JPH0120404B2 - - Google Patents
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- JPH0120404B2 JPH0120404B2 JP19809886A JP19809886A JPH0120404B2 JP H0120404 B2 JPH0120404 B2 JP H0120404B2 JP 19809886 A JP19809886 A JP 19809886A JP 19809886 A JP19809886 A JP 19809886A JP H0120404 B2 JPH0120404 B2 JP H0120404B2
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- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims description 73
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 4
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、光の偏光面回転角度によつて、異
なる透過率及び反射率を示す透明媒質と偏光面回
転器を利用した多重反射形の光遅延器に関する。
なる透過率及び反射率を示す透明媒質と偏光面回
転器を利用した多重反射形の光遅延器に関する。
従来、光の遅延時間を得るためには、光を屈折
率の大きな媒質を通すか、あるいはフアイバ又は
反射鏡を用いて光を長距離伝播させる手段を用い
ていた。
率の大きな媒質を通すか、あるいはフアイバ又は
反射鏡を用いて光を長距離伝播させる手段を用い
ていた。
このような手段を用いることによつて、光の遅
延時間を得ることは可能であるが、大きな遅延時
間を得るためには、屈折率の大きい媒質を用いる
場合は光の損失が大きくなり、実際には実用不可
能な場合が多く、またフアイバあるいは反射鏡を
用いた多重反射を利用する場合は長い伝播路が必
要となり、多くの部品や材料の調達及び設置場所
を確保せねばならないという問題点があつた。
延時間を得ることは可能であるが、大きな遅延時
間を得るためには、屈折率の大きい媒質を用いる
場合は光の損失が大きくなり、実際には実用不可
能な場合が多く、またフアイバあるいは反射鏡を
用いた多重反射を利用する場合は長い伝播路が必
要となり、多くの部品や材料の調達及び設置場所
を確保せねばならないという問題点があつた。
本発明は、従来の光遅延器の上記問題点を解決
するためになされたもので、簡単な構成で所望の
光の遅延時間を得ることができるようにした小型
の光遅延器を提供することを目的とするものであ
る。
するためになされたもので、簡単な構成で所望の
光の遅延時間を得ることができるようにした小型
の光遅延器を提供することを目的とするものであ
る。
上記問題点を解決するため、本発明は、2枚の
反射鏡間にある特定の偏光面の光だけを透過又は
反射させる透明媒質と光の偏光面を回転させる偏
光面回転器とを配置し、透明媒質に入射した特定
の偏光面の光を、偏光面回転器を透過する毎にそ
の偏光面を回転させながら、透明媒質と偏光面回
転器の光路上の両端ににある反射鏡を介して所定
回数の反射を繰り返した後に、透明媒質を通過で
きる回転角度の偏光面にして透明媒質から出射さ
せて、光の遅延時間を得るように構成するもので
ある。
反射鏡間にある特定の偏光面の光だけを透過又は
反射させる透明媒質と光の偏光面を回転させる偏
光面回転器とを配置し、透明媒質に入射した特定
の偏光面の光を、偏光面回転器を透過する毎にそ
の偏光面を回転させながら、透明媒質と偏光面回
転器の光路上の両端ににある反射鏡を介して所定
回数の反射を繰り返した後に、透明媒質を通過で
きる回転角度の偏光面にして透明媒質から出射さ
せて、光の遅延時間を得るように構成するもので
ある。
このように構成した光遅延器において、透明媒
質を通してある所定の偏光面を持つ光を入射する
と、透明媒質を通過した光は、偏光面回転器によ
りその偏光面は回転させられ、光路の一端に設け
た一方の反射鏡で反射して、再度、偏光面回転器
を逆の方向から透過して、その偏光面は更に同方
向に回転させられる。そして透明媒質に到達した
ときには、最初の入射時の偏光面とは異なつたも
のになるが、その回転角度の偏光面では、透明媒
質へ再入射した光はほぼ反射して、透過しないと
すれば、この透明媒質に再入射した光が反射する
方向に対向して他方の反射鏡をおいた場合、この
反射鏡から、再び透明媒質へ光が反射されて戻
る。このようにして透明媒質、偏光面回転器、及
び両反射鏡からなる反射系において反射が繰り返
されて何往復かする。所定の往復回数後に、透明
媒質へ入射する光の偏光面回転角度が透明媒質を
透過する条件を満たすと、反射系に閉じ込められ
ていた光が透明媒質を透過して出射する。これに
より上記透明媒質、偏光面回転器、及び反射鏡か
らなる反射系内の所定の往復回数に対応した光遅
延時間を得ることができる。
質を通してある所定の偏光面を持つ光を入射する
と、透明媒質を通過した光は、偏光面回転器によ
りその偏光面は回転させられ、光路の一端に設け
た一方の反射鏡で反射して、再度、偏光面回転器
を逆の方向から透過して、その偏光面は更に同方
向に回転させられる。そして透明媒質に到達した
ときには、最初の入射時の偏光面とは異なつたも
のになるが、その回転角度の偏光面では、透明媒
質へ再入射した光はほぼ反射して、透過しないと
すれば、この透明媒質に再入射した光が反射する
方向に対向して他方の反射鏡をおいた場合、この
反射鏡から、再び透明媒質へ光が反射されて戻
る。このようにして透明媒質、偏光面回転器、及
び両反射鏡からなる反射系において反射が繰り返
されて何往復かする。所定の往復回数後に、透明
媒質へ入射する光の偏光面回転角度が透明媒質を
透過する条件を満たすと、反射系に閉じ込められ
ていた光が透明媒質を透過して出射する。これに
より上記透明媒質、偏光面回転器、及び反射鏡か
らなる反射系内の所定の往復回数に対応した光遅
延時間を得ることができる。
以下本発明の実施例の説明に先立ち、本発明の
基本構成について説明する。第1図Aは、本発明
の基本構成図であり、今、光の伝播方向をX軸方
向とし、透明媒質1を紙面と垂直の方向、すなわ
ちZ軸方向に置き、且つ該透明媒質1の法線N方
向とX軸とはθ1の角度をなすように配置する。2
は偏光面回転器で、X軸上に配置した反射鏡3と
前記透明媒質1との間に配設されている。4は前
記透明媒質1からの反射光方向に対して垂直に配
置した反射鏡である。
基本構成について説明する。第1図Aは、本発明
の基本構成図であり、今、光の伝播方向をX軸方
向とし、透明媒質1を紙面と垂直の方向、すなわ
ちZ軸方向に置き、且つ該透明媒質1の法線N方
向とX軸とはθ1の角度をなすように配置する。2
は偏光面回転器で、X軸上に配置した反射鏡3と
前記透明媒質1との間に配設されている。4は前
記透明媒質1からの反射光方向に対して垂直に配
置した反射鏡である。
今、光が透明媒質1を透過して、偏光面回転器
2の方向に向かつた場合、光の電界に対する偏光
面は、光が伝播する後方から見て、第1図Bに示
すように、X軸に垂直なY−Z平面のZ軸からψ
の角度であるとし、その振幅をE0とすると、偏
光面のX−Y平面上に成分EH(入射面に平行な成
分)、及び偏光面のX−Z平面上の成分EV(入射
面に垂直な成分)は次式で表される。
2の方向に向かつた場合、光の電界に対する偏光
面は、光が伝播する後方から見て、第1図Bに示
すように、X軸に垂直なY−Z平面のZ軸からψ
の角度であるとし、その振幅をE0とすると、偏
光面のX−Y平面上に成分EH(入射面に平行な成
分)、及び偏光面のX−Z平面上の成分EV(入射
面に垂直な成分)は次式で表される。
EH=E0sinψ ……(1)
EV=E0cosψ ……(2)
この偏光面成分を持つ電界が偏光面回転器2を
通過後、無損失でΔψだけ偏光面が回転したとし、
その電界の偏光面成分をEH1、EV1とする次式で表
される。
通過後、無損失でΔψだけ偏光面が回転したとし、
その電界の偏光面成分をEH1、EV1とする次式で表
される。
EH1=E0sin(ψ+Δψ) ……(3)
EV1=E0cos(ψ+Δψ) ……(4)
偏光面回転器2を透過したのち反射鏡3で反射
され、再び偏光面回転器2を透過し、その偏光面
は更に、同方向にΔψだけ回転するとして、その
出力電界の偏光面成分をEH2、EV2とすれば、次式
が成立する。
され、再び偏光面回転器2を透過し、その偏光面
は更に、同方向にΔψだけ回転するとして、その
出力電界の偏光面成分をEH2、EV2とすれば、次式
が成立する。
EH2=E0sin(ψ+2Δψ) ……(5)
EV2=E0cos(ψ+2Δψ) ……(6)
次いで偏光面回転器2を透過した光が透明媒質
1に入射する。ここで、透明媒質1の屈折率をn2
とし、透明媒質を除いた媒質の屈折率をn1とした
時、屈折率n2の透明媒質1での多重反射を無視し
得るものとすれば、偏光面成分EH、EVに対する
反射率RH、RV及び透過率TH、TVは、それぞれ次
式のように表される。
1に入射する。ここで、透明媒質1の屈折率をn2
とし、透明媒質を除いた媒質の屈折率をn1とした
時、屈折率n2の透明媒質1での多重反射を無視し
得るものとすれば、偏光面成分EH、EVに対する
反射率RH、RV及び透過率TH、TVは、それぞれ次
式のように表される。
RH=tan(θ1−θ2)/tan(θ1+θ2) ……(7)
TH=2sinθ2cosθ1/sin(θ1+θ2)cos(θ1−θ2)
……(8) RV=sin(θ1−θ2)/sin(θ1+θ2) ……(9) TV=2cosθ1sinθ2/sin(θ1+θ2) ……(10) 但しθ1は入射角、θ2は屈折角であり、屈折率
n1、n2と、入射角θ1と屈折角θ2との間には、次式
の関係がある。
……(8) RV=sin(θ1−θ2)/sin(θ1+θ2) ……(9) TV=2cosθ1sinθ2/sin(θ1+θ2) ……(10) 但しθ1は入射角、θ2は屈折角であり、屈折率
n1、n2と、入射角θ1と屈折角θ2との間には、次式
の関係がある。
n1sinθ1=n2sinθ2 ……(11)
したがつて、偏光面回転器2から入射した光の
透明媒質1で反射するX−Y平面上の成分及びX
−Z平面上の成分をEHO2R、EVO2Rとすると、(5)、
(6)、(7)、(9)式を用いてつぎのように表される。
透明媒質1で反射するX−Y平面上の成分及びX
−Z平面上の成分をEHO2R、EVO2Rとすると、(5)、
(6)、(7)、(9)式を用いてつぎのように表される。
EHO2R=EH2・RH=E0sin(ψ+2Δψ)tan(θ1−θ2)
/tan(θ1+θ2) ……(12) EVO2R=EV2・RV=E0cos(ψ+2Δψ)sin(θ1−θ2)
/sin(θ1+θ2) ……(13) 透明媒質1で反射された光の偏光面成分EHO2R、
EVO2Rは、反射鏡4で偏光面も保存されて反射す
るものとし、その反射の透明媒質1への入射光の
中、X−Y平面上の透過成分をEH2PT、反射成分
をEH2PRとし、X−Z平面上の透過成分をEV2PT、
反射成分をEV2PRと表すと、それぞれ次式で表さ
れる。
/tan(θ1+θ2) ……(12) EVO2R=EV2・RV=E0cos(ψ+2Δψ)sin(θ1−θ2)
/sin(θ1+θ2) ……(13) 透明媒質1で反射された光の偏光面成分EHO2R、
EVO2Rは、反射鏡4で偏光面も保存されて反射す
るものとし、その反射の透明媒質1への入射光の
中、X−Y平面上の透過成分をEH2PT、反射成分
をEH2PRとし、X−Z平面上の透過成分をEV2PT、
反射成分をEV2PRと表すと、それぞれ次式で表さ
れる。
EH2PT=EHO2R・TH=E0sin(ψ+2Δψ)
・tan(θ1−θ2)/tan(θ1+θ2)・2sinθ2cosθ1
/sin(θ1+θ2)cos(θ1−θ2) ……(14) EH2PR=EHO2R・RH =E0sin(ψ+2Δψ)・tan2(θ1−θ2)/tan2(θ1
+θ2) ……(15) EV2PT=EVO2R・TV=E0cos(ψ+2Δψ) sin(θ1−θ2)/sin2(θ1+θ2)・2cosθ1sinθ2 ……(16) EV2PR=EVO2R・RV =E0cos(ψ+2Δψ)sin2(θ1−θ2)/sin2(θ1+
θ2) ……(17) したがつて、透明媒質1から偏光面回転器2、
反射鏡3、偏光面回転器2、透明媒質1、反射鏡
4を経て透明媒質1に至る光の伝播を1往復とし
て、m回往復して、反射鏡4から透明媒質1に到
達した光の透過光のX−Y平面上の成分をEH2nT、
X−Z平面上の成分をEV2nTとし、伝播路上の損
失を考慮すると、それぞれ次式で表される。但
し、mは1、2、3、…、A、Bは1より小さい
損失係数である。
/sin(θ1+θ2)cos(θ1−θ2) ……(14) EH2PR=EHO2R・RH =E0sin(ψ+2Δψ)・tan2(θ1−θ2)/tan2(θ1
+θ2) ……(15) EV2PT=EVO2R・TV=E0cos(ψ+2Δψ) sin(θ1−θ2)/sin2(θ1+θ2)・2cosθ1sinθ2 ……(16) EV2PR=EVO2R・RV =E0cos(ψ+2Δψ)sin2(θ1−θ2)/sin2(θ1+
θ2) ……(17) したがつて、透明媒質1から偏光面回転器2、
反射鏡3、偏光面回転器2、透明媒質1、反射鏡
4を経て透明媒質1に至る光の伝播を1往復とし
て、m回往復して、反射鏡4から透明媒質1に到
達した光の透過光のX−Y平面上の成分をEH2nT、
X−Z平面上の成分をEV2nTとし、伝播路上の損
失を考慮すると、それぞれ次式で表される。但
し、mは1、2、3、…、A、Bは1より小さい
損失係数である。
EH2nT=AE0sin(ψ+2mΔψ)・{tan(θ1−θ2)/ta
n(θ1+θ2)}2m-1 ・2sinθ2cosθ1/sin(θ1+θ2)cos(θ1−θ2) ……(18) EV2nT=BE0cos(ψ+2mΔψ) ・{sin(θ1−θ2)/sin(θ1+θ2)}2m-1・2cosθ
1sinθ2/sin(θ1+θ2) ……(19) 上記(18)、(19)式からわかるように、光の透
明媒質1への入射角θ1、透明媒質1の屈折率n2、
透明媒質1の周囲の光の伝播路(空気等)の屈折
率n1と光の伝播往復回数mによつて、光の透過光
の強さが変化する。すなわち、透過光偏光成分
EH2nT、EV2nTの中、どちらかの透過光が所定の強
度以上になつた場合だけを検出するように構成し
ておけば、光が1回の往復に要する時間をTと
し、検出時点における往復回数をmとすると、
mTだけの遅延時間を得ることができることにな
る。
n(θ1+θ2)}2m-1 ・2sinθ2cosθ1/sin(θ1+θ2)cos(θ1−θ2) ……(18) EV2nT=BE0cos(ψ+2mΔψ) ・{sin(θ1−θ2)/sin(θ1+θ2)}2m-1・2cosθ
1sinθ2/sin(θ1+θ2) ……(19) 上記(18)、(19)式からわかるように、光の透
明媒質1への入射角θ1、透明媒質1の屈折率n2、
透明媒質1の周囲の光の伝播路(空気等)の屈折
率n1と光の伝播往復回数mによつて、光の透過光
の強さが変化する。すなわち、透過光偏光成分
EH2nT、EV2nTの中、どちらかの透過光が所定の強
度以上になつた場合だけを検出するように構成し
ておけば、光が1回の往復に要する時間をTと
し、検出時点における往復回数をmとすると、
mTだけの遅延時間を得ることができることにな
る。
次に本発明の具体的実施例について説明する。
第2図は、本発明に係わる光遅延器の一実施例の
概略構成図である。図において、11は光源で、
該光源11から出射され透明媒質12を通過した
光は偏光子13により、ある直線偏光を持つた光
だけが出力され、透明媒質14を介して偏光面回
転器15に導かれるように構成されている。そし
てこの偏光面回転器15は光が1回通過する毎に
その偏光面をΔψだけ回転するようになつている。
偏光面回転器15から出た光は反射鏡16で反射
され、再び偏光面回転器15を通る。この際にも
偏光面は、光が透明媒質14から反射鏡16に向
けて進んだときに回転させられた方向と同じ方向
にΔψだけ回転するものとする。すなわち、偏光
面回転器15に入射する光はどちらから入射して
も、常に同じ方向に偏光面が回転するように構成
されているから、いずれの場合も偏光面回転角は
加算されるように作用し、反射鏡16で反射され
再び偏光面回転器15を通つた光は2Δψだけ偏光
面が回転し、透明媒質14に到達する。この光の
一部は透明媒質14を透過し、一部は透明媒質1
4で反射される。透明媒質14で反射した光は、
透明媒質14に対向して配置されている反射鏡1
7で反射され再び透明媒質14の同じ位置に到達
するように構成しておく。したがつて、その一部
は透明媒質14を透過し、一部は前に通過したと
同じ伝播路を通つて偏光面回転器15の方向に反
射される。
第2図は、本発明に係わる光遅延器の一実施例の
概略構成図である。図において、11は光源で、
該光源11から出射され透明媒質12を通過した
光は偏光子13により、ある直線偏光を持つた光
だけが出力され、透明媒質14を介して偏光面回
転器15に導かれるように構成されている。そし
てこの偏光面回転器15は光が1回通過する毎に
その偏光面をΔψだけ回転するようになつている。
偏光面回転器15から出た光は反射鏡16で反射
され、再び偏光面回転器15を通る。この際にも
偏光面は、光が透明媒質14から反射鏡16に向
けて進んだときに回転させられた方向と同じ方向
にΔψだけ回転するものとする。すなわち、偏光
面回転器15に入射する光はどちらから入射して
も、常に同じ方向に偏光面が回転するように構成
されているから、いずれの場合も偏光面回転角は
加算されるように作用し、反射鏡16で反射され
再び偏光面回転器15を通つた光は2Δψだけ偏光
面が回転し、透明媒質14に到達する。この光の
一部は透明媒質14を透過し、一部は透明媒質1
4で反射される。透明媒質14で反射した光は、
透明媒質14に対向して配置されている反射鏡1
7で反射され再び透明媒質14の同じ位置に到達
するように構成しておく。したがつて、その一部
は透明媒質14を透過し、一部は前に通過したと
同じ伝播路を通つて偏光面回転器15の方向に反
射される。
以上のように偏光子13を経て透明媒質14を
透過した光は、偏光面回転器15、反射鏡16、
偏光面回転器15、透明媒質14、反射鏡17、
透明媒質14の順に進行するが、これを1往復と
定義し、m回往復したのち透明媒質14を透過し
て、その透過光の光路上に配置した検光子18を
通過する光の中、ある所定値以上のレベルのもの
だけが検出器19で検出されるように構成されて
いる。なお、検光子18は光源11、透明媒質1
2、偏光子13、透明媒質14からの反射波を除
去するためにも用いられるものである。
透過した光は、偏光面回転器15、反射鏡16、
偏光面回転器15、透明媒質14、反射鏡17、
透明媒質14の順に進行するが、これを1往復と
定義し、m回往復したのち透明媒質14を透過し
て、その透過光の光路上に配置した検光子18を
通過する光の中、ある所定値以上のレベルのもの
だけが検出器19で検出されるように構成されて
いる。なお、検光子18は光源11、透明媒質1
2、偏光子13、透明媒質14からの反射波を除
去するためにも用いられるものである。
次に、このように構成した光遅延器の遅延時間
について説明する。光源11から出射されたのち
透明媒質12で反射され、検出器20で検出され
る光に対して遅延時間を定義するものとする。透
明媒質12と検出器20との間の光伝播路長を
L1、透明媒質12から偏光子13を経て透明媒
質14までの光伝播路長をL2、透明媒質14か
ら偏光面回転器15を経て反射鏡16までの光伝
播路長をL3、透明媒質14と反射鏡17間の光
伝播路長をL4、透明媒質14から検光子18を
経て検出器19までの光伝播路長をL5とし、且
つ、L1からL5までの光伝播路は真空中の光の伝
播路と等価であるとする。ここで、光源11から
出射された光の中、検出器20で検出されたもの
と、透明媒質14を透過してm回往復したのち、
検出器19で検出されたものとの時間差をΔtと
すれば、次式で表される。
について説明する。光源11から出射されたのち
透明媒質12で反射され、検出器20で検出され
る光に対して遅延時間を定義するものとする。透
明媒質12と検出器20との間の光伝播路長を
L1、透明媒質12から偏光子13を経て透明媒
質14までの光伝播路長をL2、透明媒質14か
ら偏光面回転器15を経て反射鏡16までの光伝
播路長をL3、透明媒質14と反射鏡17間の光
伝播路長をL4、透明媒質14から検光子18を
経て検出器19までの光伝播路長をL5とし、且
つ、L1からL5までの光伝播路は真空中の光の伝
播路と等価であるとする。ここで、光源11から
出射された光の中、検出器20で検出されたもの
と、透明媒質14を透過してm回往復したのち、
検出器19で検出されたものとの時間差をΔtと
すれば、次式で表される。
Δt=1/C{L2+2m(L3+L4)+L5−L1}
……(20)
但し、Cは光速である。
したがつて、L1,L2,L3,L4,L5の値、及び
mの値を適宜設定することにより、所望の遅延時
間を得ることができる。
mの値を適宜設定することにより、所望の遅延時
間を得ることができる。
以上、基本構成並びに実施例に基づいて説明し
たように、本発明は、偏光面回転角度により透過
率及び反射率が変化する透明媒質と、偏光面を回
転させる偏光面回転器とを2つの反射鏡の間に介
在させ、透明媒質への入射光を所定の反射回数を
経たのち、該透明媒質より出射させることにより
遅延時間を得るように構成したので、容易に所望
の遅延時間を得ることができる小型で簡単な構成
の光遅延器を提供することができる。
たように、本発明は、偏光面回転角度により透過
率及び反射率が変化する透明媒質と、偏光面を回
転させる偏光面回転器とを2つの反射鏡の間に介
在させ、透明媒質への入射光を所定の反射回数を
経たのち、該透明媒質より出射させることにより
遅延時間を得るように構成したので、容易に所望
の遅延時間を得ることができる小型で簡単な構成
の光遅延器を提供することができる。
第1図Aは、本発明の基本構成を説明するため
の説明図、第1図Bは、透明媒質の透過光の偏光
面を示す図、第2図は、本発明に係わる光遅延器
の一実施例を示す概略図である。 図において、1は透明媒質、2は偏光面回転
器、3,4は反射鏡、11は光源、12は透明媒
質、13は偏光子、14は透明媒質、15は偏光
面回転器、16,17は反射鏡、18は検光子、
19,20は検出器を示す。
の説明図、第1図Bは、透明媒質の透過光の偏光
面を示す図、第2図は、本発明に係わる光遅延器
の一実施例を示す概略図である。 図において、1は透明媒質、2は偏光面回転
器、3,4は反射鏡、11は光源、12は透明媒
質、13は偏光子、14は透明媒質、15は偏光
面回転器、16,17は反射鏡、18は検光子、
19,20は検出器を示す。
Claims (1)
- 1 2枚の反射鏡間にある特定の偏光面の光だけ
を透過又は反射させる透明媒質と光の偏光面を回
転させる偏光面回転器とを配置し、透明媒質に入
射した特定の偏光面の光を、偏光面回転器を透過
する毎にその偏光面を回転させながら、透明媒質
と偏光面回転器の光路上の両端ににある反射鏡を
介して所定回数の反射を繰り返した後に、透明媒
質を通過できる回転角度の偏光面にして透明媒質
から出射させ、光の遅延時間を得るように構成し
たことを特徴とする光遅延器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19809886A JPS6355519A (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 光遅延器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19809886A JPS6355519A (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 光遅延器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6355519A JPS6355519A (ja) | 1988-03-10 |
| JPH0120404B2 true JPH0120404B2 (ja) | 1989-04-17 |
Family
ID=16385461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19809886A Granted JPS6355519A (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 光遅延器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6355519A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2659754B1 (fr) * | 1990-03-16 | 1994-03-25 | Thomson Csf | Dispositif de creation de retards optiques et application a un systeme de commande optique d'une antenne a balayage. |
| KR100336696B1 (ko) * | 1999-12-08 | 2002-05-13 | 고연완 | 편광 분석장치 및 편광 분석방법 |
-
1986
- 1986-08-26 JP JP19809886A patent/JPS6355519A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6355519A (ja) | 1988-03-10 |
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