JPH01149718A - 脳血液関門を通過し易いリポゾーム製剤 - Google Patents

脳血液関門を通過し易いリポゾーム製剤

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JPH01149718A
JPH01149718A JP62307701A JP30770187A JPH01149718A JP H01149718 A JPH01149718 A JP H01149718A JP 62307701 A JP62307701 A JP 62307701A JP 30770187 A JP30770187 A JP 30770187A JP H01149718 A JPH01149718 A JP H01149718A
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blood
galactosidase
brain
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liposome preparation
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Yoshikatsu Eto
衛藤 義勝
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はβ−ガラクトシダーゼの包埋担体として各種p
−アミノフェニルII!誘導体から調製したリポゾーム
を使用して成るβ−ガラクトシダーゼ含有の、脳血液関
門を通過し易いリポゾーム製剤に関する。
本発明の製剤を腹腔内注射によって投与すれば、血液中
から脳のオリゴデンドログリア細胞にβ−ガラクトシダ
ーゼを補給することができる。リポゾームはリン脂質も
しくはある種の糖脂質を主体として形成されているもの
であって、これはリン脂質溶液を水に懸濁させ、これを
超音波処理することによって生ずる内抱を持った2層膜
または多層膜である。
さて、β−ガラクトシダーゼのような酵素(エンチーム
)は高分子化合物であるがため、これを脳のオリゴデン
ドログリア細胞に到達させようとしても脳血液関門と呼
ばれる障壁によってその侵入が阻止される。従って、従
来酵素類は脳の疾病治療目的から全て限外されていた。
しかるに本発明による新規形態のβ−ガラクトシダーゼ
含有リポゾーム製剤はこれを腹腔内注射によって投与す
れば上述の困難が全く排除されるので、これは脳疾患例
えば脳白質変性症殊に小児に起り易いヒト(人)クラッ
ペ(Krabbe)病の治療に一新機軸を開いたものと
して翳療上極めて有用なものである。
そもそも、クラツバ病は先天代謝異常によって起る脳の
変性疾患の一つであって、これは中枢神経のオリゴデン
ドロダリア細胞中に中性糖脂質のガラクトセレブロシド
が異常に蓄積している疾患であり、これはβ−ガラクト
シダーゼの欠損によって起った現象である。この欠損β
−ガラクトシダーゼの補給は本発明の製剤の投与によっ
て可能となった。
本発明の完成に到るまでに行った種々の動物実験に使用
したリポゾームは直井氏等の方法に従ってレシチン:コ
レステロール:サルファチド(7: 2 : 1. v
/v)または各種p−アミノフェニル糖誘導体(マンノ
ース、フコース、ガラクトース)を用いて調製した。
これらのリポゾームにて包埋するβ−ガラクトシダーゼ
としてはジャック・ビーン、アスパーギルス・オリーザ
、チャロニア・ランプス、ボビン0リバー(Jack 
bean、 Aspergillus 01izae 
Charo−nia Lumpus、 Bovine 
Liver)等を用いた。これらの実験用供動物として
は普通のマウス(はっがねずみ)および特にクラツバ病
のモデル動物であるツウイチェル・マウスCTwitc
her mouseンを使用し、それらのマウス抜根神
経節細胞の培養はキム(Kim)氏等の方法によって行
った。
また脂質の分析は、レディーン(Ledeen)氏等の
方法に従い、糖脂の薄層クロマト法またはガスクロマド
法によって行った。
これらは後で述べる動物実験の具体的結果から綜合的に
次のようにのべることができる。
(イ)ツウイチェル・マウスについてはその大脳以外の
組織にもガラクトセレブロシードの蓄積が起っている。
ヒト(人)クラツバ病においても、腎について分析する
と対照におけるよりも2〜3倍のガラクトセレプロシー
ドの蓄積が認められた。
(El)  リポゾームを用いてのマウスのクラッペ病
治療にはホラ貝(チャロニア・ランプス)由来のβ−ガ
ラクトシダーゼがガラクトセレブロシードの過剰蓄積を
解消させるのに最も有効であることが判明した。
(ハ)ホラ貝由来のβ−ガラクトシダーゼをサルファチ
ド含有リポゾームにて包埋すると肝臓および肺臓の組織
中にも有意なβ−ガラクトシダーゼ活性の上昇が認めら
れた。
(ニ) 3H−ガラクトセレブロシドをリポソ゛−ムで
ラベルしてツウイチェル・マウスに投与し、2日後にそ
の各臓器組織の放射活性を測定したところ、肝臓および
肺臓では正常対照の40〜60倍の上昇が認められ、こ
れによって、ガラクトセレブロシードの蓄積を軽減させ
うることか判明した。
(ネ)β−ガラクトシダーゼが脳血液関門を効率よく通
過するための包埋用リポゾームとしてはマンノース含有
リポゾームが他の糖類含有リポゾームよりも有効である
ことが判明した。
以下、本発明で行った動物実験を具体的に説明する。
(a)その第1実験ではツウイチェル・マウスと、普通
のマウスとの各組織に3H−ガラクトセレブロシード含
有リポゾームの20X103cp重量を腹腔内注射し、
2日経過後に、リポゾームにて包埋したβ−ガラクトセ
レプロシードをこれらのマウスの半数だけに更に補給投
与し、以後24時間および48時間経過してこれらマウ
スの各臓器組織内の3H−ガラクトセレプロシードの蓄
積および崩壊の程度を測定観察した。但しこの実験に使
用したリポゾームはいずれも直井氏等の方法に従ってサ
ルファタイドを用いて調製したものである。 この実験
結果を次の第1表に示す。
この表かられかるように、ツウイチェル・マウスの組織
内の蓄積3H−ガラクトセレブロシードの放射活性度は
対照の普通マウスの肝臓および肺臓の相当する放射活性
度の40〜60倍であり、これらの値は48時間後には
該エンチーム含有リポゾームを注射投与したマウスにつ
いては65〜85%に減少した。
この事実はマウスの組織に外部からエンチームを補給す
ることによって組織内に蓄積したガラクトセレプロシー
ドが崩壊されることを示すものと理解できる。但し、こ
の場合脳細胞内のガラクトセレプロシードの崩壊は全く
起らないことが注目されるが、これは使用したリポゾー
ムがサルファタイドの使用によって調製したものであり
、これが脳血液関門を通過し得なかったことに帰因する
ことが次に示す第2実験(b)の結果から理解できる。
(b)この第2実験ではそれに使用したリポゾームは各
種p−アミノフェニルfPm導体として、相当するマン
ノース誘導体を用いて調製したものであり、このリポゾ
ームにて包埋した3H−ガラクトセレブロシードを注射
によって投与した後、そのマウスの脳細胞および肝臓細
胞をクレンデノン氏等の方法に従う細胞分画によって得
た各区分について、12時間、24時間、48時間およ
び96時間経過毎に放射活性度の分布を測定した。
その結果を次の第2表に示す。
第   2   表 脳 この表で括弧内の数値は各細胞分画区分における放射活
性度によるガラクトセレプロシードの分布割合(%)を
示すものである。かくてミトコンドリアおよびリゾソム
ス分画区分の放射活性は脳組織では10〜30%、また
肝臓組織では10〜40%であり、これらのピークは注
射後12〜24時間内に認められる。
(c)第3実験では先ずホラ貝由来のβ−ガラクトシダ
ーゼだけを普通マウスに腹腔内注射によって投与した後
の経過時間(直後、3時間、12時間および24時間後
)に、このマウスの各臓器中のモレプロシードβ−ガラ
クトシダーゼ活性度を測定した。その結果を添付の第1
図のAに示す。
他方また、前記のβ−ガラクトシダーゼを、直井氏にそ
の他方法に従ってレシチン、コレステロールおよびスル
ファタイドを用いて調製したリポゾームにて包埋したも
のを、前記と同様な方法で投与して、同様な方法で測定
したマウスの各臓器中のセレブロシードβ−ガラクトシ
ダーゼ活性度を添付の第1図のBに示す。
この第1図かられかるように、Aではすべての臓器中で
の活性度は殆んど不変であるが、Bでは注射後24時間
以内では肝臓、肺臓および腎臓においては可成りの活性
度の上昇が認められ、それらは3日間(72時間)保持
した。しかし脳ではA、B、いずれの場合でも活性度の
変化が殆んど認められなかった。これは該β−ガラクト
シダーゼはこれをサルファタイド含有リポゾーム中に包
埋して投与しても脳血液関門を通過することが不可能で
あることを示すものであると理解できる。
(d)第4実験ではサルファタイドの代りにマンノース
、フコース(L−型)、ガラクトースおよびフコース(
D−型)をそれぞれ使用して調製した4種類のリポゾー
ムの各々に3H−ガラクトセレプロシードを包埋させた
ものを普通のマウスの組織に注射投与した後、12時間
、24時間、48時間および72時間それぞれ経過して
、(A)脳、(B)肝臓、(C)腎臓および(D)肺臓
の放射活性度を測定した。その結果を添付の第2図およ
び第3図に示す。
この図の(A)かられかるように、マンノース含有リポ
ゾームを使用したものの脳組織における活性度は他の臓
器(B) 、(C)および(D)におけるいずれの活性
度よりも特に顕著に大きく、またその活性度は血管の上
皮細胞の中にも認識された。
このように糖含有リポゾームにて包埋されたβ−ガラク
トシダーゼのような高分子量のエンチームでも脳血液関
門をよく通過し得ることが判明したので、本発明による
酵素、殊にβ−ガラクトシダーゼ含有リポゾームは脳白
質変性症すなわちクラツバ病の治療薬としての用途が大
いに期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はマウス臓器内における酵
素の含有量の時間的変化を示す線グラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)p−アミノフェニル糖誘導体を用いて調製した脳
    血液関門を通過し易いリポゾーム製剤。
  2. (2)p−アミノフェニル糖誘導体を用いて調製したリ
    ポゾームがβ−ガラクトシダーゼ含有リポゾームである
    特許請求の範囲(1)に記載のリポゾーム製剤。
  3. (3)p−アミノフェニル糖誘導体として相当するp−
    アミノフェニルマンノース誘導体を用いて調製した特許
    請求の範囲(1)または(2)に記載のリポゾーム製剤
  4. (4)β−ガラクトシダーゼとしてホラ貝(charo
    −nialumpus)由来のβ−ガラクトシダーゼを
    含有した特許請求の範囲(1)、(2)または(3)に
    記載のリポゾーム製剤。
JP62307701A 1987-12-07 1987-12-07 脳血液関門を通過し易いリポゾーム製剤 Pending JPH01149718A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1991004014A1 (en) * 1989-09-21 1991-04-04 Synergen, Inc. Method for transporting compositions across the blood brain barrier
JPH04211099A (ja) * 1990-02-16 1992-08-03 D D S Kenkyusho:Kk グリコシル−蛋白誘導体
WO2007009404A1 (es) 2005-07-22 2007-01-25 Centro de Investigación y Desarrollo de Medicamentos (CIDEM) Formulaciones nasales de eporh con bajo contenido de ácido siálico para el tratamiento de enfermedades del sistema nervioso central.
CN104735976A (zh) * 2012-08-07 2015-06-24 Ace生物科学公司 克拉伯病的动物模型
WO2019221189A1 (ja) 2018-05-18 2019-11-21 Lee Mihwa カバーとその使用方法

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