JP7795246B1 - 周知啓発用品 - Google Patents

周知啓発用品

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Abstract

【課題】「ダイヤマークの周知啓発」「横断者保護・優先の周知啓発」「正しい横断の周知啓発」がステッカー、キーホルダー等の一つの周知啓発用品で実現でき、ステッカー等がマイカー車内へ貼付等できる小型でデザイン性の優れたものとして広く普及する横断者事故防止に関する周知啓発用品、周知啓発方法を実現する。【解決手段】シート状体1の表面に、「ダイヤマークの図柄2」等からなる周知啓発機能部A~Cを備えるステッカーは名刺の半分以下の小型でマイカー車内の何れにでも貼付でき、キーホルダーも小型で持ち物等へ取り付けできるため、横断歩行者にかかる交通事故防止に関する重要な周知啓発事項を運転者、及び子どもから高齢者まで幅広い年齢層の歩行者に対して周知啓発できる周知啓発用品と周知啓発方法。【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用 令和6年4月15日和歌山県伊都郡かつらぎ町内において発明者が発明したステッカーのサンプルを配布。
本発明は、道路横断者にかかる交通事故防止に関する重要事項を周知啓発するための周知啓発用品及び周知啓発方法に関する。
近年、自動車と歩行者が衝突して歩行者が犠牲になった交通事故のうち、約7割が道路横断中の事故によるとの統計があり、道路横断者にかかる交通事故が跡を絶たない(非特許文献1)。
道路横断者にかかる交通事故を防止するには、運転者が横断歩行者の保護・優先意識を持って安全運転をし、また、歩行者が正しい横断を実践すること、即ち、運転者と歩行者が互いに交通ルールを守る必要がある。
特に、運転者及び歩行者が、横断歩道等設置標示(以下、「ダイヤマーク」ともいう。)について十分に理解し、運転者はダイヤマークを確認すれば、その先にある信号機のない横断歩道を通過することに備えて減速等をし、また、歩行者はダイヤマーク近くの横断歩道を安全を確認して横断することが重要である。
このようにダイヤマークは、道路横断者にかかる交通事故を防止するために重要な道路標示であることから、官民あげて、ダイヤマークの意味等について周知啓発、広報を実施している。
この周知啓発に活用している周知啓発用品としては、交通事故発生状況の統計書、ポスター・リーフレット(非特許文献1)、啓発用ステッカー(非特許文献2、3)等がある。
そして、これら周知啓発用品の中で、自動車へ貼付することができる啓発用ステッカー(非特許文献2、3)は、長期間にわたって貼付しておくことができ、当該自動車の運転者及び同乗者はもとより、周囲の運転者、歩行者からも認識されやすく周知啓発効果が大きいものと思料する。
歩行者保護ポスター(警察庁ホームページ 笑ゥせぇるすまん令和2年9月) 「横断歩道は歩行者優先 止まるモン!」(「とまるん 信号のない横断歩道(交通安全)のブログ」令和3年7月) ステッカー 意匠登録第1643223号
しかしながら、従来からの啓発用ステッカー(非特許文献2、3等)は、歩行者に対する正しい横断姿勢及び横断時の安全確認徹底等に関する周知啓発機能を備えていない。
また、非特許文献2のステッカーは、文字数が多いなどのため縦6センチメートル程度、横25センチメートル程度(何れも目測)の大きさがあることから車内へ貼付するには大きさ、製作費用面などから適しているとは言い難い。
また、ダイヤマークの意味等を周知啓発するためのダイヤマークの図柄で構成したステッカーは、非特許文献3のステッカー以外には見当たらない。このステッカーはダイヤマークの図柄と「横断者優先」の文字からなる図柄を組み合わせたもので、運転者に対して「ダイヤマーク」と「横断者優先」を周知啓発するためのものであり、歩行者に対する横断時の安全確認徹底等に関する周知啓発機能等は備えていない。
また、このステッカーについては、デザイン性に課題がありマイカーには貼付され難く、普及するには至っていない。
このように、これまでのところ、一つの周知啓発用品で、自動車の車内外へ取り付ける機能を備え、運転者と歩行者の双方に対して、道路横断者にかかる交通事故防止に関する重要事項を周知啓発する機能を備えたものが全く提供されていない。
したがって、一つの周知啓発用品で、運転者と歩行者の双方に対して、道路横断者にかかる交通事故防止に関する重要事項を周知啓発する機能を備え、かつ、マイカーの車内外へでも貼付等ができる小型でデザイン性に優れ、子どもから高齢者までが一瞥程度で周知啓発内容を理解することができる周知啓発用品の提供が望まれていた。
そこで、本発明は、一つの周知啓発用品で、運転者と歩行者の双方に対する「横断歩道等設置標示に関する周知啓発(以下「ダイヤマークの啓発」という。)機能」、運転者に対する「横断者優先・保護に関する周知啓発(以下「横断者保護等の啓発」という。)機能」、歩行者に対する「正しい横断姿勢及び横断時の安全確認徹底等に関する周知啓発(以下「正しい横断の啓発」という。)機能」の三つの周知啓発機能部(デザイン部)を併せ持ち、さらにダイヤマークの図柄とキャラクターの一部分を重ね合わせる配置などにより小型でデザイン性に優れ、子どもから高齢者まで幅広く周知啓発内容を伝えることができる新規の周知啓発用品と周知啓発方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
請求項1に記載の発明は、道路横断者にかかる交通事故防止に関する重要事項を周知啓発するための周知啓発用品であって、白色以外の彩色でなるシート状体と、記シート状体の表面に収まる大きさで配置した白色のひし形で中央部分を2つの対角線と同一比率に縮小したひし形状にくり抜いたダイヤマークの図柄からなる運転者と歩行者に対する「ダイヤマークの啓発」に関する周知啓発機能部Aと、前記ダイヤマークの図柄の4つの角にそれぞれ被らない状態で配置した歩行者を模したキャラクターの図柄からなる運転者に対する「横断者保護等の啓発」及び歩行者に対する「正しい横断姿勢の啓発」に関する周知啓発機能部Bと、前記キャラクターの図柄の周囲に配置した「手をあげて」「よく見てわたろ」の文字の図柄からなる歩行者に対する「安全確認横断の啓発」に関する周知啓発機能部Cを備え、前記シート状体の裏面に固定機能部をさらに備えたことを特徴とする道路横断者にかかる交通事故防止に関する重要事項を周知啓発するためのシール・ステッカーの形状からなる周知啓発用品である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の周知啓発機能部A~Cを備えた前記シート状体を、透明の合成樹脂からなる立体の封入体の内部へ封入したものであることを特徴とする道路横断者にかかる交通事故防止に関する重要事項を周知啓発するためのキーホルダー・置物等の形状からなる周知啓発用品である。
請求項3に記載の発明は、請求項1、又は/及び、請求項2に記載の周知啓発用品を取り付けた自動車の車外後部に前記ダイヤマークの図柄及び前記キャラクターの図柄を備えたシート状体からなるステッカーを貼付することを特徴とする道路横断者にかかる交通事故防止に関する重要事項を周知啓発するための周知啓発方法である。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の、道路横断者にかかる交通事故防止に関する重要事項を周知啓発するための周知啓発用品を用いた、運転者及び歩行者に対する「ダイヤマークの啓発」「横断者保護等の啓発」「正しい横断の啓発」に関する周知啓発方法である。
以上のとおり、本発明は、道路横断者にかかる交通事故防止に関して、「ダイヤマークの啓発」等、三つの周知啓発を小型で固定性と耐久性を備えたステッカー・キーホルダー等で実施することができる新規の周知啓発用品と周知啓発方法を提供する。
本発明によれば、ステッカー、キーホルダー等で、道路横断者にかかる交通事故防止に関する三つの周知啓発を運転者と歩行者の双方に継続して実施することができる。
特に請求項1によれば、小型のシール・ステッカーであるため安価であり、車内へ貼付しておくことにより運転者及び同乗者が常に周知啓発機能部A~Cを確認することで効果的な周知啓発効果が期待できる。
特に請求項2によれば、キーホルダー、装飾品等として車内や持ち物へ取り付けることで効果的な周知啓発効果が期待できる。
特に請求項3によれば、周囲の運転者、歩行者に対して効果的な周知啓発効果が期待でき、また、該自動車の運転者自身が緊張感をもって安全運転を励行することが期待できる
特に請求項4によれば、アニメ・マスコット等の人気キャラクターの効果により子どもから高齢者まで幅広い対象に相当の周知啓発効果が期待できる。
請求項1に記載の周知啓発用品の正面からの概略図。 請求項2に記載の周知啓発用品の正面からの概略図。 請求項3に記載のステッカーの一例の正面からの概略図。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態、技術的範囲については、以下の実施形態及び図示に限定されるものではない。特に図示のキャラクターについては簡略図であり顔部分、手足、服装等の描写を省略しているため、図示の表現に限定されるものでない。
以下、請求項1の周知啓発用品について、図1、2により説明する。
これは、シート状体1の表面に、「ダイヤマークの啓発」に関する周知啓発機能部Aであるダイヤマークの図柄2、「横断者保護等の啓発」及び「正しい横断姿勢の啓発」に関する周知啓発機能部Bであるキャラクターの図柄3、「安全確認横断の啓発」に関する周知啓発機能部Cである「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4、さらに固定機能部6を備えた、シール・ステッカーの形状からなる周知啓発用品である。
これは主として、自動車のダッシュボード等の車内へ貼付して、運転者及び同乗者に対して周知啓発することを想定した周知啓発用品である。
シート状体1は、四角形、多角形、円形等の形状を問わず、大きさの制限もない。
図1では、縦長の長方形としている。
例えば、縦長の長方形であれば、縦横比は概ね4:3がダイヤマークの図柄2とのバランスもよい。
また、自動車のダッシュボード等へ貼付するものとして、縦が53ミリメートル程度、横が40ミリメートル程度のサイズとする。以下、このサイズを「車内用サイズ」といい、小型のためダッシュボード、ヘッドレスト後部等、貼付位置を限定されることなく車内の何れかに貼付することができる。
なお、ラッピングバスとしてバスの車体へ掲示する場合などは、縦横の長さを20倍程度、玄関ドアやランドセル等へ貼付するものは2倍程度に大きくし、文房具等へ貼付するものは1/2程度と小さくしてもよい。
素材は、一般的なシール・ステッカー用の素材でよいが、車外へ貼付するものはフィルム素材等の高耐久性で表面加工も高耐久性の加工をすることが望ましい。
シート状体1の色彩は、白色以外の彩色であれば彩色、色数、柄の有無等に制限はない。
周知啓発機能部Aについて説明する。
前記シート状体1の表面に収まる大きさの「ダイヤマークの啓発」に関する周知啓発機能部Aであるダイヤマークの図柄2をシート状体1の表面に大きく配置する。
このダイヤマークの図柄2は、白色のひし形(短い対角線は長い対角線の55%程度でよい。ただし、丸みを帯びたひし形、シャープで細長いひし形であってもよいため対角線比率は55%にこだわらない。)で、中央部を長い対角線と短い対角線の比率と同一の比率に縮小(縮小率は65%前後でよい。)したひし形の形状にくり抜いた形状とする。すなわち、くり抜いた部分を白色以外の彩色としてダイヤマークの図柄2の形状とする。
例えば、シート状体1が「車内用サイズ」の場合で、ダイヤマークの図柄2の長い(縦方向)対角線を45ミリメートル、短い(横方向)対角線を25ミリメートルとした場合、このひし形の中央部のくり抜き部分のひし形の形状は、長い(縦方向)対角線は29ミリメートル、短い(横方向)対角線は16ミリメートルとする。
このように内側をくり抜いた形状としたダイヤマークの図柄2からなる周知啓発機能部Aをシート状体1の表面のほぼ中央部に配置する(図1参照)。
なお、図2のように、シート状体1の下端部等に「交通安全」等の文字の図柄又は絵柄等5を配置してもよい。
周知啓発機能部Aの機能等を説明する。
まず、ダイヤマークの図柄2を「ダイヤマークの啓発」に関する周知啓発機能部Aとしたことについては、信号機のない横断歩道等で横断者がいるにもかかわらず停止しない運転者(自動車)が多数いて、横断者が犠牲となり、或いは大怪我をする交通事故の発生につながっている実態に鑑みたものである。
ダイヤマークは、前方に横断歩道等が設置されていることを予告する標示であり、運転者にとっては安全運転上極めて重要な道路標示である。
しかし、運転免許取得後にダイヤマークの意味等を忘れてしまっている運転者が多数いることについては、報道記事1「横断歩道手前の『ダイヤマーク』、6割『意味知らない』80代以上は8割超」(読売新聞オンライン記事 2020.8.7配信、現在ネットで掲載中)、報道記事2「道路の『◇』マーク、意味を知っている人は半数程度? 電光掲示板やポスターで周知図る」(読売新聞オンライン記事2024.7.6配信、現在ネットで掲載中)の記事内容のとおりであると考えられる。
また、歩行者にとってはダイヤマークの近く(30メートル程度)に横断歩道があることが分かり、横断歩道を横断することにつながる重要な標示である。
しかし、現状では、ダイヤマークの意味等については運転免許を取得するまで知られていないものと考えられ、また、運転免許取得後も馴染みが少なく意味等を忘れてしまうのではないかと考えられる。
したがって、横断歩行者にかかる交通事故を防ぐための重要な対策の一つとして、運転者及び歩行者の双方に「ダイヤマークの啓発」を日常的に継続して実施することが必要であり、上記の報道記事1、2でも様々な周知啓発対策が実施されていることが報道されている。
そこで、本発明では、子どもから高齢者までが日常的にダイヤマークを見ることができる環境を設定するため、ダイヤマークの図柄2をシート状体1の表面に収まる大きさで目立つように配置して周知啓発機能部Aとした。
次に、周知啓発機能部Bについて説明する。
これは、ダイヤマークの図柄2の中央付近へ歩行者を模した「横断者保護等の啓発」及び「正しい横断姿勢の啓発」に関する周知啓発機能部Bであるキャラクターの図柄3を配置する。
このキャラクターの図柄3の大きさは、ダイヤマークの図柄2の4つの角が隠れない状態でキャラクターの図柄3をダイヤマークの図柄2の前面に配置することで、ダイヤマークの図柄2の形状が十分に認識できる状態を維持するものとする。
したがって、キャラクターの図柄3の手、足等体の一部がダイヤマークの図柄2に被ってもよいし、ダイヤマークの図柄2から外へはみ出してもよい。
また、キャラクターの図柄3は、歩行者を想像できるよう立位姿勢のものとするのがよい。
また、手は、頭上、顔、肩、胸付近の何れかまであげた図柄(デザイン)とする。
キャラクターについては、オリジナルのキャラクター等や人物、動物キャラクター等でよく制限はない。
例えば、「コンテンツからのキャラクター(マンガ、アニメの登場人物等)」、「キャラクタービジネスで生まれたキャラクター」、「公的機関のキャラクター(ゆるキャラ、イメージキャラクター、PRキャラクター等)」、「企業ブランドとして生まれたシンボル・マスコットキャラクター」等でよい。
また、図1、2、3では、キャラクターの顔部分の描写について、目、鼻、口等を省略しているが、実施品は目等を描写し、特に前方等をよく見ているような表情とするのがよい。
周知啓発機能部Bの機能等を説明する。
キャラクターの図柄3を「横断者保護等の啓発」及び「正しい横断姿勢の啓発」に関する周知啓発機能部Bとしたことについては、「横断者優先・横断者保護に気を付けた運転をしましょう。」や「手をあげて、安全を確認して横断しましょう。」など多数の文字で啓発するよりも、手をあげた歩行者を模したキャラクターの図柄3で構成する方が視覚的に認識しやすく、また、ダイヤマークの図柄2の前面に一体的に配置することでシート状体1の小型化を図れるためである。
歩行者を模したキャラクターの図柄3は、運転者に対しては「横断者保護等の啓発」効果が期待できる。
一方、歩行者に対しては、横断することに集中して、手をあげて横断する意思を表し、周囲をよく見て安全確認した上で横断するという「正しい横断姿勢の啓発」効果が期待できる。
また、キャラクターの優れたデザイン性によりマイカーへでも積極的に貼付することができる。
そして、アニメ主人公等の人気キャラクターが手をあげ、よく見ている表情の図柄であれば、子どもがそれを真似して、手をあげて、しっかり周りの安全を確認して横断することの正しい横断姿勢の習慣づけが期待できる。
このように、運転者と歩行者(同乗者)の双方が、ダイヤマークの図柄2と一体となったキャラクターの図柄3を常に認識、確認し、さらに姿勢を真似することにより、「ダイヤマークの啓発」等の周知啓発効果が高まることを期待して周知啓発機能部Bとした。
次に、周知啓発機能部Cについて説明する。
これは、キャラクターの図柄3の周囲に「安全確認横断の啓発」に関する周知啓発機能部Cである「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4を配置する。
この「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4を構成する一文字の大きさ(高さ)は、シート状体1が「車内用サイズ」の場合は、15ポイント(約5.3ミリメートル)前後でよく、書体等に制限はない。
15ポイント前後であれば、ダッシュボード付近へ貼付しても、運転席、助手席から視認できる文字の大きさである。
また、「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4は、キャラクターの図柄3の向かって右側に「手をあげて」を縦書きで配置し、左側に「よく見てわたろ」を縦書きで配置するのがバランスがよく認識しやすい。
また、「てをあげて」「よくみてわたろ」と、全部を平仮名からなる図柄(デザイン)としてもよい。なお、「わたろ」は「渡ろ」の平仮名表記である。
また、枠で囲んだ囲み文字、文字の周囲の彩色を部分的に変更するなどして文字を強調してもよいし、「見て」等の一部の文字を大きくするか太文字等として強調してもよく、色彩も黒色以外でもよく、制限はない。
「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4の一部が、ダイヤマークの図柄2、キャラクターの図柄3へ被さってもよい。
なお、文字は、蛍光色、発光性のものでもよい。
周知啓発機能部Cの機能等を説明する。
「安全確認横断の啓発」に関する周知啓発機能部Cである「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4については、「手をあげて」は文字どおり、横断者が手をあげることで周囲の運転者に横断しようとしていることを伝え、横断者自身が横断することを自覚することが安全な横断には重要であるため機能部の一部とした。
また、「よく見てわたろ」は、道路横断については周囲をよく見て安全確認をした上で渡りはじめ、横断中も周囲をよく見ながら渡りきることが重要であるため機能部の一部とした。
車が時速数十キロメートルで行き交う道路を横断するということは、本来、危険を伴うが、交通ルールに従い、よく見て安全を確認した上で渡りはじめ、最後までよく見て渡りきることで安全に横断することができる。
したがって、近くの横断歩道を信号機に従って横断することは当然のことながら、手をあげて周囲に横断することを知らせるとともに、横断者自身も横断することを自覚して、車が来ていないか周囲をよく見ながら、横断することに集中して渡りきることを横断の都度、実践することが大事である。このことを子どもから高齢者にまで周知啓発するため「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4を周知啓発機能部Cとした。
また、「車内用サイズ」の小型とする場合、「手をあげて、右を見て、左を見て、もう一度右を見て・・・」等の文字数を多くした場合、1文字15ポイント前後では「車内用サイズ」に収まりきらず、また、「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4とした方がデザイン的、視覚的に認識しやすく、一瞥する程度でも認識、確認でき、記憶に残りやすいため、少ない文字数からなる「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4とした。
このように周知啓発機能部A~Cの3つの重要な周知啓発機能部を併せ持ち、かつ、ダイヤマークの図柄、キャラクターの図柄、12文字の図柄で構成したシンプルで優れたデザインからなる名刺の半分以下の小型な「車内用サイズ」のシール・ステッカーを実現し、マイカー車内に貼付できる新規の周知啓発用品とした。
次に、固定機能部について説明する。
これは、情報量の多いポスター、リーフレット等では、その物自体に固定機能部を備えていないことに比べて優位的な機能である。
シート状体1の裏面にダッシュボード等へ固定するための接着層を設け固定機能部6としたものであるが、この固定機能部6は、一般的なシール・ステッカーと同様の粘着性接着剤、再貼付性接着剤を塗布したものでよい。
また、自動車の車体等へ掲示するステッカーの場合は、マグネット式や吸盤式としてもよい。
このように、小型ながら周知啓発機能部A~Cを備えたことで、ポスター等と同様の周知啓発効果を確保しながら、ポスター等とは違って、固定機能部6を備えたことを特徴とし、自動車の車内等、あらゆる箇所へ長期的に貼付できることを可能としたものである。
請求項2の周知啓発用品について、図2で説明する。
これは、請求項1に記載の周知啓発機能部A~Cを配置し、印刷したシート状体1を用いたキーホルダー、装飾品、置物等の形状からなる周知啓発用品である。
請求項1の周知啓発機能部A~Cで構成した白色以外の彩色のシート状体1を封入できる大きさの透明の合成樹脂からなる立体の封入体7へ封入した形状の製品である。
封入する構造上、合成樹脂でなる封入体7の大きさは、封入するシート状体1よりも一回り以上大きくすればよく、大きさに制限はない。
キーホルダーや吊り下げ型の装飾品とする場合は、封入体7の上部の端部分に貫通孔8を設けて、固定具として紐状、チェーン状のものを通すようにしておけばよい。
キーホルダー等とする場合は、狭側面は、0.3センチメートル程度以上あればよい。
置物で、シート状体1を縦長の通常サイズとし、縦が8センチメートル程度の場合であれば、封入体7の底面の幅は1.5センチメートル程度以上とすれば置いた際の安定性がよい。
なお、「交通安全」等の文字の図柄又は絵柄等5について、図2では、「交通安全」としているが、法人名、企業名等や絵柄、マーク等を配置してもよい。
また、図柄、文字が蛍光色、発光性のものでもよい。
請求項3の周知啓発方法について説明する。
これは、請求項1、又は/及び、2に記載の周知啓発用品を自動車の車内に取り付けた自動車の車外後部にダイヤマークの図柄2及びキャラクターの図柄3を備えたシート状体9からなるステッカーを貼付して、該自動車の運転者が緊張感をもって横断者優先・保護に徹した安全運転をするとともに、後方等の運転者等にダイヤマークの啓発等の周知啓発を図ることを目的とする周知啓発方法である。
ステッカーを構成するシート状体9は、白色以外の色彩部分を備え、形状、大きさに制限はない。なお、図3では、白色と白色以外の彩色によるブロックを組み合わせ、横断歩道を模した図柄からなるものとしている。
ダイヤマークの図柄2は、請求項1のとおりでシート状体9の縦の長さに収まる大きさで目立つようできるだけ大きく構成する。
キャラクターの図柄3は、請求項1のとおりであるが、配置はダイヤマークの図柄2の前面に配置するか、図3のようにダイヤマークの図柄2と離れた位置に配置してもよい。
なお、「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4は、後方の運転者から判読し難いため配置しなくてもよい。
信号機のない横断歩道で停止した場合、後方の自動車に追突されるのではないかと危惧し、停止することを躊躇するという運転者がいるようである。
このような危惧に対して、車外後部にダイヤマークの図柄2等で構成するステッカーを貼付しておけば、後方車の運転者に対して信号のない横断歩道で停止することを予め伝達する効果があり、車外後部へステッカーを貼付することは横断者優先・保護運転を普及させる周知啓発方法として効果的であると考える。
そこで、ステッカーを貼付する位置は、車外の後部であるが、リアドア、リアガラス、トランク等車体の垂直面で後方の自動車運転者から視認できる位置に貼付する。
このように、車外へダイヤマークの図柄2等からなるステッカーを貼付することで該自動車の運転者の横断者保護等の意識堅持につながり、追突されることを怖れず停止することが期待できる。
請求項4の周知啓発方法について説明する。
これは、請求項1又は2に記載の道路横断者にかかる交通事故防止周知啓発用品を用いた道路横断者にかかる交通事故防止の周知啓発方法である。
これまでも交通安全関連団体や自治体、企業等から交通安全に関連する周知啓発用品が頒布等され活用されているが、本発明の周知啓発用品は、車内用サイズのステッカーでは名刺の半分以下の小型であるため安価で製造でき大量に頒布等が可能である。また、ステッカー、キーホルダーともに耐久性を有していることから長期間使用することができる。
さらに、人気アニメのキャラクター等の効果により「ダイヤマークの啓発」等の周知啓発効果が相当に高まることが期待できる周知啓発方法である。
本発明の啓発用品の使用方法、効果等について、以下3つの実施形態で説明する。
なお、何れの製品についても、周知啓発機能部A~Cについて、周知啓発内容及び周知啓発効果等に関する「説明書」を作成して製品の台紙等として添付し、周知啓発用品について適切な説明を行うことが望ましい。
[1 自動車の車内へ貼付する形態、効果等]
ダイヤマークの意味等を忘れたまま運転していることでは、信号機のない横断歩道を安全に通過することはできない。
ダイヤマークの意味等をよく認識し、ダイヤマークを意識した予測運転に徹することは、交通事故を起こさないための基本中の基本である。
また、横断歩道の近くに人がいる場合、必ず停止するには横断歩行者優先・保護の信念を堅持する必要がある。
この信念を堅持するための補助として、運行前に車内へ貼付した周知啓発ステッカーを確認することを提案する。
また、子どもが同乗するたびにダイヤマークに接し、ダイヤマーク、交通安全について会話することで、幼い頃からダイヤマークの意味等を覚え、記憶に定着するものと考える。
子どもがダイヤマークを理解することで、同乗した際には前方の横断歩道設置状況や横断歩行者の存在を知らせるようになるなど優秀なナビゲーターになることも期待できる。
また、高齢者の横断時の事故が多発しているが、高齢運転者も車を降りれば、たちまち歩行者、横断者であるから、「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄4を車内で確認していれば、降車後は手をあげてよく見て渡ることの実践につながる。
従来は、車内へ交通安全に関する啓発用ステッカーを貼付することの提案はほとんどされてこなかったが、本発明は名刺の半分以下の小型であり、キャラクターがデザインの中心であるため車内に貼付することができ、効果的かつ継続的な周知啓発効果が期待できる。
[2 自動車の車体後部へ掲示する形態、効果等]
運転者が、急いでいるなどどのような状況であっても、横断歩行者優先・保護運転が100%実践できるようになれば、請求項3のとおり、自動車の車外後部へダイヤマークの図柄2等からなるステッカーを貼付することを提案する。
ステッカーを車体後部へ貼付することにより、運転者自身が横断者のいる横断歩道では確実に停止するなど、さらに緊張感をもった運転につながる。
また、ステッカーを車体後部へ貼付することは、周囲等への周知啓発効果も大きく、一台でも多くの車にダイヤマークの図柄2等からなるステッカーが貼付されることで「ダイヤマークの啓発」等の周知啓発が高まるものと思料する。
ただし、人気キャラクターのステッカーは、大事なコレクションであり、これを車体へ貼付すれば日焼け等で傷んでしまうため貼付することがためらわれることも考えられる。
しかし、日焼けしながら活躍するキャラクターの存在が交通事故撲滅には必要であると考える。
信号機のない横断歩道での停止率100%を達成し、横断歩行者事故の撲滅を達成するためには、これまでに提案されていない人気キャラクターの活躍が必要不可欠である。
[3 その他へ貼付等する形態、効果等]
請求項1、2の周知啓発用品は、自動車以外に貼付等することで周知啓発効果が期待できる。
請求項1のステッカーは、自宅玄関ドア内側へ貼付すれば、登校等で出かける際に「手をあげてよく見てわたろ」等の周知啓発効果が期待できる。
また、学校、職場等の玄関付近等へ貼付すれば、多くの人に周知啓発ができる。
さらに、大型のものをスクールゾーン内の電柱、信号機のない横断歩道付近等へ立て看板等として掲示しても効果的な周知啓発ができ、ラッピングバス等が効果的であることしかりである。
請求項2のキーホルダーであれば、ランドセル、文房具等へ取付けても効果的な啓発が期待できる。
以上のとおり、本発明は、重要な周知啓発機能部A~Cで構成し、かつ、シンプルでキャラクターによる優れたデザインを効率的に組み合わせることで、小型化・マーク化を図るとともに安価に導入できる周知啓発用品等を新規に実現した。
特に、キャラクターがダイヤマークの前に立ち、ダイヤマークと一体となったデザインにしたことで、長年の課題である「ダイヤマークの啓発」「正しい横断姿勢の啓発」等を子どもから高齢者まで幅広く効果的に実施できる周知啓発用品等となることが期待できる。
1 シート状体(白色以外の彩色)
2 ダイヤマークの図柄(周知啓発機能部A)
3 キャラクターの図柄(周知啓発機能部B)
4 「手をあげて」「よく見てわたろ」の図柄(周知啓発機能部C)
5 「交通安全」等の文字の図柄又は絵柄等
6 固定機能部
7 封入体
8 貫通孔
9 シート状体(白色・白色以外の彩色)

Claims (3)

  1. シート状体の表面に、
    ダイヤマークの図柄で形成された第1要素と、
    人型のキャラクターの図柄で形成された第2要素と、
    文字の図柄で形成された第3要素と、
    を備え、
    前記ダイヤマークの図柄は、観察者から見て左上に位置する左上辺部と、右上に位置する右上辺部と、左下に位置する左下辺部と、右下に位置する右下辺部とを含むひし形に形成され、
    前記キャラクターの図柄は、前記ダイヤマークの内側に配置され、前記観察者から見て左上方向に伸びて前記左上辺部と交差する又は右上方向に伸びて前記右上辺部と交差する腕部を含み、
    前記文字の図柄は、縦書きの文字列を含み、前記縦書きの文字列は、前記観察者から見て前記左上辺部の左上に位置する左上余白部から前記左下辺部の左下に位置する左下余白部に跨がる、又は前記右上辺部の右上に位置する右上余白部から前記右下辺部の右下に位置する右下余白部に跨がるように配置される、
    周知啓発シート。
  2. 請求項1に記載の周知啓発シートを、透明の合成樹脂からなる立体の封入体の内部へ封入した、
    周知啓発用品。
  3. 請求項1に記載の周知啓発シートを、自動車の車内及び/又は車外に貼付する、
    周知啓発方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS612682U (ja) * 1984-06-08 1986-01-09 新吉 吉口 交通教育効果を有する生徒名等の名札
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