JP7843429B2 - 空間浄化装置 - Google Patents
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Description
なお、図に示した右手系xyz座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。特に言及のない限り、z軸プラス向きが鉛直上向きである。また、xy平面が水平面であり、図面間で共通である。
図1は、実施の形態に係る空間浄化装置1の概略を示す斜視図である。空間浄化装置1は、後述する電解槽10において塩化物イオンを含む第1水溶液L1の電気分解を行い、次亜塩素酸を生成し揮発させる。空間浄化装置1は、揮発した次亜塩素酸を、空間浄化装置1を構成する筐体Bの外部空間へ流出させることにより、空間浄化装置1の外部空間の空気中に含まれる細菌、真菌、ウイルス、臭いなどの除去を行う。
使用される。すなわち、本実施の形態に係る空間浄化装置1は、1本の陽極と2本の陰極を備え、合計3本の電極を備える。供給槽20は陰極のみを備えるため、供給槽20内では、後述する化学反応によって塩素が発生しない。
図1に示すように、電解槽10は、電解槽側陽極11、電解槽側陰極12、配線13、配線14、流入口15、混合空間16及び流出口17を備える。
1に示すように、電解槽側陽極11と供給槽側陰極21との間には陰イオン交換膜30が配置されている。すなわち、一対の電解槽側陽極11と供給槽側陰極21を用いて行われる第2水溶液L2の電気分解は、有隔膜電気分解である。つまり、電解槽側陽極11は、無隔膜電気分解と有隔膜電気分解の両方に用いられる。一対の電解槽側陽極11と供給槽側陰極21を用いて行われる第2水溶液L2の有隔膜電気分解によって、第2水溶液L2から第1水溶液L1へと塩化物イオンが供給される。
。排出口23として逆止弁を用いる場合、供給槽20内部の水素ガスは外部空間へ排出されるが、外部空間からの空気等の気体の流入を抑制できる。第2水溶液L2の有隔膜電気分解が繰り返されると水素ガスが供給槽20の内部に溜まり、供給槽20の内部圧力が上昇する。当該圧力によって逆止弁が開口し、水素ガスが供給槽20の外部空間へと排出される。
図3は、無隔膜電解部E1において生じる反応式の一覧である。塩化ナトリウム水溶液に含まれる塩化ナトリウム(NaCl)は、水中でナトリウムイオン(Na+)と塩化物
イオン(Cl-)に電離する。無隔膜電解部E1に所定の電圧を印加すると、電流が流れ、電子が移動し、図3に示す化学反応が起こる。
・反応式図3(a):電解槽側陽極11(塩素発生反応)
電解槽側陽極11において、水中で電離した塩化物イオン(Cl-)は電子(e-)を失い、塩素(Cl2)が発生する。
・反応式図3(b):電解槽側陰極12(水素発生反応)
電解槽側陰極12において、第1水溶液L1の水(H2O)が電子(e-)を受け取り、水素(H2)と水酸化物イオン(OH-)が発生する。
・反応式図3(c):電解槽側陽極11(酸素発生反応)
電解槽側陽極11において、第1水溶液L1の水(H2O)から電子(e-)が奪われ、酸素(O2)と水素イオン(H+)が発生する。
・反応式図3(d):第1水溶液L1内(次亜塩素酸発生反応)
電解槽10の第1水溶液L1内では、図3(a)で発生した塩素(Cl2)が、第1水溶液L1の水(H2O)と加水分解反応を生じ、塩酸(HCl)と次亜塩素酸(HClO)が発生する。塩酸(HCl)は水溶液中では電離し、水素イオン(H+)と塩化物イオン(Cl-)として存在する。
・図3(e):陰イオン交換膜30
有隔膜電解部E2に電圧が印加され電流が流れると、電解槽10に貯留された第1水溶液L1が反応に伴い電子(e-)を失う。電子(e-)を失った第1水溶液L1において電気的中性を保つ力が働き、負の電荷を帯びた塩化物イオン(Cl-)が、供給槽20に貯留された第2水溶液L2から陰イオン交換膜30を透過して電解槽10に貯留された第1水溶液L1へと供給される。第1水溶液L1中では、変化前における電子(e-)が変化後に塩化物イオン(Cl-)になると言える。
・反応式図3(f):次亜塩素酸発生反応(平衡反応式)
次亜塩素酸発生反応の平衡反応式を示す。第2水溶液L2から供給されるCl-の増減に応じて、平衡状態が右に偏る場合と左に偏る場合が生じ得る。電解槽10内のCl-が見かけ上増減しないように、後述する電流制御を行う。
・式図3(g):電解時の塩化物イオン変化式
反応式図3(a)によって生成された塩素(Cl2)が反応式図3(d)に従い塩酸(HCl)と次亜塩素酸(HClO)へと変化する。これを一つの式で表すと式図3(g)となる。
・反応式図4(b):Cl-が見かけ上増減しない条件を示す。
・式図4(c):反応式図4(b)から変形した係数xおよびyの条件式を示す。
・反応式図4(d):式図4(c)を反応式図4(a)に代入すると、反応式図4(d)となる。
・反応式図4(e):反応式図4(d)の変形を示す。
図5は、有隔膜電解部E2において生じる反応式の一覧である。供給槽20内における第2水溶液L2中の反応について説明する。供給槽20に配置されている電極は供給槽側陰極21のみである。有隔膜電解部E2に所定の電圧を印加すると、電流が流れ、電子が移動し、図5に示す化学反応が起こる。
・反応式図5(a):電解槽側陰極12(水素発生反応)
供給槽側陰極21において、第2水溶液L2の水(H2O)が電子(e-)を受け取り、水素(H2)と水酸化物イオン(OH-)が発生する。水素はガスとして揮発し、水酸化物イオンは後述する反応式図5(c)に用いられる。
有隔膜電解部E2に電圧が印加され電流が流れると、供給槽20に貯留された第2水溶液L2に含まれる塩化物イオン(Cl-)が陰イオン交換膜30を透過して第1水溶液L1へ供給され、第2水溶液L2は供給槽側陰極21を通じて電子(e-)を得る。換言すると、第2水溶液L2中では、変化前における塩化物イオン(Cl-)が変化後に電子(e-)になると言える。
第2水溶液L2である塩化マグネシウムに含まれるマグネシウムイオン(Mg2+)と、反応式図5(a)で発生した水酸化物イオン(OH-)とが反応して、金属水酸化物の沈殿である水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)沈殿が生成される。水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)の溶解度積はKsp=1.2×10-11(mol/L)3であり、pHが中性からアルカリ性の水溶液に極めて難溶な物質である。例えば、pHが10の弱アルカリ性水溶液に溶解可能な水酸化マグネシウムは、僅か1.2×10-3mol/Lである。供給槽20の第2水溶液L2内では、反応式図5(a)で発生した水酸化物イオン(OH-)が水酸化マグネシウム沈殿の生成に使用されることで、第2水溶液L2内で水酸化物イオン(OH-)の濃度上昇を抑制し、第2水溶液L2のpHの増加を抑制できる。
、電流制御部40は、電圧取得部41、算出部42及び推定部43を備える。
電流制御部40が、第1電流と第2電流とを同時に流す場合、以下の(1)~(3)の制御を行う。
(1)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度より低濃度の場合:第2水溶液L2から陰イオン交換膜30を透過して第1水溶液L1に供給される塩化物イオンの量が増加するように、第1電流と第2電流の電流割合を変更する。より具体的には、第1電流の電流割合を減少し、第2電流の電流割合を増加させる。
(2)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度より高濃度の場合:第2水溶液L2から陰イオン交換膜30を透過して第1水溶液L1に供給される塩化物イオンの量が減少するように、第1電流と第2電流の電流割合を変更する。より具体的には、第1電流の電流割合を増加し、第2電流の電流割合を減少させる。
(3)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度の場合:第1電流と第2電流の電流割合を変更しない。
電流制御部40が、第1電流を所定の値で流すと同時に第2電流を制御する場合、以下の(1)~(3)の制御を行う。
(1)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度より低濃度の場合:第2水溶液L2から陰イオン交換膜30を透過して第1水溶液L1に供給される塩化物イオンの量が増加するように第2電流を流す。
(2)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度より高濃度の場合:第2水溶液L2から第1水溶液L1への塩化物イオンの供給が停止するように、第2電流を停止する。
(3)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度の場合:第1電流と第2電流を変更しない。
電流制御部40が、第1電流又は第2電流を流す場合、以下の(1)~(3)の制御を行う。
(1)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度より低濃度の場合:第2水溶液L2から陰イオン交換膜30を透過して第1水溶液L1に供給される塩化物イオンの量が増加するように、第1電流を停止すると同時に第2電流を流す。
(2)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度より高濃度の場合:第2水溶液L2から第1水溶液L1への塩化物イオンの供給が停止するように、第2電流を停止すると同時に第1電流を流す。
(3)推定部43が推定した第1水溶液L1の塩化物イオン濃度が所定の濃度の場合:第1電流と第2電流を変更しない。
0の第1水溶液L1に必要量の塩化物イオンを供給し、第1水溶液L1の塩化物イオン濃度を所定の濃度で維持することができる。
それがある。
塩化物イオンを含む第1水溶液を貯留するための電解槽と、
前記第1水溶液より高濃度の塩化物イオンを含む第2水溶液を貯留し前記第1水溶液に塩化物イオンを供給するための供給槽と、
前記電解槽に設けられた電解槽側陽極及び電解槽側陰極と、
前記供給槽に設けられた供給槽側陰極と、
前記電解槽側陽極と前記供給槽側陰極との間に印加された電圧に基づいて陰イオンを透過可能に前記電解槽と前記供給槽とを連結する陰イオン交換膜と、
前記電解槽に設けられ、前記電解槽側陽極と前記電解槽側陰極との間に第1電流を流すことによって、前記第1水溶液を無隔膜電気分解して次亜塩素酸を生成する無隔膜電解部と、
前記電解槽と前記供給槽とにわたって設けられ、前記電解槽側陽極と前記供給槽側陰極との間に第2電流を流すことによって、前記陰イオン交換膜を介して有隔膜電気分解を行う有隔膜電解部と、を備え、
前記第2水溶液は、金属イオンと前記塩化物イオンとを含む金属塩化物水溶液であり、
前記有隔膜電気分解を行うことによって、
前記無隔膜電気分解により減少した前記第1水溶液に含まれる塩化物イオンを補うように、前記供給槽に貯留された前記第2水溶液に含まれる前記塩化物イオンを、前記陰イオン交換膜を透過させて前記電解槽に貯留された前記第1水溶液に供給し、
前記供給槽内にて、前記第2水溶液に含まれる金属イオンと前記有隔膜電気分解によって生成された水酸化物イオンとを反応させて金属水酸化物の沈殿を形成する、
空間浄化装置。
(項目2)
前記第2水溶液は、塩化マグネシウム水溶液である、
項目1に記載の空間浄化装置。
(項目3)
前記無隔膜電気分解により減少した前記第1水溶液に含まれる塩化物イオンを補うように前記第2電流を制御することによって、前記第2水溶液に含まれる塩化物イオンを、前記陰イオン交換膜を透過させて前記第1水溶液に供給する電流制御部を備え、
前記電流制御部が前記第1電流と前記第2電流を所定の割合で流すことによって、前記第1水溶液の塩化物イオン濃度を所定の濃度で維持する、
項目1に記載の空間浄化装置。
(項目4)
前記電流制御部は、
前記電解槽側陽極と前記電解槽側陰極との間の電圧を取得する電圧取得部と、
前記電圧取得部が取得した前記電圧に基づき前記第1水溶液の導電率を算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記導電率に基づき前記第1水溶液の濃度を推定する推定部と、を備え、
前記電流制御部は、
前記第1電流と前記第2電流とを同時に流し、
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が所定の濃度より低濃度の場合は、前記第2水溶液から前記陰イオン交換膜を透過して前記第1水溶液に供給される塩化物イオンの量が増加するように、前記第1電流と前記第2電流の電流割合を変更し、
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が前記所定の濃度より高濃度の場合は、前記第2水溶液から前記陰イオン交換膜を透過して前記第1水溶液に供給される塩化物イオンの量が減少するように、前記第1電流と前記第2電流の電流割合を変更する、
項目3に記載の空間浄化装置。
(項目5)
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が前記所定の濃度の場合は、前記第1電流と前記第2電流の電流割合を変更しない、
項目4に記載の空間浄化装置。
(項目6)
前記電解槽側陽極と前記電解槽側陰極との間の電圧を取得する電圧取得部と、
前記電圧取得部が取得した前記電圧に基づき前記第1水溶液の導電率を算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記導電率に基づき前記第1水溶液の濃度を推定する推定部と、を備え、
前記電流制御部は、
前記第1電流を所定の値で流すと同時に前記第2電流を制御し、
前記第2電流の制御は、
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が所定の濃度より低濃度の場合は、前記第2水溶液から前記陰イオン交換膜を透過して前記第1水溶液に供給される塩化物イオンの量が増加するように前記第2電流を流し、
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が前記所定の濃度より高濃度の場合は、前記第2水溶液から前記第1水溶液への塩化物イオンの供給が停止するように、前記第2電流を停止する、
項目3に記載の空間浄化装置。
(項目7)
前記電解槽側陽極と前記電解槽側陰極との間の電圧を取得する電圧取得部と、
前記電圧取得部が取得した前記電圧に基づき前記第1水溶液の導電率を算出する算出部
と、
前記算出部が算出した前記導電率に基づき前記第1水溶液の濃度を推定する推定部と、を備え、
前記電流制御部は、
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が所定の濃度より低濃度の場合は、前記第2水溶液から前記陰イオン交換膜を透過して前記第1水溶液に供給される塩化物イオンの量が増加するように、前記第1電流を停止すると同時に前記第2電流を流し、
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が所定の濃度より高濃度の場合は、
前記第2水溶液から前記第1水溶液への塩化物イオンの供給が停止するように、前記第2電流を停止すると同時に前記第1電流を流す、
項目3に記載の空間浄化装置。
(項目8)
前記電解槽側陽極、前記電解槽側陰極、及び前記供給槽側陰極は、それぞれ板状の形状を備える電解槽側陽極板、電解槽側陰極板及び供給槽側陰極板であり、
前記電解槽側陽極板及び前記電解槽側陰極板は前記電解槽の外部から前記電解槽の内部に挿入され、前記供給槽側陰極板は前記供給槽の外部から前記供給槽の内部に挿入されており、
前記電解槽側陽極板は、前記電解槽の内部側に配置された電解槽側陽極板浸漬部と、前記電解槽の外部側に配置された電解槽側陽極板突出部と、を備え、
前記電解槽側陰極板は、前記電解槽の内部側に配置された電解槽側陰極板浸漬部と、前記電解槽の外部側に配置された電解槽側陰極板突出部と、を備え、
前記供給槽側陰極板は、前記供給槽の内部側に配置された供給槽側陰極板浸漬部と、前記供給槽の外部側に配置された供給槽側陰極板突出部と、を備え、
前記電解槽側陽極板浸漬部及び前記電解槽側陰極板浸漬部の全体は、
前記第1水溶液に浸漬され、
前記供給槽側陰極板浸漬部の全体は、
前記第2水溶液に浸漬されている、
項目1に記載の空間浄化装置。
(項目9)
前記第1水溶液における液面の位置を検出する水位検出部と、
前記水位検出部が検出した前記液面の位置が前記電解槽側陽極板浸漬部及び前記電解槽側陰極板浸漬部の上端部を下回らないように水を前記電解槽に供給する水供給部と、を備える、
項目7又は8に記載の空間浄化装置。
(項目10)
前記無隔膜電解部は、
前記電解槽側陽極と、
前記電解槽側陰極と、を備え、
前記有隔膜電解部は、
前記電解槽側陽極と、
前記供給槽側陰極と、
前記陰イオン交換膜と、を備える、
項目1に記載の空間浄化装置。
(項目11)
前記電解槽と前記供給槽とを格納する筐体と、
前記筐体内にて前記電解槽に貯留された前記第1水溶液の液面より上方に配置され、前記筐体の外部空間からの空気が流入する流入口と、
揮発した前記次亜塩素酸と前記流入口から流入した前記空気とを混合する混合空間と、
前記混合した空気が前記外部空間へ流出する流出口と、を備える、
項目1に記載の空間浄化装置。
10 電解槽
11 電解槽側陽極
11a 電解槽側陽極板浸漬部
11b 電解槽側陽極板突出部
12 電解槽側陰極
12a 電解槽側陰極板浸漬部
12b 電解槽側陰極板突出部
13 配線
14 配線
15 流入口
16 混合空間
17 流出口
18 水位検出部
19 水供給部
20 供給槽
21 供給槽側陰極
21a 供給槽側陰極板浸漬部
21b 供給槽側陰極板突出部
22 配線
23 排出口
30 陰イオン交換膜
40 電流制御部
41 電圧取得部
42 算出部
43 推定部
B 筐体
L1 第1水溶液
L2 第2水溶液
S1 液面
S2 液面
Claims (6)
- 塩化物イオンを含む第1水溶液を貯留し前記第1水溶液を無隔膜電気分解して次亜塩素酸を生成するための電解槽と、
前記第1水溶液より高濃度の塩化物イオンを含む第2水溶液を貯留し前記第1水溶液に塩化物イオンを供給するための供給槽と、
前記電解槽と前記供給槽との間に印加された電圧に基づいて陰イオンを透過可能に前記電解槽と前記供給槽とを連結する陰イオン交換膜と、を備え、
外部空間から導入される空気が前記電解槽を流通して前記次亜塩素酸と共に前記外部空間に放出されることによって、前記外部空間の空間浄化が行われ、
前記第2水溶液は、金属イオンと前記塩化物イオンとを含む金属塩化物水溶液であり、
前記陰イオン交換膜を介した有隔膜電気分解を行うことによって、
前記無隔膜電気分解により減少した前記第1水溶液に含まれる塩化物イオンを補うように、前記供給槽に貯留された前記第2水溶液に含まれる前記塩化物イオンを、前記陰イオン交換膜を透過させて前記電解槽に貯留された前記第1水溶液に供給し、
前記供給槽内にて、前記第2水溶液に含まれる金属イオンと前記有隔膜電気分解によって生成された水酸化物イオンとを反応させて金属水酸化物の沈殿を形成する、
空間浄化装置。 - 前記第2水溶液は、塩化マグネシウム水溶液である、
請求項1に記載の空間浄化装置。 - 前記無隔膜電気分解は第1電流を流すことによって行われ、
前記有隔膜電気分解は第2電流を流すことによって行われ、
前記無隔膜電気分解により減少した前記第1水溶液に含まれる塩化物イオンを補うように前記第2電流を制御することによって、前記第2水溶液に含まれる塩化物イオンを、前記陰イオン交換膜を透過させて前記第1水溶液に供給する電流制御部を備え、
前記電流制御部が前記第1電流と前記第2電流を所定の割合で流すことによって、前記第1水溶液の塩化物イオン濃度を所定の濃度で維持する、
請求項1に記載の空間浄化装置。 - 前記電流制御部は、
前記電解槽に印加される電圧を取得する電圧取得部と、
前記電圧取得部が取得した前記電圧に基づき前記第1水溶液の導電率を算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記導電率に基づき前記第1水溶液の濃度を推定する推定部と、を備え、
前記電流制御部は、
前記第1電流と前記第2電流とを同時に流し、
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が所定の濃度より低濃度の場合は、前記第2水溶液から前記陰イオン交換膜を透過して前記第1水溶液に供給される塩化物イオンの量が増加するように、前記第1電流と前記第2電流の電流割合を変更し、
前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が前記所定の濃度より高濃度の場合は、前記第2水溶液から前記陰イオン交換膜を透過して前記第1水溶液に供給される塩化物イオンの量が減少するように、前記第1電流と前記第2電流の電流割合を変更する、
請求項3に記載の空間浄化装置。 - 前記第1水溶液の塩化物イオン濃度が前記所定の濃度の場合は、前記第1電流と前記第2電流の電流割合を変更しない、
請求項4に記載の空間浄化装置。 - 前記電解槽と前記供給槽とを格納する筐体と、
前記筐体内にて前記電解槽に貯留された前記第1水溶液の液面より上方に配置され、前記筐体の外部空間からの空気が流入する流入口と、
揮発した前記次亜塩素酸と前記流入口から流入した前記空気とを混合する混合空間と、
前記混合した空気が前記外部空間へ流出する流出口と、を備える、
請求項1に記載の空間浄化装置。
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