JPH01142011A - 転炉による溶鋼中Mn上昇精錬方法 - Google Patents

転炉による溶鋼中Mn上昇精錬方法

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JPH01142011A
JPH01142011A JP30126187A JP30126187A JPH01142011A JP H01142011 A JPH01142011 A JP H01142011A JP 30126187 A JP30126187 A JP 30126187A JP 30126187 A JP30126187 A JP 30126187A JP H01142011 A JPH01142011 A JP H01142011A
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深川 信
Toru Matsuo
亨 松尾
Seiichi Masuda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、転炉による酸素吹錬によって吹止[Mnl
量の高い鋼を得る精錬方法に関するものである。
〈従来技術とその問題点〉 近年、厚板鋼材等の品質安定化要求の高まりと共に高M
n1lの需要が増大しているが、溶鋼[Mnl量の調整
には、従来、「まず、高炉装入物中にMn含有物質を配
合して溶銑中の[Mnl量を0.5重量%前後にまで高
めると共に、この溶銑を転炉にて酸素吹錬するが、この
酸素吹錬により溶銑中のMnが酸化されてスラグ中へ移
行し、吹止時[Mnl量が0.1〜0.2%程度にまで
目減りするので、これを補償するため、転炉出鋼時に更
にフェロマンガン等の合金鉄を添加して目的製品に見合
う[Mnl量とする」と言う方法が採用されていた。
しかしながら、上記従来法には、「転炉精錬の際のMn
損失が大きく、そのため折角高い[Mnl量の溶銑を原
料としているにも係わらず出鋼の際にも高価な鉄−マン
ガン合金の添加が必要であるなど、製品コストがどうし
ても高くなってしまう」との問題が指摘されていた。
このようなことから、事前に製品レベルまで脱燐処理し
た溶銑を用いることによって使用するスラグ量を少なく
し、これに加えて溶鉄中にMn鉱石等のMn含有物質を
投入して酸素吹錬を行うごとで吹止[Mnl量を上昇さ
せる転炉精錬方法が提案された(特開昭55−5041
4号)。即ち、この方法は、転炉(酸素製鋼炉)での脱
燐を不必要とすることで造滓剤を極く少量しか添加しな
い所謂“スラグミニマム吹錬”を可能とし、これによっ
てスラグへのMnロスを極力抑えると共に、転炉中に添
加したMn含有物質中のMnが溶鉄中[C]により還元
され溶鉄中に溶解する現象をも利用して吹止[Mn]量
を向上させようとしたもので、この方法を適用すること
により高価な鉄−マンガン合金の大幅な節約が達成でき
るとされている。
ところが、後述する実施例の結果からも明らかなように
、上記方法には、Mn鉱石(Mn含有物質)の装入量を
増やして吹止[Mn]量を更に上昇させようとすると(
特に、Mn鉱石装入量が溶鉄トン当り10に+r以上に
なると) Mn歩留の低下を招くばかりか、スロッピン
グによる操業トラブルを引き起こし易くなると言う問題
点が認められたのである。
この”Mn歩留の低下”は、Mn鉱石(Mn含有物質)
の添加量が多くなるとMn鉱石自身の溶融が遅くなって
溶鉄中[C]によるMnOの還元が速やかに進行しなく
なることに起因するものと考えられ、また、“スロッピ
ング等のトラブルが引き起こされ易くなる原因”は、上
述のように溶鉄中の[C]によるMn鉱石還元が速やか
に進行しないためMnO含有量の高いスラグが生成し、
スラグのフォーミングが著しくなることにあると推測さ
れる。
従って、高Mnaをコスト安く安定して溶製するために
は、上記問題を解決できる転炉吹錬法の確立が是非とも
必要であった。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者等は、上述のような観点から、転炉吹止[Mn
]量の低下抑制に対する“スラグミニマム吹錬”の利点
を十分に認識した上で、操業トラブルやコスト上の不満
を招くことなく吹止[Mn]量を更に大幅に向上させ得
る転炉精錬法を見出すべ(、まず、前記特開昭55−5
0414号として提案された方法に見られる問題の発生
原因について様々な角度から検討を加え、次のような確
認と結論を得た。
即ち、上記特開昭55−50414号として提案された
方法においては、転炉に装入する含Mn物質として一般
に塊状のMn鉱石が用いられる。なぜなら、粉状のもの
を装入すると、転炉吹錬による発生ガス(Co、Co□
等)により大部分が飛散ロスしてしまうからである。
また、Mn鉱石は、Mn酸化物を主成分とすると共に脈
石として主にSiO□、 Al120 s ’ ”/c
金含有ているが、その融点は1700℃以上と高い。し
かし、Mn鉱石を還元するためにはスラグ中に溶解する
ことが必要であるので、生石灰、ドロマイト、蛍石等の
造滓剤を添加してMn鉱石の溶解を促進する方法が一般
に行われている。そして、このような造滓剤も飛散ロス
防止の意味から一般に塊状のものが使用される。
ところが、造滓剤が塊状であると溶解が遅く、特に吹錬
初期の低温域(1500℃以下)では造滓剤そのものの
滓化が不十分であり、そのためMn鉱石の溶解も十分に
進行しない。従って、特に多量のMn鉱石を添加した場
合には、Mn鉱石の滓化が遅れてしまって、吹錬末期に
至っても未還元のMn酸化物がスラグ中に多量に残った
状態になり(場合によっては未溶解のMn鉱石が残った
状態になる)、Mnの歩留が低下する。
一方、Mn酸化物含有量の高いスラグは非常にフォーミ
ングし易い性質を持っている。従って、上述の現象によ
りフォーミングし易い高MnOスラグが生成されると、
スロッピング等のトラブルを引き起こす原因となる(な
お、フォーミングを鎮静するのにコークス粉等の粉状炭
材を吹付は添加する手段が効果的であることは知られて
いるが、これは炭材によりMnOが還元されてその濃度
が低下することに加え、炭材が混在することにより生成
ガスがスラグより抜は易い状態となるためであると考え
られる)。
そこで、本発明者等は、これらの問題発生原因を踏まえ
た上でその対策を種々検討した結果、「“スラグミニマ
ム吹錬”を実施しながらMn含有物質を転炉に投入して
吹止[Mn]量の向上を図る際、Mn含有物質として“
粉状のMn鉱石、粉状の炭材及び粉状の造滓剤を混合し
ペレット状やブリゲット状等に団塊化したもの”を使用
すると、■ Mn鉱石と造滓剤との反応が速やかに起こ
って滓化が促進される。
■ 配合した炭材によりMn鉱石が速やかに還元される
■ 溶融スラグ中に粉状炭材が分散した状態が速やかに
実現され、スラグフォーミングの鎮静化が効果的に推進
される。
等の作用により、多量のMn鉱石装入時も格別なトラブ
ルを引き起こすことなく、良好な歩留の下で吹止[Mn
]量の飛躍的向上が確保される」との知見を得るに至っ
たのである。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、 [転炉製鋼に当り、予備処理によって脱燐した溶銑を使
用すると共に、Mn鉱石粉、炭材粉及び造滓剤粉を混合
・成形した小団塊精錬剤を投入して酸素吹錬することに
より、多量のMn鉱石装入時もMn歩留が高く、しかも
スロッピング等のトラブル発生もなしに、高い吹止[M
n]量を安定して達成し得るようにした点」に特徴を有
するものである。
本発明は、転炉内へ溶銑及び含Mn物質を装入して酸素
吹錬を行い、吹止[Mn]量の高い鋼を製造するのに際
し、上記溶銑として予備処理によって脱燐した低燐溶銑
を用い、かつ上記含Mn物質として“粉状Mn鉱石、コ
ークスや石炭等の粉状炭材及び生石灰や石灰石等の粉状
造滓剤とを混合しペレット状・ブリケット状等に小団塊
化したもの”を使用することを骨子とするものであるが
、小団塊化精錬剤の配合は次の条件を目安として行われ
る。
即ち、炭材量はMn鉱石中のMn酸化物及び鉄酸化物を
還元するのに必要な化学量論量程度が望ましいが、熱源
として必要な分を更に増量して配合してもよい。
また、造滓剤配合量は、小団塊(ブリケット等)中のC
aO含有量と5in2含有量との比が0.5〜2.0と
なるように配合することが望ましい。これは、後述の実
施例で示すように、吹錬初期(1500℃以下の低温期
)でのMn鉱石の滓化を促進するためであり、この範囲
外ではMn鉱石の滓化・還元が遅れ、その結果Mn歩留
りが悪化する恐れが強まる。
なお、団塊化の際は適当な結合剤(例えばベントナイト
等)を添加することが有効である。
団塊化精錬剤の転炉への装入時期としては、Mn鉱石の
還元時間を確保する意味から吹錬中期より前の時期が適
切である。
また、予備処理による溶銑脱燐は、転炉吹錬時の脱燐量
を考慮し、吹錬後製品レベルまで[P]量が低下するよ
うなレベルまで脱燐処理すれば良い。そして、この脱燐
処理はトーピード、取鍋或いは転炉等の何れで実施して
も問題はない。
続いて、本発明を実施例により更に具体的に説明する。
〈実施例〉 2トン試験転炉を準備し、これによってMn鉱石添加転
炉吹錬実験を実施した。
試験は、炭材内装Mn鉱石ペレット(粉状Mn鉱石。
粉状コークス及び粉状石灰石を所定量配合・混合し、ペ
レット状に小団塊化したもの)を装入した場合と、塊状
のMn鉱石を使用した場合とについて行い、両者のMn
歩留並びにスロッピングの状況を比較した。
なお、実験はMn鉱石の添加量を種々に変え、多数の回
数で実施したが、以下、代表的な例についてのみ説明す
る。
まず、第1表に、使用した脱燐溶銑、 Mn鉱石及びコ
ークスの組成を示す。
第1表 (注)数値は「重量割合(%)」を示す。
また、第2表は、転炉に装入した各原料及び燃料の使用
量を示したものである。
第2表中、「ケース1」は炭材内装Mn鉱石ペレットを
使用した場合、「ケース2」は塊状Mn鉱石を使用した
場合である。
第2表 更に、炭材内装Mn鉱石ペレットの成分配合割合を第3
表に示す。
なお、炭材内装Mn鉱石ペレットの成分配合は、ペレッ
ト中のCaO含有量とSiO□含有量の比が約1.0と
なるように石灰石配合量を決定して行った。
また、ベントナイトは、ペレット造粒の際の結合剤とし
て使用した。そして、第3表における各配合原料の粒度
は、すべて100メツシユ以下であった。
第3表 炭材内装Mn鉱石ペレットは、ディスク型ペレタイザー
にて造粒したペレットを200’Cで2時間乾燥して製
造したが、実験にはこのうちの粒径が10〜25mのも
のを選んで使用した。
ところで、前記ケースl及び2とも、Mn鉱石。
コークス及び各造滓剤の全使用量は同一とした。
コークスの配合量は、添加したMn鉱石中のMn及びF
e酸化物をすべて還元するのに必要な量の20%増とし
た。また、造滓剤の配合はスラグの塩基度(CaO/S
iO□)が約3になるように設定した。
さて、実験吹錬は、前記脱燐溶銑を転炉内に注銑後、吹
錬開始直前に第2表に示す装入物を全量投入して実施し
た。なお、吹錬開始時の溶湯温度は1300℃であった
吹錬中、上吹ランスからの送酸量は5.0Nnf/分で
一定とし、また底吹羽口からはアルゴンガスを1.0N
rrr1分の流量で吹込んだ。そして、途中でメタル及
びスラグのサンプリングを実施して分析に供した。
このときの吹錬中におけるメタル中[Mn]濃度及び[
C]濃度の推移を第1図及び第2図に示した。ここで、
第1図は炭材内装Mn鉱石ペレットを使用した場合の結
果であり、第2図は塊状Mn鉱石及び塊状コークスを添
加し元場合の結果である。
なお、両者の場合とも吹止[C]は0.12%であり、
溶鋼温度は1650℃であった。
この第1図と第2図とを比較することで、炭材内装ペレ
ットの使用によりMn鉱石の溶融還元反応が促進され、
その結果、吹止[Mn]が向上しているのが分かる。な
お、Mn投入量に対するメタルヘ−のMn歩留は、塊状
Mn鉱石使用の場合には約60%であったのに対して炭
材内装Mn鉱石ペレット使用の場合は約72%に向上し
た。
また、第3図は吹錬中のスラグ層厚を計測した結果を示
しているが、この第3図からも、塊状Mn鉱石を使用し
た場合には激しいスロッピングが起こったのに対し、炭
材内装ペレットを使用した場合はスロッピングを殆んど
生じることなく吹錬を終了し得たことが確認できる。
更に、第4図はこれら一連の実験結果を″Mn鉱石添加
量とMn歩留”との関係でまとめたものであるが、この
第4図から、炭材内装Mn鉱石ペレットを使用すればM
n鉱石を多量添加した場合でも迅速に溶融還元反応を進
行させ北ことができ、従って比較的高いMn歩留を達成
できることが明らかである。
一方、第5図は、種々造滓剤(石灰石、生石灰。
ドロマイト等)の配合を変えたペレットを作成し、炭材
内装Mn鉱石ペレット中の適正な造滓剤配合割合を検討
した結果を示しているが、この第5図に示される結果か
らは、ペレットに配合する造滓剤のCab/Sing比
を0.5〜2.0に調整することが高いMn歩留を確保
する上で好ましいと判断することができる。勿論、この
場合の各テストとも、塊状の造滓剤も含めた全造滓剤配
合量は一定とした。
この第5図に現れた結果は、Mn歩留は特に吹錬初期の
低温域でのMn鉱石の滓化の良否に依存しており、Ca
O/5iOzが0.5−2.0の範囲を外れるとMn鉱
石の滓化・還元が遅れ、その結果Mn歩留が悪化するた
めであると推測される。
〈発明の効果〉 以上に説明した如く、この発明によれば、転炉吹錬にお
いて操業トラブルを引き起こすことなく投入Mn源から
高いMn歩留で溶鉄中へMn分を移行させることができ
、吹止[Mn] 濃度を安定して大幅に向上することが
可能となって高Mn鋼精錬コストの顕著な低減が実現さ
れるなど、産業上極めて有用な効果がもたらされるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、炭材内装Mn鉱石ペレットを投入した場合の
、吹錬中のメタル中[Mn]及び[C]?m度の推移を
示したグラフである。 第2図は、塊状Mn鉱石及び塊状コークスを投入した場
合の、吹錬中のメタル中[Mn]及び[C]濃度の推移
を示したグラフである。 第3図は、吹錬中におけるスラグ層厚の計測結果を示し
たグラフである。 第4図は、実施例での結果を“Mn鉱石添加量とMn歩
留”との関係でまとめたグラフである。 第5図は、ペレットに配合する造滓剤のCaO/SiO
2比とMn歩留との関係を示したグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  転炉製鋼に当り、予備処理によって脱燐した溶銑を使
    用すると共に、Mn鉱石粉、炭材粉及び造滓剤粉を混合
    ・成形した小団塊精錬剤を投入して酸素吹錬することを
    特徴とする溶鋼中Mn上昇精錬方法。
JP62301261A 1987-11-28 1987-11-28 転炉による溶鋼中Mn上昇精錬方法 Expired - Lifetime JPH0623408B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62133012A (ja) * 1985-12-05 1987-06-16 Kobe Steel Ltd 含クロム溶鉄の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62133012A (ja) * 1985-12-05 1987-06-16 Kobe Steel Ltd 含クロム溶鉄の製造方法

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