JP7852741B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
車両内外を撮影した画像や車両の位置情報などを用いて、監視センタにおいて車両を遠隔監視する技術が知られている。例えば、監視センタは、車両を監視するための監視装置を備えており、当該監視装置が監視対象車両の状況を表示装置に表示させる。また、車両の監視に注意を要する状態(以下、「要注意状態」と称する)が検出された場合に、監視装置が警告(アラート)を表示させることで、効率的に監視を行うことができる。しかしながら、監視者の数に対して警告が多く発生した場合、対応の遅れが発生するおそれがある。そのため、警告の発生条件を適切に設定することが望まれる。
関連する技術として、特許文献1は、監視対象である車両の位置情報を取得して、車両の移動に関する移動情報に応じて車両の監視優先度を決定する情報処理システムを開示する。当該情報処理システムは、監視優先度に基づいて車両の監視のための提示情報を生成し、提示情報を提示装置に出力させる。
また当該情報処理システムは、監視者が複数存在する場合、要注意状態に対する対処経験に応じて監視優先度を変更することができる。例えば、監視者Aが、「合流」における対処を過去に監視者Bよりも多く行っていたとする。この場合、当該情報処理システムは、監視者Bよりも監視者Aを優先的に「合流」に対処させるように監視優先度を変更することができる。
特開2020-061121号公報
監視者の監視能力は、監視タイミングによらず一定に保たれることが望ましい。しかしながら、監視能力は、監視者本人や周囲の状況に応じて変化し得る。例えば、監視者が体調不良である場合、監視者の監視能力が低下するおそれがある。またこのような場合、監視センタ全体としても監視能力が低下することが想定される。
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、監視者の状況に応じて適切に車両監視を行うことが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することにある。
本開示にかかる情報処理装置は、
監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得する取得手段と、
前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出手段と、
前記車両の監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定手段と、
推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御手段と、を備えるものである。
本開示にかかる情報処理システムは、
監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得するセンサと、
情報処理装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記センサから前記車両状況情報を取得する取得手段と、
前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出手段と、
前記車両の監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定手段と、
推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御手段と、を有するものである。
本開示にかかる情報処理方法は、
監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得し、
前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出し、
前記車両の監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定し、
推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御するものである。
本開示にかかるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体は、
監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得する取得処理と、
前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出処理と、
前記車両の監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定処理と、
推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御処理と、を
コンピュータに実行させるものである。
本開示により、監視者の状況に応じて適切に車両監視を行うことが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することができる。
実施形態1にかかる情報処理装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1にかかる情報処理装置が行う処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる情報処理システムの構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる表示部に表示される統合監視画面及び詳細監視画面の一例を示す図である。 実施形態2にかかる統合監視画面と詳細監視画面との画面切替えの一例を示す図である。 実施形態2にかかる情報処理装置が行う処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる情報処理装置等を実現するコンピュータのハードウエア構成を例示するブロック図である。
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されている。説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<実施形態1>
図1を参照して、実施形態1について説明する。図1は、本実施形態にかかる情報処理装置100の構成を示すブロック図である。情報処理装置100は、取得部101、検出部102、推定部103、及び出力制御部104を備えている。
取得部101は、監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得する。検出部102は、車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する。推定部103は、車両の監視者を撮影した画像に基づいて、監視者の特性を推定する。出力制御部104は、推定された特性に基づいて、監視者に対する要注意状態に関する警告の出力を制御する。
情報処理装置100は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えている。当該記憶装置には、本実施形態にかかる処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムをメモリへ読み込ませ、当該コンピュータプログラムを実行することができる。これにより、プロセッサは、取得部101、検出部102、推定部103、及び出力制御部104の機能を実現する。
続いて、図2を参照して情報処理装置100が行う処理を説明する。図2は、情報処理装置100が行う処理を示すフローチャートである。
まず、取得部101は、監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得する(S101)。次に検出部102は、車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する(S102)。続いて、推定部103は、車両の監視者を撮影した画像に基づいて、監視者の特性を推定する(S103)。そして、出力制御部104は、推定された特性に基づいて、監視者に対する要注意状態に関する警告の出力を制御する(S104)。
このような構成により、本実施形態にかかる情報処理装置100は、監視者を撮影した画像を用いて監視者の特性を推定する。また情報処理装置100は、推定結果に基づいて、警告の出力を制御する。これにより、情報処理装置100は、監視者の状況に応じて適切に車両監視を行うことを可能とする。
<実施形態2>
続いて、実施形態2について説明する。実施形態2は、上述した実施形態1の具体例である。図3は、本実施形態にかかる情報処理システム50の構成を示すブロック図である。図に示されるように、情報処理システム50は、情報処理装置10、監視装置20、車載装置30、及びインフラストラクチャ40を備えている。情報処理システム50は、所定の情報処理を行うことで、遠隔地に存在する車両の監視を行うことが可能な情報処理システムである。
情報処理装置10、監視装置20、車載装置30、及びインフラストラクチャ40は、図示しないネットワークを介してそれぞれ接続されている。ネットワークは、有線又は無線の通信回線である。ネットワークは、例えば、インターネット、専用線、電話回線、移動体通信網、又はその他の通信回線などであってよい。またネットワークは、これらの組み合わせであってもよい。
(監視センタC)
監視センタCは、車両を遠隔監視する拠点となる領域である。監視センタCには、車両を監視するための監視者が配置されている。図では1名の監視者Aを示しているが、監視センタCは複数の監視者を配置し得る。
監視センタCは、監視装置20、表示部22、操作部23、及び監視者カメラ25を備えている。なお、説明のために表示部22、操作部23、及び監視者カメラ25を監視装置20の外部に示しているが、これらの一部又は全部が監視装置20に内蔵されるように構成されてもよい。
監視装置20は、車両の監視を行うための所定の情報処理を行う。監視装置20は、例えば、PC(Personal Computer)などであってよい。または、監視装置20は、インターネットなどを経由して、ウェブブラウザを介して情報処理装置10、車載装置30、又はインフラストラクチャ40との通信を行うように構成されてもよい。
表示部22は、監視対象車両を表示する。また表示部22は、要注意状態が検出された場合、当該要注意状態に対する警告を表示する。表示部22は、例えばディスプレイなどの表示装置である。表示部22は、指などでタッチすることで入力操作を行うことが可能なタッチパネル付きディスプレイなどであってもよい。また監視センタCは、表示部22を複数備え得る。監視センタCは、複数の監視者のそれぞれに対応する表示部22を備え得る。
ここで、要注意状態は、車両の監視に注意を要する状態を示している。要注意状態は、例えば、車両又は乗員に異常が発生した状態である。車両の異常の例としては、例えば、車体の異常がある。車体の異常は、例えば、故障、事故、又は電欠などのような、車体に関するものが挙げられる。また、これらの異常による車両の停止などが車両の異常に含まれ得る。例えば、バスやトラックが定時運行できていない場合や、目的地への遅延が発生している場合なども車両の異常に含まれ得る。
また、乗員の異常の例としては、運転者や同乗者の異常がある。乗員の異常は、例えば、運転者又は同乗者の体調不良である。また車両がバスなどの場合、乗客の体調不良、乗客の怪我、乗客同士のトラブル、又は乗客の乗降トラブルが乗員の異常に含まれ得る。例えば、乗降で発車できない状況の発生や、支援を求める乗客の発生が異常に含まれ得る。
上述した異常は一例であるので、要注意状態は他の状態を含んでもよい。例えば、要注意状態は、車両周囲の環境に関連してもよい。例えば、周辺の建物の倒壊や道路設備の破損、災害発生などが要注意状態に含まれ得る。
監視装置20は、表示部22に対する表示を制御する表示制御部21を備えている。表示制御部21は、情報処理装置10から映像を取得し、映像を表示部22に表示させる。当該映像は、監視対象車両を含み得る。表示制御部21は、リアルタイムで当該映像を表示させてもよい。なお、本開示において「映像」は、当該映像のデータである映像データを意味する場合がある。同様に、本開示において「画像」は、当該画像のデータである画像データを意味する場合がある。
また表示制御部21は、情報処理装置10から警告情報を取得し、警告を表示部22に表示させる。警告情報は、監視者に対して要注意状態に関する警告を行うための情報である。警告情報は、車両が要注意状態にあることを報知するための情報であってよい。警告情報は、要注意状態が検出された車両を識別する情報や、要注意状態の内容に関する情報を含み得る。
警告情報は、例えば、要注意状態を示す文字情報又は画像情報などであってよい。また警告情報は、図示しない音声出力装置で出力される音声情報であってもよい。これらに限らず、警告情報として、照明、ブザー、又は振動などの種々の情報が用いられ得る。また、警告情報は、上述した情報の組み合わせであってもよい。
図に示される監視者Aは、表示部22の表示を視認することで車両の監視を行うことができる。また、監視者Aは、警告が出力されることで、要注意状態が検出された車両(以下、「要注意車両」と称する場合がある)を認知することができる。これにより、監視者Aは、通常よりも注意して車両の監視を行うことができる。また、監視者Aは、必要に応じて要注意車両に対する対処を行う。
ここで、図4を参照して、表示部22に表示される画面の例を説明する。図4は、表示部22に表示される統合監視画面22a及び詳細監視画面22bの一例を示す図である。統合監視画面22aは、複数の車両を同時に表示する画面である。また、詳細監視画面22bは、監視者の注意又は介入が必要な車両を表示する画面である。図の例では、統合監視画面22aは、車両1~10のそれぞれを監視する画面を表示している。なお、図では車両1~10の画面表示例として同じ図を用いているが、実際には各車両に対応する映像が各表示領域に表示される。
表示制御部21は、車両1~10の状況に応じて、統合監視画面22a及び詳細監視画面22bを自動的に切り替える。例えば表示制御部21は、車両1~10に要注意状態が検出されていない場合、統合監視画面22aを表示させる。表示制御部21は、車両1~10の中に要注意状態が検出された場合、要注意状態となった要注意車両を表示する詳細監視画面22bに表示を切り替える。表示制御部21は、監視者の操作に応じて統合監視画面22a及び詳細監視画面22bを切り替えてもよい。
図の下段では、車両1の要注意状態が検出された場合の詳細監視画面22bを示している。表示制御部21は、車両1を表示する詳細監視画面22bを表示させる。例えば、車両1の車内又は車外に異常が発生しており、対処が必要な場合、監視者は車両1に対して遠隔操作を行うことで事故などを回避することができる。
ここで、図5を参照して、複数の監視員が配置されている場合に、表示部22で行われる画面切替えの例を説明する。図5は、統合監視画面22aと詳細監視画面22bとの画面切替えの一例を示す図である。ここでは、監視者A及びBが監視のために配置されている。監視者Aは表示部221を使用し、監視者Bは表示部222を使用している。
通常の監視時においては、表示部221及び222は、それぞれ統合監視画面22aを表示している。したがって監視者A及びBは、それぞれ統合監視画面22aを視認して車両監視を行う。
図の上段は、車両3に要注意状態が検出され、警告が出力された場合の画面の例を示している。表示制御部21は、車両3の表示領域に警告を表示させる。ここで、車両3の監視を監視者Aが担当することとする。担当監視者の決定については情報処理装置10において行われ得る。
表示制御部21は、車両3に関する詳細監視画面22bを、表示部221に表示させる。表示制御部21は、それまで表示されていた統合監視画面22aから、車両3を表示する詳細監視画面22bを表示させる。これにより、車両3に警告が発生した場合に表示部221の画面が自動的に詳細監視画面22bに切り替えられる。監視者Aは、切替え後の詳細監視画面22bを視認して、車両3の監視を行う。なお、図の例では、監視者Bは通常の統合監視画面22aを視認して監視を継続している。
ここで、車両5に要注意状態が検出されて、警告が発生したとする。表示制御部21は、例えば、表示部221及び222のそれぞれが表示している画面を特定して、車両5の詳細監視画面22bを表示させる表示部を選択する。図に示されるように、ここでは監視者Aは車両3の対応中であり、表示部221が車両3の詳細監視画面22bを表示しているものとする。
表示制御部21は、統合監視画面22aが表示されている表示部222を選択して、車両5に関する詳細監視画面22bを表示させる。これにより、車両5に警告が発生した場合に、表示部222の表示画面が自動的に詳細監視画面22bに切り替えられる。監視者Bは、表示部222を視認して、車両5を監視することができる。
このように、表示制御部21は、要注意車両の有無に応じて表示部22の表示を切り替える。これにより、監視者の監視負担や操作負担を軽減することができる。また、少人数の監視者で多数の車両を監視することが可能となる。
図3に戻り、監視センタCについて説明を続ける。操作部23は、監視者からの操作を受け付ける。操作部23は、例えば監視者が車両35に対して行う指示の入力を受け付ける。操作部23は、受け付けた内容を情報処理装置10に送信する。監視者は、操作部23を操作することで、車両35を遠隔操作することができる。これにより、監視者は、車両や乗員の異常に対処することができ、要注意状態を解消することができる。
監視者カメラ25は、監視者を撮影する撮影装置である。監視者カメラ25は、例えば、監視センタCの所定の位置に設けられている。監視者カメラ25は、監視者カメラ25を撮影した画像(以下、「監視者画像」と称する場合がある)を情報処理装置10に送信する。画像は静止画像であってもよいし動画像であってもよい。なお、監視者カメラ25と共に、監視者から発せられる音声を取得するマイクが設けられてもよい。
ここで、監視者が行う監視の例を説明する。監視者は、危険度の高い交通シーンを監視する。危険度の高い交通シーンは、例えば交通量の多い場所、人の多い場所、又は死角が存在する場所などである。また監視者は、車両35の運転者が行う運転を監視する。例えば監視者は、運転者が安全運転を行っているか否かを監視する。具体的には、監視者は、運転者が一時停止、信号遵守、又は速度順守などを行っているか否かを監視する。
また監視者は、車両35の運行状態を監視する。監視者は、車両35が走行中であるか若しくは停止中であるか、車両35の走行位置、又は車両35が計画通りに運行しているか、などを監視する。
また、監視者が行う操作の例を説明する。監視者は、操作部23を用いて、情報処理装置10を介して車両35に対する指示を行う。これにより、操作部23は、監視者の入力を受け付けて車両35を制御することができる。
例えば監視者は、車両35の運転制御に介入する。監視者は、車両35に対して所定の自動運転を行わせてもよいし、監視者自身が手動運転を行うことで、車両35を直接的に操作してもよい。所定の自動運転の例としては、車両35をすぐに停止させる、又は車両35を路側まで移動させた後に停止させる、などが挙げられる。監視者は、手動運転から自動運転、又は自動運転から手動運転への切替え(オーバーライド)を行い得る。
操作部23は、手動運転に切り替えられた場合、監視者の操作に応じて車両35の手動運転を行う。これにより、監視者は、操作部23を用いて車両35を遠隔操作する。例えば、監視者は、車両35に対して緊急停止指示を行うことで車両35を緊急停止させる。また監視者は、車両35の乗客に対して車内放送を行うなどしてもよい。
なお、本実施形態では、監視者が要注意状態に対処する例を示しているが、監視センタCは、対処を行うためのオペレータを別途配置してもよい。
(車載装置30)
車載装置30は、監視対象である車両35に搭載される情報処理装置である。車載装置30は、いわゆるエッジ側の装置である。車載装置30は、図示しないセンサを用いて、監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得し、情報処理装置10に送信する。車載装置30は、複数の監視対象車両のそれぞれに設けられてよい。車両状況情報は、例えば、車両又は車両周辺を撮影した画像である。車両状況情報の他の例としては、レーザ、レーダ、又はLiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)等のセンサで計測した3次元計測情報が挙げられる。車両状況情報は、車両35の速度や加速度などであってもよい。車両状況情報は、ハンドル角、ブレーキ圧、又は車両ドアの開閉等、車両35の操作情報であってもよい。車両状況情報は、車両35の位置情報であってもよい。
車載装置30は、映像送信部31、情報送信部32、及び車両制御部33を備えている。映像送信部31は、車両35の状況を撮影した映像を情報処理装置10に送信する。当該映像は、図示しないカメラを用いて撮影されている。当該カメラは、車両35の車室内又は車室外に設けられており、車内又は車外を撮影し得る。車両35は、車内カメラ及び車外カメラの両方を備えてもよい。車両内部の映像は、車内の乗員の映像を含み得る。例えば、車両35がバスやタクシーなどの場合、映像送信部31は、乗客を含む映像を取得し、映像を送信する。なお、図示しないが、車載装置30は、映像に限らず、車両35の内外で発生した音声の情報を取得し、情報処理装置10に送信してもよい。
情報送信部32は、車両35が備える図示しないセンサから情報を取得し、取得した情報を情報処理装置10に送信する。例えば情報送信部32は、位置センサを用いて、車両35の位置情報を取得する。位置センサは、車両35の現在位置を検出する。位置センサは、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)等の複数の人工衛星から送信される測位信号を受信し、これらの測位信号に基づいて測位を行う。
情報送信部32は、位置情報以外に、車両35に関する情報を取得し、情報処理装置10に送信してもよい。
車両制御部33は、情報処理装置10から指示情報を受信する。車両制御部33は、指示情報に基づいて車両35の走行や動作を制御する。例えば、車両制御部33は、情報処理装置10からの指示に従い、図示しない車両制御ECU(Electronic Control Unit)を用いて車両35の走行を制御する。車両制御ECUは、例えば、車両35の加減速制御を行うパワーユニット制御ECU及びブレーキECUなどを含み得る。
(インフラストラクチャ40)
インフラストラクチャ40は、道路近傍に設けられた設備(例えば、信号機)である。インフラストラクチャ40は、車両状況情報を取得するセンサを備えている。ここでは、センサの一例としてインフラカメラ45を用いて説明する。インフラカメラ45は、道路又は道路周辺を撮影する撮影装置である。また、インフラカメラ45は、道路又は道路の周辺の音声を取得するマイクを備えてもよい。
映像送信部41は、インフラカメラ45で取得された映像を情報処理装置10に送信する。映像送信部41は、PCなどの情報処理装置に設けられてよい。なお、情報処理システム50は、車載装置30及びインフラストラクチャ40以外に、車両状況情報を情報処理装置10に送信可能な他の構成を備えてもよい。また情報処理システム50は、車載装置30及びインフラストラクチャ40のいずれか一方を備える構成であってもよい。
(情報処理装置10)
情報処理装置10は、上述した情報処理装置100の一例である。情報処理装置10は、取得部11、検出部12、推定部13、出力制御部14、算出部15、情報送信部16、映像送信部17、警告処理部18、及び記憶部19を備えている。情報処理装置10は、例えばクラウドコンピューティングシステムで実現されてもよい。
取得部11は、上述した取得部101の一例である。取得部11は、車両の状況に関する情報を含む車両状況情報を取得する。車両状況情報は、例えば車両又は車両周辺を撮影した映像である。また、車両状況情報は、車両の位置情報であってもよい。
検出部12は、上述した検出部102の一例である。検出部12は、車両状況情報に基づいて、車両の要注意状態を検出する。例えば、検出部12は、車載装置30から送信された映像に基づいて要注意状態を検出する。検出部12は、周知の画像認識技術を用いて要注意状態を検出し得る。
例えば、検出部12は、車内の乗員の姿勢推定を行う。これにより、検出部12は、例えばバスの乗客が転倒したことなどを検出する。また検出部12は、映像に基づいて物体認識を行ってもよい。検出部12は、例えば、車両の前に飛び出した子供などを検出する。検出部12は、これらが検出された場合、車両が要注意状態に遷移したことを検出する。
また検出部12は、車載装置30から送信された車両35の位置情報に基づいて、要注意状態を検出してもよい。例えば、検出部12は、位置情報の変化に基づいて、車両35の移動状況を検出する。検出部12は、車両35の移動状況が所定の条件を満たさない場合、要注意状態を検出する。所定の条件は、例えば、目的地への到着時刻などであってよい。所定の条件は予め設定され得る。所定の条件は、走行経路や走行速度などを用いて設定されてもよい。
検出部12は、要注意状態の検出レベルを適宜設定し得る。検出部12は、例えば、要注意状態に対応する優先度に基づいて、検出レベルを設定してもよい。優先度は、要注意状態が示す要注意レベルに応じて予め設定され得る。要注意レベルは、例えば、車両や乗員に危険が及ぶ可能性の大きさを示す情報である。重大な事故又はトラブルなどが発生する可能性が大きくなるにつれ、要注意レベルは高くなる。優先度は、監視者が要注意状態に対処することの重要性に対応するように設定され得る。
検出レベルは、例えば情報処理システム50の管理者の入力を受け付けて、管理者が求める監視品質に応じて予め設定され得る。検出部12は、監視品質が高いほど、低いレベルの要注意状態を検出するように検出レベルを設定する。検出部12は、車種などに基づいて、要注意状態を検出対象とする車両を選定してもよい。
推定部13は、上述した推定部103の一例である。推定部13は、車両を監視する監視者を撮影した画像に基づいて、監視者の特性(以下、「監視者特性」と称する場合がある)を推定する。ここで、監視者特性は、監視者が有する性質を示している。監視者特性は、監視の品質に影響し得る。
具体的には、推定部13は、監視者カメラ25で撮影された監視者画像を取得する。推定部13は、監視者画像に含まれる監視者の特性を、画像認識技術などを用いて推定し得る。監視者画像は、複数の監視者を含んでもよい。
監視者特性は、例えば、監視センタCに配置されている監視者の数を示す人数情報を含み得る。推定部13は、監視者画像に基づいて人数情報を取得する。
また、監視者特性は、監視者の体調に関する体調情報を含み得る。体調情報は、例えば、監視者の体調、健康状態、疲労度、眠気の強さ、心拍数、又は集中度などを示す情報である。推定部13は、監視者画像に基づいて体調情報を推定する。例えば、推定部13は、監視者画像に基づいて、監視者の視線の動きを検出する。例えば、推定部13は、監視者のわき見の発生回数を算出することで、監視者の集中度を推定することができる。推定部13は、監視者画像に加えて、監視者自身が申告した体調などにさらに基づいて、体調情報を推定してもよい。
なお、複数の監視者が存在する場合、推定部13は、複数の監視者のそれぞれの体調情報を推定し得る。
出力制御部14は、上述した出力制御部104の一例である。出力制御部14は、推定された監視者特性に基づいて、監視者に対する要注意状態に関する警告の出力を制御する。
出力制御部14は、例えば、監視者特性に基づいて、警告の出力量又は警告の出力先を制御する。出力量は、表示部22に出力される警告の数を示している。出力量は、1人の監視者に対する警告数であってもよいし、複数の監視者に対する警告の総数であってもよい。
出力先は、警告を表示する表示先を示している。表示先は、警告に対して対処する担当となる担当監視者を示している。出力制御部14は、担当監視者の表示部22の画面を統合監視画面22aから詳細監視画面22bへの切替えを行うことで警告の出力先を制御する。
例えば、出力制御部14は、人数情報に基づいて警告の出力量を制御する。例えば、監視センタCに5名が配置されているとする。出力制御部14は、5名の監視者で対応し得る警告の出力量を決定する。1人あたりの対応可能な出力量は、予め設定されてよい。また、監視者ごとに対応可能な出力量が設定されてもよい。さらに、対応する内容ごとに対応可能な出力量が設定されてもよい。出力制御部14は、配置された1人又は複数の監視者が対応可能な出力量を上限として警告の出力量を決定する。これにより、出力制御部14は、警告の出力頻度を調整することができる。
また、出力制御部14は、体調情報に基づいて警告の出力先を制御してもよい。出力制御部14は、複数の監視者の体調情報を比較し、体調が良好な監視者を、体調が不良である監視者よりも優先して出力先を決定する。
また出力制御部14は、要注意状態に対応する優先度に基づいて、警告の出力を制御してもよい。例えば、出力制御部14は、優先度が上位5つの警告を出力するように出力量を決定する。
出力制御部14は、優先度が所定の閾値以上となる要注意状態に対する警告を出力するように出力量を決定してもよい。所定の閾値は予め設定されてよい。また、閾値は、求められる監視品質などに応じて、適宜変更されてよい。
また出力制御部14は、所定のバイアス又は重みに基づいて出力量を決定してもよい。所定のバイアス及び重みは予め設定されてよく、それぞれ適宜変更されてよい。例えば、出力制御部14は、警告の総数に対して設定されたバイアスに基づいて、出力する警告の総数を決定する。また、例えば出力制御部14は、要注意状態の内容に応じて設定された重み付けに基づいて、警告の出力量を決定する。このようにすることで、出力制御部14は、優先度に応じた重みを用いて出力量を決定することができる。
出力制御部14は、1台の車両において検出された要注意状態の量に応じて警告の出力を制御してもよい。例えば、出力制御部14は、要注意状態が複数のときのみ警告するように出力量を決定してもよい。
また出力制御部14は、監視者の能力を示す能力情報にさらに基づいて、警告の出力先を制御してもよい。能力情報は、監視者が過去に行った運転支援の状況を示す履歴情報を含み得る。ここでは、履歴情報は、警告履歴情報192として記憶部19に記憶されている。出力制御部14は、警告履歴情報192を参照して、警告に適切に対処することが可能な監視者を出力先として決定する。
このようにすることで、出力制御部14は、特定の要注意状態への対処に精通している監視者に対して、警告を振り分けることができる。なお出力制御部14は、警告履歴情報192に限らず、監視者の適性などの情報に基づいて出力先を決定してもよい。
能力情報に基づいた警告の振り分け方の一例としては、以下のようなものがある。
(1)車種別(例:大型/中型/小型、バス/トラック/バイク/乗用車、メーカー別、建機/農機/乗用車)
(2)地域別(例:関東/関西/中部)
(3)業種別(例:バス事業者/運輸/タクシー)
(4)国別(例:中国/ロシア/インド/米国/欧州)
(5)言語別(例:スペイン語/英語/中国語)
(6)過去の対応事例の有無(例:警告別/幹線道路別/経路別/シーン別)
算出部15は、所定の監視品質を得るために必要な監視者の特性を算出する。所定の監視品質は、情報処理システム50の管理者などにより予め設定されてよい。算出部15は、要注意状態の所定の検出量に基づいて、必要な監視者の特性を算出し得る。所定の検出量は、要注意状態の検出が想定される量であってもよいし、固定の値であってもよい。
例えば、算出部15は、所定の検出量と求める監視品質とに基づいて、当該監視品質を得るために必要な監視者数を算出する。また例えば、算出部15は、当該監視品質を得るために必要な監視者の能力情報を算出し、当該能力情報を備える監視者を特定する。これにより、所定の監視品質を得るために必要な監視者を配置することができる。
このようにすることで、監視者の状況に応じた監視体制を構築することができる。また、所定の監視品質を得るために監視者が不足している場合などにおいて、増員を検討することができる。また、所定の監視品質を得るために必要な監視者特性が求められるので、情報処理システム50は、現場の実態に合わせて監視体制の最適化を図ることができる。また、監視者に過剰な負荷がかかることを防止することができるので、監視者を管理することにも繋げられる。
現場の実態に合わせた最適化の例としては、以下の示すようなものがある。
(1)監視者人数(人数に合わせた負荷設定)
(2)監視者スキル(予め登録されたスキルに合わせた監視配分)
(スキルの例:車種、地域、運転技量、累計監視時間)
(3)監視時間(休憩時間の取得状況)
(4)監視者配置(監視状況に合わせたスキル保有人員、必要人数配置、増員、配置計画)
(5)監視モード切替(例:手厚く監視/ベストエフォート発生順/優先度順)
情報送信部16は、車載装置30に情報を送信する。情報送信部16は、例えば、警告処理部18で生成された指示情報を情報処理装置10に送信する。
映像送信部17は、取得部11で取得された映像を監視装置20に送信する。映像送信部17は、所定の時間間隔で映像を送信してもよい。例えば、映像送信部17は、リアルタイムで映像を送信する。これにより、監視者は車両の状況をリアルタイムで監視することができる。
警告処理部18は、警告に対する処理を行う。警告処理部18は、要注意状態にある車両35に対する制御の指示を示す指示情報を生成する。警告処理部18は、生成した指示情報を、情報送信部16を介して車載装置30に対して送信する。警告処理部18は、警告を出力した履歴を、警告履歴情報192として記憶部19に記憶する。
また、警告処理部18は、例えば、監視センタCから車両35への車内放送が可能となるように、監視装置20と車載装置30とを接続するように、車載装置30に対する指示を行ってもよい。
例えば、要注意状態にある車両35がバスであるとする。警告処理部18は、バス車内に設けられたマイクを用いて車内放送を行わせる。これにより、監視センタCからバス内の乗客への声掛けを行うことができる。車内放送は、例えば、車内トラブルなどに対応するための放送や、事故などを未然に防ぐための放送などである。
記憶部19は、車両状況情報191及び警告履歴情報192を記載する。また記憶部19は、本実施形態にかかる情報処理方法の処理が実装されたコンピュータプログラムを記憶する。
車両状況情報191は、監視対象車両の状況に関する情報である。車両状況情報191は、例えば、車両内外の映像及び車両の位置情報である。車両状況情報191は、映像及び位置情報以外の情報を含んでもよい。
警告履歴情報192は、監視者に対する警告に関する情報である。警告履歴情報192は、例えば、警告日時、警告内容、担当監視者、又は対処内容などを対応付けた情報である。
以上、情報処理システム50が備える構成について説明した。なお、上述した情報処理システム50の構成は一例に過ぎず、適宜変更され得る。例えば、情報処理装置10の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、情報処理装置10の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。
例えば、図3の例では、情報処理装置10は監視センタCの外部に設けられているが、情報処理装置10は、監視センタC内に設けられてもよい。また、監視装置20が情報処理装置10の機能を備えるように構成されてもよい。
続いて、図6を参照して、情報処理装置10が行う処理について説明する。図6は、情報処理装置10が行う処理を示すフローチャートである。ここでは、図3に示されるように、複数の車両35が監視対象であるものとする。また監視センタCでは、図5の例に示されるように、複数の監視者が配置されているものとする。そして、監視センタCでは、監視者カメラ25が複数の監視者を撮影しているものとする。
まず、取得部11は、車載装置30から車両状況情報を取得する(S11)。車両状況情報は、例えば車両35の内部若しくは外部の映像又は車両35の位置情報などである。
次に、検出部12は、車両状況情報に基づいて、車両35の要注意状態を検出する(S12)。例えば、検出部12は、取得された映像に対して周知の画像認識技術を用いることで要注意状態を検出する。例えば、検出部12は、車両35の前方に飛び出した子供、道路上の異常、又は車内の乗客同士のトラブルなどを検出する。
続いて、推定部13は、車両35に要注意状態が検出されたか否かを判定する(S13)。要注意状態が検出されなかった場合(S13のNO)はステップS11の処理に戻る。要注意状態が検出された場合(S13のYES)、推定部13は、監視者を撮影した画像に基づいて、監視者特性を推定する(S14)。
監視者特性は、例えば、監視者の数を示す人数情報、又は監視者の体調を示す体調情報などであってよい。体調情報は、例えば、監視者の体調、健康状態、疲労度、眠気の強さ、心拍数、又は集中度などを示す情報である。推定部13は、画像認識技術を用いて、人数情報又は体調情報を推定し得る。
続いて、出力制御部14は、推定された特性に基づいて、監視者に対する警告の出力を制御する(S15)。例えば、出力制御部14は、監視者特性に基づいて、表示部22に対する警告の出力量又は出力先を制御する。出力量は、1人の監視者に対する警告数であってもよいし、複数の監視者に対する警告の総数であってもよい。出力制御部14は、人数情報に応じて警告の出力量を制御する。
出力制御部14は、要注意状態に対応する優先度に基づいて、警告の出力を制御してもよい。また出力制御部14は、1台の車両において検出された要注意状態の量に応じて警告の出力を制御してもよい。例えば、出力制御部14は、閾値以上の要注意状態が検出された場合に警告を出力するように、出力を制御してもよい。
また出力制御部14は、要注意状態が発生して警告の対象となった車両の担当監視者を決定し、警告の出力先を制御してもよい。出力制御部14は、担当監視者が使用する表示部22の画面表示を切り替える。画面切替えの例は、図4及び図5に示される例を用いて説明した。出力制御部14は、担当監視者の表示部22の画面を、統合監視画面22aから詳細監視画面22bへの切替えを行うことで警告の出力先を制御する。
さらに出力制御部14は、監視者の能力を示す能力情報にさらに基づいて、警告の出力を制御してもよい。例えば、出力制御部14は、警告履歴情報192を参照し、監視者が行った運転支援の状況を取得する。出力制御部14は、検出された要注意状態に対処可能な監視者を担当監視者として決定する。
続いて、警告処理部18は、警告に対する監視者の指示があるか否かを判定する(S16)。警告処理部18は、操作部23を介して監視者の指示を受け取る。監視者からの指示がない場合(S16のNO)はステップS11の処理に戻る。または、出力制御部14は、再度警告を行ってもよいし、担当を変更して、他の監視者に警告を出力してもよい。監視者からの指示があった場合(S16のYES)、警告処理部18は、指示情報を生成して車載装置30に送信する(S17)。
これにより、車両35は指示情報に従い自動運転を行う。または、車両35は、監視者の遠隔操作で手動運転を行ってもよい。車両35は、監視者の音声などを車内で放送するようにしてもよい。
なお、図では省略しているが、算出部15は、所定の監視品質を得るために必要な監視者の特性を算出してもよい。これにより、例えば、所定の監視品質を得るために必要な監視者の人数やスキルを求めることができる。
また、図6に示される処理の順序は、適宜変更されてよい。例えば、図では、要注意状態が検出された後に監視者特性を推定する例を説明した(S13、S14)。これに限らず、推定部13は、監視者画像を所定の時間間隔で取得し、監視者特性を随時推定してもよい。このようにすることで、推定部13は予め監視者数や監視者の体調情報を推定し得る。
以上説明したように、本実施形態にかかる情報処理システム50では、情報処理装置10において、車両の監視者を撮影した画像に基づいて、監視者の特性を推定する。情報処理装置10は、推定された特性に基づいて、監視者に対する警告の出力を制御する。
このようにすることで、情報処理装置10は、監視者に対する警告の発生量をコントロールして、監視者の体調や能力に適した警告の出力を行うことができる。これにより、監視者と警告量とのバランスを取ることができる。
例えば、情報処理装置10は、監視者数や監視者の処理能力に応じた警告量(作業量)を設定することができる。これにより、監視者の視点で、適切な警告量に調整することができる。このようにすることで、1人の監視者が複数台の車両(例えば、5台)を監視することができる。よって、監視者不足を発生させることなく監視体制を構築することができる。
また監視者数に対して警告数が少ない場合には、監視者が待機することとなる。しかしながら、本実施形態にかかる情報処理システム50では、適切な監視者数を算出することができるので、このような問題も解決することができる。
また、情報処理装置10は、検出された要注意状態に対処する監視者を適切に決定することができるので、例えば、車両が異常停止しているような場合に、走行を阻害する要因の有無を把握し、当該要因の特定を速やかに行うことができる。また、情報処理装置10は、監視者の能力に応じた要注意車両を担当させることができるので、担当監視者は、要注意状態の解消を速やかに行い得る。
このように、監視者が適切に車両を監視し、状況に応じて遠隔操作することで、情報処理装置10は、車両を適切に走行させることができる。例えば、車両がバスなどの場合には、想定されていない場所で車両を停止させることなく、定刻通りに運行させることができる。また、車両内外でトラブルが発生した場合にも、問題を早期に発見し、速やかに対処することができる。これにより、事態を早期に回復し、運行を再開することができる。
したがって、本実施形態にかかる情報処理システム50によれば、監視者の状況に応じて適切に車両監視を行うことが可能である。
(ハードウエアの構成例)
情報処理装置10、監視装置20、及び車載装置30(以下、「情報処理装置10等」と称する)の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置10等の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
図7は、情報処理装置10等を実現するコンピュータ900のハードウエア構成を例示するブロック図である。コンピュータ900は、情報処理装置10等を実現するために設計された専用のコンピュータであってもよいし、汎用のコンピュータであってもよい。コンピュータ900は、スマートフォンやタブレット端末などといった可搬型のコンピュータであってもよい。
例えば、コンピュータ900に対して所定のアプリケーションをインストールすることにより、コンピュータ900で、情報処理装置10等の各機能が実現される。上記アプリケーションは、情報処理装置10等の機能構成部を実現するためのプログラムで構成される。
コンピュータ900は、バス902、プロセッサ904、メモリ906、ストレージデバイス908、入出力インタフェース910、及びネットワークインタフェース912を有する。バス902は、プロセッサ904、メモリ906、ストレージデバイス908、入出力インタフェース910、及びネットワークインタフェース912が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ904などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ904は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又は FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は量子プロセッサ(量子コンピュータ制御チップ)などの種々のプロセッサである。メモリ906は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス908は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
入出力インタフェース910は、コンピュータ900と入出力デバイスとを接続するためのインタフェースである。例えば入出力インタフェース910には、キーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。
ネットワークインタフェース912は、コンピュータ900をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、LAN(Local Area Network)であってもよいし、WAN(Wide Area Network)であってもよい。
ストレージデバイス908は、情報処理装置10等の各機能構成部を実現するプログラム(前述したアプリケーションを実現するプログラム)を記憶している。プロセッサ904は、このプログラムをメモリ906に読み出して実行することで、情報処理装置10等の各機能構成部を実現する。
プロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又はそれ以上のプログラムを実行する。このプログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)又は実体のある記憶媒体(tangible storage medium)に格納されてもよい。限定ではなく例として、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、又はその他の形式の伝搬信号を含む。
なお、本開示は上記の実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得する取得手段と、
前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出手段と、
前記車両の監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定手段と、
推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御手段と、を備える
情報処理装置。
(付記2)
前記特性は、前記監視者の数を示す人数情報を含み、
前記出力制御手段は、前記人数情報に基づいて前記警告の出力を制御する
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記特性は、前記監視者の体調を示す体調情報を含み、
前記出力制御手段は、前記体調情報に基づいて前記警告の出力を制御する
付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記出力制御手段は、前記要注意状態に対応する優先度に基づいて、前記警告の出力を制御する
付記1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記出力制御手段は、1台の前記車両において検出された前記要注意状態の量に応じて前記警告の出力を制御する
付記1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記出力制御手段は、前記監視者の能力を示す能力情報にさらに基づいて、前記警告の出力を制御する
付記1~5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記能力情報は、前記監視者が行った運転支援の状況を示す履歴情報を含む
付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)
所定の監視品質を得るために必要な前記監視者の特性を算出する算出手段をさらに備える
付記1~7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得するセンサと、
情報処理装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記センサから前記車両状況情報を取得する取得手段と、
前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出手段と、
前記車両の監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定手段と、
推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御手段と、を有する
情報処理システム。
(付記10)
前記特性は、前記監視者の数を示す人数情報を含み、
前記出力制御手段は、前記人数情報に基づいて前記警告の出力を制御する
付記9に記載の情報処理システム。
(付記11)
監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得し、
前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出し、
前記車両の監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定し、
推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する
情報処理方法。
(付記12)
前記特性は、前記監視者の数を示す人数情報を含み、
前記警告の出力の制御では、前記人数情報に基づいて前記警告の出力が制御される
付記11に記載の情報処理方法。
(付記13)
監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得する取得処理と、
前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出処理と、
前記車両の監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定処理と、
推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御処理と、を
コンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記14)
前記特性は、前記監視者の数を示す人数情報を含み、
前記出力制御処理では、前記人数情報に基づいて前記警告の出力が制御される
付記13に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
10 情報処理装置
11 取得部
12 検出部
13 推定部
14 出力制御部
15 算出部
16 情報送信部
17 映像送信部
18 警告処理部
19 記憶部
20 監視装置
21 表示制御部
22、221、222 表示部
22a 統合監視画面
22b 詳細監視画面
23 操作部
25 監視者カメラ
30 車載装置
31 映像送信部
32 情報送信部
33 車両制御部
35 車両
40 インフラストラクチャ
41 映像送信部
45 インフラカメラ
50 情報処理システム
100 情報処理装置
101 取得部
102 検出部
103 推定部
104 出力制御部
191 車両状況情報
192 警告履歴情報
900 コンピュータ
902 バス
904 プロセッサ
906 メモリ
908 ストレージデバイス
910 入出力インタフェース
912 ネットワークインタフェース
A、B 監視者
C 監視センタ

Claims (10)

  1. 監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得する取得手段と、
    前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出手段と、
    前記車両を遠隔監視する監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定手段と、
    推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御手段と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記特性は、前記監視者の数を示す人数情報を含み、
    前記出力制御手段は、前記人数情報に基づいて前記警告の出力を制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特性は、前記監視者の体調を示す体調情報を含み、
    前記出力制御手段は、前記体調情報に基づいて前記警告の出力を制御する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力制御手段は、前記要注意状態に対応する優先度に基づいて、前記警告の出力を制御する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力制御手段は、1台の前記車両において検出された前記要注意状態の量に応じて前記警告の出力を制御する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力制御手段は、前記監視者の能力を示す能力情報にさらに基づいて、前記警告の出力を制御する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. 前記能力情報は、前記監視者が行った運転支援の状況を示す履歴情報を含む
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得するセンサと、
    情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記センサから前記車両状況情報を取得する取得手段と、
    前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出手段と、
    前記車両を遠隔監視する監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定手段と、
    推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御手段と、を有する
    情報処理システム。
  9. コンピュータが、
    監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得し、
    前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出し、
    前記車両を遠隔監視する監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定し、
    推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する
    情報処理方法。
  10. 監視対象である車両の状況に関する車両状況情報を取得する取得処理と、
    前記車両状況情報に基づいて、車両の監視に注意を要する要注意状態を検出する検出処理と、
    前記車両を遠隔監視する監視者を撮影した画像に基づいて、前記監視者の特性を推定する推定処理と、
    推定された前記特性に基づいて、前記監視者に対する前記要注意状態に関する警告の出力を制御する出力制御処理と、を
    コンピュータに実行させるプログラム。
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