JP7846410B2 - 第1無線通信装置及び第2無線通信装置 - Google Patents

第1無線通信装置及び第2無線通信装置

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Description

本発明は、第1無線通信装置及び第2無線通信装置に関する。
近年、無線を利用した無線通信システムが使用されている。無線通信システムは、例えば、工場などの施設内においても使用される。
工場内では、例えば、製造機器や装置と制御監視システムとを無線接続し、IoT(Internet of Things)を使用してデータや制御信号を送受信する。工場内で使用されるIoTを、特にIIoT(Industrial IoT)と呼ぶ場合がある。
IIoTにおいて、例えば、端末装置側でネットワークを構成し、端末装置側GW(UE-GW)が通信を担う場合がある。端末装置におけるトラヒック(データ)は、例えば、定期的(計画的)に発生する(PDT:Periodic Deterministic Traffic)。トラヒックは、例えば、上り無線伝送としてはCG(configured grant)の無線リソース(以降、CGリソースと呼ぶ場合がある)、下り無線伝送としてはSPS(semi-persistent scheduling)を用いて送信される。
IIoTに関する技術としては、以下の先行技術文献に記載されている。
3GPP TS36.133 LTE-A 無線測定仕様 3GPP TS36.300 LTE-A 概要仕様 3GPP TS36.211 LTE-A PHYチャネル仕様 3GPP TS36.212 LTE-A PHY符号化仕様 3GPP TS36.213 LTE-A PHY手順仕様 3GPP TS36.214 LTE-A PHY測定仕様 3GPP TS36.321 LTE-A MAC仕様 3GPP TS36.322 LTE-A RLC仕様 3GPP TS36.323 LTE-A PDCP仕様 3GPP TS36.331 LTE-A RRC仕様 3GPP TS36.413 LTE-A S1仕様 3GPP TS36.423 LTE-A X2仕様 3GPP TS36.425 LTE-A Xn仕様 3GPP TR36.912 NR 無線アクセス概要 3GPP TR38.913 NR 要求条件 3GPP TR38.913 NR 要求条件 3GPP TR38.801 NR ネットワークアーキテクチャ概要 3GPP TR38.802 NR PHY概要 3GPP TR38.803 NR RF概要 3GPP TR38.804 NR L2概要 3GPP TR38.900 NR 高周波概要 3GPP TS38.300 NR 概要仕様 3GPP TS37.340 NR 多元接続概要仕様 3GPP TS38.201 NR PHY仕様概要仕様 3GPP TS38.202 NR PHYサービス概要仕様 3GPP TS38.211 NR PHYチャネル仕様 3GPP TS38.212 NR PHY符号化仕様 3GPP TS38.213 NR PHYデータチャネル手順仕様 3GPP TS38.214 NR PHYコントロールチャネル手順仕様 3GPP TS38.215 NR PHY測定仕様 3GPP TS38.321 NR MAC仕様 3GPP TS38.322 NR RLC仕様 3GPP TS38.323 NR PDCP仕様 3GPP TS37.324 NR SDAP仕様 3GPP TS38.331 NR RRC仕様 3GPP TS38.401 NR アーキテクチャ概要仕様 3GPP TS38.410 NR コアネットワーク概要仕様 3GPP TS38.413 NR コアネットワークAP仕様 3GPP TS38.420 NR Xnインタフェース概要仕様 3GPP TS38.423 NR XnAP仕様 3GPP TS38.470 NR F1インタフェース概要仕様 3GPP TS38.473 NR F1AP仕様
しかし、端末装置において、トラフィックが周期的以外のタイミング(準周期的)に到達することがある(ADT:Aperiodic Deterministic Traffic)。この場合、上述したCGで送信できない場合がある。そこで、ADTデータを送信するために周期的なタイミング以外にCGリソースを割り当てておいたり、DG(dynamic grant)の無線リソースを割り当てたりすることが考えられている。しかし、これの方式では、使用しないCGリソースが多く割り当てることによる無線リソースの使用効率の低下や、DGの無線リソース(以降、DGリソースと呼ぶ場合がある)の使用時の割当シーケンス実行による制御信号のモニタリング処理のオーバヘッドなどが発生する。
そこで、ADTデータの送信において、無線リソースの使用効率の低下、及びモニタリング処理によるオーバヘッドを抑制する、第1無線通信装置及び第2無線通信装置を提供する。
第1無線通信装置であって、事前に設定された無線リソースを利用して第2無線通信装置と通信を行う事前割当型通信において、事前に設定された事前無線リソースのタイミングを、所定の異なるタイミングに調整された、調整無線リソースで送信されたデータを受信できる制御部を有する。
一開示は、ADTのデータ送信において、無線リソースの使用効率の低下、及びモニタリング処理によるオーバヘッドを抑制することができる。
図1は、無線通信システム3における、無線通信の例を示す図である。 図2は、無線リソースの例を示す図である。 図3は、無線通信システム10の構成例を示す図である。 図4は、基地局装置200の構成例を表す図である。 図5は、DG事前割当方式における無線リソースの例を示す図である。 図6は、複数CG事前割当方式における無線リソースの例を示す図である。 図7は、CGシフト方式における無線リソースの例を示す図である。 図8は、端末装置100における、CGシフト方式の処理手順の例を示す図である。 図9は、基地局装置200における、CGシフト方式の処理手順の例を示す図である。 図10は、各フレーム構成の例を示す図である。 図11は、LCHのマッピングの構成の例を示す図である。 図12は、基地局装置200及び端末装置100のシステム動作の例を示す図である。 図13は、シフト不可のリソースを有する無線リソースの例を示す図である。 図14は、シフトするごとに制御信号を送信する例を示す図である。 図15は、PRACHが制御信号となる例を示す図である。 図16は、制御信号を送信しない例を示す図である。 図17は、CGTの値の例を示す図である。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。
無線通信システム3は、第1無線通信装置1と第2無線通信装置2を有する無線通信システムである。第1無線通信装置と第2無線通信装置2は、無線を介して通信を行う。無線通信システム3において、第1無線通信装置と第2無線通信装置2は、事前に設定された無線リソースを使用してデータを送受信する、事前割当型通信を行う。
図1は、無線通信システム3における、無線通信の例を示す図である。図1(A)は、第2無線通信装置2から第1無線通信装置1にデータを送信するシーケンスの例を示す図である。
第2無線通信装置2は、事前に割り当てられた無線リソース(以降、事前無線リソースと呼ぶ場合がある)を使用して、第1無線通信装置1にデータを送信する(S1)。しかし、第2無線通信装置2は、事前無線リソースでデータが送信できない(例えば、データの到着が間に合わない場合など)場合、事前無線リソースを使用しない(S1)。そして、第2無線通信装置2は、事前無線リソースの送信タイミングを後時間に調整し(S2)、調整無線リソースを設定する。第2無線通信装置2は、調整無線リソースを使用し、第1無線通信装置1にデータを送信する(S3)。
図1(B)は、無線リソースの例を示す図である。図2において、無線リソースの横軸は時間(送信タイミング)を示す。第2無線通信装置2は、事前無線リソースの送信タイミング(調整前送信タイミング)を調整し(例えば時間軸後方にシフトし)(S2)、調整無線リソースの送信タイミング(調整後送信タイミング)を設定する。なお、事前無線リソースと調整無線リソースは、例えば、同じ周波数帯域であってもよい。
第1の実施の形態では、事前無線リソースの送信タイミングを調整し、調整無線リソースでデータを送信する。これにより、無線通信システム3では、新たな割当処理を行うことなく、さらに、複数の事前無線リソースをあらかじめ割り当てていることなく、遅延したデータを送信することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態について説明する。
<無線通信システム10について>
図2は、無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、基地局装置200及び端末装置100を有する。無線通信システム10は、例えば、システム内に設置される、IIOTに対応する無線通信システムである。
端末装置100は、システム内の機器(装置)に取り付けられた通信装置である。基地局装置200は、システム内に設置される通信装置である。
基地局装置200は、例えば、様々な通信世代(例えば、5GやBeyond5Gなど)に対応する。また、基地局装置200は、1台で構成されてもよいし、CU(Central Unit)とDU(Distributed Unit)などの複数台で構成されてもよい。
端末装置100は、例えば、定期的にデータを基地局装置200に送信する。端末装置100は、定期的(PDT)なデータ送信において、CGの無線リソースを使用する。さらに、端末装置100は、準定期的(ADT)なデータ送信にも対応する。準定期的なデータ送信とは、例えば、定期的なデータ送信タイミングから遅延して発生したデータの送信を含む。
なお、図2において、端末装置100は1台であるが、複数台存在してもよい。また、以降の実施例において、端末装置100から基地局装置200へのデータ送信を例として説明するが、端末装置100間の通信や、基地局装置200から端末装置100へのデータ送信についても、同様の処理を適用することができる。
<端末装置100の構成例>
図3は、端末装置100の構成例を表す図である。端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)110、ストレージ120、メモリ130、無線通信回路150、及びアンテナ151を有する。
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ120は、端末通信プログラム121、端末制御プログラム122を記憶する。
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用されてもよい。
無線通信回路150は、基地局装置200や他の端末装置100と無線通信を行う装置である。無線通信回路150は、無線通信回路150は、アンテナ151を有する。アンテナ151は、例えば、電波の送受信の方向を制御可能である指向性アンテナを含む。
CPU110は、ストレージ120に記憶されているプログラムを、メモリ130にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各部を構築し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU110は、端末通信プログラム121を実行することで、第2通信部を構築し、端末通信処理を行う。端末通信処理は、基地局装置200や他の端末装置100と無線通信を行う処理である。
CPU110は、端末制御プログラム122を実行することで、第2制御部を構築し、端末制御処理を行う。端末制御処理は、端末装置100の無線通信を制御する処理である。端末装置100は、端末制御処理において、例えば、PDTデータの送信、ADTデータの送信を行う。端末装置100は、ADTデータの送信方式として、例えば、DG事前割当方式、複数CG事前割当方式、CGシフト方式を有する。それぞれの方式の詳細は、以降で説明する。
なお、端末装置100は、必ずしも3つの方式を有しなくてもよく、例えば、CGシフト方式のみ有してもよいし、CGシフト方式と他の1つの方式を有してもよい。
CPU110は、端末制御プログラム122が有するCGシフト方式モジュール1221を実行することで、第2制御部を構築し、CGシフト方式処理を行う。CGシフト方式処理は、CGシフト方式にてADTデータを送信する処理である。
CPU110は、端末制御プログラム122が有するDG事前割当方式モジュール1222を実行することで、第2制御部を構築し、DG事前割当方式処理を行う。DG事前割当方式処理は、DG事前割当方式にてADTデータを送信する処理である。
CPU110は、端末制御プログラム122が有する複数CG事前割当方式モジュール1223を実行することで、第2制御部を構築し、複数CG事前割当方式処理を行う。複数CG事前割当方式処理は、複数CG事前割当方式にてADTデータを送信する処理である。
<基地局装置200の構成例>
図4は、基地局装置200の構成例を表す図である。基地局装置200は、CPU210、ストレージ220、メモリ230、無線通信回路250、及びアンテナ251を有する。
ストレージ220は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ220は、基地局通信プログラム221、基地局制御プログラム222を記憶する。
メモリ230は、ストレージ220に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ230は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用されてもよい。
無線通信回路250は、端末装置100と無線通信を行う装置である。無線通信回路250は、無線通信回路250は、アンテナ251を有する。アンテナ251は、例えば、電波の送受信の方向を制御可能である指向性アンテナを含む。
CPU210は、ストレージ220に記憶されているプログラムを、メモリ230にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各部を構築し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU210は、基地局通信プログラム221を実行することで、通信部を構築し、通信処理を行う。基地局通信処理は、端末装置100と無線通信を行う処理である。基地局装置200は、基地局通信処理において、端末装置100と無線接続し、端末装置100にデータや制御信号を送信したり、端末装置100からデータを受信したりする。
CPU210は、基地局制御プログラム222を実行することで、制御部を構築し、基地局制御処理を行う。基地局制御処理は、基地局装置200が行う無線通信を制御する処理である。基地局装置200は、基地局制御処理において、例えば、PDTデータの受信、ADTデータの受信を行う。基地局装置200は、端末装置100におけるADTデータの送信方式に対応した受信を行う。
CPU210は、基地局制御プログラム222が有するCGシフト方式受信モジュール2221を実行することで、制御部を構築し、CGシフト方式受信処理を行う。CGシフト方式受信処理は、CGシフト方式にて送信されたADTデータを受信する処理である。
CPU210は、基地局制御プログラム222が有するDG事前割当方式受信モジュール2222を実行することで、制御部を構築し、DG事前割当方式受信処理を行う。DG事前割当方式受信処理は、DG事前割当方式にて送信されたADTデータを受信する処理である。
CPU210は、基地局制御プログラム222が有する複数CG事前割当方式受信モジュール2223を実行することで、制御部を構築し、複数CG事前割当方式受信処理を行う。複数CG事前割当方式受信処理は、複数CG事前割当方式にて送信されたADTデータを受信する処理である。
<ADTデータ発生時の無線リソース>
ADTデータ発生時の無線リソースの割当方式ついて説明する。以下、割当方式ごとに説明する。
<1.DG事前割当方式>
図5は、DG事前割当方式における無線リソースの例を示す図である。図5において、縦方向は周波数(f)、横方向は時間(t)を示す。また、図5において、無線リソースはスロット単位で区切られており、上記数値はスロット番号を示す。また、図5において、PDTデータの定期的な送信は、5スロット周期で行われ、事前に割り当てられたCGリソースが使用される。以降の無線リソースに図についても、特にことわりのない限り、図5と同様である。
DG事前割当方式では、ADTデータの送信用として、DGリソースが事前に割り当てられる。PDTデータは、スロット2、7で定期的に送信される。そして、ADTデータを送信するための無線リソースとして、スロット4(PDTデータ送信用のCGリソースより2スロット後ろ)にDGリソースが事前に割り当てられる。
端末装置100は、例えば、トラフィックの到着が遅延したため、スロット2でPDTデータを送信できなかった場合や、新たにデータが発生した場合など、スロット4に割り当てられたDGリソースを使用してデータを送信する。
端末装置100は、DGリソースを使用するため、例えば、SR(Scheduling Requests)/PDCCH(Physical Downlink Control CHannel)を用いてUL grant(無線リソース割当手順)を受信するため、SR手順を基地局装置200との間で実行する。
DG事前割当方式において、基地局装置200及び端末装置100は、無線リソース割当手順において送受信されるメッセージをモニタリングすることで、処理負荷が増大する。また、無線リソース割当手順を実行することで、時間的な制約も発生する。
<2.複数CG事前割当方式>
図6は、複数CG事前割当方式における無線リソースの例を示す図である。
複数CG事前割当方式では、PDTデータの送信用として割り当てられたCGリソース(スロット2、7)以外に、ADTデータの送信用として、CGリソースが事前に割り当てられる。例えば、スロット3及び4(PDTデータ送信用のCGリソースより1スロット後ろ、及び2スロット後ろ)に、ADTデータ送信用のCGリソースが事前に割り当てられる。
端末装置100は、例えば、トラフィックの到着が遅延したため、スロット2でPDTデータを送信できなかった場合や、新たにデータが発生した場合など、スロット3に割り当てられたCGリソースを使用してデータを送信する。さらに、端末装置100は、スロット3のCGリソースでもデータを送信できない場合、スロット4のCGリソースを使用してデータを送信する。
複数CG事前割当方式において、ADTデータが発生しない場合、ADTデータ送信用のCGリソースは使用されない。しかし、使用されないCGリソースは、他の端末装置100等が使用することができないため、無線通信システム10における無線リソースの使用効率は低下する。
<3.CGシフト方式>
図7は、CGシフト方式における無線リソースの例を示す図である。
CGシフト方式では、ADTデータ送信用の無線リソースとして、PDTの周期内において時間方向(スロット番号)をシフトしたPDTデータ送信用のCGリソースを使用する。
端末装置100は、PDTデータ送信用のスロット2のCGリソースでデータを送信できないこと(ADTデータが発生すること)を認識する。端末装置100は、スロット2のPDTデータ送信用のCGリソースを、シフト量(2スロット分)に応じてシフトし(S10)、ADTデータ送信用CGリソースを、スロット4に確保する。
シフト量は、例えば、端末装置100と基地局装置200間で事前に設定される。また、端末装置100は、複数のシフト量の候補から1つのシフト量を選択する場合、選択したシフト量を、制御信号に含んで送信してもよい。
端末装置100は、スロット2のCGリソースでデータを送信できないため、PDTデータ送信用のCGリソースをシフトすることを、スロット2の前のスロット1の制御信号(CTL Sig. Shift Ind.)で通知する。そして、端末装置100は、確保したスロット4のCGリソースを使用し、ADTデータを送信する。
基地局装置200は、制御信号を受信することでCGリソースのシフト発生することを認識し、シフト量に応じたタイミングのCGリソースを受信し、ADTデータを取得する。なお、基地局装置200は、CGリソースのシフト先のリソースを他の端末装置等に割り当てている場合、他の端末装置に割り当て無線リソースをキャンセルし、当該CGリソースのシフトを優先してもよい。
端末装置100は、以降のPDTデータ(スロット7以降のPDTデータ)について、新たなADTデータが発生しない限り、周期に従い(5スロットおき)に送信する。
CGシフト方式では、ADTデータ送信用のCGリソースを割り当てないため、使用しないCGリソースは発生せず、無線リソースの効率低下を抑制できる。また、CGシフト方式では、ADTデータ発生時にPDTデータ用のCGリソースをシフトさせるため、DGリソースのような割当手順が発生せず、処理負荷の増大を抑制できる。以下、CGシフト方式の実行手順について説明する。
図8は、端末装置100における、CGシフト方式の処理手順の例を示す図である。図8(A)は、シフトが1回発生する場合の無線リソースの例を示す図である。端末装置100は、スロット1のPUCCH(制御信号)を使用し、CGリソースのシフトが発生したことを通知する(S20)。
そして、端末装置100は、シフト量に応じて、スロット2のCGリソースをスロット3にシフトする(S21)。端末装置100は、スロット3にシフトしたCGリソースを用いて、ADTデータを基地局装置200に送信する。
図8(B)は、2回目のシフトが発生した場合の無線リソースの例を示す図である。端末装置100は、図8(A)においてシフトしたスロット3のCGリソースでもデータを送信できない(データが発生しない)場合、さらにシフトを継続する(S22)。
端末装置100は、スロット2のPUCCH(制御信号)を使用し、CGリソースのシフトが発生したことを通知する。
そして、端末装置100は、シフト量に応じて、図8(A)においてシフトしたスロット3のCGリソースを、さらにスロット4にシフトする(S23)。端末装置100は、スロット4にシフトしたCGリソースを用いて、ADTデータを基地局装置200に送信する。このように、端末装置100は、データが発生するまでシフトを継続する。
図9は、基地局装置200における、CGシフト方式の処理手順の例を示す図である。図9(A)は、シフトが1回発生する場合の無線リソースの例を示す図である。基地局装置200は、端末装置100からスロット1のPUCCHを受信し(S30)、CGリソースがシフトされたことを認識する。
そして、基地局装置200は、端末装置100がシフト量に応じてシフトした(S31)スロット3のCGリソースでデータが送信されるのを待ち受ける(モニタリングする)。そして、端末装置100が、スロット3にシフトしたCGリソースを用いて送信したADTデータを受信する。
図9(B)は、2回目のシフトが発生した場合の無線リソースの例を示す図である。基地局装置200は、端末装置100が図9(A)においてシフトしたスロット3のCGリソースでもデータを送信できない(データが発生しない)場合、さらにシフトを継続する(S32)。
基地局装置200は、スロット2のPUCCH(制御信号)を受信し、CGリソースのシフトが発生したことを認識する。
そして、基地局装置200は、端末装置100がシフトしたスロット3のCGリソースから、さらにシフトしたスロット4のCGリソースを待ち受ける(モニタリングする)。そして、端末装置100が、スロット4にシフトしたCGリソースを用いて送信したADTデータを受信する。このように、基地局装置200は、データを受信するまでシフトを継続する。
<フレーム構成>
CGシフト方式において、PUCCHを制御信号として使用する場合、当該PUCCHがSR用であるか否かを切り替える必要がある。以下に、フレーム構成について説明する。図10は、各フレーム構成の例を示す図である。
図10(A)は、第1フレーム構成の例を示す図である。第1フレーム構成は、全てのPUCCHがSR以外用(PUCCH Non-SR)として使用され得る構成である。第1フレーム構成においては、SR用(PUCCH SR)か、それ以外か(PUCCH Non-SR)かを、例えば、RRCメッセージで適宜切り替える。基地局装置200は、PUCCH Non-SRを受信することで、データが発生しなかったこと(シフトが発生すること)を認識する。
図10(B)は、第2フレーム構成の例を示す図である。第2フレーム構成は、PDTデータ送信用のCGリソースの所定数前のPUCCHをPUCCH Non-SRとする構成である。所定数は、例えば、RRCで設定され、図10(B)においては、1スロットである。PUCCHのリソースは、SRとNon-SRで共通である。基地局装置200は、PUCCH Non-SRを受信することで、シフトが発生することを認識できる。そのため、基地局装置200は、以降シフトが継続する場合でも、PUCCH Non-SRのリソースは周期ごとに1リソースで足りる。
図10(C)は、第3フレーム構成の例を示す図である。第3フレーム構成は、PDTデータ送信用のCGリソースの所定数前のスロットに、PUCCH Non-SR用の専用リソースを設定する。端末装置100は、PUCCH Non-SRとPUCCH SRの送信タイミングが重複した場合、PUCCH Non-SRの送信を優先してもよい。
<LCH/SRマッピングの構成案>
LCH(Logical Channel)とSRのマッピングの構成について説明する。図11は、LCHのマッピングの構成の例を示す図である。
図11(A)は、1つのLCHに対して1つのSRのIDが対応する構成である。SRのIDは、SR又はNon-SRのいずれかを示す。
図11(B)は、1つのLCHに対して2つのSRのIDが対応する構成である。LCH Xに対して、SRを示すSRのIDとNon-SRを示すSRのIDの2つのIDが対応する。
<キャンセル、再割当処理について>
基地局装置200は、CGシフト方式において、端末装置100がCGリソースをシフトすることを認識すると、シフト先のCGリソースと重複するリソースを他の端末装置に割り当てている場合、他の端末装置に割り当てたリソースをキャンセルし、再割当を行う必要がある。
図12は、基地局装置200及び端末装置100のシステム動作の例を示す図である。図12において、端末装置100は2台存在し、それぞれ端末装置100-1,2とする。
端末装置100-1は、例えば、トラフィックの到着が遅延したことを認識し、CGリソースR10を、CGリソースR11にシフトすることを決定し、PUCCH Non-SRを基地局装置200に送信するPUCCH Non-SR送信処理を行う(S40)。端末装置100-1は、例えば、処理S40を行うのに、4symの処理単位を要する。処理単位は、例えば、当該処理を行うために必要なCPUの処理サイクルや、処理時間を示す。
基地局装置200は、PUCCH Non-SRを受信すると(S41)、シフトすることを認識し、PUCCH Non-SR受信処理を行う(S42)。基地局装置200は、例えば、処理S42を行うのに、4symの処理単位を要する。
そして、基地局装置200は、CGリソースのシフト先の無線リソースを端末装置100-2に割りあてている場合、端末装置100-2に対してシフト先の無線リソースの割当をキャンセルし、新たな無線リソースを割り当て、端末装置100-2に通知する再割当処理を行う(S43)。基地局装置200は、例えば、処理S43を行うのに、4symの処理単位を要する。
端末装置100-2は、基地局装置200から、再割当の通知を受信すると(S44)、もともと割り当てられていたCGリソースR11をキャンセルし、新たに割り当てられた無線リソースを使用する(あるいは使用することを記憶する)再割当受信処理を行う(S45)。端末装置100-2は、例えば、処理S45を行うのに、4symの処理単位を要する。
このように、端末装置100でCGリソースのシフトが発生してから、基地局装置200が他の端末装置100に割り当てたシフト先のCGリソースをキャンセルし、再割り当てを行うまでには、相当の処理時間が必要となる。そのため、CGシフト方式を採用する場合、以下の条件1を満たす必要がある。
(TBS,rx)+(TBS,tx)+(TUE,rx)<CGリソースシフト間隔・・・条件1
(TBS,rx)は、基地局装置200における、PUCCH Non-SR受信処理における処理時間を示す。(TBS,tx)は、基地局装置200における、再割当処理における処理時間を示す。(TUE,rx)は、再割当対象の端末装置100における、再割当受信処理における処理時間を示す。CGリソースシフト間隔は、端末装置100がPDT用のCGリソースのシフト幅(時間)を示す。
CGシフト方式では、他の端末装置100への再割当処理が間に合うように、条件1満たすようCGリソースのシフト幅を調整する。なお、他の端末装置100へ再割り当てを行わず、シフト先のCGリソースと同一(一部重複も含む)リソースのキャンセルのみを行う場合、条件1の再割当処理は、キャンセル処理に代替される。
<シフト幅制限について>
CGシフト方式において、CGリソースにシフト幅やシフト回数を制限してもよい。図13は、シフト不可のリソースを有する無線リソースの例を示す図である。端末装置100は、例えば、スロット5、6をシフト不可に設定する。これにより、端末装置100は、CGリソースのスロット2からスロット3へシフト(S50)、及びスロット3からスロット4へのシフト(S51)を行うことが可能であるが、さらなるスロット5、6へのシフトを行わない。
なお、図13は、シフト量が1スロットであり、シフト回数が2回に制限される例であるが、例えば、シフト量が2スロットであり、シフト回数が1回に制限される場合も、同様にスロット5,6をシフト不可に設定すればよい。
CGシフト方式においては、特定のスロットをシフト不可にすることで、シフト量(幅)やシフト回数を制限することができる。また、端末装置100は、シフト量やシフト回数を、直接制限してもよい。いずれの場合でも、当該制限に関する情報を、基地局装置200と共有する。基地局装置200との情報共有は、例えば、RRCメッセージなどで行う。また、シフト量は、例えば、パラメータBurst Spreadを参照して決められてもよい。
<制御信号の送信について>
シフトを通知する制御信号は、シフトするごとに送信してもよい。図14は、シフトするごとに制御信号を送信する例を示す図である。端末装置100は、シフト処理S60を実施するとき、スロット1で制御信号を送信する。そして、端末装置100は、さらにシフト処理S61を実施するとき、スロット2で制御信号を送信する。
これにより、基地局装置200は、スロット1の制御信号を受信することでCGリソースがスロット2にシフトすることを認識する。そして、基地局装置200は、スロット2で制御信号を受信することで、スロット2にシフトしたCGリソースがさらにスロット3にシフトすることを認識する。
なお、端末装置100は、制御信号を1回のみ送信してもよい。この場合、基地局装置200は、シフト先のスロットでデータを受信できない場合、さらにシフトが行われることを認識する。
このように、シフトが発生するごとに制御信号を送信することで、複数回シフトが発生しても、確実に基地局装置200に通知することができる。
また、制御信号は、例えば、PUCCH以外に、当該スロットで占有するPRACHであってもよい。端末装置100と基地局装置200間で、スロットかプリアンブルのいずれかを事前に割り当てておく。図15は、PRACHが制御信号となる例を示す図である。端末装置100は、シフト処理S70が発生することを、PRACHで通知する。
さらに、端末装置100は、制御信号をCGリソースの前に送信せず、シフトが発生することを通知してもよい。図16は、制御信号を送信しない例を示す図である。端末装置100は、その代わりに、使用しないCGリソースでBSR=0を送信する(S80)。基地局装置200は、BSR=0を受信することで、端末装置100が送信するデータがないことを認識する。端末装置100は、シフトを実行するごとに、BSR=0を送信してもよい。他の方法としては、端末装置100にADTトラヒックが発生した場合は所定のスロットでPUSCHを送信しないことを活用して、基地局装置200が所定のスロットでPUSCHを受信しなければ、ADTトラヒックが発生したと判断する。そして、端末装置100と基地局装置200はシフトを実施する。
<タイマ制御について>
他のCGリソースの使用を行わないよう、CGT(Configured Grant Timer)が規定されている。端末装置100は、CGリソースを使用してデータ伝送すると、CGTをスタートする。端末装置100は、CGT起動中は対応するデータの伝送を継続する、つまり、他のデータが当該データを上書きすることができない(HARQバッファに保持されている前記データを前記他のデータが上書きしない)。シフトすることでCGTのスタートタイミングがずれると、次のデータがCGリソースを使用して送信することができない場合がある。そこで、端末装置100は、シフトされたCGリソースを使用する場合、シフトされた分だけCGTの初期値をマイナスにして起動する。
図17は、CGTの値の例を示す図である。端末装置100は、スロット3のCGリソースをスロット5にシフトする(S90)。端末装置100は、スロット3においては、初期値NでCGTを起動するが、スロット5においては、シフト量に応じた量だけ減じた初期値N-2でCGTを起動する。これにより、CGTの起動時間が短くなり、次のデータ送信でCGリソースを使用することができる。
なお、端末装置100は、CGシフト方式を行う場合、CGTを設定しない(起動しない)でもよい。
[その他の実施の形態]
第1の実施の形態、第2の実施の形態、及びその他の実施の形態に記載された要件は、それぞれ組み合わせてもよい。また、第1の実施の形態、第2の実施の形態、及びその他の実施の形態に記載された要件は、例えば、無線状態、システム要件などに応じて、使い分けてもよい。
また、第1の実施の形態、第2の実施の形態、及びその他の実施の形態に記載されたシフト量(幅)は、スロット数以外に、類似の概念(例えば、時間、単位時間、タイミング、フレーム)で置き換えられてもよい。
1 :第1無線通信装置
2 :第2無線通信装置
3 :無線通信システム
10 :無線通信システム
100 :端末装置
110 :CPU
120 :ストレージ
121 :端末通信プログラム
122 :端末制御プログラム
1221 :CGシフト方式モジュール
1222 :DG事前割当方式モジュール
1223 :複数CG事前割当方式モジュール
130 :メモリ
150 :無線通信回路
151 :アンテナ
200 :基地局装置
210 :CPU
220 :ストレージ
221 :基地局通信プログラム
222 :基地局制御プログラム
2221 :CGシフト方式受信モジュール
2222 :DG事前割当方式受信モジュール
2223 :複数CG事前割当方式受信モジュール
230 :メモリ
250 :無線通信回路
251 :アンテナ

Claims (8)

  1. 第1無線通信装置であって、
    事前に設定された無線リソースを利用して第2無線通信装置と通信を行う事前割当型通信において、
    前記第2無線通信装置から、前記第2無線通信装置に事前に設定された事前無線リソースのタイミングを所定の異なるタイミングに調整したことを示す制御信号を、前記事前無線リソースより前のリソースで受信した場合、前記所定の異なるタイミングの調整無線リソースで送信されたデータを受信できるように制御する制御部
    を有することを特徴とする第1無線通信装置。
  2. 前記制御部は、前記第2無線通信装置に個別に割り当てた無線リソース上で、前記制御信号を受信する、
    請求項1記載の第1無線通信装置。
  3. 前記調整は、前記第2無線通信装置が前記事前無線リソースでデータを送信できないときに実行される
    請求項2記載の第1無線通信装置。
  4. 前記第2無線通信装置において、前記調整無線リソースでもデータを送信できないとき、さらに前記調整が実行される
    請求項2記載の第1無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記第2無線通信装置によって、さらに前記調整が実行された場合、前記制御信号を再度受信する
    請求項4記載の第1無線通信装置。
  6. 前記制御部は、前記調整無線リソースを使用できないタイミングを設定する
    請求項1記載の第1無線通信装置。
  7. 前記調整は、前記事前無線リソースを時間軸後方にシフトさせた無線リソースを、前記調整無線リソースとすることを含む
    請求項1記載の第1無線通信装置。
  8. 第2無線通信装置であって、
    事前に設定した無線リソースを利用して第1無線通信装置と通信を行う事前割当型通信において、
    事前に設定された事前無線リソースのタイミングを所定の異なるタイミングに調整し、
    前記所定の異なるタイミングに調整したことを示す制御信号を、前記事前無線リソースより前のリソースで送信し、前記調整した調整無線リソースでデータを送信し、前記事前割当型通信の実施を制御する第2制御部
    を有することを特徴とする第2無線通信装置。
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