JPH0116144Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0116144Y2 JPH0116144Y2 JP1982057816U JP5781682U JPH0116144Y2 JP H0116144 Y2 JPH0116144 Y2 JP H0116144Y2 JP 1982057816 U JP1982057816 U JP 1982057816U JP 5781682 U JP5781682 U JP 5781682U JP H0116144 Y2 JPH0116144 Y2 JP H0116144Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soundboard
- bridge
- carbon fiber
- musical instrument
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Stringed Musical Instruments (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は弦を用いる楽器の響板に関するもの
である。
である。
響板としては、伝達された振動が響板全面には
やく伝播されることが必要であり、このため曲げ
強度が大きく密度が小さいことが要求される。例
えば、従来のピアノの響板では第1図に示すよう
に、スプルースあるいはエゾ松などの柾目板1を
数枚接合わせて響板2として用い、響板2の表面
に木理(矢印で示す)と略同一方向にカエデ・ブ
ナ等を加工した駒3を固着し、響板2の裏面には
響板2の木理と略直交方向にスプルース・エゾ松
等を加工した響棒4が固着されている。
やく伝播されることが必要であり、このため曲げ
強度が大きく密度が小さいことが要求される。例
えば、従来のピアノの響板では第1図に示すよう
に、スプルースあるいはエゾ松などの柾目板1を
数枚接合わせて響板2として用い、響板2の表面
に木理(矢印で示す)と略同一方向にカエデ・ブ
ナ等を加工した駒3を固着し、響板2の裏面には
響板2の木理と略直交方向にスプルース・エゾ松
等を加工した響棒4が固着されている。
第2図に示すように響板2が支柱枠8の周囲の
打ちまわし7に固着されているため、固定付近の
響板4の端部を肉薄に形成して振動し易くしてい
る。
打ちまわし7に固着されているため、固定付近の
響板4の端部を肉薄に形成して振動し易くしてい
る。
しかし、スプルース・エゾ松・ブナ・カエデ等
の天然木材は高価であり、木材には個体差がある
ため同一寸法・形状に加工しても均一品質の響板
2が得られない欠点を有している。更に温度・湿
度の変化による影響を受け易く、音量・音色の低
下を促す等の欠点を有している。
の天然木材は高価であり、木材には個体差がある
ため同一寸法・形状に加工しても均一品質の響板
2が得られない欠点を有している。更に温度・湿
度の変化による影響を受け易く、音量・音色の低
下を促す等の欠点を有している。
最近では、第3図に示すように比重の小さな物
質を芯材2′とし、その表面にFRP・アルミ等か
らなる表面材2″を貼着したサンドイツチ構造の
響板2が提案されている。この構造の響板2で
は、直交方向の曲げ強さがほぼ等しいため響棒4
を用いる必要はないが、支柱枠固定付近のスチフ
ネスを下げることが困難であるため低音域で振動
しにくくなる欠点を有している。この欠点を補う
ため最近では第4図に示すように響板2の周辺部
2をFRPあるいはリン青銅等の材料で形成し
た響板構造も提案されているが一般に弾性体の一
部に不連続な部分があると波動の一部がその部分
で反射されるため、振動形態に乱れが生じ好まし
くない。又経時変化によつて響板2と周辺部2
との接合部Aにおいて、応力集中による亀裂を生
じたり、接着部分で接着強度が低下し非常にもろ
くなりはく離したりする現象も生じる。
質を芯材2′とし、その表面にFRP・アルミ等か
らなる表面材2″を貼着したサンドイツチ構造の
響板2が提案されている。この構造の響板2で
は、直交方向の曲げ強さがほぼ等しいため響棒4
を用いる必要はないが、支柱枠固定付近のスチフ
ネスを下げることが困難であるため低音域で振動
しにくくなる欠点を有している。この欠点を補う
ため最近では第4図に示すように響板2の周辺部
2をFRPあるいはリン青銅等の材料で形成し
た響板構造も提案されているが一般に弾性体の一
部に不連続な部分があると波動の一部がその部分
で反射されるため、振動形態に乱れが生じ好まし
くない。又経時変化によつて響板2と周辺部2
との接合部Aにおいて、応力集中による亀裂を生
じたり、接着部分で接着強度が低下し非常にもろ
くなりはく離したりする現象も生じる。
本考案は上記の欠点を改良し、簡単な構成をな
して製作の合理化・生産性の向上を計つた楽器の
響板を提供するものである。
して製作の合理化・生産性の向上を計つた楽器の
響板を提供するものである。
即ち、本考案に係る楽器の響板は響板と駒とを
発泡合成樹脂で一体成型すると共に、該駒と駒近
傍の響板とを炭素繊維もしくはガラス繊維で強化
したことを特徴とする。
発泡合成樹脂で一体成型すると共に、該駒と駒近
傍の響板とを炭素繊維もしくはガラス繊維で強化
したことを特徴とする。
以下図面参照の上実施例について説明すれば、
第5図及び第6図に示すように発泡合成樹脂5成
型による響板2の内部に炭素繊維又はガラス繊維
6を駒3と駒3下部の響板2に配設して一体成型
した響板体である。即ち、駒3には繊維が一方向
のロービングの炭素繊維又はガラス繊維6を駒3
の長手方向と同一方向に配設すると共に、この駒
3の下部における駒3近傍の響板3に第5図の波
線で示した範囲を駒3の長手方向と略直交する方
向に繊維が一方向のロービングものの炭素繊維又
はガラス繊維6を配設したものである。発泡合成
樹脂5として、例えば密度Pとヤング率Eの比
E/Pが比較的高いウレタン樹脂を使用する場
合、イソシアネート類にポリオール・発泡剤・整
泡剤を混合した原液を金型に注入することにより
一体に成型される。
第5図及び第6図に示すように発泡合成樹脂5成
型による響板2の内部に炭素繊維又はガラス繊維
6を駒3と駒3下部の響板2に配設して一体成型
した響板体である。即ち、駒3には繊維が一方向
のロービングの炭素繊維又はガラス繊維6を駒3
の長手方向と同一方向に配設すると共に、この駒
3の下部における駒3近傍の響板3に第5図の波
線で示した範囲を駒3の長手方向と略直交する方
向に繊維が一方向のロービングものの炭素繊維又
はガラス繊維6を配設したものである。発泡合成
樹脂5として、例えば密度Pとヤング率Eの比
E/Pが比較的高いウレタン樹脂を使用する場
合、イソシアネート類にポリオール・発泡剤・整
泡剤を混合した原液を金型に注入することにより
一体に成型される。
上記のように構成したピアノ等の楽器の響板
は、合成樹脂の発泡密度を任意に変えることがで
きるため音響輻射効率の優れた響板が得られ、か
つヤング率及び密度の高い炭素繊維又はガラス繊
維を用いたので、弦の振動はこの繊維によつては
やく響板全面に伝播されると共に、響板2の周辺
部材のヤング率が響板2の中央部材のヤング率よ
り低いため、低音域でも振動特性の優れた響板が
得られる。又従来の木製響板のように響棒の必要
がないので構造が簡単で製作が容易であり、響板
重量も軽減されるので音量・音色の増加を促す利
点をも有する。
は、合成樹脂の発泡密度を任意に変えることがで
きるため音響輻射効率の優れた響板が得られ、か
つヤング率及び密度の高い炭素繊維又はガラス繊
維を用いたので、弦の振動はこの繊維によつては
やく響板全面に伝播されると共に、響板2の周辺
部材のヤング率が響板2の中央部材のヤング率よ
り低いため、低音域でも振動特性の優れた響板が
得られる。又従来の木製響板のように響棒の必要
がないので構造が簡単で製作が容易であり、響板
重量も軽減されるので音量・音色の増加を促す利
点をも有する。
第1図は従来のピアノの響板を示す正面図。第
2図は第1図の一部詳細断面図。第3図及び第4
図は従来の他のピアノの響板の一実施例を示す一
部詳細断面図。第5図は本考案の響板の正面図。
第6図は第5図のA−A′断面詳細図である。 図中、1……柾目板、2……響板、3……駒、
4……響棒、5……発泡合成樹脂、6……炭素繊
維又はガラス繊維、7……打まわし、8……支
柱、である。
2図は第1図の一部詳細断面図。第3図及び第4
図は従来の他のピアノの響板の一実施例を示す一
部詳細断面図。第5図は本考案の響板の正面図。
第6図は第5図のA−A′断面詳細図である。 図中、1……柾目板、2……響板、3……駒、
4……響棒、5……発泡合成樹脂、6……炭素繊
維又はガラス繊維、7……打まわし、8……支
柱、である。
Claims (1)
- 響板と駒とを発泡合成樹脂で一体成型してなる
楽器の駒一体響板において、前記駒の長手方向と
同一方向に炭素繊維を該駒の表面側に埋設し、か
つ、該駒近傍の響板には駒の長手方向と略交叉す
る方向に炭素繊維を埋設し、弦の振動特性を高め
るとともに前記駒と響板とを強化したことを特徴
とする楽器の駒一体響板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5781682U JPS58162192U (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 楽器の駒一体響板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5781682U JPS58162192U (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 楽器の駒一体響板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58162192U JPS58162192U (ja) | 1983-10-28 |
| JPH0116144Y2 true JPH0116144Y2 (ja) | 1989-05-12 |
Family
ID=30068240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5781682U Granted JPS58162192U (ja) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | 楽器の駒一体響板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58162192U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001306062A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-11-02 | Inoac Corp | 音響板用複合材及び音響板 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5425617B2 (ja) * | 1972-07-18 | 1979-08-29 | ||
| JPS5348085A (en) * | 1976-10-15 | 1978-05-01 | Toho Rayon Kk | Bed structure for fluidized adsorption apparatus |
-
1982
- 1982-04-21 JP JP5781682U patent/JPS58162192U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58162192U (ja) | 1983-10-28 |
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