JPH01168839A - モリブデン添加剤,その使用方法及びその製造方法 - Google Patents

モリブデン添加剤,その使用方法及びその製造方法

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JPH01168839A JP63296422A JP29642288A JPH01168839A JP H01168839 A JPH01168839 A JP H01168839A JP 63296422 A JP63296422 A JP 63296422A JP 29642288 A JP29642288 A JP 29642288A JP H01168839 A JPH01168839 A JP H01168839A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鋼溶湯浴に添加される特別の酸化モリブデン
添加剤で実質的にモリブデンの揮発と損失を減少させる
ことを特徴とするもの、及びそのような特別な添加剤を
製造するための方法に関する。
[従来の技術] モリブデン鋼合金を得る目的で使用される通常のモリブ
デンの酸化物は三酸化物である。モリブデンの二酸化物
は、一般にアーク炉にくず鉄投入とともに添加される。
モリブデンの二酸化物は、粉末として円筒容器やブリキ
缶に入れられるか、あるいは、煉炭状に成形され、荷作
りされる。
モリブデンの二酸化物は、製鋼温度で揮発する。
標準ハンドブックによれば、モリブデンの三酸化物の融
点は、782’±5℃(1440’ F)であり、昇華
する。モリブデンの二酸化物は鋼溶湯浴に加えられると
、モリブデンの三酸化物ガスを生成するために大きな損
失となる。銅転炉に添加して使用したときには、そのガ
スが熱噴流となり、鋼製品に浸透する強い煙の生成を伴
う。特に予防措置が取られていない場合には、煙の熱噴
流は、転炉の外側の装置に損害を与え、また同様に転炉
に損傷を与える。ガスの突然の生成は、小さな爆弾の爆
発に類似した音を発生する。
モリブデンの三酸化物のこのような制限の故に、かなり
高価なモリブデン鉄が、通常、鋼溶湯浴にモリブデンを
添加するための添加剤として用いられる。
[発明が解決しようとする課題] 花火作用がほとんどなく、かつモリブデン鉄と同価格程
度の添加剤に対する要求が高まっている。
モリブデン鉱(即ちM o S 2 、モリブデンの主
な鉱石)を焙焼することにより市販の二酸化モリブデン
を生成することが知られている。焙焼は、通常、ヘレス
ホッフ型の多段炉床炉で行なわれる。
合衆国特許4,084.9B4は、そのような炉と、各
炉床に流れる空気の制御および水噴流(ウォータジェッ
ト)を使用した温度制御手段とを開示している。この特
許において、指摘されたように、特定の炉床で、温度制
御するように増加した空気の流れを使用することは、余
り効果はない。というのは、炉床に導入された空気は、
炉床を横切るだけでなく上方に流れる傾向があるからで
ある。
炉に流入する空気の総量が増加すると、種々の理由から
有害な排出ガスのSO□含量を希釈することになる。例
えば、S02を硫酸製造プラントで回収する場合には、
その操作は、SO□に富むガスが使用されたとき、高効
率となる。望ましくは、排出ガスのS02含量は、2%
又は3%以上である。ガス流の総量の増加は、装置の大
きさや、集塵設備などの大きさの点からも多くの失費を
もたらす。それゆえ、焙焼の遂行と温度制御に矛盾のな
いもっとも低いガス流により焙焼炉を操作することが望
ましい。
そこで、本発明の技術課題は、鋼溶湯浴に容易に添加す
ることができ、含有されるモリブデンの高い回収率をも
たらすモリブデン含有添加剤及びその使用方法を提供す
ることにある。
本発明の技術的課題は、鋼溶融浴に添加時にガス発生や
爆発等の危険を生じない、安全なモリブデン含有添加剤
及びその使用方法を提供することにある。
更に、本発明の技術課題は、焙焼中の空気の必要量は、
M o O3自体を生成する空気の必要量よりも低いモ
リブデン含有添加剤の製造方法を提供することにある。
また、本発明の技術課題は、硫酸の製造の為に適したS
O2に富むガスを生成するモリブデン含有添加剤の製造
方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、少くとも約1500℃の温度に維持さ
れた金属溶湯浴中に、モリブデンを混合するためのモリ
ブデン含有添加剤であってi上記添加剤は、焙焼生成物
を与えるのに十分な高温度でM o S 2を焙焼する
ことにより得られたポリモリブデン酸化組成物を本質的
に含み、上記組成物の酸素含量がMOO2の化学量論的
酸素含量より多(M o O3の化学量論的酸素含量よ
り少なく、上記酸素含量は、脈石物質を除外して、重量
で約26%〜32.5%の範囲内であり、硫黄含量がf
f1flで2%以下でり、上記ポリモリブデン酸化組成
物は、*量で5%を越えて約15%に至るM001等価
物を有することを特徴とするモリブデン含有添加剤が得
られる。
本発明によれば、前記モリブデン含有添加剤において、
上記ポリモリブデン酸化組成物は、約500℃〜700
℃の温度範囲内での、M o S 2の焙焼により得ら
れ、酸素含量は、約27%〜31.5%で、硫黄含量は
、約0.7%より少なく、M o 03等価物の含量は
、重量で10%〜15%であることを特徴とするモリブ
デン含有添加剤が得られる。
更に、本発明によれば、少くとも約1500’cの温度
を有する金属溶湯に、モリブデンを導入するための方法
であって、上記モリブデンをM OS 2の焙焼により
得られたポリモリブデン酸化組成物の形で、導入するこ
とを含み、上記M o S 2の焙焼は、上記組成物の
酸素含量が、M o O2の化学量論的酸素含量を越え
、M o O3の化学量論的酸素含量より少ない焙焼生
成物を与えるのに充分な高温度で行われており、上記酸
素含量は、脈石物質を除いて、重量で、約26%〜32
.5%の範囲内で、重量で約2%以下の硫黄含量を有し
、上記ポリモリブデン酸化組成物は、重量で5%より多
く約15%に至るMob、等価物を含有し、上記ポリモ
リブデン酸化組成物は、上記金属溶湯浴に効率的に入れ
られ、実質的に揮発を減少させることを特徴とする方法
が得られる。
また、本発明によれば、前記方法において、上記溶湯浴
に導入された上記ポリモリブデン酸化組成物は、MoS
2を約500℃〜700℃の温度範囲内で焙焼すること
により得られており、酸素含量が約27%〜31.5%
の範囲内で、硫黄含量が約0.7%より少な(、MoO
3等価物の含量が重量で10%〜15%の範囲内である
ことを特徴とする方法が得られる。
本発明によれば、前記方法において、上記モリブデン含
有添加剤が、上記金属溶湯浴に、粉末。
ペレット、燻炭状を含むグループから選択された形で添
加されることを特徴とする方法が得られる。
更に、本発明によれば、金属溶湯浴に入れて使用される
モリブデン含有添加剤の製造方法であって、第1及び第
2の炉床及びそれに引き続く複数の炉床よりなり、該複
数の炉床の各々は約500℃〜700℃の温度に制御さ
れている多段焙焼炉で、M o S 2濃縮物を焙焼し
、硫化モリブデン濃縮物が完全にM o O、に変化す
るに必要な空気供給速度より小さな速度に各炉床の空気
供給を制御し、それによって、M o O、自体の生成
と比較して、炉床の単位表面積当り約20%〜60%高
い速度でポリモリブデン酸化組成物を生成することとを
含み、上記ポリモリブデン酸化組成物は、酸素含量がM
 o O2の化学量論的酸素含量を越え、M o O、
の化学量論的酸素含量より少く、上記酸素含量は、脈石
物質を除いて、重量で約26%〜32.5%の範囲であ
り、硫黄含量は重量で2%以下を有し、そのM o O
、等価物含量が重量で約5%を越え約15%までに及ぶ
ことを特徴とするモリブデン含有添加剤の製造方法が得
られる。
本発明によれば、前記モリブデン含有添加剤の製造方法
において、上記多段炉床炉は、ヘルスホッフ型の炉であ
り、上記焙焼は少くとも7段以上の一連の炉床を通って
行われ、該焙焼により、酸素含有量が約27〜35%で
、硫黄含量が約0゜7%以下であり、Mob、等価物の
含量が重量で約10%〜15%の範囲内であるポリモリ
ブデン酸化組成物を生成することを特徴とするモリブデ
ン含有添加剤の製造方法が得られる。
[作 用] 通常の多段炉床焙焼炉において、MoS、−−−→M 
o O、反応が低温炉床領域において支配的である。本
発明においては、供給空気量を減少させ、また、温度変
化が100℃以内で変化のない、かつ炉床を複数有する
多段炉床において、比較的低い約700℃を越えない温
度で、約5〜12時間焙焼することにより、下段の炉床
で、M o S 。
゛−−−→MoO2反応を行わしむることにより、モリ
ブデン含有添加剤を得る。
本発明のモリブデン含有添加剤は、モリブデンと酸素の
比が高いので、少くとも約1500℃の温度を有する鋼
溶湯1と投入されたとき、溶湯で消費基れる還元剤は少
なくなる。また、MoO3発生に伴う爆発やガス噴流を
生じないので、溶湯浴の構成装置等の損傷が生ぜず安全
である。゛[実施例] 本発明の方法を、図面と関連して述べる。第1図は、モ
リブデン鉱をMoO3に転化するための通常のニコルス
−へレスホッフ炉を示している。
図で示された炉10は脚12で支持された適当な耐熱材
料の外壁11よりなり、炉は多段レベル炉床13を有し
、各々の炉床は、基部15に回転可能に支持された中空
軸14が通り抜ける中実軸方向開孔を有している。この
中空軸は、基台19に支持されたモータ18に装着され
た駆動ギア17によって駆動される傘歯車16を備えて
いる。
この中空軸は、空気供給開口20を備えていて、空気は
そこを通り抜けて供給される。この中空軸は、また各炉
床段に応じたレベルに空気排出開口を有しており、底か
ら炉頂へ循環する空気が、該空気排出開口を通って各炉
床レベルの撹拌アームに流入する。ガスは図示しない手
段によって導入され、通常は矢印で示されるように循環
する。
しかしながら、炉床のうちの若干数は、横断する流れを
促進する排気筒を有している。この空気の流れは、二重
の目的を有する。その第1は炉の過熱を防ぐためで、第
2には、鉱石を焙焼するために必要な酸化性雰囲気を供
給する。各炉床には、中空軸14から外側に放射状に突
出した撹拌アーム21を有する。それ故、中空軸14が
回転すると、硫化物濃縮物が炉の頂上から供給されて、
炉床から炉床へと撹拌されながら落下する。撹拌は、あ
る炉床上で、濃縮物が外側に向って撹拌され、下段の次
の炉床に落下され、次の炉床上で、撹拌アームは、濃縮
物を半径方向の内側に移動させるようになっており、濃
縮物が下段のすぐ次の炉床に堆積するまで、以下同様に
くり返される。
濃縮物は、流路に沿って下方に通り抜けながら、酸化物
に転化され、22で示される底で仮焼物として取り出さ
れる。生成したS O2は、23で示される頂上で煙道
ガスから離れる。
通常の焙焼状態のもとての温度分布は、第2図に示され
た線に沿った定常状態に到達する。この図かられかるよ
うに、この温度は、魔2〜磁4の炉床で最も高くなり、
約1200@F (650℃)から1350’ F (
730℃)の範囲内にはいる。
これらの炉床においては温度はしばしば制御温度以上で
あり、一方、より低い方の炉床中の温度は、一般に通常
の方法で制御される。
他の成分との溶解と融合を避けるために、上部3又は4
の炉床の温度を、1100°F (595°)または1
200’ F (650@)のようなより低い温度範囲
に維持することが望ましい。必要な温度制御は、合衆国
特許No、4.034.989で述べられたような、冷
却水噴霧により行われる。
第3図は、硫黄脱離とモリブデン転化を表わしている。
それは、通常第1図及び第2図で描かれた焙焼炉で行わ
れ、そこにおいて、定常状態ではモリブデン鉱は、焙焼
されてM o O、となる。特に、第3図の炉床番号は
、第1図及び第2図の炉床番号に一致している。
焙焼は、1ボンド当りのMoに対して約10.2Nmの
空気を使用しながら操作される。
第3図に示された各帯は、指示された転化反応が支配的
に現れる焙焼炉中の領域を表わす。
第3図を見ると、各焙焼領域で支配的な反応は、次のと
おりである。
■領域:濃縮物は本質的には乾燥し、N11L1の炉床
で浮選油を取り除くために脱脂され; M o S 2
からM o O2反応が始まる。
■領域: M o S 2からM o O2への転化が
Nα2〜魔4の炉床で支配的な反応となる。MoO2か
らMoO1への反応も始まるが、6MoO,+M o 
S 2  7 M o 02 + 2 S O2の反応
が生じて、止まる。
■領域:MoS2からM o O2への反応は、漱5か
ら磁9までの炉床で続き、支配的な反応である;M o
 O2よりM003反応は、6MoO3+M o S 
、 −+ 3 M o O□+ 2 S O2の反応に
よって、減少している。
■領域: M o O2からMoO、への転化が、No
。
10〜Nへ12の炉床で支配的な反応である。
これから6かるように、■領域と■領域、すなわち転化
炉床魔2〜9、での支配的な反応は、M o S 2か
らMoO2の転化であり、MoO、への転化はわずかで
ある。焙焼炉がM o O、を製造するために使われる
ときに、反応MoO2−−一→M o O、は、■領域
で支配的な反応である。
我々がこの焙焼炉で行なった研究によれば、M o S
 2→M o O2の反応が支配的な領域では、M o
 O3が製造される■領域よりも必要とされる空気が少
ないことがわかる。またこの研究によれば、M o S
 2→MoO□反応速度は、空気量よりも、物質が通り
過ぎる炉床数により多く依存しているということを示し
ている。
M OOJを生成する操作において、■領域における高
い空気量の要求は、より高い領域での空気の流れを逆転
させ、特に、排出ガス中のSO□濃度の減少に、好まし
くないが避けられない結果を引き起こす。過剰の空気の
冷却効果により、燃料は、より低い炉床で燃焼されなけ
ればならず、燃焼生成物を有する炉ガスをより希釈する
という結果となる。
第3図で示すように、硫黄の減少は■領域と■領域間で
の境での炉床Nα9ではほとんど完全である。
この発明を実施する研究によれば、炉床型の焙焼炉がM
o52−−−→M o O2反応を行なうのに最も効果
があることが分る。
本発明における第1の考慮は、ポリモリブデン酸化生成
物の約80〜90%がF 1g、4の相状態図に示され
る形部″A″であり、かつその生成物は重量で10〜1
5%のM o O3と2%より少い硫黄を含有したポリ
モリブデン酸化物を生成するために、炉床型焙焼炉を全
体にわたって約200%過剰の空気で操作することであ
る。
生成物は、普通重量で約0.1%から約1,3%の硫黄
を含み、通常は約0.7%より少ない。
ポリモリブデン酸化物生成物を製造するために焙焼炉を
操作すると、一般に体積比で約2%から5%、通常的3
.5%のS02を含む富んだ排出ガスを生ずる。この8
02は、硫酸装置で処理されなければならないガスの体
積を非常に減少させる。
その結果、集塵と加熱燃料の節約が可能となる。
この多段炉床での焙焼反応の研究から、次のような驚く
べき事実が発見された。それは、この発明の生成物は、
M o O、自体を添加剤として使用するときに生ずる
ガス噴流、煙、爆発音を発生することなしに、鋼溶湯浴
に添加することができるということである。
本発明のモリブデン添加剤とその使用方法と製造方法の
実例として、次の例が与えられる。
第1図及び第2図の多段炉床を、約200%過剰の空気
でモリブデン鉱焙焼に使用した。1時間に約2000ポ
ンドのMOの供給速度で、約66%のMoと約0.5%
の硫黄と、約7%の脈石を含む生成物が得られた。この
生成物は約90%−100meshの粒度(Parti
cle 5ize)を有していた。
生成物は200kgドラム中に収容され、316Tiス
テンレス鋼の溶湯浴中に、添加剤として使用された。
MO添加は、アーク炉からの鋼でAOD (すなわちア
ルゴン/酸素転炉)を満たした後75tAOD転炉に対
して行われた。まず、200kgドラム1缶が加えられ
、アルゴン撹拌を、2〜3分間行なった。温度が測定さ
れ、鋼分析が行われた。
次に、3個の200kgドラムが添加された後、同じ手
順が行われた。
ポリモリブデン酸化物のドラムは、浴になめらかに、効
率的に入れられた。この操作を監視する製鋼所職工と技
術者は生成物と溶湯鋼の間の反応の静けさに感動した。
通常のMob、が加えられると、常に異常な量の強い煙
生成と熱ガス噴出流が転炉中で生成される。そのような
ガス噴出流は、たまに鋼鉄構造の装置をいためる。Mo
O、添加では、小さな爆弾のような破裂音を生ずること
はまれではない。
試験は最終モリブデン含量がちょうど2%以上の316
Tiステンレス鋼について行われた。転炉添加に対する
MOの収率は96%以上であった。
第2図で与えられる炉温度の分布は、モリブデン三酸化
物それ自体の安定生成状態を表わしているということが
理解されるべきである。
この発明の目的のため、次の表が好ましい温度の分布を
示している。
炉床番号       温度(’C) この温度分布からの変化は好ましくは+100℃に達し
ない。
多段炉床の焙焼炉は、少くとも一連の炉床、好ましくは
少くとも7炉床よりなり、第1及び第2の炉床で始まり
、その後、複数の炉床が続く。これら複数の炉床は約5
00℃〜700℃の温度、好ましくは500℃〜600
℃に制御される。
モリブデン鉱濃縮物は、好ましくは、浮選油成分を約2
〜3%以下のレベルに減少させるため焙焼の前に脱脂さ
れる。脱脂は、油燃焼による炉頂部での熱発生を減少さ
せ、温度制御を助ける。冷却のために空気又は水の一方
を使用することにより、炉床中でのガス負荷を増加させ
、ガス流中のSO2濃度を減少させる。
望ましくは、新しいポリモリブデン酸化物生成物を供給
するための焙焼中の炉温は、約700℃を越えてはなら
ない。すなわち、約500℃〜700℃の範囲内、好ま
しくは約500℃〜600℃の範囲内であるべきである
。この温度の保持時間は、約5〜12時間でなければな
らない。
モリブデンを鋼溶湯に導入のために使用されると、非常
に向上した添加特性を呈する生成物を製造することに加
えて、本発明の方法は、その他の重要な効果を提供する
。即ち、通常の冷い低炉床での温度を維持するために必
要とされる燃料と空気は、はるかに少なくて良い。これ
らの因子により、炉内の雰囲気量が減少し、S O2に
より富んだ排出ガスが得られる。このSO□に富んだガ
スは、硫酸装置の操作を改善する。さらに、この炉への
供給速度を実質上増加させることができる。
さらに、Mob3自体を生成するために使用したと同じ
炉の操作と比較して、炉床の単位面積当り約20〜60
%以上のモリブデン酸トが処理され得る。
さらに、ポリモリブデン酸化物生成物のモリブデンと酸
素の比が高いので、溶湯で消費される還元剤は少なくな
る。普通は、モリブデン酸化物は、モリブデンより、よ
り高い酸素に対する親和力を有する鋼溶湯中に存在する
元素、即ちニッケルを除く溶湯中に含まれる全ての金属
により還元される。最も活性な還元剤は、炭素とケイ素
である。
溶湯中の炭素及びケイ素の濃度が低い場合、酸化モリブ
デンは、クロム、マンガン、更には鉄によって還元され
る。形成される酸化物はスラグとなり、その損失分を回
復するために余分の元素が、後で、溶湯に加えられなけ
ればならない。
本発明に係るポリモリブデン酸化組成物の酸素含有量は
、M o O2とMoO、との化学量論的酸素含量の間
にある。これらの化学量論的酸素含量は、次のとおりで
ある。
化合物  分子量 酸素wt% 原子%酸素MOO21
282567 Mo、Os   144 33.3  75脈石物質を
除外した、ポリモリブデン酸化物の酸素含量は、重量で
26%から32.5%、好ましくは重量で27%〜31
.5%である。この組成は、第4図に示される形部A内
にある。
この新規な組成は、最終段での温度が約500℃〜70
0℃、更に好ましくは500℃〜600℃の間で維持さ
れるとき達せられる。硫黄含量は、ff1ffiで約2
%未満、一般的に約0.7%未満に減少する。
第4図から判るように、モリブデン酸化物は、種々の酸
化ポリモリブデン化合物を形成することができる。その
中には、M O40,1とMoeO□6が含まれる。前
者は重量で31.4%の酸素を含み、後者は重量で約3
2.5%の酸素を含んでいる。
ポリモリブデン酸化組成物の正確な性質は確かでないが
、主としてMoO2等価物に一致し、かつffi[で、
5%〜15%、好ましくは約10〜15%のMoO3等
価物を含んでいるものと思われる。
金属溶湯例えば、鋼溶湯へ添加される添加剤としての組
成物は、とにかく、実質的に減少した揮発性を有する周
囲の金属によってたやすく消費される。
本発明は、より好ましい実施例に関連して述べたけれど
も、改良と変形が、本発明の精神及び範囲から離れるこ
となく、なされ得ることは当業者には容易に理解できる
ところであろう。
そのような改良と変形は本発明の範囲内にある。
[発明の効果] 本発明においては、モリブデン鉱は多段炉床において、
第4図の相状態図の形部Aによって定義される生成物の
本質的に80〜90%を含む特別な実質的に不揮発性の
ポリモリブデン酸化組成物を形成するように焙焼される
。
この生成物は、重量で5%以上で15%に及び好ましく
は、重量で約10%〜15%のMO03等価物と含量が
2%より少ない硫黄を含む、MoO□等価物に相当する
。このポリモリブデン酸化生成物は容易に鋼溶湯浴に添
加することができ、含有されるモリブデンの高い回復を
もたらす。
本発明のモリブデン含有添加剤においては、ポリモリブ
デン酸化組成物の本来の性質により、生成物は、製鋼温
度でたやすく液化し、比較的低温で昇華するM o O
3のようには気化しない。
従って、本発明のモリブデン含有添加剤を使用した場合
においては、MoO3を添加した場合に生ずるガス噴流
や、爆発音による炉装置の損傷や職工又は技術者に対す
る危険を生じない。
本発明のモリブデン含有添加剤の製造方法においては、
生成物を製造するための焙焼の間、空気の要求は実質的
にMoO、自体を生成する空気必要分と比較すると低い
。
従って、ガス流量が小であるため、製造装置を小型化す
ることができる。更には、SO□ガスが希釈されないの
で、硫酸への転化の為に適したSO2に富むガスが得ら
れる。また、多量の空気による炉温の低下が生じないの
で、低炉床で温度を維持するために、より少ない燃料が
必要であるので、装置が経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図はモリブデン鉱焙焼に適用されるヘレスホッフ型
焙焼炉横断面を示す図、第2図は原料の流れと炉温度を
示すとともに第1図に示された焙焼炉の横断面図、第3
図は、通常の方法で行われた硫黄の減少と、MoO,へ
の転化を示すグラフ、第4図はM o −0相状態図、
第5図は、本発明に係る硫黄の減少とポリモリブデン酸
化組成物への転化を示すグラフである。 図中、10は炉、11は外壁、12は脚、13は炉床、
14は中空軸、15は基部、16は傘歯車、17は駆動
ギア、18はモータ、19は基台、20は空気供給開口
、21はアーム、22は底、23は頂部である。 炉    床 FIG、 3 炉     床 FIG、 5 手続補正書輸発) 昭和6≠年7月 6日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少くとも約1500℃の温度に維持された金属溶湯
    浴中に、モリブデンを混合するためのモリブデン含有添
    加剤であって、 上記添加剤は、焙焼生成物を与えるのに十分な高温度で
    MoS_2を焙焼することにより得られたポリモリブデ
    ン酸化組成物を本質的に含み、上記組成物の酸素含量が
    MoO_2の化学量論的酸素含量より多くMoO_3の
    化学量論的酸素含量より少なく、 上記酸素含量は、脈石物質を除外して、重量で約26%
    〜32.5%の範囲内であり、硫黄含量が重量で2%以
    下であり、 上記ポリモリブリデン酸化組成物は、重量で5%を越え
    て約15%に至るMoO_3等価物を有することを特徴
    とするモリブデン含有添加剤。 2、第1の請求項記載のモリブデン含有添加剤において
    、 上記ポリモリブデン酸化組成物は、約500℃〜700
    ℃の温度範囲内でのMoS_2の焙焼により得られ、 酸素含量は、約27%〜31.5%で、硫黄含量は、約
    0.7%より少なく、 MoO_3等価物の含量は、重量で10%〜15%であ
    ることを特徴とするモリブデン含有添加剤。 3、少くとも約1500℃の温度を有する金属溶湯に、
    モリブデンを導入するための方法であって、 上記モリブデンをMoS_2の焙焼により得られたポリ
    モリブデン酸化組成物の形で、導入することを含み、上
    記MoS_2の焙焼は、上記組成物の酸素含量が、Mo
    O_3の化学量論的酸素含量を越え、MoO_3の化学
    量論的酸素含量より少ない焙焼生成物を与えるのに充分
    な高温度で行われており、 上記酸素含量は、脈石物質を除いて、重量で、約26%
    〜32.5%の範囲内で、重量で約2%以下の硫黄含量
    を有し、 上記ポリモリブデン酸化組成物は、重量で5%より多く
    約15%に至るMoO_3等価物を含有し、上記ポリモ
    リブデン酸化組成物は、上記金属溶湯浴に効率的に入れ
    られ、実質的に揮発を減少させることを特徴とする方法
    。 4、第3の請求項記載の方法において、 上記溶湯浴に導入された上記ポリモリブデン酸化組成物
    は、MoS_2を約500℃〜700℃の温度範囲内で
    焙焼することにより得られており、酸素含量が約27%
    〜31.5%の範囲内で、硫黄含量が約0.7%より少
    なく、 MoO_3等価物の含量が重量で10%〜15%の範囲
    内であることを特徴とする方法。5、第3の請求項記載
    の方法において、 上記モリブデン含有添加剤が、上記金属溶湯浴に、粉末
    、ペレット、煉炭状を含むグループから選択された形で
    添加されることを特徴とする方法。 6、金属溶湯浴に入れて使用されるモリブデン含有添加
    剤の製造方法であって、 第1及び第2の炉床及びそれに引き続く複数の炉床より
    なり、該複数の炉床の各々は約500℃〜700℃の温
    度に制御されている多段炉床焙焼炉で、MoS_2濃縮
    物を焙焼し、 硫化モリブデン濃縮物が完全にMoO_3に変化するに
    必要な空気供給速度より小さな速度に各炉床の空気供給
    を制御し、 それによって、MoO_3自体の生成と比較して、炉床
    の単位表面積当り約20%〜60%高い速度でポリモリ
    ブデン酸化組成物を生成することとを含み、 上記ポリモリブデン酸化組成物は、酸素含量がMoO_
    2の化学量論的酸素含量を越え、MoO_3の化学量論
    的酸素含量より少く、 上記酸素含量は、脈石物質を除いて、重量で約26%〜
    32.5%の範囲であり、硫黄含量は重量で2%以下を
    有し、そのMoO_3等価物の含量が重量で約5%を越
    え約15%までに及ぶことを特徴とする モリブデン含有添加剤の製造方法。 7、第6の請求項記載のモリブデン含有添加剤の製造方
    法において、 上記多段炉床炉は、ヘルスホッフ型の炉であり、上記焙
    焼は少くとも7段の一連の炉床を通って行われ、 該焙焼により、酸素含有量が約27〜35%で、硫黄含
    量が約0.7%以下であり、MoO_3等価物の含量が
    重量で約10%〜15%の範囲内であるポリモリブデン
    酸化組成物を生成することを特徴とするモリブデン含有
    添加剤の製造方法。
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