JP7820162B2 - 医用画像処理装置及びプログラム - Google Patents

医用画像処理装置及びプログラム

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Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、用画像処理装置及びプログラムに関する。
肺内部気管、血管または肝臓内部血管は人体の重要な組織であり、これらの内部血管または気管は通常木構造であり、これらの木構造の検出またはセグメンテーション(segmentation)は重要な課題である。また、これらの木構造は、該木構造を有する器官のセグメンテーション及びマルチモダリティ画像のレジストレーションにとっても重要である。
特許文献1には、医用画像に含まれる肺領域を分割するための、肺気管構造を利用して領域分割を行う装置が記載されている。木構造である気管におけるランドマーク(landmark)の検出及び位置決めについて、特許文献1には、気管支領域の複数の分岐位置に基づいて領域の分割を行うために、分岐点を含む気管支構造を抽出することが記載されている。また、特許文献1には、機械学習を用いて、気管支構造の抽出を行うことが記載されている。
上述のように、木構造について、分岐点は重要なランドマークであり、特許文献1では、気管支領域の複数の分岐位置を領域分割に用いることが記載されているが、特許文献1の記載は、画像セグメンテーションではなく、領域分割のみに関するものである。具体的には、特許文献1では、分岐位置を利用して、肺領域を例えば上下方向に複数の領域に分割するか、或いは、複数の分岐位置のうちの特定の分岐位置からの特定の距離内の領域と特定の距離内の領域以外の領域とに肺領域を分割する(特許文献1の明細書の段落[0042]参照)。
また、セグメンテーション方法は、木構造セグメンテーションを行った後に木構造のセグメンテーション画像から木構造の中心線及び分岐点を抽出するものが多い。このようなセグメンテーション方法は、画像の強度、幾何形状などに基づいて画像から木構造のセグメンテーションを直接に行うもの、あるいは深層学習に基づいて木構造の画像セグメンテーションを直接に行うものが多い。ランドマークである分岐点は、木構造のセグメンテーションにおいて十分に利用されていない。
また、分岐点の検出について、特許文献1などの技術では、機械学習に基づく木構造または木構造分岐点の検出方法が提案されているが、これらの方法は、分岐点の間の対応関係を考慮しておらず、検出精度及び正確性が足りない。
国際公開第2020/044840号
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、木構造の分岐点を検出する精度及び正確性を向上させることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る学習済みモデル生成装置は、生成部を備える。前記生成部は、木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、医用画像における前記木構造の分岐点を検出するように学習された学習済みモデルを生成する。
図1は、第1実施形態に係る医用画像処理システムの構成を示す図である。 図2Aは、第1実施形態における医用画像処理装置の構成の一例を示す図である。 図2Bは、第1実施形態における学習済みモデル生成装置10の構成の一例を示す図である。 図3Aは、第1実施形態における深層学習の一例を説明するための図である。 図3Bは、第1実施形態における深層学習の一例を説明するための図である。 図4Aは、第1実施形態による学習済みモデルを生成する処理(トレーニングプロセス)を示すフローチャートである。 図4Bは、第1実施形態による学習済みモデルを利用する処理(推論プロセス)を示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態による学習済みモデルを生成する処理の具体的な流れを示す概念図である。 図6は、第1実施形態による学習済みモデルを利用する処理の具体的な流れを示す概念図である。 図7は、第2実施形態における医用画像処理装置の処理として、画像レジストレーション処理を示すフローチャートである。 図8は、第2実施形態による画像レジストレーション処理において検出結果を修正する処理を示す説明図である。 図9は、第3実施形態における医用画像処理装置の処理として、画像セグメンテーション処理を示すフローチャートである。
本実施形態は、分岐点検出、画像レジストレーション、画像セグメンテーションに関するものであり、これらは、独立したコンピュータなどの、CPU(central process unit:中央処理装置)を有する機器でソフトウェアプログラムを実行することによって実現することができる。本実施形態は上述の独立したコンピュータとして実現することができ、後述の各ステップを実現可能な回路としてハードウェアの方式で実現することもできる。且つ、本実施形態のシステムは、磁気共鳴イメージング装置(MRI)などの医用画像処理装置における一部として予め実装することもできる。
そこで、以下に、添付図面を参照して、実施形態に係る学習済みモデル生成装置、医用画像処理装置及びプログラムを説明する。なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、以下の実施形態に限定されるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用可能である。
なお、各実施形態において、同一の部材について同一の図面の符号を使用し、且つ重複する説明を省略した。
<第1実施形態>
以下、医用画像処理システムを例に挙げて説明する。図1は、第1実施形態に係る医用画像処理システム1の構成を示す図である。医用画像処理システム1は、深層学習によって木構造の分岐点を検出するシステムであって、学習済みモデル生成装置10と医用画像処理装置20とを備える。学習済みモデル生成装置10は、木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、医用画像における木構造の分岐点を検出するように学習された学習済みモデルを生成する。医用画像処理装置20は、学習済みモデル生成装置10で生成した学習済みモデルに対して、取得された医用画像を入力して、当該医用画像における木構造の分岐点を検出し、木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、検出された分岐点の絞り込みを行う。
図2Aは、第1実施形態における医用画像処理装置20の構成の一例を示す図である。例えば、図2Aに示すように、医用画像処理装置20は、入力インターフェース210と、ディスプレイ220と、記憶回路230と、処理回路240とを有する。
入力インターフェース210は、種々の設定などを行うためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。入力インターフェース210は、処理回路240に接続されており、操作者から受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路240に出力する。
ディスプレイ220は、処理回路240に接続され、処理回路240から出力される各種情報及び各種画像データを表示する。例えば、ディスプレイ220は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネル等によって実現される。例えば、ディスプレイ220は、操作者の指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、種々の表示画像、処理回路240による種々の処理結果を表示する。
記憶回路230は、処理回路240に接続され、各種データを記憶する。例えば、記憶回路230は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。また、記憶回路230は、処理回路240によって実行される各処理機能に対応するプログラムを記憶する。
処理回路240は、入力インターフェース210を介して操作者から受け付けた入力操作に応じて、医用画像処理装置20が有する各構成要素を制御する。例えば、処理回路240は、プロセッサによって実現される。処理回路240は、図2Aに示すように、取得機能241、検出機能242、制御機能243を実行する。なお、取得機能241、検出機能242、制御機能243は、それぞれ、取得部、検出部、制御部の一例である。
図2Bは、第1実施形態における学習済みモデル生成装置10の構成の一例を示す図である。例えば、図2Bに示すように、学習済みモデル生成装置10は、入力インターフェース110と、ディスプレイ120と、記憶回路130と、処理回路140とを有する。
処理回路140は、取得機能141、生成機能142を実行する。なお、取得機能141、生成機能142は、それぞれ、入力部、生成部の一例である。ここで、処理回路140の構成要素である取得機能141、生成機能142が実行する各処理機能は、例えば、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路130に記録されている。処理回路140は、各プログラムを記憶回路130から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。また、記憶回路130は、後述の学習用プログラムを記憶する。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路230に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、記憶回路130、230にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図2A、2Bにおける複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
第1実施形態では、深層学習ネットワークによってトレーニングされた木構造のランドマーク検出モデル(後述の学習済みモデル)を利用して、木構造の分岐点を検出する。学習済みモデルは、学習済みモデル生成装置10で生成されて、医用画像処理装置20内に保管される(例えば、記憶回路230に記憶させる)。又は、学習済みモデルは、医用画像処理装置20により生成されて、医用画像処理装置20内に保管されてもよい。以下、学習済みモデルが、学習済みモデル生成装置10で生成されて、医用画像処理装置20内に保管される場合を例にして説明する。
本実施形態における深層学習は、例えば、ニューラルネットワークを基にしたAI(Artificial Intelligence)を用いた学習である。例えば、深層学習では、学習済みモデルを生成する処理と、学習済みモデルを利用する処理とが実行される。図3A及び図3Bは、第1実施形態における深層学習の一例を説明するための図である。
学習済みモデルを生成する処理において、図3Aに示すように、まず、学習済みモデル生成装置10の取得機能141は、過去に被検体から得られた医用画像をデータセット501として取得(入力)する。なお、AI等のアルゴリズムは経験から学習していくものであるため、学習に用いられるデータセットは、同一の被検体でなくてもよい。そして、取得機能141は、データセット501を後述の学習用データセット502に加工する。
学習済みモデル生成装置10は、AIのアルゴリズムとして学習用プログラム503を有する。学習済みモデル生成装置10の生成機能142は、学習用プログラム503と、後述の木構造の分岐点トポロジーアトラスとを用いて、学習用データセット502から、木構造の分岐点を学習し、後述の入力データの入力を受けて木構造の分岐点を検出する後述の出力データを出力するように機能付けられた学習済みモデル504を生成する。生成された学習済みモデル504は、医用画像処理装置20の記憶回路230に保管される。
学習済みモデル504を利用する処理において、図3Bに示すように、医用画像処理装置20の取得機能241は、被検体から得られた医用画像を入力データ505として取得する。そして、医用画像処理装置20の検出機能242は、記憶回路230から学習済みモデル504を読み出す。検出機能242は、読み出した学習済みモデル504を用いて、入力データ505である医用画像から、当該医用画像における木構造の分岐点を検出し、分岐点の検出結果を出力データ506として出力する。例えば、制御機能243は、出力データ506をディスプレイ220に表示させる。
検出モデル深層学習の完全なフレームワークは、主にトレーニング(training)プロセスと推論(inference)プロセスとの2つの部分を含む。ここで、学習済みモデル504を生成する処理(トレーニングプロセス)では、学習済みモデル生成装置10の取得機能141は、モデルにラベル(真値:GT、Ground Truthともいう)付きのトレーニング用のデータセットを入力し、生成機能142は、後述の目標関数(損失関数)により、モデルの検出結果である出力値と真値との間の不一致度(誤差値)を算出し、誤差値を最小化させるように、勾配降下法、確率的勾配降下法などの方法でパラメータを最適化する処理を行う。そして、生成機能142は、検出結果(出力値)と真値との間の誤差が所定の精度を満たすまで、上記処理を繰り返すことにより、図3Aの学習済みモデル504を生成し、モデルの予測値(出力値)の誤差を低減させる。学習済みモデルを利用する処理(推論プロセス)では、医用画像処理装置20の検出機能242は、学習済みモデル生成装置10により生成された学習済みモデル504にラベル無しのライブデータ(live data)を入力することにより、検出結果(検出値)を取得する。
以下、学習済みモデル504を生成する処理、及び、学習済みモデル504を利用する処理について詳しく説明する。
図4Aは、第1実施形態による学習済みモデル504を生成する処理(トレーニングプロセス)を示すフローチャートであり、図4Bは、第1実施形態による学習済みモデルを利用する処理(推論プロセス)を示すフローチャートである。
図4Aに示すように、本実施形態の学習済みモデル504を生成する処理は、ステップS100~S400を含む。図4AのステップS100において、学習済みモデル生成装置10の取得機能141は、図3Aのデータセット501として、画像セット及びランドマークの真値(GT)を入力(取得)する。次に、図4AのステップS200において、取得機能141は、図3Aの学習用データセット502として、後述のサンプル及びランドマークヒートマップを生成する。次に、図4AのステップS300において、生成機能142は、学習用プログラム503を用いて、学習用データセット502から木構造の分岐点(ランドマーク)を学習して、図3Aの学習済みモデル504を生成する。次に、図4AのステップS400において、生成機能142は、生成した学習済みモデル504を出力する。出力された学習済みモデル504は、医用画像処理装置20内の記憶回路230に保管される。
また、図4Bに示すように、本実施形態の学習済みモデル504を利用する処理は、ステップS100’~S400’を含む。図4BのステップS100’において、医用画像処理装置20の取得機能241は、図3Bの入力データ505として画像セットを取得し、検出機能242が、記憶回路230から読み出した学習済みモデル504に画像セットを入力する。次に、図4BのステップS200’において、検出機能242は、学習済みモデル504を利用して、入力データ505から、医用画像における木構造の分岐点(ランドマーク)を検出し、検出した結果を、図3Bの出力データ506として出力する。次に、図4BのステップS300’において、制御機能243は、木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、検出結果の絞り込みを行う。
以下、図5と図6を参照して、学習済みモデル504を生成する処理、及び、学習済みモデル504を利用する処理を詳しく説明する。
図5は、第1実施形態による学習済みモデル504を生成する処理の具体的な流れを示す概念図である。
図5に示すように、ステップS100において、学習済みモデル生成装置10の取得機能141が、木構造の3D画像セットを入力する処理(ステップS101)と、取得機能141が、GTラベルである木構造の分岐点(即ち、ランドマーク)情報を入力する処理(ステップS102)とを行う。ここで、ステップS102において入力されるGTラベルは、ステップS101において入力された3D画像セットに対して、既知の方法でラベル付け(アノテーション)を行ったものであってもよいが、予め用意されたものであってもよい。つまり、ステップS101とステップS102は、図5に示すように前後して行われてもよいが、並行して行われてもよく、この場合、ステップS101とステップS102との間の矢印は省略されてもよい。
ステップS200において、学習済みモデル生成装置10の取得機能141が、入力された画像セットに対して画像前処理及び変換を行う。具体的には、取得機能141が、例えば等方変換、強度変換、弾性変換などによって、入力された画像セットに対してサンプルを生成する(ステップS201)。ここで、ステップS201は必ずしも実施されなくてもよい。ステップS200では、さらに、取得機能141が、入力されたGTラベルであるランドマークを変換してGTヒートマップ(heatmap)を生成し、例えばガウスカーネルヒートマップなどによってランドマークのヒートマップを生成してもよい(ステップS202)。
上述のステップS200の処理は例示的なものに過ぎず、画像セットの前処理、変換及びGTヒートマップ生成は、公知の技術の様々な方法で実現させることができる。
ステップS300において、学習済みモデル生成装置10の生成機能142が、分岐点検出モデルをトレーニングする。即ち、学習済みモデル504を生成する。本実施形態では、分岐点検出モデルをトレーニングする際に、木構造の分岐点トポロジーアトラスをトレーニングプロセス(学習済みモデル504を生成する処理(ステップS100~S400))に導入することにより、生成機能142が、トレーニングプロセスにおいて、木構造のマルチランドマークのトポロジー情報を利用できるため、木構造の分岐点を検出する精度及び正確性を向上させることができる。
具体的には、生成機能142は、まず、ネットワークアーキテクチャを築く際に、本実施形態の上述の特徴に適合している特徴を有するネットワークを選択する。例えば、ネットワーク設計の時に、各等級(scale)において上述のトポロジー情報をキャプチャするのに好適なネットワーク種類を選択し、中間監視を有するスタックネットワークは、中間ヒートマップを改めて評価するメカニズムと高次空間関係を改めて評価するメカニズムを提供できるため、本実施形態の深層学習で用いられるネットワークとしては、スタックネットワークを用いることが好ましい。例えば、深層学習で用いられるネットワークは、スタック砂時計型ネットワーク(Stacked Hourglass Network)またはカップリングUネットワーク(Coupled U-Network)であってもよい。
次に、生成機能142は、損失関数を用いて、学習済みモデル504を生成する。具体的には、学習済みモデル504を生成するための損失関数には、木構造の分岐点トポロジーアトラスと出力値との間の差異を示す項が含まれている。損失関数(loss function)は、モデルの出力値Pと真値Gとの間の不一致度(誤差値)を推測するための関数であり、通常の損失関数は、L(P,G)として示される。本実施形態において、学習済みモデルを生成する処理における損失関数は、下記式(1)により表される。
Losstotal=λL(P,G)+λL(P,A) (1)
ここで、Losstotalはモデルの総的な誤差値を示す。L(P,G)は出力値と真値との間の差異を示す。L(P,A)は出力値と木構造の分岐点トポロジーアトラスとの間の差異を示す。λとλは重み係数である。
Lは必要に応じて、LogLoss対数損失関数、平方損失関数、指数損失関数、Hinge損失関数などの、本分野でよく用いられる損失関数を用いることができ、これらの損失関数は公知技術であるため、ここでは説明を省略する。L(P,G)の値の求め方としては、公知の技術における様々な方法を用いることができ、ここでは説明を省略する。L(P,A)の値の求め方としては、具体的には、モデル出力の予測点セットPと木構造の分岐点トポロジーアトラスAとに対して、位置とトポロジー構造との間の類似度の比較を行い、関数L(P,A)によって両者の間のトポロジー構造の差異を求める。上述の位置とトポロジー構造との間の類似度の比較は、公知の技術における様々な方法を用いてもよいため、ここでは説明を省略する。分岐点トポロジーアトラスAには、異なる等級の分岐点の間の接続及び辺長関係が含まれており、本実施形態は、損失関数の一部として、予測点セットPの特定の点の間の位置/トポロジー構造と、分岐点トポロジーアトラスAにおける位置/トポロジー構造との差異を算出する。
重み係数であるλとλは0~1の間の数であり、両者の和は1である。λとλの具体的な数値は、経験に基づいて事前に選択することができ、例えば、ステップS300において、生成機能142が、他のパラメータを最適化するように、重み係数λとλを調整することにより、出力された検出結果と真値との間の距離を算出し、該距離を短縮させるように重み係数λとλを最適化し、最適な結果を取得できる重み係数値を選択することもできる。
以上の説明により、学習済みモデル生成装置10において、学習済みモデル504を生成する処理(ステップS100~S400)に木構造の分岐点トポロジーアトラスを導入することにより、ステップS300において、生成機能142が、木構造のマルチランドマークのトポロジー情報を利用できるため、木構造の分岐点を検出する精度及び正確性を向上させることができる。
図6は、第1実施形態による学習済みモデル504を利用する処理(木構造分岐点検出モデルの推論プロセス)の具体的な流れを示す概念図である。
図6に示すように、ステップS100’において、医用画像処理装置20の取得機能241が画像セットを取得し、検出機能242が、学習済みモデル504に画像セットを入力する。ステップS200’において、検出機能242が、学習済みモデル504を利用してランドマークを検出する。ここで、ステップS200’において、検出された分岐点毎に1つのヒートマップを出力し、ヒートマップにおける明るいスポットは、木構造の分岐点に対応し、理想的な場合、得られる各ヒートマップは、1つの明るいスポットしかないが、モデルの正確性、精度及びノイズなどによる誤検出のため、得られるヒートマップに1つだけでない明るいスポットが存在することがある。この問題を解決するために、制御機能243は、次のステップS300’において、木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して検出結果の絞り込みを行うことにより、木構造の分岐点を検出する精度及び正確性を向上させることができる。
木構造の分岐点トポロジーアトラスが、その検出結果の絞り込みに適用できる原因として、血管や気管などの木構造を有する管状器官にとっては、木構造の分岐点は、位置が異なる可能性があるが、全般的に安定したトポロジー構造を有する。肝血管または肺気道/血管などは、基本的に何れも、第1級分岐点、第2級分岐点1、第2級分岐点2・・・からなる標準的なまたは標準化できたトポロジー構造を有するため、制御機能243は、学習済みモデル504から出力された検出結果に木構造の分岐点トポロジーアトラスを適用し、当該分岐点トポロジーアトラスに適合しない検出結果を取り除くことにより、検出結果を絞り込むことができる。特に等級が高いほど、分岐点は上述の絞り込みによって安定的、正確に検出することができる。
このため、ステップS300’において、木構造の分岐点トポロジーアトラスによって検出された分岐点を選別し、図6には、肝臓の門脈を例として、学習済みモデルを利用する処理で検出結果を絞り込む処理が示されており、学習済みモデル504から出力された結果には、分岐点1~分岐点Nにそれぞれ対応しているN個のヒートマップが含まれており、各ヒートマップには、分岐点の候補として、該分岐点に対する極値点(ヒートマップにおける明るいスポット)候補がそれぞれ含まれており、これらの極値点候補の数は、1つだけでないことがある。図6に示すように、制御機能243は、肝臓の門脈トポロジー構造における門脈第1級分岐点、門脈第2級右1分岐点、門脈第2級右2分岐点、門脈第2級左1分岐点、門脈第2級左2分岐点・・・のような分岐点間の等級関係及び空間位置関係などに基づいて、複数の極値点候補を含むヒートマップにおける極値点を選別し、分岐点トポロジー構造に適合しない極値点を取り除き、各ヒートマップに、絞り込み後の検出結果として1つの極値点のみを保留する。上述の選別の具体的な方法としては、公知の方法を用いることができるが、ここでは説明を省略する。
以上の説明により、医用画像処理装置20において、学習済みモデル504を利用する処理(ステップS100’~S300’)に木構造の分岐点トポロジーアトラスを導入することにより、ステップS300’において、制御機能243が、当該分岐点トポロジーアトラスと検出された木構造分岐点とを組み合わせ、検出結果を絞り込むため、木構造の分岐点を検出する精度及び正確性を向上させることができる。
このように、第1実施形態によれば、上述の学習済みモデル504を生成する処理、及び、学習済みモデル504を利用する処理により、木構造の各分岐点の間の対応情報を分岐点検出に用いることにより、木構造の分岐点を検出する精度及び正確性を向上させることができる。
本実施形態では、学習済みモデルを生成する処理、及び、学習済みモデルを利用する処理の何れについても改良することによって、本実施形態の課題を解決することができる。ここで、学習済みモデルを生成する処理と、学習済みモデルを利用する処理のうちの何れか一方を改良しても同様に、本実施形態の課題を解決することができる。
また、本実施形態は、様々な変形を含むこともできる。例えば、異なる器官について、木構造の分岐点トポロジーは、標準的なものであることがあるが、性別などの個体要素によって差異が存在することもある。従って、本実施形態における木構造の分岐点トポロジーアトラスとしては、予め用意された標準的なトポロジーアトラスを用いてもよいが、これらの個体要素について、例えば、学習済みモデルを生成する処理によって得られた非標準的なトポロジーアトラスであってもよい。
以上、第1実施形態における学習済みモデル生成装置10及び医用画像処理装置20の処理について説明した。本実施形態によれば、学習済みモデル生成装置10が、木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、医用画像における木構造の分岐点を検出するように学習された学習済みモデルを生成する。医用画像処理装置20は、学習済みモデル生成装置10で生成した学習済みモデルに対して、取得された医用画像を入力して、当該医用画像における木構造の分岐点を検出し、木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、分岐点の検出結果の絞り込みを行う。これにより、本実施形態は、木構造の各分岐点の間の対応情報を分岐点の検出に用いることで、木構造の分岐点を検出する精度及び正確性を向上させることができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態を医用画像のレジストレーション、特に、以下に示すマルチモダリティ医用画像のレジストレーションを行うものである。即ち、位置合わせを行う。
以下、図面を参照して第2実施形態を詳しく説明する。
図7は、第2実施形態における医用画像処理装置20の処理として、画像レジストレーション処理を示すフローチャートである。図7に示すように、本実施形態の画像レジストレーション処理は、以下のステップS4100~S4500を含む。
図7のステップS4100において、医用画像処理装置20の取得機能241は、木構造を有する同一の器官について複数のモダリティから得られた医用画像を取得する。例えば、複数のモダリティの画像は、器官の術前の医用画像、及び、当該器官の術中の医用画像を含み、術前の医用画像である肝臓3D画像と、術中の医用画像である肝臓2D画像との間のレジストレーションを例として本実施形態を説明する。この場合、例えば、ステップS4100は、モダリティとしてMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置やX線CT(Computed Tomography)装置から得られた3D術前MR/CT画像セットを取得するステップ(ステップS4101)と、モダリティとして超音波診断装置から得られた同一器官に関する2D術中US(Ultra-Sonic;超音波)等の画像セットを取得するステップ(S4102)と、を含む。
図7のステップS4200において、医用画像処理装置20の検出機能242は、学習済みモデル生成装置10により生成された学習済みモデル504を用いて、複数のモダリティから得られた医用画像のうち、少なくとも1つの医用画像から、当該医用画像における器官の木構造である肝臓血管の分岐点を検出する。図7のステップS4300において、医用画像処理装置20の制御機能243は、分岐点トポロジーアトラスとして肝臓血管3Dトポロジーアトラスを利用して、検出された肝臓血管の分岐点の絞り込みを行う。
ここで、ステップS4200及びS4300は、具体的には、第1実施形態における各ステップによって実現できる。言い換えると、図7における破線で囲まれているステップS4200とS4300とは、第1実施形態における各ステップによって実現でき、例えば、ステップS4200は、第1実施形態におけるステップS200’に対応し、ステップS4300は、第1実施形態におけるステップS300’に対応する。図7のステップS4400において、医用画像処理装置20の制御機能243は、ステップS4200及びステップS4300によって検出された複数のモダリティから得られた医用画像に対して、レジストレーションを行う。
本実施形態において、制御機能243が、術前の医用画像である3D画像と、術中の医用画像である2D画像とに対して、レジストレーションを行う場合、ステップS4200は、3D画像及び2D画像について2つのステップとしてステップS4201とS4202とに分けて行われる。
この場合、ステップS4200は、制御機能243が学習済みモデル504を用いて3D画像における分岐点を検出するステップS4201と、制御機能243が学習済みモデル504を用いて2D画像における分岐点を検出するステップS4202とに分けられ、ステップS4201及びステップS4202は、それぞれ第1実施形態におけるステップS200’に対応する。具体的には、ステップS4201及びステップS4202において、検出機能242が、複数のモダリティから得られた医用画像のうち、レジストレーション対象となる2つの医用画像(3D術前MR/CT画像セット、2D術中US等の画像セット)を学習済みモデル504に入力し、2つの医用画像それぞれにおける器官の木構造の分岐点を検出する。そして、制御機能243が、ステップS4300において、分岐点トポロジーアトラスを利用して、2つの医用画像それぞれについて検出された分岐点の絞り込みを行って、ステップS4400において、2つの医用画像に対してレジストレーションを行う。
一方、2D画像は、分岐点の検出が比較的に簡単であるので、処理速度の向上及び処理負荷の低減のために、ステップS4202では、第1実施形態におけるステップS200’の処理を使用せずに、例えば、制御機能243が、マニュアル方式で、2D画像における分岐点を設定してもよい。このような場合、ステップS4300は、ステップS4201の検出結果のみに対して実行される。具体的には、ステップS4201及びステップS4202において、検出機能242が、複数のモダリティから得られた医用画像のうち、レジストレーション対象となる2つの医用画像の一方の医用画像(3D術前MR/CT画像セット)を学習済みモデル504に入力して、当該医用画像における器官の木構造の分岐点を検出する。そして、制御機能243が、ステップS4300において、分岐点トポロジーアトラスを利用して、一方の医用画像(3D術前MR/CT画像セット)で検出された分岐点と、マニュアル方式で他方の医用画像(2D術中US等の画像セット)において設定された木構造の分岐点との絞り込みを行って、ステップS4400において、2つの医用画像に対してレジストレーションを行う。
上述のように、ステップS4400において、制御機能243は、ステップS4200及びステップS4300によって検出された、例えば肝臓血管の分岐点を利用して、術前の肝臓の医用画像、及び、術中の肝臓の医用画像に対して、レジストレーションを行う。なお、血管の分岐点を利用して、血管を含む画像レジストレーションを行うことは、公知の技術を用いることもできるため、説明を省略する。
ここで、レジストレーションの精度を向上させ、レジストレーションの処理負荷を低減させるために、本実施形態は、木構造の分岐点の検出を行った後、ステップS4400においてレジストレーションを行う前に、器官のセグメンテーション結果によって木構造の分岐点の検出結果を修正することもできる。
図8は、第2実施形態による画像レジストレーション処理において、ステップS4400においてレジストレーションを行う前に検出結果を修正する処理を示す説明図である。図8に示すように、ステップS4100~S4300において、取得機能241が画像セットを取得(入力)し、検出機能242が学習済みモデル504を用いて画像セットから器官の木構造である肝臓血管の分岐点を検出する。なお、図8における画像セットの「PV」と「HV」は、それぞれ肝臓の門脈と肝静脈を表す。
また、ステップS4300において、制御機能243は、例えば画像セットから肝臓をセグメンテーションすることによって肝組織のセグメンテーション結果画像(肝組織分割結果画像)を取得し、セグメンテーション結果画像をテンプレートとして肝臓血管の分岐点の検出結果に用いる。具体的には、制御機能243は、ステップS4300において、例えばセグメンテーション結果画像の肝組織領域内に位置するヒートマップにおける明るいスポットを分岐点検出結果として保留し、ステップS4400において、セグメンテーション結果画像の肝組織領域外の明るいスポットを排除する。このように、ステップS4400において、制御機能243がレジストレーション前にまず分岐点を修正することにより、レジストレーションの精度を向上させ、且つ不要な処理負荷を低減させることができる。
図7に戻り、ステップS4400において分岐点によってマルチモダリティ画像のレジストレーションを行った後、ステップS4500において他の構造によってマルチモダリティ画像に対してさらに細かいレジストレーションを行ってもよい。なお、ステップS4500の処理は省略してもよい。
また、本実施形態の画像レジストレーション処理によれば、ステップS4400のレジストレーションにおいては、制御機能243は、木構造の分岐点以外に、無論、木構造そのものを用いることもできる。この場合、例えば、検出機能242が木構造の分岐点を検出した後、制御機能243は、検出された木構造の分岐点を利用して、器官の木構造の中心線を生成し、生成した木構造の中心線に基づいて、器官の木構造のセグメンテーションを行って、木構造のセグメンテーション画像を器官のセグメンテーション結果として生成する。さらに、ステップS4400において、制御機能243は、生成された器官のセグメンテーション結果(木構造のセグメンテーション画像)に基づいて、複数のモダリティの医用画像に対してレジストレーションを行う。
上述の分岐点を利用したレジストレーション、木構造を利用したレジストレーション及び細かいレジストレーション等は、公知の技術を用いることで実現できるため、説明を省略する。
以上の説明により、第2実施形態の画像レジストレーション処理では、医用画像処理装置20の取得機能241が、木構造を有する同一の器官の複数のモダリティの医用画像を取得し、検出機能242が、学習済みモデル生成装置10により生成された学習済みモデル504を用いて、複数のモダリティの医用画像のうち、少なくとも1つの医用画像から、当該医用画像における器官の木構造の分岐点を検出し、制御機能243が、検出された分岐点を利用して、複数のモダリティの医用画像に対してレジストレーションを行う。
以上、第2実施形態における医用画像処理装置20の画像レジストレーション処理について説明した。以上の説明には、術前の医用画像である3D画像と術中の医用画像である2D画像との間のレジストレーションのみが示されているが、本実施形態の画像レジストレーション処理は他のモダリティの画像に適用することもでき、より多くのモダリティの画像の間のレジストレーションに適用することができる。また、第2実施形態では肝臓血管を例として説明を行ったが、本実施形態の画像レジストレーション処理は、木構造を有する他の器官のレジストレーションに適用することができる。
また、第2実施形態では、第1実施形態の効果に加えて、例えば術前の医用画像と術中の医用画像などのマルチモダリティ画像のレジストレーション精度を向上させるという効果を得ることもできる。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第1実施形態を画像セグメンテーションに適用するものである。
以下、図面を参照して第3実施形態を詳しく説明する。
図9は、第3実施形態における医用画像処理装置の処理として、画像セグメンテーション処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、本実施形態における医用画像処理装置20の画像セグメンテーション処理は、以下のステップS6100~S6400を含む。
図9のステップS6100において、医用画像処理装置20の取得機能241は、木構造を有する器官の医用画像を取得する。図9のステップS6200において、検出機能242が、学習済みモデル504を用いて、取得された医用画像から、当該医用画像における器官の木構造の分岐点を検出する。図9のステップS6300において、制御機能243が、検出された分岐点を利用して、木構造の中心線を生成する。例えば、制御機能243は、分岐点トポロジーアトラスを利用して、検出された分岐点の絞り込みを行い、絞り込んだ分岐点を利用して、木構造の中心線を生成する。そして、図9のステップS6400において、制御機能243が、生成された木構造の中心線に基づいて、木構造のセグメンテーションを行う。
木構造が血管である場合、ステップS6300は公知の技術として、ランドマークを利用して中心線を抽出する方法、例えば血管追跡(vessel tracking)法などによって実現でき、ステップS6400は、閾値に基づくセグメンテーション、画像の強度や幾何学的特徴などに基づくセグメンテーション、深層学習に基づくセグメンテーションなどによって実現できるため、その詳細は省略する。
以上の説明により、第3実施形態の画像セグメンテーション処理では、医用画像処理装置20の取得機能241が、木構造を有する器官の医用画像を取得し、検出機能242が、学習済みモデル生成装置10により生成された学習済みモデル504を用いて、取得された医用画像から、当該医用画像における器官の木構造の分岐点を検出し、制御機能243が、検出された分岐点を利用して、木構造の中心線を生成する。そして、制御機能243は、生成された木構造の中心線に基づいて、木構造のセグメンテーションを行う。
以上、第3実施形態における医用画像処理装置20の画像セグメンテーション処理について説明した。第3実施形態では、第1実施形態の効果に加えて、木構造のセグメンテーション精度を向上させるという効果を得ることもできる。
<他の変形例>
本実施形態は、以上の説明した実施形態に限られず、様々な変形を行うこともできる。
例えば、以上の各実施形態において血管を例として説明したが、本実施形態は、気管などの他の管状構造の器官に用いることもできる。
また、実施形態で図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、或いは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記実施形態で説明した処理方法は、各実施形態で説明した機能を実現できる回路として医用機器に実装することもできる。具体的には、当該処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
そして、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上述の実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、木構造の分岐点を検出する精度及び正確性を向上させることができる。
なお、幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、請求項に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 学習済みモデル生成装置
20 医用画像処理装置
141 取得機能
142 生成機能
241 取得機能
242 推定機能
243 制御機能

Claims (11)

  1. 木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、医用画像における前記木構造の分岐点を検出するように学習された学習済みモデルに対して、取得された医用画像を入力して、当該医用画像における前記木構造の分岐点を検出する検出部と、
    前記分岐点トポロジーアトラスを利用して、前記検出された分岐点の絞り込みを行う制御部と、
    を備え
    前記学習済みモデルは、前記分岐点トポロジーアトラスと出力値との間の差異を示す項を含む損失関数を用いて生成され、
    前記損失関数は、下記式(1)により表され、
    Loss total =λ L(P,G)+λ L(P,A) (1)
    Loss total は、モデルの総的な誤差値を示し、
    L(P,G)は、出力値と真値との間の差異を示し、
    L(P,A)は、出力値と前記分岐点トポロジーアトラスとの間の差異を示し、
    λ とλ は重み係数である、医用画像処理装置。
  2. 前記検出部は、同一の器官について複数のモダリティから得られた医用画像のうち、少なくとも1つの医用画像を学習済みモデルに入力して、当該医用画像における前記木構造の分岐点を検出し、
    前記制御部は、前記検出された分岐点を利用して、前記複数のモダリティから得られた医用画像に対してレジストレーションを行う、
    請求項に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記検出部は、前記複数のモダリティから得られた医用画像のうち、レジストレーション対象となる2つの医用画像を前記学習済みモデルに入力して、当該2つの医用画像それぞれにおける前記木構造の分岐点を検出し、
    前記制御部は、前記分岐点トポロジーアトラスを利用して、前記2つの医用画像それぞれについて前記検出された分岐点の絞り込みを行って、前記2つの医用画像に対してレジストレーションを行う、
    請求項に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記検出部は、前記複数のモダリティから得られた医用画像のうち、レジストレーション対象となる2つの医用画像の一方の医用画像を前記学習済みモデルに入力して、当該医用画像における前記木構造の分岐点を検出し、
    前記制御部は、前記分岐点トポロジーアトラスを利用して、前記一方の医用画像で検出された分岐点と、マニュアル方式で他方の医用画像において設定された前記木構造の分岐点との絞り込みを行って、前記2つの医用画像に対してレジストレーションを行う、
    請求項に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記検出された分岐点を利用して、前記器官の前記木構造の中心線を生成し、前記木構造の中心線に基づいて、前記器官の前記木構造のセグメンテーションを行って、前記器官のセグメンテーション結果を生成し、
    前記器官のセグメンテーション結果に基づいて、前記複数のモダリティの医用画像に対してレジストレーションを行う、
    請求項に記載の医用画像処理装置。
  6. 前記複数のモダリティの画像は、前記器官の術前の医用画像、及び、前記器官の術中の医用画像を含み、
    前記検出部は、前記学習済みモデルを用いて前記術前の医用画像における前記分岐点を検出し、かつ、前記学習済みモデルを用いて前記術中の医用画像における前記分岐点を検出し或いはマニュアル方式で前記術中の医用画像における前記分岐点を設定し、
    前記制御部は、前記器官のセグメンテーション結果により、前記術前の医用画像における前記分岐点の検出結果を修正する、
    請求項またはに記載の医用画像処理装置。
  7. 前記術前の医用画像は、MR画像またはCT画像であり、前記術中の医用画像は、超音波画像である、
    請求項に記載の医用画像処理装置。
  8. 木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、医用画像における前記木構造の分岐点を検出するように学習された学習済みモデルに対して、取得された医用画像を入力して、当該医用画像における前記木構造の分岐点を検出する検出部と、
    前記検出された分岐点を利用して、前記木構造の中心線を生成し、前記木構造の中心線に基づいて、前記木構造のセグメンテーションを行う制御部と、
    を備え
    前記学習済みモデルは、前記分岐点トポロジーアトラスと出力値との間の差異を示す項を含む損失関数を用いて生成され、
    前記損失関数は、下記式(1)により表され、
    Loss total =λ L(P,G)+λ L(P,A) (1)
    Loss total は、モデルの総的な誤差値を示し、
    L(P,G)は、出力値と真値との間の差異を示し、
    L(P,A)は、出力値と前記分岐点トポロジーアトラスとの間の差異を示し、
    λ とλ は重み係数である、医用画像処理装置。
  9. 前記制御部は、前記分岐点トポロジーアトラスを利用して、前記検出された分岐点の絞り込みを行い、絞り込んだ分岐点を利用して、前記木構造の中心線を生成する、
    請求項に記載の医用画像処理装置。
  10. 木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、医用画像における前記木構造の分岐点を検出するように学習された学習済みモデルに対して、取得された医用画像を入力して、当該医用画像における前記木構造の分岐点を検出し、
    前記分岐点トポロジーアトラスを利用して、前記検出された分岐点の絞り込みを行う
    処理をコンピュータに実行させ
    前記学習済みモデルは、前記分岐点トポロジーアトラスと出力値との間の差異を示す項を含む損失関数を用いて生成され、
    前記損失関数は、下記式(1)により表され、
    Loss total =λ L(P,G)+λ L(P,A) (1)
    Loss total は、モデルの総的な誤差値を示し、
    L(P,G)は、出力値と真値との間の差異を示し、
    L(P,A)は、出力値と前記分岐点トポロジーアトラスとの間の差異を示し、
    λ とλ は重み係数である、プログラム。
  11. 木構造の分岐点トポロジーアトラスを利用して、医用画像における前記木構造の分岐点を検出するように学習された学習済みモデルに対して、取得された医用画像を入力して、当該医用画像における前記木構造の分岐点を検出し、
    前記検出された分岐点を利用して、前記木構造の中心線を生成し、前記木構造の中心線に基づいて、前記木構造のセグメンテーションを行う、
    処理をコンピュータに実行させ
    前記学習済みモデルは、前記分岐点トポロジーアトラスと出力値との間の差異を示す項を含む損失関数を用いて生成され、
    前記損失関数は、下記式(1)により表され、
    Loss total =λ L(P,G)+λ L(P,A) (1)
    Loss total は、モデルの総的な誤差値を示し、
    L(P,G)は、出力値と真値との間の差異を示し、
    L(P,A)は、出力値と前記分岐点トポロジーアトラスとの間の差異を示し、
    λ とλ は重み係数である、プログラム。
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