JP7850005B2 - 回路遮断器及び分電盤 - Google Patents

回路遮断器及び分電盤

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Description

本開示は、回路遮断器及び分電盤に関し、より詳細には、通信機能を有する回路遮断器及び分電盤に関する。
特許文献1には、停電の発生を検知し、停電から復旧(復電)するための手順を含む復旧情報(復電の手順に関する手順情報を含む復電情報)を情報端末に送信する分電盤、が記載されている。この分電盤は、ニッケル水素電池等の二次電池を含むバックアップ電源を有し、停電時にはバックアップ電源から供給される電力で復旧情報の送信が可能である。
特開2020-72639号公報
停電は、例えば、過電流、漏電、地震といった各種の原因により発生する。ユーザは、復電のための操作(例えば、ブレーカのオン操作)を、停電の原因に応じた手順で行う必要がある。
一般に、ユーザが復電情報を必要とするのは、復電のための操作を行う時(以下、単に「復電時」という)である。そして、停電の原因は過電流が多く、過電流による停電の場合、復電のための操作は、停電の発生直後(例えば、数分以内)に行われることが多い。ただし、停電原因が漏電や地震の場合は、停電発生から相当時間(例えば、数時間ないし数日)が経過した後に、復電のための操作が行われる可能性もある。
上記分電盤では、多くの場合、ユーザが必要とする復旧情報を必要な時に分電盤から情報端末を介して受信可能であるものの、例えば、地震等に起因する停電が発生し、停電期間が長くなった場合などに、バックアップ電源が残量不足に陥る結果、復旧情報の受信が困難となる可能性があった。
本開示の目的は、停電が発生した際、ユーザが必要とする情報を必要な時に、端末を介してより高い確率で受信可能にする、回路遮断器及び分電盤を提供することである。
本開示の一態様に係る回路遮断器は、取得部と、記憶部と、受付部と、通信部と、バックアップ電源と、を備える。前記取得部は、停電の発生に応じて、停電情報及び復電情報を取得する。前記停電情報は、原因情報を含む。前記原因情報は、前記停電の原因に関する情報である。前記復電情報は、手順情報を含む。前記手順情報は、前記原因に対応する復電の手順に関する情報である。前記記憶部は、前記停電情報及び前記復電情報を記憶する。前記受付部は、所定の操作を受け付ける。前記通信部は、前記所定の操作に応じて、少なくとも端末との通信のための通信処理を開始し、前記通信処理を通じて前記停電情報及び前記復電情報のうち少なくとも前記停電情報を前記端末に送信する。前記バックアップ電源は、前記停電から前記復電までの停電期間にわたって、前記取得部、前記記憶部、前記受付部及び前記通信部のうち、少なくとも前記通信部に電力を供給する。
本開示の一態様に係る分電盤は、前記回路遮断器と、前記回路遮断器を収容するボックスと、を備える。
本開示の回路遮断器及び分電盤は、停電が発生した際、ユーザが必要とする情報(停電情報及び/又は復電情報)を必要な時(例えば、停電の直後及び/又は復電の直前)に、端末を介してより高い確率で受信可能にする、という効果がある。
図1は、本開示の実施形態に係る分電盤を含む電力供給システムのブロック図である。 図2は、同上の分電盤が備える回路遮断器のブロック図である。 図3は、同上の回路遮断器の動作の一部を説明するためのフローチャートである。 図4は、同上の回路遮断器の動作の他の一部を説明するためのフローチャートである。 図5は、同上の電力供給システムを構成するサーバの動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、地震に起因する停電発生時において、同上の回路遮断器の各部の状態変化と、端末アプリによる原因及び手順の通知および通知に基づくユーザの行動と、の関係を説明するためのタイミングチャートである。 図7は、端末アプリによる原因及び手順の通知の一例を示す図である。 図8は、同上の分電盤の外観図である。
(1)要部
本開示の実施形態に係る回路遮断器1は、図2に示すように、記憶部10aと、受付部11と、処理部12と、通信部13と、バックアップ電源14と、を備える。処理部12は、取得部121を含む。
(1-1)処理部
処理部12は、各種の処理を実行する。各種の処理は、例えば、取得部121による取得処理である。また、処理部12は、フローチャート(図3及び図4)で説明する各種の判断の一部も行う。
(1-1-1)取得部
取得部121は、停電の発生に応じて、停電情報及び復電情報を取得する。
本実施形態でいう停電とは、分電盤100から負荷202への電力供給の停止である。停電は、例えば、電力系統201に起因する停電(以下、「系統停電」と記す)と、回路遮断器1の動作(主幹ブレーカ10のトリップ)に起因する停電(以下「宅内停電」)と、の2種類に分類される。さらに、宅内停電は、例えば、過電流に起因する停電、漏電に起因する停電、及び地震に起因する停電、の3種類に細分される。
(1-1-2)停電情報
停電情報とは、発生した停電に関する情報である。停電情報は、原因情報を含む。なお、停電情報は、例えば、停電の発生時刻を示す時刻情報などを更に含んでもよい。
(1-1-2a)原因情報
原因情報とは、停電の原因に関する情報である。原因情報は、例えば、停電原因を示す用語でもよいし、用語を含む文でもよい。停電原因を示す用語は、例えば、“系統停電”,“宅内停電”,“過電流”,“漏電”,“地震”などである。用語を含む文は、例えば、“停電原因は電力系統のトラブルです。”,“停電原因は地震による宅内ブレーカの動作です。”などである。なお、原因情報は、例えば、後述する第1原因情報、又は後述する第2原因情報などでもよい。
(1-1-3)復電情報
復電情報とは、復電に関する情報である。本実施形態でいう復電とは、分電盤100から負荷202への電力供給の再開である。復電情報は、手順情報を含む。なお、系統停電の発生時にサーバ30から提供される復電情報は、復電の予定時刻などの情報を更に含んでもよい。
(1-1-3a)手順情報
手順情報とは、停電の原因に対応する復電の手順に関する情報である。手順情報は、原因情報に対応付いている。例えば、原因情報“系統停電”には手順情報“電力系統の復電まで、そのままお待ちください。”が、原因情報“地震”(又は“停電原因は地震による宅内ブレーカの動作です。”)には、手順情報“以下の手順で対処して下さい。ストーブ等が倒れていないか確認する。分岐ブレーカのスイッチを全て切る。・・・”が、それぞれ対応付いている。
(1-1-4)停電情報の取得方法
例えば、主幹ブレーカ10が、計測ユニット15の計測結果を基に、停電の発生を検知し、停電の原因を特定する。そして、主幹ブレーカ10は、特定した原因に関する原因情報を含む停電情報を取得し、取得した原因情報を取得部121に引き渡す。
ただし、停電の検知及び原因の特定の少なくとも一方は、回路遮断器1(又は分電盤100)内の、主幹ブレーカ10以外の要素(例えば、計測ユニット15)が行ってもよい。また、停電の検知及び原因の特定は、分電盤100の外部(例えば、サーバ30)で行われ、外部で取得された停電情報が、取得部121に引き渡されてもよい。
(1-1-4a)停電情報の取得方法の変形例
なお、停電の原因が電力系統201側にある場合、停電の検知及び原因の特定は分電盤100側で行われず、サーバ30が分電盤100に原因情報を送信してもよい。この場合は、通信部13が、サーバ30から送信された原因情報を受信し、取得部121に引き渡す。
(1-1-5)復電情報の取得方法
(1-1-5a)対情報群
例えば、サーバ30のメモリに、対情報群が予め記憶されている。対情報群とは、対情報の集合である。対情報とは、前述したような、原因情報と手順情報との対である。対情報は、例えば、原因情報“系統停電”と手順情報“電力系統の復電まで、そのままお待ちください。”との対である第1対情報{“系統停電”,“電力系統の復電まで、そのままお待ちください。”}、原因情報“地震”と手順情報“以下の手順で対処して下さい。ストーブ等が倒れていないか確認する。分岐ブレーカのスイッチを全て切る。・・・”との対である第2対情報、などである。
(1-1-5b)サーバとの通信による取得
取得部121は、上記のようにして取得した停電情報を用いて通信部13を介したサーバ30との通信を行うことにより、手順情報を取得する。サーバ30との通信とは、取得された停電情報のサーバ30への送信、及び当該停電情報と対になる手順情報のサーバ30からの受信である。
例えば、原因情報“地震”が通信部13を介してサーバ30に送信され、サーバ30において、対情報群のうち第2対情報を基に、当該原因情報“地震”と対になる手順情報“以下の手順で対処して下さい。ストーブ等が倒れていないか・・・”が取得される。こうしてサーバ30で取得された手順情報が、通信部13を介して受信され、取得部121に引き渡される。
(1-1-6)復電情報の取得方法の変形例
対情報群は、回路遮断器1内のメモリ(例えば、主幹ブレーカ10のメモリ)に記憶されていてもよい。取得部121は、メモリ内の対情報群を用いて、取得した停電情報と対になる原因情報を取得してもよい。
(1-2)記憶部
記憶部10aは、取得部121が取得した停電情報及び復電情報を記憶する。
詳しくは、記憶部10aには、まず、計測ユニット15の計測結果等を基に取得された停電情報が記憶され、次に、当該停電情報を基にサーバ30から取得された復電情報が、当該停電情報に対応付けて記憶される。
(1-3)受付部
受付部11は、所定の操作を受け付ける。所定の操作は、通常、停電から復電までの停電期間に受け付けられる。
(1-3-1)所定の操作
所定の操作とは、通信部13による通信処理を少なくとも開始させるためのトリガとなる操作である。所定の操作は、例えば、通信処理を開始及び停止させるための操作(例えば、持続的な操作、又は反復的な操作)であるが、通信部13による通信処理を単に開始させるための操作であってもよい。なお、所定の操作の詳細については、後述する。
(1-4)通信部
通信部13は、通信処理を行う。通信処理とは、通信のための処理である。通信処理は、少なくとも端末40との通信のための処理である。通信処理は、サーバ30との通信のための処理を更に含んでもよい。本実施形態における通信処理は、第1通信処理及び第2通信処理を含む。
(1-4-1)第1通信処理
第1通信処理とは、端末40との通信のための処理である。端末40との通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信であり、本実施形態では、BLE(Bluetooth Low Energy)方式に従う通信である。第1通信処理は、例えば、端末40とのペアリング、端末40への各種の情報(停電情報、復電情報など)の送信、などを含む。
(1-4-2)第2通信処理
第2通信処理とは、サーバ30との通信のための処理である。サーバ30との通信は、例えば、インターネットや通信回線網等の広域ネットワークを介した広域通信である。
(1-4-3)所定の操作に応じた通信処理の開始
通信部13は、所定の操作に応じて、通信処理を開始する。本実施形態における通信部13は、所定の操作に応じて、第1通信処理及び第2通信処理を開始する。
(1-4-4)第1通信処理を通じた端末への情報送信
通信部13は、開始した第1通信処理を通じて、記憶部10aに記憶されている停電情報及び復電情報の少なくとも一方の端末40への送信を行う。本実施形態における通信部13は、記憶されている停電情報及び復電情報の両方を端末40に送信する。
ただし、前述したように、記憶部10aには、まず、計測ユニット15の計測結果等に基づく停電情報が記憶され、その後、当該停電情報を基にサーバ30から取得された復電情報が記憶される。このため、記憶部10aに停電情報のみが記憶され、復電情報は未記憶の期間があるが、そのような期間には、停電情報のみが送信されてもよい。
(1-4-5)第2通信処理を通じたサーバからの復電情報取得
取得部121は、通信部13が開始した第2通信処理を通じて、停電情報に含まれる原因情報のサーバ30への送信、及びサーバ30からの手順情報の受信を行うことにより、手順情報を含む復電情報を取得する。こうして取得された復電情報が、停電情報に対応付けて記憶部10aに記憶される。
このように、所定の操作に応じて通信部13が第2通信処理を更に開始することで、原因情報に対応する手順情報を含む復電情報のサーバ30からの取得が可能となる。また、停電の原因が回路遮断器1の外部(例えば、電力系統201)にある場合に、サーバ30から、停電及び復電に関する情報(例えば、系統停電の発生範囲や復電予定時刻など)の情報の取得が可能となる。
(1-4-6)停電発生直後の通信処理
本実施形態における通信部13は、停電の発生に応じて通信処理を開始し、開始から所定時間が経過すると通信処理を停止する。
こうして、停電の発生から所定時間が経過するまでの期間(以下「初期通信期間」)にわたって自動的に通信処理を実行することにより、所定の操作なしで必要な情報(停電情報及び復電情報)の送受信が行える。従って、停電の発生直後に、停電情報及び復電情報が記憶部10aに記憶されるので、所定の操作が行われたとき、速やかに停電情報及び復電情報を端末40に送信することが可能となる。
(1-5)バックアップ電源
バックアップ電源14は、停電が発生したとき、少なくとも通信部13に電力を供給する。本実施形態におけるバックアップ電源14は、停電から復電までの停電期間にわたって、取得部121、記憶部10a、受付部11及び通信部13の各々に、電力を供給する。
(1-5-1)二次電池
詳しくは、バックアップ電源14は、二次電池(図示しない)を含む。二次電池は、電力系統201からの電力(常用電力)で充電され、停電が発生すると、二次電池に蓄えられた電力(非常用電力)が、取得部121、記憶部10a、受付部11及び通信部13の各々に供給される。
本実施形態における二次電池は、例えば、電気二重層コンデンサである。電気二重層コンデンサは容量が小さいため、電力消費の削減に基づく受信確率の向上効果が顕著となる。
(1-6)利点
本実施形態によれば、停電が発生すると、第1通信処理及び第2通信処理が初期通信期間にわたって実行され、原因情報を含む停電情報及び手順情報を含む復電情報が取得部121によって取得され、記憶部10aに記憶される。所定の操作が受付部11によって受け付けられると、少なくとも第1通信処理が通信部13によって開始され、記憶部10aに記憶されている停電情報及び復電情報の少なくとも一方が、第1通信処理を通じて端末40に送信される。停電期間中、通信部13等が動作するための電力は、バックアップ電源14から供給される。
こうして、通信部13による通信処理の実行期間を、前述したような初期通信期間、及び所定の操作以降(例えば、所定の操作で指定される期間:以下「指定通信期間」)に制限し、通信処理のための電力消費を削減することで、バックアップ電源14の残量の温存が図られる。従って、停電が発生した際、ユーザが必要とする情報(例えば、停電情報及び復電情報)を必要な時(例えば、停電の直後及び復電の直前)に端末40を介して、より高い確率で受信可能になる。
(2)詳細
本開示の実施形態に係る分電盤100は、例えば、図1に示すような電力供給システム2に用いられる。
(2-1)電力供給システム
電力供給システム2は、電力系統201と、電力系統201から分電盤100を介して電力の供給を受ける負荷202と、を備える。電力系統201は、分電盤100を介して負荷202に電力(常用電力)を供給する。分電盤100及び負荷202は、電力系統201を管理する電力会社の複数の顧客の各々、が住む住宅の内部(宅内)に配置される。以下で「顧客」とは、これら複数の顧客のうち一の顧客である。
(2-2)負荷
負荷202は、電力系統201からの電力で動作する家庭用の電気機器である。負荷202は、例えば、情報家電等のIoT機器が好適である。このような負荷202は、第2ネットワーク302(後述)に接続可能である。ただし、負荷202は、第2ネットワーク302への接続機能を有さない電気機器でもよい。
(2-3)電路
電路は、第1電路203a及び第2電路203bを含む。第1電路203aは、ブレーカ(主幹ブレーカ10)に対して電力系統201側(主幹ブレーカ10の一次側)の電路である。第2電路203bは、ブレーカ(主幹ブレーカ10)に対して負荷202側(主幹ブレーカ10の二次側)の電路である。
(2-4)端末
上記顧客は、端末40を利用可能である。利用とは、例えば、ディスプレイに表示又はスピーカから音声出力される情報の視聴、タッチパネル等の入力デバイスを介した情報の入力、等を行うことである。
端末40は、例えば、スマートフォン等の携帯端末であるが、デスクトップPC(Personal Computer)等の据え置き型端末でもよい。携帯端末は、上記顧客によって携帯される。据え置き型端末は、上記顧客の宅内に設置される。
本実施形態における端末40は、サーバ30(後述)と通信(広域通信)可能である。端末40は、プロセッサ及びメモリ(コンピュータ)と、通信モジュールと、タッチパネル等の入力デバイスと、ディスプレイ等の出力デバイスと、を有する。端末40の通信モジュールは、主幹ブレーカ10との間の上記近距離無線通信に加えて、サーバ30との間の広域通信を更に実現する。
(2-5)サーバ
サーバ30は、端末40を介して顧客にサービスを提供する。サービスは、例えば、電力系統201の停電に関する停電情報の顧客への通知を含んでもよい。サービスの提供は、端末40にインストールされているアプリソフトウェア(以下「アプリ」)401を通じて行われる。
サーバ30は、プロセッサ及びメモリと、通信モジュールとを有する。メモリには、前述した対情報群などの情報が格納される。サーバ30の通信モジュールは、インターネット等のネットワークを介した広域通信を実現する。プロセッサがメモリ内のプログラム等に基づいて動作(更に通信モジュールと協働)することにより、サーバ30の機能(例えば、図5のフローチャートに示す処理)が実現される。
(2-6)ネットワーク
サーバ30は、第1ネットワーク301を介して端末40と通信可能に接続される。第1ネットワーク301は、例えば、インターネットや通信回線網等の広域ネットワークである。
一方、負荷202が接続されるネットワークは、第2ネットワーク302である。第2ネットワーク302は、例えば、宅内の電路を介して通信を行うPLC(Power Line Communications)ネットワークである。
第2ネットワーク302は、ゲートウェイ(GW)303を介して第1ネットワーク301と通信可能に接続される。
詳しくは、サーバ30が接続された第1ネットワーク(インターネット等の広域ネットワーク)301の通信プロトコルと、主幹ブレーカ10が(計測ユニット15を介して)接続された第2ネットワーク(PLCネットワーク)302の通信プロトコルとが異なるため、第1ネットワーク301と第2ネットワーク302との間に、当該2つのプロトコルの間のプロトコルを変換するゲートウェイ(GW)303が介在する。
(2-7)分電盤
分電盤100は、図1に示すように、主幹ブレーカ10と、バックアップ電源14と、計測ユニット15と、2つ以上の分岐ブレーカ50と、を備える。なお、分電盤100は、上記要素を収容するボックス100A(図8参照)を更に備える。
前述した回路遮断器1は、上記要素のうち、主幹ブレーカ10と、計測ユニット15と、バックアップ電源14と、で実現される。
(2-7-1)主幹ブレーカ
主幹ブレーカ10は、一次側が電力系統201と、二次側が2つ以上の分岐ブレーカ50の各々と、それぞれ電気的に接続される。
また、主幹ブレーカ10は、計測ユニット15及び端末40の各々と、BLE等の近距離無線で通信可能に接続される。なお、計測ユニット15と主幹ブレーカ10との間の接続は、有線接続でもよい。
詳しくは、図8に示すように、主幹ブレーカ10には、接点(後述)を開閉するスイッチ(ハンドルともいう)10Aが設けられ、分岐ブレーカ50にも同様のスイッチが設けられている。
主幹ブレーカ10は、過電流、漏電及び地震を検知する検知機能、過電流等を検知した場合に電路の電流を遮断する(トリップ状態となる)遮断機能、並びに、計測ユニット15及び端末40の各々と通信する通信機能、を有する。
主幹ブレーカ10は、第2電路203bで過電流又は漏電が発生した場合、又は地震が発生した場合に、トリップ状態となる。主幹ブレーカ10がトリップ状態となることで、負荷202へ電力の供給は停止される。
主幹ブレーカ10は、プロセッサ(CPU,MPU等)及びメモリ(半導体メモリ、SSD等)と、通信モジュールと(いずれも図示しない)を有する。メモリには、各種のデータ及びプログラムが格納され、プロセッサが当該各種のデータを用いて当該プログラムを実行することにより、上記検知機能及び上記遮断機能が実現される。
また、上記通信機能は、通信モジュールによって実現される。すなわち、主幹ブレーカ10の通信モジュールは、近距離無線による通信機能を実現する。
本実施形態では、計測ユニット15(後述)の通信モジュールが、近距離無線による通信、及び第2ネットワーク302を介した通信、の2種類の通信機能を有している。このため、主幹ブレーカ10の通信モジュールは、計測ユニット15の通信モジュールと近距離無線通信を行うことにより、第2ネットワーク302を介した通信機能を更に実現する。
(2-7-2)計測ユニット
計測ユニット15は、第1電路203aに接続された電力計(図示しない)、第2電路203bに接続された電流計(図示しない)、及び加速度計(図示しない)を有する。
計測ユニット15は、第1電路203aの電力を上記電力計で計測し、その計測結果である電力値を取得する。また、計測ユニット15は、第2電路203bの電流を上記電流計で計測し、その計測結果である電流値を取得する。さらに、計測ユニット15は、計測ユニット15自身の加速度を上記加速度計で計測し、その計測結果である加速度値を取得する。
前述した取得部121は、計測ユニット15が計測した電力値を基に、発生した停電が系統停電か宅内停電かを判断し、判断結果を示す原因情報(第1原因情報)を取得する。また、取得部121は、計測ユニット15が計測した電流及び加速度を基に、宅内停電の原因が、過電流か、漏電か、地震か、を判断し、判断の結果を示す原因情報(第2原因情報)を取得する。
なお、本実施形態における計測ユニット15は、主幹ブレーカ10とは別体であるが、主幹ブレーカ10の構成要素であってもよい。例えば、上記電力計、上記電流計及び上記加速度計のうち、少なくとも上記電力計が、主幹ブレーカ10に内蔵されていてもよい。また、上記電流計及び上記加速度計の少なくとも一方が、主幹ブレーカ10に更に内蔵されていてもよい。
または、計測ユニット15は、分電盤100内の、主幹ブレーカ10以外の内器(例えば、リミッタ)が備えていてもよいし、分電盤100の外部に設けられてもよい。計測ユニット15の計測結果を、回路遮断器1の処理部12に引き渡すことが可能であれば、計測ユニット15の所在は問わない。
(2-7-3)ボタン
所定の操作を受け付けるボタン15Aは、本実施形態では、計測ユニットに設けられる。ただし、ボタン15Aは、例えば、主幹ブレーカ10に設けられてもよいし、回路遮断器1のどこに設けられもよい。
なお、本実施形態における計測ユニット15は、図8に示すように、計測結果等の情報を表示するディスプレイ15Bを更に有するが、ディスプレイ15Bはなくてよい。
(2-8)所定の操作の詳細
本実施形態における所定の操作は、通信処理の開始タイミング及び停止タイミングを示す操作である。これによって、所定の操作が示す開始タイミングから停止タイミングまでの期間に限って通信処理が行われるので、停電の際に、消費電力の抑制を図りつつ、必要な時に必要な情報の送受信が行える。
このような所定の操作は、例えば、持続的な操作である。持続的な操作は、例えば、図8に示すボタン15Aに対する持続的な押下操作である。ボタン15Aに対する持続的な押下操作は、ボタン15Aを押し続ける操作であり、押し始めによって開始タイミングが、押し終わりによって停止タイミングが、それぞれ示される。
通信部13は、受付部11が持続的な操作の受け付けを開始したことに応じて通信処理を開始し、受け付けを終了したことに応じて通信処理を停止する。
これよって、所定の操作が持続している期間(例えば、ボタン15Aの押下中)に限って通信処理が行われるので、消費電力の抑制を図りつつ、必要な時に必要な情報の送受信が行える。
(2-9)所定の操作の変形例1
この変形例における所定の操作は、反復的な操作である。反復的な操作は、例えば、図8に示すボタン15Aに対する反復的な押下操作である。ボタン15Aに対する反復的な押下操作は、ボタン15Aを一度押した後、再度押す操作であり、一度目の押下によって開始タイミングが、再度の押下によって停止タイミングが、それぞれ示される。
通信部13は、通信処理の停止中に受付部11が反復的な操作を受け付けたこと(ボタン15Aに対する一度目の押下)に応じて通信処理を開始する。そして、通信部13は、通信処理の実行中に反復的な操作を再度受け付けたこと(ボタン15Aに対する再度の押下)に応じて、通信処理を停止する。
ボタン15Aは、通信処理の停止中に行われる押下操作(一度目の押下)に応じて、突出状態から押込状態に変化する。また、ボタン15Aは、通信処理の実行中に行われる押下操作(再度の押下)に応じて、押込状態から突出状態に変化する。
通信部13は、ボタン15Aが突出状態から押込状態に変化したことに応じて通信処理を開始する。そして、通信部13は、ボタン15Aが押込状態から突出状態に変化したことに応じて、通信処理を停止する。
この変形例によれば、ボタン15Aに対する反復的な押下操作の受け付けから再度の受け付けまでの期間に限って通信処理が行われるので、消費電力の抑制を図りつつ、必要な時に必要な情報の送受信が行える。
また、通信処理が実行中か否かを、ボタン15Aの状態が押込状態か突状態かによって、ユーザに認識させることができる。
(2-10)所定の操作の変形例2
この変形例における所定の操作は、通信処理の開始タイミングのみを示す操作である。開始された通信処理は、自動的に(例えば、開始から所定時間が経過したタイミングで)停止される。
すなわち、通信部13は、受付部11が所定の操作を受け付けたことに応じて通信処理を開始し、開始から所定時間が経過すると通信処理を停止する。
この変形例によれば、所定の操作の受け付けから所定時間が経過するまでの期間に限って通信処理が実行されるので、消費電力の抑制を図りつつ、必要な時に必要な情報の送受信が行える。
(2-11)回路遮断器の動作
回路遮断器1は、例えば、図3及び図4のフローチャートに従って動作する。なお、このフローチャートの処理は、通電に応じて開始される。本実施形態でいう通電とは、分電盤100から負荷202への電力供給の開始である。また、主幹ブレーカ10のメモリには、顧客識別子が格納されている。顧客識別子とは、顧客を識別する情報であり、例えば、お客様番号等のID、電話番号などである。
例えば、電力系統201から電力が供給されている状態で、主幹ブレーカ10のスイッチ10A(及び分岐ブレーカのスイッチ)がオンされると、分電盤100から負荷202への電力供給が開始される。また、主幹ブレーカ10のスイッチ10A(及び分岐ブレーカのスイッチ)がオンの状態で、系統停電が解消されると、分電盤100から負荷202への電力供給が開始される。
取得部121は、計測ユニット15の計測結果を基に、停電が発生したか否かを判断する(ステップS1)。停電は発生していないと判断された場合、処理はステップS8(後述)に進む。
ステップS1で停電が発生したと判断された場合、バックアップ電源14は、主幹ブレーカ10及び計測ユニット(通信部13等)への非常用電力の供給を開始する(ステップS2)。通信部13は、非常用電力の供給を受け、通信処理を開始する(ステップS3)。
取得部121は、計測ユニット15の計測結果を基に、原因情報を含む停電情報を取得する(ステップS4)。記憶部10aは、ステップS4で取得された停電情報を記憶する(ステップS5)。
通信部13は、ステップS4で取得された原因情報を(主幹ブレーカ10のメモリに格納されている顧客識別子と共に)にサーバ30に送信する(ステップS6)。また、通信部13は、ステップS4で取得された停電情報を端末40に送信する(ステップS7)。その後、処理はステップS1に戻る。
ステップS1で停電は発生していないと判断された場合、処理部12は、通信部13がサーバ30から復電情報を受信したか否かを判断する(ステップS8)。通信部13はサーバ30から復電情報を受信していないと判断された場合、処理はステップS11(後述)に進む。
ステップS8で通信部13がサーバ30から復電情報を受信したと判断された場合、記憶部10aは、当該受信された復電情報を記憶する(ステップS9)。通信部13は、当該受信された復電情報を端末40に送信する(ステップS10)。その後、処理はステップS1に戻る。
ステップS8で通信部13はサーバ30から復電情報を受信していないと判断された場合、処理部12は、ステップS3で通信処理が開始されてから所定時間以上が経過したか否かを判断する(ステップS11)。通信処理の開始から所定時間以上は経過していない(すなわち、通信開始からの経過時間が未だ所定時間に満たない)と判断された場合、処理はステップS1に戻る。
ステップS11で通信処理の開始から所定時間以上が経過したと判断された場合、通信部13は、当該通信処理を停止する(ステップS12)。その後、処理はステップS13に進む。
処理部12は、受付部11が所定の操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS13)。受付部11は所定の操作を受け付けていないと判断された場合、処理はステップS16(後述)に進む。
ステップS13で受付部11が所定の操作を受け付けたと判断された場合、通信部13は、通信処理を開始し(ステップS14)、記憶部10aに記憶されている停電情報及び復電情報を端末40に送信する(ステップS15)。その後、処理はステップS13に戻る。
ステップS13で受付部11は所定の操作を受け付けていないと判断された場合、通信部13は、条件を満たしたか否かを判断する(ステップS16)。なお、条件は、例えば、所定の操作が継続的な操作の場合は「所定の操作が終了されたこと」であり、所定の操作が反復的な操作の場合は「所定の操作が再び行われたこと」である。また、所定の操作が開始タイミングを示す操作の場合の条件は、「所定の操作から所定時間以上が経過したこと」である。条件を満たしていないと判断された場合、処理はステップS18(後述)に進む。
ステップS16で条件を満たしたと判断された場合、通信部13は、通信処理を停止する(ステップS17)。その後、処理はステップS13に戻る。
ステップS16で条件を満たしていないと判断された場合、処理部12は、復電したか否かを判断する(ステップS18)。未だ復電していないと判断された場合、処理はステップS13に戻る。
ステップS18で復電したと判断された場合、バックアップ電源14は、非常用電力の供給を停止する(ステップS19)。その後、処理はステップS1に戻る。
(2-12)サーバの動作
サーバ30は、例えば、図5のフローチャートに従って動作する。なお、このフローチャートの処理は、顧客ごとに(例えば、2つ以上の顧客識別子の各々について)実行される。また、このフローチャートの処理は、サーバ30の起動に応じて開始される。サーバ30のメモリには、対情報群(前述)が格納されている。
サーバ30は、回路遮断器1(分電盤100)から原因情報を(顧客識別子と共に)受信したか否かを判断する(ステップS31)。原因情報を受信していない場合、処理はステップS31に戻る。
分電盤100から原因情報を受信した場合、サーバ30は、メモリに格納されている対情報群を用いて、ステップS31で受信した原因情報に対応する手順情報を取得し、当該取得した手順情報を含む復電情報を取得する(ステップS32)。
次に、サーバ30は、ステップS32で取得した復電情報を当該回路遮断器1(ステップS31で原因情報と共に受信した顧客識別子に対応する回路遮断器1)に送信する(ステップS33)。その後、処理はステップS31に戻る。
(2-13)分電盤の動作例
例えば、地震が発生したとき、回路遮断器1の各部の状態は、図6に示すように変化する。すなわち、地震発生に応じて、主幹ブレーカ10がオン状態からオフ状態(トリップ状態)に変化(トリップ)する。なお、主幹ブレーカ10のオフ状態は、ユーザが主幹ブレーカ10のスイッチ10Aをオンする操作(オン操作)を行うまで継続する。
主幹ブレーカ10のトリップに応じて、バックアップ電源14がオフ状態(電力系統201からの電力で充電されている状態)からオン状態(通信部13等に電力を供給している状態)に変化する。なお、バックアップ電源14のオン状態は、主幹ブレーカ10のトリップがオン操作によって解除されるまで継続する。
主幹ブレーカ10のトリップに応じて、通信部13が通信処理を開始する。この通信処理(すなわち、地震発生直後の通信処理)は、時間Δtだけ継続される。例えば、地震の発生時刻をt1とすると、地震発生直後の通信処理は、時刻t1から時刻“t1+Δt”までの初期通信期間にわたって実行される。なお、時間Δtは、例えば5分であるが、二次電池の容量等を考慮して適宜な値に変更されてよい。
初期通信期間(時刻t1~時刻“t1+Δt”)において、停電の原因及び復電の手順に関する通知が、端末40のアプリ401を介して行われる。具体的には、端末40のディスプレイに、例えば、図7に示すような通知画面40Aが表示される。
通知画面40Aは、“停電が発生しました。停電原因は、地震による宅内のブレーカの動作です。次の手順で復電して下さい。ストーブ等が倒れていないか確認する。分岐ブレーカのスイッチを全て切る。主幹ブレーカのスイッチを入れる。分岐ブレーカのスイッチを順番に入れていき・・・”等のメッセージを含む。
ユーザは、初期通信期間における通知の時点では、復電のための操作を行うことなく避難し、避難から数時間後に帰宅したものとする。
帰宅したユーザは、復電のための操作に先立って、分電盤100のボタン15Aに対して所定の操作(本例では、「所定の操作の変形例2」に記載した所定の操作)を行う。所定の操作に応じて、通信部13が通信処理を再開する。この通信処理(すなわち、所定の操作直後の通信処理)は、時間Δtだけ継続されるものとする。
すなわち、所定の操作で指定された指定通信期間(時刻t2~時刻“t2+Δt”)に、停電原因及び復電手順に関する通知が再び行われる。なお、本例における指定通信期間の長さは、初期通信期間の長さと同じ(=Δt)であるが、異なる長さ(例えば、2×Δtなど)でもよい。
端末40のディスプレイには、図7の通知画面40Aが再び表示される。ユーザは、通知画面40Aで通知された手順に従い、復電のための操作(主幹ブレーカ10のオン操作等)を行う。
オン操作に応じて、主幹ブレーカ10は、オフ状態からオン状態に変化する(すなわち、主幹ブレーカ10のトリップが手動で解除される)。これに伴い、バックアップ電源14は、オン状態からオフ状態に変化する(二次電池に対する充電が再開される)。
(2-14)分電盤の利点
以上のように、本実施形態の分電盤100によれば、停電が発生した際、ユーザが必要とする情報(停電情報及び/又は復電情報)を必要な時(例えば、停電の直後及び/又は復電の直前)に端末40を介して、より高い確率で受信可能になる。
(3)まとめ
本開示の第1の態様に係る回路遮断器(1)は、取得部(121)と、記憶部(10a)と、受付部(11)と、通信部(13)と、バックアップ電源(14)と、を備える。取得部(121)は、停電の発生に応じて、停電情報及び復電情報を取得する。前記停電情報は、原因情報を含む。前記原因情報は、前記停電の原因に関する情報である。前記復電情報は、手順情報を含む。前記手順情報は、前記原因に対応する復電の手順に関する情報である。記憶部(10a)は、前記停電情報及び前記復電情報を記憶する。受付部(11)は、所定の操作を受け付ける。通信部(13)は、前記所定の操作に応じて、少なくとも端末(40)との通信のための通信処理を開始し、前記通信処理を通じて前記停電情報及び前記復電情報の少なくとも一方を端末(40)に送信する。バックアップ電源(14)は、前記停電から前記復電までの停電期間にわたって、取得部(121)、記憶部(10a)、受付部(11)及び通信部(13)のうち、少なくとも通信部(13)に電力を供給する。
この態様によれば、停電が発生した際、ユーザが必要とする情報(停電情報及び/又は復電情報)を必要な時(例えば、停電の直後及び/又は復電の直前)に端末(40)を介して、より高い確率で受信可能になる。
第2の態様に係る回路遮断器(1)では、第1の態様において、前記所定の操作は、前記通信処理の開始タイミング及び停止タイミングを示す操作である。
この態様によれば、所定の操作が示す開始タイミングから停止タイミングまでの期間に限って通信処理が行われるので、停電の際に、消費電力の抑制を図りつつ、必要な時に必要な情報の送受信が行える。
第3の態様に係る回路遮断器(1)では、第2の態様において、前記所定の操作は、持続的な操作である。通信部(13)は、受付部(11)が前記所定の操作の受け付けを開始したことに応じて前記通信処理を開始し、受け付けを終了したことに応じて停止する。
この態様によれば、所定の操作が持続している期間(例えば、ボタン15Aの押下中)に限って通信処理が行われるので、消費電力の抑制を図りつつ、必要な時に必要な情報の送受信が行える。
第4の態様に係る回路遮断器(1)では、第2の態様において、前記所定の操作は、反復的な操作である。通信部(13)は、前記通信処理の停止中に受付部(11)が前記所定の操作を受け付けたことに応じて、前記通信処理を開始する。そして、通信部(13)は、前記通信処理の実行中に受付部(11)が前記所定の操作を再度受け付けたことに応じて、前記通信処理を停止する。
この態様によれば、所定の操作の受け付けから再度の受け付けまでの期間に限って通信処理が行われるので、消費電力の抑制を図りつつ、必要な時に必要な情報の送受信が行える。
第5の態様に係る回路遮断器(1)では、第4の態様において、前記所定の操作は、ボタン(15A)に対する反復的な押下操作である。ボタン(15A)は、前記通信処理の停止中に行われる押下操作に応じて、突出状態から押込状態に変化する。また、ボタン(15A)は、前記通信処理の実行中に行われる押下操作に応じて、前記押込状態から前記突出状態に変化する。通信部(13)は、ボタン(15A)が前記突出状態から前記押込状態に変化したことに応じて、前記通信処理を開始する。そして、通信部(13)は、ボタン(15A)が前記押込状態から前記突出状態に変化したことに応じて、前記通信処理を停止する。
この態様によれば、通信処理が実行中か否かを、ボタン(15A)の状態が押込状態か突状態かによって、ユーザに認識させることができる。
第6の態様に係る回路遮断器(1)では、第1の態様において、前記所定の操作は、前記通信処理の開始タイミングを示す操作である。通信部(13)は、受付部(11)が前記所定の操作を受け付けたことに応じて前記通信処理を開始し、開始から所定時間が経過すると前記通信処理を停止する。
この態様によれば、所定の操作の受け付けから所定時間が経過するまでの期間に限って通信処理が実行されるので、消費電力の抑制を図りつつ、必要な時に必要な情報の送受信が行える。
第7の態様に係る回路遮断器(1)では、第1~第6のいずれかの態様において、通信部(13)は、前記停電の発生に応じて前記通信処理を開始し、開始から所定時間が経過すると前記通信処理を停止する。
この態様によれば、停電の発生から所定時間が経過するまでの期間にわたって自動的に通信処理が実行されるので、所定の操作なしで必要な情報の送受信が行える。
第8の態様に係る回路遮断器(1)では、第1~第7のいずれかの態様において、端末(40)との通信は、BLE方式に従う通信である。
この態様によれば、BLE通信は電力消費が少ないため、電力消費の削減に基づく受信確率の向上効果が顕著となる。
第9の態様に係る回路遮断器(1)では、第1~第8のいずれかの態様において、バックアップ電源(14)は、電気二重層コンデンサを含む。
この態様によれば、電気二重層コンデンサは容量が小さいため、電力消費の削減に基づく受信確率の向上効果が顕著となる。
第10の態様に係る回路遮断器(1)では、第1~第9のいずれかの態様において、前記通信処理は、第1通信処理及び第2通信処理を含む。前記第1通信処理は、端末(40)との通信のための処理である。前記第2通信処理は、サーバ(30)との通信のための処理である。通信部(13)は、前記所定の操作に応じて前記第1通信処理及び前記第2通信処理を開始する。そして、通信部(13)は、前記第1通信処理を通じて、端末(40)への前記停電情報の送信を行う。取得部(121)は、前記第2通信処理を通じて、サーバ(30)への前記原因情報の送信、及びサーバ(30)からの前記手順情報の受信を行うことにより、前記復電情報を取得する。
この態様によれば、原因情報に対応する手順情報を含む復電情報のサーバ(30)からの取得が可能となる。また、停電の原因が回路遮断器(1)の外部(例えば、電力系統201)にある場合に、サーバ(30)から、停電及び復電に関する情報(例えば、系統停電の発生範囲や復電予定時刻など)の情報の取得が可能となる。
第11の態様に係る分電盤(100)は、第1~第10のいずれかの態様の回路遮断器(1)と、回路遮断器(1)を収容するボックス(100A)と、を備える。
この態様によれば、停電が発生した際、ユーザが必要とする情報(停電情報及び/又は復電情報)を必要な時(例えば、停電の直後及び/又は復電の直前)に端末(40)を介して、より高い確率で受信可能になる。
1 回路遮断器
100 分電盤
10a 記憶部
11 受付部
12 処理部
121 取得部
13 通信部
14 バックアップ電源
15A ボタン
30 サーバ
40 端末

Claims (11)

  1. 停電の発生に応じて、前記停電の原因に関する原因情報を含む停電情報、及び前記原因に対応する復電の手順に関する手順情報を含む復電情報、を取得する取得部と、
    前記停電情報及び前記復電情報を記憶する記憶部と、
    所定の操作を受け付ける受付部と、
    前記所定の操作に応じて、少なくとも端末との通信のための通信処理を開始し、前記通信処理を通じて前記停電情報及び前記復電情報のうち少なくとも前記停電情報を前記端末に送信する通信部と、
    前記停電から前記復電までの停電期間にわたって、前記取得部、前記記憶部、前記受付部及び前記通信部のうち、少なくとも前記通信部に電力を供給するバックアップ電源と、を備える、
    回路遮断器。
  2. 前記所定の操作は、前記通信処理の開始タイミング及び停止タイミングを示す操作である、
    請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記所定の操作は、持続的な操作であり、
    前記通信部は、前記通信処理を、前記受付部が前記所定の操作の受け付けを開始したことに応じて開始し、受け付けを終了したことに応じて停止する、
    請求項2に記載の回路遮断器。
  4. 前記所定の操作は、反復的な操作であり、
    前記通信部は、前記通信処理の停止中に前記受付部が前記所定の操作を受け付けたことに応じて前記通信処理を開始し、前記通信処理の実行中に前記受付部が前記所定の操作を再度受け付けたことに応じて前記通信処理を停止する、
    請求項2に記載の回路遮断器。
  5. 前記所定の操作は、ボタンに対する反復的な押下操作であり、
    前記ボタンは、
    前記通信処理の停止中に行われる押下操作に応じて、突出状態から押込状態に変化し、
    前記通信処理の実行中に行われる押下操作に応じて、前記押込状態から前記突出状態に変化し、
    前記通信部は、前記ボタンが前記突出状態から前記押込状態に変化したことに応じて前記通信処理を開始し、前記ボタンが前記押込状態から前記突出状態に変化したことに応じて前記通信処理を停止する、
    請求項4に記載の回路遮断器。
  6. 前記所定の操作は、前記通信処理の開始タイミングを示す操作であり、
    前記通信部は、前記受付部が前記所定の操作を受け付けたことに応じて前記通信処理を開始し、開始から所定時間が経過すると前記通信処理を停止する、
    請求項1に記載の回路遮断器。
  7. 前記通信部は、前記停電の発生に応じて前記通信処理を開始し、開始から所定時間が経過すると前記通信処理を停止する、
    請求項1に記載の回路遮断器。
  8. 前記端末との通信は、BLE方式に従う通信である、
    請求項1に記載の回路遮断器。
  9. 前記バックアップ電源は、電気二重層コンデンサを含む、
    請求項1に記載の回路遮断器。
  10. 前記通信処理は、前記端末との通信のための第1通信処理、及びサーバとの通信のための第2通信処理を含み、
    前記通信部は、前記所定の操作に応じて前記第1通信処理及び前記第2通信処理を開始し、前記第1通信処理を通じて前記端末への前記停電情報の送信を行い、
    前記取得部は、
    前記第2通信処理を通じて前記サーバへの前記原因情報の送信及び前記サーバからの前記手順情報の受信を行うことにより、前記復電情報を取得する、
    請求項1に記載の回路遮断器。
  11. 請求項1に記載の回路遮断器と、
    前記回路遮断器を収容するボックスと、を備える、
    分電盤。
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