本開示は、構造式I:
〔式中、
Xは、
(1)=C(R4)-、及び、
(2)=N-
の群から独立して選択され;
R1は、
(1)-C3-12シクロアルキル、
(2)-C3-12シクロアルケニル、
(3)-C2-11シクロヘテロアルキル、
(4)-C2-11シクロヘテロアルケニル、
(5)アリール、
(6)ヘテロアリール、
(7)-C1-6アルキル、
(8)-C1-6アルキル-OH、
(9)-C1-6アルキル-C3-12シクロアルキル、
(10)-C1-6アルキル-C3-12シクロアルケニル、
(11)-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルキル、
(12)-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルケニル、
(13)-C1-6アルキル-アリール、及び、
(14)-C1-6アルキル-ヘテロアリール
の群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されており;
R2は、
(1)水素、
(2)CN、
(3)-CF3、
(4)-CHF2、
(5)-C1-6アルキル、及び、
(6)ハロゲン
の群から選択され、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から5の置換基で置換されており;
R3は、
(1)アリール、及び、
(2)ヘテロアリール
の群から選択され、ここで、アリール及びヘテロアリールは、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されており;
R4は、
(1)水素、
(2)CN、
(3)-C1-6アルキル、
(4)-O-C1-6アルキル、及び、
(5)ハロゲン
の群から選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Rdから選択される1から5の置換基で置換されており;
R5は、
(1)水素、
(2)CN、
(3)-C1-6アルキル、
(4)-O-C1-6アルキル、及び、
(5)ハロゲン
の群から選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Reから選択される1から5の置換基で置換されており;
各Raは、
(1)CN、
(2)オキソ、
(3)-OH、
(4)ハロゲン、
(5)-C1-6アルキル、
(6)-C1-6アルキル-OH、
(7)-O-C1-6アルキル、
(8)-C3-6シクロアルキル、
(9)-C2-6シクロヘテロアルキル、
(10)アリール、
(11)ヘテロアリール、
(12)-C(O)C1-6アルキル、
(13)-C(O)C3-6シクロアルキル、
(14)-C1-6アルキル-アリール、
(15)-C1-6アルキル-ヘテロアリール、
(16)-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、
(17)-C1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキル、
(18)-(CH2)p-O-C1-6アルキル、
(19)-(CH2)p-O-C3-6シクロアルキル、
(20)-(CH2)p-O-C2-6シクロヘテロアルキル、
(21)-(CH2)p-O-アリール、
(22)-(CH2)p-O-ヘテロアリール、
(23)-(CH2)p-S(O)rRf、及び、
(24)-N(Rg)2
の群から独立して選択され、ここで、各Raは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されており;
各Rbは、
(1)CF3、
(2)ハロゲン、
(3)-C1-6アルキル、及び、
(4)-C3-6シクロアルキル
の群から独立して選択され;
各Rcは、
(1)CN、
(2)-OH、
(3)オキソ、
(4)ハロゲン、
(5)-C1-6アルキル、
(6)-O-C1-6アルキル、
(7)-C3-6シクロアルキル、
(8)-C2-6シクロヘテロアルキル、
(9)アリール、
(10)ヘテロアリール、
(11)-C1-6アルキル-アリール、
(12)-C1-6アルキル-ヘテロアリール、
(13)-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、
(14)-C1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキル、
(15)-(CH2)q-O-C1-6アルキル、
(16)-(CH2)q-O-C3-6シクロアルキル、
(17)-(CH2)q-O-C2-6シクロヘテロアルキル、
(18)-(CH2)q-O-アリール、
(19)-(CH2)q-O-ヘテロアリール、
(20)-OC1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、
(21)-OC1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキル、
(22)-OC1-6アルキル-アリール、
(23)-OC1-6アルキル-ヘテロアリール、
(24)-(CH2)q-S(O)rRh、
(25)-N(Ri)2、
(26)-C(O)Rj、及び、
(27)-C(O)NRi
の群から独立して選択され、ここで、各Rcは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されており;
各Rdは、
(1)水素、
(2)OH、
(3)ハロゲン、及び、
(4)-C1-6アルキル
の群から独立して選択され;
各Reは、
(1)水素、
(2)OH、
(3)ハロゲン、及び、
(4)-C1-6アルキル
の群から独立して選択され;
各Rfは、
(1)水素、
(2)-C1-6アルキル、
(3)-C3-6シクロアルキル、及び、
(4)-C2-6シクロヘテロアルキル
の群から独立して選択され;
各Rgは、
(1)水素、
(2)-C1-6アルキル、
(3)-C3-6シクロアルキル、
(4)-C2-6シクロヘテロアルキル、
(5)アリール、
(6)ヘテロアリール、
(7)-C(O)C1-6アルキル、及び、
(8)-S(O)rRf
の群から独立して選択され、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、CF3、ハロゲン、OH及び-OC1-6アルキルから選択される1から3の置換基で置換されることができ;
各Rhは、
(1)水素、
(2)-C1-6アルキル、
(3)-C3-6シクロアルキル、及び、
(4)-C2-6シクロヘテロアルキル
の群から独立して選択され;
各Riは、
(1)水素、
(2)-C1-6アルキル、
(3)-C3-6シクロアルキル、及び、
(4)-C2-6シクロヘテロアルキル
の群から独立して選択され;
各Rjは、
(1)OH、
(2)-C1-6アルキル、
(3)-C3-6シクロアルキル、及び、
(4)-C2-6シクロヘテロアルキル
の群から独立して選択され、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、CF3、ハロゲン、OH及び-OC1-6アルキルから選択される1から3の置換基で置換されることができ;
pは、0、1、2、3、4、5又は6であり;
qは、0、1、2、3、4、5又は6であり;及び、
rは、1又は2である〕
で表される新規化合物並びにその薬学的に許容される塩、水和物及び溶媒和物に関する。
本開示は、多くの実施形態を有しており、それらは、以下で要約されている。本開示は、示されている化合物を包含し、並びに、さらに、該化合物の個々のジアステレオ異性体、エナンチオマー及びエピマーも包含し、並びに、それらのジアステレオ異性体及び/又はエナンチオマーの混合物(これは、ラセミ混合物を包含する)も包含する。
本発明の別の実施態様では、Xは、=C(R4)-及び=N-の群から独立して選択される。この実施形態の一クラスでは、Xは、=C(R4)-である。この実施形態の別のクラスでは、Xは、=N-である。
一実施形態では、R1は、-C3-12シクロアルキル、-C3-12シクロアルケニル、-C2-11シクロヘテロアルキル、-C2-11シクロヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-C1-6アルキル-C3-12シクロアルキル、-C1-6アルキル-C3-12シクロアルケニル、-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルキル、-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルケニル、-C1-6アルキル-アリール及び-C1-6アルキル-ヘテロアリールの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R1は、-C3-12シクロアルキル、-C2-11シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-C1-6アルキル-C3-12シクロアルキル、-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルキル、-C1-6アルキル-アリール及び-C1-6アルキル-ヘテロアリールの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R1は、-C3-12シクロアルキル、-C2-11シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-C1-6アルキル-C3-12シクロアルキル及び-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルキルの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R1は、-C3-12シクロアルキル、-C2-11シクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-C1-6アルキル-C3-12シクロアルキル及び-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルキルの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R1は、-C3-12シクロアルキル、-C2-11シクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、-C1-6アルキル-OH、-C1-6アルキル-C3-12シクロアルキル及び-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルキルの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R1は、-C3-12シクロアルキル、-C2-11シクロヘテロアルキル、-C1-6アルキル-C3-12シクロアルキル及び-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルキルの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R1は、-C3-12シクロアルキル及び-C2-11シクロヘテロアルキルの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R1は、ビシクロ[3.1.1]ヘプタン、ピペリジン、8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン及びオクタヒドロインドリジンの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R1は、-C3-12シクロアルキルであり、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R1は、ビシクロ[3.1.1]ヘプタンであり、ここで、ビシクロ[3.1.1]ヘプタンは、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R1は、C2-11シクロヘテロアルキルであり、ここで、シクロヘテロアルキルは、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R1は、ピペリジンであり、ここで、ピペリジンは、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の別のクラスでは、R1は、ピペリジン、8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン及びオクタヒドロインドリジンの群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R2は、水素、CN、-CF3、-CHF2、-C1-6アルキル及びハロゲンの群から選択され、ここで、R2は、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から5の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R2は、水素及び-C1-6アルキルの群から選択され、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から5の置換基で置換されている。このクラスの一サブクラスでは、R2は水素又は-CH3であり、ここで、-CH3は、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から3の置換基で置換されている。この実施形態の別のクラスでは、R2は、-C1-6アルキルであり、ここで、R2は、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から5の置換基で置換されている。このクラスの一サブクラスでは、R2は、-CH3であり、ここで、R2は、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から3の置換基で置換されている。この実施形態の別のクラスでは、R2は、水素である。
本発明の別の実施形態では、R3は、アリール及びヘテロアリールの群から選択され、ここで、R3は、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R3は、フェニル、ベンゾチオフェン及びインダンの群から選択され、ここでR3は、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R3は、ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R3は、ベンゾチオフェンであり、ここで、R3は、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されている。
別の実施形態では、R3は、アリールであり、ここで、アリールは、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R3は、フェニル又はインダンであり、ここで、R3は、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されている。この実施形態の別のクラスでは、R3は、フェニルであり、ここで、フェニルは、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されている。この実施形態の別のクラスでは、R3は、インダンであり、ここで、インダンは、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R4は、水素、CN、-C1-6アルキル、-O-C1-6アルキル及びハロゲンの群から選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Rdから選択される1から5の置換基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R4は、水素又は-C1-6アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Rdから選択される1から5の置換基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R4は、-C1-6アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Rdから選択される1から5の置換基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R4は、水素である。
本発明の別の実施形態では、R5は、水素、CN、-C1-6アルキル、-O-C1-6アルキル及びハロゲンの群から選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Reから選択される1から5の置換基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R5は、水素、CN、-C1-6アルキル、-O-C1-6アルキル及びハロゲンの群から選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Reから選択される1から5の置換基で置換されている。
本発明の別の実施形態では、R5は、水素又は-C1-6アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Reから選択される1から5の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R5は、水素又は-CH3である。
本発明の別の実施形態では、R5は、-C1-6アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Reから選択される1から5の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、R5は、-CH3である。
本発明の別の実施形態では、R5は、水素である。
別の実施形態では、各Raは、CN、オキソ、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C(O)C1-6アルキル、-C(O)C3-6シクロアルキル、-C1-6アルキル-アリール、-C1-6アルキル-ヘテロアリール、-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、-C1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキル、-(CH2)p-O-C1-6アルキル、-(CH2)p-O-C3-6シクロアルキル、-(CH2)p-O-C2-6シクロヘテロアルキル、-(CH2)p-O-アリール、-(CH2)p-O-ヘテロアリール、-(CH2)p-S(O)rRf及び-N(Rg)2の群から独立して選択され、ここで、各Raは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Raは、CN、オキソ、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1-6アルキル-アリール、-C1-6アルキル-ヘテロアリール、-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、-C1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキル、-(CH2)p-S(O)rRf及び-N(Rg)2の群から独立して選択され、ここで、各Raは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Raは、CN、オキソ、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、-C1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキル、-(CH2)p-S(O)rRf及び-N(Rg)2の群から独立して選択され、ここで、各CH2、アルキル、シクロアルキル及びシクロヘテロアルキルは、独立して、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Raは、CN、オキソ、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、-C1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキル、-(CH2)p-S(O)rRf及び-N(Rg)2の群から独立して選択され、ここで、各CH2、アルキル、シクロアルキル及びシクロヘテロアルキルは、独立して、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Raは、CN、オキソ、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル及び-C1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキルの群から独立して選択され、ここで、各CH2、アルキル、シクロアルキル及びシクロヘテロアルキルは、独立して、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Raは、CN、オキソ、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、-(CH2)p-S(O)rRf及び-N(Rg)2の群から独立して選択され、ここで、各CH2、アルキル及びシクロアルキルは、独立して、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Raは、CN、オキソ、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル、-C1-6アルキル-OH、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル及び-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキルの群から独立して選択され、ここで、各CH2、アルキル及びシクロアルキルは、独立して、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Raは、-OH、-C1-6アルキル及び-C3-6シクロアルキルの群から独立して選択され、ここで、各アルキル及びシクロアルキルは、独立して、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、各Raは、-OH、-CH3、-CD3、-CH2CH3、-CH(CH3)2及びシクロブチルの群から独立して選択される。この実施形態の別のクラスでは、各Raは、-OH、-CH3、-CH2CH3、-CH(CH3)2及びシクロブチルの群から独立して選択される。この実施形態の別のクラスでは、各Raは、-OH、-CH3、-CD3、-CH2CH3及び-CH(CH3)2の群から独立して選択される。この実施形態の別のクラスでは、各Raは、-OH、-CH3、-CH2CH3及び-CH(CH3)2の群から独立して選択される。
別の実施形態では、各Raは、-OH又は-C1-6アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、各Raは、-OH、-CH3及び-CH2CH3の群から独立して選択される。
別の実施形態では、各Raは、-OHである。
別の実施形態では、各Raは、-C1-6アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、OH、C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、各Raは、-CH3又は-CH2CH3である。
本発明の別の実施形態では、各Rbは、CF3、ハロゲン、-C1-6アルキル及び-C3-6シクロアルキルの群から独立して選択される。この実施形態の一クラスでは、各Rbは、CF3、ハロゲン及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。この実施形態の別のクラスでは、各Rbは、CF3である。この実施形態の別のクラスでは、各Rbは、ハロゲンである。この実施形態の別のクラスでは、各Rbは、-C1-6アルキルである。
本発明の別の実施形態では、各Rcは、CN、-OH、オキソ、ハロゲン、-C1-6アルキル、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1-6アルキル-アリール、-C1-6アルキル-ヘテロアリール、-C1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、-C1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアリール、-(CH2)q-O-C1-6アルキル、-(CH2)q-O-C3-6シクロアルキル、-(CH2)q-O-C2-6シクロヘテロアリール、-(CH2)q-O-アリール、-(CH2)q-O-ヘテロアリール、-OC1-6アルキル-C3-6シクロアルキル、-OC1-6アルキル-C2-6シクロヘテロアルキル、-OC1-6アルキル-アリール、-OC1-6アルキル-ヘテロアリール、-(CH2)q-S(O)rRh、-N(Ri)2、-C(O)Rj及び-C(O)NRiの群から独立して選択され、ここで、各Rcは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Rcは、CN、-OH、オキソ、ハロゲン、-C1-6アルキル、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-(CH2)q-S(O)rRh、-N(Ri)2、-C(O)Rj及び-C(O)NRiの群から独立して選択され、ここで、各Rcは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Rcは、CN、-OH、オキソ、ハロゲン、-C1-6アルキル、-O-C1-6アルキル、-(CH2)q-S(O)rRh、-N(Ri)2、-C(O)Rj及び-C(O)NRiの群から独立して選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。
別の実施形態では、各Rcは、CN、-OH、オキソ、ハロゲン、-C1-6アルキル、-O-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル及び-N(Ri)2の群から独立して選択され、ここで、各Rcは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、各Rcは、-OH、Cl、F、-CH3、-CF3、-OCHF2、シクロプロピル及びNH2の群から独立して選択される。この実施形態の別のクラスでは、各Rcは、-OH、Cl、-CH3、-CF3及び-OCHF2の群から独立して選択される。
別の実施形態では、各Rcは、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル及び-N(Ri)2の群から独立して選択され、ここで、各Rcは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、各Rcは、-OH、Cl、F、-CH3、-CF3、-OCHF2、シクロプロピル及びNH2の群から独立して選択される。この実施形態の別のクラスでは、各Rcは、-OH、Cl、-CH3、-CF3及び-OCHF2の群から独立して選択される。
別の実施形態では、各Rcは、-OH、ハロゲン、-C1-6アルキル及び-O-C1-6アルキルの群から独立して選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、各Rcは、-OH、Cl、F、-CH3、-CF3及び-OCHF2の群から独立して選択される。この実施形態の別のクラスでは、各Rcは、-OH、Cl、-CH3、-CF3及び-OCHF2の群から独立して選択される。
別の実施形態では、各Rcは、-OH及び-C1-6アルキルの群から独立して選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、各Rcは、-OH、-CH3及び-CF3の群から独立して選択される。
別の実施形態では、各Rcは、-OHの群から独立して選択される。
別の実施形態では、各Rcは、-C1-6アルキルの群から独立して選択され、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、ハロゲン、CF3、CF2H、OCF3、CN、CH2CF3、CF2CH3、-C1-6アルキル及び-OC1-6アルキルから選択される1から6の置換基で置換されている。この実施形態の一クラスでは、各Rcは、-OH、-CH3及び-CF3の群から独立して選択される。
本発明の別の実施形態では、各Rdは、水素、OH、ハロゲン及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。本発明の別の実施態様では、各Rdは、水素、ハロゲン及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。本発明の別の実施形態では、各Rdは、水素及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。この実施形態の一クラスでは、各Rdは、-C1-6アルキルである。この実施形態の別のクラスでは、各Rdは、水素である。
本発明の別の実施形態では、各Reは、水素、OH、ハロゲン及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。本発明の別の実施形態では、各Reは、水素、ハロゲン及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。本発明の別の実施形態では、各Reは、水素及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。この実施形態の一クラスでは、各Reは、-C1-6アルキルである。この実施形態の別のクラスでは、各Reは、水素である。
別の実施形態では、各Rfは、水素、-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル及び-C2-6シクロヘテロアルキルの群から独立して選択される。別の実施形態では、各Rfは、水素及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。この実施形態の一クラスでは、各Rfは、水素及びCH3の群から独立して選択される。別の実施形態では、各Rfは、-C1-6アルキルである。この実施形態の一クラスでは、各Rfは、CH3である。別の実施形態では、各Rfは、水素である。
本発明の別の実施形態では、各Rgは、水素、-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C(O)C1-6アルキル及び-S(O)rRfの群から独立して選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール及びヘテロアリールは、置換されていないか、又は、CF3、ハロゲン、OH及び-OC1-6アルキルから選択される1から3の置換基で置換され得る。この実施形態の一クラスでは、各Rgは、水素、-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル、-C2-6シクロヘテロアルキル、-C(O)C1-6アルキル及び-S(O)rRfの群から独立して選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル及びシクロヘテロアルキルは、置換されていないか、又は、CF3、ハロゲン、OH及び-OC1-6アルキルから選択される1から3の置換基で置換され得る。
別の実施形態では、各Rgは、水素、-C1-6アルキル、-C(O)C1-6アルキル及び-S(O)rRfの群から独立して選択され、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、CF3、ハロゲン、OH及び-OC1-6アルキルから選択される1から3の置換基で置換され得る。別の実施形態では、各Rgは、水素又は-C1-6アルキルであり、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、CF3、ハロゲン、OH及び-OC1-6アルキルから選択される1から3の置換基で置換され得る。この実施形態の一クラスでは、各Rgは、-C1-6アルキルであり、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、CF3、ハロゲン、OH及び-OC1-6アルキルから選択される1から3の置換基で置換され得る。この実施形態の別のクラスでは、各Rgは、水素である。
本発明の別の実施形態では、各Rhは、水素、-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル及び-C2-6シクロヘテロアルキルの群から独立して選択される。別の実施形態では、各Rhは、水素及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。この実施形態の一クラスでは、各Rhは、水素及びCH3の群から独立して選択される。別の実施形態では、各Rhは、-C1-6アルキルである。この実施形態の一クラスでは、各Rhは、CH3である。別の実施形態では、各Rhは、水素である。
本発明の別の実施形態では、各Riは、水素、-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル及び-C2-6シクロヘテロアルキルの群から独立して選択される。別の実施形態では、各Riは、水素及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。この実施形態の一クラスでは、各Riは、水素及びCH3の群から独立して選択される。別の実施形態では、各Riは、-C1-6アルキルである。この実施形態の一クラスでは、各Riは、CH3である。別の実施形態では、各Riは、水素である。
本発明の別の実施形態では、各Rjは、OH、-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル及び-C2-6シクロヘテロアルキルの群から独立して選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル及びシクロヘテロアルキルは、置換されていないか、又は、CF3、ハロゲン、OH及び-OC1-6アルキルから選択される1から3の置換基で置換され得る。本発明の別の実施形態では、各Rjは、OH、-C1-6アルキル、-C3-6シクロアルキル及び-C2-6シクロヘテロアルキルの群から独立して選択される。別の実施形態では、各Rjは、OH及び-C1-6アルキルの群から独立して選択される。この実施形態の一クラスでは、各Rjは、OH及びCH3の群から独立して選択される。別の実施形態では、各Rjは、-C1-6アルキルである。この実施形態の一クラスでは、各Rjは、CH3である。別の実施形態では、各Rjは、OHである。
別の実施形態では、pは、0、1、2、3、4、5又は6である。別の実施形態では、pは、0、1、2、3、4又は5である。別の実施形態では、pは、1、2、3、4、5又は6である。別の実施形態では、pは、1、2、3、4又は5である。別の実施形態では、pは、0、1、2、3又は4である。別の実施形態では、pは、1、2、3又は4である。別の実施形態では、pは、0、1、2又は3である。別の実施形態では、pは、1、2又は3である。別の実施形態では、pは、0、1又は2である。別の実施形態では、pは、1又は2である。別の実施形態では、pは、0である。別の実施形態では、pは、1である。別の実施形態では、pは、2である。別の実施形態では、pは、3である。別の実施形態では、pは、4である。別の実施形態では、pは、5である。別の実施形態では、pは、6である。
別の実施形態では、qは、0、1、2、3、4、5又は6である。別の実施形態では、qは、0、1、2、3、4又は5である。別の実施形態では、qは、1、2、3、4、5又は6である。別の実施形態では、qは、1、2、3、4又は5である。別の実施形態では、qは、0、1、2、3又は4である。別の実施形態では、qは、1、2、3又は4である。別の実施形態では、qは、0、1、2又は3である。別の実施形態では、qは、1、2又は3である。別の実施形態では、qは、0、1又は2である。別の実施形態では、qは、1又は2である。別の実施形態では、qは、0である。別の実施形態では、qは、1である。別の実施形態では、qは、2である。別の実施形態では、qは、3である。別の実施形態では、qは、4である。別の実施形態では、qは、5である。別の実施形態では、qは、6である。
別の実施形態では、rは、1又は2である。別の実施形態では、rは、1である。別の実施形態では、rは、2である。
別の実施形態では、本開示は、構造式Ia:
で表される化合物又はその薬学的に受容される塩、水和物若しくは溶媒和物に関する。
別の実施形態では、本開示は、構造式Ib:
で表される化合物又はその薬学的に受容される塩、水和物若しくは溶媒和物に関する。
別の実施形態では、本開示は、構造式Ic:
で表される化合物又はその薬学的に受容される塩、水和物若しくは溶媒和物に関する。
別の実施形態では、本開示は、構造式Id:
で表される化合物又はその薬学的に受容される塩、水和物若しくは溶媒和物に関する。
別の実施形態では、本開示は、構造式Ie:
で表される化合物又はその薬学的に受容される塩、水和物若しくは溶媒和物に関する。
構造式Iで表される化合物には、構造式Ia、構造式Ib、構造式Ic、構造式Id及び構造式Ieで表される化合物並びにそれらの薬学的に受容される塩、水和物及び溶媒和物が包含される。
別の実施形態では、本開示は、構造式I〔ここで、
Xは、=C(R4)-又は=N-であり;
R1は、
(1)-C3-12シクロアルキル、
(2)-C2-11シクロヘテロアルキル、
(3)ヘテロアリール、
(4)-C1-6アルキル-OH、
(5)-C1-6アルキル-C3-12シクロアルキル、及び、
(6)-C1-6アルキル-C2-11シクロヘテロアルキル
の群から選択され、ここで、R1は、置換されていないか、又は、Raから選択される1-6の置換基で置換されており;
R2は、水素及び-C1-6アルキルの群から選択され、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から5の置換基で置換されており;
R3は、ヘテロアリールであり、ここで、ヘテロアリールは、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されており;
R4は、水素又は-C1-6アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Rdから選択される1から5の置換基で置換されており;及び、
R5は、水素又は-C1-6アルキルであり、ここで、各アルキルは、置換されていないか、又は、Reから選択される1から5の置換基で置換されており;
及び、残りの置換基は、上記で定義されているとおりである〕
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物及び溶媒和物に関する。
別の実施形態では、本開示は、構造式I〔ここで、
Xは、=C(R4)-又は=N-であり;
R1は、C2-11シクロヘテロアルキルであり、ここで、シクロヘテロアルキルは、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されており;
R2は、水素及び-C1-6アルキルの群から選択され、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から5の置換基で置換されており;
R3は、アリールであり、ここで、アリールは、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されており;
R4は、水素であり;及び、
R5は、水素であり;
及び、残りの置換基は、上記で定義されているとおりである〕
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物及び溶媒和物に関する。
別の実施形態では、本開示は、構造式I〔ここで、
Xは、=N-であり;
R1は、C2-11シクロヘテロアルキルであり、ここで、シクロヘテロアルキルは、置換されていないか、又は、Raから選択される1から6の置換基で置換されており;
R2は、水素及び-C1-6アルキルの群から選択され、ここで、アルキルは、置換されていないか、又は、Rbから選択される1から5の置換基で置換されており;
R3はアリールであり、ここで、アリールは、置換されていないか、又は、Rcから選択される1から5の置換基で置換されており;
R4は、水素であり;及び、
R5は、水素であり;
及び、残りの置換基は、上記で定義されているとおりである〕
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物及び溶媒和物に関する。
NLRP3の阻害薬として有用な本開示の化合物の例示的な、しかし非限定的な例は、以下の化合物である:
(1) (R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-3-イル)-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(2) (R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-4-メチル-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(3) (R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(4) (R)-3-メチル-2-(7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(5) (S)-3-メチル-2-(7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(6) (R)-2-(4-メチル-7-(ピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(7) (3S,4R)-3-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-4-オール;
(8) (R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(9) (R)-2-(7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(10) (S)-2-(7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(11) (R)-3-(2-(ジフルオロメトキシ)-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン;
(12) (R)-2-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(13) (3S,4R)-3-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロ-メチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-1-メチルピペリジン-4-オール;及び、
(14) (3S,4R)-1-エチル-3-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロ-メチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-4-オール;
(15) (R)-5-クロロ-2-(4-メチル-7-(ピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)フェノール;
(16) (R)-2-(4,6-ジメチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(17) (R)-5-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)ベンゾ[b]チオフェン-4-オール;
(18) (R)-5-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-オール;
(19) (R)-5-クロロ-2-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)フェノール;及び、
(20) (R)-5-クロロ-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)フェノール;
又は、上記化合物の薬学的に許容される塩。
NLRP3の阻害薬として有用な本開示の化合物の例示的な、しかし非限定的な、さらなる例は、以下の化合物である:
(1) (R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(2) (R)-2-(4-メチル-7-(ピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
(3) (R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;及び、
(4) (R)-2-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール;
又は、上記化合物の薬学的に許容される塩。
上記で記載した特定の立体化学が好ましいが、ジアステレオ異性体、エナンチオマー、エピマー及びこれらの混合物を含む他の立体異性体も、NLRP3が介する疾患の治療において有用性を有し得る。
前記化合物を製造するための合成法は、以下に示す実施例において開示されている。合成の詳細が実施例に記載されていない場合、該化合物は、本明細書中で提供されている合成情報を適用することにより、医薬化学又は合成有機化学の当業者であれば、容易に製造することができる。立体化学中心が定義されていない場合、その構造は、その中心における立体異性体の混合物を表している。そのような化合物については、エナンチオマー、ジアステレオ異性体を包含する個々の立体異性体及びそれらの混合物も、本開示の化合物である。
定義
「Ac」は、アセチルであり、これは、CH3C(=O)-である。
「アルキル」は、炭素鎖について別途定義されていない限り、直鎖若しくは分枝鎖又はそれらの組合せであることができる飽和炭素鎖を意味する。アルコキシ及びアルカノイルなどの接頭語「アルク(alk)」を有する他の基も、炭素鎖について別途定義されていない限り、直鎖若しくは分枝鎖又はそれらの組合せであることができる。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル及びtert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニルなどがある。一実施形態では、アルキルは、メチル又はエチルである。別の実施形態では、アルキルは、メチルである。別の実施形態では、アルキルは、エチルである。
「アルケニル」は、別途定義されていない限り、少なくとも1の炭素-炭素二重結合を含んでいて、直鎖若しくは分枝鎖又はそれらの組合せであることができる炭素鎖を意味する。アルケニルの例としては、ビニル、アリル、イソプロペニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、1-プロペニル、2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニルなどがある。
「アルキニル」は、別途定義されていない限り、少なくとも1の炭素-炭素三重結合を含んでいて、直鎖若しくは分枝鎖又はそれらの組合せであることができる炭素鎖を意味する。アルキニルの例としては、エチニル、プロパルギル、3-メチル-1-ペンチニル、2-ヘプチニルなどがある。
「シクロアルキル」は、指定されている数の炭素原子を有する、飽和の単環式、二環式、スピロ環式、縮合された又は架橋された炭素環を意味する。シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどがある。一実施形態では、シクロアルキルは、-C3-12シクロアルキルである。
「シクロアルケニル」は、少なくとも1の二重結合を有し、指定されている数の炭素原子を有する、単環式、二環式、スピロ環式、縮合された又は架橋された炭素環を意味する。シクロアルケニルの例としては、シクロプロペン、シクロブタン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテンなどがある。
「シクロヘテロアルキル」は、指定されている数の炭素原子を有し、少なくとも1つの飽和環(ここで、少なくとも1個の環ヘテロ原子は、N、NH、S(SO及びSO2を包含する)及びOから選択される)を含む又は少なくとも1つの部分的不飽和環(ここで、少なくとも1個の環ヘテロ原子は、N、NH、S(SO及びSO2を包含する)及びOから選択される)を有している、単環式、二環式、スピロ環式、縮合された又は架橋された環又は環系を意味する。該シクロヘテロアルキル環は、環炭素において、及び/又は、環窒素若しくは環硫黄において、置換され得る。該シクロヘテロアルキル環は、アリール環又はヘテロアリール環に縮合していてもよい。シクロヘテロアルキルの例としては、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、テトラヒドロチオフェニル、アゼチジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、オキセタニル及びテトラヒドロピラニルなどがある。一実施形態では、シクロヘテロアルキルは、C2-11シクロヘテロアルキルである。別の実施形態では、C2-11シクロヘテロアルキルは、ピペリジンである。
「シクロヘテロアルケニル」は、指定されている数の炭素原子を有し、少なくとも1の二重結合並びにN、NH、S(SO及びSO2を包含する)及びOから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む、単環式、二環式、スピロ環式、縮合された又は架橋された環又は環系を意味する。シクロヘテロアルケニルの例としては、ジヒドロピラン及びジヒドロフランなどがある。
「アリール」は、6~14個の炭素原子を含む単環式、二環式又は三環式の炭素環式芳香族環又は芳香族環系を意味し、ここで、該環のうちの少なくとも1は芳香族である。アリールの例としては、フェニル、インダン及びナフタレンなどがある。一実施形態では、アリールは、フェニルである。別の実施形態では、アリールは、インダンである。
「ヘテロアリール」は、5~14個の環原子を含み、N、NH、S(SO及びSO2を包含する)及びOから選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含む、単環式、二環式又は三環式の環又は環系を意味し、ここで、ヘテロ原子を含む環のうちの少なくとも1は芳香族である。ヘテロアリールの例としては、ピロリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、ピリジル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、トリアジニル、チエニル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリル、インドリル、イソキノリル、キナゾリニル、ジベンゾフラニルなどがある。
「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を包含する。一実施形態では、ハロゲンは、フッ素、塩素(chorine)又は臭素である。別の実施形態では、ハロゲンは、フッ素又は塩素である。別の実施形態では、ハロゲンは、塩素又は臭素である。別の実施形態では、ハロゲンは、フッ素又は臭素である。別の実施形態では、ハロゲンは、フッ素である。別の実施形態では、ハロゲンは、塩素である。別の実施形態では、ハロゲンは、臭素である。
「Me」は、メチルを表す。
「オキソ」は、=Oを表す。
「飽和」は、単結合のみを含むことを意味する。
「不飽和」は、少なくとも1の二重結合又は三重結合を含むことを意味する。一実施形態では、「不飽和」は、少なくとも1の二重結合を含むことを意味する。別の実施形態では、「不飽和」は、少なくとも1の三重結合を含むことを意味する。
可変部分(例えば、R1、Raなど)がいずれかの構成要素又は構造式Iの中に2回以上存在する場合、各存在におけるその定義は、他の全ての存在におけるその定義から独立している。さらにまた、置換基及び/又は可変部分の組み合わせは、そのような組み合わせが安定した化合物をもたらす場合にのみ許容される。置換基可変部分における結合を横切る波線は、結合点を表している。
本開示を通して使用されている命名法の下では、結合点が最初に記載され、続いて、指定された側鎖の末端部分が記載される。例えば、C1-5アルキルカルボニルアミノC1-6アルキル置換基は、以下のものと同等である。
本開示の化合物の選択に際して、当業者は、様々な置換基(即ち、R1、R2など)は化学構造の結合性及び安定性に関してよく知られている原理に従って選択されるべきであることを認識する。
用語「置換された」は、指定された置換基による複数回の置換を包含すると見なされるべきである。複数の置換基部分が開示又は請求されている場合、その置換されている化合物は、開示又は請求されている置換基部分の1つ以上によって、単回又は複数回、独立して置換されることができる。独立して置換されるということは、当該(2つ以上の)置換基が同一であり得るか又は異なり得ることを意味する。
表現「薬学的に許容される」は、本明細書では、健全な医学的判断を使用し且つ適用可能な全ての政府規制に従う場合、安全であり、そして、ヒト又は動物への投与に適している、化合物、材料、組成物、塩及び/又は投与形態を示すために使用される。
構造式Iで表される化合物は、1以上の不斉中心を含み得る。従って、構造式Iで表される化合物は、ラセミ化合物及びラセミ混合物、単一のエナンチオマー、ジアステレオマー混合物及び個々のジアステレオマーとして存在し得る。本発明は、構造式Iで表される化合物のそのような全ての異性体形態を包含することが意図されている。
光学異性体及びジアステレオ異性体の独立した合成又はそれらのクロマトグラフィー分離は、本明細書中に開示されている方法論を適切に変更することにより、当技術分野で知られているように達成することができる。それらの絶対立体化学は、結晶質生成物又は結晶質中間体(これらは、必要に応じて、絶対配置が知られている不斉中心を含む試薬又は絶対帰属を行うのに充分に重い原子を含む試薬で誘導体化される)のX線結晶学によって決定することができる。
必要に応じて、該化合物のラセミ混合物は、個々のエナンチオマーが単離されるように、分離させることができる。当該分離は、化合物のラセミ混合物をエナンチオマー的に純粋な化合物にカップリングさせてジアステレオ異性体混合物を形成させ、続いて、分別結晶化又はクロマトグラフィーなどの標準的な方法によって個々のジアステレオ異性体を分離させるなど、当技術分野でよく知られている方法によって実施することができる。該カップリング反応は、多くの場合、エナンチオマー的に純粋な酸又は塩基を使用した塩の形成である。次いで、該ジアステレオマー誘導体を、添加されたキラル残基の開裂によって純粋なエナンチオマーに変換させることができる。上記化合物のラセミ混合物は、キラル固定相を利用するクロマトグラフィー法によって直接分離させることも可能であり、この方法は当技術分野でよく知られている。
あるいは、化合物の任意のエナンチオマーは、立体配置が知られている光学的に純粋な出発物質又は試薬を当技術分野でよく知られている方法で使用する立体選択的合成によって得ることができる。
本明細書中に記載されている化合物の一部は、オレフィン二重結合を含み、そして、別途特定されていない限り、E及びZの両方の幾何異性体を包含することが意図されている。
互変異性体は、当該化合物の1個の原子から当該化合物の別の原子への急速なプロトンシフトを受ける化合物として定義される。本明細書中に記載されている化合物の一部は、水素の異なる結合点を有する互変異性体として存在し得る。そのような例は、ケト-エノール互変異性体として知られる、ケトンとそのエノール形態であり得る。個々の互変異性体及びそれらの混合物は、構造式Iで表される化合物に包含される。
構造式Iで表される化合物において、原子は、それらの天然の同位体存在度を示し得るか、又は、該原子のうちの1以上は、同じ原子番号を有するが、原子質量又は質量数は天然において主に見られる原子質量又は質量数とは異なっている特定の同位体において人工的に濃縮され得る。本開示は、構造式Iで表される化合物の全ての適切な同位体変種を包含することが意図されている。例えば、水素(H)の異なる同位体形態には、プロチウム(1H)、重水素(2H又はD)及びトリチウム(3H)が包含される。プロチウムは、自然界で見られる主要な水素同位体である。重水素を濃縮すると、インビボでの半減期の延長や必要な投与量の低減などの特定の治療上の利点が得られる可能性があるか、又は、生物学的サンプルの特性評価のための標準として有用な化合物が提供される場合がある。トリチウムは、放射性であり、従って、代謝的研究又は動態学的研究におけるトレーサーとして有用な放射性標識化合物を提供することができる。構造式Iの範囲内の同位体濃縮された化合物は、当業者にはよく知られている慣習的な技術によって、又は、適切な同位体濃縮された試薬及び/若しくは中間体を使用して本明細書中のスキーム及び実施例に記載されている調製方法と同様の調製方法によって、過度の実験をすることなく調製することができる。
さらに、本開示の化合物の結晶形態の一部は、多形として存在することができ、そして、それ自体、本開示に包含されることが意図されている。さらに、本開示の化合物の一部は、水又は一般的な有機溶媒と溶媒和物を形成することができる。そのような溶媒和物は、本発明の範囲内に包含される。
本開示の化合物をエナンチオマー的に純粋な製剤として投与することが一般に好ましい。ラセミ混合物は、慣習的な多くの方法のいずれかによって、それらの個々のエナンチオマーに分離させることができる。これらの方法としては、キラルクロマトグラフィー、キラル補助剤による誘導体化とそれに続くクロマトグラフィー又は結晶化による分離、及び、ジアステレオマー塩の分別結晶化などがある。
塩
本明細書中で使用されている場合、本開示の化合物への言及は、薬学的に許容される塩も包含すること、及び、遊離化合物若しくはそれらの薬学的に許容される塩の前駆物質として又は別の合成操作において使用される場合における薬学的に許容されない塩も包含することが意図されていることは、理解される。
本開示の化合物は、薬学的に許容される塩の形態で投与することができる。用語「薬学的に許容される塩」は、無機又は有機の塩基及び無機又は有機の酸を包含する薬学的に許容される無毒性の塩基又は酸から調製される塩を示している。用語「薬学的に許容される塩」に包含される塩基性化合物の塩は、一般に当該遊離塩基を適切な有機酸又は無機酸と反応させることによって調製される本開示の化合物の無毒性塩を示している。本開示の塩基性化合物の代表的な塩としては、限定するものではないが、以下のものなどを挙げることができる:酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、重酒石酸塩、ホウ酸塩、臭化物、カムシル酸塩、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、二塩酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストレート、エシル酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニレート、ヘキシルレゾルシン酸塩、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨウ化物、イソチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル臭化物、メチル硝酸塩、メチル硫酸塩、粘液酸塩、ナプシル酸塩、硝酸塩、N-メチルグルカミンアンモニウム塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩(エンボン酸塩)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、硫酸塩、亜酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、トシル酸塩、トリエチオダイド、トリフルオロ酢酸塩、及び、吉草酸塩。本開示の化合物が酸性部分を有している場合、その適切な薬学的に許容される塩としては、限定するものではないが、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、マンガン、第一マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛などの無機塩基から誘導された塩などがある。特に好ましいのは、アンモニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩及びナトリウム塩である。薬学的に許容される有機無毒性塩基から誘導される塩としては、以下のものの塩などがある:第一級アミン、第二級アミン及び第三級アミン、環状アミン、及び、塩基性イオン交換樹脂、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N、N-ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2-ジエチルアミノエタノール、2-ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N-エチルモルホリン、N-エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リシン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなど。
さらにまた、本開示の化合物の中にカルボン酸(-COOH)基又はアルコール基が存在している場合、メチル、エチル若しくはピバロイルオキシメチルなどのカルボン酸誘導体の薬学的に許容されるエステル、又は、O-アセチル、O-ピバロイル、O-ベンゾイル及びO-アミノアシルなどのアルコールのアシル誘導体も、使用することができる。徐放性製剤又はプロドラッグ製剤として使用するために溶解性又は加水分解特性を改変するための当技術分野で知られているエステル及びアシル基が包含される。
用語「プロドラッグ」は、例えば血液中での加水分解によって、インビボで親化合物に急速に変換される化合物(例えば、構造式Iのプロドラッグから構造式Iの化合物又はその塩への変換)を意味する;充分な議論は、「T. Higuchi and V. Stella, Pro-drugs as Novel Delivery Systems, Vol. 14 of the A.C.S. Symposium Series」及び「Edward B. Roche, ed., Bioreversible Carriers in Drug Design, American Pharmaceutical Association and Pergamon Press, 1987」(これらは、両方とも、参照により本明細書中に組み込まれる)に記載されている。本開示は、構造式Iで表される化合物のプロドラッグを包含する。溶媒和物、特に、構造式Iで表される化合物の水和物も、同様に本開示に包含される。
有用性
構造式Iで表される化合物は、Nod様受容体タンパク質3(NLPR3)の強力な阻害薬である。構造式Iで表される化合物並びにその薬学的に許容される塩、水和物及び溶媒和物は、Nod様受容体タンパク質3(NLPR3)の阻害が介在する疾患、障害及び症状の治療において有効であり得る。
本開示は、NLRP3が介在する疾患、障害又は症状、例えば、炎症、自己免疫疾患、癌、感染症、中枢神経系の疾患又は障害、代謝疾患、心血管疾患、線維化疾患又は線維症、呼吸器疾患、腎疾患、肝疾患、眼又は目の疾患、皮膚疾患、リンパ系疾患、リウマチ性疾患、移植片対宿主病、アロディニア、又は、NLRP3の生殖細胞系列変異若しくは体細胞非サイレント変異を有すると決定された対象者におけるNLRP3関連疾患などの治療又は予防に関する。
NLRP3が介在する疾患、障害又は症状としては、限定するものではないが、以下のものなどがある:痛風、偽痛風、変形性関節症、家族性寒冷自己炎症性症候群、マックルウェルズ症候群、新生児期発症多臓器系炎症性疾患、糖尿病、NASH、敗血症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、肝線維症、腎線維症、アテローム性動脈硬化症、心不全、末梢動脈疾患、骨髄増殖性腫瘍、白血病、骨髄異形成症候群、骨髄線維症、肺癌、大腸癌、パーキンソン病、アルツハイマー病、外傷性脳損傷、脊髄損傷、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、アトピー性皮膚炎、化膿性汗腺炎、心膜炎、心筋炎、妊娠高血圧腎症、皮膚筋炎、スティル病、若年性特発性関節炎、加齢黄斑変性、糖尿病性網膜症、急性腎疾患、慢性腎疾患、又は、希少腎疾患。Nod様受容体タンパク質3(NLPR3)が介在する疾患、障害又は症状としては、さらにまた、痛風、偽痛風、CAPS、NASH、線維症、変形性関節症、アテローム性動脈硬化症、心不全、特発性心膜炎、心筋炎、アトピー性皮膚炎、化膿性汗腺炎、炎症性腸疾患、癌、アルツハイマー病、パーキンソン病及び外傷性脳損傷などもある。
一実施形態では、該症状、疾患又は障害は、痛風、偽痛風又は変形性関節症などの炎症性関節疾患である。
別の実施形態では、該クリオピリン関連周期性症候群は、家族性寒冷自己炎症性症候群、マックルウェルズ症候群又は新生児期発症多臓器系炎症性疾患である。
別の実施形態では、該代謝性疾患は、糖尿病である。
別の実施形態では、該肝臓疾患は、NASHである。
別の実施形態では、該感染症は、敗血症である。
別の実施形態では、該眼又は目の疾患は、加齢黄斑変性症又は糖尿病性網膜症である。
別の実施形態では、該線維性疾患は、肝線維症又は腎線維症である。
一部の実施形態では、該心血管系疾患は、アテローム性動脈硬化症、心不全又は末梢動脈疾患である。
別の実施形態では、該癌は、骨髄増殖性腫瘍、白血病、骨髄異形成症候群、骨髄線維症、肺癌又は大腸癌である。
別の実施形態では、中枢神経系の症状、疾患又は障害は、パーキンソン病、アルツハイマー病、外傷性脳損傷、脊髄損傷、筋萎縮性側索硬化症又は多発性硬化症である。
別の実施形態では、該皮膚疾患は、アトピー性皮膚炎又は化膿性汗腺炎(HS)である。
別の実施形態では、該炎症性疾患は、心膜炎又は心筋炎である。
別の実施形態では、該炎症性疾患は、妊娠高血圧腎症である。
別の実施形態では、該リウマチ性疾患は、皮膚筋炎、スティル病又は若年性特発性関節炎である。
別の実施形態では、該目の疾患は、加齢黄斑変性症、又は糖尿病性網膜症である。
別の実施形態では、該腎臓疾患は、急性腎疾患、慢性腎疾患又は希少腎疾患である。
これらの症状又は疾患のうちの1以上は、治療有効量の構造式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩を、治療を必要とする患者に投与することによって、治療、管理、予防、軽減、緩和、改善又は制御することができる。
構造式Iで表される化合物は、さらに、これらの症状、疾患又は障害(例えば、限定するものではないが、痛風、偽痛風、変形性関節症、家族性寒冷自己炎症性症候群、マックルウェルズ症候群、新生児期発症多臓器系炎症性疾患、糖尿病、NASH、敗血症、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、肝線維症、腎線維症、アテローム性動脈硬化症、心不全、末梢動脈疾患、骨髄増殖性腫瘍、白血病、骨髄異形成症候群、骨髄線維症、肺癌、大腸癌、パーキンソン病、アルツハイマー病、外傷性脳損傷、脊髄損傷、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、アトピー性皮膚炎、化膿性汗腺炎、心膜炎、心筋炎、妊娠高血圧腎症、皮膚筋炎、スティル病、若年性特発性関節炎、加齢黄斑変性、糖尿病性網膜症、急性腎疾患、慢性腎疾患又は希少腎疾患)のうちの1以上を治療、予防、管理、緩和、改善又は制御するのに有用あり得る医薬を製造するために使用することもできる。構造式Iで表される化合物は、さらに、これらの症状、疾患又は障害(例えば、限定するものではないが、痛風、偽痛風、CAPS、NASH、線維症、変形性関節症、アテローム性動脈硬化症、心不全、特発性心膜炎、心筋炎、アトピー性皮膚炎、化膿性汗腺炎、炎症性腸疾患、癌、アルツハイマー病、パーキンソン病及び外傷性脳損傷)のうちの1以上を、治療、予防、管理、緩和、改善又は制御するのに有用あり得る医薬を製造するために使用することもできる。
該化合物の好ましい使用は、治療を必要とする患者に治療上有効な量を投与することによる、以下の疾患のうちの1以上を治療するための使用であり得る。該化合物は、これらの疾患のうちの1以上を治療するための医薬を製造するのに使用することができる:
(1) 痛風、
(2) 偽痛風、
(3) クリオピリン関連周期性症候群、
(4) 非アルコール性脂肪性肝炎、
(5) 線維症、
(6) 変形性関節症、
(7) アテローム性動脈硬化症、
(8) アトピー性皮膚炎、
(9) 化膿性汗腺炎、
(10) アルツハイマー病、及び、
(11) パーキンソン病。
NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状の治療は、該疾患、障害又は症状を有する対象者への構造式Iで表される化合物の投与を意味する。
治療の結果の1つは、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を軽減することであり得る。治療の別の結果は、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を緩和することであり得る。治療の別の結果は、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を改善することであり得る。治療の別の結果は、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を抑制することであり得る。治療の別の結果は、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を管理することであり得る。治療の別の結果は、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を予防することであり得る。
NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状の予防は、該疾患、障害又は症状のリスクがある対象者への構造式Iで表される化合物の投与を意味する。予防の1つの結果は、該疾患、障害又は症状のリスクがある対象者において、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を軽減することであり得る。予防の別の結果は、該疾患、障害又は症状のリスクがある対象者において、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を抑制することであり得る。予防の別の結果は、該疾患、障害又は症状のリスクがある対象者において、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を改善することであり得る。予防の別の結果は、該疾患、障害又は症状のリスクがある対象者において、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を緩和することであり得る。予防の別の結果は、該疾患、障害又は症状のリスクがある対象者において、NLPR3又はNLPR3インフラマソーム経路が介在する疾患、障害又は症状を管理することであり得る。
化合物の「投与」及び/又は化合物を「投与する」という用語は、治療を必要とする個体又は哺乳動物に構造式Iで表される化合物又は構造式Iで表される化合物のプロドラッグを提供することを意味すると理解されるべきである。
本治療方法を実施するための構造式Iで表される化合物の投与は、そのような治療又は予防を必要とする哺乳動物に有効量の構造式Iで表される化合物を投与することによって実施する。本開示の方法による予防的投与の必要性は、よく知られているリスク因子を使用することによって決定される。個々の化合物の有効量は、最終的な分析において、その症例を担当する医師又は獣医によって決定されるが、しかしながら、その有効量は、各種要因、例えば、治療対象の正確な疾患、その疾患の重症度及び当該患者が罹患している別の疾患又は状態、選択された投与経路、当該患者が同時に必要とし得る別の薬物及び治療、並びに、医師の判断における他の要因などに依存する。
これらの疾患又は障害における本化合物の有用性は、文献中で報告されている動物疾患モデルにおいて実証され得る。
投与及び投与量範囲
哺乳動物(特に、ヒト)に有効投与量の構造式Iで表される化合物を提供するために、任意の適切な投与経路を使用することができる。例えば、経口、静脈内、注入、皮下、経皮、筋肉内、皮内、経粘膜、粘膜内、直腸、局所、非経口、眼、肺、鼻などを使用することができる。投与形態としては、錠剤、トローチ、分散液、懸濁液、溶液、カプセル、クリーム、軟膏、エアロゾルなどがある。好ましくは、構造式Iで表される化合物は経口投与される。
NLRP3の阻害を必要とする障害、疾患及び/又は症状の治療又は予防において、適切な投与量レベルは、一般に、1日当たり患者の体重1kg当たり約0.0001~500mgであり、これは単回投与又は複数回投与で投与することができる。一実施形態では、適切な投与量レベルは、1日当たり患者の体重1kg当たり約0.001~500mgであり得る。別の実施形態では、適切な投薬量レベルは、1日当たり約0.001~約250mg/kgであり得る。別の実施形態では、適切な投薬量レベルは、1日当たり約0.01~約250mg/kgであり得る。別の実施形態では、適切な投薬量レベルは、1日当たり約0.1~約100mg/kgであり得る。別の実施形態では、適切な投薬量レベルは、1日当たり約0.05~100mg/kgであり得る。別の実施形態では、適切な投薬量レベルは、1日当たり約0.1~50mg/kgであり得る。別の実施形態では、適切な投薬量レベルは、1日当たり約0.05~0.5mg/kgであり得る。別の実施形態では、適切な投薬量レベルは、1日当たり約0.5~5mg/kgであり得る。別の実施形態では、適切な投薬量レベルは、1日当たり約5~50mg/kgであり得る。経口投与の場合、該組成物は、治療対象の患者への投与量を症状によって調節するために、好ましくは、0.01~1000mgの有効成分、特に、0.01、0.025、0.05、0.075、0.1、0.25、0.5、0.75、1.0、2.5、5.0、7.5、10.0、15.0、20.0、25.0、30.0、40.0、50.0、60.0、70.0、75.0、80.0、90.0、100.0、110.0、120.0、125.0、130.0、140.0、150.0、160.0、170.0、175.0、180.0、190.0、200.0、210.0、220.0、225.0、230.0、240.0、250.0、260.0、270.0、275.0、280.0、290.0、300.0,310.0、320.0、325.0、330.0、340.0、350.0、360.0、370.0、375.0、380.0、390.0、400.0、410.0、420.0、425.0、430.0、440.0、450.0、460.0、470.0、475.0、480.0、490.0、500.0、510.0、520.0、525.0、530.0、540.0、550.0、560.0、570.0、575.0、580.0、590.0、600.0、610.0、620.0、625.0、630.0、640.0、650.0、660.0、670.0、675.0、680.0、690.0、750.0、800.0、810.0、820.0、825.0、830.0、840.0、850.0、860.0、870.0、875.0、880.0、890.0、900.0、910.0、920.0、925.0、930.0、940.0、950.0、960.0、970.0、975.0、980.0、990.0及び1000.0mgの有効成分を含む錠剤の形態で提供される。該化合物は、1日当たり1~8回(好ましくは、1日当たり1~4回、さらに好ましくは、1日当たり1回又は2回、一層さらに好ましくは、1日当たり1回)のレジメンで投与することができる。この投与レジメンは、最適な治療応答を提供するように調節することができる。
しかしながら、任意の特定の患者に関する特定の投与量レベル及び投与頻度は、変更することが可能であり、使用される特定の化合物の活性、その化合物の代謝安定性及び作用の長さ、年齢、体重、一般的な健康状態、性別、食事、投与方法及び投与時間、排出速度、薬物の組み合わせ、特定の症状の重症度並びに治療を受けている受容者を包含する様々な要因に依存することは理解される。
構造式Iで表される化合物は、(a)該化合物又はその薬学的に許容される塩、及び、(b)薬学的に許容される担体、を含む医薬組成物において使用することができる。構造式Iで表される化合物は、構造式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩が唯一の有効成分である医薬組成物において使用することができる。構造式Iで表される化合物は、さらに、1種類以上の他の活性医薬成分を含む医薬組成物においても使用することができる。
医薬組成物における用語「組成物」は、有効成分(1種類以上)と単体を構成する不活性成分(1種類以上)を含む製品を包含することが意図されており、さらに、任意の2種類以上の成分の組み合わせ、錯化若しくは凝集から、又は、1種類以上の成分の解離から、又は、1種類以上の成分の別のタイプの反応若しくは相互作用から、直接的又は間接的に生じる任意の製品も包含することが意図されている。従って、本開示の医薬組成物は、構造式Iで表される化合物又はその薬学的に許容される塩、水和物若しくは溶媒和物と薬学的に許容される担体を混合させることによって製造された任意の組成物を包含する。
構造式Iで表される化合物は、構造式Iで表される化合物が有用である疾患又は症状の治療又は改善において同様に有用であり得る別の薬物と組み合わせて使用することができる。そのような別の薬物は、それに関して一般的に使用される経路及び量で、構造式Iで表される化合物と同時に又は逐次的に、投与することができる。慢性炎症症状を患っている患者の治療においては、2種類以上の薬物が投与され得る。構造式Iで表される化合物は、一般に、これらの症状に対する1種類以上の別の薬物を既に摂取している患者に対して投与することができる。多くの場合、該化合物は、1種類以上の抗疼痛化合物で既に治療されている患者に対して、その患者の痛みが治療に適切に応答していない場合に、投与される。
併用療法は、さらに、構造式Iで表される化合物と1種類以上の別の薬物が重複する異なるスケジュールで投与される療法も包含する。1種類以上の別の有効成分と組み合わせて使用する場合、構造式Iで表される化合物及び該別の有効成分をそれぞれが単独で使用される場合よりも低い用量で使用することができることも意図されている。従って、本開示の医薬組成物は、構造式Iで表される化合物に加えて1種類以上の別有効成分を含む医薬組成物を包含する。
構造式Iで表される化合物と組み合わせて投与すること可能で、別々に投与され得るか又は同じ医薬組成物において投与され得る他の有効成分の例としては、限定するものではないが、以下のものなどがある:
(i) 抗脂肪性薬(anti-steatotic agent);
(ii) 抗炎症薬;
(iii) 癌免疫薬(immunooncology agent);
(iv) 脂質低下薬;
(v) コレステロール低下薬;
(vi) グルコース低下薬(SGLT2阻害薬を包含する);
(vii) 抗血管新生薬;
(viii) 非ステロイド性抗炎症薬(「NSAIDs」);
(ix) アセチルサリチル酸薬(ASA)(アスピリン、パラセタモールを包含する);
(x) 再生療法治療;
(xi) チェックポイント阻害薬(抗PD1阻害薬及び抗PDL1阻害薬を包含する);
(xii) 化学療法;
(xiii) 放射線療法;
(xiv) 外科的処置;
(xv) 尿酸低下療法;
(xvi) 蛋白同化薬及び軟骨再生療法;
(xvii) 抗線維化薬;
(xviii) JAK阻害薬;
(xix) TNF-α阻害薬;
(xx) 降圧薬;及び、
(xxi) STING/cGAS拮抗薬
並びに、上記の薬学的に許容される塩。
別の実施形態では、該医薬組成物は、以下のものを含む:
(1) 請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容される塩;
(2) 以下の群から選択される1以上の化合物又はその薬学的に許容される塩:
(i) 抗脂肪性薬(anti-steatotic agent);
(ii) 抗炎症薬;
(iii) 癌免疫薬(immunooncology agent);
(iv) 脂質低下薬;
(v) コレステロール低下薬;
(vi) グルコース低下薬(SGLT2阻害薬を包含する);
(vii) 抗血管新生薬;
(viii) 非ステロイド性抗炎症薬(「NSAIDs」);
(ix) アセチルサリチル酸薬(ASA)(アスピリン、パラセタモールを包含する);
(x) 再生療法治療;
(xi) チェックポイント阻害薬(抗PD1阻害薬及び抗PDL1阻害薬を包含する);
(xii) 化学療法;
(xiii) 放射線療法;
(xiv) 外科的処置;
(xv) 尿酸低下療法;
(xvi) 蛋白同化薬及び軟骨再生療法;
(xvii) 抗線維化薬;
(xviii) JAK阻害薬;
(xix) TNF-α阻害薬;
(xx) 降圧薬;及び、
(xxi) STING/cGAS拮抗薬;及び、上記の薬学的に許容される塩;並びに、
(3) 薬学的に許容される担体。
構造式Iで表される化合物と組み合わせて使用する具体的な化合物としては、抗脂肪性薬(anti-steatotic agent)、例えば、限定するものではないが、DGAT2阻害薬を挙げることができる。
適切な抗炎症薬としては、限定するものではないが、TNFα阻害薬、JAK阻害薬及びNSAIDなどを挙げることができる。
適切な脂質低下薬としては、限定するものではないが、スタチン類及びPCSK9などを挙げることができる。
適切な癌免疫薬(immunooncology agent)としては、限定するものではないが、PD-L1阻害薬、PD-1阻害薬及びSTING拮抗剤などを挙げることができる。
適切なグルコース低下薬としては、限定するものではないが、インスリン、SGLT2阻害薬、メトホルミン、GLP1拮抗薬などを挙げることができる。
適切な抗血管新生薬としては、限定するものではないが、抗VEG-F治療などを挙げることができる。
適切なNSAID又は非ステロイド性抗炎症薬としては、限定するものではないが、アスピリン、ジクロフェナク、ジフルニサル、エトドラク、フェノプロフィン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、メクロフェナム酸、メフェナム酸、メロキシカム、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、オキサプロジン、ピロキシカム、スリンダク及びトルメチンなどを挙げることができる。
適切な鎮痛薬としては、限定するものではないが、アセトアミノフェン及びデュロキセチンなどを挙げることができる。
上記組み合わせには、構造式Iで表される化合物と、1種類の別の活性化合物との組合せのみではなく、2種類以上の別の活性化合物との組合せも包含される。非限定的な例としては、以下のものから選択される2種類以上の活性化合物との化合物の組み合わせなどを挙げることができる:抗脂肪性薬(anti-steatotic agent)、抗炎症薬、脂質低下薬、抗線維化薬、癌免疫薬(immunooncology agent)、グルコース低下薬、及び、抗血管新生薬、NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)、及び、鎮痛薬。
本開示は、さらに、NLRP3が介在する疾患、障害又は症状を治療又は予防する方法も提供し、ここで、該方法は、そのような治療を必要とする患者又はNLRP3が介在する疾患を発症するリスクのある患者に治療有効量のNLRP3阻害薬及び特定量の1種類以上の有効成分を投与し、それによって、それらが一緒になって効果的な緩和をもたらすことを含む。
本開示のさらなる態様において、NLRP3阻害薬と1種類以上の有効成分を少なくとも1種類の薬学的に許容される担体又は賦形剤と一緒に含む医薬組成物が提供される。
従って、本開示のさらなる態様によれば、NLRP3が介在する疾患、障害又は症状を治療又は予防するための医薬を製造するためのNLRP3阻害薬と1種類以上の有効成分の使用が提供される。従って、本開示のさらなる態様又は代替的な態様において、NLRP3が介在する疾患、障害又は症状の治療又は予防において同時に、別個に又は逐次的に使用するための組み合わされた調製物としてNLRP3阻害薬と1種類以上の有効成分を含む製品が提供される。そのような組み合わされた調製物は、例えば、ツインパックの形態にあり得る。
心代謝性疾患、神経変性疾患及び炎症性関節疾患、線維症、癌の治療又は予防のために、構造式Iで表される化合物を、そのような疾患、障害又は症状を治療するのに有効な別の医薬品と併せて使用し得ることは理解される。
本開示は、さらに、慢性炎症症状を治療又は予防する方法も提供し、ここで、該方法は、そのような治療を必要とする患者に、その障害、疾患又は症状を治療する(threat)のに有効な特定量の構造式Iで表される化合物及び特定量の別の薬剤を投与し、それによって、それらが一緒になって効果的な緩和をもたらすことを含む。
本開示は、さらに、慢性炎症症状を治療又は予防する方法も提供し、ここで、該方法は、そのような治療を必要とする患者に、その特定の症状、障害又は疾患の治療において有用な特定量の構造式Iで表される化合物及び特定量の別の薬剤を投与し、それによって、それらが一緒になって効果的な緩和をもたらすことを含む。
用語「治療有効量」は、研究者、獣医、医師又は別の臨床医によって求められている細胞、組織、系、動物又はヒトの生物学的又は医学的な応答(これは、治療対象の障害の症状の緩和を包含する)を誘発する構造式Iで表される化合物の量を意味する。本開示の新規治療方法は、当業者には知られている障害のためのものである。用語「哺乳動物」は、ヒト及びコンパニオンアニマル(例えば、イヌ及びネコ)を包含する。
構造式Iで表される化合物と第2の有効成分の重量比は、変えることができ、そして、各成分の有効用量に依存する。一般的には、それぞれの有効な用量が使用される。従って、例えば、構造式Iで表される化合物が抗脂肪性薬(anti-steatotic agent)と組み合わされる場合、構造式Iで表される化合物の重量比は、一般に、約1000:1~約1:1000の範囲内であり、好ましくは、約200:1~約1:200の範囲内である。構造式Iで表される化合物と別の有効成分との組み合わせも、一般に、前述の範囲内であるが、いずれの場合にも、各有効成分の有効な用量を使用すべきである。
合成方法
以下の反応スキーム及び実施例は、本開示において記載されている構造式Iで表される化合物の合成に使用し得る方法について例証している。これらの反応スキーム及び実施例は、本開示を例証するために提供されており、いかなる方法でも本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。全ての置換基は、別途示されていない限り、上記で定義されているとおりである。有機合成の文献中で知られている合成変換に基づくいくつかの戦略を、構造式Iで表される化合物の調製に使用することができる。本開示の範囲は、添付されている「特許請求の範囲」によって定義される。化合物名は、Chemdraw Version 21.0.0.28で作成した。
機器
逆相クロマトグラフィーは、以下から選択されるカラムを備えたWaters 150で実施した: Phenomenex Synergi C18 (250mm×30mm×4ミクロン)、Phenomenex Luna C18 (250mm×21mm×5ミクロン)、Agilent Zorbax Bonus-RP (150mm×21mm×5ミクロン)、Waters X-Select CSH C18 (150mm×19mm×5ミクロン)。条件には、高pH(0.1%v/vNH4OHを含む0-100%アセトニトリル/水溶離液)又は低pH(0.1%v/vTFA又はギ酸を含む0-100%アセトニトリル/水溶離液)のいずれかが含まれており、そして、一部の実施例では、注記されている。SFCキラル分割は、Waters Thar 80 SFC又はBerger MG II分取SFCシステムで行った。
LC/MS測定は、DAD及びQDa MS検出器を装備したWaters ACQUITY UPLCを使用して、以下の条件で行った: Waters ACQUITY UPLC BEH C18(1.7mm 2.1×50mm)カラムで、A(水中の0.1%TFA)及びB(アセトニトリル中の0.1%TFA)を含む移動相(流量0.5mL/分で、2分間で10%B→90%Bの勾配、90%Bで0.4分間保持)を使用。プロトンNMR又は1H NMRは、別途特定されていない限り、標準的な分析技術に従って、5mm iProbeを装備したBruker 500MHz NEO NMRスペクトロメーターを用いて取得した。スペクトル分析の結果が報告される。化学シフト(δ)値は、デルタ(δ)単位、百万分率1(ppm)で報告される。1H NMRスペクトルに関する化学シフトは、残留非重水素化溶媒(CDCl3(δ7.26ppmで参照される)、DMSO d-6(δ2.50ppmで参照される)、及び、CD3OD(δ3.31ppmで参照される))のシグナルに対して相対的に与えられる。多重項は、以下の略語で報告される:s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、dd=二重線の二重線、dt=三重線の二重線、m=多重線又は非等価共鳴の重複。結合定数(J)は、ヘルツ(Hz)で報告される。
キラル分離法: 化合物のジアステレオマー混合物又はエナンチオマー混合物をキラルSFCを用いて分離する一般的な分取条件は、以下の通りである:
略語
分子中の「*」は、立体中心を示している; Acは、アセチルである; Ad2n-BuP Pd G2は、クロロ[(ジ(1-アダマンチル)-N-ブチルホスフィン)-2-(2-アミノビフェニル)]-パラジウム(II)である; OAcは、アセテートである; AcOHは、酢酸である; aq.は、水性である; B2pin2は、ビス(ピナコラト)ジボロンである; BPinエステルは、ボロン酸ピナコールエステルである; Boc又はbocは、tert-ブトキシカルボニルである; brは、広幅線である; ℃は、摂氏である; calc’dは、計算値である; cat.は、触媒である;δは、化学シフトである; dは、二重線である; Dは、重水素である; DCMは、ジクロロメタンである; ddは、二重線の二重線である; DIPEAは、N,N-ジイソプロピルエチルアミンである; DMAは、ジメチルアセトアミドである; DMFは、ジメチルホルムアミドである; DMSOは、ジメチルスルホキシドである; DMSO-d6は、重水素化ジメチルスルホキシドである; dppfは、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセンである; dtbpfは、ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンである; ESIは、エレクトロスプレーイオン化である; Etは、エチルである; Et3Nは、トリエチルアミンである; EtOAcは、酢酸エチルである; EtOHは、エタノールである; FAは、ギ酸である; gは、グラムである; hは、時間である; HPLCは、高性能液体クロマトグラフィーである; Hzは、ヘルツである; iPrは、イソプロピルである; Jは、結合定数である; Lは、リットルである; LCは、液体クロマトグラフィーである; LCMSは、液体クロマトグラフィー/質量分析である; mは、多重線である; Mは、モルである; Meは、メチルである; MeCNは、アセトニトリルである; MeOD-d4は、重水素化メタノールである; MeOHは、メタノールである; mgは、ミリグラムである; MHzは、メガヘルツである; minは、分である; mLは、ミリリットルである; mMは、ミリモルである; mmolは、ミリモルである; μLは、マイクロリットルである; MPLCは、中圧液体クロマトグラフィーである; MSは、質量分析である; n-BuOHは、n-ブタノールである; nMは、ナノモルである; NMPは、N-メチルピロリドンである; NMRは、核磁気共鳴である; PdCl2(dppf)又はPd(dppf)Cl2は、[1,1’-ビス-(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン]ジクロロパラジウム(II)である; PGは、保護基である; Phは、フェニルである; POCl3は、オキシ塩化リンである; qは、四重線である; qdは、二重線の四重線である; racは、ラセミ混合物である; sは、一重線である; sat.は、飽和である; SFCは、超臨界流体クロマトグラフィーである; SNArは、求核芳香族置換である; tは、三重線である;t-AmOHは、tert-アミルアルコールである; t-Bu又はtBuは、tert-ブチルである; tertは、三級である; TFAは、トリフルオロ酢酸である; THFは、テトラヒドロフランである; TLCは、薄層クロマトグラフィーである; ttは、三重線の三重線である; XPhos Pd G3は、(2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)[2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネートである; UVは、紫外線である;及び、wt%は、重量%である。
一般的なスキーム
スキームA
スキームAは、式A-4で表されるビアリールピリダジン誘導体を調製するための合成順序を示している。ジハロアミノピリダジンA-1を様々な第一級アミンを用いて位置選択的SNArに付して、A-2のようなジアミンが得られる。ジアミンA-2を適切なオルトエステルを用いて環化して、式A-3で表されるイミダゾピリダジンが得られる。適切なアリール求核試薬(例えば、アリールボロン酸)とパラジウム触媒を用いたクロスカップリングに付して、ビアリール生成物が得られ、この生成物を、適用可能な場合には、その場で脱保護して、式A-4で表される化合物が得られる。
スキームB
スキームBは、式B-7で表されるビアリールピリダジン誘導体を調製するための合成順序を示している。メチルトリハロピリダジンB-1をベンゼンスルフィン酸ナトリウムと位置選択的に反応させてスルホンB-2を生成させ、これを、次いで、SNAr条件下で様々な第一級アミンとカップリングさせて、B-3のようなアミノピリジジンを形成させることができる。そのスルホンをアジ化ナトリウムで置換して、アミノアジドピリダジンB-4が生成させ、それを、AcOH中、Znで処理した後、還元してジアミノピラジンB-5とすることができる。ジアミンB-5を適切なオルトエステルで環化させて、式B-6で表されるイミダゾピリダジンが得られる。適切なアリール求核試薬(例えば、アリールボロン酸)とパラジウム触媒を用いたクロスカップリングに付して、ビアリール生成物が得られ、これを、その場で脱保護して(適用可能な場合)、式B-7で表される化合物が得られる。
スキームC
スキームCは、式C-5で表されるビアリールピロロピリダジン誘導体を調製するための合成順序を示している。トリハロピリダジンC-1を、適切なビニルホウ素試薬との単一選択的クロスカップリングに付して、C-2のようなビニル誘導体が得られる。ビニル誘導体C-2を塩基(例えば、DIPEA)の存在下で様々な一級アミンと反応させて、式C-3で表されるジヒドロピロロピリダジンを生成させる。適切な溶媒(例えばトルエン)中で、高温で酸化マンガンを用いて酸化して、C-4で表されるピロロピリダジンコアが得られる。適切なアリール求核試薬(例えば、アリールボロン酸)とパラジウム触媒を用いたクロスカップリングに付して、ビアリール生成物が得られ、この生成物を、適用可能な場合、その場で脱保護して、式C-5で表される化合物が得られる。
スキームD
スキームDは、式D-5で表されるビアリールピロロピリダジン誘導体を調製するための合成順序を示している。様々な一級アミンをブロモペンチンD-1でアルキル化して、式D-2で表されるアミノアルキンを生成させる。アミノアルキンD-2を、塩基(例えば、Et3N)の存在下、ジクロロテトラジンと高温で反応させ、SNAr、ヘテロDiels-Alder環化付加及びレトロDiels-Alderの一連の過程を経て、式D-3で表されるピリダゾピロリジンが直接得られる。適切な溶媒(例えば、トルエン)の中で、酸化マンガンを高温で用いて酸化して、D-4で表されるピロロピリダジンコアが得られる。適切なアリール求核試薬(例えば、アリールボロン酸)とパラジウム触媒を用いたクロスカップリングに付して、ビアリール生成物が得られ、この生成物を、適用可能な場合、その場で脱保護して、式D-5で表される化合物が得られる。
スキームE
スキームEは、式E-3で表されるビアリールピリダジン誘導体を調製するための合成順序を示している。N-Boc環状アミンE-1を酸(例えば、TFA又はHCl)で脱保護して、E-2のような第二級アミンを得ることができる。E-2を、還元剤(例えば、シアノ水素化ホウ素ナトリウム又はトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム)の存在下、適切なアルデヒド又はケトンを用いた還元的アミノ化に付して、式E-3で表されるトリアルキルアミンが得られる。
中間体1
(R)-6-クロロ-N 3 -(1-エチルピペリジン-3-イル)ピリダジン-3,4-ジアミン
n-BuOH(1.63mL)中の3,6-ジクロロピリダジン-4-アミン(Ambeed、800mg、4.88mmol)と(R)-1-エチルピペリジン-3-アミン(Enamine、688mg、5.37mmol)の懸濁液を、DIPEA(1.19mL、6.83mmol)で処理した。その反応混合物を2日間150℃に加熱した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 256.2 (計算値 256.2)
表1. 以下の中間体は、適切な出発物質を用いて、中間体1について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
中間体3
(R)-6-クロロ-N 3 -(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-メチルピリダジン-3,4-ジアミン
段階1: 3,4,6-トリクロロ-5-メチルピリダジン: 4-ブロモ-5-メチルピリダジン-3,6-ジオール(Enamine、1.20g、5.85mmol)とPOCl3(10mL、107mmol)の溶液を100℃で2時間撹拌した。次いで、その混合物を室温まで冷却し、ゆっくりと水に加えた。その混合物をEtOAcで希釈し、層を分離し、その水層をEtOAcで抽出した(×2)。合わせた有機層を濃縮し、得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 197.1 (計算値 196.9)
段階2: フェニル 3,6-ジクロロ-5-メチルピリダジン-4-スルフィネート: 3,4,6-トリクロロ-5-メチルピリダジン(6.4g、32.4mmol)のTHF(50mL)とDMSO(10mL)中の溶液をベンゼンスルフィン酸ナトリウム(5.6g、34.0mmol)で処理した。得られた反応混合物を48時間40℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、その水層をEtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 303.1 (計算値 303.0)
段階3: 6-クロロ-3-(((R)-1-エチルピペリジン-3-イル)アミノ)-5-メチルピリダジン-4-イルベンゼンスルフィネート: フェニル 3,6-ジクロロ-5-メチルピリダジン-4-スルフィネート(1.5g、4.95mmol)の1,4-ジオキサン(30mL)中の溶液を、(R)-1-エチルピペリジン-3-アミン(Enamine、952mg、7.42mmol)及びK2CO3(3.08g、22.3mmol)で処理した。得られた混合物を12時間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を濾過し、分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.05%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 395.1 (計算値 395.1)
段階4: (R)-4-アジド-6-クロロ-N-(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-メチルピリダジン-3-アミン: 6-クロロ-3-(((R)-1-エチルピペリジン-3-イル)アミノ)-5-メチルピリダジン-4-イルベンゼンスルフィネート(500mg、1.27mmol)の1,4-ジオキサン(8mL)とDMSO(2mL)中の溶液をNaN3(494mg、7.60mmol)で処理した。得られた混合物を12時間50℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を濾過し、分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.05%NH4OH+10mM NH4HCO3)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 296.2 (計算値 296.1).
段階5: (R)-6-クロロ-N 3 -(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-メチルピリダジン-3,4-ジアミン: (R)-4-アジド-6-クロロ-N-(1-エチルピペリジン-3-イル)-5-メチルピリダジン-3-アミン(300mg、1.01mmol)のDCM(5mL)とAcOH(1mL)中の溶液を0℃に冷却し、亜鉛(133mg、2.03mmol)で処理した。得られた混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで、濾過し、濃縮して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 270.1 (計算値 270.1)
表2. 以下の中間体は、適切な市販されているアミンを用いて、中間体3について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。段階4では、溶媒を純粋なDMSOとし、反応温度を60℃とする修正した手順を用いた。該化合物は、全ての構成成分の段階で、逆相HPLCの代わりにシリカゲルクロマトグラフィーを用いて精製した。
中間体6
(R)-3-クロロ-7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン
オルトギ酸トリメチル(4.2mL)中の(R)-6-クロロ-N3-(1-エチルピペリジン-3-イル)ピリダジン-3,4-ジアミン(中間体1、400mg、1.56mmol)の懸濁液を、HCl(1,4-ジオキサン中4M、380μL、1.52mmol)で処理した。その反応混合物を2時間100℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH:DCM)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 266.2 (計算値 266.1).
表3. 以下の中間体は、適切な出発物質を用いて、中間体6について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
中間体11
tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
段階1: 3,6-ジクロロ-4-ビニルピリダジン: 1,4-ジオキサン(44mL)と水(9mL)中の4-ブロモ-3,6-ジクロロピリダジン(Combi-Blocks、3.00g、13.2mmol)とビニルトリフルオロホウ酸カリウム(1.85g、13.8mmol)とCs2CO3(12.9g、39.5mmol)の懸濁液を、アルゴンを用いて10分間脱ガスした。次いで、Pd(dppf)Cl2(482mg、0.658mmol)を加え、その混合物を、アルゴン下で撹拌しながら、1.5時間50℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、H2O及びDCMで希釈した。層を分離し、その有機相をNa2SO4で脱水し、濾過し、溶媒を除去した。得られた標題化合物含有粗製残渣は、それ以上精製することなく次の段階に使用した。
段階2: tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート: 密閉されたバイアルに、3,6-ジクロロ-4-ビニルピリダジン(100mg、0.571mmol)及び1,4-ジオキサン(2.5mL)を装入した。次いで、DIPEA(200μL、1.14mmol)及びtert-ブチル (R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(Pharmablock、122μL、0.686mmol)を加えた。そのバイアルを密閉し、その反応混合物を2時間150℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 339.3, (計算値 339.2).
段階3: tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート: tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-5,6-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(135mg、0.398mmol)のトルエン(8mL)中の溶液をMnO2(225mg、2.59mmol)で処理した。その反応混合物を2.5日間125℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+Na]+= 359.2 (計算値 359.1).
中間体12
tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-4-メチル-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
段階1: tert-ブチル (R)-3-(ペンタ-3-イン-1-イルアミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート: MeCN(27mL)中のtert-ブチル (R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(Pharmablock、1.50g、7.48mmol)とK2CO3(1.41g、10.2mmol)の懸濁液を、5-ブロモペンタ-2-イン(Enamine、1.00g、6.80mmol)で処理した。その混合物を撹拌しながら12時間80℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 267.2 (計算値 267.2).
段階2: tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-4-メチル-5,6-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート: 密閉された管中の、3,6-ジクロロ-1,2,4,5-テトラジン(Pharmablock、75mg、0.500mmol)のTHF(2mL)中の溶液を、Et3N(77μL、0.550mmol)及びtert-ブチル (R)-3-(ペンタ-3-イン-1-イルアミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート(133mg、0.5mmol)で処理した。その反応混合物を16時間110℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、水及びEtOAcで希釈した。その混合物をセライト(登録商標)で濾過した。層を分離し、その水層をEtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 353.2 (計算値 353.2).
段階3: tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-4-メチル-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート: tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-4-メチル-5,6-ジヒドロ-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(70mg、0.20mmol)のトルエン(4mL)中の溶液を、MnO2(103mg、1.19mmol)で処理した。その反応混合物を2.5日間125℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、セライト(登録商標)で濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+Na]+= 373.3 (計算値 373.1)
中間体13
2-(2-(エトキシメトキシ)-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
段階1: 3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール: 3-ブロモ-5-(トリフルオロメチル)フェノール(Carbosynth、500g、2.07mol)とK2CO3(859g、6.22mol)とPd(dppf)Cl2(75.8g、103.7mmol)の1,4-ジオキサン(7.5L)中の溶液に、N2雰囲気下、トリメチル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリボリナン(Aldrich、1.04kg、4.15mol、THF中50wt%)を少量ずつ加えた。得られた混合物を100℃で12時間撹拌し、続いて、25℃まで冷却した。その反応物を、0℃で氷水でクエンチし、EtOAcで希釈した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M-H]-= 175.1 (計算値 175.0).
段階2: 2-ヨード-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール: 3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール(283g、1.61mol)のトルエン(1.42L)中の攪拌溶液に、N2雰囲気下、NaH(128.5g、3.21mol、60wt%)を0℃で加えた。得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、続いて、I2(306.1g、1.21mmol)をトルエン(5.66L)に溶解させた溶液を少量ずつ加えた。その反応物を20℃で3時間撹拌し、次いで、水/氷浴に注ぐことでクエンチした。その混合物をEtOAcで希釈し、層を分離した。その有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、溶媒を減圧下で除去した。得られた標題化合物含有粗製残渣は、それ以上精製することなく次の段階に使用した。
段階3: 1-(エトキシメトキシ)-2-ヨード-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)ベンゼン: 2-ヨード-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール(463g、1.53mol)とCs2CO3(999g、3.07mmol)のDMF(4.6L)中の攪拌溶液に、N2雰囲気下、クロロメチルエチルエーテル(290g、3.07mol)を0℃で加えた。得られた混合物を室温で8時間撹拌し、次いで、0℃まで冷却し、氷水を加えてクエンチした。得られた混合物をEtOAcで希釈し、その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水した。溶媒を減圧下で除去し、得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 7.55 (s, 1H), 7.18 (s, 1H), 5.42 (s, 2H), 3.75 - 3.65 (m, 2H), 2.50 (s, 3H), 1.21 - 1.10 (m, 3H).
段階4: 2-(2-(エトキシメトキシ)-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン: 1,4-ジオキサン(3.3L)中の1-(エトキシメトキシ)-2-ヨード-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)ベンゼン(330g、916.4mmol)とB2pin2(469g、3.67mol)とEt3N(556g、5.50mol)とPd(OAc)2(10.3g、45.8mmol)とビフェニル-2-イル-ジクロヘキシルホスフィン(32.1g、91.6mmol)の混合物を、N2雰囲気下に置いた。得られた溶液を100℃で6時間撹拌し、25℃に冷却し、氷水でクエンチした。得られた混合物を濾過し、その固体残渣をEtOAcで洗浄した。その有機濾液層を分離し、ブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製し、所望のフラクションを濃縮した。得られた固体をヘキサンに溶解させ、-30℃で5分間撹拌した。沈澱した固体を濾過して集めて、標題化合物が得られた。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.13-7.03 (m, 2H), 5.23 (s, 2H), 3.74 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.41 (s, 12H), 1.24 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
中間体14
2-(2-(ジフルオロメトキシ)-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)-4-(トリフルオロメチル)ベンゼン(エナミン、200mg、0.687mmol)のトルエン(5mL)中の溶液を、B2pin2(0.262g、1.031mmol)、KOAc(0.202g、2.062mmol)及びPdCl2(dppf)(Aldrich、0.050g、0.069mmol)で処理した。室温まで冷却した後、その反応混合物を濃縮し、得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.51 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.41 (s, 1H), 6.56 (t, J = 58.0 Hz, 1H), 1.37 (s, 12H).
実施例1
(R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-3-イル)-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール
段階1: tert-ブチル (R)-3-(3-(2-(エトキシメトキシ)-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート: 第1のバイアルに、tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(中間体11、78mg、0.232mmol)、2-(2-(エトキシメトキシ)-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(中間体13、125mg、0.347mmol)、XPhos Pd G3(16.6mg、0.019mmol)及び炭酸カリウム(160mg、1.16mmol)を装入し、次いで、排気し、N2を充填した。第二のバイアル内で、1,4-ジオキサン(1.2mL)と水(0.3mL)の溶媒混合物にN2を15分間スパージし、次いで、第一のバイアルに加えた。その反応混合物を3時間100℃に加熱し、次いで、室温まで冷却し、水とDCMで希釈した。層を分離し、その水層をDCM(×3)で抽出した。合わせた有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。
[M+H]+= 535.2, (計算値 535.3).
段階2: (R)-3-メチル-2-(7-(ピペリジン-3-イル)-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール 塩酸塩: tert-ブチル (R)-3-(3-(2-(エトキシメトキシ)-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(121mg、0.226mmol)の1,4-ジオキサン(2.3mL)中の溶液を、HCl(1,4-ジオキサン中4M、283μL、1.13mmol)で処理した。その反応混合物を70℃に加熱し、3時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、沈澱した固体を濾過により集めて、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 377.2, (計算値 377.2).
段階3: (R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-3-イル)-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール: (R)-3-メチル-2-(7-(ピペリジン-3-イル)-7H-ピロロ[2,3-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール、塩酸塩(72mg、0.174mmol)とアセトアルデヒド(20μL、0.35mmol)のDCM(1.7mL)中の溶液を、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(74mg、0.35mmol)で処理した。得られた反応混合物を25℃で1時間撹拌し、次いで、水でクエンチし、DCM中の10%MeOHを用いて分配させた。層を分離し、その水層をDCM中の10%MeOH(×2)で抽出した。合わせた有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をDMSOの中に入れ、濾過し、分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.05%FA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 405.2, (計算値 405.2).1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) 10.02 (s, 1H), 8.15 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.15 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 6.60 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 5.10 (br s, 1H), 3.29 - 3.26 (m, 1H), 3.13 (br s, 1H), 2.88 (br s, 1H), 2.61 - 2.54 (m, 2H), 2.21 (s, 1H), 2.09 - 2.02 (m, 2H), 2.05 (s, 3H), 1.86 - 1.81 (m, 1H), 1.72 (br s, 1H), 1.04 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
表4. 以下の化合物は、適切な出発物質を用いて、実施例1について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
実施例3
(R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール
段階1: (R)-3-(2-(エトキシメトキシ)-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン: バイアルに、(R)-3-クロロ-7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(中間体6、100mg、0.376mmol)、2-(2-(エトキシメトキシ)-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(中間体13、203mg、0.564mmol)、XPhos Pd G3(26mg、0.030mmol)及び炭酸カリウム(260mg、1.88mmol)を装入した。次いで、そのバイアルを排気し、窒素を充填した(3×)。第二のバイアル内で、1,4-ジオキサン(2mL)と水(0.5mL)の溶媒混合物に窒素を15分間スパージし、次いで、第一のバイアルに加えた。その反応物を3時間100℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、水とDCMで希釈した。層を分離し、その水層をDCM(×3)で抽出した。合わせた有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH:DCM)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 464.4, (計算値 464.2).
段階2: (R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-3-メチル-5-(トリフルオロメチル)フェノール: (R)-3-(2-(エトキシメトキシ)-6-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(30mg、0.065mmol)の1,4-ジオキサン(0.65mL)中の溶液をHCl(1,4-ジオキサン中4M、81μL、0.324mmol)で処理した。その反応混合物を70℃に加熱し、3時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。得られた粗製残渣をDMSOの中に入れ、濾過し、分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.05%FA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 406.4, (計算値 406.2).1H NMR (500 MHz, MeOD-d4) δ 8.94 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.09 (s, 1H), 7.05 (s, 1H), 5.07 - 4.97 (m, 1H), 3.30 - 3.22 (m, 1H), 2.89 - 2.75 (m, 2H), 2.56 - 2.47 (m, 2H), 2.38 - 2.15 (m, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.93 - 1.72 (m, 2H), 1.10 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
表5. 以下の化合物は、適切な出発物質を用いて、実施例3について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
実施例7
(R)-2-(7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール
(R)-3-クロロ-7-(1-エチルピペリジン-3-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(中間体8、40mg、0.143mmol)の1,4-ジオキサン(3mL)と水(0.8mL)中の溶液を、(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(Combi-Blocks、35.3mg、0.172mmol)、K2CO3(59.3mg、0.429mmol)及びPdCl2(dppf)(10.5mg、0.014mmol)で処理した。その混合物を、アルゴンを用いて脱ガスし、次いで、12時間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.05%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 406.2, (計算値 406.2).1H NMR (400 MHz, MeOD-d4) δ 8.82 (s, 1H), 7.51 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.27 (s, 1H), 5.17 (br s, 1H), 4.07 (br d, J = 10.8 Hz, 1H), 3.79 - 3.62 (m, 2H), 3.36 (br s, 2H), 3.14 (br t, J = 12.4 Hz, 1H), 2.61 (br s, 1H), 2.56 (s, 3H), 2.46 (br s, 1H), 2.32 (br d, J = 14.7 Hz, 1H), 2.16 - 2.00 (m, 1H), 1.41 (br t, J = 7.2 Hz, 3H).
表6. 以下の化合物は、適切な出発物質を用いて、実施例7について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
実施例10
(R)-2-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール
MeOH(0.27mL)とTHF(0.27mL)中の(R)-2-(4-メチル-7-(ピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール(実施例5、20mg、0.053mmol)の混合物を、ホルムアルデヒド(水中37%、24μL、0.318mmol)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(34mg、0.159mmol)で処理した。その反応混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、その反応物を4滴のAcOHでクエンチし、濃縮した。得られた粗製残渣をDMSOの中に入れ、濾過し、分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 392.3 (計算値 392.2).1H NMR (500 MHz, MeOD-d4) δ 8.88 (s, 1H), 7.48 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 5.10 - 5.00 (m, 1H), 3.40 - 3.28 (m, 2H), 3.08 - 2.88 (m, 2H), 2.51 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.36 - 2.21 (m, 2H), 2.04 - 1.83 (m, 2H).
実施例10(代替合成)
(R)-2-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール
段階1: 3,4,6-トリクロロ-5-メチルピリダジン: 4-ブロモ-5-メチルピリダジン-3,6-ジオール(Enamine、1.20g、5.85mmol)とPOCl3(10mL、107mmol)の溶液を100℃で2時間撹拌した。次いで、その混合物を室温まで冷却し、ゆっくりと水を加えた。その混合物をEtOAcで希釈し、層を分離し、その水層をEtOAc(×2)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 197.1 (計算値 196.9).
段階2: フェニル 3,6-ジクロロ-5-メチルピリダジン-4-スルフィネート: 3,4,6-トリクロロ-5-メチルピリダジン(6.4g、32.4mmol)のTHF(50mL)とDMSO(10mL)中の溶液を、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム(5.6g、34.0mmol)で処理した。得られた反応混合物を48時間40℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、その水層をEtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 303.1 (計算値 303.0).
段階3: tert-ブチル (R)-3-((6-クロロ-5-メチル-4-(フェニルスルホニル)ピリダジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート: 2本の40mL容シンチレーションバイアルを2通りセットした。各バイアル内で、フェニル 3,6-ジクロロ-5-メチルピリダジン-4-スルフィネート(750mg、2.47mmol)の1,4-ジオキサン(15mL)中の溶液を、tert-ブチル (R)-3-アミノピペリジン-1-カルボキシレート(Aldrich、743mg、3.71mmol)及びK2CO3(1.54g、11.1mmol)で処理した。得られた混合物を5時間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を合し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー([EtOAc中の25%EtOH]:ヘキサン)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+Na]+= 489.4 (計算値 489.1).
段階4: tert-ブチル (R)-3-((4-アジド-6-クロロ-5-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート: tert-ブチル (R)-3-((6-クロロ-5-メチル-4-(フェニルスルホニル)ピリダジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.50g、3.21mmol)のDMSO(23mL)中の溶液を、NaN3(1.25g、19.3mmol)で処理した。得られた混合物を5時間60℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層を水(2×)及びブラインで洗浄し、無水MgSO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH:DCM)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 368.2 (計算値 368.2).
段階5: tert-ブチル (R)-3-((4-アミノ-6-クロロ-5-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート: tert-ブチル (R)-3-((4-アジド-6-クロロ-5-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート(686mg、1.87mmol)のDCM(9.1mL)とAcOH(1.8mL)中の溶液を0℃に冷却し、亜鉛(244mg、3.73mmol)で処理した。得られた混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで、濾過し、真空中で濃縮して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 342.2 (計算値 342.2).
段階6: tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート: tert-ブチル (R)-3-((4-アミノ-6-クロロ-5-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.10g、3.22mmol)のオルトギ酸トリメチル(21.5mL)中の溶液を、HCl(1,4-ジオキサン中4M、40μL、0.161mmol)で処理した。その反応混合物を2時間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH:DCM)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 352.4 (計算値 352.2).
段階7: tert-ブチル (R)-3-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート: バイアルに、tert-ブチル (R)-3-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(700mg、1.99mmol)、(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(Combi-Blocks、615mg、2.98mmol)、XPhos Pd G3(135mg、0.159mmol)及び炭酸カリウム(1.38g、9.95mmol)を装入した。次いで、そのバイアルを排気し、窒素を充填した(3×)。第二のバイアル内で、1,4-ジオキサン(10.6mL)と水(2.7mL)の溶媒混合物に窒素を15分間スパージし、次いで、第一のバイアルに加えた。その反応物を3時間100℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、水とDCMで希釈した。層を分離し、その水層をDCM(×3)で抽出した。合わせた有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(MeOH:DCM)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 478.4, (計算値 478.2).
段階8: (R)-2-(4-メチル-7-(ピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール: tert-ブチル (R)-3-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(503mg、1.05mmol)のDCM(10.5mL)中の溶液を、HCl(1,4-ジオキサン中4M、1.32mL、5.27mmol)で処理した。その反応混合物を室温で12時間撹拌した。次いで、その反応混合物をMeOHで希釈し、次いで、Biotage Isolute(登録商標) SCX-2イオン交換カラムにロードし、1回目はMeOHで、2回目はMeOH中7Mアンモニアで溶出させた。その7Mアンモニア層を減圧下で濃縮して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 378,2, (計算値 378.2).
段階9: (R)-2-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール: MeOH(0.27mL)とTHF(0.27mL)中の(R)-2-(4-メチル-7-(ピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール(20mg、0.053mmol)の混合物を、ホルムアルデヒド(水中37%、24μL、0.318mmol)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(34mg、0.159mmol)で処理した。その反応混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、その反応物を4滴のAcOHでクエンチし、濃縮した。得られた粗製残渣をDMSOの中に入れ、濾過し、分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 392.3 (計算値 392.2).1H NMR (500 MHz, MeOD-d4) δ 8.88 (s, 1H), 7.48 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 5.10 - 5.00 (m, 1H), 3.40 - 3.28 (m, 2H), 3.08 - 2.88 (m, 2H), 2.51 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.36 - 2.21 (m, 2H), 2.04 - 1.83 (m, 2H).
表7. 以下の化合物は、適切な出発物質及びアルデヒドを用いて、実施例10について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
表8. 以下の中間体は、適切な市販されているアミンを用いて、中間体3について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
表9. 以下の中間体は、適切な出発物質を用いて、中間体6について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
中間体18
(4-ヒドロキシベンゾ[b]チオフェン-5-イル)ボロン酸
段階1: 5,5-ジブロモ-6,7-ジヒドロベンゾ[b]チオフェン-4(5H)-オン: CuBr2(5.87g、26.3mmol)のEtOAc(30mL)中の溶液を80℃で10分間撹拌した。次いで、6,7-ジヒドロベンゾ-[b]チオフェン-4(5H)-オン(Combi-Blocks、1.00g、6.57mmol)のCHCl3(30mL)中の溶液を滴下して加え、得られた混合物を80℃で12時間撹拌した。その反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、Al2O3で濾過した。その濾液を飽和NaHCO3水溶液で洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 310.9, (計算値 310.9).
段階2: 5-ブロモベンゾ[b]チオフェン-4-オール: 5,5-ジブロモ-6,7-ジヒドロベンゾ[b]チオフェン-4(5H)-オン(1.58g、5.10mmol)のDMF(30mL)中の溶液に、Li2CO3(2.26g、30.6mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で12時間撹拌した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.51 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.39 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.36 - 7.32 (m, 1H), 5.87 (s, 1H).
段階3: (4-ヒドロキシベンゾ[b]チオフェン-5-イル)ボロン酸: MeOH(5mL)中の5-ブロモベンゾ[b]-チオフェン-4-オール(400mg、1.75mmol)とB2(OH)4(313mg、3.49mmol)とクロロ[(ジ(1-アダマンチル)-n-ブチルホスフィン)-2-(2-アミノビフェニル)]パラジウム(II)(117mg、0.175mmol)の混合物を、N2雰囲気下、室温で12時間撹拌した。次いで、その反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をMPLC(C18固定相、MeCN/水+0.5%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 194.5, (計算値 195.0).
中間体19
(4-ヒドロキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-5-イル)ボロン酸
段階1: 5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-オール: 2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-オール(Combi-Blocks、1.00g、7.45mmol)のDCM(50mL)中の溶液に、ジイソプロピルアミン(9.1mg、0.090mmol)を添加し、得られた混合物を0℃に冷却した。この溶液に、1-ブロモピロリジン-2,5-ジオン(1.33g、7.45mmol)を少量ずつ加えた。その反応混合物を室温まで昇温させ、12時間撹拌した。次いで、その反応混合物を水及びブラインで洗浄し、その有機層を無水Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.15 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.62 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 5.43 - 5.32 (m, 1H), 2.83 (dt, J = 17.3, 7.6 Hz, 4H), 2.10 - 1.97 ppm (m, 2H).
段階2: (4-ヒドロキシ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-5-イル)ボロン酸: MeOH(2mL)中の5-ブロモ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-4-オール(50mg、0.235mmol)とB2(OH)4(42.1mg、0.469mmol)とクロロ[(ジ(1-アダマンチル)-n-ブチルホスフィン)-2-(2-アミノビフェニル)]パラジウム(II)(15.7mg、0.023mmol)の混合物を、N2雰囲気下、0℃に冷却した。次いで、DIPEA(0.123mL、0.704mmol)を滴下して加え、次いで、その反応混合物を室温まで昇温させ、12時間撹拌した。次いで、その反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 179.2, (計算値 179.1).
表10. 以下の化合物は、適切な出発物質を用いて、実施例3について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
表11. 以下の化合物は、適切な出発物質を用いて、実施例7について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
表12. 以下の化合物は、適切な出発物質及びアルデヒドを用いて、実施例10について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
表13. 以下の中間体は、適切な市販されているアミンを用いて、中間体3について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
表14. 以下の中間体は、適切な出発物質を用いて、中間体6について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
中間体23(代替合成)
tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタノ-8-カルボキシレート
段階1: 3,4,6-トリクロロ-5-メチルピリダジン: 4-ブロモ-5-メチルピリダジン-3,6-ジオール(Enamine、1.20g、5.85mmol)とPOCl3(10mL、107mmol)の溶液を100℃で2時間撹拌した。その混合物を室温まで冷却し、ゆっくりと水に加えた。その混合物をEtOAcで希釈し、層を分離し、その水層をEtOAcで抽出した(×2)。合わせた有機層を濃縮し、得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 197.1 (計算値 196.9).
段階2: フェニル 3,6-ジクロロ-5-メチルピリダジン-4-スルフィネート: 3,4,6-トリクロロ-5-メチルピリダジン(6.4g、32.4mmol)のTHF(50mL)とDMSO(10mL)中の溶液を、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム(5.6g、34.0mmol)で処理した。得られた反応混合物を48時間40℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、水及びEtOAcで希釈した。層を分離し、その水層をEtOAc(×3)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 303.1 (計算値 303.0).
段階3: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-((6-クロロ-5-メチル-4-(フェニルスルホニル)ピリダジン-3-イル)アミノ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート: フェニル 3,6-ジクロロ-5-メチルピリダジン-4-スルフィネート(580mg、1.91mmol)の1,4-ジオキサン(10mL)中の溶液を、tert-ブチル(1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-アミノ-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(Combi-Blocks、433mg、1.91mmol)及びNa2CO3(608mg、5.74mmol)で処理した。得られた混合物を12時間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 493.1 (計算値 493.2).
段階4: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-((4-アジド-6-クロロ-5-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-((6-クロロ-5-メチル-4-(フェニルスルホニル)ピリダジン-3-イル)アミノ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(800mg、1.62mmol)のDMF(12mL)中の溶液を、NaN3(844mg、13.0mmol)で処理した。得られた混合物を12時間50℃に加熱した。0℃に冷却した後、その反応混合物を水でクエンチし、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 394.1 (計算値 394.2).
段階5: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-((4-アミノ-6-クロロ-5-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-((4-アジド-6-クロロ-5-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(480mg、1.22mmol)のDCM(5mL)とAcOH(1mL)中の溶液を0℃に冷却し、亜鉛(159mg、2.44mmol)で処理した。得られた混合物を0℃で1時間撹拌した。その反応混合物をDCMで希釈し、次いで、濾過し、ブライン(2×)で洗浄した。得られた有機層を無水Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 368.1 (計算値 368.2).
段階6: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-((4-アミノ-6-クロロ-5-メチルピリダジン-3-イル)アミノ)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(240mg、0.652mmol)のオルトギ酸トリメチル(0.3mL)中の溶液を、HCl(1,4-ジオキサン中4M、8.2μL、0.033mmol)で処理した。その反応混合物を30分間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 378.1 (計算値 378.2).
中間体26
5-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-アミン
tert-ブチル (5-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ビシクロ[3.1.1]-ヘプタン-1-イル)カルバメート(中間体24、40mg、0.106mmol)のDCM(1mL)中の溶液を、TFA(36mg、0.318mmol)で処理した。得られた混合物を20℃で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 278.0, (計算値 278.1).
表15. 以下の化合物は、適切な出発物質を用いて、実施例3について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
表16. 以下の化合物は、適切な出発物質を用いて、実施例7について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。
表17. 以下の化合物は、適切な出発物質及びケトンを用いて、実施例10について記載した手順と同様の手順を用いて調製した。THFとMeOHの混合物の代わりに、DCMを溶媒として使用した。実施例22では、その反応温度を50℃に上昇させた。
実施例24及び実施例25
2-(7-((1R,2R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ-[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール、及び、
2-(7-((1S,2S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ-[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール
段階1: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(中間体23、40mg、0.106mmol)と(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(Combi-Blocks、26mg、0.127mmol)のt-AmOH(1mL)と水(0.2mL)中の溶液を、炭酸セシウム(103mg、0.318mmol)及びAd2n-BuP Pd G2(7.1mg、0.011mmol)で処理した。その反応混合物を3時間100℃に加熱し、次いで、室温まで冷却し、水とEtOAcで希釈した。層を分離し、その水層をEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濾過し、濃縮した。得られた粗製残渣を分取TLC(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 504.1, (計算値 504.2).
段階2: 2-(7-((1R,2R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール、及び、2-(7-((1S,2S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(45mg、0.089mmol)のDCM(1mL)中の溶液をTFA(51mg、0.447mmol)で処理した。得られた混合物を20℃で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物を減圧下で直接濃縮し、得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製した。得られたラセミ混合物をキラル法Aで分離して、2-(7-((1R,2R,5S)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール(実施例24)が速く溶出する異性体として得られ、及び、2-(7-((1S,2S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)-フェノール(実施例25)が遅く溶出する異性体として得られた。
実施例24: LCMS [M+H]+= 404.1, (計算値 404.2).1H NMR (400 MHz, MeOD-d4) δ 8.90 (s, 1H), 7.50 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 5.13 (br d, J = 10.8 Hz, 1H), 4.22 (br d, J = 5.2 Hz, 1H), 3.79 (br s, 1H), 2.64 (qd, J = 12.7, 5.9 Hz, 1H), 2.54 (s, 3H), 2.27 (br d, J = 12.3 Hz, 1H), 2.09 - 1.78 (m, 6H).
実施例25: LCMS [M+H]+= 404.1, (計算値 404.2).1H NMR (400 MHz, MeOD-d4) δ 8.91 (s, 1H), 7.50 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 5.16 (br d, J = 11.4 Hz, 1H), 4.30 (br d, J = 5.7 Hz, 1H), 3.88 (br s, 1H), 2.67 (qd, J = 12.7, 6.0 Hz, 1H), 2.54 (s, 3H), 2.29 (br d, J = 13.4 Hz, 1H), 2.14 - 1.83 (m, 6H).
実施例26
5-クロロ-3-フルオロ-2-(4-メチル-7-((R)-1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ-[4,5-c]ピリダジン-3-イル)フェノール
段階1: 3-(4-クロロ-2-フルオロ-6-メトキシフェニル)-4-メチル-7-((R)-1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン: (R)-3-クロロ-4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(中間体16、80mg、0.300mmol)と(4-クロロ-2-フルオロ-6-メトキシフェニル)ボロン酸(Ambeed、49mg、0.240mmol)とK2CO3(124mg、0.900mmol)とPdCl2(dppf)(22mg、0.030mmol)の混合物を、窒素下、1,4-ジオキサン(1.25mL)及び水(0.25mL)で処理した。得られた混合物を12時間100℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で直接精製し、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 390.1, (計算値 390.1).
段階2: 5-クロロ-3-フルオロ-2-(4-メチル-7-((R)-1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)フェノール: 3-(4-クロロ-2-フルオロ-6-メトキシフェニル)-4-メチル-7-((R)-1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(10mg、0.026mmol)のDCM(1mL)中の溶液を0℃に冷却し、BBr3(ヘプタン中1M、0.128mL、0.128mmol)で処理した。得られた混合物を16時間撹拌し、次いで、ゆっくりと室温まで昇温させた。次いで、その反応物を0℃まで冷却し、MeOHでクエンチし、濃縮した。得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.05%FA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 376.2, (計算値 376.1).1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.86 (s, 1H), 8.46 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 6.75 - 6.59 (m, 1H), 4.99 - 4.78 (m, 1H), 2.71 - 2.62 (m, 2H), 2.35 (s, 3H), 2.26 (s, 3H), 2.21 - 2.11 (m, 2H), 1.83 - 1.62 (m, 2H), 1.27 - 1.20 (m, 1H), 0.83 (dt, J = 21.3, 6.6 Hz, 1H).
実施例27
(R)-3-シクロプロピル-2-フルオロ-6-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ-[4,5-c]ピリダジン-3-イル)フェノール
段階1: (R)-3-(4-クロロ-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン: (R)-3-クロロ-4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(中間体16、100mg、0.376mmol)と2-(4-クロロ-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(AOB Chem、108mg、0.376mmol)とK2CO3(156mg、1.13mmol)とPdCl2(dppf)(28mg、0.038mmol)の混合物を、窒素下、1,4-ジオキサン(3.1mL)及び水(0.63mL)で処理した。得られた混合物を12時間100℃に加熱した。次いで、その反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で直接濃縮した。得られた粗製残渣をDMSOに溶解させ、濾過し、分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製した。目的のフラクションを集め、次いで、EtOAc、水及び飽和水性NaHCO3で希釈した。層を分離し、その水層をEtOAcで抽出した(2×)。合わせた有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 390.2, (計算値 390.1).
段階2: (R)-3-(4-シクロプロピル-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン: 1,4-ジオキサン(0.85mL)中の(R)-3-(4-クロロ-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(33mg、0.085mmol)とPdCl2(dppf)(6.2mg、0.0085mmol)の混合物を、窒素下、シクロプロピル亜鉛(II)ブロミド(THF中0.5M、0.51mL、0.254mmol)で処理した。得られた混合物を3時間70℃に加熱した。室温まで冷却した後、その反応混合物を飽和水性NH4Clでクエンチし、EtOAc(4×)で抽出した。合わせた有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。次いで、得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 396.3, (計算値 396.2).
段階3: (R)-3-シクロプロピル-2-フルオロ-6-(4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)フェノール: (R)-3-(4-シクロプロピル-3-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-7-(1-メチルピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン(15mg、0.038mmol)のDCM(1.5mL)中の溶液を0℃まで冷却し、BBr3(ヘプタン中1M、0.190mL、0.190mmol)で処理した。得られた混合物を16時間撹拌し、次いで、ゆっくりと室温まで昇温させた。0℃まで冷却した後、MeOHを滴下して加えて反応をクエンチし、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.05%FA)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 382.3, (計算値 382.2).1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.88 (s, 1H), 8.47 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.53 (s, 1H), 4.88 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.06 - 3.00 (m, 1H), 2.72 - 2.62 (m, 2H), 2.39 (s, 3H), 2.27 (s, 3H), 2.23 - 2.06 (m, 3H), 1.83 - 1.64 (m, 2H), 1.02 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 0.89 - 0.79 (m, 1H), 0.78 (d, J = 5.2 Hz, 2H).
実施例28及び実施例29
2-(4-メチル-7-((1S,2S,5R)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-7H-イミダゾ-[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール、及び、
2-(4-メチル-7-((1R,2R,5S)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-7H-イミダゾ-[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール
段階1: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(中間体23、40mg、0.106mmol)と(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(Combi-Blocks、26mg、0.127mmol)のt-AmOH(1mL)と水(0.2mL)中の溶液を、炭酸セシウム(103mg、0.318mmol)及びAd2n-BuP Pd G2(7.1mg、0.011mmol)で処理した。その反応混合物を3時間100℃に加熱し、次いで、室温まで冷却し、水とEtOAcで希釈した。層を分離し、その水層をEtOAc(2×)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。次いで、得られた粗製残渣を分取TLC(EtOAc:石油エーテル)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 504,1, (計算値 504.2).
段階2: 2-(7-((1R,2R,5S 及び 1S,2S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール: tert-ブチル (1R,2R,5R 及び 1S,2S,5S)-2-(3-(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート(35mg、0.070mmol)のDCM(0.7mL)中の溶液を、TFA(40mg、0.348mmol)で処理した。その反応混合物を20℃で1時間撹拌した。次いで、その反応混合物を飽和水性NaHCO3で洗浄し、減圧下で濃縮して、標題化合物が得られた。これは、それ以上精製することなく次の段階で使用した。
LCMS [M+H]+= 404.2, (計算値 404.2).
段階3: 2-(4-メチル-7-((1R,2R,5S)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール、及び、2-(4-メチル-7-((1S,2S,5R)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール: 2-(7-((1R,2R,5S 及び 1S,2S,5R)-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール(28mg,0.069mmol)とホルムアルデヒド(17mg、0.21mmol)のMeOH(1mL)中の溶液を0℃に冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(22mg、0.347mmol)を加えた。得られた反応混合物を25℃に昇温させ、30分間撹拌した。次いで、その反応混合物を減圧下で直接濃縮し、得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製した。得られたラセミ混合物をキラル法Bで分離して、2-(4-メチル-7-((1S,2S,5R)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール(実施例28)が速く溶出する異性体として得られ、及び、2-(4-メチル-7-((1R,2R,5S)-8-メチル-8-アザビシクロ[3.2.1]オクタン-2-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール(実施例29)が遅く溶する異性体として得られた。
実施例28: LCMS [M+H]+= 418.1, (計算値 418.2).1H NMR (400 MHz, MeOD-d4) δ 8.90 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 5.20 - 5.10 (m, 1H), 3.98 (br d, J = 2.9 Hz, 1H), 3.48 (br s, 1H), 2.57 - 2.49 (m, 7H), 2.33 - 2.16 (m, 2H), 2.11 - 1.96 (m, 2H), 1.95 - 1.80 (m, 3H).
実施例29: LCMS [M+H]+= 418.1, (計算値 418.2).1H NMR (400 MHz, MeOD-d4) δ 8.89 (s, 1H), 7.49 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 5.19 - 5.05 (m, 1H), 3.92 (br d, J = 4.4 Hz, 1H), 3.40 (br s, 1H), 2.51 (d, J = 16.6 Hz, 7H), 2.27 - 2.13 (m, 2H), 2.09 - 1.96 (m, 2H), 1.92 - 1.80 (m, 3H).
表18. 実施例28及び実施例29について記載した手順と同様の手順に従い、適切な出発物質を用いて以下の化合物を調製した。ラセミ体生成物は、表中で指定されているキラルSFC法を用いて分離した; エナンチオマーの対については、速く溶出する異性体が最初に記載されている。
実施例32
2-(7-(5-アミノビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール
5-(3-クロロ-4-メチル-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-7-イル)ビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-アミン(中間体26、12mg、0.042mmol)と(2-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ボロン酸(Combi-Blocks、9.8mg、0.043mmol)のt-AmOH(0.5mL)と水(0.1mL)中の溶液を、炭酸セシウム(42mg、0.130mmol)及びAd2n-BuP Pd G2(2.9mg、0.0043mmol)で処理した。その反応混合物を、窒素下、2時間100℃に加熱し、次いで、室温まで冷却し、EtOAc(2×)で抽出した。その有機層を合してブラインで洗浄し、無水Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.05%NH4OH+10mM NH4HCO3)で精製して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 404.1, (計算値 404.2).1H NMR (400 MHz, MeOD-d4) δ 8.64 (s, 1H), 7.49 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.24 (s, 1H), 2.76 - 2.66 (m, 2H), 2.57 - 2.46 (m, 5H), 2.40 - 2.32 (m, 2H), 2.15 - 2.04 (m, 2H), 1.99 - 1.86 (m, 2H).
表19. 実施例32について記載した手順と同様の手順に従い、適切な中間体を用いて以下の化合物を調製した。ラセミ体生成物は、表中で指定されているキラルSFC法を用いて分離した; エナンチオマーの対については、速く溶出する異性体が最初に記載されている。
実施例35
(R)-2-(4-メチル-7-(1-(メチル-d 3 )ピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール
(R)-2-(4-メチル-7-(ピペリジン-3-イル)-7H-イミダゾ[4,5-c]ピリダジン-3-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェノール(実施例5、40mg、0.106mmol)のMeOD-d4(0.21mL)中の溶液を0℃まで冷却し、重水素化ホルムアルデヒド(D2O中20wt%、85μL、0.530mmol)及びNaBD4(13.3mg、0.318mmol)で処理した。得られた混合物をゆっくりと25℃に昇温させ、12時間撹拌した。次いで、その反応混合物を減圧下で直接濃縮し、得られた粗製残渣を分取逆相HPLC(C18固定相、MeCN/水+0.1%TFA)で精製した。標題化合物を含むフラクションを合し、飽和水性NaHCO3で処理してpHを中和し、次いで、EtOAc(3×)で抽出した。合わせた有機層を無水MgSO4で脱水し、濾過し、濃縮して、標題化合物が得られた。
LCMS [M+H]+= 395.3, (計算値 395.2).1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.88 (s, 1H), 7.48 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.30 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.26 (s, 1H), 4.87 (t, J = 9.6 Hz, 1H), 3.59 - 3.51 (m, 2H), 2.69 (br s, 1H), 2.38 (s, 3H), 2.26 - 2.03 (m, 3H), 1.76 (br s, 1H), 1.69 (d, J = 10.2 Hz, 1H).
医薬組成物の実施例
経口医薬組成物の特定の実施形態として、100mg力価の錠剤は、100mgの上記実施例のうちのいずれか1つ、268mgの微結晶セルロース、20mgのクロスカルメロースナトリウム及び4mgのステアリン酸マグネシウムで構成されている。該活性物質、微結晶セルロース及びクロスカルメロースを最初に混合させる。次いで、この混合物をステアリン酸マグネシウムで滑沢し、圧縮して錠剤にする。
生物学的アッセイ
カノニカルNLRP3インフラマソームの活性化には、プライミングと活性化という2つの段階が必要である。病原体活性化分子パターン(PAMPs)又は危険活性化分子パターン(DAMPs)のようなプライミングシグナルがToll様受容体によって認識されると、核因子κB(NF-KB)を介したシグナル伝達が起こる。その結果、不活性型NLRP3及びprolL-1βを含むインフラマソーム関連成分の転写がアップレギュレートされる(Bauernfeind et al., J. Immunol. 2009, 183, 787 - 791; Franchi et al., Nat. Immunol. 2012, 13, 325 - 332; Franchi et al., J. Immunol. 2014, 193, 4214 - 4222)。第二段階は、活性化であり、これは、NLRP3のオリゴマー化を誘導し、次いで、NLRP3、CARD(ASC)を含むアポトーシス関連斑点様タンパク質及びプロカスパーゼ-1が集合して、インフラマソーム複合体を形成する。これが、プロカスパーゼ-1からカスパーゼ-1への変換を引き起こし、成熟IL-1β及びIL-18の産生と分泌を引き起こす(Kim et al., J. Inflamm. 2015, 12, 41; Ozaki et al., J. Inflamm. Res. 2015, 8, 15 - 27; Rabeony et al., Eur. J. Immunol. 2015, 45, 2847)。インフラマソーム複合体のアセンブリーに際して、NLRP3のオリゴマー化が、ASCの核形成及び一般に「ASC SPECK」形成と称されるイベント(これは、一般的な免疫細胞化学的方法を用いてASCを染色し可視化した後、細胞内において離散した点状構造として確認される)を誘発する。
刺激後のヒト単球性THP-1細胞におけるASC-SPECKの形成をモニターすることにより、NLRP3インフラマソーム活性化を阻害する化合物の能力をインビボで測定した。THP-1細胞(ATCCカタログ#TIB-202)は、Roswell Park Memorial Institute RPMI(ATCCカタログ#30-2001)、10%熱不活化ウシ胎仔血清、1Xペニシリン/ストレプトマイシン及び0.05mM 2-メルカプトエタノールを含む完全増殖培地内で維持した。アッセイ開始時、未分化THP-1細胞を、384ウェルプレート(ポリ-D-リシンで被覆されたCell Carrier Ultraマイクロプレート、Perkin Elmerカタログ番号6057500)内の、10ng/mLのホルボール12-ミリスチン酸13-酢酸(PMA;Sigmaカタログ番号P8139)を補足した完全増殖培地中で、1ウェル当たり20,000細胞の密度で平板培養し、次いで、一晩インキュベートした。翌日、培地をアッセイ培地[RPMI(Gibcoカタログ#11875-093)、0.01%ウシ血清アルブミン(BSA)]で置き換えた。化合物をDMSOで連続希釈し、次いで、12.5μg/mLのグラミシジン(Enzo Lifescience、カタログ#ALX-350-233-M005)を添加する1時間前にウェルに添加した。全てのインキュベーションは、37℃(5%CO2/95%空気)で行った。グラミシジンで3時間処理した後、細胞を4%パラホルムアルデヒドで固定し、免疫蛍光染色まで4℃で保存する。
免疫蛍光染色: 抗ASC抗体(MBLカタログ#D086-3)を脱塩し、Alexa 488抗体標識キット(Thermoカタログ#A20181)で標識した後、以下に記載されているように使用した。固定後、以下の段階を室温で実施した。細胞を、最初に、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)中0.3%Triton X-100で15分間透過化処理し、次いで、PBS中の5%ヤギ血清、0.3%tween-20及び0.03%アジ化ナトリウムを含むブロッキングバッファーの中で1時間インキュベートした。細胞を、ブロッキングバッファー中のASC-Alexa488抗体(ブロッキングバッファーで1:200に希釈)と核染色剤DRAQ5(ブロッキングバッファーで1:5000、Thermoカタログ#62251)の混合液で1時間で染色した。PBS中の0.3%Tween-20で洗浄した後、Opera Phenix High Content Screening Systemでプレートを画像化した。ASC SPECKSを含むDRAQ5陽性細胞の数を、各ウェル内で定量化した。
データ解析: EC50値は、TIBCO Spotfireソフトウェアの内部開発プログラムを用いた標準的な曲線フィッティング解析により算出した。
本発明の化合物は、上記生物学的アッセイにおいてNLRP3インフラマソームの活性化を阻害し、そして、5マイクロモル未満のEC50値を有する。上記生物学的アッセイにおける実施例1-実施例35の化合物の具体的なEC50値を表Iに記載する。
「特許請求の範囲」の範囲は、実施例に記載された好ましい実施形態によって限定されるべきではなく、全体として本明細書と一致する最も広い解釈が与えられるべきである。
本開示は、その特定の特定の実施形態を参照して記載及び例示されてきたが、当業者は、本開示の範囲から逸脱することなく、手順及びプロトコルの様々な適合、変更、修正、置換、削除又は追加がなされ得ることを理解するであろう。例えば、上記で示されている構造式Iで表される化合物を用いていずれかの適応症について処置される哺乳動物の応答性の変動の結果として、本明細書中で上記で記載されている特定の投与量以外の有効な投与量も適用され得る。観察される特定の薬理学的応答は、選択された特定の活性化合物又は薬学的担体の存在の有無並びに採用される製剤のタイプ及び投与様式に従って又は応じて、変化し得る。結果におけるそのような予想される変化又は差異は、本開示の目的及び実施に従って意図される。