JP7789628B2 - 粉体含有化粧料 - Google Patents
粉体含有化粧料Info
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Description
[1] 次の成分(A)~(D):
(A)ジェミニ型界面活性剤;
(B)タルク、酸化チタン、および酸化亜鉛からなる群から選択される1種以上の粉体;
(C)油剤;および、
(D)多糖類、
を含有する、粉体含有化粧料。
[2] 成分(A)の少なくとも1種が、次の成分(A1)~(A3):
(A1)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル;
(A2)式(1):
で表される化合物;
(A3)式(I): X-Y-X (I)
[式中、Xは、それぞれ独立して、飽和または不飽和の鎖状炭化水素基とカルボニル基とからなる炭素数10~20のアシル基と、該アシル基とアミノ基を介して結合するアミノ酸とを有する、N-アシルアミノ酸残基であり;および、Yは、2つのXを連結するスペーサーである。]
で表される化合物、またはその塩、
からなる群から選択されるものである、[1]に記載の粉体含有化粧料。
[3] 成分(D)が、25℃で粉末状の多糖類である、[1]または[2]に記載の粉体含有化粧料。
[4] 成分(D)の少なくとも1種が、キサンタンガム、カラギーナン、ジェランガム、およびヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択されるものである、[1]~[3]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[5] 成分(C)の少なくとも1種が、25℃において固形状またはペースト状の油剤である、[1]~[4]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[6] 成分(C)の含有量が、粉体含有化粧料全量に対して、1質量%以上である、[1]~[5]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[7] 成分(B)が、タルクと、酸化チタンおよび酸化亜鉛からなる群から選択される1種以上とにより構成される、[1]~[6]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[8] 成分(A)の少なくとも1種が、(A1)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル、または、(A2)式(1)で表される化合物、である、[1]~[7]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[9] 成分(A)と成分(B)の比率((A)/(B))が、質量比で、0.001~0.5である、[1]~[8]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[10] 成分(A)と成分(D)の比率((A)/(D))が、質量比で、1~1000である、[1]~[9]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[11] 粉体含有化粧料が、成分(E)として、25℃で液状の1価または2価のアルコールをさらに含有する、[1]~[10]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[12] 粉体含有化粧料が、固形の化粧料である、[1]~[11]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[13] 成分(A)~(D)および水性溶媒を混合した混合物スラリーを調製し、該混合物スラリーを成型した後、該水性溶媒を除去して得られる、[1]~[12]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
[14] [1]~[12]のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料の製造方法であって、
成分(A)~(D)および水性溶媒を混合した混合物スラリーを調製する工程、
前記混合物スラリーを成型する工程、および、
前記混合物スラリーから、前記水性溶媒を除去する工程、
を含む、方法。
(A)ジェミニ型界面活性剤;
(B)タルク、酸化チタン、および酸化亜鉛からなる群から選択される1種以上の粉体;
(C)油剤;および、
(D)多糖類、
を含有する。
なお、本明細書中、(A)~(D)および(E)は成分の標識記号であり、以下、成分(A)などともいう。
成分(A)は、ジェミニ型界面活性剤である。ジェミニ型界面活性剤とは、一疎水鎖一親水基型の界面活性剤2分子が、スペーサーを介して共有結合により結合した構造を有する界面活性剤である。すなわち、ジェミニ型界面活性剤は、(界面活性剤部分)-(スペーサー部分)-(界面活性剤部分)、の構造を有する。ジェミニ型界面活性剤は、多くの場合、1つの分子において、同界面活性剤部分の界面張力低下能と比べ、より高い界面張力低下能を有する(または低CMCである)ことが知られており、高い界面活性を得ることができる。ジェミニ型界面活性剤は、粉体を肌に付着しやすくし、化粧持ちのよい粉体含有化粧料を得ることができる。また、ジェミニ型界面活性剤によって、粉体を含む成分を良好に固形に成型することができるため、耐衝撃性のよい粉体含有化粧料を得ることができる。ジェミニ型界面活性剤の詳細については、例えば、オレオサイエンス、2011年、11巻、9号、p.313-318、「Gemini Surfactant:その化学構造と界面物性」を参照することができる。ジェミニ型界面活性剤としては、これに限定されるものではないが、例えば、下記の成分(A1)~(A3)の物質を挙げることができる。
(A1)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル;
(A2)式(1)で表される化合物;および、
(A3)式(I)で表される化合物、またはその塩、
からなる群から選択されるものであることが好ましい。
以下、成分(A1)~(A3)について説明する。
成分(A1)のベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルは、分子内にホスホコリンと類似の構造(-N+(CH3)2(CH2)2-O-PO3 --)の基(以下「ホスホリルコリン類似基」と称する)を有する化合物であり、具体的には、下記の構造を有する化合物である。
C22H45-N+(CH3)2-(CH2)2-O-PO3 --C18H37
成分(A2)は、式(1):
で表される化合物(以下、本明細書において「PC化合物」と称する)である。
成分(A3)は、式(I): X-Y-X (I)
[式中、Xは、それぞれ独立して、飽和または不飽和の鎖状炭化水素基とカルボニル基とからなる炭素数10~20のアシル基と、該アシル基とアミノ基を介して結合するアミノ酸とを有する、N-アシルアミノ酸残基であり;および、Yは、2つのXを連結するスペーサーである。]
で表される化合物、またはその塩、である(以下、塩も含めて、N-アシルアミノ酸誘導体化合物と称することもある)。
成分(B)は、タルク、酸化チタン、および酸化亜鉛からなる群から選択される1種以上の粉体である。タルク、酸化チタン、および酸化亜鉛は、肌への付着性に優れており、付着性の良好な粉体含有化粧料を得ることができる。また、これらの粉体は、メーキャップ効果、紫外線散乱効果、使用性の向上などの粉体含有化粧料としての機能を高めることができる。
成分(C)は、油剤である。油剤としては、化粧料に通常使用される油剤であれば、特に限定されるものでなく、液状、ペースト状、半固形状、固形状等の種々の油剤を用いることができる。油剤により、粉体の付着性、および化粧持ちを高めることができる。また、耐衝撃性を向上することができる。
成分(D)は、多糖類である。多糖類としては、化粧料に通常使用される多糖類であれば、特に限定されるものでなく、天然または合成の種々の多糖類を用いることができる。本粉体含有化粧料においては、多糖類の配合により、粉体の凝集を著しく抑制することができる。また、多糖類により、耐衝撃性も向上することができる。上述したように、これまで、粉体を含有する粉体含有化粧料においては、付着性のよい粉体(特に、タルク、酸化チタンおよび酸化亜鉛)を配合し、さらに、付着性を高めるために、界面活性剤、および油剤を配合すると、それと引き換えに、凝集がより生じやすくなり、肌への付着性を向上させながら、粉体凝集を抑制し、これらを両立するのは非常に難しかった。しかしながら、本発明では、多糖類を含有することで、肌への付着力、粉体分散性(凝集抑制)に優れ、化粧持ちがよく、なめらかな使用感に優れる粉体含有化粧料を得られることを見出したものである。
本粉体含有化粧料は、成分(E)として、25℃で液状の1価または2価のアルコールをさらに含有することが好ましい。成分(E)は、25℃で液状の1価のアルコール、または25℃で液状の2価のアルコールである。25℃で液状の1価または2価のアルコールを配合することにより、成分(A)~(D)を安定して配合することができ、粉体の凝集をさらに抑制することができるとともに、粉体の付着性をさらに向上することができる。液状の1価または2価のアルコールは、水溶性のものであることが好ましい。本明細書において、アルコールの水溶性は、例えば、1質量%の濃度で水に溶解するものであってよく、さらに、5%、10%、30%、または50%(いずれも質量%)で水に溶解するものが好ましく、任意の比率で水と混和するものがより好ましい。1価または2価のアルコールは、炭素数が、好ましくは1~12であり、より好ましくは1~8であり、さらに好ましくは2~6である、アルコールであってよい。
本粉体含有化粧料は、成分(B)以外の粉体を含有していてもよい。粉体の配合により、メーキャップ効果、紫外線散乱効果、使用性の向上などの効果をさらに付与することができる。
上記成分の他、本粉体含有化粧料は、粉末化粧料に通常使用される成分、例えば、界面活性剤、水、防腐剤、酸化防止剤、美容成分、抗菌剤、キレート剤(EDTAなど)等を本発明の効果を妨げない範囲で適宜含有することができる。
粉体含有化粧料は、固形の化粧料であることが好ましい。粉末を含有する固形の化粧料は、固形粉末化粧料と称される。本明細書において、固形粉末化粧料とは、粉末を含有し、成形されて固形状となった化粧料を意味する。したがって、流動性のある液体の化粧料は固形粉末化粧料には含まれない。ただし、固形状態と同様に成形性を有するものであれば、湿潤した半固形状(例えば、半練り状、ワックス状)の化粧料も固形粉末化粧料に含まれる。固形粉末化粧料は、一体化した固形状であってよい。固形粉末化粧料は、耐衝撃性があって、割れ、欠け、ひびなどが発生しにくいことが重要であるが、固形粉末化粧料においては、上記の成分を用いることにより、耐衝撃性が高く、割れ、欠け、ひびなどの発生を抑制することができる。なお、粉体含有化粧料は、固形粉末化粧料以外の形態(例えば、水中油型エマルジョン、油中水型エマルジョン、粉体分散懸濁液、粉体分散ペースト、粉末化粧料など)であってももちろんよい。
上記の粉体含有化粧料は、上記した成分を混合することにより製造することができる。例えば、成分(A)~(D)、および、成分(E)および他の粉体などを含むその他の成分を混合し、成形機によって成形することによって、粉体含有化粧料を得ることができる。成形された固形の粉体含有化粧料は、固形粉末化粧料となる。
成分(A2)のPC化合物を以下の合成例に従って合成した。得られたPC化合物を、内部標準物質としてテトラメチルシラン(TMS)を含む重クロロホルムに溶解させた後、JNM-AL600(日本電子社製)を用いて化合物の分析を行った。
(R1、R2、R3、R4)=(オレイル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシエチル基、ベヘニル基)の組合せ
温度計、滴下漏斗及び攪拌機を備えた1L丸型フラスコに、原料アルコールとしてベヘニルアルコール65.3g(0.2mol)、トリエチルアミン20.2g(0.2mol)及びテトラヒドラフラン280gを加え、4℃に冷却して攪拌、混合した。次いで、2-クロロ-2-オキソ-1,3,2-ジオキサホスホラン28.5g(0.2mol)とテトラヒドラフラン60gの混合溶液を、滴下漏斗を用いて上記の冷却した混合溶液に滴下した。滴下は、冷却した混合溶液を攪拌しながら、反応温度が10℃を超えないように冷却し、2時間かけて徐々に行った。滴下終了後、さらに1時間攪拌し続けた。続いて、副生成物として析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾別した。得られた濾液の全量を、攪拌機を備えた2Lの丸底フラスコに投入し、3級アミンとしてN,N-ジエタノールオレイルアミン142g(0.4mol)とアセトニトリル380gを加え、70℃で12時間攪拌した。その後、反応液を冷却することにより得られた析出物を濾別し、70℃で減圧乾燥することで粗結晶を得た。得られた粗結晶を、テトラヒドラフランとアセトニトリルの混合溶媒にて再結晶し、白色結晶15.7g(収率10%)を得た。
以下に、得られたPC化合物1の1H-NMR、31P-NMRの分析の結果を示す。
1H-NMR(δ(ppm)):0.88(t、J(HH)=6.6Hz、6H、)、1.21-1.39(m、60H)、1.58-1.63(m、2H)、1.65-1.73(m、2H)、1.93-2.1(m、4H)、3.6-3.65(m、4H)、3.7-3.75(m、2H)、3.8-3.85(m、4H)、3.95-4,05(m、4H)4.51-4.55(m、2H)、5.3-5.4(m、2H)
31P-NMR(δ(ppm)):-2.1(s)
(R1、R2、R3、R4)=(オレイル基、メチル基、メチル基、ベヘニル基)の組合せ
原料アミンとしてN,N-ジエタノールオレイルアミンの代わりにN,N-ジメチルオレイルアミン118.2g(0.4mol)を用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、白色結晶72.8g(収率50%)を得た。
以下に、得られたPC化合物2の1H-NMR、31P-NMRの分析の結果を示す。
1H-NMR(δ(ppm)):0.88(t、J(HH)=7.2Hz、6H、)、1.2-1.34(m、48H)、1.54-1.61(m、2H)、1.63-1.7(m、2H)、1.93-2.09(m、4H)、3.36(s、6H)、3.43-3.47(m、2H)、3.78-3.87(m、4H)、4.29-4.32(m、2H)、5.3-5.4(m、2H)
31P-NMR(δ(ppm)):0.39(s)
(R1、R2、R3、R4)=(ベヘニル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシエチル基、オレイル基)の組合せ
原料アルコールとしてベヘニルアルコールの代わりに、オレイルアルコール53.6g(0.2mol)を用い、更に原料アミンとしてN,N-ジエタノールオレイルアミンの代わりにN,N-ジエタノールベヘニルアミン165.4g(0.4mol)を用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、白色結晶15.5g(収率10%)を得た。
以下に、得られたPC化合物3の1H-NMR、31P-NMRの分析の結果を示す。
1H-NMR(δ(ppm)):0.88(t、J(HH)=6.6Hz、6H、)、1.2-1.38(m、64H)、1.58-1.64(m、2H)、1.67-1.72(m、2H)、1.93-2.09(m、4H)、3.7-3.76(m、4H)、3.83-3.86(m、2H)、3.92-3.96(m、4H)、4.0-4,05(m、2H)4.17-4.25(m、4H)、5.3-5.4(m、2H)
31P-NMR(δ(ppm)):-1.1(s)
(R1、R2、R3、R4)=(ベヘニル基、メチル基、メチル基、オレイル基)の組合せ
原料アルコールとしてベヘニルアルコールの代わりに、オレイルアルコール53.6g(0.2mol)を用い、更に原料アミンとしてN,N-ジエタノールオレイルアミンの代わりにN,N-ジメチルベヘニルアミン141.4g(0.4mol)を用いた以外は合成例1と同様の操作を行い、白色結晶43.6g(収率30%)を得た。
以下に、得られたPC化合物4の1H-NMR、31P-NMRの分析の結果を示す。
1H-NMR(δ(ppm)):0.88(t、J(HH)=7.2Hz、6H、)、1.3-1.5(m、60H)、1.5-1.6(m、2H)、1.65-1.7(m、2H)、1.95-2.02(m、4H)、3.3(s、6H)、3.3-3.46(m、2H)、3.78-3.84(m、4H)、4.27-4.31(m、2H)、5.31-5.38(m、2H)
31P-NMR(δ(ppm)):0.56(s)
固形粉末化粧料
以下に示す固形粉末化粧料(ファンデーション)を製造した。成分(A2)のPC化合物は、上記により製造されたPC化合物1~4を用いた。その他の原料は、商業的に入手したものを用いた。
ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル:Vinoveil(登録商標)-BS-100P(日油株式会社製)。ジラウロイルグルタミン酸リシンNa:ペリセア(登録商標)L-30(旭化成ファインケム株式会社製)。タルク(板状、粒径15μm):EX-15(株式会社ヤマグチマイカ製)。タルク(不定形、粒径8~11μm):ハイフィラーK-5(松村産業株式会社製)。カラギーナン(粉末):GENUVISCO type PJ-JPE(CP Kelco Inc.)。ジェランガム(粉末):ケルコゲル(CP Kelco U.S., Inc.)。ヒドロキシプロピルメチルセルロース(粉末):メトローズ60SH4000(信越化学工業株式会社製)。
(1)成分(B)およびマイカを混合して、混合物を得た。
(2)上記(1)で得られた混合物に、成分(A)および(C)を80℃に加熱した混合物を加え、混合物を得た。
(3)成分(D)および(E)を混合し、混合物を得た。
(4)上記(3)で得られた混合物を、上記(2)で得られた混合物に加え、混合物を得た。
(5)上記(4)で得られた混合物を粉砕処理し、粉末状の組成物を得た。
(6)上記(5)で得られた粉末状の組成物を、水性溶媒としての水と、水:組成物の質量比が1:1の割合で混合し、スラリーを得た。
(7)上記(6)で得られたスラリーを容器に充填成型した。
(8)上記(7)で得られた成型物を加熱(40℃)して、成型物から水を除去することにより、固形粉末化粧料を得た。
(1)成分(B)およびマイカを混合して、混合物を得た。
(2)上記(1)で得られた混合物に、80℃に加熱した成分(C)を加え、混合物を得た。
(3)成分(A)、(D)および(E)を混合し、混合物を得た。
(4)上記(3)で得られた混合物を、上記(2)で得られた混合物に加え、混合物を得た。
(5)上記(4)で得られた混合物を粉砕処理し、粉末状の組成物を得た。
(6)上記(5)で得られた粉末状の組成物を、水性溶媒としての水と、水:組成物の質量比が1:1の割合で混合し、スラリーを得た。
(7)上記(6)で得られたスラリーを容器に充填成型した。
(8)上記(7)で得られた成型物を加熱(40℃)して、成型物から水を除去することにより、固形粉末化粧料を得た。
比較例1~4は、成分(A)、成分(B)、成分(C)または成分(D)のいずれかを配合しないこと以外は、上記実施例1と同様の方法により、各比較例の固形粉末化粧料を得た。比較例5は、成分(D)を(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー・イソヘキサデカン・ポリソルベート80・水混合物に置き換えたこと以外は、実施例1と同様の方法により、比較例5の固形粉末化粧料を得た。なお、比較例5で使用した原料「(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー・イソヘキサデカン・ポリソルベート80・水混合物」は、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーと、イソヘキサデカンと、ポリソルベート80と、水の混合物であり、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマーの含有量は、混合物全量に対して40質量%である。
表1~3に示す実施例および比較例の製剤の評価は、以下の方法により行った。
上記の実施例および比較例の各試料について、ファンデーション用マットを用いて固形粉末化粧料を10回擦った時に、化粧料表面にできる、または見つけられる粉体の凝集体を目視にて確認した。
◎:凝集体が全くない。
〇:凝集体が試料中、1~2個ある。
△:凝集体が試料中、3~5個ある。
×:凝集体が試料中、6個以上ある。
各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対基準(評点)にて4段階に評価し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。
具体的には各試料を肌に適量塗布し、塗布時の化粧料の付着力の高さを評価した。
(絶対基準)
付着性を
3:非常に感じる。
2:感じる。
1:やや感じる。
0:感じない。
(判定基準)
◎:2.5点以上。
〇:2点以上、2.5点未満。
△:1点以上、2点未満。
×:1点未満。
各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対基準(評点)にて4段階に評価し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。
具体的には各試料を肌に適量塗布し、塗布後8時間後にその化粧持ち(すなわち化粧効果の持続性)が十分であるかどうかを評価した。
(絶対基準)
3:化粧持ちがよく、化粧効果が長く持続して感じられる。
2:化粧持ちがよく化粧効果も十分感じられるが、僅かに不十分である。
1:化粧持ちがやや悪く、化粧効果の持続性がやや不十分である。
0:化粧持ちが非常に悪く化粧効果の持続性が不十分である。
(判定基準)
◎:2.5点以上。
〇:2点以上、2.5点未満。
△:1点以上、2点未満。
×:1点未満。
各試料についてプラスティック製タイル上に40cmの高さから2度落下させた後、その状態を判定した(N=5)。
評価は落下後、崩壊の程度を確認し、以下の評価基準に従って評価し、各5サンプルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
3:変化なし。
2:欠けや隙間が僅かに観察される。
1:欠けや隙間がはっきり観察される。
0:抜け、割れが発生。
(判定基準)
◎:2.5点以上。
〇:2点以上、2.5点未満。
△:1点以上、2点未満。
×:1点未満。
実施例1~29の固形粉末化粧料は、全ての評価項目(粉体の凝集抑制(均一な分散性)、付着性、化粧持ち、耐衝撃性)において、×(不良)がなく、△以上(△、〇または◎)であり、良好な固形粉末化粧料が得られた。一方、比較例1は、付着性および耐衝撃性が悪く、比較例2は、耐衝撃性が悪く、比較例3は、化粧持ちが悪かった。また、多糖類を含まない比較例4は、粉体の凝集抑制 (均一な分散性)が悪かった。多糖類を他の高分子に置き換えた比較例5は、比較例4と比較すると、粉体の凝集抑制 (均一な分散性)の改善がみられたものの、化粧持ちが悪かった。
固形粉末化粧料として、以下の実施例を製造した。なお、以下の実施例において、含有量は配合率(質量%)を意味し、「残量」とあるのは、合計量が100質量%となる量であることを意味する。なお、成分(B)として表面処理されている粉体を用いる場合、成分(B)の量は、表面処理成分を含めた量である。スラリーの調製の際、いずれも、粉末状の組成物と水性溶媒を、質量比、1:1の割合で混合した。水性溶媒の除去の際、成型物を40℃で加熱した。
(成分) (質量%)
1.ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル(成分A) 0.1%
2.PC化合物1(成分A) 0.2%
3.ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(成分A)(*1) 0.2%
4.タルク(成分B)(*2) 15.0%
5.水酸化Al・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa・塩化Mg処理酸化チタン(成分Aで処理した成分B)(平均粒子径0.25μm)(*3) 5.0%
6.水酸化Al・トリイソステアリン酸イソプロピルチタン処理酸化チタン
(平均粒子径0.25μm)(成分B)(*4) 3.0%
7.水酸化Al処理酸化チタン(平均粒子径0.25μm)(成分B)(*51)
2.0%
8.メチコン・水酸化Al・含水シリカ処理酸化チタン(平均粒子径0.030μm)(成分B)(*6) 2.0%
9.酸化亜鉛(成分B)(*7) 0.5%
10.ハイドロゲンジメチコン処理酸化亜鉛(成分B)(*8) 2.5%
11.ポリエチレンテレフタラート粉末 1.0%
12.窒化ホウ素(*9) 5.0%
13.合成金雲母(*10) 5.0%
14.ジメチコン処理合成金雲母(*11) 2.0%
15.ジメチコノール・アミノプロピルトリエトキシシラン処理マイカ(*12)
7.0%
16.アモジメチコン処理マイカ(*13) 1.0%
17.マイカ 残量
18.(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素)(*14) 2.0%
19.ナイロン 1.0%
20.シリカ(*15) 3.0%
21.ポリメタクリル酸メチル 1.0%
22.グリシン 0.1%
23.酸化鉄 2.0%
24.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(成分C) 6.0%
25.ミネラルオイル(成分C) 0.2%
26.スクワラン(成分C) 0.2%
27.イソノナン酸イソトリデシル(成分C) 0.5%
28.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(成分C:ペースト) 0.8%
29.カルナウバロウ(成分C:固形) 0.2%
30.セスキイソステアリン酸ソルビタン(成分C) 0.1%
31.キサンタンガム(成分D:粉末) 0.005%
32.ヒドロキシプロピルメチルセルロース(成分D:粉末)(*16)0.003%
33.ヒドロキシプロピルメチルセルロース(成分D:粉末)(*17)0.002%
34.ジプロピレングリコール(成分E) 4.0%
35.フェノキシエタノール(成分E) 0.3%
36.マツリカ花エキス、ブドウ葉エキス、セイヨウハッカ葉エキス、ビフィズス菌培養溶解質、サトザクラ花エキス、ポリクオタニウム-51、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、水溶性コラーゲン、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、およびアセチルグルタミン酸の混合物(美容成分の混合物)
1.0%
(*1)ペリセア(登録商標)L-30(旭化成ファインケム株式会社製)
(*2)EX-15(株式会社ヤマグチマイカ製)
(*3)ASL-1 TiO2 MP-1133(大東化成工業株式会社製)(ジラウロイルグルタミン酸リシンNaの含有量:1質量%)
(*4)ITT-2 TiO2 CR-50(大東化成工業株式会社製)
(*5)TIPAQUE CR-50(石原産業株式会社製)
(*6)SMT-500SAS(テイカ株式会社製)
(*7)MZ-500(テイカ株式会社製)
(*8)XZ-300F-LP(堺化学工業株式会社製)
(*9)CCS102-JA BORON NITRIDE POWDER(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)
(*10)PDM-10L(トピー工業株式会社製)
(*11)SA-PDM-10L(三好化成株式会社製)
(*12)SE-MA-23(三好化成株式会社製)
(*13)マイカ Y-2300WA3(株式会社ヤマグチマイカ製)
(*14)ミクロマイカ MK-200K(片倉コープアグリ株式会社製)
(*15)シリカマイクロビードP-1505(日揮触媒化成株式会社製)
(*16)メトローズ(登録商標)65SH4000(信越化学工業株式会社製)
(*17)メトローズ(登録商標)90SH15000(信越化学工業株式会社製)
A.成分4~23を混合して、混合物を得た。
B.成分1、2、24~30を80℃で加温し、溶解物(または分散物)を得た。
C.Aで得られた混合物に、Bを加え混合し、混合物を得た。
D.成分3、31~36を混合して、混合物を得た。
E.Cで得られた混合物に、Dで得られた混合物を加え、混合物を得た。
F.Eで得られた混合物を粉砕処理し、粉末状の組成物を得た。
G.Fで得られた粉末状の組成物を水性溶媒(水)と混合し、スラリーを得た。
H.Gで得られたスラリーを容器に充填成型した後、前記水性溶媒を除去することで固形粉末化粧料を得た。
実施例30のファンデーションは、粉体の凝集を抑制し、付着性、化粧持ち、耐衝撃性に優れることが確認された。
ここで、成分(A)の総量は0.550%であった(成分5の粉体処理に用いられた成分(A)を加算)。また成分(B)の総量は29.95%であった(成分5の粉体処理に用いられた成分(A)は除外)。また成分(C)の総量は8.00%であった。また成分(D)の総量は0.0100%であった。また成分(E)の総量は4.30%であった。したがって、重量比の関係は次のとおりであった。(A)/(B)は、0.0184であった。(A)/(D)は、55.0であった。
(成分) (質量%)
1.ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル(成分A) 0.5%
2.PC化合物1(成分A) 1.5%
3.タルク(成分B)(*2) 10.0%
4.ジメチコノール・アミノプロピルトリエトキシシラン処理タルク(成分B)
(*18) 5.0%
5.トリエトキシカプリリルシラン処理タルク(成分B)(*19) 3.0%
6.ジメチコン処理タルク(成分B)(*20) 2.0%
7.トリエトキシカプリリルシラン・水酸化Al処理酸化チタン(平均粒子径0.25μm)(成分B)(*21) 2.0%
8.水酸化Al・トリイソステアリン酸イソプロピルチタン処理酸化チタン
(平均粒子径0.25μm)(成分B)(*4) 3.0%
9.レシチン・水酸化Al処理酸化チタン(平均粒子径0.25μm)(成分B)
5.0%
10.ハイドロゲンジメチコン処理酸化亜鉛(成分B)(*8) 1.5%
11.ハイドロゲンジメチコン処理酸化亜鉛(成分B)(*22) 1.5%
12.ポリエチレンテレフタラート粉末 2.0%
13.窒化ホウ素(*9) 10.0%
14.合成金雲母(*10) 5.0%
15.ジメチコノール・アミノプロピルトリエトキシシラン処理マイカ(*12)
5.0%
16.マイカ 残量
17.(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素) 1.0%
18.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー
(*23) 1.0%
19.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー
(*24) 1.0%
20.シリカ(*15) 3.0%
21.シリカ(*25) 1.5%
22.シリカ(*26) 0.5%
23.HDI/PPG/ポリカプロラクトン)クロスポリマー(98%)/
シリカ(2%)(*227) 1.0%
24.クロルフェネシン(成分E) 0.1%
25.酸化鉄 2.5%
26.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(成分C) 5.0%
27.イソノナン酸イソトリデシル(成分C) 0.5%
28.フェニルトリメチコン(成分C) 0.5%
29.水添ポリイソブテン(成分C) 0.1%
30.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(成分C:ペースト) 0.3%
31.ワセリン(成分C:ペースト) 0.2%
32.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)(成分C:ペースト) 0.1%
33.コメヌカ油脂肪酸フィトステリル(成分C:ペースト) 0.2%
34.ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)(成分C)
0.1%
35.キサンタンガム(成分D:粉末) 0.005%
36.ジプロピレングリコール(成分E) 1.8%
37.1,3-ブチレングリコール(成分E) 0.5%
38.エタノール(成分E) 0.2%
39.フェノキシエタノール(成分E) 0.1%
40.セイヨウニワトコ花エキス、チャ葉エキス、テンチャエキス、マツリカ花エキス、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、アセチルグルタミン酸、テアニン、グリシンの混合物(美容成分の混合物) 1.0%
(*18)SE-TA-EX(三好化成株式会社製)
(*19)OTS-2 TALK JA-46R(大東化成工業株式会社製)
(*20)SA-タルク JA-46R(三好化成株式会社製)
(*21)OTS-2 TiO2 MP-1133(大東化成工業株式会社製)
(*22)MZY-505S(テイカ株式会社製)
(*23)KSP-100(信越化学工業株式会社製)
(*24)KSP-101(信越化学工業株式会社製)
(*25)ゴッドボールD11-796C(鈴木油脂工業株式会社製)
(*26)コスメシリカCQ4(富士シリシア化学株式会社製)
(*27)CS-400(東色ピグメント株式会社製)
A.成分3~25を混合して、混合物を得た。
B.成分1、2、26~34を80℃で加温し、溶解物(または分散物)を得た。
C.Aで得られた混合物に、Bを加え混合し、混合物を得た。
D.成分35~40を混合して、混合物を得た。
E.Cで得られた混合物に、Dで得られた混合物を加え、混合物を得た。
F.Eで得られた混合物を粉砕処理し、粉末状の組成物を得た。
G.Fで得られた粉末状の組成物を水性溶媒(水)と混合し、スラリーを得た。
H.Gで得られたスラリーを容器に充填成型した後、前記水性溶媒を除去することで固形粉末化粧料を得た。
実施例31のファンデーションは、粉体の凝集を抑制し、付着性、化粧持ち、耐衝撃性に優れることが確認された。
ここで、成分(A)の総量は2.00%であった。また成分(B)の総量は33.00%であった。また成分(C)の総量は7.00%であった。また成分(D)の総量は0.0050%であった。また成分(E)の総量は2.70%であった。したがって、重量比の関係は次のとおりであった。(A)/(B)は、0.0606であった。(A)/(D)は、400.0であった。
(成分) (質量%)
1.ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル(成分A) 0.2%
2.PC化合物1(成分A) 0.1%
3.タルク(成分B)(*2) 45.8%
4.ジメチコン処理タルク(成分B)(*20) 10.0%
5.レシチン・水酸化Al処理酸化チタン(平均粒子径0.25μm)(成分B)
5.0%
6.アルミナ・ステアリン酸処理酸化チタン(70.0%)/ナイロン-12
(30.0%)(成分B)(*28) 6.0%
7.ステアリン酸・水酸化Al処理酸化チタン(成分B)(*29) 2.0%
8.ハイドロゲンジメチコン処理酸化亜鉛(成分B)(*8) 2.0%
9.酸化亜鉛(成分B)(*7) 1.0%
10.窒化ホウ素(*9) 2.0%
11.マイカ 残量
12.(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素) 1.0%
13.シリカ(*26) 2.0%
14.メタクリル酸クロスポリマー、ポリイソプレン混合物(*30) 2.0%
15.ポリメチルシルセスキオキサン(*31) 0.5%
16.合成金雲母(*10) 1.0%
17.ヒドロキシアパタイト 1.0%
18.ヤシ脂肪酸・水酸化Mg処理硫酸Ba 1.0%
19.酸化鉄 1.5%
20.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(成分C) 2.0%
21.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン(成分C:固形) 0.5%
22.ジカプリン酸プロピレングリコール(成分C) 3.5%
23.トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル(成分C) 1.5%
24.ジメチコン(成分C) 0.1%
25.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(成分C:ペースト) 0.5%
26.ワセリン(成分C:ペースト) 0.5%
27.ミツロウ(成分C:固形) 0.1%
28.カルナウバロウ(成分C:固形) 0.2%
29.ポリエチレン(成分C:固形) 0.1%
30.キサンタンガム1%膨潤物(成分D:粉末) 0.7%
31.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー
0.001%
32.アセチルヒアルロン酸Na(成分D:粉末) 0.002%
33.グリコシルトレハロース・加水分解水添デンプン混合水溶液(成分D:液体)
0.001%
34.ジプロピレングリコール(成分E) 2.5%
35.フェノキシエタノール(成分E) 0.2%
36.L-プロリン、ナトリウム加水分解コンキオリン液、ゲンチアナエキス、加水分解シルク液、加水分解米エキス、海藻エキス、L-セリン、イワショウブ葉エキス、カワラヨモギ花エキス、ゲットウ葉エキス、サッカロミセスセレビシアエエキス、ザクロ果実エキス、ザクロ果皮エキス、テンニンカ果実エキス、ナス果実エキス、ハルパゴフィタム根エキス、パセリエキス、ローヤルゼリーエキス、ロサアルバ花エキス、アボカドエキス、アマチャズルエキス、カモミラ水、ムラサキシキブ果実エキス、リンゴエキス、レモングラス抽出液、一人静エキス、アスパラガスエキス、アルテミアエキス、グアバエキス、コーヒーエキス、タイソウエキス、ブドウ葉エキス、およびワレモコウエキスの混合物(美容成分の混合物)
1.0%
(*28)MTXO70-NL(ハヤテマテリアル株式会社製)
(*29)MT-N1(テイカ株式会社製)
(*30)ガンツパールGMI-0804(アイカ工業株式会社製)
(*31)トスパール2000B*(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン株式会社製)
A.成分3~19を混合して、混合物を得た。
B.成分1、2、20~29を80℃で加温し、溶解物(または分散物)を得た。
C.Aで得られた混合物に、Bを加え混合し、混合物を得た。
D.成分30~36を混合して、混合物を得た。
E.Cで得られた混合物に、Dで得られた混合物を加え、混合物を得た。
F.Eで得られた混合物を粉砕処理し、粉末状の組成物を得た。
G.Fで得られた粉末状の組成物を水性溶媒(水:エタノール=90:10)と混合し、スラリーを得た。
H.Gで得られたスラリーを容器に充填成型した後、前記水性溶媒を除去することで固形粉末化粧料を得た。
実施例32のファンデーションは、粉体の凝集を抑制し、付着性、化粧持ち、耐衝撃性に優れることが確認された。
ここで、成分(A)の総量は0.30%であった。また成分(B)の総量は70.00%であった。また成分(C)の総量は9.00%であった。また成分(D)の総量は0.0100%であった(成分30のキサンタンガム1%膨潤物は固形分1%で換算して0.007%の配合量とした)。また成分(E)の総量は2.70%であった。したがって、重量比の関係は次のとおりであった。(A)/(B)は、0.0043であった。(A)/(D)は、30.0であった。
(成分) (質量%)
1.ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル(成分A) 1.0%
2.PC化合物1(成分A) 1.5%
3.PC化合物2(成分A) 0.2%
4.ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(成分A)(*1) 0.3%
5.タルク(成分B)(*2) 30.0%
6.水酸化Al・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa・塩化Mg処理酸化チタン(成分Aで処理した成分B)(平均粒子径0.25μm)(*3) 0.5%
7.ジメチコノール・アミノプロピルトリエトキシシラン処理マイカ(*12)
5.0%
8.マイカ 残量
9.シリカ(*25) 30.0%
10.ポリメタクリル酸メチル 5.0%
11.ポリエチレンテレフタラート粉末 3.0%
12.窒化ホウ素(*9) 5.0%
13.合成金雲母(*10) 3.0%
14.ジメチコン処理合成金金雲母(*11) 2.0%
15.ジカプリン酸プロピレングリコール(成分C) 3.0%
16.ミネラルオイル(成分C) 1.0%
17.スクワラン(成分C) 2.0%
18.メドウフォーム油(成分C) 1.0%
19.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(成分C:ペースト) 1.0%
20.水添ポリイソブテン(成分C)(*32) 0.299%
21.トコフェロール(成分C) 0.001%
22.ミツロウ(成分C:固形) 1.0%
23.セスキオレイン酸ソルビタン(成分C) 0.2%
24.キサンタンガム(成分D:粉末) 0.006%
25.ヒドロキシプロピルメチルセルロース(成分D:粉末)(*16)0.001%
26.ジプロピレングリコール(成分E) 1.7%
27.フェノキシエタノール(成分E) 0.3%
28.マツリカ花エキス、ブドウ葉エキス、セイヨウハッカ葉エキス、ビフィズス菌培養溶解質、サトザクラ花エキス、ポリクオタニウム-51、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、水溶性コラーゲン、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、およびアセチルグルタミン酸の混合物(美容成分の混合物)
1.0%
(*32)パールリーム18(日本油脂株式会社製)
A.成分5~14を混合して、混合物を得た。
B.成分1~3、15~23を80℃で加温し、溶解物(または分散物)を得た。
C.Aで得られた混合物に、Bを加え混合し、混合物を得た。
D.成分4、24~28を混合して、混合物を得た。
E.Cで得られた混合物に、Dで得られた混合物を加え、混合物を得た。
F.Eで得られた混合物を粉砕処理し、粉末状の組成物を得た。
G.Fで得られた粉末状の組成物を水性溶媒(水)と混合し、スラリーを得た。
H.Gで得られたスラリーを容器に充填成型した後、前記水性溶媒を除去することで固形粉末化粧料を得た。
実施例33のおしろいは、粉体の凝集を抑制し、付着性、化粧持ち、耐衝撃性に優れることが確認された。
ここで、成分(A)の総量は3.005%であった(成分6の粉体処理に用いられた成分(A)を加算)。また成分(B)の総量は30.495%であった(成分6の粉体処理に用いられた成分(A)は除外)。また成分(C)の総量は9.50%であった。また成分(D)の総量は0.0070%であった。また成分(E)の総量は2.00%であった。したがって、重量比の関係は次のとおりであった。(A)/(B)は、0.0985であった。(A)/(D)は、429.3であった。
(成分) (質量%)
1.ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル(成分A) 2.0%
2.PC化合物1(成分A) 1.5%
3.PC化合物2(成分A) 0.5%
4.ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(成分A)(*1) 1.0%
5.タルク(成分B)(*2) 32.0%
6.ジメチコン処理タルク(成分B)(*33) 4.0%
7.トリエトキシカプリリルシラン処理タルク(成分B) 1.0%
8.レシチン処理タルク(成分B) 10.0%
9.ジメチコン・水酸化Al処理酸化チタン(成分B)(平均粒子径0.25μm)
3.0%
10.マイカ 残量
11.シリカ(*15) 5.0%
12.赤226 1.0%
13.赤202 0.2%
14.黄4 0.1%
15.酸化鉄 2.0%
16.酸化チタン(55%)・シリカ(12%)被覆マイカ 2.0%
17.トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン(成分C) 3.0%
18.ミネラルオイル(成分C) 3.0%
19.スクワラン(成分C) 2.0%
20.ジメチコン(成分C) 0.5%
21.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(成分C:ペースト) 1.0%
22.水添ポリイソブテン(成分C)(*34) 0.3%
23.水添ポリイソブテン(成分C)(*35) 0.699%
24.トコフェロール(成分C) 0.001%
25.ポリプロピレン(成分C:固形) 1.0%
26.ステアリン酸(成分C:固形) 0.1%
27.ベヘニルアルコール(成分C:固形) 0.1%
28.セスキオレイン酸ソルビタン(成分C) 0.3%
29.キサンタンガム(成分D:粉末) 0.009%
30.ヒドロキシプロピルメチルセルロース(成分D:粉末)(*15)0.001%
31.ジプロピレングリコール(成分E) 2.7%
32.1,3-ブチレングリコール(成分E) 1.0%
33.フェノキシエタノール(成分E) 0.3%
34.マツリカ花エキス、ブドウ葉エキス、セイヨウハッカ葉エキス、ビフィズス菌培養溶解質、サトザクラ花エキス、ポリクオタニウム-51、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、水溶性コラーゲン、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、およびアセチルグルタミン酸の混合物(美容成分の混合物)
1.0%
(*33)SA-タルク JA-13R(三好化成株式会社製)
(*341)パールリーム6(日本油脂株式会社製)
(*35)パールリーム24(日本油脂株式会社製)
A.成分5~16を混合して、混合物を得た。
B.成分1~3、17~28を80℃で加温し、溶解物(または分散物)を得た。
C.Aで得られた混合物に、Bを加え混合し、混合物を得た。
D.成分4、29~34を混合して、混合物を得た。
E.Cで得られた混合物に、Dで得られた混合物を加え、混合物を得た。
F.Eで得られた混合物を粉砕処理し、粉末状の組成物を得た。
G.Fで得られた粉末状の組成物を水性溶媒(水)と混合し、スラリーを得た。
H.Gで得られたスラリーを容器に充填成型した後、前記水性溶媒を除去することで固形粉末化粧料を得た。
実施例34のチークは、粉体の凝集を抑制し、付着性、化粧持ち、耐衝撃性に優れることが確認された。
ここで、成分(A)の総量は5.00%であった。また成分(B)の総量は50.00%であった。また成分(C)の総量は12.00%であった。また成分(D)の総量は0.0100%であった。また成分(E)の総量は4.00%であった。したがって、重量比の関係は次のとおりであった。(A)/(B)は、0.1000であった。(A)/(D)は、500.0であった。
(成分) (質量%)
1.ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル(成分A) 0.5%
2.PC化合物1(成分A) 0.5%
3.ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(成分A)(*1) 0.5%
4.ジメチコノール・アミノプロピルトリエトキシシラン処理タルク(成分B)
(*18) 15.0%
5.タルク(成分B)(*2) 15.0%
6.ハイドロゲンジメチコン処理酸化亜鉛(成分B)(*8) 0.5%
7.ジメチコノール・アミノプロピルトリエトキシシラン処理マイカ(*12)
5.0%
8.マイカ 残量
9.シリカ(*15) 5.0%
10.合成金雲母(*10) 3.0%
11.窒化ホウ素(*9) 3.0%
12.酸化鉄 5.0%
13.酸化チタン(16%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al) 3.0%
14.酸化チタン(20%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al) 3.0%
15.酸化チタン(11%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al) 3.0%
16.酸化チタン(13%)被覆合成金雲母 1.0%
17.酸化チタン(55%)被覆マイカ 5.0%
18.酸化チタン(55%)・シリカ(12%)被覆マイカ 5.0%
19.ミネラルオイル(成分C) 2.0%
20.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル(成分C:ペースト) 1.0%
21.水添ポリイソブテン(成分C)(*32) 0.499%
22.トコフェロール(成分C) 0.001%
23.カルナウバロウ(成分C:固形) 0.5%
24.セスキオレイン酸ソルビタン(成分C) 0.5%
25.キサンタンガム(成分D:粉末) 0.003%
26.ジプロピレングリコール(成分E) 2.7%
27.フェノキシエタノール(成分E) 0.3%
28.セイヨウニワトコ花エキス、チャ葉エキス、テンチャエキス、マツリカ花エキス、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、アセチルグルタミン酸、テアニン、グリシンの混合物(美容成分の混合物)
1.0%
A.成分4~18を混合して、混合物を得た。
B.成分1、2、19~24を80℃で加温し、溶解物(または分散物)を得た。
C.Aで得られた混合物に、Bを加え混合し、混合物を得た。
D.成分3、25~28を混合して、混合物を得た。
E.Cで得られた混合物に、Dで得られた混合物を加え、混合物を得た。
F.Eで得られた混合物を粉砕処理し、粉末状の組成物を得た。
G.Fで得られた粉末状の組成物を水性溶媒(水)と混合し、スラリーを得た。
H.Gで得られたスラリーを容器に充填成型した後、前記水性溶媒を除去することで固形粉末化粧料を得た。
実施例35のアイシャドウは、粉体の凝集を抑制し、付着性、化粧持ち、耐衝撃性に優れることが確認された。
ここで、成分(A)の総量は1.50%であった。また成分(B)の総量は30.50%であった。また成分(C)の総量は4.50%であった。また成分(D)の総量は0.0030%であった。また成分(E)の総量は3.00%であった。したがって、重量比の関係は次のとおりであった。(A)/(B)は、0.0492であった。(A)/(D)は、500.0であった。
Claims (11)
- 次の成分(A)~(D):
(A)ジェミニ型界面活性剤;
(B)タルク、酸化チタン、および酸化亜鉛からなる群から選択される1種以上の粉体;
(C)油剤;および、
(D)多糖類、
を含有する、
粉体含有化粧料であって、
該成分(D)の少なくとも1種は、キサンタンガム、カラギーナン、ジェランガム、およびヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択されるものであり、そして、
該粉体含有化粧料は、固形の化粧料であり、
粉体含有化粧料全量に対して、
成分(A)の含有量は0.0001~10質量%であり、
成分(B)の含有量は0.1~99質量%であり、
成分(C)の含有量は1~50質量%であり、
成分(D)の含有量は0.0001~10質量%である、
該粉体含有化粧料。 - 成分(A)の少なくとも1種が、次の成分(A1)~(A3):
(A1)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル;
(A2)式(1):
[式中、R1は、炭素数12~22の不飽和または飽和炭化水素基であり、R4は、炭素数12~22の不飽和または飽和炭化水素基であり、ここで、R1およびR4の少なくとも1つは、炭素数12~22の不飽和炭化水素基であり;および、R2およびR3は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立して、炭素数1~6のアルキル基、または炭素数1~6のヒドロキシアルキル基である。]
で表される化合物;および、
(A3)式(I): X-Y-X (I)
[式中、Xは、それぞれ独立して、飽和または不飽和の鎖状炭化水素基とカルボニル基とからなる炭素数10~20のアシル基と、該アシル基とアミノ基を介して結合するアミノ酸とを有する、N-アシルアミノ酸残基であり;および、Yは、2つのXを連結するスペーサーである。]
で表される化合物、またはその塩、
からなる群から選択されるものである、請求項1に記載の粉体含有化粧料。 - 成分(D)が、25℃で粉末状の多糖類である、請求項1に記載の粉体含有化粧料。
- 成分(C)の少なくとも1種が、25℃において固形状またはペースト状の油剤である、請求項1に記載の粉体含有化粧料。
- 成分(B)が、タルクと、酸化チタンおよび酸化亜鉛からなる群から選択される1種以上とにより構成される、請求項1に記載の粉体含有化粧料。
- 成分(A)の少なくとも1種が、(A1)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル、または、(A2)式(1)で表される化合物、である、請求項1に記載の粉体含有化粧料。
- 成分(A)と成分(B)の比率((A)/(B))が、質量比で、0.001~0.5である、請求項1に記載の粉体含有化粧料。
- 成分(A)と成分(D)の比率((A)/(D))が、質量比で、1~1000である、請求項1に記載の粉体含有化粧料。
- 粉体含有化粧料が、成分(E)として、25℃で液状の1価または2価のアルコールをさらに含有する、請求項1に記載の粉体含有化粧料。
- 成分(A)~(D)および水性溶媒を混合した混合物スラリーを調製し、該混合物スラリーを成型した後、該水性溶媒を除去して得られる、請求項1~9のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料。
- 請求項1~9のいずれか1項に記載の粉体含有化粧料の製造方法であって、
成分(A)~(D)および水性溶媒を混合した混合物スラリーを調製する工程、
前記混合物スラリーを成型する工程、および、
前記混合物スラリーから、前記水性溶媒を除去する工程、
を含む、方法。
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