JP7793457B2 - 画像処理装置および方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置および方法、プログラム

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Description

本発明は、画像処理装置および方法、プログラムに関する。
映像制作の現場では複数の撮像装置を用いて撮影が行われるケースがある。同じ被写体を撮影しても、使用する撮像装置やレンズの個体差や環境照明の違いなどによって、撮像装置から得られる色や輝度の特性が異なる。撮像装置から出力される撮影画像の特性を合わせるため、チャートを用いた色合わせ手法が存在する。
特許文献1には、チャートの撮影により取得したチャート撮影画像からパッチ情報を抽出する画像処理装置が開示されている。特許文献1では、チャートの4頂点と撮影画像中のチャートの4頂点の座標から変換行列が算出され、チャートの各パッチの中心座標と変換行列とから、撮影画像中の全パッチの中心座標が求められる。そして、全パッチが重ならず抽出可能となったら抽出範囲の画素値が取得される。
特開2015-226219号公報
しかしながら、抽出範囲とパッチとの位置ずれ、圧縮ノイズ、ランダムノイズ等に起因して、抽出範囲に画素ばらつきが発生する可能性がある。色合わせを行う際、画素ばらつきを含んだデータに基づくと色合わせの精度が低下し、チャート再選択や画像再取得等が必要となって作業性が低下するという問題があった。
本発明は、画像内のある領域を特定する際に、その領域に対応する範囲の指定の適否を容易に認識させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、複数のパッチを含むチャートを撮像した撮影画像を取得する第1の取得手段と、前記第1の取得手段により取得された撮影画像を表示部に表示させる制御手段と、ユーザ操作に基づき、前記複数のパッチに対応させるための複数の抽出範囲を指定する指定手段と、前記撮影画像における、前記指定手段により指定された各抽出範囲の画素値を取得する第2の取得手段と、前記第2の取得手段により取得された画素値から、前記各抽出範囲について所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、を有し、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づく表示態様で、前記表示部に前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする。
本発明によれば、特定の領域に対応する抽出範囲の指定の適否を容易に認識させることができる。
画像処理装置の主要部のブロック図である。 表示部に表示される画像イメージを示した図である。 抽出範囲の指定途中における表示部の表示例を示す図である。 抽出範囲の指定完了後における表示部の表示例を示す図である。 チャート位置情報の描画例を示す図である。 1つの矩形範囲を示す図である。 抽出範囲描画処理を示すフローチャートである。 抽出範囲描画処理を示すフローチャートである。 チャート画像の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の主要部のブロック図である。この画像処理装置は、表示部100と、制御部101と、画素値抽出部102と、画素値判定部103とを有する。画像処理装置は、いずれも不図示のCPU、ROM、RAM等を含む。ROMには、CPUにより実行される制御プログラムが格納されている。RAMは、CPUが制御プログラムを実行する際のワークエリアを提供する。制御部101、画素値抽出部102および画素値判定部103の機能は、上記CPU、ROM、RAM等の協働により実現される。
図2は、表示部100に表示される画像イメージを示した図である。表示部100には、撮影画像110および複数のチャート位置情報113が表示されている。撮影画像110は、複数の測定用画像であるパッチを含むオリジナルのチャートが印刷された印刷物(不図示)を撮影することで取得された画像データである。撮影画像110は、第1の取得手段としての制御部101、画素値抽出部102および画素値判定部103によって取得される。
撮影画像110には、上記チャートに対応するチャート画像111が含まれる。チャート画像111には、パッチ画像112およびフレーム画像114が含まれる。フレーム画像114は、チャート画像111のうちパッチ画像112を除く領域の画像である。パッチ画像112は、チャートに含まれるパッチに対応するチャート要素である。
表示部100は、入力された撮影画像110と、制御部101から出力されたチャート位置情報113とを表示する。チャート画像111に対して、チャート位置情報113が重ねて表示されている。
チャート位置情報113は、パッチ画像112ごとに画素値を抽出する際の対象となる「抽出範囲」である。抽出範囲の画素値が、画素ばらつきの有無を判定するための画像情報となる。具体的な判定方法については後述する。画素ばらつきの有無を判定することは、所定の条件を満たすか否かを判定することの一例である。
制御部101は、抽出数(h,v)や抽出サイズ(w)と、抽出範囲を指定するユーザ操作と、画素値判定部103から出力された画素値判定情報115とに基づいて、チャート位置情報113を生成し、表示部100へ出力する。また、制御部101は、表示部100上の座標から撮影画像110上の座標情報116を生成し(後述する式4で説明する)、画素値抽出部102へ出力する。
まず、チャート位置情報113の生成方法を説明する。抽出数(h,v)は、チャート画像111内におけるパッチ画像112の、水平方向の数(h)、垂直方向の数(v)を示している。図2に示す例では、水平方向が6、垂直方向が4である。抽出サイズ(w)は、チャート位置情報113の幅を示す数値である。なお、抽出数および抽出サイズは、ユーザが事前に入力してもよいし、予めチャートごとのパラメータとしてROMに格納されていてもよい。
図3は、抽出範囲の指定途中における表示部100の表示例を示す図である。図3では、複数のパッチ画像112のうち4隅のパッチ画像112の中心座標が表示されている。これらの中心座標は、左上のパッチ座標120、右上のパッチ座標121、左下のパッチ座標122、右下のパッチ座標123である。
抽出範囲の初回の指定は、矩形124の4つの頂点を決定することでなされる。矩形124の4つの頂点は、左上の指定座標Q1、右上の指定座標Q2、左下の指定座標Q3、右下の指定座標Q4である。
ユーザは、マウス119などを用いて、これらの指定座標を指定することができる。その指定手法は限定されないが、一例としてユーザは、パッチ座標120、121、122、123のいずれかを最初に始点として指定する。この時点で、パッチ座標120、121、122、123と指定座標Q1、Q2、Q3、Q4とは必ずしも一致していない。
仮に、左上のパッチ座標120が始点とされた場合、ユーザは、パッチ座標120の対角に位置する右下のパッチ座標123に向かってマウスドラッグ操作をする。これにより、矩形124の範囲が変化する。
矩形124によって、抽出数(h,v)分のマトリクス状のチャート位置情報113が抽出範囲として規定される。指定途中における矩形124によって規定されるチャート位置情報113の各々の中心座標が座標126である。指定完了後における矩形124によって規定されるチャート位置情報113の各々の中心座標が座標130(図4参照)である。
座標126、130の座標値(xi,)は、図3に示す座標軸の原点を原点127とすると、式1により求めることができる。
上述のように、式1におけるhは水平方向の抽出数、vは垂直方向の抽出数である。(x1,)は左上のパッチ座標120の座標値、(xh,)は右下の指定座標Q4の座標値を示している。
なお、始点は左上のパッチ座標120に限るものではなく、右上のパッチ座標121などの他の頂点を始点としてもよい。また、必ずしも4隅のパッチ座標のいずれかを始点とすることは必須でなく、例えば、抽出数が水平4、垂直2の場合に、その抽出数に応じて始点となるパッチ座標をユーザが決定してもよい。
ユーザは、指定座標Q4が右下のパッチ座標123に到達したら、マウス押下操作を一旦解除する。この時点で、抽出範囲の初回の指定が完了する。次に、ユーザは、2回目以降の指定により抽出範囲を修正する。例えば、ユーザは、マウス操作により、指定座標Q2を右上のパッチ座標121へ合うように微調整し、さらに、指定座標Q3を左下のパッチ座標122へ合うように微調整する。これにより、図4に例示するように、矩形124の形状や範囲が変更される。
図4は、少なくとも1回の抽出範囲の指定完了後における表示部100の表示例を示す図である。図4に示すように、抽出範囲が理想的に指定または修正された場合は、パッチ座標120、121、122、123と指定座標Q1、Q2、Q3、Q4とが一致している。また、チャート位置情報113の各々の中心座標となる座標130は、パッチ画像112の中心座標と一致している。
制御部101は、座標130と抽出サイズとに基づいて、チャート位置情報113を生成する。座標130の座標値(Xi,)は、式2、式3により求めることができる。
式2中の座標値(x1,)は、矩形124上の左上の指定座標Q1の座標値であり、座標値(xh,)は矩形124上の右下の指定座標Q4の座標値である。式2中の(X1,1)は、左上の座標130の座標値であり、図4の例では矩形124上の左上の指定座標Q1の座標値と同義である。式2中の(X4,)は、右下の座標130の座標値であり、図4の例では右下の指定座標Q4の座標値と同義である。式2中の座標(X2,)は、右上の座標130の座標値であり、図4の例では右上の指定座標Q2の座標値と同義である。式2中の座標(X3,)は、左下の座標130の座標値であり、図4の例では左下の指定座標Q3の座標値と同義である。いずれの座標130の座標値も、ユーザが操作した際に取得される座標値である。
制御部101は、座標130の座標値(Xi,)と抽出サイズとから、チャート位置情報113を生成することができる。例えば、抽出サイズをw=10とした場合、座標(X-5-5)、(X+5+5)を通る矩形を外郭形状とする範囲がチャート位置情報113となる。
制御部101は、画素値判定部103から出力される画素値判定情報115を基に、抽出範囲(チャート位置情報113)の描画方法を変更する。制御部101は、チャート位置情報113に画素ばらつきがある場合と画素ばらつきがない場合とで区別がつくように、抽出範囲の表示態様を異ならせる。
図5は、表示部100におけるチャート位置情報113の描画例を示す図である。図5に示す例では、複数のチャート位置情報113のうち一部は、対応するパッチ画像112に対して位置がずれている。その結果、一部のチャート位置情報113において、抽出した画素値にばらつきが発生する。
例えば、チャート位置情報113-Aには画素値にばらつきがあると判定され、チャート位置情報113-Bには画素値にばらつきが無いと判定されたとする。この場合、制御部101は、チャート位置情報113-Aには、矩形内に「×」等の印(マーク)を付ける。チャート位置情報113-Bには印を付けない。これにより、画素ばらつきの有無を視覚により認識させることができる。
なお、区別の方法はこれに限るものではない。例えば、画素ばらつきが無いと判定された抽出範囲(チャート位置情報113)と画素ばらつきが有ると判定された抽出範囲とで、色、マークまたは枠形状の少なくとも1つを異ならせてもよい。あるいは、画素ばらつきが有ると判定された抽出範囲については矩形(枠形状)を表示しないようにしてもよい。
次に、撮影画像上の座標情報116(図1)の生成方法を説明する。
図6(a)、(b)は、1つの矩形範囲150を示す図である。矩形範囲150の各々がチャート位置情報113の各々の描画範囲に相当する。中心座標(CXi,CY)は、矩形範囲150の中心座標である。撮影画像上の座標情報116は、中心座標(CXi,CY)と幅CX、CYとで定義される。
撮影画像110の解像度と表示部100の表示解像度とは必ずしも一致しない。従って、表示部100上の座標系から撮影画像110上の座標系への変換が必要となる。表示部100の水平解像度がHin、垂直解像度がVin、撮影画像110の水平解像度がHout、垂直解像度がVoutであるとする。この場合、式4により、表示部100上の座標系から撮影画像110上の座標系への変換が可能となる。
画素値抽出部102(図1)は、入力された撮影画像110と、制御部101から入力された撮影画像上の座標情報116とを基に、画素値を取得(抽出)する。ここで、画素値抽出部102は、画素値を、撮影画像110に含まれるチャート画像111のパッチ画像112に対応する抽出範囲ごとに取得する。
図6(a)の例でいえば、画素値抽出部102は、抽出範囲である矩形範囲150の画素値をRGBの色ごとに抽出し、これを全ての矩形範囲150について実施する。そして画素値抽出部102は、抽出範囲ごとに且つRGBの色ごとに取得した画素値を、画素値群117(図1)として画素値判定部103へ出力する。
画素値判定部103は、画素値抽出部102から出力された画素値群117を基に、画素ばらつきの有無を判定し、その判定結果を画素値判定情報115として制御部101へ出力する。画素値判定情報115の生成方法を説明する。
抽出範囲のR,G,Bの各画素値をR(n,m)、G(n,m)、B(n,m)とする。ここで、nとmは、抽出範囲内の座標である。画素値判定部103は、抽出範囲の中心画素値Rc、c、と閾値Tとを用いて、抽出範囲内の座標について、次の3つ条件を含む式5が成立するか否かを判定する。
閾値T<|R-R(n,m)
閾値T<|G-G(n,m)| ・・・式5
閾値T<|B-B(n,m)
式5における少なくとも1つの条件が満たされる場合は、画素ばらつきが有ると判定される。いずれの条件も満たされない場合は、画素ばらつきが無いと判定される。言い換えると、R,G,Bのいずれかについて、抽出範囲における中心の画素値と中心以外の画素値との差分が閾値Tを超える場合は、当該抽出範囲に画素ばらつきが有ると判定される。
画素値判定情報115は、座標130ごとの画素ばらつきの有無を示すP(i,j)の情報を含む。画素値判定部103は、画素ばらつきが有ると判定した場合は、画素値判定情報115においてP(i,j)=1と設定し、画素ばらつきが無いと判定し場合は、画素値判定情報115においてP(i,j)=0と設定する。
なお、閾値Tは、閾値Tr、Tg、TbのようにR、G、Bごとに設けてもよい。その場合、閾値Tr、Tg、Tbによって、R、G、Bのそれぞれについて画素ばらつきの有無を判定し、画素値判定情報115におけるP(i,j)を、Pr(i,j)、Pg(i,j)、Pb(i,j)として色ごとに設けてもよい。画素値判定情報115がRGB別に区別されていると、どの色の画素値にばらつきがあったかがわかる。さらに、画素ばらつきがあった色によって、チャート位置情報113の描画態様を異ならせてもよい。例えば、RBの画素値にだけばらつきがあった場合、チャート位置情報113をマゼンダで描画し、GBの画素値にだけばらつきがあった場合、チャート位置情報113をシアンで描画してもよい。
あるいは、抽出範囲における画素ばらつきの有無を、抽出範囲を複数に分割した領域ごとに判定してもよい。例えば、図6(b)に示すように、矩形範囲150を、中心座標を通る4つの象限に分割し、4つの象限151、152、153、154のそれぞれについて画素ばらつきの有無を判定してもよい。このようにすれば、どの象限に画素ばらつきが発生しているかわかる。従って、ユーザは、画素ばらつきが発生している象限とは反対方向に抽出範囲をずらしたり、もしくは抽出範囲を狭めたりするなどして画素ばらつきを抑えることが可能となる。なお、分割領域は象限に限らない。
なお、抽出範囲の画素値の平均値を求め、この平均値を判定結果に紐付けてもよい。例えば、画素値判定部103は、画素値抽出部102から入力された画素値群117を平均化し、画素平均値として出力する。この画素平均値は、撮像装置間の色合わせなどを行うための入力データとして利用できる。そしてこの画素平均値を、画素値判定情報115と紐づけて出力してもよい。これにより、撮像装置間の色合わせを行う場合、画素平均値のデータに画素ばらつきがあるか否かで、当該画素平均値を用いるか否かを判断できるからである。
次に、これまで説明した抽出範囲の指定から抽出範囲の描画までの処理を、図7を用いて説明する。
図7は、抽出範囲描画処理を示すフローチャートである。この処理は、画像処理装置におけるROMに格納されたプログラムをCPUがRAMに展開して実行することにより実現される。この処理は、例えば、抽出範囲描画処理の開始がユーザによって指示されると開始される。
この説明において、撮影画像110に含まれるチャート画像111内のパッチ画像112は、均一な画素値(R=255、G=255、B=255)であると仮定する。また、チャート画像111内のパッチ画像112を除くフレーム画像114の部分も、均一な画素値(R=128、G=128、B=128)であると仮定する。画素値判定に用いる閾値Tは30であるとする。
ステップS100では、制御部101は、ユーザ操作に応じて、表示部100に表示された撮影画像110上で、抽出範囲の指定を開始する。まず、制御部101は、ユーザによるマウス操作で最初に指定された点を始点として特定する。例えば、ユーザがチャート画像111の左上のパッチ座標120にカーソルを置いてマウス119を押下すると、制御部101は、パッチ座標120を始点(第1の点)として特定する(例えば、図3の指定座標Q1)。
ステップS101において、制御部101は、ユーザによるマウスドラッグ操作で指定された点を終点として特定する。ここでは、ユーザは、始点に対して対角に位置する右下のパッチ座標123に向かってマウス119をドラッグ操作する。マウス119の押下位置が刻々と変化し得る。制御部101は、現在のマウス119の押下位置を終点(第2の点)として特定する(例えば、図3の指定座標Q4)。これにより、矩形124が仮決定される。
ステップS102において、制御部101は、式1~式3を用いて、矩形124によって規定されるチャート位置情報113の各々の中心座標である座標130(または座標126)の座標値(Xi,)を算出する。なお、マウス119の押下が解除されるまでは終点は仮決定状態であり、制御部101は、マウス119の移動操作が継続している間も必要な座標値の算出を継続する。
このように、ステップS100~S102では、指定手段としての制御部101は、ユーザ操作に基づき、表示部100に表示された撮影画像110上において、複数のパッチに対応させるための複数の抽出範囲を指定する。
ステップS103において、第2の取得手段としての画素値抽出部102は、式4を用いて抽出範囲ごとに画素値を抽出(取得)し、これらの画素値を画素値群117として画素値判定部103へ出力する。ステップS104において、判定手段としての画素値判定部103は、画素値抽出部102から出力された画素値群117を用いて画素値判定を行う。すなわち画素値判定部103は、各抽出範囲について所定の条件を満たすか否かを判定する。
図5の例で考える。チャート画像111は傾いているが矩形124は傾いていない。マウス119の押下位置が右下のパッチ座標123付近にある場合、右上のチャート位置情報113-Aの領域は、対応するパッチ画像112とフレーム画像114とを跨いでいる。この場合、式5から、抽出範囲であるチャート位置情報113-Aの中心画素値Rc、c、と閾値Tと差分は、|255-128|=128となり、閾値T=32を超える。このような場合は、画素値判定部103は、画素ばらつきが有ると判定し、チャート位置情報113-Aに関する画素値判定情報115をP(6,1)=1とし、制御部101へ出力する。
一方、チャート位置情報113-Bの領域は、対応するパッチ画像112内に収まっている。この場合、式5から、抽出範囲であるチャート位置情報113-Bの中心画素値Rc、c、と閾値Tと差分は、|255-255|=0となり、閾値T=32を超えない。従って、画素値判定部103は、画素ばらつき無いと判定し、チャート位置情報113-Bに関する画素値判定情報115をP(6,4)=0とし、制御部101へ出力する。
画素値判定部103は、その他の抽出範囲においても同様の判定を行い、画素値判定情報115を生成して制御部101へ出力する。
ステップS105において、画素値判定部103は、全パッチ画像の画素値判定情報115を制御部101へ出力したか否かを判別する。そして画素値判定部103は、全パッチ画像の画素値判定情報115を出力していない場合はステップS103に戻り、全パッチ画像の画素値判定情報115を出力した場合はステップS106へ進む。
ステップS106では、制御手段としての制御部101は、画素値判定部103から出力された画素値判定情報115に基づいて、つまり判定結果に基づく態様で、表示部100に抽出範囲(チャート位置情報113)を表示させる。なお、既にチャート位置情報113が表示されている場合は、チャート位置情報113の表示は更新される。ここで表示されるチャート位置情報113は、仮決定状態(指定途中)の抽出範囲に該当する。
例えば、制御部101は、P(i,j)=1の画素値判定情報115と、P(i,j)=0の画素値判定情報115とを異ならせて表示部100に出力する。上述したように、一例として、P(i,j)=1の画素値判定情報115は、矩形内に「×」等の印(マーク)を付ける情報とされ、P(i,j)=0の画素値判定情報115は、矩形内に「×」等の印(マーク)を付けない情報とされる。このほか、色を異ならせる場合、例えば、P(i,j)=1の画素値判定情報115は赤色の矩形、P(i,j)=0の画素値判定情報115は、緑色の矩形とされる。制御部101は、画素値判定情報115に基づき、複数のチャート位置情報113を撮影画像110に重ねて描画する。
ステップS107において、制御部101は、マウス119の押下が解除されたか否かを判別する。マウス119の押下が解除されていない場合は、終点が確定していないので、制御部101は、ステップS101に戻る。マウス119の押下が解除されている場合は、終点が確定したので、ステップS107に進む。この時点で、初回の矩形124が確定し、初回の抽出範囲の指定が完了する。
撮影画像110に含まれるチャート画像111が傾いていなければ、通常、1回の操作で抽出範囲の指定は完了する。しかし、図3、図5に示す例のように、チャート画像111が傾いたり、チャート画像111の外郭が呈する矩形と矩形124とが位置ずれしたりすることがある。
そこで、ステップS108以降で、制御部101は、ユーザ操作に基づき矩形124の頂点の微調整を行う。なお、頂点の調整によって、矩形124は、内角が直角でない四角形に変化する場合もあるが、便宜上、以降でも矩形という用語を用いる。ステップS107までの処理が、抽出範囲の初回の指定に該当し、ステップS108以降の処理が、2回目以降の抽出範囲の指定に該当する。
ステップS108において、制御部101は、ユーザによって、矩形124の頂点位置を変更する操作が開始されたか否かを判別する。ここで、変更対象となり得る頂点には始点、終点も含まれる。いずれかの頂点から所定範囲内の位置でマウス119が押下された場合に、頂点位置を変更する操作が開始されたと判別される。
制御部101は、頂点位置を変更する操作が開始されたと判別されない場合は図7に示す処理を終了し、頂点位置を変更する操作が開始されたと判別された場合はステップS109に進む。なお、制御部101は、ステップS108での判別結果を、判別開始から所定時間が経過した時点で確定してもよい。つまり、初回または2回目の抽出範囲の指定完了から所定時間が経過した場合に、図7に示す処理を終了してもよい。
ステップS109において、制御部101は、ユーザ操作に基づき、変更後の頂点の座標を取得する。例えば、上述したように、ユーザは、マウス操作により、指定座標Q2を右上のパッチ座標121に合うように移動させたり、指定座標Q3を左下のパッチ座標122に合うように移動させたりする。あるいは、ユーザは、指定座標Q1または指定座標Q4の位置を移動させる。移動方法としては、ユーザは、選択した頂点から目標点に向かってマウス119をドラッグする。
ステップS110~S114では、制御部101は、ステップS102~S106と同様の処理を実行する。既にチャート位置情報113が表示されているので、ステップS114での表示は、チャート位置情報113の表示の更新に該当する。
ステップS115では、制御部101は、変更対象となっている頂点に対するマウス119の押下が解除されたか否かを判別する。マウス119の押下が解除されていない場合は、変更後の頂点の位置が確定していないので、制御部101は、ステップS108に戻る。マウス119の押下が解除されている場合は、変更後の頂点の位置が確定したので、制御部101は、図7に示す処理を終了する。なお、制御部101は、ステップS108と同様に、ステップS115での判別結果を、判別開始から所定時間が経過した時点で確定してもよい。つまり、抽出範囲の修正指定の完了から所定時間が経過した場合に、図7に示す処理を終了してもよい。図7に示す処理が終了すると、抽出範囲が最終的に確定する。
本実施の形態によれば、ユーザ操作に基づき、表示部100に表示された撮影画像110上で、複数の抽出範囲(チャート位置情報113)が指定され、抽出範囲の画素値から、抽出範囲における画素ばらつきの有無が判定される。そして、制御部101は、その判定結果に基づく態様で、表示部100に抽出範囲を表示させる。例えば、制御部101は、画素ばらつきが無い抽出範囲と画素ばらつきが有る抽出範囲とで、表示態様を異ならせる。従って、抽出範囲における画素ばらつきの有無が視認可能になる。よって、ユーザに、特定の領域に対応する(パッチに対応する)抽出範囲の指定の適否を容易に認識させることができる。
すなわち、撮像装置の特性を合わせるためのチャート画素値抽出において、抽出範囲の指定操作中に抽出範囲の画素ばらつきがあるか否かを視覚的にわかるように描画することで、チャートの再選択や画像再取得等の手戻りを抑制することができる。
また、一旦、抽出範囲の画素値を取得した後、抽出範囲が変更されると、変更後の抽出範囲の画素値が取得し直され、変更後の抽出範囲における画素ばらつきの有無が判定される(S108~S112)。例えば、図4に例示するように、ズベテのチャート位置情報113と、対応するパッチ画像112との位置が合致する。これにより、抽出範囲を適切に修正することができる。
また、初回の抽出範囲の指定開始後、指定完了前に、抽出範囲の表示が開始されるので(S106)、抽出範囲の指定途中であっても抽出範囲の指定の適否をユーザに認識させることができる。
また、抽出範囲における画素ばらつきの有無を、R、G、Bの色ごと、あるいは、抽出範囲を複数に分割した複数の領域ごとに判定すれば、より詳細に、抽出範囲の指定の適否を認識させることができる。
また、抽出範囲の画素値の平均値を判定結果に紐付ければ、撮像装置間の色合わせを行う場合に画素平均値を用いるか否かの判断材料を提供することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、初回の抽出範囲の指定開始後、指定完了前に、抽出範囲の表示が開始された。しかし、マウスドラッグ操作による終点の変動に伴い、逐次、抽出範囲の表示態様が変化するので、画面のちらつきを感じる場合がある。
そこで、本発明の第2の実施の形態では、制御部101は、終点が仮決定されるまでは、画素ばらつきが発生する可能性が高いため、画素値判定情報115に基づく描画は行わず、終点の仮決定後に画素値判定情報115に基づく描画を行う。
図8は、抽出範囲描画処理を示すフローチャートである。この処理の実行主体や開始条件等は、図7に示す抽出範囲描画処理と同様である。
ステップS100~S105の処理は図7で説明したものと同じである。ステップS200では、制御部101は、判定結果に基づかない態様で、表示部100に抽出範囲(チャート位置情報113)を表示させる。例えば、制御部101は、全ての抽出範囲において画素ばらつきが無い場合と同じ態様で、抽出範囲を描画する。従って、全てのチャート位置情報113は同じ色や形状で表示される。これにより、視覚上のちらつきが防止される。
ステップS201では、制御部101は、図7のステップS107と同様の処理を実行する。マウス119の押下が解除されていない場合は、終点が確定していないので、制御部101は、ステップS101に戻る。マウス119の押下が解除されている場合は、終点が確定したので、ステップS202に進む。この時点で、初回の矩形124が確定し、初回の抽出範囲の指定が完了する。
ステップS202では、制御部101は、ステップS106と同様に、画素値判定部103から出力される画素値判定情報115に基づいて、つまり判定結果に基づく態様で、表示部100に抽出範囲(チャート位置情報113)を表示させる。一部の図示を省略するが、ステップS203以降では、制御部101は、ステップS108~S115と同様の処理を実行する。
本実施の形態によれば、ユーザに、特定の領域に対応する抽出範囲の指定の適否を容易に認識させることができることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、制御部101は、初回の抽出範囲の指定完了前には判定結果に基づかない態様で抽出範囲を表示させ、初回の抽出範囲の指定完了後に、判定結果に基づく態様で抽出範囲を表示させる。これにより、初回の抽出範囲の指定途中における視覚的なちらつきを抑制することができる。
また、制御部101は、2回目以降の指定により抽出範囲が変更された場合は、2回目以降の指定開始後、指定完了前に、変更後の抽出範囲を表示させるので、抽出範囲の指定の適否を認識させることができる。
なお、上記各実施の形態において、終点の初回の仮決定によって規定される矩形124の形状は、内角が直角でない所定形状の四角形でもよい。
なお、上記各実施の形態において、複数の抽出範囲は、複数のパッチの配列に対応した配列を含むように指定されればよい。例えば、図9(a)に示すように、フレーム画像114が広い場合に、図9(b)に示すように、抽出範囲の数をパッチの数より多くしてもよい。
すなわち、フレーム画像114の部分も含めて画素値を抽出してもよい。制御部101は、パッチ画像112に加えて、それらの周囲であってフレーム画像114の領域に、仮想パッチ画像160設ける。制御部101は、抽出数が、パッチ画像112に対応する水平6、垂直4ではなく、仮想パッチ画像160を含めて水平8、垂直6となるように抽出範囲を指定すればよい。仮想パッチ画像160の部分においても画素値抽出による画素ばらつきの判定を行うことで、フレームのデータを含めた画素値平均を取得可能となる。なお、チャート画像111の周辺部にも均一な領域が広がっていれば、同様の手法で抽出範囲を指定し、画素値抽出を可能としてもよい。
(その他の実施例)
なお、上記の実施形態では、パッチを含むチャートを用いた例について説明したが、必ずしもこの形態には限定されない。例えば特定のパターンを有する構造物など、ある所定の領域を含む特定の被写体であれば、本発明を適用することができる。
また、本実施形態では画素ばらつきを用いた。すなわち、画素ばらつきの有無を判定することで所定の条件を満たすか否かを判定した。しかし必ずしもこの方法には限定されない。例えば抽出範囲のS/N比を求めたり、エッジの有無を求めたりすることで抽出範囲の表示を制御してもよい。この場合もノイズ比やエッジ強度に基づく所定の条件を設定し、例えばノイズ比やエッジ強度が所定値よりも大きい場合は、画素ばらつきがあると判定された場合と同様の制御を行うようにすればよい。
本発明は、上記した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワークや非一過性の記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。以上のプログラムおよび以上のプログラムを記憶する記憶媒体は、本発明を構成する。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
本実施形態の開示は、以下の構成(および方法、プログラム)を含む。
(構成1)
複数のパッチを含むチャートを撮像した撮影画像を取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された撮影画像を表示部に表示させる制御手段と、
ユーザ操作に基づき、前記複数のパッチに対応させるための複数の抽出範囲を指定する指定手段と、
前記撮影画像における、前記指定手段により指定された各抽出範囲の画素値を取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得された画素値から、前記各抽出範囲について所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、を有し、
前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づく表示態様で、前記表示部に前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする画像処理装置。
(構成2)
前記制御手段は、前記表示部に前記複数の抽出範囲を表示させる際、前記所定の条件を満たすと判定された抽出範囲と前記所定の条件を満たさないと判定された抽出範囲とで、前記表示態様を異ならせることを特徴とする構成1に記載の画像処理装置。
(構成3)
前記制御手段は、色、マークまたは枠形状の少なくとも1つを異ならせることで前記表示態様を異ならせることを特徴とする構成2に記載の画像処理装置。
(構成4)
前記判定手段は、画素ばらつきの有無を判定することで前記所定の条件を満たすかを判定することを特徴とする構成1または2に記載の画像処理装置。
(構成5)
前記判定手段は、取得された前記各抽出範囲における中心の画素値と前記中心以外の画素値との差分が閾値を超える場合は、当該抽出範囲に画素ばらつきが有ると判定し、前記差分が前記閾値を超えない場合は当該抽出範囲に画素ばらつきが無いと判定することを特徴とする構成4に記載の画像処理装置。
(構成6)
前記第2の取得手段は、前記各抽出範囲の画素値を取得した後、前記指定手段による指定により前記複数の抽出範囲が変更されると、変更後の前記各抽出範囲の画素値を取得し直すことを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成7)
前記制御手段は、初回の前記複数の抽出範囲の指定開始後、指定完了前に、前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする構成1乃至3、または6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成8)
前記制御手段は、初回の前記複数の抽出範囲の指定完了前には前記判定結果に基づかない態様で前記複数の抽出範囲を表示させ、初回の前記複数の抽出範囲の指定完了後に、前記判定結果に基づく態様で前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする構成1乃至3、6または7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成9)
前記指定手段による2回目以降の指定により前記複数の抽出範囲が変更された場合は、2回目以降の指定開始後、指定完了前に、変更後の前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする構成8に記載の画像処理装置。
(構成10)
前記指定手段による前記複数の抽出範囲の初回の指定は、表示された前記撮影画像上における第1の点と前記第1の点に対して対角にある第2の点とを頂点とする四角形の指定であることを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成11)
前記指定手段による2回目以降の指定は、前記四角形の4つの頂点のうち少なくとも1つの頂点の位置を修正する指定を含むことを特徴とする構成10に記載の画像処理装置。
(構成12)
前記制御手段は、前記表示部において前記撮影画像に重ねて前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成13)
前記複数の抽出範囲は、前記複数のパッチの配列に対応した配列を含むように指定されることを特徴とする構成1乃至3、または12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成14)
前記判定手段は、前記抽出範囲における画素ばらつきの有無を、R、G、Bの色ごとに判定することを特徴とする構成4または5に記載の画像処理装置。
(構成15)
前記判定手段は、前記抽出範囲における画素ばらつきの有無を、前記抽出範囲を複数に分割した複数の領域ごとに判定することを特徴とする構成4または5に記載の画像処理装置。
(構成16)
前記制御手段は、前記第2の取得手段により取得された複数の前記抽出範囲の画素値の平均値を求め、前記判定手段による判定結果に、前記平均値を紐付けることを特徴とする構成1乃至15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(方法1)
複数のパッチを含むチャートを撮像した撮影画像を取得する第1の取得ステップと、
前記第1の取得ステップにより取得された撮影画像を表示部に表示させる制御ステップと、
ユーザ操作に基づき、前記複数のパッチに対応させるための複数の抽出範囲を指定する指定ステップと、
前記撮影画像における、前記指定ステップにより指定された各抽出範囲の画素値を取得する第2の取得ステップと、
前記第2の取得ステップにより取得された画素値から、前記各抽出範囲について所定の条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、を有し、
前記制御ステップでは、前記判定ステップによる判定結果に基づく表示態様で、前記表示部に前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする画像処理方法。
(プログラム1)
コンピュータを、構成1乃至16のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
100 表示部
101 制御部
110 撮影画像
102 画素値抽出部
103 画素値判定部
113 チャート位置情報

Claims (18)

  1. 複数のパッチを含むチャートを撮像した撮影画像を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された撮影画像を表示部に表示させる制御手段と、
    ユーザ操作に基づき、前記複数のパッチに対応させるための複数の抽出範囲を指定する指定手段と、
    前記撮影画像における、前記指定手段により指定された各抽出範囲の画素値を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得された画素値から、前記各抽出範囲について所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づく表示態様で、前記表示部に前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記表示部に前記複数の抽出範囲を表示させる際、前記所定の条件を満たすと判定された抽出範囲と前記所定の条件を満たさないと判定された抽出範囲とで、前記表示態様を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、色、マークまたは枠形状の少なくとも1つを異ならせることで前記表示態様を異ならせることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段は、画素ばらつきの有無を判定することで前記所定の条件を満たすかを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記判定手段は、取得された前記各抽出範囲における中心の画素値と前記中心以外の画素値との差分が閾値を超える場合は、当該抽出範囲に画素ばらつきが有ると判定し、前記差分が前記閾値を超えない場合は当該抽出範囲に画素ばらつきが無いと判定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の取得手段は、前記各抽出範囲の画素値を取得した後、前記指定手段による指定により前記複数の抽出範囲が変更されると、変更後の前記各抽出範囲の画素値を取得し直すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御手段は、初回の前記複数の抽出範囲の指定開始後、指定完了前に、前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御手段は、初回の前記複数の抽出範囲の指定完了前には前記判定結果に基づかない態様で前記複数の抽出範囲を表示させ、初回の前記複数の抽出範囲の指定完了後に、前記判定結果に基づく態様で前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記指定手段による2回目以降の指定により前記複数の抽出範囲が変更された場合は、2回目以降の指定開始後、指定完了前に、変更後の前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記指定手段による前記複数の抽出範囲の初回の指定は、表示された前記撮影画像上における第1の点と前記第1の点に対して対角にある第2の点とを頂点とする四角形の指定であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記指定手段による2回目以降の指定は、前記四角形の4つの頂点のうち少なくとも1つの頂点の位置を修正する指定を含むことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記制御手段は、前記表示部において前記撮影画像に重ねて前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記複数の抽出範囲は、前記複数のパッチの配列に対応した配列を含むように指定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記判定手段は、前記抽出範囲における画素ばらつきの有無を、R、G、Bの色ごとに判定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  15. 前記判定手段は、前記抽出範囲における画素ばらつきの有無を、前記抽出範囲を複数に分割した複数の領域ごとに判定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  16. 前記制御手段は、前記第2の取得手段により取得された複数の前記抽出範囲の画素値の平均値を求め、前記判定手段による判定結果に、前記平均値を紐付けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 複数のパッチを含むチャートを撮像した撮影画像を取得する第1の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップにより取得された撮影画像を表示部に表示させる制御ステップと、
    ユーザ操作に基づき、前記複数のパッチに対応させるための複数の抽出範囲を指定する指定ステップと、
    前記撮影画像における、前記指定ステップにより指定された各抽出範囲の画素値を取得する第2の取得ステップと、
    前記第2の取得ステップにより取得された画素値から、前記各抽出範囲について所定の条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、を有し、
    前記制御ステップでは、前記判定ステップによる判定結果に基づく表示態様で、前記表示部に前記複数の抽出範囲を表示させることを特徴とする画像処理方法。
  18. コンピュータを、請求項1に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。



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