JPH0116263B2 - - Google Patents
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- JPH0116263B2 JPH0116263B2 JP56112013A JP11201381A JPH0116263B2 JP H0116263 B2 JPH0116263 B2 JP H0116263B2 JP 56112013 A JP56112013 A JP 56112013A JP 11201381 A JP11201381 A JP 11201381A JP H0116263 B2 JPH0116263 B2 JP H0116263B2
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- ethylene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Description
本発明は高温での耐熱性にすぐれた難燃性エチ
レン系重合体組成物に関する。 エチレン系重合体はすぐれた電気絶縁性を有す
るもので、また放射線架橋、有機過酸化物架橋、
及び特公昭48−1711号公報記載の発明に示されて
いるシラン化合物を用いるシラン架橋などの架橋
手段によつて高温熱変形性を容易に改善しうるな
ど優れた性質を有するため、従来より広く電気絶
縁材料などに用いられているが、可燃性である欠
点を有している。 この欠点をおぎなう方法としては、難燃化剤と
してハロゲン化合物とその相乗剤である三酸化ア
ンチモンのごとき重金属化合物の併用系が主とし
て採用されてきた。 しかしながら、ハロゲン化合物を配合した難燃
性エチレン系重合体組成物は、ハロゲン化合物の
熱分解性が高いことにより、非難燃化エチレン系
重合体組成物に比べ、加熱老化特性などが低下す
る問題があつた。特に近年電気機器、車輛、自動
車及び原子力発電所などの分野ではUL−94のV
−Oや、絶縁電線の場合UL−62のVW−1など
の高度な難燃試験に合格するものが要求されてい
るが、このような高難燃性を付与するためにはハ
ロゲン化合物を多量配合しなければならず、そう
すると得られた組成物の加熱老化特性の低下が顕
著になる。 本発明者らは難燃性エチレン系重合体組成物の
このような欠点を解決するため種々検討した結果
難燃化剤として一般式、 (式中、Xは臭素、塩素のいずれかの元素、Zは
脂肪族炭素、芳香族炭素、チツ素、酸素を骨格と
する炭素、水素、酸素、チツ素、臭素、塩素から
なる有機ラジカルを表わす。mは3もしくは4を
表わす。nは1から6までの整数を表わす。) で表わされるハロゲン化合物と分子量が500以上
の3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル基を有する酸化防止剤との組合せ系が、前
記以外の酸化止剤との組合せ系では該ハロゲン化
合物の配合量の増加とともに組成物の耐熱老化性
が低下し、また該ハロゲン化合物以外のハロゲン
系難燃剤と前記の分子量が500以上の3,5−ジ
−第3級ブチル−4−ヒドロキシフエニル基を有
する酸化防止剤との組合せ系では同様に低下する
のに対して得られた組成物の耐熱老化が酸化防止
剤のみ配合の場合より向上するという全く新規な
作用効果を発揮する事実を知見した。本発明はこ
の新知見に基いて完成したものである。 ここで言うエチレン系重合体とはエチレンを主
原料とする重合体を意味し、ポリエチレン、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・エチルア
クリレート共重合体、エチレン・プロピレン共重
合体などのエチレンとαオレフインの共重合体、
及びエチレン・プロピレン・ジエンターポリマー
を言う。 また、本発明にて用いる前記一般式で示したハ
ロゲン化合物の配合量をエチレン系重合体100重
量部に対して5〜90重量部とした理由は5重量部
未満の配合であれば組成物に難燃性の付与効果が
低く、また90重量部より多い配合量では得られる
組成物の引張強さ、伸びなどの機械的強度が著し
く低下するようになるからである。 また分子量が500以上の3,5−ジ−第3級ブ
チル−4−ヒドロキシフエニル基を有する酸化防
止剤の配合量をエチレン系重合体100重量部に対
して0.1〜10重量部とした理由は0.1重量部未満の
配合では組成物に耐熱老化性付与効果が薄く、ま
た10重量部以上では増量による組成物の耐熱老化
性の向上の効果がにぶいためである。 本発明で用いる一般式、 (式中、Xは臭素、塩素のいずれかの元素、Zは
脂肪族炭素、芳香族炭素、チツ素、酸素を骨格と
する炭素、水素、酸素、チツ素、臭素、塩素から
なる有機ラジカルを表わす。mは3もしくは4を
表わす。nは1から6までの整数を表わす。) で示されるハロゲン化合物を例記すると、3,
4,5,6−テトラブロモフタルイミド、3,
4,5,6−テトラクロロフタルイミド、3,
4,5,6−テトラブロモフタルイミドアルキ
ル、3,4,5,6−テトラクロロフタルイミド
アルキル、N−(3,5−ジメチル−2,4,6
−トリブロモフエニル)−3,4,5,6−テト
ラブロモフタルイミド、N,N′−(1,2−エチ
レン)−ビス〔3,4,5,6−テトラブロモフ
タルイミド〕、N,N′−(1,2−エチレン)−ビ
ス〔3,4,5,6−テトラクロロフタルイミ
ド〕、N,N′−(1,4及び1,3−フエニレン)
−ビス〔3,4,5,6−テトラブロモフタルイ
ミド〕、N,N′−(1,4及び1,3−フエニレ
ン)−ビス〔3,4,5,6−テトラクロロフタ
ルイミド〕、N,N′−(メチレン−ジ−P−フエ
ニレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラブロモ
フタルイミド〕、N,N′−(メチレン−ジ−P−
フエニレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラク
ロロフタルイミド〕、N,N′−オキシ−ジ−P−
フエニレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラブ
ロモフタルイミド〕、N,N′−(オキシ−ジ−P
−フエニレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラ
クロロフタルイミド〕、N,N′−(2,3,5,
6−テトラクロロ−P−キシリレン)−ビス〔3,
4,5,6−テトラクロロフタルイミド〕、N,
N′−(2,4,5,6−テトラクロロ−m−キシ
リレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラクロロ
タルイミド〕、などがある。 本発明にて用いる分子量500以上で3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル基を有す
る化合物としては、1,3,5−トリ−メチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−ベンジル)ベンゼン
(Ionox330分子量761)、ヘキサメチレングリコー
ル−ビス〔3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−フエニル)プロピオネート〕(イルガノツ
クス259、分子量639)、6−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−2,4−ビ
ス−オクチル−チオ−1,3,5−トリアジン
(イルガノツクス565、分子量525)、テトラキス
〔メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−フエニル)プロピオネート〕メタン
(イルガノツクス1010、分子量1177)、2,2−チ
オ〔ジエチル−ビス−3(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−フエニル)プロピオネー
ト〕(イルガノツクス1035、分子量643)、オクタ
デシル−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−フエニル)プロピオネート(イルガノツ
クス1076、分子量531)、N,N′−ヘキサメチレ
ン−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−ヒドロシンナムアミド)(イルガノツクス
1098、分子量637)、ビス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−ベンゾイルフオスフオリツ
クアシドモノエチルエーテルのニツケル塩(イル
ガスタブ2002、分子量713)、トリス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−フエニル)イソ
シアヌレート(グツドライト3114、分子量712)、
トリスβ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−フエニル)プロピオニル−オキシエチ
ル〕イソシアヌレート(グツドライト3125、分子
量1045)、N,N′−ビス−3(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオン酸
ヒドラジド(分子量553)、などが一般的に入手し
やすく、耐熱性向上に有効である。カツコ内には
商品名と分子量を記した。 また本発明のエチレン重合体組成物は電離性放
射線を用いる放射線架橋法、有機過酸化物などを
用いた化学架橋法及び特公昭48−1711号公報記載
の発明に示されるシラン化合物を用いたシラン架
橋法などの架橋方法による架橋化も可能であり、
それにより組成物の加熱変形性の向上が可能であ
る。 本発明の組成物には難燃化相乗剤としての三酸
化アンチモンなどの重金属化合物の配合はもちろ
ん、他のハロゲン化合物難燃剤を得られる組成物
の耐熱老化性の低下が顕著でない範囲での併用が
可能であり、水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウムのごとき含水無機物難燃剤の併用も機械的
強度の低下しない範囲内での併用が可能である。 また紫外線吸収剤、金属不活性剤、着色剤、滑
剤、安定剤、ゴム・プラスチツク用補強剤、充填
剤、難燃剤、難燃促進剤の配合が可能である。 次に実施例を示しながら本発明を詳しく説明す
る。 N,N′−(1,4−フエニレン)−ビス(3,
4,5,6−テトラブロモフタルイミド)の調整 1のフラスコに加熱マントル、還流コンデン
サを備える。このフラスコ中で、10.00gのテト
ラブロム無水フタル酸を完全に0.5のエチルメ
チルケトン中に溶解させ、続いてあらかじめ別な
フラスコで50mlのエチルメチルケトンに溶解させ
た1.179のフエニレンジアミンをこの中に注ぎ込
み、撹拌しながら、80℃にて16時間反応させた。
生成した沈澱はろ過し、2度80℃エチルメチルケ
トンにて未反応物を溶解させることにより精製し
た。この沈澱を150℃に1時間加熱し、縮合反応
を完成した。こうして合成された化合物はこげ茶
色の粉末で、その熱的性質は450℃までに融点は
なく、450℃にて分解がはじまる。収率は46%で
あつた。 実施例1、2 比較例1〜10 オープンロールにて材料温度が約130℃にて表
−1に記載した組成比の組成物の混練を行つた。
続いて高温プレスにて160℃5分プレスし、1mm
厚のシートを得た。これに1Mevの電子線を
30Mrad照射し架橋を行つた。 こうして得られた架橋シートの特性を評価し
た。その評価結果は表1に併記した。デカブロム
ジフエニルエーテルや塩化ポリエチレンなど通常
の難燃剤を配合した組成の場合、ポリエチレンな
どに酸化防止剤として用いられている4,4′−チ
オ−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフエノー
ル)及びゴム用酸化防止剤として広く用いられて
いるN,N′−ジ−β−ナフチル−P−フエニレ
ンジアミンのいずれと併用しても、酸化防止剤だ
けの場合と比べて加熱老化特性は低下している。
酸化防止剤が2,2′−チオ〔ジエチル−ビス−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート〕(商品名イルガノツクス
1035)、テトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−フエニル)プロピ
オネート〕メタン(商品名イルガノツクス1010)
にかわつてもその事情はかわらない。一方、N,
N′−(1,4−フエニレン)−ビス(3,4,5,
6−テトラブロモフタルイミド)及びN,N′−
エチレン−ビス(3,4,5,6−テトラブロモ
フタルイミド)を用いた場合、4,4′−チオ−ビ
ス(3−メチル−6−t−ブチルフエノール)及
びN,N′−ジ−β−ナフチル−P−フエニレン
ジアミンとの併用では、酸化防止剤のみの場合と
比べて加熱老化特性は低下するが、酸化防止剤が
分子量が500以上で3,5−ジ−第3級ブチル−
4−ヒドロキシフエニル基を有するイルガノツク
ス1035及びイルガノツクス1010の場合には、酸化
防止剤のみの場合より著しい耐熱老化性の向上が
見られる。 念のためにN,N′−(1,4−フエニレン)−
ビス(3,4,5,6−テトラブロモフタルイミ
ド)及びN,N′−エチレン−ビス(3,4,5,
6−テトラブロモフタルイミド)の酸化防止効果
を調べたが、これら化合物には顕著な酸化防止効
果は見られなかつた。これらのことより分子量が
500以上の3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル基を有する酸化防止剤とN,
N′−(1,4−フエニレン)−ビス(3,4,5,
6−テトラブロモフタルイミド)などの該ハロゲ
ン化合物の間には好ましい相乗効果が認められ、
エチレン系重合体の耐熱老化性が著しく改良され
ることが判つた。 実施例3、比較例13〜17 次に、本発明を過酸化物架橋の難燃絶縁電線に
ついて確認した。 表−2の組成比の組成を5バンバリーにて混
合した。ロールにてシート状にし、ペレタイズ
し、ペレツト状の組成物を得た。これを小形押出
機(30mmφ、L/D22)にて14AWGの銅導体上
に押出被覆を行つた。この時の材料温度は100〜
110℃であつた。こうして得られた絶縁電線を200
℃の硝酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、硝酸ナト
リウム混合物(商品名トーレツク東京応化社製)
の溶触塩を満した槽の中に浸漬し、3Kg/cm2のチ
ツ素加圧下で3分熱架橋した。 その特性を表−2に併記した。この結果は本発
明の好しい特性向上効果は三酸化アンチモンを併
用してもそぐわれるものではないことを示してい
る。 実施例3品はUL−125℃の加熱老化試験規格の
一つ158℃、7日の規格にも充分合格し、かつUL
−62高難燃試験VW−1にも合格する優れた特性
を有するものである。 すなわち本発明はエチレン系重合体の耐熱老化
性を向上して120℃以上の使用を可能にし、なお
かつ優れた難燃性を付与しうるという優れたもの
であるため、工業的なメリツトは極めて大きい。
レン系重合体組成物に関する。 エチレン系重合体はすぐれた電気絶縁性を有す
るもので、また放射線架橋、有機過酸化物架橋、
及び特公昭48−1711号公報記載の発明に示されて
いるシラン化合物を用いるシラン架橋などの架橋
手段によつて高温熱変形性を容易に改善しうるな
ど優れた性質を有するため、従来より広く電気絶
縁材料などに用いられているが、可燃性である欠
点を有している。 この欠点をおぎなう方法としては、難燃化剤と
してハロゲン化合物とその相乗剤である三酸化ア
ンチモンのごとき重金属化合物の併用系が主とし
て採用されてきた。 しかしながら、ハロゲン化合物を配合した難燃
性エチレン系重合体組成物は、ハロゲン化合物の
熱分解性が高いことにより、非難燃化エチレン系
重合体組成物に比べ、加熱老化特性などが低下す
る問題があつた。特に近年電気機器、車輛、自動
車及び原子力発電所などの分野ではUL−94のV
−Oや、絶縁電線の場合UL−62のVW−1など
の高度な難燃試験に合格するものが要求されてい
るが、このような高難燃性を付与するためにはハ
ロゲン化合物を多量配合しなければならず、そう
すると得られた組成物の加熱老化特性の低下が顕
著になる。 本発明者らは難燃性エチレン系重合体組成物の
このような欠点を解決するため種々検討した結果
難燃化剤として一般式、 (式中、Xは臭素、塩素のいずれかの元素、Zは
脂肪族炭素、芳香族炭素、チツ素、酸素を骨格と
する炭素、水素、酸素、チツ素、臭素、塩素から
なる有機ラジカルを表わす。mは3もしくは4を
表わす。nは1から6までの整数を表わす。) で表わされるハロゲン化合物と分子量が500以上
の3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル基を有する酸化防止剤との組合せ系が、前
記以外の酸化止剤との組合せ系では該ハロゲン化
合物の配合量の増加とともに組成物の耐熱老化性
が低下し、また該ハロゲン化合物以外のハロゲン
系難燃剤と前記の分子量が500以上の3,5−ジ
−第3級ブチル−4−ヒドロキシフエニル基を有
する酸化防止剤との組合せ系では同様に低下する
のに対して得られた組成物の耐熱老化が酸化防止
剤のみ配合の場合より向上するという全く新規な
作用効果を発揮する事実を知見した。本発明はこ
の新知見に基いて完成したものである。 ここで言うエチレン系重合体とはエチレンを主
原料とする重合体を意味し、ポリエチレン、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・エチルア
クリレート共重合体、エチレン・プロピレン共重
合体などのエチレンとαオレフインの共重合体、
及びエチレン・プロピレン・ジエンターポリマー
を言う。 また、本発明にて用いる前記一般式で示したハ
ロゲン化合物の配合量をエチレン系重合体100重
量部に対して5〜90重量部とした理由は5重量部
未満の配合であれば組成物に難燃性の付与効果が
低く、また90重量部より多い配合量では得られる
組成物の引張強さ、伸びなどの機械的強度が著し
く低下するようになるからである。 また分子量が500以上の3,5−ジ−第3級ブ
チル−4−ヒドロキシフエニル基を有する酸化防
止剤の配合量をエチレン系重合体100重量部に対
して0.1〜10重量部とした理由は0.1重量部未満の
配合では組成物に耐熱老化性付与効果が薄く、ま
た10重量部以上では増量による組成物の耐熱老化
性の向上の効果がにぶいためである。 本発明で用いる一般式、 (式中、Xは臭素、塩素のいずれかの元素、Zは
脂肪族炭素、芳香族炭素、チツ素、酸素を骨格と
する炭素、水素、酸素、チツ素、臭素、塩素から
なる有機ラジカルを表わす。mは3もしくは4を
表わす。nは1から6までの整数を表わす。) で示されるハロゲン化合物を例記すると、3,
4,5,6−テトラブロモフタルイミド、3,
4,5,6−テトラクロロフタルイミド、3,
4,5,6−テトラブロモフタルイミドアルキ
ル、3,4,5,6−テトラクロロフタルイミド
アルキル、N−(3,5−ジメチル−2,4,6
−トリブロモフエニル)−3,4,5,6−テト
ラブロモフタルイミド、N,N′−(1,2−エチ
レン)−ビス〔3,4,5,6−テトラブロモフ
タルイミド〕、N,N′−(1,2−エチレン)−ビ
ス〔3,4,5,6−テトラクロロフタルイミ
ド〕、N,N′−(1,4及び1,3−フエニレン)
−ビス〔3,4,5,6−テトラブロモフタルイ
ミド〕、N,N′−(1,4及び1,3−フエニレ
ン)−ビス〔3,4,5,6−テトラクロロフタ
ルイミド〕、N,N′−(メチレン−ジ−P−フエ
ニレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラブロモ
フタルイミド〕、N,N′−(メチレン−ジ−P−
フエニレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラク
ロロフタルイミド〕、N,N′−オキシ−ジ−P−
フエニレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラブ
ロモフタルイミド〕、N,N′−(オキシ−ジ−P
−フエニレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラ
クロロフタルイミド〕、N,N′−(2,3,5,
6−テトラクロロ−P−キシリレン)−ビス〔3,
4,5,6−テトラクロロフタルイミド〕、N,
N′−(2,4,5,6−テトラクロロ−m−キシ
リレン)−ビス〔3,4,5,6−テトラクロロ
タルイミド〕、などがある。 本発明にて用いる分子量500以上で3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル基を有す
る化合物としては、1,3,5−トリ−メチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−ベンジル)ベンゼン
(Ionox330分子量761)、ヘキサメチレングリコー
ル−ビス〔3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−フエニル)プロピオネート〕(イルガノツ
クス259、分子量639)、6−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−2,4−ビ
ス−オクチル−チオ−1,3,5−トリアジン
(イルガノツクス565、分子量525)、テトラキス
〔メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−フエニル)プロピオネート〕メタン
(イルガノツクス1010、分子量1177)、2,2−チ
オ〔ジエチル−ビス−3(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−フエニル)プロピオネー
ト〕(イルガノツクス1035、分子量643)、オクタ
デシル−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−フエニル)プロピオネート(イルガノツ
クス1076、分子量531)、N,N′−ヘキサメチレ
ン−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−ヒドロシンナムアミド)(イルガノツクス
1098、分子量637)、ビス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−ベンゾイルフオスフオリツ
クアシドモノエチルエーテルのニツケル塩(イル
ガスタブ2002、分子量713)、トリス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−フエニル)イソ
シアヌレート(グツドライト3114、分子量712)、
トリスβ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−フエニル)プロピオニル−オキシエチ
ル〕イソシアヌレート(グツドライト3125、分子
量1045)、N,N′−ビス−3(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオン酸
ヒドラジド(分子量553)、などが一般的に入手し
やすく、耐熱性向上に有効である。カツコ内には
商品名と分子量を記した。 また本発明のエチレン重合体組成物は電離性放
射線を用いる放射線架橋法、有機過酸化物などを
用いた化学架橋法及び特公昭48−1711号公報記載
の発明に示されるシラン化合物を用いたシラン架
橋法などの架橋方法による架橋化も可能であり、
それにより組成物の加熱変形性の向上が可能であ
る。 本発明の組成物には難燃化相乗剤としての三酸
化アンチモンなどの重金属化合物の配合はもちろ
ん、他のハロゲン化合物難燃剤を得られる組成物
の耐熱老化性の低下が顕著でない範囲での併用が
可能であり、水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウムのごとき含水無機物難燃剤の併用も機械的
強度の低下しない範囲内での併用が可能である。 また紫外線吸収剤、金属不活性剤、着色剤、滑
剤、安定剤、ゴム・プラスチツク用補強剤、充填
剤、難燃剤、難燃促進剤の配合が可能である。 次に実施例を示しながら本発明を詳しく説明す
る。 N,N′−(1,4−フエニレン)−ビス(3,
4,5,6−テトラブロモフタルイミド)の調整 1のフラスコに加熱マントル、還流コンデン
サを備える。このフラスコ中で、10.00gのテト
ラブロム無水フタル酸を完全に0.5のエチルメ
チルケトン中に溶解させ、続いてあらかじめ別な
フラスコで50mlのエチルメチルケトンに溶解させ
た1.179のフエニレンジアミンをこの中に注ぎ込
み、撹拌しながら、80℃にて16時間反応させた。
生成した沈澱はろ過し、2度80℃エチルメチルケ
トンにて未反応物を溶解させることにより精製し
た。この沈澱を150℃に1時間加熱し、縮合反応
を完成した。こうして合成された化合物はこげ茶
色の粉末で、その熱的性質は450℃までに融点は
なく、450℃にて分解がはじまる。収率は46%で
あつた。 実施例1、2 比較例1〜10 オープンロールにて材料温度が約130℃にて表
−1に記載した組成比の組成物の混練を行つた。
続いて高温プレスにて160℃5分プレスし、1mm
厚のシートを得た。これに1Mevの電子線を
30Mrad照射し架橋を行つた。 こうして得られた架橋シートの特性を評価し
た。その評価結果は表1に併記した。デカブロム
ジフエニルエーテルや塩化ポリエチレンなど通常
の難燃剤を配合した組成の場合、ポリエチレンな
どに酸化防止剤として用いられている4,4′−チ
オ−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフエノー
ル)及びゴム用酸化防止剤として広く用いられて
いるN,N′−ジ−β−ナフチル−P−フエニレ
ンジアミンのいずれと併用しても、酸化防止剤だ
けの場合と比べて加熱老化特性は低下している。
酸化防止剤が2,2′−チオ〔ジエチル−ビス−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエ
ニル)プロピオネート〕(商品名イルガノツクス
1035)、テトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−フエニル)プロピ
オネート〕メタン(商品名イルガノツクス1010)
にかわつてもその事情はかわらない。一方、N,
N′−(1,4−フエニレン)−ビス(3,4,5,
6−テトラブロモフタルイミド)及びN,N′−
エチレン−ビス(3,4,5,6−テトラブロモ
フタルイミド)を用いた場合、4,4′−チオ−ビ
ス(3−メチル−6−t−ブチルフエノール)及
びN,N′−ジ−β−ナフチル−P−フエニレン
ジアミンとの併用では、酸化防止剤のみの場合と
比べて加熱老化特性は低下するが、酸化防止剤が
分子量が500以上で3,5−ジ−第3級ブチル−
4−ヒドロキシフエニル基を有するイルガノツク
ス1035及びイルガノツクス1010の場合には、酸化
防止剤のみの場合より著しい耐熱老化性の向上が
見られる。 念のためにN,N′−(1,4−フエニレン)−
ビス(3,4,5,6−テトラブロモフタルイミ
ド)及びN,N′−エチレン−ビス(3,4,5,
6−テトラブロモフタルイミド)の酸化防止効果
を調べたが、これら化合物には顕著な酸化防止効
果は見られなかつた。これらのことより分子量が
500以上の3,5−ジ−第3級ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル基を有する酸化防止剤とN,
N′−(1,4−フエニレン)−ビス(3,4,5,
6−テトラブロモフタルイミド)などの該ハロゲ
ン化合物の間には好ましい相乗効果が認められ、
エチレン系重合体の耐熱老化性が著しく改良され
ることが判つた。 実施例3、比較例13〜17 次に、本発明を過酸化物架橋の難燃絶縁電線に
ついて確認した。 表−2の組成比の組成を5バンバリーにて混
合した。ロールにてシート状にし、ペレタイズ
し、ペレツト状の組成物を得た。これを小形押出
機(30mmφ、L/D22)にて14AWGの銅導体上
に押出被覆を行つた。この時の材料温度は100〜
110℃であつた。こうして得られた絶縁電線を200
℃の硝酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、硝酸ナト
リウム混合物(商品名トーレツク東京応化社製)
の溶触塩を満した槽の中に浸漬し、3Kg/cm2のチ
ツ素加圧下で3分熱架橋した。 その特性を表−2に併記した。この結果は本発
明の好しい特性向上効果は三酸化アンチモンを併
用してもそぐわれるものではないことを示してい
る。 実施例3品はUL−125℃の加熱老化試験規格の
一つ158℃、7日の規格にも充分合格し、かつUL
−62高難燃試験VW−1にも合格する優れた特性
を有するものである。 すなわち本発明はエチレン系重合体の耐熱老化
性を向上して120℃以上の使用を可能にし、なお
かつ優れた難燃性を付与しうるという優れたもの
であるため、工業的なメリツトは極めて大きい。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン系重合体100重量部に対して一般式、 (式中、Xは臭素、塩素のいずれかの元素、Zは
脂肪族炭素、芳香族炭素、チツ素、酸素を骨格と
する炭素、水素、酸素、チツ素、臭素、塩素から
なる有機ラジカルを表わす。mは3もしくは4を
表わす。nは1から6までの整数を表わす。) で表わされるハロゲン化合物5〜90重量部と、分
子量が500以上の3,5−ジ−第3級ブチル−4
−ヒドロキシフエニル基を有する化合物を0.1〜
10重量部配合したことを特徴とする難燃性エチレ
ン系重合体組成物。 2 エチレン系重合体がポリエチレン、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・エチルアク
リレート共重合体、エチレン・α−オレフイン共
重合体、エチレン・プロピレン・ジエンターポリ
マーの中から選ばれる1種もしくは2種以上のブ
レンドであるところの特許請求の範囲第1項の難
燃性エチレン系重合体組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11201381A JPS5813644A (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 難燃性エチレン系重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11201381A JPS5813644A (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 難燃性エチレン系重合体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5813644A JPS5813644A (ja) | 1983-01-26 |
| JPH0116263B2 true JPH0116263B2 (ja) | 1989-03-23 |
Family
ID=14575779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11201381A Granted JPS5813644A (ja) | 1981-07-17 | 1981-07-17 | 難燃性エチレン系重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5813644A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0717797B2 (ja) * | 1985-08-19 | 1995-03-01 | 三菱化学株式会社 | 3−メチルブテン−1重合体組成物 |
| JPH0794579B2 (ja) * | 1986-12-10 | 1995-10-11 | 三菱化学株式会社 | 難燃性プロピレン系樹脂組成物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58164628A (ja) * | 1982-09-28 | 1983-09-29 | Mitsuboshi Belting Ltd | 超高分子量ポリエチレン焼結体の製造方法 |
-
1981
- 1981-07-17 JP JP11201381A patent/JPS5813644A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5813644A (ja) | 1983-01-26 |
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