JPH01201582A - 表面活性ポリエステル系繊維構造物とその製造方法 - Google Patents

表面活性ポリエステル系繊維構造物とその製造方法

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JPH01201582A
JPH01201582A JP63022314A JP2231488A JPH01201582A JP H01201582 A JPH01201582 A JP H01201582A JP 63022314 A JP63022314 A JP 63022314A JP 2231488 A JP2231488 A JP 2231488A JP H01201582 A JPH01201582 A JP H01201582A
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graft
swelling agent
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polyester
monomer
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Yoshihiro Kanetani
金谷 義博
Tetsuo Takeuchi
竹内 哲生
Kanako Kaji
梶 加名子
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Seiren Co Ltd
Japan Atomic Energy Agency
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Seiren Co Ltd
Japan Atomic Energy Research Institute
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリエステル系繊維構造物およびその製造方
法に関し、特に表面活性ポリエステル系繊維構造物およ
びその製造方法に関する。
(従来の技術) ポリエステル系繊維は、今日衣料用素材並びに産業用素
材等として全盛を誇っている。また医療用素材、例えば
人口血管といった特殊な分野にも適ご性があることが判
ってきている。この理由は、階れた機械的性質並びに化
学的性質を有しているからである6反面、親水性が乏し
い為、吸湿性、吸水性がなく、帯電しゃすい、汚れやす
い等の欠点があり、これを改善しようとする研究がポリ
エステル系繊維の発明以来続けられている。
n1水性が乏しい理由は、ポリエステル高分子をti4
成する分子構造が高結晶のために水の浸入を阻止してい
ること及び官能基が無いために水を吸着させないことに
よるとされている。
これらの欠点を改良する為に、従来、次の各方法がとら
れてきた。
(1)  高結晶性を乱す第二、第三の高分子成分を配
合したり、官能基を有する成分を添加したりすることが
紡糸の段階においてなされている。
(2)これと全く原理を異にするが、繊維表面に凹凸を
付与したり、繊維に連続した穴を付り、したりして水の
吸着浸入を容易にすること等も紡糸の段階とその後の染
色加工等の組合せ等でなされている。
(3)紡糸段階以後の処理手段として、官能基を持った
モノマーをグラフト重合せしめて親水化しようとする事
も出来る。
(4)界面活性剤をベースとする親水化剤や、樹脂成分
をベースとする親水化剤の付与することもできる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、(1)(2)の方法は紡糸の段階に施される手
段であり、小廻りのきく手段とは云い難い。
又、(3)の方法においては、通常のグラフト法のみで
はグラフト重合型がある1以上にならなければ親水性能
が発揮できない、この場合ポリエステル本来の機械的性
質の低下は余儀なくされる。
さらに、(4)の方法は耐久性の点で不合理であること
は云うまでもない。
従って、本発明は、上記課題を解消し、本来のポリエス
テルの性質を変化させずして耐久性に富む親水性、帯電
防止性能等を有するポリエステル繊維を紡糸手段以外で
作り出す方法及びこの方法によって製造された繊維構造
物を提−供することを00勺とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明においては、ポリエ
ステル系繊維を膨潤剤処理後のモノマー溶液又は膨潤剤
共存下のモノマー溶液に浸漬し、電離性放射線を照射し
てグラフト重合反応を施し、次いで弱アルカリ溶液洗浄
によって表面ホモポリマーを除去し、低温プラズマ放電
処理にてエツチングをなしてグラフト重合を高度に露出
せしめ、同時に化学修飾された凹凸を造成せしめること
によって表面活性ポリエステル系繊維構造物ITA造す
るようになされている。
(作用) 本発明におけるポリエステル系UN tltとは主たる
構成単位がエチレンテレフタレートであるポリマーから
なる繊維をいい、艶消剤、変色防止剤、色素等必要なら
ば加えてもよい。
また、本発明でいう繊維構造物とは、ポリエステル系繊
維素材でありさえすればよく、その形態に制約を受けな
い。例えば、モノフィラメント、トウ、ステーブル、ワ
タ、糸、布帛(&i l!物、不織布)などがあげられ
る。均一なる処理効果を本発明に求めるならば、モノフ
ィラメ〉′1・、ステーブル、ワタの様に、構成する単
糸が分離した状態時にほどこすことが、最も有効的であ
る。糸状あるいは織物、編物状に至ると単糸が隼きされ
、さらにこれらが交叉した状態になって均一性の低下が
まぬがれない。一般にポリエステル系繊維は熔融紡糸法
で得られるが、紡糸工程はノズルからの押出し固化、延
伸、加熱熱セットの3過程を経るが、本発明の処理は何
れの段階の後においてもなすことが出来る0本発明の処
理は、グラフ1−重合処理とプラズマ処理の両者より構
成されるが、前者が必ず先行しなければならない。
まず、グラフト重合処理に就いて説明する。グラフト重
合とは「接木」という意味であり、主幹にない性質を枝
の部分に接木で補なおうとするものである。今回の場合
、ポリエステル繊維が主幹であり、モノマーより生じた
重合物が枝となる訳である。「接木」が意味する様に、
主幹と技は結合した一体fヒ物である。このように主幹
にない性で1を接木で補なうことは紡糸手段以外の方法
として有用である。
さて、ポリエステルill Inはガラス転移温度を5
0°C〜80°Cの範囲内に有している。グラフト重合
を容易に且つ効率的に実施するにはこのガラス転移温度
以上の温度領域で成すことが良い、ただfitにグラフ
ト重合せしめる温度を当該温度領域内に設定する場合も
あるが、ポリエステルを膨潤せしめる薬品はガラス転移
温度を低下せしめる効果を発揮してさらに低温で実施で
きるメリッI・がある。この低温化はエネルギー消費、
作業のしやすさ等にも有利である。しかしガラス転移温
度以上の温度と膨潤剤の併用はその効果を(n乗的に有
効にすることは云うまでもない。膨潤剤としては、ジク
ロルメタン、1.1−ジクロルエタン、1.2−ジクロ
ルエタン、1.2−ジクロルエチレン、1,1.2−)
−ジクロルエタン、トリクロルエチレン、1.1,1.
2−テトラクロルエタン、1.1,2.2−テトラクロ
ルエタン、1.1.2.2−テトラクロルエタン、モノ
クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、トリクロルベンゼ
ン等の塩素化炭化水素が好ましい。モノマーとしては、
不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸無水物もしくは不
飽和カルボン酸アミド類のいずれかを成分として用いね
ばならない。例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、フマール酸、イタコン酸の様な不飽和カルボン
酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸の様な不飽和カル
ボン酸無水物、アクリルアミド、メタクリルアミドの様
な不飽和カルボン酸アミドがあり、これらは単独または
2種以上の併用で用いられる。更にアクリロニトリル、
ビニルピロリドン、ビニルクロライド等と共グラフト重
合してもよい、膨潤剤単独による浸漬処理についで、モ
ノマー単独による浸漬処理を施す方12:とMD5潤剤
とモノマーの混合浴にして浸漬処理する方法との何れで
もその効果は変わらない、膨潤剤は水、界面活性剤等で
希釈して用いる事があるが、膨潤剤百パーセントの浴か
ら処理する事は付’J、′装置や回収の点から有利であ
る。jノ潤剤での処理は浸漬温度と浸漬時間によって膨
潤度を調整する事が出来る。このjfij潤作用は被処
理材であるポリニスデルの結晶構造の状態によって異な
る。ノスルからの押出し固化状態はもっとも結晶構造が
少ない領域しかなくもっとも容易に大なる膨潤を示し、
以下過程を経るに従って結晶構造の多い領域のものとな
り、膨潤む難しくて小さい膨潤となる。本発明に於ては
L5j潤が大きくても決して良い結果につながらない。
グラフト重合物を表皮層に高密度に分布させるためには
、極端に表現すれば、表皮層のみを膨潤させればよい訳
である。しかし、この様な膨潤の調節は不可能に近く、
これに近づく様に膨潤剤並びにその濃度、浸漬温度、浸
漬時間等で調整される。
膨潤剤での処理は膨潤剤百パーセントの時は0℃〜80
℃の温度範囲で30秒〜180分間の浸漬が成され、次
いで120℃以下の常圧もしくは真空乾燥で膨潤剤の除
去がなされる。これよりも高温を使用すると熱処理効果
によって膨潤部分の減少につながる。
膨潤剤とモノマーを混合浴にして用いる場合には、その
相溶性を確認しなければならない。完全な相溶性のある
状!ぷで用いないと均一な付与が難かしいからである。
この相溶性が許す限り、水、有機酸等で希釈が可能であ
る。場合によってはホモボリメリゼーションを阻止する
薬品(例えば硫酸銅、塩化銅の様な金属塩)を添加して
もよい。
この混合浴でのモノマーの濃度は希望するグラフト重合
基によって左右されるが、10〜90容1パーセン1−
内でXPJnされる0本発明に於いてはモノマー浴のみ
からのモノマー付与も可能であるが、本発明に示す様な
特徴ある表皮層に高密度に分布するグラフト重合物を1
yるには、先に示す2つの方法の回れかを用いる事が好
ましい。
モノマー浴あるいは膨潤剤とモノマーの混合浴への浸漬
は、均一なモノマー付与をなすべく洛中の溶液を撹拌し
たり、あるいは、被処理物に動揺を与えたりしながら充
分時間をかける。この場合にも浸漬温度と浸漬時間が調
整されることは申すまでしない、ずでに膨潤剤処理がな
されているものはモノマーの浸入が容易でモノマー浴へ
の浸漬は短時間で良い、ここでの適正な温度は10℃〜
80℃を云い、時間は5秒〜30分で設定可能である。
膨潤剤とモノマーの混合浴の浸漬は先の膨潤剤での処理
に準じて行われる。
この(、uにして処J!Ijされた被処理物は充分モノ
マーを吸収しているが、次の工程である電量性放射線!
(((対中に蒸発散しない様にしなければならない。
その方法として過剰量の上記処FJ−液を与えるか、照
射反応室を小さくする事等が良い。電離性放射線として
は、工業的に普及している加速器によって得られる電子
線照射が本発明を達成するには必要である。他のエネル
ギー源を用いた場合はエネルギーが不足で本発明の目的
にきったグラフ1−Thは得られない。
照射は窒素ガス雰囲気下で01〜5MeVエネルギーの
電子線(加速器)を用いる事が好ましく、線量率1.0
X10”ラッド/秒〜1.0X10’ラッド/秒が用い
られ、照射線量は0.1〜10メガラツトが好ましい。
照射によって液処理物上にモノマー溶液は完全に固化し
てグラフ1〜反応は完了する。
この様なグラフト反応に於いて、ホモボリメリゼーショ
ンの同時進行は避ける事は出来ず、これによる生成物で
あるホモボマーを溶解除去しなければならない。これに
は弱アルカリ溶液が用いられる。アルカリとは水酸化物
MOHの形式をとり、水に溶解する物質と定義できる。
この場合のMはアルカリ金民やアンモニウム塩をさすが
、広義には炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
アンモニウム、リン酸ナトリウム等も含まれる。ここで
弱アルカリ溶液は上記のホモポリマーの溶解除去を目的
にしており、この目的が達成される濃度の水溶液であれ
ば特別の限定はない、その−例として炭酸水素ナトリウ
ム水溶液が用いられ、0.1〜1%の水溶液を浴比1:
100〜200にユIIn、40℃〜80℃の温度で1
〜20分の処理分なす事によって終える0次いで100
〜200″Cの雰囲気中で乾燥、場合によっては熱処理
を同時に施す、ここでmMを計測すればグラフト処理前
!fX1tより重量増加が見られ、この増加分がグラフ
ト重合物に相当するものである。この重合物による増加
分をグラフト率として示すが、その率は0.2〜15重
址パ重上パーセントしくは044〜7重証パーセントで
ある。
この様にして得られたポリエステルへのグラフト重合物
はポリエステル表面には顔を出しておらず、表皮層と云
われる外皮より少し内部に最も高密度でそして中心部に
向かって徐々に低密度なる様に分布している事がアルカ
リ加水分解法と呈色法の組合わせで確認する事が出来る
これらを詳しく説明すれば次の様になる。
ポリエステル繊維を繊維軸に直角に切断すると断面が現
れる。この断面は円形もしくは特定の形をしている。説
明を解り易くするために断面を円形と仮定する。この断
面の外周すなわち外皮は外気と触れている所であり、膨
潤剤処理あるいはモノマー処理でもっとも先に接触する
所である。これに対し断面の中心部はこれよりもっとも
遠い部分であり、これらに接触するのがもっとも遅い所
である。これよりモノマーが吸着し、それらのグラフト
重合が起こる確率は、断面の中心を中心とする断面上の
同心円ではほぼ等しいとみなす事が出来る。ポリエステ
ル繊維はアルカリ加水分解によって外皮が均一に溶解さ
れる特異な性質を有しており、原形を保ちながら細くす
る事が容易に出来る。一方、グラフト重合物中には官能
基として持ち込まれたーC0OHが存在している。これ
はアニオン基でありカチオン性色素と定置的に結合する
反応を利用し、グラフト重合物の存在とその燵をall
l定する事が出来る。カチオン性色素による測定を具体
的に示せば、カラーインデックスナンバー、ベーシック
バイオレット10を1重量%と+’il二酸(80%)
を0 、5 cc / Lを含む浴で浴比1:200.
90℃で20分呈色後、酢酸(80%)0.5σ/L水
溶液にて60℃×10分の洗滌を2回bi’JAし、次
いで水洗して乾燥をなす、もし、このポリエステルがバ
イオレット色に呈色すればグラフト重合物の存在を示し
、分光光度計で濃度を測定し、グラフト率との相関関係
よりグラフト重合物の)Lを推定する事が出来る6本発
明の実施例に示すデーターに基づくとポリエステル繊!
、1にの繊維軸と平行に繊維の中心を通る用にカツトシ
た面でその分布を示すと殆んど0字型からV字型に近い
事が[認されている。
次に低温プラズマ放電処理について説明する。
低温プラズマとは、低圧下において気体に強い電場をか
けて放電を起こさせるものである。ここで、気体として
空気、−酸化炭素、二酸化炭素、酸素、窒素、水素、ア
ルゴン、ヘリウム等の無機ガス群が用いられる。中でも
空気、酸素、アルゴンの3種類がよく用いられる。放電
処理はこの放電された場に被処理物を置くことによって
なされる。これによって表面に凹凸が造成されるくこれ
をエツチングという)、この凹凸の大きさ、深さは用い
られる気体によって差が生ずる事は知られている。
低温プラズマ放電処理による凹凸の大きさは微小である
。この凹凸の大きさ、深さの表示方法は次の様にする事
にする。すなわち凹部から次に隣接する凹部の最低点ま
で平均的平面距離、もしくは凸部から次に隣接する凸部
の最高点までの平均的平面距離と、凸部の最高点と四部
の最低点間の平均的距雛すなわち深さとの両者で表示す
る。そして、この凹凸がどれだけ存在するかを表示する
為に単位面積当りにある個数ずなわち、密度で表示する
。本発明ではこの凹凸の大きさ、深さは直接重要要素で
ないが、結果的に得られる数値であるので記するが、こ
れらはSEMから得られる写真からカウントされる。
この凹凸の造成の外に、表面において化学豹変1ヒも同
11冒こ進行する事も知られている(これを化′;セ修
飾という)、これは用いる気体の原子と被処理物の原子
の新しい反応が、その表面上でプラズマ放電処理下で行
われる説と、プラズマ放電処理後空気中に取り出した時
、活性ラジカルと空気中の酸素、二酸化炭素、水等との
反応が行われる説とがいわれているが、本発明の場合に
は確かな証明がなされていない、ともかく、これらの生
成物が官能基の一部分の様に働き、水分子の吸着を促が
ず親水性向上や接着性向上等につながる。これを化学修
飾効果と称することにする。
本発明の低温プラズマ放電処理をする条件は、周波数と
して100KH,〜10MH,あルイハ10Ml−1,
〜100MH,で好ましくは110に11.の低周波放
電プラズマ、13.56MI(□の高周波放電プラズマ
が良い、そして出力10W〜100KW、圧力2トール
以下、ガス流量10〜300 ml/ +ainで処理
時間5秒〜1800秒である。圧力は低圧側はど気体原
子の運動量を高めるから効果的であるが、ガス流量を高
める・と必然的に圧力が高圧側になる為、一定ガス流量
以上になると圧力を希望する低圧にすることか出来なく
なる。具体的に示せば、0.051・−ル下ではガス流
M 20 mf/ff1in以下、0.1トール下では
同じく20〜100+aIl/sin、0.2トール下
では40〜200mA’/+ninという具合である。
ポリエステル繊維は、先述のように高結晶性高分子に属
し、エツチングがされにくい。然しながら、化学的変化
(化学修飾)を付与することが出来る。これが低温プラ
ズマ放電処理の特徴である。
本発明ではエツチングすることを主眼においており、化
学的変化(化学修飾)は副効果として必然的に付与され
るものと解釈している。今、周波数として13.56M
H,を設定し、出力、圧力、ガス流量等を変化せしめる
と、当然最適条件を見出す事が出来る。この中で重要視
されるのは出力である。エツチング効果を出すには10
0W以上、好ましくは300W以上が必要で、これ以下
では凹凸の造成が生じないか、生じても長時間をかけざ
るを得ないであろう。
と亡ろでポリエステル繊維はノズルからの流動押出し固
1ヒ、延伸、加熱熱セットの過程を経て得られる。この
過程後、撚をがけたり、バルキー性を与えたりする処理
が付加される。こうして得られる繊mは後になる程熱処
理を受ける機会が増え、繊t、+iの性質が少しずつ変
化する。ノズルからの流動押出し固化状態では、繊維状
を形成したばかりの段1り・!であり、結晶性も低比率
で加工しやすい。
しかし、延伸することによって一気に結晶性は増大し、
一般ポリエスデル繊維性能を発揮することは公知である
。この様な事実より低温プラズマ放′、1.処理は加工
しやすい状態でする事が得策である。
このZ、k 、目的に応じたポリエステル繊維を作る事
ら本発明では重要視される。ポリエステルの化学11!
J 1.Y性念利用目的にする時、必ずしも機械的特性
も同時にj1加する必要はない訳である。
(実施例) 次に実施例を示す。
見掛ヤング率120kg/mm2で径40ミクロン(強
度100g、伸度40%)のポリエステルモノフィラメ
ントを約2グラム用意し、非イオン界面活性剤を含む温
湯中でよく洗滌し、水洗乾燥して重量測定した。このヤ
ング率の6aはポリエステル繊維一般に云われる1 1
00 kg / +n+n2に比較して非常に小さいも
のである。
以下、次の処理をなした。
(1)  膨潤剤百パーセンI・浴処理1.2−ジクロ
ロエタン(市販試薬−級)を20℃、40℃に設定し、
この中に先の被処理物を1時間撹拌しながら浸漬する。
次いで取出し室温で一昼夜放置し、表面に付着するジク
ロルメタンを取除き、さらに80℃×600分の乾燥処
理し、繊維内部に吸着した1、2−ジクロロエタンを取
除く。各々の試料をA群試料、B群試料とする。
(II)  モノマー浴処理 (+)で得られたA、B群試料をメタクリル酸(市販試
薬)40℃に設定し、この中で浸漬撹拌を1時間なした
(III )  155潤剤/モノマ一混合浴処理容積
比で6=4に配合した1、2−ジクロロエタン(市販二
に薬ンとメタクリル酸(7F7版試薬)の混合液を50
℃に設定し、この中に先の被処理物を2時間t11拝し
ながら浸漬した。これを0群試料とする。
(IV)   (n)で処理されたA、 Bngil 
(Ill)で処理された0群試料とを各々別個にステン
レスパレット上に移す、生地重量に対し5倍の処理液で
浸し、バレットをビニルフィルムで覆い、窒素カスで空
気を置換する。
(V)  照射はヴアン・デ・グラーフ電子線照射装置
を用い、1.5MeV、50mA、0.17M rad
/秒で総線旦6Mrad成した。
(Vl)  洗)條は炭酸氷水ナトリウム10 ii/
L水溶液で80°C×20分を2回成した。
(■) 熱風乾燥機を用いて100℃×60分の乾燥隣
重量を測定し、グラフト率を各々算出した。
A 肝; 4 、3 %  r3 J+’T ; 4 
、7% 0群;465%となった。これらの試料を先に
示したベーシックバイレッI・10水溶液にて呈色させ
たが、極淡い呈色であり、グラフト重合物が表面に存在
す−ると判断しがたい程度のものであった。又、これら
の試料を同じく先に示したアルカリ加水分解処f1(炭
酸ナトリウム10 g/L水溶液、浴比1:20010
0℃x15,30.45.60分)後、これに伴う重量
減少量を測定し、ベーシックバイレット10水溶液によ
る呈色を施した。この呈色で何れの試料もアルカリ加水
分解処理時間15分と30分処理試料で最も濃く呈色し
、グラフト重合物が露出存在すると判断出来た。即ち、
この時の減量率からこの場所が表面から何処にあるか計
算してみると、0.15〜0.2ミクロンだけ表面より
繊維軸中心に向かった同心円状である事が判った。そし
て、この分布状態の模式図は、図−1に示す様である。
これより本発明において得られたポリエステルグラフト
重合物を外気と接する表面に露出せしめるには、0.1
5〜2ミクロンまで低温プラズマ放電処理にてエツチン
グを施ず必要がある事が判った。これは重fIk減量率
からみると1〜2.5%の数値となる。
(■) これら試1′4を周波数13.56MI[z、
出カフ00W、圧力0.21−−ル、酸素ガスのガス流
延190 tJ / rainの条件下で2分及び4分
の照射処理を施した。こうして得られた試料は、先述の
ベーシックバイオレフ1〜10水溶液にて呈色させると
明白なグラフl−重合物の露出を示す)♂い呈色反応を
見る事が出来た。
(IX )  又、これらの試1:lのSEM撮影を繊
維の0111面、先端部に於いてなし、両部に凹凸の造
成を=2めな、その大きさは、0.08〜1.2ミクロ
ンのらのが90%以上でその池に1.8〜3.0ミクロ
ンの巨大なものが10%位カウントされた。深さは0.
06〜1.0ミクロンであった。
(X)  これらの試料は、水滴をその表面に落下せし
めてら直ちに拡散すなわち良い濡れ性を示した。iな、
rM擦張帯電圧ロータリースタティックテスター(興亜
商会)にて温度20’C相当湿度40%中で綿布と摩擦
2分後で測定したが各々100V以下であった。
(訂)  強伸度は未処理に比べて強度は3%の低下、
伸度は4%の向上であった。
(発明の効果) 以上の様に実施例にみる結果から本発明の説明文に記す
如く、ポリエステル繊維の表皮層にモノマーを電子線照
射によってグラフト重合せしめ、次いで低温プラズマ放
電処理にて表皮層をエツチング除去するとグラフト重合
された部分を表皮層上に露出せしめ、同時に表面に化学
11す飾された凹凸を造成せしめなる表面活性なユニー
クなポリエステル繊維を作ることが出来る事を知った。
そして本発明で得られた機械的特性の低下のない本来の
ポリエステル性能を保持し且つその表面に高密度に配置
されたグラフト重合物により親水性を有した上、化学修
飾された微小凹凸が付加されたいわゆる表面活性なポリ
エステル繊維構造物は、医療分野、バイオテクノロジー
分野、フィルター膜素材等に有効に応用可能である。
【図面の簡単な説明】
第11Aは本発明で得られるポリエステル/グラフト共
重合繊t、1構造物中の単糸を取出し、その繊維軸を通
る軸方向にカットした断面上でのグラフト重合物存在模
式図である。 ここで、1〉単糸の中心 2 ) ’it糸の外皮表面 3)グラフト重合物分布層 4)グラフト重合物の最高密度層 5)エツチング除去されるJl 6)エツチング後の新しい外皮表面 である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル系繊維を膨潤剤処理後モノマー溶液
    に浸漬するか又は膨潤剤共存下のモノマー溶液に浸漬し
    、電離性放射線を照射してグラフト重合反応を施こし、
    次いで弱アルカリ溶液洗浄によつて表面ホモポリマーを
    除去し、低温プラズマ放電処理にてエッチングをなして
    グラフト重合部分を高度に露出せしめ、同時に化学修飾
    された凹凸を造成せしめることからなる表面活性ポリエ
    ステル/グラフト共重合繊維構造物の製造方法。
  2. (2)ポリエステル系繊維を膨潤剤処理後モノマー溶液
    に浸漬するか又は膨潤剤共存下のモノマー溶液に浸漬し
    、電離性放射線を照射してグラフト重合反応を施し、次
    いで弱アルカリ溶液洗浄によつて表面ホモポリマーを除
    去し、低温プラズマ放電処理にてエッチングをなしてグ
    ラフト重合を高度に露出せしめ、同時に化学修飾された
    凹凸を造成せしめることによつて形成された表面活性ポ
    リエステル系繊維構造物。
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