JP7796193B1 - 制御装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
制御装置、制御方法、及びプログラムInfo
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Abstract
【課題】移動体通信において、高トラヒックセルとその周辺のセルの状況を監視し、周辺セルが高トラヒックセルへ遷移する前に事前調整を行う制御装置、制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】制御装置100は、周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する輻輳セル特定部と、前記複数のセルから、前記輻輳セルと同じ周波数を有し、在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定する移動元セル特定部と、前記移動元セルに在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セル及び前記移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御するハンドオーバ制御部と、を備える。
【選択図】図30
【解決手段】制御装置100は、周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する輻輳セル特定部と、前記複数のセルから、前記輻輳セルと同じ周波数を有し、在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定する移動元セル特定部と、前記移動元セルに在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セル及び前記移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御するハンドオーバ制御部と、を備える。
【選択図】図30
Description
本発明は、制御装置、制御方法、及びプログラムに関する。
特許文献1には、「郊外部などの共通エリアに大ゾーンセル10Aと同じ同一周波数F1を用いる地上セルと異周波数F2の地上セルを形成し、同一周波数F1の地上セルに接続しているUEがセル端部に位置しているとき、大ゾーンセル10Aではなく異周波数F2の地上セルに優先的にハンドオーバさせることにより、大ゾーンセル10Aへの通信トラフィックの集中を回避」すると記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2022-29785号公報
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2022-29785号公報
本発明の一実施態様によれば、制御装置が提供される。前記制御装置は、周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する輻輳セル特定部を備えてよい。前記制御装置は、前記複数のセルから、前記輻輳セルと同じ周波数のセルであって、在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定する移動元セル特定部を備えてよい。前記制御装置は、前記移動元セルに在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セル及び前記移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御するハンドオーバ制御部を備えてよい。
前記制御装置において、前記ハンドオーバ制御部は、前記移動元セルに在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セル及び前記移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように前記複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータを変更するように制御してよい。前記いずれかの制御装置は、前記複数のセルのそれぞれのパフォーマンス情報を取得する情報取得部を備えてよい。前記いずれかの制御装置において、前記輻輳セル特定部は、前記複数のセルの前記パフォーマンス情報に基づいて通信トラヒックが輻輳していると判定したセルを前記輻輳セルとして特定してよい。
前記いずれかの制御装置は、複数のセルのパフォーマンス情報を入力とし、前記複数のセルのうちの通信トラヒックが輻輳しているセル及び輻輳すると予測されるセルの少なくともいずれかを出力とする学習モデルを記憶する記憶部を備えてよい。前記いずれかの制御装置は、前記複数のセルのそれぞれのパフォーマンス情報を取得する情報取得部を備えてよい。前記いずれかの制御装置において、前記輻輳セル特定部は、前記情報取得部が取得した前記複数のセルの前記パフォーマンス情報を前記学習モデルに入力することによって前記輻輳セルを特定してよい。
前記いずれかの制御装置において、前記移動元セル特定部は、前記複数のセルの過去の時系列の通信トラヒックの輻輳状態の変化に基づいて、前記移動元セルを特定してよい。前記いずれかの制御装置において、前記移動元セル特定部は、前記輻輳セル特定部によって駅をカバーするセルが前記輻輳セルとして特定された場合に、前記輻輳セルがカバーする前記駅との接続関係に基づいて特定された駅をカバーするセルを前記移動元セルとして特定してよい。
前記いずれかの制御装置において、前記移動元セル特定部は、前記輻輳セル特定部によって駅をカバーするセルが前記輻輳セルとして特定された場合に、前記輻輳セルがカバーする前記駅との接続関係と、時刻表情報とに基づいて特定された駅をカバーするセルを前記移動元セルとして特定してよい。
前記いずれかの制御装置において、前記移動元セル特定部は、前記輻輳セルによってカバーされている地域に対する幹線道路の接続関係に基づいて特定された地域をカバーするセルを前記移動元セルとして特定してよい。
前記いずれかの制御装置において、前記ハンドオーバ制御部は、前記移動元セルを生成している無線基地局に、前記移動元セルによってカバーされている地域に位置しているアイドル状態のユーザ端末に、前記移動元セルとは異なる周波数のセルを優先するセルリセレクションのパラメータを通知させるよう制御してよい。
前記いずれかの制御装置において、前記ハンドオーバ制御部は、前記輻輳セルと、前記移動元セルと、前記輻輳セルと前記移動元セルとの間に位置する1又は複数のセルとを含むセル群の状況に応じて、前記移動元セルに在圏している前記複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータを変更してよい。
前記いずれかの制御装置において、前記ハンドオーバ制御部は、前記セル群の状況に応じて、前記移動元セルに在圏している前記複数のユーザ端末をハンドオーバしやすくする周波数を決定し、当該複数のユーザ端末が決定した周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように前記複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータを変更するよう制御してよい。
前記いずれかの制御装置において、前記ハンドオーバ制御部は、前記セル群の状況に応じて、前記移動元セルに在圏している前記複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータの変更量を決定してよい。
本発明の一実施形態によれば、コンピュータによって実行される制御方法が提供される。前記制御方法は、周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する輻輳セル特定段階を備えてよい。前記制御方法は、前記複数のセルから、前記輻輳セルと同じ周波数のセルであって、在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定する移動元セル特定段階を備えてよい。前記制御方法は、前記移動元セルに在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セル及び前記移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御するハンドオーバ制御段階を備えてよい。
本発明の一実施態様によれば、コンピュータに、前記いずれかの制御方法を実行させるためのプログラムが提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
移動体通信において、端末が異なる周波数間でハンドオーバすると、端末の通信の切替断時間が長くなってしまいやすい。そのため、同一周波数間でハンドオーバしやすいようなモビリティ設定がされる場合が多い。このことから、移動体通信における現状のモビリティ設定は、ユーザ端末等が、ある周波数に一度在圏すると、その後も継続してその周波数を使い続ける傾向にある。そのため、特に、駅および路線等のユーザ端末等が集中して在圏する高トラヒックセルにおいては、特定の周波数が混雑してしまう傾向にある。
本実施形態に係る制御装置100は、このような課題の解決に貢献する構成を備える。例えば、制御装置100は、高トラヒックセルとその周辺のセルの状況を監視し、周辺セルが高トラヒックセルへ遷移する前に事前調整を行う。具体的には、例えば、周辺セルのユーザ端末等の、ハンドオーバ及びセルリセレクションのターゲットセルを、混雑が発生した周波数以外のセルとへと切り替え、高トラヒックセルに在圏する前に他の周波数へ分散させる。また、AI(Artificial Intelligence、人工知能)/ML(Machine Learning、機械学習)を用いることにより、予測ベースで事前調整を行う。
図1は、制御装置100を備えるシステム10の一例を概略的に示す。図1に示す例において、システム10は、ネットワーク90を備える。図1に示す例において、システム10は、複数の無線基地局200を備える。
制御装置100は、ネットワーク90に接続されてよい。複数の無線基地局200は、ネットワーク90に接続されてよい。制御装置100は、複数の無線基地局200のそれぞれと通信可能に接続されてよい。図1に示す例においては、制御装置100は、ネットワーク90を介して、複数の無線基地局200のそれぞれと通信可能に接続される。複数の無線基地局200のそれぞれは、セル20を形成してよい。
システム10は、無線通信サービスを提供してよい。ネットワーク90は、RAN(Radio Access Network)を構成してよい。制御装置100は、RANのオペレーション部に配置されてよい。ネットワーク90は、コアネットワークを含んでもよい。この場合、制御装置100は、コアネットワークに配置されてもよい。また、例えば、コアネットワークの下位に情報処理基盤が接続され、情報処理基盤の下位に無線基地局200が接続されてもよい。この場合、制御装置100は、当該情報処理基盤に接続されてもよい。制御装置100は、当該情報処理基盤に配置されてもよい。
システム10は、全体として、RAN(Radio Access Network)を構成してよい。ネットワーク90は、コアネットワークであってもよい。この場合、システム10は、コアネットワークの下位の無線基地局200によってRANを構成してよい。この場合、例えば、コアネットワークの下位に、情報処理基盤が接続され、情報処理基盤の下位に、無線基地局200が接続されてもよい。この場合、制御装置100は、当該情報処理基盤に接続されてもよい。制御装置100は、当該情報処理基盤に配置されてもよい。
システム10が構成するRANは、互いに異なる複数の周波数を含んでよい。ユーザ80は、ユーザ端末82を用いて、無線通信サービスの提供を受けてよい。
制御装置100は、システム10が提供する無線通信サービスを制御してよい。例えば、制御装置100は、ユーザ端末82のハンドオーバを制御する。例えば、制御装置100はユーザ端末82のセルリセレクションを制御する。図1に示す例においては、制御装置100は、ネットワーク90及び複数の無線基地局200を介して、複数の無線基地局200が形成するセル20に在圏するユーザ端末82を制御する。
前述の例において、情報処理基盤が複数あってもよい。情報処理基盤は、対応する地域に設置されてよい。地域は、例えば、日本の各都道府県と同程度の範囲の地域であってよい。地域は、例えば、日本の各都道府県よりも細かな範囲の地域であってもよい。地域は、例えば、日本の各都道府県よりも広い範囲の地域であってもよい。
前述の例において、情報処理基盤が複数階層であってもよい。例えば、上位の情報処理基盤が管理基盤と呼ばれ、下位の情報処理基盤が分散基盤と呼ばれてよい。管理基盤がCore Brainと呼ばれ、分散基盤がRegional Brainと呼ばれてもよい。例えば、管理基盤の下位に、2階層の分散基盤が配置される場合、管理基盤がCore Brainと呼ばれ、その下の階層の分散基盤がRegional Brainと呼ばれ、更にその下の階層の分散基盤がSub Regional Brainと呼ばれてもよい。
情報処理基盤には、1又は複数のCPU(Central Processing Unit)が配置されてよい。情報処理基盤には、1又は複数のGPU(Graphics Processing Unit)が配置されてよい。情報処理基盤には、CPUとGPUとがインターコネクトによって接続されたスーパーチップが、複数配置されてよい。当該インターコネクトは、メモリ一貫性があり、高帯域かつ低遅延を実現可能なインターコネクトであってよい。このように、情報処理基盤は、計算リソースとして、CPUリソースと、GPUリソースとを有してよい。
図2は、制御装置100による無線通信サービスの制御の一例を概略的に示す。図2に示す例においては、ユーザ端末82を携帯する複数のユーザ80を乗せた電車40が、駅42に位置する。当該電車40は、駅42から出発して、線路44を通り、駅43に到着する区間45を移動する。
本例において、区間45は、周波数の異なるセルを含む複数のセルによってカバーされている。図2に示す例においては、区間45が、周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20によってカバーされている。図2に示す例においては、駅43をカバーする周波数Aのセル20の通信トラヒックが輻輳しており、他のセル20からのハンドオーバを受け付けると輻輳が更に悪化してしまう状態にある。
図3は、従来技術について説明するための説明図である。図3は、図2に示す状態から、電車40が移動し、線路44を経由して、駅43に到着した状態を示す。
前述のとおり、移動体通信の従来の制御では、ユーザ端末82がある周波数に一度在圏すると、その後も継続してその周波数を使い続ける傾向にある。そのため、電車40内のユーザ端末82は、駅42において一度在圏した周波数Aを、線路44上及び駅43においても継続して使い続ける傾向にある。
そのため、図3に示す例のように、何も手当をしないと、図2において周波数Aのセル20に在圏していた電車40のユーザ端末82が、電車40が線路44を進むにつれて、周波数Aのセル20にハンドオーバしていき、駅43に到着した際に、図3に示すように、既に輻輳していた駅43をカバーする周波数Aのセル20にハンドオーバしてしまう。これにより、既に輻輳しているセル20に在圏していたユーザ端末の通信が更に悪化してしまい、且つ、電車40のユーザ端末82の通信も悪化してしまう。
次に、本発明の一実施例として、図2を開始状態とし、図4、図5、及び図6の順に状態が遷移する実施態様を説明する。図2において、制御装置100は、周波数の異なるセル20を含む複数のセル20から、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する。例えば、制御装置100は、図2に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20から、駅43をカバーしている周波数Aのセル20を、輻輳セルとして特定する。
以降に、制御装置100が輻輳セルを特定する具体例を記載する。当該具体例はあくまで例示であり、制御装置100が輻輳セルを特定する方法は、当該具体例以外の方法であってもよい。
制御装置100は、複数のセル20のそれぞれのパフォーマンス情報を取得してよい。例えば、制御装置100は、図2に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20のそれぞれの、接続ユーザ数の情報、及び/又は、ダウンリンクスループットの情報を取得してよい。接続ユーザ数の情報は、RRC_CU(Radio Resource Control_Connected User)数であってよい。ダウンリンクスループットの情報は、DL(Downlink) Userスループットであってよい。
制御装置100は、複数のセル20のパフォーマンス情報に基づいて通信トラヒックが輻輳していると判定したセル20を輻輳セルとして特定してよい。例えば、制御装置100は、セル20の接続ユーザ数が予め定めた閾値よりも大きい場合に、セル20が輻輳していると判定してよい。
例えば、制御装置100は、セル20のダウンリンクスループットが予め定めた閾値よりも小さい場合に、セル20が輻輳していると判定してもよい。例えば、制御装置100は、セル20の接続ユーザ数が予め定めた閾値よりも大きく、かつ、ダウンリンクスループットが予め定めた閾値よりも小さい場合に、セル20が輻輳していると判定してもよい。
制御装置100は、複数のセル20のパフォーマンス情報を入力とし、複数のセル20のうちの通信トラヒックが輻輳しているセル20及び輻輳すると予測されるセル20の少なくともいずれかを出力とする学習モデルを記憶してよい。制御装置100は、取得した複数のセル20のパフォーマンス情報を学習モデルに入力することによって輻輳セルを特定してもよい。
制御装置100は、複数のセル20から、輻輳セルと同じ周波数のセル20であって、在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセル20を移動元セルとして特定する。例えば、制御装置100は、図2に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20から、駅42をカバーしている周波数Aのセル20を、移動元セルとして特定する。
以降に、制御装置100が移動元セルを特定する具体例を記載する。当該具体例はあくまで例示であり、制御装置100が移動元セルを特定する方法は、当該具体例以外の方法であってもよい。
制御装置100は、複数のセル20の過去の時系列の通信トラヒックの輻輳状態の変化に基づいて、移動元セルを特定してよい。例えば、電車、バス等の公共交通機関は予め移動ルートが決まっているので、満員状態の公共交通機関の車両等が当該移動ルート上を移動すると、大量のユーザ端末82がまとまって当該移動ルート上を移動することとなる。
この場合、通信トラヒックの輻輳状態が移動ルートに沿って時系列で変化するので、互いに隣接する同じ周波数の複数のセル20が時系列に沿って順番に輻輳することとなる。例えば、制御装置100は、この時系列に沿った順番を利用して移動元セルを特定してよい。
制御装置100は、駅をカバーするセル20が輻輳セルとして特定された場合に、輻輳セルがカバーする駅との接続関係に基づいて特定された駅をカバーするセル20を移動元セルとして特定してもよい。
図2に示す例においては、駅42と駅43とが隣接している。例えば、制御装置100は、駅43をカバーする周波数Aのセル20を輻輳セルとして特定した場合に、輻輳セルである駅43と隣接する接続関係にある駅42を特定し、駅42をカバーする周波数Aのセル20を移動元セルとして特定する。
ここでは、制御装置100が、輻輳セルがカバーする駅と隣接する1つの駅を特定し、当該駅をカバーするセル20を移動元セルとして特定する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、制御装置100は、輻輳する駅の2つ以上隣りの駅を特定し、当該駅をカバーするセル20を移動元セルとして特定してもよい。例えば、制御装置100は、輻輳セルがカバーする駅と接続関係にある複数の駅のそれぞれを特定し、当該複数の駅のそれぞれをカバーする複数のセル20のそれぞれを移動元セルとして特定してもよい。
図2に示す例においては、輻輳セルがカバーする駅との接続関係に基づいて特定された駅をカバーするセル20を移動元セルとして特定したが、移動元セルは駅をカバーするセル20でなくてもよい。例えば、制御装置100は、輻輳セルがカバーする駅との接続関係と、輻輳セルがカバーする駅からの距離に基づいて特定された線路44上の電車40をカバーするセル20を移動元セルとして特定する。
例えば、制御装置100は、輻輳セルがカバーする駅と接続された関係にある線路44上の複数の電車40から、輻輳セルがカバーする駅からの距離が予め定められた閾値以下である電車40をカバーするセル20を特定する。例えば、制御装置100は、輻輳セルがカバーする駅と接続された関係にある線路44上をカバーするセル20であって、輻輳セルがカバーする駅からの距離が当該閾値以下である範囲内に存在する複数のセル20のそれぞれの通信KPI(Key Performance Indicators)を取得し、通信KPIの値が予め定められた条件を満たすセル20を移動元セルとして特定する。
例えば、新幹線等の特急路線や地方路線等の隣接駅間の距離が比較的離れている場合等においては、電車40が隣接駅をカバーするセル20に入ったタイミングではなく、電車40が隣接駅を出発して更に輻輳セルがカバーする駅に近づいたタイミングで、移動元セルを特定する方が、処理負荷や輻輳の推定の観点から好ましい場合がありうる。上記の構成は、このような場合に効果が期待できる。
制御装置100は、駅をカバーするセル20が輻輳セルとして特定された場合に、輻輳セルがカバーする駅との接続関係と、時刻表情報とに基づいて特定された駅をカバーするセル20を移動元セルとして特定してもよい。特に、公共交通機関が定刻どおりに運行されることが重要視され、実際に定時運行が実現されている国や地域においては、駅の接続関係に加えて、時刻表情報を用いることで、どのような種別の電車等が、何時頃に、輻輳セルがカバーする駅に到着するかを特定できるので、移動元セルをより正確に特定することが可能となる。
制御装置100は、日時を含むカレンダー情報に基づいて、在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定してよい。例えば、平日の朝や夕方の特定の時間帯は、通勤や通学等で公共交通機関の利用者が多いので、特定の駅が混雑する場合がある。制御装置100は、例えば、このような混雑駅の近隣地域をカバーする複数のセル20を、平日の朝や夕方の特定の時間帯に限って、移動元セルとして特定する。制御装置100は、混雑駅をカバーするセル20自体を、移動元セルと特定してもよい。これにより、例えば、混雑時間帯においては、前もって混雑する駅の混雑する周波数を空けておくことができるので、輻輳の発生を抑制することができる。
制御装置100は、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるように制御する。例えば、制御装置100は、図2の駅42に位置する電車40内のユーザ端末82が周波数Aとは異なる周波数B又は周波数Cのセルにハンドオーバしやすくなるように制御する。
以降に、制御装置100によるユーザ端末82のハンドオーバの制御の具体例を記載する。当該具体例はあくまで例示であり、制御装置100によるユーザ端末82のハンドオーバ等の制御は、当該具体例以外の方法であってもよい。
制御装置100は、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更するように制御してよい。例えば、制御装置100は、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82に対して、メジャメントリポートを送信するイベントトリガの閾値を変更したり、オフセット値を変更したりするように制御する。
ユーザ端末82は、予め無線基地局200から指定された測定設定(Measurement Configuration)に基づいてメジャメントリポートを行ってよい。ユーザ端末82は、測定結果が測定設定に示された条件を満たした場合、無線基地局200に対してメジャメントリポートを送信してよい。測定設定には、例えば、測定対象の周波数を示す情報、測定対象のセルを示す情報、測定対象のビームを示す情報、測定を行う周期、メジャメントリポートを送信するイベントトリガの閾値等の情報が含まれる。
無線基地局200は、受信したメジャメントリポートに基づいて、ユーザ端末82をハンドオーバするか否かを判定してよい。具体的には、例えば、無線基地局200は、メジャメントリポートに含まれるRSRP(Reference Signal Received Power、基準信号受信電力)、RSRQ(Reference Signal Received Quality、基準信号受信品質)、SINR(Signal-to-Interference-plus-Noise Ratio)等の測定値をもとにハンドオーバの要否を判定する。
従って、制御装置100が、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82に対して、メジャメントリポートを送信するイベントトリガの閾値を変更したり、オフセット値を変更したりするように制御することで、無線基地局200がユーザ端末82からメジャメントリポートを受信する機会が増加する。
併せて、制御装置100は、無線基地局200がユーザ端末82をハンドオーバするか否かを判定する閾値を変更してよい。具体的には、移動元セルの無線基地局200と、ハンドオーバ先セルの無線基地局200の少なくとも一方の閾値を変更する。そのため、無線基地局200がユーザ端末82をハンドオーバするか否か判断する機会も増加し、ユーザ端末82のハンドオーバが行われやすくなる。以降、このような状況を指して、「ハンドオーバしやすくなる」と表現する場合がある。
例えば、イベントトリガがA3トリガである場合、制御装置100は、サービングセルとネイバーセルのオフセット値の値が小さくなるように変更する。例えば、制御装置100は、RSRPのオフセット値の値が小さくなるように変更する。例えば、制御装置100は、RSRQのオフセット値の値が小さくなるように変更する。これにより、ネイバーセルのRSRP等がサービングセルのRSRP等を上回る量が小さくても、A3トリガがかかりやすくなり、ユーザ端末82がメジャメントリポートを送信しやすくなる。
制御装置100は、オフセット値の変更に加えて、ヒステリシスの値が小さくなるように変更してもよい。これにより、オフセット値のトリガ条件が満たされた後、実際にハンドオーバするまでの遅延が小さくなるので、ハンドオーバしやすくなる。
例えば、イベントトリガがA5トリガである場合、制御装置100は、サービングセルからのRSRPの閾値の値が大きくなるように変更する。制御装置100は、ネイバーセルからのRSRPの閾値の値が小さくなるように変更してもよい。制御装置100は、サービングセルのRSRPの閾値の値が大きくなるように変更し、且つ、ネイバーセルのRSRPの閾値の値が小さくなるように変更してもよい。これにより、ユーザ端末82がメジャメントリポートを送信しやすくなる。
制御装置100は、サービングセルからのRSRQの閾値の値が大きくなるように変更してもよい。制御装置100は、ネイバーセルからのRSRQの閾値の値が小さくなるように変更してもよい。制御装置100は、サービングセルのRSRQの閾値の値が大きくなるように変更し、且つ、ネイバーセルのRSRQの閾値の値が小さくなるように変更してもよい。これにより、ユーザ端末82がメジャメントリポートを送信しやすくなる。
制御装置100は、閾値の値の変更に加えて、ヒステリシスの値が小さくなるように変更してもよい。これにより、オフセット値のトリガ条件が満たされた後、実際にハンドオーバするまでの遅延が小さくなるので、ハンドオーバしやすくなる。
制御装置100は、複数のセル20のRSRP等のレベルを変更してもよい。例えば、100は、CIO(Cell Individual Offset)の値を変更してよい。例えば、制御装置100は、複数のセル20のうち、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20のCIOの値を大きく変更してよい。例えば、制御装置100は、複数のセル20のうち、輻輳セル及び移動元セルと同じ周波数のセル20のCIOの値を小さく変更してよい。これにより、ユーザ端末82がメジャメントリポートを送信しやすくなる。
例えば、イベントトリガがA1トリガである場合、制御装置100は、A1トリガの閾値の値が小さくなるように変更する。例えば、制御装置100は、RSRPの閾値の値が小さくなるように変更する。例えば、制御装置100は、RSRQの閾値の値が小さくなるように変更する。これにより、サービングセルからのRSRP等が閾値を上回りやすくなり、ユーザ端末82がメジャメントリポートを送信しやすくなる。
例えば、イベントトリガがA2トリガである場合、制御装置100は、A2トリガの閾値の値が大きくなるように変更する。例えば、制御装置100は、RSRPの閾値の値が大きくなるように変更する。例えば、制御装置100は、RSRQの閾値の値が大きくなるように変更する。これにより、サービングセルからのRSRP等が閾値を下回りやすくなり、ユーザ端末82がメジャメントリポートを送信しやすくなる。
例えば、イベントトリガがA4トリガである場合、制御装置100は、A4トリガの閾値の値が小さくなるように変更する。例えば、制御装置100は、RSRPの閾値の値が小さくなるように変更する。例えば、制御装置100は、RSRQの閾値の値が小さくなるように変更する。これにより、ネイバーセルからのRSRP等が閾値を上回りやすくなり、ユーザ端末82がメジャメントリポートを送信しやすくなる。
制御装置100がユーザ端末82に対して、上述のようなハンドオーバに関連するパラメータの変更を行うことにより、何もしない場合と比較して、ユーザ端末82のサービングセルと同一周波数のネイバーセルとユーザ端末82の位置とが、より離れた状態で、ユーザ端末82が無線基地局200にメジャメントリポートを送信しやすくなる。
同一周波数のセル20どうしは、カバレッジエリアがなるべく重複しないように配置されているので、ユーザ端末82がこのような位置にある状態においては、同一周波数のネイバーセルからの電波受信強度がより小さくなり得る。そのため、異なる周波数のネイバーセルからの電波受信強度が相対的に大きくなり得る。これにより、ユーザ端末82は輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなる。
制御装置100は、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように複数のユーザ端末82のイベントトリガを変更するように制御してよい。例えば、イベントトリガが、「サービングセルと同一周波数でサービングセルよりも電波受信強度が高いサービングセル以外のセル20を検出すること」である場合、制御装置100は、「サービングセルと同一周波数で」という条件を外し、「サービングセルよりも電波受信強度が高いサービングセル以外のセル20を検出すること」をイベントトリガとするように変更してもよい。制御装置100は、「サービングセルと同一周波数で」という条件を変更し、「サービングセルと異なる周波数で」「サービングセルよりも電波受信強度が高いサービングセル以外のセル20を検出すること」をイベントトリガとするように変更してもよい。
制御装置100は、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように、複数のユーザ端末82にハンドオーバ先のセル20を指示してもよい。
移動元セルによってカバーされている地域には、移動元セルに在圏せずにアイドル状態であるユーザ端末82も存在しうる。このようなユーザ端末82が、セルリセレクションの際に輻輳セル及び移動元セルと同じ周波数のセルを選択して後発的に在圏することになった場合、その後のハンドオーバでも同じ周波数のセル20が選択され、輻輳セルの輻輳が悪化してしまう可能性がある。
制御装置100は、移動元セルを生成している無線基地局200に、移動元セルによってカバーされている地域に位置しているアイドル状態のユーザ端末82に、移動元セルとは異なる周波数のセルを優先するセルリセレクションのパラメータを通知させるよう制御してよい。これにより、アイドル状態のユーザ端末82が、輻輳セル及び移動元セルと同じ周波数のセルに後発的に在圏することによる輻輳の悪化を抑制することができる。
以降に、制御装置100によるユーザ端末82のセルリセレクションの制御の具体例を記載する。当該具体例はあくまで例示であり、制御装置100によるユーザ端末82のセルリセレクションの制御は、当該具体例以外の方法であってもよい。
例えば、制御装置100は、ユーザ端末82がアイドル状態になる直前に在圏したセルと同じ周波数のセルを再選択するための閾値の値を変更するように、無線基地局200を制御してよい。例えば、制御装置100は、sIntraSearchPの値を小さくする通知を無線基地局200にさせるように制御する。これにより、sIntraSearchPの値が閾値を下回りにくくなるので、ユーザ端末82が同一周波数のセル20を探し始めにくくなる。
例えば、制御装置100は、ユーザ端末82がアイドル状態になる直前に在圏したセルと異なる周波数のセルを再選択するための閾値の値を変更するように、無線基地局200を制御してよい。例えば、制御装置100は、sNonIntraSearchPの値を大きくする通知を無線基地局200にさせるように制御する。これにより、sNonIntraSearchPの値が閾値を下回りやすくなるので、ユーザ端末82が異なる周波数のセル20を探し始めやすくなる。
例えば、制御装置100は、セルリセレクションの優先度を示すパラメータを変更するように、無線基地局200を制御してよい。例えば、制御装置100は、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルを優先して再選択する通知をさせるように、無線基地局200を制御してよい。例えば、制御装置100は、輻輳セル及び移動元セルと同じ周波数のセルの優先度下げて再選択する通知をさせるように、無線基地局200を制御してよい。
例えば、制御装置100は、ヒステリシスの値が小さくなるように変更してもよい。例えば、制御装置100は、qHystの値が小さくなるように変更してもよい。
図2に示す例において、電車40内のユーザ端末82は、制御装置100によって、周波数B又は周波数Cにハンドオーバしやすくなるように制御されている。そのため、電車40が駅42を出発し、図4の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセル20にハンドオーバする。図4に示す例においては、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Bのセルにハンドオーバする。
次に、図4の状態から電車40が更に進み、図5の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセルにハンドオーバする。図4に示す例においては、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Cのセルにハンドオーバする。
次に、図5の状態から電車40が更に進んでの駅43に到着し、図6の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセル20にハンドオーバする。図6に示す例においては、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Cのセルにハンドオーバする。この場合、駅42に電車40が位置していた図2の状態において、周波数Aのセルに在圏していた電車40内のユーザ端末82の多くが、駅43に電車40が到着した図6の状態に至るまでに、周波数A以外のセルにハンドオーバするので、輻輳セルの輻輳の悪化を抑制できる。
図7は、本発明の一実施例の開始状態の一例を概略的に示す。前述の、図2を開始状態とし、図4、図5、及び図6の順に状態が遷移する実施態様において、図2の状態ではなく図7の状態が開始状態であってもよい。
図7においては、図2と異なる点について主に説明する。図7に示す例においては、輻輳セルである駅43をカバーしている周波数Aのセル20だけでなく、移動元セルである駅42をカバーしている周波数Aのセル20も輻輳している。このように、移動元セルが輻輳している場合もあり得る。このような場合においても、前述の、図2を開始状態とし、図4、図5、及び図6の順に状態が遷移する実施態様と同様の制御を行うことで、輻輳セルの輻輳の悪化を抑制できる。
図8は、制御装置100による無線通信サービスの制御の一例を概略的に示す。図8に示す例においては、図2に示す例と異なる点について主に説明する。図8に示す例においては、区間45を、電車40及び電車41の複数台の電車が移動する。図8の状態においては、現在輻輳しているセル20は存在しない。しかし、近い将来において、電車40内のユーザ端末82及び電車41内のユーザ端末82が駅43をカバーする周波数Aのセルにハンドオーバすることで、駅43をカバーする周波数Aのセル20が輻輳することが予想される。
図9は、従来技術について説明するための説明図である。図9は、図8に示す状態から、電車40及び電車41のそれぞれが移動し、線路44を経由して、駅43に到着した状態を示す。
前述のとおり、移動体通信の従来の制御では、ユーザ端末82がある周波数に一度在圏すると、その後も継続してその周波数を使い続ける傾向にある。そのため、電車40内及び電車41内のユーザ端末82は、一度在圏した周波数Aを、線路44上及び駅43においても継続して使い続ける傾向にある。
そのため、図9に示す例のように、何も手当をしないと、図8において周波数Aのセル20にそれぞれ在圏していた電車40内のユーザ端末82及び電車41内のユーザ端末82が、電車40及び電車41が線路44を進むにつれて、周波数Aのセル20にハンドオーバしていき、駅43に到着した際に、図9に示すように、駅43をカバーする周波数Aのセル20にハンドオーバしてしまうことにより、輻輳が発生する。
次に、本発明の一実施例として、図8を開始状態とし、図10、図11、及び図12の順に状態が遷移する実施態様を説明する。
図8において、制御装置100は、周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定してよい。例えば、制御装置100は、図8に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20から、近い将来に輻輳が予想されるセル20として、駅43をカバーしている周波数Aのセル20を、輻輳セルとして特定する。
制御装置100は、複数のセル20のパフォーマンス情報に基づいて通信トラヒックが輻輳すると判定したセル20を輻輳セルとして特定してよい。例えば、制御装置100は、複数のセル20のパフォーマンス情報を演算処理することにより、セル20が将来的に輻輳すると判定してよい。例えば、図8に示す例において、制御装置100は、区間45をカバーする複数の周波数Aのセル20のそれぞれの接続ユーザ数を足し合わせて、駅43が近い将来に輻輳すると判定してよい。制御装置100は、取得した複数のセルのパフォーマンス情報を学習モデルに入力することによって輻輳セルを特定してもよい。
制御装置100は、複数のセルから、輻輳セルと同じ周波数のセル20であって、在圏している複数のユーザ端末が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定してよい。例えば、制御装置100は、図8に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20から、駅42をカバーしている周波数Aのセル20を、移動元セルとして特定する。制御装置100は、線路44上の電車41が位置するエリアをカバーしている周波数Aのセル20を、移動元セルとして特定してもよい。
制御装置100は、複数の移動元セルを特定してもよい。例えば、制御装置100は、駅42をカバーしている周波数Aのセル20と、線路44上の電車41が位置するエリアをカバーしている周波数Aのセル20とを、移動元セルとして特定する。
ここでは、制御装置100が、駅42をカバーしている周波数Aのセル20を、移動元セルとして特定した場合について説明する。制御装置100は、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御してよい。例えば、制御装置100は、図8の駅42に位置する電車40内のユーザ端末82が周波数Aとは異なる周波数B又は周波数Cのセルにハンドオーバしやすくなるように制御する。制御装置100が、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータを変更するように制御してよいのは、図2を開始状態とし、図4、図5、及び図6の順に状態が遷移する実施態様の場合と同様である。
図8に示す例において、電車40内のユーザ端末82は、制御装置100によって、周波数B又は周波数Cにハンドオーバしやすくなるように制御されている。そのため、電車40が駅42を出発し、図10の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセル20にハンドオーバする。図10に示す例においては、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Bのセルにハンドオーバする。
次に、図10の状態から電車40が更に進み、図11の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセルにハンドオーバする。図11に示す例においては、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Cのセルにハンドオーバする。
次に、図11の状態から電車40が更に進んでの駅43に到着し、図12の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセル20にハンドオーバする。図12に示す例においては、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Cのセルにハンドオーバする。この場合、駅42に電車40が位置していた図8の状態において、周波数Aのセルに在圏していた電車40内のユーザ端末82の多くが、駅43に電車40が到着した図12の状態に至るまでに、周波数A以外のセルにハンドオーバするので、駅43をカバーする周波数Aのセルが輻輳することを抑制できる。
図8に示す例において、制御装置100が、駅42をカバーしている周波数Aのセル20ではなく、線路44上の電車41が位置するエリアをカバーしている周波数Aのセル20を、移動元セルとして特定した場合についても、制御装置100が同様の制御を実行してよいことは、当業者であれば理解できる。また、これにより、駅43をカバーする周波数Aのセルが輻輳することを抑制できることが、当業者であれば理解できる。
制御装置100は、複数の移動元セルを特定してもよい。制御装置100は、特定した複数の移動元セルのうち、より混雑している移動元セルに在圏しているユーザ端末82に対して優先的に、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御してよい。例えば、制御装置100は、複数の移動元セルのパフォーマンス情報を取得し、取得したパフォーマンス情報に基づいて、いずれの移動元セルに在圏しているユーザ端末82に対して優先的に制御を行うかを決定する。例えば、制御装置100は、パフォーマンス情報に含まれるパフォーマンス値が、予め定められた閾値以上である移動元セルに対して優先的に制御を行うと決定する。制御装置100は、特定した複数の移動元セルの全てに対して、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御してもよい。
図8に示す例において、制御装置100が、複数の移動元セルを特定し、駅42をカバーしている周波数Aのセル20と、線路44上の電車41が位置するエリアをカバーしている周波数Aのセル20とを、移動元セルとして特定した場合についても、制御装置100が複数の移動元セルのそれぞれに対して同様の制御を実行してよいことは、当業者であれば理解できる。制御装置100が、複数の移動元セルを特定し、複数の移動元セルに在圏するユーザ端末82に対して制御を行うことで、駅43をカバーする周波数Aのセルが輻輳することを更に抑制できる。
図13は、制御装置100による無線通信サービスの制御の一例を概略的に示す。図13に示す例においては、ユーザ端末82を携帯するユーザ80を乗せた複数の車両が、道路54を移動する。図13に示す例においては、当該複数の車両が、道路54上を通って交通サービス施設53に到着する区間55を移動する。
本例において、区間55は、周波数の異なるセルを含む複数のセルによってカバーされている。図13に示す例においては、区間55が、周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20によってカバーされている。図13に示す例においては、交通サービス施設53をカバーする周波数Aのセル20の通信トラヒックが輻輳しており、他のセル20からのハンドオーバを受け付けると輻輳が更に悪化してしまう状態にある。
本例において、道路54は、比較的大きな道路であってよい。例えば、道路54は幹線道路であってよい。例えば、道路54は、高速自動車国道(高速道路)であってよい。この場合、交通サービス施設53は、例えば、サービスエリア、パーキングエリア等であってよい。
例えば、道路54は、一般国道であってもよい。例えば、道路54は、都道府県道であってもよい。この場合、交通サービス施設53は、例えば、道の駅等であってよい。
本例においては、交通サービス施設53をカバーする周波数Aのセル20の通信トラヒックが現に輻輳している状態を例示しているが、これに限られない。例えば、近い将来において、複数の車両が交通サービス施設53に移動し、複数の車両内の複数のユーザ端末82が交通サービス施設53をカバーする周波数Aのセルにハンドオーバすることで、交通サービス施設53をカバーする周波数Aのセル20が輻輳することが予想される場合も、同様に考えることができる。
本例においては、交通サービス施設53をカバーする周波数Aのセル20の通信トラヒックが輻輳している状態を例示しているが、輻輳しているセル20は必ずしも交通サービス施設53をカバーしていなくてもよい。例えば、輻輳しているセル20はイベント会場がある地域をカバーしているセル20であってもよい。例えば、図13に示す例において、交通サービス施設53に代えて、イベント会場が、交通サービス施設53の位置に位置してもよい。
本例においては、交通サービス施設53をカバーする周波数Aのセル20の通信トラヒックが輻輳している状態を例示しているが、輻輳しているセル20は必ずしも特定の施設等をカバーしていなくてもよい。例えば、輻輳しているセル20は交通渋滞が発生している地域をカバーしているセル20であってもよい。例えば、図13に示す例において、交通サービス施設53に代えて、複数車両によって渋滞が発生している地域が、交通サービス施設53の位置に位置してもよい。
本例において、複数の車両は、自動車であってよい。複数の車両のサイズや分類等は特に限定されない。例えば、複数の車両は、乗用車、トラック、バス等の商用車等であってよい。図13に示す例においては、車両50はバスであり、車両51及び車両52は乗用車である。図13から図17に示す例においては、簡単のために、複数の車両のうち、車両50、車両51、及び車両52の移動を例に挙げて説明する。
図14は、従来技術について説明するための説明図である。図14は、図13に示す状態から、車両50、車両51及び車両52のそれぞれが移動し、道路54を移動して、交通サービス施設53に到着した状態を示す。
前述のとおり、移動体通信の従来の制御では、ユーザ端末82がある周波数に一度在圏すると、その後も継続してその周波数を使い続ける傾向にある。そのため、複数の車両内の複数のユーザ端末82は、一度在圏した周波数Aを、道路54及び交通サービス施設53上において継続して使い続ける傾向にある。
そのため、図14に示す例のように、何も手当をしないと、図13において周波数Aのセル20にそれぞれ在圏していた車両50内のユーザ端末82、車両51内のユーザ端末82、及び車両52内のユーザ端末82が、車両50、車両51及び車両52が道路54上を進むにつれて、周波数Aのセル20にハンドオーバしていき、交通サービス施設53に到着した際に、図14に示すように、交通サービス施設53をカバーする周波数Aのセル20にハンドオーバしてしまう。これにより、既に輻輳しているセル20に在圏していたユーザー端末の通信が更に悪化してしまい、且つ、車両50内、車両51内及び車両52内のユーザ端末82の通信も悪化してしまう。
次に、本発明の一実施例として、図13を開始状態とし、図15、図16、及び図17の順に状態が遷移する実施態様を説明する。
図13において、制御装置100は、周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定してよい。例えば、制御装置100は、図13に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20から、現に輻輳しているセル20として、交通サービス施設53をカバーしている周波数Aのセル20を、輻輳セルとして特定する。前述のように、制御装置100は、近い将来に輻輳が予想されるセル20として、交通サービス施設53をカバーしている周波数Aのセル20を、輻輳セルとして特定してもよい。
制御装置100は、複数のセル20のパフォーマンス情報に基づいて通信トラヒックが輻輳すると判定したセル20を輻輳セルとして特定してよいのは、図8から図12に示した例の場合と同様である。
制御装置100は、複数のセルから、輻輳セルと同じ周波数のセル20であって、在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定してよい。例えば、制御装置100は、図13に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20から、車両50が走行している地域をカバーしている周波数Aのセル20、車両51が走行している地域をカバーしている周波数Aのセル20、及び車両52が走行している地域をカバーしている周波数Aのセル20のうちの少なくともいずれか1つを、移動元セルとして特定する。
制御装置100は、輻輳セルによってカバーされている地域に対する幹線道路の接続関係に基づいて特定された地域をカバーするセルを移動元セルとして特定してもよい。例えば、図13において、道路54は交通サービス施設53に接続されているので、制御装置100は、この接続関係に基づいて、道路54をカバーする周波数Aの3つのセル20の少なくともいずれかを、移動元セルとして特定してよい。
ここでは、制御装置100が、道路54をカバーしている周波数Aの3つ全てのセル20を、移動元セルとして特定した場合について説明する。
制御装置100は、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御してよい。例えば、制御装置100は、図13の道路54をカバーしている周波数Aの3つのセル20に位置する車両50内、車両51内及び車両52内のユーザ端末82が周波数Aとは異なる周波数B又は周波数Cのセルにハンドオーバしやすくなるように制御する。制御装置100が、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータを変更するように制御してよいのは、図2を開始状態とし、図4、図5、及び図6の順に状態が遷移する実施態様の場合と同様である。
図13に示す例において、車両50内、車両51内及び車両52内のユーザ端末82は、制御装置100によって、周波数B又は周波数Cにハンドオーバしやすくなるように制御されている。そのため、車両50、車両51及び車両52が道路54を移動し、図15の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する車両50内、車両51内、及び車両52内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセル20にハンドオーバする。
図15に示す例においては、周波数Aのセル20に在圏する車両50内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数のCのセル20にハンドオーバし、車両51内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Bのセル20にハンドオーバし、車両52内のユーザ端末82のうちの全部が、周波数Cのセル20にハンドオーバする。車両52は、交通サービス施設53に到着するが、車両52内のユーザ端末82は周波数Cのセル20にハンドオーバしているので、交通サービス施設53をカバーしている周波数Aのセル20の輻輳の悪化が抑制され、且つ、車両52内のユーザ端末82の通信の悪化が抑制される。
次に、図15の状態から車両50、及び車両51が道路54を更に進み、図16の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する車両50内、及び車両51内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセルにハンドオーバする。図16に示す例においては、周波数Aのセルに在圏する車両50内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Bのセルにハンドオーバし、車両51内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Bのセル20にハンドオーバする。車両51は、交通サービス施設53に到着するが、車両51内のユーザ端末82は周波数Bのセル20にハンドオーバしているので、交通サービス施設53をカバーしている周波数Aのセル20の輻輳の悪化が抑制され、且つ、車両51内のユーザ端末82の通信の悪化が抑制される。
次に、図16の状態から車両50が更に進んで交通サービス施設53に到着し、図17の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する車両50内のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセル20にハンドオーバする。図17に示す例においては、周波数Aのセルに在圏する車両50内のユーザ端末82のうちの一部が、周波数Bのセルにハンドオーバする。この場合、図13の状態において、周波数Aのセルに在圏していた車両50内、車両51内及び車両52内のユーザ端末82の多くが、交通サービス施設53に車両50、車両51及び車両52が到着した図17の状態に至るまでに、周波数A以外のセルにハンドオーバするので、交通サービス施設53をカバーする周波数Aのセルの輻輳の悪化を抑制できる。
図18は、制御装置100による無線通信サービスの制御の一例を概略的に示す。図18に示す例においては、ユーザ端末82を携帯する複数のユーザ80がイベント会場30に位置する。当該複数のユーザ80は、イベントの終了に応じて、イベント会場30を出発して、道路46を通って、最寄り駅である駅43に到着する区間47を移動する。
本例において、区間47は、周波数の異なるセルを含む複数のセルによってカバーされている。図13に示す例においては、区間47が、周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20によってカバーされている。
図18に示す例においては、イベント会場30をカバーする周波数Aのセル20の通信トラヒックが輻輳している。複数のユーザ80が、イベントの終了に応じて、区間47上を移動すると、複数のユーザ80が移動するのに伴って、区間47上をカバーする複数の周波数Aのセルが、イベント会場30をカバーする周波数Aのセル20から駅43をカバーする周波数Aのセル20へと順番に輻輳することが予想される。
図19、図20及び図21は、従来技術について説明するための説明図である。図19、図20及び図21は、図18に示す状態から、ユーザ端末82を携帯した複数のユーザ80が区間47上を移動し、駅43に到着するまでの過程を示す。
前述のとおり、移動体通信の従来の制御では、ユーザ端末82がある周波数に一度在圏すると、その後も継続してその周波数を使い続ける傾向にある。そのため、複数のユーザ端末82は、イベント会場30において一度在圏した周波数Aを、道路46上及び駅43においても継続して使い続ける傾向にある。
そのため、図19から図21に示す例のように、何も手当をしないと、図18において周波数Aのセル20に在圏していたイベント会場30の複数のユーザ端末82が、ユーザ80が区間47上を進むにつれて、周波数Aのセル20にハンドオーバしていき、区間47上をカバーする複数の周波数Aのセルが、イベント会場30をカバーする周波数Aのセル20から駅43をカバーする周波数Aのセル20へと順番に輻輳してしまう。この場合、複数のユーザ80が携帯する複数のユーザ端末82は、ユーザ80が区間47を移動する期間において、常に通信トラヒックが輻輳した状態に置かれてしまい、ユーザ80の通信サービスへの満足度が低下してしまう。
次に、本発明の一実施例として、図18を開始状態とし、図22、図23、及び図24の順に状態が遷移する実施態様を説明する。図18において、制御装置100は、周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する。例えば、制御装置100は、図18に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20から、道路46をカバーしている周波数Aの2つのセル20、及び駅43をカバーしている周波数Aのセル20を、複数のユーザ80の移動に伴って輻輳が予想されるとして、輻輳セルとして特定する。
制御装置100が輻輳セルを特定する具体的な方法は、前述の図2を開始状態とし、図4、図5、及び図6の順に状態が遷移する実施態様と同様である。
制御装置100は、複数のセル20から、輻輳セルと同じ周波数のセル20であって、在圏している複数のユーザ端末が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定する。例えば、制御装置100は、図18に示された周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20から、イベント会場30をカバーしている周波数Aのセル20を、移動元セルとして特定する。
制御装置100は、日時を含むカレンダー情報と、輻輳セルによってカバーされている地域の周辺地域において開催されるイベント情報とに基づいて、在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセル20を移動元セルとして特定してよい。例えば、制御装置100は、当日の日時と、イベント情報から、イベント開催日のイベント終了後に、イベント会場から最寄り駅までの経路の輻輳が予測されるので、当該経路上のセル20を、移動元セルとして特定する。
制御装置100が移動元セルを特定する具体的な方法は、前述の図2を開始状態とし、図4、図5、及び図6の順に状態が遷移する実施態様と同様である。
制御装置100は、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御する。例えば、制御装置100は、図18のイベント会場30に位置するユーザ端末82が周波数Aとは異なる周波数B又は周波数Cのセルにハンドオーバしやすくなるように制御する。
制御装置100によるユーザ端末82のハンドオーバ制御の具体的な方法は、前述の図2を開始状態とし、図4、図5、及び図6の順に状態が遷移する実施態様と同様である。
図18に示す例において、イベント会場30内のユーザ端末82は、制御装置100によって、周波数B又は周波数Cにハンドオーバしやすくなるように制御されている。そのため、ユーザ端末82を携帯するユーザ80が、イベント会場30を出発し、図22の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏し、区間47上を移動しているユーザ80のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセル20にハンドオーバする。図22に示す例においては、周波数Aのセルに在圏するユーザ端末82のうちの一部が、周波数Bのセルにハンドオーバする。これにより、道路46をカバーしている周波数Aのセル20の輻輳を抑制できる。
次に、図22の状態からユーザ端末82を携帯するユーザ80が更に進み、図23の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏する複数のユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセルにハンドオーバする。図23に示す例においては、周波数Aのセルに在圏するユーザ端末82のうちの一部が、周波数Cのセルにハンドオーバする。これにより、道路46をカバーしている周波数Aのセル20の輻輳を抑制できる。
次に、図23の状態からユーザ端末82を携帯するユーザ80が更に進んでの駅43に到着し、図24の状態に遷移すると、周波数Aのセルに在圏するのユーザ端末82の一部又は全部は、周波数Aではなく、周波数B又は周波数Cのセル20にハンドオーバする。図24に示す例においては、周波数Aのセルに在圏するのユーザ端末82のうちの一部が、周波数Cのセルにハンドオーバする。これにより、駅43をカバーしている周波数Aのセル20の輻輳を抑制できる。
図25は、制御装置100による無線通信サービスの制御の一例を概略的に示す。図25においては、図2に示す例と異なる点について主に説明する。図25に示す例においては、区間45が、セル群28によってカバーされている。
セル群28は、輻輳セルと移動元セルとの間に位置する1又は複数のセル20を含んでよい。なお、図2に示した例と同様に図20に示す例においても、制御装置100は、駅43をカバーしている周波数Aのセル20が輻輳セルとして特定し、駅42をカバーしている周波数Aのセル20を移動元セルとして特定する。
図25に示す例においては、セル群28は周波数Aの4つのセル20、周波数Bの3つのセル20、及び周波数Cの2つのセル20を含む。図25に示す例においては、セル群28に含まれる複数のセル20のうち、周波数Cの2つのセル20が既に輻輳した状態である。
制御装置100は、セル群28の状況に応じて、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更してよい。図25に示す例においては、制御装置100は、セル群28に含まれる複数のセル20のうち、既に輻輳状態にある周波数Cの2つのセル20を避けて、複数のユーザ端末82が周波数Bのセル20にハンドオーバしやすいようにハンドオーバに関連するパラメータを制御する。
図25に示す例において、電車40内のユーザ端末82は、制御装置100によって、周波数Bにハンドオーバしやすくなるように制御されている。そのため、電車40が駅42を出発し、駅43に向かって線路44上を移動するにつれて、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82の一部又は全部が周波数Bのセルにハンドオーバする。
駅42に電車40が位置していた図25の状態において、周波数Aのセルに在圏していた電車40内のユーザ端末82の多くが、駅43に電車40が到着した図26の状態に至るまでに、周波数Cのセル20ではなく、周波数Bのセル20にハンドオーバする。そのため、周波数Cのセル20の輻輳の悪化を抑制しつつ、輻輳セルである周波数Aのセル20の輻輳が更に悪化することを抑制できる。
図27は、制御装置100による無線通信サービスの制御の一例を概略的に示す。図27においては、図25に示す例と異なる点について主に説明する。図27に示す例においては、セル群28に含まれる複数のセル20のうち、駅43をカバーする周波数Bのセル20及び周波数Cのセル20が、高負荷の状態にある。高負荷の状態とは、接続ユーザ数が比較的多く、ユーザスループットが比較的低下した状態であり、輻輳には至っていないものの、在圏するユーザ端末82等が更に増加した場合に、輻輳する可能性が高い状態を表す。
図28は、制御装置100による無線通信サービスの制御の一例を概略的に示す。図28は、図27に示す状態から、電車40が移動し、線路44を経由して、駅43に到着した状態を示す。
制御装置100が、単純に、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるように複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更するだけの場合、例えば、図28に示す例のように、複数のユーザ端末82のハンドオーバ先が周波数Bに偏ってしまい、駅43をカバーする周波数Bのセル20が輻輳してしまう場合があり得る。
制御装置100は、セル群28の状況に応じて、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更してよい。図27に示す例においては、制御装置100は、セル群28に含まれる複数のセル20のうち、既に高負荷状態にある駅43をカバーする周波数Bのセル20及び周波数Cのセル20の両方に、複数のユーザ端末82がハンドオーバしやすいようにハンドオーバに関連するパラメータを制御する。
制御装置100は、セル群28の状況に応じて、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82をハンドオーバしやすくする周波数を決定してよい。図27に示す例においては、制御装置100は、セル群28に含まれる複数のセル20のうち、駅43をカバーする周波数Bのセル20及び周波数Cのセル20の両方が既に高負荷状態にあることに応じて、複数のユーザ端末82をハンドオーバしやすくする周波数を、周波数B及び周波数Cの両方に決定してよい。
この場合において、制御装置100は、複数のユーザ端末82が、当該決定した周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更するよう制御してよい。制御装置100は、セル群28の状況に応じて、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータの変更量を決定してもよい。
例えば、制御装置100は、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82が、輻輳セル及び移動元セルの周波数とは異なる複数の周波数のセル20分散してハンドオーバしやすくなるように、複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更する。例えば、制御装置100は、複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを、複数の段階に分けて変更する。例えば、制御装置100は、複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを、複数の段階毎に異なる値となるように変更する。
例えば、制御装置100は、先ず、複数のユーザ端末82の一部だけがハンドオーバしやすく、残りの一部は引き続き移動元セルと同じ周波数に在圏し続けやすい程度の中間的な値となるように、複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更する。制御装置100は、次に、複数のユーザ端末82の残りの一部がハンドオーバしやすい程度の値となるように、複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更する。
例えば、図27に示す例において、制御装置100は、先ず、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82のうち、周波数Bのセル20にハンドオーバさせようとする一部のユーザ端末82がハンドオーバする程度の第1の値に、複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更する。その後、電車40が区間45を走行して移動することで当該一部のユーザ端末82が周波数Bのセル20にハンドオーバする。制御装置100は、次に、残りの一部のユーザ端末82がハンドオーバする程度の第2の値に、複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更する。その後、電車40が区間45を走行して移動することで当該残りの一部のユーザ端末82が周波数Cのセル20にハンドオーバする。
これにより、移動元セルに在圏していた複数のユーザ端末82を、輻輳セル及び移動元セルの周波数とは異なる複数の周波数のセル20に分散してハンドオーバしやすくなるように制御することができる。なお、ハンドオーバに関連するパラメータの第1の値と第2の値は必ずしも異なる値である必要はなく、同一の値であってもよい。
例えば、制御装置100は、輻輳セル及び移動元セルの周波数とは異なる周波数のセル20が、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82の一部のハンドオーバを受け付けた場合に、輻輳しないと予想される範囲でハンドオーバに関連するパラメータを変更してもよい。例えば、図27に示す例において、駅43をカバーする周波数Bのセル20が20台のユーザ端末82のハンドオーバを追加で受け付けると輻輳する可能性があり、駅43をカバーする周波数Cのセル20が50台のユーザ端末82のハンドオーバを受け付けると輻輳する可能性がある場合があり得る。この場合、制御装置100は、駅43をカバーする周波数Bのセル20にハンドオーバするユーザ端末82の台数が20台未満となりやすいようにハンドオーバに関連するパラメータの変更量を決定してよく、駅43をカバーする周波数Cのセル20にハンドオーバするユーザ端末82の台数が50台未満となりやすいようにハンドオーバに関連するパラメータの変更量を決定してもよい。
図27に示す例において、電車40内のユーザ端末82は、制御装置100によって、周波数Bのセル20及び周波数Cのセル20にハンドオーバしやすくなるように制御されている。そのため、電車40が駅42を出発し、駅43に向かって線路44上を移動するにつれて、周波数Aのセルに在圏する電車40内のユーザ端末82の一部が周波数Bのセル20にハンドオーバし、残りの一部が周波数Bのセル20にハンドオーバする。
これにより、駅42に電車40が位置していた図27の状態において、周波数Aのセルに在圏していた電車40内のユーザ端末82の一部が、駅43に電車40が到着した図29の状態に至るまでの間に周波数Bのセル20にハンドオーバし、残りの一部が周波数Cのセル20にハンドオーバしする。これにより、高負荷状態にあった駅43をカバーする周波数Bのセル20及び周波数Cのセル20が、輻輳状態になるのを抑制しつつ、輻輳セルの輻輳が更に悪化することを抑制できる。
図30は、制御装置100の機能構成の一例を概略的に示す。図30において、制御装置100は、情報取得部110、記憶部120、輻輳セル特定部130、移動元セル特定部140、及びハンドオーバ制御部150を備える。
情報取得部110は、各種の情報を取得してよい。例えば、情報取得部110は、システム10が提供する無線通信サービスに関連する情報を取得する。例えば、情報取得部110は、無線基地局200の地理的な配置に関する情報、無線基地局200が形成する周波数毎のセル20の情報を取得する。
情報取得部110は、複数のセル20のそれぞれのパフォーマンス情報を取得してよい。情報取得部110は、時刻表情報を取得してよい。情報取得部110は、カレンダー情報を取得してよい。情報取得部110は、複数のセル20の過去の時系列の通信トラヒックの輻輳状態の情報を取得してもよい。
情報取得部110は、公共交通機関の駅の接続関係を表す情報を取得してもよい。例えば、情報取得部110は、電車の路線図を取得してもよい。例えば、情報取得部110は、電車のダイヤグラム図を取得してもよい。
記憶部120は、各種情報を記憶してよい。例えば、記憶部120は、情報取得部110が取得した各種情報を記憶する。例えば、記憶部120は、制御装置100が用いる各種の学習モデルを記憶してよい。
記憶部120は、複数のセル20のパフォーマンス情報を入力とし、複数のセル20のうちの通信トラヒックが輻輳しているセル及び輻輳すると予測されるセルの少なくともいずれかを出力とする学習モデルを記憶してよい。
輻輳セル特定部130は、周波数の異なるセル20を含む複数のセル20から、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する。輻輳セル特定部130は、複数のセル20のパフォーマンス情報に基づいて通信トラヒックが輻輳していると判定したセル20を輻輳セルとして特定してよい。
輻輳セル特定部130は、情報取得部110が取得した複数のセル20のパフォーマンス情報を、記憶部120が記憶した学習モデルに入力することによって輻輳セルを特定してもよい。
移動元セル特定部140は、複数のセル20から、輻輳セルと同じ周波数のセル20であって、在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセル20を移動元セルとして特定する。移動元セル特定部140は、複数の移動元セルを特定してもよい。移動元セル特定部140は、複数のセル20の過去の時系列の通信トラヒックの輻輳状態の変化に基づいて、移動元セルを特定してもよい。
移動元セル特定部140は、駅をカバーするセル20が輻輳セルとして特定された場合に、輻輳セルがカバーする駅との接続関係に基づいて特定された駅をカバーするセル20を移動元セルとして特定してもよい。移動元セル特定部140は、駅をカバーするセル20が輻輳セルとして特定された場合に、輻輳セルがカバーする駅との接続関係と、時刻表情報とに基づいて特定された駅をカバーするセルを移動元セルとして特定してもよい。
移動元セル特定部140は、日時を含むカレンダー情報に基づいて、在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセル20を移動元セルとして特定してよい。
移動元セル特定部140は、輻輳セルによってカバーされている地域に対する幹線道路の接続関係に基づいて特定された地域をカバーするセル20を移動元セルとして特定してもよい。
ハンドオーバ制御部150は、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるように制御してよい。ハンドオーバ制御部150は、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるように複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更するように制御してよい。
ハンドオーバ制御部150は、特定した複数の移動元セルのうち、より混雑している移動元セルに在圏しているユーザ端末82に対して優先的に、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるように制御してよい。
ハンドオーバ制御部150は、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるようにイベントトリガを変更するように制御してよい。ハンドオーバ制御部150は、輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるように、ハンドオーバ先のセル20を指示してもよい。
ハンドオーバ制御部150は、移動元セルを生成している無線基地局200に、移動元セルによってカバーされている地域に位置しているアイドル状態のユーザ端末82に、移動元セルとは異なる周波数のセル20を優先するセルリセレクションのパラメータを通知させるよう制御してよい。
ハンドオーバ制御部150は、輻輳セルと、移動元セルと、セル群28の状況に応じて、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更してよい。
ハンドオーバ制御部150は、セル群28の状況に応じて、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82をハンドオーバしやすくする周波数を決定してよい。ハンドオーバ制御部150は、複数のユーザ端末82が決定した周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるように、複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータを変更するよう制御してよい。ハンドオーバ制御部150は、セル群28の状況に応じて、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82のハンドオーバに関連するパラメータの変更量を決定してよい。
図31は、制御装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある)102では、輻輳セル特定部130が、周波数の異なるセルを含む複数のセル20から、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する。
S104では、移動元セル特定部140が、複数のセル20から、輻輳セルと同じ周波数のセル20であって、在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセル20を移動元セルとして特定する。
S106では、ハンドオーバ制御部150が、移動元セルに在圏している複数のユーザ端末82が輻輳セル及び移動元セルとは異なる周波数のセル20にハンドオーバしやすくなるように制御する。
図32は、制御装置100として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。DVDドライブは、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボードのようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVDドライブは、プログラム又はデータをDVD-ROM等から読み取り、記憶装置1224に提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムは、DVD-ROM又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ(DVD-ROM)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、コンピュータ等のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。ここで、コンピュータは、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、ワークステーション、サーバコンピュータ、汎用コンピュータ、または特殊目的のコンピュータ等であってよく、複数のコンピュータが接続されたコンピュータシステムであってもよい。このような複数のコンピュータが接続されたコンピュータシステムは分散コンピューティングシステムとも呼ばれ、広義のコンピュータである。分散コンピューティングシステムにおいては、複数のコンピュータのそれぞれがプログラムの一部ずつを実行し、必要に応じてコンピュータ間でプログラム実行中のデータを受け渡すことによって、複数のコンピュータが集合的に プログラムを実行する。
プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、中央処理装置、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。コンピュータは、1つのプロセッサまたは複数のプロセッサを備えてよい。複数のプロセッサを備えるマルチプロセッサシステムにおいては、それぞれのプロセッサがプログラムの一部ずつを実行し、必要に応じてプロセッサ間でプログラム実行中のデータを受け渡すことによって、複数のプロセッサが集合的にプログラムを実行する。例えば、マルチタスクの実行において、複数のプロセッサのそれぞれは、タイムスライス毎にタスクスイッチすることにより各タスクの一部分ずつを細切れに実行してよい。この場合、各プロセッサが1つのプログラムのうちどの部分を実行するかは、動的に変化する。複数のプロセッサのそれぞれがプログラムのどの部分を実行するかは、マルチプロセッサを意識したプログラミングにより静的に定められてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 システム、20 セル、28 セル群、30 イベント会場、40 電車、41 電車、42 駅、43 駅、44 線路、45 区間、46 道路、47 区間、50 車両、51 車両、52 車両、53 交通サービス施設、54 道路、55 区間、80 ユーザ、82 ユーザ端末、90 ネットワーク、100 制御装置、110 情報取得部、120 記憶部、130 輻輳セル特定部、140 移動元セル特定部、150 ハンドオーバ制御部、200 無線基地局、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ
Claims (14)
- 周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する輻輳セル特定部と、
前記複数のセルから、前記輻輳セルと同じ周波数のセルであって、在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定する移動元セル特定部と、
前記移動元セルに在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セル及び前記移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御するハンドオーバ制御部と
を備える制御装置。 - 前記ハンドオーバ制御部は、前記移動元セルに在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セル及び前記移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように前記複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータを変更するように制御する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記複数のセルのそれぞれのパフォーマンス情報を取得する情報取得部
を備え、
前記輻輳セル特定部は、前記複数のセルの前記パフォーマンス情報に基づいて通信トラヒックが輻輳していると判定したセルを前記輻輳セルとして特定する、請求項1に記載の制御装置。 - 複数のセルのパフォーマンス情報を入力とし、前記複数のセルのうちの通信トラヒックが輻輳しているセル及び輻輳すると予測されるセルの少なくともいずれかを出力とする学習モデルを記憶する記憶部と、
前記複数のセルのそれぞれのパフォーマンス情報を取得する情報取得部と
を備え、
前記輻輳セル特定部は、前記情報取得部が取得した前記複数のセルの前記パフォーマンス情報を前記学習モデルに入力することによって前記輻輳セルを特定する、請求項1に記載の制御装置。 - 前記移動元セル特定部は、前記複数のセルの過去の時系列の通信トラヒックの輻輳状態の変化に基づいて、前記移動元セルを特定する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記移動元セル特定部は、前記輻輳セル特定部によって駅をカバーするセルが前記輻輳セルとして特定された場合に、前記輻輳セルがカバーする前記駅との接続関係に基づいて特定された駅をカバーするセルを前記移動元セルとして特定する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記移動元セル特定部は、前記輻輳セル特定部によって駅をカバーするセルが前記輻輳セルとして特定された場合に、前記輻輳セルがカバーする前記駅との接続関係と、時刻表情報とに基づいて特定された駅をカバーするセルを前記移動元セルとして特定する、請求項6に記載の制御装置。
- 前記移動元セル特定部は、前記輻輳セルによってカバーされている地域に対する幹線道路の接続関係に基づいて特定された地域をカバーするセルを前記移動元セルとして特定する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記ハンドオーバ制御部は、前記移動元セルを生成している無線基地局に、前記移動元セルによってカバーされている地域に位置しているアイドル状態のユーザ端末に、前記移動元セルとは異なる周波数のセルを優先するセルリセレクションのパラメータを通知させるよう制御する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記ハンドオーバ制御部は、前記輻輳セルと、前記移動元セルと、前記輻輳セルと前記移動元セルとの間に位置する1又は複数のセルとを含むセル群の状況に応じて、前記移動元セルに在圏している前記複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータを変更する、請求項1から9のいずれか一項に記載の制御装置。
- 前記ハンドオーバ制御部は、前記セル群の状況に応じて、前記移動元セルに在圏している前記複数のユーザ端末をハンドオーバしやすくする周波数を決定し、当該複数のユーザ端末が決定した周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように前記複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータを変更するよう制御する、請求項10に記載の制御装置。
- 前記ハンドオーバ制御部は、前記セル群の状況に応じて、前記移動元セルに在圏している前記複数のユーザ端末のハンドオーバに関連するパラメータの変更量を決定する、請求項10に記載の制御装置。
- コンピュータによって実行される制御方法であって、
周波数の異なるセルを含む複数のセルから、通信トラヒックが輻輳する輻輳セルを特定する輻輳セル特定段階と、
前記複数のセルから、前記輻輳セルと同じ周波数のセルであって、在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セルによってカバーされている地域に移動することが予測されるセルを移動元セルとして特定する移動元セル特定段階と、
前記移動元セルに在圏している複数のユーザ端末が前記輻輳セル及び前記移動元セルとは異なる周波数のセルにハンドオーバしやすくなるように制御するハンドオーバ制御段階と
を備える制御方法。 - コンピュータに、請求項13に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
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