JPH01159596A - 蒸気発生器用伝熱管およびその製造方法 - Google Patents
蒸気発生器用伝熱管およびその製造方法Info
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- JPH01159596A JPH01159596A JP22591188A JP22591188A JPH01159596A JP H01159596 A JPH01159596 A JP H01159596A JP 22591188 A JP22591188 A JP 22591188A JP 22591188 A JP22591188 A JP 22591188A JP H01159596 A JPH01159596 A JP H01159596A
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- heat exchanger
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/003—Multiple wall conduits, e.g. for leak detection
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は蒸気発生器用伝熱管、特に伝熱管破損の早期検
出を目的とした二重背型伝熱管とその製造方法に関する
。本発明による蒸気発生器用伝熱管は、例えば高速増殖
炉プラントに効果的に使用される。
出を目的とした二重背型伝熱管とその製造方法に関する
。本発明による蒸気発生器用伝熱管は、例えば高速増殖
炉プラントに効果的に使用される。
(従来の技術)
高速増殖炉、例えば二重冷却系を採用したタンク型高速
増殖炉は一般に以下のような構成からなっている。
増殖炉は一般に以下のような構成からなっている。
原子炉容器内には冷却材(例えば液体金属ナトリウム)
および炉心が収容されており、炉心は複数の燃料集合体
および制御棒等から構成されている。冷却材は炉心を上
方に向って流通されると共に、炉心の核反応熱により昇
温される。昇温した冷却材は、炉心の上方から流出して
原子炉容器内に設置された中間熱交換器内に流入し、該
中間熱交換器中で二次側冷却材との熱交換により冷却さ
れる。その後、冷却材は中間熱交換器の外に流出し、再
度炉心を上方に向って流通される。
および炉心が収容されており、炉心は複数の燃料集合体
および制御棒等から構成されている。冷却材は炉心を上
方に向って流通されると共に、炉心の核反応熱により昇
温される。昇温した冷却材は、炉心の上方から流出して
原子炉容器内に設置された中間熱交換器内に流入し、該
中間熱交換器中で二次側冷却材との熱交換により冷却さ
れる。その後、冷却材は中間熱交換器の外に流出し、再
度炉心を上方に向って流通される。
一方、中間熱交換器での熱交換により昇温した二次側冷
却材は、原子炉容器の外側に配置された蒸気発生器内に
導入され、給水系との熱交換により冷却された後に再度
中間熱交換器に移送される。
却材は、原子炉容器の外側に配置された蒸気発生器内に
導入され、給水系との熱交換により冷却された後に再度
中間熱交換器に移送される。
また、蒸気発生器での熱交換により発生した蒸気は、タ
ービン系に移送されて発電に供される。
ービン系に移送されて発電に供される。
蒸気発生器としては、通常は上下部に管板を備えた縦型
シェル・アンドチューブタイプの熱交換器が使用されて
いる。また、蒸気発生器の伝熱管としては、特に安全性
の向上を図るべく二重管型の伝熱管が採用されている。
シェル・アンドチューブタイプの熱交換器が使用されて
いる。また、蒸気発生器の伝熱管としては、特に安全性
の向上を図るべく二重管型の伝熱管が採用されている。
これを第14図〜第16図を参照して説明すれば次の通
りである。
りである。
第14図は蒸気発生器の全体構成を示す断面図であり、
図中符号1は外胴である。この外胴1内には二重背型伝
熱管2が複数体配設されている。
図中符号1は外胴である。この外胴1内には二重背型伝
熱管2が複数体配設されている。
二重背型伝熱管2は、第15図および第16図に示すよ
うに、外管3および該外管の内周側に配設された内管5
から構成され、両者の間には微小間隙4が設けられてい
る。内管5の上端および下端は管板6および7によって
各々支持され、外管4の上端および下端は中間管板8お
よび管板7によって各々支持されている。外胴1の下端
には、水入口プレナム9が形成されている。該水入口ブ
レナム9には水流入口10が形成されると共に、マンホ
ール11が設置されている。また、水流入口10には図
示しない水流入配管が接続される。これに対し、外胴1
の上端には蒸気出口ブレナム12が形成されている。該
蒸気出口ブレナム12には蒸気流出口13が形成される
と共に、マンホール14が設置されている。また、蒸気
流出口13には図示しない蒸気流出配管が接続される。
うに、外管3および該外管の内周側に配設された内管5
から構成され、両者の間には微小間隙4が設けられてい
る。内管5の上端および下端は管板6および7によって
各々支持され、外管4の上端および下端は中間管板8お
よび管板7によって各々支持されている。外胴1の下端
には、水入口プレナム9が形成されている。該水入口ブ
レナム9には水流入口10が形成されると共に、マンホ
ール11が設置されている。また、水流入口10には図
示しない水流入配管が接続される。これに対し、外胴1
の上端には蒸気出口ブレナム12が形成されている。該
蒸気出口ブレナム12には蒸気流出口13が形成される
と共に、マンホール14が設置されている。また、蒸気
流出口13には図示しない蒸気流出配管が接続される。
更に、外胴1には管板8の下方側に冷却材入口ブレナム
15が形成されている。この冷却材入口ブレナム15に
は冷却材流入口16が形成され、該流入口16には図示
しない冷却材流入配管が接続される。また、管板7の上
方側には冷却材出口ブレナム17が形成されている。こ
の冷却材出口プレナム17には冷却材流出口18が形成
され、該流出口18には図示しない冷却材流出配管が接
続される。なお、図中符号19は外胴1に介在挿入され
たベローズであり、符号20は冷却材の入口窓、符号2
1は出口窓である。
15が形成されている。この冷却材入口ブレナム15に
は冷却材流入口16が形成され、該流入口16には図示
しない冷却材流入配管が接続される。また、管板7の上
方側には冷却材出口ブレナム17が形成されている。こ
の冷却材出口プレナム17には冷却材流出口18が形成
され、該流出口18には図示しない冷却材流出配管が接
続される。なお、図中符号19は外胴1に介在挿入され
たベローズであり、符号20は冷却材の入口窓、符号2
1は出口窓である。
第15図中に示すように、外管3の内周面には溝23が
縦方向に設けられている。この溝23を形成するために
、外管3は耐圧上の観点から必要とされる肉厚に更に溝
23の深さ分を加えた肉厚となっている。この溝は23
は、前述した微小間隙4と共に伝熱管2の破損検出機構
を構成する。
縦方向に設けられている。この溝23を形成するために
、外管3は耐圧上の観点から必要とされる肉厚に更に溝
23の深さ分を加えた肉厚となっている。この溝は23
は、前述した微小間隙4と共に伝熱管2の破損検出機構
を構成する。
更に、管板6と中間管板8との間には中間ブレナム24
が形成され、該中間ブレナムも伝熱管2の破損検出機構
を構成する。この中間ブレナム24にはリーク検出ノズ
ル25が設置され、該リーク検出ノズル25には図示し
ないリーク検出部が接続されている。なお、伝熱管2の
破損検出は内管5または外管3の破損によるリークを前
記微小間隙4、溝23、中間ブレナム24、リーク検出
ノズル25およびリーク検出部により検知することによ
って行なう。また、微小間隙4の幅は数μmから数十μ
mとなっている。なお、伝熱管2は断面が同心円状にな
るように配置された内管5および外管3を抽伸加工する
ことにより製作される。
が形成され、該中間ブレナムも伝熱管2の破損検出機構
を構成する。この中間ブレナム24にはリーク検出ノズ
ル25が設置され、該リーク検出ノズル25には図示し
ないリーク検出部が接続されている。なお、伝熱管2の
破損検出は内管5または外管3の破損によるリークを前
記微小間隙4、溝23、中間ブレナム24、リーク検出
ノズル25およびリーク検出部により検知することによ
って行なう。また、微小間隙4の幅は数μmから数十μ
mとなっている。なお、伝熱管2は断面が同心円状にな
るように配置された内管5および外管3を抽伸加工する
ことにより製作される。
上記構成からなる蒸気発生器において、高温の冷却材は
冷却材流入口16を介して冷却材入口ブレナム15内に
流入する。流入した冷却材は入口窓20から伝熱管束部
に入り、伝熱管2の外側を流下して出口窓21から冷却
材出口ブレナム17内に流出する。更に、冷却材流出口
18および冷却材流出配管を介して蒸気発生器の外に流
出する。
冷却材流入口16を介して冷却材入口ブレナム15内に
流入する。流入した冷却材は入口窓20から伝熱管束部
に入り、伝熱管2の外側を流下して出口窓21から冷却
材出口ブレナム17内に流出する。更に、冷却材流出口
18および冷却材流出配管を介して蒸気発生器の外に流
出する。
一方、水は水流入配管および水流入口10を介して水流
入ブレナム9内に流入する。流入した水は伝熱管2の内
管5内を上昇し、その間に伝熱管2の外側を流下する冷
却材と熱交換することにより昇温しで蒸気となる。こう
して発生した蒸気は蒸気出口プレナム12内に流出し、
更に蒸気流出口13および蒸気流出配管から図示しない
タービン系に移送されて発電に供される。
入ブレナム9内に流入する。流入した水は伝熱管2の内
管5内を上昇し、その間に伝熱管2の外側を流下する冷
却材と熱交換することにより昇温しで蒸気となる。こう
して発生した蒸気は蒸気出口プレナム12内に流出し、
更に蒸気流出口13および蒸気流出配管から図示しない
タービン系に移送されて発電に供される。
上記構成において、伝熱管2の破損検出は以下のように
してなされる。
してなされる。
まず、内管5にクラック等が発生した場合、クラックか
らリークした水/蒸気は微小間隙4を介して拡散し、外
管3側に形成された溝23を介して上方または下方に流
通する。そして、上方に流通した水/蒸気は管板6およ
び8の間に形成された中間ブレナム24内に流入し、リ
ーク検出ノズル25から図示しないリーク検出装置へ流
れる。
らリークした水/蒸気は微小間隙4を介して拡散し、外
管3側に形成された溝23を介して上方または下方に流
通する。そして、上方に流通した水/蒸気は管板6およ
び8の間に形成された中間ブレナム24内に流入し、リ
ーク検出ノズル25から図示しないリーク検出装置へ流
れる。
従って、中間ブレナム24内の圧力変動を検知し、ある
いはリーク検出センサでリークを検知することにより内
管5の破損を検出することができる。
いはリーク検出センサでリークを検知することにより内
管5の破損を検出することができる。
次に、外管3にクラック等が発生した場合には、中間ブ
レナム24内のガスが溝23および微小間隙4を通して
外管3の破損部から冷却材側にリークする。その結果、
中間ブレナム24内のガス圧力が低下するから、これを
検知することによって外管3の破損を検出することがで
きる。或いは、冷却材側に設置されたガス検出器により
流出したガスを検知することによっても外管3の破損を
検出できる。
レナム24内のガスが溝23および微小間隙4を通して
外管3の破損部から冷却材側にリークする。その結果、
中間ブレナム24内のガス圧力が低下するから、これを
検知することによって外管3の破損を検出することがで
きる。或いは、冷却材側に設置されたガス検出器により
流出したガスを検知することによっても外管3の破損を
検出できる。
上記何れの破損検出においても、溝23の存在によって
破損によるリークを検知する際の応答性が著しく向上す
る。
破損によるリークを検知する際の応答性が著しく向上す
る。
(発明が解決しようとする問題点)
上記構成からなる従来の二重背型伝熱管には次のような
問題がある。
問題がある。
即ち、伝熱管の破損検出性能と伝熱管の熱伝達性能との
間に二律背反的関係があり、両者を満足させるのが極め
て困難なことである。即ち、内管5および外管3の何れ
の破損も両者間の微小間隙4を通して発生するリークの
検知によって検出されているから、破損検出性能を向上
するためには微小間隙4をできるだけ広くするのが望ま
しい。
間に二律背反的関係があり、両者を満足させるのが極め
て困難なことである。即ち、内管5および外管3の何れ
の破損も両者間の微小間隙4を通して発生するリークの
検知によって検出されているから、破損検出性能を向上
するためには微小間隙4をできるだけ広くするのが望ま
しい。
しかし、微小間隙4を大きくすれば内管5と外管3との
間の熱抵抗が増大し、伝熱管2の熱伝達性が低下してし
まう。この熱伝達性低下を補なうためには伝熱管2の本
数を増加しなければならず、蒸気発生器の大型化を招来
する問題がある。
間の熱抵抗が増大し、伝熱管2の熱伝達性が低下してし
まう。この熱伝達性低下を補なうためには伝熱管2の本
数を増加しなければならず、蒸気発生器の大型化を招来
する問題がある。
また、微小間隙4には内管5または外管3に発生したク
ラックの拡大を防止する機能を有する。
ラックの拡大を防止する機能を有する。
この機能および上記リーク拡散路としての機能を確保す
ると同時に、熱抵抗の条件をも満足するためには内管5
と外管3とが一体ではなく且つ密着した状態を達成する
必要がある。しかしながら、抽伸加工により二重伝熱管
2を製作する際、そのような最適の微小間隙4を確保す
ることは極めて困難である。
ると同時に、熱抵抗の条件をも満足するためには内管5
と外管3とが一体ではなく且つ密着した状態を達成する
必要がある。しかしながら、抽伸加工により二重伝熱管
2を製作する際、そのような最適の微小間隙4を確保す
ることは極めて困難である。
上記事情に鑑み、本発明が達成しようとする技術的課題
は、伝熱管の破損を早期に検出できる二重管構成を具備
すると共に、伝熱性能を向上して蒸気発生器の小型化を
図ることが可能な蒸気発生器用伝熱管を提供することで
ある。また、このような蒸気発生器用伝熱管を比較的容
易に製造できる方法を提供することである。
は、伝熱管の破損を早期に検出できる二重管構成を具備
すると共に、伝熱性能を向上して蒸気発生器の小型化を
図ることが可能な蒸気発生器用伝熱管を提供することで
ある。また、このような蒸気発生器用伝熱管を比較的容
易に製造できる方法を提供することである。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
上記の課題を達成するために、本願第一発明による蒸気
発生器用伝熱管では鉄基合金鋼からなる内管および外管
を断面が同心円になるように配置すると共に、この内管
および外管゛の間に熱伝導性に優れ且つ3%以上の気孔
率を有する多孔質体を介在させることとした。熱伝導性
に優れた多孔質体としては多孔質金属体の外、セラミ・
ツク粒子を金属で被覆した粒子からなる多孔質体を用い
てもよい。第一発明において最も重要な要件は、前記多
孔質体の気孔率を3%以上とすることである。この条件
を満たす伝熱管を得るためには、前記多孔質体を構成す
る粒子として、硬質材を高熱伝導材で被覆した二層構造
を有する複合粒子もしくは複合繊維、またはその焼結体
からなる多孔質体を用いるのが望ましい。また、高熱伝
導性の多孔質金属中に硬質の隙間保持部材が分布された
多孔質体を用いるのが望ましい。
発生器用伝熱管では鉄基合金鋼からなる内管および外管
を断面が同心円になるように配置すると共に、この内管
および外管゛の間に熱伝導性に優れ且つ3%以上の気孔
率を有する多孔質体を介在させることとした。熱伝導性
に優れた多孔質体としては多孔質金属体の外、セラミ・
ツク粒子を金属で被覆した粒子からなる多孔質体を用い
てもよい。第一発明において最も重要な要件は、前記多
孔質体の気孔率を3%以上とすることである。この条件
を満たす伝熱管を得るためには、前記多孔質体を構成す
る粒子として、硬質材を高熱伝導材で被覆した二層構造
を有する複合粒子もしくは複合繊維、またはその焼結体
からなる多孔質体を用いるのが望ましい。また、高熱伝
導性の多孔質金属中に硬質の隙間保持部材が分布された
多孔質体を用いるのが望ましい。
第二発明においても、鉄基合金鋼からなる内管および外
管を断面が同心円になるように配置すると共に、この内
管および外管の間に多孔質金属体を介在させる。且つ、
この多孔質金属体には伝熱管の軸方向に連続した溝を設
ける。従って、多孔質金属体のドーナツ状の断面は一部
が欠損した状態となる。このように溝を設けることによ
って、第一発明のように多孔質体の気孔率を3%以上と
する必要はない。この場合の多孔質金属体は、例えば金
属繊維織布で構成することができ、前記の溝は金属系を
粗に織り成して形成することができる。
管を断面が同心円になるように配置すると共に、この内
管および外管の間に多孔質金属体を介在させる。且つ、
この多孔質金属体には伝熱管の軸方向に連続した溝を設
ける。従って、多孔質金属体のドーナツ状の断面は一部
が欠損した状態となる。このように溝を設けることによ
って、第一発明のように多孔質体の気孔率を3%以上と
する必要はない。この場合の多孔質金属体は、例えば金
属繊維織布で構成することができ、前記の溝は金属系を
粗に織り成して形成することができる。
第三発明においては、第一発明または第二発明の伝熱管
を構成する内管の外周面および外管の内周面に、更に金
属被覆層を形成することとした。
を構成する内管の外周面および外管の内周面に、更に金
属被覆層を形成することとした。
この金属被覆層によって、前記多孔質体は前記内管およ
び外管に良好に接合される。
び外管に良好に接合される。
第四発明は、第一発明になる伝熱管を製造する方法であ
る。第一発明において最も重要な要件は、既述したよう
に、前記多孔質体の気孔率を3%以上とすることである
。この条件を満たす伝熱管を得るために、第四発明では
次の手段を採用する。
る。第一発明において最も重要な要件は、既述したよう
に、前記多孔質体の気孔率を3%以上とすることである
。この条件を満たす伝熱管を得るために、第四発明では
次の手段を採用する。
即ち、まず鉄基合金鋼からなる内管および外管を断面が
同心円になるように配置し、両管の間に熱伝゛導性に優
れた円筒状の多孔質体を挿入した後、抽伸加工すること
により所望の径をもった伝熱管とする。その際、挿入さ
れる前記多孔質体の気孔率を30%以上とし、抽伸加工
の圧下率を70%以下とする。
同心円になるように配置し、両管の間に熱伝゛導性に優
れた円筒状の多孔質体を挿入した後、抽伸加工すること
により所望の径をもった伝熱管とする。その際、挿入さ
れる前記多孔質体の気孔率を30%以上とし、抽伸加工
の圧下率を70%以下とする。
第3発明は、第−又は第二発明の伝熱管を製造する方法
である。この方法においても、第四発明と同様の抽伸法
が採用される。その際、内管の外周面および外管の内周
面に、予め金属被覆層を形成して用いる。この金属被覆
層は電気メツキ、無電解メツキ、溶射等の何れの方法を
用いて形成してもよい。金属被覆層の厚さは2〜50μ
mが好ましく、特に好ましくは5〜20μmである。な
お、内管および外管のみならず、多孔質体表面にも金属
被覆層を形成するのが望ましい。加えて、第3発明にお
いては、抽伸加工の終了後に真空中または不活性ガス中
で熱処理を行なう。その温度は、金属被覆層の種類に応
じて適宜変化させる。
である。この方法においても、第四発明と同様の抽伸法
が採用される。その際、内管の外周面および外管の内周
面に、予め金属被覆層を形成して用いる。この金属被覆
層は電気メツキ、無電解メツキ、溶射等の何れの方法を
用いて形成してもよい。金属被覆層の厚さは2〜50μ
mが好ましく、特に好ましくは5〜20μmである。な
お、内管および外管のみならず、多孔質体表面にも金属
被覆層を形成するのが望ましい。加えて、第3発明にお
いては、抽伸加工の終了後に真空中または不活性ガス中
で熱処理を行なう。その温度は、金属被覆層の種類に応
じて適宜変化させる。
(作用)
第一発明による蒸気発生器用伝熱管においては、多孔質
体の内部に存在する気孔が従来の二重置型伝熱管におけ
る微小間隙および溝の機能を果す。従って、内管または
外管のクラックにより生じたリークは多孔質体内の気孔
を通して拡散し、且つ管軸方向に迅速に伝達されるから
、既述した機構により破損を早期に検出できる。しかも
、本願発明では内管と外管とが熱伝導性に優れた多孔質
体を介して接続されているから、内管および外管が微小
間隙を介して隔てられている従来の伝熱管と異なり、伝
熱管の熱伝導性も良好である。即ち、第一発明によれば
、従来技術では二律背反的関係にあった破損検出性能と
熱伝達性能とを何れも満足することができる。
体の内部に存在する気孔が従来の二重置型伝熱管におけ
る微小間隙および溝の機能を果す。従って、内管または
外管のクラックにより生じたリークは多孔質体内の気孔
を通して拡散し、且つ管軸方向に迅速に伝達されるから
、既述した機構により破損を早期に検出できる。しかも
、本願発明では内管と外管とが熱伝導性に優れた多孔質
体を介して接続されているから、内管および外管が微小
間隙を介して隔てられている従来の伝熱管と異なり、伝
熱管の熱伝導性も良好である。即ち、第一発明によれば
、従来技術では二律背反的関係にあった破損検出性能と
熱伝達性能とを何れも満足することができる。
上記の作用を得るためには多孔質体の通気性、即ち気孔
率が重要な因子となる。第一発明において気孔率を3%
以上に限定した理由は、3%未満の気孔率では通気性が
不十分でリークの検出が困難になるからである。より望
ましい気孔率は10〜40%である。この所定の気孔率
を得る上においては、本発明の二重置型伝熱管が既述し
たような抽伸加工で製造されることを考慮しなければな
らない。何故なら、抽伸加工時の圧下作用によって多孔
質体の気孔が潰れ、気孔率が低下してしまうからである
。このような条件下でも396以上の気孔率を確保する
ために、既述の手段がとられる。
率が重要な因子となる。第一発明において気孔率を3%
以上に限定した理由は、3%未満の気孔率では通気性が
不十分でリークの検出が困難になるからである。より望
ましい気孔率は10〜40%である。この所定の気孔率
を得る上においては、本発明の二重置型伝熱管が既述し
たような抽伸加工で製造されることを考慮しなければな
らない。何故なら、抽伸加工時の圧下作用によって多孔
質体の気孔が潰れ、気孔率が低下してしまうからである
。このような条件下でも396以上の気孔率を確保する
ために、既述の手段がとられる。
第一の手段は、第四発明で規定したように、抽仲加工前
の多孔質体の気孔率を3096以上とし、且つ圧下率を
70%以下とすることである。これにより抽伸加工時の
圧下による気孔の潰れを補償し、加工後における3%以
上の気孔率を確保する。このためのより望ましい条件は
、加工前の気孔率が35〜60%、圧下率力筒0〜60
%の範囲である。また、多孔質体を構成する原料粉末の
平均粒径が250μmを越えると円筒状の多孔質体に加
工するのが困難になるため、原料粉末の平均粒径は20
〜150μmが望ましい。
の多孔質体の気孔率を3096以上とし、且つ圧下率を
70%以下とすることである。これにより抽伸加工時の
圧下による気孔の潰れを補償し、加工後における3%以
上の気孔率を確保する。このためのより望ましい条件は
、加工前の気孔率が35〜60%、圧下率力筒0〜60
%の範囲である。また、多孔質体を構成する原料粉末の
平均粒径が250μmを越えると円筒状の多孔質体に加
工するのが困難になるため、原料粉末の平均粒径は20
〜150μmが望ましい。
多孔質体に3%以上の気孔率を確保するための第二の手
段は、多孔質体を構成する粒子の強度を高くして抽伸加
工時の圧下による変形を小さくし、気孔の潰れを抑制す
ることである。しかし、例えばセラミック焼結体、ニッ
ケル、オーステナイト系ステンレス鋼等の強度の高い材
料は一般に熱伝導率が低いため、これらを単独で用いる
と伝熱管の熱伝達性能が低下してしまう。従って、第一
発明で既述したように、このような高強度の硬質材から
なる内層を高熱伝導性の外層で被覆し、かかる二層構造
の複合粒子等で多孔質体を構成するのが望ましい。これ
により、高熱伝導性を維持しつつ充分な気孔率を確保す
ることができる。なお、高熱伝導性の外層としては、銅
もしくは銅合金、アルミニウムもしくはアルミニウム合
金、ベリリウム、マグネシウム、モリブデン、ニッケル
、または鉄等を用いることができる。
段は、多孔質体を構成する粒子の強度を高くして抽伸加
工時の圧下による変形を小さくし、気孔の潰れを抑制す
ることである。しかし、例えばセラミック焼結体、ニッ
ケル、オーステナイト系ステンレス鋼等の強度の高い材
料は一般に熱伝導率が低いため、これらを単独で用いる
と伝熱管の熱伝達性能が低下してしまう。従って、第一
発明で既述したように、このような高強度の硬質材から
なる内層を高熱伝導性の外層で被覆し、かかる二層構造
の複合粒子等で多孔質体を構成するのが望ましい。これ
により、高熱伝導性を維持しつつ充分な気孔率を確保す
ることができる。なお、高熱伝導性の外層としては、銅
もしくは銅合金、アルミニウムもしくはアルミニウム合
金、ベリリウム、マグネシウム、モリブデン、ニッケル
、または鉄等を用いることができる。
3%以上の気孔率を確保するための第三の手段は、第一
発明で既述したように、多孔質体中に硬質の隙間保持部
材を分布させることである。多孔質体を構成する多孔質
粒子が抽伸時の圧下を受けて変形しても、その中に分布
されている硬質の隙間保持部材はさほど変形しない。こ
のため多孔質金属と隙間部材との間には、多孔質体中の
気孔が圧下により潰れても空隙が残留し、或いは両者の
変形の相違に起因した新たな気孔が形成される。
発明で既述したように、多孔質体中に硬質の隙間保持部
材を分布させることである。多孔質体を構成する多孔質
粒子が抽伸時の圧下を受けて変形しても、その中に分布
されている硬質の隙間保持部材はさほど変形しない。こ
のため多孔質金属と隙間部材との間には、多孔質体中の
気孔が圧下により潰れても空隙が残留し、或いは両者の
変形の相違に起因した新たな気孔が形成される。
このような作用により目的とする充分な気孔率を確保す
るためには、多孔質体を形成する際の多孔質金属粉末:
隙間保持部材の比率を9二1〜1:9の範囲とするのが
望ましく、特に好ましい比率は3ニアである。
るためには、多孔質体を形成する際の多孔質金属粉末:
隙間保持部材の比率を9二1〜1:9の範囲とするのが
望ましく、特に好ましい比率は3ニアである。
第二発明になる蒸気発生器用伝熱管においても、第一発
明の場合と同様、従来技術では二律背反的関係にあった
破損検出性能と熱伝達性能とを何れも満足すること′が
できる。特に、第二発明では多孔質体に溝が形成されて
いるから、内管または外管のクラックにより生じたリー
クは多孔質金属体内の気孔を通して拡散し、且つ溝を通
して管軸方向に迅速に伝達される。なお、第一発明と異
なり、第二発明では気孔率の限定がない。これは、上記
のように溝を通してのリーク伝達が寄与するため、気孔
率が3%未満であっても所期のリーク検出が可能だから
である。第二発明による伝熱管は、例えば次のようにし
て容易に製作できる。まず内管の外周面に金属繊維によ
る薄板状の織布を巻付ける。その際、内管の管縦方向に
スリットが形成されるように織布を配置する。次いで、
巻付けた金属繊維の織布を・周囲から金属細線で螺旋状
に縛り付け、これを外管内に挿入した後、全体を抽伸(
所謂共引き)して所望の直径をもった伝熱管とする。こ
の抽伸により、前記スリット部には前記金属細線が粗に
織りなされた状態の溝が形成される。
明の場合と同様、従来技術では二律背反的関係にあった
破損検出性能と熱伝達性能とを何れも満足すること′が
できる。特に、第二発明では多孔質体に溝が形成されて
いるから、内管または外管のクラックにより生じたリー
クは多孔質金属体内の気孔を通して拡散し、且つ溝を通
して管軸方向に迅速に伝達される。なお、第一発明と異
なり、第二発明では気孔率の限定がない。これは、上記
のように溝を通してのリーク伝達が寄与するため、気孔
率が3%未満であっても所期のリーク検出が可能だから
である。第二発明による伝熱管は、例えば次のようにし
て容易に製作できる。まず内管の外周面に金属繊維によ
る薄板状の織布を巻付ける。その際、内管の管縦方向に
スリットが形成されるように織布を配置する。次いで、
巻付けた金属繊維の織布を・周囲から金属細線で螺旋状
に縛り付け、これを外管内に挿入した後、全体を抽伸(
所謂共引き)して所望の直径をもった伝熱管とする。こ
の抽伸により、前記スリット部には前記金属細線が粗に
織りなされた状態の溝が形成される。
第三発明においても、基本的には第一発明で述べたと同
様の作用により、従来技術では二律背反的関係にあった
破損検出性能と熱伝達性能とを何れも満足することがで
きる。しかも、第三発明における多孔質体は、金属被覆
層を介して内管および外管に完全に金属接合されている
から、より一層優れた熱伝導性が得られる。
様の作用により、従来技術では二律背反的関係にあった
破損検出性能と熱伝達性能とを何れも満足することがで
きる。しかも、第三発明における多孔質体は、金属被覆
層を介して内管および外管に完全に金属接合されている
から、より一層優れた熱伝導性が得られる。
第四発明においては、抽伸加工の後の熱処理により金属
被覆層が内管及び外管に拡散接合され、これによって多
孔質体は内管および外管に完全に金属接合される。
被覆層が内管及び外管に拡散接合され、これによって多
孔質体は内管および外管に完全に金属接合される。
(実施例)
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
まず、本発明による伝熱管が使用される蒸気発生器の全
体構成について再度説明する。第1図はその蒸気発生器
を示す断面図である。同図において、101は外胴であ
る。外胴101の内部には本発明による二重背型伝熱管
102が複数本配設されている。この二重背型伝熱管1
02の詳細は各実施例に基づいて後述するが、一般的に
概説すれば、第2図および第3図に示ように内管103
および外管104からなり、両管の間には熱伝導性に優
れた多孔質体111が介在されている。内管103およ
び外管104は、例えばオーステナイト系ステンレス鋼
または高クロム鋼で構成されている。内管103の上端
部および下端部は、管板105.106で各々支持され
ている。また外管104の上端および下端は、中間管板
107゜108で各々支持されている。図中、符号a、
b。
体構成について再度説明する。第1図はその蒸気発生器
を示す断面図である。同図において、101は外胴であ
る。外胴101の内部には本発明による二重背型伝熱管
102が複数本配設されている。この二重背型伝熱管1
02の詳細は各実施例に基づいて後述するが、一般的に
概説すれば、第2図および第3図に示ように内管103
および外管104からなり、両管の間には熱伝導性に優
れた多孔質体111が介在されている。内管103およ
び外管104は、例えばオーステナイト系ステンレス鋼
または高クロム鋼で構成されている。内管103の上端
部および下端部は、管板105.106で各々支持され
ている。また外管104の上端および下端は、中間管板
107゜108で各々支持されている。図中、符号a、
b。
c、dは溶接部である。
その他の構成は略第14図の従来例と同様で、蒸気発生
器の全体の動作、並びに伝熱管破損の検出機構も略同様
である。即ち、内管103にクラックが発生した場合、
クラック部分からリークした水/蒸気は多孔質金属体1
11の気孔および溝110を通って上部中間ブレナム1
23または下部中間ブレナム124内に流入する。更に
、リーク検出ノズル125または126からリーク検出
部に流れ、リークセンサ等により検知される。
器の全体の動作、並びに伝熱管破損の検出機構も略同様
である。即ち、内管103にクラックが発生した場合、
クラック部分からリークした水/蒸気は多孔質金属体1
11の気孔および溝110を通って上部中間ブレナム1
23または下部中間ブレナム124内に流入する。更に
、リーク検出ノズル125または126からリーク検出
部に流れ、リークセンサ等により検知される。
また、外管104が破損した場合には、中間ブレナム1
23または124内の高圧ガスが溝110および多孔質
金属体111内の気孔を通っテ圧送され、外管104の
クラック発生部位から冷却材側に流出する。従って、中
間ブレナム123または124内の圧力低下を検知し、
或いは冷却材側にリークしたガスを検知することにより
、高圧ガスのリーク(外管104の破損)を検出するこ
とができる。
23または124内の高圧ガスが溝110および多孔質
金属体111内の気孔を通っテ圧送され、外管104の
クラック発生部位から冷却材側に流出する。従って、中
間ブレナム123または124内の圧力低下を検知し、
或いは冷却材側にリークしたガスを検知することにより
、高圧ガスのリーク(外管104の破損)を検出するこ
とができる。
次に、本願各発明による伝熱管およびその製造方法の実
施例について説明する。
施例について説明する。
第一発明の伝熱管
第2図および第3図は伝熱管102の第一のタイプの実
施例を示している。この実施例では、内管103と外管
104との間に銅の焼結体からなる多孔質金属体111
が充填されている。この実施例になる伝熱管102は、
次のようにして製作した。
施例を示している。この実施例では、内管103と外管
104との間に銅の焼結体からなる多孔質金属体111
が充填されている。この実施例になる伝熱管102は、
次のようにして製作した。
まず純度99.9%以上の銅粉末を黒鉛ボートに自然充
填した後、真空中において1000〜1040℃で3時
間の焼結を行ない、目標の気孔率をもった銅の焼結板と
した。この焼結板を円筒状に加工することにより銅の焼
結金属管111を得た。次いで、この焼結金属管111
を内管103と外管104との間に挿入した後、この状
態で全体を抽伸加工し、更に熱処理を施すことにより上
記実施例の伝熱管102を製作した(実施例1および実
施例2)。各実施例における製造条件を第1表に示す。
填した後、真空中において1000〜1040℃で3時
間の焼結を行ない、目標の気孔率をもった銅の焼結板と
した。この焼結板を円筒状に加工することにより銅の焼
結金属管111を得た。次いで、この焼結金属管111
を内管103と外管104との間に挿入した後、この状
態で全体を抽伸加工し、更に熱処理を施すことにより上
記実施例の伝熱管102を製作した(実施例1および実
施例2)。各実施例における製造条件を第1表に示す。
なお比較例1として、第15図および第16図に示した
従来の伝熱管(微小間隙4のギャップ幅5μm)を作製
した。
従来の伝熱管(微小間隙4のギャップ幅5μm)を作製
した。
上記各々の伝熱管について、次の方法でリーク検出特性
および熱伝導性を調べた。リーク検出特性は、伝熱管の
上端多孔質金属層部に圧力100kg/cIjのヘリウ
ムガスを流し、下端多孔質金属体から漏洩したガス流量
を測定することにより評価した。熱伝達性は、伝熱管の
内面をヒータで加熱し且つ外面を冷却材で冷却した状態
で伝熱管の長手方向および周方向の数箇所で温度を測定
し、内外面の温度差から算定した熱伝導率で評価した。
および熱伝導性を調べた。リーク検出特性は、伝熱管の
上端多孔質金属層部に圧力100kg/cIjのヘリウ
ムガスを流し、下端多孔質金属体から漏洩したガス流量
を測定することにより評価した。熱伝達性は、伝熱管の
内面をヒータで加熱し且つ外面を冷却材で冷却した状態
で伝熱管の長手方向および周方向の数箇所で温度を測定
し、内外面の温度差から算定した熱伝導率で評価した。
その結果を第2表に示す。
第 2 表
上記の結果から明らかなように、実施例1゜2の伝熱管
と比較例1の伝熱管とを比較した場合、リーク検出特性
および熱伝導性の何れにおいても実施例の方が優れてい
る。実施例では内管および外管の間に熱伝導率の良好な
多孔賃金一体が介在しているから熱抵抗が小さくなり、
微小間隙が介在している第15図および第16図の従来
例よりも熱伝達性が優れているのは当然と言える。また
リーク検出特性においても優れているのは、従来例の場
合はリーク拡散路となる微小間隙4を確保するのが製造
技術上困難であるのに対し、実施例の場合には多孔質金
属体111によってリーク拡散路が確保されるためであ
る。
と比較例1の伝熱管とを比較した場合、リーク検出特性
および熱伝導性の何れにおいても実施例の方が優れてい
る。実施例では内管および外管の間に熱伝導率の良好な
多孔賃金一体が介在しているから熱抵抗が小さくなり、
微小間隙が介在している第15図および第16図の従来
例よりも熱伝達性が優れているのは当然と言える。また
リーク検出特性においても優れているのは、従来例の場
合はリーク拡散路となる微小間隙4を確保するのが製造
技術上困難であるのに対し、実施例の場合には多孔質金
属体111によってリーク拡散路が確保されるためであ
る。
なお、上記実施例1,2では多孔質焼結金属体として銅
を用いているが、銅合金、ニッケルもしくはニッケル合
金、オーステナイト系もしくはマルテンサイト系のステ
ンレス鋼等、多孔質となるものであればどのような金属
を用いてもよい。
を用いているが、銅合金、ニッケルもしくはニッケル合
金、オーステナイト系もしくはマルテンサイト系のステ
ンレス鋼等、多孔質となるものであればどのような金属
を用いてもよい。
次に、第一発明による伝熱管102の第二のタイプの実
施例について説明する。第4図はこのタイプの実施例に
なる伝熱管102の多孔質体111を°拡大して示す組
織断面図である。同図において、111aは隙間保持材
として機能する硬質の粉末粒である。該粉末粒は高熱伝
導性の外層111bで被覆されている。この二層構造か
らなる複合粒子間には気孔111Cが形成されている。
施例について説明する。第4図はこのタイプの実施例に
なる伝熱管102の多孔質体111を°拡大して示す組
織断面図である。同図において、111aは隙間保持材
として機能する硬質の粉末粒である。該粉末粒は高熱伝
導性の外層111bで被覆されている。この二層構造か
らなる複合粒子間には気孔111Cが形成されている。
多孔質体111がかかる構造を有する点を除き、この実
施例になる伝熱管は第2図および第3図に示したと同様
の構造を有している。このタイプの実施例になる伝熱管
102は、次のようにして製造されたものである。
施例になる伝熱管は第2図および第3図に示したと同様
の構造を有している。このタイプの実施例になる伝熱管
102は、次のようにして製造されたものである。
まず、sus 304からなる粒径250μm以下の粉
末に、銅を厚さ20μmだけメツキした。こうして得ら
れたsus 304の内層および銅の外層からなる複合
粒子を黒鉛ボートに自然充填した後、真空中において1
000〜1040℃で3時間の焼結を行なって焼結板と
した。この焼結板を円筒状に加工することにより多孔質
金属管111とし、これを内管103と外管104との
間に挿入した。次いで全体を抽伸加工し、更に熱処理を
施すことにより上記の伝熱管102を製作した(実施例
3)。
末に、銅を厚さ20μmだけメツキした。こうして得ら
れたsus 304の内層および銅の外層からなる複合
粒子を黒鉛ボートに自然充填した後、真空中において1
000〜1040℃で3時間の焼結を行なって焼結板と
した。この焼結板を円筒状に加工することにより多孔質
金属管111とし、これを内管103と外管104との
間に挿入した。次いで全体を抽伸加工し、更に熱処理を
施すことにより上記の伝熱管102を製作した(実施例
3)。
また、比較のために粒径290μm以下の銅の粉末を上
記実施例3の場合と同様の条件で焼結し、同様の方法で
伝熱管を作製した(比較例2)。更に、粒径290μm
以下のsus 304の粉°末を用い、比較例2と同様
にして伝熱管を製作した(比較例3)。
記実施例3の場合と同様の条件で焼結し、同様の方法で
伝熱管を作製した(比較例2)。更に、粒径290μm
以下のsus 304の粉°末を用い、比較例2と同様
にして伝熱管を製作した(比較例3)。
上記各々の伝熱管について、実施例1,2の場合と同様
の方法でリーラ伝達特性および熱伝導性を調べた。その
結果を第3表に示す。
の方法でリーラ伝達特性および熱伝導性を調べた。その
結果を第3表に示す。
上記の結果から明らかなように、実施例3の伝熱管は比
較例2,3による伝熱管の各々の長所をバランス良く併
有し、リーク検出特性および熱伝導性の何れにおいても
優れている。この結果は、実施例3における多孔質金属
体を構成する複合粒子が、そ内層のsus 304によ
って抽伸時の圧下に耐え得る強度を有すると共に、外層
の銅によって良好な熱伝導性を付与されているからであ
る。
較例2,3による伝熱管の各々の長所をバランス良く併
有し、リーク検出特性および熱伝導性の何れにおいても
優れている。この結果は、実施例3における多孔質金属
体を構成する複合粒子が、そ内層のsus 304によ
って抽伸時の圧下に耐え得る強度を有すると共に、外層
の銅によって良好な熱伝導性を付与されているからであ
る。
なお、実施例3では多孔質金属体を溝底する複合粒子の
内層をsus 304 、外層を銅としたが、これに限
定されるものではない。即ち、内層の材料は抽伸時の圧
力に耐え得る強度を有するもめならば何でも良く、例え
ば鉄、鉄基合金、銅合金、アルミニウム合金、ニッケル
合金、更には金属に限らずAgNやSiC等のセラミッ
クスを用いてもよい。また外層の材料も銅の外、銅合金
、アルミニウムもしくはアルミニウム合金、ベリリウム
、マグネシウム、モリブデン、ニッケル、または鉄等を
用いることができる。外層を被覆する方法も特に限定さ
れるものでなく、電気メツキ、無電解メツキ、蒸着、溶
射、CVD等のどのような方法でも用いることができる
。加えて、上記の二層構造からなるものであれば粒子状
のものに限らず、短繊維状または長繊維状等のもので多
孔質金属体を形成してもよい。多孔質金属の円筒管への
加工法も、焼結板からの加工に限らず、例えばプレス成
形や織布による方法を用いてもよい。
内層をsus 304 、外層を銅としたが、これに限
定されるものではない。即ち、内層の材料は抽伸時の圧
力に耐え得る強度を有するもめならば何でも良く、例え
ば鉄、鉄基合金、銅合金、アルミニウム合金、ニッケル
合金、更には金属に限らずAgNやSiC等のセラミッ
クスを用いてもよい。また外層の材料も銅の外、銅合金
、アルミニウムもしくはアルミニウム合金、ベリリウム
、マグネシウム、モリブデン、ニッケル、または鉄等を
用いることができる。外層を被覆する方法も特に限定さ
れるものでなく、電気メツキ、無電解メツキ、蒸着、溶
射、CVD等のどのような方法でも用いることができる
。加えて、上記の二層構造からなるものであれば粒子状
のものに限らず、短繊維状または長繊維状等のもので多
孔質金属体を形成してもよい。多孔質金属の円筒管への
加工法も、焼結板からの加工に限らず、例えばプレス成
形や織布による方法を用いてもよい。
次に、第一発明による伝熱管の第三のタイプの実施例に
ついて説明する。第5図はこのタイプの実施例になる伝
熱管102一部切欠いて示す斜視図である。同図に示す
ように、内管103と外管104の間に多孔質体111
が配置されている。
ついて説明する。第5図はこのタイプの実施例になる伝
熱管102一部切欠いて示す斜視図である。同図に示す
ように、内管103と外管104の間に多孔質体111
が配置されている。
該多孔質体は網状に編んだ隙間保持部材111aと、多
孔質金属部111bとからなっている。上記タイプの実
施例になる伝熱管102を、次のようにして製造した。
孔質金属部111bとからなっている。上記タイプの実
施例になる伝熱管102を、次のようにして製造した。
まず、線径o、rmmのオーステナイト系ステンレス鋼
線からなる12メツシユの網目の中に純度99.9%以
上の銅粉末を自然充填した後、真空中において1000
〜1040℃で3時間の焼結を行なって焼結板とした。
線からなる12メツシユの網目の中に純度99.9%以
上の銅粉末を自然充填した後、真空中において1000
〜1040℃で3時間の焼結を行なって焼結板とした。
この焼結板を円筒状に加工することにより多孔質金属管
111とし、これを内管103と外管104との間に挿
入した。次いで全体を抽伸加工し、更に熱処理を施すこ
とにより第5図の伝熱管102を製作した(実施例4)
。
111とし、これを内管103と外管104との間に挿
入した。次いで全体を抽伸加工し、更に熱処理を施すこ
とにより第5図の伝熱管102を製作した(実施例4)
。
また、比較のために粒径290μm以下の鋼の粉末を上
記実施例3の場合と同様の条件で焼結し、これを用いて
同様の方法で伝熱管を作製した(比較例4)。
記実施例3の場合と同様の条件で焼結し、これを用いて
同様の方法で伝熱管を作製した(比較例4)。
上記各々の伝熱管について、実施例1,2の場合と同様
の方法でリーク検出特性および熱伝導性を調べた。その
結果を第4表に示す。゛上記の結果から明らかなように
、実施例4の伝熱管は比較例4よりもリーク検出特性が
著しく優れている。これは、比較例4では抽伸加工によ
って多孔質金属の気孔が潰れて気孔率が極端に低下した
のに対し、実施例4では隙間保持部材111aの作用に
よって充分な気孔率が保持されたことを示している。
の方法でリーク検出特性および熱伝導性を調べた。その
結果を第4表に示す。゛上記の結果から明らかなように
、実施例4の伝熱管は比較例4よりもリーク検出特性が
著しく優れている。これは、比較例4では抽伸加工によ
って多孔質金属の気孔が潰れて気孔率が極端に低下した
のに対し、実施例4では隙間保持部材111aの作用に
よって充分な気孔率が保持されたことを示している。
第5図に示したタイプの実施例は種々の変形が可能であ
る。これらの変形例を第6図〜第9図に示す。
る。これらの変形例を第6図〜第9図に示す。
第6図の伝熱管では、隙間保持部材111aとしてsu
s 304のワイヤを用い、銅粉末と共に円筒状にプレ
ス成形して得た多孔質体111を使用している。それ以
外は第5図の実施例と同様にして製造した。
s 304のワイヤを用い、銅粉末と共に円筒状にプレ
ス成形して得た多孔質体111を使用している。それ以
外は第5図の実施例と同様にして製造した。
第7図の伝熱管では、隙間保持部材111aとしてベリ
リウム−銅合金からなる金属粒子を用い、これを銅粉末
と共に焼結して円筒状に加工した多孔質体111を使用
している。それ以外は第5図の実施例と同様にして製造
した。
リウム−銅合金からなる金属粒子を用い、これを銅粉末
と共に焼結して円筒状に加工した多孔質体111を使用
している。それ以外は第5図の実施例と同様にして製造
した。
第8図の伝熱管では、隙間保持部材111aとしてニッ
ケル基合金からなるコイルを用い、これに銅の発泡金属
板をプレス加工して円筒状にした多孔質体1]1を使用
している。それ以外は第5図の実施例と同様にして製造
した。
ケル基合金からなるコイルを用い、これに銅の発泡金属
板をプレス加工して円筒状にした多孔質体1]1を使用
している。それ以外は第5図の実施例と同様にして製造
した。
第9図の伝熱管では、隙間保持部材111aとしてsu
s 304のワイヤを用い、銅の繊維で織布を作製する
際にこのワイヤを織り込み、得られた複合金属織布を円
筒状にした多孔質体111を使用している。それ以外は
第5図の実施例と同様にして製造した。
s 304のワイヤを用い、銅の繊維で織布を作製する
際にこのワイヤを織り込み、得られた複合金属織布を円
筒状にした多孔質体111を使用している。それ以外は
第5図の実施例と同様にして製造した。
上記第6図〜第9図の伝熱管の各々について、実施例1
,2で既述したと同様の方法によりリーク検出特性およ
び熱伝導率を測定したところ、実施例4と路間等の値が
得られた。
,2で既述したと同様の方法によりリーク検出特性およ
び熱伝導率を測定したところ、実施例4と路間等の値が
得られた。
なお、第5図〜第9図のタイプの伝熱管は、上記したち
の範囲に限定されるものではない。例えば、隙間保持部
材111aの材質としては鉄合金、銅合金、ニッケル基
合金、アルミニウム合金が何れも同等に適用可能である
。多孔質金属の材質も、銅、銅合金、アルミニウム、ア
ルミニウム合金、ベリリウム、マグネシウム、モリブデ
ン、ニッケル、鉄等が何れも同等に適用可能である。ま
た、それらの組合せも上述したものに限定されず、他の
組合せでも同等の効果が期待できる。更に、隙間保持部
材の形状も網、線、コイル、織布、塊等の種々の形状が
可能であるが、それ自体に通気性のある多孔質金属であ
れば更に性能の向上が期待できる。例えば、網、線、コ
イル等に使用されるワイヤが繊維束であれば、より好ま
しい。
の範囲に限定されるものではない。例えば、隙間保持部
材111aの材質としては鉄合金、銅合金、ニッケル基
合金、アルミニウム合金が何れも同等に適用可能である
。多孔質金属の材質も、銅、銅合金、アルミニウム、ア
ルミニウム合金、ベリリウム、マグネシウム、モリブデ
ン、ニッケル、鉄等が何れも同等に適用可能である。ま
た、それらの組合せも上述したものに限定されず、他の
組合せでも同等の効果が期待できる。更に、隙間保持部
材の形状も網、線、コイル、織布、塊等の種々の形状が
可能であるが、それ自体に通気性のある多孔質金属であ
れば更に性能の向上が期待できる。例えば、網、線、コ
イル等に使用されるワイヤが繊維束であれば、より好ま
しい。
第二発明の伝熱管
第10図および第11図は、第二発明になる伝熱管10
2の実施例を示している。この実施例では、内管103
と外管104との間にステンレス製の織布からなる多孔
質金属体111が充填されている。そして、多孔質金属
体111には管軸方向に溝110が形成されている。こ
の実施例になる伝熱管102は、次のようにして製作し
た。
2の実施例を示している。この実施例では、内管103
と外管104との間にステンレス製の織布からなる多孔
質金属体111が充填されている。そして、多孔質金属
体111には管軸方向に溝110が形成されている。こ
の実施例になる伝熱管102は、次のようにして製作し
た。
まず、線径10μmのステンレス鋼製ワイヤで厚さ0.
45Mの織布を織った。これに幅IMの欠損部(スリッ
ト)を設けて外径14.5IIIIの9C「−1M o
製鋼管(内管)の外周に巻付けた後、スリット部分をス
テンレス線で粗に編んで織布を一体化した。次いで、こ
れを外径22.811q厚さ1.8ffilの外管の中
に挿入し、一体抽伸加工を行なうことにより外径18.
51111%内径10.85m1mの伝熱管102を得
た(実施例5)。なお、多孔質金属体111の厚さは0
.3 rtusである。
45Mの織布を織った。これに幅IMの欠損部(スリッ
ト)を設けて外径14.5IIIIの9C「−1M o
製鋼管(内管)の外周に巻付けた後、スリット部分をス
テンレス線で粗に編んで織布を一体化した。次いで、こ
れを外径22.811q厚さ1.8ffilの外管の中
に挿入し、一体抽伸加工を行なうことにより外径18.
51111%内径10.85m1mの伝熱管102を得
た(実施例5)。なお、多孔質金属体111の厚さは0
.3 rtusである。
尚、比較例5として、第15図及び第16図に示した従
来の伝熱管(微小間隙4のギャップ幅5μm)を製作し
た。
来の伝熱管(微小間隙4のギャップ幅5μm)を製作し
た。
又、比較例6として、平均粒径93μmの純銅を104
0℃で3時間焼結して得た気孔率47%の多孔質金属体
を内管及び外管の間に挿入し、これを圧下率13%で抽
伸加工した伝熱管(多孔質金属体の気孔率40%、厚さ
0.31m、溝なし)を製作した。
0℃で3時間焼結して得た気孔率47%の多孔質金属体
を内管及び外管の間に挿入し、これを圧下率13%で抽
伸加工した伝熱管(多孔質金属体の気孔率40%、厚さ
0.31m、溝なし)を製作した。
上記各々の伝熱管について、次の方法でリーク検出特性
及び熱伝導性を調べた。リーク検出特性は、伝熱管の上
端多孔質金属部に圧力100kg/mのヘリウムガスを
流し、下端多孔質金属体から漏洩したガス流量を測定す
ることにより評価した。
及び熱伝導性を調べた。リーク検出特性は、伝熱管の上
端多孔質金属部に圧力100kg/mのヘリウムガスを
流し、下端多孔質金属体から漏洩したガス流量を測定す
ることにより評価した。
熱伝導性は、伝熱管の内面をヒーターで加熱し、且つ外
面を冷却材で冷却しながら伝熱管の長手方向及び周方向
の数箇所で温度を測定し、内外面の温度差から算定した
熱伝導率により評価した。その結果を第5表に示す。
面を冷却材で冷却しながら伝熱管の長手方向及び周方向
の数箇所で温度を測定し、内外面の温度差から算定した
熱伝導率により評価した。その結果を第5表に示す。
第 5 表
上記の結果から明らかなように、比較例5の伝熱管とを
比較した場合、実施例5の伝熱管はリーク検出特性およ
び熱伝導性の何れにおいても優れている。実施例5では
内管および外管の間に熱伝導率の良好な多孔質金属体が
介在しているから、微小間隙が介在している第15図お
よび第16図の従来例よりも熱伝達性が優れているのは
当然と言える。またリーク検出特性においても優れてい
るのは、従来例の場合はリーク拡散路となる微小間隙4
を確保するのが製造技術上困難であるのに対し、実施例
5の場合には多孔質金属体111によってリーク拡散路
が確保されるためである。
比較した場合、実施例5の伝熱管はリーク検出特性およ
び熱伝導性の何れにおいても優れている。実施例5では
内管および外管の間に熱伝導率の良好な多孔質金属体が
介在しているから、微小間隙が介在している第15図お
よび第16図の従来例よりも熱伝達性が優れているのは
当然と言える。またリーク検出特性においても優れてい
るのは、従来例の場合はリーク拡散路となる微小間隙4
を確保するのが製造技術上困難であるのに対し、実施例
5の場合には多孔質金属体111によってリーク拡散路
が確保されるためである。
一方、比較例6は熱伝導性において実施例5より若干優
れているが、これは比較例6で用いた多孔質金属体には
溝が形成されておらず、多孔質金属体と内管及び外管と
の間の熱伝導面積が大きいからである。しかし、そのた
めに比較例6ではリーク検出特性が実施例5よりも遥か
に劣っている。
れているが、これは比較例6で用いた多孔質金属体には
溝が形成されておらず、多孔質金属体と内管及び外管と
の間の熱伝導面積が大きいからである。しかし、そのた
めに比較例6ではリーク検出特性が実施例5よりも遥か
に劣っている。
これは、抽伸加工時に多孔質金属体内の気孔が潰れたこ
とに加え、溝が形成されていないためにリーク拡散路が
不充分になっているためである。蒸気発生器の伝熱管の
性能は熱伝達性のみならずリーク検出特性が要求される
ことは既述した通りであり、両者を総合して比較すれば
実施例5の方が数段優れていることは明らかである。
とに加え、溝が形成されていないためにリーク拡散路が
不充分になっているためである。蒸気発生器の伝熱管の
性能は熱伝達性のみならずリーク検出特性が要求される
ことは既述した通りであり、両者を総合して比較すれば
実施例5の方が数段優れていることは明らかである。
尚、実施例うでは多孔質金属体にステンレスを用いてい
るが、銅若しくは銅合金、ニッケル若しくはニッケル合
金、又は9Cr−IMoなどの鉄基合金等からなるもの
等、多孔質となるものであればどのような金属を用いて
もよい。
るが、銅若しくは銅合金、ニッケル若しくはニッケル合
金、又は9Cr−IMoなどの鉄基合金等からなるもの
等、多孔質となるものであればどのような金属を用いて
もよい。
又、溝を構成する態様としては、実施例5のように粗に
編む以外にも、例えば網目状の編物から線を引抜いて網
目に粗な部分を形成してもよいし、発泡金属や焼結金属
の一部を切り欠いたものでもよい。加えて、溝は伝熱管
の長手方向に連続していればよく、従って実施例5のよ
うに直線状に限ることはなく、例えば螺旋状に設けても
よい。
編む以外にも、例えば網目状の編物から線を引抜いて網
目に粗な部分を形成してもよいし、発泡金属や焼結金属
の一部を切り欠いたものでもよい。加えて、溝は伝熱管
の長手方向に連続していればよく、従って実施例5のよ
うに直線状に限ることはなく、例えば螺旋状に設けても
よい。
第三発明の伝熱管
第12図および第13図は、第三発明になる伝熱管10
2の実施例を示している。この実施例においても、内管
103と外管104との間にステンレス製のワイヤから
なる多孔質体111が充填されている。但し、内管10
3の外周面および外管104の内周面には金属被覆層1
27が形成され、該金属被覆層を介して多孔質体111
と内管103及び外管104とは完全に金属接合されて
いる。この実施例の伝熱管102は、次のようにして製
作した。
2の実施例を示している。この実施例においても、内管
103と外管104との間にステンレス製のワイヤから
なる多孔質体111が充填されている。但し、内管10
3の外周面および外管104の内周面には金属被覆層1
27が形成され、該金属被覆層を介して多孔質体111
と内管103及び外管104とは完全に金属接合されて
いる。この実施例の伝熱管102は、次のようにして製
作した。
まず、9 Cr −I M o鋼製の内管および外管を
用意し、内管の外周面及び外管の内周面に金属被覆層を
メツキした。メツキに際しては下記のメツキ液を用い、
厚さ約5μmのNi層を施したものと、厚さ約10μm
のCu層を施したものの二種類を製作した。
用意し、内管の外周面及び外管の内周面に金属被覆層を
メツキした。メツキに際しては下記のメツキ液を用い、
厚さ約5μmのNi層を施したものと、厚さ約10μm
のCu層を施したものの二種類を製作した。
Niメツキ液
硫酸ニッケル 30 g/f1次亜硫酸ナトリ
ウム 10g/(1 酢酸ナトリウム 10g/g Cuメツキ液 硫酸銅 10g/j! ロッシェル塩 40z/II パラホルムアルデヒド 13tr/I)チオ尿素
1厘g/1 次いで、この内管及び外管の間に線径lOμmのステン
レス鋼ワイヤを織った厚さ約0.5 uの組網を挿入後
、外径H1,5J!Jl、内径10115 mに抽伸加
工した。その後、この抽伸管を1045℃、0.5時間
、アルゴンガス雰囲気中で加熱処理を施すことにより伝
熱管を製作した(実施例6)。
ウム 10g/(1 酢酸ナトリウム 10g/g Cuメツキ液 硫酸銅 10g/j! ロッシェル塩 40z/II パラホルムアルデヒド 13tr/I)チオ尿素
1厘g/1 次いで、この内管及び外管の間に線径lOμmのステン
レス鋼ワイヤを織った厚さ約0.5 uの組網を挿入後
、外径H1,5J!Jl、内径10115 mに抽伸加
工した。その後、この抽伸管を1045℃、0.5時間
、アルゴンガス雰囲気中で加熱処理を施すことにより伝
熱管を製作した(実施例6)。
なお比較例として第15図及び第16図に示したギャッ
プ幅5μmの従来の伝熱管(比較例8)と、内管及び外
管に金属被覆層を形成しない伝熱管(比較例7)とを製
作した。
プ幅5μmの従来の伝熱管(比較例8)と、内管及び外
管に金属被覆層を形成しない伝熱管(比較例7)とを製
作した。
熱伝導率に影響を及ぼす内管及び外管と多孔質金属体と
の密着性を調べるために、抽伸管の内管部あるいは外管
部を切削加工し、内管及び外管と多孔質金属部が接合し
た状態の試験片を作成した。
の密着性を調べるために、抽伸管の内管部あるいは外管
部を切削加工し、内管及び外管と多孔質金属部が接合し
た状態の試験片を作成した。
この試験片について引張り試験を行ない、その接合強度
で内管及び外管と多孔質金属体との密着性を評価した。
で内管及び外管と多孔質金属体との密着性を評価した。
その結果を第6表に示す。
上記の結果から明らかなように実施例6の伝熱管は、比
較例7,8の伝熱管とを比較した場合、す」り検出特性
及び熱伝導性のいずれにおいても優れている。実施例6
では内管及び外管の間に熱伝導率の良好な多孔質金属体
が介在しており、しかもこの多孔質金属体は、内管及び
外管に施された金属被覆層のために強固に金属接合され
ている。
較例7,8の伝熱管とを比較した場合、す」り検出特性
及び熱伝導性のいずれにおいても優れている。実施例6
では内管及び外管の間に熱伝導率の良好な多孔質金属体
が介在しており、しかもこの多孔質金属体は、内管及び
外管に施された金属被覆層のために強固に金属接合され
ている。
従って、金属被覆層が施されない比較例7の伝熱管や、
微小間隙が介在している比較例8の伝熱管よりも熱伝達
性が優れているのは当然と言える。
微小間隙が介在している比較例8の伝熱管よりも熱伝達
性が優れているのは当然と言える。
また、リーク検出性においても優れているのは、比較例
8ではリーク拡散路となる微小間隙4を確保するのが製
造上困難であるのに対し、実施例6の場合には多孔質金
属体111によってリーク拡散路が確保されるためであ
る。両者を総合して比較すれば、実施例6は比較例7.
8よりも数段優れている。
8ではリーク拡散路となる微小間隙4を確保するのが製
造上困難であるのに対し、実施例6の場合には多孔質金
属体111によってリーク拡散路が確保されるためであ
る。両者を総合して比較すれば、実施例6は比較例7.
8よりも数段優れている。
なお、実施例6では多孔質金属体にステンレスを用いて
いるが、銅若しくは銅合金、ニッケル若しくはニッケル
合金、又は9 Cr −I M o鋼等の鉄合金からな
るもの等、多孔質となるものであれば、どのような金属
を用いても良い。
いるが、銅若しくは銅合金、ニッケル若しくはニッケル
合金、又は9 Cr −I M o鋼等の鉄合金からな
るもの等、多孔質となるものであれば、どのような金属
を用いても良い。
[発明の効果]
以上詳述したように、本発明による蒸気発生器用伝熱管
は破損を早期に検出できる二重管構成を具備すると共に
、伝熱性能を向上して蒸気発生器の小型化を図ることが
可能で、且つ容易に製作できる等、顕著な効果を奏する
ものである。
は破損を早期に検出できる二重管構成を具備すると共に
、伝熱性能を向上して蒸気発生器の小型化を図ることが
可能で、且つ容易に製作できる等、顕著な効果を奏する
ものである。
第1図は本発明の伝熱管を使用した蒸気発生器の断面図
、第2図は本願第一発明の一実施例になる伝熱管の一部
を示す斜視図であり、第3図はその断面図、第4図は第
一発明の他の実施例になる伝熱管に用いた多孔質体の組
織断面図、第5図は第一発明の更に別の実施例になる伝
熱管を一部切欠いて示す斜視図であり、第6図〜第9図
はその変形例を示す斜視図、第10図は本願第二発明の
一実施例になる伝熱管の一部を示す斜視図であり、第1
1図はその断面図、第12図は本願第三発明の一実施例
になる伝熱管の一部を示す斜視図であり、第13図はそ
の断面図、第14図は従来の伝熱管を用いた蒸気発生器
の断面図、第15図は従来の伝熱管の一部を示す斜視図
であり、第16図はその断面図である。 101・・・外胴、102・・・二重管型伝熱管、10
3・・・内管、104・・・外管、111・・・多孔質
体、111a・・・隙間保持部材、111b・・・多孔
質金属、111C・・・気孔、112・・・本人ロプレ
ナム、114・・・蒸気出口プレナム、116・・・冷
却材入口プレナム、118・・・冷却材出口ブレナム、
123.124・・・中間プレナム、127・・・金属
被覆層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 ↑ 第1図 第6図 第7図 第8図 第9図 第2図 第3図 1110m llAl1 間第
14図 第12図 55〇− 第15図 第16図
、第2図は本願第一発明の一実施例になる伝熱管の一部
を示す斜視図であり、第3図はその断面図、第4図は第
一発明の他の実施例になる伝熱管に用いた多孔質体の組
織断面図、第5図は第一発明の更に別の実施例になる伝
熱管を一部切欠いて示す斜視図であり、第6図〜第9図
はその変形例を示す斜視図、第10図は本願第二発明の
一実施例になる伝熱管の一部を示す斜視図であり、第1
1図はその断面図、第12図は本願第三発明の一実施例
になる伝熱管の一部を示す斜視図であり、第13図はそ
の断面図、第14図は従来の伝熱管を用いた蒸気発生器
の断面図、第15図は従来の伝熱管の一部を示す斜視図
であり、第16図はその断面図である。 101・・・外胴、102・・・二重管型伝熱管、10
3・・・内管、104・・・外管、111・・・多孔質
体、111a・・・隙間保持部材、111b・・・多孔
質金属、111C・・・気孔、112・・・本人ロプレ
ナム、114・・・蒸気出口プレナム、116・・・冷
却材入口プレナム、118・・・冷却材出口ブレナム、
123.124・・・中間プレナム、127・・・金属
被覆層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 ↑ 第1図 第6図 第7図 第8図 第9図 第2図 第3図 1110m llAl1 間第
14図 第12図 55〇− 第15図 第16図
Claims (5)
- (1)断面が同心円状になるように配置された鉄基合金
鋼からなる内管および外管と、これら内管および外管の
間に介在された熱伝導性に優れ且つ3%以上の気孔率を
有する多孔質体とを具備したことを特徴とする蒸気発生
器用伝熱管。 - (2)断面が同心円状になるように配置された鉄基合金
鋼からなる内管および外管と、この内管および外管の間
に介在された多孔質金属体と、該多孔質金属体に形成さ
れた管軸方向に連続する溝とを具備することを特徴とす
る蒸気発生器用伝熱管。 - (3)前記内管の外周面および前記外管の内周面に形成
された金属被覆層を具備し、前記多孔質体が前記金属被
覆層を介して前記内管および外管に接合されていること
を特徴とする請求項1または2に記載の蒸気発生器用伝
熱管。 - (4)鉄基合金鋼からなる内管および外管を断面が同心
円になるように配置すると共に、これら内管および外管
の間に熱伝導性に優れた円筒状の多孔質体を挿入した後
、これを抽伸加工することにより所望の径を有する伝熱
管を製造する方法であって、挿入される前記多孔質体の
気孔率を30%以上とし、抽伸加工の圧下率を70%以
下とすることを特徴とする蒸気発生器用伝熱管の製造方
法。 - (5)鉄基合金鋼からなる内管および外管を断面が同心
円になるように配置すると共に、これら内管および外管
の間に熱伝導性に優れた円筒状の多孔質体を挿入した後
、これを抽伸加工することにより所望の径を有する伝熱
管を製造する方法であって、前記内管の外周面および前
記外管の内周面に予め金属被覆層を形成すると共に、抽
伸加工した後に真空または不活性ガス雰囲気で加熱処理
することを特徴とする蒸気発生器用伝熱管の製造方法。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-225515 | 1987-09-09 | ||
| JP62-225514 | 1987-09-09 | ||
| JP22551487 | 1987-09-09 | ||
| JP22551587 | 1987-09-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01159596A true JPH01159596A (ja) | 1989-06-22 |
| JP2724169B2 JP2724169B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=26526687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63225911A Expired - Lifetime JP2724169B2 (ja) | 1987-09-09 | 1988-09-09 | 蒸気発生器用伝熱管およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2724169B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001013057A1 (en) * | 1999-08-12 | 2001-02-22 | Nkk Corporation | Heat exchange tube and heat recovery method using it |
| EP3889073A1 (en) * | 2020-03-30 | 2021-10-06 | Hamilton Sundstrand Corporation | Additively manufactured permeable barrier layer and method of manufacture |
| JP2024512535A (ja) * | 2021-03-23 | 2024-03-19 | テラパワー, エルエルシー | 多孔質層を備えた熱交換器構成 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9238258B2 (en) | 2010-10-18 | 2016-01-19 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Method for producing double-wall tube with braided wires at its interface |
| KR101603063B1 (ko) * | 2015-10-07 | 2016-03-14 | (주)태진중공업 | 초저온 가스 열교환기에 사용하는 열교환기 튜브 |
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|---|---|---|---|---|
| JPS63247502A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-14 | 株式会社東芝 | 伝熱管 |
| JPS63271093A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シエルアンドチユ−ブ型蒸気発生装置 |
| JPS6449890A (en) * | 1987-08-20 | 1989-02-27 | Toshiba Corp | Heat transfer pipe |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP63225911A patent/JP2724169B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
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| WO2001013057A1 (en) * | 1999-08-12 | 2001-02-22 | Nkk Corporation | Heat exchange tube and heat recovery method using it |
| EP3889073A1 (en) * | 2020-03-30 | 2021-10-06 | Hamilton Sundstrand Corporation | Additively manufactured permeable barrier layer and method of manufacture |
| US11988469B2 (en) | 2020-03-30 | 2024-05-21 | Hamilton Sundstrand Corporation | Additively manufactured permeable barrier layer and method of manufacture |
| JP2024512535A (ja) * | 2021-03-23 | 2024-03-19 | テラパワー, エルエルシー | 多孔質層を備えた熱交換器構成 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2724169B2 (ja) | 1998-03-09 |
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