JPH0117694Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0117694Y2 JPH0117694Y2 JP1983135297U JP13529783U JPH0117694Y2 JP H0117694 Y2 JPH0117694 Y2 JP H0117694Y2 JP 1983135297 U JP1983135297 U JP 1983135297U JP 13529783 U JP13529783 U JP 13529783U JP H0117694 Y2 JPH0117694 Y2 JP H0117694Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- hardness
- circumferential surface
- covering
- coating material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、滑り軸受に関し、もつと詳しくは裏
金と、その裏金の半径方向内方に固定される硬質
の基材と、その基材の内周面に電気メツキなどに
よつて形成された被覆材とを有する、所謂、三元
軸受に関する。
金と、その裏金の半径方向内方に固定される硬質
の基材と、その基材の内周面に電気メツキなどに
よつて形成された被覆材とを有する、所謂、三元
軸受に関する。
このような滑り軸受は、高荷重に耐えることが
でき、主として中高速デイーゼル機関のクランク
軸を支持する主軸受、連接棒を支持する軸受、お
よびピストンピンを支持する軸受などとして使用
されている。
でき、主として中高速デイーゼル機関のクランク
軸を支持する主軸受、連接棒を支持する軸受、お
よびピストンピンを支持する軸受などとして使用
されている。
典型的な先行技術は、第1図に示されている。
裏金1の半径方向内方には、硬質の基材2が固定
されており、この基材2の内周面には電気メツキ
によつて軟質の被覆材3が電着される。耐荷重能
力は、基材2によつて発揮される。被覆材3は、
軸受軌道面を形成し、なじみ運転中に局所当たり
を吸収する作用を果たすとともに、潤滑油中に含
まれる硬質の異物4を埋収し、これによつて基材
2とジヤーナルの軌道面が損傷するのを防止する
働きを果す。基材2は、例えば鉛青銅等から成
る。被覆材3は、軟質の材料から成る。
裏金1の半径方向内方には、硬質の基材2が固定
されており、この基材2の内周面には電気メツキ
によつて軟質の被覆材3が電着される。耐荷重能
力は、基材2によつて発揮される。被覆材3は、
軸受軌道面を形成し、なじみ運転中に局所当たり
を吸収する作用を果たすとともに、潤滑油中に含
まれる硬質の異物4を埋収し、これによつて基材
2とジヤーナルの軌道面が損傷するのを防止する
働きを果す。基材2は、例えば鉛青銅等から成
る。被覆材3は、軟質の材料から成る。
被覆材3を厚肉とすれば、硬質異物4の埋収能
力は向上するけれども、この被覆材3の強度は小
さいので、実際には、その厚みは軸径が大きいと
厚くなるが、例えば2/100〜6/100mm程度である。し たがつて、被覆材3の埋収能力を越える大きい寸
法形状を有する異物4は、被覆材3内に埋没する
ことができず、被覆材3の表面から半径方向内方
に突出し、ジヤーナルによつてその異物4が周方
向に動かされ、例えば第2図に示されるように、
周方向(第2図の左右方向)に伸びる剥離傷5が
形成される。剥離傷が形成されることによつて、
基材2が露出し、潤滑油膜や切れ、軸受の焼損を
招来する。
力は向上するけれども、この被覆材3の強度は小
さいので、実際には、その厚みは軸径が大きいと
厚くなるが、例えば2/100〜6/100mm程度である。し たがつて、被覆材3の埋収能力を越える大きい寸
法形状を有する異物4は、被覆材3内に埋没する
ことができず、被覆材3の表面から半径方向内方
に突出し、ジヤーナルによつてその異物4が周方
向に動かされ、例えば第2図に示されるように、
周方向(第2図の左右方向)に伸びる剥離傷5が
形成される。剥離傷が形成されることによつて、
基材2が露出し、潤滑油膜や切れ、軸受の焼損を
招来する。
このような軸受の焼損を防止するために、従来
では、被覆材3の剥離の面積がたとえばその被覆
材3の展開面積の1/2、投影面積の2/3程度に達し たときに取り替えているけれども、このような取
替作業の判断は、熟練した技能を必要とする。
では、被覆材3の剥離の面積がたとえばその被覆
材3の展開面積の1/2、投影面積の2/3程度に達し たときに取り替えているけれども、このような取
替作業の判断は、熟練した技能を必要とする。
本考案の目的は、被覆材の硬質異物による剥離
を可及的に防ぐことができるようにした滑り軸受
を提供することである。
を可及的に防ぐことができるようにした滑り軸受
を提供することである。
潤滑油中に硬質の異物が混入する可能性は近時
の燃料油、特に舶用燃料油の劣質化に伴い燃焼生
成物の発生量が多くなつているため増加の傾向に
ある。このため主軸受、連接棒軸受が硬質異物の
ため破損する可能性も高くなつている。
の燃料油、特に舶用燃料油の劣質化に伴い燃焼生
成物の発生量が多くなつているため増加の傾向に
ある。このため主軸受、連接棒軸受が硬質異物の
ため破損する可能性も高くなつている。
したがつて本考案の目的は、劣質化する燃料油
事情に対応可能な滑り軸受を提供することでもあ
る。
事情に対応可能な滑り軸受を提供することでもあ
る。
舶用燃料油の品質は世界各地でしかも時間的に
も一定していないため、運転時間経過を判断して
軸受を整備するだけでは軸受に侵入した硬質異物
による軸受の損傷を回避できない。このような必
要性を背景に本考案がなされた。
も一定していないため、運転時間経過を判断して
軸受を整備するだけでは軸受に侵入した硬質異物
による軸受の損傷を回避できない。このような必
要性を背景に本考案がなされた。
本考案は、裏金7の内周面8上に、基材9が固
定され、この基材9は、軸直角断面が円形である
内周面10を有し、 基材9の内周面10には、半径方向内方に開放
した複数の凹所11が点在して形成され、 各凹所11内には、第1被覆材12がそれぞれ
埋められ、 この第1被覆材12の半径方向内方の表面は、
基材9の内周面10と同一の前記円形に形成さ
れ、 基材9の内周面10上と、第1被覆材12の半
径方向内方の前記表面上とに、全周面に亘つて、
第2被覆材13が形成され、 裏金7の硬度をH7、基材9の硬度をH9、第1
被覆材12の硬度をH12、および第2被覆材13
の硬度をH13とするとき、 H7>H9>H13>H12 となるように定められることを特徴とする滑り軸
受である。
定され、この基材9は、軸直角断面が円形である
内周面10を有し、 基材9の内周面10には、半径方向内方に開放
した複数の凹所11が点在して形成され、 各凹所11内には、第1被覆材12がそれぞれ
埋められ、 この第1被覆材12の半径方向内方の表面は、
基材9の内周面10と同一の前記円形に形成さ
れ、 基材9の内周面10上と、第1被覆材12の半
径方向内方の前記表面上とに、全周面に亘つて、
第2被覆材13が形成され、 裏金7の硬度をH7、基材9の硬度をH9、第1
被覆材12の硬度をH12、および第2被覆材13
の硬度をH13とするとき、 H7>H9>H13>H12 となるように定められることを特徴とする滑り軸
受である。
第3図は、本考案の一実施例の一部の断面図で
ある。低炭素鋼などから成る裏金7は、軸径の2
〜3%程度の厚みを有し、環状に形成されてい
る。裏金7の内周面8には、厚みが例えば0.6〜
1.1mmである基材9が固定される。基材9は、硬
質材料から成り、たとえば鉛青銅やアルミニウム
合金が好適している。このような基材9は、裏金
7の内周面8上に焼結によつて形成され、あるい
はまた遠心鋳造法によつて形成される。
ある。低炭素鋼などから成る裏金7は、軸径の2
〜3%程度の厚みを有し、環状に形成されてい
る。裏金7の内周面8には、厚みが例えば0.6〜
1.1mmである基材9が固定される。基材9は、硬
質材料から成り、たとえば鉛青銅やアルミニウム
合金が好適している。このような基材9は、裏金
7の内周面8上に焼結によつて形成され、あるい
はまた遠心鋳造法によつて形成される。
基材9は、軸直角断面が円形である内周面10
を有する。この内周面10には、半径方向内方
(第3図の上方)に開放した複数の凹所11が形
成されている。
を有する。この内周面10には、半径方向内方
(第3図の上方)に開放した複数の凹所11が形
成されている。
第4図は、基材9の周方向展開図である。基材
9の内周面10には、複数の凹所11が点在して
形成される。この凹所11は、内周面10に球面
突起を備えた工具を圧着させることによつて形成
することができる。
9の内周面10には、複数の凹所11が点在して
形成される。この凹所11は、内周面10に球面
突起を備えた工具を圧着させることによつて形成
することができる。
凹所11には、被覆材12が埋められている。
この被覆材12上と内周面10上とには、全周面
に亘つて被覆材13が形成される。
この被覆材12上と内周面10上とには、全周面
に亘つて被覆材13が形成される。
凹所11に被覆材12を埋めるに当つては、第
5図に示されるように凹所11および内周面10
上に亘つて被覆材12を溶融状態で流し込む。被
覆材12の冷却後に第5図2で示されるように機
械切削または研削を行なつて、凹所11に埋めら
れている被覆材12と内周面10とが、単一の曲
率半径を有する円形となるように形成される。
5図に示されるように凹所11および内周面10
上に亘つて被覆材12を溶融状態で流し込む。被
覆材12の冷却後に第5図2で示されるように機
械切削または研削を行なつて、凹所11に埋めら
れている被覆材12と内周面10とが、単一の曲
率半径を有する円形となるように形成される。
上述の第5図2で示されるように凹所11に被
覆材12が埋められた状態において、電気メツキ
によつて被覆材13が、被覆材12と内周面10
との全周面に亘つて形成される。被覆材13の厚
みは、たとえば20〜30μmであつてもよい。凹所
の深さはたとえば0.5〜1mmであつてもよい。凹
所11に埋められる被覆材12は、たとえばホワ
イトメタルであり、全周面に亘つて形成される被
覆材13は、たとえば鉛と錫との合金などであ
る。このような被覆材12,13は軟質であり、
被覆材13はジヤーナルに馴み性がよく、被覆材
12内には、被覆材13の厚みよりも大径の異物
を埋収することができる。
覆材12が埋められた状態において、電気メツキ
によつて被覆材13が、被覆材12と内周面10
との全周面に亘つて形成される。被覆材13の厚
みは、たとえば20〜30μmであつてもよい。凹所
の深さはたとえば0.5〜1mmであつてもよい。凹
所11に埋められる被覆材12は、たとえばホワ
イトメタルであり、全周面に亘つて形成される被
覆材13は、たとえば鉛と錫との合金などであ
る。このような被覆材12,13は軟質であり、
被覆材13はジヤーナルに馴み性がよく、被覆材
12内には、被覆材13の厚みよりも大径の異物
を埋収することができる。
裏金7の硬度をH7、基材9の硬度をH9、被覆
材12の硬度をH12および被覆材13の硬度を
H13とするとき、 H7>H9>H13>H12 …(1) となるように定められる。被覆材12の半径方向
内方の表面は、第3図に明らかに示されるよう
に、基材9の内周面10と同一の前記円形に形成
されている。第2被覆材13は、上述のように基
材9の内周面10上と、被覆材12の半径方向内
方の表面上とに形成されている。
材12の硬度をH12および被覆材13の硬度を
H13とするとき、 H7>H9>H13>H12 …(1) となるように定められる。被覆材12の半径方向
内方の表面は、第3図に明らかに示されるよう
に、基材9の内周面10と同一の前記円形に形成
されている。第2被覆材13は、上述のように基
材9の内周面10上と、被覆材12の半径方向内
方の表面上とに形成されている。
以上のように本考案によれば、基材の内周面に
形成された被覆材の厚み内に埋収し得ない硬質異
物は、凹所内の被覆材内に埋収することができ
る。したがつて被覆材の硬質異物による剥離を防
ぐことが確実に可能になる。そのため潤滑油膜が
切れることが防がれ、軸受の焼損を防ぐことがで
き、使用寿命を異物が凹所に充満するまで長期間
に亘つて延長することが可能となる。
形成された被覆材の厚み内に埋収し得ない硬質異
物は、凹所内の被覆材内に埋収することができ
る。したがつて被覆材の硬質異物による剥離を防
ぐことが確実に可能になる。そのため潤滑油膜が
切れることが防がれ、軸受の焼損を防ぐことがで
き、使用寿命を異物が凹所に充満するまで長期間
に亘つて延長することが可能となる。
さらに本考案によれば、硬度が裏金7において
最も大きく、基材9、第2被覆材13および第1
被覆材12の順序で硬度が低下するように選ばれ
ているので、高硬度の異物は、第2被覆材13を
貫通して、第1被覆材12内に入込むことが可能
になり、しかもこの異物は第1被覆材12内に入
込んだままに保たれる。したがつて異物が再び第
2被覆材13上に出ていくことがなく、これによ
つて第2被覆材13の剥離を確実に防ぐことがで
きる。
最も大きく、基材9、第2被覆材13および第1
被覆材12の順序で硬度が低下するように選ばれ
ているので、高硬度の異物は、第2被覆材13を
貫通して、第1被覆材12内に入込むことが可能
になり、しかもこの異物は第1被覆材12内に入
込んだままに保たれる。したがつて異物が再び第
2被覆材13上に出ていくことがなく、これによ
つて第2被覆材13の剥離を確実に防ぐことがで
きる。
さらにまた本考案では、基材9の凹所11は点
在して形成されており、換言すると凹所11は連
続していないので、高硬度の異物は1つの凹所1
1内に入込んだ後には、その凹所11内に入込ん
だ状態が保持され、異物が第1被覆材12に埋め
込まれた状態で移動することがない。このことに
よつて、第2被覆材13の損傷を可及的に少なく
抑えることが可能となる。
在して形成されており、換言すると凹所11は連
続していないので、高硬度の異物は1つの凹所1
1内に入込んだ後には、その凹所11内に入込ん
だ状態が保持され、異物が第1被覆材12に埋め
込まれた状態で移動することがない。このことに
よつて、第2被覆材13の損傷を可及的に少なく
抑えることが可能となる。
第1図は先行技術の一部の断面図、第2図は被
覆材の周方向展開図、第3図は本考案の一実施例
の一部の断面図、第4図は基材9の内周面10の
周方向展開図、第5図は被覆材12,13の製造
工程を示す断面図である。 7……裏金、9……基材、11……凹所、12
……第1被覆材、13……第2被覆材。
覆材の周方向展開図、第3図は本考案の一実施例
の一部の断面図、第4図は基材9の内周面10の
周方向展開図、第5図は被覆材12,13の製造
工程を示す断面図である。 7……裏金、9……基材、11……凹所、12
……第1被覆材、13……第2被覆材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 裏金7の内周面8上に、基材9が固定され、こ
の基材9は、軸直角断面が円形である内周面10
を有し、 基材9の内周面10には、半径方向内方に開放
した複数の凹所11が点在して形成され、 各凹所11内には、第1被覆材12がそれぞれ
埋められ、 この第1被覆材12の半径方向内方の表面は、
基材9の内周面10と同一の前記円形に形成さ
れ、 基材9の内周面10上と、第1被覆材12の半
径方向内方の前記表面上とに、全周面に亘つて、
第2被覆材13が形成され、 裏金7の硬度をH7、基材9の硬度をH9、第1
被覆材12の硬度をH12、および第2被覆材13
の硬度をH13とするとき、 H7>H9>H13>H12 となるように定められることを特徴とする滑り軸
受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13529783U JPS6041626U (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 滑り軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13529783U JPS6041626U (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 滑り軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6041626U JPS6041626U (ja) | 1985-03-23 |
| JPH0117694Y2 true JPH0117694Y2 (ja) | 1989-05-23 |
Family
ID=30304574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13529783U Granted JPS6041626U (ja) | 1983-08-30 | 1983-08-30 | 滑り軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6041626U (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011089495A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Taiho Kogyo Co Ltd | 斜板 |
| CN103089572A (zh) * | 2011-11-03 | 2013-05-08 | 上海三电贝洱汽车空调有限公司 | 压缩机斜盘 |
| WO2014157650A1 (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-02 | 大豊工業株式会社 | アルミニウム合金、すべり軸受、およびすべり軸受の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50111543U (ja) * | 1974-02-20 | 1975-09-11 | ||
| JPS5497655U (ja) * | 1977-12-23 | 1979-07-10 |
-
1983
- 1983-08-30 JP JP13529783U patent/JPS6041626U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6041626U (ja) | 1985-03-23 |
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