JP7846565B2 - チューブ容器 - Google Patents

チューブ容器

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本発明は、チューブ容器に関する。
胴部上端に肩部を介して起立設させた口部内に注出孔が設けられたチューブ本体と、注出孔に連通する吐出ノズルを有して口部の周囲に装着されるキャップ本体及びこのキャップ本体にヒンジを介して連結され且つ閉鎖時に吐出ノズルを閉塞する密封栓を設けた蓋体で構成されるキャップと、を有して形成されるチューブ容器が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2015-209272号公報
上記チューブ容器において、閉鎖時における内容物の漏れを防止するためには、キャップ本体と口部との間及び吐出ノズルと封止栓との間の2箇所のシール箇所を管理する必要があるという問題があった。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、管理すべきシール箇所を1箇所にすることにより、閉鎖時における内容物の漏れを容易に発見できるようにしたチューブ容器を創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる手段は、
胴部上端に肩部を介して起立設させた口部から上端に向かって略錐体状に連設され且つ中心に注出孔が形成された注出凸部を備えるチューブ本体と、頂壁部を有して前記口部に装着されるキャップ本体と、前記頂壁部の上面側を閉塞する蓋体と、を有するチューブ容器であって、
前記蓋体の内面に前記注出孔を閉塞する封止栓が形成され、前記頂壁部に前記注出凸部を前記頂壁部の上面側に突出させる貫通穴が形成されており、
前記キャップ本体を前記チューブ本体の前記口部に装着すると、前記貫通穴の内周面が前記注出凸部の略錐体状の外面に外接することにより隙間のない状態に設定されるようにしたことを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、管理すべきシール箇所を封止栓が貫通穴に入り込む1箇所とすることができるため、閉鎖時における内容物の漏れを容易に発見することが可能となる。
本発明の他の手段は、上記本発明の主たる手段に、蓋体とキャップ本体とがヒンジを介して連結されている、との手段を加えたものである。
上記手段では、蓋体の蓋体とキャップ本体とを有して構成されるキャップを一体成形することができる。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、口部(13)に雄ネジ(16)が形成され、キャップ本体(21)側に前記雄ネジ(16)に螺合する雌ネジ(24a)が形成されている、との手段を加えたものである。
また本発明の他の手段は、上記いずれかの手段に、キャップ本体の外筒部には陥没凹部と該陥没凹部の側面には径方向外側に向かって突出する係止凸部が形成され、蓋体には係止穴を有して前記陥没凹部内に嵌合可能な揺動片が形成されており、
前記蓋体を閉じて前記揺動を前記陥没凹部内に嵌合させると、前記係止凸部と前記係止穴とが係止することで閉蓋状態を維持するロック機構が設けられている、との手段を加えたものである。
上記手段では、蓋体の意図しない誤開閉を防止することができる。
本発明では、管理すべきシール箇所を1箇所にすることができるため、閉鎖時における内容物の漏れを容易に発見することができる。
本発明の一実施例を示すチューブ容器の斜視図である。 チューブ容器の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施例を示すチューブ容器の斜視図、図2はチューブ容器の断面図である。
図1、2に示すように、チューブ容器1は、内容物を収容する合成樹脂製のチューブ本体10と、このチューブ本体10の頭部に設けられる合成樹脂製のキャップ20とを有して構成される。
チューブ本体10は、筒体状の弾性圧搾可能な胴部11と、胴部11の上端に連設され、胴部11の外径から徐々に縮径状に形成された肩部12と、肩部12の上部に一体に起立設された円筒状の口部13と、口部13から上端に向かって略錐体状に連設され且つ中心に注出孔15が穿設された注出凸部14とを有して形成されている。口部13の外周面には雄ネジ16が一体に螺設されている。
キャップ20は、チューブ本体10側の口部13に対して装着されるキャップ本体21と、キャップ本体21に肉薄状のヒンジ25を介して一体成形されることで連結されて成る蓋体26とを有して形成されている。
キャップ本体21は、頂壁部22と、この頂壁部22の外周縁に垂下設された外筒部23とを備えた有頂筒状の部材であり、頂壁部22の下面には内筒部24が垂下設されている。頂壁部22の中心には内筒部24内に向けて貫通形成された貫通穴22aが設けられ、内筒部24の内周面には口部13側の雄ネジ16に螺合可能な雌ネジ24aが螺設されている。
貫通穴22aの内径は、注出凸部14の先端(上端)の外径寸法よりも大きく、且つ注出凸部14の基端(下端)の外径寸法よりも小さい寸法で形成されている。また貫通穴22aの内周面は、頂壁部22の下面側から上面側に向かって縮径するテーパ形状を有して形成されている、そして、注出凸部14を貫通穴22a内に挿通した状態においては、貫通穴22aの内周面と略錐体状に形成された注出凸部14との間が隙間のない状態で対向できるように構成されている。
外筒部23の上部外周の背面側(図2では左側)となる位置には、ヒンジ25の一端が一体に連設されている。また容器軸Oに対してヒンジ25と軸対称となる反対側(正面側)の位置には径方向内側に向かって陥没する陥没凹部23Aが形成され、この陥没凹部23Aの側面の高さ方向の中間位置には周方向に所定の幅を有すると共に径方向外側に向かって突出するアンダーカット状の係止凸部23aが突設されている。
蓋体26は、天壁部27と、この天壁部27の外周縁に垂設され側壁部28とを有して有頂筒状に形成されている。天壁部27の内面中央の位置には、閉蓋状態において注出孔15に挿入される短柱状の封止栓27aが突設され、その周囲には注出凸部14の先端面に当接可能な接触リング27bが周突設されている。
側壁部28は、閉蓋状態において下部外周となる背面側の位置にヒンジ25の他端が一体に連設され、ヒンジ25の反対側(正面側)となる側壁部28の下部外周にはキャップ本体21側の陥没凹部23A内に嵌合可能な揺動片29が薄肉連結部29aを介して一体に連設されている。揺動片29には、係止凸部23aが入り込んで係止可能となる係止穴29Aが形成され、且つ薄肉連結部29aを支点として閉蓋状態において径方向に揺動可能に連結されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本実施例において、キャップ20をチューブ本体10に装着するには、図2に示すように、キャップ本体21の内筒部24をチューブ本体10の口部13に装着する。この際、注出凸部14を貫通穴22a内に挿通させて頂壁部22の上面側に突出させた状態において、キャップ本体21の雌ネジ24aをチューブ本体10側の雄ネジ16に螺合させながら下方にネジ送りすることにより装着状態に設定する。これにより、貫通穴22aの内周面が、略錐体状に形成された注出凸部14の外面に対して隙間のない状態に設定されるため、注出孔15から漏れた内容物が貫通穴22aと注出凸部14の隙間へ入り込むことを防止することができる。
続いて図2に示すように、破線に示す開蓋状態にある蓋体26を、ヒンジ25を中心に回動させ、実線で示す閉蓋状態にすると、封止栓27aが貫通穴22aを通じて突出している注出凸部14の注出孔15内に挿入されるため、注出孔15を封止することができる(シール状態)。
続いて、閉蓋状態において、揺動片29を破線の位置から実線で示す径方向内側に倒して陥没凹部23A内に嵌合させると、係止凸部23aが係止穴29A内に入り込んで係止するため、蓋体26の開閉操作を不能とするロック状態に設定することができる。すなわち、係止凸部23aと係止穴29Aとは、チューブ容器1の閉蓋状態を維持するロック機構を構成している。
ロック状態のチューブ容器1から内容物を注出するには、上記とは逆の操作を行えば良い。すなわち、揺動片29を破線で示す径方向外側に倒すことにより、係止凸部23aと係止穴29Aとの係止を解除し、蓋体26の開閉操作が可能となる非ロック状態にする。続いて、ヒンジ25を中心として蓋体26の正面側(揺動片29が形成された側)を持ち上げ、実線で示す閉蓋状態から破線で示す開蓋状態とする。この際、蓋体26の上方への回動に伴って封止栓27aが注出孔15から抜脱するため、注出孔15を注出可能状態(非シール状態)に設定することができる。そして、この注出可能状態においてチューブ容器1の胴部11を圧搾することにより、胴部11内に収容されている図示しない内容物を注出孔15から外部に向けて注出させることができる。
本発明では、従来のようにキャップ本体21側の内筒部24とチューブ本体10側の口部13との間のシール状態の管理を不要とすることができ、注出孔15と封止栓27aとの間の1箇所のみのシール状態を管理するだけで良くなるため、閉蓋状態における内容物の漏れを容易に防止することが可能となる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上位実施例では、蓋体26、ヒンジ25及びキャップ本体21が一体成形された構成を示して説明したが、本発明は上記実施例に限られるものではなく、ヒンジ25を有さず、蓋体26とキャップ本体21とが別体で形成される構成であっても良い。
また上記実施例では、キャップ20をチューブ本体10に装着する手段として、口部13に螺設した雄ネジ16と内筒部24の内周面に螺設した雌ネジ24aとが螺合することで装着する場合を示して説明したが、本発明は上記実施例に限られるものではなく、口部13の外周面に形成した係止リングが内筒部の内周面に形成した上下二重の係合リングの間に係合することにより装着される構成としてもよい。
本発明は、チューブ容器の分野における用途展開を更に広い領域で図ることができる。
1 :チューブ容器
10 :チューブ本体
11 :胴部
12 :肩部
13 :口部
14 :注出凸部
15 :注出孔
16 :雄ネジ
20 :キャップ
21 :キャップ本体
22 :頂壁部
22a :貫通穴
23 :外筒部
23A :陥没凹部
23a :係止凸部
24 :内筒部
24a :雌ネジ
25 :ヒンジ
26 :蓋体
27 :天壁部
27a :封止栓
27b :接触リング
28 :側壁部
29 :揺動片
29A :係止穴
29a :薄肉連結部
O :容器軸

Claims (4)

  1. 胴部(11)上端に肩部(12)を介して起立設させた口部(13)から上端に向かって略錐体状に連設され且つ中心に注出孔(15)が形成された注出凸部(14)を備えるチューブ本体(10)と、頂壁部(22)を有して前記口部(13)に装着されるキャップ本体(21)と、前記頂壁部(22)の上面側を閉塞する蓋体(26)と、を有するチューブ容器であって、
    前記蓋体(26)の内面に前記注出孔(15)を閉塞する封止栓(27a)が形成され、前記頂壁部(22)に前記注出凸部(14)を前記頂壁部(22)の上面側に突出させる貫通穴(22a)が形成されており、
    前記キャップ本体(21)を前記チューブ本体(10)の前記口部(13)に装着すると、前記貫通穴(22a)の内周面が前記注出凸部(14)の略錐体状の外面に外接することにより隙間のない状態に設定されるようにしたことを特徴とするチューブ容器。
  2. 蓋体(26)とキャップ本体(21)とがヒンジ(25)を介して連結されている請求項1記載のチューブ容器。
  3. 口部(13)に雄ネジ(16)が形成され、キャップ本体(21)側に前記雄ネジ(16)に螺合する雌ネジ(24a)が形成されている請求項1又は2記載のチューブ容器。
  4. キャップ本体(21)の外筒部(23)には陥没凹部(23A)と該陥没凹部(23A)の側面には径方向外側に向かって突出する係止凸部(23a)が形成され、蓋体(26)には係止穴(29A)を有して前記陥没凹部(23A)内に嵌合可能な揺動片(29)が形成されており、
    前記蓋体(26)を閉じて前記揺動片(29)を前記陥没凹部(23A)内に嵌合させると、前記係止凸部(23a)と前記係止穴(29A)とが係止することで閉蓋状態を維持するロック機構が設けられている請求項1又は2記載のチューブ容器。
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