JP7829609B2 - 車両構造 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、走行動力を発生する電動モータと、電動モータに電力を供給するバッテリが収容されたバッテリケースと、運転者が着座可能なシートと、を備えた鞍乗型電動車両が開示されている。この車両では、シートの荷重をバッテリケースで受ける構造とされている。
(1)本発明の態様に係る車両構造は、車両(1)の動作に使用される電力を蓄える蓄電池(100)と、前記車両(1)の乗員が着座するシート(15)と、前記シート(15)の荷重を受ける荷重受け部(70)と、前記車両(1)の動作に使用される電装部品(9)と、を備え、前記蓄電池(100)は、前記荷重受け部(70)を介して前記シート(15)を支持し、前記電装部品(9)は、前記シート(15)と前記蓄電池(100)との間に配置される。
この構成によれば、蓄電池が荷重受け部を介してシートを支持していることで、荷重受け部の周囲には空間が形成される。そのため、荷重受け部の周囲の空間を利用して、シートと蓄電池との間に電装部品を配置することができる。したがって、車両の小型化に寄与する。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与する。
この構成によれば、車体フレームの下部を前後に延びる長形状部でバッテリ容量を確保しつつ、長形状部の後部上方に突出する起立部でシート荷重を受ける為、シート近傍で高い剛性を担保してシート荷重を受けることができる。
この構成によれば、シート荷重を受ける強度のある荷重受け部に電装部品が支持されることで、電装部品の安定性を高めることができる。
この構成によれば、ステーにおいてレイアウト自由度が高い側に、配線支持部を設けることができる。
この構成によれば、ステーの本体支持部と荷重受け部との干渉を避けつつこれらを近接させ、電装部品の荷重を荷重受け部で効率よく支持することができる。
この構成によれば、電装部品の前方から空隙を通る風の少なくとも一部を電装部品に向けて導くことができる。そのため、電装部品の冷却効率向上に寄与する。
この構成によれば、電装部品において冷却したい部分に向けて冷却風をより効果的に導くことができる。
この構成によれば、電装部品と蓄電池との間の隙間を通る冷却風の少なくとも一部を電装部品及び蓄電池の冷却に活用することができる。
この構成によれば、冷却風の流れが阻害されることを抑制することができる。したがって、電装部品及び蓄電池の更なる冷却効率向上に寄与する。
この構成によれば、箱部によって電装部品を覆うように保護することができる。
図1は、本発明の実施形態における車両1の左側面図である。
図1に示すように、実施形態の車両1は、乗員(運転者)が足を載せるフロア部14(低床部)を有するスクータ型の電動二輪車である。
車両1は、前輪2と、後輪3と、車体フレーム5と、車体カバー6と、スイングユニット8と、蓄電池100と、シート15と、荷重受け部70と、制御装置(電装部品)9と、を備える。
後輪3は、スイングユニット8の後端部に支持されている。後輪3は、スイングユニット8に設けられた電動機50によって駆動可能とされている。スイングユニット8の前端部は、車体フレーム5に連結されている。
蓄電池100は、シート15の下方においてダウンフレーム21の下方延出部21aの下部とリヤフレーム22の前下部との間に搭載されている。蓄電池100の後部は、平面視でシート15の前部と重なるように配置されている。蓄電池100は、バッテリ本体101と、バッテリ本体101を覆うバッテリケース102と、を備える。
図2は、車両1の要部を左前方から見た斜視図である。図3は、車両1においてシート15の荷重を受ける荷重受け部70を左前やや上方から見た斜視図である。図4は、車両1の要部の前面図である。図5は、車両1の要部の左側面図である。図6は、図4のVI-VI断面を含む左側面図である。
図1から図6を併せて参照し、蓄電池100は、荷重受け部70を介してシート15を支持している。制御装置9は、シート15と蓄電池100との間に配置される。制御装置9は、荷重受け部70に支持される。荷重受け部70は、制御装置9の前方に配置される。
箱部45は、制御装置9とシート15のヒンジ軸16との間に、制御装置9の前方に向かって張り出す前フランジ部48を有する。上壁部72には、箱部45の前フランジ部48が固定されている。箱部45の前フランジ部48は、例えば左右一対のボルト等で車両上方から上壁部72に固定されていてもよい。
左右の下壁部74には、蓄電池100の上部が固定されている。左右の下壁部74は、蓄電池100の上部(具体的には、起立部104の前上部から上方に突出する突出部)に対して、例えば前後一対のボルト等でそれぞれ固定されていてもよい。
制御装置9は、ステー90を介して荷重受け部70に支持される。ステー90は、荷重受け部70とは反対側に、制御装置9に接続される配線65を支持する配線支持部92,93を備える。具体的に、ステー90は、制御装置9を支持する本体支持部91と、配線を支持する配線支持部92,93と、を備える。
制御装置9は、蓄電池100と車体フレーム5とを接続する。制御装置9は、蓄電池100及び車体フレーム5の2部品にわたって接続される。車体フレーム5は、蓄電池100を支持するセンタークロスフレーム23を備える。制御装置9は、センタークロスフレーム23に支持される。
図7は、車両1における冷却風の流れの一例を説明するための左側面図である。図7においては、蓄電池100等の車両側面視形状を簡素化して示している。
図1から図7を併せて参照し、本実施形態では、荷重受け部70は、制御装置9の前方に配置される。荷重受け部70において車両前面視で制御装置9と重なる部分に、空隙75が形成される。制御装置9と蓄電池100との間に、冷却風が通る冷却風通路(隙間)120が形成される。冷却風通路120は、制御装置9の下面と蓄電池100の上面との間に形成される。制御装置9の下面及び蓄電池100の上面の各々の少なくとも一部は、車両側面視で互いに平行に配置される。図7においては、蓄電池100(起立部104)の上面は、車両側面視で前後方向(具体的には、前後方向に対してやや前下がりの斜め)に直線状に延びている。冷却フィン61は、冷却風通路120を車幅方向に区画するよう制御装置9の下面から下方に向かって突出している。
以上説明したように、上記実施形態における車両構造は、車両1の動作に使用される電力を蓄える蓄電池100と、車両1の乗員が着座するシート15と、シート15の荷重を受ける荷重受け部70と、車両1の動作を制御する制御装置9と、を備える。蓄電池100は、荷重受け部70を介してシート15を支持している。制御装置9は、シート15と蓄電池100との間に配置される。
この構成によれば、蓄電池100が荷重受け部70を介してシート15を支持していることで、荷重受け部70の周囲には空間が形成される。そのため、荷重受け部70の周囲の空間を利用して、シート15と蓄電池100との間に制御装置9を配置することができる。したがって、車両1の小型化に寄与する。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与する。
この構成によれば、シート荷重を受ける強度のある荷重受け部70に制御装置9が支持されることで、制御装置9の安定性を高めることができる。
この構成によれば、ステー90においてレイアウト自由度が高い側に、配線支持部92,93を設けることができる。
この構成によれば、制御装置9の前方から空隙75を通る風の少なくとも一部を制御装置9に向けて導くことができる。そのため、制御装置9の冷却効率向上に寄与する。
この構成によれば、制御装置9において冷却したい部分に向けて冷却風をより効果的に導くことができる。
この構成によれば、冷却風通路120を通る冷却風の少なくとも一部を制御装置9及び蓄電池100の冷却に活用することができる。
この構成によれば、冷却風の流れが阻害されることを抑制することができる。したがって、制御装置9及び蓄電池100の更なる冷却効率向上に寄与する。
この構成によれば、箱部45によって制御装置9を覆うように保護することができる。
この構成によれば、蓄電池100及び車体フレーム5の2部品にわたって制御装置9を接続することができる。言い換えると、蓄電池100と車体フレーム5とを接続する接続部として制御装置9を活用することができる。したがって、レイアウト自由度を向上させることができる。
この構成によれば、蓄電池100の重量を支える堅牢なセンタークロスフレーム23に制御装置9が支持されることで、制御装置9の安定性が向上する。
上記実施形態では、制御装置は、荷重受け部に支持される例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、制御装置は、荷重受け部とは別の部材に支持されてもよい。例えば、制御装置は、荷重受け部に支持されていなくてもよい。制御装置の支持態様は、設計仕様に応じて変更することができる。
実施形態の構成は、スクータ型の自動二輪車への適用に限らず、種々の鞍乗り型車両に適用してもよい。鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪(四輪バギー等)の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
9 制御装置(電装部品)
15 シート
45 箱部
46 空間
47 切欠き部
61 冷却フィン
65 配線
70 荷重受け部
75 空隙
90 ステー
92,93 配線支持部
100 蓄電池
120 冷却風通路(隙間)
Claims (8)
- ヘッドパイプ(20)と、前記ヘッドパイプ(20)から下方に延びた後に後方へ延在するダウンフレーム(21)と、前記ダウンフレーム(21)の後部から上後方に延在する左右一対のリヤフレーム(22)と、を備える車体フレーム(5)と、
乗員が着座するシート(15)と、
前記ダウンフレーム(21)の下部および前記リヤフレーム(22)の前部に囲まれるフロア下空間に配置され、電動機(50)を駆動する蓄電池(100)と、
前記電動機(50)を制御する制御装置(9)と、を有する車両の車両構造において、
前記蓄電池(100)は、荷重受け部(70)を介して前記シート(15)を支持し、
前記制御装置(9)は、前記荷重受け部(70)に支持され、側面視で前記シート(15)と前記蓄電池(100)との間に配置され、
前記蓄電池(100)から延びるバッテリケーブル(105)と、前記電動機(50)から延びる三相ケーブル(65)とは、前記制御装置(9)の上面に配索される、
車両構造。 - 前記制御装置(9)は、ステー(90)を介して前記荷重受け部(70)に支持され、 前記ステー(90)は、前記荷重受け部(70)とは反対側に、前記制御装置(9)に接続される三相ケーブル(65)を支持する配線支持部(92,93)を備える、
請求項1に記載の車両構造。 - 前記ステー(90)における前記制御装置(9)を支持する本体支持部(91)には、前記荷重受け部(70)を避けるように凹む凹部(91c)が形成される、請求項2に記載の車両構造。
- 前記荷重受け部(70)は、前記制御装置(9)の前方に配置され、
前記荷重受け部(70)において車両前面視で前記制御装置(9)と重なる部分に、空隙(75)が形成される、
請求項1に記載の車両構造。 - 前記空隙(75)は、前記車両前面視で前記制御装置(9)に設けられた冷却フィン(61)と重なる、
請求項4に記載の車両構造。 - 前記制御装置(9)と前記蓄電池(100)との間に、隙間(120)が形成される、
請求項1に記載の車両構造。 - 前記隙間(120)は、前記制御装置(9)の下面と前記蓄電池(100)の上面との間に形成され、
前記制御装置(9)の下面及び前記蓄電池(100)の上面の各々の少なくとも一部は、車両側面視で互いに平行に配置される、
請求項6に記載の車両構造。 - 前記シート(15)の下方に空間(46)を形成する箱部(45)を更に備え、
前記箱部(45)に、切欠き部(47)が形成され、
前記制御装置(9)は、前記切欠き部(47)に収容される、
請求項1に記載の車両構造。
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