JP7843374B2 - グラフを記憶及び再構成する方法 - Google Patents

グラフを記憶及び再構成する方法

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Description

本発明は記憶装置にグラフを記憶する方法に関する。
ネットワーク、特に有向ネットワークは、複数のエンティティに沿ったシステムパラメータのフローを符号化する。ネットワークの一例はサプライチェーンネットワークであり、システムパラメータは、材料若しくは計画された配送、又はそれらの組み合わせであり得る。ネットワークの別の例はプロセスネットワークであり、システムパラメータは、材料若しくはビジネス文書又はそれらの任意の組み合わせなどのプロセスステップの出力であり得る。
サプライチェーンネットワークでは、材料及び/若しくは商品がどのように流れているか、並びに/又は材料がどのように配送されるように計画されているかを理解することが重要である。サプライチェーンネットワークにおける材料の流れ及び/又は計画された配送は、様々なユースケース、例えば、原材料不足によりどの完成品が影響され得るかの推定、又は製品の部品、それぞれの部品などに基づいて製品のカーボンフットプリントの計算を促進する。これらのネットワークは、任意の数の施設及び材料の組み合わせを含むことができ、以下では在庫管理単位(SKU;stock keeping unit)と表される。
サプライチェーンネットワークの典型的なシナリオでは、いくつかのSKUが、生産段階並びに商品の配送における異なる段階を表す複数のレイヤに関与する。実際、生産及び流通はいずれも、複数の製造業者に散在している場合が多い。SKUのレイヤは、部分的に生産された製品にわたる原材料から完成品自体までの範囲に及び得る。原材料と完成品との間の様々なレイヤに起因して、通常、サプライチェーンネットワークにまたがる多くのSKUが含まれる。
同様に、ビジネスプロセス(例えば、注文プロセス)又は技術的製造プロセス(例えば、サプライチェーンネットワークのSKUで実行されるプロセス)などの単一のプロセスは、実際には、多くの場合、(大規模な)プロセスネットワークの一部である。これにより、プロセスは、コンピュータシステムにおいて又はコンピュータシステムを用いて実行され、いくつかのプロセスステップを含み得る。プロセスの実行は、プロセスインスタンスと呼ばれる。各プロセスステップは、実行中にデータを作成でき、このデータは、プロセスが実行されるコンピュータシステムに記憶される、又はプロセスが実行されるコンピュータシステムを用いて記憶される。
プロセスインスタンスをそれらのプロセスステップと共にプロセスプロトコルに記憶することが知られており、そこから、古典的なプロセスマイニング技法を使用して単一のプロセスインスタンスを効率的に分析することができる。しかし、現実的なシナリオでは、異なるプロセスのインスタンスは、互いに分離されているとは考えにくい。異なるプロセスのインスタンスは、むしろプロセスネットワークにおいて接続されている。しかし、プロセスネットワークにおいて、古典的なプロセスマイニングは、2つ以上の異なるプロセスのプロセスインスタンス間の相互作用を分析することができない。実際には、プロセスネットワークは広範に分散し、ほとんどの組織が独立した連続するプロセスのセットを実行するだけでなく、むしろ互いにかつ他の組織のプロセスと相互作用している多くのプロセスを含んでいる。
技術的には、サプライチェーンネットワーク又はプロセスネットワークなどのネットワークは、グラフを使用して表され得る。グラフは、通常、ノード及びエッジからなり、ノードは、個別のネットワークのエンティティを表すことができ、エッジは、個別のネットワーク内のエンティティ間の相互作用を表すことができる。
実際には、ノード(エンティティ)は、通常、切り離されて記憶される。例えば、サプライチェーンネットワークでは、SKUは通常、異なる(リレーショナル)データテーブルに編成される。プロセスネットワークでは、単一のプロセスはプロセスプロトコルに互いに独立して記憶される。
実際には、現代のネットワークにおける相互接続されたSKU及び/又は相互接続されたプロセスのランドスケープは、絶えず変化する。したがって、1つのSKUを別のSKUに(例えば、リレーショナルデータベース内のテーブルを結合することを介して)手動で接続するか、又は1つのプロセスインスタンスを別のプロセスインスタンスに手動で接続するかのいずれかである従来のアプローチは、非常に非効率的であり、エラーを起こしやすい。そのため、最新のネットワーク、特にサプライチェーンネットワーク及び/又はプロセスネットワークを表すグラフを記憶するための通常のアプローチは直接的に、そのようなネットワークの不正確な再構築及びその後の分析をもたらす場合がある。
そのようなネットワークに含まれる大量のデータに起因して、ネットワーク内のエンティティを表す、グラフ内のノードの手動による接続は計算上の要求が非常に多いので、ネットワークを表すグラフを記憶するための従来のアプローチは、更に、タイムアウトをもたらす場合が多い。
したがって、本発明の目的は、効率的な方法で、グラフの構成要素、すなわちそのノード及び/又はエッジの柔軟な操作を可能にするように、ネットワークを表すグラフを記憶装置に記憶する方法を提供することである。
本発明によれば、この目的は、独立請求項に記載の方法によって解決される。本発明の好ましい実施形態及び更なる発展形態は、従属請求項において定義される。
したがって、グラフを記憶装置に記憶するための、コンピュータにより実行される方法が提供される。グラフは複数のノード及び複数の有向エッジを含む。各有向エッジは開始ノードと終端ノードとを接続し、各有向エッジは終端ノードに接続された入力エッジと開始ノードに接続された出力エッジとから構成される。
グラフはネットワークを表し、各ノードはネットワークのエンティティを表す。各有向エッジは2つのエンティティ間の関係を表す。
この方法は、
記憶装置を用いて記憶されたデータ構造の第1のレコードに各開始ノードを記録し、データ構造の第2のレコードに各終端ノードを記録することを含む。各レコードは少なくとも、
-ノードの識別子が記憶されるいくつかの第1の属性の組み合わせと、
-入力エッジの識別子が記憶されるいくつかの第2の属性の組み合わせと、
-出力エッジの識別子が記憶されるいくつかの第3の属性の組み合わせと、を含む。
方法は、第1のレコードに、いくつかの第1の属性の組み合わせにおける開始ノードの識別子と、いくつかの第3の属性の組み合わせにおける一意関係識別子とを記憶することを更に含む。一意関係識別子はネットワーク内の経路に沿ったステップを表す。言い換えれば、一意関係識別子はネットワークの2つのエンティティ間の相互作用を表す。
方法は、第2のレコードに、いくつかの第1の属性の組み合わせにおける終端ノードの識別子と、いくつかの第2の属性の組み合わせにおける一意関係識別子とを記憶することを更に含む。
第1のレコードのいくつかの第3の属性の組み合わせの値と一致する第2のレコードのいくつかの第2の属性の組み合わせの値は、開始ノードと終端ノードとの間の有向エッジを定義する。
好ましくは、本方法は、グラフを生成するために、第2のレコードのいくつかの第2の属性の組み合わせの値を、第1のレコードのいくつかの第3の属性の組み合わせの値と一致させることによって、開始ノードと終端ノードとの間の有向エッジを決定することを更に含む。
本発明による方法は、ネットワークを表すグラフを、どのノードがどのノードに隣接しているか、すなわち、ノードの近傍についての先験的知識なしに、記憶装置に記憶することができるという技術的利点を有する。データ構造は、ノードが接続される入力エッジ又は出力エッジに割り当てられる一意関係識別子を作成するための所定の規則に従って、異なる個々の生データソースからノードとともに記録することができる。データ構造を記録する時点では、グラフの有向エッジはまだ定義されていない。有向エッジ及び有向エッジを有するグラフ自体は、記録されたデータ構造からしか出現しない、すなわち、第2のレコードのいくつかの第2の属性の組み合わせ及び第1のレコードのいくつかの第3の属性の組み合わせに割り当てられた同一の一意関係識別子を見つけることからしか出現しない。更なる技術的な利点は、ノードの(すなわちノード間の)先行-後続関係が明示的に記憶される必要がないことであり、これにより、データの量を大幅に低減する。
従来、グラフは、最初に決定され、すなわち、その構造が知られ、それに応じて固定され、その後、グラフを記憶装置に記憶することができる。対照的に、本発明によれば、ネットワーク内のエンティティを記述するデータのみが、ネットワーク内の関係の知識なしに、データ構造に記録される。ネットワークを表すグラフは、最終的にデータ構造から得られる。
したがって、本発明によるグラフの記憶は非常に柔軟である。グラフの構造及びスキーマを予め決定する必要はない。更に、典型的には複数の生データテーブルをもたらすグラフデータを、いかなる結合演算も必要とせずにデータ構造に記録できるので、本発明によるグラフの記憶は非常に効率的でロバストである。データ構造を記録するために、どのノードが開始ノード及び/又は終端ノードであるかを知る必要があるだけである。これは、典型的には、関連する生データのメタデータから導出される。
本発明による方法を使用してグラフを記憶する柔軟性により、(急速に)変化する生データに常に適合したグラフを効率的に記憶することが可能になる。
データ構造に記憶された各一意関係識別子について、第2のレコードのいくつかの第2の属性の組み合わせの値を第1のレコードのいくつかの第3の属性の組み合わせの値と一致させることによって、データ構造に記憶されたグラフが得られる。実際には、データ構造に記録された各一意関係識別子についてマッチングステップを処理した後に、データ構造から2つ以上のグラフが得られる可能性がある。
一実施形態では、データ構造は、ネットワークを表示するためのグラフ視覚化デバイスに提供される。
ネットワークを表示するために、データ構造からグラフを読み出すことができ、開始ノードと終端ノードとの間の有向エッジは、第2のレコードの第2の属性及び第1のレコードの第3の属性を一意関係識別子に対して一致させることによって形成される。
一実施形態では、データ構造はテーブルであり、特にリレーショナルデータテーブルである。テーブルは、(リレーショナル)データモデルに関連付けられている。
一実施形態では、ネットワークはサプライチェーンネットワークであり、エンティティは、材料と施設の組み合わせ、特に在庫管理単位(SKU)である。サプライチェーンネットワーク内の2つのエンティティ間の関係は、材料表(bill of materials)及び/又は配送表(bill of distributions)を使用することによって確立される。
典型的には、材料表は生産ネットワークを定義し、配送表は配送ネットワークを定義する。本発明の実施形態によれば、本方法はまた、組み合わされた生産及び配送ネットワークを表すグラフの記憶を可能にする。本実施形態では、一意関係識別子は、2つのエンティティ間の関係を特徴付けるデータ、特に、材料表識別子、代替材料表識別子及び施設識別子、並びに/又は受入施設識別子及び材料識別子を含む。
一意関係識別子は、生データから所定の規則に従って構築される。生産ネットワークの場合、在庫管理単位を互いに接続するために、材料表識別子、代替材料表識別子、及び施設識別子の組み合わせ、特に連結(concatenation)を使用することが有用であることが証明されている。配送ネットワークの場合、受入施設識別子及び材料識別子の組み合わせ、特に連結から一意関係識別子を構築することが特に有用であることが証明されている。記憶されるグラフによって表されるネットワークのコンテキストに応じて、一意関係識別子はまた、生データに見出される異なる識別子から構築されてもよい。
一実施形態では、ノード識別子はケースキーを含む。
サプライチェーンネットワークの場合、ケースキーは、材料識別子と施設識別子との組み合わせであり得る。
一実施形態では、少なくとも1つのノードは、少なくとも1つの入力エッジに接続された終端ノードと、少なくとも1つの出力エッジに接続された開始ノードの両方である。この方法は、少なくとも1つのノードの各ノードを少なくとも1つのレコードに記録することを更に含む。少なくとも1つのレコードの各レコードにおいて、各ノードの識別子は、いくつかの第1の属性の組み合わせに割り当てられ、1つの入力エッジの第1の一意関係識別子は、いくつかの第2の属性の組み合わせに割り当てられ、1つの出力エッジの第2の一意関係識別子は、いくつかの第3の属性の組み合わせに割り当てられる。
好ましくは、少なくとも1つのレコードの各レコードにおいて、1つの入力エッジの第1の一意関係識別子が、いくつかの第2の属性の組み合わせに割り当てられるか、又は1つの出力エッジの第2の一意関係識別子が、いくつかの第3の属性の組み合わせに割り当てられる、のいずれかである。
好ましい実施形態は、ノードが起点又は目的地である有向エッジの数にかかわらず、1つのノードで記録されたちょうど1つの入力エッジ又は出力エッジが常に存在するという利点を有する。その結果、本発明によるグラフを記憶するのに必要なレコードの数が減少する。
一実施形態では、いくつかの第1の属性の組み合わせにおける第1の属性の数は1であり、及び/又はいくつかの第2の属性の組み合わせにおける第2の属性の数は1であり、及び/又はいくつかの第3の属性の組み合わせにおける第3の属性の数は1である。
一実施形態では、ネットワークはプロセスネットワークであり、プロセスネットワークは、異なるプロセスの2つ以上のプロセスインスタンスと、少なくとも2つの異なるプロセスのプロセスインスタンスのプロセスステップ間の相互作用とを含む。各ノードは、プロセスインスタンスのプロセスステップを表す。一意関係識別子は、第1のプロセスのプロセスインスタンスの一部を形成する開始ノードと第2のプロセスのプロセスインスタンスの一部を形成する終端ノードとの間の信号、特に、終端ノードに提供される開始ノードの出力を表す。データ構造は、データ構造が拡張プロセスプロトコルを形成するように、プロセスインスタンス内のプロセスステップのシーケンスが記憶される第4の属性を更に含む。
実際には、プロセスネットワークはユビキタスであるが、プロセスデータの従来の記憶は、異なるプロセスのインスタンス間の相互作用を欠いている。したがって、入力エッジ及び出力エッジを記憶する属性によるプロセスプロトコルの拡張は、プロセスインスタンスの線形シーケンスを非線形に接続して(プロセス)グラフを形成できるという利点を有する。
一般的なネットワークについて上記で概説したように、プロセスネットワークを表すグラフの特性(すなわち、構造/スキーマ)は、グラフが記憶装置に記憶される時点では未知であり得る。その代わりに、実行されたプロセスインスタンスによって生成された生データは、データ構造内に記憶され、ネットワークのエンティティ間の相互作用を表すための一意関係識別子(それぞれの入力エッジ及び出力エッジによって表される)が、生データから作り上げられる。(プロセス)グラフは、データ構造から効率的に生成され、続いて分析され得る。更に、(プロセス)グラフは、効率的に、すなわち、単にデータ構造内のレコードを作成、更新、及び/又は削除することによって、適合させることもできる。
本実施形態では、いくつかの第1の属性の組み合わせは、個別のプロセスステップのプロセスインスタンスの一意識別子が記憶される、ケース属性と、個別のプロセスステップの識別子が記憶される、アクティビティ属性とを含む。
好ましくは、データ構造は、記憶装置の揮発性メモリに排他的に記憶される。
更に、ネットワーク内のフローを制御する方法が提供され、ネットワークはグラフによって表され、グラフは本発明に従って記憶される。
本発明の詳細及び特徴、並びに本発明の具体的な実施形態は、図面に関連する以下の説明から導き出すことができる。
図1は、ネットワークを表すグラフの有向エッジの視覚化であって、グラフが本発明の実施形態に従って記憶されている、視覚化を示す図である。 図2は、製品が2つの部品から生産される基本的な生産ネットワークを表すグラフの視覚化を示す図である。 図3は、ある製品が別の製品を生産するのに使用される生産ネットワークを表すグラフの視覚化を示す図である。 図4は、基本的な配送ネットワークを表すグラフの視覚化を示す図である。 図5は、組み合わされた生産及び配送ネットワークの例を表すグラフの視覚化を示す図である。 図6は、本発明の実施形態によるネットワークを表すグラフを記憶する方法のフローチャートである。 図7は、プロセスネットワークを表すグラフの視覚化を示す図である。 図8は、プロセスネットワークを表すグラフのシーケンス図であって、グラフが本発明の実施形態に従って記憶されている、シーケンス図である。 図9は、第1のデータ構造に記憶されたグラフにフィルタリングする方法の実施形態のフローチャートである。 図10は、図9の方法の実施形態のステップBのフローチャートである。
ネットワークは、情報を効率的に編成し通信するために産業全体にわたって使用される。ネットワークに含まれる情報を分析するには、ネットワークを記憶装置に記憶でき、例えばネットワーク上での計算をしばしば繰り返し実行することによってネットワークを評価できるように、ネットワークの技術的表現が必要とされている。
通常、グラフは、ネットワークの技術的表現として機能する。グラフの各エッジは、開始ノード及び終端ノードを接続又はリンクする。ノードは、ネットワークのエンティティの技術的表現であり、エッジは、ネットワーク内の2つのエンティティ間の関係の技術的表現である。
技術レベルでは、有向ネットワークは有向グラフによって表すことができる。有向グラフは複数のノード及び複数の有向エッジを含み、有向エッジは有向エッジが接続している2つのノードのうちの1つを指す。
開始ノードと終端ノードとの間の有向エッジは、開始ノードと終端ノードとの間の関係を表すことができ、この関係は、開始ノードから発行され、終端ノードによって受信される信号など、方向によって特徴付けられる。したがって、(有向)グラフの複数のリンクされた有向エッジは、ネットワークにわたる信号の経路を表すことができ、信号は、ネットワークの1つのエンティティを別のエンティティにリンクする。
図1は、ネットワークを表すグラフの有向エッジの視覚化を示しており、グラフは本発明の実施形態に従って記憶されている。
図1に示す有向エッジ15;25は、開始ノード10を終端ノード20に接続し、エッジ15;25は、開始ノード10から終端ノード20を指すように向けられている。サプライチェーンネットワークを表すグラフ1では、例えば、開始ノード10は原材料/部品と施設との組み合わせを表すことができ、終端ノード20は中間部品/製品と施設との組み合わせを表すことができる。プロセスネットワークを表すグラフ1では、例えば、開始ノード10は第1のプロセスインスタンスのプロセスステップを表すことができ、終端ノード20は第2のプロセスインスタンスのプロセスステップを表すことができる。
有向エッジ15;25は、開始ノード10に接続された出力エッジ15と、終端ノード20に接続された入力エッジ15と、から構成される。出力エッジ15及び入力エッジ25の両方に、一意関係識別子30がそれぞれ割り当てられる。図1の場合のように、出力エッジ15の一意関係識別子が入力エッジ25の一意関係識別子とぴったり一致する場合、有向エッジ15;25が形成される。このように、一意関係識別子は、開始ノード10と終端ノード20とのペアを形成する接続手段として機能する。
一意関係識別子30は、2つのエンティティ間の関係を特徴付けるデータ、特にネットワークの2つのエンティティをリンクする信号を含む。サプライチェーンネットワークでは、例えば、一意関係識別子30は、材料表(BOM)識別子及び代替材料表(代替BOM)識別子及び施設識別子を含むことができる。材料の計画された配送をサプライチェーンネットワーク上にマッピングするために、一意関係識別子30は、受入施設識別子及び材料識別子を含むことができる。グラフ1がプロセスネットワークを表す一実施形態では、一意関係識別子30は、シリアル番号及び/又は注文、インボイス、返品などの参照番号などのビジネス文書に関連付けられた識別子を含むことができる。
一意関係識別子30の技術的機能は、ネットワーク内のエンティティ間の組織内リンク/接続及び組織間リンク/接続の両方を確立することである。したがって、グラフ1が生産ネットワークを表す一実施形態では、施設識別子は、SKUが1つの施設内で正しく接続されることを保証するので、一意関係識別子30の重要なパラメータである。グラフ1が計画された配送ネットワークを表す一実施形態では、異なる施設/工場のSKUが正しく、すなわち、基礎となる配送表(BOD)に従って、接続されていることを保証するために、受入施設識別子は、一意関係識別子30の重要なパラメータである。グラフ1が製造プロセスネットワークを表す一実施形態では、シリアル番号は、製造プロセスにおける材料及び/又は部品の流れが、例えば製造プロセス全体の異なるプロセスインスタンスのプロセスステップ間で正しく確立されることを保証するので、一意関係識別子30の重要なパラメータである。同様に、グラフ1がビジネスプロセスネットワークを表す一実施形態では、ビジネス文書に通常関連付けられた識別子は、一意関係識別子30のための重要なパラメータである。一実施形態では、グラフ1は、サプライチェーンネットワーク、配送ネットワーク、及びプロセスネットワークの任意の組み合わせを表すことができる。
本発明によれば、図1に示す有向エッジ15;25は、対応する一意関係識別子30とともにデータ構造内に開始ノード10及び終端ノード20を記録することから出現する。データ構造は、後に第1のデータ構造としても参照される。
一実施形態では、データ構造は、(リレーショナル)データテーブルであり、開始ノード10及び終端ノード20は、データテーブルの2つの行に記録される。データテーブルは、後に信号リンクテーブルとして参照される。図1の開始ノード10及び終端ノード20を信号リンクテーブルに記憶するのに必要な最小データセットを表1に示す。
表1のデータ構造の各レコードは、少なくとも、ノードの識別子が記憶されるいくつかの第1の属性の組み合わせと、入力エッジの識別子が記憶されるいくつかの第2の属性の組み合わせと、出力エッジの識別子が記憶されるいくつかの第3の属性の組み合わせと、を含む。表1において、第1の属性の数は1であり、すなわち、「ノード」とラベル付けされた1つの第1の属性が存在する。同様に、第2の属性の数及び第3の属性の数は1つである。この最小の例では、ノードは「A」及び「B」によって識別される。他の例では、グラフ内のノードを識別する資格を有するいくつかの第1の属性は、グラフ内のノードを一意に参照するために組み合わされる必要があり得る。
表1の第2の属性は、「Signal_In」とラベル付けされている。第2の属性には、同じレコードの終端ノード20に接続されている入力エッジ25の一意関係識別子が記録される。ノードに接続された入力エッジは、そのノードが目的地である有向エッジである。図1の例では、終端ノード20は、一意関係識別子「XYZ」を有する入力エッジ25の目的地である。
表1の第3の属性は、「Signal_Out」とラベル付けされている。第3の属性には、同じレコードの開始ノード10に接続されている出力エッジ15の一意関係識別子が記憶される。ノードに接続された出力エッジは、接続されたノードが起点である有向エッジである。図1の例では、一意関係識別子「XYZ」を有する出力エッジ15の起点は、開始ノード10である。
したがって、信号リンクテーブル内の第2の行の「Signal_In」属性の値が信号リンクテーブル内の第1の行の「Signal_Out」属性の値と一致するので、有向エッジ15;25は、開始ノード10に接続された出力エッジ15と終端ノード20に接続された入力エッジ25とによって形成される。このようにして、データ構造に記憶されたグラフを確立し、分析のために準備/提供することができる。
複数の第2の属性及び/又は第3の属性に基づく複合一意関係識別子30は、同一のデータ構造からの異なるグラフの生成を可能にし、グラフは、特に2つのノード間の有向エッジにおいて異なる。すなわち、ネットワーク内の2つのエンティティ間の様々な関係に関する洞察を効率的に得ることができる。
一実施形態では、図1に示す有向エッジ15;25は、プロセスネットワークにおける関係を表すことができる。表2は、有向エッジ15;25が出現するような、開始ノード10及び終端ノード20を記憶するのに必要なデータ構造の例を示し、この有向エッジ15;25はプロセスネットワークにおける関係を表す。
本例では、第1の属性の数は2である。第1の属性の組み合わせは、プロセスインスタンスが記憶される「ケースID」属性と、プロセスインスタンスに関連するプロセスステップが記憶される「アクティビティ」属性とから作成される。したがって、開始ノード10は「1A」によって識別され、終端ノード20は「2B」によって識別される。
表2の例では、各ノード15;25は、2つの異なる相互接続されたプロセスインスタンスのプロセスステップを表す。表2に示すデータ構造の第2の属性及び第3の属性は、表1に提示されるデータ構造の第2の属性及び第3の属性に対応する。表2は、表1の属性「タイムスタンプ」によって表される、プロセスインスタンス内のプロセスステップのシーケンスが記憶される第4の属性を更に含む。
属性「ケースID」、「アクティビティ」、及び「タイムスタンプ」を含むプロセスプロトコルが知られている。本発明の実施形態によれば、プロセスプロトコルは、第2の属性「Signal_In」及び第3の属性「Signal_Out」によって拡張され、これらは、プロセスグラフがプロセスプロトコルから出現するように、どのプロセスステップが別のプロセスステップに接続されるかについての情報を提供する。
図2は、製品が2つの部品から生産される基本的な生産ネットワークを表すグラフの視覚化を示す。
以下では、本発明の実施形態によるデータ構造からの図2に示すグラフ1の出現は、SKU、すなわちサプライチェーンネットワークの施設及び材料の組み合わせに関する情報を含む生データテーブルから導出される。
本例では、図2のグラフ1が記憶されることになるデータ構造は、2つの生データテーブル(いずれも以下に提示する表3及び表4)から作成されたレコードが代入される。
表3は、材料表(BOM)をSKUにリンクする。これを達成するために、表3は、製品又は半製品を、それらのBOM識別子及びそれらの代替BOM識別子とともに列挙している。したがって、表3のSKUは、終端ノード20によって技術的に表される。
表4は、個々のBOM及びその部品についての情報を含む。すなわち、表4は、BOM(及び関連する代替BOM)を、製品が製造されるSKUにリンクする。したがって、表4のSKUは、開始ノード10によって技術的に表される。表4のカウンタ属性は、主キーを作成するために導入されていることに留意されたい。
本発明の実施形態では、一意関係識別子30は、所定の規則、例えば、表3及び表4の各ノード10;20についての施設識別子、BOM識別子、及び代替BOM識別子の組み合わせ、特に連結に従って作成される。表3及び表4のノードは、データ構造に記録され、個別のノード識別子は、データ構造の第1の属性に記録される。各ノードについて、個別のノードに関連付けられた作成された一意関係識別子30は、個別のノードが開始ノード10であるか、それとも終端ノード20であるかに応じて、第3の属性又は第2の属性に記録される。結果として得られる信号リンクテーブルを以下の表5に提示する。
ノード識別子は、材料識別子と施設識別子との組み合わせである。結果として生じる属性は、「ケースキー」とラベル付けされる。「ケースキー」属性では、材料識別子、例えば「P_123」が、施設識別子、例えば「100」と組み合わされている。
図2のグラフのノード10;20に接続された入力エッジ25及び出力エッジ15の一意関係識別子30はそれぞれ、表3の、かつ表4の施設識別子(表5の下線)、BOM識別子、及び代替BOM識別子(表5の二重下線)を含む。
図2に視覚化されたグラフ1は、生産ネットワークを表すグラフを表示するために表5によるデータ構造が提供されるグラフ視覚化デバイスの出力であり得る。
図2の基本的な例は、従来のアプローチに対する本発明によるグラフ1を記憶する方法の技術的利点を説明する。生データテーブル、すなわち表3及び表4は、本質的にネットワークのエンティティに関するデータを含むが、従来のアプローチは、ネットワークを表すグラフを最初に作成し、次いで記憶するために、エンティティがネットワーク内でどのように接続されているかに関する更なる情報(例えば、構造及び/又はスキーマ情報)を必要とする。特に、接続は従来、データベース内の関連テーブルを結合することによって確立される。図2の例では、2つの生データテーブルしか存在しないが、実際には、ネットワークのエンティティを表す、数千ではなくても数百のデータテーブルが存在し得る。したがって、グラフを記憶するための本発明による方法を使用することは、複雑な結合演算が不要になるという技術的利点を有する。グラフ1のノード10;20は、独立して、すなわち、それらの近傍の知識なしに、基礎となるグラフ構造に正確にマッピングするデータ構造に記憶することができる。特に、全ての終端ノード20は、それが接続される入力エッジ25と共に記録され、全ての開始ノード10は、それが接続される出力エッジ15と共に記録される。その結果、グラフ1は、視覚化及び/又は分析が必要なときに、データベース内のテーブルを結合するなどの複雑な操作を必要とせずに、データ構造から簡単に読み出すことができる。
図2の基本的な例は、本発明によるグラフ1の記憶の効率性も示している。図2のグラフは、2つの有向エッジ15;25しか含まない。しかし、有向エッジはいずれも、ノード「P_123-100」への入力エッジ25を含み、したがって、それは重複されている。しかし、本発明による方法は、ノード10;20及び入力エッジ25又は出力エッジ15の組み合わせの複製された記録などの冗長データを自動的に除去する。したがって、表5の3つのレコードは、図2に示すノード10;20及び出力/入力エッジ15;25の3つの組み合わせに正確に対応している。
図3は、ある製品が別の製品を生産するのに使用される生産ネットワークを表すグラフの視覚化を示す。
図3に示すグラフ1は、図2の例の拡張と考えることができる。2つの部品「C_123」及び「C_456」から生産される製品「P_123」は、製品「P_456」を生産するために更に使用される。したがって、製品「P_123」は、1つの入力エッジ25及び1つの出力エッジ15の両方に接続されている。図3に示すグラフ1が出現するデータ構造の例を表6に与えられている。
表6は、5つのレコード、すなわち、入力エッジ25又は出力エッジ15を有するノード10;20のあらゆる組み合わせに対してちょうど1つのレコードを含む。したがって、第2の属性に記憶された第1の一意関係識別子を有する終端ノードとしてのノード「P_123-100」の1つのレコードと、第3の属性に記憶された第2の一意関係識別子を有する開始ノードとしてのノード「P_123-100」の1つのレコードと、が存在する。本例では、第1の一意関係識別子及び第2の一意関係識別子は、それらが構成される識別子(ID)によって単に表される。
本発明による方法を使用して、グラフ1によって表すことができる生産ネットワークを定義するBOMを、専用データ構造に記憶することができる。データ構造は、計算的に効率的かつロバストな方法で(例えば、複雑な結合演算を回避することによって)グラフ1を記憶デバイス上に完全にマッピングすることができ、ノードを他のノードに接続することができ、それにより、生産ネットワークのSKUを他のSKUに接続し、両方が生産の入力又は出力として機能し得る。
図4は、基本的な配送ネットワークを表すグラフの視覚化を示す。
図4に示すグラフ1は、図2に示すグラフ1に非常に類似しているが、図4のグラフ1は、配送ネットワークを表し、図2のグラフ1は生産ネットワークを表す。配送ネットワークにおいて接続を確立するために、一意関係識別子30は、受入施設識別子及び材料識別子の組み合わせ、特に連結から作成される。
図4に示すグラフ1は、施設「200」の製品「P_456」を外部調達する、すなわち施設「100」及び施設「200」から供給される例である。したがって、ノード「P_456-200」は、2つの有向エッジを介してノード「P_456-100」及びノード「P_456-400」に接続される。グラフ1を再構築できるデータ構造を表7に記載する。
図5は、組み合わされた生産及び配送ネットワークの例を表すグラフの視覚化を示す。
図5のグラフ1は、表6を表7で拡張したものであり、逆もまた同様である。本例は、特に、本発明の実施形態による記憶装置を用いて記憶されたグラフの拡張/適応が計算上非常に効率的であることを実証する。グラフを記憶する従来のアプローチでは、生データからグラフを作成するためのスキーマは、各ノードの近傍を計算するために適合される必要があり、近傍の計算は、複数の生データテーブルの結合を伴う。
本発明の実施形態によれば、図5のグラフは、以下に提示する表8に記憶することができる。
表8から出現するグラフ1は、組み合わされた生産及び組織間配送ネットワークを表す。本発明の実施形態に従って記憶されたグラフ1によって表される(サブ)ネットワークのコンテキストは、入力エッジ25及び/又は出力エッジ15に割り当てられる一意関係識別子30を構築/作成するために、所定の規則を切り替えることによって簡単に切り替えることができる。したがって、BOM接続論理は、BOD接続論理と簡単にマージすることができる。
図5に示すようなグラフ1は、サプライチェーンネットワークにわたるSKUの反復接続を提供し、これは、組織が、サプライチェーンネットワークの任意のSKUにおいて生じる問題によって引き起こされるネットワーク内の影響を識別することを可能にする。例えば、購入注文が施設「100」においてコンポーネント「C_123」に対して遅れて実行されている場合、これは、製品「P_123」を生産する施設「100」の能力に影響を及ぼす。したがって、その後、遅れて実行されるこの購入注文は、施設「100」から施設「200」への製品「P_123」の供給を中断させる可能性がある。
組織内で利用可能なデータソースに応じて、本発明によるグラフ1を記憶するこの全く同じアプローチを使用して、供給者ERPシステムからの供給データ、又は顧客ERPシステムからの顧客需要を表すノードなど、更に多くのノードをグラフに含めることができる。
図6は、本発明の実施形態による、ネットワークを表すグラフを記憶する方法のフローチャートを示す。
本発明の実施形態によれば、グラフを記憶装置に記憶する方法は、以下に概説するように、ステップA~Dに従い、任意選択のステップEを伴う。
ステップAにおいて、第1の属性、第2の属性及び第3の属性を含むデータ構造を初期化する。
ステップBにおいて、グラフの各ノードに対してノード識別子を作成する。
ステップCにおいて、グラフの各ノードに対して、ノードが接続される入力エッジ25及び/又は出力エッジ15のための一意関係識別子30を作成する。
ステップDにおいて、ノード識別子をデータ構造の第1の属性に記録し、個別の一意関係識別子30を第2の属性又は第3の属性に記録する。
任意選択的に、ステップEにおいて、グラフによって表されるネットワークを表示するために、データ構造をグラフ視覚化デバイスに提供する。
図7は、プロセスネットワークを表すグラフの視覚化を示す。
図1に関して説明したように、本発明の一実施形態では、データ構造から出現するグラフ1は、プロセスネットワークを表すことができる。単一のプロセスインスタンスは、アクティビティ又はプロセスステップの線形シーケンスからなるが、異なるプロセスインスタンスのプロセスステップは、信号によって接続されて、プロセスネットワークを形成することができる。信号は、1つのプロセスインスタンス又はケースから別のプロセスインスタンス又はケースへの直接送信をマークする。信号は、例えば、1つのプロセスによって作成され、別のプロセスによって消費される商品、又は新しいプロセスとして生じる電話呼を表すことができる。一般に、信号は、第2のプロセスのインスタンスへの入力となる第1のプロセスのインスタンスからの出力である。プロセスネットワークにおいて、信号は、1つ以上のアクティビティによって生まれ、1つ以上のアクティビティによって消費され得る。技術的には、信号は一意関係識別子30によって表される。
プロセスインスタンスにおけるアクティビティの線形シーケンスを説明するために、本発明の実施形態によるデータ構造は、第4の属性によって拡張される。第4の属性には、プロセスインスタンス内のプロセスステップのシーケンスが記憶される。
図7に視覚化されたグラフ1が出現するデータ構造の例は、以下の表9に記載される。
表9のデータ構造は、拡張プロセスプロトコルに似ている。「ケースID」、「アクティビティ」、及び「タイムスタンプ」属性を含む古典的プロセスプロトコルは、プロセスネットワーク内の異なるプロセスのプロセスインスタンス間の相互作用を表すために、出力エッジ15及び入力エッジ25を記録するための「Signal_In」属性及び「Signal_Out」属性によって拡張される。
本例では、3つのプロセスインスタンス又はケースが示されており、それぞれが異なるプロセスの実行から生じる。ID「1」を有するケース「ケース1」では、ネジが生産され、それは「ケース2」では更に椅子を生産するために使用され、「ケース3」では顧客に直接販売される。表9のデータに基づいて、図7に視覚化されたプロセスグラフ1を生成でき、プロセスグラフ1の有向エッジ15;25についての計算を実行することができる。
本発明の実施形態によれば、信号はまた、複数の拡張プロセスプロトコルにわたってケースを接続することもできる。信号は、拡張されたプロセスプロトコルとは無関係に、一意関係識別子30によって識別される。
図7に示すグラフ1は、アクティビティ間の2つのタイプのリンクを含む。第1のタイプのアクティビティは、それが一部を形成するケース又はプロセスインスタンスのみに関連する。二重線のエラーで表された直接エッジ15;25によって接続される、第2のタイプのアクティビティは、2つの異なるケース間の一意関係識別子「10」を有する信号によって接続される。第1のタイプのアクティビティに属するこれらのレコードは、何ら一意関係識別子を第2の属性及び第3の属性に割り当てずに、表9に示す信号リンクテーブルに記憶される。第2のタイプのアクティビティに属するレコードは、開始ノード10又は終端ノード20のいずれかを記憶する。したがって、一意関係識別子30は、信号リンクテーブル内の対応するレコードの第3の属性又は第2の属性に記録される。本例では、一意関係識別子30の値「10」は、ねじのシリアル番号によって与えられる。
信号リンクテーブルのレコードは、個別の入力エッジ(25)及び/又は出力エッジ(15)を特徴付けるデータが記憶される、いくつかの更なる属性を含むことができる。任意の(有向)エッジKPIを定義し評価することができるように、後続の抽出ステップ及び/又は分析ステップ中に更なる属性にアクセスすることができる。
図7では、表9に示すデータ構造の第4の属性に記憶された順序値(タイムスタンプ)が、水平軸上に視覚化されている。したがって、同じプロセスインスタンス又はケースのアクティビティは、それらが線形シーケンスで実行されるように、横軸に整列されている。開始ノード10の出力エッジ15に割り当てられた一意関係識別子30と、終端ノード20の入力エッジ25に割り当てられた一意関係識別子30との一致によって形成される、異なるプロセスのプロセスインスタンス間の相互作用は、二重線矢印によって視覚化される。
図5のケースと同様に、図7に示すグラフ1により、組織は、プロセスネットワーク内の任意のアクティビティにおいて生じる問題によって引き起こされるネットワーク内の影響を識別することが可能になる。例えば、ねじが「ケース1」のアクティビティ「B」において倉庫に遅れて登録された場合、これは、「ケース2」において椅子を生産し、「ケース3」において適時にねじを顧客に配送できるかどうかに影響を及ぼす。
信号リンクテーブル及び表9から出現する図7に提示されるグラフ1に含まれる情報を完全に活用するために、プロセスネットワーク、特にプロセスネットワーク内のアクティビティ間の相互作用を分析する。したがって、信号は、プロセスマイニングオペレータによって処理され得るフォーマットに変換される。フォーマットは、例えば、リレーショナルデータベースのテーブルであり得る。
例えば表9のような信号リンクテーブルの、信号、すなわちプロセスグラフ内の2つのノード間の有向エッジの分析を可能にするフォーマットへの変換は、演算子「LINK_SOURCE」及び「LINK_TARGET」を用いて実現することができる。第1の演算子「LINK_SOURCE」は、ソースアクティビティ、すなわち、開始ノード10を含むレコードのいくつかの第1の属性の組み合わせ、いくつかの第2の属性の組み合わせ、及び第4の属性の値を第2のデータ構造にプルする。同様に、第2の演算子「LINK_TARGET」は、ターゲットアクティビティ、すなわち終端ノード20を含むレコードのいくつかの第1の属性の組み合わせ、いくつかの第3の属性の組み合わせ、及び第4の属性を第2のデータ構造にプルする。第2のデータ構造において、第1の演算子及び第2の演算子から得られた値は、一意関係識別子30上でマージされ、これは、それらが同じ信号に属する場合、それらが同じレコードにプルされることを意味する。信号が複数の終端ノードと開始ノードとの間で確立される場合、レコードのクロス乗積が第2のデータ構造において作成される。
更に、「LINK_SOURCE」演算子及び「LINK_TARGET」演算子は、開始ノード10及び/又は終端ノード20を含むレコードの任意の属性にアクセスすることができる。特に、それらは、個別の入力エッジ25及び/又は出力エッジ15を特徴付けるデータが記憶されているレコードの更なる属性にアクセスすることができる。演算子は、更なる属性に記憶された任意の値を検索し、それを形成された有向エッジ(15;25)に割り当てることができる。検索された値は、第2のデータ構造のいくつかの更なる属性にそれぞれ記憶される。
表9の例では、結果として得られる第2のデータ構造(以後、エッジテーブルとして参照される)が表10に記載されている。
エッジテーブルは、プロセスネットワーク内の異なるプロセスのアクティビティ間の相互作用に関する洞察を得る(例えば、それらのスループット時間を計算する)ために、全ての種類のプロセスマイニングオペレータに使用することができる。
エッジテーブルにおいて、第1の属性には、開始ノード10のノード識別子が記憶される。第2の属性には、対応する終端ノード20のノード識別子が記憶される。第3の属性(表10には示されていない)には、形成された有向エッジ15;25の一意関係識別子30が記憶される。表10の更なる属性には、開始ノード10のタイムスタンプと終端ノード20のタイムスタンプがそれぞれ記憶される。更なる属性には、終端ノード20に帰属するタイムスタンプと開始ノード10に帰属するタイムスタンプとの間の時間差などのプロセス性能メトリックを記憶することができる。
エッジテーブルは、図5に示すグラフ1を記憶する信号リンクテーブル(表8)に対して適宜計算することができ、グラフ1はサプライチェーンネットワークを表す。本例では、「LINK_SOURCE」演算子は、開始ノード「P_456-100」、「P_456-400」、「P_123-100」、「C_123-100」、及び「C_456-100」を含むレコードを第2のデータ構造の第1の属性にプルする。「LINK_TARGET」演算子は、「P_456-200」、「P_456-100」及び「P_123-100」を含むレコードを第2のデータ構造の第2の属性にプルする。結果として得られる値は、第2のデータ構造の第3の属性に記憶され得る一意関係識別子30上でマージされる。
図8は、プロセスネットワークを表すグラフのシーケンス図を示しており、グラフは本発明の実施形態に従って記憶されている。
プロセスにおける問題を効率的に識別するために、ドリルダウン機能、すなわち、プロセスネットワークの特定のより小さい領域を検査する機能が必要とされる。ドリルダウン機能は、所定の条件に従って、プロセスグラフ又はサプライチェーンネットワークを表すグラフからのサブグラフなどの結果セットを制限するフィルタによって可能になる。これらのフィルタは、最終的に、エッジテーブルのレコードの数も制限し、これにより、結果として得られる信号レコードに対する特定の特徴(プロセス性能尺度)をより効率的に計算することが可能になる。
後続のプロセスマイニングのためにエッジテーブルをフィルタリングするために、従来のフィルタ技法は、エッジテーブル内のレコードの基礎となるグラフ構造、及びエッジテーブルが生成される信号リンクテーブルのレコードを取り込むことができないので、十分ではない。
したがって、一実施形態では、特定のフィルタ演算子、特に「LINK_FILTER」演算子及び「LINK_FILTER_ORDERED」演算子が提供される。フィルタ演算子は、ノードのユーザ定義セットの祖先又は子孫である信号を含む第1のデータ構造(信号リンクテーブル)及び/又は第2のデータ構造(エッジテーブル)のレコードを制限する。
ノードのセットは、SKUのセット(サプライチェーンネットワーク)、アクティビティのセット(プロセスネットワーク)、又はエンティティの任意のセット(汎用ネットワーク)であり得る。フィルタ演算子が適用される方向は、ユーザ定義入力パラメータを介して決定することができる。
フィルタ演算子は、第1のデータ構造から出現するグラフをトラバースすることによって、第1のデータ構造に記憶されたレコードからサブグラフを生成することができる。以下に、フィルタ演算子の機能を実証するための例を提供する。
表11は、4つの異なるプロセスインスタンスのデータ(「ケースID」)を含む信号リンクテーブルを提供し、各プロセスインスタンスは、所与のシーケンス(「タイムスタンプ」)で実行されるプロセスステップ(「アクティビティ」)のセットを有する。プロセスステップ/アクティビティのいくつかは、第2の属性(「Signal_In」)及び第3の属性(「Signal_Out」)に帰属するように、信号S1、S2、又はS3によって相互接続される。第2の属性に割り当てられた値を有するアクティビティ、アクティビティ「B」、「F」及び「G」は、終端ノード20によって表される。第3の属性に割り当てられた値を有するアクティビティ、アクティビティ「A」、「D」、及び「E」は、開始ノード10によって表される。
図8のシーケンス図では、各プロセスインスタンスは、関連するアクティビティがそれらのタイムスタンプに従って順序付けられている垂直線によって表される。開始ノード10として表されるアクティビティ及び終端ノード20として表される対応するアクティビティは、それぞれ、出力エッジ15及び入力エッジ25の一致するペアによって定義される相互作用を介して接続される。
表11の信号リンクテーブルから、表12に示すエッジテーブルを、上で概説されたように計算することができる。本例では、開始/終端ノードの識別子は、「ケースID」と「アクティビティ」との組み合わせ、例えば、「1A」/「2B」又は「2D」/「3F」によって与えられ、これらは、それに応じて、第2のデータ構造の対応するレコードの第1の属性又は第2の属性に記録される。形成された有向エッジ15;25の一意関係識別子30は、表12の例では「信号」属性である、第2のデータ構造の第3の属性に記録される。
本例では、ユーザ定義の初期ノード40は図8の二重線で囲まれたノード「A」であり、サブグラフの現在のメンバとしてマークされている。例として、フィルタ演算子のユーザ定義の方向は、子孫の方向、すなわち、ネットワークの下流方向である。ノード「A」は、一意関係識別子「S1」を有する出力エッジ15に接続された開始ノード10である。一意関係識別子「S1」と一致する入力エッジ25は、ケース「2」の終端ノード「B」に接続されている。したがって、ノード「B」は、サブグラフの現在のメンバとしてマークされる。同じプロセスインスタンス、ケース「2」の一部としてノード「B」に接続されているのは、ノード「C」及び「D」であり、そのうちノード「D」は、一意関係識別子「S2」を有する出力エッジ15に接続されている。したがって、ノード「C」及び「D」はサブグラフのメンバとしてマークされ、ノード「D」はサブグラフの現在のメンバとしてマークされる。一意関係識別子「S2」と一致する入力エッジ25は、ケース「3」のノード「F」に接続されている。したがって、ノード「F」もサブグラフの現在のメンバとしてマークされる。同じプロセスインスタンスの一部としてノード「F」に接続されるのは、ノード「E」でもある。「LINK_FILTER」演算子によって行われるように、「Timestamp」属性を考慮せずに、ノード「E」は、一意関係識別子「S3」を有する出力エッジ15に接続されているので、サブグラフに挿入され、現在のメンバとしてマークされる。一意関係識別子「S3」と一致する入力エッジ25は、ケース「4」のノード「G」に接続されている。「LINK_FILTER」演算子を使用すると、ネットワーク下流方向にノード「A」から始まる図8の結果として得られるサブグラフは、図8のシーケンス図に示す全てのノードを含む。したがって、表11に示す第1のデータ構造に「LINK_FILTER」演算子を適用すると、表12に示すエッジテーブルから3つの信号「S1」、「S2」及び「S3」の全てが選択される。
同一の初期条件で同じ信号リンクテーブルに適用される第2の演算子「LINK_FILTER_ORDERED」は、信号リンクテーブルの第4の属性、すなわち「タイムスタンプ」属性も考慮に入れるので、異なる結果をもたらす。したがって、ノード「E」は、その関連するタイムスタンプがノード「F」であるサブグラフの対応する現在のメンバのタイムスタンプより小さいので、サブグラフに挿入される「LINK_FILTER_ORDERED」演算子によって拒絶される。したがって、表11に示す第1のデータ構造からの「LINK_FILTER_ORDERED」演算子の結果として生じるサブグラフは、ノード「E」及びノード「G」を除いて、図8のシーケンス図に示す全てのノードを含む。その結果、ノード「E」とノード「G」との間の有向エッジによって表される信号「S3」も、サブグラフの一部を形成しない。したがって、「LINK_FILTER_ORDERED」演算子から得られたサブグラフによってフィルタリングされたエッジテーブル12は、信号「S1」及び信号「S2」のレコードのみを含む。
サブグラフの検索は、所定のグラフトラバーサルプロトコルに従って少なくとも1つの選択されたノードから選択された方向に開始することによって、第1のデータ構造から生成されたグラフ1のトラバーサルに従って実行される。所定のグラフトラバーサルプロトコルは、レコードの幅優先探索、レコードの深さ優先探索、又はレコードの深さ優先探索を反復的に深くするなど、それらの組み合わせとすることができる。
フィルタ演算子は、サプライチェーンネットワークを表すグラフに同様に適用することができる。例えば、表8の信号リンクテーブルから生成される図5に示すグラフは、「LINK_FILTER」演算子を使用してフィルタリングされ、ノード「P_456-100」によって表される施設「100」における製品「P_456」の全ての供給者を発見することができる。本例では、選択された方向はネットワークの上流方向であり、選択された初期ノードはノード「P_456-100」である。「LINK_FILTER」によって発見された結果として得られたサブグラフは、ノード「P_456-100」、「P_123-100」、「P_123-100」、及び「C_456-100」を含む。
更に、抽出されたサブグラフのノード40;10;20を下位階層レベルに基づいて集約することができ、形成された有向エッジ15;25は、それに応じて集約され、集約サブグラフをもたらす。
例えば、上で検討した例では、下位階層レベルは、機械/施設と、プロセスステップが実行された材料との組み合わせであり得る。異なるプロセスインスタンスのプロセスステップ間の転送時間を分析するために、抽出されたサブグラフは、ノードが下位階層レベル、例えば、施設と材料の組み合わせを表すグラフにマッピングすることができる。その結果、プロセスインスタンス間の平均時間などの更なるプロセス性能インジケータがアクセス可能になる。
図9は、ネットワークを表すグラフが出現する第1のデータ構造をフィルタリングする方法のフローチャートを示す。
図9のフローチャートによって表された実施形態は、第1のデータ構造内に記録されたデータに適用可能であり、そのデータは、任意のタイプのネットワーク、特に、サプライチェーンネットワークのエンティティ又はプロセスネットワーク内のプロセスステップを表し得る。
ステップAにおいて、第1のデータ構造の少なくとも1つの初期ノード40と、フィルタが適用される方向とを選択する。
ステップBにおいて、第1のデータ構造において、所定のグラフトラバーサルプロトコルを使用して、選択された方向への少なくとも1つの初期ノード40に接続された全てのノード10;20を含むサブグラフを発見する。
ステップCにおいて、ステップBから得られたサブグラフを抽出し、抽出されたサブグラフの有向エッジに基づいて第2のデータ構造をフィルタリングする。
任意選択のステップDにおいて、ネットワーク内の異なるエンティティ間の相互作用を含むフィルタリングされた第2のデータ構造をプロセスマイニングシステムに提供して、プロセスネットワークの場合のプロセス性能インジケータなどのネットワーク効果を分析する。
図10は、図9に示す実施形態のステップBのためのドリルダウン機能の実施形態を示す。
所定のグラフトラバーサルプロトコルに従って、2つのノード間のリンクは、第1のデータ構造の第2のレコードの第2の属性の値を第1のデータ構造の第1のレコードの第3の属性の値と一致させることによって確立される。サブグラフの現在のメンバと共に選択された方向に沿って有向エッジを形成するノードを含む少なくとも1つのレコードのそれぞれに対して、一致が発見された場合、レコードは、「LINK_FILTER」演算子の場合、サブグラフのメンバとして直接マークすることができる。このオプションは、図10に破線で示されている。
しかし、「LINK_FILTER_ORDERED」演算子の場合、サブグラフのメンバとしてレコードをマークする前のテストに合格しなければならない。発見されたレコードの第4の属性の順序値が、サブグラフの現在のメンバの第4の属性の順序値よりも大きいか否かがテストされる。肯定的なテスト結果について、レコードはサブグラフのメンバとしてマークされる。否定的なテスト結果の場合、記録はスキップされる。更なるレコードを発見できない場合、サブグラフは完全であり、後続のステップCにおいて抽出され得る。
要約すると、本発明の主な利点は、データ構造、サプライチェーンネットワーク又はプロセスネットワークなどの相互作用するネットワークを記述するデータによる第1のデータ構造を記録する所定の手順によって与えられ、その相互作用は、必要とされるネットワークの構造に関する事前知識なしにデータ構造に記録される。データ構造から、ネットワークを表すグラフを生成でき、その後、特に、詳細にネットワーク効果に関する洞察にアクセスするドリルダウン及び/又は集約機能を使用して分析することができる。

Claims (14)

  1. 記憶装置にグラフ(1)を記憶するために、コンピュータが実行する方法であって、
    前記グラフ(1)は複数のノード(10;20)及び複数の有向エッジ(15;25)を含み、
    各有向エッジ(15;25)は、開始ノード(10)と終端ノード(20)とを接続し、各有向エッジ(15;25)は、前記終端ノード(20)に接続された入力エッジ(25)と、前記開始ノード(10)に接続された出力エッジ(15)とから構成され、
    前記グラフ(1)はネットワークを表し、
    各ノード(10;20)は前記ネットワークのエンティティを表し、
    各有向エッジ(15;25)は2つのエンティティ間の関係を表し、前記方法は、
    前記記憶装置を用いて記憶されたデータ構造の第1のレコードに各開始ノード(10)を記録し、前記データ構造の第2のレコードに各終端ノード(20)を記録することであって、
    各レコードは、少なくとも
    ノードの識別子が記憶される1または2以上の第1の属性と、
    入力エッジの識別子が記憶される1または2以上の第2の属性と、
    出力エッジの識別子が記憶される1または2以上の第3の属性と、を含む、記録することと、
    前記第1のレコードに、1または2以上の前記第1の属性における前記開始ノード(10)の前記識別子と、1または2以上の前記第3の属性における一意関係識別子(30)とを記憶することであって、前記一意関係識別子(30)は、前記ネットワーク内の経路に沿ったステップを表す、記憶することと、
    前記第2のレコードに、1または2以上の前記第1の属性における前記終端ノード(20)の前記識別子と、1または2以上の前記第2の属性における前記一意関係識別子(30)とを記憶することと、を含み、
    前記第1のレコードの1または2以上の前記第3の属性の値と一致する前記第2のレコードの1または2以上の前記第2の属性の値は、前記開始ノード(10)と前記終端ノード(20)との間の前記有向エッジ(15;25)を定義しており、
    前記ネットワークはサプライチェーンネットワークであり、前記エンティティは、材料と施設の組み合わせであり、前記2つのエンティティ間の関係は、部品表及び/又は配送表を使用することによって確立されている、方法。
  2. 前記グラフ(1)を生成するために、前記第2のレコードの1または2以上の前記第2の属性の値を、前記第1のレコードの1または2以上の前記第3の属性の値と一致させることによって、前記開始ノード(10)と前記終端ノード(20)との間の前記有向エッジ(15;25)を決定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ネットワークを表示するためのグラフ視覚化デバイスに前記データ構造を提供することを更に含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記データ構造はテーブルであり、前記テーブルはデータモデルに関連付けられている、請求項1に記載の方法。
  5. 前記一意関係識別子(30)は、前記2つのエンティティ間の関係を特徴付けるデータを含む、請求項に記載の方法。
  6. 前記ノードの識別子はケースキーを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ケースキーは、材料識別子と施設識別子との組み合わせである、請求項に記載の方法。
  8. 少なくとも1つのノード(15;25)は、少なくとも1つの入力エッジ(25)に接続された前記終端ノード(20)と、少なくとも1つの出力エッジ(15)に接続された前記開始ノード(10)との両方であり、前記方法は、前記少なくとも1つのノードの各ノード(10;20)を少なくとも1つのレコードに記録することを更に含み、
    前記少なくとも1つのレコードの各レコードにおいて、各ノード(10;20)の前記識別子は、1または2以上の前記第1の属性に割り当てられ、1つの入力エッジ(25)の第1の一意関係識別子は、1または2以上の前記第2の属性に割り当てられ、1つの出力エッジ(15)の第2の一意関係識別子は、1または2以上の前記第3の属性に割り当てられる、請求項1に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのレコードの各レコードにおいて、1つの入力エッジ(25)の前記第1の一意関係識別子が1または2以上の前記第2の属性に割り当てられる、又は、1つの出力エッジ(15)の前記第2の一意関係識別子が1または2以上の前記第3の属性に割り当てられる、のいずれかである、請求項に記載の方法。
  10. 1または2以上の前記第1の属性における第1の属性の数が1であり、かつ/又は1または2以上の前記第2の属性における第2の属性の数が1であり、かつ/又は1または2以上の前記第3の属性における第3の属性の数が1である、請求項1に記載の方法。
  11. 前記ネットワークはプロセスネットワークであり、前記プロセスネットワークは、異なるプロセスの2つ以上のプロセスインスタンスと、少なくとも2つの異なるプロセスのプロセスインスタンスのプロセスステップ間の相互作用とを含み、各ノード(10;20)はプロセスインスタンスのプロセスステップを表し、前記一意関係識別子(30)は、第1のプロセスのプロセスインスタンスの一部を形成する前記開始ノード(10)と第2のプロセスのプロセスインスタンスの一部を形成する前記終端ノード(20)との間の信号を表し、前記データ構造は、前記データ構造が拡張プロセスプロトコルを形成するように、プロセスインスタンス内の前記プロセスステップのシーケンスが記憶される第4の属性を更に含む、請求項1に記載の方法。
  12. 1または2以上の前記第1の属性は、個別のプロセスステップの前記プロセスインスタンスの一意識別子が記憶されるケース属性と、前記個別のプロセスステップの識別子が記憶されるアクティビティ属性とを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記データ構造は、前記記憶装置の揮発性メモリに排他的に記憶される、請求項1に記載の方法。
  14. ネットワーク内のフローを制御する方法であって、前記ネットワークがグラフ(1)によって表され、前記グラフ(1)が請求項1に記載の方法に従って記憶される、方法。
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