JP7790704B2 - ゼオライトバルク体およびその製造方法 - Google Patents
ゼオライトバルク体およびその製造方法Info
- Publication number
- JP7790704B2 JP7790704B2 JP2021205694A JP2021205694A JP7790704B2 JP 7790704 B2 JP7790704 B2 JP 7790704B2 JP 2021205694 A JP2021205694 A JP 2021205694A JP 2021205694 A JP2021205694 A JP 2021205694A JP 7790704 B2 JP7790704 B2 JP 7790704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- zeolite
- mpa
- pore
- bulk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Description
また、ゼオライトと、金属の水酸化物および/または金属の水酸化物を主成分にする脱臭成分材料とを混合粉砕法により混合し、焼結を行って調湿性を有する成型体を得る試みが、例えば特許文献1に開示されている。
また、この方法では、製造されるゼオライトバルク体の形状は使用する水熱容器によって定まり、1つの水熱容器で様々な形状の成型体を提供するという汎用性に富んだ製造が難しいという問題もあった。
(構成1)
MFI骨格をもつアルミノシリケートゼオライトを有し、
前記アルミノシリケートゼオライトにはミクロ孔、メソ孔およびマクロ孔からなる孔が形成されている、ゼオライトバルク体。
(構成2)
任意の断面をとって測定した前記マクロ孔に関して、前記マクロ孔の単純平均面積Sが5μm2以上20μm2以下、前記マクロ孔の面積の標準偏差σが12μm2以上20μm2以下、前記マクロ孔の累積頻度が95.4%になるときの孔の面積がS+2σの2倍以上5倍以下である、構成1記載のゼオライトバルク体。
(構成3)
前記マクロ孔の測定は、測定領域が縦横各120μm以上125μm以下の大きさの正方形の断面を10セット実施する、構成2記載のゼオライトバルク体。
(構成4)
圧縮強度が5MPa以上100MPa以下である、構成1から3の何れか一記載のゼオライトバルク体。
(構成5)
圧縮強度が20MPa以上50MPa以下である、構成4記載のゼオライトバルク体。
(構成6)
嵩密度(バルク密度)が2.0g/cm3以上2.5g/cm3以下、
ポロシティ(開気孔率)が40%以上50%以下である、構成1から5の何れか一記載のゼオライトバルク体。
(構成7)
触媒が担持されている、構成1から6の何れか一記載のゼオライトバルク体。
(構成8)
前記触媒は金属および金属化合物、セラミックス、有機材料からなる群より選ばれる1以上である、構成7記載のゼオライトバルク体。
(構成9)
MFI骨格をもつアルミノシリケートゼオライト粉と、無機バインダーと、連通孔形成造孔剤を混合することと、
第1の熱処理を行って成型体を作製することと、
前記成型体を加圧した水蒸気中で第2の熱処理を行うことと、
酸素が存在する環境で焼成を行う、ゼオライトバルク体の製造方法。
(構成10)
前記無機バインダーはコロイダルシリカである、構成9記載のゼオライトバルク体の製造方法。
(構成11)
前記連通孔形成造孔剤はスターチである、構成9または10記載のゼオライトバルク体の製造方法。
(構成12)
前記第1の熱処理の温度は65℃以上100℃以下である、構成9から11の何れか一記載のゼオライトバルク体の製造方法。
(構成13)
前記加圧の圧力は0.1MPa以上10MPa以下であり、前記第2の熱処理の温度は100℃以上200℃以下である、構成9から12の何れか一記載のゼオライトバルク体の製造方法。
(構成14)
前記焼成の温度は200℃以上500℃以下である、構成9から13の何れか一記載のゼオライトバルク体の製造方法。
(構成15)
前記焼成は大気環境で行う、構成9から14の何れか一記載のゼオライトバルク体の製造方法。
また、1つの製造装置で様々な形状のゼオライトバルク体を提供できる製造方法が提供される。ここで、提供されるゼオライトバルク体は一般コンクリート並みの圧縮強度を兼ね備える。
また、本発明のゼオライトバルク体は、ガスフィルタや水処理フィルタとしても利用できる。
なお、「A-B」は、A以上B以下を示す。
実施の形態1では、本発明のゼオライトバルク体の構造とその特徴、およびその材料の製造方法を説明する。
本発明のゼオライトバルク体101は、図1に示すように、MFI骨格をもつ、すなわち骨格の構造コードがMFI(ZSM-5(Zeolite Socony Mobil-5))であるアルミノシリケートゼオライト11を有し、そのアルミノシリケートゼオライト11にはミクロ孔12、メソ孔13およびマクロ孔14が形成されていることを特徴とする。ここで、ミクロ孔は2nm未満、メソ孔は2nm以上50nm未満そしてマクロ孔は50nm以上の直径の孔のことをいう。
さらに、任意の断面をとって測定したマクロ孔に関して、前記マクロ孔の単純平均面積Sが5μm2以上20μm2以下、前記マクロ孔の面積の標準偏差σが12μm2以上20μm2以下、前記マクロ孔の累積頻度が95.4%になるときの孔の面積がS+2σの2倍以上5倍以下であることが好ましい。
ここで、単純平均面積Sは7μm2以上15μm2以下がより好ましく、7μm2以上12μm2以下がさらに一層好ましい。面積の標準偏差σは、14μm2以上18μm2以下がより好ましく、累積頻度が95.4%になるときの孔の面積はS+2σの2.5倍以上4倍以下がより好ましい。
なお、その孔の面積の測定としては、例えば、マクロ孔14の測定は、測定領域が縦横各120μm以上125μm以下の大きさの正方形の断面を10セット実施する方法を挙げることができる。
これは、マクロ孔14の面積が通気性と機械強度を両立して得られる適度なものであることに加え、複数の孔が繋がった連通孔が適度に形成されていることによる。
マクロ孔14がアットランダムな大きさで、個々単独に形成される場合は、累積頻度が95.4%となる孔の面積は、正規分布を仮定すると、統計的にS+2σになる。累積頻度が95.4%となる孔の面積がS+2σの2倍以上になるということは、その条件より大きな孔が多数形成されていることを意味し、具体的には複数の孔が繋がった連通孔が形成されていることを意味する。連通孔の形成により、通気性が確保される。ここで、累積頻度が95.4%となる孔の面積がS+2σの5倍を超えると、バルク体の破壊を起こす起点となるウィークポイントが増えることから、機械強度が下がることが数々の検討を重ねたことからわかった。
また、ゼオライトバルク体101は、嵩密度(バルク密度)2.0g/cm3以上2.5g/cm3以下、ポロシティ(開気孔率)40%以上50%以下とすることが好ましい。この範囲で、高い調湿性、通気性と、一般コンクリートと同等以上の破壊強度をもつゼオライトバルク体が得られる。
触媒としては、金属および金属化合物、セラミックス、有機材料からなる群より選ばれる1以上を挙げることができる。
例えば、白金(Pt)ナノ粒子を担持させると、NOxやVOC(Volatile Organic Compounds)を効率的に吸着、分解する環境ガスフィルタを供給することが可能になる。
ゼオライトバルク体101の製造方法を図2から5を用いて説明する。
無機バインダーとしては、コロイダルシリカ、アルミナゾル、ジルコニアゾルを挙げることができる。コロイダルシリカは水に懸濁されたものを用いるのがコスト的にも取り扱い的にも簡単で好ましいが、水に限らずメタノール、イソプロピルアルコールを用いることもできる。水などの懸濁溶媒に対するシリカ固形分の重量比率は20%以上40%以下が好ましい。
連通孔形成造孔剤としては、スターチ(デンプン)を挙げることができる。スターチとしては、ライススターチ、コーンスターチが好ましく、それの水に対する固形分の重量比は10%以上30%以下が好ましい。
混合比は、アルミノシリケートゼオライト粉Xに対するコロイダルシリカYの重量比(Y/X)が25%以上50%以下、アルミノシリケートゼオライト粉Xに対する連通孔形成造孔剤Zの重量比(Z/X)が10%以上30%以下が好ましい。この範囲で、高い調湿性、通気性、および機械強度(圧縮強度)を両立させることができる。
本発明では、製造物の外形をこの成型体形成工程段階で形作ることができるので、ここが1つの製造装置で様々な形状のゼオライトバルク体を供給できるという特徴の1つになっている。
第1の熱処理の方法としては恒温恒湿器、定温乾燥機を挙げることができ、その温度としては80℃以上100℃以下、熱処理時間としては10分以上30分以下を好んで用いることができる。この工程で、混合体に含まれる連通孔形成造孔剤が糊化(α-スターチ化)した後、室温で冷却される過程で図5(c)に示すように、連通孔形成造孔剤がネットワークを形成して老化(β-スターチ化)する。なお、参考までに、スターチが糊化し、さらにそれがネットワーク化していく様子を図4に示す。図4(a)は、(分枝状)アミロペクチン31aと(直鎖状)アミロース32からなる米デンプン33と米デンプン33との間に水分子34が存在するゲル状態を示す。図4(b)は、加熱起因の糊化(α-スターチ化)により、水分子34の一部が米デンプン33の中に取り込まれるとともに、アミロース35aが米デンプン33の外部に存在する状態になることを示す。そして、図4(c)は、冷却によってネットワーク化したβ-スターチになった状態を示す。ここで、35bはアミロースであり、31bはアミロペクチンである。
圧力としては8MPa以上10MPa以下、水蒸気分圧としては0.5MPa以上1.1MPa以下、温度としては150℃以上180℃以下、熱処理時間としては12時間以上24時間以下を好んで用いることができる。
加圧水蒸気熱処理装置は特に限定はなく、例えば、図3に示すような通常のものを使用することができる。ここで、図3中の51はオートクレーブ、52は成型体(Green Body)、53は治具(支え)、そして54は水である。
この工程で、ネットワーク化したスターチの一部がゼオライトバルク体内部から除去されるとともに、ゼオライトとバインダーが連結して、バルク体内部に連通孔構造が形成される。
酸素が存在する環境は、大気が簡易でコスト的にも好ましいので好んで用いられるが、大気に限らず酸素が存在する環境であればよい。ここで、圧力としては0.1MPa以上0.2MPa以下、酸素の量としては20%以上40%以下、温度としては450℃以上550℃以下、熱処理時間としては18時間以上24時間以下を好んで用いることができる。
実施例1では、ゼオライトバルク体試料を作製し、その特性を評価した。
最初に、市販のZSM-5(Zeolite Socony Mobile-5)ゼオライト粉(HSZ-800 840HOA protontype、東ソー)とコロイダルシリカ(スノーテックスST-S、日産化学)の水系分散液をボールミルで24時間混合した。ここで、スラリー中の固体分濃度は39-42vol%、固体分中の成分重量比はZSM-5:SiO2=2:1とした。
その後、その混合物をアクリル製のモールドにキャスティングし、80℃の水蒸気中で0または10分間加熱した。
しかる後、自然乾燥固化法にて室温で乾燥させて成形体を作製した。
次に、作製した成形体を180℃のオートクレーブ内で24時間水蒸気処理した。
その後、水蒸気処理後の成形体を大気中、450℃で24時間脱脂し、ゼオライト固化体(ゼオライトバルク体)を得た。
試料1:スターチを添加せず、80℃の水蒸気中加熱も行わない比較例の位置づけの試料。
試料2:スターチは固形分重量に対して20wt%添加するが、80℃の水蒸気中加熱は行わない参考例としての位置づけの試料。
試料3:スターチを固形分重量に対して20wt%添加し、80℃の水蒸気中加熱も10分行った実施例の位置づけの試料。
各試料の状態がわかりやすいように、その状態を図5(a)から(c)に模式的に示す。図5(a)はゼオライト(アルミノシリケートゼオライト)11の粉のみが凝集している状態、図5(b)はゼオライト11の粉にスターチが混合された後スターチが抜けてそこが細孔(ポア)21になった状態、そして、図5(c)はスターチが抜けて細孔(ポア)22が形成されるとともに細孔22がネットワーク化された状態である。細孔22がネットワーク化されると後述の連通孔を生む。
1.形状
形状を、断面SEM観察と浸液透光法を適用した共焦点レーザー蛍光顕微鏡(CLSFM)による観察の2つの方法で調べた。
共焦点レーザー蛍光顕微鏡としては、TCS SP5(ライカマイクロシステムズ製)を用いた。レーザーの波長は543nmであり、対物レンズのF値は0.36(NAで表すと1.4)である。
この測定では、各焦点面での断面画像を取得し、3D解析することにより、3次元像として表示することが可能である。光軸方向(Z方向)に0.13μmステップで画像を取得して評価した。
作製時の条件によって、内部構造(気孔構造)が変化していることがわかる。
マクロ孔の面積の分布を上記共焦点レーザー蛍光顕微鏡で取得した断面画像を使用して求めた。その手順を下記に示す。なお、画像処理にはImageJ(Rasband,W.S.,ImageJ,U.S.National Institutes of Health,Bethesda,Maryland,USA,https://imagej.nih.gov/ij/i997-2021.、Schneider,C.A.Rasband,W.S.,Eliceiri,K.W.“NIH Imge to ImageJ:25 Years of image analysis”Nature Methods 9,671-675,2012参照)を用いた。
次に、ガウシアンフィルタをこの画像にかけてスムージングを行い、その後二値化処理し、孔に相当する部分の輪郭抽出を行った。ここで、二値化処理後にはスパイクノイズ除去を行って輪郭抽出の精度を高めた。
その後、上記10セットの画像全てに対して同様の処理を行い、ImageJのAnalyze Particles機能を使用して黒色部である各孔の部分の面積を測定し、そのデータを解析した。
孔の面積の平均値S、標準偏差σ、S+2σ、図10の95.4%頻度のときの孔のサイズD、およびD/(S+2σ)を一覧にして表1に示す。
作製した試料1-3と参考としての原料ゼオライZSM-5の結晶構造を粉末X線回折により調べた。ここで、X線回折(XRD)装置としてはMiniflex600(RIGAKU製)を用い、回折角10~50°、ステップ0.02°条件で測定した。その結果を図11に示す。
その結果、固化処理体の回折ピークは、原料のゼオライト粉と一致した。このことから、試料1-3はZSM-5の結晶構造が保たれていることが確認された。なお、図11には、ZSM-5のICDDデータベースによるデータも参考までに載せている。
作製したゼオライトバルク体の試料1-3の見かけ密度、嵩密度(バルク密度)、開気孔率(ポロシティ)、破壊応力を測定した。その結果を表2に示す。
スターチを添加すると、開気孔率が大きくなった。
また、どの条件の試料でも破壊応力が30MPa以上という一般コンクリートと遜色のない強い破壊強度を有していることが実証された。
破壊応力は、AG-I50kNオートグラフ(SHIMADZU製)を用いて測定した。その圧縮測定は、φ10mm、高さ10mmの円柱形状の試料片をクロスヘッド速度0.6mm/minで行った。1条件あたり回数(n)7以上の測定を行い、破壊応力の平均値(MPa)と標準偏差を求めた。参考までに、表1の測定データを図12に示す。
-196℃における窒素の脱吸着等温線測定で、細孔径分布と比表面積を測定した。
窒素の脱吸着等温線測定の結果を図13に示す。測定装置としては、PMA-601(SepraTek製)を用いて測定した。
作製した試料1-3では、原料ゼオライト粉では見られなかったヒステリシス曲線が確認された。
一般に、脱吸着等温線は、試料に形成されている孔の大きさとともに図14に示されるような曲線を描くことが知られている。試料1-3にヒステリシス曲線特性が得られていることから、試料1-3の固化体にメソ孔以上の大きさの気孔が存在することを示している。
窒素の脱吸着等温線からBET法で算出した比表面積を表3に示す。
また、窒素の脱吸着等温線から作成したBJHプロットを図15に示す。この結果から、試料1-3に6-9nmのメソ孔の存在ピークが確認された。
作製したゼオライト固化体試料1-3の水蒸気吸着特性を調べるために、25℃で水の脱吸着等温線測定を行った。その結果を図16に示す。
試料1-3では、高相対圧域での水の吸着量が、固化体は原料ゼオライト粉より大きくなることが確認された。また、原料ゼオライト粉で見られなかったヒステリシス曲線が確認された。この性質は試料1-3に環境調湿性能が備わっていることを示している。
また、実施時のスターチの添加量と80℃水蒸気中での熱処理の有無で、脱吸着等温線が変化した。これは、処理によって内部の気孔構造が変化したためと考えられる。ここで、スターチの添加と80℃水蒸気中の熱処理により連通孔が形成された試料3で、最も水蒸気吸着量が多くなることが確認された。
ゼオライトバルク体の通気性を窒素ガス透過量測定により調べた。
測定は下記のとおりである(図17参照)。
厚み0.1mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに直径6mmの穴をあけ、穴の中心と固化体の中心位置を合わせるように、直径13mm、高さ2mmの円盤形状に加工したゼオライトバルク体を、エポキシ樹脂でPETフィルムに貼り付けた。エポキシ樹脂は、ゼオライト固化体のPETフィルムの穴に露出した部分には付着しないよう、PETフィルムに触れた部分のみに塗布した。
測定装置Permeation Membrane Analyzer(PMA-601、SepraTek製)のチャンバーに、PETフィルムに貼り付けたゼオライト固化体を設置し、PETフィルム側をオイルポンプで真空引きし、ゼオライト固化体側から0.2MPaの窒素ガスを流した。そして、チャンバーの圧力変化から、標準状態の窒素ガスの単位時間当たりの流量(sccm)を、測定装置に付属の分析ソフトを用いて算出した。
この結果から、実施例である連通孔が形成された試料3は、試料1および2に比べて単位時間当たりの窒素ガスの透過量が大きく、通気性が優れていることが確認された。
エアコンのような電力を使用せずに、調湿、換気が行えて、かつ壁材としても使用可能な本発明の調湿部材は随所に使用されることが期待される。
さらに、本発明のゼオライトバルク体は、強度的に優れるガスフィルタや水処理フィルタとしても使用することができる。
このため、民生、産業用途を問わず、産業に寄与すると考えられる。
11:ゼオライト、アルミノシリケートゼオライト
12:ミクロ孔
13:メソ孔
14:マクロ孔
15:機能性ナノ粒子
21:細孔(ポア)
22:細孔(ポア)
31a:(分枝状)アミロペクチン
31b:アミロペクチン(糊化時)
32:(直鎖状)アミロース
33:米デンプン
34:水分子
35a:アミロース(糊化時)
35b:アミロース(老化時)
51:オートクレーブ
52:成型体(Green Body)
53:治具(支え)
54:水
101:ゼオライトバルク体
Claims (7)
- MFI骨格をもつアルミノシリケートゼオライトを有し、
前記アルミノシリケートゼオライトにはミクロ孔、メソ孔およびマクロ孔からなる孔が形成されており、
圧縮強度が20MPa以上50MPa以下である、ゼオライトバルク体。 - 任意の断面をとって測定した前記マクロ孔に関して、前記マクロ孔の単純平均面積Sが5μm2以上20μm2以下、前記マクロ孔の面積の標準偏差σが12μm2以上20μm2以下、前記マクロ孔の累積頻度が95.4%になるときの孔の面積がS+2σの2倍以上5倍以下である、請求項1記載のゼオライトバルク体。
- 前記マクロ孔の測定は、測定領域が縦横各120μm以上125μm以下の大きさの正方形の断面を10セット実施する、請求項2記載のゼオライトバルク体。
- 嵩密度(バルク密度)が2.0g/cm3以上2.5g/cm3以下、
ポロシティ(開気孔率)が40%以上50%以下である、請求項1から3の何れか一記載のゼオライトバルク体。 - 触媒が担持されている、請求項1から4の何れか一記載のゼオライトバルク体。
- 前記触媒は金属および金属化合物、セラミックス、有機材料からなる群より選ばれる1以上である、請求項5記載のゼオライトバルク体。
- MFI骨格をもつアルミノシリケートゼオライト粉と、コロイダルシリカである無機バインダーと、スターチである連通孔形成造孔剤を混合することと、
第1の熱処理を行って成型体を作製することと、
前記成型体を加圧した水蒸気中で第2の熱処理を行うことと、
酸素が存在する環境で焼成を行うことと
を包含し、
前記混合することは、前記アルミノシリケートゼオライト粉Xに対する前記コロイダルシリカYの重量比(Y/X)が25%以上50%以下、前記アルミノシリケートゼオライト粉Xに対する連通孔形成造孔剤Zの重量比(Z/X)が10%以上30%以下となるように、前記アルミノシリケートゼオライト粉、前記無機バインダーおよび前記連通孔形成造孔剤を混合し、
前記成型体を作製することにおいて、前記第1の熱処理の条件は、80℃以上100℃以下、10分以上30分以下の範囲であり、
前記第2の熱処理を行うことにおいて、前記加圧した水蒸気中の前記第2の熱処理の条件は、圧力8MPa以上10MPa以下、水蒸気分圧0.5MPa以上1.1MPa以下、150℃以上180℃以下、12時間以上24時間以下の範囲であり、
前記焼成を行うことにおいて、前記焼成の条件は、圧力0.1MPa以上0.2MPa以下、酸素の量20%以上40%以下、450℃以上550℃以下、18時間以上24時間以下の範囲である、ゼオライトバルク体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021205694A JP7790704B2 (ja) | 2021-12-20 | 2021-12-20 | ゼオライトバルク体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2021205694A JP7790704B2 (ja) | 2021-12-20 | 2021-12-20 | ゼオライトバルク体およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023091787A JP2023091787A (ja) | 2023-07-03 |
| JP7790704B2 true JP7790704B2 (ja) | 2025-12-23 |
Family
ID=86995798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021205694A Active JP7790704B2 (ja) | 2021-12-20 | 2021-12-20 | ゼオライトバルク体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7790704B2 (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007135769A1 (ja) | 2006-05-23 | 2007-11-29 | Japan Energy Corporation | 炭化水素留分の製造方法 |
| JP2011207749A (ja) | 2010-03-12 | 2011-10-20 | Ngk Insulators Ltd | ゼオライト構造体及びその製造方法 |
| JP2015512845A (ja) | 2012-02-07 | 2015-04-30 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | TiおよびZnを含有するゼオライト材料を含有する微小粉末および成形物 |
| JP2016525446A (ja) | 2013-07-24 | 2016-08-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | チタン含有ゼオライトの再生 |
| JP2019112265A (ja) | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 東ソー株式会社 | ゼオライト−シリカ成形体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2066659C (en) * | 1989-09-29 | 1999-07-13 | Exxon Research & Engineering Company | Zeolite aggregates and catalysts |
-
2021
- 2021-12-20 JP JP2021205694A patent/JP7790704B2/ja active Active
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007135769A1 (ja) | 2006-05-23 | 2007-11-29 | Japan Energy Corporation | 炭化水素留分の製造方法 |
| JP2011207749A (ja) | 2010-03-12 | 2011-10-20 | Ngk Insulators Ltd | ゼオライト構造体及びその製造方法 |
| JP2015512845A (ja) | 2012-02-07 | 2015-04-30 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | TiおよびZnを含有するゼオライト材料を含有する微小粉末および成形物 |
| JP2016525446A (ja) | 2013-07-24 | 2016-08-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | チタン含有ゼオライトの再生 |
| JP2019112265A (ja) | 2017-12-25 | 2019-07-11 | 東ソー株式会社 | ゼオライト−シリカ成形体 |
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| ZOU Sibei et al.,nanomaterials,スイス,MDPI,2020年,10、30,p.1-p.16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2023091787A (ja) | 2023-07-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Twibi et al. | Development of high strength, porous mullite ceramic hollow fiber membrane for treatment of oily wastewater | |
| Ghouil et al. | Development and characterization of tubular composite ceramic membranes using natural alumino-silicates for microfiltration applications | |
| Das et al. | Preparation and characterization of novel ceramic membranes for micro-filtration applications | |
| Colombo et al. | Fabrication of ceramic components with hierarchical porosity | |
| Nishihara et al. | Preparation of monolithic SiO 2–Al 2 O 3 cryogels with inter-connected macropores through ice templating | |
| Caruso et al. | Silica films with bimodal pore structure prepared by using membranes as templates and amphiphiles as porogens | |
| Bouzerara et al. | Porous ceramic membranes prepared from kaolin | |
| Aloulou et al. | Elaboration and characterization of ceramic microfiltration membranes from natural zeolite: Application to the treatment of cuttlefish effluents | |
| Vakifahmetoglu et al. | Gradient-hierarchic-aligned porosity SiOC ceramics | |
| US10486111B2 (en) | Separation membrane structure | |
| Aouadja et al. | Fabrication and properties of novel porous ceramic membrane supports from the (Sig) diatomite and alumina mixtures | |
| JP6046697B2 (ja) | ハニカム形状セラミック多孔質体、その製造方法、及びハニカム形状セラミック分離膜構造体 | |
| JP2008074695A (ja) | ゼオライト膜製造用の種結晶含有層付き多孔質基材、ゼオライト膜及びゼオライト膜の製造方法 | |
| JP2017519752A (ja) | 金属−有機構造体 | |
| JP5523560B2 (ja) | 炭素膜複合体およびその製造方法ならびに分離膜モジュール | |
| Chung et al. | Novel method for the facile control of molecular weight cut-off (MWCO) of ceramic membranes | |
| Yang et al. | One-step dip-coating method for preparation of ceramic nanofiber membrane with high permeability and low cost | |
| WO2013147272A1 (ja) | ハニカム形状セラミック多孔質体、その製造方法、及びハニカム形状セラミック分離膜構造体 | |
| WO2014069630A1 (ja) | ゼオライト膜の再生方法 | |
| JP5925190B2 (ja) | 水不透過性のセラミック分離膜の製造方法および該製造方法で得られるセラミック分離膜 | |
| Henning et al. | Hierarchically porous and mechanically stable monoliths from ordered mesoporous silica and their water filtration potential | |
| Costacurta et al. | Hierarchical porosity components by infiltration of a ceramic foam | |
| JP6594726B2 (ja) | 水素分離装置及び水素分離方法 | |
| Lenza et al. | Study of the influence of some DCCAs on the structure of sol–gel silica membranes | |
| CN103813981A (zh) | 碳膜的制造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20211224 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20241127 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20250917 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20251014 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20251125 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20251202 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20251204 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7790704 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |