以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるプリンタの概略図である。なお、図において、X軸正方向はプリンタ10における後方向であり、X軸負方向はプリンタ10における前方向であり、Y軸正方向はプリンタ10における左方向であり、Y軸負方向はプリンタ10における右方向であり、Z軸正方向はプリンタ10における上方向であり、Z軸負方向はプリンタ10における下方向である。
図において、10はプリンタ、Bdは該プリンタ10の本体である装置本体、Csはプリンタ10の外装を構成する筐体であり、該筐体Csは、前壁Wf、背壁Wr、頂壁Wt、プリンタ10の左側の側壁である後述される左側壁Ws1(図17)及び右側の側壁である右側壁Ws2を備え、前記頂壁Wtに、露光装置としてのLEDヘッドHdを保持するヘッド保持装置Epが揺動自在に配設されるとともに、該ヘッド保持装置Epより背壁Wr側に、カラー画像が形成された媒体としての図示されない用紙を積載するための排出媒体積載部としてのスタッカSt1が揺動自在に配設される。
また、11Bk、11C、11M、11Yは、プリンタ10の前壁Wf側から背壁Wr側にかけて、装置本体Bdに対して着脱自在に配設された複数の、本実施の形態においては、4個の、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色の画像形成ユニット(IDユニット)であり、各画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yに回転自在に配設された像担持体としての感光体ドラム13と対向させて前記LEDヘッドHdが配設される。なお、前記画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yによって現像部が構成される。
そして、14は用紙を収容する媒体収容部としての用紙カセットであり、該用紙カセット14に、用紙を積載するための給紙媒体積載部としてのスタッカSt2が配設される。
また、用紙カセット14の先端に、用紙カセット14内の用紙を繰り出す繰出部材としてのホッピングローラ15、繰り出された用紙を主媒体搬送路としての、かつ、第2の媒体搬送路としての主用紙搬送路Rt1に送る給紙ローラ16、及び該給紙ローラ16に当接させられ、用紙を1枚ずつ分離させる分離ローラ17がいずれも回転自在に配設される。
また、図において、m1は、前記主用紙搬送路Rt1において用紙カセット14から供給された用紙を搬送するとともに、斜行を矯正するレジストローラ対、及び後述される第2の分岐搬送路Rt3において、表(おもて)面に画像が形成された用紙を搬送する搬送ローラ対を構成する搬送ローラセットであり、該搬送ローラセットm1は、レジストローラr1、及び該レジストローラr1に当接させて配設されたプレッシャローラr2、r3から成る。レジストローラr1は、用紙カセット14から供給された用紙の斜行を矯正するレジストローラ対を構成する場合、図において反時計回りに回転させられ、表面に画像が形成された用紙を搬送する搬送ローラ対を構成する場合、図において時計回りに回転させられる。
そして、m2は、前記主用紙搬送路Rt1における搬送ローラセットm1より下流側に配設された搬送ローラ対、u1は、前記主用紙搬送路Rt1における搬送ローラ対m2より下流側において画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yと対向させて配設された転写ユニットである。
該転写ユニットu1は、画像形成ユニット11Bkの下方において回転自在に配設された駆動ローラR1、画像形成ユニット11Yの下方において回転自在に配設された従動ローラR2、駆動ローラR1と従動ローラR2との間に走行自在に張設された転写ベルト21、及び該転写ベルト21を介して各感光体ドラム13と対向させて回転自在に配設された転写部材としての転写ローラ22を備える。
また、25は、前記主用紙搬送路Rt1における画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Y及び転写ユニットu1より下流側において装置本体Bdに対して着脱自在に配設された定着用のユニットとしての、かつ、定着装置としての定着器であり、該定着器25は、第1の定着部材としての加熱ユニット26、及び第2の定着部材としてのバックアップローラ27を備える。
そして、m3は前記主用紙搬送路Rt1における定着器25より下流側に配設された排出ローラ対、28は、前記主用紙搬送路Rt1における排出ローラ対m3より下流側において揺動自在に配設された媒体搬送ガイドとしてのセパレータであり、用紙は、前記セパレータ28によって、主用紙搬送路Rt1に沿って搬送されて装置本体Bd外に排出されるか、又は主用紙搬送路Rt1から分岐させて形成された第1の媒体搬送路としての第1の分岐搬送路Rt2に退避させられて反転させられ、さらに、第1の分岐搬送路Rt2から分岐させて形成された第2の分岐搬送路Rt3に送られる。
前記主用紙搬送路Rt1におけるセパレータ28より下流側に排出ローラ対m4が配設され、該排出ローラ対m4に隣接させて媒体出口としての用紙出口h1が形成される。
また、前記第1の分岐搬送路Rt2におけるセパレータ28より下流側に反転ローラ対m5が配設され、該反転ローラ対m5より下流側に反転ローラ対m6が配設され、両面印刷を行う場合に、反転ローラ対m5、m6によって用紙が一時的に第1の分岐搬送路Rt2に退避させられる。このとき、必要に応じて用紙の一部を装置本体Bdから突出させることができるように、本実施の形態においては、反転ローラ対m6に隣接させて媒体退避口としての用紙退避口h2が形成される。
前記第2の分岐搬送路Rt3には、反転させられた用紙を搬送するための搬送ローラ対m7~m10が配設される。
なお、前記搬送ローラセットm1、搬送ローラ対m2、m7~m10等は、第1の駆動部としての図示されない搬送モータを駆動することによって回転させられる。本実施の形態においては、前記搬送ローラセットm1を逆方向に回転させるために搬送モータを逆方向に駆動することができるようになっているが、その間、搬送ローラ対m2、m7~m10は空転させられる。
また、バックアップローラ27、排出ローラ対m3、m4等は、第2の駆動部としての図示されない定着モータを駆動することによって回転させられ、反転ローラ対m5、m6等は、逆方向に駆動することができるようにした第3の駆動部としての図示されない反転モータを駆動することによって回転させられる。
次に、前記画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yについて説明する。
図3は本発明の実施の形態における画像形成ユニットの概念図である。なお、画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yは、現像剤としてのトナーの色が異なるだけでいずれも同じ構造を有するので、図においては画像形成ユニット11Bkだけを示す。
画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yは、画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yの本体、すなわち、ユニット本体33、及び該各ユニット本体33に対して着脱自在に配設された現像剤収容装置としてのトナー収容装置Ctを備える。
該トナー収容装置Ctは、各色の図示されない新品のトナーを収容する第1の現像剤収容部としての図示されないトナー収容室、及び該トナー収容室に隣接させて配設され、廃棄現像剤としての廃トナーを収容する第2の現像剤収容部としての廃トナーボックスBxを備える。
また、画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yは、前記ユニット本体33内に、矢印A方向に回転自在に配設された前記感光体ドラム13、該感光体ドラム13に当接させて回転自在に配設された帯電装置としての帯電ローラ34、前記感光体ドラム13に当接させて回転自在に配設された現像剤担持体としての現像ローラ36、該現像ローラ36に当接させて回転自在に配設された現像剤供給部材としての供給ローラ38、現像ローラ36に圧接させて配設された現像剤規制部材としての現像ブレード39、感光体ドラム13に当接させて配設された第1のクリーニング部材としてのクリーニングブレード41、該クリーニングブレード41の下方において回転自在に配設され、前記廃トナーを前記廃トナーボックスBxに搬送する廃棄現像剤搬送部材としての搬送コイル43、帯電ローラ34に当接させて配設され、帯電ローラ34に付着したトナーを除去する第2のクリーニング部材としてのクリーニングローラ44等を備える。
前記帯電ローラ34は感光体ドラム13の表面を一様に帯電させる。帯電ローラ34には所定の帯電電圧が印加される。前記LEDヘッドHdが、画像信号に対応した光を感光体ドラム13に照射し、一様に帯電させられた感光体ドラム13の表面を露光すると、感光体ドラム13の表面に潜像としての静電潜像が形成される。
前記現像ローラ36は、感光体ドラム13の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させることによって静電潜像を現像し、可視像である各色の現像剤像としてのトナー像を形成する。現像ローラ36には所定の現像電圧が印加される。
前記供給ローラ38は、現像ローラ36と同じ方向に回転させられ、前記トナー収容室からユニット本体33に供給されたトナーを現像ローラ36に供給するとともに、摩擦帯電させる。供給ローラ38には所定の供給電圧が印加される。
前記現像ブレード39は、供給ローラ38によって現像ローラ36に供給されたトナーを薄層化し、現像剤層としてのトナー層を形成する。現像ブレード39には所定の規制電圧が印加される。
前記クリーニングブレード41は、感光体ドラム13上に残留したトナー等を掻き取り、廃トナーとして除去する。
次に、前記プリンタ10の動作について説明する。
各画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yにおいて、感光体ドラム13が回転させられ、帯電ローラ34が感光体ドラム13の表面を一様に帯電させる。続いて、LEDヘッドHdが、感光体ドラム13を露光し、感光体ドラム13の表面に静電潜像を形成する。
そして、現像ローラ36が、前記静電潜像を現像し、感光体ドラム13上にトナー像を形成する。
また、用紙カセット14に収容された用紙が、ホッピングローラ15によって用紙カセット14から繰り出され、給紙ローラ16及び分離ローラ17によって1枚ずつ分離させられて主用紙搬送路Rt1に給紙され、搬送ローラセットm1及び搬送ローラ対m2によって搬送され、画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yと転写ユニットu1との間に送られると、各感光体ドラム13上のトナー像が用紙に順次重ねて転写されてカラーのトナー像が形成される。
カラーのトナー像が形成された用紙は定着器25に送られ、該定着器25において、用紙上のトナー像が、加熱ユニット26によって加熱され、バックアップローラ27によって加圧されて用紙に定着させられ、カラー画像が形成される。
そして、片面印刷の場合、カラー画像が形成された用紙は、主用紙搬送路Rt1を排出ローラ対m3によって搬送された後、排出ローラ対m4によって用紙出口h1から装置本体Bd外に排出され、スタッカSt1に積載される。
また、両面印刷の場合、表面にカラー画像が形成された用紙は、主用紙搬送路Rt1を排出ローラ対m3によって搬送された後、セパレータ28によって第1の分岐搬送路Rt2に案内され、反転ローラ対m5、m6によって第1の分岐搬送路Rt2に退避させられ、用紙の後端がセパレータ28を通過すると、逆方向に回転させられた反転ローラ対m5、m6によって反転させられて第2の分岐搬送路Rt3に送られ、該第2の分岐搬送路Rt3を搬送ローラ対m7~m10によって搬送され、搬送ローラセットm1によって主用紙搬送路Rt1に送られる。続いて、用紙の裏面に画像が形成される。
次に、定着器25と主用紙搬送路Rt1及び第1、第2の分岐搬送路Rt2、Rt3との関係について説明する。
図4は本発明の実施の形態における定着器と主用紙搬送路及び第1、第2の分岐搬送路との関係を説明するための図である。なお、図において、X軸正方向はプリンタ10における後方向であり、X軸負方向はプリンタ10における前方向であり、Y軸正方向はプリンタ10における左方向であり、Y軸負方向はプリンタ10における右方向であり、Z軸正方向はプリンタ10における上方向であり、Z軸負方向はプリンタ10における下方向である。
図において、Wrは背壁、Wtは頂壁、Tcは該頂壁Wtに形成されたトップカバー、St1はスタッカ、Bdは装置本体、25は定着器、Rt1は主用紙搬送路、Rt2は第1の分岐搬送路、Rt3は第2の分岐搬送路、28はセパレータ、h1は用紙出口、h2は用紙退避口である。
前記定着器25は、ハウジングHzを備え、該ハウジングHz内に前記加熱ユニット26及びバックアップローラ27が配設される。加熱ユニット26は、走行自在に配設された定着ベルトHb、該定着ベルトHb内において、定着ベルトHbを介してバックアップローラ27と対向させて配設された熱源としてのヒータHt等から成る。また、ハウジングHzの頂部のトッププレートPtに、上方に向けて突出させて把手29が形成される。
そして、Guは、用紙の搬送方向における定着器25より下流側(装置本体Bd内における定着器25より後方(X軸正方向))に配設され、前記主用紙搬送路Rt1及び第1の分岐搬送路Rt2を形成し、用紙を案内するガイドユニットである。
該ガイドユニットGuは、弓状の形状を有する排出用ガイド45、該排出用ガイド45の後方において、排出用ガイド45の背面を覆うように形成され、弓状の形状を有する中間ガイド46、及び該中間ガイド46の後方において、中間ガイド46の背面を覆うように形成され、凹面状の形状を有する反転用ガイド47を備え、前記排出用ガイド45、中間ガイド46及び転写用ガイド47は互いに開閉自在に配設され、排出用ガイド45と中間ガイド46との間に主用紙搬送路Rt1が、中間ガイド46と反転用ガイド47との間に第1の分岐搬送路Rt2が形成される。
また、前記中間ガイド46は、前記排出用ガイド45に対して移動自在に、本実施の形態においては、揺動自在に配設され、前記排出用ガイド45及び中間ガイド46は、前記反転用ガイド47に対して移動自在に、本実施の形態においては、揺動自在に配設される。
そして、前記排出用ガイド45によって第1のガイドが、前記中間ガイド46によって第2のガイドが構成され、前記反転用ガイド47によって第1の媒体ガイドが、前記排出用ガイド45及び中間ガイド46によって第2の媒体ガイドが構成される。
前記主用紙搬送路Rt1には、定着器25、排出ローラ対m3、m4、セパレータ28等が配設され、第1の分岐搬送路Rt2には、反転ローラ対m5、m6等が配設され、第2の分岐搬送路Rt3には、搬送ローラ対m7~m10が配設される。なお、頂壁Wtにおける用紙出口h1の近傍には、用紙を装置本体Bd外に排出する方向を規制するための規制プレート49が、取付角度が変更可能に配設される。
ところで、本実施の形態においては、定着器25が装置本体Bdに対して着脱自在に配設されるので、定着器25において、画像が形成された用紙の、媒体詰まりである紙詰まりが発生したときに用紙を除去したり、定着器25のメンテナンスを行ったりする際に、頂壁Wtにおける背壁Wr側に形成されたトップカバーTcを開き、定着器25を装置本体Bdから取り外すことができるようになっている。
ところが、図4に示されるように、主用紙搬送路Rt1における矢印で示される領域、及び第1の分岐搬送路Rt2おける矢印で示される領域は、いずれも曲率半径が小さいので、主用紙搬送路Rt1及び第1の分岐搬送路Rt2の前記各領域において紙詰まりが発生した場合、用紙を確実に、かつ、容易に除去することができない。
そこで、本実施の形態においては、定着器25を装置本体Bdから取り外すことによって形成される空間を利用し、排出用ガイド45及び中間ガイド46を反転用ガイド47から離間させることによって、第1の分岐搬送路Rt2を開放し、紙詰まりを発生させた用紙を第1の分岐搬送路Rt2から除去したり、中間ガイド46を排出用ガイド45から分離させることによって、主用紙搬送路Rt1を開放し、紙詰まりを発生させた用紙を主用紙搬送路Rt1から除去したりたりすることができるようになっている。
図1は本発明の実施の形態におけるプリンタの要部断面図、図5は本発明の実施の形態におけるガイドユニットの斜視図、図6は本発明の実施の形態における排出用ガイド及び中間ガイドを左前方から見た斜視図、図7は本発明の実施の形態における排出用ガイド及び中間ガイドを右前方から見た斜視図、図8は本発明の実施の形態における中間ガイドを左前方から見た斜視図、図9は本発明の実施の形態における中間ガイドを右前方から見た斜視図、図10は本発明の実施の形態における中間ガイドを左前方から見た要部斜視図、図11は本発明の実施の形態における反転用ガイドを左前方から見た斜視図である。なお、図5~11において、X軸正方向はプリンタ10における後方向であり、X軸負方向はプリンタ10における前方向であり、Y軸正方向はプリンタ10における左方向であり、Y軸負方向はプリンタ10における右方向であり、Z軸正方向はプリンタ10における上方向であり、Z軸負方向はプリンタ10における下方向である。
図において、10はプリンタ、25は定着器、Guはガイドユニット、45は排出用ガイド、46は中間ガイド、47は反転用ガイド、Rt1は主用紙搬送路、Rt2は第1の分岐搬送路、Rt3は第2の分岐搬送路、m3、m4は主用紙搬送路Rt1に配設された排出ローラ対、m5、m6は第1の分岐搬送路Rt2に配設された反転ローラ対、m7、m8は第2の分岐搬送路Rt3に配設された搬送ローラ対である。
前記排出ローラ対m3、m4及び反転ローラ対m5、m6は、いずれも、シャフト部sha、該シャフト部shaの複数箇所に配設されたゴム製の駆動ローラra、及び該各駆動ローラraに当接させて配設された従動ローラrbを備える。
そして、搬送ローラ対m7、m8は、図示されないシャフト部、該シャフト部の複数箇所に配設されたゴム製の駆動ローラra、及び該各駆動ローラraに当接させて配設された従動ローラrbを備える。
また、図において、LFは左側の固定フレーム、RFは右側の固定フレーム、Lfは固定フレームLFに対して揺動自在に配設された左側の開閉フレーム、Rfは固定フレームRFに対して揺動自在に配設された右側の開閉フレームである。
前記固定フレームLF、RFは、フランジfg1によって背壁Wr(図2)に取り付けられ、反転用ガイド47の左右の両端を保持するとともに、開閉フレームLf、Rfを装置本体Bdに対して揺動自在に支持する。
そのために、固定フレームLF、RFの所定の箇所に、互いに対向させて、かつ、突出させてポストpsが形成され、開閉フレームLf、Rfの所定の箇所、本実施の形態においては、前方の下端に、孔、本実施の形態においては、貫通孔haが形成され、前記ポストpsと貫通孔haとが係合、本実施の形態においては、ポストpsが貫通孔haに嵌入させられる。
また、開閉フレームLf、Rfの所定の箇所、本実施の形態においては、前記貫通孔haより上方に弧状の形状を有する貫通溝maが形成され、該貫通溝maを前記搬送ローラ対m7の前記シャフト部が貫通させられる。これにより、前記貫通溝maの溝長さ分だけ開閉フレームLf、Rfが固定フレームLF、RFに対して摺動させられる。
そして、前記排出ローラ対m3、m4のシャフト部sha、駆動ローラra及び従動ローラrbが開閉フレームLf、Rfによって回転自在に支持され、反転ローラ対m5、m6のシャフト部sha及び駆動ローラraが反転用ガイド47によって回転自在に支持され、反転ローラ対m5、m6の従動ローラrbが中間ガイド46によって回転自在に支持される。
さらに、固定フレームLF、RFと開閉フレームLf、Rfとの間に、図示されない係止部材が配設される。
操作者が開閉フレームLf、Rfを図5における反時計回り方向に回転させ、係止部材を係止させると、開閉フレームLf、Rfは図6に示されるような第1の状態としての直立状態に置かれ、これにより、排出用ガイド45及び中間ガイド46が反転用ガイド47と対向する位置に置かれ、中間ガイド46と反転用ガイド47との間が閉じられ、第1の分岐搬送路Rt2が形成される。また、このとき、搬送ローラ対m7のシャフト部が前記貫通溝maの上方の端部eg1に当接させられ、これにより、開閉フレームLf、Rfの回転が規制される。
そして、操作者が係止部材の係止を解除して、開閉フレームLf、Rfを時計回り方向に回転させ、前方に倒すと、開閉フレームLf、Rfは第2の状態としての傾斜状態に置かれ、これにより、排出用ガイド45及び中間ガイド46が後述される空間SP(図15)内に置かれ、中間ガイド46と反転用ガイド47との間が開かれ、第1の分岐搬送路Rt2が開放される。また、このとき、搬送ローラ対m7のシャフト部が前記貫通溝maの下方の端部eg2に当接させられ、これにより、開閉フレームLf、Rfの回転が規制される。
さらに、前記開閉フレームLf、Rfは、排出用ガイド45の左右の両端を保持するとともに、中間ガイド46を前記開閉フレームLf、Rfに対して揺動自在に支持し、かつ、セパレータ28を切替自在に支持する。
そのために、前記中間ガイド46の左右の両端に形成されたブロック52の下端に孔hbが、前記開閉フレームLf、Rfにおける孔hbに対応する箇所に図示されないポストが形成され、該ポストと孔hbとが係合させられる。
操作者が、開閉フレームLf、Rf、排出用ガイド45及び中間ガイド46を傾斜状態に置いた状態で、中間ガイド46を反時計回り方向に回転させ、排出用ガイド45から離間させると、排出用ガイド45と中間ガイド46との間が開かれ、主用紙搬送路Rt1が開放され、中間ガイド46を時計回り方向に回転させると、排出用ガイド45と中間ガイド46との間が閉じられ、主用紙搬送路Rt1が形成される。
前記固定フレームLF上には、前記反転モータの回転を反転ローラ対m5、m6に伝達するためのギヤ列Gt1、プーリpy1~py3、タイミングベルト等から成るベルトbt1、bt2等が配設され、反転ローラ対m5のシャフト部shaの一端にプーリpy2が、反転ローラ対m6のシャフト部shaの一端にプーリpy3が取り付けられる。
また、開閉フレームLf上には、排出ローラ対m3の回転を排出ローラ対m4に伝達するためのプーリpy4、py5、及びタイミングベルト等から成るベルトbt3が配設され、排出ローラ対m3のシャフト部shaの一端にプーリpy4が、排出ローラ対m4のシャフト部shaの一端にプーリpy5が取り付けられる。
そして、前記開閉フレームRfには、前記定着モータの回転を排出ローラ対m3、m4に伝達するためのギヤ列Gt2を構成するギヤgr1が配設され、該ギヤgr1が排出ローラ対m3のシャフト部shaの一端に取り付けられる。
次に、前記排出ローラ対m3、m4及び反転ローラ対m5、m6の支持構造について説明する。
図12は本発明の実施の形態における排出ローラ対及び反転ローラ対の支持構造を示す斜視図である。
図において、m3、m4は排出ローラ対、m5、m6は反転ローラ対、45は排出用ガイド、46は中間ガイド、47は反転用ガイド、RFは固定フレーム、Rfは開閉フレームである。
排出ローラ対m3、m4は、いずれも、シャフト部sha、駆動ローラra及び従動ローラrbから成り、シャフト部sha及び駆動ローラraは開閉フレームLf、Rf(図6)に、従動ローラrbは排出用ガイド45に取り付けられる。
また、反転ローラ対m5、m6は、いずれも、シャフト部sha(図1及び11)、駆動ローラra及び従動ローラrbから成り、シャフト部sha及び駆動ローラraは反転用ガイド47に、従動ローラrbは中間ガイド46に取り付けられる。
次に、開閉フレームLf、Rfを直立状態及び傾斜状態に置いたときの、ガイドユニットGuの状態、並びに排出ローラ対m3、m4及び反転ローラ対m5、m6の回転伝達系について説明する。
図13は本発明の実施の形態における開閉フレームを直立状態に置いたときの回転伝達系を示す第1の図、図14は本発明の実施の形態における開閉フレームを直立状態に置いたときの回転伝達系を示す第2の図、図15は本発明の実施の形態における開閉フレームを傾斜状態に置いたときのガイドユニットの状態を示す図、図16は本発明の実施の形態における開閉フレームを傾斜状態に置いたときの回転伝達系を示す図である。
図において、Bdは装置本体、Guはガイドユニット、SPは、装置本体Bdから定着器25(図2)を取り外したときにガイドユニットGuより前方に形成される空間である。
前記排出用ガイド45、中間ガイド46及び反転用ガイド47は、互いに開閉自在に配設され、排出用ガイド45及び中間ガイド46によって、用紙を搬送し、装置本体Bd外に排出するための主用紙搬送路Rt1が形成され、中間ガイド46及び反転用ガイド47によって、用紙を搬送し、反転させるための第1の分岐搬送路Rt2が形成される。
また、図において、LF、RFは固定フレーム、Lf、Rfは開閉フレーム、Gt2はギヤ列、m3、m4は排出ローラ対、m5、m6は反転ローラ対、m7は搬送ローラ対、maは貫通溝である。排出ローラ対m3、m4及び反転ローラ対m5、m6は、いずれも、シャフト部sha、駆動ローラra及び従動ローラrbを備え、搬送ローラ対m7は、図示されないシャフト部、駆動ローラra及び従動ローラrbを備える。
前記排出ローラ対m3、m4の各シャフト部shaは開閉フレームLf、Rfを貫通して延在させられ、開閉フレームLf上において、排出ローラ対m3のシャフト部shaの端部にプーリpy4が、排出ローラ対m4のシャフト部shaの端部にプーリpy5が取り付けられ、開閉フレームRf上において、排出ローラ対m3のシャフト部shaの端部にギヤgr1が取り付けられ、該ギヤgr1と噛合させてギヤgr2が配設される。
また、固定フレームRFには、前記ギヤ列Gt2の最も下流側のギヤと噛合させてギヤgr3が配設される。
開閉フレームLf、Rfを直立状態に置くと、開閉フレームRf上のギヤgr2と固定フレームRF上のギヤgr3とが噛合させられ、前記定着モータの回転がギヤ列Gt2、ギヤgr3、ギヤgr2及びギヤgr1を介して排出ローラ対m3に伝達され、排出ローラ対m3が回転させられる。そして、排出ローラ対m3が回転させられると、開閉フレームLf上においてプーリpy4が回転させられ、ベルトbt3が走行させられ、プーリpy5が回転させられ、プーリpy5の回転が排出ローラ対m4に伝達され、排出ローラ対m4が回転させられる。
また、開閉フレームLf、Rfを傾斜状態に置くと、開閉フレームRf上のギヤgr2と固定フレームRF上のギヤgr3との噛合が解除され、排出ローラ対m3、m4が空転させられる。
次に、第1の分岐搬送路Rt2において紙詰まりが発生したときに、第1の分岐搬送路Rt2から用紙を除去する際の手順について説明する。
図17は本発明の実施の形態における第1の分岐搬送路から用紙を除去する際の第1の手順を説明するためのプリンタの要部斜視図、図18は本発明の実施の形態における第1の分岐搬送路から用紙を除去する際の第1の手順を説明するためのプリンタの要部断面図、図19は本発明の実施の形態における第1の分岐搬送路から用紙を除去する際の第2の手順を説明するためのプリンタの要部斜視図、図20は本発明の実施の形態における第1の分岐搬送路から用紙を除去する際の第2の手順を説明するためのプリンタの要部断面図、図21は本発明の実施の形態における第1の分岐搬送路から用紙を除去する際の第3の手順を説明するためのプリンタの要部斜視図、図22は本発明の実施の形態における第1の分岐搬送路から用紙を除去する際の第3の手順を説明するためのプリンタの要部断面図である。
図において、10はプリンタ、Wrは背壁、Ws1はプリンタ10を前方から見たときの左側の側壁である左側壁、Ws2はプリンタ10を前方から見たときの右側の側壁である右側壁、Wtは頂壁、St1はスタッカ、25は定着器、29は把手、Guはガイドユニット、Lf、Rfは開閉フレーム、45は排出用ガイド、46は中間ガイド、47は反転用ガイド、Rt1は主用紙搬送路、Rt2は第1の分岐搬送路、m4は排出ローラ対である。
操作者が、図17及び18に示されるように、頂壁Wtにおける背壁Wr側に形成されたトップカバーTcを開き、把手29を掴み、定着器25を取出口Hexを介して装置本体Bdから取り外すと、図19及び20に示されるように、ガイドユニットGuの前方に空間SPが形成される。このとき、開閉フレームLf、Rf、排出用ガイド45及び中間ガイド46は直立状態に置かれる。
続いて、操作者が、開閉フレームLf、Rfを傾斜状態に置き、排出用ガイド45及び中間ガイド46を空間SP内に置くと、図21及び22に示されるように、第1の分岐搬送路Rt2が開放されるので、操作者は、第1の分岐搬送路Rt2において紙詰まりを発生させた用紙を除去することができる。
このとき、第1の分岐搬送路Rt2において、反転ローラ対m5、m6及び搬送ローラ対m7を形成する一対の駆動ローラraと従動ローラrbとが離間させられるので、用紙が駆動ローラraと従動ローラrbとによって挟持されることがなく、用紙を容易に除去することができる。
次に、主用紙搬送路Rt1において紙詰まりが発生したときに、主用紙搬送路Rt1から用紙を除去する際の手順について説明する。なお、主用紙搬送路Rt1において紙詰まりが発生したときに主用紙搬送路Rt1から用紙を除去する手順は、図17及び18に示される第1の分岐搬送路Rt2から用紙を除去する際の第1の手順から、図21及び22に示される第3の手順までと同じであるので説明を省略し、ここでは、主用紙搬送路Rt1から用紙を除去する際の第4の手順についてだけ説明する。
図23は本発明の実施の形態における主用紙搬送路から用紙を除去する際の第4の手順を説明するためのプリンタの要部斜視図、図24は本発明の実施の形態における主用紙搬送路から用紙を除去する際の第4の手順を説明するためのプリンタの要部断面図である。
図において、10はプリンタ、45は排出用ガイド、46は中間ガイド、Lf、Rfは開閉フレーム、m3、m4は排出ローラ対である。
図23及び24に示されるように、開閉フレームLf、Rfが傾斜状態に置かれ、排出用ガイド45及び中間ガイド46が空間SP(図20)内に置かれた状態で、操作者が中間ガイド46を図における反時計回り方向に回転させ、排出用ガイド45から離間させると、主用紙搬送路Rt1(図1)が開放されるので、操作者は、主用紙搬送路Rt1において紙詰まりを発生させた用紙を除去することができる。
このとき、排出ローラ対m3、m4の駆動ローラraと従動ローラrbとが互いに当接させられているが、図16に示されるように、開閉フレームRf上のギヤgr2と固定フレームRF上のギヤgr3との噛合が解除されているので、排出ローラ対m3、m4は空転させられる。
このように、本実施の形態においては、前記排出用ガイド45及び中間ガイド46が前記空間SP内に置かれた状態で、前記第1の分岐搬送路Rt2を開放することができるので、第1の分岐搬送路Rt2において、画像が形成された用紙によって紙詰まりが発生しても、用紙を確実に、かつ、容易に除去することができる。
したがって、定着器25を装置本体Bdから取り外したときに装置本体Bd内に形成される空間SPを有効に利用することができる。
また、トップカバーTcを開くだけで、背壁Wr、左側壁Ws1、右側壁Ws2等を開くことなく、紙詰まりを発生させた用紙を除去することができるので、用紙を除去するために必要な作業スペースを小さくすることができるだけでなく、操作者は、プリンタ10を移動させて作業スペースを確保する必要がなく、作業を簡素化することができる。
そして、本実施の形態においては、4個の画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yが配設され、各画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yと転写ユニットu1との間を搬送される用紙にトナー像が形成されるようになっているが、本発明を、各画像形成ユニット11Bk、11C、11M、11Yと転写ユニットu1との間に中間転写ベルトを走行させ、中間転写ベルトにトナー像を形成し、用紙に転写するようにしたプリンタ、1個の画像形成ユニットを有するプリンタ等に適用することができる。
本実施の形態においては、プリンタ10について説明したが、本発明を複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。