し込み可能に構成されている。前述したように、車体2には2箇所(左右両サイド)に輪止め格納部15が設けられているため、タイヤ車輪5の個数(4輪)に対応する合計4個の輪止め装置101を格納可能になっている。
車体2における運転キャビン7後方の架装領域には、旋回モータ24により駆動されて上下軸回りに水平旋回動自在に構成された旋回台20が設けられている。この旋回台20から上方に延びた支柱21には、ブーム30の基端部がフートピン22を介して上下方向に揺動自在(起伏自在)に取り付けられている。また、車体2の架装領域の左右には、作業工具や作業機材などを収納するための工具箱26が設けられている。
ブーム30は、旋回台20側から順に、基端ブーム30a、中間ブーム30b及び先端ブーム30cが入れ子式に組み合わされた構成を有しており、その内部に設けられた伸縮シリンダ31の伸縮駆動により、ブーム30を軸方向(長手方向)に伸縮動させることができる。また、基端ブーム30aと支柱21との間には起伏シリンダ23が跨設されており、この起伏シリンダ23を伸縮駆動させることにより、ブーム30全体を上下面(垂直面)内で起伏動させることができる。
先端ブーム30cの先端部には、垂直ポスト(図示せず)が上下方向に揺動自在に枢支されている。この垂直ポストは、先端ブーム30cの先端部との間に跨設された上部レベ
リングシリンダ(図示せず)と、基端ブーム30aと支柱21との間に跨設された下部レベリングシリンダ25とにより、ブーム30の起伏の如何に拘らず常時垂直姿勢に保持されるように揺動制御(レベリング制御)される。この垂直ポストには、作業者搭乗用の作業台40が作業台ブラケット(図示せず)を介して取り付けられている。この作業台ブラケットの内部には首振りモータ34(図2を参照)が設けられており、この首振りモータ34を駆動させることにより、作業台40全体を垂直ポスト回りに首振り動(水平旋回動)させることができる。ここで、垂直ポストは、上述のように常時垂直姿勢が保たれるため、結果として作業台40の床面はブーム30の起伏角度によらず常時水平に保持される。
作業台40には、これに搭乗した作業者が操作する操作レバーや操作スイッチ、操作ダイヤル等の各操作手段を備えた上部操作装置45が設けられている。そのため、作業台40に搭乗した作業者は、上部操作装置45を操作することにより、旋回台20の旋回作動(旋回モータ24の回転作動)、ブーム30の起伏作動(起伏シリンダ23の伸縮作動)、ブーム30の伸縮作動(伸縮シリンダ31の伸縮作動)、作業台40の首振り作動(首振りモータ34の回転作動)などの各作動操作を行うことができる。
車体2に設けられたジャッキ装置10(ジャッキ10f,10r)及び高所作業装置(旋回台20、ブーム30、作業台40等)の作動機構は、図2に示すように、上部操作装置45や下部操作装置27からの操作信号を受けて、ジャッキシリンダ11、旋回モータ24、起伏シリンダ23、伸縮シリンダ31及び首振りモータ34等(以下、まとめて「油圧アクチュエータ」とも称する)を制御するコントローラ60と、この油圧アクチュエータを作動させるために作動油を供給する油圧ユニット50とを備えて構成される。
上部操作装置45もしくは下部操作装置27の操作により出力された操作信号は、コントローラ60に入力される。コントローラ60の作動制御部61は、その操作信号に応じた指令信号を油圧ユニット50(制御バルブ53)に出力する。
油圧ユニット50は、作動油を貯留する油圧タンク51と、車体2に搭載されたエンジンEの動力を用いて駆動されることで作動油を吐出する油圧ポンプ52と、油圧ポンプ52から各油圧アクチュエータに供給する作動油の供給方向及び供給量を制御する制御バルブ53とを有して構成される。また、エンジンEの動力を変速してタイヤ車輪5に伝達するトランスミッションには、パワーテイクオフ機構PTOが組み込まれている。ここで、運転キャビン7内に配設されたPTO操作レバー55がOFF位置からON位置に操作されると、パワーテイクオフ機構PTOによりエンジンEによる駆動先がタイヤ車輪5から油圧ポンプ52に切り換えられ、エンジンEの動力により油圧ポンプ52が駆動されるようになっている。一方、PTO操作レバー55がON位置からOFF位置に操作されると、パワーテイクオフ機構PTOによりエンジンEによる駆動先が油圧ポンプ52からタイヤ車輪5に切り換えられ、エンジンEの動力によりタイヤ車輪5が回転駆動されるようになっている。制御バルブ53は、ジャッキシリンダ11に対応する電磁比例制御バルブV1、旋回モータ24に対応する電磁比例制御バルブV2、起伏シリンダ23に対応する電磁比例制御バルブV3、伸縮シリンダ31に対応する電磁比例制御バルブV4、首振りモータ34に対応する電磁比例制御バルブV5を有している。この制御バルブ53は、コントローラ60の作動制御部61からの指令信号に基づき、各電磁比例制御バルブV1~V5のスプールを電磁駆動して、油圧ポンプ52から各油圧アクチュエータに供給される作動油の供給方向及び供給量を制御し、各油圧アクチュエータの作動方向及び作動速度を制御する(ジャッキ装置10及び高所作業装置の作動方向及び作動速度を制御する)。
このような構成の高所作業車1では、目的の作業現場に駐車して所要の作業を行う場合、その作業の開始前(各ジャッキ10f,10rの作動操作を行う前)に、駐車ブレーキ
(パーキングブレーキ)を作動させて左右の後輪5rを制動させてから、その駐車路面と各タイヤ車輪5との間に輪止め装置101(図1を参照)を設置して、車両の逸走防止を図るようになっている。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る輪止め装置101について説明する。以下では、説明の便宜上、輪止め装置101の長さ方向(差し込み方向)を「前後方向」、輪止め装置101の幅方向を「左右方向」、輪止め装置101の高さ方向を「上下方向」と定めるが、輪止め101の配置方向を特定するものではない(他の実施形態でも同様とする)。
輪止め装置101は、図3~図5に示すように、輪止め部材120と、保持部126と、距離センサ130と、電源部140と、表示部150と、制御部160とを備えて構成される。図3~図5には、1つの輪止め装置101のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置101が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置101を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置101A」、「輪止め装置101B」、「輪止め装置101C」、「輪止め装置101D」と呼称する(図5を参照)。
輪止め部材120は、例えば合成樹脂材料(プラスチック材料)を用いて楔形状に形成されている。この輪止め部材120は、駐車路面に接地される底部をなす接地部121と、タイヤ車輪5の外周面5tを受け止めるストッパ部122と、最上部を形成する頂部123と、接地部121と頂部123とを繋ぐ背面部124と、一対の側面部125とを有している。以下では、図4に示すように、輪止め装置101(輪止め部材120)の前後方向の向きとして、タイヤ車輪5の外周面5tと駐車路面との間に差し込まれる側(図中の左側)を「先端側」と呼称し、その反対側(図中の右側)を「基端側」と呼称する(他の実施形態でも同様とする)。
接地部121には、前後方向に沿って山部と谷部が連続的に形成されることで地面に対する滑り止めをなす滑り止め部121aが形成されている。ストッパ部122は、先端側から基端側に向けて高くなるとともに斜め上方に向けて凹となる湾曲面として形成されており、タイヤ車輪5の踏み面5tに当接又は近接可能に構成されている。なお、このストッパ部122は、一部もしくは全てが傾斜面により形成されていてもよい。背面部124には、輪止め70を持ち運ぶ際などに作業者が把持する断面T字形の取手124aが突出形成されている。
保持部126は、例えば合成樹脂材料(プラスチック材料)を用いて中空の箱状に形成されており、輪止め部材120の頂部123に固定されている。この保持部126の表面側(タイヤ車輪5の外周面5tと対向する側の面)には、透光性を有する合成樹脂材料又はガラス材料を用いて平板状に形成された窓部127が設けられている。この保持部126の内部には、距離センサ130、電源部140および制御部160などが取り付けられている。また、この保持部126の上端側には、表示部150が取り付けられている。
距離センサ130は、タイヤ車輪5の外周面5tとの距離を非接触にて検出する。この距離センサ130は、例えばレーザセンサにより構成されており、被検出物(タイヤ車輪5の外周面5t)にレーザ光を照射し、そのレーザ光の反射光を受光するまでの時間(発光時と受光時との時間差)を計測することで、被検出物(タイヤ車輪5の外周面5t)までの距離を検出する。この距離センサ130は、保持部126に設けられた窓部127を介して、保持部126の外側にレーザ光を照射するとともに、そのレーザ光の反射光を受光する。ここで、図4にレーザ光の照射方向(矢印X方向)の一例を示すように、この距離センサは仰角をつけて(斜め上方向に向けて)レーザ光を照射する。そして、この距離
センサ130は、タイヤ車輪5の外周面5tまでの距離を検出して、その検出した距離に応じた電圧信号(検出信号)を制御部160に出力する。なお、本実施形態では、距離センサをレーザセンサにより構成したが、この構成に限定されるものではなく、例えば超音波センサなどを適用してもよい。
電源部140は、例えばリチウムイオン電池などの充放電可能な二次電池(蓄電池)から構成されている。電源部140は、距離センサ130、表示部150,制御部160などに対して動作に必要な電力を供給する。この電源部140には、電源スイッチ141が接続されている。
電源スイッチ141は、輪止め装置101の電源を入り切りするための操作スイッチである。電源スイッチ141は、保持部126の背面側(窓部127とは反対側の面)に取り付けられている。この電源スイッチ141は、例えば、オン位置とオフ位置とのいずれかに切り換え可能なトグルスイッチにより構成されている(作業者が手を離しても当該切り換えられた操作位置を保持する構成となっている)。電源スイッチ141をオン位置側に操作すると、電源部140の電力が輪止め装置101の各部に供給される。一方、電源スイッチ141をオフ位置側に操作すると、電源部140から輪止め装置101の各部への電力の供給が遮断される。この電源スイッチ141は、輪止め装置101の電源開閉回路の一部を構成している。なお、電源スイッチ141は、例えばボタン式またはスライド式の電源スイッチであってもよい。
表示部150は、保持部126の上端面の左右方向の一端側に設けられた距離判定ランプ151と、保持部126の上端面の左右方向の他端側に設けられた電源ランプ154とを備えている。距離判定ランプ151は、輪止め装置101がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離に設置されたときに点灯する表示ランプである。電源ランプ154は、輪止め装置101の電源がONであるとき(電源スイッチ141がON位置であるとき)に点灯する表示ランプである。各表示ランプ151,154は、例えばLEDランプから構成されており、互いに異なる発光色で点灯する。例えば、距離判定ランプ151は緑色の発光色で点灯し、電源ランプ154は赤色の発光色で点灯する。なお、各表示ランプ151,154は、それぞれ同じ発光色(例えば白色)で点灯するものであってもよい。
制御部160は、CPU、ROM、RAMを有したマイクロプロセッサ等を備えて構成されており、距離センサ130、電源部140、表示部150などの作動を制御して、輪止め装置101の機能を実現する。
制御部160は、距離センサ130において検出される距離(以下「検出距離」と呼称する場合がある)が予め設定された第1判定距離以下であるか否かを判定する。すなわち、制御部160は、距離センサ130の検出距離に基づき、輪止め装置101がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離(タイヤ車輪5の付近)に設置されているいか否かを判定する。本実施形態では、第1判定距離として、例えば「10cm」が設定されている。制御部160は、距離センサ130の検出距離と第1判定距離とを比較して、距離センサ130の検出距離が第1判定距離以下である場合は、輪止め装置101がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離に設置されていること、すなわち、判定結果(距離判定結果)がOKであると判断して、距離判定ランプ151を点灯させる。一方、制御部160は、距離センサ130の検出距離が第1判定距離を超えている場合には、輪止め装置101がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離に設置されていないこと、すなわち、判定結果(距離判定結果)がNGであると判断して、距離判定ランプ151を消灯させる。なお、本実施形態では、全ての輪止め装置101(101A~101D)が上記の距離判定をそれぞれ実行するため、全てのタイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置101(101A~101D)が適正な距離に設置されたか否かを確認することができる
。
以上、第1実施形態によれば、駐車中のタイヤ車輪5との距離を検出して、その駐車路面上において輪止め装置101がタイヤ車輪5に対して適正な距離に設置されているか否かを報知することができるため、作業者が誤って輪止め装置101を不適正な位置(輪止めとしての機能を果たさない位置)に設置したり、輪止め装置101の設置を忘れたりするといった、ヒューマンエラーを抑制して、車両の逸走防止を図ることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る輪止め装置102について図6を参照して説明する。この第2実施形態の輪止め装置102は、基本的には、第1実施形態の輪止め装置101と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置102は、輪止め部材120と、保持部126と、第1距離センサ131と、第2距離センサ132と、電源部140と、表示部150と、制御部160と、警報部190とを備えて構成される。図6には、1つの輪止め装置102のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置102が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置102を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置102A」、「輪止め装置102B」、「輪止め装置102C」、「輪止め装置102D」と呼称する(図6を参照)。
各距離センサ131,132は、上記第1実施形態の距離センサ130と同一の機能を有しており、タイヤ車輪5の外周面5tとの距離を非接触にて検出する。第1距離センサ131は、保持部126の内部において輪止め装置102の幅方向の一端側(例えば左端側)に設けられており、タイヤ車輪5の外周面5tの幅方向の一端側(例えば左端側)との距離を検出する。第2距離センサ132は、保持部126の内部において輪止め装置102の幅方向の他端側(例えば右端側)に設けられており、タイヤ車輪5の外周面5tの幅方向の他端側(例えば右端側)との距離を検出する。各距離センサ131,132は、検出距離に応じた電圧信号(検出信号)を制御部160に出力する。なお、各距離センサ131,132は、窓部127から前後方向に等距離の位置において互いに平行な姿勢で取り付けられている。
制御部160は、各距離センサ131,132の検出距離が予め設定された第1判定距離以下であるか否かを判定する。制御部160は、各距離センサ131,132の検出距離が第1判定距離以下であることを判定した場合(タイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置102が適正な距離に設置されていることを判定した場合)、この時点では距離判定ランプ151を点灯させず、第1距離センサ131の検出距離と第2距離センサ132の検出距離との差分(絶対値)を算出して、その差分が所定の閾値以下であるか否かを判定する。すなわち、制御部160は、左右の距離センサ131,132の検出距離の差分に基づき、輪止め装置102がタイヤ車輪5に対して平行に設置されているか否か(タイヤ車輪5と輪止め装置102との距離が幅方向の両端において等距離であるか否か)を判定する。ここで、制御部160は、第1距離センサ131の検出距離と第2距離センサ132の検出距離との差分が予め設定された規定値以下である場合には、タイヤ車輪5に対して輪止め装置102が平行に設置されていること、すなわち、判定結果(距離判定結果)がOKであると判断して、距離判定ランプ151を点灯させる。一方、制御部160は、第1距離センサ131の検出距離と第2距離センサ132の検出距離との差分が規定値を超えている場合には、タイヤ車輪5に対して輪止め装置102が平行に設置されていないこと、すなわち、判定結果(距離判定結果)がNGであると判断して、距離判定ラン
プ151を消灯させるとともに、保持部26に設けられた警報部190を作動させる。警報部190としては、例えば警報音を発するブザーやスピーカ等の警報器を適用することができる。この警報部190は、所定の電子音や音声メッセージなどの警報音を出力することによって、輪止め装置102がタイヤ車輪5の外周面5tに対して平行に設置されていないことを報知する。なお、本実施形態では、全ての輪止め装置102(102A~102D)が上記の距離判定をそれぞれ実行するため、全てのタイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置102(102A~102D)が適正な距離且つ平行に設置されたか否かを確認することができる。
以上、第2実施形態に係る輪止め装置102によれば、上記第1実施形態と同様に、駐車中のタイヤ車輪5との距離を検出して、その駐車路面上において輪止め装置101がタイヤ車輪5に対して適正な距離に設置されているか否かを報知することができるため、作業者が誤って輪止め装置101を不適正な位置(輪止めとしての機能を果たさない位置)に設置したり、輪止め装置101の設置を忘れたりするといった、ヒューマンエラーを抑制して、車両の逸走防止を図ることが可能となる。
さらに、第2実施形態によれば、当該輪止め装置102がタイヤ車輪5の外周面5tに対して平行に設置されているか否かを検出することができるため、輪止め装置102が左右に傾いて設置される事態を防止することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る輪止め装置103について図7~図9を参照して説明する。この第3実施形態の輪止め装置103は、基本的には、第1実施形態の輪止め装置101と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置103は、輪止め部材120と、保持部126と、距離センサ130と、傾斜角度センサ133と、電源部140と、表示部150と、制御部160とを備えて構成される。図7~図9には、1つの輪止め装置103のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置103が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置103を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置103A」、「輪止め装置103B」、「輪止め装置103C」、「輪止め装置103D」と呼称する(図8を参照)。
傾斜角度センサ133は、輪止め装置103の傾斜角度を検出する。この輪止め装置103の傾斜角度とは、水平面に対する接地部121の前後方向の傾き角度である。この傾斜角度センサ133は、輪止め装置103の傾斜角度を検出して、その検出した傾斜角度に応じた電圧信号(検出信号)を制御部160に出力する。ここで、図9(A)に示すように、接地部121が水平となる場合、すなわち、接地部121の先端部と基端部とが同じ高さとなる場合、傾斜角度センサ133において検出される傾斜角度は0度となる。また、図9(B)に示すように、接地部121の先端部が基端部よりも高くなる場合、傾斜角度センサ133において検出される傾斜角度は正の角度(プラスの角度)となる。また、図9(C)に示すように、接地部121の先端部が基端部よりも低くなる場合、傾斜角度センサ133において検出される傾斜角度は負の角度(マイナスの角度)となる。そのため、この傾斜角度センサ133は、輪止め装置103の先端部の向き、すなわち、輪止め装置103の先端部が坂下側(傾斜下側)及び坂上側(傾斜上側)のいずれを向いているのかを検出することができる。
表示部150は、図7および図8に示すように、保持部126の上端面の左右方向の一
端側に設けられた距離判定ランプ151と、保持部126の上端面の左右方向の中央に設けられた傾斜判定ランプ152と、保持部126の上端面の左右方向の他端側に設けられた電源ランプ154とを備えている。傾斜判定ランプ152は、輪止め装置103が適正な向き(傾き姿勢)に設置されたときに点灯する表示ランプである。なお、距離判定ランプ151と電源ランプ154については、第1実施形態で既に説明しているので、ここでは重複説明を省略する。各表示ランプ151,152,154は、例えばLEDランプから構成されており、互いに異なる発光色で点灯する。例えば、距離判定ランプ151は緑色の発光色で点灯し、傾斜判定ランプ152は黄色の発光色で点灯し、電源ランプ154は赤色の発光色で点灯する。
制御部160は、上記第1実施形態と同様に、距離センサ130の検出距離が第1判定距離以下であるか否か、すなわち、輪止め装置103がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離(タイヤ車輪5の付近)に設置されているか否かを判定して、距離判定ランプ151を点灯又は消灯させる。
また、制御部160は、傾斜角度センサ133において検出される傾斜角度(以下「検出角度」と呼称する場合がある)が予め設定された判定角度以上であるか否かを判定する。本実施形態では、判定角度として、例えば「0度」が設定されている。制御部160は、傾斜角度センサ133の検出角度が判定角度以上である場合には、輪止め装置103の先端部が水平もしくは坂上側(傾斜上側)を向いていることを判定する。一方、制御部160は、傾斜角度センサ133の検出角度が判定角度未満である場合には、輪止め装置103の先端部が坂下側(傾斜下側)を向いていることを判定する。なお、「坂上側」とは、傾斜地の高い方の側を意味し、「坂下側」とは、傾斜地の低い方の側を意味する。ここで、車両を傾斜地に駐車する場合に、輪止め装置103をタイヤ車輪5に設置するときの正しい向きとは、輪止め装置103がタイヤ車輪5の坂下側に配置された状態で、輪止め装置103の先端部が坂上側を向いた向きである。そのため、本実施形態では、図9(B)に示すように、輪止め装置103の先端部が坂上側を向いているときの向きを「適正な向き」とし、図9(C)に示すように、輪止め装置103の先端部が坂下側を向いているときの向きを「不適正な向き」とする。制御部160は、傾斜角度センサ133の検出角度が判定角度以上である場合は、輪止め装置103が適正な向きに設置されていること、すなわち、判定結果(傾斜判定結果)がOKであると判断して、傾斜判定ランプ152を点灯させる。一方、制御部160は、傾斜角度センサ133の検出角度が判定角度未満である場合には、輪止め装置103が不適正な向きに設置されていること、すなわち、判定結果(傾斜判定結果)がNGであると判断して、傾斜判定ランプ152を消灯させる。なお、本実施形態では、全ての輪止め装置103(103A~103D)が上記の距離判定および傾斜判定をそれぞれ実行するため、全てのタイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置103(103A~103D)が適正な距離且つ適正な向きに設置されたか否かを確認することができる。
以上、第3実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、駐車中のタイヤ車輪5との距離を検出して、その駐車路面上において輪止め装置103がタイヤ車輪5に対して適正な距離に設置されているか否かを報知することができるため、作業者が誤って輪止め装置103を不適正な位置(輪止めとしての機能を果たさない位置)に設置したり、輪止め装置103の設置を忘れたりするといった、ヒューマンエラーを抑制して、車両の逸走防止を図ることが可能となる。
さらに、第3実施形態によれば、タイヤ車輪5との距離を検出するだけでなく、水平面に対する輪止め装置103の傾斜角度を検出して、輪止め装置103の先端部が坂上側を向いて設置されているか否かを報知することができるため、輪止め装置103をタイヤ車輪5に対して適正な距離および適正な向きに設置することが可能となる。
なお、第3実施形態の輪止め装置103は、上記第2実施形態の輪止め装置102と同様に、2つの距離センサ131,132を備えていてもよい。その場合に、制御部160は、上記第2実施形態と同様に、第1距離センサ131の検出距離と第2距離センサ132の検出距離との差が予め設定された規定値以下である場合に、タイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置103が平行に設置されていると判断して、距離判定ランプ151を点灯させる一方で、第1距離センサ131の検出距離と第2距離センサ132の検出距離との差が予め設定された規定値以下でない場合に、タイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置103が平行に設置されていないと判断して、距離判定ランプ151を消灯させるとともに警報部190を作動させることが好適である。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る輪止め装置104について図10を参照して説明する。この第4実施形態の輪止め装置104は、基本的には、上記第3実施形態の輪止め装置103と同様の構成を有しており、上記第3実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記第3実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置104は、輪止め部材120と、保持部126と、距離センサ130と、傾斜角度センサ133と、電源部140と、表示部150と、制御部160とを備えて構成される。図10には、1つの輪止め装置104のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置104が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置104を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置104A」、「輪止め装置104B」、「輪止め装置104C」、「輪止め装置104D」と呼称する(図10を参照)。
表示部150は、保持部126の上端面の左右方向の一端側に設けられた総合判定ランプ153と、保持部126の上端面の左右方向の他端側に設けられた電源ランプ154とを備えている。総合判定ランプ153は、輪止め装置104がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離および向きに設置されたときに点灯する表示ランプである。なお、電源ランプ154については、上記第1実施形態で既に説明したので、ここでは重複説明を省略する。各表示ランプ153,154は、例えばLEDランプから構成されており、互いに異なる発光色で点灯する。例えば、総合判定ランプ153は青色の発光色で点灯し、電源ランプ154は赤色の発光色で点灯する。
制御部160は、距離センサ130の検出距離が第1判定距離以下であり、且つ、傾斜角度センサ133の検出角度が判定角度以上である場合に、輪止め装置104がタイヤ車輪5に対して適正な距離且つ適正な向きに設置されていること、すなわち、判定結果(総合判定結果)がOKであると判断して、総合判定ランプ153を点灯させる。一方、制御部160は、距離センサ130の検出距離が第1判定距離を超えている場合、又は、傾斜角度センサ133の検出角度が判定角度未満である場合には、輪止め装置104がタイヤ車輪5に対して適正な距離且つ適正な向きに設置されていないこと、すなわち、判定結果(総合判定結果)がNGであると判断して、総合判定ランプ153を消灯させる。なお、本実施形態では、全ての輪止め装置104(104A~104D)が上記の総合判定(距離判定および傾斜判定)をそれぞれ実行するため、全てのタイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置104(104A~104D)が適正な距離且つ適正な向きに設置されたか否かを確認することができる。
以上、第4実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、駐車中のタイヤ車輪5との距離を検出して、その駐車路面上において輪止め装置104がタイヤ車輪5に対して適正
な距離に設置されているか否かを報知することができるため、作業者が誤って輪止め装置104を不適正な位置(輪止めとしての機能を果たさない位置)に設置したり、輪止め装置104の設置を忘れたりするといった、ヒューマンエラーを抑制して、車両の逸走防止を図ることが可能となる。
さらに、第4実施形態によれば、タイヤ車輪5との距離と輪止め装置104の傾斜角度とをそれぞれ検出して、輪止め装置104がタイヤ車輪5に対して適正な距離且つ傾斜地の坂下側に設置されていることを1つの表示ランプ(総合判定ランプ153)により報知することができるため、輪止め装置104がタイヤ車輪5に対して正しく設置されているか否かを容易に確認することが可能となる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る輪止め装置105を備える安全装置205について図11を参照して説明する。この第5実施形態の輪止め装置105は、基本的には、第1実施形態の輪止め装置101と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置105は、輪止め部材120と、保持部126と、距離センサ130と、電源部140と、表示部150と、制御部160と、送信部170とを備えて構成される。図11には、1つの輪止め装置105のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置105が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置105を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置105A」、「輪止め装置105B」、「輪止め装置105C」、「輪止め装置105D」と呼称する(図11を参照)。
送信部170は、制御部160と電気的に接続されており、この制御部160の生成した判定結果情報(距離判定結果)を示す電気信号を電波信号(無線信号)に変換して、例えばBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って、この電波信号(判定結果情報)を所定の時間間隔で無線送信する。この電波信号には、判定結果情報(距離判定結果)の他に、自身の輪止め装置105(本実施形態では4つの輪止め装置105A~105D)を特定するための固有の識別情報(ID情報)が含まれる。なお、送信部170は、電波信号に限らず、例えば、赤外線等を用いた光信号を送信したり、電気ケーブル等の有線接続により電気信号を送信したりするものでもよい。
安全装置205は、図11に示すように、輪止め装置105と、車両側受信部70と、コントローラ60とを主体に構成される。
車両側受信部70は、車体2上においてコントローラ60の近傍に設けられている。この車両側受信部70は、全ての輪止め装置105(本実施形態では4つの輪止め装置105A~105D)の送信部170と無線通信が可能な無線受信器として構成されている。この車両側受信部70は、各輪止め装置105(105A~105D)の送信部170から無線送信された電波信号(判定結果情報)を受信してこれを電気信号に変換し、その電気信号(判定結果情報)をコントローラ60に送信する。
コントローラ60は、作動制御部61と、インターロック制御部65とを備える。
作動制御部61は、前述したように、上部操作装置45または下部操作装置27からの操作信号に基づいて、制御バルブ53を電磁駆動して各油圧アクチュエータを作動させる
ことで、ブーム30やジャッキ10f,10rなどの作動を制御する。
インターロック制御部65は、車両側受信部70から送信された判定結果情報(4つの輪止め装置105A~105Dの距離判定結果)に基づき、全ての距離判定結果がOKである場合、すなわち、全ての輪止め装置105がタイヤ車輪5に対して適正な距離に設置されている場合には、下部操作装置27の操作に応じたジャッキ10f,10rの伸縮作動を許容する。一方、インターロック制御部65は、全ての距離判定結果がOKでない場合(いずれか1つの距離判定結果でもNGである場合)には、下部操作装置27の操作の如何に関わらずジャッキ10f,10rの伸縮作動を規制する。なお、インターロック制御部65は、車両側受信器70から受信する電気信号の中から各輪止め装置105(105A~105D)のID情報を検出することにより、その判定結果情報(距離判定結果)がいずれの輪止め装置105(105A~105D)の判定結果情報(距離判定結果)であるかを識別する(他の実施形態でも同様とする)。
なお、このようなインターロック制御部65によるジャッキ10f,10rの作動規制は、ジャッキ操作が行われても作動制御部61がその操作信号を受け付けないようにする、あるいは、作動制御部61がジャッキ操作に基づく操作信号を受け付けたとしてもジャッキシリンダ11に対応する電磁比例制御バルブV1を電磁駆動しないようにする、など作動制御部61に対して動作制限が課されるようにすることにより行われる。また、このジャッキ10f,10rの作動規制に加えて、例えば、警報音、警報ランプ、警報表示などによる警報作動を発して、作業者に対して注意喚起を図るようにしてもよい。
以上、第5実施形態によれば、輪止め装置105がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離に設置されていない状態でジャッキ10f,10rの伸縮作動が行われることを未然に防止することができるため、作業者が誤って輪止め装置101を不適正な位置(輪止めとしての機能を果たさない位置)に設置したり、輪止め装置101の設置を忘れたりする等のヒューマンエラーを抑制して、車両の逸走防止を図ることが可能となる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る輪止め装置106を備える安全装置206について図12を参照して説明する。この第6実施形態の安全装置206は、基本的には、第5実施形態の安全装置205と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置106は、輪止め部材120と、保持部126と、距離センサ130と、電源部140と、表示部150と、制御部161と、送信部170とを備えて構成される。図12には、1つの輪止め装置106のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置106が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置106を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置106A」、「輪止め装置106B」、「輪止め装置106C」、「輪止め装置106D」と呼称する(図12を参照)。
制御部161は、距離センサ130、電源部140、送信部170などの作動を制御して、輪止め装置106の機能を実現する。なお、この制御部161は、上記実施形態の制御部160とは異なり、距離センサ130の検出距離が第1判定距離以内であるか否かを判定する判断器を備えていない。そのため、表示部150には、距離判定ランプ151が備えられておらず、電源ランプ154のみが備えられている。
送信部170は、制御部161を介して距離センサ130と電気的に接続されており、
この距離センサ130から出力される電気信号(検出情報)を電波信号に変換して、例えばBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って、この電波信号(検出情報)を所定の時間間隔で無線送信する。
安全装置206は、輪止め装置106と、車両側受信部70と、コントローラ60とを主体に構成される。
車両側受信部70は、車体2上においてコントローラ60の近傍に設けられている。この車両側受信部70は、全ての輪止め装置106(本実施形態では4つの輪止め装置106A~106D)の送信部170と無線通信が可能な無線受信器として構成されている。この車両側受信部70は、各輪止め装置106の送信部170から無線送信された電波信号(検出結果情報)を受信してこれを電気信号に変換し、その電気信号(検出結果情報)をコントローラ60に送信する。
コントローラ60は、作動制御部61と、距離判定部62と、インターロック制御部65とを備える。
距離判定部62は、第1実施形態の輪止め装置101の制御部160と同様の機能を有しており、制御部160が実行する距離判定と同様の判定処理を実行する。具体的には、距離判定部62は、車両側受信部70から送信された検出結果情報に基づき、距離センサ130の検出距離が予め設定された第1判定距離以下であるか否かを判定する。すなわち、距離判定部62は、距離センサ130の検出距離に基づき、輪止め装置106がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離(タイヤ車輪5の付近)に設置されているか否かを判定する。この第1判定距離としては、上記第1実施形態と同様に、例えば「10cm」が設定されている。ここで、距離判定部62は、各距離センサ130の検出距離が第1判定距離以下である場合は、タイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置106が適正な距離に設置されていることを判定する。一方、距離判定部62は、各距離センサ130の検出距離が第1判定距離を超えている場合には、タイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置106が適正な距離に設置されていないことを判定する。なお、この距離判定は、全ての輪止め106(106A~106D)に対してそれぞれ実行される。
インターロック制御部65は、距離判定部62において全ての輪止め装置106(106A~106D)が各タイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離に設置されていることが判定されている場合、下部操作装置27の操作に応じたジャッキ10f,10rの伸縮作動を許容する。一方、インターロック制御部65は、距離判定部62において全ての輪止め装置106(106A~106D)が各タイヤ車輪5に対して適正な距離に設置されていないこと(少なくともいずれかの輪止め装置106がタイヤ車輪5に対して適正な距離に設置されていないこと)が判定されている場合には、下部操作装置27の操作の如何に関わらずジャッキ10f,10rの伸縮作動を規制する。
以上、第6実施形態によれば、上記第5実施形態と同様に、輪止め装置106がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離に設置されていない状態でジャッキ10f,10rの伸縮作動が行われることを未然に防止することができるため、作業者が誤って輪止め装置106を不適正な位置(輪止めとしての機能を果たさない位置)に設置したり、輪止め装置106の設置を忘れたりする等のヒューマンエラーを抑制して、車両の逸走防止を図ることが可能となる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態に係る輪止め装置107を備える安全装置207について図13を参照して説明する。この第7実施形態の安全装置207は、基本的には、第6実
施形態の安全装置206と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置107は、輪止め部材120と、保持部126と、距離センサ130と、電源部140と、表示部150と、制御部161と、送信部170とを備えて構成される。図13には、1つの輪止め装置107のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置107が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置107を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置107A」、「輪止め装置107B」、「輪止め装置107C」、「輪止め装置107D」と呼称する(図13を参照)。
安全装置207は、輪止め装置107と、車両側受信部70と、ジャッキ接地検出器80と、コントローラ60とを主体に構成される。
各ジャッキ装置10には、ジャッキ10f,10rが地面(駐車路面)に接地したか否かを検出するジャッキ接地検出器80が取り付けられている。ジャッキ接地検出器80は、例えばリミットスイッチから構成されており、ジャッキ10f,10rが接地した状態においてON信号を出力し、それ以外の状態においてOFF信号を出力する。各ジャッキ接地検出器80は、コントローラ60と電気的に接続されており、このジャッキ接地検出器80から出力される検出信号(ON信号、OFF信号)はコントローラ60に入力される。なお、図13には、紙面の都合上、1つのジャッキ接地検出器80のみを図示しているが、実際には4つのジャッキ装置10に対応する4つのジャッキ接地検出器80が設けられている。
コントローラ60は、作動制御部61と、距離判定部62と、距離記憶部63と、地切り判定部64と、インターロック制御部65と、警報作動部69とを備える。
距離判定部62は、上記第6実施形態と同様に、車両側受信部70から送信された検出結果情報に基づき、各距離センサ130の検出距離が予め設定された第1判定距離以下であるか否かを判定して、各距離センサ130の検出距離が第1判定距離以下である場合は、タイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置107が適正な距離に設置されていることを判定し、各距離センサ130の検出距離が第1判定距離を超えている場合には、タイヤ車輪5の外周面5tに対して輪止め装置107が適正な距離に設置されていないことを判定する。
また、距離判定部62は、ジャッキ接地検出器80により全てのジャッキ10f,10rが未接地状態であることが検出されている状態において、各距離センサ130の検出距離が第1判定距離以下であることを判定した場合、この検出距離を全てのジャッキ10f,10rが未接地状態であるときの検出距離(以下「基準距離」と呼称する)として、距離記憶部63に記憶させる。
地切り判定部64は、ジャッキ10f,10rの張出操作が行われることで、ジャッキ接地検出器80において全てのジャッキ10f、10rが接地状態となったことが検出された場合、車両側受信部70から送られてくる距離センサ130の検出距離と距離記憶部63に記憶された基準距離とを比較して、各タイヤ車輪5が地切りしているか否かを判定する(タイヤ車輪5の地切り判定を実行する)。ここで、地切り判定部64は、距離センサ130の検出距離が距離記憶部63に記憶された基準距離よりも所定値(例えば3cm)以上大きくなった場合に、タイヤ車輪5が地切りされたこと(タイヤ車輪5が地面から離れたこと)を判定する。なお、この地切り判定は、全ての輪止め装置107A~107
Dの距離センサ130の検出結果に対してそれぞれ実行される。つまり、基本的には、4輪全てのタイヤ車輪4に輪止め装置107がそれぞれ設置されていることを前提に、4つの輪止め装置107A~107Dの距離センサ130の検出結果に基づいて、4輪全てのタイヤ車輪5が地切りされているか否かが判定される。
インターロック制御部65は、上記第6実施形態と同様に、距離判定部62において全ての輪止め装置107(107A~107D)が各タイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離に設置されていることが判定されている場合、下部操作装置27の操作に応じたジャッキ10f,10rの伸縮作動を許容する。一方、インターロック制御部65は、距離判定部62において全ての輪止め装置107(107A~107D)が各タイヤ車輪5に対して適正な距離に設置されていないこと(少なくともいずれかの輪止め装置107がタイヤ車輪5に対して適正な距離に設置されていないこと)が判定されている場合には、下部操作装置27の操作の如何に関わらずジャッキ10f,10rの伸縮作動を規制する。
また、インターロック制御部65は、地切り判定部64において全てのタイヤ車輪5が地切りされていること(全ての距離センサ130の検出距離が距離記憶部63に記憶された基準距離よりも所定値以上大きくなったこと)が判定されている場合には、上部操作装置45の操作に応じたブーム30の作動を許容する。一方、インターロック制御部65は、地切り判定部64において全てのタイヤ車輪5が地切りされていることが判定されていない場合(いずれか1つのタイヤ車輪5でも地切りされていないことが判定されている場合)、上部操作装置45の操作の如何に関わらずブーム30の作動を規制する。
警報作動部69は、下部操作装置27によりジャッキ10f,10rの格納操作が行われている場合(下部操作装置27からジャッキ10f,10rの格納操作信号が出力されている場合)、車両側受信部70から送られてくる距離センサ130の検出結果情報に基づき、その距離センサ130の検出距離が予め設定された第2判定距離以下であるか否かを判定する。すなわち、警報作動部69は、ジャッキ10f,10rの格納作動中(格納操作中)に、距離センサ130の検出距離に基づいて、タイヤ車輪5の下方付近に輪止め装置107が設置されているか否か、すなわち、輪止め装置107が片付けられていないか否かを判定する。本実施形態では、第2判定距離として、例えば「30cm」が設定されている。ここで、警報作動部69は、距離センサ130の検出距離が第2判定距離以下である場合には、タイヤ車輪5の下方付近に輪止め装置107が設置されていることを判定する。一方、警報作動部69は、距離センサ130の検出距離が第2判定距離以下でない場合には、タイヤ車輪5の下方付近に輪止め装置107が設置されていないことを判定して、車体2もしくは運転キャビン7内に設けられた警報装置90を作動させる。警報装置90としては、例えば警報音を発するブザーやスピーカ等の警報器を適用することができる。この警報装置90は、所定の電子音や音声メッセージなどの警報音を出力することによって、ジャッキ10f,10rの格納作動中に輪止め装置107がタイヤ車輪5の下方付近に設置されていないことを報知する。ここで、ジャッキ10f,10rの格納作動中に輪止め装置107とタイヤ車輪5との距離が第2判定距離以内にない場合とは、例えば、車両をジャッキアップした後に輪止め装置107を駐車路面から片付けてしまった場合や、作業中に輪止め装置107の位置や向きがずれてしまった場合などである。なお、第2判定距離(例えば30cm)を第1判定距離(例えば10cm)よりも大きな数値に設定した理由は、ジャッキ10f,10rの張出量に応じて距離センサ130の検出距離(タイヤ車輪5との距離)が変動するとともに、車両のジャッキアップおよびジャッキダウンが行われると、ジャッキアップ前の駐車位置とジャッキダウン後の駐車位置とが前後にずれる可能性があるため(タイヤ車輪5の接地位置が元の接地位置から前後にずれる可能性があるため)、その分をマージンとして加算しているからである。
以上、第7実施形態によれば、上記第5実施形態と同様に、輪止め装置107がタイヤ車輪5の外周面5tに対して適正な距離に設置されていない状態でジャッキ10f,10rの伸縮作動が行われることを未然に防止することができるため、作業者が誤って輪止め装置107を不適正な位置(輪止めとしての機能を果たさない位置)に設置したり、輪止め装置107の設置を忘れたりする等のヒューマンエラーを抑制して、車両の逸走防止を図ることが可能となる。
さらに、第7実施形態によれば、駐車中のタイヤ車輪5との距離をジャッキ10f,10rの接地の前後において比較して、その変化量に基づいてタイヤ車輪5が地切りしたか否か(ジャッキ10f,10rが車体2を持ち上げ支持した状態となったか否か)を判定することができるため、作業者の目視による判断に任せることなく確実にタイヤ車輪5の地切りを検出することが可能となる。
加えて、第7実施形態によれば、ジャッキ10f,10rの格納作動中にタイヤ車輪5との距離を検出して、このタイヤ車輪5の下方付近に輪止め装置107が設置されているか否かを判定することができるため、ジャッキアップ時およびジャッキダウン時に車両が逸走するリスクを一層低減することが可能となる。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態に係る輪止め装置108について図14を参照して説明する。この第8実施形態の輪止め装置108は、基本的には、第1実施形態の輪止め装置101と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置108は、輪止め部材120と、保持部126と、距離センサ130と、電源部140と、表示部150と、制御部160と、傾斜スイッチ180とを備えて構成される。図14には、1つの輪止め装置108のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置108が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置108を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置108A」、「輪止め装置108B」、「輪止め装置108C」、「輪止め装置108D」と呼称する(図14を参照)。
傾斜スイッチ180は、電源部140と電気的に接続されており、輪止め装置108の傾斜角度の変化に応じて、電源部140の電力を輪止め装置108の各部に供給および遮断する。ここで、輪止め装置108の傾斜角度とは、前述の第1実施形態等と同様に、輪止め部材120の接地部121が水平となる場合(接地部121の先端部と基端部とが同じ高さとなる場合)を「0度」として、接地部121の先端部が基端部よりも高くなる場合に正の角度(プラスの角度)となり、接地部121の先端部が基端部よりも低くなる場合に負の角度(マイナスの角度)となる。
傾斜スイッチ180は、例えば、内部に封入した金属球の物理的な移動によって接点(端子間)のON/OFFを切り換える機械式の傾斜スイッチである。この傾斜スイッチ180は、輪止め装置108の傾斜角度が所定角度範囲内にある場合と、輪止め装置108の傾斜角度が所定角度範囲内にない場合とで、接点のON/OFFの状態が異なる。本実施形態では、所定角度範囲が例えば「-10度~+10度」の角度範囲となるように設計されている。この所定角度範囲は、高所作業車1が作業可能(車体2を安定支持可能)な駐車路面の許容傾斜角度(-7度~3度:負の値は俯角を示す)に対応して設定されたものである。つまり、輪止め装置108の傾斜角度が所定角度範囲内にあるということは、この輪止め装置108が高所作業車1の駐車路面上に設置された姿勢にあること(つまり
、輪止め装置108がタイヤ車輪5に設置されたこと)を表す。そのため、傾斜スイッチ180は、輪止め装置108の傾斜角度が所定角度範囲内である場合、すなわち、輪止め装置108が駐車路面に設置された姿勢である場合に、接点をON(通電状態)にすることで、輪止め装置108の各部に電力を供給する。一方、傾斜スイッチ180は、輪止め装置108の傾斜角度が所定角度範囲外である場合、すなわち、輪止め装置108が駐車路面に設置された姿勢ではない場合に、接点をOFF(非通電状態)にすることで、輪止め装置108の各部への電力の供給を遮断する。
以上、第8実施形態によれば、輪止め装置108が駐車路面に設置された姿勢であるときに電源がONとなり、輪止め装置108が駐車路面に設置された姿勢でないときには電源がOFFとなるため、電源部140の無駄な消費電力の発生を抑制して、輪止め装置108の使用中に電源が切れることを防止できるとともに、作業の開始又は終了に伴う電源のON/OFF操作が不要となり、輪止め装置108の使い勝手や作業性を向上させることが可能となる。また、第8実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、タイヤ車輪5に対する輪止め装置108の適正な位置への設置に寄与することができる。
[第9実施形態]
次に、本発明の第9実施形態に係る輪止め装置109について図15~図17を参照して説明する。この第9実施形態の輪止め装置109は、基本的には、第1実施形態の輪止め装置101と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置109は、輪止め部材120と、距離センサ130と、電源部140と、表示部150と、制御部160と、電源開閉部181とを備えて構成される。なお、以下の説明では、距離センサ130、表示部150、制御部160などの電子装置(電子機器)を纏めて「電子装置D」と総称する場合がある。また、図15~図16には、1つの輪止め装置109のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置109が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置109を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置109A」、「輪止め装置109B」、「輪止め装置109C」、「輪止め装置109D」と呼称する(図15を参照)。
電源開閉部181は、図17に示すように、第1傾斜スイッチ182と、第2傾斜スイッチ183と、ラッチ回路184とを備えている。
各傾斜スイッチ182,183は、保持部126の内部に取り付けられている。この傾斜スイッチ182,183は、例えばスイッチ内部にフォトインタラプタ等の検出素子を内蔵した無接点方式の傾斜スイッチであり、水平状態であるときを基準として一定の角度範囲(本実施形態では±10度)においてONとなるノーマルクローズ型(常閉型)の傾斜スイッチである。第1傾斜スイッチ182は、図16(A)に示すように、輪止め装置109の傾斜角度が0度のときに自身が水平状態となるように取り付けられている。そのため、第1傾斜スイッチ182は、輪止め装置109の傾斜角度が第1角度範囲(0度±10度)であるときにONとなり、その検出信号としてON信号を出力する。第2傾斜スイッチ183は、図16(B)に示すように、輪止め装置109の傾斜角度が所定角度(-70度)のときに自身が水平状態となるように、第1傾斜スイッチ182に対して70度だけ傾けて取り付けられている。そのため、第2傾斜スイッチ183は、輪止め装置109の傾斜角度が第2角度範囲(-70度±10度)であるときにONとなり、その検出信号としてON信号を出力する。
第1角度範囲は、輪止め装置109を駐車路面に設置したときに取り得る傾斜角度の範
囲、すなわち、輪止め装置109が載置される駐車路面の許容傾斜角度に応じた角度範囲に設定されている。具体的には、この第1角度範囲は、高所作業車1の駐車路面の許容傾斜角度(例えば-7度~3度:負の値は俯角を示す)に対して所定のマージンを付加した角度範囲(0度±10度)に設定されている。
第2角度範囲は、輪止め装置109を輪止め格納部15に格納したときに取り得る傾斜角度の範囲、すなわち、輪止め装置109の格納姿勢に応じた角度範囲に設定されている。この輪止め装置109の格納姿勢は、輪止め装置109が水平面に対して所定角度(本実施形態では-70度)だけ傾いた姿勢、つまり、輪止め装置109の傾斜角度が所定角度(-70度)となる姿勢である。それにより、輪止め装置109が輪止め格納部15に格納されると、輪止め装置109の傾斜角度は所定角度(-70度)となる。そのため、この第2角度範囲は、輪止め装置109が輪止め格納部15に格納されたときの傾斜角度(-70度)に対して所定のマージンを付加した角度範囲(-70度±10度)に設定されている。
ラッチ回路184は、図17に示すように、第1リレー185と、第2リレー186と、第3リレー187とを備えている。第1リレー185の接点185aと第2リレー186の接点186aは、ノーマルオープンの接点であり、第3リレー187の接点187aは、ノーマルクローズの接点である。また、第1リレー185は、第1傾斜スイッチ182に接続されており、第3リレー187は、第2傾斜スイッチ183に接続されている。また、第3リレー187の接点187aは、電源部140に接続されるとともに、第1リレー185の接点185aおよび第2リレー186の接点186aにそれぞれ接続されている。また、第1リレー185の接点185aと第2リレー186の接点186aは、互いに並列に接続されるとともに、それぞれ電子装置Dに接続されている。
ここで、電源開閉部181の作動について説明する。まず、輪止め装置109が地面(駐車路面)に設置されて、輪止め装置109の傾斜角度が第1角度範囲内にある場合には、第1傾斜スイッチ182がONすることで、第1リレー185がOFFからONに切り換り、この第1リレー185の接点185aが閉じる。それにより、電源部140の電力が接点187aおよび接点185aを介して電子装置D(輪止め装置109の各部)に供給される。また、第1リレー185の接点185aが閉じると、第2リレー186がOFFからONに切り換り、この第2リレー186の接点186aが閉じる。そのため、輪止め装置109が傾けられて(輪止め装置109の傾斜角度が第1角度範囲外となって)第1傾斜スイッチ182がOFFしても(第1リレー185の接点185aが開いても)、第2傾斜スイッチ183がONしない限りは、第2リレー186がONを継続することで、電源部140の電力が接点187aおよび接点186aを介して電子装置D(輪止め装置109の各部)に供給される。
一方、輪止め装置109が輪止め格納部15に格納され、輪止め装置109の傾斜角度が第2角度範囲内になると、第2傾斜スイッチ183がONすることで、第3リレー187がONからOFFに切り換り、第3リレー187の接点187aが開く。第3リレー187の接点187aが開くと、第2リレー186がONからOFFに切り換り、この第2リレー186の接点186aが開く。それにより、全てのリレー185~187の接点185a~187aが開いた状態となり、電子装置D(輪止め装置109の各部)への電力供給が遮断される。つまり、輪止め装置109が輪止め格納部15に格納されると、輪止め装置109の電源が遮断される(電源が切れる)。
以上、第9実施形態によれば、輪止め装置109が駐車路面に設置された姿勢であるときに電源がONとなり、輪止め装置109が輪止め格納部15に格納された姿勢であるときに電源がOFFとなるため、電源部140の無駄な消費電力の発生を抑制して、輪止め
装置109の使用中に電源が切れることを防止できるとともに、作業の開始又は終了に伴う電源のON/OFF操作が不要となり、輪止め装置109の使い勝手や作業性を向上させることが可能となる。また、第9実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、タイヤ車輪5に対する輪止め装置109の適正な位置への設置に寄与することができる。
[第10実施形態]
次に、本発明の第10実施形態に係る輪止め装置110を備える安全装置210について図18を参照して説明する。この第10実施形態の輪止め装置110は、基本的には、上記第9実施形態の輪止め装置109と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置110は、輪止め部材120と、距離センサ130と、電源部140と、表示部150と、制御部161と、送信部170と、電源開閉部181とを備えて構成される。なお、以下の説明では、上記第9実施形態と同様に、距離センサ130、表示部150、制御部161、送信部170などの電子装置(電子機器)を纏めて「電子装置D」と総称する場合がある。また、図18には、1つの輪止め装置110のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置110が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置110を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置110A」、「輪止め装置110B」、「輪止め装置110C」、「輪止め装置110D」と呼称する(図18を参照)。
電源開閉部181には、前述の第1傾斜スイッチ182(図17を参照)、第2傾斜スイッチ183(図17を参照)、ラッチ回路184(図17を参照)の他に、輪止め装置110の電源遮断を所定時間だけ遅延させるディレー回路188が設けられている。このディレー回路188は、輪止め装置110の傾斜角度が第2角度範囲内になった場合(輪止め装置110が格納状態となった場合)でも、予め設定された所定時間(例えば5分)が経過するまでは電源のONを保持し、当該所定時間が経過したときに電源をOFFにする。
送信部170は、第2傾斜スイッチ183の検出情報として、輪止め装置110の傾斜角度が第2角度範囲内にあるか否かの検出情報を車両側受信部70に無線送信する。なお、送信部170は、輪止め装置110の傾斜角度が第2角度範囲内になったとしても(第2傾斜スイッチ183がOFFになったとしても)、輪止め装置110の電源がOFFとなるタイミングがディレー回路188によって所定時間だけ遅延されることで、その所定時間が経過するまでの間、第2傾斜スイッチ183の検出情報を車両側受信部70に対して無線送信することができる。
安全装置210は、輪止め装置110と、走行準備検出器81と、車両側受信部70と、コントローラ60とを主体に構成される。
走行準備検出器81は、車両(高所作業車1)の走行準備操作が行われたか否かを検出する。走行準備操作とは、車両の走行を開始する前に行われる準備操作であり、例えば、PTO操作レバー55をON位置からOFF位置に切り換える操作や、パーキングブレーキ(サイドブレーキ)の作動を解除する操作、運転席に乗り込むために運転キャビン7のドアを開閉する操作などが該当する。この走行準備検出器81は、例えば、PTO操作レバー55の操作状態(パワーテイクオフ機構PTOのON/OFF状態)を検出するPTO検出器、パーキングブレーキが作動しているか否かを検出するパーキングブレーキセンサ、運転キャビン7のドアの開閉を検出するドア開閉センサなどから構成される。
コントローラ60は、作動制御部61と、距離判定部62と、インターロック制御部65と、輪止め格納判定部67と、走行準備判定部68と、警報作動部69とを備える。なお、作動制御部61、距離判定部62、インターロック制御部65については、上述の第6実施形態等と同様のため、ここでは重複説明を省略する。
輪止め格納判定部67は、第2傾斜スイッチ183の検出情報に基づいて、輪止め装置110が輪止め格納部15に格納された状態(格納状態)であるか否かを判定する。ここで、輪止め格納判定部67は、第2傾斜スイッチ183がONである場合(輪止め装置110の傾斜角度が第2角度範囲内にある場合)に、輪止め装置110が格納状態であることを判定する。一方、輪止め格納判定部67は、第2傾斜スイッチ183がOFFである場合には、輪止め装置110が非格納状態であること(格納状態ではないこと)を判定する。
走行準備判定部68は、走行準備検出器81からの検出情報に基づき、車両の走行準備操作が行われたか否か(つまり、車両が走行状態となる前段階(走行準備状態)になったか否か)を判定する。
警報作動部69は、輪止め格納判定部67において輪止め装置110が格納状態ではないことが判定されている状態で、走行準備判定部68において車両の走行準備操作が行われたことが判定された場合に、作業終了後の輪止め装置110の格納忘れを注意喚起するために、運転キャビン7内に設けられた警報装置90を作動させる。
以上、第10実施形態によれば、輪止め装置110が輪止め格納部15に格納されていない状態で、車両の走行準備操作が行われると、運転キャビン7内の警報装置が作動して作業者に対して注意喚起が図られることで、作業者による輪止め装置110の格納忘れを効果的に防止することが可能となる。なお、第10実施形態においても、上記実施形態と同様に、タイヤ車輪5に対する輪止め装置110の適正な位置への設置に寄与することができるとともに、電源部140の無駄な消費電力の発生を抑制することができる。
[第11実施形態]
次に、本発明の第11実施形態に係る輪止め装置111を備える安全装置211について図19を参照して説明する。この第11実施形態の輪止め装置111は、基本的には、第9実施形態の輪止め装置109と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置111は、輪止め部材120と、距離センサ130と、電源部140と、表示部150と、制御部161と、送信部170と、電源開閉部181とを備えて構成される。なお、電源開閉部181には、第10実施形態とは異なり、ディレー回路188は備えられていない。また、図19には、1つの輪止め装置111のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置111が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置111を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置111A」、「輪止め装置111B」、「輪止め装置111C」、「輪止め装置111D」と呼称する(図19を参照)。
安全装置211は、輪止め装置111と、走行準備検出器81と、ワイヤレス給電装置91と、電流センサ82と、車両側受信部70と、コントローラ60とを主体に構成される。
ワイヤレス給電装置91は、例えば電磁誘導を利用して無線方式で電力を送受する給電
装置であり、車体2に設けられた送電部92と、輪止め装置111に設けられた受電部142とを主体に構成される。このワイヤレス給電装置91は、輪止め装置111が輪止め格納部15に格納された状態であるときに、輪止め装置111の電源部140を充電可能に構成されている。
送電部92は、車体2の下部において輪止め格納部15の近傍位置に設けられている。この送電部92は、送電コイル93を有して構成されており、車両に設けられた不図示の給電部(例えば車両バッテリ)に電気的に接続されている。
受電部142は、輪止め装置111の保持部126に設けられている。この受電部142は、受電コイル143を有して構成されており、電源部140に電気的に接続されている。輪止め装置111が輪止め格納部15に格納された状態においては、送電部92(送電コイル93)と受電部142(受電コイル143)とが互いに対向して配置される。
かかる構成のワイヤレス給電装置91において、送電コイル93は、不図示の給電部から入力した電力(交流電力)に応じた磁界を発生させる。受電コイル143は、送電コイル93と磁気結合し、電磁誘導により誘導起電力を発生させることで、送電コイル93から無線方式で電力を受け取る(送電コイル93から送信された磁気エネルギを電気エネルギに変換して出力する)。受電コイル143から出力される電力(交流電力)は、不図示の整流回路によって調整された後(電源部140の充電に適正な電圧値の直流電力に変換された後)、電源部140に印加される。それにより、このワイヤレス給電装置91によって電源部140が充電されることになる。
電流センサ82は、ワイヤレス給電装置91から電源部140に供給される電流(充電電流)を検出する。なお、この電流センサ82は、送電コイル93又は受電コイル143に流れる電流を検出するものでもよい。
コントローラ60は、作動制御部61と、距離判定部62と、インターロック制御部65と、充電判定部66と、輪止め格納判定部67と、走行準備判定部68と、警報作動部69とを備える。なお、作動制御部61、距離判定部62、インターロック制御部65については、上述の第6実施形態等と同様のため、ここでは重複説明を省略する。
充電判定部66は、電流センサ82の検出情報に基づいて、電源部140が充電中の状態であるか否かを判定する。ここで、充電判定部66は、電流センサ82からの検出情報に基づいて、所定の閾値以上の電流が流れていることを判定した場合に、電源部140が充電中であることを判定する。
輪止め格納判定部67は、充電判定部66において電源部140が充電中の状態であることが判定されている場合、輪止め装置111が輪止め格納部15に格納された状態であることを判定する。つまり、本実施形態では、輪止め装置111の電源部140をワイヤレス給電装置91により充電するには、輪止め装置111を輪止め格納部15に格納する必要があるため、この輪止め装置111の電源部140が充電中の状態であるか否かに基づいて、輪止め装置111が輪止め格納部15に格納された状態であるか否かを判定することができるようになっている。
走行準備判定部68は、走行準備検出器81からの検出情報に基づき、車両の走行準備操作が行われたか否か(車両が走行状態となる前段階(走行準備状態)になったか否か)を判定する。
警報作動部69は、輪止め格納判定部67において輪止め装置111が格納されていな
いことが判定されている状態で、走行準備判定部68において車両の走行準備操作が行われたことが判定された場合に、作業終了後の輪止め装置111の格納忘れを注意喚起するために、運転キャビン7内に設けられた警報装置90を作動させる。
以上、第11実施形態によれば、上記第10実施形態と同様に、輪止め装置111が輪止め格納部15に格納されていない状態で、車両の走行準備操作が行われると、運転キャビン7内の警報装置90が作動して作業者に対して注意喚起が図られることで、作業者による輪止め装置111の格納忘れを効果的に防止することが可能となる。なお、第11実施形態においても、上記実施形態と同様に、タイヤ車輪5に対する輪止め装置111の適正な位置への設置に寄与することができるとともに、電源部140の無駄な消費電力の発生を抑制することができる。
[第12実施形態]
次に、本発明の第12実施形態に係る輪止め装置112を備える安全装置212について図20~図21を参照して説明する。この第12実施形態の輪止め装置112は、基本的には、上記第6実施形態の輪止め装置106と同様の構成を有しており、上記実施形態と同一の構成(又は同一の機能を有する構成)には同一の番号を用いて重複説明を省略し、主として上記実施形態と相違する部分を中心に説明する。
輪止め装置112は、輪止め部材120と、保持部126と、距離センサ130と、電源部140と、制御部161と、送信部170とを備えて構成される。図20~図21には、1つの輪止め装置112のみを図示しているが、実際には4つのタイヤ車輪5に対応する4つの輪止め装置112が用いられる。以下の説明において、4つの輪止め装置112を区別する必要がある場合には、便宜上、「輪止め装置112A」、「輪止め装置112B」、「輪止め装置112C」、「輪止め装置112D」と呼称する(図20を参照)。
ここで、図21は、第12実施形態の輪止め格納部15の側面図である。輪止め格納部15は、車体2の下部に設けられた支持部16と、支持部16の中間部に設けられた格納部本体17と、この格納部本体17の端部に設けられたブラケット部18とを備えている。格納部本体17は、上下方向に開口を有する枠状に形成されており、輪止め装置112の外形部(接地部121、ストッパ部122、側面部125)を係止可能に構成されている(輪止め装置112が下方に脱落しないように抜け止めされている)。プラケット部18は、輪止め部材112が格納状態であるときに、この輪止め部材112の保持部126の窓部127側を下方から覆う形状に形成されている。
かかる構成の輪止め格納部15において、輪止め装置112は格納部本体17に上方から差し込まれて格納される。輪止め装置112が輪止め格納部15に格納された状態では、輪止め装置112の保持部26の窓部127側がブラケット部18と近接又は当接して配置され、この保持部126に内蔵された距離センサ130とブラケット部18とが窓部127を介して至近距離で対向する位置関係となる。そのため、輪止め装置112が輪止め格納部15に格納された状態において、距離センサ130において検出される距離は、この距離センサ130とブラケット部18との間の距離(至近距離)となる。
安全装置212は、輪止め装置112と、走行準備検出器81と、車両側受信部70と、コントローラ60とを主体に構成される。
コントローラ60は、作動制御部61と、距離判定部62と、インターロック制御部65と、輪止め格納判定部67と、走行準備判定部68と、警報作動部69とを備える。なお、作動制御部61、距離判定部62、インターロック制御部65については、上述の第
6実施形態等と同様のため、ここでは重複説明を省略する。
輪止め格納判定部67は、距離センサ130の検出情報に基づいて、この距離センサ130の検出距離が予め設定された第3判定値以下であるか否かを判定する。本実施形態では、第3判定値として、例えば「2cm」が設定されている。ここで、輪止め格納判定部67は、距離センサ130の検出距離が第3判定値以下である場合、すなわち、距離センサ130と対象物との距離が第3判定値以下である場合に、その対象物が輪止め格納部15のブラケット部18であること、つまりは輪止め装置112が輪止め格納部15に格納された状態であることを判定する。なお、本実施形態では、輪止め装置112のストッパ部122がタイヤ車輪5の外周面に密着した状態で設置されたときでも、距離センサ130の検出距離が第3判定値(2cm)よりも十分に長い距離となるように(窓部127と対象物との間には例えば5cm程度の隙間が空くように)設計されているため、この第3判定値(2cm)を閾値として用いることで、輪止め装置112が輪止め格納部15に格納された状態であるか、輪止め装置112がタイヤ車輪5に設置された状態であるかを、明確に判別することができるようになっている。
走行準備判定部68は、走行準備検出器81からの検出情報に基づき、車両の走行準備操作が行われたか否か(車両が走行状態となる前段階(走行準備状態)になったか否か)を判定する。
警報作動部69は、輪止め格納判定部67において輪止め装置112が格納されていないことが判定されている状態で、走行準備判定部68において車両の走行準備操作が行われたことが判定された場合に、作業終了後の輪止め装置112の格納忘れを注意喚起するために、運転キャビン7内に設けられた警報装置90を作動させる。
以上、第12実施形態によれば、上記第10実施形態と同様に、輪止め装置112が輪止め格納部15に格納されていない状態で、車両の走行準備操作が行われると、運転キャビン7内の警報装置90が作動して作業者に対して注意喚起が図られることで、作業者による輪止め装置112の格納忘れを効果的に防止することが可能となる。また、輪止め装置112が駐車路面に設置されたままの状態で、車両の走行準備操作が行われると、運転キャビン7内の警報装置が作動して作業者に対して注意喚起が図られることで、作業者が輪止め装置112の存在に気付かずに車両の走行を開始させてしまう事態、すなわち、走行開始した車両が輪止め装置112に突き当たって急停止する事態や、走行開始した車両が輪止め装置112を乗り越えて不安定になる事態を回避することができ、走行の安全性を確保することが可能となる。また、第12実施形態においても、上記実施形態と同様に、タイヤ車輪5に対する輪止め装置112の適正な位置への設置に寄与することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。また、上記実施形態に記載された各構成要素を適宜組み合わせたもの、あるいは、上記実施形態に記載された各構成要素のうち一部を削除又は周知・慣用技術等で転換したものについても、本発明の範囲に含まれるものである。
例えば、第5実施形態~第12実施形態の輪止め装置105~112には、傾斜角度センサ133が備えられていないが、この構成に限定されるものではなく、第3実施形態および第4実施形態の輪止め装置103,104と同様に、傾斜角度センサ133が備えられていてもよい。その場合には、制御部160又はコントローラ60において、輪止め装置105~112の傾斜角度が予め設定された判定角度以上であるか否か、すなわち、輪止め装置105~112が適正な向きに設置(輪止め装置105~112の先端部が坂上側を向いて設置)されているか否かが判定されることが好ましい。
また、第6実施形態~第7実施形態および第10実施形態~第12実施形態の輪止め装置106,107,110,111,112には、制御部161が距離判定を実行する判断器を備えていないため、表示部150に距離判定ランプ151が備えられていないが、この構成に限定されるものではなく、表示部150に距離判定ランプ151が備えられていてもよく、その場合には、コントローラ60の距離判定部62の判定結果(距離判定結果)を輪止め装置106,107,110,111,112側に送信して、この距離判定結果に応じて制御部161が距離判定ランプ151を点灯又は消灯する制御を実行してもよい。
また、上記実施形態において、輪止め装置に距離センサ130と傾斜角度センサ133とを設けて、前輪5f側に設置された輪止め装置の距離センサ130の検出距離と、後輪5r側に設置された輪止め装置の距離センサ130の検出距離と、前輪10f側又は後輪10r側に設置された輪止め装置の傾斜角度センサ133の検出角度とに基づいて、ジャッキ10f,10rの張出作動に基づいて車体2が水平状態になったか否かを判定するように構成してもよい。すなわち、傾斜角度センサ133の検出角度に基づいて駐車路面の傾斜角度を検出したうえで、前輪5f側に設置された輪止め装置の距離センサ130の検出距離(前輪5fとの距離)と、後輪5r側に設置された輪止め装置の距離センサ130の検出距離(後輪5rとの距離)と、車体2のホイールベースごとに定まる前後のタイヤ車輪5f,5r間の距離(既知の値)とに基づいて、輪止め装置の制御部160又はコントローラ60により車体2の水平面に対する傾斜角度を算出して、車体2が水平状態に張り出されているか否かを判定するように構成してもよい。そのとき、車体2が水平状態になっていないことが判定された場合には、ブーム30等の作動を規制することが好ましい。
また、上記実施形態では、制御部160の距離判定結果がOKである場合に、距離判定ランプ151を点灯させたが、この構成に限定されるものではなく、制御部160の距離判定結果がOKである場合に、距離判定ランプ151を点滅させて、距離センサ130の検出角度が短くなるほど(タイヤ車輪5の外周面5tに接近するほど)、その点滅速度を速く又は遅くさせてもよい。
また、第11実施形態では、充電装置としてワイヤレス給電装置91を例示して説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えば充電ケーブルを用いた有線接続の充電装置を適用してもよい。
また、上記実施形態では、作業用車両として、トラックマウント式の高所作業車を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、軌陸作業車や橋梁点検車、クレーン車などの他の作業用車両を適用してもよい。また、上記実施形態では、エンジンの動力をPTO機構(パワーテイクオフ機構)によって取り出して油圧ポンプを駆動するPTO駆動型の高所作業車を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、電気駆動型(バッテリ駆動型)の高所作業車や、その両者を具備して動力源を選択的に切り替えるハイブリッド型の高所作業車であってもよい。