JP7799647B2 - 自律走行車、自律走行方法、および自律走行プログラム - Google Patents

自律走行車、自律走行方法、および自律走行プログラム

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Description

本開示は、自律走行車、自律走行方法、および自律走行プログラムに関する。
通常の自律走行ロボットでは、レーザおよびカメラを搭載し、障害物との衝突を予見すると衝突を回避するあるいは停止するといった機能が備わっている。よって、自律走行ロボットが障害物に囲まれると、自律走行ロボットは停止してしまい動作できなくなる。
近年、ビニールハウスあるいは山間部などで作業する農業向け自律走行ロボットが開発されつつある。農業向け自律走行ロボットにおいても、障害物との衝突を予見した際の機能は上述した自律走行ロボットと同様である。
一方、米国など平野部の広域農業で使用される大型の自律農業機械は、植物などの成長に伴い生じる枝葉との衝突を許容する前提で動作している。そのため、一般的に衝突を回避するために必要なレーザおよびカメラは搭載していない。
特許文献1には、カメラで撮影した画像から作物株を認識し、作物株を回避して株間の雑草を掃討する移動プラットフォームが開示されている。
特開2022-052948号公報
農業向け自律走行ロボットは、例えば、散水あるいは作物の運搬といった主機能を実現するために、決められた走行ルートを走行する。
一般的にビニールハウスあるいは山間部といった場所の植物は、作物、樹木、および雑草も含めて成長が早く、自律走行ロボットの進行の障害となるおそれがある。実際には葉、小枝、雑草、あるいはビニールに切れ端のような障害物であれば、自律走行ロボットは障害物を押し通って走行しても構わない。しかし、現在の自律走行ロボットでは、単に「障害物あり」としか検知しないため、些細な障害物であっても回避あるいは停止してしまい、自律走行ロボットの主機能の遂行を妨げてしまうという課題があった。
また、特許文献1の技術では、カメラで撮影した画像から作物株を認識し、作物株であれば回避し、雑草であれば掃討している。特許文献1の技術であっても、作物株であれば回避し、その他の葉、小枝、あるいはビニールに切れ端のような障害物であれば回避あるいは停止してしまい、やはり自律走行ロボットの主機能の遂行を妨げてしまう。
本開示では、自律走行車において、進行方向に障害物があったとしても進行可能であれば進行することで、自律走行車が必要以上に回避あるいは停止してしまうのを防ぐことを目的とする。
本開示に係る自律走行車は、自律走行する自律走行車において、
進行方向に存在する障害物を検知する障害物センサと、自律走行車の状態を検知する状態検知センサと、障害物センサが障害物を検知すると、予め定められた閾値速度以下で自律走行をするよう制御する自律走行制御部と、自律走行制御部による閾値速度以下での自律走行制御中、障害物センサが検知した障害物を押したときに、状態検知センサが検知した自律走行車の状態に基づいて、障害物センサが検知した障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する押しのけ判定部と、を備える。
本開示に係る自律走行車は、進行方向に障害物の存在が検知されると、その障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する押しのけ判定部を備える。よって、本開示に係る自律走行車によれば、進行方向に障害物があったとしても進行可能であれば進行することができ、自律走行車が必要以上に回避あるいは停止してしまうのを防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る自律走行車の構成例を示す図。 通常の自律走行ロボットの運用例を示す図。 実施の形態1に係る自律走行車の運用例を示す図。 実施の形態1に係る自律走行車の動作例を示すフロー図。 実施の形態1に係る自律走行車の模式図。 実施の形態1の変形例に係る自律走行車の構成例を示す図。 実施の形態2に係る自律走行車の動作例を示すフロー図。 実施の形態2に係る障害物の種類と障害情報の例とを示す図。 実施の形態2に係る障害物の種類と障害情報の別例とを示す図。 実施の形態2の変形例に係る自律走行車の例を示す図である。 実施の形態2の変形例に係る押しのけてはいけない障害物の例を示す図。 実施の形態2の変形例に係る自律走行車の運用例を示す図。
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、以下の図では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品の配置、方向および向きを限定するものではない。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る自律走行車100の構成例を示す図である。
自律走行車100は、自律走行する移動体である。また、自律走行車100は、自律走行するとともに主機能を実現する自律走行ロボットである。自律走行車100は、無人で作業を行うAMRであってもよい。あるいは、人を乗せて作業を行うPMVであってもよい。AMRは、Aautonomous Mobile Robotの略語である。PMVは、Personal Mobility Vehicleの略語である。
自律走行車100は、コンピュータを装備した移動体である。具体的には、自律走行車100は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、有線通信あるいは無線通信を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
また、自律走行車100は、状態検知センサ11、障害物センサ12、スピーカ13、主機能装置14、および走行装置15を備える。状態検知センサ11は、具体的には推進力センサ111と圧力センサ112である。障害物センサ12は、具体的にはカメラ121とレーザスキャナ122である。これらのハードウェアも有線通信あるいは無線通信を介して他のハードウェアと接続されている。
自律走行車100は、機能要素として、自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140と記憶部150を備える。
自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140との機能は、ソフトウェアにより実現される。記憶部150には、閾値速度51と閾値推進力52と閾値圧力53が記憶されている。記憶部150は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部150は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、自律走行プログラムを実行する装置である。自律走行プログラムは、自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の機能を実現するプログラムである。
プロセッサ910は、演算処理を行うICである。プロセッサ910の具体例は、CPU、DSP、GPUである。ICは、Integrated Circuitの略語である。CPUは、Central Processing Unitの略語である。DSPは、Digital Signal Processorの略語である。GPUは、Graphics Processing Unitの略語である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM、あるいはDRAMである。SRAMは、Static Random Access Memoryの略語である。DRAMは、Dynamic Random Access Memoryの略語である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB端子である。なお、入力インタフェース930は、LANと接続されるポートであってもよい。USBは、Universal Serial Busの略語である。LANは、Local Area Networkの略語である。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった出力機器のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCDである。出力インタフェース940は、表示器インタフェースともいう。HDMI(登録商標)は、High Definition Multimedia Interfaceの略語である。LCDは、Liquid Crystal Displayの略語である。
通信装置950は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置950は、LAN、インターネット、WiFi(登録商標)、あるいは電話回線といった通信網に接続している。通信装置950は、具体的には、通信チップまたはNICである。NICは、Network Interface Cardの略語である。
自律走行プログラムは、自律走行車100において実行される。自律走行プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、自律走行プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ910は、OSを実行しながら、自律走行プログラムを実行する。自律走行プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されている自律走行プログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、自律走行プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
自律走行車100は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、自律走行プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、自律走行プログラムを実行する装置である。
自律走行プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の各部の「部」を「回路」、「工程」、「手順」、「処理」、「装置」、あるいは「サーキットリー」に読み替えてもよい。自律走行プログラムは、自律走行制御処理と障害物検知処理と押しのけ判定処理と障害物表示処理の各処理をコンピュータに実行させる。自律走行制御処理と障害物検知処理と押しのけ判定処理と障害物表示処理の「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体」、または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」に読み替えてもよい。また、自律走行方法は、自律走行車100が自律走行プログラムを実行することにより行われる方法である。
自律走行プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、自律走行プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
主機能装置14は、自律走行機能の他に、自律走行車100が実現すべき主機能を行う装置である。自律走行車100は、自律走行ロボットとも称される。
例えば、自律走行車100が散水車であれば散水を行う散水装置である。自律走行車100が噴霧車であれば肥料を噴霧する肥料噴霧装置である。自律走行車100が運搬車であれば荷物を保持する装置である。
また、本実施の形態では、自律走行車100として、農業用自律走行ロボットを例に説明しているが、農業用でなくても本実施の形態を適用することは可能である。農業以外の他分野での適用例については後述する。
走行装置15は、自律走行制御部110が生成する自律走行制御情報に基づいて自律走行車100を自律走行させる装置である。自律走行制御情報には、走行ルート、姿勢、および速度といった情報が含まれる。
図2は、通常の自律走行ロボットの運用例を示す図である。
図2では、主機能として散水機能を有する自律走行ロボットの例を示している。自律走行ロボットは、ビニールハウス内を予め決められた走行ルートにしたがって、散水を実施しながら自律走行する。
図2に示すように、自律走行ロボットの走行が、成長して通路部分に飛び出した葉などにより妨げられないように、通路部分をビニールで覆ったりする場合がある。しかし、ビニールハウス内では植物の成長も早いため、通路部分に葉などが飛び出し、自律走行ロボットの走行が妨げられる場合がある。
本実施の形態では、通路部分に飛び出した葉などの障害物を押しのけて進行できるかどうかを判定する機能を有する自律走行車100について説明する。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る自律走行車100の動作について説明する。自律走行車100の動作手順は、自律走行処理および自律走行方法に相当する。また、自律走行車100の動作を実現するプログラムは、自律走行プログラムに相当する。
図3は、本実施の形態に係る自律走行車100の運用例を示す図である。
図3の例では、自律走行車100は、主機能装置14として散水を行う散水装置を備えている。
自律走行車100は、散水をしながらビニールハウス内の走行ルートを自律走行する。
進行方向に障害物80の存在が検知されると、押しのけ判定部130は、障害物80を押しのけて進行することが可能か否かを判定する。
障害物80を押しのけて進行可能であると判定されると、自律走行制御部110は、そのまま自律走行を継続する。
具体的には、以下の通りである。
図4は、本実施の形態に係る自律走行車100の動作例を示すフロー図である。
自律走行車100において、自律走行制御部110は、自律走行制御情報を走行装置15に送信する。走行装置15は、自律走行制御情報にしたがって走行ルートを自律走行させる。
ステップS101において、障害物検知部120は、障害物センサ12を用いて自律走行車100の進行方向に障害物80があるか否かを検知する。
障害物センサ12は、レーザスキャナ122およびカメラ121といった機器である。障害物検知部120は、レーザスキャナ122とカメラ121の各々からセンサデータを受信し、センサデータに基づいて進行方向に障害物80があるか否かを検知する。なお、障害物検知部120は、レーザスキャナ122とカメラ121のいずれかのセンサデータを用いて障害物80を検知してもよい。
進行方向に障害物80の存在が検知されると、ステップS102へ進む。
ステップS102において、障害物80の存在が検知されると、自律走行制御部110は、自律走行車100の速度を予め定められた閾値速度51以下に制御する。なお、自律走行車100の速度が常に閾値速度51以下に制御されていれば、この処理は必要ない。
次に、押しのけ判定部130は、障害物80を押したときに状態検知センサ11により検知される自律走行車の状態に基づいて、進行可能か否かを判定する。状態検知センサ11は、自律走行車100の状態を検知するセンサである。状態検知センサ11は、推進力センサ111と圧力センサ112である。
図5は、本実施の形態に係る自律走行車100の模式図である。
推進力センサ111は、走行中の自律走行車100の推進力を自律走行車100の状態として検知する。
圧力センサ112は、自律走行車100の前方にかかる圧力を自律走行車100の状態として検知する。圧力センサ112は、例えば、自律走行車100の前方に設置される。
具体的には以下の通りである。
ステップS103において、押しのけ判定部130は、障害物80を押したときに状態検知センサ11により検知される自律走行車の状態を取得する。
例えば、押しのけ判定部130は、障害物80を押したときに推進力センサ111により検知される推進力を自律走行車100の状態として取得する。
あるいは、押しのけ判定部130は、障害物80を押したときに圧力センサ112により検知される圧力を自律走行車100の状態として取得する。
ステップS104において、押しのけ判定部130は、障害物80を押したときに状態検知センサ11により検知される自律走行車の状態に基づいて、障害物80を押しのけて進行することが可能か否かを判定する。
例えば、押しのけ判定部130は、障害物80を押したときに推進力センサ111により検知される推進力に基づいて、予め定められた閾値推進力52で障害物80を押しても通れない場合に、障害物80を押しのけて進行することは不可と判定する。
あるいは、押しのけ判定部130は、障害物80を押したときに圧力センサ112により検知される圧力に基づいて、予め定められた閾値圧力53で障害物80を押しても通れない場合に、障害物80を押しのけて進行することは不可と判定する。
言い換えると、押しのけ判定部130は、閾値推進力52以下で障害物80を押しのけて進行することができれば進行可能であると判定する。
また、押しのけ判定部130は、閾値圧力53以下で障害物80を押しのけて進行することができれば進行可能であると判定する。
なお、押しのけ判定部130は、自律走行車100の状態として、推進力と圧力の両方を用いて進行の可否を判定してもよい。あるいは、押しのけ判定部130は、自律走行車100の状態として、推進力と圧力のいずれか一方を用いて進行の可否を判定してもよい。
また、自律走行車100は、障害物80を押してみる前に、障害物80が硬くて動かない物なのか、押したら簡単に動くものなのかを、「風」あるいは「ロボットアーム」を使って動かしてみるという機能を有していてもよい。障害物80の動きを見るための「風」は自然発生のものでもよいし、自律走行車100が送風機を備えていてもよい。また、自律走行車100がロボットアームを装備していてもよい。
進行可能と判定されると、自律走行制御部110は自律走行を継続する。
進行不可と判定されると、ステップS105に進む。
ステップS105において、押しのけ判定部130は、進行不可と判定した障害物80の位置を記憶部150に記憶する。
例えば、障害物表示部140は、障害物により進行できなかった旨のメッセージとともにその障害物の位置を表示機器941に表示する。あるいは、障害物表示部140は、障害物により進行できなかった旨のメッセージとともにその障害物の位置を、通信装置950を介して、利用者のスマートフォンなどに送信してもよい。
図3の例では、自律走行車100が散水をしながら自律走行している。障害物検知部120は、進行方向に飛び出している葉っぱを障害物80として検知する。
押しのけ判定部130は、閾値速度以下の速度でそのまま自律走行し、障害物80である葉っぱをゆっくりと押してみる。押しのけ判定部130は、障害物80が移動するかどうか、すなわち進行の障害になるかどうかを試してみる。
上述したように、押しのけ判定部130は、障害物80である葉っぱを押してみたときにおける、自律走行車100にかかる推進力あるいは印加圧力の大きさに基づいて、進行の可否を判定する。あるいは、押しのけ判定部130は、障害物80である葉っぱを押してみたときにおける、自律走行車100にかかる推進力あるいは印加圧力の大きさに比した移動量により進行可否を判定してもよい。
図3の例では、障害物80が葉っぱであるため、自律走行車100が葉っぱを押しのけて進行できる可能性が高い。葉っぱにより自律走行車100の散水作業が妨げられることなく、自律走行車100は主機能を継続することができる。
もし障害物80が、通路に放置された鉄の棒など重いものであった場合、自律走行車100がゆっくり押してみても動かない可能性が高い。この場合、自律走行車100はまず速度を落とし、障害物80をゆっくり押してみても動かない場合には直ちに停止する。よって、自律走行車100が障害物80により破損する心配はない。
***他の構成***
<変形例1>
本実施の形態では、自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の機能がソフトウェアで実現される。変形例として、自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の機能がハードウェアで実現されてもよい。
具体的には、自律走行車100は、プロセッサ910に替えて電子回路909を備える。
図6は、本実施の形態の変形例に係る自律走行車100の構成例を示す図である。
電子回路909は、自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。また、自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の一部またはすべての機能がファームウェアで実現されてもよい。
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、自律走行制御部110と障害物検知部120と押しのけ判定部130と障害物表示部140の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る自律走行車によれば、進行方向に障害物があったとしても進行可能であれば進行することができ、自律走行車が必要以上に回避あるいは停止してしまうのを防ぐことができるという効果を奏する。よって、本実施の形態に係る自律走行車によれば、進行方向に障害物があったとしても進行可能な場合は進行することができ、自律走行車の主機能の遂行の実現性を高めることができるという効果を奏する。
また、本実施の形態に係る自律走行車では、少し押してみて通行可能かを判定して通れるか通れないかを判別している。つまり、障害物があったとしても現実に押し通れるか試してみる機能を搭載している。
これらの機能は、圧力センサおよび推進力センサといった機器を搭載することで実現可能である。よって、本実施の形態に係る自律走行車によれば、有効な装置を安価に実現することができる。
また、通常の自律走行ロボットでは進めないと判定していたところにも進めるようになり、ロボットの作業範囲が広がる。
これは成長の早いビニールハウス内や、雑草などが生えやすい山間部の複雑な地形を行き来する農作業ロボットに特に有効である。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点および実施の形態1に追加する点について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1では、進行方向に障害物80の存在が検知されると、まず、ゆっくりと押してみる。そして、押しのけ判定部130が障害物80を押しのけて進行できるか否かを判定する。障害物80を押しのけて進行できると判定した場合には、自律走行車100は、障害物80を押しのけてそのまま進行する。
本実施の形態では、進行の障害となっている障害物の色および大きさから、進行可否を判定する態様について説明する。本実施の形態では、障害物を押しのけて進行することが可能かどうかを、障害物センサ12により取得されたセンサデータをAI処理するなどして判別する。AIは、Artificial Intelligenceの略語である。
***構成の説明***
本実施の形態に係る自律走行車100の構成は、実施の形態1で説明したものと同様である。
自律走行車100は、障害物80の特徴を検知する障害物センサ12を備える。障害物センサ12は、カメラ121およびレーザスキャナ122といった機器である。
カメラ121は、自律走行車100の進行方向を撮影する。
レーザスキャナ122は、自律走行車100の進行方向にレーザを照射し物体を検知する。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る自律走行車100の動作について説明する。自律走行車100の動作手順は、自律走行処理および自律走行方法に相当する。また、自律走行車100の動作を実現するプログラムは、自律走行プログラムに相当する。
図7は、本実施の形態に係る自律走行車100の動作例を示すフロー図である。
ステップS201とステップS202の処理は、実施の形態1で説明したステップS101とステップS102と同様の処理である。
ステップS203において、押しのけ判定部130は、障害物センサ12により取得されるセンサデータを障害物80の特徴として取得する。障害物80の特徴には、障害物80の色と形状とが含まれる。具体的には、押しのけ判定部130は、カメラ121により撮影された障害物80のカメラ画像と、レーザスキャナ122により検知された障害物80のレーザスキャナ画像とを取得する。
ステップS204からステップS208において、押しのけ判定部130は、障害物センサ12により取得される障害物80の特徴に基づいて、障害物80における障害の状況を示す障害情報を判定する。そして、押しのけ判定部130は、障害情報に基づいて、障害物80を押しのけて進行可能か否かを判定する。ここで、障害情報とは、物体が障害となる場合の障害の大きさを表す障害量、物体が自ら移動できるものであるか否かの情報、あるいは物体が押しのけてよいものであるか否かの情報が含まれる。
具体的には、以下の通りである。
ステップS204において、押しのけ判定部130は、障害物80の色と形状とを含む障害物80の特徴を用いて障害物80の種類を判別する。そして、押しのけ判定部130は、障害物80の種類を用いて障害情報を判定する。
例えば、押しのけ判定部130は、カメラ画像とレーザスキャナ画像とをAI処理することにより、障害物80の種類を判別する。
例えば、押しのけ判定部130は、物体の種類と、その物体についての障害情報とを対応づけた障害情報対応表を記憶部150に記憶している。押しのけ判定部130は、障害情報対応表を参照することにより、障害物80の種類から障害物80の障害情報を取得してもよい。あるいは、押しのけ判定部130は、カメラ画像とレーザスキャナ画像とをAI処理することにより、処理結果として障害物80の種類と障害情報とを取得してもよい。障害情報には、障害物80の障害量、物体が自ら移動できるものであるか否かの情報、および物体が押しのけてよいものであるか否かの情報の少なくとも1つが含まれる。
図8は、本実施の形態に係る障害物80の種類と障害情報の例とを示す図である。
図8の左図の例では、細く、緑色で、上から垂れ下がっている障害物80は、種類が「葉っぱ」と判定される。また、種類「葉っぱ」の障害情報として、障害量が小と判定される。よって、押しのけ判定部130は、図8の左図の障害物80は押しのけて進行可能と判定する。葉っぱの他に、小枝、雑草、あるいはビニールに切れ端なども障害情報に押しのけて進行可能と設定してもよい。
図8の中央図の例では、多少太く、こげ茶色で、ほぼ直線の障害物80は、種類が「木または枝」と判定される。また、種類「木または枝」の障害情報として、障害量が大と判定される。よって、押しのけ判定部130は、図8の中央図の障害物80は押しのけて進行することは不可と判定する。木または枝の他に、岩あるいはブロックなども障害情報に押しのけて進行することは不可と設定してもよい。
図8の右図の例では、丸く、赤色の障害物80は、種類が「いちご」と判定される。また、種類「いちご」の障害情報として、障害量は小であるが押しのけてはいけないものと判定される。よって、押しのけ判定部130は、図8の右図の障害物80は押しのけて進行することは不可と判定する。いちごあるいは桃といった繊細な果実は、押しのけて通行可能であるが、傷つけては商品価値がなくなる。このような物体については障害情報において進行することは不可と設定しておく。
図9は、本実施の形態に係る障害物80の種類と障害情報の別例とを示す図である。
図9の例では、障害物80の種類が「人あるいは動物」であると判定された場合を示している。種類「人あるいは動物」の障害情報には、自ら移動することが可能なものと設定される。よって、押しのけ判定部130は、障害物80の種類が「人あるいは動物」であると判定した場合、障害情報に基づいて障害物80は自ら移動することが可能なものであると判定することができる。そして、押しのけ判定部130は、後述するように障害物80に対して移動を促す通知を出力する。
ステップS205において、押しのけ判定部130は、障害情報に基づいて、障害物80の種類が自ら移動できるものであるか否かを判定する。
障害物80の種類が自ら移動できるものである場合には、ステップS206に進む。
障害物80の種類が自ら移動できるものでない場合には、ステップS207に進む。
ステップS206において、押しのけ判定部130は、障害物80に移動を促す通知を出力する。
図9では、障害物80に移動を促す通知の例を示している。
例えば、障害物80が人の場合、自律走行車100は移動してもらえるように音声などで依頼する。ただし、音声出力は状況による。通常であれば、人の方が優先であるため、特に重要な移動あるいは輸送な時にのみこのような機能が働くことが前提である。例えば、「緊急搬送です、通してください」といった救急車が赤信号を通過する時に声掛けすることと同様である。
また、緊急搬送の場合などは、救急車のサイレンのような光あるいは音で注意を促して通してもらう機能を有していてもよい。
また、障害物80が動物の場合、音あるいは光で脅かしたりして移動を促すようにすることもできる。これは例えば鳥を音で脅かして散会させるイメージである。
ステップS207において、押しのけ判定部130は、障害情報に基づいて、障害物80の種類が押しのけてはいけないものであるか否かを判定する。例えば、繊細な果実のように、押しのけて通行可能であるが、傷つけては商品価値がなくなるような障害物である。
押しのけてはいけないものである場合は、ステップS209に進む。
押しのけてよいものであれば場合は、ステップS208に進む。
ステップS208において、押しのけ判定部130は、障害情報に基づいて、押しのけて進行することが可能か否かを判定する。
押しのけて進行することが可能な場合は、自律走行制御部110は、そのまま自律走行を継続する。
押しのけて進行することが不可の場合は、ステップS209に進む。
ステップS209の処理は、実施の形態1で説明したステップS105の処理と同様である。
***他の構成***
<変形例2>
図10は、本実施の形態の変形例に係る自律走行車の例を示す図である。
自律走行車において、障害物を排除する装置を搭載してもよい。図10では(C)障害物除去機能付きポンプ車の例を示している。これも状況によるのだが、たとえ通行不可能であっても例えば枝を切り落としてしまえば通行可能になる場合などに「枝を切り落とす」機能を有させる。
また、自律走行車において、対象を排除しやすい形状にしてもよい。図10では(A)押しのけやすい構造を有する車両の例、おとび(B)雪除去用のラッセル車両の例を示している。
前方の障害物であれば、(C)障害物除去機能付きポンプ車のように、障害物除去装置を搭載してもよい。また(B)雪除去用のラッセル車両のように障害物を押しのけやすい形状に作っておくことも有効である。
農耕機械の場合、地面が舗装されていない事が普通なので、タイヤ形状だけでなく押し通りやすく、対象を傷つけにくい形状、例えば丸みを帯びた形状等にしておくことも有効である。またはロボットアーム等を装備し、いちごなどはロボットアームでゆっくりわきによけてから進行してもよい。
<変形例3>
図11は、本実施の形態の変形例に係る押しのけてはいけない障害物の例を示す図である。
図11の(a)から(d)では、押しのける事が問題となる障害物の例である。ただし、状況によって押し通る事が正しい場合もあるので、一概に通ってはならないとは言い切れない。
押しのけ判定部130は、押し通る事が問題になる事を対象物や状況から判断する機能を有する。また、押し通るレベル(緊急度)を設定できる機能を有する。また、押してはならない対象物には、IDタグやQRコード(登録商標)を付与して押してはならない事を判別させる機能を有していてもよい。この機能は、全く同じ物であっても押していい物と悪い物が存在する場合、判別が困難な状況の場合などに有効である。
<変形例4>
図12は、本実施の形態の変形例に係る自律走行車100の運用例を示す図である。
通常、農業用自律走行ロボットは同じ所を巡回したり、人についていく場合が多い。よって、必ずしもロボット自身で通れる状況を作る必要がない事も考えられる。
自律走行車100が、通れない所を記録して、使用者に教える機能を有する。使用者はこの情報を元に障害物を除去するといった対処ができる。
また、今は通れるが、生物の成長などで、しばらくすると通れなくなると考えられる所を使用者に教える機能を有していてもよい。例えば、通れる幅が日々狭くなっている状況を検知して、しばらくすると通れなくなることを使用者に通知する。使用者は、この情報を元に通れなくなる前に障害を除去することができる。
また、自律走行車100が人についていく場合、通れない事を使用者に知らせる機能を有する。使用者は、その場で障害を除去することができる。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る自律走行車によれば、実施の形態1の効果に加え、進行方向の障害物を押しのけることができるか否かについて、きめ細かく設定することができる。よって、本実施の形態に係る自律走行車では、障害物に対して、より適切な対処を実施することができる。
以上の実施の形態1および2では、自律走行車100の各装置の各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、自律走行車100の各装置の構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。自律走行車100の各装置の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。
また、実施の形態1および2のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、これらの実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1および2では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
特に、上述した実施の形態1および2では、農業分野で用いられる自律走行車を例に説明した。しかし、実施の形態1および2で説明した技術は、一般道路でも利用可能であり、特に非常時など、少障害物を押しのけてでも移動すべき場合には有効といえる。
また、実施の形態1および2で説明した技術は、人を乗せて自律走行するPMVであっても有効である。実施の形態1および2に係る自律走行車100の例をPMVとする。例えば、PMVでは、押しのけ判定機能を有効にするか無効にするかを選択ボタンのオンオフで切替可能とする。
PMVが以下のような雑草や草木の多い道を進む時に有効である。
・雑草が生え延びている歩道
・草木の多い公園
・整備されていない土手道
また、お店の暖簾なども障害物となる場合があるため、暖簾のあるお店に入るときは押しのけ判定機能をオンにするとよい。
非常時、進行しなければより大きなリスクを負う状況においても有効である。
・災害発生時の避難
・乗客の緊急搬送必要時
・PMVの緊急移動時
例えば、PMVの電池が切れかけており、一刻も早く充電ポートに向かう必要がある場合などには押しのけ判定機能をオンにすることが有効である。
あるいは、火災時にPMVで緊急避難する際にも押しのけ判定機能をオンにすることが有効である。火災対応の場合、煙を押しのけられる障害物として判定する可能性がある。そのため、PMVに温度センサを搭載しておくことが有効である。PMVには、煙を押しのけて進行する場合でも、できるだけ低温のところを走行する機能を有しておくことが好ましい。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
自律走行する自律走行車において、
進行方向に障害物の存在が検知されると、前記障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する押しのけ判定部を備える自律走行車。
(付記2)
前記自律走行車は、
前記自律走行車の状態を検知する状態検知センサを備え、
前記押しのけ判定部は、
前記障害物を押したときに前記状態検知センサにより検知される前記自律走行車の状態に基づいて、進行可能か否かを判定する付記1に記載の自律走行車。
(付記3)
前記自律走行車は、
前記状態検知センサとして、走行中の推進力を前記自律走行車の状態として検知する推進力センサを備え、
前記押しのけ判定部は、
前記障害物を押したときに前記推進力センサにより検知される推進力に基づいて、予め定められた閾値推進力で前記障害物を押しても通れない場合に前記障害物を押しのけて進行することは不可と判定する付記2に記載の自律走行車。
(付記4)
前記自律走行車は、
前記状態検知センサとして、前記自律走行車の前方にかかる圧力を前記自律走行車の状態として検知する圧力センサを備え、
前記押しのけ判定部は、
前記障害物を押したときに前記圧力センサにより検知される圧力に基づいて、予め定められた閾値圧力で前記障害物を押しても通れない場合に前記障害物を押しのけて進行することは不可と判定する付記2または付記3に記載の自律走行車。
(付記5)
前記自律走行車は、自律走行を制御する自律走行制御部を備え、
前記自律走行制御部は、
前記障害物の存在が検知されると、前記自律走行車の速度を予め定められた閾値速度以下に制御する付記1から付記4のいずれか1項に記載の自律走行車。
(付記6)
前記自律走行車は、
前記障害物の特徴を検知する障害物センサを備え、
前記押しのけ判定部は、
前記障害物の存在が検知されると、前記障害物センサにより取得される前記障害物の特徴に基づいて、前記障害物における障害の状況を示す障害情報を判定し、前記障害情報に基づいて進行可能か否かを判定する付記1から付記5のいずれか1項に記載の自律走行車。
(付記7)
前記自律走行車は、
前記障害物センサとして、カメラとレーザスキャナを備え、
前記押しのけ判定部は、
前記カメラと前記レーザスキャナにより取得される前記障害物の色と形状とを含む前記障害物の特徴を用いて前記障害物の種類を判別し、前記障害物の種類を用いて前記障害情報を判定する付記6に記載の自律走行車。
(付記8)
前記押しのけ判定部は、
前記障害情報に基づいて、前記障害物の種類が自ら移動できるものであると判定した場合に、前記障害物に移動を促す通知を出力する付記6または付記7に記載の自律走行車。
(付記9)
前記押しのけ判定部は、
前記障害情報に基づいて、前記障害物の種類が押しのけてはいけないものであると判定した場合に、前記自律走行車を停止させる付記6から付記8のいずれか1項に記載の自律走行車。
(付記10)
前記自律走行車は、
前記障害物を押しのけることができない場合に、前記障害物の位置を障害物位置として記憶し、前記障害物位置を表示機器に表示する障害物表示部を備える付記1から付記9のいずれか1項に記載の自律走行車。
(付記11)
前記自律走行車は、
前記障害物を押しのけることができない場合に、前記障害物の位置を障害物位置として記憶し、前記障害物位置を表示機器に表示する障害物表示部を備える付記1から付記9のいずれか1項に記載の自律走行車。
(付記12)
前記自律走行車は、農業用のロボットである付記1から付記11のいずれか1項に記載の自律走行車。
(付記13)
自律走行する自律走行車に用いられる自律走行方法において、
コンピュータが、前記自律走行車の進行方向に障害物の存在を検知すると、前記障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する自律走行方法。
(付記14)
自律走行する自律走行車に用いられる自律走行プログラムにおいて、
前記自律走行車の進行方向に障害物の存在が検知されると、前記障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する押しのけ判定処理をコンピュータに実行させる自律走行プログラム。
11 状態検知センサ、111 推進力センサ、112 圧力センサ、12 障害物センサ、121 カメラ、122 レーザスキャナ、13 スピーカ、14 主機能装置、15 走行装置、51 閾値速度、52 閾値推進力、53 閾値圧力、80 障害物、100 自律走行車、110 自律走行制御部、120 障害物検知部、130 押しのけ判定部、140 障害物表示部、150 記憶部、909 電子回路、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、941 表示機器、950 通信装置。

Claims (11)

  1. 自律走行する自律走行車において、
    進行方向に存在する障害物を検知する障害物センサと、
    前記自律走行車の状態を検知する状態検知センサと、
    前記障害物センサが障害物を検知すると、予め定められた閾値速度以下で自律走行をするよう制御する自律走行制御部と
    前記自律走行制御部による前記閾値速度以下での自律走行制御中、前記障害物センサが検知した障害物を押したときに、前記状態検知センサが検知した前記自律走行車の状態に基づいて、前記障害物センサが検知した障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する押しのけ判定部と、
    を備える自律走行車。
  2. 自律走行する自律走行車において、
    進行方向に存在する障害物を検知する障害物センサと、
    走行中の推進力を前記自律走行車の状態として検知する推進力センサと、
    前記障害物センサにより障害物が検知されると、前記障害物センサが検知した障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する押しのけ判定部と、
    を備え、
    前記押しのけ判定部は、前記障害物を押したときに前記推進力センサにより検知される推進力に基づいて、予め定められた閾値推進力で前記障害物を押しても通れない場合に前記障害物を押しのけて進行することが不可と判定する自律走行車。
  3. 前記自律走行車は、
    前記状態検知センサとして、前記自律走行車の前方にかかる圧力を前記自律走行車の状態として検知する圧力センサを備え、
    前記押しのけ判定部は、
    前記障害物を押したときに前記圧力センサにより検知される圧力に基づいて、予め定められた閾値圧力で前記障害物を押しても通れない場合に前記障害物を押しのけて進行することは不可と判定する請求項に記載の自律走行車。
  4. 前記自律走行車は、自律走行を制御する自律走行制御部を備え、
    前記自律走行制御部は、
    前記障害物の存在が検知されると、前記自律走行車の速度を予め定められた閾値速度以下に制御する請求項に記載の自律走行車。
  5. 自律走行する自律走行車において、
    進行方向に存在する障害物の色及び形状を含む特徴を検知する障害物センサと、
    前記障害物の存在が検知されると、前記障害物センサにより取得される前記障害物の色及び形状を含む障害物の特徴を用いて前記障害物の種類を判別し、前記障害物の種類を用いて前記障害物における障害の状況を示す障害情報を判定し、前記障害情報に基づいて前記障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する押しのけ判定部と、
    を備え、
    前記障害物センサはカメラ及びレーザスキャナである自律走行車。
  6. 前記押しのけ判定部は、
    前記障害情報に基づいて、前記障害物の種類が自ら移動できるものであると判定した場合に、前記障害物に移動を促す通知を出力する請求項に記載の自律走行車。
  7. 前記押しのけ判定部は、
    前記障害情報に基づいて、前記障害物の種類が押しのけてはいけないものであると判定した場合に、前記自律走行車を停止させる請求項に記載の自律走行車。
  8. 前記自律走行車は、
    前記障害物を押しのけることができない場合に、前記障害物の位置を障害物位置として記憶し、前記障害物位置を表示機器に表示する障害物表示部を備える請求項1、2および5のいずれか1項に記載の自律走行車。
  9. 前記自律走行車は、農業用のロボットである請求項1、2および5のいずれか1項に記載の自律走行車。
  10. 自律走行する自律走行車に用いられる自律走行方法において、
    コンピュータが、
    進行方向に存在する障害物を検知する障害物センサにより障害物が検知されると、予め定められた閾値速度以下の速度で走行するように自律走行を制御することと、
    前記障害物センサが検知した障害物を、前記閾値速度以下の速度で押したときに、前記自律走行車の状態を検知する状態検知センサが検知した前記自律走行車の状態に基づいて、前記障害物センサが検知した障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定することと、
    を実行する自律走行方法。
  11. 自律走行する自律走行車に用いられる自律走行プログラムにおいて、
    進行方向に存在する障害物を検知する障害物センサにより障害物が検知されると、予め定められた閾値速度以下の速度で走行するように自律走行を制御する自律走行制御処理と、
    前記障害物センサが検知した障害物を、前記閾値速度以下の速度で押したときに、前記自律走行車の状態を検知する状態検知センサが検知した前記自律走行車の状態に基づいて、前記障害物センサが検知した障害物を押しのけて進行することが可能か否かを判定する押しのけ判定処理と、
    をコンピュータに実行させる自律走行プログラム。
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