JP7797018B2 - スピリッツを精製するための方法 - Google Patents

スピリッツを精製するための方法

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Description

本出願は、2020年3月5日に出願された「Methods for Spirits Refining」と題する米国仮特許出願第62/985,706号に対する優先権の利益を主張するものであり、その内容全体はあらゆる目的のための参照により、本明細書に組み込まれる。
スピリッツまたは他の製品を熟成させるための標準的なプロセスは、典型的には、蒸留酒または他の製品をオーク樽などの樽に入れ、その樽の内面と一定期間接触させて保つことを含む。これらの標準的なプロセスでは、スピリッツまたは他の製品に所望の風味を与えるための試みにおいて、チャーリングなどによって樽自体を処理することがある。
熟成が標準的なプロセスよりも早く起こるように、スピリッツの熟成を加速するためのいくつかの試みが行われている。しかしながら、これらの試みは、制御された結果が達成され得るように、熟成プロセスを一貫して加速することを示していない。
様々な実施形態のシステム、方法、およびデバイスが、スピリッツおよび他の製品の熟成を可能にし得る。様々な実施形態は、スピリッツ精製事業に使用するのに適したものであり得る。
様々な実施形態は、投入された一塊のスピリッツからスピリッツ風味の分散を作成することを可能にし得る。様々な実施形態では、使用済みの微小樽板は、他の目的のために再利用および/または再販され得る。様々な実施形態は、スピリッツ製品をより高い価値またはより良好な市場性のためにアップグレードすることを可能にし得る。様々な実施形態により、味フィンガープリントが可能になり得る。様々な実施形態は、急速スピリッツ熟成プロセスの小規模の実施を含む。様々な実施形態は、急速スピリッツ熟成プロセスの広範囲の実施を含む。様々な実施形態は、樽ベースの、または発酵ベースの急速スピリッツ熟成プロセスおよび製品に使用され得る。様々な実施形態は、一般的に樽でエイジングされる非スピリッツ製品の急速熟成、または発酵を必要とする非スピリッツ製品の急速作成を可能にする。
様々な実施形態は、単一の投入された塊のスピリッツからスピリッツ風味の分散を作成することを含む方法を含み得る。様々な実施形態は、急速スピリッツ熟成で既に使用された微小樽板を、非急速スピリッツ熟成の目的のために再利用することを含む方法を含み得る。様々な実施形態は、スピリッツをより価値の高いスピリッツまたはより市場性の高いスピリッツにアップグレードするために、急速スピリッツ熟成を使用することを含む方法を含み得る。様々な実施形態は、ユーザの味フィンガープリントのための方法を含み得る。様々な実施形態は、蒸留酒製造所において急速スピリッツ熟成プロセッサを使用することを含む方法を含み得る。様々な実施形態は、農場において急速スピリッツ熟成プロセッサを使用することを含む方法を含み得る。様々な実施形態は、任意の典型的な樽ベースおよび/または発酵ベースの製品の風味付け、エイジング、作成、および/または精製のために急速熟成プロセッサを使用することを含む方法を含み得る。
様々な実施形態は、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサを含み得る。
様々な実施形態は、液体とブレンドされたときに所望の最終製品を作成するスピリッツ濃縮物を含むカプセルを含み得る。
様々な実施形態は、水または中性スピリッツで希釈されたときにフレーバースピリッツを製造する木材濃縮物を含み得る。
様々な実施形態は、水または中性スピリッツが木材濃縮物を通して希釈されて、フレーバースピリッツを出力する飲料分配システムを含み得る。
様々な実施形態は、本明細書に記載されるように、例えば、ホテル、バー、家庭など、現場での使用のために設計された熟成ユニットを含み得る。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、特許請求の範囲の例示的な態様を示し、前出の概要および以下の詳述と一緒に、特許請求の範囲の特徴を説明するのに役立つものである。
様々な実施形態による、急速スピリッツ熟成プロセッサの態様を示すブロック図である。 様々な実施形態による、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサの態様を示すブロック図である。 様々な実施形態による、蒸留酒製造所での使用における急速スピリッツ熟成プロセッサの一例を示すブロック図である。 様々な実施形態による、農場での使用における急速スピリッツ熟成プロセッサの一例を示すブロック図である。 様々な実施形態による、カプセルの態様を示すブロック図である。 様々な実施形態による、カプセルの態様を示すブロック図である。 様々な実施形態による、カプセルの態様を示すブロック図である。 様々な実施形態による、現場での使用のために設計された熟成ユニットの態様を示すブロック図である。 様々な実施形態による、現場での使用のために設計された熟成ユニットの態様を示すブロック図である。 様々な実施形態による、飲料分配システムの態様を示すブロック図である。 様々な実施形態による方法を示すプロセスフロー図である。 様々な実施形態による方法を示すプロセスフロー図である。 様々な実施形態による方法を示すプロセスフロー図である。 様々な実施形態による方法を示すプロセスフロー図である。 様々な実施形態による方法を示すプロセスフロー図である。
様々な態様は、添付図面を参照して詳細に説明される。可能な限り、同じ参照番号は、同じ部品または同様の部品を指すために図面全体で使用される。特定の例および実装形態への言及は、例示的な目的のためであり、特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。
本明細書で使用するとき、「熟成された」という用語は、未加工の(もしくは精製されていない)スピリッツから、香り、色、風味など、1つ以上の選択されたプロファイル特性を有する状態に向かって変化したスピリッツを指し得る。このような変化は、「熟成」または「熟成している」と呼ばれ得る。一般的に、スピリッツのこのような熟成は、典型的な樽ベースのエイジングプロセスによって達成されてきた。また、熟成されたスピリッツは、「エイジドスピリッツ」と呼ばれることもある。本明細書で考察されるように、熟成されたスピリッツ(または熟成もしくは熟成している)は、異なる時間枠で達成され得、様々な実施形態に関連して使用されるとき、熟成された(または熟成もしくは熟成している)という用語は、任意の特定の期間を意味することを意図するものではなく、様々な実施形態または特許請求の範囲を任意の特定の期間に限定することを意図するものでもない。
本明細書で使用するとき、「微小樽板」という用語は、結果として得られるより小さい木片(すなわち、微小樽板)がおよそ20mm×20mm×100cm以下で、およそ0.05mm×0.05mm×0.05mmを超える立方寸法を有するように、より大きい木片から加工(例えば、切断、細切り、彫刻など)されたより小さい木片を指す場合がある。別の言い方をすれば、微小樽板は、20mm×20mm×100cmの矩形体積内に完全に収まる一方で、0.09mm×0.09mm×0.09mmの矩形体積内に完全に収まらない加工(例えば、切断、細切り、彫刻など)木材構造物であってもよい。微小樽板は、微小樽板である木片の体積および表面積が、選択された体積および表面積を達成するように制御され、それにより、スピリッツによる木材成分の制御された均一な抽出を可能にするように、より大きな木片から加工(例えば、切断、細切り、彫刻など)されてもよい。本明細書では、「微小樽板」の一部として「微小」という用語を使用して呼んでいるが、「微小」という用語は、「微小樽板」の一部としてそのメートル法の接頭辞の意味で使用されているのではなく、むしろ本明細書に記載する「微小樽板」が、約10mm×60mm×1000mm以上であることが多い、一般的なワインまたはスピリッツ樽に使用される樽板よりも小さいことを示す記述子である。
本明細書で使用するとき、「トースティングされた」という用語は、微小樽板のような木質製品が熱にさらされ、それにより、木質製品を形成する木材中のセルロース、ヘミセルロース、およびリグニンが熱分解され、木材の外面に目に見える炭化物が蓄積しない木質製品の状態を指す。トースティングされた木質製品は、目に見える炭素残留物(例えば、炭化層)をもたらすように起こる木材表面の燃焼反応がなく、木材表面の何らかの分解が起こるように加熱された可能性がある。本明細書に記載のトースティングは、木材の全体積が均一に変質および分解されるように、実施され得る。トースティングは、オーブンで行われてもよく、木質製品のトースティングされた状態を達成するために数分~数時間の期間がかかることがある。
本明細書で使用するとき、「チャーリングされた」という用語は、微小樽板のような木質製品が熱にさらされ、それにより、木材の外面に目に見える炭化物が蓄積する少なくともある時点に木材中のセルロース、ヘミセルロース、およびリグニンが熱分解される木質製品の状態を指す。チャーリングされた木質製品は、木材表面で起こった何らかの燃焼反応が目に見える炭素残留物(例えば、炭化層)をもたらすように加熱された可能性がある。このような結果として得られる目に見える炭素残留物(例えば、炭化層)は、チャーリングされた木質製品の表面上において、わずか数ミクロン(例えば、2ミクロン)の厚さまで薄くなることがある。木質製品の少なくとも表面上は、チャーリングされた木質製品とみなされるために目に見える炭素残留物(例えば、チャーリング)を示す必要はなく、その結果、木質製品の表面の一部分が目に見える炭素残留物(例えば、チャーリング)を示す限り、その木質製品はチャーリングされた木質製品である。これに対して、トーストされた木質製品は、目に見える炭素残留物(例えば、チャーリング)を示さない場合がある。本明細書に記載されるようなチャーリングは、チャーリングされている表面において非常に高い温度による木材の変質および分解に勾配があるように実施され得る。チャーリングは、ガス炎/トーチ、IRヒータなどの熱源で行われてもよく、木質製品のチャーリングされた状態を達成するためには、数秒から数分間かかり得る。
様々な実施形態は、蒸留酒または他の製品をオーク樽などの容器に入れ、オーク樽などのその容器の内面と一定期間接触させて保つ、スピリッツまたは他の製品を熟成させるプロセスに関する。標準的なプロセスでは、樽は、製品に所望の風味を与えるための、チャーリングなどのプロセスで処理され得る。
いくつかの方法では、様々な手段を通してスピリッツの熟成を加速させることを試みる。ある方法では、光の存在下で加熱する方法が使用され、別の方法では、超音波エネルギーが導入される。また、加熱、蒸気注入、圧力印加の方法も使用され得る。これらの方法はいずれも、制御された結果が達成され得るように、熟成プロセスを一貫して加速することを示していない。
様々な実施形態では、単一の供給原料を使用して、異なる風味を有するスピリッツ製品の分散を作成し得る。単一の供給原料は、異なる風味を実現するために、急速スピリッツ熟成プロセスによって処理され得る。本明細書で使用するとき、急速スピリッツ熟成プロセスとは、3~25日以下の期間、3~5日以下の期間などの25日未満の期間、10時間未満の期間、1時間の期間などの数時間の期間内に、所望の風味および/または味を実現するためにスピリッツを熟成させるプロセスであってもよい。
様々な実施形態による急速スピリッツ熟成は、急速スピリッツ熟成プロセッサにおいて実施され得る。急速スピリッツ熟成プロセッサは、鋼製器物などの器物(または容器)を含み、その中で未加工のスピリッツまたは廃棄されたスピリッツなどのスピリッツが急速に熟成されて熟成されたスピリッツを作成するデバイス、システム、または構造物であってもよい。
図1Aは、様々な実施形態による、急速スピリッツ熟成プロセッサ100を示す。急速スピリッツ熟成プロセッサ100は、鋼製器物などの器物102(または容器)を含み得、その中で未加工のスピリッツまたは廃棄されたスピリッツなどのスピリッツ106が急速に熟成されて熟成されたスピリッツを作成する。急速スピリッツ熟成プロセッサ100の器物102は、蓋103で密封され得る。器物102は、スピッツ106の体積と、ガスまたはガス状混合物(例えば、空気、純酸素、空気と添加された酸素との混合物、窒素など)を含むヘッドスペース104とを含み得る。急速スピリッツ熟成プロセッサ100は、器物102および/またはスピリッツ106の温度を制御するように構成された加熱システム112(例えば、1つ以上の加熱要素および温度センサなどを含む)、器物102間のガスを添加および/または除去するように構成されており、それにより、ヘッドスペース104内のガス状混合物および/または器物102内の圧力を制御する、空気送達/除去システム114(例えば、1つ以上の弁およびガス(例えば、空気、酸素など)を含む)、器物102内のスピリッツ106を揺振するように構成された混合システム116(例えば、電動撹拌器)、器物102が使用中であるときおよび/または開放されたときなどに、器物102からの蒸気を回収するように構成されたろ過システム110(例えば、活性炭ろ過器、または他のタイプのろ過機を含む)、または他のタイプのシステムなどの様々なシステムを含み得る。急速スピリッツ熟成プロセッサ100の様々なシステム(例えば、加熱システム112、空気送達/除去システム114、混合システム116、ろ過システム110など)は、急速スピリッツ熟成プロセッサ100の条件を監視し、かつ/または急速スピリッツ熟成プロセッサ100の様々なシステム(例えば、加熱システム112、空気送達/除去システム114、混合システム116、ろ過システム110など)の動作を制御するように構成されたコントローラ117(例えば、コンピュータまたは専用の制御論理デバイスもしくは回路)に(例えば、有線接続および/または無線で)接続され得る。コントローラ117は、直接的または間接的のいずれかで、急速スピリッツ熟成プロセッサ100内の他のシステム/構成要素と、および/または1つ以上の遠隔制御端末118と通信してもよい。
いくつかの実施形態では、1つ以上の遠隔制御端末118は、コントローラ117に接続され得る(例えば、有線および/または無線接続によって)。1つ以上の遠隔制御端末118は、操作者が急速スピリッツ熟成プロセッサ100と対話し得るコンピューティングデバイスであってもよい。代替的に、または追加的に、コントローラ117は、それ自体のユーザインターフェース(例えば、ディスプレイおよび/またはキーパッドなど)を含んでもよく、操作者は、ユーザインターフェースを介してコントローラ117と直接対話してもよい。
いくつかの実装形態では、微小樽板108は、スピリッツ106とともに、急速熟成を達成するために急速スピリッツ熟成プロセッサ100の器物102に添加され得、器物102の温度、圧力、空気濃度、酸素レベルなどの変数は、所望の熟成されたスピリッツ106の出力を達成するように制御され得る。例えば、コントローラ117は、遠隔制御端末118および/またはコントローラ117のユーザインターフェースを介して操作者が示す所望の熟成されたスピリッツ106の出力に対応する器物102の、選択された温度、圧力、空気濃度、酸素レベルなどを達成するために、急速スピリッツ熟成プロセッサ100の様々なシステム(例えば、加熱システム112、空気送達/除去システム114、混合システム116、ろ過システム110など)を制御し得る。
様々な実施形態では、微小樽板108は、トースティングされない場合がある。トースティングされていない微小樽板は、乾燥させた(例えば、6~48ヶ月など、特定の時間乾燥させた)木材から形成され得る。トースティングされていない微小樽板は、トースティングまたはチャーリングされなくてもよい。様々な実施形態では、微小樽板108は、トースティングされ得る。トースティングされた微小樽板は、微小樽板を形成する前にトースティングされた木材から形成され得る。木材は、乾燥させてもよいし、または乾燥させなくてもよい。様々な実施形態では、微小樽板108は、チャーリングされ得る。チャーリングされた微小樽板は、トースティングされた微小樽板をチャーリングすることによって、かつ/またはトースティングされていない微小樽板をチャーリングすることによって形成され得る。いくつかの実装形態では、微小樽板108は、スピリッツ106とともに、急速熟成を達成するために急速スピリッツ熟成プロセッサ100の器物102に添加され得、器物の温度、圧力、空気濃度、酸素レベルなどの変数は、トースティングされた微小樽板、トースティングされていない微小樽板、および/またはチャーリングされた微小樽板であり得る。
図1Bは、様々な実施形態による、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130を示す。図1A~図1Bを参照すると、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130は、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130が、ある場所から別の場所に移動するように構成され得ること以外は、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ100と同様であり得る。例えば、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130は、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130を、施設内で、および/またはある施設から別の施設に移動することを可能にする車輪142を含むプラットフォーム140上に配設されてもよい。様々な実施形態では、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130は、蒸留酒製造所などの場所に速やかに設置されてもよい。移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130は、食品用急速接続継手などの、1つ以上の急速配管接続部145、146を含み得る。例えば、1つの急速配管接続部146は、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130の器物102を、スピリッツを提供する/受け取るためのラインに結合するように構成され得る。別の例として、1つの急速配管接続部145は、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130の器物102を、ガスライン(例えば、空気ライン、酸素ラインなど)に結合するように構成され得る。移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130は、製品の損失または可燃性ガスの危険を引き起こす漏洩が、移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ130の動作前、または動作中に存在しないことを保証するために、漏洩検出システム141(例えば、フロートセンサ、液体センサ、ガスセンサなど)などの故障検出システム、または他のタイプの故障検出システムを含み得る。故障検出システムは、コントローラ117に接続され得、故障検出の場合にはコントローラ117に警告信号を出力し得る。コントローラ117および/または遠隔制御端末118は、警告信号の受信に応答して、操作者に警告表示を出力し得る。
様々な実施形態では、急速スピリッツ熟成プロセッサ(例えば、100、130など)を使用して、一塊の開始スピリッツ106(例えば、投入された一塊)を第1の状態から所望の最終状態(例えば、最終の一塊)に熟成し得る。
様々な実施形態は、樽エイジングによるいわゆる「天使の取り分」(すなわち、エイジング中の蒸発)を排除し得、施設内および隣地における黒かび形成の危険性を排除するという利点を生み出す。実施形態の急速スピリッツ熟成プロセスは、密閉器物(例えば、器物102)内で起こり得、急速スピリッツ処理と関連付けられた3~4日、3~20日、25日未満などの短時間との組み合わせで、熟成プロセスの長年にわたってエタノールの漏洩および蒸発を受ける木樽の使用と比較して利点を生じさせ得る。
様々な実施形態は、様々な急速スピリッツ熟成プロセスおよび急速スピリッツ熟成プロセッサ(すなわち、急速スピリッツ熟成プロセスを実施するように構成されたデバイス)を蒸留酒製造所に結合することを含み得る。図2Aは、様々な実施形態による、蒸留酒製造所200での使用における急速スピリッツ熟成プロセッサ202の一例を示す。図1A~図2Aを参照すると、急速スピリッツ熟成プロセッサ202は、急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130など、任意のタイプの急速スピリッツ熟成プロセッサであってもよい。様々な実施形態は、急速スピリッツ熟成プロセッサを、製品205の塊(例えば、蒸留システム203からの蒸留された原料スピリッツの塊)が、配管システム204を介してなど、1つ以上の段階的な急速スピリッツ熟成プロセッサ202に入れられる、蒸留酒製造所200に直接結合することを含み得る。急速スピリッツ熟成プロセッサ202の数は、急速スピリッツ熟成プロセッサ202の投入および出力が擬似的に連続となる程度であってもよい。例えば、1台、2台、3台、4台、5台、6台、7台、8台、9台、10台、または11台以上の急速スピリッツ熟成プロセッサ202が蒸留酒製造所200で使用されてもよい。接続部145または他のタイプの接続部などの配管接続部206は、熟成されたスピリッツを急速スピリッツ熟成プロセッサ202から出力し得る。様々な実施形態は、蒸留酒製造所200の試飲室を提供し、消費者が当面の供給原料で何年物かの味などを試飲できるようにしてもよい。
様々な実施形態は、トウモロコシの乾燥がもはや不要であり、したがって水の浪費を回避するように、トウモロコシ農場への様々な急速スピリッツ熟成プロセスおよび急速スピリッツ熟成プロセッサの垂直的統合を含み得る。図2Bは、様々な実施形態による農場250での使用における急速スピリッツ熟成プロセッサ202の一例を示すブロック図である。図1A~図2Bを参照すると、急速スピリッツ熟成プロセッサ202は、急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130などの任意のタイプの急速スピリッツ熟成プロセッサであってもよい。様々な実施形態は、穀物の垂直農法、現地での蒸留、同じ垂直的統合農場250による熟成および市場分散のための急速スピリッツ熟成プロセス、次いで、発生した二酸化炭素をリサイクルして垂直的統合農場250に戻して、使用後の微小樽板木材の垂直的統合農場250における電力の消費を行う方法全体を含み得る。代替の実施形態としては、垂直農法の代わりに標準的な農場250を使用し、再生農法を使用して土壌(例えば、田畑254の土壌)にバイオームの強度を構築することが挙げられる。農場250と急速スピリッツ熟成プロセッサ202との統合の一例として、図2Bは、1つのステップ257では、農場250の田畑254からの穀物が蒸留システム203に提供され得ることを示している。ステップ258では、穀物を蒸留して得られた供給原料スピリッツは、急速スピリッツ熟成プロセッサ202に提供され得る。ステップ260では、熟成されたスピリッツは、急速スピリッツ熟成プロセッサ202から出力され得る。ステップ261では、使用後の微小樽板(例えば、熟成スピリッツの生成後の微小樽板108)は、蒸留システム203に熱を提供するために燃焼され、かつ/またはリサイクルされて田畑254に戻されてもよい。
様々な実施形態は、急速スピリッツ熟成プロセスの小規模の実施を含む。例えば、急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130などは、例えば、ホテル、バー、家庭など、現場での使用のためにサイズ決定されてもよい。様々な実施形態は、スピリッツの濃縮物を含む小さなカプセル、およびこれらを水および/またはアルコールとブレンドして、使用時点で所望の最終製品を作成することを含み得る。
図3A~図3Cは、様々な実施形態による、例示的なカプセル(または容器)300、310、315を示す。図1A~図3Cを参照すると、図3Aのカプセル300は、木材濃縮物302をカプセル化している、プラスチック、紙、または他のタイプの包装などの外装301を含み得る。図3Bのカプセル310は、木材濃縮物302と、スピリッツおよび/または水などの液体312との組み合せをカプセル化している外装301を含み得る。図3Cのカプセル315は、スピリッツおよび/または水などの液体312をカプセル化している外装301を含み得る。
様々な実施形態では、木材濃縮物302は、トースティングされていない(例えば、トースティングされていない微小樽板)微小樽板などの木材であってもよい。様々な実施形態では、木材濃縮物302は、トースティングされた(例えば、トースティングされた微小樽板)微小樽板などの木材であってもよい。木材濃縮物302は、乾燥させてもよいし、または乾燥させなくてもよい。様々な実施形態では、木材濃縮物302は、チャーリングされ得る(例えば、チャーリングされた微小樽板)微小樽板などの木材であってもよい。いくつかの実施形態では、木材濃縮物302は、トースティングされた木材、トースティングされていない木材、および/またはチャーリングされた木材の組み合わせ(例えば、トースティングされた微小樽板、トースティングされていない微小樽板、および/またはチャーリングされた微小樽板の組み合わせ)であり得る、1つ以上のタイプの微小樽板など、1つ以上のタイプの木材から形成されてもよい。
様々な実施形態は、例えば、ホテル、バー、家庭など、現場での使用のために設計された熟成ユニットを提供し得る。図3Dおよび図3Eは、様々な実施形態による、現場での使用のために設計された熟成ユニット350および370の態様を示すブロック図である。図1A~図3Eを参照すると、例えば、熟成ユニット350および370は、上述の急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130と同様であり、上述のカプセル300、310、315などのカプセル(または容器)を使用して動作するように構成された急速スピリッツ熟成プロセッサであってもよい。熟成ユニット350および370は、いくつかの実施形態ではカウンタトップ型の機械/器具であってもよい。熟成ユニット350および370は、器物102、および急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130の他の構成要素を封入するハウジング360を含み得る。
木材およびスピリッツは、予め満たされたカプセルまたは容器(例えば、カプセル300、310、および/または315)でユニットを販売および/または購入されてもよい。図3Dは、操作者(例えば、顧客/ユーザ)が、予め満たされたカプセル351(例えば、カプセル300、310、および/または315)を、カプセルを開封して木材濃縮物および/または液体(例えば、スピリッツおよび/または水)を器物102に分配するカプセル容器352などの熟成ユニット350に、直接挿入するように熟成ユニット350が構成されている実施形態を示している。図3Eは、操作者(例えば、顧客/ユーザ)が、予め満たされたカプセル371(例えば、カプセル300、310、および/または315)を開封し、カプセル371からハウジング360内の送達管372を通して器物102に木材濃縮物および/または液体(例えば、スピリッツおよび/または水)を注ぎ込むように、熟成ユニット370が構成されている実施形態を示している。
様々な実施形態では、熟成ユニット350、370は、蒸留器のための急速スピリッツ熟成プロセッサに関連して本明細書に記載されるものと同様の投入(例えば、スピリッツおよび木材(例えば、微小樽板、チップ、粉末など)のタイプ、温度、時間、選択されたレシピなど)を受け取ってもよい。様々な実施形態では、熟成ユニット350、370は、熟成されたスピリッツを、分配システム354(例えば、分配ポート、分配管など)などを介して出力してもよい。様々な実施形態では、熟成ユニット350、370は、0.5~50リットルのスピリッツ体積を生成し得る。様々な実施形態では、顧客/ユーザが行う必要があることは、スピリッツおよび木材を(例えば、予め満たされたカプセルから、および/またはカプセル自体を挿入することによって)挿入することと、プログラムを選択することと、熟成ユニット350、370を数時間から最大数日間動作させてスピリッツを製造させることだけである。熟成ユニット350、370は、急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130に関連して上記で考察されたプロセス制御(例えば、温度、時間、pH、導電率、撹拌など)を提供する消費者/エンドユーザ向けのユニットであってもよい。
様々な実施形態は、水および/または中性スピリッツで希釈して(コーラ(登録商標)濃縮液と同様の方法のバーにおけるソーダガンのように)すぐに出せるように用意された、熟成されたまたはフレーバースピリッツ(ラム酒、ウィスキーなど)を提供することができる、木材とスピリッツ体積との高比率(例えば、10:100)を使用して木材濃縮液を製造することを含み得る。これは、カクテル飲料という大きな市場において利点がある。様々な実施形態は、水または中性スピリッツが木材濃縮物を通して希釈されて、フレーバースピリッツを出力する飲料分配システムを含み得る。
図4は、様々な実施形態による、飲料分配システム400の態様を示すブロック図である。図1A~図4を参照すると、飲料分配システム400は、上述の急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130、202、熟成ユニット350、370などと同様の急速スピリッツ熟成プロセッサのタイプであってもよい。システム400は、中性スピリッツチャンバ402および水チャンバ404を封入するハウジング401を含み得る。中性スピリッツチャンバ402は、中性スピリッツ410で満たされており、分配ユニット406に流体的に接続されている。水チャンバ404は、水412で満たされており、分配ユニット406に流体的に接続されている。分配ユニット406は、中性スピリッツチャンバ402および/または水チャンバ404から中性スピリッツ410および/または水412を受け取るように構成された制御可能な混合弁419を含み得る。制御可能な混合弁419は、選択された量の中性スピリッツ410および/または水412を1つ以上の木材濃縮物チャンバ420、421、および/または422に出力するように構成され得る。木材濃縮物チャンバ420、421、および/または422は、中性スピリッツ410および/または水412が木材濃縮物チャンバ420、421、および/または422を通過するときに熟成された、またはフレーバースピリッツを製造するように構成されている、異なるタイプの木材濃縮物で満たされてもよい。例えば、木材濃縮物チャンバ420、421、および/または422は、木材濃縮物302と同様の木材濃縮物で満たされてもよい。コントローラ451は、ユーザからの投入に従って制御可能な混合弁419を制御して、木材濃縮物チャンバ420、421、および/または422のうちの1つ以上に送られた中性スピリッツ410および/または水412の量および/または混合物を選択して、容器450(例えば、カップ、グラスなど)に分配され得る、すぐに出せるように用意された、熟成された、またはフレーバースピリッツ(ラム酒、ウィスキーなど)を提供してもよい。
図5A~図5Eは、様々な実施形態に従って実施され得る、スピリッツ処理に関連する実施形態方法500、510、520、530、および540を示す。様々な実施形態では、方法500、510、520、530、および/または540の動作は、個々に、および/または互いに連動して実施されてもよい。例えば、方法500、510、520、530、および/または540の任意の1つ以上の動作は、方法500、510、520、530、および/または540の他の動作のいずれか1つ以上と連動して実施されてもよい。様々な実施形態では、方法500、510、520、530、および/または540の動作のうちの1つ以上は、少なくとも部分的に、上述の急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130、202、熟成ユニット350、370、および/または飲料分配システム400のうちの1つ以上を使用して実施されてもよい。
様々な実施形態は、典型的な方法を使用して通常は単一の風味のみを生じさせる投入された一塊のスピリッツから、スピリッツ風味の分散の作成を含み得る。図5Aは、例えば、上述の急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130、202、熟成ユニット350、370、および/または飲料分配システム400のうちの1つ以上を使用して、ステップ502で単一の投入された一塊のスピリッツからスピリッツ風味の分散を作成することを含む、このような方法500を示す。様々な実施形態は、通常は単一の風味のみを生じさせる投入された一塊からスピリッツ風味の分散を作成することを可能にする。
様々な実施形態は、地域ごとの嗜好またはその年の季節によって、および異なる地域ごとの嗜好または異なる地域もしくは時期に対する季節ごとの嗜好によって、特定の供給原料を調整することを含み得、それにより、単一の供給原料で複数の市場に販売することができるという結果をもたらす。
様々な実施形態は、環境的な利点を提供し得る。
様々な実施形態では、使用済みの微小樽板は、他の目的のために再利用および/または再販され得る。図5Bは、ステップ512で、急速スピリッツ熟成で既に使用された微小樽板(例えば、急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130などで使用された微小樽板108など)を、非急速スピリッツ熟成の目的のために再利用することを含む、このような方法510を示す。例えば、使用済みの微小樽板をキャンプ用の着火剤として再利用して、処理済みの微小樽板からのリサイクル製品を作成してもよい。さらに、微小樽板中のスピリッツにより、より良好な着火およびキャンプファイヤの風味付けを可能にする。
様々な実施形態では、使用済の微小樽板を使用して、バーボンなどの液体を注入して、最適化された風味付けなどの所望のバーベキュー調理の結果を作成し得る、カスタムトースティングされた木材チップおよび/またはチャーリングされた木材チップを作成してもよい。
様々な実施形態では、使用後の微小樽板の処理は、発電への使用(触媒燃焼後)、BBQ食品調理への使用、風味付け添加物(例えば、ホットソースに使用するためのウィスキー注入木製樽板)への使用など、価値ある最終用途のために起こり得る。
様々な実施形態は、スピリッツ製品をより高い価値またはより良好な市場性のためにアップグレードすることを可能にし得る。図5Cは、例えば、上述の急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130、202、熟成ユニット350、370、および/または飲料分配システム400のうちの1つ以上を使用して、ステップ522でスピリッツをより価値の高いスピリッツまたはより市場性の高いスピリッツにアップグレードするために、急速スピリッツ熟成を使用することを含む、このような方法520を示す。様々な実施形態は、様々な急速スピリッツ熟成プロセスを使用して他のタイプのアルコール飲料を改良または再生する方法520を含み得る。様々な実施形態は、不良ワインを再生し、このような不良ワインを強化ワイン、例えば、シェリー、ポート、マデイラ、または同様の製品に変換することを可能にし得る。様々な実施形態は、低品質または味が悪いスピリッツの投入を取り出すことと、蒸留を介して味に関連する内容物をすべて剥離することと、その後、様々な急速スピリッツ熟成プロセスを使用して良好な風味を再作成することと、を含み得る。様々な実施形態は、(フーゼル油、アルデヒド、フルフラール、エステル、固形物、タンニン、および多くの未特定の化合物を含む)同種のものの量を増やすために、必要に応じてビール粕を添加する、廃棄、または期限切れのビールを取り出すことと、その製品を、蒸留および様々な急速スピリッツ熟成プロセスを使用して良好な風味のウィスキーにアップグレードすることと、を含み得る。様々な実施形態は、中性スピリッツ、例えば、ウォッカを、a)木炭ろ過、b)反復蒸留、c)適切なエステルの添加により欠落し得る、欠落粒状風味の置き換え、およびd)熟成を達成するための急速スピリッツ熟成プロセスの実施によって熟成されたスピリッツに変換することを含み得る。様々な実施形態は、ストレートウイスキーを最小限20%使用し、これを、ブレンドウイスキーの色および風味を改良するために様々な急速スピリッツ熟成プロセスを使用して処理されたスピリッツとブレンドすることによって、ブレンドウイスキーの製造を可能にし得る。様々な実施形態は、蒸留前および蒸留中に酸性度含有量および種を制御することによって、スピリッツの風味の改良を可能にし得る。
様々な実施形態は、調理されている食品の意図された風味に基づいて、調理に使用するためのカスタムスピリッツを作成することを含み得る。通常のプロセスでは、シェフは、標準的な製造でのスピリッツのみを使用し得るが、味および風味を作成るために様々な熟成プロセスを使用することにより、シェフは、調理に対する要求に特化した風味を有することができる。例としての食品は、特定のエッグノッグに合わせたスピリッツ、ケーキ特定のスピリッツなどを含み得る。様々な実施形態は、所与のシェフ、所与のレストラン、または所与の食品工場にとって所望の、例えば、最適な、風味プロファイルを達成するために、グルメ志向のシェフのフィードバックを取り出すことを含み得る。様々な実施形態は、市場の味を評価し、所与の市場に最適な味を速やかに決定するために、微小の塊を作成することを含む方法を含み得る。
様々な実施形態により、味フィンガープリントが可能になり得る。図5Dは、ステップ532でユーザの味フィンガープリントを取ることと、ステップ534でユーザの味フィンガープリントを使用することと、を含む、このような方法530を示す。
様々な実施形態は、味覚空間軸を区切る(スピリッツまたは飲料の味覚のN個のパラメータのうち、色、パレット、果実味、香り、甘みなどの異なる明確なセットに印を付けるような)サンプルを含む、味覚試験用のキットを提供することを含み得る。次いで、このキットのユーザは、これらのサンプルの味を採点し、フィードバックを提供する。次に、このデータを使用して、a)ユーザの味プロファイルのフィンガープリントが決定され、b)このプロファイルに適合するスピリッツの推奨品のセットが提供され得、c)その味プロファイルに最も適合する急速スピリッツ熟成プロセスのレシピが提供され得、d)レストランのネットワークは、ユーザの好みに合った飲料をユーザに提供できるように、ユーザの味プロファイルを知らされ得、e)ユーザは、「チャレンジ」味(ユーザの好みとは少し異なるが、ユーザがそれらの味を好むようになるには十分近い味)を提供され得る、という結果が導出される。味覚試験用のキットは、23-And-Meの遺伝子フィンガープリントと同様の形式で事業を行うために使用することができる。様々な実施形態では、急速スピリッツ熟成プロセスは、スピリッツの単一の投入供給原料から複数の製品出力を生成するために使用され、したがって、複数の味のスピリッツの供給を調達する必要なく、上記の味覚試験用のキット(例えば、23-And-Meビジネスモデル)を非常にコスト効果に優れたものにすることができる。
様々な実施形態は、スピリッツまたは飲料の味のN次元の軸が、色を使用して味の好みを記号で示し、通信のための容易な方法で味プロファイルを決定的にし得るように、カラーホイールまたは複数のホイールにマッピングされるパントーンカラーモデルを作成することを含み得る。味覚空間を色にマッピングすることで、味および風味のカスタマイズというコンセプトのマーケティングに有利な、理解しやすい配置が作成される。様々な実施形態では、急速スピリッツ熟成プロセスは、スピリッツの単一の投入供給原料から複数の製品出力を生成するために使用され得、したがって、複数の味のスピリッツの供給を調達する必要なく、パントーンカラーの実施形態を非常にコスト効果に優れたものにすることができる。
様々な実施形態は、味プロファイルがオンラインインターフェースを通じて決定され、キットが試験され得、プロファイルが決定され得、その味プロファイルに対してより多くの製品が注文され得るビジネスモデルを提供し得る。様々な実施形態は、スピリッツの単一の投入供給原料から複数の製品出力を生成するために急速スピリッツ熟成プロセスを使用することを含み得、したがって、複数の味のスピリッツの供給を調達する必要なく、上記の発明のキットを非常にコスト効果に優れたものにすることができる。
様々な実施形態は、味の軸を強調する製造された微小サンプルのセットを用いて実験計画活動を行うことによって、所与の味反応パラメータに対する試飲者の反復率の決定を可能にし、次に、これらの味パラメータに関して所与の試飲者の信号対雑音比および反復率を採点し得る。様々な実施形態は、このデータセットを使用して、次に、それらの試飲者が高く評価する味および風味を作成する方法を含む。様々な実施形態では、本方法は、試飲者が自身の強みを理解できるように、このデータセットをフィードバックとして試飲者に提供することと、また、試飲者が、自身の信号対雑音比または反復率が制限されていることを示している味覚空間の軸で練習および訓練できるような試飲サンプルを提供するプログラムを作成することと、を含み得る。様々な実施形態は、試飲者の能力が、このサービスへの会費を支払うことで特定の試験に対して証明され得るように、試飲者または試飲者のサービスを調達する人々のために提供され得るデータベースサービスを含む。様々な実施形態は、スピリッツの単一の投入供給原料から複数の製品出力を生成するために急速スピリッツ熟成プロセスを使用することを含み、したがって、複数の味のスピリッツの供給を調達する必要なく、上記の発明の試飲者評価を非常にコスト効果に優れたものにすることができる。
様々な実施形態は、オンラインによる風味の選択を提供することと、サンプルを受け取ることと、サンプルを試食した後にフィードバックを入力することと、好ましい風味プロファイルを更新することと、を含む。様々な実施形態は、スピリッツの単一の投入供給原料から複数の製品出力を生成するために急速スピリッツ熟成プロセスを使用することを含み、したがって、複数の味のスピリッツの供給を調達する必要なく、上記の発明のオンラインによる風味の選択および味の好みの精製を非常にコスト効果に優れたものにすることができる。
様々な実施形態は、急速スピリッツ熟成プロセスの広範囲の実施を含み得る。
様々な実施形態は、例えば、活性炭ろ過器などのろ過器を介して、急速スピリッツ熟成プロセッサの器物が開放されたときを含む、急速スピリッツ熟成プロセスからの蒸気を回収するための構造物および方法を含み得る。様々な実施形態は、使用後にこのろ過器を発電用の燃料として消費することを含む。
様々な実施形態は、樽ベースの、または発酵ベースの急速スピリッツ熟成プロセスおよび製品に使用され得る。図5Eは、ステップ542で、任意の典型的な樽ベースおよび/または発酵ベースの製品の風味付け、エイジング、作成、および/または精製のために急速スピリッツ熟成プロセッサ(例えば、急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130、202、熟成ユニット350、370、および/または飲料分配システム400など)を使用することを含む、このような方法540を示す。
様々な実施形態は、大量生産は鋼製器物で行われることが多いが、最高の味の製品は木樽で作成される、他の製品における樽エイジド味を作成するために急速スピリッツ熟成プロセスを使用することを含み得る。例えば、醤油の味は、チャーリングされた微小樽板、トースティングされていない微小樽板、および/またはトースティングされた微小樽板の添加により風味を添加することによって改良される。この場合、微小樽板は、オーク関連ではなく、竹関連の可能性がある。例えば、バルサミコ酢の味は、トースティングされていない微小樽板、チャーリングされた微小樽板、および/またはトースティングされた微小樽板の添加により風味を添加することによって改良される。この場合、木製微小樽板のカクテルを使用して、バルサミコ酢の古典的なプロセスで一般的に使用される樽のカスケード反応に相当する急速熟成を作成することができる。
様々な実施形態は、一般的に樽でエイジングされる非スピリッツ製品の急速熟成、または発酵を必要とする非スピリッツ製品の急速作成を可能にする。例えば、通常醤油に使用される発酵およびエイジングプロセスではなく、竹の微小樽板を使用して、醤油の急速熟成プロセスが、鋼製器物などの器物(または容器)を含むデバイス、システム、または構造物である急速熟成プロセッサで行われ得、醤油は、微小樽板、および制御された温度、圧力、空気などを使用することによって、急速に発酵、エイジング、および風味付けされる。例えば、バルサミコ酢は、鋼製器物などの器物(または容器)を含むデバイス、システム、または構造物である急速熟成プロセッサを使用することによって、風味が改良され得、バルサミコ酢は、微小樽板、および制御された温度、圧力、空気などを使用することによって、急速に熟成および風味付けされる。
同様に、様々な実施形態は、醤油、酢、オリーブオイル、フレーバーウォーター、BBQソース、ホットソース、シロップ、テキーラ、日本酒、ソジュ、白酒などを含む。チャーリングされた微小樽板、トースティングされていない微小樽板、および/またはトースティングされた微小樽板の添加を使用して、樽エイジド製品の配列の処理を含む。例えば、このような典型的な樽エイジド製品(スピリッツ製品であるか非スピリッツ製品であるかにかかわらず)は、鋼製器物などの器物(または容器)を含むデバイス、システム、または構造物である急速熟成プロセッサを使用することによって、風味の改良、エイジング、作成、および/または他の方法で精製され得、典型的な樽エイジド製品(例えば、醤油、酢、オリーブオイル、フレーバーウォーター、BBQソース、ホットソース、シロップ、テキーラ、日本酒、ソジュ、白酒など)は、微小樽板、および制御された温度、圧力、空気、および/または他のプロセス変数を使用することによって、急速に風味付け、エイジング、作成、および/または他の方法で精製され得る。
様々な実施形態は、プロセスの微小樽板が酢酸エチルまたは他の果実風味もしくはバニラ風味化合物などの風味付け品目で前処理され得る急速熟成プロセスを使用して、一般的に樽でエイジングされるアルコール飲料または食品に風味を送ることを含む。このプロセスを使用して、フレーバーワイン、フレーバービール、フレーバースピリッツ、フレーバービネガー、フレーバーオリーブオイルなど、様々なフレーバー製品を作成することができる。
様々な実施形態は、低アルコールウイスキー製品等価物を生成するために、急速スピリッツ熟成プロセスを使用することを含み得る。
実施例A~Nなどの様々な実施形態は、様々な実施形態の態様を説明するために提供される。実施例A:単一の投入された塊のスピリッツからスピリッツ風味の分散を作成することを含む、方法。実施例B:急速スピリッツ熟成で既に使用された微小樽板を、非急速スピリッツ熟成の目的のために再利用することを含む、方法。実施例C:スピリッツをより価値の高いスピリッツまたはより市場性の高いスピリッツにアップグレードするために、急速スピリッツ熟成を使用することを含む、方法。実施例D:ユーザの味フィンガープリントのための方法。実施例E:ユーザの味フィンガープリントを使用することを含む、実施例Dに記載の方法。実施例E:蒸留酒製造所において急速スピリッツ熟成プロセッサを使用することを含む、方法。実施例F:農場において急速スピリッツ熟成プロセッサを使用することを含む、方法。実施例G:任意の典型的な樽ベースおよび/または発酵ベースの製品の風味付け、エイジング、作成、および/または精製のために急速熟成プロセッサを使用することを含む、方法。実施例H:製品は、樽ベースおよび/または発酵ベースの製品であり、スピリッツ製品または非スピリッツ製品である、実施例Gに記載の方法。実施例I:移動式急速スピリッツ熟成プロセッサ。実施例J:液体とブレンドされたときに所望の最終製品を作成するスピリッツ濃縮物を含む、カプセル。実施例K:液体は、水またはアルコールである、実施例Jに記載のカプセル。実施例L:水または中性スピリッツで希釈されたときにフレーバースピリッツを製造する、木材濃縮物。実施例M:水または中性スピリッツが木材濃縮物を通して希釈されて、フレーバースピリッツを出力する、飲料分配システム。実施例N:現場、例えば、ホテル、バー、家庭での使用のために設計された熟成ユニット。
示され、説明された様々な態様は、単に特許請求の範囲の様々な特徴を説明するための例として提供されるものである。しかしながら、任意の所与の態様に関して示され、説明される特徴は、必ずしも関連する態様に限定されるものではなく、示され、説明される他の態様とともに使用されるか、またはこれらと組み合わされ得る。さらに、特許請求の範囲は、任意の一例の態様によって限定されることを意図するものではない。
一実施形態では、急速スピリッツ熟成プロセッサ(例えば、急速スピリッツ熟成プロセッサ100、130、202、熟成ユニット350、370、および/または飲料分配システム400)の1つ以上のコントローラの機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、前述の任意の組み合わせで実装され得る。一実施形態では、ハードウェアは、急速スピリッツ熟成プロセッサの1つ以上のコントローラの特定の機能を実装するために設計された回路を含み得る。一実施形態では、ハードウェアは、急速スピリッツ熟成プロセッサの1つ以上のコントローラの機能を実装するための命令を用いて構成されたプログラマブル処理デバイスを含み得る。
前述の方法の説明およびプロセスフロー図は、単に例示として提供されており、様々な実施形態のステップが、提示された順序で実施されなければならないことを要求または意味することを意図するものではない。当業者であれば理解するように、前述の実施形態におけるステップの順序は、任意の順序で実施されてもよい。さらに、「その後」、「次いで」、「次に」などの単語は、ステップの順序を限定することを意図するものではなく、これらの単語は、方法の説明を通じて読者を導くために単に使用されるものである。
例示的な実施形態を説明するために、1つ以上のブロック図/フロー図が使用されている。ブロック図/フロー図の使用は、実施される動作の順序に関して制限することを意図するものではない。例示的な実施形態の前述の説明は、例示および説明の目的で提示されたものである。開示された正確な形態に関して網羅的または限定的であることは意図されておらず、修正および変形は、上記の教示に照らして可能であり、または開示された実施形態の実践から獲得され得る。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物によって定義されることが意図されている。
制御要素は、特定の機能を実施するための命令がプログラムされているプロセッサ、メモリ、およびその他の構成要素を含むコンピューティングデバイス(コンピュータなど)を使用して実装されてもよいし、または特定の機能を実施するように設計されたプロセッサで実装されてもよい。プロセッサは、本明細書に説明の様々な実施形態の機能を含む様々な機能を実施するためにソフトウェア命令(アプリケーション)によって構成されることができる任意のプログラマブルマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはマルチプロセッサチップもしくは複数のチップであってもよい。いくつかのコンピューティングデバイスでは、マルチプロセッサが提供され得る。一般的に、ソフトウェアアプリケーションは、プロセッサにアクセスしてロードされる前に内部メモリに記憶され得る。いくつかのコンピューティングデバイスでは、プロセッサは、アプリケーションソフトウェア命令を記憶するのに十分な内部メモリを含み得る。
本明細書に開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれら両方の組み合わせとして実施され得る。このハードウェアとソフトウェアとの互換性を明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、それらの機能性の観点から全般的に上述してきた。このような機能性をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課された設計上の制約に依存する。熟練した技術者であれば、特定の用途ごとに様々な方法で説明された機能を実装し得るが、このような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈すべきではない。
本明細書に開示された態様に関連して説明される様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェア構成要素、または本明細書に記載の機能を実施するために設計されたこれらの任意の組み合わせで実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、別の方法では、プロセッサは、従来の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のこのような構成として実装され得る。あるいは、いくつかのブロックまたは方法は、所与の機能に特化した回路によって実施され得る。
開示された実施形態の前述の説明は、当業者であれば誰でも、説明された実施形態を作製または使用することを可能にするために提供されるものである。これらの実施形態に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書に示された実施形態に限定されることを意図するものではなく、以下の請求項、ならびに本明細書に開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えるものである。

Claims (14)

  1. 単一の投入された塊のスピリッツからスピリッツ風味の分散を作成すること、を含む方法であって、
    急速スピリッツ熟成で前記単一の投入された塊のスピリッツを処理し、
    前記急速スピリッツ熟成は、
    器物に前記単一の投入された塊のスピリッツを配置し、
    前記単一の投入された塊のスピリッツに複数の微小樽板を添加し、
    前記単一の投入された塊のスピリッツと前記複数の微小樽板を含む前記器物を加熱し、
    前記器物が使用中であるとき、又は、前記器物が開放されたときに、前記器物から蒸気を回収する、ことを含む。
  2. 前記単一の投入された塊のスピリッツの熟成プロセスは、選択された香りのプロファイル、選択された色のプロファイル、選択された風味のプロファイルのうち、少なくともいずれかを有する熟成ウイスキーの製造を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記単一の投入された塊のスピリッツの前記熟成プロセスは、前記熟成ウイスキーの所望の風味又は味の少なくともいずれかを25日未満で実現するように、前記単一の投入された塊のスピリッツを熟成させること、を含む、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数の微小樽板の添加は、前記単一の投入された塊のスピリッツによる前記複数の微小樽板からの木質成分の制御された均一な抽出を可能にする体積と表面積を有する前記複数の微小樽板を選択すること、を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数の微小樽板は、矩形体積が0.05mm×0.05mm×0.05mmから20mm×20mm×100cmの範囲の木片を含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記複数の微小樽板は、トースティングされた微小樽板を含む、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記複数の微小樽板は、トースティングされていない微小樽板を含む、
    請求項1に記載の方法。
  8. 前記複数の微小樽板は、チャーリングされた微小樽板を含む、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記急速スピリッツ熟成は、前記器物内の前記単一の投入された塊のスピリッツの上方に位置するヘッドスペース内のガス状混合物を制御することを、さらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記ヘッドスペース内の前記ガス状混合物の前記制御は、少なくとも前記器物にガスを添加し、又は、前記器物から前記ガスを除去すること、を含む、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記ヘッドスペース内の前記ガス状混合物の前記制御は、前記器物内の圧力の制御を含む、
    請求項9に記載の方法。
  12. 前記器物内の前記単一の投入された塊のスピリッツの揺動を、さらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  13. 前記器物から前記蒸気の回収は、活性炭ろ過器を含むろ過システムによる前記蒸気の回収を含む、
    請求項1に記載の方法。
  14. 単一の投入された塊のスピリッツからスピリッツ風味の分散を作成すること、を含む方法であって、
    急速スピリッツ熟成で前記単一の投入された塊のスピリッツを処理し、
    前記急速スピリッツ熟成は、
    器物に前記単一の投入された塊のスピリッツを配置し、
    前記単一の投入された塊のスピリッツに複数の微小樽板を添加し、
    前記単一の投入された塊のスピリッツと前記複数の微小樽板を含む前記器物を加熱する、ことを含み、
    前記単一の投入された塊のスピリッツの熟成プロセスは、
    前記器物と、
    前記器物、又は、前記単一の投入された塊のスピリッツの少なくともいずれかを加熱するための加熱システムと、
    前記器物へのガスの送達、又は、除去の少なくともいずれかを行うガス送達/除去システムと、
    前記器物内の前記単一の投入された塊のスピリッツを揺動するための混合システムと、
    前記器物から蒸気を回収するためのろ過システムと、
    所望の熟成スピリッツを製造するように、前記加熱システム、前記ガス送達/除去システム、前記混合システム、前記ろ過システムのうち、少なくともいずれかの動作を制御するコントローラと、を備える、
    急速スピリッツ熟成プロセッサを用いて実施される。
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