JPH01168813A - プレス加工性の優れた高強度熱延薄鋼板の製造方法 - Google Patents
プレス加工性の優れた高強度熱延薄鋼板の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は熱延鋼板の製造に係り、特に自動車のバンパー
ビームなどの成形に適した板厚2.311I11以下、
引張強さ70kgf/+i♂以上の高強度熱延薄鋼板の
製造方法に関するものである。 (従来の技術) 自動車のバンパインナ、バンパステーなどのバンパ補強
部材としては、従来、板厚が1.6〜2゜0msで引張
強さ60 kgf / ms+”以下の熱延或いは冷延
鋼板が多く使用されていたが、走行燃費の節減の要求に
基づく車体重量軽減の観点から、より高強度で且つより
薄肉の鋼板の要求が強まってきた。 最近では、1.2m+a厚の80kgf/112級熱延
鋼板の要求もみられるようになり、材料供給側での製品
開発の大きな課題になっている。 (発明が解決しようとする間層点) かぎる高強度熱延薄鋼板を製造するには種々の方法があ
るが、いずれも以下のような問題がある。 ■まず、熱間圧延のみによる方法があるが、熱間圧延ま
まで最終製品とする場合、コイルの板幅及び長手方向の
品質のバラツキが極めて大きくなるほか、薄物材を高速
圧延することによる鋼板の平坦度不良が挙げられる。こ
のような理由により、現在実用に供されている薄鋼板は
60kgf/+m■2級までであり、しかもアマチャバ
ンパ用など車の幅に相当する広幅の薄物コイルを安定し
て製造するには60kgf/ms+”級鋼板でも極めて
困難である。 ■次に、熱延コイルを熱処理して製造する方法として、
連続焼鈍による方法がある。この方法に関する特許出願
は数多くなされているが、いずれも銅帯を高温加熱後急
冷することによってマルテンサイトを含む低温変態生成
物を生せしめることにより、低降伏比で伸びの優れた鋼
板を製造するものである。これらの方法で得られる鋼板
の強度レベルも引張強さ70kgf/+am”以下であ
る。この点に関し、更に詳しく分類すると、最終製品の
組織をフェライト・マルテンサイトとして鋼板に・優れ
た伸びを付与する連続焼鈍に関する提案として、米国特
許第4067756号、同4159号、特開昭54−1
63719号、特開昭55−38980号、特開昭55
−104429号、特開昭56−84419号、特開昭
56−139620号、特開昭56−35718号、特
開昭56−146826号、特開昭57−60053号
、特開昭57−145929号などがある。これらはい
ずれも伸びの向上或いは低降伏比とすることによる成形
物の形状凍結性の向上に関するものである。 また、高温加熱後の急冷によってフェライト中に過飽和
に固溶するCをプレス加工後の時効硬化に応用した提案
として、特開昭51−39524号、特開昭56−87
626号などがある。これらは時効に伴う転位の固着、
セメンタイトの析出による降伏強度の上昇を意図したも
のである。 以上述べたように、これまで報告されている連続焼鈍タ
イプの高強度熱延鋼板は、伸びとの相関が強い張出し成
形性の向上を指向するものが殆どであった。 一方、引張強さが70kgf/++u++2以上の鋼板
では、従来のより低強度の鋼板と異なり、張出し成形性
などの均一変形能と、伸びフランジ加工性、曲げ加工性
などの局部変形能との両立が極めて困難となり、プレス
成形用途に応じた品質の作りこみが必要となっている。 前述のバンパ補強部材は厳しい曲げ加工がなされるため
、局部変形能の優れた鋼板が求められ、アマチャバンバ
などのように1体形のプレス成形部材では優れた局部変
形能のほか、浅絞り成形に耐える成る程度の均一変形能
を有する鋼板が必要となる。これらのユーザ要求に対し
、従来の連続焼鈍タイプの熱延鋼板の設計思想に基づい
て製造されたより高強度の熱延薄鋼板では、プレス成形
における割れ発生などの不良の間・題を十分解決し得な
い。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、連続焼鈍によって製造する高強度熱
延薄鋼板の曲げ加工性、伸びフランジ加工性などのプレ
ス加工性を向上し得る方法を提供することを目的とする
ものである。 (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者は、従来の方法とは
別の観点から特に局部変形能を向上できる方法について
鋭意研究を重ねた結果、連続焼鈍において過時効処理を
施すことにより可能であることを見出したものである。 すなわち、本発明は、C:0.10〜0.25%、Si
:2%以下、Mn:1.Q〜2.5%(但し、C+11
5Mn≧0.40%)、P:0.10%以下、S:0゜
015%以下及び5ofiAn:O,O1〜O,10%
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物よりなる鋼を
800℃以上の仕上温度で熱間圧延して700℃以下の
温度で巻取り、続く連続焼鈍では該鋼帯を780〜90
0℃の範囲の温度で1〜5分加熱してから、750〜5
50℃の領域まで5〜b 次いで300〜500℃で1〜10分の間再加熱するこ
とにより、フェライトと体積率30%以上の主としてマ
ルテンサイトからなる低温変態相で構成される組織を有
し、引張強さ70 kgf/ m+s”以上を有する熱
延薄鋼板を得ることを特徴とするプレス加工性の優れた
高強度熱延薄鋼板の製造方法を要旨とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 曲げ加工性、伸びフランジ加工性などの局部変形能の優
れた複合組織高強度鋼板を製造するためには、フェライ
ト、マルテンサイトなどの各相がプレス成形時の塑性変
形に十分追随し得るような作りこみが重要である。 一般には材料の変形が進行するとフェライトと第2相と
の界面にボイドが発生し、それが互いに連結して破断に
至る。ボイド発生の難易度はフェライト粒径、面積率な
どに影響されるが、最も大きく影響するのはフェライト
と第2相の硬さの相違である。 このような観点から1本発明者は、まず、連続焼鈍設備
の過時効帯の温度を大幅に変化させて熱延鋼板を連続焼
鈍する基礎実験を実施し、強度とプレス成形性との関係
を調査した。 すなわち、0.12%G−0.23%5i−L、71%
Mn系AQキルド鋼を仕上温度900”Cにて2 、6
+u+厚に熱間圧延し、シャワー冷却の後、630℃
で巻取った。この鋼板を1.6+wm厚に機械研削して
表裏面のスケール及び疵を除去した後。 以下の条件の連続焼鈍シミュレーション熱処理に供した
。該条件としては、鋼板を850℃のソルトバスに1.
5分間浸漬し、約15℃/Bの冷却速度で500〜75
0℃の温度まで冷却した後、水焼入れし、次いで200
〜500℃の温度に保持したソルトバス中に3分間浸漬
して空冷した。 材質調査“としてJISS号試験片による引張試験及び
10膳鳳φポンチ打抜き穴試験片による穴広げ試験を行
った。その調査結果を第1図に示す。 なお、第1図は、引張強さ(TS)と伸び(EΩ)及び
穴広げ率(λ)との関係が水焼入れ開始温度(Tq)及
び過時効処理温度(To)によってどのように変化する
のかを示している。 同図において、全体として高い温度から水焼入れした鋼
板はど高い引張強さを示しているが、過時効処理温度に
よって強度レベルが大きく変化している0図中に示す等
TSxEQ曲線及び等TS×λ曲線より判断して、TS
−EΩバランスは過時効処理温度の上昇につれて劣化し
ているが、TS−λバランスは過時効処理温度の上昇に
つれて向上していることがわかる。特に300℃以上で
のTS−λバランスの向上が顕著である。また。 水焼入れ開始温度もTSとEΩ及びλとのバランスに大
きく影響しており、TS−λバランスは高温から焼入れ
だ鋼板でより優れている。 以上のことがらTS−λバランスを向上させる連続焼鈍
条件としては、TS−EΩバランス向上の場合と全く異
なり、生成する第2相をより多くしくすなわち、より高
温から水焼入れし)、シかも第2相をより軟らかくする
(すなわち、より高温で過時効処理する)のが盟ましい
、この条件はフェライトと第2相の硬さの相違を小さく
することに作用するものであり、前述の塑性変形時のボ
イド発生を抑制する結果、穴広げ率で代表される局。 部変形能の向上をもたらすものと考えられる。 本発明は、このような基礎実験に基づき、更に詳細に実
験を重ねてなされたものであり、従来の複合組織高強度
熱延鋼板に比較して、更に優れた特性を有する同熱延薄
鋼板の製造方法を確立することに成功したのである。特
に、これまで報告されている同熱延鋼板の提案において
は、連続焼鈍の過時効処理による第2相の物性変化に言
及しているものが皆無であることからも、本発明の独自
性が理解される。 以下に本発明の限定条件及び限定理由を示す。 まず、本発明における化学成分の限定理由は次のとおり
である。 Cは連続焼鈍時の水焼入れによるマルテンサイト生成に
不可欠の元素であり、過時効処理後の最終製品で70
kgf / am”以上の引張強さを確保するためには
0.10%以上とする必要がある。一方、0.25%を
超える多量のCはスポット溶接性を劣化させるため、好
ましくない、したがって、C量は0.10〜0.25%
の範囲とする。 Siはフェライト・パーライト鋼のみでなく、複合組織
鋼においても有効な強化元素である。しかし、2%を超
える多量の添加はスラブの柱状晶の粗大化を招き、スラ
ブを脆化させるため、好ましくない、したがって、Si
量は2%以下とする。 Mnは、Cと同様、連続焼鈍による変態組織の生成を促
進させる元素であり、高強度鋼板の製造に極めて重要で
ある。しかし、少量のMnでは変態組織強化が十分でな
いため、少なくとも1.0%以上が必要である。一方、
2.5%を超える多量のMnはスポット溶接性を劣化さ
せ、製造コストの上昇をもたらすので好ましくない、し
たがって、Mn量は1.0〜2.5%の範囲とする。 但し、引張強さが70kgf/m■2以上の高強度鋼板
を得るためには、CとMnの量の和、すなりち、C+1
15Mnを0.40%以上とする必要があり。 これにより、高強度を安定して作りこむことができる。 Pは鋼の強化元素及び耐食性向上元素として有効である
0通常、0.015%程度のPは不可避的に鋼に含有し
ているが、多量の含有はスポット溶接性を劣化させるほ
か、鋼を脆化させるので好ましくない、したがって、P
量は0.10%以下に抑制する。 Sは硫化物系介在物による鋼のプレス成形性劣化を配慮
して、0.015%以下に規制する。 5oQAΩは本発明での材質制御に直接関係しないが、
製鋼技術上の観点から、AQキルド鋼を安定して製造す
るために、AΩ量は0.01〜0.10%の範囲とする
。 なお、プレス成形性、耐食性などの向上を目的としてC
r、Ni、Cuをそれぞれ0.3%以下の範囲で1種又
は2種以上添加してもよく、更には、Zr、Ca、RE
Mなどの非金属介在物形態制御元素をそれぞれ0.1%
以下の範囲で1種又は2種以上添加してもよい。 次に1本発明における製造条件について説明する。 上記化学成分を有する鋼は、常法により溶解、鋳造し、
熱間圧延を行うが、熱間圧延では、ます熱延仕上温度を
800℃以上とする必要がある。 軽度の2相域圧延は本発明鋼のように比較的多量のC,
Mn、を含む場合、粗大粒の生成或いは混粒が生じても
最終製品の材質を大きく劣化させることはない、しかし
、800℃未満になると、1゜21謹厚などの薄物で1
200−mを超える広幅の鋼板では板形状の劣化が大き
くなるので、好ましくない。 コイル巻取温度は特に規定しない0通常、2゜3■厚以
下の薄鋼板は仕上圧延後20℃/S以上の平均冷却速度
で冷却してコイルに巻取られるため1本発明鋼のような
化学成分の鋼では熱延ままの状態で微細粒が得られるか
らである。但し、巻取温度が700℃を超えると酸洗性
に問題を生じるので、700℃以下とする。 熱間圧延後、連続焼鈍を施すが、本発明では。 過時効処理を含む連続焼鈍を特定の条件で行うものであ
り、鋼板を780〜900℃の温度に1〜5分加熱して
から750〜550’Cの範囲まで5〜b し、次いで、300〜500℃で1〜10分間再加熱す
る必要がある。 本発明鋼は主として厳しい曲げ加工性が求められる部品
への適用を考慮したものであるが、一般のプレス成形に
おいては、ある程度の絞り成形及び張出し成形などが複
合する場合が多いことから水焼入れ前の徐冷によるフェ
ライト生成が必要となる。熱延鋼板の焼鈍時のオーステ
ナイト化の挙動は、本発明者の実験によると、冷延鋼板
の場合より遅れることがあり、冷延鋼板とは異なる連続
焼鈍条件を規定する必要がある。 すなわち、本発明鋼板の場合、オーステナイト化を十分
図るためには780℃以上の温度にて1分以上均熱する
必要がある。しかし、高温度での長時間加熱は生産性を
低下させるため900℃×5分を上限とする。均熱復水
焼入れまでの冷却は最終製品の強度レベルの制御を目的
としているが、冷却速度が過少では通板速度が低下して
生産性が劣化し、過大では水焼入れ温度の管理精度が低
下するため、5〜b する。また、750’Cを超える高温より水焼入れする
と、本発明鋼板の場合1反りが大きくなってすり疵など
が発生する原因となり、また550℃未満の温度からの
焼入れでは最終製品で十分な強度が得られないほか1通
板速度低下による生産性低下などの問題を生じ、好まし
くない。 水焼入れした鋼板は、フェライトのほか硬いマルテンサ
イトが生成していることから、曲げ加工性は低下してい
る。そのため、マルテンサイトを焼戻すことによって曲
げ加工性などの局部変形能を向上させるためには再加熱
処理が不可欠である。 300℃×1分未満ではその効果が不十分であり、50
0℃×1o分を超える加熱ではエネルギー損失が大きく
なって生産性も低下する弊害があるので、300〜50
0℃で1〜10分の加熱条件とする。 なお、上述の連続焼鈍条件によって材質のバラツキの少
ない高強度鋼板を安定して製造するためには、板厚は2
.3■腫以下が望ましい。 また1本発明鋼は熱延ままコイルを酸洗後、連続焼鈍に
供して製造するものであるが1表面の状態を冷延鋼板の
それに近づける目的で連続焼鈍の前或いは後にスキンパ
ス圧延を実施しても差し支えない。また、連続焼鈍後の
鋼板に電気めっきを施してもよい。 以上の製造プロセスにより、得られる組織はフェライト
と、体積率30%以上の主として焼戻しマルテンサイト
からなる低温変態相とで構成され、引張強さは70 k
gf / mid”以上が得られる。 この点、熱延後の連続焼鈍によって製造する良加工性熱
延鋼板に関するこれまでの提案では、伸びの向上のみを
主体としたものであったために。 鋼板の第2相面積率は30%以下に制御するものがほと
んどであったが、本発明のような高強度鋼板で、しかも
焼戻しマルテンサイトの活用によって局部変形能を大幅
に向上させるためには30%以上の第2相が必要である
。なお、フェライトと共存する第2相の量の上限は特に
規定しないが、伸び値とのバランスを考慮すると80%
が常識的な値と考えられる。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) 第1表に示す化学成分を有する鋼を溶解、鋳造し、皮削
り及び鍛造を行った後、1200℃に加熱し、仕上温度
850℃、巻取温度600℃として2 、6 a層厚に
熱間圧延した。引き続き、表裏面を機械研削して1.6
mm厚鋼板とし1次の連続焼鈍シミュレーション熱処理
に供した。すなわち。 鋼板を850℃のソルトバスに1.5分間浸漬した後、
約15℃/Sの冷却速度で650℃まで冷却し、水焼入
れした6次いで400℃に保持したソルトバス中に3分
間浸漬して空冷した。 比較のため、一部の鋼板については、低温焼鈍(700
’C)、低温(400℃)よりの水焼入れ及び低温(2
00℃)での過時効処理を実施した。 得られた熱処理鋼板について、JISS号引張試験片に
よる引張試験及び穴広げ試験を実施した。 また第2相の面積率を測定した。それらの結果を同表に
併記する。 同表より1本発明の条件を満足する鋼板は、フェライト
と30%以上の主として焼戻しマルテンサイトからなり
、いずれも過時効処理による引張強さ(TS)と穴広げ
率(λ)とのバランス−(TSXλ)の向上が顕著であ
り、 70kgf/am”を超える高強度で、しかも局
部変形能が極めて優れていることが明白である。 一方、低温焼鈍で低温から焼入れした比較例翫4では高
強度が得られず、また低温での過時効処理の比較例Pk
L3では高強度であるものの(TSXλ)バランスが劣
っている。なお、比較例島1はC及びC+115Mnが
少ないために高強度が得られていない。
ビームなどの成形に適した板厚2.311I11以下、
引張強さ70kgf/+i♂以上の高強度熱延薄鋼板の
製造方法に関するものである。 (従来の技術) 自動車のバンパインナ、バンパステーなどのバンパ補強
部材としては、従来、板厚が1.6〜2゜0msで引張
強さ60 kgf / ms+”以下の熱延或いは冷延
鋼板が多く使用されていたが、走行燃費の節減の要求に
基づく車体重量軽減の観点から、より高強度で且つより
薄肉の鋼板の要求が強まってきた。 最近では、1.2m+a厚の80kgf/112級熱延
鋼板の要求もみられるようになり、材料供給側での製品
開発の大きな課題になっている。 (発明が解決しようとする間層点) かぎる高強度熱延薄鋼板を製造するには種々の方法があ
るが、いずれも以下のような問題がある。 ■まず、熱間圧延のみによる方法があるが、熱間圧延ま
まで最終製品とする場合、コイルの板幅及び長手方向の
品質のバラツキが極めて大きくなるほか、薄物材を高速
圧延することによる鋼板の平坦度不良が挙げられる。こ
のような理由により、現在実用に供されている薄鋼板は
60kgf/+m■2級までであり、しかもアマチャバ
ンパ用など車の幅に相当する広幅の薄物コイルを安定し
て製造するには60kgf/ms+”級鋼板でも極めて
困難である。 ■次に、熱延コイルを熱処理して製造する方法として、
連続焼鈍による方法がある。この方法に関する特許出願
は数多くなされているが、いずれも銅帯を高温加熱後急
冷することによってマルテンサイトを含む低温変態生成
物を生せしめることにより、低降伏比で伸びの優れた鋼
板を製造するものである。これらの方法で得られる鋼板
の強度レベルも引張強さ70kgf/+am”以下であ
る。この点に関し、更に詳しく分類すると、最終製品の
組織をフェライト・マルテンサイトとして鋼板に・優れ
た伸びを付与する連続焼鈍に関する提案として、米国特
許第4067756号、同4159号、特開昭54−1
63719号、特開昭55−38980号、特開昭55
−104429号、特開昭56−84419号、特開昭
56−139620号、特開昭56−35718号、特
開昭56−146826号、特開昭57−60053号
、特開昭57−145929号などがある。これらはい
ずれも伸びの向上或いは低降伏比とすることによる成形
物の形状凍結性の向上に関するものである。 また、高温加熱後の急冷によってフェライト中に過飽和
に固溶するCをプレス加工後の時効硬化に応用した提案
として、特開昭51−39524号、特開昭56−87
626号などがある。これらは時効に伴う転位の固着、
セメンタイトの析出による降伏強度の上昇を意図したも
のである。 以上述べたように、これまで報告されている連続焼鈍タ
イプの高強度熱延鋼板は、伸びとの相関が強い張出し成
形性の向上を指向するものが殆どであった。 一方、引張強さが70kgf/++u++2以上の鋼板
では、従来のより低強度の鋼板と異なり、張出し成形性
などの均一変形能と、伸びフランジ加工性、曲げ加工性
などの局部変形能との両立が極めて困難となり、プレス
成形用途に応じた品質の作りこみが必要となっている。 前述のバンパ補強部材は厳しい曲げ加工がなされるため
、局部変形能の優れた鋼板が求められ、アマチャバンバ
などのように1体形のプレス成形部材では優れた局部変
形能のほか、浅絞り成形に耐える成る程度の均一変形能
を有する鋼板が必要となる。これらのユーザ要求に対し
、従来の連続焼鈍タイプの熱延鋼板の設計思想に基づい
て製造されたより高強度の熱延薄鋼板では、プレス成形
における割れ発生などの不良の間・題を十分解決し得な
い。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、連続焼鈍によって製造する高強度熱
延薄鋼板の曲げ加工性、伸びフランジ加工性などのプレ
ス加工性を向上し得る方法を提供することを目的とする
ものである。 (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者は、従来の方法とは
別の観点から特に局部変形能を向上できる方法について
鋭意研究を重ねた結果、連続焼鈍において過時効処理を
施すことにより可能であることを見出したものである。 すなわち、本発明は、C:0.10〜0.25%、Si
:2%以下、Mn:1.Q〜2.5%(但し、C+11
5Mn≧0.40%)、P:0.10%以下、S:0゜
015%以下及び5ofiAn:O,O1〜O,10%
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物よりなる鋼を
800℃以上の仕上温度で熱間圧延して700℃以下の
温度で巻取り、続く連続焼鈍では該鋼帯を780〜90
0℃の範囲の温度で1〜5分加熱してから、750〜5
50℃の領域まで5〜b 次いで300〜500℃で1〜10分の間再加熱するこ
とにより、フェライトと体積率30%以上の主としてマ
ルテンサイトからなる低温変態相で構成される組織を有
し、引張強さ70 kgf/ m+s”以上を有する熱
延薄鋼板を得ることを特徴とするプレス加工性の優れた
高強度熱延薄鋼板の製造方法を要旨とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 曲げ加工性、伸びフランジ加工性などの局部変形能の優
れた複合組織高強度鋼板を製造するためには、フェライ
ト、マルテンサイトなどの各相がプレス成形時の塑性変
形に十分追随し得るような作りこみが重要である。 一般には材料の変形が進行するとフェライトと第2相と
の界面にボイドが発生し、それが互いに連結して破断に
至る。ボイド発生の難易度はフェライト粒径、面積率な
どに影響されるが、最も大きく影響するのはフェライト
と第2相の硬さの相違である。 このような観点から1本発明者は、まず、連続焼鈍設備
の過時効帯の温度を大幅に変化させて熱延鋼板を連続焼
鈍する基礎実験を実施し、強度とプレス成形性との関係
を調査した。 すなわち、0.12%G−0.23%5i−L、71%
Mn系AQキルド鋼を仕上温度900”Cにて2 、6
+u+厚に熱間圧延し、シャワー冷却の後、630℃
で巻取った。この鋼板を1.6+wm厚に機械研削して
表裏面のスケール及び疵を除去した後。 以下の条件の連続焼鈍シミュレーション熱処理に供した
。該条件としては、鋼板を850℃のソルトバスに1.
5分間浸漬し、約15℃/Bの冷却速度で500〜75
0℃の温度まで冷却した後、水焼入れし、次いで200
〜500℃の温度に保持したソルトバス中に3分間浸漬
して空冷した。 材質調査“としてJISS号試験片による引張試験及び
10膳鳳φポンチ打抜き穴試験片による穴広げ試験を行
った。その調査結果を第1図に示す。 なお、第1図は、引張強さ(TS)と伸び(EΩ)及び
穴広げ率(λ)との関係が水焼入れ開始温度(Tq)及
び過時効処理温度(To)によってどのように変化する
のかを示している。 同図において、全体として高い温度から水焼入れした鋼
板はど高い引張強さを示しているが、過時効処理温度に
よって強度レベルが大きく変化している0図中に示す等
TSxEQ曲線及び等TS×λ曲線より判断して、TS
−EΩバランスは過時効処理温度の上昇につれて劣化し
ているが、TS−λバランスは過時効処理温度の上昇に
つれて向上していることがわかる。特に300℃以上で
のTS−λバランスの向上が顕著である。また。 水焼入れ開始温度もTSとEΩ及びλとのバランスに大
きく影響しており、TS−λバランスは高温から焼入れ
だ鋼板でより優れている。 以上のことがらTS−λバランスを向上させる連続焼鈍
条件としては、TS−EΩバランス向上の場合と全く異
なり、生成する第2相をより多くしくすなわち、より高
温から水焼入れし)、シかも第2相をより軟らかくする
(すなわち、より高温で過時効処理する)のが盟ましい
、この条件はフェライトと第2相の硬さの相違を小さく
することに作用するものであり、前述の塑性変形時のボ
イド発生を抑制する結果、穴広げ率で代表される局。 部変形能の向上をもたらすものと考えられる。 本発明は、このような基礎実験に基づき、更に詳細に実
験を重ねてなされたものであり、従来の複合組織高強度
熱延鋼板に比較して、更に優れた特性を有する同熱延薄
鋼板の製造方法を確立することに成功したのである。特
に、これまで報告されている同熱延鋼板の提案において
は、連続焼鈍の過時効処理による第2相の物性変化に言
及しているものが皆無であることからも、本発明の独自
性が理解される。 以下に本発明の限定条件及び限定理由を示す。 まず、本発明における化学成分の限定理由は次のとおり
である。 Cは連続焼鈍時の水焼入れによるマルテンサイト生成に
不可欠の元素であり、過時効処理後の最終製品で70
kgf / am”以上の引張強さを確保するためには
0.10%以上とする必要がある。一方、0.25%を
超える多量のCはスポット溶接性を劣化させるため、好
ましくない、したがって、C量は0.10〜0.25%
の範囲とする。 Siはフェライト・パーライト鋼のみでなく、複合組織
鋼においても有効な強化元素である。しかし、2%を超
える多量の添加はスラブの柱状晶の粗大化を招き、スラ
ブを脆化させるため、好ましくない、したがって、Si
量は2%以下とする。 Mnは、Cと同様、連続焼鈍による変態組織の生成を促
進させる元素であり、高強度鋼板の製造に極めて重要で
ある。しかし、少量のMnでは変態組織強化が十分でな
いため、少なくとも1.0%以上が必要である。一方、
2.5%を超える多量のMnはスポット溶接性を劣化さ
せ、製造コストの上昇をもたらすので好ましくない、し
たがって、Mn量は1.0〜2.5%の範囲とする。 但し、引張強さが70kgf/m■2以上の高強度鋼板
を得るためには、CとMnの量の和、すなりち、C+1
15Mnを0.40%以上とする必要があり。 これにより、高強度を安定して作りこむことができる。 Pは鋼の強化元素及び耐食性向上元素として有効である
0通常、0.015%程度のPは不可避的に鋼に含有し
ているが、多量の含有はスポット溶接性を劣化させるほ
か、鋼を脆化させるので好ましくない、したがって、P
量は0.10%以下に抑制する。 Sは硫化物系介在物による鋼のプレス成形性劣化を配慮
して、0.015%以下に規制する。 5oQAΩは本発明での材質制御に直接関係しないが、
製鋼技術上の観点から、AQキルド鋼を安定して製造す
るために、AΩ量は0.01〜0.10%の範囲とする
。 なお、プレス成形性、耐食性などの向上を目的としてC
r、Ni、Cuをそれぞれ0.3%以下の範囲で1種又
は2種以上添加してもよく、更には、Zr、Ca、RE
Mなどの非金属介在物形態制御元素をそれぞれ0.1%
以下の範囲で1種又は2種以上添加してもよい。 次に1本発明における製造条件について説明する。 上記化学成分を有する鋼は、常法により溶解、鋳造し、
熱間圧延を行うが、熱間圧延では、ます熱延仕上温度を
800℃以上とする必要がある。 軽度の2相域圧延は本発明鋼のように比較的多量のC,
Mn、を含む場合、粗大粒の生成或いは混粒が生じても
最終製品の材質を大きく劣化させることはない、しかし
、800℃未満になると、1゜21謹厚などの薄物で1
200−mを超える広幅の鋼板では板形状の劣化が大き
くなるので、好ましくない。 コイル巻取温度は特に規定しない0通常、2゜3■厚以
下の薄鋼板は仕上圧延後20℃/S以上の平均冷却速度
で冷却してコイルに巻取られるため1本発明鋼のような
化学成分の鋼では熱延ままの状態で微細粒が得られるか
らである。但し、巻取温度が700℃を超えると酸洗性
に問題を生じるので、700℃以下とする。 熱間圧延後、連続焼鈍を施すが、本発明では。 過時効処理を含む連続焼鈍を特定の条件で行うものであ
り、鋼板を780〜900℃の温度に1〜5分加熱して
から750〜550’Cの範囲まで5〜b し、次いで、300〜500℃で1〜10分間再加熱す
る必要がある。 本発明鋼は主として厳しい曲げ加工性が求められる部品
への適用を考慮したものであるが、一般のプレス成形に
おいては、ある程度の絞り成形及び張出し成形などが複
合する場合が多いことから水焼入れ前の徐冷によるフェ
ライト生成が必要となる。熱延鋼板の焼鈍時のオーステ
ナイト化の挙動は、本発明者の実験によると、冷延鋼板
の場合より遅れることがあり、冷延鋼板とは異なる連続
焼鈍条件を規定する必要がある。 すなわち、本発明鋼板の場合、オーステナイト化を十分
図るためには780℃以上の温度にて1分以上均熱する
必要がある。しかし、高温度での長時間加熱は生産性を
低下させるため900℃×5分を上限とする。均熱復水
焼入れまでの冷却は最終製品の強度レベルの制御を目的
としているが、冷却速度が過少では通板速度が低下して
生産性が劣化し、過大では水焼入れ温度の管理精度が低
下するため、5〜b する。また、750’Cを超える高温より水焼入れする
と、本発明鋼板の場合1反りが大きくなってすり疵など
が発生する原因となり、また550℃未満の温度からの
焼入れでは最終製品で十分な強度が得られないほか1通
板速度低下による生産性低下などの問題を生じ、好まし
くない。 水焼入れした鋼板は、フェライトのほか硬いマルテンサ
イトが生成していることから、曲げ加工性は低下してい
る。そのため、マルテンサイトを焼戻すことによって曲
げ加工性などの局部変形能を向上させるためには再加熱
処理が不可欠である。 300℃×1分未満ではその効果が不十分であり、50
0℃×1o分を超える加熱ではエネルギー損失が大きく
なって生産性も低下する弊害があるので、300〜50
0℃で1〜10分の加熱条件とする。 なお、上述の連続焼鈍条件によって材質のバラツキの少
ない高強度鋼板を安定して製造するためには、板厚は2
.3■腫以下が望ましい。 また1本発明鋼は熱延ままコイルを酸洗後、連続焼鈍に
供して製造するものであるが1表面の状態を冷延鋼板の
それに近づける目的で連続焼鈍の前或いは後にスキンパ
ス圧延を実施しても差し支えない。また、連続焼鈍後の
鋼板に電気めっきを施してもよい。 以上の製造プロセスにより、得られる組織はフェライト
と、体積率30%以上の主として焼戻しマルテンサイト
からなる低温変態相とで構成され、引張強さは70 k
gf / mid”以上が得られる。 この点、熱延後の連続焼鈍によって製造する良加工性熱
延鋼板に関するこれまでの提案では、伸びの向上のみを
主体としたものであったために。 鋼板の第2相面積率は30%以下に制御するものがほと
んどであったが、本発明のような高強度鋼板で、しかも
焼戻しマルテンサイトの活用によって局部変形能を大幅
に向上させるためには30%以上の第2相が必要である
。なお、フェライトと共存する第2相の量の上限は特に
規定しないが、伸び値とのバランスを考慮すると80%
が常識的な値と考えられる。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) 第1表に示す化学成分を有する鋼を溶解、鋳造し、皮削
り及び鍛造を行った後、1200℃に加熱し、仕上温度
850℃、巻取温度600℃として2 、6 a層厚に
熱間圧延した。引き続き、表裏面を機械研削して1.6
mm厚鋼板とし1次の連続焼鈍シミュレーション熱処理
に供した。すなわち。 鋼板を850℃のソルトバスに1.5分間浸漬した後、
約15℃/Sの冷却速度で650℃まで冷却し、水焼入
れした6次いで400℃に保持したソルトバス中に3分
間浸漬して空冷した。 比較のため、一部の鋼板については、低温焼鈍(700
’C)、低温(400℃)よりの水焼入れ及び低温(2
00℃)での過時効処理を実施した。 得られた熱処理鋼板について、JISS号引張試験片に
よる引張試験及び穴広げ試験を実施した。 また第2相の面積率を測定した。それらの結果を同表に
併記する。 同表より1本発明の条件を満足する鋼板は、フェライト
と30%以上の主として焼戻しマルテンサイトからなり
、いずれも過時効処理による引張強さ(TS)と穴広げ
率(λ)とのバランス−(TSXλ)の向上が顕著であ
り、 70kgf/am”を超える高強度で、しかも局
部変形能が極めて優れていることが明白である。 一方、低温焼鈍で低温から焼入れした比較例翫4では高
強度が得られず、また低温での過時効処理の比較例Pk
L3では高強度であるものの(TSXλ)バランスが劣
っている。なお、比較例島1はC及びC+115Mnが
少ないために高強度が得られていない。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、比較的多量のC
,Mnを含む鋼につき熱間圧延条件並びに過時効処理を
含む連続焼鈍条件を規制し、局部変形能の向上を図った
ので、70kgf/am”以上の高強度で曲げ加工性、
伸びフランジ加工性などのプレス成形性に優れた熱延薄
鋼板を得ることができる。 −
,Mnを含む鋼につき熱間圧延条件並びに過時効処理を
含む連続焼鈍条件を規制し、局部変形能の向上を図った
ので、70kgf/am”以上の高強度で曲げ加工性、
伸びフランジ加工性などのプレス成形性に優れた熱延薄
鋼板を得ることができる。 −
第1図は引張強さと伸び及び穴広げ率とのバランスに及
ぼす水焼入れ開始温度(T9)及び過時効処理温度(T
o)の影響を示す図である。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所代理人弁理士
中 村 尚 第1図
ぼす水焼入れ開始温度(T9)及び過時効処理温度(T
o)の影響を示す図である。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所代理人弁理士
中 村 尚 第1図
Claims (1)
- 重量%で(以下、同じ)、C:0.10〜0.25%、
Si:2%以下、Mn:1.0〜2.5%(但し、C+
1/5Mn≧0.40%)、P:0.10%以下、S:
0.015%以下及びsolAl:0.01〜0.10
%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物よりなる鋼
を800℃以上の仕上温度で熱間圧延して700℃以下
の温度で巻取り、続く連続焼鈍では該鋼帯を780〜9
00℃の範囲の温度で1〜5分加熱してから、750〜
550℃の領域まで5〜30℃/sの冷却速度で冷却し
た後、水焼入れし、次いで300〜500℃で1〜10
分の間再加熱することにより、フェライトと体積率30
%以上の主として焼戻しマルテンサイトからなる低温変
態相で構成される組織を有し、引張強さ70kgf/m
m^2以上を有する熱延薄鋼板を得ることを特徴とする
プレス加工性の優れた高強度熱延薄鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32821187A JPH0676617B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | プレス加工性の優れた高強度熱延薄鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32821187A JPH0676617B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | プレス加工性の優れた高強度熱延薄鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01168813A true JPH01168813A (ja) | 1989-07-04 |
| JPH0676617B2 JPH0676617B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=18207691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32821187A Expired - Lifetime JPH0676617B2 (ja) | 1987-12-24 | 1987-12-24 | プレス加工性の優れた高強度熱延薄鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0676617B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04224655A (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-13 | Nkk Corp | 車輛用ドアインパクトバー用高強度電縫鋼管およびその製造方法 |
| JP2005146379A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Nippon Steel Corp | 伸びと穴拡げ性と2次加工割れ性に優れた高強度熱延鋼板及びその製造方法 |
| KR100505730B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2005-08-03 | 두산중공업 주식회사 | 고강도와 고인성을 갖는 롤쉘의 열처리 방법 |
| CN110512056A (zh) * | 2019-09-20 | 2019-11-29 | 本钢板材股份有限公司 | 一种连续退火炉过时效段带钢加热方法 |
| CN113926892A (zh) * | 2020-06-29 | 2022-01-14 | 宝山钢铁股份有限公司 | 抗拉强度≥980MPa级热轧超高强度双相钢零件冲压成形工艺及应用 |
-
1987
- 1987-12-24 JP JP32821187A patent/JPH0676617B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04224655A (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-13 | Nkk Corp | 車輛用ドアインパクトバー用高強度電縫鋼管およびその製造方法 |
| KR100505730B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2005-08-03 | 두산중공업 주식회사 | 고강도와 고인성을 갖는 롤쉘의 열처리 방법 |
| JP2005146379A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Nippon Steel Corp | 伸びと穴拡げ性と2次加工割れ性に優れた高強度熱延鋼板及びその製造方法 |
| CN110512056A (zh) * | 2019-09-20 | 2019-11-29 | 本钢板材股份有限公司 | 一种连续退火炉过时效段带钢加热方法 |
| CN113926892A (zh) * | 2020-06-29 | 2022-01-14 | 宝山钢铁股份有限公司 | 抗拉强度≥980MPa级热轧超高强度双相钢零件冲压成形工艺及应用 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0676617B2 (ja) | 1994-09-28 |
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