JP7843101B2 - ポリエステルfdy工程による低毛羽度異形繊維の製造方法 - Google Patents
ポリエステルfdy工程による低毛羽度異形繊維の製造方法Info
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Description
ポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法は、FDY工程で異形繊維を製造する時に、プリインターレースガイドフレームにおけるセラミックガイドの横方向または縦方向の位置を調整して、プリインターレーサー内で糸束の鉛直状態を維持し振動効果を最適化して、低毛羽度異形繊維を製造することである。
本発明における異形断面繊維は、三角形、三葉形または扁平形の断面を持つ繊維を指す。三角異形繊維の場合には毛羽率が0.35~0.65%、三葉異形繊維の場合には毛羽率が0.85~1.25%、扁平異形繊維の場合には毛羽率が0.5~0.85%に制御でき、本発明の方法を採用することにより異形断面繊維の毛羽発生率を従来技術に比べ大幅に低減することが実証された。
糸条のプリインターレーサー内における振動状況は、光ファイバーセンサーによって検出される。光ファイバーセンサーの光ファイバーは2つのグループに分けられ、それぞれプリインターレーサー糸通路の真正面(投光光ファイバー)と真後方(受光光ファイバー)に配置され、かついずれもプリインターレーサーの水平対称軸上に横方向アレイ方式で配置される。光ファイバーの直径は単糸径よりも小さく、単糸の振動過程において投光ファイバーからの光を完全に遮断できるようにする。光ファイバーセンサーは、糸束内のすべての単糸が上から下に鉛直に糸通路の水平対称軸を通過する際、プリインターレーサー糸通路縦方向中心軸線から左右に逸脱した距離を検出する。プリインターレーサー糸通路縦方向中心軸線の距離数値を0と設定し、左方向への距離を正の数値、右方向への距離を負の数値とする。コンピュータの中央処理装置は距離データを収集後、統計計算により距離の離散型分布CV値を算出し、距離データに基づいて時間-距離曲線を生成する。単糸が左方向に最大振動した距離と右方向に最大振動した距離において、それぞれ水平の振動上限線と振動下限線を描画し、振動上限線と振動下限線の中央に中線を描画する。中線を基準として、振動上限線を下方に20%の距離偏移させた線を正常振動区間の上区間線と定義し、振動下限線を上方に20%の距離偏移させた線を正常振動区間の下区間線(水平線)と定義する。さらに中線を基準として、上区間線を下方に30%の距離偏移させた線を上偏移線と定義し、下区間線を上方に30%の距離偏移させた線を下偏移線(水平線)と定義する。時間-距離曲線が2ms以内に上区間線以上の領域または下区間線以下の領域に連続して出現した場合、当該時間帯内の曲線の全領域を赤色矩形でマーキングし、「長セグメント」と定義する。曲線が2ms以内に上偏移線と下偏移線の間の領域にのみ連続して出現した場合、当該時間帯内の曲線の全領域を赤色矩形でマーキングし、「短セグメント」と定義する。
距離の離散型分布CV値が3.5%未満(CV値が小さいことは振動が均一であることを示す)、中線がプリインターレーサー糸通路縦方向中心軸線と一致(すなわち数値が0)、かつ時間-距離曲線に「長セグメント」または「短セグメント」が発生しない場合(糸条がプリインターレーサー中心軸線に位置し鉛直状態を保持、振動が過不足なく、断続的な振動がない状態)、糸条がプリインターレーサー内で鉛直を保ち最適な振動効果を達成したことを示す。
プリインターレース糸通路内に複数本の光ファイバーを配置する。光ファイバーの直径は単糸径よりも小さく設計され、単糸の振動過程において光ファイバーからの発光を完全に遮蔽可能とする。光電変換器は、光ファイバーで受光した光強度を電圧信号に変換し、コンパレータ(比較器)に予め設定された基準電圧信号と照合する。検出電圧が基準値を下回った場合は単糸の非存在を、上回った場合は存在を判定する。中央処理装置は、この信号を基に時間-距離曲線を生成し、曲線の形状解析により、プリインターレーサー内における糸条の傾斜状態及び振動状態を検出し、さらに、糸条振動パターンの定量的評価を実施分析結果に基づき、ガイドフレームの横方向・縦方向位置を調整して、糸条がプリインターレース糸通路内で鉛直状態を維持し最適な振動効果を達成し、結果として異形断面繊維の毛羽発生率を従来プロセス比で大幅に低減可能である。
プリインターレースガイドフレームは、溝付きフレーム、セラミックガイド、位置決めブロック4、押さえ板5、ネジI6、および溝付きフレームの両端に設置されたスライド溝13とネジII14で構成される。溝付きフレームは上下2段に分かれており、上段溝付きフレーム11はプリインターレーサー7の上方、下排下段溝付きフレーム12はプリインターレーサー7の下方に位置し、いずれもプリインターレーサー7と水平配置される。スライド溝13は内側凹型の台形構造を有する。プリインターレースパネル10の左右両側には、スライド溝13の構造に対する外側凸型の台形構造のスライドレール8が鉛直に設置される。スライド溝13はスライドレール8に嵌められ、ネジII14により固定される。スライドレール8の表面とスライド溝13の内面は滑らかに処理され、各側のスライド溝とスライドレールの間には0.3~0.5mmの隙間が設けられ、スライド溝13がスライドレール8により上下移動しやすいようにして、上下段の導絲瓷件の縦方向距離を調整可能とする。プリインターレースパネル10のスライドレール8近傍領域には、プリインターレースパネルの水平対称軸を基準に上下各60mmの目盛9が表示される。
上段溝付きフレーム11内に取り付けられるのは「U型」セラミックガイド2、下段溝付きフレーム12内に取り付けられるのは「フォーク型」セラミックガイド3である。「U型」セラミックガイドと「フォーク型」セラミックガイドの横方向幅は共に12mm、全てのセラミックガイドの通路幅は1.5mmとする。セラミックガイドと位置決めブロック4は溝付きフレーム内に取り付けられ、押さえ板5及びネジI6によって固定される。セラミックガイドと位置決めブロックとは、1つの位置決めブロック、1つのセラミックガイド、次の位置決めブロック、次のセラミックガイドの順に交互に配置される。位置決めブロックの幅は3~5mmとし、各ブロックの幅は同一でも異なってもよい。位置決めブロックの幅の最小加工偏差は0.25mmまで可能であり、これにより横方向の導線位置の左右調整最小単位は0.25mmとなる。
図10~図13に示すように、前記プリインターレーサー7内で糸条1はノズル17より噴射した圧縮空気に吹かれて振動が生じ、糸条の振動状況は光ファイバーセンサーによって検出される。光ファイバーセンサーの光ファイバーは2つのグループに分けられ、それぞれプリインターレーサー糸通路の真正面(投光光ファイバー15)と真後方(受光光ファイバー16)に配置され、かついずれもプリインターレーサーの水平対称軸上に横方向アレイ方式で配置される。光ファイバーセンサーのサンプリング周波数は100kHzとし、すなわち1ms当たり100回データを収集する。光ファイバーの直径は単糸径よりも小さくする。光ファイバーセンサーは、糸束内のすべての単糸が上から下に鉛直に糸通路の水平対称軸を通過する際、プリインターレーサー糸通路縦方向中心軸線18から左右に逸脱した距離を検出する。プリインターレーサー糸通路縦方向中心軸線の距離数値を0と設定し、左方向への距離を正の数値、右方向への距離を負の数値とする。コンピュータの中央処理装置は距離データを収集後、統計計算により距離の離散型分布CV値を算出し、距離データに基づいて時間-距離曲線を生成する。図18~図19に示すように、単糸が左方向に最大振動した距離と右方向に最大振動した距離において、それぞれ水平の振動上限線20と振動下限線21を描画し、振動上限線と振動下限線の中央に中線19を描画する。中線を基準として、振動上限線を下方に20%の距離偏移させた線を正常振動区間の上区間線22と定義し、振動下限線を上方に20%の距離偏移させた線を正常振動区間の下区間線23(水平線)と定義する。さらに中線を基準として、上区間線を下方に30%の距離偏移させた線を上偏移線24と定義し、下区間線を上方に30%の距離偏移させた線を下偏移線25(水平線)と定義する。時間-距離曲線が2ms以内に上区間線以上の領域または下区間線以下の領域に連続して出現した場合、当該時間帯内の曲線の全領域を赤色矩形でマーキングし、「長セグメント」26と定義する。曲線が2ms以内に上偏移線と下偏移線の間の領域にのみ連続して出現した場合、当該時間帯内の曲線の全領域を赤色矩形でマーキングし、「短セグメント」27と定義する。
距離の離散型分布CV値が3.5%未満、中線がプリインターレーサー糸通路縦方向中心軸線18と一致、かつ時間-距離曲線に「長セグメント」または「短セグメント」が発生しない場合は、糸条がプリインターレーサー内で鉛直を保ち最適な振動効果を達成したことを示す。
時間-距離曲線の中線に対応する距離座標が正で、かつプリインターレーサーの左上角に毛羽が発生する場合は、糸束がプリインターレース糸通路内で全体的に左寄りかつ反時計回りに傾斜していることを示す(図14)。この時、上段の位置決めブロックのサイズを調整して上段の糸束ガイド位置を右方向に移動させるべきである。
時間-距離曲線の中線に対応する距離座標が正で、かつプリインターレーサーの左下角に毛羽が発生する場合は、糸束がプリインターレース通路内で全体的に左寄りかつ時計回りに傾斜していることを示す(図15)。この時、下段の位置決めブロックのサイズを調整して下段の糸束ガイド位置を右方向に移動させるべきである。
時間-距離曲線の中線に対応する距離座標が負で、かつプリインターレーサーの右下角に毛羽が発生する場合は、糸束がプリインターレース糸通路内で全体的に右寄りかつ反時計回りに傾斜していることを示す(図16)。この時、下段の位置決めブロックのサイズを調整して下段の糸束ガイド位置を左方向に移動させるべきである。
時間-距離曲線の中線に対応する距離座標が負で、かつプリインターレーサーの右上角に毛羽が発生する場合は、糸束がプリインターレース糸通路内で全体的に右寄りかつ時計回りに傾斜していることを示す(図17)。この時、上段の位置決めブロックのサイズを調整して上段の糸束ガイド位置を左方向に移動させるべきである。
図18に示すように、曲線に「長セグメント」が出現した場合は、糸束の振動が過剰で、単糸の絡み・衝突によりループ毛羽立ちが発生しやすい。この時、上下段の溝付きフレームの縦方向距離を縮小し、糸束の張力を高め、振動距離を短縮して振動効果を向上させるべきである。調整幅は通常、上下段ガイドフレームを互いに1mmずつ接近させる。
図19に示すように、曲線に「短セグメント」が出現した場合は、糸束の振動が不足で、単糸の断続的な振動が発生しやすいため、糸条の油塗りが不均一になって熱延伸により毛羽が生じる。この時、上下段の溝付きフレームの縦方向距離を拡大し、張力を低減し、振動距離を延長して振動効果を向上させるべきである。調整幅は通常、上下段ガイドフレームを互いに1mmずつ離す。
本発明における毛羽率の試験方法は、業界標準FZ/T 50054-2021「化学繊維フィラメントパッケージ外観オンライン知能検査」に従って異形繊維の毛羽率を試験することである。
ポリエステルFDY工程による低毛羽率三葉異形繊維の製造方法は、前記プリインターレース装置を採用し、上下段のセラミックガイド数は各12個とし、三葉異形繊維をFDY工程で製造する際、糸通路走行中に、プリインターレースガイドフレーム上のセラミックガイドの横方向及び縦方向位置を調整することで、糸束がプリインターレーサー内で鉛直を保ちながら最適な振動効果を達成し、55dtex/72fの三葉異形繊維を製造することである。
そのうちに、FDY工程パラメータは、巻取り速度が4900m/min、第1ロール速度が3875m/min、熱ロール延伸倍率が1.32、プリインターレース圧力0.05MPa、油剤付着率が1.18%とし、糸束がプリインターレーサー内で鉛直を保ちながら最適な振動効果を達成する際に上段「U型」セラミックガイドの間の1~13#位置決めブロックの幅はそれぞれ4.5mm、4mm、4mm、4.25mm、4mm、4.25mm、4mm、3.75mm、4mm、3.5mm、4mm、4mm、4.5mmとし、下段「フォーク型」セラミックガイドの間の1~13#位置決めブロックの幅はそれぞれ3.5mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4.5mm、4mm、4.5mm、4mm、4.5mmとし、上下段セラミックガイドの間の距離は82mmとする。
得られた55dtex/72fの三葉異形繊維の毛羽率は1.03%である。
ポリエステルFDY工程による三葉異形繊維の製造方法。具体的な手順は実施例1と基本的に同一であるが、図1に示す従来技術のプリネットワーク装置を採用し、隣接する2スピンドルの間のセラミックガイド間隔を全て4mm固定、上下段セラミックガイドの間距離を70mm固定とした点のみが異なる。
これにより製造された55dtex/72f三葉異形繊維の毛羽率は2.28%であった。
実施例1との比較結果は、実施例1では毛羽率が1.25%低減されたことである。これは、55dtex/72fの三葉形断面繊維を製造する際に、繊維の単糸本数が多く断面の比表面積が大きいため、従来技術ではインターレース圧力を高めて繊維への均一なオイル付与を図る必要があるものの、圧力上昇により単糸間の絡み合いや衝突が生じ、毛羽が発生しやすくなるためである。本発明では、上下段セラミックガイドの間距離を70mmから82mmに調整し、各位置決めブロックの幅を微調整することで糸束の振動効果を向上させ、異形繊維の毛羽率を低減することに成功した。
ポリエステルFDY工程による低毛羽率三角異形繊維の製造方法は、前記プリインターレース装置を採用し、上下段のセラミックガイド数は各12個とし、三葉異形繊維をFDY工程で製造する際、糸通路走行中に、プリインターレースガイドフレーム上のセラミックガイドの横方向及び縦方向位置を調整することで、糸束がプリインターレーサー内で鉛直を保ちながら最適な振動効果を達成し、53dtex/36fの三角異形繊維を製造することである。
そのうちに、FDY工程パラメータは、巻取り速度が5000m/min、第1ロール速度が3650m/min、熱ロール延伸倍率が1.39、プリインターレース圧力0.045MPa、油剤付着率が1.12%とし、糸束がプリインターレーサー内で鉛直を保ちながら最適な振動効果を達成する際に上段「U型」セラミックガイドの間の1~13#位置決めブロックの幅はそれぞれ4.25mm、4mm、4mm、4.5mm、4mm、4.25mm、4mm、3.5mm、4mm、3.75mm、4mm、4.25mm、4.25mmとし、下段「フォーク型」セラミックガイドの間の1~13#位置決めブロックの幅はそれぞれ3.75mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4.25mm、4mm、4.25mm、4mm、4.25mmとし、上下段セラミックガイドの間の距離は58mmとする。
得られた53dtex/36fの三角異形繊維の毛羽率は0.55%である。
ポリエステルFDY工程による三角異形繊維の製造方法。具体的な手順は実施例2と基本的に同一であるが、図1に示す従来技術のプリネットワーク装置を採用し、隣接する2スピンドルの間のセラミックガイド間隔を全て4mm固定、上下段セラミックガイドの間距離を70mm固定とした点のみが異なる。
これにより製造された53dtex/36f三角異形繊維の毛羽率は1.60%であった。
実施例2との比較結果は、実施例2では毛羽率が1.05%低減されたことである。これは、53dtex/36fの三角形断面繊維を製造する際に、上下段セラミックガイドの間距離を70mmから58mmに調整し、各位置決めブロックの幅を微調整することで糸束の振動効果を向上させ、異形繊維の毛羽率を低減することに成功した。
ポリエステルFDY工程による低毛羽率扁平異形繊維の製造方法は、前記プリインターレース装置を採用し、上下段のセラミックガイド数は各12個とし、三葉異形繊維をFDY工程で製造する際、糸通路走行中に、プリインターレースガイドフレーム上のセラミックガイドの横方向及び縦方向位置を調整することで、糸束がプリインターレーサー内で鉛直を保ちながら最適な振動効果を達成し、33dtex/24fの扁平異形繊維を製造することである。
そのうちに、FDY工程パラメータは、巻取り速度が5200m/min、第1ロール速度が3850m/min、熱ロール延伸倍率が1.38、プリインターレース圧力0.035MPa、油剤付着率が1.02%とし、糸束がプリインターレーサー内で鉛直を保ちながら最適な振動効果を達成する際に上段「U型」セラミックガイドの間の1~13#位置決めブロックの幅はそれぞれ4mm、4.25mm、4mm、4.5mm、4.25mm、4mm、4mm、3.75mm、4mm、3.75mm、4mm、4.25mm、4mmとし、下段「フォーク型」セラミックガイドの間の1~13#位置決めブロックの幅はそれぞれ3.5mm、4mm、4.25mm、4mm、4mm、4mm、4mm、4.25mm、4mm、4mm、4mm、4.25mm、4.25mmとし、上下段セラミックガイドの間の距離は64mmとする。
得られた53dtex/36fの扁平異形繊維の毛羽率は0.67%である。
ポリエステルFDY工程による扁平異形繊維の製造方法。具体的な手順は実施例3と基本的に同一であるが、図1に示す従来技術のプリネットワーク装置を採用し、隣接する2スピンドルの間のセラミックガイド間隔を全て4mm固定、上下段セラミックガイドの間距離を70mm固定とした点のみが異なる。
これにより製造された33dtex/24f扁平異形繊維の毛羽率は2.01%であった。
実施例3との比較結果は、実施例3では毛羽率が1.34%低減されたことである。これは、33dtex/24fの扁平形断面繊維を製造する際に、上下段セラミックガイドの間距離を70mmから64mmに調整し、各位置決めブロックの幅を微調整することで糸束の振動効果を向上させ、異形繊維の毛羽率を低減することに成功した。
Claims (11)
- FDY工程で異形繊維を製造する時に、糸搬送経路において、プリインターレースガイドフレームにおけるセラミックガイドの横方向または縦方向の位置を調整することにより、糸束がプリインターレーサー内で鉛直の状態に保持され、最適な振動効果に達して、低毛羽度異形繊維を製造し、
前記異形繊維は、三角異形繊維、三葉異形繊維または扁平異形繊維であり、前記異形繊維が三角異形繊維である場合に毛羽率が0.35~0.65%であり、前記異形繊維が三葉異形繊維である場合に毛羽率が0.85~1.25%であり、前記異形繊維が扁平異形繊維である場合に毛羽率が0.5~0.85%であり、
プリインターレーサー内における糸束の振動状況は、光ファイバーセンサーによって検出され、光ファイバーセンサーの光ファイバーは2組に分けられ、それぞれプリインターレーサーの糸通路の真前方及び真後方に配置され、かついずれもプリインターレーサーの水平対称軸上に横方向アレイ方式で配置され、光ファイバーの直径は、単糸の直径よりも小さく、光ファイバーセンサーは、糸束内のすべての単糸が上から下への鉛直方向に糸通路の水平対称軸を通過するときに、単糸がプリインターレーサーの糸通路の縦方向中心軸線から偏移した左右距離を検出し、プリインターレーサーの糸通路の縦方向中心軸線の距離数値を0とし、左方向への距離を正の数値とし、右方向への距離を負の数値とし、コンピュータの中央処理装置は、距離データをサンプリングした後、統計により距離の離散型分布CV値を算出し、距離データに基づいて時間-距離曲線を生成し、単糸が左方向に最大振動した距離及び単糸が右方向に最大振動した距離において、それぞれ水平の振動上限線と振動下限線を描画し、振動上限線と振動下限線との中央に基準とした中線を描画し、振動上限線を下方に20%の距離偏移させた線を正常振動区間の上区間線とし、振動下限線を上方に20%の距離偏移させた線を正常振動区間の下区間線とし、上区間線を下方に30%の距離偏移させた線を上偏移線とし、下区間線を上方に30%の距離偏移させた線を下偏移線とし、時間-距離曲線において2msに亘り上区間線以上の領域または下区間線以下の領域が出現された場合に、この時間帯内の曲線の全領域を「長セグメント」とし、曲線において2msに亘り上偏移線と下偏移線との間の領域が出現された場合に、この時間帯内の曲線の全領域を「短セグメント」とし、
距離の離散型分布CV値が3.5%未満であり、中線とプリインターレーサーの糸通路の縦方向中心軸線とが重なり、かつ時間-距離曲線に「長セグメント」または「短セグメント」が出現されていない場合は、糸束がプリインターレーサー内で鉛直の状態に保持され、最適な振動効果に達したことを示す、
ことを特徴とするポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - プリインターレースガイドフレームは、溝付きフレームと、セラミックガイドと、位置決めブロックと、押さえ板と、ネジIと、溝付きフレームの両端に設置されたスライド溝及びネジIIとを備え、
セラミックガイドと位置決めブロックは、押さえ板とネジIにより固定されるように溝付きフレーム内に取り付けられ、
セラミックガイドと位置決めブロックとは、交互に配置され、
溝付きフレームとプリインターレーサーは、いずれも水平に配置され、
プリインターレーサーは、プリインターレースパネルの中央に固定され、
溝付きフレームは、上下2段に分けられ、
上段の溝付きフレームは、プリインターレーサーの上方に位置し、下段の溝付きフレームは、プリインターレーサーの下方に位置し、
スライド溝は、内側に凹む台形構造であり、
プリインターレースパネルの左右両側には、それぞれスライド溝と係合される、外に突出する台形構造であるスライドレールが設けられ、
スライド溝は、スライドレールと係合され、ネジIIによりスライド溝とスライドレールとを固定し、スライド溝をスライドレールに沿って上下移動させることで、上下段のセラミックガイドの縦方向の距離を調整する、
ことを特徴とする請求項1に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - 位置決めブロックの幅は、3~5mmである、
ことを特徴とする請求項2に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - 上段溝付きフレーム内に取り付けられたセラミックガイドは、「U型」であり、下段溝付きフレーム内に取り付けられたセラミックガイドは、「フォーク型」である、
ことを特徴とする請求項2に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - 全てのセラミックガイドの糸通路の幅は、1.5mmである、
ことを特徴とする請求項4に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - 「U型」セラミックガイド、及び、「フォーク型」セラミックガイドの横方向の幅は、いずれも12mmである、
ことを特徴とする請求項5に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - スライドレールの表面とスライド溝の内面に対し鏡面処理を行っている、
ことを特徴とする請求項2に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - 各側のスライド溝とスライドレールとの間には、0.3~0.5mmの隙間が形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - プリインターレースパネルのスライドレールに近接する領域には、目盛りが設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - 巻取速度は、3800~5300m/minであり、
ロール速度は、2400~3980m/minであり、
熱ロール延伸倍率は、1.1~1.6であり、
プリインターレース圧力は、0.025~0.055MPaであり、
油剤付着率は、0.8~1.2%である、
ことを特徴とする請求項1に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。 - 光ファイバーセンサーのサンプリング周波数は、100kHzである、
ことを特徴とする請求項1に記載のポリエステルFDY工程による低毛羽度異形繊維の製造方法。
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