JP7843450B2 - 固定子、電動機及び応用機器 - Google Patents

固定子、電動機及び応用機器

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Description

本開示は、固定子、電動機及び応用機器に関する。
従来の固定子として、特許文献1の電機子が知られている。この電機子は、電機子鉄心のティースの両側面に絶縁性の一対のスロットセルをそれぞれ当ててから、ティースの上面を覆う上ボビンによりスロットセルの上部を固定し、ティースの下面を覆う下ボビンによりスロットセルの下部を固定している。
特開2020-78121号公報
しかし、特許文献1の電機子では、一対のスロットセルをティースに当てた状態を維持しつつ、さらにスロットセルの端をボビンに挿入してスロットセルを固定しなければならない。従って、このようなスロットセルの電機子への取り付け工程は、人手の作業に依っても煩雑で困難であり、これを機械により自動化することは更に困難である。
そこで本開示は、コアへの絶縁シートの取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる固定子、電動機及び応用機器を提供することを目的としている。
本開示のある態様に係る固定子は、複数のヨーク部分が連結された円筒状のヨーク、及び、前記ヨーク部分の内面から前記ヨークの軸へ向かう径方向の内向きに延びるティースを有するコアと、前記ティースにワイヤが巻き付けられたコイルと、前記コアにおいて前記軸に平行な軸方向の両端面をそれぞれ覆う一対のインシュレータと、前記コアと前記コイルとの間を絶縁する絶縁シートと、を備え、前記絶縁シートは、前記軸方向に平行な前記ティースの側面を覆うティース絶縁部と、前記径方向における前記ティース絶縁部の外端に一端が接続され且つ前記ヨーク部分の内面を覆うヨーク絶縁部と、前記ヨーク絶縁部から前記軸方向の一方及び他方のそれぞれに延長された一対の延長部と、前記延長部から延びて前記径方向の内向きとは反対の外向きに曲がる曲げ部と、を有し、前記インシュレータは、その内面から窪んで且つ前記曲げ部が嵌められる凹部を有している。
本開示の各態様によれば、コアへの絶縁シートの取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。
本開示の実施の形態1に係る固定子の斜視図である。 固定子を備える電動機を上から見た図である。 固定子、インシュレータ及び絶縁シートの斜視図である。 上のインシュレータの斜視図である。 上のインシュレータを下から見た図である。 絶縁シートを上から見た図、及び、絶縁シートを径方向の内側から見た図である。 絶縁シートを第2凹部に嵌めた図である。 絶縁シートをティースの側面に押し付けた図である。 絶縁シートをヨーク部分の内面に押し付けた図である。 絶縁シートの曲げ部を第1凹部に嵌めた図である。 絶縁シートが取り付けられたティース及びティース絶縁部にワイヤを巻き付けた図である。 絶縁シートのコイル絶縁部によりコイルを被覆した図である。 コア及びインシュレータに絶縁シートを取り付けた斜視図である。 絶縁シートが取り付けられたティース及びティース絶縁部にワイヤを巻き付けた斜視図である。 実施の形態3に係る応用機器を示す概略図である。
(実施の形態1)
<固定子>
本開示の実施の形態1に係る固定子10は、図1及び図2の例に示すように、コア18、コイル13及びインシュレータ30を備えている。コア18は、円筒状のヨーク11を有している。なお、ヨーク11の軸11aに対して平行な軸方向を上下方向と称する。ヨーク11の軸11aを中心した径方向において軸11aに向かう方向を内向き、その反対の向きを外向きと称する。軸方向及び径方向に対して交差する交差方向を左右方向と称する。ただし、固定子10の配置はこれに限定されない。
固定子10は、複数(図1の例では、9個)のセグメント12により形成されている。セグメント12は、ヨーク部分21及びティース22(図8A)を含むコア部分20、ワイヤ13a(図8A)がティース22に巻き付けられたコイル13、および、上下方向におけるコア部分20の両端面である上面および下面のそれぞれを覆う一対のインシュレータ30を有している。ヨーク部分21は、軸方向に直交する断面が略円弧状であって、左右方向における一方側面には当該側面の上端から他端まで上下方向に延びる突部25が設けられ、他方側面には当該側面の上端から他端まで上下方向に延びる窪み26が設けられている。互いに隣接する一方のヨーク部分21の窪み26に他方のヨーク部分21の突部25が嵌るように、9個のヨーク部分21が円筒状のヨーク11になるように並べられる。そして、周方向において互いに隣接するヨーク部分21が溶接などにより固定されることにより、固定子10が形成される。この固定子10において、9個のコア部分20が連結されて環状のコア18が形成され、このコア部分20のうちヨーク部分21がヨーク11を構成する。
<コア部分>
図3の例に示すように、セグメント12のコア部分20は、上下方向に積層された複数の鋼板がカシメにより固定されている。コア部分20は、ヨーク部分21、ティース22及び幅広部23を有している。コア部分20は上下方向に対して交差(例えば、直交)する端面である上面及び下面を有している。上面及び下面のそれぞれには、取り付け孔24が設けられている。コア部分20は、突部25及び窪み26を除いて、径方向に延びる中心線に対して左右対称の形状を有している。
ヨーク部分21は、径方向に対して交差(例えば、直交)する外面及び内面を有している。例えば、外面は、左右方向に略円弧状に湾曲し且つ上下方向に直線状に延びる曲面状であり、内面は上下方向及び左右方向に平行な平面状である。さらに、ヨーク部分21は、左右方向に対して交差する側面として右側面及び左側面を有している。右側面には突部25が設けられ、左側面には窪み26が設けられている。
ティース22は、左右方向におけるヨーク部分21の中央に配置され、ヨーク部分21の内面から径方向の内向きに突出している。このため、ヨーク部分21の内面は、ティース22よりも右に配置された右内面、及び、ティース22よりも左に配置された左内面を有している。ティース22は、例えば、直方体状であって、左右方向に対して交差(例えば、直交)する側面として右側面及び左側面を有している。右側面及び左側面は、例えば、平面状である。
幅広部23は、ティース22の内端に接続されている。左右方向において幅広部23の幅はティース22の幅よりも広く、ヨーク11の幅よりも狭い。幅広部23は、径方向に対して交差(例えば、直交)する内面及び外面、並びに、左右方向に対して交差し且つ内面と外面とを接続する側面を有している。内面は、左右方向に略円弧状に湾曲し且つ上下方向に直線状に延びる曲面状である。外面は、平面状であって、左右方向においてティース22から離れる向きに対して径方向の内向きに傾斜している。この外面は、ティース22よりも右に配置された右外面及びティース22よりも左に配置された左外面を有し、径方向においてヨーク部分21の内面と対向している。幅広部23の右外面、ティース22の右側面及びヨーク部分21の右内面により囲まれたスペースが右のスロット27として用いられる。幅広部23の左外面、ティース22の左側面及びヨーク部分21の左内面により囲まれたスペースが左のスロット27として用いられる。ワイヤ13a(図8A)がティース22に巻き付けられたコイル13(図8A)は右のスロット27及び左のスロット27に収容される。
<インシュレータ>
図3~図4Bの例に示すように、インシュレータ30は、電気絶縁性の樹脂などから成り、コア部分20の上面に取りつけられる上のインシュレータ30、及び、コア部分20の下面に取りつけられる下のインシュレータ30を有している。上のインシュレータ30の下面及び下のインシュレータ30の上面のそれぞれには、突起35が設けられている。この突起35がコア部分20の取り付け孔24に挿入されることにより、インシュレータ30がコア部分20に取り付けられる。
インシュレータ30は、ヨーク被覆部31、ティース被覆部32、幅広被覆部33及び突出部34を有している。上のインシュレータ30のヨーク被覆部31には、コイル13のワイヤ13aが導入される導入口36が設けられている。この導入口36を除いて、上のインシュレータ30は径方向に延びる中心線に対して左右対称の形状を有している。下のインシュレータ30は径方向に延びる中心線に対して左右対称の形状を有している。
上のインシュレータ30のヨーク被覆部31はヨーク部分21の上面を被覆し、下のインシュレータ30のヨーク被覆部31はヨーク部分21の下面を被覆する。ヨーク被覆部31の内面は、平面状であって、この内面から径方向の外向きに窪む第1凹部37が設けられている。上のヨーク被覆部31及び下のヨーク被覆部31のそれぞれは、左右方向において、ティース被覆部32よりも右の第1凹部37、及び、ティース被覆部32よりも左の第1凹部37を有している。上の第1凹部37は、上下方向に延びてヨーク被覆部31の下面に開口し、下の第1凹部37は、上下方向に延びてヨーク被覆部31の上面に開口している。
第1凹部37は、ヨーク被覆部31を径方向に貫通せずに、ヨーク被覆部31の第1傾斜面37a及び第1係止面37bにより形成される。第1傾斜面37aと第1係止面37bとの間のなす角は、90度未満であって、例えば45度以下である。第1凹部37の第1傾斜面37aは、例えば一定の角度でヨーク被覆部31の内面に対して傾斜する平面状であって、左右方向においてティース被覆部32から離れるほど、ヨーク被覆部31の内面から径方向の外向きに傾斜している。第1凹部37の第1係止面37bは、左右方向においてティース被覆部32から離れた第1傾斜面37aの端から径方向の内向き又は左右方向に対して直交する方向など、第1傾斜面37aとのなす角が鋭角になるように第1傾斜面37aの端からヨーク被覆部31の内面に延びている。
なお、図3の例では第1凹部37は、上下方向に対する断面が三角形状であるが、第1係止面37bにより形成されていれば、この形状に限定されない。例えば、第1凹部37は、上下方向に対する断面が四角形状であってもよい。この場合、第1凹部37を形成する面のうち、左右方向に対して交差する面であって且つティース被覆部32から離れている面が第1係止面37bとして用いられてもよい。
上のインシュレータ30のティース被覆部32はティース22の上面を被覆し、下のインシュレータ30のティース被覆部32はティース22の下面を被覆する。ティース被覆部32は、左右方向におけるヨーク被覆部31の中央においてヨーク被覆部31の内面から径方向の内向きに突出している。
上のインシュレータ30の幅広被覆部33は幅広部23の上面を被覆し、下のインシュレータ30の幅広被覆部33は幅広部23の下面を被覆する。幅広被覆部33の内面は、左右方向において円弧状に湾曲している。幅広被覆部33の外面は、平面状であって、ティース被覆部32の側面(右面、左面)に対して交差(例えば、直交)している。上の第2凹部38及び下の第2凹部38のそれぞれは、左右方向において、ティース被覆部32よりも右に配置された右の第2凹部38、及び、ティース被覆部32よりも左に配置された左の第2凹部38を有している。幅広被覆部33には、外面から径方向の内向きに窪む上の第2凹部38が設けられている。上の第2凹部38は上下方向に延びて幅広被覆部33の下面に開口し、下の第2凹部38は上下方向に延びて幅広被覆部33の上面に開口している。
第2凹部38は、幅広被覆部33を径方向に貫通せずに、幅広被覆部33の第2傾斜面38a及び第2係止面38bにより形成される。第2傾斜面38aと第2係止面38bとの間のなす角は、90度未満であって、例えば45度以下である。第2凹部38の第2傾斜面38aは、例えば一定の角度で幅広被覆部33の外面に対して傾斜する平面状であって、幅広被覆部33の外面から、左右方向においてティース被覆部32から離れるほど径方向の内向きに傾斜している。第2凹部38の第2係止面38bは、左右方向においてティース被覆部32から離れた第2傾斜面38aの端から径方向の内向き又は左右方向に対して直交する方向など、第2傾斜面38aとのなす角が鋭角になるように第2傾斜面38aの端から幅広被覆部33の外面に延びている。
突出部34は、上の幅広被覆部33から下方に突出する上の突出部34、及び、下の幅広被覆部33から上方に突出する下の突出部34を有している。上の突出部34及び下の突出部34のそれぞれは、幅広被覆部33から幅広部23の右端に沿って突出する右の突出部34、及び、幅広被覆部33から幅広部23の左端に沿って突出する左の突出部34を有している。右の突出部34は、第2凹部38の第2係止面38bと幅広被覆部33の右側面との間の右側部を延長するように延びる。左の突出部34は、第2凹部38の第2係止面38bと幅広被覆部33の左側面との間の左側部を延長するように延びる。このため、突出部34は、第2係止面38bを延長する第2係止延長面34aを有している。
図3及び図4Bの例に示すように、インシュレータ30がコア部分20に取りつけられた状態において、ヨーク被覆部31の内面は、ヨーク部分21の内面と段差がなく且つヨーク部分21の内面を延長するように配置され、ヨーク部分21の内面と共にスロット27用の外面を成す。また、上のヨーク被覆部31がヨーク部分21の上面を被覆し、上のヨーク被覆部31における第1凹部37の下の開口がヨーク部分21の上面により塞がれる。下のヨーク被覆部31がヨーク部分21の下面を被覆し、下のヨーク被覆部31における第1凹部37の上の開口がヨーク部分21の下面により塞がれる。さらに、ティース被覆部32の側面はティース22の側面と段差がなく且つティース22の側面を延長するように配置され、ティース22の側面と共にスロット27用の側面を成す。
幅広被覆部33の内面は、幅広部23の内面と段差がなく且つ幅広部23の内面を延長するように配置される。幅広被覆部33の第2傾斜面38aは、幅広部23の外面と段差がなく且つ幅広部23の外面を延長するように配置され、幅広部23の外面と共にスロット27用の内面を成す。また、上の突出部34は、幅広部23の上端から下方に延びて、幅広部23の側面の上部を覆う。下の突出部34は、コア部分20の幅広部23の下端から上方に延びて、幅広部23の側面の下部を覆う。これにより、上の突出部34と下の突出部34との間には間隔が設けられ、この間隔において幅広部23の側面が露出する。突出部34は、幅広部23の外面から径方向の外向きに突出している。この幅広部23の外面と突出部34の第2係止延長面34aとの間に第3凹部39を形成され、この第3凹部39は幅広被覆部33の第2凹部38と繋がっている。
<絶縁シート>
図5は、絶縁シート40を上から見た図、及び、絶縁シート40を径方向の内側から見た図である。図5(a)は、上から見た絶縁シート40の図であり、図5(b)は径方向の内側から見た絶縁シート40の図である。図3及び図5の例に示すように、絶縁シート40は、電気絶縁性の樹脂などから成り、厚みの薄いシートであって、弾性及び可撓性を有している。絶縁シート40は、コア部分20とコイル13(図8A)との間、及び、互いに隣接する2つのコア部分20のコイル13(図2)同士の間を電気的に絶縁する。このような絶縁シート40は、1つのコア部分20に対して2枚取り付けられる。具体的には、1つのコア部分20のうち右のスロット27には右の絶縁シート40が取り付けられ、左のスロット27には左の絶縁シート40が取り付けられる。右の絶縁シート40及び左の絶縁シート40は、径方向に延びるティース22の中心線を含み左右方向に直交する面に対して対称な形状を有している。このため、右の絶縁シート40及び左の絶縁シート40は、それぞれを単体で見たときは同一形状を有している。以下では右の絶縁シート40について代表的に説明する。
絶縁シート40は、上下方向に対して直交する面について対称な形状を有している。絶縁シート40は、コイル絶縁部41、ヨーク絶縁部42、ティース絶縁部43、幅広絶縁部44及び延伸絶縁部45を有している。コイル絶縁部41、ヨーク絶縁部42、ティース絶縁部43、幅広絶縁部44及び延伸絶縁部45は、この順で並んでおり、一体的に形成されている。絶縁シート40は、例えば、1枚のシートを切断して折り曲げることにより形成される。コイル絶縁部41、ヨーク絶縁部42、ティース絶縁部43及び幅広絶縁部44のそれぞれの間には、上下方向に延びる折り目が設けられている。
コイル絶縁部41は、矩形状であって、上下方向においてコア部分20の長さよりも長い。コイル絶縁部41は、その左端がヨーク絶縁部42の右端に接続されており、ヨーク絶縁部42の右端から右斜め外向きに直線状に延びるように、コイル絶縁部41とヨーク絶縁部42との間には上下方向に延びる折り目41aが付けられている。上から見て、折り目41aを中心としてヨーク絶縁部42の外面からコイル絶縁部41の外面へ至る円弧の中心角は、90度以上である。
ヨーク絶縁部42は、矩形状であって、左右方向に延びて、ヨーク部分21の内面の全体を被覆するように、上下方向における長さがヨーク部分21の長さ以上であり、左右方向における長さがヨーク部分21の長さと同じ又は少し長い。また、上下方向におけるヨーク部分21の長さが、コア部分20にインシュレータ30を取り付けたセグメント12において上の第1凹部37と下の第1凹部37との間隔の長さ未満であるため、ヨーク絶縁部42は第1凹部37を被覆しない。ヨーク絶縁部42は、その左端がティース絶縁部43の外端に接続されており、ティース絶縁部43の外端から右へ延びている。上から見て、ヨーク絶縁部42とティース絶縁部43との間の折り目を中心としてティース絶縁部43の右面からヨーク絶縁部42の内面へ至る円弧の中心角は、例えば、90度又はそれよりも少し大きい。ヨーク絶縁部42の上端には上の延長部46が設けられ、ヨーク絶縁部42の下端には下の延長部46が設けられている。
上の延長部46はヨーク絶縁部42の上端から上方に延び、下の延長部46はヨーク絶縁部42の下端から下方に延びている。上の延長部46及び下の延長部46のそれぞれは、左右方向における幅がヨーク絶縁部42よりも狭く、ヨーク絶縁部42の右端よりも左端の近くに配置されている。延長部46は、例えば、台形状であって、上下方向においてヨーク絶縁部42の端に近づくほど、左右方向の幅が広くなっている。このため、各延長部46は、ヨーク絶縁部42との接続部分の幅を広く確保でき、ヨーク絶縁部42からとれることを抑制できる。
上の延長部46は、その左端がヨーク絶縁部42の上端から右斜め上に傾斜するように、切り欠きが設けられている。下の延長部46は、その左端がヨーク絶縁部42の下端から右斜め下に傾斜するように、切り欠きが設けられている。この切り欠きによって、図9及び図10の例に示すように、ヨーク被覆部31の導入口36がヨーク絶縁部42により塞がれずに、コイル13のワイヤ13aは導入口36からスロット27に導入され易くなる。また、図3及び図5の例に示すように、上の延長部46に上の曲げ部47が接続され、下の延長部46に下の曲げ部47が接続されている。上の曲げ部47の下端とヨーク絶縁部42の上端との間には上下方向に分かつスペースが形成され、下の曲げ部47の上端とヨーク絶縁部42の下端との間にも上下方向に分かつスペースが形成されている。
曲げ部47は、矩形状であって、その左端が延長部46の右端に接続され、延長部46から延びて径方向の外向きに曲がる。曲げ部47は、左右方向においてティース絶縁部43から離れる向きに延長部46から延び、且つ、左右方向における基端である左端よりも先端である右端が径方向の外側に位置するよう延長部46から曲げられている。これにより、延長部46と曲げ部47との間には上下方向に延びる折り目が付けられている。上から見て、延長部46と曲げ部47との間の折り目を中心として延長部46の外面から曲げ部47の外面へ至る円弧の中心角は、例えば、90度以上である。左右方向において、曲げ部47の右端47aはヨーク絶縁部42の右端よりも左に配置されている。このため、図9及び図10の例に示すように、延長部46は、第1凹部37よりも左のヨーク絶縁部42の内面上に配置され、曲げ部47は第1凹部37に嵌められて、曲げ部47の右端が第1係止面37bに係止される。
ティース絶縁部43は、図3及び図5の例に示すように、矩形状であって、径方向に延びて、上下方向に平行なティース22の側面の全体を被覆するように、上下方向における長さがティース22の長さ以上であり、径方向における長さがティース22の長さと同じ又はほぼ同じである。ティース絶縁部43は、その内端が幅広絶縁部44の左端に接続されている。上から見て、幅広絶縁部44とティース絶縁部43との間の折り目を中心として幅広絶縁部44の外面からティース絶縁部43の右面へ至る円弧の中心角は、例えば、90度よりも少し大きい。
幅広絶縁部44は、矩形状であって、幅広部23の外面の全体を被覆するように上下方向における長さが幅広部23の長さ以上であり、幅広部23の外面に沿う傾斜方向において幅広部23の長さと同じ又はほぼ同じである。幅広絶縁部44は、その左端がティース絶縁部43の内端に接続され、ティース絶縁部43の内端から右に向かって内向きに傾斜する。幅広絶縁部44の右端44aは、左右方向においてその左端よりもティース絶縁部43から離れており、インシュレータ30の突出部34に係止される係止端である。
延伸絶縁部45は、その左端が幅広絶縁部44の右端に接続されている。延伸絶縁部45は、幅広絶縁部44を延長するように、幅広絶縁部44の右端44aから右に向かって内向きに傾斜する。このため、延伸絶縁部45と幅広絶縁部44との間には折り目が設けられない。延伸絶縁部45には切り欠きが設けられており、上下方向において延伸絶縁部45の長さは幅広絶縁部44の長さよりも短く、延伸絶縁部45は幅広絶縁部44の上下方向の中央に配置され、幅広絶縁部44の右端44aは延伸絶縁部45よりも上方及び下方に延びる。従って、延伸絶縁部45の切り欠きは延伸絶縁部45の上端部および下端部に位置している。図9及び図10の例に示すように、上下方向において、延伸絶縁部45の長さは、上の突出部34の下端と下の突出部34の上端との間の長さと同じ又は少し短い。延伸絶縁部45は、その切り欠きに突出部34が嵌まり、上の突出部34と下の突出部34との間から右に突出する。
<固定子の作製方法>
図3の例に示すように、上のインシュレータ30の突起35をコア部分20の上面の取り付け孔24に挿入し、下のインシュレータ30の突起35をコア部分20の下面の取り付け孔24に挿入して、上のインシュレータ30及び下のインシュレータ30をコア部分20に取り付ける。それから、図6Aの例に示すように、延伸絶縁部45を上の突出部34と下の突出部34との間に挿入する。これにより、延伸絶縁部45の上端は上の突出部34の下端に係止され、延伸絶縁部45の下端は上の突出部34の上端に係止されるため、絶縁シート40はコア部分20に対して上下方向の位置決めがなされる。
続いて、絶縁シート40の幅広絶縁部44の右端44aを第2凹部38及び第3凹部39に挿入してから、幅広部23の外面に押し当てる。この際、幅広絶縁部44の右端44aは係止端として第2係止面38b及び第2係止延長面34aに係止されて、この幅広絶縁部44の右端44aを中心に幅広絶縁部44が内側に回動するため、幅広絶縁部44により幅広部23の外面を容易に被覆させられる。
続いて、図6Bの例に示すように、ティース絶縁部43をティース22の側面に押し当てる。この際、幅広絶縁部44とティース絶縁部43との間の折り目が幅広部23とティース22との間の角に嵌る。この折り目を構成するティース絶縁部43の内端を中心にティース絶縁部43が左に回動するため、ティース絶縁部43によりティース22の側面を容易に被覆させられる。
続いて、図7Aの例に示すように、ヨーク絶縁部42をヨーク部分21の内面に押し当てる。この際、ティース絶縁部43とヨーク絶縁部42との間の折り目がティース22とヨーク部分21との間の角に嵌る。この折り目を構成するヨーク絶縁部42の左端を中心にヨーク絶縁部42が外向きに回動するため、ヨーク絶縁部42によりヨーク部分21の内面を容易に被覆させられる。このヨーク絶縁部42及び幅広絶縁部44は、径方向においてティース絶縁部43を挟んで配置されており、ヨーク部分21及び幅広部23に径方向において支持されているため、絶縁シート40は径方向への移動が制限されて径方向においてコア部分20に保持される。
また、図7Bの例に示すように、ヨーク絶縁部42は、上の延長部46を介して上の曲げ部47に接続され、下の延長部46を介して下の曲げ部47に接続されているため、ヨーク絶縁部42と共に上の曲げ部47及び下の曲げ部47は外へ移動する。ここで、上の第1凹部37は、上の曲げ部47よりも外側に配置されており、上の曲げ部47に対向している。下の第1凹部37は、下の曲げ部47よりも外側に配置されており、下の曲げ部47に対向している。また、曲げ部47は、ヨーク絶縁部42よりも径方向の外向きに曲がっている。このため、ヨーク絶縁部42の回動に伴って、曲げ部47が第1凹部37に挿入される。この曲げ部47は第1傾斜面37aに沿って右斜め外向きに延び、曲げ部47の右端47aは係止端として第1係止面37bに対向して第1係止面37bにより係止される。このように上の曲げ部47及び下の曲げ部47の両方で係止されることにより、絶縁シート40は、右方向への移動が制限されて、左右方向においてコア部分20に保持される。このように、絶縁シート40の延伸絶縁部45を上の突出部34と下の突出部34との間に挿入してから、幅広絶縁部44、ティース絶縁部43及びヨーク絶縁部42を順にコア部分20に押し当てることにより、コア部分20に絶縁シート40が取り付けられる。このため、コア18のコア部分20への絶縁シート40の取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。
このようにして、右の絶縁シート40が右のスロット27に嵌められてコア部分20に取り付けられる。また、図8Aの例に示すように、右の絶縁シート40と同様に、左の絶縁シート40は左のスロット27に嵌められて、コア部分20に取り付けられる。これらの絶縁シート40のコイル絶縁部41は、ヨーク絶縁部42に対して径方向の外向きに傾斜している。また、絶縁シート40をコア部分20に固定するための第1凹部37がヨーク被覆部31の内面から窪み、また、この第1凹部37に曲げ部47が嵌められるため、これらはヨーク被覆部31の内面から突出していない。これにより、ワイヤ13aをティース22及びティース被覆部32に巻き付ける際の経路にコイル絶縁部41及び曲げ部47が侵入しない。このため、コイル絶縁部41及び曲げ部47が妨げにならずに、ワイヤ13aをティース22及びティース被覆部32に容易に巻き付けられる。また、ワイヤ13aが巻き付けられたコイル13と、コイル13が収容されたスロット27の周りのコア部分20との間には絶縁シート40が挟まれて、コア部分20とコイル13とは絶縁シート40により電気的に絶縁される。
続いて、図8Bの例に示すように、右のコイル絶縁部41及び左のコイル絶縁部41を内向きに曲げることにより、コイル絶縁部41がコイル13を被覆する。これにより、セグメント12が形成される。このようにして、図1の例に示すように、9個のセグメント12のヨーク部分21を溶接などにより固定して、固定子10を作製する。この固定子10において、図2の例に示すように、互いに隣接するセグメント12同士において、コイル13とコイル13との間にコイル絶縁部41が介在するため、コイル13同士を電気的に絶縁することができる。
(実施の形態2)
本開示の実施の形態2に係る電動機14は、図2の例に示すように、実施の形態1に係る固定子10に加えて、回転子15及びハウジング16を備えている。ハウジング16は、固定子10及び回転子15を収容し、固定子10に固定されている。回転子15は、円筒状の回転コア15a、及び、円柱状の回転軸15bを有している。回転コア15aは、上下方向に積層された複数の鋼板がカシメにより固定されており、この内部に永久磁石が埋設されている。回転軸15bは、回転コア15aの中心孔に挿入されて、回転コア15aに固定されている。回転子15は、固定子10の内側において固定子10と同軸に配置され、固定子10に対して回転可能にベアリングを介してハウジング16に支持されている。回転子15の外周面は、間隔を空けて固定子10の内周面に対向している。電動機14としては、モータが例示される。電動機14の固定子10は、コア18のコア部分20への絶縁シート40の取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。このため、電動機14について製造の効率化を図ることができる。
(実施の形態3)
本開示の実施の形態3に係る応用機器17は、図11の例に示すように、電動機14が内蔵されており、電動機14によって駆動する。応用機器17は、一例として冷媒圧縮機である。この冷媒圧縮機は、例えば、冷凍装置及び空調装置の装置に備えられている。冷媒圧縮機を備えた機器としては、より具体的には、例えば、冷蔵庫、冷凍庫、エアーコンディショナー、ショーケース及び自動販売機が挙げられる。また、応用機器17としては、冷媒圧縮機の他に、送風機、ポンプ、及び、乗物の走行用駆動源等の様々な機器を例示できる。応用機器17における電動機14の固定子10は、コア18のコア部分20への絶縁シート40の取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。このため、応用機器17について製造の効率化を図ることができる。
なお、上記説明から、当業者にとっては、本開示の多くの改良及び他の実施の形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本開示を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本開示の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更することができる。
(他の実施の形態)
(付記)
以上の実施の形態の記載により、下記の技術が開示される。
第1の技術は、複数のヨーク部分が連結された円筒状のヨーク、及び、前記ヨーク部分の内面から前記ヨークの軸へ向かう径方向の内向きに延びるティースを有するコアと、前記ティースにワイヤが巻き付けられたコイルと、前記コアにおいて前記軸に平行な軸方向の両端面をそれぞれ覆う一対のインシュレータと、前記コアと前記コイルとの間を絶縁する絶縁シートと、を備え、前記絶縁シートは、前記軸方向に平行な前記ティースの側面を覆うティース絶縁部と、前記径方向における前記ティース絶縁部の外端に一端が接続され且つ前記ヨーク部分の内面を覆うヨーク絶縁部と、前記ヨーク絶縁部から前記軸方向の一方及び他方のそれぞれに延長された一対の延長部と、前記延長部から延びて前記径方向の内向きとは反対の外向きに曲がる曲げ部と、を有し、前記インシュレータは、その内面から窪んで且つ前記曲げ部が嵌められる凹部を有している、固定子である。
この構成によれば、インシュレータをコアに取り付けてから、インシュレータの内面から窪む凹部に絶縁シートの曲げ部を嵌めることにより、絶縁シートはコア及びインシュレータに取りつけられる。このため、コアへの絶縁シートの取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。また、凹部及び曲げ部はインシュレータの内面から突出していないため、ワイヤをティースに容易に巻き付けられる。
第2技術は、前記曲げ部は、前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ティースから離れる向きに前記延長部から延び、且つ、前記交差方向における基端よりも先端が前記径方向の外側に位置するよう前記延長部から曲げられており、前記凹部は、前記交差方向における前記曲げ部の先端を係止する係止面により形成される、第1技術における固定子である。この構成によれば、曲げ部の先端が係止面に係止されることにより、絶縁シートがコアのティースから離れることが妨げられる。このため、コアへの絶縁シートの取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。また、絶縁シートをコアに固定しておくための治具を用いることなく、ワイヤをティースに容易に巻き付けられる。
第3技術は、前記凹部は、前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ティースから離れる向きに向かうほど前記径方向の外向きへ向かうように前記インシュレータの内面から傾斜する傾斜面により形成される、第1又は第2技術における固定子である。この構成によれば、インシュレータに、曲げ部を嵌める凹部を設けつつ、径方向におけるインシュレータの厚みが確保される。このため、凹部に起因したインシュレータの強度低下を低減することができる。
第4技術は、前記コアは、前記径方向において前記ヨーク部分との間に前記ティースを挟むように設けられ且つ前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向における前記ティースの幅よりも広い幅広部を有し、前記インシュレータは、前記幅広部の端面を覆う幅広被覆部と、前記幅広被覆部から前記交差方向における前記幅広部の端に沿って突出する突出部と、を有し、前記絶縁シートは、前記径方向における前記ティース絶縁部の内端に一端が接続され且つ前記幅広部の外面を覆う幅広絶縁部を有し、前記幅広絶縁部は、前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ティース絶縁部から離れた他端であって且つ前記突出部に係止される係止端を有している、第1~第3のいずれかの技術における固定子である。
この構成によれば、幅広絶縁部の係止端を突出部に係止し、この係止端を中心に幅広絶縁部を回動させて幅広部に押し当てる。さらに、この幅広絶縁部に接続されたティース絶縁部の内端を中心にティース絶縁部を回動させてティースに押し当てる。さらに、このティース絶縁部の外端を中心にヨーク絶縁部を回動させてヨーク部分に押し当てる。このようにして、コアにおける幅広部、ティース及びヨーク部分の順に絶縁シートを押し当てることにより、絶縁シートによりコアを被覆することができるため、コアへの絶縁シートの取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。
第5技術は、前記幅広絶縁部は、前記軸方向に対して交差する方向に前記係止端から延びる延伸絶縁部を有し、前記延伸絶縁部は前記軸方向における一対の前記突出部の間から突出している、第4技術における固定子である。この構成によれば、一対の突出部の間に延伸絶縁部を突出させることにより、軸方向において延伸絶縁部が一対の突出部により係止されるため、軸方向において絶縁シートをコアに位置決めすることができる。よって、コアへの絶縁シートの取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。
第6技術は、前記絶縁シートは、前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ヨーク絶縁部の一端よりも前記ティースから離れた前記ヨーク絶縁部の他端に接続され且つ前記コイルを覆うコイル絶縁部と、前記ヨーク絶縁部と前記コイル絶縁部との間にて前記軸方向に延びる折り目と、を有している、第1~第5のいずれかの技術における固定子である。
この構成によれば、絶縁シートを取り付けたティースにワイヤを巻き付ける際に、絶縁シートの折り目でヨーク絶縁部に対してコイル絶縁部を径方向の外向きに折り曲げると、ワイヤがコイル絶縁部に当たり難い。このため、ワイヤをティースに巻き付け易く、固定子の組み立てを自動化することができる。
第7技術は、前記絶縁シートは、前記軸方向に対して直交する面について対称な形状を有している、第1~第6のいずれかの技術における固定子である。この構成によれば、1種類の絶縁シートを軸方向に対して直交する面について反転することにより、交差方向におけるティースの一方側面及び他方側面のそれぞれに取り付けられる。このため、ティースの一方側面用の絶縁シート及び他方側面用の絶縁シートをそれぞれ用いなくてもよく、絶縁シートの種類を1種類に抑えられ、固定子のコストを低減することができる。
第8技術は、第1~第7のいずれかの固定子を備えている、電動機である。この構成によれば、電動機の固定子についてコアへの絶縁シートの取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。このため、この固定子を備えた電動機の製造の効率化を図ることができる。
第9技術は、第8技術の電動機を備えている、応用機器である。この構成によれば、応用機器の固定子についてコアへの絶縁シートの取り付けを容易化して機械による自動化も可能とすることができる。このため、この固定子を備えた応用機器の製造の効率化を図ることができる。
10 :固定子
11 :ヨーク
11a :軸
13 :コイル
13a :ワイヤ
14 :電動機
17 :応用機器
18 :コア
21 :ヨーク部分
22 :ティース
23 :幅広部
30 :インシュレータ
33 :幅広被覆部
34 :突出部
37 :第1凹部(凹部)
37a :第1傾斜面(傾斜面)
37b :第1係止面(係止面)
40 :絶縁シート
41 :コイル絶縁部
41a :折り目
42 :ヨーク絶縁部
43 :ティース絶縁部
44 :幅広絶縁部
44a :右端(係止端)
45 :延伸絶縁部
46 :延長部
47 :曲げ部

Claims (12)

  1. 複数のヨーク部分が連結された円筒状のヨーク、及び、前記ヨーク部分の内面から前記ヨークの軸へ向かう径方向の内向きに延びるティースを有するコアと、
    前記ティースにワイヤが巻き付けられたコイルと、
    前記コアにおいて前記軸に平行な軸方向の両端面をそれぞれ覆う一対のインシュレータと、
    前記コアと前記コイルとの間を絶縁する絶縁シートと、を備え、
    前記絶縁シートは、
    前記軸方向に平行な前記ティースの側面を覆うティース絶縁部と、
    前記径方向における前記ティース絶縁部の外端に一端が接続され且つ前記ヨーク部分の内面を覆うヨーク絶縁部と、
    前記ヨーク絶縁部から前記軸方向の一方及び他方のそれぞれに、折り目がないように延長された一対の延長部と、
    一対の前記延長部からそれぞれ延びて前記径方向の内向きとは反対の外向きに曲がる一対の曲げ部と、を有し、
    前記インシュレータは、その内面から窪んで且つ前記曲げ部が嵌められる凹部を有している、
    固定子。
  2. 複数のヨーク部分が連結された円筒状のヨーク、及び、前記ヨーク部分の内面から前記ヨークの軸へ向かう径方向の内向きに延びるティースを有するコアと、
    前記ティースにワイヤが巻き付けられたコイルと、
    前記コアにおいて前記軸に平行な軸方向の両端面をそれぞれ覆う一対のインシュレータと、
    前記コアと前記コイルとの間を絶縁する絶縁シートと、を備え、
    前記絶縁シートは、
    前記軸方向に平行な前記ティースの側面を覆うティース絶縁部と、
    前記径方向における前記ティース絶縁部の外端に一端が接続され且つ前記ヨーク部分の内面を覆うヨーク絶縁部と、
    前記ヨーク絶縁部から前記軸方向の一方及び他方のそれぞれに延長された一対の延長部と、
    一対の前記延長部からそれぞれ延びて前記径方向の内向きとは反対の外向きに曲がる一対の曲げ部と、を有し、
    前記ヨーク絶縁部と前記曲げ部との間にはスペースが形成され、
    前記インシュレータは、その内面から窪んで且つ前記曲げ部が嵌められる凹部を有している、
    固定子。
  3. 複数のヨーク部分が連結された円筒状のヨーク、及び、前記ヨーク部分の内面から前記ヨークの軸へ向かう径方向の内向きに延びるティースを有するコアと、
    前記ティースにワイヤが巻き付けられたコイルと、
    前記コアにおいて前記軸に平行な軸方向の両端面をそれぞれ覆う一対のインシュレータと、
    前記コアと前記コイルとの間を絶縁する絶縁シートと、を備え、
    前記絶縁シートは、
    前記軸方向に平行な前記ティースの側面を覆うティース絶縁部と、
    前記径方向における前記ティース絶縁部の外端に一端が接続され且つ前記ヨーク部分の内面を覆うヨーク絶縁部と、
    前記ヨーク絶縁部から前記軸方向の一方及び他方のそれぞれに延長された一対の延長部と、
    一対の前記延長部からそれぞれ延びて前記径方向の内向きとは反対の外向きに曲がる一対の曲げ部と、を有し、
    前記インシュレータは、その内面から窪んで且つ前記曲げ部が嵌められる凹部を有し、
    前記曲げ部は、前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ティースから離れる向きに前記延長部から延び、且つ、前記交差方向における基端よりも先端が前記径方向の外側に位置するよう前記延長部から曲げられており、
    前記凹部は、前記交差方向における前記曲げ部の先端を係止する係止面により形成される、
    固定子。
  4. 複数のヨーク部分が連結された円筒状のヨーク、及び、前記ヨーク部分の内面から前記ヨークの軸へ向かう径方向の内向きに延びるティースを有するコアと、
    前記ティースにワイヤが巻き付けられたコイルと、
    前記コアにおいて前記軸に平行な軸方向の両端面をそれぞれ覆う一対のインシュレータと、
    前記コアと前記コイルとの間を絶縁する絶縁シートと、を備え、
    前記絶縁シートは、
    前記軸方向に平行な前記ティースの側面を覆うティース絶縁部と、
    前記径方向における前記ティース絶縁部の外端に一端が接続され且つ前記ヨーク部分の内面を覆うヨーク絶縁部と、
    前記ヨーク絶縁部から前記軸方向の一方及び他方のそれぞれに延長された一対の延長部と、
    一対の前記延長部からそれぞれ延びて前記径方向の内向きとは反対の外向きに曲がる一対の曲げ部と、を有し、
    前記インシュレータは、その内面から窪んで且つ前記曲げ部が嵌められる凹部を有している、
    固定子。
  5. 前記曲げ部は、前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ティースから離れる向きに前記延長部から延び、且つ、前記交差方向における基端よりも先端が前記径方向の外側に位置するよう前記延長部から曲げられており、
    前記凹部は、前記交差方向における前記曲げ部の先端を係止する係止面により形成される、
    請求項2~4のいずれか一項に記載の固定子。
  6. 前記凹部は、前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ティースから離れる向きに向かうほど前記径方向の外向きへ向かうように前記インシュレータの内面から傾斜する傾斜面により形成される、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の固定子。
  7. 前記コアは、前記径方向において前記ヨーク部分との間に前記ティースを挟むように設けられ且つ前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向における前記ティースの幅よりも広い幅広部を有し、
    前記インシュレータは、
    前記幅広部の端面を覆う幅広被覆部と、
    前記幅広被覆部から前記交差方向における前記幅広部の端に沿って突出する突出部と、を有し、
    前記絶縁シートは、前記径方向における前記ティース絶縁部の内端に一端が接続され且つ前記幅広部の外面を覆う幅広絶縁部を有し、
    前記幅広絶縁部は、前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ティース絶縁部から離れた他端であって且つ前記突出部に係止される係止端を有している、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の固定子。
  8. 前記幅広絶縁部は、前記軸方向に対して交差する方向に前記係止端から延びる延伸絶縁部を有し、
    前記延伸絶縁部は前記軸方向における一対の前記突出部の間から突出している、
    請求項7に記載の固定子。
  9. 前記絶縁シートは、
    前記軸方向及び前記径方向に対して交差する交差方向において前記ヨーク絶縁部の一端よりも前記ティースから離れた前記ヨーク絶縁部の他端に接続され且つ前記コイルを覆うコイル絶縁部と、
    前記ヨーク絶縁部と前記コイル絶縁部との間にて前記軸方向に延びる折り目と、を有している、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の固定子。
  10. 前記絶縁シートは、前記軸方向に対して直交する面について対称な形状を有している、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の固定子。
  11. 請求項1~4のいずれか一項に記載の固定子を備えている、電動機。
  12. 請求項11に記載の電動機を備えている、応用機器。
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