JPH01129232A - 液晶セル用封着フィルム - Google Patents

液晶セル用封着フィルム

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JPH01129232A
JPH01129232A JP28810487A JP28810487A JPH01129232A JP H01129232 A JPH01129232 A JP H01129232A JP 28810487 A JP28810487 A JP 28810487A JP 28810487 A JP28810487 A JP 28810487A JP H01129232 A JPH01129232 A JP H01129232A
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crystal cell
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epoxy resin
resin
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Takaki Takato
孝毅 高頭
Masayuki Oba
正幸 大場
Katsuyuki Inoue
勝之 井上
Kazue Sekikawa
関川 一枝
Hitoshi Tomii
冨井 等
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、液晶セルを製造する際に使用する封着フィル
ムに関する。
(従来の技術) 一般に液晶セルは、第3図に示す構造になつている。即
ち、図中の1は片面に図示しない透明電極薄膜(例えば
ITO薄膜)が被覆されたガラス板である。このガラス
板lの透明電極薄膜上には、ポリイミド等からなる配向
膜2が被覆されている。前記ガラス板l上には、ガラス
板3が所定の隙間をあけて配置され、かつ該ガラス板3
の前記ガラス板1と対向する表面には配向膜4が図示゛
 しない透明電極薄膜を介して被覆されている。また、
前記各ガラス板1,3の配向膜2.4間には枠状の封着
部5が設けられており、かつこれら配向膜2.4及び封
着部5で囲繞された空間内には液晶6が収容されている
。なお、前記ガラス板l上に形成した透明電極の代わり
に薄膜トランジスタアレイを設ける場合や前記ガラス板
3の代わりにカラーフィルタを用いる場合がある。
ところで、上述した液晶セルは従来より次のような方法
により製造されている。まず、ガラス板113の表面に
約1000人のポリイミド等の有機樹脂膜を夫々被覆し
、配向処理して配向膜2.4を形成する。つづいて、前
記ガラス板1.3の一方の配向膜上に接着剤をスクリー
ン印刷法等により枠状に印刷する。また、接着剤が印刷
されていない他方のガラス板の配向膜上に粒径の一定な
アルミナ粉末又はガラス繊維等のスペーサを分散させる
。次いで、前記各ガラス板1.3をそれらの配向膜2.
4側に形成した接着剤及びスペーサが当接するように貼
り合わせ、更に加熱して接着剤を硬化させることにより
透明電極1.3の配向膜2.4間に封着部5を形成する
。この後、封着部5の一部から透明電極1.3の配向膜
2.4及び封着部5で囲繞された空間内に液晶6を注入
し、封着部5の注入口を封口して液晶セルを製造する。
しかしながら、上記従来の方法では透明電極を封若す名
ための封着部に形成を接着剤のスクリーン印刷により行
なっているため、以下に挙げる種々の問題があった。
■、スクリーンに付着した汚れによりセルの汚染が発生
する。
■、スクリーン印刷時に発生する気泡が最終の工程まで
封着部に残存するため、封着部の機械的強度、耐湿性が
低下し、液晶の封着信頼性が悪化する。
■、スクリーンの洗浄、保守に手数がかかり、作業性の
低下を招く。
■、スクリーン印刷時に接着剤が周辺に飛散して ・配
向膜を汚染する。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、簡単な工程で、かつ封着される周辺の部材への
汚染を招くことなく信頼性の高い封着部を形成できる液
晶セル用封着フィルムを提供しようとするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、有機バインダ、硬化性樹脂を主体とする硬化
性組成物及びスペーサからなり、液晶セルの封着部形状
とした粘着層の両面に2枚の熱可塑性樹脂フィルムを貼
着したことを特徴とする液晶セル用封着フィルムである
本発明に係わる粘着層を構成する有機バインダは、該粘
着層を一定の形状に保持させると共に、粘若性を付与す
るために配合されるものであり、ゴム状高分子が適して
いる。かかるゴム状高分子としては、例えば塩化ゴム、
塩酸ゴム、環化ゴムなどの天然ゴム、又はグツドイヤー
社製商品名のナツトシン、シェルケミカル社製商品名の
カルフレックスIRに代表されるイソプレンゴム、ブタ
ジェンゴム、スチレンブタジェンゴム、クロロブレンゴ
ム、ニトリルゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリ
エチレン(ハイパロン)、チオカル社製商品名のチオコ
ールに代表されるポリサルファイドゴム、アクリルゴム
、エチレンφプロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコー
ンゴム、フッ素ゴム等を挙げることができる。これらの
ゴム状高分子は、単独でも、複数の組合わせで使用して
もよい。
本発明に係わる粘着層を構成する硬化性組成物は、硬化
性樹脂を主体とし、これに硬化剤を等を配合した成分組
成からなる。
上記硬化性樹脂としては、例えばフェノール樹脂、ユリ
ア樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アル
キド樹脂、シリコーン樹脂等を挙げることができるが、
特にエポキシ樹脂が好適である。かかるエポキシ樹脂は
、特に制限されないが、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、クレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、ポリグリコール型エポキシ樹脂、過酢酸系エポ
キシ樹脂を挙げることができ、これらエポキシ樹脂は単
独でも複数の組合わせで使用してもよい。特に好ましい
エポキシ樹脂を具体的に例示すると、シェル化学社製商
品名のエピコート834、エピコート828、エピコー
ト836、エピコート100Lエピコート1004、チ
バガイギー社製商品名のアラダイトGY252、アラダ
イトGY250.アラダイトGY280、アラダイトG
Y280、アラダイトG Y 8071、アラダイトG
 Y 7071、ダウケミカルインターナショナル社製
商品名のダウエポシキ樹脂337、ダウエボシキ樹脂6
61、ダウエボシキ樹脂664、ダウエボシキ樹脂66
7等を挙げることができる。これらは、単独もしくは複
数の組合わせで使用することができる。
上記硬化剤としては、酸無水物、アミン等を挙げること
ができるが、特に芳香族ジカルボン酸のヒドラジド、脂
肪族ジカルボン酸のヒドラジドが適している。これは、
これらの硬化剤が固体でかつエポキシ樹脂に全く溶解し
ないため、その融点以上に温度を上げない限りエポキシ
樹脂と反応せず、6か月収上の保存が可能となり、取扱
い上便利であるからである。かかる芳香族ジカルボン酸
のヒドラジドとしては、例えばフタル酸ジヒドラジド、
イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド
等を挙げることができる。脂肪族ジカルボン酸のヒドラ
ジドとしては、例えばヘキサンニ酸ジヒドラジド、ヘブ
タンニ酸ジヒドラジド、オクタンニ酸ジヒドラジド、ウ
ンデヵンニ酸ジヒドラジド、ドデカンニ酸ジヒドラジド
、テトラデカンニ酸ジヒドラジド、ヘキサデヵンニ酸ジ
ヒドラジド、ノナデカンニ酸ジヒドラジド等を挙げるこ
とができる。これらのジヒドラジドは、粒径2〜3μm
のものを使用することが望ましい。前記エポキシ樹脂と
硬化剤とは、該樹脂のエポキシ基とヒドラジド基が等モ
ルとなるように配合することが望ましい。
本発明に係わる粘着層を構成する硬化性組成物は、前記
成分組成の他に(a)エポキシ樹脂の1エポキシ当量に
対して0.3〜0.8当量のアクリル酸及び/又はメタ
クリル酸が付加されている部分アクリル化及び/又はメ
タクリル化エポキシ樹脂、(b)光増感剤及び(c)硬
化剤からなるものを使用できる。
上記(a)成分の部分アクリル化及び/又はメタクリル
化エポキシ樹脂中のエポキシ樹脂としては、既述したエ
ポキシ樹脂を用いることができるが、特にビスフェノー
ルA型、F型のエポキシ樹脂、クレゾールノボラック型
エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂が
好ましい。かかる部分アクリル化及び/又はメタクリル
化エポキシ樹脂の合成は、常法に従って行なうことがで
き、反応に際してはエポキシ樹脂1当量に対しアクリル
酸及び/又はメタクリル酸を0,3〜0.8当量、好ま
しくは0.4〜0.8当量付加させる。この時、アクリ
ル酸等の当量を0.3未満にすると、得られた部分アク
リル化及び/又はメタクリル化エポキシ樹脂の光硬化性
が劣り、光照射後の封着部の機械的強度が不十分となる
恐れがある。一方、アクリル酸等の当量が0.8を越え
ると、光照射後の硬化物のガラス転移温度が高くなり過
ぎ、後工程での加圧条件下の加熱硬化において封青部の
加圧が不十分となって所期目的のセル厚さを有する液晶
セルの作製が困難となる。なお、アクリル酸等の配合量
を上記範囲内で適宜変更させることによって、所望のア
クリル化率又はメタクリル化率のエポキシ樹脂を得るこ
とができるため、プロセス条件に応じて前記配合量を調
整することにより最適化が可能となる。
上記(b)成分である光増感剤は、光照射により前記部
分アクリル化及び/又はメタクリル化エポキシ樹脂を重
合せしめる成分である。かかる光増感剤としては、例え
ばビスアセチル、アセトフエノン、ベンゾフェノン、ベ
ンジル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメ
チルケタール、ベンゾイルペルオキシド、(1−ヒドロ
キシシクロヘキシル)フェニルケトン、(l−ヒドロキ
シ−1−メチルエチル)フェニルケトン、p−イソプロ
ピル−α−ヒドロキシブチルフェノンなどのカルボニル
化合物、又はジエチルチオキサトン、エチルアンスラキ
ノンなどのケトン類とビス(ジエチルアミノ)ベンゾフ
ェノン、エチル(ジエチルアミノ)ベンゾエート、ベン
ジルジメチルアミン、トリエタノールアミンなどのアミ
ン類との複合系光増感剤等を挙げることができる。こう
した光増感剤(b)の前記部分アクリル化及び/又はメ
タクリル化エポキシ樹脂(a)に対する配合割合は、(
a)成分100重量部に対しくb)成分を2〜15重量
部、好ましくは5〜10重量部配合することが望ましい
。この理由は、前記(b)成分を2重量部未満にすると
(a)成分の光硬化性が不十分となり、かといって(b
)成分の量が15重量部を越えると硬化後の封着部の耐
熱性、耐湿性、機械的が低下する恐れがある。
上記(c)成分である硬化剤は、加熱により前記(a)
成分である部分アクリル化及び/又はメタクリル化エポ
キシ樹脂中のエポキシ基を架橋反応させ、これら成分を
含む粘着層に優れた耐熱性、耐湿性、機械的強度を付与
するものである。かかる硬化剤としては、既述した芳香
族ジカルボン酸のヒドラジド、脂肪族ジカルボン酸のヒ
ドラジドの他に、例えばジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、ジエチルアミノプロピルアミン、N
−アミノエチルピペラジン、ベンジルジメチルアミン、
トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、トリス(
ジメチルアミノメチル)フェノール−トリ(2−エチル
アクリレート)、ヘタフェニレンジアミン、ジアミノジ
フェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホンなどの芳
香族共融混合変性硬化剤、ポリアミド樹脂、ジシアンジ
アミド、三弗化硼素、モノエチルアミン、メタンジアミ
ン、キシレンジアミン、ビスアミノプロピルテトラオキ
サスピロウンデカン付加物などのアミン誘導体、エチル
メチルイミダゾールなどのイミダゾール誘導体等を挙げ
ることができ、これらは単独でも複数の組合わせで使用
してもよい。こうした硬化剤(C)の前記部分アクリル
化及び/又はメタクリル化エポキシ樹脂(a)に対する
配合割合は、(a)成分100重量部に対しくb)成分
を0.5〜5重量部、好ましくは2〜4重量部配合する
ことが望ましい。この理由は、前記(C)成分の量を0
.5重量部未満にすると(a)成分の硬化性が不十分と
なり、かといって(C)成分の量が5重量部を越えると
加熱硬化後の封着部の耐熱性が低下し、封着性の劣化を
招く恐れがある。
上記(a)〜(c)の成分からなる硬化性組成物に必要
に応じてアクロイル基及び/又はメタクロイル基を有す
る化合物を配合してもよい。かかる化合物は、前記(a
)成分である部分アクリル化及び/又はメタクリル化エ
ポキシ樹脂と共重合し得るものが望ましい。これは、該
化合物として(a)成分と共重合しないものを選ぶと硬
化後の封着部の耐熱性、耐湿性等の向上化を充分に達成
できくなるためである。このようなアクリロイル基及び
/又はメタクリロイル基を有する化合物としては、一般
に知られているアクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、アクリレート系樹脂、メタクリレート系樹脂を用
いることができる。具体的には、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、プロピルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロビル
アクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピルメタクリレート、テト
ラヒドロフルフリルメタクリレート、メトキシジエチレ
ングリコールアクリレート、メトキシジエチレングリコ
ールメタクリレート、メトキシテトラエチレングリコー
ルアクリレート、メトキシテトラエチレングリコールメ
タクリレート、フエノキシエチルオキシエチルアクリレ
ート、フェノキシエチルオキシエチルメタクリレート、
フェノキシポリエチレングリコールアクリレート、フェ
ノキシポリエチレングリコールメタクリレート、3−ク
ロロ−2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−クロ
ロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、エチレン
グリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレング
リコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート
、ポリエチレングリコールジメタクリレート、プロピレ
ングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジ
メタクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレー
ト、ジプロピレングリコールジメタクリレート、トリプ
ロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレング
リコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコール
ジアクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリ
レート、1.4−ブチ−レンゲリコールジアクリレート
、1.4−ブチレングリコールジメタクリレート、1.
6−ヘキサンジオールジアクリレート、1.8−ヘキサ
ンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシープロ
パン、2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロキジ−プ
ロパン、2.2−ビス[4−(アクリロキシジェトキシ
)フェニル]プロパン、2.2−ビス[4−(メタクリ
ロキシジェトキシ)フェニル〕プロパン、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、テトラメチロールメタントリアク
リレート、テトラメチロールメタントリメタクリレート
、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、テトラ
メチロールメタンテトラメタクリレート、ポリエステル
ジアクリレート、ポリエステルジメタクリレート、ジペ
ンタエリスリトールへキサアクリレート、ジペンタエリ
スリトールへキサメタクリレート、トリ (アクリロキ
シエトキシ)シアヌレート、トリ(メタクリロキシエト
キシ)シアヌレート、トリ(アクリロキシジェトキシ)
シアヌレート、トリ(メタクリロキシジェトキシ)シア
ヌレート、トリ (1,3−ジアクリロキシー2−プロ
ポキシ)シアヌレート、トリ (1,3−ジメタクリロ
キシー2−プロポキシ)シアヌレート、トリ (2−ア
クリロキシエチル)フタレート、トリ(2〜メタクリロ
キシエチル)フタレート、ジ(2−アクリロキシエチル
)イソフタレート、ジ(2−メタクリロキシエチル)イ
ソフタレート、ジ(2−アクリロキシエチル)テレフタ
レート、ジ(2−メタクリロキシエチル)テレフタレー
ト、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト等を挙げることができ、これらは単独もしくは複数の
組合わせで用いることができる。こうしたアクロイル基
及び/又はメタクロイル基を有する化合物の上記(a)
〜(c)の成分に対する配合割合は、(a)〜(c)の
成分の合計i too重量部に対し20重量部以下、好
ましく15重量部以下とすることが望ましい。この理由
は、該化合物の配合量が20重量部を越えると硬化後の
封着部の耐熱性、耐湿性等が低下する恐れがあるからで
ある。
本発明に係わる粘着層を構成するスペーサは、該粘着層
により液晶セルを封着した後の封着部の厚さを均一化す
るために使用される。かかるスペーサとしては、例えば
粒径の揃ったアルミナ粉末、ガラス繊維等を挙げること
ができる。
本発明に係わる粘着層の構成成分の配合割合は、有機バ
インダ100重量部に対して硬化性組成物を5〜200
重量部、スペーサを0.05〜1.0重量部配合するこ
とが望ましい。前記硬化性組成物の配合量を限定した理
由は、その量を5重量部未満にすると、封着部の接着性
、耐熱性、耐湿性の向上化が困難となり、かといってそ
の量が200重量部を越えると粘着層の形状を保持する
ことが困難となる。より好ましい熱硬化性組成物の配合
割合は、熱可塑性樹脂バインダ100重量部に対してl
O〜−100重量部の範囲である。前記スペーサの配合
量を限定した理由は、その量を0.05重量部未満にす
ると、封着部の厚さの均一化が困難となり、かといって
その量が1,0重量部を越えると粘着層の粘着性等が低
下する恐れがある。
本発明に係わる粘着層の厚さは、液晶セルを構成するガ
ラス板の配向膜間の厚さの1.1〜2.0倍程度にする
ことが望ましい。
なお、上記粘着層中には必要に応じて難燃性付与剤、染
料、顔料、レベリング剤、消泡剤、無機質充填剤、密着
性付与剤、重合禁止剤、溶剤等を配合でき、その配合量
は前記粘着層組成に対し50重量%以下、より好ましく
は40重量%以下とすることが望ましい。
本発明に係わる上記粘着層の両面に貼着される熱可塑性
樹脂フィルムとしては、ポリエステル系フィルム等を挙
げることができ、特にポリエチレンテレフタレートフィ
ルムが特性上の点がら望ましい。
本発明の液晶セル用封着フィルムは、上記粘着層を構成
する粘着組成物を熱可塑性樹脂フィルム上にラミネート
し、このラミネート物を枠状に加工して粘着層を形成し
、更にこの枠状の粘着層の一つのコーナ部に液晶注入口
となる穴を開口した後、前記フィルムで覆われていない
粘着層上に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合せることによ
り製造される。こうした液晶セル用封着フィルムは、例
えば第2図及び第3図に示すように液晶注入口となる穴
を有する枠状の粘着層11と、この粘着層11の両面に
貼着された2枚の熱可塑性樹脂フィルム12a 、 1
2bとからなる構造を有するものである。
次に、本発明に係わる液晶セル用封着フィルムによる液
晶セルの製造方法を説明する。
まず、封着フィルム番構成する粘着層の一方の面に貼着
された熱可塑性樹脂フィルムを剥離し、既に配向膜が形
成された一方のガラス板表面上に粘着層を貼り付ける。
つづいて、粘着層の他方の面に貼着された熱可塑性樹脂
フィルムを剥離し、該粘着層の露出面に既に配向膜が形
成された他方の透明電極を貼り合せた後、加圧下で10
0〜180℃、好ましくは150〜180℃で30分間
から1時間加熱処理してガラス板間に封着部を形成する
。この時、加熱温度が100℃未満もしくは30分間未
満の場合では硬化が不十分となり、粘着層の硬化物であ
る封着部の機械的特性が低下する恐れがある。
一方、加熱温度が180℃を越えると粘着層が劣化する
恐れがある。次いで、各ガラス板の配向膜と封着部とで
囲繞された空間内に液晶を封着部の穴を通して注入し、
該穴を封口して液晶セルを製造する。
(作用) 本発明によれば、既述したような一方の熱可塑性樹脂フ
ィルムの剥離、粘着層の一方のガラス板の配向膜への貼
り付け、該粘着層の他方の熱可塑性樹脂フィルムの剥離
、配向膜が形成された他方のガラス板の該粘着層への貼
り合せ、加圧下での加熱処理によって、ガラス板の配向
膜間に密着性が高(、かつ耐熱性、耐湿性及び機械的強
度の優れた封着部を形成できる。その結果、スクリーン
印刷法による問題点である■スクリーンに付着した汚れ
によるセルの汚染発生、■スクリーン印刷時に発生する
気泡が最終の工程まで封着部に残存することによる封着
部の機械的強度、耐湿性の低下、■、スクリーンの洗浄
、保守に手数がかかること、■スクリーン印刷時に接着
剤が周辺に飛散することによる配向膜の汚染、等を解消
できると共に、作業性を著しく向上できる。また、スク
リーン印刷の工程を除くことにより生産ラインの自動化
が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1 まず、有機バインダとしての分子、Q75000のポリ
ブタジェンゴム500g、熱硬化性樹脂としてのエポキ
シ樹脂(シェル社製商品名;エピコート828 ) 5
0g及び(シェル社製商品名;エピコート1004) 
450 g、硬化剤としてのテレフタル酸ジヒドラジド
150g、シリカ粉末200gを100℃の温度下で加
熱攪拌した後、加熱しつつロールにより各成分を均一に
分散させた。つづいて、この混合物にスペーサとしての
直径5.5μmのガラス繊維を1g加え、更に加熱攪拌
して半固形状の粘着組成物を調製した。ひきつづき、こ
の粘着組成物をポリエチレンテレフタレートフィルム上
に均一にラミネートした後、該粘着組成物のラミネート
を一辺が29mm5幅1.5111111の正方形の枠
状に加工して粘着層を形成し、更に枠状の一つのコーナ
部に液晶注入口となる幅5Mの穴を開口した。次いで、
前記フィルムに接していない枠状の粘着層上にポリエチ
レンテレフタレートフィルムを貼り付けて液晶セル用封
若フィルムを作製した。
次に、上記液晶セル用封着フィルムを用いて液晶セルを
製造する方法について説明する。
まず、片面に透明電極としてのITO薄膜が被覆された
一辺が50朋の正方形のガラス板を用意し、このガラス
板のITO薄膜上にポリイミド溶液(日本合成ゴム社製
商品名、 JIB−14)を−辺が49mmの正方形の
スクリーンを用いて印刷し、[50℃で1時間加熱乾燥
した後、ポリイミド膜表面をラビング処理して配向膜を
形成した。つづいて、前記液晶セル用封着フィルムの一
方のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、露
出した粘着層を前記ガラス板の配向膜に貼り付けた。ひ
きつづき、他方のポリエチレンテレフタレートフィルム
を剥離した後、枠状の粘着層内側の配向膜上に直径5.
5μmのガラス繊維を分散させ、更に前記と同様な配向
膜が形成されたガラス板を粘着層に貼り合せた。次いで
、一般的な液晶セル用封着治具を用いてガラス板間に2
0に’j/dの圧力を加えながら、150℃、1時間の
加熱を行なって粘着層を硬化させて封着部を形成した。
その後、TN型液晶デバイス用ネマティック液晶を封着
部の穴を通して2枚のガラス板の配向膜と枠状の封着部
で囲繞された空間内に注入し、UV硬化型接着剤で穴を
封口して液晶セルを製造した。
実施例2〜5 有機バインダ、熱硬化性樹脂及び硬化剤として下記第1
表に示すものを用いた以外、実施例1と同様な液晶セル
用封着フィルムを作製し、これら液晶セル用封菅フィル
ムを用いて実施例1と同様な液晶セルを製造した。
第  1  表 *は、いずれもシェル化学社製商品名である。
しかして、本実施例1〜5の液晶セルについて温度10
0℃の環境下で100時間放置し、放置後のリーク電流
の増加、閾値電圧(V th)の増加及び配向の乱れの
有無を測定した。また、各液晶セルについて温度80℃
、湿度95%の環境下で100時間放置し、放置後のリ
ーク電流の増加、閾値電圧(V th)の増加及び配向
の乱れの有無を測定した。
これらの結果を下記第2表に示した。
第  2  表 上記第2表から明らかなように、本発明の液晶セル用封
着フィルムを用いて製造された液晶セル(実施例1〜5
)は耐熱環境下及び耐湿環境下においても優れた特性を
有することがわかる。これ、 に対し、前記実施例1.
4の熱硬化性樹脂及び硬化剤を除いた以外全て同様な条
件で作製した液晶セルについて耐熱テスト、耐湿テスト
を行なった。
その結果、耐熱テストでは多数の配向膜れが発生し、耐
湿テストではリーク電流、閾値電圧(V th)がいず
れも増加し、しかも多数の配向膜れが確認された。
また、前記実施例1において有機バインダを除いた以外
、全て同様な条件で封着フィルムを作製することを試み
たが、良好な粘着性を有する封着フィルムの作製は不可
能であった。
実施例6 まず、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(大日本イ
ンキ社製商品名;エピクロンN −873)l Kgを
p−メトキシフェノール1g、トリフェニルホスフィン
5gの存在下でアクリル酸170 gと反応させて部分
アクリル化エポキシ樹脂(アクリル化率40%)を合成
した。つづいて、この部分アクリル化エポキシ樹脂50
0g、有機バインダとしての分子量75000のポリブ
タジェンゴム500g、光増感剤としてのベンジルジメ
チルケタール10g、硬化剤としてのテレフタル酸ジヒ
ドラジド50g、シリカ粉末200gを100℃の温度
下で加熱攪拌した後、加熱しつつロールにより各成分を
均一に分散させた。つづいて、この混合物にスペーサと
しての直径5.5μmのガラス繊維を1g加え、更に加
熱攪拌して半固形状の粘着組成物を調製した。
ひきつづき、この粘着組成物をポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上に均一にラミネートした後、該粘着組成
物のラミネートを一辺が29mm5幅1.5閥の正方形
の枠状に加工して粘着層を形成し、更に枠状の一つのコ
ーナ部に液晶注入口となる幅5間の穴を開口した。次い
で、前記フィルムに接していない枠状の粘着層上にポリ
エチレンテレフタレートフィルムを貼り付けて液晶セル
用封着フィルムを作製した。
次に、上記液晶セル用封着フィルムを用いて液晶セルを
製造する方法について説明する。
まず、片面に透明電極としてITO薄膜が被覆された一
辺が50111j11の正方形のガラス板を用意し、こ
のガラス板のITO薄膜上にポリイミド溶液(日本合成
ゴム社製商品名、 JIB−14)を−辺が49mmの
正方形のスクリーンを用いて印刷し、150℃で1時間
加熱乾燥した後、ポリイミド膜表面をラビング処理して
配向膜を形成した。つづいて、前記液晶セル用封着フィ
ルムの一方のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥
離し、露出した粘着層を前記ガラス板の配向膜に貼り付
けた。ひきつづき、他方のポリエチレンテレフタレート
フィルムを剥離した後、枠状の粘着層内側の配向膜上に
直径5,5μmのガラス繊維を分散させ、更に前記と同
様な配向膜が形成されたガラス板を粘着層に貼り合せた
。次いで、10mV/cdの照度を有する高圧水銀ラン
プにより粘着層を1分間露光した後、一般的な液晶セル
用封着治具を用いてガラス板間に20に9/C−iの圧
力を加えながら、150℃、1時間の加熱を行なって粘
着層を硬化させて封着部を形成した。その後、TN型液
晶デバイス用ネマティック液晶を封着部の穴を通して2
枚のガラス板の配向膜と枠状の封着部で囲繞された空間
内に注入し、UV硬化型接着剤で穴を封口して液晶セル
を製造した。
実施例7〜11 実施例6の有機バインダ及び部分アクリル化エポキシ樹
脂の代わりに下記第3表に示す有機バインダ、アクリル
化率の異なる部分アクリル化エポキシ樹脂を用いた以外
、実施例6と同様な液晶セル用封着フィルムを作製し、
これら液晶セル用封若フィルムを用いて実施例6と同様
な液晶セルを製造した。
第  3  表 しかして、本実施例6〜11の液晶セルについて実施例
1と同様な耐熱テスト、耐湿テストを行なった。その結
果を下記第4表に示した。
第  4  表 上記第4表から明らかなように、本発明の液晶セル用封
着フィルムを用いて製造された液晶セル(実施例6〜1
1)は耐熱環境下及び耐湿環境下においても優れた特性
を有することがわかる。これに対し、アクリル化率が1
00%のアクリル化エポキシ樹脂を用いた以外、実施例
6.10.11と同様な液晶セル用封着フィルムを作製
し、実施例6と同様な条件で作製した液晶セルについて
耐熱テスト、耐湿テストを行なった。その結果、耐湿テ
ストでは封着部周辺に多数の配向膜れが確認された。
なお、本発明においては既述した(a)エポキシ樹脂の
1エポキシ当量に対して0.3〜0.8当量のアクリル
酸及び/又はメタクリル酸が付加されている部分アクリ
ル化及び/又はメタクリル化エポキシ樹脂、(b)光増
感剤及び(c)硬化剤からなる硬化性組成物とスペーサ
と必要に応じて配合するアクロイル基及び又はメタクロ
イル基を有する化合物とから粘着材料を構成し、この粘
着材料を一方の透明電極にスクリーン印刷により枠状に
印刷し、他方の透明電極を該粘着層に貼り合せた後、加
圧下で加熱処理を施して封着部を形成してもよい。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明によれば封着される周辺の部
材への汚染を招くことなく、簡単な工程によりガラス板
の配向膜等に対して密着性が高く、かつ耐熱性、耐湿性
及び機械的強度の優れた封着部を形成し得る液晶セル用
封着フィルムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液晶セル用封着フィルムを示す平面図
、第2図の第1図の封着フィルムの側面図、第3図は一
般的な液晶セルを示す概略断面図である。 11・・・粘着層、12a 512b・・・熱可塑性樹
脂フィルム。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、有機バインダ、硬化性樹脂を主体とする硬化性
    組成物及びスペーサからなり、液晶セルの封着部形状と
    した粘着層の両面に2枚の熱可塑性樹脂フィルムを貼着
    したことを特徴とする液晶セル用封着フィルム。
  2. (2)、硬化性樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の液晶セル用封着フィル
    ム。
  3. (3)、硬化性組成物は、(a)エポキシ樹脂の1エポ
    キシ当量に対して0.3〜0.8当量のアクリル酸及び
    /又はメタクリル酸が付加されている部分アクリル化及
    び/又はメタクリル化エポキシ樹脂、(b)光増感剤及
    び(c)硬化剤から構成されたものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の液晶セル用封着フィル
    ム。
  4. (4)、硬化性組成物は、(a)エポキシ樹脂の1エポ
    キシ当量に対して0.3〜0.8当量のアクリル酸及び
    /又はメタクリル酸が付加されている部分アクリル化及
    び/又はメタクリル化エポキシ樹脂100重量部に対し
    て(b)光増感剤2〜15重量部及び(c)硬化剤0.
    5〜5重量部を配合したものであることを特徴とする特
    許請求の範囲第3項記載の液晶セル用封着フィルム。
  5. (5)、エポキシ樹脂がクレゾールノボラック型エポキ
    シ樹脂であることを特徴とする特許請求の範囲第3項又
    は第4項記載の液晶セル用封着フィルム。
  6. (6)、エポキシ樹脂がフェノールノボラック型エポキ
    シ樹脂であることを特徴とする特許請求の範囲第3項又
    は第4項記載の液晶セル用封着フィルム。
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