JP7816794B2 - 可撓性超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置 - Google Patents

可撓性超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置

Info

Publication number
JP7816794B2
JP7816794B2 JP2023511470A JP2023511470A JP7816794B2 JP 7816794 B2 JP7816794 B2 JP 7816794B2 JP 2023511470 A JP2023511470 A JP 2023511470A JP 2023511470 A JP2023511470 A JP 2023511470A JP 7816794 B2 JP7816794 B2 JP 7816794B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
plate
shaped elastic
elastic body
element array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023511470A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022210851A1 (ja
Inventor
真理 酒井
学 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamagata University NUC
Original Assignee
Yamagata University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamagata University NUC filed Critical Yamagata University NUC
Publication of JPWO2022210851A1 publication Critical patent/JPWO2022210851A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7816794B2 publication Critical patent/JP7816794B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; ELECTRIC HEARING AIDS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R17/00Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

本開示は、可撓性超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、超音波を用いて体内や構造体内を調べる検査装置である。この検査装置の超音波プローブを用いて体表から体内、循環器や臓器の内表面から体内、そして構造体表面から構造体内に超音波を発信し、その反射波を処理して画像化し、病変や欠陥の有無等を判読し、診断を行う。映し出される画像は、リアルタイムで動いて見えるため、病変の位置を確認しながら行う治療、血流動態の観察等も行うことができ、かつ非侵襲的な手法であるために、医療分野で広く利用されている。
超音波プローブは、リニア型、セクタ型、及びコンベックス型があり、観察目的及び観察部位に応じてこれらの型を選択する。例えば、リニア型は、体表から浅い部位に位置する組織の検査に用いられ、コンベックス型は、体表から深い部位に位置する組織の検査に用いられる。
特許文献1は、コンベックス型超音波プローブの従来技術の例を示している。このような超音波プローブの超音波素子は、電極でサンドイッチされた圧電セラミックが短冊状に切断されて形成される。
また、近年、圧電MEMS超音波トランスデューサ(pMUT:Piezoelectric Micromachined Ultrasonic Transducers)を超音波素子として用いた超音波プローブが開発されている。特許文献2及び3は、このような超音波プローブを開示している。また、これを製造するためのMEMSの詳細については、例えば、特許文献4を参照することができる。
特開平8-79895号公報 特開2014-146883号公報 特開2016-018835号公報 特表2006-516368号公報
特許文献2及び3に記載のように、圧電MEMS超音波トランスデューサを超音波素子として用いた超音波プローブは、その超音波素子を形成する基板が、シリコン基板等の平板状基板であるため、通常はリニア型の超音波プローブである。
本開示は、リニア型とコンベックス型の両方の型式のプローブとして用いることができる、新規な超音波プローブヘッドを提供する。
本発明者らは、以下の態様を有する本開示により、上記課題を解決できることを見出した。
《態様1》
超音波素子アレイ基材、及び前記超音波素子アレイ基材を支持する板状弾性体を少なくとも具備する可撓性超音波プローブヘッドであって、
前記超音波素子アレイ基材が、可撓性を有しており、かつ圧電MEMS超音波トランスデューサを基板上に複数含み、
前記板状弾性体をアレイ配列方向の軸に沿って厚さ方向に曲げた時に生じる応力中立面に沿って、前記超音波素子アレイ基材が支持されている、
可撓性超音波プローブヘッド。
《態様2》
前記超音波素子アレイ基材が、複数の溝部を有するシリコン基板、及び前記複数の溝部上の前記圧電MEMS超音波トランスデューサを含む、態様1に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
《態様3》
前記シリコン基板の本体部分の平均厚さが、80μm以下である、態様2に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
《態様4》
前記板状弾性体の平均厚さが、0.5mm~5mmであり、かつ前記板状弾性体が金属体である、態様1~3のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
《態様5》
超音波素子アレイ基材の曲げ剛性に対する板状弾性体の曲げ剛性の比(板状弾性体/超音波素子アレイ基材)が、10以上である、態様1~4のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
《態様6》
前記板状弾性体が、上部板状弾性体及び下部板状弾性体からなり、前記上部板状弾性体及び下部板状弾性体が、前記超音波素子アレイ基材を挟持している、態様1~5のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
《態様7》
前記圧電MEMS超音波トランスデューサが、上部電極、圧電薄膜、下部電極、及び振動膜をこの順に少なくとも含む、態様1~6のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
《態様8》
前記応力中立面が、前記圧電MEMS超音波トランスデューサの前記上部電極の上端から前記振動膜の下端の範囲内にある、態様7に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
《態様9》
前記応力中立面が、前記圧電薄膜と下部電極との界面よりも下側に位置する、態様7又は8に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
《態様10》
複数の溝部を有するシリコン基板、前記複数の溝部上の圧電MEMS超音波トランスデューサを含む、超音波素子アレイ基材であって、
前記シリコン基板の本体部分の平均厚さが、80μm以下である、
超音波素子アレイ基材。
《態様11》
態様10に記載の超音波素子アレイ基材、及び前記超音波素子アレイ基材を支持する板状弾性体を具備する、可撓性超音波プローブヘッド。
《態様12》
態様1~9及び11のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド、前記板状弾性体を湾曲化するための湾曲形成部材、及び筐体を具備する、超音波プローブ。
《態様13》
前記板状弾性体に歪みセンサを具備する、態様12に記載の超音波プローブ。
《態様14》
態様12又は13に記載の超音波プローブ、前記超音波プローブからの信号を処理する処理部、及び前記処理部からの信号を画像データに変換して表示する表示装置を少なくとも具備する、超音波診断装置。
図1は、本開示の可撓性超音波プローブヘッドの一例のZ-Y方向の断面図を示している。 図2は、本開示の可撓性超音波プローブヘッドの一例のX-Y方向の平面図を示している。 図3は、超音波素子アレイ基材の圧電MEMS超音波トランスデューサの一例のZ-X方向の断面図を例示している。 図4は、図2の本開示の可撓性超音波プローブヘッドの圧電MEMS超音波トランスデューサを拡大して示した図である。 図5は、本開示の可撓性超音波プローブヘッドの製造方法の各工程を例示している。 図6は、本開示の超音波プローブヘッドをリニア型とコンベックス型とで切り替えている例を示している。 図7は、本開示の超音波プローブの先端部分における断面図を例示している。 図8は、本開示の超音波診断装置を例示している。
《可撓性超音波プローブヘッド》
本開示の可撓性超音波プローブヘッドは、超音波素子アレイ基材、及び前記超音波素子アレイ基材を支持する板状弾性体を少なくとも具備する可撓性超音波プローブヘッドであって、前記超音波素子アレイ基材が、可撓性を有しており、かつ圧電MEMS超音波トランスデューサを複数含み、前記板状弾性体をアレイ配列方向の軸に沿って厚さ方向に曲げた時に生じる応力中立面に沿って、前記超音波素子アレイ基材が支持されている。
本発明者らは、圧電MEMS超音波トランスデューサを用いた場合であっても、超音波素子アレイ基材を板状弾性体の応力中立面に沿って、超音波素子アレイ基材を支持することによって、コンベックス型のプローブとして十分な曲率を有するまでプローブヘッド全体を曲げても、超音波素子アレイ基材、特に圧電MEMS超音波トランスデューサの圧電薄膜に割れ等を生じさせることなく、問題なく使用できることを見出した。これによって、本開示のプローブヘッドは、圧電MEMS超音波トランスデューサのアレイ基材を使っていても、超音波プローブをコンベックス型とリニア型とで切り替えが可能になった。本開示のプローブヘッドを用いたプローブは、プローブの型式を変更する必要がないため、使用時の手間を省くことができる。また、携帯型の超音波診断装置に本開示のプローブヘッドを用いたプローブを採用した場合、2つのプローブを携帯する必要がないため、その超音波診断装置は、院外での使用時、救急用での使用時等に極めて有利である。
本明細書において、「板状弾性体をアレイ配列方向の軸に沿って厚さ方向に曲げた時に生じる応力中立面に沿って、超音波素子アレイ基材が支持されている」とは、板状弾性体の厚さ方向及びアレイ横断方向の断面内の、厚さ方向の曲げに対する応力中立面から、板状弾性体の厚さの上下10%以内、5%以内、3%以内、又は1%以内の範囲の位置の平面上で、超音波素子アレイ基材が支持されていることを意味する。例えば、図1及び図2において、「板状弾性体をアレイ配列方向の軸に沿って厚さ方向に曲げた時」とは、板状弾性体をX軸に沿ってZ方向に曲げた場合をいう。そして、その曲げによって発生する応力中立面のZ方向の位置に合わせて、超音波素子アレイ基材が板状弾性体に支持されている。
本明細書において、「応力中立面」とは、ある部材の略中心部に対し曲げの力を加えた時に、力を加えた方向に垂直に引張応力及び圧縮応力の分布が生じるが、それらの引張応力及び圧縮応力が釣り合って応力が生じない面をいう。応力中立面は、部材を単純化したモデルを用いて有限要素法による解析によって計算することができる。例えば、板状弾性体の応力中立面は、フレキシブル印刷基板を引き出すためのスリット等があったとしても、単なる板として計算することができる。アレイ横断方向及びアレイ配列方向に延びる板状弾性体に対して、アレイ横断方向の略中心部においてアレイ配列方向の軸に沿って厚さ方向に力を加えると、板状弾性体の厚さ方向の特定の位置に、アレイ配列方向及びアレイ横断方向に平行な応力中立面が生じる。本開示の可撓性超音波プローブヘッドでは、その応力中立面に沿って、超音波素子アレイ基材が板状弾性体によって支持される。
図1に、本開示の可撓性超音波プローブヘッド100の一例のZ-Y方向の断面図を示す。また、図2に、本開示の可撓性超音波プローブヘッド100の一例のX-Y方向の平面図を示す。以下、X方向、Y方向、及びZ方向を、それぞれアレイ配列方向、アレイ横断方向及び厚さ方向ともいう。なお、本明細書において、「アレイ配列方向」及び「アレイ横断方向」とは、図1~図8を参照して説明するための便宜上のものであり、圧電MEMS超音波トランスデューサの向き及び配列の仕方については、限定されるものではなく、例えばその配列は正方形状であってもよい。
図1では、可撓性超音波プローブヘッド100は、超音波素子アレイ基材10、及び超音波素子アレイ基材10のアレイ横断方向両端部を支持する板状弾性体20を少なくとも具備しており、さらに音響レンズ30及びフレキシブル印刷基板40を具備している。超音波素子アレイ基材10は、複数の圧電MEMS超音波トランスデューサ1を基板2上に含んでおり、図1に示すように、複数の圧電MEMS超音波トランスデューサ1は、基板2の複数の溝部2a上に含むことができる。
〈超音波素子アレイ基材10〉
超音波素子アレイ基材10は、アレイ配列方向及び横断方向の平面に延び、厚さ方向が小さいことによって、アレイ配列方向に沿って厚さ方向に力を加えた時に撓むことができる可撓性を有している。また、超音波素子アレイ基材10は、圧電MEMS超音波トランスデューサ1を基板2上に複数含む。
図1に示されているように、超音波素子アレイ基材10を、アレイ横断方向両端部で板状弾性体20によって支持することができる。図2に示されているように、超音波素子アレイ基材10は、アレイ横断方向の両端部においてのみ、板状弾性体20に支持されており、アレイ配列方向の両端部においては、板状弾性体20に支持されずに開放されていてもよい。ただし、超音波素子アレイ基材10は、アレイ配列方向でも板状弾性体20によって支持されていてもよい。
ただし、本開示の可撓性超音波プローブヘッド100の有利な効果が得られる範囲であれば、超音波素子アレイ基材10は、図1に示されるような、その両端部で板状弾性体20によって支持される実施形態に限定されない。可撓性超音波プローブヘッド100を曲げた時に、超音波素子アレイ基材10、特に圧電MEMS超音波トランスデューサ1の圧電薄膜1dに応力がかかりにくくなるように支持されていれば、超音波素子アレイ基材10は板状弾性体によってどのように支持されていてもよい。例えば、超音波素子アレイ基材10がその一端のみで板状弾性体20によって支持される実施形態、及び超音波素子アレイ基材10がその中央部のみで板状弾性体20によって支持される実施形態がありうる。ただし、これらの実施形態では、アレイ配列方向とアレイ横断方向との長さの一方が他方に対して非常に短く(例えば、1:5以上)、かつ超音波素子アレイ基材10の曲げ剛性に対する板状弾性体20の曲げ剛性の比が大きい場合(例えば、50以上)には好適ではあるものの、図1に記載したような、超音波素子アレイ基材10がその両端部で板状弾性体20によって支持される実施形態が通常は好適である。
超音波素子アレイ基材10は、板状弾性体20の応力中立面Aに沿って、板状弾性体20に支持されている。例えば、板状弾性体20の応力中立面Aから、板状弾性体20の厚さの上下20%以内の範囲の位置のアレイ配列方向及びアレイ横断方向の平面上で、超音波素子アレイ基材10のアレイ横断方向の両端部が少なくとも支持されている。例えば、板状弾性体20が3mmの厚さを有しており、板状弾性体20の厚さの半分の位置に応力中立面Aがある場合には、板状弾性体20の厚さ方向の中心から上下0.3mmの範囲の位置で、超音波素子アレイ基材10が支持される。この場合において、その上下0.3mmの範囲の位置に、超音波素子アレイ基材10の厚さの全体にわたって包含されている必要はなく、超音波素子アレイ基材10の厚さの少なくとも一部がその範囲の位置に含まれていればよい。この場合において、圧電MEMS超音波トランスデューサ1が、その範囲の位置に含まれていることが特に好ましい。この場合には、破壊されやすい圧電MEMS超音波トランスデューサ1の圧電薄膜に応力がかかりにくくなる。
特に、超音波素子アレイ基材10は、板状弾性体20の応力中立面Aが、圧電MEMS超音波トランスデューサ1の上部電極1aの上端から振動膜1dの下端の範囲内にあるように支持されることができる。このような場合には、超音波素子アレイ基材10に曲げの力が加わっても、超音波素子アレイ基材10(特に、圧電MEMS超音波トランスデューサ1)は破壊されにくい。
超音波素子アレイ基材10が板状弾性体20に支持される位置及び/又は板状弾性体20の応力中立面Aの位置は、圧電MEMS超音波トランスデューサ1の圧電薄膜の位置よりも(特に、圧電薄膜と下部電極との界面の位置よりも)、厚さ方向で下側とすることができる。超音波素子アレイ基材10が支持される位置及び/又は応力中立面Aの位置が、圧電薄膜よりも下側にあることによって、超音波トランスデューサ1に曲げの力が加わった時に、圧電薄膜全体の位置で引張応力がかかる。すなわち、そのような位置関係にすることによって、圧電薄膜の一部では引張応力がかかり、その他の部分では圧縮応力がかかるということがなく、圧電薄膜の全体に引張応力をかけることができる。圧電薄膜にかかる応力が圧電薄膜の場所によって大きく変わると、その場所に応じて振動子の周波数特性が変わってしまうが、上記の実施形態であれば、超音波振動を設計どおりに効果的に行わせることができる。
超音波素子アレイ基材10の平均厚さは、300μm以下、200μm以下、150μm以下、100μm以下、80μm以下、又は50μm以下であってもよく、20μm以上、30μm以上、40μm以上、又は50μm以上であってもよい。超音波素子アレイ基材10の平均厚さは、例えば、20μm以上300μm以下、又は30μm以上100μm以下であってもよい。
超音波素子アレイ基材10は、厚さ方向に力を加えた時に撓むことができる可撓性を有しており、超音波素子アレイ基材10の曲率Rは、100mm以下、80mm以下、50mm以下、又は40mm以下で、また10mm以上、20mm以上、30mm以上、又は40mm以上で曲げられても、強度上等で問題なく使用することができることが好ましい。例えば、超音波素子アレイ基材10は、曲率Rが10mm以上100mm以下、又は20mm以上50mm以下の範囲であっても、強度上等で問題なく使用することができる。また、この範囲であれば、コンベックス型の超音波プローブとして十分な曲率となる。
超音波素子アレイ基材10は、板状弾性体20よりも可撓性が高く、例えば、超音波素子アレイ基材10の曲げ剛性に対する板状弾性体20の曲げ剛性の比(板状弾性体20/アレイ基材10)は、3以上、5以上、10以上、30以上、50以上、又は100以上であり、10000以下、5000以下、3000以下、1000以下、500以下、300以下、100以下、又は50以下であってもよい。この比は、例えば、3以上10000以下、又は10以上500以下であってもよい。ここで、曲げ剛性は、片持ちの測定値に基づいて計算することができる。すなわち、一端を壁に固定した、長さ(L)の部材に先端集中荷重(P)を与えた場合に、発生するたわみ(δ)を測定し、その測定値から、曲げ剛性(E・I)は、P・L/(3・δ)で計算することができる。なお、曲げ剛性は、その部材のヤング率(E)と断面二次モーメント(I)の積で表される。
以下の表1に、特定の大きさの超音波素子アレイ基材10と、特定の大きさの2種類の板状弾性体20の曲げ剛性の値を例示する。
図1に示されているように、超音波素子アレイ基材10は、圧電MEMS超音波トランスデューサ1を基板2の溝部2a上に含むことができる。基板2には、MEMSによって複数の溝部2aを形成することができ、溝部2aが存在しない本体部分2bを含む。基板2は、例えばシリコン基板であり、シリコン本体部分2bを含み、及びシリコン基板を酸化処理して形成された酸化シリコン部分は、圧電MEMS超音波トランスデューサ1の一部を構成することができる。
〈超音波素子アレイ基材10-圧電MEMS超音波トランスデューサ1〉
圧電MEMS超音波トランスデューサ1は、例えば特許文献3及び4に記載のような本分野で周知のMEMSによって、基板上に形成した圧電超音波素子である。
図3に、超音波素子アレイ基材10の圧電MEMS超音波トランスデューサ1の一例のZ-X方向の断面図を拡大して示す。図3に示されているように、圧電MEMS超音波トランスデューサ1は、上部電極1a、圧電薄膜1b、下部電極1c、及び振動膜1dを含むことができる。圧電MEMS超音波トランスデューサ1は、さらに耐水性保護膜を上部電極1a上に含むこともできる。
上部電極1a及び下部電極1cは、本分野で周知の電極を用いることができ、例えば金属薄膜から形成されていてもよい。上部電極1a及び下部電極1cが、圧電薄膜1bにパルス電圧または交流電圧を与えることによって、圧電薄膜1bを伸縮/伸長させて圧電薄膜1bと振動膜1dとを振動させる。
なお、超音波トランスデューサ1は、出射された超音波が測定対象物から反射されて戻ってくる超音波エコーを受信する受信素子としても動作することができる。超音波エコーにより振動膜1dが振動し、この振動によって圧電薄膜1bに応力が加わり、上部電極1aと下部電極1cとの間に電圧が発生するため、これを受信信号として取り出すことができる。
図4は、図2に示した実施形態の圧電MEMS超音波トランスデューサ1を拡大して示した図である。上部電極1aは、アレイ配列方向(X方向)に隣接する超音波トランスデューサ1を電気的に接続し、その下側に圧電薄膜1bが位置しており、下部電極1cは、圧電薄膜1bの下側に位置しており、アレイ横断方向(Y方向)に隣接する超音波トランスデューサ1を電気的に接続している。この実施形態においては、圧電薄膜1bよりも広い範囲に基板2の溝部2aが形成されている。
図2に示されているように、上部電極1aは、アレイ配列方向(X方向)の両端部において、アレイ横断方向(Y方向)に伸びる上部電極用引出し配線1a’を通じて、フレキシブル印刷基板40に電気的に接続することができる。下部電極1cは、アレイ横断方向(Y方向)の端部において、下部電極用引出し配線を通じて、フレキシブル印刷基板40に電気的に接続することができる。これらの配線とフレキシブル印刷基板40とは、例えばワイヤーボンディングや異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)など周知の接続方法によって接続することができる。
上部電極1a及び下部電極1cの構成は、図2の構成とは、互いに反対になっていてもよい。すなわち、下部電極1cが、各圧電MEMS超音波トランスデューサ1をアレイ配列方向(X方向)で電気的に接続することができる。また、下部電極1cは、アレイ配列方向(X方向)の両端部において、アレイ横断方向(Y方向)に伸びる下部電極用引出し配線を通じて、フレキシブル印刷基板40に電気的に接続することができる。この実施形態において、上部電極1aは、アレイ横断方向(Y方向)の端部において、フレキシブル印刷基板40に電気的に接続することができる。
また、上部電極1a及び下部電極1cの構成は、これらの構成に限定されることはなく、これらの電極は、圧電薄膜1bにパルス電圧または交流電圧を与えることによって圧電薄膜1bを伸縮/伸長させて圧電薄膜1bと振動膜1dを振動させることができればよい。
圧電薄膜1bは、本分野で周知の圧電体の薄膜により形成される。圧電薄膜1bは、上部電極1aによってその少なくとも一部が覆われ、かつ下部電極1cの少なくとも一部を覆うように形成される。圧電薄膜1bの圧電体としては、例えばPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)、チタン酸鉛(PbTiO)、ジルコン酸鉛(PbZrO)、チタン酸鉛ランタン((Pb、La)TiO)等を挙げることができる。
圧電薄膜1bの平均厚みは、50μm以下、30μm以下、20μm以下、10μm以下、5μm以下、又は3μm以下であってもよく、0.1μm以上、0.3μm以上、0.5μm以上、1μm以上、又は3μm以上であってもよい。圧電薄膜1bの平均厚さは、例えば、0.1μm以上50μm以下、又は0.5μm以上20μm以下であってもよい。
振動膜1dは、圧電薄膜1bとともに、モノモルフ構造又はバイモルフ構造を構成して、超音波振動子として機能することができる。振動膜1dとしては、シリカ、アルミナ、ジルコニア等の薄膜を用いることができ、例えばシリカ薄膜とジルコニア薄膜との2層構造により構成されていてもよい。ここで、シリカ薄膜は、基板2がシリコン基板である場合、基板表面を熱酸化処理することで成膜することができる。この場合、シリカ薄膜は、シリコン基板2に溝部2aを設ける際に形成されたものであってもよい。また、ジルコニア薄膜は、シリカ薄膜上に例えばスパッタリングなどの手法により成膜することができる。
振動膜1dの平均厚みは、10μm以下、5μm以下、3μm以下、1μm以下、0.8μm以下、又は0.5μm以下であってもよく、0.05μm以上、0.1μm以上、0.2μm以上、0.3μm以上、又は0.5μm以上であってもよい。振動膜1dの平均厚さは、例えば、0.05μm以上10μm以下、又は0.3μm以上3μm以下であってもよい。
〈超音波素子アレイ基材10-基板2〉
基板2は、超音波トランスデューサ1をMEMSで形成する際の基板であり、例えばシリコン基板である。基板2には、溝部2aが形成されていることが好ましく、これにより圧電薄膜1b及び振動膜1dが振動しやすくなっている。
基板2の溝部2aの幅は、アレイ配列方向及び横断方向のいずれも、500μm以下、300μm以下、200μm以下、100μm以下、50μm以下、又は30μm以下であってもよく、10μm以上、30μm以上、50μm以上、又は100μm以上であってもよい。溝部2aの幅は、アレイ配列方向及び横断方向のいずれも、例えば、10μm以上500μm以下、又は30μm以上200μm以下であってもよい。
基板2の溝部2a以外の本体部分2bにおける平均厚さは、200μm以下、150μm以下、100μm以下、80μm以下、60μm以下、50μm以下、40μm以下、又は30μm以下であってもよく、10μm以上、20μm以上、25μm以上、又は30μm以上であってもよい。基板2の本体部分2bの平均厚さは、例えば、10μm以上200μm以下、又は20μm以上60μm以下であってもよい。
特に、シリコン基板を用いる場合の本体部分における平均厚さは、80μm以下、60μm以下、50μm以下、40μm以下、又は30μm以下であってもよく、10μm以上、20μm以上、25μm以上、又は30μm以上であってもよい。シリコン基板の本体部分の平均厚さは、例えば、10μm以上80μm以下、又は20μm以上60μm以下であってもよい。
本分野において用いられるシリコン基板は、通常は厚さが500μm~1mmの範囲であり、このようなシリコン基板を用いた超音波素子アレイ基材10は、可撓性を有さない。本発明者らは、厚さが上記のような範囲のシリコン基板を用いることによって、コンベックス型の超音波プローブとして十分な曲率を与える程度の可撓性と実用上十分な強度とを、超音波素子アレイ基材10に与えられることを見出した。なお、そのような超音波素子アレイ基材10を得るために、薄い厚さのシリコン基板上に、圧電MEMS超音波トランスデューサ1を形成してもよく、又は厚さのあるシリコン基板上に、圧電MEMS超音波トランスデューサ1を形成してから、シリコン基板を背面から研磨すること等によって、シリコン基板を薄化してもよい。
〈超音波素子アレイ基材10-他の実施形態〉
本開示の1つの超音波素子アレイ基材10は、複数の溝部2aを有するシリコン基板2、及び複数の溝部2a上の圧電MEMS超音波トランスデューサ1を含み、シリコン基板2の溝部2a以外の本体部分2bの平均厚さが、80μm以下である。
本発明者らは、このような超音波素子アレイ基材10であれば、十分な可撓性と実用上十分な強度とを、超音波素子アレイ基材10に与えられることを見出した。このような超音波素子アレイ基材10を用いることによって、様々な方法で超音波素子アレイ基材10を支持して、リニア型とコンベックス型とを切替可能な超音波プローブヘッド100として有利に用いることができる。
この開示の超音波素子アレイ基材10についての他の構成は、上記の超音波素子アレイ基材10についての構成を参照することができる。
〈板状弾性体20〉
板状弾性体20は、アレイ配列方向及びアレイ横断方向の平面に延び、厚さ方向が他の方向よりも小さいことによって、板状となっている。したがって、板状弾性体20は、超音波素子アレイ基材10のアレイ配列方向及びアレイ横断方向に延びる平面に略平行となる。
図1に示されているように、板状弾性体20は、上部板状弾性体21及び下部板状弾性体22から構成することができ、超音波素子アレイ基材10のアレイ横断方向(Y方向)の両端部を、上部板状弾性体21及び下部板状弾性体22によって挟持させることができる。
図2に示されているように、板状弾性体20は、超音波素子アレイ基材10の平面のアレイ配列方向及び横断方向の両端側の外周に延在することができ、そのアレイ配列方向及び/又はアレイ横断方向の両端部で超音波素子アレイ基材を支持することができる。
板状弾性体20による超音波素子アレイ基材10の固定の方法は、特に限定されないが、接着、溶接、嵌め合い等を挙げることができる。
板状弾性体20の材料は、超音波素子アレイ基材10を適切に曲げて、プローブヘッドを可撓性にすることができれば特に限定されないが、金属材料、セラミック材料、樹脂材料等から構成することができる。
板状弾性体20の平均厚さは、板状弾性体の厚みにも依存するが、10mm以下、8mm以下、5mm以下、3mm以下、2mm以下、又は1mm以下であってもよく、0.3mm以上、0.5mm以上、1mm以上、又は2mm以上であってもよい。板状弾性体20の平均厚さは、例えば、0.3mm以上10mm以下、又は0.5mm以上5mm以下であってもよい。
〈音響レンズ30〉
音響レンズ30は、プローブから出力された超音波を集束させ、分解能を向上させるための部材であり、超音波のレンズとして機能させることができる。
音響レンズ30は、本分野において周知のものを採用することができ、例えばシリコーンゴム製の音響レンズであってもよい。
図1に示すように、音響レンズ30は、圧電MEMS超音波トランスデューサ1を覆うように、超音波素子アレイ基材10上に配置することができる。
音響レンズ30と超音波素子アレイ基材10とは、図1には図示されていない接着層によって接着することができ、接着層は、音響整合層を兼ねることができる。それにより、圧電MEMS超音波トランスデューサ1と被験者との音響インピーダンスの差を小さくして、超音波の反射を低減させて、効率よく被験者に超音波を入射させることができる。
〈フレキシブル印刷基板40〉
フレキシブル印刷基板40は、超音波素子アレイ基材10と接合し、圧電MEMS超音波トランスデューサ1に電気的な信号を与える。
フレキシブル印刷基板40は、本分野において周知のものを採用することができ、例えばポリイミド系のフィルムに金属配線を形成した基板を用いることができる。
フレキシブル印刷基板40は、超音波素子アレイ基材10と接合できれば、特にその配置等について限定はされないが、例えば、図1では、フレキシブル印刷基板引き出しスリット41を、上部板状弾性体21及び下部板状弾性体22の間に形成し、そこからフレキシブル印刷基板40と超音波素子アレイ基材10とを接合しているが、このような実施形態に限定されるものではない。板状弾性体20のいずれかの場所にフレキシブル印刷基板引き出しスリット41を設けて、その間を通じて、フレキシブル印刷基板40と超音波素子アレイ基材10とを接合することができる。
図2を参照すると、フレキシブル印刷基板40は、超音波素子アレイ基材10のアレイ横断方向の片側からのみで接続されているが、特許文献2及び3に記載のように、アレイ横断方向の両側で接続されていてもよい。
《可撓性超音波プローブヘッドの製造方法》
図5は、可撓性超音波プローブヘッドの製造方法の各工程を例示している。可撓性超音波プローブヘッド100は、例えば、(a)厚さ100μm以上の基板2上に圧電MEMS超音波トランスデューサ1を複数含む、超音波素子アレイ基材10を得ること;(b)超音波素子アレイ基材10とフレキシブル印刷基板40とを接続すること;(c)超音波素子アレイ基材10と上部板状弾性体21とを接合すること;(d)超音波素子アレイ基材10の基板2の厚さを80μm以下にするまで薄化すること;(e)超音波素子アレイ基材10と下部板状弾性体22とを接合すること;及び(f)音響レンズ30を接着すること、を含むことができる。
これらの工程(a)~(f)のうちで、本開示の方法で本質的な工程は、工程(d)であり、工程(d)以外の工程については、従来技術と同様の方法で行うことができる。
工程(a)では、基板2にまず振動膜1dを形成する。この場合において、基板2がシリコン基板である場合、熱酸化処理、CVD等によってシリコン基板の上部側に振動膜1dの1つの層として酸化ケイ素層を形成する。次に、振動膜1dのもう1つの層としてジルコニア膜等をスパッタ、蒸着等によって形成する。
その後、スパッタ、蒸着等によって金属薄膜を形成した後、フォトリソグラフィ等によって、振動膜1d上に下部電極1cをパターン状に形成する。次に、圧電薄膜1bを、前駆体溶液のゾルをスピンコート等することによって形成し、さらにその膜をフォトリソグラフィ等によってパターン状に形成する。そして、上部電極1aを、下部電極1cと同様にして形成する。このようにして、圧電MEMS超音波トランスデューサ1を基板2上に形成する。
そして、基板2の、圧電MEMS超音波トランスデューサ1が形成されていない側において、異方性エッチング等によって、基板2に溝部2aを形成する。
工程(b)において、超音波素子アレイ基材10の電極と及びフレキシブル印刷基板40とを接続する。この工程は、これらを電気的に接続させることができれば、特にその方法は限定されず、周知の方法で行うことができる。工程(c)及び工程(e)については、超音波素子アレイ基材10と板状弾性体20とを接合させることができれば、特にその方法は限定されず、例えば接着剤によって接合してもよい。
この工程(d)は、厚さ100μm以上の基板2を、化学機械研磨等によって薄化する工程である。これによって、基板2の本体部分2bの厚さを80μm以下にして、超音波プローブヘッド100に可撓性を与えることができる。この工程(d)は、工程(b)及び(c)の後に行うことが好ましい。基板2を薄化した後は、超音波素子アレイ基材10が可撓性となり、単体でのハンドリングが難しくなるのに対して、薄化前であれば、フレキシブル印刷基板40への接続が比較的容易であるためである。また、超音波素子アレイ基材10を上部板状弾性体21に固定しておくことで、薄化後のハンドリングも容易となる。
《超音波プローブ》
本開示の超音波プローブは、上記のような可撓性超音波プローブヘッド、板状弾性体を湾曲化するための湾曲形成部材、及び筐体を具備する。湾曲形成部材は、可撓性超音波プローブヘッドの板状弾性体を湾曲化させることができれば特に限定されず、また筐体についても、超音波プローブの筐体として利用できれば特に限定されない。
図6は、本開示の超音波プローブヘッドをリニア型とコンベックス型とで切り替えている例を示している。図6に示すように、湾曲形成部材110は、可撓性超音波プローブヘッド100の中心部及び両端部の3点を支持し、その支持部材の位置関係を変更することによって、可撓性超音波プローブヘッド100に湾曲を形成する部材であることができる。図6に記載の実施形態では、可撓性超音波プローブヘッド100を中心部で支持する中心部支持部材111及び可撓性超音波プローブヘッド100の端部で支持する端部支持部材112をワイヤ113でつないで、中心部支持部材111にあるスプール111aでワイヤ113を巻き上げることで、支持部材の位置関係を変更し、可撓性超音波プローブヘッド100に湾曲を形成している。なお、中心部支持部材111は、可撓性超音波プローブヘッド100のアレイ配列方向(X方向)の両端側にある板状弾性体を支持することができ、端部支持部材112も、中心部支持部材111とアレイ配列方向(X方向)で同じ位置に支持できるように、アレイ配列方向(X方向)の両端側で支持することができる。
湾曲形成部材110は、ラックアンドピニオン機構を利用して、支持部材(111,112)間の距離を変えて、可撓性超音波プローブヘッド100を湾曲化する構成であってもよい。または、可撓性超音波プローブヘッド100の下部に、バルーン状の袋体を配置し、バルーンを膨張/収縮させることによって、可撓性超音波プローブヘッド100を湾曲化させてもよい。
超音波ブローブには、可撓性超音波プローブヘッド100の板状弾性体20に歪みセンサ130が具備されていてもよい。歪みセンサ130によって、歪みの大きさを制御することによって、プローブヘッド100が曲がりすぎて破壊することを防止することができる。または、プローブヘッド100が曲がりすぎて破壊することを防止するために、湾曲形成部材110の湾曲の程度を機械的又は電子的に制御する手段が湾曲形成部材110にあってもよい。
図7は、超音波プローブの先端部分における断面図を例示している。超音波プローブ200の筐体120と可撓性超音波プローブヘッド100との間には、封止部材140が存在していてもよい。封止部材140は、筐体120内に水分等が侵入するのを防止できれば特に限定されないが、例えばシリコーンゴムであってもよい。
《超音波診断装置》
本開示の超音波診断装置は、上記の超音波プローブ、超音波プローブからの信号を処理する処理部、及び処理部からの信号を画像データに変換して表示する表示装置を少なくとも具備する。信号の送受信及び処理並びに超音波プローブの制御については、例えば特許文献2及び3に記載のような本分野で周知の方法によって行うことができる。
図8は、本開示の超音波診断装置を例示している。本開示の超音波診断装置1000は、超音波プローブ200及び表示装置300を具備しており、超音波プローブ200と表示装置300とは、ケーブル400で接続されている。この実施形態では、超音波診断装置1000は、持ち運び可能な装置であるが、据置型の装置であってもよい。また、この実施形態では、超音波プローブ200と表示装置300とはケーブルで接続されているが、無線で接続することもできる。超音波プローブ200からの信号を処理する処理部は、図示されていないが、超音波プローブ200内に存在していてもよく、又は表示装置300に存在していてもよい。
1 圧電MEMS超音波トランスデューサ
1a 上部電極
1a’ 上部電極用引出し配線
1b 圧電薄膜
1c 下部電極
1d 振動膜
2 基板
2a 溝部
2b 本体部分
10 超音波素子アレイ基材
20 板状弾性体
21 上部板状弾性体
22 下部板状弾性体
30 音響レンズ
40 フレキシブル印刷基板
100 可撓性超音波プローブヘッド
110 湾曲形成部材
111 中心部支持部材
111a スプール
112 端部支持部材
113 ワイヤ
120 筐体
130 歪みセンサ
140 封止部材
200 超音波プローブ
300 表示装置
400 ケーブル
1000 超音波診断装置

Claims (12)

  1. 超音波素子アレイ基材、及び前記超音波素子アレイ基材のアレイ横断方向の両端部を支持する板状弾性体を少なくとも具備する可撓性超音波プローブヘッドであって、
    前記超音波素子アレイ基材が、厚さ方向に力を加えた時にコンベックス型の超音波プローブとして機能する曲率に撓むことができる可撓性を有しており、かつアレイ配列方向及びアレイ横断方向に圧電MEMS超音波トランスデューサを基板上に複数含み、
    前記板状弾性体をアレイ配列方向の軸に沿って厚さ方向に曲げた時に生じる応力中立面に沿って、前記超音波素子アレイ基材が支持されており、
    前記超音波素子アレイ基材が、複数の溝部及び本体部分を有するシリコン基板、及び前記複数の溝部の位置上の前記圧電MEMS超音波トランスデューサを含む、
    コンベックス型とリニア型とで切り替え可能な、可撓性超音波プローブヘッド。
  2. 前記シリコン基板の本体部分の平均厚さが、80μm以下である、請求項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
  3. 前記板状弾性体の平均厚さが、0.5mm~5mmであり、かつ前記板状弾性体が金属体である、請求項1又は2に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
  4. 前記超音波素子アレイ基材の曲げ剛性に対する前記板状弾性体の曲げ剛性の比(前記板状弾性体/前記超音波素子アレイ基材)が、10以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
  5. 前記板状弾性体が、上部板状弾性体及び下部板状弾性体からなり、前記上部板状弾性体及び下部板状弾性体が、前記超音波素子アレイ基材を挟持している、請求項1~4のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
  6. 前記圧電MEMS超音波トランスデューサが、上部電極、圧電薄膜、下部電極、及び振動膜をこの順に少なくとも含む、請求項1~のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
  7. 前記応力中立面が、前記圧電MEMS超音波トランスデューサの前記上部電極の上端から前記振動膜の下端の範囲内にある、請求項に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
  8. 前記応力中立面が、前記圧電薄膜と下部電極との界面よりも下側に位置する、請求項6又は7に記載の可撓性超音波プローブヘッド。
  9. 超音波素子アレイ基材、及び前記超音波素子アレイ基材のアレイ横断方向の両端部を支持する板状弾性体を少なくとも具備する可撓性超音波プローブヘッドであって、
    前記超音波素子アレイ基材が、厚さ方向に力を加えた時にコンベックス型の超音波プローブとして機能する曲率に撓むことができる可撓性を有しており、かつアレイ配列方向及びアレイ横断方向に圧電MEMS超音波トランスデューサを基板上に複数含み、
    前記超音波素子アレイ基材が、複数の溝部及び本体部分を有するシリコン基板、及び前記複数の溝部の位置上の前記圧電MEMS超音波トランスデューサを含み、
    前記シリコン基板の本体部分の平均厚さが、80μm以下である、
    コンベックス型とリニア型とで切り替え可能な、可撓性超音波プローブヘッド。
  10. 請求項1~9のいずれか一項に記載の可撓性超音波プローブヘッド、前記板状弾性体を湾曲化するための湾曲形成部材、及び筐体を具備する、超音波プローブ。
  11. 前記板状弾性体に歪みセンサを具備する、請求項10に記載の超音波プローブ。
  12. 請求項10又は11に記載の超音波プローブ、前記超音波プローブからの信号を処理する処理部、及び前記処理部からの信号を画像データに変換して表示する表示装置を少なくとも具備する、超音波診断装置。
JP2023511470A 2021-03-30 2022-03-30 可撓性超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置 Active JP7816794B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021057458 2021-03-30
JP2021057458 2021-03-30
PCT/JP2022/015873 WO2022210851A1 (ja) 2021-03-30 2022-03-30 可撓性超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022210851A1 JPWO2022210851A1 (ja) 2022-10-06
JP7816794B2 true JP7816794B2 (ja) 2026-02-18

Family

ID=83456503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023511470A Active JP7816794B2 (ja) 2021-03-30 2022-03-30 可撓性超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7816794B2 (ja)
WO (1) WO2022210851A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005120355A1 (ja) 2004-06-07 2005-12-22 Olympus Corporation 静電容量型超音波トランスデューサ
JP2006247130A (ja) 2005-03-10 2006-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 超音波プローブ、および超音波プローブの作製方法
WO2012023619A1 (ja) 2010-08-20 2012-02-23 株式会社日立メディコ 超音波探触子およびそれを用いた超音波診断装置
JP2013144063A (ja) 2012-01-16 2013-07-25 Olympus Medical Systems Corp 超音波ユニット、超音波内視鏡、および超音波ユニットの製造方法
JP2013165753A (ja) 2012-02-14 2013-08-29 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波探触子及びそれを用いた超音波診断装置
JP2013258624A (ja) 2012-06-14 2013-12-26 Seiko Epson Corp 超音波トランスデューサー素子パッケージ、超音波トランスデューサー素子チップ、プローブ、プローブヘッド、電子機器、超音波診断装置および超音波トランスデューサー素子パッケージの製造方法
JP2016529834A (ja) 2013-08-26 2016-09-23 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 超音波トランスデューサアセンブリ及び超音波トランスデューサアセンブリを製造するための方法
US20170256699A1 (en) 2016-03-01 2017-09-07 Qualcomm Incorporated Sensor device
JP2018183426A (ja) 2017-04-26 2018-11-22 株式会社日立製作所 超音波撮像装置並びに超音波トランスデューサおよびその製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3663501B2 (ja) * 1996-07-19 2005-06-22 神田通信工業株式会社 超音波探触子および超音波検査装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005120355A1 (ja) 2004-06-07 2005-12-22 Olympus Corporation 静電容量型超音波トランスデューサ
JP2006247130A (ja) 2005-03-10 2006-09-21 Fuji Photo Film Co Ltd 超音波プローブ、および超音波プローブの作製方法
WO2012023619A1 (ja) 2010-08-20 2012-02-23 株式会社日立メディコ 超音波探触子およびそれを用いた超音波診断装置
JP2013144063A (ja) 2012-01-16 2013-07-25 Olympus Medical Systems Corp 超音波ユニット、超音波内視鏡、および超音波ユニットの製造方法
JP2013165753A (ja) 2012-02-14 2013-08-29 Hitachi Aloka Medical Ltd 超音波探触子及びそれを用いた超音波診断装置
JP2013258624A (ja) 2012-06-14 2013-12-26 Seiko Epson Corp 超音波トランスデューサー素子パッケージ、超音波トランスデューサー素子チップ、プローブ、プローブヘッド、電子機器、超音波診断装置および超音波トランスデューサー素子パッケージの製造方法
JP2016529834A (ja) 2013-08-26 2016-09-23 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 超音波トランスデューサアセンブリ及び超音波トランスデューサアセンブリを製造するための方法
US20170256699A1 (en) 2016-03-01 2017-09-07 Qualcomm Incorporated Sensor device
JP2018183426A (ja) 2017-04-26 2018-11-22 株式会社日立製作所 超音波撮像装置並びに超音波トランスデューサおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022210851A1 (ja) 2022-10-06
JPWO2022210851A1 (ja) 2022-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10586912B2 (en) Method for fabricating flexible micromachined transducer device
CN103493510B (zh) 使用微圆顶阵列的压电式换能器
CN103961137B (zh) 超声波设备、超声波探测器、电子设备及超声波图像装置
EP1810619B1 (en) Capacitive ultrasonic transducer and endo cavity ultrasonic diagnosis system using the same
JP4774393B2 (ja) 超音波トランスデューサ、超音波診断装置及び超音波顕微鏡
KR101335200B1 (ko) 굴곡 모드 압전 트랜스듀서를 사용하는 보강된 초음파 촬영 프로브
US9508916B2 (en) Ultrasonic transducer device, probe head, ultrasonic probe, electronic machine and ultrasonic diagnostic apparatus
JP5019997B2 (ja) 超音波トランスデューサ、超音波診断装置及び超音波顕微鏡
EP2110186B1 (en) Ultrasound transducer and electronic device
US7872949B2 (en) Vibrator array, manufacturing method thereof, and ultrasonic probe
CN1283547C (zh) 减少声能横向传播的微加工的超声换能器和方法
JP5852461B2 (ja) 超音波探触子及びそれを用いた超音波診断装置
EP2840060B1 (en) Method for manufacturing a capacitive transducer
US20200101492A1 (en) Capacitive transducer, manufacturing method thereof, and image forming apparatus
Dangi et al. Ring PMUT array based miniaturized photoacoustic endoscopy device
JP2013062571A (ja) 超音波プローブおよび超音波画像診断装置
WO2022210887A1 (ja) 超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置
WO2013005486A1 (ja) 静電容量型超音波振動子及び電子機器
JP2009050560A (ja) 超音波トランスデューサ、超音波診断装置及び超音波顕微鏡
Joshi et al. Flexible PZT-Based Row-Column Addressed 2-D PMUT Array
JP4774394B2 (ja) 超音波トランスデューサ、超音波トランスデューサの製造方法、超音波診断装置及び超音波顕微鏡
JP7816794B2 (ja) 可撓性超音波プローブヘッド、超音波プローブ、及び超音波診断装置
CN114864806A (zh) 具有短波导结构的超声换能器及制造方法、超声检测装置
WO2021125087A1 (ja) 超音波デバイス及び超音波診断装置
JP2010219634A (ja) 超音波探触子、および超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20250325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20251107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20260106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20260129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7816794

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150