(実施形態1)
以下では、実施形態1に係るスイッチシステム20について、図1及び2に基づいて説明する。
(1.1)概要
スイッチシステム20は、図1に示すように、半導体スイッチ1と、電圧クランプ素子2と、アクティブクランプ回路3と、第1制御部4と、第2制御部5と、を備える。半導体スイッチ1は、制御端子10、第1主端子11及び第2主端子12を有する。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1と並列に接続されている。アクティブクランプ回路3は、半導体スイッチ1の制御端子10と第1主端子11との間に接続されている。第1制御部4は、半導体スイッチ1を制御する。第2制御部5は、アクティブクランプ回路3を制御する。
スイッチシステム20では、例えば、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間に、負荷201と電源202との直列回路を含む負荷回路204が接続される。スイッチシステム20は、例えば、半導体スイッチ1の第1主端子11が接続されている第1外部端子Tm1と、半導体スイッチ1の第2主端子12が接続されている第2外部端子Tm2と、を更に備える。スイッチシステム20では、例えば、第1外部端子Tm1と第2外部端子Tm2との間に、負荷回路204が接続される。負荷201及び電源202は、スイッチシステム20の構成要素ではない。電源202は、例えば、直流電源である。直流電源の出力電圧は、例えば、100V~400Vである。
スイッチシステム20では、第1外部端子Tm1及び第2外部端子Tm2は、半導体スイッチ1がオン状態(導通状態)のときに、半導体スイッチ1を流れる主電流I1が流れる端子である。
(1.2)スイッチシステムの各構成要素
(1.2.1)半導体スイッチ
半導体スイッチ1は、例えば、接合型電界効果トランジスタTr1である。
接合型電界効果トランジスタTr1は、例えば、GaN系GIT(Gate Injection Transistor)である。この場合、接合型電界効果トランジスタTr1は、例えば、基板と、バッファ層と、第1の窒化物半導体層と、第2の窒化物半導体層と、ソース電極と、ゲート電極と、ドレイン電極と、p型層と、を備える。バッファ層は、基板上に形成されている。第1の窒化物半導体層は、バッファ層上に形成されている。第2の窒化物半導体層は、第1の窒化物半導体層上に形成されている。ソース電極、ゲート電極及びドレイン電極は、第2の窒化物半導体層上に形成されている。p型層は、ゲート電極と第2の窒化物半導体層との間に介在している。接合型電界効果トランジスタTr1では、第2の窒化物半導体層とp型層とでダイオード構造を構成する。基板は、例えば、シリコン基板である。バッファ層は、例えば、アンドープのGaN層である。第1の窒化物半導体層は、例えば、アンドープのGaN層である。第2の窒化物半導体層は、例えば、アンドープのAlGaN層である。p型層は、例えば、p型AlGaN層である。バッファ層、第1の窒化物半導体層及び第2の窒化物半導体層のそれぞれは、MOVPE(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)等による成長時に不可避的に混入されるMg、H、Si、C、O等の不純物が存在してもよい。
半導体スイッチ1における制御端子10は、接合型電界効果トランジスタTr1においてゲート電極に接続されているゲート端子G1である。半導体スイッチ1における第1主端子11は、接合型電界効果トランジスタTr1においてドレイン電極に接続されているドレイン端子D1である。半導体スイッチ1における第2主端子12は、接合型電界効果トランジスタTr1においてソース電極に接続されているソース端子S1である。
(1.2.2)電圧クランプ素子
電圧クランプ素子2は、上述のように、半導体スイッチ1と並列に接続されている。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1がターンオフするとき半導体スイッチ1にかかるサージ電圧をクランプ電圧に抑制する過電圧保護の機能を有する。つまり、電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1がターンオフするときに半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧をクランプ電圧に制限する機能を有する。電圧クランプ素子2は、例えば、ツェナダイオード(例えば、TVSダイオード)である。電圧クランプ素子2を構成するツェナダイオードでは、アノードが、半導体スイッチ1の第2主端子12に接続され、カソードが、半導体スイッチ1の第1主端子11に接続されている。電圧クランプ素子2は、ツェナダイオードに限らず、バリスタであってもよい。電圧クランプ素子2は、ある電圧値以上の電圧が印加された際に、両端電圧がそれ以上の電圧値へ上昇することを抑制する働きがあるが、その際に電圧クランプ素子2には電流I2が流れる。
電圧クランプ素子2のクランプ電圧は、電圧クランプ素子2がクランプ動作を開始するときに電圧クランプ素子2に流れる電流I2の電流値が大きいほど大きい。したがって、半導体スイッチ1に流れている主電流I1が遮断された場合、遮断直前の半導体スイッチ1の主電流I1の電流値の大きさに応じて電圧クランプ素子2のクランプ電圧が変わる。
(1.2.3)アクティブクランプ回路
アクティブクランプ回路3は、第1ダイオード31と、第2ダイオード32と、制御スイッチ33と、を含む。
第1ダイオード31は、第1アノード及び第1カソードを有する。第1ダイオード31では、第1カソードが半導体スイッチ1の第1主端子11に接続されている。第1ダイオード31は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間にかかる電圧によりブレークダウンする。第1ダイオード31のブレークダウン電圧は、電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。第1ダイオード31は、例えば、ツェナダイオードである。
第2ダイオード32は、第2アノード及び第2カソードを有する。第2ダイオード32では、第2アノードが第1ダイオード31の第1アノードに接続されている。第2ダイオード32の第2カソードは、制御スイッチ33を介して半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。
制御スイッチ33は、第2ダイオード32の第2カソードと半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。したがって、制御スイッチ33は、第1ダイオード31の第1アノードと半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。
制御スイッチ33は、例えば、ゲート、ドレイン及びソースを有する電界効果トランジスタQ1である。制御スイッチ33では、電界効果トランジスタQ1のドレインが第2ダイオード32の第2カソードに接続され、電界効果トランジスタQ1のソースが半導体スイッチ1の制御端子10に接続され、電界効果トランジスタQ1のゲートが第2制御部5に接続されている。電界効果トランジスタQ1は、接合型電界効果トランジスタであるが、これに限らず、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。
(1.2.4)第1制御部
第1制御部4は、半導体スイッチ1を制御する。第1制御部4は、半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。より詳細には、第1制御部4は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間に接続されている。第1制御部4は、第1直流電源(第1駆動電源)と、第1CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)インバータと、を含む。第1制御部4は、半導体スイッチ1を制御する第1制御信号として、半導体スイッチ1をオンさせる第1オン信号(例えば、15Vの電圧信号)と、半導体スイッチ1をオフさせる第1オフ信号(例えば、0Vの電圧信号)と、を出力可能である。第1制御部4は、例えば、第1制御信号の電圧値を0V~15Vの範囲で変えることが可能である。
(1.2.5)第2制御部
第2制御部5は、制御スイッチ33を制御するように構成されている。第2制御部5は、制御スイッチ33を構成する電界効果トランジスタQ1のゲートに接続されている。
第2制御部5は、電界効果トランジスタQ1のゲートと半導体スイッチ1の第2主端子12との間に接続されている。第2制御部5は、第2直流電源(第2駆動電源)と、第2CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)インバータと、を含む。第2制御部5は、制御スイッチ33を制御する第2制御信号として、電界効果トランジスタQ1をオンさせる第2オン信号(例えば、15Vの電圧信号)と、電界効果トランジスタQ1をオフさせる第2オフ信号(例えば、0Vの電圧信号)と、を出力可能である。第2制御部5は、例えば、第2制御信号の電圧値を0V~15Vの範囲で変えることが可能である。
(1.3)スイッチシステムの動作例
以下では、スイッチシステム20の動作例について、図2に基づいて説明する。図2において、「半導体スイッチ(Tr1)」は、半導体スイッチ1(接合型電界効果トランジスタTr1)の制御端子10に入力される第1制御信号の時間変化を示している。図2において、「制御スイッチ(Q1)」は、制御スイッチ33(電界効果トランジスタQ1)へ入力される第2制御信号の時間変化を示している。図2において「Vgs」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたゲート端子G1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vgs」は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間の電圧である。図2において、「Vds」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたドレイン端子D1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vds」は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧である。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1に並列に接続されているので、電圧クランプ素子2の両端電圧は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsと同じである。
図2は、例えば、時点t1において負荷回路204に短絡異常が発生して半導体スイッチ1の主電流I1が増加し始めた場合の動作説明図である。
時点t2において第2制御部5から出力される第2制御信号がオフ信号(第2オフ信号)からオン信号(第2オン信号)に変化すると、アクティブクランプ回路3の制御スイッチ33がオンされる。
その後、例えば、時点t3において主電流I1が閾値に達して第1制御部4から出力される第1制御信号がオン信号(第1オン信号)からオフ信号(第1オフ信号)に変化すると、半導体スイッチ1がターンオフされる。スイッチシステム20では、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さいので、第1ダイオード31が電圧クランプ素子2より早くブレークダウンし、第1ダイオード31を流れる電流が電圧クランプ素子2及び制御スイッチ33を通って半導体スイッチ1の制御端子10に流れ込む。これにより、半導体スイッチ1は、オフ状態(非導通状態)から、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsの値が第1ダイオード31のクランプ電圧と同程度の電圧値になるような主電流I1が流れる半導通状態に移行する。この結果、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsがアクティブクランプ回路3によってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。半導体スイッチ1に流れる主電流I1は、時点t3から減少し始める。半導通状態は、非導通状態(オフ状態)と導通状態(オン状態)との中間の状態である。半導通状態は、例えば、直流電源からなる電源202の出力電圧が400V、アクティブクランプ回路3によるクランプ電圧が200Vの場合、半導体スイッチ1に200Vが印加される程度の状態である。すなわち、半導体スイッチ1の抵抗値と半導体スイッチ1に流れるリーク電流(主電流I1)との積が200Vになるような状態である。
時点t3から一定期間T0後の時点t4において第2制御部5から出力される第2制御信号がオン信号(第2オン信号)からオフ信号(第2オフ信号)に変化すると、半導体スイッチ1がターンオフし、電圧クランプ素子2に電流I2が流れ始めて半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが電圧クランプ素子2のクランプ電圧にクランプされ、半導体スイッチ1の主電流I1の電流変化率(-dI1/dt)の絶対値が大きくなって主電流I1が急激にゼロまで低下する。そして、電圧クランプ素子2の電流I2が低下し始める。
時点t5において電圧クランプ素子2の電流I2がゼロになると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsはクランプ電圧よりも低い一定電圧となる。
スイッチシステム20は、時点t4における半導体スイッチ1の主電流I1の電流値を、時点t3における半導体スイッチ1の主電流I1の電流値よりも小さくできる。これにより、スイッチシステム20は、電圧クランプ素子2のクランプ電圧を小さくすることができ、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsを小さくすることができる。
スイッチシステム20では、第1制御部4が半導体スイッチ1をオン状態とする第1オン信号を出力しており半導体スイッチ1をオフ状態とする第1オフ信号を出力する前に、第2制御部5が制御スイッチ33をオン状態とする第2オン信号を出力する。スイッチシステム20では、第1制御部4が第1オフ信号を出力してから一定期間T0後に、第2制御部5が制御スイッチ33をオフ状態とする第2オフ信号を出力する。スイッチシステム20は、例えば、負荷回路204に異常が発生した場合に第1制御部4及び第2制御部5を制御するタイミング制御部を備えている。タイミング制御部は、例えば、負荷回路204に異常が発生して半導体スイッチ1に流れる主電流I1が閾値を超えた場合に、第1制御部4及び第2制御部5を制御する。
(1.4)利点
実施形態1に係るスイッチシステム20は、半導体スイッチ1と、電圧クランプ素子2と、アクティブクランプ回路3と、第1制御部4と、第2制御部5と、を備える。半導体スイッチ1は、制御端子10、第1主端子11及び第2主端子12を有する。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1と並列に接続されている。アクティブクランプ回路3は、半導体スイッチ1の制御端子10と第1主端子11との間に接続されている。第1制御部4は、半導体スイッチ1を制御する。第2制御部5は、アクティブクランプ回路3を制御する。アクティブクランプ回路3は、第1ダイオード31と、第2ダイオード32と、制御スイッチ33と、を含む。第1ダイオード31は、第1アノード及び第1カソードを有する。第1ダイオード31は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間にかかる電圧によりブレークダウンする。第2ダイオード32は、第2アノード及び第2カソードを有する。第2ダイオード32では、第2アノードが第1ダイオード31の第1アノードに接続されている。制御スイッチ33は、第1ダイオード31の第1アノードと半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。第2制御部5は、制御スイッチ33を制御するように構成されている。第1ダイオード31のブレークダウン電圧は、電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。
実施形態1に係るスイッチシステム20は、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。より詳細には、実施形態1に係るスイッチシステム20は、電圧クランプ素子2が半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsをクランプするときの半導体スイッチ1の主電流I1の電流値を低減でき、クランプ電圧を低減できる。これにより、スイッチシステム20は、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間にかかるサージ電圧を抑制することが可能となり、半導体スイッチ1及び電圧クランプ素子2それぞれの特性劣化(例えば、短寿命化)を抑制することが可能となる。また、スイッチシステム20は、クランプ電圧を低減できるので、負荷回路204の負荷201の特性劣化も抑制することが可能となる。
(実施形態2)
以下、実施形態2に係るスイッチシステム20Aについて、図3に基づいて説明する。
実施形態2に係るスイッチシステム20Aは、実施形態1に係るスイッチシステム20(図1参照)と略同じであり、アクティブクランプ回路3及び第2制御部5の代わりにアクティブクランプ回路3A及び第2制御部5Aを備える点で、実施形態1に係るスイッチシステム20と相違する。実施形態2に係るスイッチシステム20Aに関し、実施形態1に係るスイッチシステム20と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
アクティブクランプ回路3Aは、アクティブクランプ回路3と同様、第1ダイオード31と、第2ダイオード32と、制御スイッチ33と、を含む。以下では、制御スイッチ33を構成する電界効果トランジスタQ1を第1電界効果トランジスタQ1と称し、電界効果トランジスタQ1のゲート、ドレイン及びソースを、それぞれ第1ゲート、第1ドレイン及び第1ソースとも称する。
アクティブクランプ回路3Aは、第2電界効果トランジスタQ2を更に含む。第2電界効果トランジスタQ2は、第2ゲート、第2ドレイン及び第2ソースを有する。第2電界効果トランジスタQ2は、第1電界効果トランジスタQ1の第1ゲートと半導体スイッチ1の第2主端子12との間に接続されている。第2電界効果トランジスタQ2では、第2ドレインが第1電界効果トランジスタQ1の第1ゲートに接続され、第2ソースが半導体スイッチ1の第2主端子12に接続され、第2ゲートが第2制御部5に接続されている。第2電界効果トランジスタQ2は、接合型電界効果トランジスタであるが、これに限らず、例えば、MOSFETであってもよい。
第2制御部5Aは、第1電界効果トランジスタQ1及び第2電界効果トランジスタQ2を制御する。
スイッチシステム20Aでは、第2制御部5Aが、第2電界効果トランジスタQ2をオンさせることで第1電界効果トランジスタQ1をオフさせる。第2制御部5Aは、第1電界効果トランジスタQ1をオンさせてから、一定期間後に第2電界効果トランジスタQ2をオンさせることによって第1電界効果トランジスタQ1をオフさせる。これにより、第2制御部5Aは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33を一定期間だけオン状態とすることができる。
スイッチシステム20Aは、スイッチシステム20と同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Aは、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Aでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。
実施形態2に係るスイッチシステム20Aは、実施形態1に係るスイッチシステム20と同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態3)
以下、実施形態3に係るスイッチシステム20Bについて、図4に基づいて説明する。
実施形態3に係るスイッチシステム20Bは、実施形態2に係るスイッチシステム20A(図3参照)と略同じであり、遅延回路6を更に備える点で、実施形態2に係るスイッチシステム20Aと相違する。実施形態3に係るスイッチシステム20Bに関し、実施形態2に係るスイッチシステム20Aと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
遅延回路6は、第2制御部5Aと第1電界効果トランジスタQ1の第1ゲートとの間の信号経路と、第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートと、の間に接続されている。したがって、スイッチシステム20Bでは、第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートが遅延回路6を介して第2制御部5Aに接続されている。
スイッチシステム20Bでは、第1電界効果トランジスタQ1及び第2電界効果トランジスタQ2は、第2制御部5Aからの第2制御信号でオン、オフするが、第2電界効果トランジスタQ2のスイッチング動作が第1電界効果トランジスタQ1のスイッチング動作よりも一定期間(遅延回路6による遅延時間)だけ遅れる。これにより、アクティブクランプ回路3Aは、制御スイッチ33である第1電界効果トランジスタQ1がオンした後、一定期間後にオフする。
スイッチシステム20Bは、スイッチシステム20Aと同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Bは、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Bでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。
実施形態3に係るスイッチシステム20Bは、実施形態2に係るスイッチシステム20Aと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態4)
以下、実施形態4に係るスイッチシステム20Cについて、図5に基づいて説明する。
実施形態4に係るスイッチシステム20Cは、実施形態2に係るスイッチシステム20A(図3参照)と略同じであり、NOT回路7を更に備える点で、実施形態2に係るスイッチシステム20Aと相違する。実施形態4に係るスイッチシステム20Cに関し、実施形態2に係るスイッチシステム20Aと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
NOT回路7は、第1制御部4と半導体スイッチ1の制御端子10との間の信号経路と、第1電界効果トランジスタQ1の第1ゲートと、の間に接続されている。第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートには、第2制御部5Aが接続されている。
NOT回路7は、第1制御部4から出力される半導体スイッチ1の第1制御信号がオン信号からオフ信号に変化すると、第1電界効果トランジスタQ1に対してオン信号を出力する。このため、スイッチシステム20Cでは、半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が上昇しアクティブクランプ回路3Aが通電される。一定期間後、第2制御部5Aが、オフ状態の第2電界効果トランジスタQ2をオンさせる。これにより、スイッチシステム20Cでは、第1電界効果トランジスタQ1がオフする。すると、スイッチシステム20Cでは、半導体スイッチ1が完全にオフ状態となるので、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が更に上昇し、電圧クランプ素子2がクランプ動作を開始する。
スイッチシステム20Cは、スイッチシステム20Aと同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Cは、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Cでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。
実施形態4に係るスイッチシステム20Cは、実施形態2に係るスイッチシステム20Aと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態5)
以下、実施形態5に係るスイッチシステム20Dについて、図6に基づいて説明する。
実施形態5に係るスイッチシステム20Dは、実施形態4に係るスイッチシステム20C(図5参照)と略同じであり、第2制御部5Aの代わりに、第2制御部5Dを備える点で、実施形態4に係るスイッチシステム20Cと相違する。実施形態5に係るスイッチシステム20Dに関し、実施形態4に係るスイッチシステム20Cと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
スイッチシステム20Dでは、第2制御部5Dは、遅延回路52を含む。遅延回路52は、NOT回路7の出力端子と第1電界効果トランジスタQ1との間の信号経路と、第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートと、の間に接続されている。遅延回路52は、入力された信号を一定期間だけ遅延させた信号を出力する。遅延回路52は、例えば、アナログ遅延回路であるが、これに限らず、タイマICであってもよいし、第1制御部4を含むIC(Integrated Circuit)に集積化されていてもよい。
第2制御部5Dの遅延回路52に入力される信号は、第1制御部4から出力された第1制御信号がNOT回路7により反転された信号である。第2制御部5Dから出力される信号は、遅延回路52に入力された信号を遅延回路52により一定期間だけ遅延させた信号である。したがって、第2電界効果トランジスタQ2がスイッチングされるタイミングは、第1電界効果トランジスタQ1がスイッチングされるタイミングよりも一定期間だけ遅延されたタイミングである。
スイッチシステム20Dでは、第1制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化した場合、第2制御信号は、第2オフ信号から第2オン信号に変化する。これにより、半導体スイッチ1がターンオフする一方で、第1電界効果トランジスタQ1がオフ状態からオン状態に変化する。第1電界効果トランジスタQ1がオン状態に変化してから、一定期間後に第2電界効果トランジスタQ2がオフ状態からオン状態に変化する。第2電界効果トランジスタQ2がオン状態になると、第1電界効果トランジスタQ1がオン状態からオフ状態に変化する。
スイッチシステム20Dは、スイッチシステム20Cと同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Dは、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Dでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。
実施形態5に係るスイッチシステム20Dは、実施形態4に係るスイッチシステム20Cと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態6)
以下、実施形態6に係るスイッチシステム20Eについて、図7に基づいて説明する。
実施形態6に係るスイッチシステム20Eは、実施形態5に係るスイッチシステム20D(図6参照)と略同じであり、第1駆動回路8を更に備える点で、実施形態5に係るスイッチシステム20Dと相違する。また、実施形態6に係るスイッチシステム20Eは、実施形態5に係るスイッチシステム20Dにおける第2制御部5Dの代わりに、第2制御部5Eを備える点で、実施形態5に係るスイッチシステム20Dと相違する。実施形態6に係るスイッチシステム20Eに関し、実施形態5に係るスイッチシステム20Dと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1駆動回路8は、第1ゲート抵抗Rg1を有する。第1ゲート抵抗Rg1は、NOT回路7の出力端子と第1電界効果トランジスタQ1の第1ゲートとの間に接続されている。第2制御部5Eでは、遅延回路52は、第2ゲート抵抗Rg2と、キャパシタC2と、を有する第2駆動回路9で構成されている。第2ゲート抵抗Rg2は、NOT回路7の出力端子と第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートとの間に接続されている。キャパシタC2は、第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートと第2ソースとの間に接続されている。
スイッチシステム20Eでは、半導体スイッチ1をターンオフさせるときに第1制御部4の制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化すると、第1電界効果トランジスタQ1がオンし、一定期間後に第2電界効果トランジスタQ2がオンする。アクティブクランプ回路3Aは、第2電界効果トランジスタQ2がオンすると、第1電界効果トランジスタQ1がオフする。
スイッチシステム20Eは、スイッチシステム20Dと同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Eは、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Eでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。
実施形態6に係るスイッチシステム20Eは、実施形態5に係るスイッチシステム20Dと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
また、実施形態6に係るスイッチシステム20Eは、遅延回路52を第2ゲート抵抗Rg2とキャパシタC2とで構成できるので、低コスト化を図れる。
(実施形態7)
以下、実施形態7に係るスイッチシステム20Fについて、図8及び9に基づいて説明する。
実施形態7に係るスイッチシステム20Fは、実施形態6に係るスイッチシステム20E(図7参照)と略同じであり、第3駆動回路13を更に備える点で、実施形態6に係るスイッチシステム20Eと相違する。また、実施形態7に係るスイッチシステム20Fは、実施形態6に係るスイッチシステム20EにおけるNOT回路7の代わりに、NOT回路7Fを備える点で、実施形態6に係るスイッチシステム20Eと相違する。実施形態7に係るスイッチシステム20Fに関し、実施形態6に係るスイッチシステム20Eと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第3駆動回路13は、第1制御部4と半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。第3駆動回路13は、第1制御部4と半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている第3ゲート抵抗Rg3を含む。
NOT回路7Fは、電源71と、抵抗72と、第3電界効果トランジスタQ3と、第4駆動回路74と、を含む。電源71は、直流電源である。抵抗72は、電源71に直列接続されている。第3電界効果トランジスタQ3は、第3ゲート、第3ドレイン及び第3ソースを有する。第3電界効果トランジスタQ3は、抵抗72に直列接続されている。第3電界効果トランジスタQ3では、第3ドレインが抵抗72に接続され、第3ソースが第2電界効果トランジスタQ2の第2ソース及び半導体スイッチ1の第2主端子12に接続されている。第3電界効果トランジスタQ3は、接合型電界効果トランジスタであるが、これに限らず、例えば、MOSFETであってもよい。第4駆動回路74は、第1制御部4と第3電界効果トランジスタQ3の第3ゲートとの間に接続されている。第4駆動回路74は、第1制御部4と第3電界効果トランジスタQ3の第3ゲートとの間に接続されているゲート抵抗Rg4(第4ゲート抵抗Rg4)を含む。
実施形態7に係るスイッチシステム20Fでは、半導体スイッチ1をターンオフさせるために第1制御部4から出力される制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化したときに、第1電界効果トランジスタQ1がオンするまでの時間が、半導体スイッチ1がターンオフし始めるまでの時間よりも短い。また、スイッチシステム20Fでは、第1電界効果トランジスタQ1がオンしてから、一定期間後に、第2電界効果トランジスタQ2がオンする。スイッチシステム20Fでは、第2電界効果トランジスタQ2がオンすると、第1電界効果トランジスタQ1がオフする。
以下では、スイッチシステム20Fの動作例について、図9に基づいて説明する。図9において、「半導体スイッチ(Tr1)」は、半導体スイッチ1(接合型電界効果トランジスタTr1)の制御端子10に入力される第1制御信号の時間変化を示している。図9において、「制御スイッチ(Q1)」は、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)へ入力される第2制御信号の時間変化を示している。図9において、「第2FET(Q2)」は、第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートに入力される第3制御信号の時間変化を示している。図9において、「第3FET(Q3)」は、第3電界効果トランジスタQ3の第3ゲートに入力される制御信号の時間変化を示している。図9において「Vgs」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたゲート端子G1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vgs」は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間の電圧である。図9において、「Vds」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたドレイン端子D1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vds」は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧である。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1に並列に接続されているので、電圧クランプ素子2の両端電圧は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsと同じである。
図9は、スイッチシステム20Fの動作に関して、例えば、時点t11において負荷回路204に短絡異常が発生して半導体スイッチ1の主電流I1が増加し始めた場合の動作説明図である。
時点t12において第1制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化し、第2制御信号が第2オフ信号から第2オン信号に変化し、第3電界効果トランジスタQ3への制御信号がオン信号からオフ信号に変化する。これにより、半導体スイッチ1のターンオフが開始されるとともに、アクティブクランプ回路3の制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされる。アクティブクランプ回路3の制御スイッチ33がオンになると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsがアクティブクランプ回路3によってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。半導体スイッチ1に流れる主電流I1は、時点t12から減少し始める。
時点t12から一定期間T0後の時点t13において第2電界効果トランジスタQ2への第3制御信号がオフ信号からオン信号に変化し、制御スイッチ33への第2制御信号がオン信号(第2オン信号)からオフ信号(第2オフ信号)に変化すると、電圧クランプ素子2に電流I2が流れ始めて半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが電圧クランプ素子2のクランプ電圧にクランプされ、半導体スイッチ1の主電流I1の電流変化率(-dI1/dt)の絶対値が大きくなって主電流I1が急激にゼロまで低下する。そして、電圧クランプ素子2の電流I2が減少し始める。
時点t14において電圧クランプ素子2の電流I2がゼロになると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsはクランプ電圧よりも低い一定電圧となる。
スイッチシステム20Fでは、時点t13における半導体スイッチ1の主電流I1の電流値が時点t12における半導体スイッチ1の主電流I1の電流値よりも小さい。これにより、スイッチシステム20Fは、電圧クランプ素子2のクランプ電圧を小さくすることができる。
スイッチシステム20Fは、スイッチシステム20Eと同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Fは、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Fでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。
実施形態7に係るスイッチシステム20Fは、実施形態6に係るスイッチシステム20Eと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態8)
以下、実施形態8に係るスイッチシステム20Gについて、図10に基づいて説明する。
実施形態8に係るスイッチシステム20Gは、実施形態7に係るスイッチシステム20F(図8参照)と略同じであり、実施形態7に係るスイッチシステム20Fにおける第3駆動回路13の代わりに、第3駆動回路13Gを備える点で、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと相違する。また、実施形態8に係るスイッチシステム20Gは、実施形態7に係るスイッチシステム20FにおけるNOT回路7Fの代わりにNOT回路7Gを備える点で、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと相違する。NOT回路7Gは、NOT回路7Fの第4駆動回路74を含まない。したがって、第3電界効果トランジスタQ3の第3ゲートは、第1制御部4に直接接続されている。実施形態8に係るスイッチシステム20Gに関し、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
第3駆動回路13Gは、半導体スイッチ1をターンオンさせる第1経路131と、半導体スイッチ1をターンオフさせる第2経路132と、を有する。半導体スイッチ1をターンオンさせる第1経路131とは、半導体スイッチ1の制御端子10に電荷を充電するための充電経路を意味する。半導体スイッチ1をターンオフさせる第2経路132とは、半導体スイッチ1の制御端子10の電荷を放電させるための放電経路を意味する。
第1経路131は、第3ダイオード133と、第3ゲート抵抗Rg3と、を含む。第3ダイオード133は、第3アノード及び第3カソードを有する。第3ダイオード133では、第3カソードが半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。第3ダイオード133では、第3アノードが第1制御部4に接続されている。第3ゲート抵抗Rg3は、第3ダイオード133に直列に接続されている。第1経路131は、第3ダイオード133の第3カソードが第3ゲート抵抗Rg3を介して半導体スイッチ1の制御端子10に接続されているが、これに限らず、第3ダイオード133の第3カソードが半導体スイッチ1の制御端子10に直接接続され、第3ダイオード133の第3アノードが第3ゲート抵抗Rg3を介して第1制御部4に接続されていてもよい。「第3ダイオード133の第3カソードが半導体スイッチ1の制御端子10に直接接続され」とは、第3ダイオード133の第3カソードが他の回路素子(第3ゲート抵抗Rg3等)を介さずに半導体スイッチ1の制御端子10に接続されていることを意味する。
第2経路132は、抵抗134を含む。抵抗134は、第1制御部4と半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。より詳細には、第2経路132では、抵抗134の一端が第1制御部4に接続され、抵抗134の他端が半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。スイッチシステム20Gでは、半導体スイッチ1がオフするよりも先にアクティブクランプ回路3Aの第1電界効果トランジスタQ1がオンする。第2経路132の抵抗134の抵抗値は、第1経路131の第3ゲート抵抗Rg3の抵抗値よりも小さい。これにより、スイッチシステム20Gは、例えば半導体スイッチ1を構成する接合型電界効果トランジスタTr1がGaN系GITの場合、半導体スイッチ1をターンオンさせるときに抵抗134がターンオン特性に与える影響を小さくすることが可能となる。また、スイッチシステム20Gは、半導体スイッチ1をターンオフさせるときに第1経路131が利用されずに第2経路132が利用されるので、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオンするよりも先に半導体スイッチ1がターンオフしないようにすることが可能となる。
スイッチシステム20Gは、スイッチシステム20Fと同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Gは、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Gでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。
実施形態8に係るスイッチシステム20Gは、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態9)
以下、実施形態9に係るスイッチシステム20Hについて、図11及び12に基づいて説明する。
実施形態9に係るスイッチシステム20Hは、実施形態1に係るスイッチシステム20(図1参照)と略同じであり、実施形態1に係るスイッチシステム20におけるアクティブクランプ回路3及び第2制御部5の代わりに、アクティブクランプ回路3H及び第2制御部5Hを備える点で、実施形態1に係るスイッチシステム20と相違する。実施形態9に係るスイッチシステム20Hに関し、実施形態1に係るスイッチシステム20と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
アクティブクランプ回路3Hは、半導体スイッチ1の制御端子10と第1主端子11との間に接続されている。アクティブクランプ回路3Hは、実施形態1に係るスイッチシステム20のアクティブクランプ回路3における制御スイッチ33の代わりに、制御スイッチ33Hを含んでいる。制御スイッチ33Hは、第1ダイオード31の第1アノードと半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。制御スイッチ33Hは、ベース、コレクタ及びエミッタを有するpnpトランジスタQp1である。pnpトランジスタQp1では、エミッタが第2ダイオード32の第2カソードに接続され、コレクタが半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。したがって、pnpトランジスタQp1のコレクタは、第1制御部4と半導体スイッチ1の制御端子10との間の信号経路に接続されている。
第2制御部5Hは、アクティブクランプ回路3Hを制御する。第2制御部5Hは、第1抵抗R1と、第2抵抗R2と、電界効果トランジスタQ4と、遅延回路54と、を含む。
第1抵抗R1は、pnpトランジスタQp1のベースとエミッタとの間に接続されている。したがって、第1抵抗R1は、第2ダイオード32の第2カソードに接続されている。第2抵抗R2は、pnpトランジスタQp1のベースに接続されており、第1抵抗R1に直列に接続されている。
電界効果トランジスタQ4は、ゲート、ドレイン及びソースを有する。電界効果トランジスタQ4は、第2抵抗R2と半導体スイッチ1の第2主端子12との間に接続されている。電界効果トランジスタQ4は、接合型電界効果トランジスタであるが、これに限らず、例えば、MOSFETであってもよい。
遅延回路54は、第1制御部4と電界効果トランジスタQ4のゲートとの間に接続されている。遅延回路54は、ゲート抵抗Rg4と、キャパシタC4と、を含む。ゲート抵抗Rg4は、第1制御部4と電界効果トランジスタQ4のゲートとの間に接続されている。キャパシタC4は、電界効果トランジスタQ4のゲートとソースとの間に接続されている。遅延回路54は、第1制御部4から半導体スイッチ1に対して出力される第1制御信号を一定期間だけ遅延させた信号をアクティブクランプ回路3Hの電界効果トランジスタQ4のゲートに対して出力する。
スイッチシステム20Hでは、スイッチシステム20と同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧は、電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。
以下では、スイッチシステム20Hの動作例について、図12に基づいて説明する。図12において、「半導体スイッチ(Tr1)」は、半導体スイッチ1(接合型電界効果トランジスタTr1)の制御端子10に入力される第1制御信号の時間変化を示している。図12において、「制御スイッチ(Qp1)」は、制御スイッチ33H(pnpトランジスタQp1)の状態の時間変化を示している。図12において、「Q4」は、電界効果トランジスタQ4のゲートに入力される制御信号の時間変化を示している。図12において「Vgs」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたゲート端子G1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vgs」は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間の電圧である。図12において、「Vds」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたドレイン端子D1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vds」は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧である。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1に並列に接続されているので、電圧クランプ素子2の両端電圧は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsと同じである。
図12は、例えば、時点t21において負荷回路204に短絡異常が発生して半導体スイッチ1の主電流I1が増加し始めた場合の動作説明図である。
時点t22において第1制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化する。これにより、半導体スイッチ1のターンオフが開始される。電界効果トランジスタQ4は、遅延回路54によって半導体スイッチ1よりターンオフの開始が遅れるため、時点t22においてはオン状態である。時点t22において半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが上昇すると、第1ダイオード31がブレークダウンして、第1抵抗R1、第2抵抗R2及び電界効果トランジスタQ4に電流が流れる。これによって、pnpトランジスタQp1はオンする。アクティブクランプ回路3Hの制御スイッチ33がオンになると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsがアクティブクランプ回路3Hによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。半導体スイッチ1に流れる主電流I1は、時点t22から減少し始める。
時点t22から一定期間T0後の時点t23において電界効果トランジスタQ4の制御信号がオン信号からオフ信号に変化すると、制御スイッチ33Hがオフされる。これにより、スイッチシステム20Hでは、電圧クランプ素子2に電流I2が流れ始めて半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが電圧クランプ素子2のクランプ電圧にクランプされ、半導体スイッチ1の主電流I1の電流変化率(-dI1/dt)の絶対値が大きくなって主電流I1が急激にゼロまで低下する。そして、電圧クランプ素子2の電流I2が減少し始める。
時点t24において電圧クランプ素子2の電流I2がゼロになると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsは、クランプ電圧よりも低い一定電圧となる。
スイッチシステム20Fでは、時点t23では半導体スイッチ1の主電流I1の電流値が時点t22での半導体スイッチ1の主電流I1の電流値よりも小さいので、電圧クランプ素子2のクランプ電圧を小さくすることができる。
以上説明した実施形態9に係るスイッチシステム20Hは、半導体スイッチ1と、電圧クランプ素子2と、アクティブクランプ回路3Hと、第1制御部4と、第2制御部5Hと、を備える。半導体スイッチ1は、制御端子10、第1主端子11及び第2主端子12を有する。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1と並列に接続されている。アクティブクランプ回路3Hは、半導体スイッチ1の制御端子10と第1主端子11との間に接続されている。第1制御部4は、半導体スイッチ1を制御する。第2制御部5Hは、アクティブクランプ回路3Hを制御する。アクティブクランプ回路3Hは、第1ダイオード31と、第2ダイオード32と、制御スイッチ33Hと、を含む。第1ダイオード31は、第1アノード及び第1カソードを有する。第1ダイオード31は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間にかかる電圧によりブレークダウンする。第2ダイオード32は、第2アノード及び第2カソードを有する。第2ダイオード32では、第2アノードが第1ダイオード31の第1アノードに接続されている。制御スイッチ33Hは、第1ダイオード31の第1アノードと半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。制御スイッチ33Hは、ベース、コレクタ及びエミッタを有するpnpトランジスタQp1である。pnpトランジスタQp1では、エミッタが第2ダイオード32の第2カソードに接続され、コレクタが半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。第2制御部5Hは、第1抵抗R1と、第2抵抗R2と、電界効果トランジスタQ4と、遅延回路54と、を含む。第1抵抗R1は、pnpトランジスタQp1のベースとエミッタとの間に接続されている。第2抵抗R2は、pnpトランジスタQp1のベースに接続されており、第1抵抗R1に直列に接続されている。電界効果トランジスタQ4は、ゲート、ドレイン及びソースを有する。電界効果トランジスタQ4は、第2抵抗R2と半導体スイッチ1の第2主端子12との間に接続されている。遅延回路54は、第1制御部4と電界効果トランジスタQ4のゲートとの間に接続されている。遅延回路54は、ゲート抵抗Rg4と、キャパシタC4と、を含む。ゲート抵抗Rg4は、第1制御部4と電界効果トランジスタQ4のゲートとの間に接続されている。キャパシタC4は、電界効果トランジスタQ4のゲートとソースとの間に接続されている。第1ダイオード31のブレークダウン電圧は、電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。
実施形態9に係るスイッチシステム20Hは、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。より詳細には、実施形態9に係るスイッチシステム20Hは、電圧クランプ素子2が半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsをクランプするときの半導体スイッチ1の主電流I1の電流値を低減でき、クランプ電圧を低減できる。これにより、スイッチシステム20Hは、半導体スイッチ1の特性劣化(例えば、短寿命化)を抑制することが可能となる。
(実施形態10)
以下、実施形態10に係るスイッチシステム20Iについて、図13及び14に基づいて説明する。
実施形態10に係るスイッチシステム20Iは、実施形態1に係るスイッチシステム20(図1参照)と略同じであり、実施形態1に係るスイッチシステム20におけるアクティブクランプ回路3及び第2制御部5の代わりに、アクティブクランプ回路3I及び第2制御部5Iを備える点で、実施形態1に係るスイッチシステム20と相違する。また、実施形態10に係るスイッチシステム20Iは、実施形態1に係るスイッチシステム20における電圧クランプ素子2の代わりに電圧クランプ素子2Iを備える点で、実施形態1に係るスイッチシステム20と相違する。実施形態10に係るスイッチシステム20Iに関し、実施形態1に係るスイッチシステム20と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
アクティブクランプ回路3Iは、半導体スイッチ1の制御端子10と第1主端子11との間に接続されている。アクティブクランプ回路3Iは、第1ダイオード31と、第2ダイオード32と、制御スイッチ33と、を含む。アクティブクランプ回路3Iでは、第2ダイオード32の第2アノードが半導体スイッチ1の第1主端子11に接続されており、第2ダイオード32の第2カソードが第1ダイオード31を介して制御スイッチ33に接続されている。第2ダイオード32では、第2カソードが第1ダイオード31の第1カソードに接続されている。制御スイッチ33は、第1ダイオード31の第1アノードと半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。第1ダイオード31は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間にかかる電圧によりブレークダウンする。制御スイッチ33は、電界効果トランジスタQ1である。電界効果トランジスタQ1では、ドレインが第1ダイオード31の第1アノードに接続され、ソースが半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。
第2制御部5Iは、アクティブクランプ回路3Iを制御する。第2制御部5Iは、キャパシタ55と、ツェナダイオード56と、を含む。キャパシタ55は、第1端子及び第2端子を有する。キャパシタ55では、第1端子が電界効果トランジスタQ1のゲートに接続され、第2端子が第1ダイオード31の第1カソードと第2ダイオード32の第2カソードとに接続されている。ツェナダイオード56は、第3アノード及び第3カソードを有する。ツェナダイオード56では、第3カソードがキャパシタ55の第1端子と電界効果トランジスタQ1のゲートとに接続され、第3アノードが電界効果トランジスタQ1のソースに接続されている。したがって、ツェナダイオード56の第3アノードは、第1制御部4と半導体スイッチ1の制御端子10との間の信号経路に接続されている。
電圧クランプ素子2Iは、半導体スイッチ1と並列に接続されている。より詳細には、電圧クランプ素子2Iは、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間に接続されている。電圧クランプ素子2Iは、バリスタである。電圧クランプ素子2Iは、バリスタに限らず、ツェナダイオード(例えば、TVSダイオード)であってもよい。
以下では、スイッチシステム20Iの動作例について、図14に基づいて説明する。図14において、「半導体スイッチ(Tr1)」は、半導体スイッチ1(接合型電界効果トランジスタTr1)の制御端子10に入力される第1制御信号の時間変化を示している。図14において、「制御スイッチ(Q1)」は、制御スイッチ33(電界効果トランジスタQ1)の状態の時間変化を示している。図14において「Vgs」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたゲート端子G1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vgs」は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間の電圧である。図14において、「Vds」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたドレイン端子D1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vds」は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧である。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1に並列に接続されているので、電圧クランプ素子2の両端電圧は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsと同じである。
図14は、例えば、時点t31において負荷回路204に短絡異常が発生して半導体スイッチ1の主電流I1が増加し始めた場合の動作説明図である。
時点t32において第1制御部4から出力される第1制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化すると、半導体スイッチ1がターンオフされ、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが増加する。すると、第2制御部5Iのキャパシタ55を通して電界効果トランジスタQ1のゲートが充電されて電界効果トランジスタQ1がオンする。スイッチシステム20Iでは、電界効果トランジスタQ1がオンすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsの増加が停止するので、電界効果トランジスタQ1がオフする。スイッチシステム20Iでは、電界効果トランジスタQ1がオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが増加するので、第2制御部5Iのキャパシタ55を通して電界効果トランジスタQ1のゲートが充電されて電界効果トランジスタQ1がオンする。スイッチシステム20Iでは、このような電界効果トランジスタQ1のオンとオフとが交互に繰り返されることにより、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが増加する。スイッチシステム20Iでは、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが時点t33において電圧クランプ素子2Iのクランプ電圧まで増加すると、キャパシタ55を通しての電界効果トランジスタQ1のゲートへの電力供給が停止される。つまり、スイッチシステム20Iでは、アクティブクランプ回路3Iのクランプ動作が終了する。これにより、スイッチシステム20Iでは、電圧クランプ素子2Iが半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsをクランプする。スイッチシステム20Iでは、時点t32と時点t33との間の期間において、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。半導体スイッチ1に流れる主電流I1は、時点t33から減少し始める。
時点t33において電圧クランプ素子2Iが半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsをクランプすると、半導体スイッチ1の主電流I1の電流変化率(-dI1/dt)の絶対値が大きくなって主電流I1が急激にゼロまで低下する。半導体スイッチ1に流れる主電流I1がゼロになると、電圧クランプ素子2Iに流れる電流I2が減少し、時点t34において電圧クランプ素子2Iに流れる電流I2がゼロとなり、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsがクランプ電圧よりも低い一定電圧となる。
スイッチシステム20Iは、時点t33における半導体スイッチ1の主電流I1の電流値を、時点t32における半導体スイッチ1の主電流I1の電流値よりも小さくできる。これにより、スイッチシステム20Iは、電圧クランプ素子2Iのクランプ電圧を小さくすることができ、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsを小さくすることができる。
以上説明した実施形態10に係るスイッチシステム20Iは、半導体スイッチ1と、電圧クランプ素子2Iと、アクティブクランプ回路3Iと、第1制御部4と、第2制御部5Iと、を備える。半導体スイッチ1は、制御端子10、第1主端子11及び第2主端子12を有する。電圧クランプ素子2Iは、半導体スイッチ1と並列に接続されている。アクティブクランプ回路3Iは、半導体スイッチ1の制御端子10と第1主端子11との間に接続されている。第1制御部4は、半導体スイッチ1を制御する。第2制御部5Iは、アクティブクランプ回路3Iを制御する。アクティブクランプ回路3Iは、第1ダイオード31と、第2ダイオード32と、制御スイッチ33と、を含む。第1ダイオード31は、第1アノード及び第1カソードを有する。第1ダイオード31は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間にかかる電圧によりブレークダウンする。第2ダイオード32は、第2アノード及び第2カソードを有する。第2ダイオード32では、第2カソードが第1ダイオード31の第1カソードに接続されている。制御スイッチ33は、第1ダイオード31の第1アノードと半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。制御スイッチ33は、ゲート、ドレイン及びソースを有する電界効果トランジスタQ1である。電界効果トランジスタQ1では、ドレインが第1ダイオード31の第1アノードに接続され、ソースが半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。第2制御部5Iは、キャパシタ55と、ツェナダイオード56と、を含む。キャパシタ55は、第1端子及び第2端子を有する。キャパシタ55では、第1端子が電界効果トランジスタQ1のゲートに接続され、第2端子が第1ダイオード31の第1カソードと第2ダイオード32の第2カソードとに接続されている。ツェナダイオード56は、第3アノード及び第3カソードを有する。ツェナダイオード56では、第3カソードがキャパシタ55の第1端子と電界効果トランジスタQ1のゲートとに接続され、第3アノードが電界効果トランジスタQ1のソースに接続されている。
実施形態10に係るスイッチシステム20Iは、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。より詳細には、実施形態10に係るスイッチシステム20Iは、電圧クランプ素子2Iが半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧をクランプするときの半導体スイッチ1の主電流I1の電流値を低減でき、クランプ電圧を低減できる。これにより、スイッチシステム20Iは、半導体スイッチ1の特性劣化(例えば、短寿命化)を抑制することが可能となる。
(実施形態11)
以下、実施形態11に係るスイッチシステム20Jについて、図15及び16に基づいて説明する。
実施形態11に係るスイッチシステム20Jは、実施形態7に係るスイッチシステム20F(図8参照)と略同じであり、検知回路14と、スイッチ素子15と、を更に備える点で、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと相違する。また、実施形態11に係るスイッチシステム20Jは、実施形態7に係るスイッチシステム20F(図8参照)におけるNOT回路7Fの代わりに実施形態8に係るスイッチシステム20GにおけるNOT回路7G(図10参照)を備える点で、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと相違する。実施形態11に係るスイッチシステム20Jに関し、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
検知回路14は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間に接続されている。検知回路14は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間の電圧を検知する。検知回路14は、ツェナダイオード142と、抵抗141と、を含む。ツェナダイオード142は、アノード及びカソードを有する。ツェナダイオード142では、カソードが半導体スイッチ1の制御端子10に接続されており、アノードが抵抗141を介して半導体スイッチ1の第2主端子12に接続されている。
スイッチ素子15は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間に接続されている。スイッチ素子15は、ゲート、ドレイン及びソースを有する電界効果トランジスタQ5である。電界効果トランジスタQ5では、ドレインが半導体スイッチ1の制御端子10に接続され、ソースが半導体スイッチ1の第2主端子12に接続され、ゲートがツェナダイオード142のアノードに接続されている。したがって、電界効果トランジスタQ5のゲート-ソース間には、抵抗141が接続されている。
スイッチシステム20Jでは、検知回路14による検知電圧が閾値電圧Vthを超えたときにスイッチ素子15がオンする。検知回路14の閾値電圧Vthは、ツェナダイオード142のツェナ電圧により決めることができる。閾値電圧Vthは、例えば、5Vであり、接合型電界効果トランジスタTr1のオン状態でのゲート電圧Vg1(例えば、3V)より大きく、第1制御部4の有する第1直流電源の出力電圧(例えば、15V)より小さい。
スイッチシステム20Jでは、半導体スイッチ1が接合型電界効果トランジスタTr1であるが、半導体スイッチ1としてMOSFETを採用したとすると、第1制御部4の第1直流電源の出力電圧と、MOSFETがオン状態のときのMOSFETのゲート電圧とが等しい。検知回路14の閾値電圧Vthは、第1制御部4の有する第1直流電源の出力電圧よりも大きな値(例えば、20V)に設定する必要がある。
これに対し、スイッチシステム20Jでは、半導体スイッチ1が接合型電界効果トランジスタTr1なので、負荷回路204及び接合型電界効果トランジスタTr1のいずれにも異常が発生していなければ、接合型電界効果トランジスタTr1のゲート電圧Vgsに関し、接合型電界効果トランジスタTr1がオン状態のときの接合型電界効果トランジスタTr1のゲート電圧Vg1は、第1制御部4の第1直流電源の出力電圧よりも小さい。第1制御部4から出力される第1制御信号の第1オン信号の電圧値は、第1制御部4の第1直流電源の出力電圧と同じである。スイッチシステム20Jでは、半導体スイッチ1が接合型電界効果トランジスタTr1なので、検知回路14で用いる閾値電圧Vthを、接合型電界効果トランジスタTr1のオン状態でのゲート電圧Vg1よりも大きく、かつ、第1制御部4の第1直流電源の出力電圧よりも小さな電圧値とすることができる。閾値電圧Vthは、5Vに限らず、例えば、6V~14Vの電圧値とすることができる。
以下では、スイッチシステム20Jの動作例について、図16に基づいて説明する。図16において、「半導体スイッチ(Tr1)」は、半導体スイッチ1(接合型電界効果トランジスタTr1)の制御端子10に入力される第1制御信号の時間変化を示している。図16において、「制御スイッチ(Q1)」は、制御スイッチ33(電界効果トランジスタQ1)へ入力される第2制御信号の時間変化を示している。図16において、「第2FET(Q2)」は、第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートに入力される第3制御信号の時間変化を示している。図16において、「第3FET(Q3)」は、第3電界効果トランジスタQ3の第3ゲートに入力される制御信号の時間変化を示している。図16において、「スイッチ素子(Q5)」は、電界効果トランジスタQ5のゲートに入力される制御信号の時間変化を示している。図16において「Vgs」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたゲート端子G1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vgs」は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間の電圧であり、接合型電界効果トランジスタTr1のゲート電圧である。図16において、「Vds」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたドレイン端子D1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vds」は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧である。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1に並列に接続されているので、電圧クランプ素子2の両端電圧は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsと同じである。
図16は、スイッチシステム20Jの動作に関して、例えば、時点t41において負荷回路204に短絡異常が発生して半導体スイッチ1の主電流I1が増加し始めた場合の動作説明図である。
時点t42において第1制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化し、第2制御信号が第2オフ信号から第2オン信号に変化し、第3電界効果トランジスタQ3への制御信号がオン信号からオフ信号に変化する。これにより、半導体スイッチ1のターンオフが開始されるとともに、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされる。アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオンになると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsがアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。半導体スイッチ1に流れる主電流I1は、時点t42から減少し始める。
時点t42から一定期間T0後の時点t44よりも前にゲート電圧Vgsが増加し始め、その後、時点t43において、検知回路14により検知しているゲート電圧Vgsが閾値電圧Vth以上になると、検知回路14からスイッチ素子15にオン信号が与えられスイッチ素子Q5がオンする。スイッチシステム20Jでは、スイッチ素子15がオンすると、接合型電界効果トランジスタTr1のゲート電圧Vgsがゼロとなり、半導体スイッチ1がオフし半導体スイッチ1の主電流I1がゼロになる。時点t43から時点t44の期間では、半導体スイッチ1に流れていた主電流I1が、第1ダイオード31と電圧クランプ素子2とのうち第1ダイオード31にのみ流れる電流になる第1の場合と、第1ダイオード31と電圧クランプ素子2との両方に分かれて流れる第2の場合と、がある(図16では、第1の場合を図示してある)。第1の場合は、第1ダイオード31が半導体スイッチ1に流れていた電流量を維持できる場合である。スイッチシステム20Jを第1の場合の状況で動作させたい場合、第1ダイオード31及び制御スイッチ33については、半導体スイッチ1に流れると想定される電流量を許容できる部品を選定しておけばよい。第1ダイオード31としては、例えば、バリスタを使用してもよい。第2の場合は、第1ダイオード31が半導体スイッチ1に流れていた電流量を通電できない仕様のダイオードであり、半導体スイッチ1に流れていた電流が電圧クランプ素子2に電流が流れて電圧クランプ素子2のクランプ電圧が半導体スイッチ1に印加される。また、電圧クランプ素子2のクランプ電圧は、第1ダイオード31と第2ダイオード32と制御スイッチ33とスイッチ素子15との直列回路に印加され、当該直列回路においては第1ダイオード31にかかる電圧が最も大きい。よって、第1ダイオード31としては、せん頭逆電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧よりも大きいダイオードを選定しておくことが望ましい。また、上記第1の場合及び上記第2の場合のいずれの場合も、時点t43から時点t44の期間は、時点t42から時点t43の期間のような通常のアクティブクランプ回路3Aの動作状態とは異なる大きな電流がアクティブクランプ回路3Aに流れる、又は、時点t42から時点t43の期間のような通常のアクティブクランプ回路3Aの動作状態とは異なる大きな電圧がアクティブクランプ回路3Aに印加されるので、時点t43から時点t44までの期間は短い方が望ましい。したがって、スイッチシステム20Jでは、設計時に、例えば、時点t43から時点t44までの期間にアクティブクランプ回路3Aの特性劣化を抑制できるように一定期間T0を決めて、当該一定期間T0に基づいて第2制御部5Eの回路定数を設定しておけばよい。スイッチシステム20Jでは、時点t44において第2電界効果トランジスタQ2にオン信号が入力されて第2電界効果トランジスタQ2がオンするので、制御スイッチ33がオフする。その後、時点t45において電圧クランプ素子2の電流I2がゼロになると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsはクランプ電圧よりも低い一定電圧となる。
スイッチシステム20Jは、実施形態7に係るスイッチシステム20F(図8参照)と同様、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Jは、制御スイッチ33(第1電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Aによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Jでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になるよりも前にスイッチ素子15がオン状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。また、スイッチシステム20Jでは、アクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になるまでにスイッチ素子15がオン状態にならない場合、制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2によりクランプされる。
実施形態11に係るスイッチシステム20Jは、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。また、実施形態11に係るスイッチシステム20Jは、アクティブクランプ回路3Aのクランプ動作中の半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間の電圧(ゲート電圧Vgs)の上昇による半導体スイッチ1の特性劣化を抑制することが可能となる。
(実施形態12)
以下、実施形態12に係るスイッチシステム20Kについて、図17に基づいて説明する。
実施形態12に係るスイッチシステム20Kは、実施形態8に係るスイッチシステム20G(図10参照)と略同じであり、スイッチシステム20Gにおける半導体スイッチ1の代わりに半導体スイッチ1Kを備える点で、スイッチシステム20Gと相違する。また、実施形態12に係るスイッチシステム20Kは、複数(例えば、2つ)のゲート抵抗R20を更に備える点で、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと相違する。実施形態12に係るスイッチシステム20Kに関し、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
半導体スイッチ1Kは、互いに並列接続された複数(例えば、2つ)の電界効果トランジスタTr2により構成されている。複数の電界効果トランジスタTr2の各々は、ゲート、ドレイン及びソースを有する。半導体スイッチ1Kでは、第1主端子11が複数の電界効果トランジスタTr2の複数のドレインに接続され、第2主端子12が複数の電界効果トランジスタTr2の複数のソースに接続されている。
複数のゲート抵抗R20は、半導体スイッチ1Kの複数のゲートに一対一に対応し、第1制御部4と複数のゲートとの間に接続されている。複数のゲート抵抗R20は、アクティブクランプ回路3Aに接続されている。
実施形態12に係るスイッチシステム20Kは、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
実施形態12に係るスイッチシステム20Kは、半導体スイッチ1Kが互いに並列接続された複数の電界効果トランジスタTr2により構成されているので、複数の電界効果トランジスタTr2それぞれに流れる電流の電流値を、接合型電界効果トランジスタTr1に流れる電流の電流値よりも小さくできる。
また、実施形態12に係るスイッチシステム20Kは、複数のゲート抵抗R20を備えるので、複数のゲート抵抗R20を備えていない場合と比べて、複数の電界効果トランジスタTr2それぞれのドレインとゲートとを含むループのインピーダンスを大きくでき、発振の発生を抑制することが可能となる。
(実施形態13)
以下、実施形態13に係るスイッチシステム20Lについて、図18に基づいて説明する。
実施形態13に係るスイッチシステム20Lは、実施形態8に係るスイッチシステム20G(図10参照)と略同じであり、スイッチシステム20Gにおける半導体スイッチ1の代わりに半導体スイッチ1Lを備える点で、スイッチシステム20Gと相違する。半導体スイッチ1Lは、双方向スイッチである。また、スイッチシステム20Lは、電圧クランプ素子2の代わりに、電圧クランプ素子2Iを備える点で、スイッチシステム20Gと相違する。また、スイッチシステム20Lは、アクティブクランプ回路3A、第1制御部4、NOT回路7G、第2制御部5E及び第1駆動回路8のそれぞれを2つ備える点で、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと相違する。また、実施形態13に係るスイッチシステム20Lは、実施形態8に係るスイッチシステム20Gにおける第3駆動回路13Gを備えていない点で、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと相違する。実施形態13に係るスイッチシステム20Lに関し、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
スイッチシステム20Lでは、第1外部端子Tm1と第2外部端子Tm2との間に接続される負荷回路204における電源202は、例えば、交流電源である。
スイッチシステム20Lでは、半導体スイッチ1Lは、第1スイッチ素子101と、第2スイッチ素子102と、を含む。第1スイッチ素子101及び第2スイッチ素子102の各々は、例えば、接合型電界効果トランジスタである。接合型電界効果トランジスタは、例えば、GaN系GITである。
第1スイッチ素子101は、第1ゲート端子G11、第1ドレイン端子D11及び第1ソース端子S11を有する。
第2スイッチ素子102は、第2ゲート端子G12、第2ドレイン端子D12及び第2ソース端子S12を有する。
第2スイッチ素子102は、第1スイッチ素子101に直列接続されている。半導体スイッチ1Lでは、第1スイッチ素子101の第1ドレイン端子D11と第2スイッチ素子102の第2ドレイン端子D12とが接続されている。
半導体スイッチ1Lは、制御端子、第1主端子及び第2主端子のセットを2つ含んでいる。2つのセットのうち一方のセットでは、制御端子、第1主端子及び第2主端子が、それぞれ、第1ゲート端子G11、第2ソース端子S12及び第1ソース端子S11であり、2つのセットのうち他方のセットでは、制御端子、第1主端子及び第2主端子が、それぞれ、第2ゲート端子G12、第1ソース端子S11及び第2ソース端子S12である。
電圧クランプ素子2Iは、バリスタである。電圧クランプ素子2Iは、半導体スイッチ1Lと並列に接続されている。より詳細には、電圧クランプ素子2Iは、半導体スイッチ1Lにおける第1ソース端子S11と第2ソース端子S12との間に接続されている。
スイッチシステム20Lでは、2つの第1制御部4のうち1つの第1制御部4が第1スイッチ素子101の第1ゲート端子G11と第1ソース端子S11との間に接続され、残りの1つの第1制御部4が第2スイッチ素子102の第2ゲート端子G12と第2ソース端子S12との間に接続されている。
スイッチシステム20Lは、上述のように、アクティブクランプ回路3Aを2つ備える。スイッチシステム20Lでは、2つのアクティブクランプ回路3Aのうち1つのアクティブクランプ回路3Aが第1ゲート端子G11と第2ソース端子S12との間に接続され、残りの1つのアクティブクランプ回路3Aが第2ゲート端子G12と第1ソース端子S11との間に接続されている。
実施形態13に係るスイッチシステム20Lは、半導体スイッチ1Lの第1ソース端子S11から第2ソース端子S12に向かって主電流が流れている場合に、半導体スイッチ1Lのターンオフのときに半導体スイッチ1Lにかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。また、実施形態13に係るスイッチシステム20Lは、半導体スイッチ1Lの第2ソース端子S12から第1ソース端子S11に向かって主電流が流れている場合にも、半導体スイッチ1Lのターンオフのときに半導体スイッチ1Lにかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態14)
以下、実施形態14に係るスイッチシステム20Mについて、図19に基づいて説明する。
実施形態14に係るスイッチシステム20Mは、実施形態8に係るスイッチシステム20G(図10参照)と略同じであり、スイッチシステム20Gにおける半導体スイッチ1及び電圧クランプ素子2を2つずつ備える点で、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと相違する。また、実施形態14に係るスイッチシステム20Mは、アクティブクランプ回路3Aを2つ備える点で、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと相違する。また、実施形態14に係るスイッチシステム20Mは、実施形態8に係るスイッチシステム20Gにおける第3駆動回路13Gを備えていない点で、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと相違する。また、実施形態14に係るスイッチシステム20Mは、スイッチシステム20GにおけるNOT回路7Gの代わりに、NOT回路7Mを備える点で、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと相違する。実施形態14に係るスイッチシステム20Mに関し、実施形態8に係るスイッチシステム20Gと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
2つの半導体スイッチ1の各々では、制御端子10、第1主端子11及び第2主端子12が、それぞれ、ゲート端子G1、ドレイン端子D1及びソース端子S1である。スイッチシステム20Mでは、2つの半導体スイッチ1が2つのソース端子S1同士を接続することで直列接続されている。したがって、スイッチシステム20Mは、2つの半導体スイッチ1を含む双方向スイッチを備えている。スイッチシステム20Mでは、第1外部端子Tm1と第2外部端子Tm2との間に接続される負荷回路204における電源202は、例えば、交流電源である。
2つの電圧クランプ素子2は、2つの半導体スイッチ1に一対一に対応する。2つの電圧クランプ素子2の各々は、2つの半導体スイッチ1のうち対応する半導体スイッチ1に並列に接続されている。2つのアクティブクランプ回路3Aは、2つの半導体スイッチ1に一対一に対応する。2つのアクティブクランプ回路3Aの各々は、2つの半導体スイッチ1のうち対応する半導体スイッチ1のゲート端子G1とドレイン端子D1との間に接続されている。また、スイッチシステム20Mでは、第2電界効果トランジスタQ2は、2つのアクティブクランプ回路3Aで共用されている。
NOT回路7Mは、スイッチシステム20GにおけるNOT回路7Gの抵抗72の代わりに、ダイオード73を備える。ダイオード73は、例えばノーマリオンの接合型電界効果トランジスタのゲートとソースとを接続することによって構成されている。
実施形態14に係るスイッチシステム20Mは、第1外部端子Tm1から第2外部端子Tm2に向かって各半導体スイッチ1に主電流が流れている場合に、各半導体スイッチ1のターンオフのときに各半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。また、実施形態14に係るスイッチシステム20Mは、第2外部端子Tm2から第1外部端子Tm1に向かって各半導体スイッチ1に主電流が流れている場合にも、各半導体スイッチ1のターンオフのときに各半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態15)
以下、実施形態15に係るスイッチシステム20Nについて、図20に基づいて説明する。
実施形態15に係るスイッチシステム20Nは、実施形態13に係るスイッチシステム20L(図18参照)と略同じであり、スイッチシステム20Lにおける半導体スイッチ1Lの代わりに半導体スイッチ1Nを備える点で、スイッチシステム20Lと相違する。半導体スイッチ1Nは、デュアルゲート型の双方向スイッチである。実施形態15に係るスイッチシステム20Nに関し、実施形態13に係るスイッチシステム20Lと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
スイッチシステム20Nでは、第1外部端子Tm1と第2外部端子Tm2との間に接続される負荷回路204における電源202は、例えば、交流電源である。
半導体スイッチ1Nは、第1ゲート端子G11と、第1ゲート端子G11に対応する第1ソース端子S11と、第2ゲート端子G12と、第2ゲート端子G12に対応する第2ソース端子S12と、を有するデュアルゲート型の双方向スイッチである。半導体スイッチ1Nは、制御端子、第1主端子及び第2主端子のセットを2つ含んでいる。2つのセットのうち一方のセットでは、制御端子、第1主端子及び第2主端子が、それぞれ、第1ゲート端子G11、第2ソース端子S12及び第1ソース端子S11である。2つのセットのうち他方のセットでは、制御端子、第1主端子及び第2主端子が、それぞれ、第2ゲート端子G12、第1ソース端子S11及び第2ソース端子S12である。
半導体スイッチ1Nは、GaN系GITの一種である。半導体スイッチ1Nは、例えば、基板と、バッファ層と、第1の窒化物半導体層と、第2の窒化物半導体層と、第1ソース電極と、第1ゲート電極と、第2ゲート電極と、第2ソース電極と、第1p型層と、第2p型層と、を備える。バッファ層は、基板上に形成されている。第1の窒化物半導体層は、バッファ層上に形成されている。第2の窒化物半導体層は、第1の窒化物半導体層上に形成されている。第1ソース電極、第1ゲート電極、第2ゲート電極及び第2ソース電極は、第2の窒化物半導体層上に形成されている。第1p型層は、第1ゲート電極と第2の窒化物半導体層との間に介在している。第2p型層は、第2ゲート電極と第2の窒化物半導体層との間に介在している。半導体スイッチ1Nでは、第1ソース端子S11は、第1ソース電極を含む。第1ゲート端子G11は、第1ゲート電極と、第1p型層と、を含む。第2ゲート端子G12は、第2ゲート電極と、第2p型層と、を含む。第2ソース端子S12は、第2ソース電極を含む。基板は、例えば、シリコン基板である。バッファ層は、例えば、アンドープのGaN層である。第1の窒化物半導体層は、例えば、アンドープのGaN層である。第2の窒化物半導体層は、例えば、アンドープのAlGaN層である。第1p型層及び第2p型層の各々は、例えば、p型AlGaN層である。バッファ層、第1の窒化物半導体層及び第2の窒化物半導体層のそれぞれは、MOVPE等による成長時に不可避的に混入されるMg、H、Si、C、O等の不純物が存在してもよい。
半導体スイッチ1Nでは、第2の窒化物半導体層は、第1の窒化物半導体層とともにヘテロ接合部を構成する。第1の窒化物半導体層においては、ヘテロ接合部の近傍に、2次元電子ガス(Two-Dimensional Electron Gas)が発生している。2次元電子ガスを含む領域(以下、「2次元電子ガス層」ともいう)は、nチャネル層(電子伝導層)として機能することが可能である。
以下では、説明の便宜上、第1ゲート端子G11と第1ソース端子S11との間に第1閾値電圧(例えば、1.3V)以上の電圧が印加されていない状態を、第1ゲート端子G11がオフ状態ともいう。また、第1ゲート端子G11と第1ソース端子S11との間に第1ゲート端子G11を高電位側として第1閾値電圧以上の電圧が印加されている状態を、第1ゲート端子G11がオン状態ともいう。また、第2ゲート端子G12と第2ソース端子S12との間に第2閾値電圧(例えば、1.3V)以上の電圧が印加されていない状態を、第2ゲート端子G12がオフ状態ともいう。また、第2ゲート端子G12と第2ソース端子S12との間に第2ゲート端子G12を高電位側として第2閾値電圧以上の電圧が印加されている状態を、第2ゲート端子G12がオン状態ともいう。
半導体スイッチ1Nは、上述の第1p型層及び第2p型層を備えることにより、ノーマリオフ型のトランジスタを実現している。
半導体スイッチ1Nは、第1ゲート端子G11及び第2ゲート端子G12それぞれに与えられる第1ゲート電圧及び第2ゲート電圧の組み合わせに応じて、双方向オン状態と、双方向オフ状態と、第1のダイオード状態と、第2のダイオード状態と、を切替可能である。第1ゲート電圧は、第1ゲート端子G11と第1ソース端子S11との間に印加される電圧である。第2ゲート電圧は、第2ゲート端子G12と第2ソース端子S12との間に印加される電圧である。双方向オン状態は、双方向(第1方向及び第1方向とは反対の第2方向)の電流を通過させる状態である。双方向オフ状態は、双方向の電流を阻止する状態である。第1のダイオード状態は、第1方向の電流を通過させる状態である。第2のダイオード状態は、第2方向の電流を通過させる状態である。
半導体スイッチ1Nでは、第1ゲート端子G11がオン状態で、かつ第2ゲート端子G12がオン状態である場合に双方向オン状態となる。半導体スイッチ1Nでは、第1ゲート端子G11がオフ状態で、かつ第2ゲート端子G12がオフ状態である場合に双方向オフ状態となる。半導体スイッチ1Nでは、第1ゲート端子G11がオフ状態で、かつ第2ゲート端子G12がオン状態である場合に第1のダイオード状態となる。半導体スイッチ1Nでは、第1ゲート端子G11がオン状態で、かつ第2ゲート端子G12がオフ状態である場合に第2のダイオード状態となる。
スイッチシステム20Nは、アクティブクランプ回路3Aを2つ備える。スイッチシステム20Nでは、2つのアクティブクランプ回路3Aのうち1つのアクティブクランプ回路3Aが第1ゲート端子G11と第2ソース端子S12との間に接続され、残りの1つのアクティブクランプ回路3Aが第2ゲート端子G12と第1ソース端子S11との間に接続されている。
実施形態15に係るスイッチシステム20Nは、半導体スイッチ1Nの第1ソース端子S11から第2ソース端子S12に向かって主電流が流れている場合に、半導体スイッチ1Nのターンオフのときに半導体スイッチ1Nにかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。また、実施形態15に係るスイッチシステム20Nは、半導体スイッチ1Nの第2ソース端子S12から第1ソース端子S11に向かって主電流が流れている場合にも、半導体スイッチ1Nのターンオフのときに半導体スイッチ1Nにかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態16)
以下、実施形態16に係るスイッチシステム20Oについて、図21に基づいて説明する。
実施形態16に係るスイッチシステム20Oは、実施形態1に係るスイッチシステム20(図1参照)と略同じであり、電流検知部16を更に備える点で、スイッチシステム20と相違する。また、実施形態16に係るスイッチシステム20Oは、実施形態1に係るスイッチシステム20におけるアクティブクランプ回路3の代わりに、アクティブクランプ回路3Oを備える点で、スイッチシステム20と相違する。また、実施形態16に係るスイッチシステム20Oは、電圧クランプ素子2の代わりに、電圧クランプ素子2Iを備える点で、スイッチシステム20と相違する。実施形態16に係るスイッチシステム20Oに関し、実施形態1に係るスイッチシステム20と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
電流検知部16は、半導体スイッチ1の第2主端子12に流れる電流を検知する。電流検知部16は、半導体スイッチ1の第2主端子12と第2外部端子Tm2との間に接続されている。
アクティブクランプ回路3Oは、半導体スイッチ1の制御端子10と第1主端子11との間に接続されている。アクティブクランプ回路3Oは、第1ダイオード31と、第2ダイオード32と、制御スイッチ33と、を含む。アクティブクランプ回路3Oでは、第2ダイオード32の第2アノードが半導体スイッチ1の第1主端子11に接続されており、第2ダイオード32の第2カソードが第1ダイオード31を介して制御スイッチ33に接続されている。第2ダイオード32では、第2カソードが第1ダイオード31の第1カソードに接続されている。制御スイッチ33は、第1ダイオード31の第1アノードと半導体スイッチ1の制御端子10との間に接続されている。第1ダイオード31は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間にかかる電圧によりブレークダウンする。制御スイッチ33は、電界効果トランジスタQ1である。電界効果トランジスタQ1では、ドレインが第1ダイオード31の第1アノードに接続され、ソースが半導体スイッチ1の制御端子10に接続されている。
電圧クランプ素子2Iは、半導体スイッチ1と並列に接続されている。より詳細には、電圧クランプ素子2Iは、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間に接続されている。電圧クランプ素子2Iは、バリスタである。電圧クランプ素子2Iは、バリスタに限らず、ツェナダイオード(例えば、TVSダイオード)であってもよい。
スイッチシステム20Oでは、第2制御部5は、電流検知部16の出力に応じて制御スイッチ33を制御する。より詳細には、第2制御部5は、電流検知部16の出力に応じて制御スイッチ33の導通時間を変える。第2制御部5は、アクティブクランプ回路3Oのクランプ動作中に電流検知部16により検知された電流値が所定値よりも大きい場合、電流値が大きいほど制御スイッチ33の導通時間を短くする。第2制御部5は、電流検知部16により検知された電流値が閾値以上となると、制御スイッチ33をオンさせてアクティブクランプ回路3Oにクランプ動作を開始させる。第2制御部5は、アクティブクランプ回路3Oのクランプ動作中に電流検知部16により検知された電流値が閾値よりも大きな所定値以上になると、電流値が大きいほど制御スイッチ33を、より早い時点でオン状態からオフ状態に変化させる制御を行う。所定値は、電圧クランプ素子2の安全動作領域内の電流値である。
スイッチシステム20Oは、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2Iのクランプ電圧より小さい。よって、スイッチシステム20Oは、制御スイッチ33(電界効果トランジスタQ1)がオンされ半導体スイッチ1がターンオフすると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧がアクティブクランプ回路3Oによってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。スイッチシステム20Oでは、アクティブクランプ回路3Oの制御スイッチ33がオン状態からオフ状態になると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧が電圧クランプ素子2Iによりクランプされる。
実施形態16に係るスイッチシステム20Oは、実施形態1に係るスイッチシステム20と同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態17)
以下、実施形態17に係るスイッチシステム20Pについて、図22に基づいて説明する。
実施形態17に係るスイッチシステム20Pは、実施形態7に係るスイッチシステム20F(図8参照)と略同じであり、電流検知部16Pを更に備える点で、スイッチシステム20Fと相違する。また、スイッチシステム20Pは、スイッチシステム20Fにおける第2制御部5Eの代わりに、第2制御部5Pを備える点でスイッチシステム20Fと相違する。また、スイッチシステム20Pは、スイッチシステム20FにおけるNOT回路7Fの代わりに、実施形態8に係るスイッチシステム20G(図10参照)におけるNOT回路7Gを備える点で、スイッチシステム20Fと相違する。実施形態17に係るスイッチシステム20Pに関し、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
電流検知部16Pは、半導体スイッチ1の第2主端子12に流れる電流を検知する。
第2制御部5Pは、第3電界効果トランジスタQ13を含む。第3電界効果トランジスタQ13は、第3ゲート、第3ドレイン及び第3ソースを有する。
電流検知部16Pは、検知用抵抗161と、積分回路162と、を含む。検知用抵抗161は、半導体スイッチ1の第2主端子12に接続され半導体スイッチ1に直列接続されている。より詳細には、検知用抵抗161は、半導体スイッチ1の第2主端子12と第2外部端子Tm2との間に接続されている。積分回路162は、検知用抵抗161の両端の電圧を積分する。積分回路162は、オペアンプ163と、キャパシタ165と、を含む。また、積分回路162は、バイアス用抵抗164を更に含む。積分回路162では、オペアンプ163の非反転入力端子に半導体スイッチ1の第2主端子12が接続され、オペアンプ163の反転入力端子とオペアンプ163の出力端子との間にキャパシタ165が接続されている。また、オペアンプ163の出力端子は、第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートに接続されている。また、積分回路162では、バイアス用抵抗164は、オペアンプ163の反転入力端子と第2外部端子Tm2との間に接続されている。
スイッチシステム20Pでは、第2電界効果トランジスタQ2の第2ゲートが積分回路162の出力端子に接続されている。スイッチシステム20Pでは、第3電界効果トランジスタQ13の第3ドレインが積分回路162の出力端子に接続されている。スイッチシステム20Pでは、第3電界効果トランジスタQ13の第3ゲートが第1制御部4と半導体スイッチ1の制御端子10との間の信号経路に接続されている。
スイッチシステム20Pでは、第1制御部4が第1オン信号を出力しているときは、半導体スイッチ1及び第3電界効果トランジスタQ13がオン状態なので、オペアンプ163の出力端子と反転入力端子との間は短絡されている。第3電界効果トランジスタQ13は、第1制御部4から出力される第1制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化すると、オフする。電流検知部16Pでは、第3電界効果トランジスタQ13がオフした瞬間から、積分回路162が積分動作を開始する。スイッチシステム20Pでは、積分回路162の積分値が閾値に達すると積分回路162の出力信号により第2電界効果トランジスタQ2がオンする。アクティブクランプ回路3Aでは、第2電界効果トランジスタQ2がオンすると第1電界効果トランジスタQ1がオフするので、クランプ動作が終了する。
電流検知部16Pは、積分回路162を含むので、オペアンプ163の非反転入力端子の電位が反転入力端子の電位(例えば、6V)よりも高くなるまでの時間が検知用抵抗161に流れる電流の電流値に応じて変わる。バイアス用抵抗164は、オペアンプ163の非反転入力端子の電位(基準電位)を所定の電位(例えば、6V)にバイアスするために設けてある。電流検知部16Pでは、検知用抵抗161に流れる電流の電流値が大きいほど、第2電界効果トランジスタQ2がオンされるまでの時間が短くなり、第1電界効果トランジスタQ1がオフされるまでの時間が短くなる。したがって、スイッチシステム20Pでは、検知用抵抗161に流れる電流の電流値に応じてアクティブクランプ回路3Aの制御スイッチ33の導通時間を変えることができる。
実施形態17に係るスイッチシステム20Pは、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと同様、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態18)
以下、実施形態18に係るスイッチシステム20Qについて、図23及び24に基づいて説明する。
実施形態18に係るスイッチシステム20Qは、実施形態1に係るスイッチシステム20(図1参照)と略同じであり、第2制御部5の代わりに第2制御部5Qを備える点で、スイッチシステム20と相違する。実施形態18に係るスイッチシステム20Qに関し、実施形態1に係るスイッチシステム20と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態18に係るスイッチシステム20Qでは、第1制御部4が半導体スイッチ1をオン状態とする第1オン信号を出力しており半導体スイッチ1をオフ状態とする第1オフ信号を出力する前に、第2制御部5Qが制御スイッチ33をオフ状態とする第2オフ信号を出力する。スイッチシステム20Qでは、第1制御部4が第1オフ信号を出力してから第1期間(図24のT1)の後に第2制御部5Qが制御スイッチ33をオン状態とする第2オン信号を出力する。スイッチシステム20Qでは、第1制御部4が第1オフ信号を出力してから第2期間(図24のT2)の後に第2制御部5Qが制御スイッチ33をオフ状態とする第2オフ信号を出力する。スイッチシステム20Qでは、第1期間をT1(図24参照)とし、第2期間をT2(図24参照)とし、第1制御部4が第1オフ信号を出力してから電圧クランプ素子2に流れる電流I2がゼロになるまでの第3期間をT3(図24参照)とすると、T1<(T2-T1)、かつ、T1≦T3である。
以下では、スイッチシステム20Qの動作例について、図24に基づいて説明する。図24において、「半導体スイッチ(Tr1)」は、半導体スイッチ1(接合型電界効果トランジスタTr1)の制御端子10に入力される第1制御信号の時間変化を示している。図24において、「制御スイッチ(Q1)」は、制御スイッチ33(電界効果トランジスタQ1)へ入力される第2制御信号の時間変化を示している。図24において「Vgs」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたゲート端子G1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vgs」は、半導体スイッチ1の制御端子10と第2主端子12との間の電圧である。図24において、「Vds」は、接合型電界効果トランジスタTr1のソース端子S1を基準としたドレイン端子D1-ソース端子S1間電圧である。したがって、「Vds」は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧である。電圧クランプ素子2は、半導体スイッチ1に並列に接続されているので、電圧クランプ素子2の両端電圧は、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsと同じである。
図24は、例えば、時点t51において負荷回路204に短絡異常が発生して半導体スイッチ1の主電流I1が増加し始めた場合の動作説明図である。
時点t52において第1制御部4から出力される第1制御信号が第1オン信号から第1オフ信号に変化すると、半導体スイッチ1の主電流I1がゼロとなり、電圧クランプ素子2に電流I2が流れる。
その後、時点t53において第2制御部5Qから出力される第2制御信号が第2オフ信号から第2オン信号に変化すると、アクティブクランプ回路3の制御スイッチ33がオンされる。スイッチシステム20Qでは、第1ダイオード31のブレークダウン電圧が電圧クランプ素子2のクランプ電圧より小さいので、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsがアクティブクランプ回路3によってクランプされて、負荷回路204の配線203のインダクタンス成分に蓄えられていたエネルギの一部を半導体スイッチ1で消費する。
その後、時点t52から第2期間T2が経過した時点t54において第2制御部5Qから出力される第2制御信号が第2オン信号から第2オフ信号に変化すると、電圧クランプ素子2に再び電流I2が流れ始めて半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsが電圧クランプ素子2のクランプ電圧にクランプされ、半導体スイッチ1の主電流I1の電流変化率(-dI1/dt)の絶対値が大きくなって主電流I1が急激にゼロまで低下する。スイッチシステム20Qでは、半導体スイッチ1の主電流I1がゼロになると、電圧クランプ素子2の電流I2が減少し始める。
時点t55において電圧クランプ素子2の電流I2がゼロになると、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsはクランプ電圧よりも低い一定電圧となる。
スイッチシステム20Qは、時点t54における半導体スイッチ1の主電流I1の電流値を、時点t52における半導体スイッチ1の主電流I1の電流値よりも小さくできる。これにより、スイッチシステム20Qは、電圧クランプ素子2のクランプ電圧を小さくすることができ、半導体スイッチ1の第1主端子11と第2主端子12との間の電圧Vdsを小さくすることができる。
実施形態18に係るスイッチシステム20Qは、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(実施形態19)
以下、実施形態19に係るスイッチシステム20Rについて、図25に基づいて説明する。
実施形態19に係るスイッチシステム20Rは、実施形態7に係るスイッチシステム20F(図8参照)と略同じであり、NOT回路7Fの代わりにNOT回路7Mを備える点で、スイッチシステム20Fと相違する。また、実施形態19に係るスイッチシステム20Rは、実施形態7に係るスイッチシステム20Fにおける第3駆動回路13を備えていない点で、スイッチシステム20Fと相違する。実施形態19に係るスイッチシステム20Rに関し、実施形態7に係るスイッチシステム20Fと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
NOT回路7Mは、電源71と、ダイオード73と、第3電界効果トランジスタQ3と、を含む。電源71は、直流電源である。ダイオード73は、電界効果トランジスタのゲートとソースとを接続することにより構成されている。ダイオード73は、電源71に直列接続されている。第3電界効果トランジスタQ3は、第3ゲート、第3ドレイン及び第3ソースを有する。第3電界効果トランジスタQ3は、ダイオード73に直列接続されている。第3電界効果トランジスタQ3では、第3ドレインがダイオード73に接続され、第3ソースが第2電界効果トランジスタQ2の第2ソース及び半導体スイッチ1の第2主端子12に接続されている。第3電界効果トランジスタQ3は、接合型電界効果トランジスタであるが、これに限らず、例えば、MOSFETであってもよい。第1制御部4と第3電界効果トランジスタQ3の第3ゲートは、第1制御部4と半導体スイッチ1との間の信号経路に接続されている。
実施形態19に係るスイッチシステム20Rでは、実施形態18に係るスイッチシステム20Qと同様に、第1制御部4が半導体スイッチ1をオン状態とする第1オン信号を出力しており半導体スイッチ1をオフ状態とする第1オフ信号を出力する前に、第2制御部5Eが制御スイッチ33をオフ状態とする第2オフ信号を出力する。スイッチシステム20Rでは、第1制御部4が第1オフ信号を出力してから第1期間の後に第2制御部5Eが制御スイッチ33をオン状態とする第2オン信号を出力する。スイッチシステム20Rでは、第1制御部4が第1オフ信号を出力してから第2期間(遅延回路52により決まる遅延時間)の後に第2制御部5Eが制御スイッチ33をオフ状態とする第2オフ信号を出力する。スイッチシステム20Rでは、第1期間をT1(図24参照)とし、第2期間をT2(図24参照)とし、第1制御部4が第1オフ信号を出力してから電圧クランプ素子2に流れる電流I2がゼロになるまでの第3期間をT3(図24参照)とすると、T1<(T2-T1)、かつ、T1≦T3である。
実施形態19に係るスイッチシステム20Rは、半導体スイッチ1のターンオフのときに半導体スイッチ1にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
(変形例)
上記の実施形態1~19は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態1~19は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
例えば、半導体スイッチ1は、接合型電界効果トランジスタTr1にかぎらず、例えば、MOSFET又はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。
(態様)
以上説明した実施形態1~19等から本明細書には以下の態様が開示されている。
第1の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20J;20K;20O;20P)は、半導体スイッチ(1;1K)と、電圧クランプ素子(2)と、アクティブクランプ回路(3;3A;3O)と、第1制御部(4)と、第2制御部(5;5A;5D;5E)と、を備える。半導体スイッチ(1;1K)は、制御端子(10)、第1主端子(11)及び第2主端子(12)を有する。電圧クランプ素子(2)は、半導体スイッチ(1;1K)と並列に接続されている。アクティブクランプ回路(3;3A;3O)は、半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)と第1主端子(11)との間に接続されている。第1制御部(4)は、半導体スイッチ(1;1K)を制御する。第2制御部(5;5A;5D;5E)は、アクティブクランプ回路(3;3A;3O)を制御する。アクティブクランプ回路(3;3A;3O)は、第1ダイオード(31)と、第2ダイオード(32)と、制御スイッチ(33)と、を含む。第1ダイオード(31)は、第1アノード及び第1カソードを有する。第1ダイオード(31)は、半導体スイッチ(1;1K)の第1主端子(11)と第2主端子(12)との間にかかる電圧によりブレークダウンする。第2ダイオード(32)は、第2アノード及び第2カソードを有する。第2ダイオード(32)では、第2アノードが第1ダイオード(31)の第1アノードに接続されている。制御スイッチ(33)は、第1ダイオード(31)の第1アノードと半導体スイッチ(1)の制御端子(10)との間に接続されている。第2制御部(5;5A;5D;5E)は、制御スイッチ(33)を制御するように構成されている。第1ダイオード(31)のブレークダウン電圧は、電圧クランプ素子(2)のクランプ電圧より小さい。
第1の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20J;20K;20O;20P)は、半導体スイッチ(1;1K)のターンオフのときに半導体スイッチ(1;1K)にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
第2の態様に係るスイッチシステム(20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G)では、第1の態様において、制御スイッチ(33)は、第1ゲート、第1ドレイン及び第1ソースを有する第1電界効果トランジスタ(Q1)である。アクティブクランプ回路(3A)は、第2電界効果トランジスタ(Q2)を更に含む。第2電界効果トランジスタ(Q2)は、第2ゲート、第2ドレイン及び第2ソースを有する。第2電界効果トランジスタ(Q2)は、第1電界効果トランジスタ(Q1)の第1ゲートと半導体スイッチ(1;1K)の第2主端子(12)との間に接続されている。第2制御部(5A;5D;5E)は、第2電界効果トランジスタ(Q2)を制御する。
第2の態様に係るスイッチシステム(20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G)は、第2制御部(5A;5D;5E)が第2電界効果トランジスタ(Q2)をオンさせることにより、第1電界効果トランジスタ(Q1)をオフさせることができる。
第3の態様に係るスイッチシステム(20B)は、第2の態様において、遅延回路(6)を更に備える。遅延回路(6)は、第2制御部(5A)と第1電界効果トランジスタ(Q1)の第1ゲートとの間の信号経路と、第2電界効果トランジスタ(Q2)の第2ゲートと、の間に接続されている。
第3の態様に係るスイッチシステム(20B)は、第2制御部(5A)が第1電界効果トランジスタ(Q1)をオンさせる制御する信号を出力することにより第1電界効果トランジスタ(Q1)をオンさせ、遅延回路(6)の遅延時間の経過後に第2電界効果トランジスタ(Q2)がオンすることで第1電界効果トランジスタ(Q1)がオフする。よって、第3の態様に係るスイッチシステム(20B)は、第1電界効果トランジスタ(Q1)の導通時間を遅延回路(6)の遅延時間により決めることができる。また、第3の態様に係るスイッチシステム(20B)は、1つの第2制御部(5A)によって第1電界効果トランジスタ(Q1)と第2電界効果トランジスタ(Q2)とを制御することが可能となる。
第4の態様に係るスイッチシステム(20C;20D;20E;20F;20G)は、第2の態様において、NOT回路(7;7F;7G)を更に備える。NOT回路(7;7F;7G)は、第1制御部(4)と半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)との間の信号経路と、第1電界効果トランジスタ(Q1)の第1ゲートと、の間に接続されている。第2電界効果トランジスタ(Q2)の第2ゲートには、第2制御部(5A;5D;5E)が接続されている。
第4の態様に係るスイッチシステム(20C;20D;20E;20F;20G)は、第1制御部(4)によって半導体スイッチ(1;1K)と第1電界効果トランジスタ(Q1)とを制御することが可能となる。
第5の態様に係るスイッチシステム(20D;20E;20F;20G)では、第4の態様において、第2制御部(5D)は、遅延回路(52)を含む。遅延回路(52)は、NOT回路(7;7F;7G)の出力端子と第2電界効果トランジスタ(Q2)の第2ゲートとの間に接続されている。
第5の態様に係るスイッチシステム(20D;20E;20F;20G)は、第2制御部(5D;5E)を第1制御部(4)から出力する制御信号を第2制御部(5D;5E)において利用できるので、低コスト化を図ることが可能となる。
第6の態様に係るスイッチシステム(20E;20F;20G)は、第5の態様において、第1駆動回路(8)を更に備える。第1駆動回路(8)は、第1ゲート抵抗(Rg1)を有する。第1ゲート抵抗(Rg1)は、NOT回路(7;7F;7G)の出力端子と第1電界効果トランジスタ(Q1)の第1ゲートとの間に接続されている。遅延回路(52)は、第2ゲート抵抗(Rg2)と、キャパシタ(C2)と、を有する第2駆動回路(9)で構成されている。第2ゲート抵抗(Rg2)は、NOT回路(7;7F;7G)の出力端子と第2電界効果トランジスタ(Q2)の第2ゲートとの間に接続されている。キャパシタ(C2)は、第2電界効果トランジスタ(Q2)の第2ゲートと第2ソースとの間に接続されている。
第6の態様に係るスイッチシステム(20E;20F;20G)は、遅延回路(52)を第2ゲート抵抗(Rg2)とキャパシタ(C2)とで構成できるので、遅延回路(52)の低コスト化を図れる。
第7の態様に係るスイッチシステム(20F)は、第6の態様において、第3駆動回路(13)を更に備える。第3駆動回路(13)は、第1制御部(4)と半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)との間に接続されている。NOT回路(7)は、電源(71)と、抵抗(72)と、第3電界効果トランジスタ(Q3)と、第4駆動回路(74)と、を含む。抵抗(72)は、電源(71)に直列接続されている。第3電界効果トランジスタ(Q3)は、第3ゲート、第3ドレイン及び第3ソースを有する。第3電界効果トランジスタ(Q3)は、抵抗(72)に直列接続されている。第4駆動回路(74)は、第1制御部(4)と第3電界効果トランジスタ(Q3)の第3ゲートとの間に接続されている。
第8の態様に係るスイッチシステム(20G)では、第6の態様において、第3駆動回路(13G)を更に備える。第3駆動回路(13G)は、第1制御部(4)と半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)との間に接続されている。NOT回路(7G)は、電源(71)と、抵抗(72)と、第3電界効果トランジスタ(Q3)と、を含む。抵抗(72)は、電源(71)に直列接続されている。第3電界効果トランジスタ(Q3)は、第3ゲート、第3ドレイン及び第3ソースを有する。第3電界効果トランジスタ(Q3)は、抵抗(72)に直列接続されている。第3駆動回路(13G)は、半導体スイッチ(1;1K)をターンオンさせる第1経路(131)と、半導体スイッチ(1;1K)をターンオフさせる第2経路(132)と、を有する。第1経路(131)は、第3ダイオード(133)と、第3ゲート抵抗(Rg3)と、を含む。第3ダイオード(133)は、第3アノード及び第3カソードを有する。第3ダイオード(133)では、第3カソードが半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)に接続されている。第3ゲート抵抗(Rg3)は、第3ダイオード(133)に直列に接続されている。第2経路(132)は、第3ゲート抵抗(Rg3)よりも抵抗値の小さな抵抗(134)を含む。抵抗(134)は、第1制御部(4)と半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)との間に接続されている。スイッチシステム(20G)では、半導体スイッチ(1;1K)がオフするよりも先にアクティブクランプ回路(3A)の第1電界効果トランジスタ(Q1)がオンする。
第8の態様に係るスイッチシステム(20G)は、半導体スイッチ(1;1K)がGaN系GITの場合、半導体スイッチ(1;1K)をオンさせるときに第1経路(131)が利用されるので、ゲート電圧の低下を抑制することができる。また、スイッチシステム(20G)は、半導体スイッチ(1;1K)をオフさせるときに第2経路(132)が利用されるので、アクティブクランプ回路(3A)の制御スイッチ(33)がオンするよりも先に半導体スイッチ(1;1K)がターンオフすることを抑制することが可能となる。
第9の態様に係るスイッチシステム(20H)は、半導体スイッチ(1;1K)と、電圧クランプ素子(2)と、アクティブクランプ回路(3H)と、第1制御部(4)と、第2制御部(5H)と、を備える。半導体スイッチ(1;1K)は、制御端子(10)、第1主端子(11)及び第2主端子(12)を有する。電圧クランプ素子(2)は、半導体スイッチ(1;1K)と並列に接続されている。アクティブクランプ回路(3H)は、半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)と第1主端子(11)との間に接続されている。第1制御部(4)は、半導体スイッチ(1;1K)を制御する。第2制御部(5H)は、アクティブクランプ回路(3H)を制御する。アクティブクランプ回路(3H)は、第1ダイオード(31)と、第2ダイオード(32)と、制御スイッチ(33H)と、を含む。第1ダイオード(31)は、第1アノード及び第1カソードを有する。第1ダイオード(31)は、半導体スイッチ(1;1K)の第1主端子(11)と第2主端子(12)との間にかかる電圧によりブレークダウンする。第2ダイオード(32)は、第2アノード及び第2カソードを有する。第2ダイオード(32)では、第2アノードが第1ダイオード(31)の第1アノードに接続されている。制御スイッチ(33H)は、第1ダイオード(31)の第1アノードと半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)との間に接続されている。制御スイッチ(33H)は、ベース、コレクタ及びエミッタを有するpnpトランジスタ(Qp1)である。pnpトランジスタ(Qp1)では、エミッタが第2ダイオード(32)の第2カソードに接続され、コレクタが半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)に接続されている。第2制御部(5H)は、第1抵抗(R1)と、第2抵抗(R2)と、電界効果トランジスタ(Q4)と、遅延回路(54)と、を含む。第1抵抗(R1)は、pnpトランジスタ(Qp1)のベースとエミッタとの間に接続されている。第2抵抗(R2)は、pnpトランジスタ(Qp1)のベースに接続されており、第1抵抗(R1)に直列に接続されている。電界効果トランジスタ(Q4)は、ゲート、ドレイン及びソースを有する。電界効果トランジスタ(Q4)は、第2抵抗(R2)と半導体スイッチ(1;1K)の第2主端子(12)との間に接続されている。遅延回路(54)は、第1制御部(4)と電界効果トランジスタ(Q4)のゲートとの間に接続されている。遅延回路(54)は、ゲート抵抗(Rg4)と、キャパシタ(C4)と、を含む。ゲート抵抗(Rg4)は、第1制御部(4)と電界効果トランジスタ(Q4)のゲートとの間に接続されている。キャパシタ(C4)は、電界効果トランジスタ(Q4)のゲートとソースとの間に接続されている。第1ダイオード(31)のブレークダウン電圧は、電圧クランプ素子(2)のクランプ電圧より小さい。
第9の態様に係るスイッチシステム(20H)は、半導体スイッチ(1;1K)のターンオフのときに半導体スイッチ(1;1K)にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
第10の態様に係るスイッチシステム(20I)は、半導体スイッチ(1;1K)と、電圧クランプ素子(2I)と、アクティブクランプ回路(3I)と、第1制御部(4)と、第2制御部(5I)と、を備える。半導体スイッチ(1;1K)は、制御端子(10)、第1主端子(11)及び第2主端子(12)を有する。電圧クランプ素子(2I)は、半導体スイッチ(1;1K)と並列に接続されている。アクティブクランプ回路(3I)は、半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)と第1主端子(11)との間に接続されている。第1制御部(4)は、半導体スイッチ(1;1K)を制御する。第2制御部(5I)は、アクティブクランプ回路(3I)を制御する。アクティブクランプ回路(3I)は、第1ダイオード(31)と、第2ダイオード(32)と、制御スイッチ(33)と、を含む。第1ダイオード(31)は、第1アノード及び第1カソードを有する。第1ダイオード(31)は、半導体スイッチ(1;1K)の第1主端子(11)と第2主端子(12)との間にかかる電圧によりブレークダウンする。第2ダイオード(32)は、第2アノード及び第2カソードを有する。第2ダイオード(32)では、第2カソードが第1ダイオード(31)の第1カソードに接続されている。制御スイッチ(33)は、第1ダイオード(31)の第1アノードと半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)との間に接続されている。制御スイッチ(33)は、ゲート、ドレイン及びソースを有する電界効果トランジスタ(Q1)である。電界効果トランジスタ(Q1)では、ドレインが第1ダイオード(31)の第1アノードに接続され、ソースが半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)に接続されている。第2制御部(5I)は、キャパシタ(55)と、ツェナダイオード(56)と、を含む。キャパシタ(55)は、第1端子及び第2端子を有する。キャパシタ(55)では、第1端子が電界効果トランジスタ(Q1)のゲートに接続され、第2端子が第1ダイオード(31)の第1カソードと第2ダイオード(32)の第2カソードとに接続されている。ツェナダイオード(56)は、第3アノード及び第3カソードを有する。ツェナダイオード(56)では、第3カソードがキャパシタ(55)の第1端子と電界効果トランジスタ(Q1)のゲートとに接続され、第3アノードが電界効果トランジスタ(Q1)のソースに接続されている。
第10の態様に係るスイッチシステム(20I)は、半導体スイッチ(1;1K)のターンオフのときに半導体スイッチ(1;1K)にかかるサージ電圧を抑制することが可能となる。
第11の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20I;20J)は、第1~10の態様のいずれか一つにおいて、検知回路(14)と、スイッチ素子(15)と、を更に備える。検知回路(14)は、半導体スイッチ(1)の制御端子(10)と第2主端子(12)との間に接続されている。検知回路(14)は、半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)と第2主端子(12)との間の電圧を検知する。スイッチ素子(15)は、半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)と第2主端子(12)との間に接続されている。スイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20I;20J)では、検知回路(14)による検知電圧が閾値電圧(Vth)を超えたときにスイッチ素子(15)がオンする。
第11の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20I;20J)は、スイッチ素子(15)がオンすることで半導体スイッチ(1;1K)がオフするので、半導体スイッチ(1;1K)の制御端子(10)と第2主端子(12)との間の電圧上昇によって半導体スイッチ(1;1K)の特性が劣化するのを抑制することが可能となる。
第12の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20I;20J)では、第11の態様において、半導体スイッチ(1)は、接合型電界効果トランジスタ(Tr1)である。閾値電圧(Vth)は、接合型電界効果トランジスタ(Tr1)のゲート電圧(Vgs)に関して接合型電界効果トランジスタTr1のオン状態のゲート電圧(Vg1)より大きく、第1制御部(4)の有する直流電源の出力電圧より小さい。
第12の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20I;20J)は、アクティブクランプ回路(3;3A)のクランプ動作中の接合型電界効果トランジスタ(Tr1)のゲート電圧(Vgs)の上昇による半導体スイッチ(1)の特性劣化を抑制することが可能となる。
第13の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20I;20J;20K)では、第1~12の態様のいずれか一つにおいて、半導体スイッチ(1K)は、互いに並列接続された複数の電界効果トランジスタ(Tr2)により構成されている。複数の電界効果トランジスタ(Tr2)の各々は、ゲート、ドレイン及びソースを有する。半導体スイッチ(1K)では、第1主端子(11)が複数の電界効果トランジスタ(Tr2)の複数のドレインに接続され、第2主端子(12)が複数の電界効果トランジスタ(Tr2)の複数のソースに接続されている。スイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20I;20J;20K)は、複数のゲート抵抗(R20)を更に備える。複数のゲート抵抗(R20)は、複数のゲートに一対一に対応し、第1制御部(4)と複数のゲートとの間に接続されている。複数のゲート抵抗(R20)は、アクティブクランプ回路(3;3A)に接続されている。
第13の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20I;20J;20K)は、半導体スイッチ(1K)の許容電流の電流値を大きくすることが可能となる。
第14の態様に係るスイッチシステム(20L)では、第1~13の態様のいずれか一つにおいて、半導体スイッチ(1L)は、第1スイッチ素子(101)と、第2スイッチ素子(102)と、を含む。第1スイッチ素子(101)は、第1ゲート端子(G11)、第1ドレイン端子(D11)及び第1ソース端子(S11)を有する。第2スイッチ素子(102)は、第2ゲート端子(G12)、第2ドレイン端子(D12)及び第2ソース端子(S12)を有する。第2スイッチ素子(102)は、第1スイッチ素子(101)に直列接続されている。半導体スイッチ(1L)では、第1スイッチ素子(101)の第1ドレイン端子(D11)と第2スイッチ素子(102)の第2ドレイン端子(D12)とが接続されている。半導体スイッチ(1L)は、制御端子、第1主端子及び第2主端子のセットを2つ含んでいる。2つのセットのうち一方のセットでは、制御端子、第1主端子及び第2主端子が、それぞれ、第1ゲート端子(G11)、第2ソース端子(S12)及び第1ソース端子(S11)であり、2つのセットのうち他方のセットでは、制御端子、第1主端子及び第2主端子が、それぞれ、第2ゲート端子(G12)、第1ソース端子(S11)及び第2ソース端子(S12)である。スイッチシステム(20L)は、アクティブクランプ回路(3A)を2つ備える。スイッチシステム(20L)では、2つのアクティブクランプ回路(3A)のうち1つのアクティブクランプ回路(3A)が第1ゲート端子(G11)と第2ソース端子(S12)との間に接続され、残りの1つのアクティブクランプ回路(3A)が第2ゲート端子(G12)と第1ソース端子(S11)との間に接続されている。
第14の態様に係るスイッチシステム(20L)は、交流電源を含む負荷回路(204)に対して適用することができる。
第15の態様に係るスイッチシステム(20M)は、第1~13の態様のいずれか一つにおいて、半導体スイッチ(1)を2つ備え、電圧クランプ素子(2)を2つ備え、アクティブクランプ回路(3A)を2つ備える。2つの半導体スイッチ(1)の各々では、制御端子(10)、第1主端子(11)及び第2主端子(12)が、それぞれ、ゲート端子(G1)、ドレイン端子(D1)及びソース端子(S1)である。スイッチシステム(20M)では、2つの半導体スイッチ(1)が2つのソース端子(S1)同士を接続することで直列接続されている。2つの電圧クランプ素子(2)は、2つの半導体スイッチ(1)に一対一に対応し、対応する半導体スイッチ(1)に並列に接続されている。2つのアクティブクランプ回路(3A)は、2つの半導体スイッチ(1)に一対一に対応し、対応する半導体スイッチ(1)のゲート端子(G1)とドレイン端子(D1)との間に接続されている。
第15の態様に係るスイッチシステム(20M)は、交流電源を含む負荷回路(204)に対して適用することができる。
第16の態様に係るスイッチシステム(20N)では、第1~13の態様のいずれか一つにおいて、半導体スイッチ(1N)は、第1ゲート端子(G11)と、第1ゲート端子(G11)に対応する第1ソース端子(S11)と、第2ゲート端子(G12)と、第2ゲート端子(G12)に対応する第2ソース端子(S12)と、を有するデュアルゲート型の双方向スイッチである。半導体スイッチ(1N)は、制御端子、第1主端子及び第2主端子のセットを2つ含んでいる。2つのセットのうち一方のセットでは、制御端子、第1主端子及び第2主端子が、それぞれ、第1ゲート端子(G11)、第2ソース端子(S12)及び第1ソース端子(S11)である。2つのセットのうち他方のセットでは、制御端子、第1主端子及び第2主端子が、それぞれ、第2ゲート端子(G12)、第1ソース端子(S11)及び第2ソース端子(S12)である。スイッチシステム(20N)は、アクティブクランプ回路(3A)を2つ備える。スイッチシステム(20N)では、2つのアクティブクランプ回路(3A)のうち1つのアクティブクランプ回路(3A)が第1ゲート端子(G11)と第2ソース端子(S12)との間に接続され、残りの1つのアクティブクランプ回路(3A)が第2ゲート端子(G12)と第1ソース端子(S11)との間に接続されている。
第16の態様に係るスイッチシステム(20N)は、交流電源を含む負荷回路(204)に対して適用することができる。
第17の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20J;20K;20L;20M;20N;20O;20P;20Q;20R)は、第1~16の態様のいずれか一つにおいて、電流検知部(16)を更に備える。電流検知部(16)は、半導体スイッチ(1;1K;1L;1N)の第2主端子(12)に流れる電流を検知する。第2制御部(5;5A;5H;5E)は、電流検知部(16)の出力に応じて制御スイッチ(33;33H)の導通時間を変える。
第17の態様に係るスイッチシステム(20;20A;20B;20C;20D;20E;20F;20G;20H;20J;20K;20L;20M;20N;20O;20P;20Q;20R)は、電圧クランプ素子(2)に過大な電流が流れて電圧クランプ素子(2)の性能が劣化するのを抑制することが可能となる。
第18の態様に係るスイッチシステム(20P)は、第2の態様において、電流検知部(16P)を更に備える。第2制御部(5P)は、第3電界効果トランジスタ(Q13)を含む。電流検知部(16P)は、半導体スイッチ(1)の第2主端子(12)に流れる電流を検知する。第3電界効果トランジスタ(Q13)は、第3ゲート、第3ドレイン及び第3ソースを有する。電流検知部(16P)は、検知用抵抗(161)と、積分回路(162)と、を含む。検知用抵抗(161)は、半導体スイッチ(1)の第2主端子(12)に接続され半導体スイッチ(1)に直列接続されている。積分回路(162)は、検知用抵抗(161)の両端の電圧を積分する。スイッチシステム(20P)では、第2電界効果トランジスタ(Q2)の第2ゲートが積分回路(162)の出力端子に接続されている。スイッチシステム(20P)では、第3電界効果トランジスタ(Q13)の第3ドレインが積分回路(162)の出力端子に接続されている。スイッチシステム(20P)では、第3電界効果トランジスタ(Q13)の第3ゲートが第1制御部(4)と半導体スイッチ(1)の制御端子(10)との間の信号経路に接続されている。
第18の態様に係るスイッチシステム(20P)は、半導体スイッチ(1)の第2主端子(12)に流れた電流量に応じて第2電界効果トランジスタ(Q2)がオンするタイミングが変わり、第1電界効果トランジスタ(Q1)の通電時間が変わる。
第19の態様に係るスイッチシステム(20)では、第1の態様において、第1制御部(4)が半導体スイッチ(1)をオン状態とする第1オン信号を出力しており半導体スイッチ(1)をオフ状態とする第1オフ信号を出力する前に、第2制御部(5)が制御スイッチ(33)をオン状態とする第2オン信号を出力する。スイッチシステム(20)では、第1制御部(4)が第1オフ信号を出力してから一定期間(T0)後に、第2制御部(5)が制御スイッチ(33)をオフ状態とする第2オフ信号を出力する。
第20の態様に係るスイッチシステム(20Q;20R)では、第1の態様において、第1制御部(4)が半導体スイッチ(1)をオン状態とする第1オン信号を出力しており半導体スイッチ(1)をオフ状態とする第1オフ信号を出力する前に、第2制御部(5Q;5E)が制御スイッチ(33)をオフ状態とする第2オフ信号を出力する。スイッチシステム(20Q;20R)では、第1制御部(4)が第1オフ信号を出力してから第1期間の後に第2制御部(5)が制御スイッチ(33)をオン状態とする第2オン信号を出力する。スイッチシステム(20Q;20R)では、第1制御部(4)が第1オフ信号を出力してから第2期間の後に第2制御部(5Q;5E)が制御スイッチ(33)をオフ状態とする第2オフ信号を出力する。スイッチシステム(20Q;20R)では、第1期間をT1とし、第2期間をT2とし、第1制御部4が第1オフ信号を出力してから電圧クランプ素子(2)に流れる電流(I2)がゼロになるまでの第3期間をT3とすると、T1<(T2-T1)、かつ、T1≦T3である。