JP7841363B2 - 逆止弁 - Google Patents
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Description
<弁アセンブリ>
図1に示すように、弁アセンブリ1は、たとえば燃料電池自動車のガスタンク2に装着される。また、弁アセンブリ1は、図示しない配管を介して外部機器3に接続される。外部機器3は、自動車に搭載される燃料電池、および水素ステーションなどの水素ガスの供給源を含む。ガスタンク2は、たとえば72.5MPa程度の高圧の水素ガスを貯蔵する。弁アセンブリ1は、ガスタンク2に充填される水素ガスおよびガスタンク2から送出される水素ガスの流通を制御する。
複合弁13は、電磁弁の機能により、第1の流路31の送出路31Bと、第2の流路32の第1の部分32Aとの間の水素ガスの流通を制御する。複合弁13の電磁弁機能部は、通電されることにより開弁する。すなわち、第1の流路31の送出路31Bと、第2の流路32の第1の部分32Aとの間の水素ガスの流通が許容される。複合弁13の電磁弁機能部は、通電が遮断されることにより閉弁する。すなわち、第1の流路31の送出路31Bと、第2の流路32の第1の部分32Aとの間の水素ガスの流通が遮断される。電磁弁機能部は、電磁弁として機能する複合弁13の部分である。
つぎに、逆止弁15の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、逆止弁15は、ハウジング41を有している。ハウジング41は、第1の端部が閉塞した筒状である。ハウジング41は、筒状部41Aと、筒状部41Aの第1の端部に設けられた端壁部41Bとを有している。筒状部41Aの内部は、筒状部41Aの第2の端部に開口した収容穴41Cとして構成されている。第2の端部は、筒状部41Aの軸方向において、第1の端部と反対側の筒状部41Aの端部である。第2の端部は、第1の端部よりも上流に位置している。
つぎに、ガスタンク2に水素ガスを充填する際の弁アセンブリ1の動作について説明する。この場合、外部機器3である水素ガスの供給源から延びる配管が、継手16に接続される。水素ガスが継手16を介して供給される前の初期状態において、弁体43は、付勢部材44の付勢力により弁体43の先端部が弁座42に押し付けられた閉状態に維持される。
つぎに、ガスタンク2から水素ガスを送り出す際の弁アセンブリ1の動作について説明する。この場合、外部機器3である燃料電池から延びる配管が継手16に接続される。
つぎに、安全弁14の温度がしきい値温度を超える高温に達した場合の弁アセンブリ1の動作について説明する。
つぎに、逆止弁15の構成について補足説明する。
ガスタンク2への水素ガスの充填時間は、逆止弁15の開弁動作の応答性の影響を受ける。充填時間を短縮するため、逆止弁15の開弁動作の応答性を向上させることが要求される。このため、本実施の形態では、つぎの構成を採用している。
図4に示すように、逆止弁15が開状態であるとき、弁体43の先端部が弁座42から離隔している。離隔距離は、逆止弁が微小開状態であるときの離隔距離よりも長い。開状態は、弁体43の基端部がハウジング41の端壁部41Bに対して軸方向に当接した状態である。逆止弁15が開状態であるときの第1の開口部δ1の開口面積は、逆止弁15が微小開状態であるときの第1の開口部δ1の開口面積よりも広い。また、逆止弁15が開状態であるとき、ハウジング41の横孔41Eの一部が収容穴41Cに開口することにより、第2の開口部δ2が形成されている。逆止弁15が開状態であるとき、第2の開口部δ2の開口面積が最大となる。第2の開口部δ2は、横孔41Eと同じ数だけ存在する。第2の開口部δ2は、水素ガスの出口として機能する。
ただし、「N」は、横孔41Eの数である。「・」は、乗算を示す。「N・A2」は、第2の開口面積A2の総和である。
次式(3)に示されるように、弁口開口面積A0は、一例として、逆止弁15が開状態であるときの第2の開口面積A2の総和「N・A2」よりも広くなるように設定される。
逆止弁15が、図2に示される閉状態に維持されているときも、先の式(1)~(3)が成立する。また、逆止弁15が、図3に示される微小開状態から図4に示される開状態へ遷移するまでの期間においても、先の式(1)~(3)が成立する。
このように構成した逆止弁15は、つぎの作用を奏する。
図3に示すように、ガスタンク2への水素ガスの充填時、逆止弁15に流入する水素ガスの圧力により、弁体43が、付勢部材44の付勢力に抗して、開弁方向へ移動し始める。これに伴い、弁体43の先端部が弁座42から離れることにより、第1の開口部δ1が形成され始め、弁口42Aの密封が解除される。しかし、弁体43が移動し始めた段階である微小開状態において、横孔41Eが依然として弁体43の外周面によって閉塞された状態に維持される。このため、水素ガスは、第1の開口部δ1を介して、導入空間S2に流入するものの、横孔41Eには流入しない。導入空間S2は、ハウジング41の内周面と、弁座42と、弁体43のテーパ面43Aとによって囲まれる空間である。
水素ガスが第1の開口部δ1を通過する際に発生する圧力損失により、第1の開口部δ1を通過する前の水素ガスの圧力P0と、第1の開口部δ1を通過した後の水素ガスの圧力P1との差が大きくなりやすい。このため、弁口42Aを通過した水素ガスが、第1の開口部δ1を介して、導入空間S2に円滑に流入する。
水素ガスが第2の開口部δ2を通過する際に発生する圧力損失により、第2の開口部δ2を通過する前の水素ガスの圧力P1と、第2の開口部δ2を通過した後の水素ガスの圧力P2との差が大きくなりやすい。このため、導入空間S2に流入する水素ガスが、第2の開口部δ2を介して、横孔41Eに円滑に流入する。
ちなみに、第2の開口部δ2の開口面積である第2の開口面積A2が、第1の開口部δ1の開口面積である第1の開口面積A1よりも広くなるように、第1の開口面積A1および第2の開口面積A2を設定した場合、つぎのことが懸念される。
本実施の形態は、以下の効果を奏する。
(1)弁体43の位置に関わらず、第2の開口部δ2の開口面積である第2の開口面積A2が、第1の開口部δ1の開口面積である第1の開口面積A1よりも狭くなるように、逆止弁15の各部が構成されている。水素ガスの出口である第2の開口部δ2の開口面積が、水素ガスの入口である第1の開口部δ1の開口面積よりも狭いため、水素ガスが第2の開口部δ2を通過する際、第2の開口部δ2が絞りとして機能する。これにより、水素ガスが第2の開口部δ2を通過する際、水素ガスに圧力損失が発生する。このため、第2の開口部δ2に対する上流の水素ガスの圧力P1が、第2の開口部δ2に対する下流の水素ガスの圧力P2よりも高くなる。したがって、第1の開口部δ1から供給される水素ガスが、第2の開口部δ2を介して、横孔41Eに円滑に流れ込むことにより、逆止弁15の開弁動作の応答性が向上する。また、逆止弁15の開弁動作の応答性が向上することにより、ガスタンク2への水素ガスの充填時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態は、つぎのように変更して実施してもよい。
・ハウジング41の横孔41Eに、たとえばメッシュ状部材を設けることにより、第2の開口部δ2の開口面積を調節するようにしてもよい。メッシュ状部材がハウジング41の収容穴41Cに露出する分だけ、第2の開口部δ2の開口面積が減少する。また、メッシュ状部材がハウジング41の収容穴41Cに露出する分だけ、水素ガスの圧力損失が増加する。
・逆止弁15を、弁アセンブリ1を構成する複数の弁サブアセンブリの一つではなく、独立した弁装置として構築してもよい。この場合、逆止弁15は、空間Sを閉じた空間として構成してもよい。また、逆止弁15は、ボディ11を有して構成するようにしてもよい。ただし、ボディ11の形状およびサイズは、適宜調節される。また、ハウジング41は、縦通路41Hの開口を塞ぐように構成される。
15…逆止弁
31…第1の流路(ガスの流路)
32…第2の流路(ガスの流路)
41…ハウジング
41E…横孔
42…弁座
43…弁体
43A…テーパ面
44…付勢部材
L1…延長面
δ1…第1の開口部
δ2…第2の開口部
Claims (4)
- ガスの流路に設けられる逆止弁であって、
周壁を貫通する横孔を有する筒状のハウジングと、
前記ハウジングの軸方向の端部に設けられる弁座と、
前記ハウジングの内部に軸方向へ移動可能に収容されるとともに、前記弁座に着座するように常時付勢される弁体と、を有し、
前記弁体が前記弁座から離れる方向へ移動することによって、前記ガスの入口となる第1の開口部と、前記ガスの出口となる第2の開口部とが形成されるように構成され、
前記第1の開口部は、前記弁座と前記弁体の先端部との間の隙間であって、前記弁体の先端部によって開閉されるように構成され、
前記第2の開口部は、前記ハウジングの内部に露出する前記横孔の一部であって、前記弁体の外周面によって開閉されるように構成され、
前記弁体の位置に関わらず、前記第2の開口部の開口面積が前記第1の開口部の開口面積よりも狭くなるように構成され、
前記弁体の先端部は、先端に向かって細くなるテーパ面を有し、前記弁座は、前記弁体のテーパ面が着座するテーパ面を有し、
前記弁体の移動に伴い、前記弁体のテーパ面が前記横孔に対して径方向にオーバーラップすることにより、前記第2の開口部が形成されるように構成され、
さらに、前記ハウジングの内周面と、前記弁座と、前記弁体のテーパ面とによって囲まれる空間である導入空間を備え、
前記弁体が前記弁座から離れる方向へ移動するとき、前記第1の開口部が前記第2の開口部よりも先に開くように構成されるとともに、
前記第1の開口部が形成され始めた段階において、前記第1の開口部の開口面積は、前記ガスが前記第1の開口部を通過して前記導入空間に流入する際に前記第1の開口部が絞りとして機能する大きさに設定される逆止弁。 - 前記第2の開口部が形成され始めてから前記第2の開口部の開口面積が最大となるまでの期間、前記弁体のテーパ面を仮想的に延長した延長面が前記横孔の内周面と交わらないように、前記横孔のサイズが設定される請求項1に記載の逆止弁。
- 前記弁体が前記弁座に着座するように前記弁体を常時付勢する付勢部材を有し、
前記第2の開口部を通過した後の前記ガスが、ガスタンクへ供給されるように構成されるとともに、前記弁体の先端部と反対側の端部である基端部に、前記第2の開口部を通過した後の前記ガスの圧力が作用するように構成される請求項1または請求項2に記載の逆止弁。 - 前記ガスは、高圧の水素ガスであって、前記第2の開口部を通過した後の前記水素ガスが、燃料電池自動車のガスタンクへ供給されるように構成される請求項1または請求項2に記載の逆止弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022099588A JP7841363B2 (ja) | 2022-06-21 | 2022-06-21 | 逆止弁 |
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| JP2022099588A JP7841363B2 (ja) | 2022-06-21 | 2022-06-21 | 逆止弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2024000725A JP2024000725A (ja) | 2024-01-09 |
| JP7841363B2 true JP7841363B2 (ja) | 2026-04-07 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2022099588A Active JP7841363B2 (ja) | 2022-06-21 | 2022-06-21 | 逆止弁 |
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| JP2008075742A (ja) | 2006-09-21 | 2008-04-03 | Neriki:Kk | バルブ装置 |
| WO2021094690A1 (fr) | 2019-11-15 | 2021-05-20 | Bontaz Centre R&D | Clapet à piston compact |
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2022
- 2022-06-21 JP JP2022099588A patent/JP7841363B2/ja active Active
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