JP7846870B2 - エレベータ試験システム、及びエレベータの試験方法 - Google Patents

エレベータ試験システム、及びエレベータの試験方法

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Description

本発明は、エレベータ試験システム、及びエレベータの試験方法に関する。
エレベータの試験運転として、端階から端階へとかごを走行させることがある。例えば、特許文献1には、かごを最下階または最上階の一方に停止させた状態から、かごを最下階または最上階の他方に直行運転させることが開示されている。
特開平2-144388号公報
ところで、上記従来のエレベータでは、試験中に乗り場の操作盤から呼び操作が行われると、かごが呼び操作に応じて試験のための走行を停止してしまうことがある。この場合、試験運転を通じて取得する必要のあるデータを適切に記録できないため、試験運転を中断することがあった。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、試験運転の中断を防止できるエレベータ試験システム及びエレベータの試験方法の提供を課題とする。
本発明のエレベータ試験システムは、
エレベータと、前記エレベータの試験運転のための操作を行う試験操作部と、を備えるエレベータ試験システムであって、
前記エレベータは、
昇降路と、
前記昇降路内を走行するかごと、
前記かごの停止位置に合わせて前記昇降路に面するように設置される複数の乗り場と、
前記かごの動作を制御する制御盤と、を有し、
前記複数の乗り場のそれぞれには、前記かごを呼ぶための呼び操作を行う乗り場側操作部が設置され、
前記複数の乗り場には、少なくとも前記昇降路の延長方向において最も端に位置する2つの端階乗り場が含まれ、
前記制御盤は、前記乗り場側操作部で前記呼び操作が行われると、前記呼び操作が行われた前記乗り場側操作部が設置されている前記乗り場まで移動する通常走行を前記かごにさせる通常走行制御と、2つの前記端階乗り場の間で停止せずに2つの前記端階乗り場の少なくとも一方から他方まで移動する試験走行を前記かごにさせる試験走行制御と、を実行可能に構成され、
前記試験操作部は、
前記エレベータの運転状態を、前記呼び操作が行われると前記かごが前記通常走行する通常モード、又は前記かごの前記通常走行を禁止して前記試験走行を許容する試験モードに切替可能なモード切替部と、
前記モード切替部によって前記エレベータの運転状態が前記試験モードに切り替えられている状態で、前記制御盤に前記試験走行制御を実行させるための試験実行操作部と、を有する。
上記構成のエレベータ試験システムによれば、エレベータの運転状態が試験モードに切り替わっている間は、通常走行制御が無効にされているため、乗り場側操作部で通常の呼び操作が行われてもかごドアの走行は停止しない。
従って、前記エレベータ試験システムは、試験運転の中断を防止できる。
本発明のエレベータ試験システムにおいて、
2つの前記端階乗り場のうちの一方は、試験運転を開始する試験開始階であり、
2つの前記端階乗り場のうちの他方は、前記試験開始階から出発した前記かごを停止させる停止階であり、
前記制御盤は、前記試験走行制御において、前記停止階に停止した前記かごのかごドアの開動作を禁止するように構成される、
ようにしてもよい。
上記構成のエレベータ試験システムによれば、制御盤は、試験走行制御が有効になっている状態においては、停止階に停止したかごのかごドアの開動作を禁止するため、かごが停止階の乗り場に停止しても、かごドアは開かない。
従って、試験を行っている間、かごに一般の乗客が乗り込んでしまうことを防止できる。
本発明のエレベータの試験方法は、
上記のエレベータ試験システムを用いた前記エレベータの試験方法であって、
前記モード切替部によって前記エレベータの運転状態を、前記通常モードから前記試験モードに切り替えた後に、
前記試験操作部によって前記制御盤に前記試験走行制御を実行させる。
上記構成のエレベータの試験方法においても、エレベータの運転状態が試験モードに切り替わっている間は、通常走行制御が無効にされているため、試験開始階の乗り場、停止階の乗り場、中間階の乗り場の何れの乗り場側操作部で呼び操作が行われてもかごドアの走行は停止しない。
従って、前記エレベータ試験システムは、試験運転の中断を防止できる。
以上のように、本発明のエレベータ試験システム及びエレベータの試験方法は、試験運転の中断を防止できるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータ試験システムの構成の概要を示すブロック図である。 図2は、同実施形態に係るエレベータ試験システムの乗り場等の概要図である。 図3は、同実施形態に係るエレベータ試験システムの主要な構成のブロック図である。 図4は、同実施形態に係るエレベータ試験システムの動作説明図であり、試験開始階の乗り場にかごを移動させた状態の図である。 図5は、同実施形態に係るエレベータ試験システムの動作説明図であり、試験開始階の乗り場から停止階の乗り場にかごを移動させた状態の図である。 図6は、同実施形態に係るエレベータ試験システムの動作説明図であり、停止階の乗り場から試験開始階の乗り場にかごを移動させた状態の図である。 図7は、同実施形態に係るエレベータ試験システムの動作説明図であり、再度試験開始階の乗り場から停止階の乗り場にかごを移動させた状態の図である。 図8は、同実施形態に係るエレベータ試験システムの動作説明図であり、再度停止階の乗り場から試験開始階の乗り場にかごを移動させた状態の図である。 図9は、本発明の別の実施形態に係るエレベータ試験システムの概要説明図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるエレベータ試験システム(以下、試験システムと称する)について、添付図面を参照しつつ説明する。
試験システム1は、図1に示すように、エレベータ2と、エレベータ2の試験運転のための操作を行う試験操作部3(図2参照)と、を備える。
エレベータ2は、昇降路20と、昇降路20内を走行するかご21と、かご21の停止位置に合わせて設置される複数の乗り場22と、かご21の動作を制御する制御盤23と、かご21を昇降路20内で走行させるための走行駆動部24と、を有する。
かご21は、出入口(以下、かご出入口と称する)2100を有するかご本体210と、かご出入口2100を開閉するかごドア211と、かごドア211を開閉動作させる開閉駆動部(図示しない)と、を有する。
複数の乗り場22のそれぞれは、昇降路20の内外を連通させるように形成される出入口(以下、乗り場出入口と称する)220と、乗り場出入口220を開閉する乗り場ドア221と、かご21を呼ぶための呼び操作を行う乗り場側操作部222(図2参照)と、を有する。
乗り場側操作部222は、呼び操作として押し操作できるように構成される呼びボタン2220と、呼びボタン2220が押し操作されると、乗り場側操作部222のある乗り場22までかご21を移動させることを要求する呼び信号を制御盤23に対して出力する呼び信号出力部2221と、を有する(図2参照)。
本実施形態の複数の乗り場22は、昇降路20の延長方向において最も端に位置する2つの端階乗り場22と、2つの端階乗り場22の間に位置する複数の中間階乗り場22と、によって構成されている。
また、2つの端階乗り場22のうちの一方は、試験運転を開始する試験開始階を構成する乗り場22(A)であり、2つの端階乗り場22のうちの他方は、試験開始階から出発したかご21を停止させる停止階を構成する乗り場22(B)である。本実施形態の試験システムでは、最下階の乗り場22(A)が試験開始階とされ、最上階の乗り場22(B)が停止階とされている。
ここで、試験操作部3について説明する。試験操作部3は、図3に示すように、エレベータ2の運転状態を、呼び操作が行われるとかご21が通常走行する通常モード、又はかご21の通常走行を禁止して試験走行を許容する試験モードに切替可能なモード切替部30と、モード切替部30によってエレベータ2の運転状態が試験モードに切り替えられている状態で、制御盤23に試験走行制御を実行させるための実行操作部31と、を有する。
試験操作部3は、乗り場22に設けられている接続部I1に有線接続するコントローラCによって構成される。そして、試験操作部3は、接続部I1を介して制御盤23に信号を送信できるように構成されている(図2参照)。
モード切替部30は、切替操作部300と、エレベータ2の運転状態を通常モードに切り替える旨を知らせる通常選択信号、又はエレベータ2の運転状態を試験モードに切り替える旨を知らせる試験選択信号を制御盤23に送信する切替送信部301と、を有する。
切替操作部300では、試験運転を開始する際にエレベータ2の運転状態を試験モードに切り替えるための試験切替操作と、試験運転を終了する際にエレベータ2の運転状態を通常モードに切り替えるための通常切替操作と、が行われる。
本実施形態の切替操作部300は、スイッチSとボタンB2によって構成されており、このスイッチSを一方に押し込んだ後にボタンB2を押し操作する操作が試験切替操作になり、スイッチSを他方に押し込む操作が通常切替操作になる(図2参照)。
切替送信部301は、切替操作部300で試験切替操作が行われると制御盤23に対して試験選択信号を送信し、切替操作部300で通常切替操作が行われると制御盤23に対して通常選択信号を送信するように構成されている。また、本実施形態の切替送信部301は、試験選択信号を送信する際に、かご21を試験開始階まで移動させるための指示となる準備信号も制御盤23に対して送信するように構成されている。
実行操作部31は、かご21を試験走行させるための操作を行う実行操作部310と、かご21を試験開始階から停止階まで移動させるための第1走行信号と、かご21を停止階から試験開始階の乗り場まで移動させるための第2走行信号とを制御盤23に対して送信する実行送信部311とを有するように構成されている。
実行操作部310では、かご21を試験開始階の乗り場から停止階の乗り場まで移動させるための第1走行操作と、かご21を停止階の乗り場から試験開始階の乗り場まで移動させるための第2走行操作と、が行われる。
本実施形態の実行操作部310は、2つのボタンによって構成されており、上ボタンB1を押す操作が第1走行操作になり、下ボタンB3を押す操作が第2走行操作になる(図2参照)。
実行送信部311は、実行操作部310で第1走行操作が行われると制御盤23に対して第1走行信号を送信し、実行操作部310で第2走行操作が行われると制御盤23に対して第2走行信号を送信するように構成されている。
制御盤23は、乗り場側操作部222で呼び操作が行われると、呼び操作が行われた乗り場側操作部222が設置されている端階乗り場22又は中間階乗り場22まで移動する通常走行をかご21にさせる通常走行制御と、中間階乗り場22で停止せずに2つの端階乗り場22の一方から他方まで移動する試験走行をかご21にさせる試験走行制御とを行うことができるように構成されている。
また、制御盤23は、切替送信部301から通常選択信号を受信すると、通常走行制御を有効にして試験走行制御を無効にし、切替送信部301から試験選択信号を受信すると、通常走行制御を無効にして試験走行制御を有効にするように構成される。
そして、制御盤23は、試験走行制御が有効になっている状態においては、停止階の乗り場に停止したかご21のかごドア211の開動作を禁止するようにも構成される。
制御盤23は、試験走行制御として、かご21を試験開始階の乗り場22まで移動させる準備制御と、かご21を試験開始階から停止階まで移動させる第1走行制御と、かご21を停止階から試験開始階まで移動させる第2走行制御と、を行うことができるように構成されている。
そして、制御盤23は、実行送信部311から準備信号を受信すると準備制御を実行し、第1走行信号を受信すると第1走行制御を実行し、第2走行信号を受信すると第2走行制御を実行するように構成される。
本実施形態に係る試験システム1の構成は、以上の通りである。続いて、試験システム1を用いたエレベータ2の試験方法を説明する。
本実施形態で説明する試験方法とは、かご21に負荷をかけた状態で走行させ、その際のエレベータ2の状態を示すデータを試験結果として取得する方向である。
エレベータ2の運転状態は、通常運転時は通常モードに切り替えられている。乗り場側操作部222で呼び操作が行われると、その乗り場22までかご21が移動する。
エレベータ2の試験を開始する際は、エレベータ2の運転状態を試験モードに切り替える。本実施形態の試験システムでは、乗り場22の接続口I1に試験操作部3を優先接続し、切替操作部300で試験切替操作を行う。このようにすると、切替送信部301から制御盤23に試験選択信号が送信され、制御盤23は通常走行制御を無効にして試験走行制御を有効にし、これにより、エレベータ2の運転状態が試験モードに切り替わる。
このとき、実行送信部311からは制御盤23に対して準備信号も送信されるため、制御盤23が準備制御を実行することによって、かご21が試験開始階の乗り場22まで移動する。かごドア211は、かご21が試験開始階の乗り場22に停止している状態においては開閉動作可能であるため、かごドア211を開き、図4に示すように、錘りW1をかご21に載せる。
この状態で、実行操作部310で第1走行操作を行うと、実行送信部311が制御盤23に対して第1走行信号を送信し、制御盤23が第1走行制御を行うことによって、図5に示すように、かご21が試験開始階の乗り場22から停止階の乗り場22まで移動する(第1走行)。
エレベータ2の運転状態が試験モードに切り替わっている間は、通常走行制御が無効にされているため、試験開始階の乗り場22、停止階の乗り場22、中間階の乗り場22の何れの乗り場側操作部222で呼び操作が行われても、呼びを制御盤23が無視する(制御盤23が呼びに反応しない)。このため、かごドア211の走行は停止しない。
また、制御盤23は、試験走行制御が有効になっている状態においては、停止階の乗り場22(B)に停止したかご21のかごドア211の開動作を禁止するため、かご21が停止階の乗り場22に停止しても、かごドア211は開かない。
停止階の乗り場22に停止しているかご21を試験開始階の乗り場22に戻すには、実行操作部310で第2走行操作を行うと、実行送信部311が制御盤23に対して第2走行信号を送信し、制御盤23が第2走行制御を行うことによって、図6に示すように、かご21が停止階の乗り場22から試験開始位置の乗り場22まで移動する(第2走行)。
かご21にかける負荷を変えて再び試験を行う場合は、かご21に乗せている錘りW1に加えて錘りW1とは別の錘りW2をかご21に乗せ、再び実行操作部310で第1走行操作を行うと、実行送信部311が制御盤23に対して第1走行信号を送信し、制御盤23が第1走行制御を行うことによって、図7に示すように、かご21が試験開始階の乗り場22から停止階の乗り場22まで移動する(第1走行)。
そして、かご21に錘りW1のみを乗せて試験を行ったときと同様に、停止階の乗り場22に停止しているかご21を試験開始階の乗り場22に戻すには、実行操作部310で第2走行操作を行うと、実行送信部311が制御盤23に対して第2走行信号を送信し、制御盤23が第2走行制御を行うことによって、図8に示すように、かご21が停止階の乗り場22から試験開始位置の乗り場22まで移動する(第2走行)。
エレベータ2の試験を終了する際は、エレベータ2の運転状態を通常モードに切り替える。本実施形態の試験システムでは、切替操作部300で通常切替操作を行う。このようにすると、切替送信部301から制御盤23に通常選択信号が送信され、制御盤23は通常走行制御を有効にして試験走行制御を無効にし、これにより、エレベータ2の運転状態が通常モードに切り替わる。
このようにして、かご21に負荷を与えた状態で昇降路20内を走行させることによってエレベータ2の試験運転が行われ、試験運転の結果として、かご21が第1走行しているときのエレベータ2の状態を示すデータ(例えば、電流や、電圧、速度等)や、かご21が第2走行しているときのエレベータ2の状態を示すデータが取得される。
以上のように、本実施形態に係る試験システム1及びエレベータ2の試験方法によれば、エレベータ2の運転状態が試験モードに切り替わっている間は、通常走行制御が無効にされているため、試験開始階の乗り場22、停止階の乗り場22、中間階の乗り場22の何れの乗り場側操作部222で呼び操作が行われてもかごドア211の走行は停止しないため、試験運転が中断されてしまうことを防止できる。
さらに、制御盤23は、試験走行制御が有効になっている状態においては、停止階に停止したかご21のかごドア211の開動作を禁止し、かご21が停止階の乗り場22に停止しても、かごドア211を開かないように構成されている。そのため、試験運転中は、試験開始階の乗り場22以外の乗り場22で一般の乗客がかご21に乗り込んでしまうことや、かご21に誤って乗り込んでしまった一般の乗客が錘りW1、W2に足を引っかけてしまうような事故を防止できる。
また、エレベータの試験方法で取得するデータとして電流値や、電圧値、速度値を取得する場合は、インバータなどの電気機器や、巻上機などの走行に関わる機器の選定がそのエレベータの仕様に合っているか否かの確認や、釣合い錘の質量の調整が適切に行われているか否か(例えば、釣合い錘の質量がかご21の質量と定格積載量の半分との合計になっているか否か)等の確認を最小限のデータで行うことが可能になる。
また、試験中に取得するデータの数が少ないほど、素早くデータを取得できるため、次の試験に移る際に要する時間を短縮することもできる。
なお、本発明に係るエレベータ試験システム、及びエレベータの試験方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態の試験システム1は、複数の中間階の乗り場22(C)を有するように構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、エレベータ試験システムは、1つの中間階の乗り場22(C)を有するように構成されていてもよい。
上記実施形態の試験システム1の説明では、最下階の乗り場22が試験開始階とされ、最上階の乗り場22が停止階とされていたが、最上階の乗り場22を試験開始階とし、最下階の乗り場22を停止階としてもよい。また、最下階の乗り場22が使用不能な場合は、使用できる乗り場22の中で最も下階の乗り場22を試験開始階の乗り場22(A)とすればよい。
また、上記実施形態の試験システム1の説明において特に言及しなかったが、昇降路20の延長方向において最も端に位置する端階乗り場22というのは、使用できる状態のなかで昇降路20の延長方向において最も端に位置する乗り場22という意味である。
昇降路20の延長方向において最も端に位置する乗り場22が使用できない状態である場合は、使用できない状態の乗り場22に隣接する階の乗り場22を端階乗り場22とし、この端階乗り場22を試験開始階の乗り場22(A)や、停止階の乗り場22(B)としてもよい。
上記実施形態の試験操作部3は、乗り場22に接続されるように構成されていたが、かご21の接続部I2に接続されるように構成されていてもよい(図9参照)。図9に示す接続部I2は、かご側操作部212に設けられており、着脱可能なカバーCが被せられている。
上記実施形態の試験操作部3は、有線接続により乗り場22に接続されていたが、例えば、無線接続で乗り場22に接続されていてもよい。試験操作部3をかご21に接続する場合も同様に、試験操作部3は、有線接続によりかご21に接続されていてもよいし、無線接続でかご21に接続されていてもよい。
上記実施形態の試験操作部3は、コントローラによって構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、試験操作部3は、携帯電子機器(例えば、スマートフォンやタブレット等)によって構成されていてもよい。この場合、携帯電子機器を構成するコンピュータに、携帯電子機器を上記実施形態のモード切替部30と、実行操作部31として機能させるアプリやプログラムが導入されていればよい。
また、試験操作部3は、かご21に設置されているボタン及びスイッチ(自動式スイッチや、手動式スイッチ)、乗り場22に設置されているボタン及びスイッチ(自動式スイッチや、手動式スイッチ)によって構成されていてもよい。この場合、例えば、制御盤23に搭載されるコンピュータや、制御盤23に接続されるコンピュータに、かご21のボタンや乗り場22のボタンを上記実施形態のモード切替部30と、実行操作部31として使用できるようにするためのプログラムが導入されていればよい。
上記実施形態の試験システム1は、制御盤23に第2走行制御を行わせるための第2走行操作を実行操作部310で行うように構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、試験システム1は、試験開始階の乗り場22(A)に設置されている乗り場側操作部222で第2走行操作を行うように構成されていてもよい。
また、上記実施形態の試験システム1は、第2走行操作を行うことによって制御盤23が第2走行制御を行うように構成されていたが、例えば、制御盤23が第1走行制御を行うことによってご21が停止階の乗り場22(B)に到達した後に、制御盤23が第2走行制御を自動的に行うように構成されていてもよい。
試験切替操作、通常切替操作、第1走行操作、第2走行操作を行う操作部はどのような構造であってもよいし、操作方法もどのような操作方法であってもよい。
また、上記実施形態の試験システム1の説明において特に言及しなかったが、走行データは、試験操作部3や、かご21内の表示部、乗り場22の表示部等に表示できるようにしてもよい。このようにする場合、試験操作部3の操作に応じて表示部に表示される情報が切り替わるように構成されていてもよい。
上記実施形態の試験システム1を用いたエレベータ2の試験方法の説明において、特に言及しなかったが、エレベータ2の試験方法では、かご21が試験開始階の乗り場22と停止階の乗り場22の間の中央位置又は略中央位置を走行している時のデータを取得できればよい。
また、データを取得するための操作を人手で行う場合において、該操作をかご21が試験開始階の乗り場22と停止階の乗り場22の間の中央位置又は略中央位置を走行しているタイミングで行う場合は、かご21が試験開始階の乗り場22と停止階の乗り場22の間の中央位置又は略中央位置を走行しているタイミングで音や光を発生させる報知装置を使用し、作業者が報知装置の発生させた音や光を合図にしてデータを取得するための操作を行うようにしてもよい。
上記実施形態の試験システム1を用いたエレベータ2の試験方法の説明では、かご21に負荷を与えた状態でエレベータ2の試験運転を行うことを一例に挙げていたが、例えば、試験システム1は、かご21に負荷を与えない状態でエレベータ2の試験運転を行う際にも使用できる。
上記実施形態の試験システム1を用いたエレベータ2の試験方法の説明では、かご21に錘りを追加しながら試験運転を行うこと一例に挙げていたが、例えば、試験システム1は、かご21に錘りを乗せ換えながら試験運転を行う際にも使用できる。
上記実施形態の試験システム1を用いたエレベータ2の試験方法の説明では、試験方法で行う作業として、1つの錘りW1をかご21に乗せること(図4参照)を一例に挙げて説明をしたが、例えば、複数の錘りをかご21に乗せる作業を行ってもよい。
上記実施形態の試験システム1を用いたエレベータ2の試験方法の説明では、試験方法で行う作業として、1つの錘りW2をかご21に追加すること(図6参照)を一例に挙げて説明をしたが、例えば、複数の錘りをかご21に追加する作業を行ってもよい。
上記実施形態の試験システム1の説明では、複数の乗り場22に2つの端階乗り場22と、中間端の乗り場22が含まれる場合を一例に挙げていたが、例えば、複数の乗り場22に2つの端階乗り場22のみが含まれる場合においても試験システム1を適用できる。
1…試験システム、2…エレベータ、3…試験操作部、20…昇降路、22…乗り場
22…階乗り場、23…制御盤、30…モード切替部、31…試験実行操作部、211…ドア、212…側操作部、213…接続部、220…乗り場出入口、222…乗り場側操作部、300…切替操作部、301…切替送信部、310…実行操作部、311…実行送信部、2100…出入口、2220…ボタン、B1…上ボタン、B2…ボタン、B3…下ボタン、C…カバー、I1,I2…接続口、S…スイッチ、W1…錘り、W2…錘り

Claims (3)

  1. エレベータと、前記エレベータの試験運転のための操作を行う試験操作部と、を備えるエレベータ試験システムであって、
    前記エレベータは、
    昇降路と、
    前記昇降路内を走行するかごと、
    前記かごの停止位置に合わせて前記昇降路に面するように設置される複数の乗り場と、
    前記かごの動作を制御する制御盤と、を有し、
    前記複数の乗り場のそれぞれには、前記かごを呼ぶための呼び操作を行う乗り場側操作部が設置され、
    前記複数の乗り場には、少なくとも前記昇降路の延長方向において最も端に位置する2つの端階乗り場が含まれ、
    前記制御盤は、前記乗り場側操作部で前記呼び操作が行われると、前記呼び操作が行われた前記乗り場側操作部が設置されている前記乗り場まで移動する通常走行を前記かごにさせる通常走行制御と、錘を載せた状態で2つの前記端階乗り場の間で停止せずに2つの前記端階乗り場の少なくとも一方から他方まで移動する試験走行を前記かごにさせる試験走行制御と、を実行可能に構成され、
    前記試験操作部は、
    前記エレベータの運転状態を、前記呼び操作が行われると前記かごが前記通常走行する通常モード、又は前記かごの前記通常走行を禁止して前記試験走行を許容する試験モードに切替可能なモード切替部と、
    前記モード切替部によって前記エレベータの運転状態が前記試験モードに切り替えられている状態で、前記制御盤に前記試験走行制御を実行させるための試験実行操作部と、を有し、
    前記試験モードでは、前記制御盤が乗り場からの前記呼び操作に反応しない状態になるように構成される、
    エレベータ試験システム。
  2. 2つの前記端階乗り場のうちの一方は、試験運転を開始する試験開始階であり、
    2つの前記端階乗り場のうちの他方は、前記試験開始階から出発した前記かごを停止させる停止階であり、
    前記制御盤は、前記試験走行制御において、前記停止階に停止した前記かごのかごドアの開動作を禁止するように構成される、
    請求項1に記載のエレベータ試験システム。
  3. 請求項1に記載のエレベータ試験システムを用いた前記エレベータの試験方法であって、
    前記モード切替部によって前記エレベータの運転状態を、前記通常モードから前記試験モードに切り替えた後に、
    前記試験操作部によって前記制御盤に前記試験走行制御を実行させる、
    エレベータの試験方法。
JP2024113240A 2024-07-16 2024-07-16 エレベータ試験システム、及びエレベータの試験方法 Active JP7846870B2 (ja)

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