JP7838020B2 - 生体担体材料に使用するのに好適な無機シェル内に封入された塩基性コア材料 - Google Patents
生体担体材料に使用するのに好適な無機シェル内に封入された塩基性コア材料Info
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Description
水又は酸性成分を含む第2の部分と、を含む。
を準備すること、及び組成物を歯又は骨構造に適用すること、を含む、様々な使用方法も記載される。いくつかの実施形態では、組成物は重合性材料を含み、方法は、組成物を放射線源に曝露することによって硬化させることを更に含む。硬化性又は硬化(hardened)(例えば、硬化(cured))組成物は、塩基性コア材料の遅延放出、塩基性の遅延増加、
歯又は骨構造の再石灰化を促進させること、及び歯髄細胞の平均ALP活性を増加させることなど、様々な技術的効果をもたらすことができる。いくつかの実施形態では、組成物は、歯科用物品を歯構造に結合するために使用される歯科用接着剤又はセメントである。他の実施形態では、組成物は、歯科修復剤である。
mm)のpH変化を測定することによって評価することができる。PBS緩衝液は、8gのNaCl、0.2gのKCL、1.44gのNa2HPO4、及び0.24gのKH2PO4を、800mlの蒸留H2Oに溶解し、HClでpHを7.4に調整し、追加の蒸留水で体積を1Lに調整し、オートクレーブにより滅菌することによって調製することができる。この試験は、その後、本明細書では「ディスク緩衝試験」と称されるであろう。
道水であってよい。水の量は、一般的に、適切な取扱い特性及び混合特性を提供するのに、並びに充填剤-酸反応において、イオン輸送を許容するのに、十分である量である。水の量は、典型的には、セメントの総重量の少なくとも1、2、3、4、又は5%、典型的には20又は25%以下である(すなわち、第1及び第2の部分と添加される任意の水との組み合わせ)である。
B(X)m(Y)nを有し、
式中、
Bは有機骨格鎖を表し、
各Xは、独立してイオン性基であり、
各Yは、独立して光硬化性基であり、
mは、2以上の平均値を有する数であり、
nは、1以上の平均値を有する数である。
は架橋を誘発することによって;化学線で照射して重合及び/若しくは架橋を誘発することによって;並びに/又は1種以上の構成成分を混合して重合及び/若しくは架橋を誘発することによって、硬化(例えば、重合又は架橋)させることができる材料又は組成物について説明している。「混合」は、例えば、2種以上の成分を組み合わせ、混合して均質な組成物を形成することによって実施することができる。あるいは、2種以上の成分を別個の層として準備して、これらの層を境界面で(例えば、自然発生的に又は剪断応力の適用によって)相互混合して重合を開始させてもよい。
)材料又は組成物を指す。
ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)は、Evonik Industries,Sarasota,FLから入手した。
エチル4-ジメチルアミノベンゾエート(EDMAB)は、Sigma-Aldrich Corporation,St.Louis,MOから入手した。
カンファーキノン(CPQ)は、Sigma-Aldrichから入手した。
2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール(BHT)は、PMC Specialties Incorporated,Cincinnati,OHから入手した。
ヒュームドシリカR812Sは、Degussa-Huls Corporation,Parsippany,NJから入手した。
グリセロリン酸カルシウムは、Spectrum Laboratory Products,Gardena,CAから入手した。
フッ化イッテリビウム(YbF3)は、Treibacher Industrie Incorporated,Toronto,Canadaから入手した。
VWR International,Radnor,PAから入手した緩衝剤BDH5018(25℃において塩酸で4.00のpHに調整された水性フタル酸水素カリウム緩衝液)。
VBPポリマーは、PAA:ITAコポリマーを十分なIEM(2-イソシアナトエチルメタクリレート)と反応させて、米国特許第5,130,347号(Mitra)の実施例11の乾燥ポリマー調製に従って、コポリマーの酸基の16モルパーセントをペンダントメタクリレート基に変換することによって作製した。
PAA:ITAコポリマーは、米国特許第第5,130,347号の実施例3に従って調製されたアクリル酸:イタコン酸の4:1モル比から作製した。
Zr/Siナノクラスター充填剤は、米国特許第6,730,156号[調製例A(51~64行)及び実施例B(第25欄65行~第26欄40行)]に本質的に記載されるように調製されたシラン処理ジルコニア/シリカナノクラスター充填剤である。
ポルトランドセメント:白色ポルトランドセメント(Federal White Type1、ASTM表記C150)を、Federal White Cement,Woodstock,Ontario,Canadaから購入した。製造業者によって報告される組成物の主成分は、ケイ酸三カルシウム(3CaO-SiO2)、ケイ酸二カルシウム(2CaO-SiO2)、アルミン酸三カルシウム(3CaO-Al2O3)、アルミノライト四カルシウム(4CaO-Al2O3-Fe2O3)、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、硫酸カリウム、及び硫酸ナトリウムである。ポルトランドセメントは、複数の成分を含む強塩基性材料である。各主要成分(酸化マグネシウム、硫酸カリウム、及び硫酸ナトリウムの微量成分を除く)は、かなりの量の強塩基(CaO)を含有する。ポルトランドセメントは、典型的には約61%~69%のCaO、約18%~24%のSiO2、約2%~6%のAl2O3、約1%~6%のFe2O3、約0.5%~5%のMgOを含有する。
生体活性ガラス[45S5]を以下の組成物:SiO2(45重量%)、Na2O(24.5重量%)、CaO(24.5重量%)、P2O5(6重量%)]を用いて調製した。生体活性ガラスは、強塩基性材料である。これは、組成物の合計49重量%である2つの強塩基成分(Na2O及びCaO)を有して均質である。
ケイ酸三カルシウム(3CaOSiO2)粉末を、ゾル-ゲル法により調製した。0.5molのSi(OC2H5)4(オルトケイ酸テトラエチル、TEOS)、触媒として200mLの水及び硝酸の溶液を、連続撹拌下で合わせた。次いで、1.5molのCa(NO3)2-4H2Oを溶液に添加した。溶液を60℃に加熱し、ゲル化が発生するまで維持した。次いで、ゲルを200℃で乾燥させて、1500℃で6時間焼成させた。ケイ酸三カルシウムは、約74重量%の強塩基成分(CaO)を有する強塩基性均質化合物である。
フルオロアルミノシリケート(FAS)ガラスを、本質的に米国特許第5154762号の実施例1に記載のとおりに調製した。SiO2(34.6重量%)、AlF3(21.5重量%)、SrO(18.7重量%)、Al2O3(9.4重量%)、AlPO4(6.5重量%)、Na2AlF6(5.6重量%)、P2O5(3.7重量%)の粉末成分を混合し、1350~1450℃のアーク炉内で溶融させ、非晶質単相FASガラス中でローラー急冷させた。その後、ガラスをボールミル粉砕して、2.6m2/gの表面積を有する粉砕生成物を得た(ブルナウアー・エメット・テラー(BET)法に従って測定)。
以下の式1~6を使用して、実施例1~5に記載のプロセスによって調製された封入された材料についてのシェル厚さ、コア材料の重量%、及びシェル材料の重量%を計算した。計算において、コア材料の総表面積は、コア材料粉末の粒子を球体として(表面積=4π(d/2)2、体積=(4/3)(π)(d/2)3)表すことによって決定した。
式1:
Vmo(cm3)=APCVDプロセスにより調製された金属酸化物の体積。
SAc(cm2)=コア材料粉末の総表面積。
式2:
CT(分)=コーティング時間。
CA=前駆体材料のモル当たりのカチオン。
MWmo(g/mol)=カチオンのモル当たりの金属酸化物の分子量(Al2O3についてはMWmo=51g/mol、TiO2についてはMWmo=80g/mol、SiO2についてはMWmo=60g/mol)。
Dmo(g/cm3)=酸化金属の密度(Al2O3については、Dmo=3.0、TiO2についてはDmo=3.0、SiO2については、Dmo=2.2)。
%P=キャリアガス中に含有された金属酸化物前駆体のモル百分率(Al2Me6についての%P=1.33%、TiCl4についての%P=1.33%、SiCl4についての%P=35.7%)。
EDE=実施例で使用されるAPCVDプロセスの推定付着効率(Al2O3についてのEDE=0.5、TiO2についてのEDE=0.6、SiO2についてのEDE=0.4)。
式3:
式4:
Msm(g)=APCVDプロセスによって堆積された金属酸化物(Al2O3、TiO2、SiO2)の量。
Msm(g)=Vmo *Dmo
Dcp(g/cm3)=コア粉末材料の密度(生体活性ガラスについてはDcp=2.65、ポルトランドセメントについてはDcp=3.11)。
d(cm)=コア粒子の直径。
式5及び6-封入された材料の重量百分率(重量%):
生体活性ガラス(BG)粉末を、常圧化学気相成長法(APCVD)を用いて酸化アルミニウム(AO)系材料で封入した。生体活性ガラスを、トリメチルアルミニウム(Strem Chemicals,Newburyport,MAから入手し、ステンレススチールバブラーから分配された)を、流動床反応器内の水蒸気と反応させることによってコーティングした。反応器は、ガラスフリット漏斗管(直径2cm、高さ18cm)であった。反応器は、反応器の本体に平行に経路付けされたフリットの下方から延びる入口管と、フリットの上方の延長された頂部領域とを有して、所望の反応器高さ及び前駆体注入器管及び排気出口用の取り付け具を可能にした。温度は、油浴を使用して180℃で制御した。窒素キャリアガスを、液体前駆体の標準的なバブラー構成で使用した。バブラーを約22℃の周囲温度に維持した。トリメチルアルミニウム(TMA)バブラーを通る流量は、100~330cm3/分の範囲であった。水バブラーを通る流量は、(250~1250cm3/分)の範囲であった。総コーティング時間は、20~100分の範囲であった。封入された材料A~Jを、以下のパラメータ:添加される生体活性ガラスの量、生体活性ガラス粉末の粒径、TMA流量、水流量、及びコーティング時間を変化させることによって調製した。表1では、封入パラメータを封入された材料A~Jについて列挙している。封入された材料G~Jについては、より大きな反応器を使用した(直径4cm、高さ30cm)。封入された材料A~C、及びG~Jについては、反応器に添加する前に、粉末を45ミクロンのふるいに通し、38ミクロンのふるい上に収集することによって、生体活性ガラス粉末の粒径を選択した。封入された材料D~Fについては、反応器に添加する前に、5mmの媒体を有するボールミルを使用して生体活性ガラス粉末を粉砕して、10ミクロンの粒径を得た。粉砕後の各粉末の平均粒径は、Model LA950 Laser Particle Size Analyzer(Horiba Scientific,Edison,NJ)を水と共に使用して測定した。
ケイ酸三カルシウム(TCS)を、常圧化学気相成長法(APCVD)を用いて酸化アルミニウム系材料で封入した。ケイ酸三カルシウム粉末(30g)を、トリメチルアルミニウム(Strem Chemicalsから入手し、ステンレススチールバブラーから分配された)を、流動床反応器内の水蒸気と反応させることによってコーティングした。反応器は、ガラスフリット漏斗管(直径4cm、高さ30cm)であった。反応器は、反応器の本体に平行に経路付けされたフリットの下方から延びる入口管と、フリットの上方の延長された頂部領域とを有して、所望の反応器高さ及び前駆体注入器管及び排気出口用の取り付け具を可能にした。温度は、油浴を使用して180℃で制御した。窒素キャリアガスを、液体前駆体の標準的なバブラー構成で使用した。バブラーを約22℃の周囲温度に維持した。トリメチルアルミニウム(TMA)バブラーを通る流量は、500cm3/分であった。水バブラーを通る流量は、1750cm3/分であった。総コーティング時間は、40分であった。表2では、反応器に添加されたケイ酸三カルシウム粉末の平均粒径及び他の封入パラメータを列挙している。コーティング手順に続いて、得られた封入された材料を個々に篩分けして、38ミクロン未満の粒径を有する封入された材料を収集した。これらのふるい分けされた封入された材料は、封入された材料K及びLとして表記された。
ポルトランドセメント(PC)を、常圧化学気相成長法(APCVD)を用いて酸化アルミニウム系材料で封入した。ポルトランドセメント粉末を、トリメチルアルミニウム(Strem Chemicalsから入手し、ステンレススチールバブラーから分配された)を、流動床反応器内の水蒸気と反応させることによってコーティングした。反応器は、ガラスフリット漏斗管(直径4cm、高さ30cm)であった。反応器は、反応器の本体に平行に経路付けされたフリットの下方から延びる入口管と、フリットの上方の延長された頂部領域とを有して、所望の反応器高さ及び前駆体注入器管及び排気出口用の取り付け具を可能にした。温度は、油浴を使用して180℃で制御した。窒素キャリアガスを、液体前駆体の標準的なバブラー構成で使用した。バブラーを約22℃の周囲温度に維持した。トリメチルアルミニウム(TMA)バブラーを通る流量は、240~1000cm3/分の範囲であった。水バブラーを通る流量は、(610~2500cm3/分)の範囲であった。総コーティング時間は、10~105分の範囲であった。封入された材料M~Uを、以下のパラメータ:添加されるポルトランドセメントの量、ポルトランドセメント粉末の粒径、TMA流量、水流量、及びコーティング時間を変化させることによって調製した。表3では、封入パラメータを封入された材料M~Uについて列挙する。
ポルトランドセメントを、常圧化学気相成長法(APCVD)を用いて二酸化チタン系材料で封入した。ポルトランドセメント粉末(50g)を、四塩化チタン(Strem Chemicalsから入手し、ステンレススチールバブラーから分配された)を、流動床反応器内の水蒸気と反応させることによってコーティングした。反応器に充填する前に、実施例3の封入された材料N~Sについて記載した空気分類手順を用いて、微細粒子をポルトランドセメント試料から除去した。得られた粉末の平均粒径は、Coulter Counter Multisizer 3(Beckman Coulter Company)を使用して測定したときに、24.4ミクロン(13.8~38.4ミクロンのD10~D90範囲)を有した。反応器は、ガラスフリット漏斗管(直径4cm、高さ30cm)であった。反応器は、反応器の本体に平行に経路付けされたフリットの下方から延びる入口管と、フリットの上方の延長された頂部領域とを有して、所望の反応器高さ及び前駆体注入器管及び排気出口用の取り付け具を可能にした。温度は、油浴を使用して180℃で制御した。窒素キャリアガスを、液体前駆体の標準的なバブラー構成で使用した。バブラーを約22℃の周囲温度に維持した。四塩化チタンバブラーを通る流量は、1000cm3/分であった。水バブラーを通る流量は、1000cm3/分であった。総コーティング時間は、57分であった。
ポルトランドセメントを、常圧化学気相成長法(APCVD)を用いて二酸化ケイ素系材料で封入した。ポルトランドセメント粉末(50g)を、四塩化ケイ素(Strem Chemicalsから入手し、ステンレススチールバブラーから分配された)を、流動床反応器内の水蒸気と反応させることによってコーティングした。反応器に充填する前に、実施例3の封入された材料N~Sについて記載した空気分類手順を用いて、微細粒子をポルトランドセメント試料から除去した。得られた粉末の平均粒径は、Coulter Counter Multisizer 3(Beckman Coulter Company)を使用して測定したときに、24.4ミクロン(13.8~38.4ミクロンのD10~D90範囲)を有した。反応器は、ガラスフリット漏斗管(直径4cm、高さ30cm)であった。反応器は、反応器の本体に平行に経路付けされたフリットの下方から延びる入口管と、フリットの上方の延長された頂部領域とを有して、所望の反応器高さ及び前駆体注入器管及び排気出口用の取り付け具を可能にした。温度は、油浴を使用して180℃で制御した。窒素キャリアガスを、液体前駆体の標準的なバブラー構成で使用した。バブラーを約22℃の周囲温度に維持した。四塩化ケイ素バブラーを通る流量は、60cm3/分であった。水バブラーを通る流量は、1300cm3/分であった。総コーティング時間は、58分であった。
4つのガラスバイアルのそれぞれに、15gの脱イオン水及び10gのpH4の緩衝液(緩衝液BDH5018、VWR International)を充填し、バイアル内の溶液を撹拌した。封入されていないポルトランドセメント(0.25g、24.4ミクロンの粒径)を、第1のバイアルに添加した。封入されていないFASガラス(0.25g)を、第2のバイアルに添加した。封入された材料O(0.25g)を、第3のバイアルに添加した。封入された材料Q(0.25g)を、第4のバイアルに添加した。バイアル内で撹拌を継続し、Mettler Toledo M300 pH Meter(Mettler Toledo Corporation,Columbus,OH)を使用して、各溶液のpHを8~10分間にわたって測定した。封入された材料のシェルの厚さは、コーティング時間をより長いコーティング時間に変更して、より厚いシェルを生成することによって修正した。封入された材料Oのシェルは、封入された材料Qのシェルよりも約4.25倍厚くなった。結果を表4に提示し、封入された材料が、塩基性コア材料との遅延反応又は塩基性コア材料の遅延放出をもたらしたことを示す。
2つのガラスバイアルのそれぞれに、15gの脱イオン水及び10gのpH4の緩衝液(緩衝液BDH5018、VWR International)を充填し、バイアル内の溶液を撹拌した。実施例4の二酸化チタンで封入された材料(0.25g)を、第1のバイアルに添加した。実施例5の二酸化ケイ素で封入された材料(0.25g)を、第2のバイアルに添加した。バイアル内で撹拌を継続し、Mettler Toledo M300 pH Meter(Mettler Toledo Corporation)を使用して、各溶液のpHを45分間にわたって測定した。結果を表5に示し、封入された材料が、塩基性コア材料との遅延反応又は塩基性コア材料の遅延放出をもたらしたことを示す。
3つのガラスバイアルのそれぞれに、15gの脱イオン水及び10gのpH4の緩衝液(緩衝液BDH5018、VWR International)を充填し、バイアル内の溶液を撹拌した。封入されていないケイ酸三カルシウム(0.25g)を、第1のバイアルに添加した。封入された材料K(0.25g)を、第2のバイアルに添加した。封入された材料L(0.25g)を、第3のバイアルに添加した。バイアル内で撹拌を継続し、Mettler Toledo M300 pH Meter(Mettler Toledo Corporation)を使用して、各溶液のpHを12分間にわたって測定した。結果を表6に示し、封入された材料が、塩基性コア材料との遅延反応又は塩基性コア材料の遅延放出をもたらしたことを示す。
4つのガラスバイアルのそれぞれに、15gの脱イオン水及び10gのpH4の緩衝液(緩衝液BDH5018、VWR International)を充填し、バイアル内の溶液を撹拌した。封入された材料O(0.25g)を、第1のバイアルに添加した。封入された材料P(0.25g)を、第2のバイアルに添加した。封入された材料Q(0.25g)を、第3のバイアルに添加した。封入された材料R(0.25g)を、第4のバイアルに添加した。バイアル内で撹拌を継続し、Mettler Toledo M300 pH Meter(Mettler Toledo Corporation)を使用して、各溶液のpHを測定した。各溶液がPH9に達した時間を記録した。結果を表7に示し、塩基性コア材料の遅延放出がシェルの厚さに依存することを示す。封入された材料のシェルの厚さは、コーティング時間をより長いコーティング時間に変更して、より厚いシェルを生成することによって修正した。封入された材料O~Rの酸化アルミニウムシェルの厚さは、次のように漸進的に減少した:シェルの厚さ:封入された材料O>封入された材料P>封入された材料Q>封入された材料R。封入された材料O~Rの相対的なシェル厚さは、約8.5:4.5:2:1であった(表7)。
2つのガラスバイアルのそれぞれに、15gの脱イオン水及び10gのpH4の緩衝液(緩衝液BDH5018、VWR International)を充填し、バイアル内の溶液を撹拌した。封入されていない生体活性ガラス(0.25g、38~45ミクロンの粒径のもの)を、第1のバイアルに添加した。封入された材料J(0.25g)を、第2のバイアルに添加した。バイアル内で撹拌を継続し、Mettler Toledo M300 pH Meter(Mettler Toledo Corporation)を使用して、各溶液のpHを60分間にわたって測定した。結果を表8に示し、封入された材料が、塩基性コア材料との遅延反応又は塩基性コア材料の遅延放出をもたらしたことを示す。
2つのガラスバイアルのそれぞれに、25gの脱イオン水を充填した。封入されていないポルトランドセメント(0.25g、24.4ミクロンの粒径)を、第1のバイアルに添加した。封入された材料P(0.25g)を、第2のバイアルに添加した。内容物を撹拌し、Mettler Toledo M300 pH Meter(Mettler Toledo Corporation)を使用して、各溶液のpHを5分間にわたって測定した。結果を表9に示し、封入された材料が、塩基性コア材料との遅延反応又は放出をもたらしたことを示す。
2つのガラスバイアルのそれぞれに、25gの脱イオン水を充填した。封入されていない生体活性ガラス(0.25g、38.45ミクロンの粒径のもの)を、第1のバイアルに添加した。封入された材料J(0.25g)を、第2のバイアルに添加した。内容物を攪拌し、Mettler Toledo M300 pH Meter(Mettler
Toledo Corporation)を使用して、各溶液のpHを3分間にわたって測定した。結果を表10に示し、封入された材料が、塩基性コア材料との遅延反応又は塩基性コア材料の遅延放出をもたらしたことを示す。
ガラスバイアルに25gの脱イオン水を充填し、0.25gの封入されていないFASガラス(0.25g)をバイアルに添加した。内容物を撹拌し、Mettler Toledo M300 pH Meter(Mettler Toledo Corporation)を使用して、溶液のpHを3分間にわたって測定した。結果を表11に示す。
歯科用組成物1~6(DC-1~DC-6)を、組成物の第1の部分としてのペーストB1~B6及び組成物の第2の部分としてのペーストAから選択されたペーストを使用して調製した。
歯科用組成物(DC-7~DC-11)を、組成物の第1の部分としてのペーストB7~B11及び組成物の第2の部分としてのペーストAから選択されたペーストを使用して調製した。
PERPHECT ROSS pH Micro Electrode(カタログ番号8220BNWP、Thermo Fisher Scientific Company)を使用して直ちに測定した。プローブをペーストに挿入した30秒後のpH測定値を記録した。記録したpHは3.5であった。テフロンディスク金型(直径3.1mm及び高さ1.3mm)を直ちにペーストで満たし、次いで、ELIPAR S10硬化ライト(3M Oral Care,Maplewood,MN)を使用して、金型の各側で20秒間ペーストを硬化させた。得られた成形ディスクを金型から直ちに取り出し、1.5mLのGIBCOリン酸緩衝生理食塩水(PBS)溶液(1×、pH7.4)(Thermo Fisher Scientific)を含有する2mLのプラスチック遠心管内に置いた。ディスクを、PBS溶液中に完全に浸漬させた。管に栓をして、室温で保管した。
実施例14で報告した手順に従って、歯科用組成物DC-12を用いて成形ディスクを調製した。DC-12を、組成物の第1の部分としてのペーストB12(表22の組成)及び組成物の第2の部分としてのペーストAを使用して調製した。金型を充填する直前に測定した撹拌したペーストのpHは、3.7であった。ディスクを取り囲むPBS溶液のpHを、実施例14に記載の手順に従って790時間にわたって周期的に測定し、結果を表23に報告した。「0時間」で記録したpH測定を、PBS溶液中のディスクの浸漬直後に行った。
歯科用組成物1~4、及び比較歯科組成物Aの成形ディスク(直径3.1mm及び高さ1.3mm)を、実施例14に記載の成形ディスクを調製するための一般的な混合及び硬化手順を使用して調製した。個々のディスクもまた、市販の歯科用ベース/ライナー製品(比較例X)及び市販の歯髄キャップ/ライナー製品(比較例Y)から調製した。ディスクを70%エタノール浴中に20分間連続的に配置し、PBSですすぐこと(3回)によってディスクを個別に滅菌し、次いで、歯髄幹細胞(DPSC)基本培地(Lonza Group LTD.,Basel,Switzerland)中で一晩インキュベートした(37℃、5%のCO2、98%の相対湿度)。ヒト歯髄幹細胞(DPSC、Lonza Group LTD.)を、DPSC基本培地を含有するCOSTAR 48ウェル細胞培養プレート(Corning Incorporated,Corning,NY)中に、ウェル当たり20,000個細胞/mLで播種した。各ウェルにディスクを装填し、細胞を7日間培養した(37℃、5%のCO2、98%の相対湿度)。対照例として、追加のウェルにヒト歯髄幹細胞を播種したが、これらのウェルのいずれにも成形ディスクを添加しなかった。
歯科用組成物8、10、11、12、比較歯科組成物A、比較例X、及び比較例Yの成形ディスク(直径3.1mm及び高さ1.3mm)を調製し、実施例17に記載の手順に従って細胞増殖について試験した。実施例17に記載のように、対照例(DPSCを播種したが、成形ディスクを添加していないウェル)も調製した。表25では、歯科用組成物8、10、11、12(異なるシェルコーティングを伴うポルトランドセメント又はケイ酸三カルシウムコアを有する封入された材料を含有する)、比較歯科組成物A(封入された材料を含まない)、比較例X及びY、並びに対照例と接触させたDPSC試料についての平均OD540(n=4)を記録する。
歯科用組成物1~4、比較歯科組成物A、比較例X、及び比較例Yの成形ディスク(直径3.1mm及び高さ1.3mm)を、実施例14に記載の成形ディスクを調製するための一般的な混合及び硬化手順を使用して調製した。ディスクを70%エタノール浴中に20分間連続的に配置し、PBSですすぐこと(3回)によってディスクを個別に滅菌し、次いで、歯髄幹細胞(DPSC)基本培地(Lonza Group LTD.)中で、(37℃、5%のCO2、98%の相対湿度において)一晩インキュベートした。ヒト歯髄細胞(DPSC、Lonza Group LTD.)を、DPSC基本培地を含有するCOSTAR 48ウェル細胞培養プレート(Corning Incorporated,Corning,NY)中に、ウェル当たり20,000個細胞/mLで播種した。各ウェルにディスクを装填し、細胞を7日間培養した(37℃、5%のCO2、98%の相対湿度)。対照例として、追加のウェルにヒト歯髄幹細胞を播種したが、これらのウェルのいずれにも成形ディスクを添加しなかった。
歯科用組成物8、10、11、12、比較歯科組成物A、比較例X、及び比較例Yの成形ディスク(直径3.1mm及び高さ1.3mm)を調製し、実施例19に記載の手順に従ってALP活性について試験した。実施例19に記載のように、対照例(DPSCを播種したが、成形ディスクを添加していないウェル)も調製した。表27では、歯科用組成物8、10、11、12(異なるシェルコーティングを伴うポルトランドセメント又はケイ酸三カルシウムコアを有する封入された材料を含有する)、比較歯科組成物A(封入された材料を含まない)、比較例X及びY、並びに対照例と接触させたDPSC試料についての平均ALP濃度(n=1~3)をmU/mLで記録する。
水酸化カルシウム(CH)粉末は、Jost Chemical(St.Louis,MO、製品番号:2242)から入手した。材料を、25ミクロンのふるいを通過させた。
実施例6に記載された試験を、封入されていないCH及びMPCSの両方、並びに表28に記載のバッチからサンプリングされた封入されたCH及びMPCSで実施した。粉末添加直前の緩衝液のpHは、4つの試料全てについて4.1であった。結果を表29に示し、封入された材料が、塩基性コア材料との遅延反応又は塩基性コア材料の遅延放出をもたらしたことを示す。
ポルトランドセメント粉末(5g)を、原子層堆積(ALD)プロセスを用いてマイクロカプセル化した。逐次的な4工程プロセス(前駆体A、パージ、前駆体B、パージ)を組み込んだフロースルー原子層堆積(FTALD)反応器を使用して、標的化粒子材料上の自己制限表面反応によって酸化アルミニウムコーティングを堆積させた。
ウシ門歯(10)を、直径25mm×高さ10~20mmの樹脂パック(パック当たり1本の歯)に別々に埋め込んだ。得られた各パックを120グリットサンドペーパーで粉砕して、歯の象牙質層を露出させ、320グリットサンドペーパーで研磨した。全ての実験を、75℃の一定温度、50%の湿度、及び450nmでフィルター処理したライトを用いて室内で実施した。各歯表面をブロットして余分な水を除去し、3M 201+マスキングテープ(3M Company,Maplewood,MN)をマスクとして使用して、露出した象牙質の直径5mmの円をフレーム化した。DC-8(実施例15に記載のように調製)を適用して、露出した象牙質の部位を覆い、スパチュラを用いてマスクと一様の高さに拭き取った後、ELIPAR S10 LED硬化光(3M Company)を使用して20秒間硬化させた。次いで、使い捨てアプリケータを使用して、SCOTCHBONDユニバーサル接着剤(3M Company)を硬化表面に20秒間適用した。この部位を穏やかな空気流で5秒間乾燥させ、次いで、ELIPAR S10 LED硬化光で10秒間光硬化させた。深さ2~5mmで、ゼラチンで裏打ちされた直径5mmの穴を備えたテフロンマスクを、テープマスクと位置合わせし、金属クリップで固定した。次いで、穴をFILTEK Z250歯科用複合樹脂(3M Company)で充填し、ELIPAR S10 LED硬化光で20秒間光硬化して、ペグを作製した。次いで、歯試料をチャンバ(37℃及び95%の湿度)内に0.5時間置いた。金属クリップを歯試料から取り出し、各試料を脱イオン水中に37℃で24時間浸漬させた。24時間後、ゼラチンを溶解し、テフロンマスクを除去した。樹脂パックを、Instron
5944(Instron Corporation,Norwood,MA)の上部アーム上の円形グリップ固定具に固定した。下部固定具は、長さ約90mmのワイヤループを有していた。ワイヤをFILTEK Z250ペグ上にループ状にして、歯/樹脂表面と同一平面に固定した。次いで、硬化した歯科用組成物DC-8の歯への接着力を決定するために、破損するまで(すなわち、アセンブリが歯の表面から破壊されるか、又は歯が破壊される)、張力を適用した。
IRGACURE 819(BASF Corporation,Wyandotte,MIから入手した光開始剤)120mgを、SR 603(Sartomer Americas,Exton,PAから入手したポリエチレングリコール(400)ジメタクリレート)40gに添加することによって、歯科用組成物B(DC-B)を調製した。混合物を、FlackTek DAC 150 FVZ速度ミキサー内で3000rpmにて1分間、合計3回混合した。テフロンディスク金型(直径3.1mm及び高さ1.3mm)を直ちにDC-Bで満たし、次いで、Elipar(商標)DeepCure-S LED硬化ライト(3M Company)を使用して、金型の各側で20秒間硬化させた。得られた成形ディスクを金型から直ちに取り出し、1.5mLのGIBCOリン酸緩衝生理食塩水(PBS)溶液(1×、pH7.4)(Thermo Fisher Scientific)を含有する2mLのプラスチック遠心管内に置いた。ディスクを、PBS溶液中に完全に浸漬させた。管に栓をして、室温で保管した。歯科用組成物Bからのディスクは、対照として機能した(封入された材料を含まない)。
[態様1]
硬化性歯科用組成物であって、
封入された材料を含む第1の部分であって、前記封入された材料が、塩基性コア材料、及び前記コアを取り囲む金属酸化物を含む無機シェル材料を含む、第1の部分と、
水又は酸性成分を含む第2の部分と、を含む、硬化性歯科用組成物。
[態様2]
前記第1及び第2の部分を組み合わせると、前記組成物は最初に酸性又は中性のpHを有する、態様1に記載の歯科用組成物。
[態様3]
前記シェルが、前記第2の部分によって分解可能である、態様1又は2に記載の歯科用組成物。
[態様4]
前記塩基性コア材料が、前記シェルの分解時に-OHを放出する、態様1~3のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様5]
前記塩基性コア材料が、8~14の範囲のpKaを有する成分を含む、態様1~4のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様6]
前記塩基性コア材料が、11~14の範囲のpKaを有する成分を含む、態様1~5のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様7]
前記塩基性コア材料が、カルシウムイオンを放出する材料を含む、態様1~6のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様8]
前記塩基性コア材料が、少なくとも25、30、35、40、又は45重量%の、11~14の範囲のpKaを有する成分を含む、態様1~7のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様9]
前記シェルが、500nm未満の厚さを有する連続フィルムである、態様1~8のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様10]
前記無機シェル材料が、前記塩基性コア材料よりも塩基性が低い、態様1~9のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様11]
前記無機シェル材料が、6~8のpKaを有する金属酸化物を含む、態様1~10のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様12]
0.25グラムの前記封入された材料が、25gの脱イオン水と組み合わされると、24時間以内に少なくとも8.5又は9のpHが得られる、態様1~11のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様13]
0.25グラムの前記封入された材料が、15gの脱イオン水、及び25℃で塩酸で4.00のpHに調整された10gの水性フタル酸水素カリウム緩衝液の溶液と組み合わされると、24時間以内に少なくとも8.5又は9のpHが得られる、態様1~12のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様14]
前記塩基性コア材料が、硬化性である、態様1~13のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様15]
前記塩基性コア材料が、ケイ酸カルシウムを含む、態様14に記載の歯科用組成物。
[態様16]
前記塩基性コア材料が、前記第2の部分において低い溶解度を有する中性金属酸化物を含む歯科用充填剤である、態様1~15のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様17]
前記硬化性歯科用組成物が、カルシウムイオン、リンイオン、フッ素イオン、又はこれらの組み合わせの放出によって再石灰化を促進する材料を含む、態様1~16のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様18]
少なくとも1つの第2の充填剤を更に含む、態様1~16のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様19]
前記第2の充填剤が、ナノスケールの粒子状充填剤を含む、態様18に記載の歯科用組成物。
[態様20]
前記第2の充填剤が、ジルコニア、シリカ、又はこれらの混合物を含む、態様19に記載の歯科用組成物。
[態様21]
前記第2の充填剤が、ナノクラスター充填剤を含む、態様19~20のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様22]
前記第1及び/又は第2の部分が、重合性材料を含む、態様1~21のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様23]
前記重合性材料が、ヒドロキシ官能性(メタ)アクリレートモノマー、酸性ポリマー、又はこれらの組み合わせを含む、態様22に記載の歯科用組成物。
[態様24]
硬化した歯科用組成物が、ディスク緩衝試験に従って500時間以内に少なくとも8.5又は9のpHを提供する、態様1~23のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様25]
歯髄細胞の平均細胞増殖が、前記硬化した歯科用組成物と接触しているとき、対照試料の少なくとも75%である、態様1~24のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様26]
歯髄細胞の平均ALP活性が、前記硬化した歯科用組成物と接触しているとき、増加する、態様1~25のいずれか一態様に記載の歯科用組成物。
[態様27]
組成物であって、
封入された材料を含む第1の部分であって、前記封入された材料が、塩基性コア材料、及び前記コアを取り囲む金属酸化物を含む無機シェル材料を含む、第1の部分と、
水又は酸性成分を含む第2の部分と、を含む、組成物。
[態様28]
組成物であって、
塩基性コア材料、及び前記コアを取り囲む金属酸化物を含む無機シェル材料を含む、封入された材料と、
水又は酸性成分と、を含む、組成物。
[態様29]
態様2~26のいずれか一態様又はそれらの組み合わせによって更に特徴づけられる、態様27又は28に記載の組成物。
[態様30]
生体担体材料に使用するのに好適な封入された材料であって、塩基性コア材料、及び前記コアを取り囲む金属酸化物を含む無機シェル材料を含む、封入された材料。
[態様31]
態様4~16のいずれか一態様又はそれらの組み合わせによって更に特徴づけられる、態様30に記載の封入された材料。
[態様32]
前記組成物が、水と混合したときに硬化性又は自己硬化性である、態様30又は31に記載の封入されたコア材料。
[態様33]
態様30~32のいずれか一態様に記載の封入された材料を含む硬化性組成物。
[態様34]
歯科用又は医療用組成物である、態様33に記載の硬化性歯科用組成物。
[態様35]
態様18~23のいずれか一態様又はそれらの組み合わせに記載の第2の充填剤及び/又は重合性材料を更に含む、態様30~34のいずれか一態様に記載の硬化性組成物。
[態様36]
使用中に水又は酸性成分と接触する、態様32~35のいずれか一態様に記載の硬化性組成物。
[態様37]
前記水又は酸性成分が、生体液である、態様36に記載の硬化性組成物。
[態様38]
塩基性コア材料の放出を遅延させる方法であって、
態様1~37のいずれか一態様に記載の組成物を準備すること、及び
前記組成物を歯又は骨構造に適用すること、を含む、方法。
[態様39]
塩基性の遅延増加をもたらす方法であって、
態様1~37のいずれか一態様に記載の組成物を準備すること、及び
前記組成物を歯又は骨構造に適用すること、を含む、方法。
[態様40]
再石灰化を促進する方法であって、
態様1~37のいずれか一態様に記載の組成物を準備することであって、前記塩基性コアが、再石灰化を促進する材料を更に含む、準備すること、及び
前記組成物を歯又は骨構造に適用すること、を含む、方法。
[態様41]
再石灰化を促進する前記材料が、カルシウムイオン、リン含有イオン、フッ化物イオン、又はこれらの組み合わせを放出する、態様40に記載の方法。
[態様42]
歯髄細胞の平均ALP活性を増加させる方法であって、
態様1~35のいずれか一態様に記載の組成物を準備することであって、前記塩基性コアが、再石灰化を促進する材料を更に含む、準備すること、及び
前記組成物を歯又は骨構造に適用すること、を含む、方法。
[態様43]
歯又は骨構造に適用するために使用するための、態様1~37のいずれか一態様に記載の組成物であって、前記組成物が、
塩基性コア材料の遅延放出をもたらし、
塩基性の遅延増加をもたらし、
再石灰化を促進し、
歯髄細胞の平均ALP活性を増加させ、
又はこれらの組み合わせを行う、組成物。
[態様44]
組成物の使用方法であって、
態様1~37のいずれか一態様に記載の組成物を準備すること、及び
前記組成物を歯又は骨構造に適用すること、を含む、方法。
[態様45]
前記組成物が、重合性材料を含み、前記方法が、前記組成物を放射線源に曝露することによって硬化させることを更に含む、態様44に記載の方法。
[態様46]
前記組成物が、塩基性コア材料の遅延放出をもたらす、態様44又は45に記載の方法。
[態様47]
前記組成物が、塩基性の遅延増加をもたらす、態様44~46のいずれか一態様に記載の方法。
[態様48]
前記組成物が、歯又は骨構造の再石灰化を促進する、態様44~47のいずれか一態様に記載の方法。
[態様49]
前記組成物が、歯髄細胞の平均ALP活性を増加させる、態様44~48のいずれか一態様に記載の方法。
[態様50]
前記組成物が、歯科用物品を歯構造に結合するために使用される歯科用接着剤又はセメントである、態様44~49のいずれか一態様に記載の方法。
[態様51]
前記組成物が、歯科用修復剤である、態様44~49のいずれか一態様に記載の方法。
[態様52]
封入された材料の製造方法であって、塩基性コア材料を準備すること、及び
前記塩基性コア材料を、少なくとも1つの蒸着技術によって金属酸化物を含む無機シェル材料で封入すること、を含む、製造方法。
[態様53]
原子層堆積又は大気圧化学蒸着を含む、態様52に記載の製造方法。
[態様54]
前記シェル材料及び前記シェルの厚さが、前記塩基性コア材料の遅延放出を可能にするように選択される、態様52又は53に記載の製造方法。
[態様55]
前記封入された材料が、封入されていない同じ材料よりも長い持続時間の後に、pHの上昇をもたらす、態様52又は53に記載の製造方法。
Claims (10)
- 歯科用組成物であって、
封入された材料であって、
コアであって、
ケイ酸二カルシウムと、
ケイ酸三カルシウムと、
アルミン酸三カルシウムと、を含み、
前記コアは、61%~69%のCaO、18%~24%のSiO2、2%~6%のAl2O3、1%~6%のFe2O3、0.5%~5%のMgOを含有し、
平均粒径が17.1~24.4マイクロメートルであることを特徴とする、コアと、
酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化チタン、又はこれらの組み合わせを含むシェルであって、厚さが13~204nmであることを特徴とする、シェルと、
を含む封入された材料を含み、
前記シェルは前記コアを取り囲んでいる、歯科用組成物。 - 二成分硬化性組成物の一方の部分である歯科用組成物であって、前記一方の部分が、
封入された材料であって、
コアであって、
ケイ酸二カルシウムと、
ケイ酸三カルシウムと、
アルミン酸三カルシウムと、を含み、
前記コアは、61%~69%のCaO、18%~24%のSiO 2 、2%~6%のAl 2 O 3 、1%~6%のFe 2 O 3 、0.5%~5%のMgOを含有し、
平均粒径が17.1~24.4マイクロメートルであることを特徴とする、コアと、
酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化チタン、又はこれらの組み合わせを含むシェルであって、厚さが13~204nmであることを特徴とする、シェルと、
を含む封入された材料を含み、
前記シェルは前記コアを取り囲んでおり、
前記封入された材料が、前記歯科用組成物の重量に対して35~40重量%の量で存在する、歯科用組成物。 - 酸反応性充填剤を更に含む、請求項1又は2に記載の歯科用組成物。
- フルオロアルミノシリケートガラスを更に含む、請求項1又は2に記載の歯科用組成物。
- 重合性液体を更に含み、前記歯科用組成物がペーストである、請求項1又は2に記載の歯科用組成物。
- 重合性液体を更に含み、前記歯科用組成物がペーストであり、前記封入された材料が、前記歯科用組成物の重量に対して17.5~20重量%の量で存在する、請求項1に記載の歯科用組成物。
- 酸反応性充填剤を更に含む、請求項5に記載の歯科用組成物。
- フルオロアルミノシリケートガラスを更に含む、請求項5に記載の歯科用組成物。
- 粉末である、請求項1に記載の歯科用組成物。
- 封入された材料であって、
コアであって、
ケイ酸二カルシウムと、
ケイ酸三カルシウムと、
アルミン酸三カルシウムと、を含み、
前記コアは、61%~69%のCaO、18%~24%のSiO 2 、2%~6%のAl 2 O 3 、1%~6%のFe 2 O 3 、0.5%~5%のMgOを含有し、
平均粒径が17.1~24.4マイクロメートルであることを特徴とする、コアと、
酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化チタン、又はこれらの組み合わせを含むシェルであって、厚さが13~204nmであることを特徴とする、シェルと、
を含み、
前記シェルは前記コアを取り囲んでいる、封入された材料。
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