JP7819663B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムInfo
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Description
以下に、実施形態に係る情報処理システムの構成および処理、情報処理装置等の構成および処理、各処理の流れを順に説明し、最後に実施形態の効果を説明する。
図1を用いて、実施形態に係る情報処理システム100の構成および処理を詳細に説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム100の構成例および処理例を示す図である。以下では、情報処理システム100全体の構成例、情報処理システム100の処理例、腐食センサSの具体例、情報処理システム100の効果について説明する。なお、実施形態では、プラントの大気中の腐食ガスGによる異常を検知する情報処理装置10を一例にして説明するが、大気中の粉塵や湿気による異常を検知してもよく、対象物や利用分野を限定するものではない。
情報処理システム100は、情報処理装置10を有する。また、図1の例では、情報処理装置10がデスクトップPC(Personal Computer)である場合を示したが、サーバ装置、センサ機器、ネットワークスイッチ等、プリント基板Pを有するものであればよい。
上記のような情報処理システム100の処理例として、プラントに設置される情報処理装置10が実行する処理について説明する。以下では、回路信号取得処理、腐食異常検知処理の順に説明する。なお、下記の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記の処理のうち、省略される処理があってもよい。
情報処理装置10は、腐食検出回路Dが出力する腐食検出回路信号を取得する(図1(1)参照)。例えば、情報処理装置10は、銅箔が対向したコンデンサ様の腐食センサS-Cを含む腐食検出回路Dが出力する腐食検出回路信号の周波数FCを取得し、腐食検出回路信号をモニタリングする。
情報処理装置10は、モニタリングしている腐食検出回路信号に基づいて、プリント基板Pの腐食に起因する異常(腐食異常)を検知する(図1(3)参照)。例えば、情報処理装置10は、腐食センサS-Cを含む腐食検出回路Dが出力する腐食検出回路信号の周波数FCから周波数FCの偏差等の周波数変動値ΔFCを算出し、周波数変動値ΔFCが閾値XC以上となった場合には、プリント基板Pの腐食異常の発生を検知する。
図2~図5を用いて、情報処理システム100において使用される腐食センサSの具体例について説明する。図2~図4は、実施形態に係る腐食センサSの具体例1(1-1、1-2、1-3)を示す図である。図5は、実施形態に係る腐食センサSの具体例2を示す図である。以下では、コンデンサ様の腐食センサS-Cの具体例1、インダクタ様の腐食センサS-Lの具体例2、腐食センサSの接続方式、金属の材質、検出可能な腐食ガスGの順に説明する。
図2~図4を用いて、コンデンサ様の腐食センサS-Cの具体例1について説明する。図2に示すように、腐食センサS-Cは、プリント基板P上の腐食検出回路Dの一部として形成される。なお、図2の例では、腐食センサS-Cに対応する部分のみを図示し、腐食検出回路Dの詳細を省略している。このとき、腐食センサS-Cは、銅箔が対向するように、発振回路Oのプリント回路上の配線パターンとして露出されることによって設置される。また、腐食センサS-Cは、銅箔を基盤として使用するプリント基板P表面を、銅箔部分を対向するように露出させることによって形成されてもよい。このとき、腐食センサS-Cは、図2斜線部で示すようなレジスト(保護膜)で覆うことなくむき出しの状態で露出させる。
図5を用いて、インダクタ様の腐食センサS-Lの具体例2について説明する。図5に示すように、腐食センサS-Lは、プリント基板P上の腐食検出回路Dの一部として形成される。なお、図5の例では、腐食センサS-Cに対応する部分のみを図示し、腐食検出回路Dの詳細を省略している。このとき、腐食センサS-Lは、銅箔が螺旋状または渦巻き状に形成されるように、発振回路Oのプリント回路上の配線パターンとして露出されることによって設置される。また、腐食センサS-Lは、銅箔を基盤として使用するプリント基板P表面を、銅箔部分を螺旋状または渦巻き状に露出させることによって形成されてもよい。なお、腐食センサS-Lは、腐食検出回路Dを形成する必須の電子素子であるインダクタとして設置されてもよいし、腐食を検出する専用の電子素子として設置されてもよい。
実施形態に係る腐食センサSの接続方式は、特に限定されない。例えば、発振回路Oにおいて、腐食センサS-Cを並列で接続、腐食センサS-Lを直列で接続するが、特に限定されない。
実施形態に係る腐食センサSを形成する金属の材質は、一般的にプリント基板Pで使用される銅が好ましいが、特に限定されない。例えば、腐食センサSを形成する金属の材質は、銀でもよい。また、腐食センサSを形成する金属の材質は、複数の金属によって生成される合金やメッキであってもよい。
実施形態に係る検出可能な腐食ガスGは、硫化水素について説明してきたが、特に限定されない。例えば、検出可能な腐食ガスGは、アンモニア、塩素、二酸化硫黄でもよい。
実施形態に係る腐食センサSは、腐食ガスGによる腐食以外も検出することができる。例えば、腐食センサSは、大気中の粉塵の付着、大気中の水蒸気の付着、大気中の酸素による酸化等の劣化も検出することができる。
以下では、情報処理システム100の背景および概要を説明した上で、情報処理システム100の効果について説明する。
プラント等のプリント基板Pを含むシステムを稼働させる際に、プリント基板Pが故障するとシステムの稼働が停止してしまう。特に、プリント基板Pが腐食ガスGに曝露される場合、腐食ガスGがプリント基板P上の電子部品を腐食させ突然故障する。プリント基板Pが故障すると、その電子回路が機能しなくなるので、システム全体が停止してしまう。情報処理システム100は、上記のようなプリント基板Pを含むシステムであって、プリント基板Pが腐食ガスGの雰囲気に曝露される可能性があるシステムに適用することができる。
情報処理システム100では、情報処理装置10は、腐食センサSを含む腐食検出回路Dが出力する腐食検出回路信号の周波数Fを取得し、腐食検出回路信号をモニタリングする。このとき、腐食センサSの金属が腐食することによってキャパシタンス値Cやインダクタンス値Iが変化し、腐食検出回路Dが出力する腐食検出回路信号の周波数Fも変化する。そして、情報処理装置10は、腐食センサSを含む腐食検出回路Dが出力する腐食検出回路信号の周波数Fが閾値X以上となった場合には、プリント基板Pの腐食異常の発生を検知する。また、情報処理装置10は、プリント基板Pの腐食異常を検知した場合には、プラントの管理者にアラームを通知したり、バックアップ機器への切替を実行したりする。
情報処理システム100では、以下の効果が期待できる。第1に、情報処理システム100は、腐食センサSを発振回路Oで周波数Fとしてモニタリングすることにより、キャパシタンス値Cやインダクタンス値Iの変動を検知することができる。このとき、情報処理システム100は、自身が使用している高精度なクロック信号と比較する事で、腐食やゴミ等によるキャパシタンス値Cやインダクタンス値Iの小さな変動を検知することができる。第2に、参考技術において、単純な銅配線をプリント基板P上にむき出しにし、その配線の電気抵抗を測定することで腐食ガスGを検知することも可能であるが、情報処理システム100は、銅箔に電流を流して電気抵抗を測定するAD(Analog-to-Digital)コンバータ等の高価な電子素子を必要とすることなく、キャパシタンス値Cやインダクタンス値Iの変動をデジタル信号として処理できるので、低コストで腐食ガスGの検出を実現することができる。
図6を用いて、図1に示した情報処理システム100が有する情報処理装置10の構成および処理について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理システム100の情報処理装置10の構成例を示すブロック図である。以下では、実施形態に係る情報処理システム100全体の構成例を説明した上で、実施形態に係る情報処理装置10の構成例および処理例について詳細に説明する。
図6に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置10を有する。情報処理装置10は、デスクトップPC、サーバ装置、センサ機器、ネットワークスイッチ等、プリント基板Pを有するものであればよい。なお、情報処理システム100は、複数の情報処理装置10を有し、互いをバックアップ機器として使用できるように、所定の通信網によって通信可能に接続されていてもよい。
図6を用いて、情報処理装置10の構成例および処理例について説明する。情報処理装置10は、通信部11、記憶部12、制御部13および腐食検出回路Dを有する。なお、情報処理装置10は、情報処理装置10の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部11は、他の装置との間でのデータ通信を司る。例えば、通信部11は、ルータ等を介して、各通信装置との間でデータ通信を行う。また、通信部11は、図示しないオペレータの端末との間でデータ通信を行うことができる。
記憶部12は、制御部13が動作する際に参照する各種情報や、制御部13が動作した際に取得した各種情報を記憶する。ここで、記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置等で実現され得る。なお、図6の例では、記憶部12は、情報処理装置10の内部に設置されているが、情報処理装置10の外部に設置されてもよいし、複数の記憶部が設置されていてもよい。
制御部13は、当該情報処理装置10全体の制御を司る。制御部13は、取得部13aおよび検知部13bを有する。ここで、制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現され得る。なお、制御部13は、腐食検出回路Dが含まれるプリント基板Pに設置されてもよいし、腐食検出回路Dが含まれないプリント基板Pに設置されてもよい。
取得部13aは、腐食検出回路信号を取得する。例えば、取得部13aは、プリント基板Pに搭載された発振回路Oであって、導電性を有する金属により形成された電子素子である腐食センサSを含む発振回路Oから出力される腐食検出回路信号の周波数Fを取得する。なお、取得部13aは、取得した周波数Fを記憶部12に格納してもよい。
検知部13bは、以下に示すように、異常発生検知処理および異常アラーム通知処理を実行する。
検知部13bは、周波数Fの変動に基づき、プリント基板Pの異常を検知する。例えば、検知部13bは、取得部13aによって取得された周波数Fを用いてプリント基板Pの異常の発生を検知する。このとき、検知部13bは、取得された周波数Fから周波数変動値ΔFを算出し、周波数変動値ΔFが閾値X以上となった場合に、プリント基板Pの異常の発生を検知する。なお、検知部13bは、算出した周波数変動値ΔFを記憶部12格納してもよい。また、検知部13bは、プリント基板Pの異常の発生を示す閾値Xを記憶部12から取得してもよい。
検知部13bは、異常の発生を検知した場合に、異常アラームを通知する。例えば、検知部13bは、算出した周波数変動値ΔFが閾値X以上である場合には、プラントの管理者が使用する端末に異常アラームを通知する。
腐食検出回路Dは、腐食センサSを含む発振回路Oを有する。
腐食センサSは、導電性を有する金属により形成された電子素子である。例えば、腐食センサSは、銅により形成された電子素子である。腐食センサSは、銅に限定されず、例えば、銀、銅の合金、銀の合金、銅メッキ金属、銀メッキ金属等であってもよい。
図7を用いて、発振回路Oおよび腐食センサSを有する腐食検出回路Dの具体例について説明する。図7は、実施形態に係る腐食検出回路Dの構成例を示す回路図である。図7の例では、発振回路Oは、コルピッツ発振回路で構成される(図7一点破線)。また、腐食センサSは、1つの腐食センサS-Cおよび1つの腐食センサS-Lで構成される(図7破線)。図7で示すように、腐食検出回路Dは、発振回路Oを介して、腐食センサS-Cが示すキャパシタンス値Cおよび腐食センサS-Lが示すインダクタンス値Iに対応する周波数Fの腐食検出回路信号を出力する。
図8を用いて、実施形態に係る情報処理システム100の処理の流れについて説明する。図8は、実施形態に係る情報処理全体の流れを示すフローチャートである。なお、下記のステップS101~S105の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS101~S105の処理のうち、省略される処理があってもよい。
第1に、情報処理装置10は、回路信号取得処理を実行する(ステップS101)。例えば、情報処理装置10は、腐食センサSを含む腐食検出回路Dが出力する周波数Fの腐食検出回路信号を取得し、腐食検出回路信号をモニタリングする。
第2に、情報処理装置10は、回路信号判定処理を実行する(ステップS102)。例えば、情報処理装置10は、取得した腐食検出回路信号の周波数F、すなわち一定時間あたりの腐食検出信号のカウント数を算出し、周波数変動値ΔFを算出し、閾値Xと比較する。このとき、情報処理装置10は、ΔF≧Xの場合(ステップS102:Yes)、ステップS103の処理に移行する。一方、情報処理装置10は、ΔF<Xの場合(ステップS102:No)、ステップS101の処理に戻る。
第3に、情報処理装置10は、腐食異常検知処理を実行する(ステップS103)。例えば、情報処理装置10は、腐食検出回路Dが搭載されているプリント基板Pに腐食による異常が発生していると検知する。
第4に、情報処理装置10は、腐食異常通知処理を実行する(ステップS104)。例えば、情報処理装置10は、腐食異常を検知した場合には、プリント基板Pに腐食による異常の発生をプラントの管理者の端末に通知する。
第5に、情報処理装置10は、バックアップ機器切替処理を実行し(ステップS105)、処理を終了する。例えば、情報処理装置10は、腐食異常を検知した場合には、異なる情報処理装置であるバックアップ機器に自動的に切り替える。
最後に、実施形態の効果について説明する。以下では、実施形態に係る処理に対応する効果1~5について説明する。
第1に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、プリント基板Pに搭載された発振回路Oであって、導電性を有する金属により形成された電子素子である腐食センサSを含む発振回路Oから出力される腐食検出回路信号の周波数Fを取得し、周波数Fの変動に基づき、プリント基板Pの異常を検知する。このため、本処理では、外部環境による電子機器の故障を予測することができる。
第2に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、発振回路Oとして、金属により生成された少なくとも2枚の金属箔を対向させて設置することで所定のキャパシタンス値Cを示す電子素子である腐食センサS-Cを含む。このため、本処理では、コンデンサ様の電子素子を用いて、外部環境による電子機器の故障を予測することができる。
第3に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、発振回路Oを形成するインダクタとして、金属により生成された金属箔を螺旋状または渦巻き状に形成することで所定のインダクタンス値Iを示す電子素子である腐食センサS-Lを含む。このため、本処理では、発振回路Oに形成されるインダクタを用いて、外部環境による電子機器の故障を予測することができる。
第4に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、電子素子である腐食センサSの金属として、銅を用いる。このため、本処理では、安価かつ簡便に、外部環境による電子機器の故障を予測することができる。
第5に、上述した実施形態に係る処理では、情報処理装置10は、発振回路Oから出力される信号の周波数Fの周波数変動値ΔFを算出し、算出した周波数変動値ΔFが閾値X以上となった場合に、プリント基板Pに異常が発生したと検知する。このため、本処理では、外部環境による電子機器の故障の発生を即座に予測するとともに、通知することができる。
上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
次に、情報処理装置10のハードウェア構成例を説明する。なお、その他の装置も同様のハードウェア構成とすることができる。図9は、ハードウェア構成例を説明する図である。図9に示すように、情報処理装置10は、通信装置10a、HDD(Hard Disk Drive)10b、メモリ10c、プロセッサ10dを有する。また、図9に示した各部は、バス等で相互に接続される。
開示される技術特徴の組合せのいくつかの例を以下に記載する。
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
13a 取得部
13b 検知部
100 情報処理システム
Claims (7)
- 基板に搭載された発振回路であって、導電性を有する金属により形成された電子素子を含む前記発振回路から出力される信号の周波数を取得する取得部と、
前記周波数の変動値を算出し、算出した前記変動値が閾値以上となった場合に、前記基板に異常が発生したと検知するとともに、前記周波数の平均値の変化率から推定される異常の発生時期を通知する検知部と、
を備える情報処理装置。 - 前記発振回路は、
前記金属により生成された少なくとも2枚の金属箔を対向させて形成することで所定のキャパシタンス値を示す前記電子素子を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記発振回路を形成するインダクタは、
前記金属により生成された金属箔を螺旋状または渦巻き状に形成することで所定のインダクタンス値を示す前記電子素子を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記金属は、銅である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、プラントに設置される複数の情報処理装置であって、
前記検知部は、
前記基板に異常が発生したと検知した場合には、自装置から他装置への切替を実行する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - コンピュータが、
基板に搭載された発振回路であって、導電性を有する金属により形成された電子素子を含む前記発振回路から出力される信号の周波数を取得し、
前記周波数の変動値を算出し、算出した前記変動値が閾値以上となった場合に、前記基板に異常が発生したと検知するとともに、前記周波数の平均値の変化率から推定される異常の発生時期を通知する、
処理を実行する情報処理方法。 - コンピュータに、
基板に搭載された発振回路であって、導電性を有する金属により形成された電子素子を含む前記発振回路から出力される信号の周波数を取得し、
前記周波数の変動値を算出し、算出した前記変動値が閾値以上となった場合に、前記基板に異常が発生したと検知するとともに、前記周波数の平均値の変化率から推定される異常の発生時期を通知する、
処理を実行させる情報処理プログラム。
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Applications Claiming Priority (1)
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