JPH0116875B2 - - Google Patents
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- JPH0116875B2 JPH0116875B2 JP2651379A JP2651379A JPH0116875B2 JP H0116875 B2 JPH0116875 B2 JP H0116875B2 JP 2651379 A JP2651379 A JP 2651379A JP 2651379 A JP2651379 A JP 2651379A JP H0116875 B2 JPH0116875 B2 JP H0116875B2
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- Japan
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- oil
- formula
- compounds
- benzene ring
- based caulking
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- Building Environments (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
本発明は油性コーキング材に関するものであ
る。 油性コーキング材は建築、土木用の一般的シー
リング材のひとつであり、建築物の目地部、サツ
シ囲り、ガラスのはめ込み部、ひぢ割れ箇所など
の間隙に充てんして防水性、気密性を保つために
使用される。 油性コーキング材は通常、液状展色材(ビヒク
ル)と鉱物質充てん剤(フイラー)を主原料と
し、これらを所望配合組成で混合し、良く混練し
て得られる。また、必要に応じ適宜顔料を添加し
た各種の色のものが製造されている。 液状展色材は不乾性油、乾性油、ドライヤーお
よび湿潤剤等から成る。不乾性油(あるいは粘着
剤)は半永久的な粘着性と柔軟性を保持する目的
で使用され、ポリブテンが代表的なものであり、
他に鉱油、液状重合体、あるいは合成樹脂、ゴム
等を不揮発性油に溶解したもの等が使用される。 乾性油は、油性コーキング材の施工後、表面に
皮膜を形成し、ごみ、ほこり等の付着を防止する
目的で使用され、高粘度の植物性乾性油および合
成乾性油が代表的なものである。 ドライヤー(乾燥促進剤)は乾性油の酸化を促
進し、皮膜形成を速める作用をする。代表的なも
のは脂肪酸金属塩である。 湿潤剤は充てん剤と油脂分の分離を防止し、加
工性と全般的な流れの特長を改善するものであ
り、脂肪酸が適している。 充てん剤は炭酸カルシウム、タルク、亜鉛華、
アスベスト、変性ベントナイト等の無機粉末であ
る。 これらの成分から得られる油性コーキング材
は、施工時には柔軟な粘土状を呈しており、施工
後数日で表面に薄い皮膜を形成し、ごみやほこり
の付着を防止して美観を保つが、その内部は硬化
せず施工面に強固に付着し、長期間にわたり防水
性、気密性を維持する。 しかし、油性コーキング材の成分のうち、従来
の不乾性油は、長期間の使用または環境条件の変
化により、施工後に形成した皮膜表面にブリード
し、ごみやほこりが付着するという問題があつ
た。従来、不乾性油として好ましいものとされて
いたポリブテンにおいてもこの傾向が認められ
る。 本発明は、新規な不乾性油成分を用いることに
より従来品のごときブリードが生じないすぐれた
油性コーキング材を提供するものである。 すなわち、本発明は下記一般式(1)〜(3)で示され
る化合物から選ばれた分子量300〜398の化合物の
1種又は2種以上を必須成分として配合した油性
コーキング剤に関するものである: 式(1) (式中、Ar1はベンゼン環、Ar2,Ar3はベンゼ
ン環または炭素数1〜3のアルキル側鎖を1〜2
個有するアルキルベンゼン環で、同一または異種
のものを示す)、 式(2) (式中、Ar4はベンゼン環または炭素数1〜2
個のアルキル側鎖を1〜2個有するアルキルベン
ゼン環を示し、Ar5,Ar6はベンゼン環を示し、
Rは炭素数4〜7の直鎖または分枝鎖炭化水素残
基を示す)、 式(3) (式中、Ar7はメチルフエニルインダン残基を
示し、Ar8はベンゼン環を示す)。 式(1)〜(3)に属する代表的な化合物を例示する
と、式(1)に属する化合物として: () Ar1がフエニル基、Ar2がフエニレン基、
Ar3がメチルフエニル基であるα―メチルベン
ジル―α―メチル(メチル)ベンジル―ベンゼ
ン(分子量300)、 () Ar1がフエニル基、Ar2がフエニレン基、
Ar3がジメチルフエニル基であるα―メチルベ
ンジル―α―メチル(ジメチル)ベンジル―ベ
ンゼン(分子量314)、 () Ar1がフエニル基、Ar2がフエニレン基、
Ar3がメチルフエニル基であるα―メチルベン
ジル―α―メチル(メチルエチル)ベンジル―
ベンゼン(分子量328)、 () Ar1がフエニル基、Ar2がフエニレン基、
Ar3がイソプロピルフエニル基であるα―メチ
ルベンジル―α―メチル(イソプロピル)ベン
ジル―ベンゼン(分子量328)、 () Ar1がフエニル基、Ar2がジメチルフエニレ
ン基、Ar3がフエニル基であるビス(α―メチ
ルベンジル)―キシレン(分子量314)、 式(2)に属する化合物としては、 () 1―トリル―1,3ジフエニル―ブタン
(分子量300)、 () 1―キシリル―1,3ジフエニル―ブタン
(分子量314)、 () 1―メチルエチルフエニル―1,3―ジフ
エニル―ブタン(分子量328)、 () 1,3,5―トリフエニル―ペンタン(分
子量300)、 () 1,3,5―トリフエニル―ヘキサン(分
子量314)、 (XI) 2,4,6―トリフエニル―ヘプタン(分
子量328)、 等である。 式(3)に属する化合物としては、 (XII) Ar7が3―メチル―1―フエニルインダン、
Ar8がフエニル基である化合物(分子量312)
などがある。 つぎに、これらの化合物の製法のいくつかの例
を説明する。 スチレン、α―メチルスチレンあるいはこれら
のアルキル置換体とベンゼンあるいはアルキルベ
ンゼンとを、硫酸、陽イオン交換樹脂のような酸
性触媒の存在下で反応せしめる方法で、スチレン
とキシレンとを例にとれば、キシレン中に酸性触
媒を分散させておき、スチレンを順次加えると、
初期には1―フエニル―1―ジメチルフエニル―
エタンが生成するが、スチレンをさらに加え続け
ると、さらにスチレンが付加して()および
()が生成し、一部はスチレンがあらかじめ2
量化した後にキシレンと反応して(XII)を生成す
る。これらの混合物を減圧蒸留により精製する
と、沸点335〜390℃、粘度約700cst(100〓)の粘
稠な液体が得られる。同様にしてトルエンとスチ
レンで(),()を主とする混合物が得られ、
プラツトフオーマー等から精製分離される。C9
芳香族炭化水素とスチレンでは、式(1),(2)に属す
る分子量328の化合物((),(),()等)の
混合物が得られる。 また、スチレンの3量体の水素化物として
()が得られるし、あるいはポリスチレンを熱
分解し、その生成物の中からトリフエニルアルケ
ン類を減圧蒸留により分離し、水素化精製を行う
と、(),(),(XI)の化合物を得ることがで
きる。またはスチレンの環状2量体にスチレンが
付加して、(XII)が得られる。 上記()ないし(XI)に例示した以外の式
(1),(2)に属する化合物も、上記各種例示方法に準
じて容易に製造することができる。もちろん上記
例示の原料の種類および反応方法は式(1),(2),(3)
の化合物をこれらに限定するものではない。 上記式(1)〜(3)の化合物は分子量が高すぎると固
体になつたり、不乾性油としての作用、効果を発
揮できず、一方分子量が低すぎると低沸点、低粘
度となり、揮発しやすくなつたり、スランプが生
じるので所定の分子量のものを使用する。ただ
し、一部常温で固体の成分が存在しても混合物と
して液状であれば油性コーキング材への使用には
差支えない。 上記式(1)〜(3)の化合物の油性コーキング材組成
物における使用割合の代表例を他の成分とともに
表1に示す。
る。 油性コーキング材は建築、土木用の一般的シー
リング材のひとつであり、建築物の目地部、サツ
シ囲り、ガラスのはめ込み部、ひぢ割れ箇所など
の間隙に充てんして防水性、気密性を保つために
使用される。 油性コーキング材は通常、液状展色材(ビヒク
ル)と鉱物質充てん剤(フイラー)を主原料と
し、これらを所望配合組成で混合し、良く混練し
て得られる。また、必要に応じ適宜顔料を添加し
た各種の色のものが製造されている。 液状展色材は不乾性油、乾性油、ドライヤーお
よび湿潤剤等から成る。不乾性油(あるいは粘着
剤)は半永久的な粘着性と柔軟性を保持する目的
で使用され、ポリブテンが代表的なものであり、
他に鉱油、液状重合体、あるいは合成樹脂、ゴム
等を不揮発性油に溶解したもの等が使用される。 乾性油は、油性コーキング材の施工後、表面に
皮膜を形成し、ごみ、ほこり等の付着を防止する
目的で使用され、高粘度の植物性乾性油および合
成乾性油が代表的なものである。 ドライヤー(乾燥促進剤)は乾性油の酸化を促
進し、皮膜形成を速める作用をする。代表的なも
のは脂肪酸金属塩である。 湿潤剤は充てん剤と油脂分の分離を防止し、加
工性と全般的な流れの特長を改善するものであ
り、脂肪酸が適している。 充てん剤は炭酸カルシウム、タルク、亜鉛華、
アスベスト、変性ベントナイト等の無機粉末であ
る。 これらの成分から得られる油性コーキング材
は、施工時には柔軟な粘土状を呈しており、施工
後数日で表面に薄い皮膜を形成し、ごみやほこり
の付着を防止して美観を保つが、その内部は硬化
せず施工面に強固に付着し、長期間にわたり防水
性、気密性を維持する。 しかし、油性コーキング材の成分のうち、従来
の不乾性油は、長期間の使用または環境条件の変
化により、施工後に形成した皮膜表面にブリード
し、ごみやほこりが付着するという問題があつ
た。従来、不乾性油として好ましいものとされて
いたポリブテンにおいてもこの傾向が認められ
る。 本発明は、新規な不乾性油成分を用いることに
より従来品のごときブリードが生じないすぐれた
油性コーキング材を提供するものである。 すなわち、本発明は下記一般式(1)〜(3)で示され
る化合物から選ばれた分子量300〜398の化合物の
1種又は2種以上を必須成分として配合した油性
コーキング剤に関するものである: 式(1) (式中、Ar1はベンゼン環、Ar2,Ar3はベンゼ
ン環または炭素数1〜3のアルキル側鎖を1〜2
個有するアルキルベンゼン環で、同一または異種
のものを示す)、 式(2) (式中、Ar4はベンゼン環または炭素数1〜2
個のアルキル側鎖を1〜2個有するアルキルベン
ゼン環を示し、Ar5,Ar6はベンゼン環を示し、
Rは炭素数4〜7の直鎖または分枝鎖炭化水素残
基を示す)、 式(3) (式中、Ar7はメチルフエニルインダン残基を
示し、Ar8はベンゼン環を示す)。 式(1)〜(3)に属する代表的な化合物を例示する
と、式(1)に属する化合物として: () Ar1がフエニル基、Ar2がフエニレン基、
Ar3がメチルフエニル基であるα―メチルベン
ジル―α―メチル(メチル)ベンジル―ベンゼ
ン(分子量300)、 () Ar1がフエニル基、Ar2がフエニレン基、
Ar3がジメチルフエニル基であるα―メチルベ
ンジル―α―メチル(ジメチル)ベンジル―ベ
ンゼン(分子量314)、 () Ar1がフエニル基、Ar2がフエニレン基、
Ar3がメチルフエニル基であるα―メチルベン
ジル―α―メチル(メチルエチル)ベンジル―
ベンゼン(分子量328)、 () Ar1がフエニル基、Ar2がフエニレン基、
Ar3がイソプロピルフエニル基であるα―メチ
ルベンジル―α―メチル(イソプロピル)ベン
ジル―ベンゼン(分子量328)、 () Ar1がフエニル基、Ar2がジメチルフエニレ
ン基、Ar3がフエニル基であるビス(α―メチ
ルベンジル)―キシレン(分子量314)、 式(2)に属する化合物としては、 () 1―トリル―1,3ジフエニル―ブタン
(分子量300)、 () 1―キシリル―1,3ジフエニル―ブタン
(分子量314)、 () 1―メチルエチルフエニル―1,3―ジフ
エニル―ブタン(分子量328)、 () 1,3,5―トリフエニル―ペンタン(分
子量300)、 () 1,3,5―トリフエニル―ヘキサン(分
子量314)、 (XI) 2,4,6―トリフエニル―ヘプタン(分
子量328)、 等である。 式(3)に属する化合物としては、 (XII) Ar7が3―メチル―1―フエニルインダン、
Ar8がフエニル基である化合物(分子量312)
などがある。 つぎに、これらの化合物の製法のいくつかの例
を説明する。 スチレン、α―メチルスチレンあるいはこれら
のアルキル置換体とベンゼンあるいはアルキルベ
ンゼンとを、硫酸、陽イオン交換樹脂のような酸
性触媒の存在下で反応せしめる方法で、スチレン
とキシレンとを例にとれば、キシレン中に酸性触
媒を分散させておき、スチレンを順次加えると、
初期には1―フエニル―1―ジメチルフエニル―
エタンが生成するが、スチレンをさらに加え続け
ると、さらにスチレンが付加して()および
()が生成し、一部はスチレンがあらかじめ2
量化した後にキシレンと反応して(XII)を生成す
る。これらの混合物を減圧蒸留により精製する
と、沸点335〜390℃、粘度約700cst(100〓)の粘
稠な液体が得られる。同様にしてトルエンとスチ
レンで(),()を主とする混合物が得られ、
プラツトフオーマー等から精製分離される。C9
芳香族炭化水素とスチレンでは、式(1),(2)に属す
る分子量328の化合物((),(),()等)の
混合物が得られる。 また、スチレンの3量体の水素化物として
()が得られるし、あるいはポリスチレンを熱
分解し、その生成物の中からトリフエニルアルケ
ン類を減圧蒸留により分離し、水素化精製を行う
と、(),(),(XI)の化合物を得ることがで
きる。またはスチレンの環状2量体にスチレンが
付加して、(XII)が得られる。 上記()ないし(XI)に例示した以外の式
(1),(2)に属する化合物も、上記各種例示方法に準
じて容易に製造することができる。もちろん上記
例示の原料の種類および反応方法は式(1),(2),(3)
の化合物をこれらに限定するものではない。 上記式(1)〜(3)の化合物は分子量が高すぎると固
体になつたり、不乾性油としての作用、効果を発
揮できず、一方分子量が低すぎると低沸点、低粘
度となり、揮発しやすくなつたり、スランプが生
じるので所定の分子量のものを使用する。ただ
し、一部常温で固体の成分が存在しても混合物と
して液状であれば油性コーキング材への使用には
差支えない。 上記式(1)〜(3)の化合物の油性コーキング材組成
物における使用割合の代表例を他の成分とともに
表1に示す。
【表】
本発明の油性コーキング材組成物の他の成分は
以下のごときものが代表的である。 乾性油には植物性乾性油、油変性アルキツド樹
脂とその混合物、および液状ポリブタジエンなど
がある。 植物性乾性油としてはアマニ油、桐油、大豆
油、サフラワー油などのような油とそれらの熱重
合物およびその混合物等があげられる。 油変性アルキツド樹脂としては大豆油変性、サ
フラワー油変性、アマニ油変性などのような長油
型油変性アルキツド樹脂が代表的なものである。 乾燥促進剤としては鉛、マンガン、コバルト、
鉄、カルシウム、亜鉛など金属とロジン酸、ナフ
テン酸またはオクテン酸などの脂肪酸との塩であ
る金属石けん等が代表的なものである。 高級脂肪酸(湿潤剤)は大豆油脂肪酸、オレイ
ン酸、ステアリン酸などである。 表面処理していない充てん剤とは、炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、酸化チタン、アスベス
ト、無水けい酸、酸化亜鉛などである。 表面処理した充てん剤とは、炭酸カルシウムま
たは炭酸カルシウム・マグネシウム複合塩の0.01
〜5ミクロン、好ましくは沈降法による0.03ミク
ロンないし0.5ミクロンの粒子に脂肪酸、樹脂酸、
脂肪酸石けん、樹脂酸石けん、あるいは界面活性
剤を0.5〜15%添加することによつて表面処理し
たものである。表面処理した充てん剤を使用する
ことは、油性コーキング材の保油性、スランプの
改良に効果的である。 上記式(1)〜(3)の化合物の他に従来公知の不乾性
油成分または粘着剤成分を適宜混合して使用する
こともできる。たとえば、ポリブテン、ブチルゴ
ム、アスフアルト、鉱物性不乾性油、植物性不乾
性油、石油樹脂、ゴム分等である。 上記のごとき油性コーキング材組成物において
上記式(1)〜(3)の化合物は、乾性油との相溶性にき
わめてすぐれており、したがつてブリード現象は
認められない。また、上記式(1)〜(3)の化合物は化
学構造上安定であり、半永久的に柔軟性を失なわ
ず、電気絶縁性が良好であり、無色であり、顔料
の変質を生ぜず、充てん剤とのぬれも良好であ
る。 以下、本発明において使用する一般式(1)〜(3)の
化合物の製造例、実施例および比較例を示し、本
発明をさらに詳細に説明する。 化合物の製造例 1 オルソキシレンとスチレンとをモル比1:2で
95%硫酸触媒(炭化水素3に対し、1の重量比)
存在下、15℃で反応させて得られた留分から精密
蒸留することによつて340〜385℃の蒸留範囲で粘
稠な液体が得られた。これは平均分子量314の前
記式(1)および(2)に属する化合物である前記式
(),(),(XII)の化合物を主成分とし、一部
式(3)に属する化合物(XII)を含んでいる混合物で
あることをガスクロマトグラフとNMRで確認し
た。 化合物の製造例 2 C8芳香族留分(オルソキシレン32.8%、メタキ
シレン37.6%、パラキシレン19.6%、エチルベン
ゼン10.0%)とスチレンとを硫酸触媒存在下に反
応させて粘稠な液体が得られた。これは、ガスク
ロマトグラフとNMRで平均分子量314の式
(),(),(XII)の化合物およびこれらのジメ
チルフエニル基がエチルフエニル基、ジメチルフ
エニレン基がエチルフエニレン基に置換した化合
物の混合物であることを確認した。 化合物の製造例 3 プラツトフオーマーから精製分離されたC9芳
香族炭化水素とスチレンとを硫酸触媒存在下で製
造例1と同様にして反応させて得られた分子量
328の化合物の混合物(式(),(),()を
主成分とする混合物)。 化合物の製造例 4 ポリスチレンを溶融状態で減圧下に熱分解(約
340℃)し、得られた分解油を減圧蒸留して沸点
範囲208〜212℃/2.5mmHgのスチレン三量体を主
成分とする留分を得、これをパラジウム触媒存在
下、水素圧20Kg/cm2、120℃で水素添加して得ら
れた粘度87cst(100〓)、流動点−12.5の、式
(),(),(XI)の化合物を主成分とする液体。 実施例1〜2および比較例1 表2に示す配合処方に従い常温に於てニーダー
で均一になるまで良く混練し、油性コーキング材
を得た。実施例1では製造例4の、実施例2では
製造例2の液体をそれぞれ用いた。この油性コー
キング材の性能をJISA5751に従つて試験を行つ
たところ下記の表3に示す結果が得られた。なお
JISに規定されていない試験項目の試験方法は注
記した通りである。
以下のごときものが代表的である。 乾性油には植物性乾性油、油変性アルキツド樹
脂とその混合物、および液状ポリブタジエンなど
がある。 植物性乾性油としてはアマニ油、桐油、大豆
油、サフラワー油などのような油とそれらの熱重
合物およびその混合物等があげられる。 油変性アルキツド樹脂としては大豆油変性、サ
フラワー油変性、アマニ油変性などのような長油
型油変性アルキツド樹脂が代表的なものである。 乾燥促進剤としては鉛、マンガン、コバルト、
鉄、カルシウム、亜鉛など金属とロジン酸、ナフ
テン酸またはオクテン酸などの脂肪酸との塩であ
る金属石けん等が代表的なものである。 高級脂肪酸(湿潤剤)は大豆油脂肪酸、オレイ
ン酸、ステアリン酸などである。 表面処理していない充てん剤とは、炭酸カルシ
ウム、タルク、クレー、酸化チタン、アスベス
ト、無水けい酸、酸化亜鉛などである。 表面処理した充てん剤とは、炭酸カルシウムま
たは炭酸カルシウム・マグネシウム複合塩の0.01
〜5ミクロン、好ましくは沈降法による0.03ミク
ロンないし0.5ミクロンの粒子に脂肪酸、樹脂酸、
脂肪酸石けん、樹脂酸石けん、あるいは界面活性
剤を0.5〜15%添加することによつて表面処理し
たものである。表面処理した充てん剤を使用する
ことは、油性コーキング材の保油性、スランプの
改良に効果的である。 上記式(1)〜(3)の化合物の他に従来公知の不乾性
油成分または粘着剤成分を適宜混合して使用する
こともできる。たとえば、ポリブテン、ブチルゴ
ム、アスフアルト、鉱物性不乾性油、植物性不乾
性油、石油樹脂、ゴム分等である。 上記のごとき油性コーキング材組成物において
上記式(1)〜(3)の化合物は、乾性油との相溶性にき
わめてすぐれており、したがつてブリード現象は
認められない。また、上記式(1)〜(3)の化合物は化
学構造上安定であり、半永久的に柔軟性を失なわ
ず、電気絶縁性が良好であり、無色であり、顔料
の変質を生ぜず、充てん剤とのぬれも良好であ
る。 以下、本発明において使用する一般式(1)〜(3)の
化合物の製造例、実施例および比較例を示し、本
発明をさらに詳細に説明する。 化合物の製造例 1 オルソキシレンとスチレンとをモル比1:2で
95%硫酸触媒(炭化水素3に対し、1の重量比)
存在下、15℃で反応させて得られた留分から精密
蒸留することによつて340〜385℃の蒸留範囲で粘
稠な液体が得られた。これは平均分子量314の前
記式(1)および(2)に属する化合物である前記式
(),(),(XII)の化合物を主成分とし、一部
式(3)に属する化合物(XII)を含んでいる混合物で
あることをガスクロマトグラフとNMRで確認し
た。 化合物の製造例 2 C8芳香族留分(オルソキシレン32.8%、メタキ
シレン37.6%、パラキシレン19.6%、エチルベン
ゼン10.0%)とスチレンとを硫酸触媒存在下に反
応させて粘稠な液体が得られた。これは、ガスク
ロマトグラフとNMRで平均分子量314の式
(),(),(XII)の化合物およびこれらのジメ
チルフエニル基がエチルフエニル基、ジメチルフ
エニレン基がエチルフエニレン基に置換した化合
物の混合物であることを確認した。 化合物の製造例 3 プラツトフオーマーから精製分離されたC9芳
香族炭化水素とスチレンとを硫酸触媒存在下で製
造例1と同様にして反応させて得られた分子量
328の化合物の混合物(式(),(),()を
主成分とする混合物)。 化合物の製造例 4 ポリスチレンを溶融状態で減圧下に熱分解(約
340℃)し、得られた分解油を減圧蒸留して沸点
範囲208〜212℃/2.5mmHgのスチレン三量体を主
成分とする留分を得、これをパラジウム触媒存在
下、水素圧20Kg/cm2、120℃で水素添加して得ら
れた粘度87cst(100〓)、流動点−12.5の、式
(),(),(XI)の化合物を主成分とする液体。 実施例1〜2および比較例1 表2に示す配合処方に従い常温に於てニーダー
で均一になるまで良く混練し、油性コーキング材
を得た。実施例1では製造例4の、実施例2では
製造例2の液体をそれぞれ用いた。この油性コー
キング材の性能をJISA5751に従つて試験を行つ
たところ下記の表3に示す結果が得られた。なお
JISに規定されていない試験項目の試験方法は注
記した通りである。
【表】
【表】
【表】
本比較例では一般式(1)〜(3)の化合物に近い粘度
のポリブテンを選び液状展色材と鉱物質充てん剤
の混合割合を変えた場合の性能を比較したもので
ある。表3に示したように一般式(1)〜(3)の化合物
を配合した油性コーキング材はポリブテンを配合
したものと比べ保油性およびブリード性に於て良
好な結果が得られた。 実施例3,4および比較例2〜3 表4に示す配合処方に従い常温に於てニーダー
で均一になるまで良く混練し、油性コーキング材
を得た。性能試験は実施例1に同じ。得られた試
験結果を表5に示した。
のポリブテンを選び液状展色材と鉱物質充てん剤
の混合割合を変えた場合の性能を比較したもので
ある。表3に示したように一般式(1)〜(3)の化合物
を配合した油性コーキング材はポリブテンを配合
したものと比べ保油性およびブリード性に於て良
好な結果が得られた。 実施例3,4および比較例2〜3 表4に示す配合処方に従い常温に於てニーダー
で均一になるまで良く混練し、油性コーキング材
を得た。性能試験は実施例1に同じ。得られた試
験結果を表5に示した。
【表】
【表】
実施例3では製造例1の液体を、実施例4では
製造例3の液体と一般の不乾性油であるポリブテ
ンとを併用して用い、比較例では一般式(1)〜(3)の
化合物に近い粘度のポリブテンおよび比較的粘度
がそれより高いポリブテンを選び性能比較を行つ
たものである。表5より明らかなように不乾性油
としてポリブテンのみを配合したものは粘度に関
係なくブリードが認められた。 以上のように一般式(1)〜(3)で示される化合物を
配合して得られた油性コーキング材はポリブテン
のみを配合して得られたものと比べてブリードの
無い良好な結果が得られており長期間使用しても
ごみやほこりを付着せずきれいな表面を維持する
ことのできるものである。
製造例3の液体と一般の不乾性油であるポリブテ
ンとを併用して用い、比較例では一般式(1)〜(3)の
化合物に近い粘度のポリブテンおよび比較的粘度
がそれより高いポリブテンを選び性能比較を行つ
たものである。表5より明らかなように不乾性油
としてポリブテンのみを配合したものは粘度に関
係なくブリードが認められた。 以上のように一般式(1)〜(3)で示される化合物を
配合して得られた油性コーキング材はポリブテン
のみを配合して得られたものと比べてブリードの
無い良好な結果が得られており長期間使用しても
ごみやほこりを付着せずきれいな表面を維持する
ことのできるものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(1)〜(3) 式(1) (式中、Ar1はベンゼン環、Ar2,Ar3はベンゼ
ン環または炭素数1〜3のアルキル側鎖を1〜2
個有するアルキルベンゼン環で、同一または異種
のものを示す)、 式(2) (式中、Ar4はベンゼン環または炭素数1〜2
個のアルキル側鎖を1〜2個有するアルキルベン
ゼン環を示し、Ar5,Ar6はベンゼン環を示し、
Rは炭素数4〜7の直鎖または分枝鎖炭化水素残
基を示す)、 式(3) (式中、Ar7はメチルフエニルインダン残基を
示し、Ar8はベンゼン基を示す) にて表わされる化合物群から選択された分子量
300〜398の化合物の一種または二種以上を必須成
分として2〜50重量%配合されて成る油性コーキ
ング材組成物。 2 式(1)においてAr2,Ar3のいずれかがベンゼ
ン環である特許請求の範囲第1項記載の油性コー
キング材組成物。 3 式(2)の化合物が1―アルキルフエニル―1,
3―ジフエニルブタンである特許請求の範囲第1
項記載の油性コーキング材組成物。 4 式(3)においてAr7が3―メチル―1―フエニ
ルインダン残基である特許請求の範囲第1項記載
の油性コーキング材組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2651379A JPS55118986A (en) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | Oil chaulking composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2651379A JPS55118986A (en) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | Oil chaulking composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55118986A JPS55118986A (en) | 1980-09-12 |
| JPH0116875B2 true JPH0116875B2 (ja) | 1989-03-28 |
Family
ID=12195549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2651379A Granted JPS55118986A (en) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | Oil chaulking composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55118986A (ja) |
-
1979
- 1979-03-07 JP JP2651379A patent/JPS55118986A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55118986A (en) | 1980-09-12 |
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