JPH0118902B2 - - Google Patents

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JPH0118902B2
JPH0118902B2 JP55085583A JP8558380A JPH0118902B2 JP H0118902 B2 JPH0118902 B2 JP H0118902B2 JP 55085583 A JP55085583 A JP 55085583A JP 8558380 A JP8558380 A JP 8558380A JP H0118902 B2 JPH0118902 B2 JP H0118902B2
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JP
Japan
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acid
isocyanuric acid
chlorinated isocyanuric
boric anhydride
composition containing
Prior art date
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JP55085583A
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JPS5711974A (en
Inventor
Tokuyuki Taniguchi
Masanori Oota
Hitoshi Sasahara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、塩素化イソシアヌール酸を密閉式容
器内で安定に保存する方法に係わる。 従来より、塩素化イソシアヌール酸は殺菌剤、
消毒剤、漂白剤等の有効成分として知られ、塩素
化イソシアヌール酸単独又は他の補助成分との組
成物として粉状、粒状、顆粒状、錠剤等の形態で
製品化実用されている。しかし、これら塩素化イ
ソシアヌール酸を含有する薬剤は、通常、工場で
生産された後使用されるまでに、輸送、保管等の
ために相当の期間、例えば、長い場合には1年以
上もの期間、密閉式容器内に保存され、その間に
塩素化イソシアヌール酸の分解が生起し易く、塩
素化イソシアヌール酸中の有効塩素含有率の低下
及びガスの発生に基く容器の損傷等好ましくない
事態がしばしば起り、その対策が強く望まれてい
た。もつとも、かかる対策が以前には無かつたわ
けではなく、種々の提案が見られるが、いずれも
満足すべきものがない。例えば、塩素化イソシア
ヌール酸の保存中の分解は、その容器内に器壁を
通して滲入して来る水との接触によるとの仮説の
もとに、容器を外気と完全遮断できる金属製にす
る提案もあるが、実施してみると、金属製容器の
腐蝕が起り易く保存中に密閉容器に孔があいた
り、発生ガスによる内圧で容器が変形又は破損す
る事故がしばしば生起する。この原因が、製品塩
素化イソシアヌール酸中に除去されずに残存して
いる水によるものであると推定する説もあるが、
かゝる説の当否は別としても塩素化イソシアヌー
ル酸の工業生産としては、製品塩素化イソシアヌ
ール酸中の残存水分を完全に除去することは不可
能と云つても過言でない程困難である。そのため
に、製品塩素化イソシアヌール酸又はその組成物
薬剤を安定化剤を用いて安定化せしめる別の提案
も多く見られる。その例としては、パラフインワ
ツクス又はポリビニルアルコールのフイルで塩素
化イソシアヌール酸の表面を覆う提案があるが、
その効果は充分でなく、また、塩素化イソシアヌ
ール酸をプール殺菌用に使用するときは、プール
水中に油分を供給することゝなり好ましくない。
更に別の提案としては、カリ明ばんを塩素化イソ
シアヌール酸に添加混合した後保存する方法もあ
るが、矢張り効果は充分でなく、場合によつては
保存中に塩素化イソシアヌール酸の分解が促進さ
れることもあり、安心して実用できる方法ではな
い。更に別の提案としては、塩素化イソシアヌー
ル酸にリモネンを添加混合した後保存する方法も
あるが、上記同様効果は満足すべきものではな
く、逆に保存中に塩素化イソシアヌール酸に黄色
の着色を招来することもあり、実用できる方法で
はない。その他、炭酸ナトリウム、トルエンスル
ホンアミド、ベンゼンスルホンアミド等を塩素化
イソシアヌール酸に添加混合することにより安定
化する提案もあるが、いずれも、上記同様安定化
効果は充分でない。 本発明は、上記従来法の如き欠点を有しない塩
素化イソシアヌール酸の保存方法であり、本発明
らの実験的研究の結果、少量の無水硼酸又はメタ
硼酸が密閉系内において塩素化イソシアヌール酸
を極めて安定に保存せしめる事実を新規に見出し
たことによつて完成された。本発明の目的は、塩
素化イソシアヌール酸又はこれを含有する組成物
を密閉容器中で長期間分解及びにそれによるガス
の発生を抑制し、安定に保ち得る保存方法を提供
することにある。かゝる本発明の塩素化イソシア
ヌール酸又はこれを含有する組成物の保存方法
は、密閉式容器内に塩素化イソシアヌール酸又は
これを含有する組成物を保存する際、該容器内に
塩素化イソシアヌール酸に対し、0.03〜5重量%
の無水硼酸又は0.3〜10重量%のメタ硼酸を共存
させることを特徴とする。 本発明における保存の対象である塩素化イソシ
アヌール酸としては、三塩素化イソシアヌール
酸、二塩素化イソシアヌール酸等であり、通常、
工業製品としては1%以下の水分を含有するもの
ある。また塩素化イソシアヌール酸を含有する組
成物としては、上記塩素化イソシアヌール酸と用
途目的に応じた助剤、例えば、成形滑剤である硼
酸、増量剤、発泡剤等;二塩素化イソシアヌール
酸のナトリウム塩、カリウム塩、これらの水和物
等との配合物等が挙げられる。これらは、粉状、
粒状、錠剤のいずれの形態でもよい。本発明にお
ける密閉式容器としては、従来より通常用いられ
ている容器、例えば、金属製容器、プラスチツク
製容器、プラスチツク製袋と紙製外箱からなる容
器等が挙げられる。 本発明に用いられる無水硼酸は化学式B2O3
表わされ、また、メタ硼酸は、化学式HBO2で表
わされ、これらは粉状、粒状、錠剤いずれの形態
でもよい。更に、無水硼酸又はメタ硼酸を熱可塑
性プラスチツク中に16〜66重量%程度含有させた
プラスチツク組成物の粒状物、繊維状物、フイル
ム状物、シート状物、板状物等の形態としても用
いられる。塩素化イソシアヌール酸を安定に保存
するための無水硼酸の有効量は、塩素化イソシア
ヌール酸に対し0.01重量%以上であり、20重量%
以上では用いる割に安定化効果が増大しない。実
施上の好ましい範囲は、0.03〜55重量%である。
また、メタ硼酸の有効量は0.1重量%以上であり、
20重量%以上は不要である。実施上は、0.3〜10
重量%が好ましい範囲である。 本発明において、上記塩素化イソシアヌール酸
又はこれを含有する組成物と上記無水硼酸又はメ
タ硼酸を密閉式容器内に共存させる態様として
は、先ず、塩素化イソシアヌール酸又はこれを含
有する組成物と無水硼酸又はメタ硼酸との均一混
合物として共存させる態様が挙げられる。上記均
一混合物は、通常の粉体又は粒体の混合装置を用
いることにより容易に得られる。この均一混合物
は粉体であるが、場合によつては、用途目的に応
じ更に粒状、顆粒状又は錠剤の形態として保存し
得る。そして、この均一混合物は、保存中におい
て極めて安定であり、保存後実用消費されると
き、無水硼酸又はメタ硼酸が随伴しても差支えな
い用途、例えば、プール水の殺菌用等にはその混
合物のまゝプール水中に供給し得る。共存させる
他の態様としては、密閉式容器内において塩素化
イソシアヌール酸又はこれを含有する組成物と無
水硼酸又はメタ硼酸とが接触しないように共存さ
せる態様である。その好ましい例としては、密閉
式容器中に、無水硼酸又はメタ硼酸の錠剤又は粉
状、粒状等の無水硼酸又はメタ硼酸を通気性かつ
非漏出性の袋に内容させた包みを、密閉式容器内
の空隙部に設置同封する方法、無水硼酸又はメタ
硼酸を熱可塑性プラスチツク中に16〜66%程度含
有させた組成物の粒状物、フイルム、繊維、シー
ト又は板を密閉式容器内の空隙部に設置同封する
方法、更に、上記プラスチツク組成物フイルム又
はシートから造られた袋、容器等に塩素化イソシ
アヌール酸又はこれを含有する組成物を内容さ
せ、この包みを更に密閉式容器中に保存する方法
等が挙げられる。この接触させないで共存させる
方法は、塩素化イソシアヌール酸又はこれを含む
組成物を現実に使用する際、無水硼酸又はメタが
随伴するのが好ましくない場合に好都合である。 上記熱可塑性プラスチツクとしては、エチレン
の重合体、共重合体、プロピレンの重合体、共重
合体、塩化ビニルの重合体、共重合体等ポリオレ
フイン樹脂、ビニル樹脂等が好ましい。 上記の如く、本発明の方法は、塩素化イソシア
ヌール酸又はこれを含有す組成物の用途目的に応
じ、混合状態、非混合状態のいずれでも簡便に実
施でき、極めて安定に塩素化イソシアヌール酸又
はこれを含む組成物の保存を可能とし、産業上の
有用性が極めて高い。 以下参考例、実施例及び比較例をを挙げて更に
詳しく説明するが、本発明の技術的範囲はそれに
限定されるものではない。実施例の記載に先だ
ち、先ず、保存安定性の試験法を説明する。 試験法A (分解ガス発生量の測定法) 内容積500mlの三つ口ガラス製容器内に試料を
投入し、第1口をゴム栓により封口し、第2口お
よび第3口に弁付ガラス栓を取付け、閉弁状態と
し、35℃の恒温室で10日間静置保存す。その後、
第2口に乾燥窒素ガスの導管を連結し、第3口に
50mlの0.5%苛性ソーダー水溶液に通ずる導管を
連結し、上記保存期間の終了後直ちに両弁共に開
き、第2口から乾燥窒素を導入し、第3口よりの
排気を苛性ソーダ水溶液に導き、分解発生ガスを
吸収せしめた。通気を行つた後、苛性ソーダ水溶
液によう化カリウム0.2gを加え、酢酸酸性条件
下で百分の1規定のチオ硫酸ナトリウム水溶液に
よりでんぷんを指示薬として滴定し、苛性ソーダ
水溶液に吸収された有効塩素量を求めた。この有
効塩素量をもつてトリクロロイソシアヌル酸から
発生する塩素ガスと塩化窒素ガスとの合量とし
た。 試験法B (密封容器の状態変化の測定) フイルム厚さ0.15mm、縦200mm、横250mmの中低
圧ポリエチレン製の袋に試料を入れ、溶着法によ
り密封し、袋表面に油溶性インクを塗つた後、厚
さ3mmのダンボール製外箱に内容し、これを40
℃、相対湿度80%の恒温恒湿槽内で40日間静置保
存し、袋の膨張状況およびインクの褪色状況を観
察し、安定性を判断した。 参考例 1 含水率0.43%、粒子径0.5〜1.4mmのトリクロロ
イソシアヌール酸20gを用いて前記試験法Aに従
つて保存後、分解ガスの発生量を測定したところ
0.74mgであつた。 実施例 1 参考例1に用いたものと同じトリクロロイソシ
アヌール酸粉末20gと粒子径0.05〜0.15mmの無水
硼酸粉末を第1表実験No.1〜7に記載の添加量均
一に混合し、前記試験法Aに従つて保存後分解ガ
ス発生量を測定したところ第1表に示す結果を得
た。 実施例 2 実施例1における無水硼酸の代りに、粒子径
0.05〜0.15mmのメタ硼酸を用いた他は実施例1と
同様にして第1表実験No.8〜14を行ない、保存後
の分解ガス発生量を測定したところ第1表所載の
結果を得た。
【表】 参考例 2 前記試験法Aにおける保存期間を10日の代りに
7日とした他は参考例1と同様にしてトリクロロ
シソシアヌール酸の分解ガス発生量を測定したと
ころ0.71mgであつた。 参考例 3 参考例2におけるトリクロロイソシアヌール酸
の代りに、含水率0.23%粒子径0.2〜0.07mmのジク
ロロイソシアヌール酸を用いた他は、参考例2と
同様にして分解ガス発生量を測定したところ0.24
mgであつた。 実施例 3 縦と横が20mmと40mmの通気孔を有するポリエチ
レン製の袋に実施例1に用いたものと同じ無水硼
酸を第2表実験No.15及び16に記載の添加量入れた
包みを前記試験法Aにおける装置の第1口ゴム栓
下部にポリエチレン糸でつり下げた他は参考例2
と同様にしてトリクロロイソシアヌール酸を保存
後発生分解ガス量を測定したところ、第2表所載
の結果を得た。 実施例 4 トリクロロイソシアヌール酸の代りに、参考例
3に用いたものと同じジクロロイソシアヌール酸
を第2表実験No.17及び18に記載の添加量使用した
他は実施例3と同様にして保存後の発生分解ガス
量を測定したところ、第2表に示す結果を得た。
【表】 参考例 4 参考例1に用いたものと同じトリクロロイソシ
アヌール酸200gについて、前記試験法Bに従つ
て試験したところ、ポリエチレン製袋の外表面の
インキ記標は著しく脱色しており、判読に困難で
あつた。また、ダンボール製外箱も著るしい脆化
が起つていた。 実施例 5 実施例1に用いたものと同じトリクロロイソシ
アヌール酸200gと無水硼酸を第3表実験No.19〜
22に記載の添加量均一に混合し、前記試験法Bに
従つて、ポリエチレン製袋及びダンボール製外箱
の状態変化を測定したところ、第3表所載の結果
を得た。
【表】 の変化を表わす。
実施例 6 中低圧ポリエチン100重量部と無水硼酸100重量
部とを溶融混練した後、厚み0.15mmのシートに成
形し、これを用いて縦200mm、横250mmの袋を調製
した。この袋に実施例1に用いたものと同じトリ
クロロイソシアヌール酸200gを封入し、保存期
間を20日間とした他は前記試験法Bに従つて保存
袋の袋及びダンボール箱の状態変化を測定したと
ころ、インキの脱色はわずかであり、ダンボール
の脆化も僅少であつた。 比較例 1〜4 含水率2.0%粒子径0.04〜0.07mmのカルボキシメ
チルセルロース(CMC)、含水率0.15%、粒子径
0.05〜0.10mmのイソシアヌール酸、粒子径0.07〜
0.15mmの無水炭酸ナトリウム、試薬のリモネン、
同ベンゼンスルホンアミドを用意し、これらの第
4表所載量と実施例1に用いたものと同じトリク
ロロイソシアヌール酸20gとを均一に混合した
後、前記試験法Aに従つて、保存後の分解ガス発
生量を測定したところ、第4表所載の結果を得
た。
【表】 比較例 5〜7 実施例1における無水硼酸の代りに含水率0.32
%、粒子径0.04〜0.10mmのオルト硼酸を第5表所
載量用い、保存期間を7日間とした他は実施例1
と同様にしてトリクロロイソシアヌール酸20gと
オルト硼酸の均一混合物を調製・保存した後、分
解ガス発生量を測定したところ、第5表所載の結
果を得た。
【表】 上記の如く、無水硼酸又はメタ硼酸の少量を塩
素化イソシアヌール酸と共に密閉容器中に共存さ
せて保存するときは、著るしく安定に塩素化イソ
シアヌール酸を保存し得ることが認められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩素化イソシアヌール酸又はこれを含有する
    組成物を密閉式容器内に保存する際、該容器内に
    塩素化イソシアヌール酸に対し0.03〜5重量%の
    無水硼酸又は0.3〜10重量%のメタ硼酸を共存さ
    せることを特徴とする塩素化イソシアヌール酸の
    保存方法。 2 無水硼酸又はメタ硼酸が粉状物、粒状物又は
    錠剤である特許請求の範囲第1項に記載の保存方
    法。 3 無水硼酸又はメタ硼酸を、塩素化イソシアヌ
    ール酸又はこれを含有する組成物との混合物とし
    て共存させる特許請求の範囲第1項に記載の保存
    方法。 4 無水硼酸又はメタ硼酸を、塩素化イソシアヌ
    ール酸又はこれを含有する組成物とは接触させな
    いで共存させる特許請求の範囲第1項に記載の保
    存方法。 5 無水硼酸又はメタ硼酸を、熱可塑性プラスチ
    ツク中に無水硼酸又はメタ硼酸が16〜66重量%含
    まれるプラスチツク組成物として共存させる特許
    請求の範囲第1項に記載の保存方法。 6 プラスチツク組成物が、粒状、繊維状、フイ
    ルム状、シート状又は板状である特許請求の範囲
    第5項に記載の保存方法。
JP8558380A 1980-06-24 1980-06-24 Storing method of chlorinated isocyanuric acid Granted JPS5711974A (en)

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