JP7820218B2 - 消火システム - Google Patents
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Description
本発明は、道路を有するトンネル内に設置される消火システムであって、
トンネル長手方向に所定の距離間隔で分割された監視領域の各々に設置され、設置された監視領域を撮像する撮像装置と、
監視領域の各々に設置され、放水銃の放水方向を変更可能な放水銃装置と、
撮像装置によって撮像された監視領域の二次元監視画像と、撮像装置から監視領域内の対象物までの距離情報が付与された距離画像とを生成する画像生成部と、
火災が発生した場合に、火災発生場所を示す火源の位置を二次元監視画像から特定し、撮像装置から当該火源までの火源距離を距離画像から検出する火源距離検出部と、
火源の位置及び火源距離に基づいて、火源に対して放水銃が放水するように制御する放水制御部と、
を備えたことを特徴とする。
第1のシステム構成として、
撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像するように撮像方向が固定され、
放水銃装置は、トンネル長手方向で監視領域の中央位置又は当該中央位置の近傍の所定位置に設置され、自己の監視領域にある火源に放水する。
第2のシステム構成として、
撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像するように撮像方向が固定され、
放水銃装置は、撮像装置の直下に配置され、
放水制御部は、
火源が、当該火源が特定された監視領域を撮像した撮像装置の直下に配置された放水銃装置の放水領域にある場合は、当該放水銃装置を選択して火源へ放水させ、
火源が、当該放水銃装置に隣接する他の放水銃装置の放水領域にある場合は、当該他の放水銃装置を選択して火源に放水させる。
第2のシステム構成にあっては、撮像装置は、放水銃装置の直上に分離して配置されるか、又は、放水銃装置の直上に放水銃と一体に配置される。
第3のシステム構成として、
撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置された放水銃装置の直上に放水銃と一体に水平旋回するように配置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像可能とする所定の第1撮像方向に放水銃の水平旋回により初期設定され、
放水制御部は、
火源が、当該火源が特定された監視領域を撮像した前記撮像装置の直下に配置された放水銃装置の放水領域にある場合は、当該放水銃装置を選択して火源へ放水させ、
火源が、当該放水銃装置に隣接する他の放水銃装置の放水領域にある場合は、当該隣接する他の放水銃装置及びその直上に配置された隣接する他の撮像装置を選択し、当該選択された他の撮像装置を水平旋回して、第1撮像方向を領域境界で線対称に折り返したトンネル長手方向で反対方向となる所定の第2撮像方向に設定し、火源距離検出部により検出された火源へ放水させる。
放水銃装置は、放水距離が、監視領域のトンネル長手方向の領域距離の半分を超え、当該領域距離まで放水可能な所定距離である。
火源距離検出部は、二次元監視画像を表示した監視画面上での指定操作、又は、二次元監視画像の画像処理により火源を特定して距離画像から火源距離を検出する。
放水制御部は、所定の操作により二次元監視画像を表示した監視画面上で火源が特定された監視領域を消火対象領域として指定された場合、放水銃の放水方向を当該消火対象領域に変化させる。
放水銃装置は、トンネル壁面の監視員通路に沿ってトンネル長手方向に所定の距離間隔で設置された消火栓装置又は当該消火栓装置の近傍の所定位置に配置され、
放水銃は、消火栓装置に引き込込まれた給水配管から分岐した分岐配管に接続され、
分岐配管には、
放水制御部からの放水開始信号により開作動するとともに、放水停止信号により閉作動する放水開閉弁と、
消火栓装置に設けられた消火栓弁の閉操作に連動して開作動し、消火栓弁の開操作に連動して閉作動する消火栓連動弁と、
が接続され、
消火栓装置を使用した放水が行われていない場合は、放水銃装置からの放水を可能とし、消火栓装置を使用した放水が行われている場合は、放水銃装置からの放水を停止させる。
消火栓連動弁は、消火栓弁開閉レバーによる開閉操作の動きを消火栓弁に伝達して開閉するワイヤーリンク機構に連動して開閉されるものであり、消火栓弁開閉レバーによる消火栓弁の閉操作に連動して放水開閉弁が開操作され、消火栓弁開閉レバーによる消火栓弁の開操作に連動して放水開閉弁が閉操作される。
放水銃装置は、トンネル壁面の監視員通路に沿ったトンネル長手方向に所定の距離間隔で設置された消火栓装置又は当該消火栓装置の近傍の所定位置に配置され、
放水銃は、消火栓装置に引き込込まれた給水配管から分岐した分岐配管に接続され、
分岐配管には、放水制御部からの放水開始信号により開作動するとともに、放水停止信号により閉作動する放水開閉弁が接続され、
放水制御部は、
所定の放水開始条件が成立した場合に、放水開始信号を出力し、
放水中に、消火栓装置に設けたポンプ起動スイッチのオン操作又は消火栓弁の開操作に伴うポンプ起動連動スイッチのオン作動を含む所定の放水停止条件が成立した場合は、放水停止信号を出力する。
撮像装置及び放水銃装置は、防災受信盤に接続され、
撮像装置は、画像生成部及び火源距離検出部を備え、
放水銃装置は、放水制御部を備える。
撮像装置及び放水銃装置は、防災受信盤に接続され、
防災受信盤は、画像生成部、火源距離検出部及び放水制御部を備える。
放水銃装置は、水平旋回角(α)と垂直旋回角(β)の設定により放水銃の放水方向を変更可能であり、
放水制御部は、
火源距離に基づいて撮像装置を原点とした撮像三次元座標系の第1の火源座標(Xa,Ya,Za)を検出し、
第1の火源座標(Xa,Ya,Za)を、放水銃装置を原点とした放水三次元座標系の第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)に変換する座標処理部と、
第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)に基づいて、当該第2の火源座標に指向する放水銃の水平旋回角(α)と垂直旋回角(β)を求めて放水方向を設定して放水する放水駆動部と、
を備える。
本発明は、道路を有するトンネル内に設置される消火システムであって、トンネル長手方向に所定の距離間隔で分割された監視領域の各々に設置され、設置された監視領域を撮像する撮像装置と、監視領域の各々に設置され、放水銃の放水方向を変更可能な放水銃装置と、撮像装置によって撮像された監視領域の二次元監視画像と、撮像装置から監視領域内の対象物までの距離情報が付与された距離画像とを生成する画像生成部と、火災が発生した場合に、火災発生場所を示す火源の位置を二次元監視画像から特定し、撮像装置から当該火源までの火源距離を距離画像から検出する火源距離検出部と、火源の位置及び火源距離に基づいて、火源に対して放水銃が放水するように制御する放水制御部とを備えたため、トンネル内で火災が発生した場合に、撮像装置の監視画像から火源の位置と火源までの距離を検出して放水銃装置からの自動放水により火源を正確に狙い撃ちし、道路利用者が消火栓装置を操作して消火活動を行わなくても、迅速且つ確実に火災を消火し抑制することを可能とする。
また、第1のシステム構成として、撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像するように撮像方向が固定され、放水銃装置は、トンネル長手方向で監視領域の中央位置又は当該中央位置の近傍の所定位置に設置され、自己の監視領域にある火源に放水するようにしたため、トンネル長手方向に分割された各監視領域を、撮像装置1台で監視するとともに、監視領域の中央位置に配置された放水銃装置1台で監視領域全域を放水領域(防護領域)としてカバーしており、火源が監視領域内のいずれの位置であっても、放水銃装置1台からの自動放水により火源を正確に狙い撃ちして、火災を迅速且つ確実に消火し抑制することを可能とする。
また、第2のシステム構成として、撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像するように撮像方向が固定され、放水銃装置は、撮像装置の直下に配置され、放水制御部は、火源が、当該火源が特定された監視領域を撮像した撮像装置の直下に配置された放水銃装置の放水領域にある場合は、当該放水銃装置を選択して火源へ放水させ、火源が、当該放水銃装置に隣接する他の放水銃装置の放水領域にある場合は、当該他の放水銃装置を選択して火源に放水させるようにしたため、トンネル長手方向に分割された各監視領域を、撮像装置1台で監視するとともに、監視領域のトンネル長手方向で両端となる領域境界に配置された放水銃装置2台で監視領域全域を放水領域(防護領域)としてカバーしており、火源が監視領域内のいずれの位置であっても、放水銃装置2台の何れか一方からの自動放水により火源を正確に狙い撃ちして、火災を確実に消火し抑制することを可能とする。
また、撮像装置は、放水銃装置の直上に分離して配置されることで、撮像装置と放水上装置をトンネル内に配置する場合の自由度を高めることを可能とする。また、撮像装置は、放水銃と一体に配置されることで、両者の配置スペースが低減でき、また、両者が一体化していることで、設置作業が容易となる。
また、第3のシステム構成として、撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置された放水銃装置の直上に放水銃と一体に水平旋回するように配置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像可能とする所定の第1撮像方向に放水銃の水平旋回により初期設定され、前記放水制御部は、火源が、当該火源が特定された監視領域を撮像した前記撮像装置の直下に配置された放水銃装置の放水領域にある場合は、当該放水銃装置を選択して火源へ放水させ、火源が、当該放水銃装置に隣接する他の放水銃装置の放水領域にある場合は、当該隣接する他の放水銃装置及びその直上に配置された隣接する他の撮像装置を選択し、当該選択された他の撮像装置を水平旋回して、第1撮像方向を領域境界で線対称に折り返したトンネル長手方向で反対方向となる所定の第2撮像方向に設定し、火源距離検出部により検出した火源へ放水させるようにしたため、撮像装置が放水銃装置と一体に水平旋回することで、水平回りで撮像方向と放水方向が常に一致しており、火災発生時の監視画像は、火源が画面の垂直中心線上に位置し、直下に配置された放水銃装置からの放水線が垂直中心線に沿って下側から上側の火源に向かう画像となり、監視画像をモニタ画面で監視員が見た場合に、火災の発生状況と放水による消火の状況が分かり易く、より適切な状況判断を可能とする。
また、放水銃装置は、放水距離が、監視領域のトンネル長手方向の領域距離の半分を超えるが、当該領域距離より短い所定距離であるため、例えば、監視領域のトンネル長手方向の領域距離を50メートルとした場合、放水銃装置の放水距離は半分の25メートルを超えるが、50メートルより短い所定距離、例えば30メートル前後の距離となり、消火栓装置の放水距離と同等な放水銃装置の放水距離により、監視領域全域を放水領域として防護することを可能とする。また、放水銃装置の放水距離が消火栓装置の放水距離と同等であることで、消火栓装置のポンプ設備や給水配管をそのまま利用して放水銃装置による消火を可能とし、設備構成が簡単となり、設備コストも低減可能とする。
また、火源距離検出部は、二次元監視画像を表示した監視画面上での指定操作により火源を特定して距離画像から火源距離を検出するようにしたため、例えば、監視センターのモニタ画面に火災が検出された監視領域の二次元監視画像を表示し、監視員が画面上の火源を指、或いはペン等でタッチして特定することで、確実に火源又は火源となっている火災車両を特定して放水することを可能とする。また、消火システムの定期点検時に、モニタ画面上で試験放水の対象とする場所を疑似的な火源として指定操作することで、指定した試験放水対象に対し放水銃装置から放水する実放水試験を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
また、放水制御部は、所定の操作により二次元監視画像を表示した監視画面上で火源が特定された監視領域を消火対象領域として指定された場合、放水銃の放水方向を当該消火対象領域に変化させるようにしたため、例えば、監視センターのモニタ画面に表示した監視画像により、延焼の範囲や炎の立ちあがり等が分かることから、監視員が画面上の炎症の範囲や炎の立ち上がっている部分を囲む消火対象領域を指定する操作を行うだけで、指定した消火対象領域に対し、面的、或いは立体的な放水ができ、火源に対する有効な消火やトンネル躯体を保護するための放水を適切に行うことを可能とする。
また、放水銃装置は、トンネル壁面の監視員通路に沿ってトンネル長手方向に所定の距離間隔で設置された消火栓装置又は当該消火栓装置の近傍の所定位置に配置され、放水銃は、消火栓装置に引き込まれた給水配管から分岐した分岐配管に接続され、分岐配管には、放水制御部からの放水開始信号により開作動するとともに、放水停止信号により閉作動する放水弁と、消火栓装置に設けられた消火栓弁の閉操作に連動して開作動し、消火栓弁の開操作に連動して閉作動する消火栓連動弁とが接続され、消火栓装置を使用した放水が行われていない場合は、放水銃装置からの放水を可能とし、消火栓装置を使用した放水が行われている場合は、放水銃装置からの放水を停止させるようにしたため、消火栓装置の配管を利用した放水銃装置とすることで安価な消火システムを提供でき、また、消火ポンプ設備のポンプ能力を大きくすることなく現行の非常用設備を活用して、より有効な放水銃装置を用いた消火システムを提供できる。
また、消火栓連動弁は、消火栓弁開閉レバーによる開閉操作の動きを消火栓弁に伝達して開閉するワイヤーリンク機構に連動して開閉されるものであり、消火栓弁開閉レバーによる消火栓弁の閉操作に連動して消火栓連動弁が開操作され、消火栓弁開閉レバーによる消火栓弁の開操作に連動して消火栓連動弁が閉操作されるようにしたため、放水銃装置からの放水中に、道路利用者が消火栓装置の消火栓弁開閉レバーを開位置に操作すると、消火栓弁開閉レバーの開操作と機械的に連動して消火栓連動弁が閉じて放水銃からの放水が停止し、消火栓装置の機能を損なうことなく、放水銃装置による消火を補完的に行うことを可能とする。
また、放水銃装置は、トンネル壁面の監視員通路に沿ったトンネル長手方向に所定の距離間隔で設置された消火栓装置又は当該消火栓装置の近傍の所定位置に配置され、放水銃は、消火栓装置に引き込込まれた給水配管から分岐した分岐配管に接続されに分岐配管には、放水制御部からの放水開始信号により開作動するとともに、放水停止信号により閉作動する放水開閉弁が接続され、放水制御部は、所定の放水開始条件が成立した場合に放水開始信号を出力し、放水中に、消火栓装置に設けたポンプ起動スイッチのオン操作又は消火栓弁の開操作に伴うポンプ起動連動スイッチのオン作動を含む所定の放水停止条件が成立した場合は、放水停止信号を出力するようにしたため、道路利用者が消火栓装置の消火栓弁開閉レバーを開操作するか、消防隊員が消火栓装置のポンプ起動釦を操作した場合のスイッチオンに電気的に連動して放水銃からの放水が停止し、消火栓装置の機能を損なうことなく、放水銃装置による消火を補完的に行うことを可能とする。
また、撮像装置及び放水銃装置は、防災受信盤に接続され、撮像装置は、画像生成部及び火源距離検出部を備え、放水銃装置に放水制御部を備えたため、端末側で必要とするシステム機能が実現され、防災監視盤の処理負担を低減することを可能とする。
また、撮像装置及び放水銃装置は、防災受信盤に接続され、防災受信盤は、画像生成部、火源距離検出部及び放水制御部を備えたため、端末側での処理負担を低減することを可能とする。
また、放水銃装置は、水平旋回角(α)と垂直旋回角(β)の設定により前記放水銃の放水方向を変更可能であり、放水制御部は、火源距離に基づいて撮像装置を原点とした撮像三次元座標系の第1の火源座標(Xa,Ya,Za)を検出し、第1の火源座標(Xa,Ya,Za)を、放水銃装置を原点とした放水三次元座標系の第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)に変換する座標処理部と、第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)に基づいて、当該第2の火源座標に指向する放水銃の水平旋回角(α)と垂直旋回角(β)を求めて放水方向を設定して放水する放水駆動部とを備えたため、撮像装置の撮像三次元座標系の第1の火源座標を、異なる放水銃装置の放水三次元座標系の第2の火源座標に変換することで、第2の火源座標に指向するための放水銃の水平旋回角と垂直旋回角を正確に求めて放水方向を自動設定することを可能とし、放水銃装置からの放水により火源をより正確に狙い撃ちして、火災をより確実に消火し抑制することを可能とする。
まず、実施形態の基本的概念について説明する。実施形態は、概略的に、道路を有するトンネル内に設置される消火システムに関するものである。
消火栓装置について、より詳細に説明する。その内容については以下のように分けて説明する。
a.消火システムの第1実施形態
a1.撮像装置と放水銃装置の配置
a2.監視領域と火源距離
a3.監視領域と放水領域
a4.消火制御
b.放水銃装置の構造
c.放水銃装置と消火栓装置の連動
d.消火栓設備と放水銃装置の放水能力
e.消火システムの構成
f.画像生成部
f1.二次元監視画像の生成
f2.距離画像の生成
g.火源距離検出部
h.放水制御部
h1.撮像三次元座標系の火源座標
h2.放水三次元座標系の火源座標
h3.放水駆動部
i.消火対象領域の画面設定による放水制御
j.第1実施形態の消火制御
k.消火システムの第2実施形態
k1.撮像装置と放水銃装置の配置
k2.第1実施形態との一致点と相違点
k3.第2実施形態での放水三次元座標系の火源座標
k4.第2実施形態の消火制御
l.消火システムの第3実施形態
l1.撮像装置と放水銃装置の配置
l2.第2実施形態との一致点と相違点
l3.第3実施形態の消火制御
m.システム構成の他の実施形態
n.本発明の変形例
o.付記
消火システムの第1実施形態について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムの第1実施形態における撮像装置と放水銃装置の設置を示した図1、図1の監視領域Aiを取り出して撮像装置の撮像方向と放水銃装置の放水領域を示した図2を参照する。なお、図1及び図2において、(A)はトンネル内の側面を示し、(B)はトンネル内の平面を示し、図1において、(C)はトンネル内の長手方向に直交する横断面を示している。
本実施形態における道路を有するトンネル内での撮像装置と放水銃装置の配置について、より詳細に説明する。
撮像装置により監視する監視領域と火災発生場所を示す火源までの火源距離の関係について、より詳細に説明する。
撮像装置18(18-i)の監視領域Aiと放水銃装置20(20-i)の放水領域について、より詳細に説明する。監視領域Aiを取り出した図2に示すように、放水銃装置20(20-i)の有効放水距離は、監視領域Aiのトンネル長手方向の領域距離50メートルを超えないが、監視領域Aiの半分の距離25メートルを超える任意の距離となっている。
本実施形態での消火制御について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムの第1実施形態で放水銃装置の上流側に火源が位置した場合の放水制御を示した図3、及び、消火システムの第1実施形態で放水銃装置の下流側に火源が位置した場合の放水制御を示した図4を参照する。なお、図3及び図4において、(A)はトンネル長手方向の透視した側面を示し、(B)はトンネル長手方向の透視した平面を示している。
放水銃装置の構造について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、放水銃装置の実施形態をトンネルの側面方向からに見て示した図5、放水銃装置の実施形態をトンネルの上流側から見て示した図6、及び、放水銃装置の実施形態を平面で見て示した図7を参照する。
放水銃装置と消火栓装置の連動について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火栓装置と放水銃装置の配管系統を示した図8を参照する。
トンネル施設に設けられた消火ポンプ設備は、放水ノズルから同時に放水する消火栓装置の台数を3台とし、且つ、消防隊が同時に放水する給水栓を2台として、最大放水量が、例えば、1200L/minとであれば、消火栓装置25に対する配管系に放水銃装置20を接続すると1200L/minの最大放水量が確保される。
本実施形態における消火システムの構成について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムのシステム構成の実施形態を示した図9、及び、防災受信盤、端末処理装置及び放水銃装置の機能構成を撮像装置とともに示した図10を参照する。
端末処理装置16(16-1)に設けられた画像生成部30について、より詳細に説明する。画像生成部30は、撮像装置18によって撮像された監視領域の二次元監視画像32と、撮像装置から監視領域内の対象物までの距離情報が付与された距離画像34とを生成するものである。
二次元監視画像32の生成について、より詳細に説明する。二次元監視画像32とは、図1及び図2に示したように、例えば、監視領域Aiを例にとると、監視領域Aiの上流側の領域境界の監視員通路17上の所定高さの撮像点aに設置された撮像装置18(18-i)を、例えば、下流側の領域境界の道路面15と交差する境界点bに向けて撮像軸1810を固定した状態で撮像された監視領域Aiの全域が入るように撮像された監視画像であり、図10に示す防災受信盤12に設けられたモニタ25に表示される監視領域Aiを含む動画画像である。なお、動画画像は、所定間隔で連続した静止画像であってもよい。
距離画像34の生成について、より詳細に説明する。距離画像34とは、撮像装置18(18-1)から監視領域A1内の対象物までの距離情報が付与された画像ある。このような距離画像34を生成する手法は任意であるが、例えば、カメラレンズの点像分布関数(PSF:Point Spread Function)に基づく収差マップに現れるぼけの色づきや大きさと距離との対応関係を解析して対象物までの距離を計測するPSF方式が用いられる。
端末処理装置16(16-1)に設けられた火源距離検出部36について、より詳細に説明する。火源距離検出部36は、自己の監視領域A1で火災が発生した場合に、画像生成部30で生成された二次元監視画像32から火災発生場所を示す火源を特定し、画像生成部30で生成された距離画像34から撮像装置18(18-1)から当該火源までの火源距離を検出するものである。
端末処理装置16(16-1)に設けられた放水制御部38について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、二次元監視画像における火源座標を示した図11、火源距離から火源座標を検出する撮像三次元座標系を示した図12、及び、消火システムの第1実施形態での撮像三次元座標系と放水三次元座標系の関係を示した図13を参照する。
座標処理部40による火源座標の検出について、より詳細に説明する。座標処理部40は、第1の座標算出機能として、二次元監視画像32上に特定された火源座標(x,y)に基づいて、火源距離Lにおける撮像三次元座標系での火源座標(Xa,Yb)を検出する。
Xa=K・Nx
Ya=K・Ny
として算出される。なお、図11(B)の距離変換倍率Kの特性108を直線特性としているが、これに限定されず、適宜の曲線特性となる場合を含むものである。
続いて、座標処理部40による撮像三次元座標の火源座標を放水三次元座標系の火源座標に変換する座標変換について、より詳細に説明する。
Xb=Xbv-Lx
Yb=Ybv-Ly
Zb=Zbv-Lz
(ただし、Lx,Ly,Lzは、各座標軸での移動方向に応じた正又は負の値となる)
として算出される。
放水制御部38の放水駆動部42について、より詳細に説明する。放水駆動部42は、放水三次元座標系112の火源座標(Xb,Yb,Zb)に基づいて、火源座標に指向する放水銃54の水平旋回角αと垂直旋回角βを求めて放水方向を設定して放水するものである。
消火対象領域の画面指定による放水制御について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、二次元監視画像の画面上での消火対象領域の指定を示した図14を参照する。
消火システムの第1実施形態による消火制御について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムの第1実施形態による消火制御を示した図15のフローチャートを参照する。
消火システムの第2実施形態について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムの第2実施形態における撮像装置と放水銃装置の設置を示した図16、図16の監視領域Aiを取り出して撮像装置の撮像方向と放水銃装置の放水領域を示した図17、消火システムの第2実施形態で監視領域の上流側に火源が位置した場合の放水制御を示した図18、及び、消火システムの第2実施形態で監視領域の下流側に火源が位置した場合の放水制御を示した図19を参照する。なお、図16乃至図19において、(A)はトンネル内の側面を示し、(B)はトンネル内の平面を示し、図16において、(C)はトンネル内の長手方向に直交する横断面を示している。
本実施形態における道路を有するトンネル内での撮像装置と放水銃装置の配置について、より詳細に説明する。
第2実施形態の放水銃装置20の構造及び機能は、図5乃至図7に示した第1実施形態と同様であり、また、消火栓装置25との連動も、図8に示した第1実施形態と同様となることから、それぞれの説明は省略する。また、第2実施形態のシステム構成及び機能は、図13に示したオイラー角に基づく座標変換を除き、図9乃至図12及び図14に示した第1実施形態と同様になることから、その説明を省略する。
第1実施形態と相違する第2実施形態によるオイラー角に基づく座標変換、即ち、撮像三次元座標の火源座標を放水三次元座標系の火源座標に変換する座標変換について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、第2実施形態での撮像三次元座標系と放水三次元座標系の関係を示した図20を参照する。ここで、図20(A)は撮像三次元座標系と放水三次元座標系の関係を示し、図20(B)は撮像三次元座標系の原点に放水三次元座標系の原点を一致させた場合を示している。
Xb=Xbv
Yb=Ybv-Ly
Zb=Zbv
(ただし、Lyは、各座標軸での移動方向に応じた正又は負の値となる)
として算出される。
Xb=Xbv
Yb=Ybv-Ly
Zb=Zbv-50m
(ただし、Ly,Lzは、各座標軸での移動方向に応じた正又は負の値となる)
として算出され、当該火源座標P(Xb,Yb,Zb)から算出された水平旋回角αと垂直旋回角βに放水銃装置20(20-i+1)の放水銃を旋回し、火源に向けて放水することになる。
消火システムの第2実施形態による消火制御について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムの第2実施形態による消火制御を示した図21のフローチャートを参照する。
消火システムの第3実施形態について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムの第3実施形態で監視領域の上流側に火源が位置した場合の放水制御を示した図22、消火システムの第3実施形態で監視領域の下流側に火源が位置した場合の下流側に隣接する放水銃装置と放水銃装置を選択して初期設定した第1撮像方向から反対側の第2撮像方向に水平旋回した状態を示した図23、図23に続く、監視領域の下流側に配置された放水銃装置の放水制御を示した図24、及び、撮像装置が放水銃と一体に水平旋回するように直上に配置された放水銃装置を示した図25を参照する。を参照する。なお、図22乃至図24において、(A)はトンネル内の側面を示し、(B)はトンネル内の平面を示している。
本実施形態における道路を有するトンネル内での撮像装置と放水銃装置の配置について、より詳細に説明する。
α2=180°-α1
として与えられる。
消火システムの第3実施形態のシステム構成及び機能は、第2実施形態の説明(段落0197~0201)に記載した放水領域を切替えた場合の火源座標の計算を除き、図16乃至図20に示した第2実施形態と同様になることから、その説明を省略する。
消火システムの第3実施形態による消火制御について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムの第3実施形態による消火制御を示した図26のフローチャートを参照する。
本実施形態の消火システムにおけるシステム構成の他の実施形態について、より詳細に説明する。当該説明にあっては、消火システムの機能構成の他の実施形態を示した図27を参照する。
本発明による消火栓装置の変形例について説明する。本発明の消火栓装置は、上記の実施形態以外に、以下の変形を含むものである。
上記の実施形態にあっては、放水銃装置を原点とした放水三次元座標系の火源座標P(xb,Yb,Zb)に基づいて、放水銃の水平旋回角αと垂直旋回角βを求めて放水銃を火源に向けて指向させて放水しているが、さらに、放水銃装置の放水点c(原点)から火源pまでの距離である火源放水距離Lcpを、放水三次元座標系の火源座標(Xb,Yb,Zb)に基づき、次式で算出してもよい。
前述した第2実施形態にあっては、監視領域の境界に配置された撮像装置が、その直下に分離して配置された放水銃装置20とは連動せずに撮像方向が固定されているが、第3実施形態で使用される図25に示した、放水銃と一体に水平旋回するように直上に撮像装置18が一体に配置された放水銃装置20が使用される構成でもよい。
上記の実施形態にあっては、監視領域の上流側の領域境界に撮像装置が配置されているが、これに限定されず、監視領域の下流側の領域境界に撮像装置が配置される構成でもよい。
上記の実施形態にあっては、火源が放水銃装置の直近、例えば、数メートル以内にあっとても、火源に向けて狙い撃ちする放水としているが、他の実施形態として、放水距離が短い場合には、放水銃の出口側にデフレクターを配置し、デフレクターに放水の一部を当てて散布する近距離放水としてもよい。
上記の実施形態にあっては、放水銃装置からの直線放水により火源を狙い撃ちしているが、放水距離が長くなると、放水軌跡は放物線を描いて放水距離が火源距離より短くなる関係にあることから、検出された火源距離に応じて放水銃の垂直旋回角を増加するように補正してもよい。
上記の実施形態にあっては、火源座標から放水銃装置20の水平旋回角と垂直旋回角を求めて放水銃を火源に自動的に指向させて放水しているが、火災が発生した監視領域の二次元画像が防災受信盤のモニタに表示されていることから、防災受信盤に放水銃装置の水平旋回角と垂直旋回角を手動操作する放水銃操作部を設け、自動放水モードから手動放水モードに切り替えることにより、監視員がモニタ画面を見ながら放水銃装置を操作して火源に放水するようにしてもよい。
また、本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、さらに、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
ここで、放水制御部38に設けられた座標処理部40の特徴をまとめて示すと以下のようになる。
座標処理部40は、
距離画像34から検出された火源距離と、二次元監視画像32の中心を原点とした二次元座標系での火源座標(x,y)に基づき、撮像三次元座標系の第1の火源座標(Xa,Ya,Za)を算出する第1の座標算出機能と、
撮像三次元座標系の原点(O1)に放水三次元座標系の原点(O2)を一致させた仮想空間で、撮像三次元座標系の各座標軸を放水三次元座標系の各座標軸に一致させるための回転角で与えられるオイラー角(φ,θ,ψ)に基づいて、撮像三次元座標系の第1の火源座標(Xa,Ya,Za)から、仮想空間の放水三次元座標系での第3の火源座標(Xbv,Ybv,Zbv)を算出する第2の座標算出機能と、
仮想空間の放水三次元座標系での第3の火災座標(Xbv,Ybv,Zbv)と、撮像三次元座標系の原点から放水三次元座標系への原点への三次元距離(Lx,Ly,Lz)とに基づいて、実空間の放水三次元座標系での第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)を算出する第3の座標算出機能と、
を備える。このため、火源距離(L)が検出された場合、それ以外のパラメータは予め定数として与えられていることから、簡単且つ容易に、実空間の放水三次元座標系での火源座標を算出可能とする。
撮像三次元座標は撮像方向をZ軸、上下方向をY軸、左右方向をX軸とし、放水三次元座標は放水方向をZ軸、上下方向をY軸、左右方向をX軸とした場合、オイラー角は、X軸回りのピッチ角φ、Y軸回りの方位角θ、Z軸回りのロール角ψであり、
放水銃装置がトンネル長手方向で撮像装置の間となる監視領域の中央位置又は当該中央位置の近傍の所定位置に設置された場合、第2座標算出機能は、ピッチ角φ及び方位角θを各々対応する所定角度とするとともに、ロール角ψを0°として、撮像三次元座標系の第1の火源座標(Xa,Ya,Za)から仮想空間の放水三次元座標系での第3の火源座標(Xbv,Ybv,Zbv)を算出する。このため、ロール角ψが0°となることで、その分、座標変換計算を簡単にすることができる。
撮像三次元座標は撮像方向をZ軸、上下方向をY軸、左右方向をX軸とし、放水三次元座標は放水方向をZ軸、上下方向をY軸、左右方向をX軸とした場合、オイラー角は、X軸回りのピッチ角φ、Y軸回りの方位角θ、Z軸回りをロール角ψであり、
撮像装置が放水銃装置の直上の所定位置に配置された場合、第2座標算出機能は、ピッチ角φを対応する所定角度とするとともに、方位角θ及びロール角ψの各々を0°として、撮像三次元座標系の第1の火源座標(Xa,Ya,Za)から仮想空間の放水三次元座標系での第3の火源座標(Xbv,Ybv,Zbv)を算出する。このため、方位角θ及びロール角ψの各々が0°となることで、その分、座標変換計算をより簡単にすることができる。
第1座標算出機能は、
火源距離と、
二次元監視画像の画像中心の原点から火源までの水平方向及び垂直方向の画素数(Nx,Ny)と、
二次元監視画像の1画素間の距離に対応した火源距離での実距離を示す所定の倍率(K)と、
に基づいて、撮像三次元座標系の第1の火源座標(Xa,Ya,Za)を算出する。すなわち、第1座標算出部は、前記撮像三次元座標系の火源座標(Xa,Ya,Za)を
放水銃装置がトンネル長手方向で撮像装置の間となる監視領域の中央位置又は当該中央位置の近傍の所定位置に設置された場合、第3座標算出機能は、放水三次元座標系での第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)を、
Xb=Xbv-Lx
Yb=Ybv-Ly
Zb=Zbv-Lz
(ただし、Lx,Ly,Lzは、各座標軸での移動方向に応じた正又は負の値となる)
として算出する。このため、撮像三次元座標系の原点から放水三次元座標系への原点への三次元移動距離(Lx,Ly,Lz)は予め定数として決まっていることから、放水三次元座標系での火源座標を簡単に求めることを可能とする。
撮像装置が放水銃装置の直上に分離して配置されるか、放水銃装置の直上に放水銃と一体に水平旋回するように配置された場合、第3座標算出機能は、放水三次元座標系での第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)を、
Xb=Xbv
Yb=Ybv-Ly
Zb=Zbv
(ただし、Lyは、座標軸での移動方向に応じた正又は負の値となる)
として算出する。このため、撮像三次元座標系の原点から放水三次元座標系への原点へのY軸方向の移動距離(Lx)は予め定数として決まっていることから、放水三次元座標系での火源座標を、より簡単に求めることを可能とする。
12:防災受信盤
14:伝送路
15:道路面
16(16-1)~16(16-3):端末処理装置
17:監視員通路
18(18-1)~18(18-3),18(18-i-1),18(18-i),18(18-i+1):撮像装置
20(20-1)~20(20-3),20(20-i-1),20(20-i),20(20-i+1):放水銃装置
22,26:伝送部
23:防災制御部
24:モニタ制御部
25:モニタ
28:端末制御部
30:画像生成部
32:二次元監視画像
34:距離画像
36:火源距離検出部
38:放水制御部
40:座標処理部
42:放水駆動部
44:端末制御部
48:水平旋回部
48a:水平旋回軸
50:垂直旋回部
50a:垂直旋回軸
52:放水開閉弁
54:放水銃
56:給水配管
58:配管基台
60:水平基台
64:水平旋回配管
66:ウォームホイール
68:ウォーム
70:水平旋回モータ
72,82:ロータリーエンコーダ
76:大ギア
78:小ギア
80:垂直旋回モータ
84:給水本管
85:雲台
87:支持フレーム
88:給水栓
90:消火栓弁
92:自動調圧弁
94:消火用ホース
96:放水ノズル
98:消火栓弁開閉レバー
100:連動機構
102:消火栓連動弁
104:自動排水弁
110:撮像三次元座標系
112:放水三次元座標系
120:消火対象領域
1810,1810a,1810b:撮像軸
1820:有効撮像境界
1830,1840:放水領域切替境界
2010:放水軸
2020:有効放水境界
Claims (14)
- 道路を有するトンネル内に設置される消火システムであって、
トンネル長手方向に所定の距離間隔で分割された監視領域の各々に設置され、設置された監視領域を撮像する撮像装置と、
前記監視領域の各々に設置され、放水銃の放水方向を変更可能な放水銃装置と、
前記撮像装置によって撮像された前記監視領域の二次元監視画像と、前記撮像装置から前記監視領域内の対象物までの距離情報が付与された距離画像とを生成する画像生成部と、
火災が発生した場合に、火災発生場所を示す火源の位置を前記二次元監視画像から特定し、前記撮像装置から当該火源までの火源距離を前記距離画像から検出する火源距離検出部と、
前記火源の位置及び前記火源距離に基づいて、前記火源に対して前記放水銃が放水するように制御する放水制御部と、
を備え、
前記撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置された前記放水銃装置の直上に前記放水銃と一体に水平旋回するように配置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像可能とする所定の第1撮像方向に前記放水銃の水平旋回により初期設定され、
前記放水制御部は、
前記火源が、当該火源が特定された監視領域を撮像した前記撮像装置の直下に配置された前記放水銃装置の放水領域にある場合は、当該放水銃装置を選択して前記火源へ放水させ、
前記火源が、当該放水銃装置に隣接する他の放水銃装置の放水領域にある場合は、当該隣接する他の放水銃装置及びその直上に配置された隣接する他の撮像装置を選択し、当該選択された他の撮像装置を水平旋回して、前記第1撮像方向を前記領域境界に線対称に折り返したトンネル長手方向で反対方向となる所定の第2撮像方向に設定し、前記火源距離検出部により検出された前記火源へ放水させることを特徴とする消火システム。
- 請求項1記載の消火システムにおいて、
前記撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像するように撮像方向が固定され、
前記放水銃装置は、トンネル長手方向で前記監視領域の中央位置又は当該中央位置の近傍の所定位置に設置され、自己の監視領域にある前記火源に放水することを特徴とする消火システム。
- 請求項1記載の消火システムにおいて、
前記撮像装置は、自己の監視領域の上流側又は下流側の領域境界に設置されて、少なくとも自己の監視領域を撮像するように撮像方向が固定され、
前記放水銃装置は、前記撮像装置の直下に配置され、
前記放水制御部は、
前記火源が、当該火源が特定された監視領域を撮像した前記撮像装置の直下に配置された前記放水銃装置の放水領域にある場合は、当該放水銃装置を選択して前記火源へ放水させ、
前記火源が、当該放水銃装置に隣接する他の放水銃装置の放水領域にある場合は、当該他の放水銃装置を選択して前記火源に放水させることを特徴とする消火システム。
- 請求項3記載の消火システムにおいて、
前記撮像装置は、前記放水銃装置の直上に分離して配置されるか、又は、前記放水銃装置の直上に前記放水銃と一体に配置されたことを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記放水銃装置は、放水距離が、前記監視領域のトンネル長手方向の領域距離の半分より短い場合は、前記放水銃の出口側にデフレクターを配置し、当該デフレクターに前記放水の一部を当てて散布する近距離放水であることを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記放水銃装置は、放水距離が、前記監視領域のトンネル長手方向の領域距離の半分を超え、当該領域距離まで放水可能な所定距離であることを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記火源距離検出部は、前記二次元監視画像を表示した監視画面上での指定操作、又は、前記二次元監視画像の画像処理により前記火源を特定して前記距離画像から火源距離を検出することを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記放水制御部は、所定の操作により前記二次元監視画像を表示した監視画面上で前記火源が特定された監視領域を消火対象領域として指定された場合、前記放水銃の放水方向を当該消火対象領域に変化させることを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記放水銃装置は、トンネル壁面の監視員通路に沿ってトンネル長手方向に所定の距離間隔で設置された消火栓装置又は当該消火栓装置の近傍の所定位置に配置され、
前記放水銃は、前記消火栓装置に引き込込まれた給水配管から分岐した分岐配管に接続され、
前記分岐配管には、
前記放水制御部からの放水開始信号により開作動するとともに、放水停止信号により閉作動する放水開閉弁と、
前記消火栓装置に設けられた消火栓弁の閉操作に連動して開作動し、前記消火栓弁の開操作に連動して閉作動する消火栓連動弁と、
が接続され、
前記消火栓装置を使用した放水が行われていない場合は、前記放水銃装置からの放水を可能とし、前記消火栓装置を使用した放水が行われている場合は、前記放水銃装置からの放水を停止させることを特徴とする消火システム。
- 請求項9記載の消火システムにおいて、
前記消火栓連動弁は、消火栓弁開閉レバーによる開閉操作の動きを前記消火栓弁に伝達して開閉するワイヤーリンク機構に連動して開閉されるものであり、前記消火栓弁開閉レバーによる前記消火栓弁の閉操作に連動して前記消火栓連動弁が開操作され、前記消火栓弁開閉レバーによる前記消火栓弁の開操作に連動して前記消火栓連動弁が閉操作されることを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記放水銃装置は、トンネル壁面の監視員通路に沿ったトンネル長手方向に所定の距離間隔で設置された消火栓装置又は当該消火栓装置の近傍の所定位置に配置され、
前記放水銃は、前記消火栓装置に引き込込まれた給水配管から分岐した分岐配管に接続され、
前記分岐配管には、前記放水制御部からの放水開始信号により開作動するとともに、放水停止信号により閉作動する放水開閉弁が接続され、
前記放水制御部は、
所定の放水開始条件が成立した場合に、前記放水開始信号を出力し、
放水中に、前記消火栓装置に設けられたポンプ起動スイッチのオン操作又は前記消火栓弁の開操作に伴うポンプ起動連動スイッチのオン作動を含む所定の放水停止条件が成立した場合は、前記放水停止信号を出力することを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記撮像装置及び前記放水銃装置は、防災受信盤に接続され、
前記撮像装置は、前記画像生成部及び前記火源距離検出部を備え、
前記放水銃装置は、前記放水制御部を備えたことを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記撮像装置及び前記放水銃装置は、防災受信盤に接続され、
前記防災受信盤は、前記画像生成部、前記火源距離検出部及び前記放水制御部を備えたことを特徴とする消火システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の消火システムにおいて、
前記放水銃装置は、水平旋回角(α)と垂直旋回角(β)の設定により前記放水銃の放水方向を変更可能であり、
前記放水制御部は、
前記火源距離に基づいて前記撮像装置を原点(O1)とした撮像三次元座標系の第1の火源座標(Xa,Ya,Za)を検出し、
前記第1の火源座標(Xa,Ya,Za)を、前記放水銃装置を原点(O2)とした放水三次元座標系の第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)に変換する座標処理部と、
前記第2の火源座標(Xb,Yb,Zb)に基づいて、当該第2の火源座標に指向する前記放水銃の水平旋回角(α)と垂直旋回角(β)を求めて前記放水方向を設定して放水する放水駆動部と、
を備えたことを特徴とする消火システム。
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