JP7843871B2 - 空気調和機、学習装置及び推論装置 - Google Patents

空気調和機、学習装置及び推論装置

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Description

本開示は、空気調和機、学習装置及び推論装置に関する。
従来の空気調和機は、運転中にエラーが発生した際のメンテナンスのために空気調和機のログを記憶媒体に書き込んでいる。従来の空気調和機は、交流の電源電圧を脈流に整流するダイオードブリッジと、脈流の電圧を平滑する電解コンデンサと、各電源電圧を供給する電源供給部と、アクチュエータを制御するメインマイクロコンピュータと、空気調和の運転のログなどを記憶する記憶媒体と、レベルシフト部を介して記憶媒体にログを記憶させるサブマイクロコンピュータと、停電時にメインマイクロコンピュータ及びサブマイクロコンピュータの処理を停止させる電源同期信号部とを有する。
特許文献1は、電源電圧が閾値未満に低下したことを検出すると、低電圧検出フラグをセットする低電圧検出部と、低電圧検出フラグがリセット状態であることを条件に上書き行う制御部とを有する空調コントローラを開示している。
特開2021-55875号公報
従来の空気調和機は、サブマイクロコンピュータからレベルシフト部を介して記憶媒体にログなどのデータを書き込む。そのため、従来の空気調和機には、データがレベルシフト部を介して伝達されることによる通信の遅延及び当該通信へのノイズの影響が生じるという問題がある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、サブマイクロコンピュータと記憶媒体との通信の遅延及び当該通信へのノイズの影響を改善することができる空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る空気調和機は、交流の電源電圧を脈流に整流するダイオードブリッジと、ダイオードブリッジによって整流された脈流の電圧を平滑する電解コンデンサと、電解コンデンサによって平滑された電圧を直流の第1の電圧に変換する第1電源供給部と、第1電源供給部によって得られた直流の第1の電圧を降下させて直流の第2の電圧を得る第2電源供給部と、第2電源供給部によって得られた直流の第2の電圧を用いて空気調和の運転を制御するメインマイクロコンピュータとを有する。本開示に係る空気調和機は、第2電源供給部によって得られた直流の第2の電圧を降下させて直流の第3の電圧を得る第3電源供給部と、第3電源供給部によって得られた直流の第3の電圧を用いて空気調和に関連するデータを記憶する記憶媒体と、第3電源供給部によって得られた直流の第3の電圧を用いて記憶媒体にデータを記憶させるサブマイクロコンピュータと、第2電源供給部によって得られた直流の第2の電圧を用いて停電時にメインマイクロコンピュータ及びサブマイクロコンピュータの処理を停止させるための信号を出力する電源同期信号部と、電源同期信号部が出力する信号を直流の第3の電圧の信号に変換して直流の第3の電圧の信号をサブマイクロコンピュータに出力するレベルシフト部とを更に有する。
本開示に係る空気調和機は、サブマイクロコンピュータと記憶媒体との通信の遅延及び当該通信へのノイズの影響を改善することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る空気調和機の構成を示す図 実施の形態2に係る空気調和機の構成を示す図 実施の形態2に係る空気調和機が有する給電保護回路の構成を示す図 実施の形態3に係る空気調和機の構成を示す図 実施の形態3に係る空気調和機が有するレベルシフト部の構成を示す図 実施の形態4に係る空気調和機が有する電源同期信号部の構成を示す図 実施の形態4に係る空気調和機が有する電源同期信号部が行う制御の手順を示すフローチャート 実施の形態4の空気調和機の電源同期信号部が有するフォトカプラにおける電圧の波形を示す図 実施の形態6に係る学習装置の構成を示す図 実施の形態6に係る学習装置の学習処理の手順を示すフローチャート 実施の形態6に係る推論装置の構成を示す図 実施の形態6に係る推論装置の動作の手順を示すフローチャート 実施の形態1に係る空気調和機が有する第1電源供給部、アクチュエータ駆動部、第2電源供給部、アクチュエータ制御部、第3電源供給部、電源同期信号部及びレベルシフト部の少なくとも一部の機能がプロセッサによって実現される場合のプロセッサを示す図 実施の形態1に係る空気調和機が有する第1電源供給部、アクチュエータ駆動部、第2電源供給部、アクチュエータ制御部、第3電源供給部、電源同期信号部及びレベルシフト部の少なくとも一部が処理回路によって実現される場合の処理回路を示す図
以下に、実施の形態に係る空気調和機、学習装置及び推論装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、実施の形態1に係る空気調和機1の構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る空気調和機1の構成を示す図である。空気調和機1は、冷凍サイクル装置である。空気調和機1は、基板101を有する。図1は、基板101の内部の構成を示している。基板101は、交流の電源電圧を供給する交流電源102を有する。例えば、交流の電源電圧は、200Vから240Vまでのいずれかの電圧である。基板101は、交流電源102から供給される交流の電源電圧を脈流に整流するダイオードブリッジ103を更に有する。
基板101は、ダイオードブリッジ103によって整流された脈流の電圧を平滑する電解コンデンサ104を更に有する。電解コンデンサ104は、瞬時停電により瞬間的な電圧低下が生じた場合に基板101に含まれるすべての構成要素を保護するためにも用いられる。電解コンデンサ104の容量は比較的大きく、例えば、電解コンデンサ104はスーパーキャパシタである。
基板101は、電解コンデンサ104によって平滑された電圧を直流の第1の電圧に変換する第1電源供給部105を更に有する。例えば、第1の電圧は12Vである。例えば、第1電源供給部105は回路によって実現される。基板101は、図示されていないアクチュエータを駆動するためのアクチュエータ駆動部106を更に有する。第1電源供給部105は、直流の第1の電圧をアクチュエータ駆動部106に供給する。基板101は、第1電源供給部105によって得られた直流の第1の電圧を降下させて直流の第2の電圧を得る第2電源供給部107を更に有する。例えば、第2の電圧は5Vである。例えば、第2電源供給部107は回路によって実現される。
基板101は、空気調和の運転を制御するメインマイクロコンピュータ108と、アクチュエータ駆動部106を制御するアクチュエータ制御部109とを更に有する。例えば、アクチュエータ制御部109は回路によって実現される。基板101は、第2電源供給部107によって得られた直流の第2の電圧を降下させて直流の第3の電圧を得る第3電源供給部110を更に有する。例えば、第3の電圧は3.3Vである。例えば、第3電源供給部110は回路によって実現される。
基板101は、空気調和に関連するデータを記憶する記憶媒体111と、記憶媒体111にデータを記憶させるサブマイクロコンピュータ112とを更に有する。例えば、記憶媒体111は半導体メモリによって実現される。例えば、記憶媒体111はSDカードによって実現される。記憶媒体111は、空気調和機1の運転のログ及び空気調和についての設定などのデータを記録するために用いられる。基板101は、停電時にメインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112の処理を停止させるための信号を出力する電源同期信号部113を更に有する。例えば、電源同期信号部113は回路によって実現される。
第2電源供給部107は、メインマイクロコンピュータ108、アクチュエータ制御部109及び電源同期信号部113に直流の第2の電圧を供給する。メインマイクロコンピュータ108、アクチュエータ制御部109及び電源同期信号部113の各々は、第2電源供給部107によって得られた直流の第2の電圧を用いて動作する。電源同期信号部113が出力する信号は、直流の第2の電圧の信号である。第3電源供給部110は、記憶媒体111及びサブマイクロコンピュータ112に直流の第3の電圧を供給する。記憶媒体111及びサブマイクロコンピュータ112の各々は、第3電源供給部110によって得られた直流の第3の電圧を用いて動作する。
基板101は、停電時にメインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112の処理を停止させるために電源同期信号部113が出力する直流の第2の電圧の信号を、直流の第3の電圧が供給されるサブマイクロコンピュータ112に対応する直流の第3の電圧の信号に変換するレベルシフト部114を更に有する。例えば、レベルシフト部114は回路によって実現される。レベルシフト部114は、変換によって得られた直流の第3の電圧の信号をサブマイクロコンピュータ112に出力する。
次に、空気調和機1の動作を説明する。ダイオードブリッジ103は、交流電源102から供給される交流の電源電圧を脈流に整流し、電解コンデンサ104は、ダイオードブリッジ103によって整流された脈流の電圧を平滑する。第1電源供給部105は、電解コンデンサ104によって平滑された電圧を直流の第1の電圧に変換し、アクチュエータ駆動部106に直流の第1の電圧を供給する。アクチュエータ駆動部106は、直流の第1の電圧をもとに動作する。
第2電源供給部107は、第1電源供給部105によって得られた直流の第1の電圧を降下させて直流の第2の電圧を得て、メインマイクロコンピュータ108、アクチュエータ制御部109及び電源同期信号部113に直流の第2の電圧を供給する。第3電源供給部110は、第2電源供給部107によって得られた直流の第2の電圧を降下させて直流の第3の電圧を得て、記憶媒体111及びサブマイクロコンピュータ112に直流の第3の電圧を供給する。
サブマイクロコンピュータ112は、空気調和機1の運転のログ及び空気調和についての設定などの空気調和に関連するデータを記憶媒体111に出力する。記憶媒体111は、サブマイクロコンピュータ112から出力されたデータを受け取って記憶する。記憶媒体111は、データの記憶が終了すると、データの記憶が終了したことを示す信号をサブマイクロコンピュータ112に出力する。記憶媒体111がデータを記憶している最中に停電が発生した場合、記憶媒体111がデータを記憶することを終了するまで給電電圧を維持するために、基板101は電解コンデンサ104を有する。
電源同期信号部113は、交流電源102が遮断された場合、メインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112の処理を停止させるための信号を出力する。当該信号によりメインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112の処理が停止し、それによりアクチュエータ制御部109及び記憶媒体111の動作が停止する。その結果、基板101が有するすべての構成要素は保護される。
ところで、サブマイクロコンピュータ112と電源同期信号部113とでは電源系統が異なる。そのため、レベルシフト部114は、交流電源102が遮断された場合、メインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112の処理を停止させるために電源同期信号部113が出力する直流の第2の電圧の信号を、直流の第3の電圧が供給されるサブマイクロコンピュータ112に対応する直流の第3の電圧の信号に変換する。レベルシフト部114は、変換によって得られた直流の第3の電圧の信号をサブマイクロコンピュータ112に出力する。
上述の通り、空気調和機1では、記憶媒体111の電源系統とサブマイクロコンピュータ112の電源系統とは同じである。そのため、空気調和機1では、記憶媒体111とサブマイクロコンピュータ112との間に電圧を変換するためのレベルシフタ回路を設ける必要はない。つまり、レベルシフタ回路を介することなく、サブマイクロコンピュータ112は記憶媒体111と通信を行うことができる。すなわち、空気調和機1は、通信速度を向上させることができるとともに、記憶媒体111及びサブマイクロコンピュータ112の電源系統と異なる電源系統からのノイズの影響を少なくすることができる。したがって、実施の形態1に係る空気調和機1は、サブマイクロコンピュータ112と記憶媒体111との通信の遅延及び当該通信へのノイズの影響を改善することができる。
実施の形態2.
実施の形態1に係る空気調和機1は、サブマイクロコンピュータ112と記憶媒体111との通信の速度を向上させることができるとともに、サブマイクロコンピュータ112及び記憶媒体111の電源系統と異なる電源系統からの当該通信へのノイズの影響を少なくすることができる。空気調和機1では、電解コンデンサ104が第1の電圧、第2の電圧及び第3の電圧のすべての消費電流に関わり、かつ記憶媒体111がデータを記憶し終わるまでの時間電圧を供給することを可能とするために、静電容量が数十ミリファラドである比較的大容量の電解コンデンサ104が必要となる。例えば、第1の電圧は12Vであり、第2の電圧は5Vであり、第3の電圧は3.3Vである。
次に、停電時に第3の電圧の系の給電のみを一時的に維持するための実施の形態2を説明する。実施の形態2では、実施の形態1との相違点を主に説明する。図2は、実施の形態2に係る空気調和機2の構成を示す図である。空気調和機2は、基板201を有する。図2は、基板201の内部の構成を示している。基板201は、電解コンデンサ104及び第3電源供給部110を除き、実施の形態1に係る空気調和機1の基板101が有するすべての構成要素を有する。
基板201は、電解コンデンサ104の代わりに電解コンデンサ104の静電容量より小さい静電容量を持つ電解コンデンサ204を有し、第3電源供給部110の代わりに第1電源供給部105によって得られた直流の第1の電圧を降下させて直流の第3の電圧を得る第3電源供給部210を有する。例えば、第3電源供給部210は回路によって実現される。
基板201は、第1電源供給部105と第3電源供給部210との間に位置していて第1電源供給部105及び第3電源供給部210に接続されている給電保護回路215を更に有する。第1電源供給部105によって得られた直流の第1の電圧が給電保護回路215を介して第3電源供給部210に供給され、第3電源供給部210は、第1電源供給部105によって得られた直流の第1の電圧を降下させて直流の第3の電圧を得て、直流の第3の電圧をサブマイクロコンピュータ112及び記憶媒体111に供給する。給電保護回路215は、第1電源供給部105によって得られた直流の第1の電圧を用いて充電する機能を有する。給電保護回路215は、停電時に放電を行って第3電源供給部210が直流の第3の電圧をサブマイクロコンピュータ112及び記憶媒体111に供給することを可能にする。実施の形態2では、第2電源供給部107は第3電源供給部210に接続されていない。
図3は、実施の形態2に係る空気調和機2が有する給電保護回路215の構成を示す図である。給電保護回路215は、直流の第1の電圧301を用いて充電する電解コンデンサ305を有する。電解コンデンサ305の静電容量は、第3の電圧の消費電流と記憶媒体111がデータを記憶し終えるまでの時間とが考慮されて決定される。例えば、第3の電圧は3.3Vであり、電解コンデンサ305の静電容量は数千マイクロファラドである。
給電保護回路215において、ダイオード302,303,306は電解コンデンサ305に逆電圧がかかることを防止するために実装されており、抵抗304は電源投入時の突入電流が電解コンデンサ305に流れることを抑制するために実装されている。電源が遮断された場合、電解コンデンサ305は放電を開始し、当該放電により、出力部307を介して第3電源供給部210に向けて直流の第1の電圧が供給される。
実施の形態2に係る空気調和機2は、給電保護回路215を有するので、記憶媒体111がデータを記憶し終わるまで直流の第3の電圧がサブマイクロコンピュータ112及び記憶媒体111に供給されることを維持することができる。すなわち、停電が発生しても、空気調和機2は、記憶媒体111がデータを記憶し終わるまでサブマイクロコンピュータ112及び記憶媒体111に直流の第3の電圧を供給し続けることができる。
上述の通り、実施の形態2に係る空気調和機2は、停電時に第3電源供給部210に直流の第3の電圧を供給することを可能にする給電保護回路215を有するので、電解コンデンサ204の静電容量を、瞬時停電時のサブマイクロコンピュータ112及び記憶媒体111を保護するために必要な静電容量、例えば数十マイクロファラドの静電容量に抑えることができる。つまり、空気調和機2では、コストが相対的に高いスーパーキャパシタは不要であり、コストを抑えることができる通常の電解コンデンサを電解コンデンサ204として実装することができる。すなわち、空気調和機2は、記憶媒体111及びサブマイクロコンピュータ112に給電するための電解コンデンサ204の静電容量を実施の形態1の電解コンデンサ104の静電容量より小さい静電容量にすることができ、ひいては製造コストを抑えることができる。
実施の形態3.
上述の通り、実施の形態2に係る空気調和機2は、給電保護回路215を有するので、電解コンデンサ204の静電容量を小さくすることができ、ひいては実施の形態1に係る空気調和機1より製造コストを抑制することができる。空気調和機2では、サブマイクロコンピュータ112の電源系統が電源同期信号部113の電源系統と異なるので、電源同期信号部113が出力する直流の第2の電圧の信号を、直流の第3の電圧が供給されるサブマイクロコンピュータ112に対応する直流の第3の電圧の信号に変換するレベルシフト部114を有する。実施の形態3では、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタを含むレベルシフト部を有する構成を説明する。実施の形態3では、実施の形態2との相違点を主に説明する。
図4は、実施の形態3に係る空気調和機3の構成を示す図である。空気調和機3は、基板401を有する。図4は、基板401の内部の構成を示している。基板401は、レベルシフト部114を除き、実施の形態2に係る空気調和機2の基板201が有するすべての構成要素を有する。基板401は、レベルシフト部114の代わりに、停電時にメインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112の処理を停止させるために電源同期信号部113が出力する直流の第2の電圧の信号を、直流の第3の電圧が供給されるサブマイクロコンピュータ112に対応する直流の第3の電圧の信号に変換するレベルシフト部414を有する。レベルシフト部414は、電圧を変換するための金属酸化膜半導体電界効果トランジスタを有する。
図5は、実施の形態3に係る空気調和機3が有するレベルシフト部414の構成を示す図である。図5には、交流電源102、メインマイクロコンピュータ108、サブマイクロコンピュータ112及び電源同期信号部113も示されている。電源同期信号部113は、フォトカプラ500を有する。電源同期信号部113からの直流の第2の電圧のHi信号又はLo信号が、メインマイクロコンピュータ108とサブマイクロコンピュータ112とに向けて出力される。電源同期信号部113とサブマイクロコンピュータ112との間には、レベルシフト部414が配置されている。レベルシフト部414は、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501と、直流の第3の電圧502を出力させるためのプルアップ抵抗503と、ダイオード504とが実装されている回路である。
電源同期信号部113から第2の電圧のHi信号が出力された場合、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501のドレインはプルアップされた状態であるため、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501のゲートとソースとの間の電圧が閾値以下になって金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501はオフとなり、プルアップ抵抗503を介した直流の第3の電圧502のHi信号がサブマイクロコンピュータ112のポートに入力される。
他方、電源同期信号部113から直流の第2の電圧のLo信号が出力された場合、ダイオード504におけるわずかな電圧降下によって金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501のソースが部分的にプルダウンされた状態となる。そのため、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501のゲートとソースとの間の電圧が金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501の閾値を超えて上昇して金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501がオンとなり、ドレインとソースとが導通し、直流の第3の電圧502のLo信号がサブマイクロコンピュータ112のポートに入力される。
上述のように、実施の形態3に係る空気調和機3は、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ501、プルアップ抵抗503及びダイオード504を含むレベルシフト部414を有するので、部品単価が比較的高いレベルシフト部114を必要とせず、部品のコストを抑制することができる。
実施の形態4.
上述の通り、実施の形態3に係る空気調和機3は、フォトカプラ500を含む電源同期信号部113を有する。フォトカプラ500には、入力側に一つのフォトダイオードが配置されている。実施の形態4では、電源同期信号部は、逆並列接続された二つのフォトダイオードを含むフォトカプラを有する。
図6は、実施の形態4に係る空気調和機が有する電源同期信号部413の構成を示す図である。図6には、交流電源102、メインマイクロコンピュータ108、サブマイクロコンピュータ112及びレベルシフト部414も示されている。電源同期信号部413は、逆並列接続された二つのフォトダイオードを含むフォトカプラ601と、プルアップ抵抗602とを有する。
図7は、実施の形態4に係る空気調和機が有する電源同期信号部413が行う制御の手順を示すフローチャートである。電源同期信号部413は、メインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112が電源同期信号を受信することができているか否かを判断する(S1)。電源同期信号は、電源同期信号部413が出力する直流の第2の電圧の信号、又は当該信号が直流の第3の電圧の信号に変換された場合の信号である。電源同期信号部413は、メインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112が電源同期信号を受信することができていると判断した場合(S1でYes)、制御を終了する。
電源同期信号部413は、メインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112が電源同期信号を受信することができていないと判断した場合(S1でNo)、メインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112が行っているアクチュエータの制御及び記憶媒体111へのデータの書き込みを停止させる(S2)。
交流電源102から供給される交流電圧によって、フォトカプラ601の内部のトランジスタがオン又はオフになる。トランジスタがオンである場合、直流の第2の電圧をもとにプルアップ抵抗602からトランジスタのエミッタに電流が流れ、コレクタの電圧が下がり、電源同期信号部413から直流の第2の電圧のLo信号が出力される。当該Lo信号がメインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112に伝達され、メインマイクロコンピュータ108及びサブマイクロコンピュータ112は当該Lo信号をもとに動作する。当該Lo信号は、サブマイクロコンピュータ112に伝達される場合、レベルシフト部414を介してサブマイクロコンピュータ112に伝達される。
フォトカプラ601が有する二つのフォトダイオードが逆並列接続されているので、交流電源102から供給される交流電圧は、図8の上側のグラフに示されるように脈流に整流される。マイクロコンピュータの入力側の電圧は、Hi信号とLo信号とで形成される矩形波の電圧となる。図8は、実施の形態4の空気調和機の電源同期信号部413が有するフォトカプラ601における電圧の波形を示す図である。図8の上側のグラフは、フォトカプラ601のフォトダイオード側の脈流の電圧波形801を示している。図8の下側のグラフは、マイクロコンピュータの入力側の矩形の電圧波形802を示している。
実施の形態4に係る空気調和機が有する電源同期信号部413が逆並列接続された二つのフォトダイオードを含むフォトカプラ601を有するので、順方向のフォトダイオードのみを含むフォトカプラ500が用いられる場合より、電源同期信号のHi及びLoの電圧の周期が半減する。そのため、実施の形態4に係る空気調和機は、停電時の検出時間を短くすることができる。
実施の形態5.
実施の形態1から4まででは、例えば、記憶媒体111はSDカードによって実現される。実施の形態5では、記憶媒体111はマイクロSDカード又はフラッシュメモリによって実現される。記憶媒体111がマイクロSDカード又はフラッシュメモリによって実現されることにより、記憶媒体111の基板101,201,401に対する占有率が減り、基板101,201,401のサイズを小さくすることができる。
実施の形態6.
図9は、実施の形態6に係る学習装置6の構成を示す図である。学習装置6は、空気調和機の運転状態と当該空気調和機の電源が遮断された際の時間履歴とを含む学習用データを用いて、当該空気調和機が停電する時間帯と停電時に必要となる運転の設定とを推論するための学習済モデルを生成する。後に学習装置6と対になる推論装置7を説明するが、学習装置6は学習フェーズの装置である。例えば、実施の形態6に係る空気調和機は、実施の形態1から実施の形態5までのいずれかの実施の形態に係る空気調和機であってもよい。
学習装置6は、空気調和機の運転状態と当該空気調和機の電源が遮断された際の時間履歴とを含む学習用データを取得するデータ取得部61を有する。例えば、運転状態は、周囲温度、目標設定温度、冷媒回路の温度、各水回路の温度、ポンプ流量、外部入力信号、及びヒータの状態等のデータであって、データ取得部61の内部の記憶媒体611に毎分記録される。例えば、記憶媒体611は半導体メモリによって実現される。電源が遮断された際の時間履歴は、図9では「電源遮断履歴」と記載されており、以下では「電源遮断履歴」と記載される。電源遮断履歴について、電源電圧が低下して空気調和機が有するメインマイクロコンピュータ及びサブマイクロコンピュータが電源同期信号の消失と判定した場合に電源の供給が遮断した時間帯が記憶媒体611に記録される。
学習装置6は、データ取得部61によって取得された学習用データを用いて空気調和機が停電する時間帯と停電時に必要となる運転の設定とを推論するための学習済モデルを生成するモデル生成部62を更に有する。モデル生成部62は、運転状態及び電源遮断履歴を含む学習用データをもとに、停電する時間帯を学習する。更に言うと、モデル生成部62は、空気調和機の電源遮断履歴を用いて停電する時間帯を推論する学習済モデルを生成する。
モデル生成部62は、学習アルゴリズムとして、教師あり学習、教師なし学習、又は強化学習等の公知のアルゴリズムを用いることができる。一例として、モデル生成部62が強化学習を用いる場合について説明する。強化学習では、ある環境内におけるエージェントが、現在の状態を観測し、取るべき行動を決定する。エージェントは行動主体であり、現在の状態は環境のパラメータである。エージェントの行動により環境が動的に変化し、エージェントには環境の変化に応じて報酬が与えられる。エージェントの行動の変化が繰り返され、モデル生成部62は、エージェントの一連の行動を通じて報酬が最も多く得られる行動方針を学習する。強化学習の代表的な手法として、Q学習及びTD学習が知られている。例えば、Q学習では、行動価値関数Q(s,a)の一般的な更新式は下記の式(1)で表される。
式(1)において、sは時刻tにおける環境の状態を表し、aは時刻tにおける行動を表す。行動aにより、状態はst+1に変わる。rt+1は状態の変化によって与えられる報酬を表し、γは割引率を表し、αは学習係数を表す。なお、γの範囲は0<γ≦1であり、αの範囲は0<α≦1である。運転操作が行動aとなり、電源遮断履歴が状態sとなり、モデル生成部62は、時刻の状態sにおける最良の行動aが学習する。
式(1)の更新式は、時刻t+1における最もQ値の高い行動aの行動価値Qが、時刻tにおいて実行された行動aの行動価値Qよりも大きければ、行動価値Qを大きくし、逆の場合、行動価値Qを小さくする。換言すれば、時刻tにおける行動aの行動価値Qを時刻t+1における最良の行動価値に近づけるように、行動価値関数Q(s,a)は更新される。それにより、ある環境における最良の行動価値が、それ以前の環境における行動価値に順次伝播していく。
強化学習によって学習済モデルを生成するモデル生成部62は、報酬計算部621と、関数更新部622とを有する。
報酬計算部621は、運転状態及び電源遮断履歴をもとに報酬を計算する。報酬計算部621は、電源遮断履歴における設定温度と周囲温度との差をもとに、報酬rを計算する。例えば、設定温度と周囲温度との差が小さい場合には報酬rを増大させ、例えば「1」の報酬を与え、他方、設定温度と周囲温度との差が大きい場合には報酬rを低減する、例えば「-1」の報酬を与える。
関数更新部622は、報酬計算部621によって計算される報酬にしたがって、停電する時間帯と停電時に必要となる運転の設定とを決定するための関数を更新し、学習済モデル記憶部63に学習済モデルを出力する。学習済モデル記憶部63は、学習装置6の外部に位置している。例えば、学習済モデル記憶部63は半導体メモリによって実現される。例えばQ学習では、関数更新部622は、式(1)で表される行動価値関数Q(s,a)を停電時間帯と運転の設定とを算出するための関数として用いる。
学習装置6は、上述のような学習を繰り返し実行する。学習済モデル記憶部63は、関数更新部622によって更新された行動価値関数Q(s,a)、すなわち、学習済モデルを記憶する。
次に、図10を用いて、学習装置6が学習する処理について説明する。図10は、実施の形態6に係る学習装置6の学習処理の手順を示すフローチャートである。
ステップS11において、データ取得部61は、運転状態及び電源遮断履歴を学習用データとして取得する。
ステップS12において、モデル生成部62は、運転状態及び電源遮断履歴をもとに報酬を計算する。具体的には、報酬計算部621は、運転状態及び電源遮断履歴を取得し、推論される停電時間帯における設定温度と周囲温度や給湯温度との差をもとに報酬を増加させるか又は報酬を減じるかを判断する。
報酬計算部621は、報酬を増大させると判断した場合、例えば設定温度と周囲温度や給湯温度との差が基準より小さい場合、ステップS13において報酬を増大させる。報酬計算部621は、報酬を減少させると判断した場合、例えば設定温度と周囲温度や給湯温度との差が基準より大きい場合、ステップS14において報酬を減少させる。
ステップS15において、関数更新部622は、報酬計算部621によって計算された報酬をもとに、学習済モデル記憶部63が記憶する式(1)で表される行動価値関数Q(s,a)を更新する。
学習装置6は、上述のステップS11からステップS15までの各動作を繰り返し実行し、生成された行動価値関数Q(s,a)を学習済モデルとして記憶する。
実施の形態6に係る学習装置6は、学習済モデルを学習装置6の外部に設けられた学習済モデル記憶部63に記憶するが、学習済モデル記憶部63を内部に有していてもよい。
図11は、実施の形態6に係る推論装置7の構成を示す図である。推論装置7は、空気調和機5に関する推論装置である。更に言うと、推論装置7は、学習装置6によって生成された学習済モデルを活用する活用フェーズの装置であって、学習装置6と対になっている。例えば、空気調和機5は、空気調和又は給湯を行う装置である。図7には、空気調和機5も示されている。
推論装置7は、空気調和機5の運転状態を取得するデータ取得部71を有する。更に言うと、データ取得部71は、空気調和機5の現在の運転状態を取得する。運転状態とは、ユーザが設定した空調モードや給湯モードにおける設定温度等の状態のことである。
推論装置7は、空気調和機5が停電する時間帯と停電時に必要となる運転の設定とを推論するための学習済モデルを用いて、データ取得部71によって取得された運転状態をもとに、停電する時間帯と停電時に必要となる運転の設定とを推論する推論部72を更に有する。推論部72は、上記の学習済モデルに、データ取得部71によって取得された運転状態を入力することで、推論される停電時間帯までに空気調和機5の状態が目標となる運転状態に到達するように事前に空気調和機5の運転を制御する設定を推論することができる。推論部72は、運転を制御する設定を空気調和機5に出力する。
例えば、推論部72は、空気調和機5が停電する時間帯と停電時に必要となる運転の設定とを推論するための学習済モデルを用いて、データ取得部71によって取得された運転状態をもとに、停電時間帯までに空気調和機5が行う空気調和の対象の空間の温度が設定温度に到達するように運転を制御させる信号を空気調和機5が有するメインマイクロコンピュータへ出力する。推論部72は、データ取得部71によって取得された運転状態をもとに、停電時間帯に急激な電流遮断が発生しないように空気調和機5が有するヒータ及びポンプを一時的に制御させる信号をメインマイクロコンピュータへ出力する。
なお、実施の形態6では、推論装置7は、学習装置6のモデル生成部62が学習した学習済モデルを用いて推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に空気調和機5の運転を制御する設定を出力する。しかしながら、推論装置7は、学習装置6のモデル生成部62以外の装置から学習済モデルを取得し、当該学習済モデルを用いて推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に空気調和機5の運転を制御する設定を出力してもよい。
次に、図12を用いて、推論装置7が推論する停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に空気調和機5の運転を制御する設定を得るための処理を説明する。図12は、実施の形態6に係る推論装置7の動作の手順を示すフローチャートである。図12は、推論装置7が出力する設定に対応して行われる空気調和機5の動作の手順も示している。
ステップS21において、データ取得部71は、現在の運転状態を取得する。
ステップS22において、推論部72は、学習済モデル記憶部63に記憶された学習済モデルに現在の運転状態を入力し、推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に空気調和機5の運転を制御する設定を得る。ステップS23において、推論部72は、推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に運転を制御する設定を空気調和機5に出力する。
ステップS24において、空気調和機5のメインマイクロコンピュータは、推論部72から出力された設定であって推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に空気調和機5の運転を制御する設定を用いて、ファンの回転数、ポンプの流量、及びヒータの駆動を制御する。これにより、推論される停電時間帯までに必要となる空気調和や給湯の環境を構築することができる。
なお、学習装置6及び推論装置7は、例えば、通信ネットワークを介して空気調和機5に接続される装置であってもよい。つまり、学習装置6及び推論装置7は、空気調和機5と別個の装置であってもよい。学習装置6及び推論装置7は、空気調和機5に内蔵されていてもよい。さらに、学習装置6及び推論装置7は、クラウドサーバ上に存在していてもよい。
モデル生成部62は、複数の空気調和機から取得される学習用データを用いて、推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に制御対象の空気調和機の運転を制御する設定を学習してもよい。モデル生成部62は、同一のエリアで使用される複数の空気調和機から学習用データを取得してもよいし、異なるエリアで独立して動作する複数の空気調和機から収集される学習用データを利用して推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に制御対象の空気調和機の運転を制御する設定を学習してもよい。また、学習用データを収集する空気調和機を、動作の途中で学習装置6及び推論装置7に追加したり学習装置6及び推論装置7から除去したりすることも可能である。さらに、ある空気調和機に関して推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に運転を制御する設定を学習した学習装置が上記のある空気調和機とは別の空気調和機に適用されてもよい。その場合、当該学習装置は、当該別の空気調和機に関して推論される停電時間帯までに目標となる運転状態に到達するように事前に運転を制御する設定を再学習して更新してもよい。
図13は、実施の形態1に係る空気調和機1が有する第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の少なくとも一部の機能がプロセッサ97によって実現される場合のプロセッサ97を示す図である。つまり、第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の少なくとも一部の機能は、メモリ98に格納されるプログラムを実行するプロセッサ97によって実現されてもよい。プロセッサ97は、CPU(Central Processing Unit)、処理システム、演算システム、マイクロプロセッサ、又はDSP(Digital Signal Processor)である。図13には、メモリ98も示されている。
第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の少なくとも一部の機能がプロセッサ97によって実現される場合、当該一部の機能は、プロセッサ97と、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせとによって実現される。ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ98に格納される。プロセッサ97は、メモリ98に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の少なくとも一部の機能を実現する。
第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の少なくとも一部の機能がプロセッサ97によって実現される場合、空気調和機1は、第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114によって実行されるステップの少なくとも一部が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ98を有する。メモリ98に格納されるプログラムは、第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114が実行する手順又は方法の少なくとも一部をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
メモリ98は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性若しくは揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク又はDVD(Digital Versatile Disk)等である。
図14は、実施の形態1に係る空気調和機1が有する第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の少なくとも一部が処理回路99によって実現される場合の処理回路99を示す図である。つまり、第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の少なくとも一部は、処理回路93によって実現されてもよい。
処理回路99は、専用のハードウェアである。処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらを組み合わせたものである。
第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の一部は、残部とは別個の専用のハードウェアによって実現されてもよい。
第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の複数の機能について、当該複数の機能の一部がソフトウェア又はファームウェアで実現され、当該複数の機能の残部が専用のハードウェアで実現されてもよい。このように、第1電源供給部105、アクチュエータ駆動部106、第2電源供給部107、アクチュエータ制御部109、第3電源供給部110、電源同期信号部113及びレベルシフト部114の複数の機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって実現することができる。
実施の形態2の第3電源供給部210及び実施の形態4の電源同期信号部413の各々の機能は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサによって実現されてもよい。当該メモリは、メモリ98と同様のメモリである。当該プロセッサは、プロセッサ97と同様のプロセッサである。第3電源供給部210及び電源同期信号部413の各々は、処理回路によって実現されてもよい。当該処理回路は、処理回路99と同様の処理回路である。
実施の形態6に係る学習装置6が有するデータ取得部61及びモデル生成部62の少なくとも一部の機能は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサによって実現されてもよい。当該メモリは、メモリ98と同様のメモリである。当該プロセッサは、プロセッサ97と同様のプロセッサである。データ取得部61及びモデル生成部62の少なくとも一部は、処理回路によって実現されてもよい。当該処理回路は、処理回路99と同様の処理回路である。
実施の形態6に係る推論装置7が有するデータ取得部71及び推論部72の少なくとも一部の機能は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサによって実現されてもよい。当該メモリは、メモリ98と同様のメモリである。当該プロセッサは、プロセッサ97と同様のプロセッサである。データ取得部71及び推論部72の少なくとも一部は、処理回路によって実現されてもよい。当該処理回路は、処理回路99と同様の処理回路である。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略又は変更することも可能である。
1,2,3,5 空気調和機、6 学習装置、7 推論装置、61,71 データ取得部、62 モデル生成部、63 学習済モデル記憶部、72 推論部、97 プロセッサ、98 メモリ、99 処理回路、101,201,401 基板、102 交流電源、103 ダイオードブリッジ、104,204,305 電解コンデンサ、105 第1電源供給部、106 アクチュエータ駆動部、107 第2電源供給部、108 メインマイクロコンピュータ、109 アクチュエータ制御部、110,210 第3電源供給部、111,611 記憶媒体、112 サブマイクロコンピュータ、113,413 電源同期信号部、114,414 レベルシフト部、215 給電保護回路、301 直流の第1の電圧、302,303,306,504 ダイオード、304 抵抗、307 出力部、500,601 フォトカプラ、501 金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、502 直流の第3の電圧、503,602 プルアップ抵抗、621 報酬計算部、622 関数更新部、801,802 電圧波形。

Claims (7)

  1. 交流の電源電圧を脈流に整流するダイオードブリッジと、
    前記ダイオードブリッジによって整流された前記脈流の電圧を平滑する電解コンデンサと、
    前記電解コンデンサによって平滑された電圧を直流の第1の電圧に変換する第1電源供給部と、
    前記第1電源供給部によって得られた前記直流の第1の電圧を降下させて直流の第2の電圧を得る第2電源供給部と、
    前記第2電源供給部によって得られた前記直流の第2の電圧を用いて空気調和の運転を制御するメインマイクロコンピュータと、
    前記第2電源供給部によって得られた前記直流の第2の電圧を降下させて直流の第3の電圧を得る第3電源供給部と、
    前記第3電源供給部によって得られた前記直流の第3の電圧を用いて空気調和に関連するデータを記憶する記憶媒体と、
    前記第3電源供給部によって得られた前記直流の第3の電圧を用いて前記記憶媒体に前記データを記憶させるサブマイクロコンピュータと、
    前記第2電源供給部によって得られた前記直流の第2の電圧を用いて停電時に前記メインマイクロコンピュータ及び前記サブマイクロコンピュータの処理を停止させるための信号を出力する電源同期信号部と、
    前記電源同期信号部が出力する前記信号を前記直流の第3の電圧の信号に変換して前記直流の第3の電圧の信号を前記サブマイクロコンピュータに出力するレベルシフト部と
    を備える空気調和機。
  2. 前記第1電源供給部と前記第3電源供給部との間に位置していて前記第1電源供給部によって得られた前記直流の第1の電圧を用いて充電する機能を有しており停電時に放電を行って前記第3電源供給部が前記直流の第3の電圧を前記サブマイクロコンピュータ及び前記記憶媒体に供給することを可能にする給電保護回路を更に備え、
    前記第3電源供給部は、前記第2電源供給部によって得られた前記直流の第2の電圧を降下させて前記直流の第3の電圧を得ずに、前記第1電源供給部によって得られた前記直流の第1の電圧を降下させて前記直流の第3の電圧を得る
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記レベルシフト部は、電圧を変換するための金属酸化膜半導体電界効果トランジスタを有する
    請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記電源同期信号部は、逆並列接続された二つのフォトダイオードを含むフォトカプラを有する
    請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記記憶媒体は、マイクロSDカード又はフラッシュメモリによって実現される
    請求項4に記載の空気調和機。
  6. 請求項5に記載の空気調和機の電源が遮断された際の時間履歴と前記空気調和機の運転状態とを含む学習用データを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部によって取得された前記学習用データを用いて前記空気調和機が停電する時間帯と停電時に必要となる運転の設定とを推論するための学習済モデルを生成するモデル生成部と
    を備える学習装置。
  7. 請求項5に記載の空気調和機の運転状態を取得するデータ取得部と、
    前記空気調和機が停電する時間帯と停電時に必要となる運転の設定とを推論するための学習済モデルを用いて、前記データ取得部によって取得された前記運転状態をもとに、停電時間帯までに設定温度に到達するように運転を制御させる信号を前記空気調和機が有するメインマイクロコンピュータへ出力する推論部とを備え、
    前記推論部は、前記データ取得部によって取得された前記運転状態をもとに、前記停電時間帯に急激な電流遮断が発生しないように前記空気調和機が有するヒータ及びポンプを一時的に制御させる信号を前記メインマイクロコンピュータへ出力する
    推論装置。
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