JPH01168295A - サイクロデキストリンの製造方法 - Google Patents

サイクロデキストリンの製造方法

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JPH01168295A
JPH01168295A JP32534287A JP32534287A JPH01168295A JP H01168295 A JPH01168295 A JP H01168295A JP 32534287 A JP32534287 A JP 32534287A JP 32534287 A JP32534287 A JP 32534287A JP H01168295 A JPH01168295 A JP H01168295A
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信弘 長谷川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はサイクロデキストリン(以下、単にCDと略す
ことがある。)の製造に関する。さらに詳しくはエクス
トルーダー処理した・澱粉にサイクロデキストリン合成
酵素を作用させサイクロデキストリンを製造する方法に
関する。
サイクロデキストリンはグルコースを構成単位として6
個以上結合した環状構造を持ち、他の物質を包接し物理
化学的性質を変化させる性質がある。サイクロデキスト
リンは、この性質を利用し医薬品及びm薬の安定化、食
品の品質改善、その他化学や工業用の用途に用いられる
。同時に各種産業分野への新しい利用が期待される。サ
イクロデキストリンはこの様に優れた性質をもっている
にも拘らず、現状価格が高いため、用途が限られている
のが実状である。
本発明はエクストルーダー処理した澱粉を原料にするこ
とにより、サイクロデキストリン合成酵素の効率的利用
を行うことによるコスト低減を計り、用途を拡大しよう
とするものである。
(従来の技術) 従来、サイクロデキストリンの製造は澱粉を原料(多く
は馬鈴薯澱粉)とし、20%以下の濃度の澱粉Q、?r
J?Piを作り、サイクロデキストリン合成酵素又はα
−アミラーゼを加えて、60℃以上(一般的には80℃
)に加熱し液化させた後、60°C以下に冷却し、再度
サイクロデキストリン合成酵素を加えて酵素反応を完了
、サイクロデキストリンを得る方法を採用していた。
(発明が解決しようとする問題点) 従来法では、液化の目的でサイクロデキストリン合成酵
素を使用し、澱粉の微結晶構造(ミセル)を開裂させる
ため、60℃以上の糊化温度(一般的には80℃)にせ
ざるを得ない。このように高温で反応させるため、ここ
で使用される酵素は短時間働くのみで大部分失活し、再
度酵素を添加し反応させる方法を取るため、酵素は2倍
量使用することとなりコストアンプを招いている。
又、液化にα−アミラーゼを使用した場合、澱粉分子が
切れ過ぎサイクロデキストリン生成の機会が少なくなり
、収率が著しく低下する欠点があった・ 更に、この液化工程を省略し、加熱糊化した澱粉液を基
質にする場合、サイクロデキストリン合成酵素の作用温
度まで冷却する時点で老化を引き起こし2Ii過性を著
しく悪化させ、又、サイクロデキストリンの収率も低下
させている。
従って、従来法では工程が複雑化する上に酵素消費量も
多く、又低濃度の成金体を高温に上昇させるためエネル
ギー消費も多い、従って価格が高くなるため、サイクロ
デキストリンの使用用途も限られていた。
(問題点を解決するための手段及び作用)以上の点に鑑
み、澱粉をエクストルーダーにより加熱混練処理し、グ
イ孔より膨化成は非膨化で射出し、粉砕粉末化又は粉末
化せずに、水分20%以下の乾燥状態とし、サイクロデ
キストリン製造用原料とする。
このエクストルーダー処理澱粉にサイクロデキストリン
合成酵素を作用させるのであるが、老化を防止するため
、好ましくは、酵素反応は準備された酵素溶液を直接こ
のエクストルーダー処理澱粉に混合接触させ作用させる
ことにより、老化することなく、高収率でサイクロデキ
ストリンを得ることができる。
以下、その詳細について説明する。
発明者等は各種澱粉のエクストルーダー処理条件と処理
後のR粉分子量との関係について鋭意研究し、一定の条
件下において好結果を得ることができることを見出した
即ち、本方法によればサイクロデキストリン合成酵素を
全(失活させることなく、最適条件で酵素を作用させる
ことができ、一定のエクストルーダー処理条件の範囲内
で好結果が得られている。
■ エクストルーダー処理条件と処理澱粉の分子量につ
いて 高速液体クロマトグラフィーにより求めた、分子量測定
結果を示すと、表−1のとおりである。
(以下余白) 以上のように、エクストルーダー処理温度が高い程、剪
断力により澱粉分子が切断され分子■が小さくなってい
る。又、処理後の分散度が原料澱粉に比べて小さくなっ
ていることは、エクストルーダー処理によって分子量が
均一化する方向に向かっていることを示している。
このことは、α−アミラーゼが小さく澱粉分子を切断す
るのに対して、エクストルーダー処理の場合、かなり大
きな分子を残す形で切断し、しかも均一化の方向に向か
うことはサイクロデキストリン生成に対して、理想的な
形となる。
■ サイクロデキストリン合成酵素による反応試験 こうして得られたエクストルーダー処理澱粉について一
サイクロデキストリン合成酵素を作用させ、サイクロデ
キストリン生成試験を行った結果を示すと、表−2のと
おりとなる。
反応条件 仕込濃度        10% サイクロデキストリン合成酵素 10TH’U(対1g澱粉) 反応温度        60℃ 原料          馬鈴薯澱粉 〔註)  THU:サイクロデキストリン合成酵素の力
価(Tilden−Hudson法による)(以下余白
) この表−2中、サイクロデキストリン合成酵素液化液と
は、10%の澱粉乳にサイクロデキストリン合成酵素を
Igの澱粉当たりl0THU加え80℃で1時間液化、
冷却後、再度酵素を添加し反応させたものである。
又、加熱糊化液とは、10%の澱粉乳を酵素を使用せず
に、100℃で5分間加熱60℃に冷却後サイクロデキ
ストリン合成酵素を添加し、反応させたものである。
いずれもエクストルーダー処理澱粉に較べ、サイクロデ
キストリンの生成量は少なくなっている。
これは老化(ミセルの再配列)の影響と考えられる。
一方、エクストルーダー処理澱粉の結果を見ると、エク
ストルーダー処理温度が、90’C加熱と250℃加熱
のものにおいて、サイクロデキストリン生成量がやや低
く、100℃〜230’C加熱りものが高くなっている
。中でも、1oo℃加熱りものが最も高く好結果を得た
エクストルーダー処理温度が85℃においては、充分な
糊化状態が得られず、酵素による反応性も悪く、サイク
ロデキストリンの生成量は、極端に低いものであった。
又、90℃に於いては、エクストルーダーのグイ孔より
完全な膨化状態で射出されず、熔解性が悪化したため、
サイクロデキストリン収率が若干低下したものと思われ
る。
250℃加熱のものについては、加熱により若干着色褐
変し、変質したことによりサイクロデキストリン収率の
低下が見られたものと考えられる。
このように、サイクロデキストリン合成酵素による液化
の場合、多量の酵素を必要とし、低濃度の澱粉乳全体を
高温に加熱するためエネルギー消費も多く、コストアッ
プを招いている。又、加熱糊化液を基質とする場合は、
サイクロデキストリン収率の低下、及び老化による濾過
性の低下を招いている。
それに引き換え、エクストルーダー処理澱粉の場合は、
高収率でサイクロデキストリンが得られている。
これは、エクストルーダー処理澱粉の状態が完全に糊化
され乾燥脱水された安定した形になっており、通常この
澱粉を水に溶解すると直ちに老化が始まるが、所定温度
(60℃)のサイクロデキストリン合成酵素溶液に溶解
した場合は溶解と同時に該酵素が作用して澱粉の長い分
子を切断するため老化を引き起すこともなく、サイクロ
デキストリンが生成されるからである。しかも反応は6
0℃で行われるため、酵素の失活は無く有効に利用され
る。
又、エクストルーダー処理により澱粉が程良く均一化さ
れた形で切られていることにより、サイクロデキストリ
ン合成酵素の基質として適した分子の大きさとなってい
ることも、サイクロデキストリンの収率の高くなる原因
の一つである。一方、エクストルーダー処理澱粉の製造
コストは、エクストルーダー処理時の加水量が0〜30
%と少なく、加熱に要するエネルギー費は従来法の低濃
度澱粉乳の昇温に比べ極端に少ない。従って、エクスト
ルーダー処理澱粉によるサイクロデキストリンの製造に
於いては、エネルギー及び酵素に拘る変動費を節減でき
る。
以上の結果により、エクストルーダー処理澱粉を原料に
する場合、高収率でしかも安価にサイクロデキストリン
を製造できることは、明らかである。
(実施例) 実施例 1 エクストルーダー処理澱粉の製造 原料としてコーンスターチを用い、二軸エクストルーダ
ー(西独Werner & Pfleiderer社C
−58型、スクリュウ径58負−,モーター23kw、
L/D= 12)にてエクストルーダー処理澱粉を調製
した。
二軸エクストルーダーの操作条件は次のとおりであった
スクリュウパターン:前送り、ニーディング、リバース
、を組み込む 澱粉フィード景  :50kg/時間 添加水量     :Q、5j!/時間スクリュウ回転
数 :150rpII+操作温度     :85°C
〜250℃80℃〜85℃でのエクストルーダー処理澱
粉は、充分な加熱糊化及び膨化が行われず、澱粉糊のよ
うな状態であった。90℃〜230℃の間では良好なエ
クストルーダー処理澱粉が得られた。
250°C以上になると、エクストルーダー処理シ粉は
焦げ臭を発し、着色を認めた。
エクストルーダーのグイ孔より射出されたエクストルー
ダー処理澱粉は、エクストルーダーに装着されているカ
ッグーにより、直ちに適正な大きさに切断され、次いで
、線用ミクロン社製の粉砕a(ハンマーミル)により粉
砕し、サイクロデキストリン生成反応用の原料とした。
サイクロデキストリン生成反応試験 上記により調製されたエクストルーダー処理澱粉の内、
150℃処理のものについて、116g(固形分104
gに相当)採り、水を加えて11ノi!N、 ’a ’
tFj、 トL、コレラpl+6.0 ニ調V、サイク
ロテキストリン合成酵素(天野製薬II製コンチザイム
600THIJ/ mf ;以降の実験には全て本酵素
を使用)を1.73m1加え、充分攪拌した後、60℃
にて反応させた。
対照として、馬鈴薯澱粉を用い、サイクロデキストリン
合成酵素で液化、その液化液について、前述と同じ条件
で反応させたものと比較した。
馬鈴薯* $51の液化条件は下記のとおり。
馬鈴薯澱粉130g (固形分104gに相当)採り、
水を加えてIIlの懸濁液とし、これをp)I6.0に
調整し、サイクロデキストリン合成酵素を1.73m4
加え充分攪拌した後、攪拌しながら80℃にて1時間反
応させた。液化終了時のDE(Dextrose Eq
uivalent )は0.50であった。この液をオ
ートクレーブで120℃で10分間加熱し、60℃に冷
却後サイクロデキストリン合成酵素1.73mρを加え
反応させた。
両者を比較した結果は表−3のとおり。
(以下余白) 表−3〔サイクロデキストリン生成反応試験結果コマド
グラフイー法による。
実施例 2 原料澱粉として馬鈴薯澱粉を用い、二軸エクストルーダ
ー(末広鉄工所製アルファライザーα−100−E−1
2型、スクリュー径89m鳳、  L/D12、モータ
ー30kw)にてエクストルーダー処理澱粉を調製した
二輪エクストルーダーの操作条件は次のとおりであった
スクリュウパターン:前送り、ニーディング、リバース
、を組み込む 澱粉フィード量  :40〜50kg/時間添加水量 
    :0.517時間 スクリュウ回転数 : 100〜150rpm温   
度       : 100℃得られたエクストルーダ
ー処理澱粉の状態は、実施例−1の場合と同様100℃
処理では良好であった。
得られたエクストルーダー処理澱粉は、実施例−1と同
様の処理により粉砕し、サイクロデキストリン生成反応
試験の原料とした。
サイクロデキストリン生成反応試験は下記のとおり行っ
た。
蒸留水920m1に酢酸ナトリウム2gと塩化カルシウ
ム0.1gを加え、稀酢酸にてpH6,0に調整した後
サイクロデキストリン合成酵素(天性製薬am製コンチ
ザイム)1.73m7!を加え、60℃に加温し、酵素
液とした。
この液を攪拌しながら上記エクストルーダー処理澱粉1
16g(固形分104 g)を添加し60℃で反応させ
た。
その結果は表−4のとおり。
表−4〔サイクロデキストリン生成反応試験結果〕(発
明の効果) 本発明によれば、このようにエクストルーダー処理澱粉
にサイクロデキストリン合成酵素を作用させることによ
り高収率でしがも安価にサイクロデキストリンを製造す
ることができる。従って、食品及び工業用等広範囲に亘
って用途が拡大され、新しい利用が可能となる。
特許出願人  サンエイ糖化株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エクストルーダー処理した澱粉にサイクロデキスト
    リン合成酵素を作用させることを特徴とするサイクロデ
    キストリンの製造法。 2 エクストルーダーによる加熱処理条件が温度90℃
    〜250℃である特許請求の範囲第1項記載のサイクロ
    デキストリンの製造法。
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