JPH0121126B2 - - Google Patents
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- JPH0121126B2 JPH0121126B2 JP58006118A JP611883A JPH0121126B2 JP H0121126 B2 JPH0121126 B2 JP H0121126B2 JP 58006118 A JP58006118 A JP 58006118A JP 611883 A JP611883 A JP 611883A JP H0121126 B2 JPH0121126 B2 JP H0121126B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- composition
- dimethacrylate
- composition according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dental Preparations (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
本発明は歯の小窩裂溝を充填し封鎖するのに適
した組成物に関する。 従来むし歯の発生を予防する手段として、う蝕
の発生し易い咬合の小窩や裂溝に液状または流動
性のあるペースト後の接着剤を充填し封鎖させる
ことが行なわれている。このような目的のシーラ
ントとしてDelton(Johnson&Johnson)やWhite
Sealant(3M)等が市販されている。しかし、歯
の小窩裂溝を充填・封鎖するには歯の間隙の狭い
小窩や裂溝のすみずみまできちんとシーラントが
充填され長期間にわたつて保持されていることが
必要であるが、かかる目的に充分に適合するよう
な材料はまだ見い出されていない。これまで小窩
裂溝の填塞用は古くはα−シアノアクリレートの
応用が試みられた例がある。(Buonocore、M.
G.、J.Am.Dent.Assoc.、75、121−128、1967年)
しかし、このシーラントは耐水性が悪く臨床的に
もシーラントの保持率が非常に悪かつたと報告さ
れている。またメチルメタクリレートとポリメチ
ルメタクリレートを主体として常温重合触媒を用
いて硬化させる材料も開発されたが、小窩裂溝に
浸透しにくい、操作が煩雑などの欠点があつた。
また最近ではビスフエノールAジグリシジルジメ
タクリレート(BiSGMA)をトリエチレングリ
コールジメタクリレート(3G)等の希釈剤で希
釈し、液状としたシーラントが開発されている。
(特開昭52−73592、特開昭53−5135、特開昭56−
61307)しかし、このものは操作性は改善されて
いるものの、までシーラントの保持率に問題があ
るとされている。上記の特開の開示によるとこの
ものの組成はBis GMAと3Gのほぼ等量からなる
ものであるが、歯質に対する濡れが悪いため歯の
小窩裂溝によく浸透しないものと思われる。 本発明者らはこの点に鑑み、歯の小窩裂溝に十
分浸透し長期間にわたつて脱落しない優れたシー
ラントを開発すべく鋭意検討した結果、Bis
GMAを成分とするシーラントに親水性単量体を
加えて歯質に対する漏れを改良するとともに主成
分のBiS GMA単量体に対してやや疎水性の単量
体を加えることによりシーラントの耐水性を維持
して歯の小窩裂溝への保持率を高めることができ
るとの見透しを得た。そして、さらに検討を進め
た結果、親水性の単量体に2−ヒドロキシエチル
メタクリレート(HEMA)を、やや疎水性の単
量体にビスオキシエチレン化ビスフエノールAジ
メタクリレート(D−XE)を用いることにより、
すぐれたシーラントを得ることができ、本発明を
完成した。すなわち、本発明は重合性単量体と硬
化剤からなる組成物であつて、該重合性単量体は
ビスフエノールAジグリシジルジメタクリレー
ト、および2−ヒドロキシエチルメタクリレート
とから構成され、該硬化剤は過酸化物触媒と該触
媒の分解を促進する促進剤とから構成され、該触
媒と該促進剤が同一包装に入らないように包装さ
れた歯の小窩裂溝封鎖用組成物である。 なお、本発明において上記のD−XE単量体と
は一般式(1)で示される化合物である。 ここで、m、nは1〜4の範囲の整数であり、
mとnは同一または互いに異なるものである。m
およびnが4より大きくなると親水性が大きくな
りすぎるので好ましくない。なお、D−XE単量
体は通常混合物として得られる。従つて混合物の
m+nのみかけの値は2.6等の実数として表現さ
れる。 本発明の組成物は上記の重合性単量体で構成さ
れているが、さらに下記に示されるようなメタク
リル酸またはアクリル酸誘導体が加えられること
ができる。かかる誘導体としては、例えばメチル
メタクリレート、モノ、ジ、トリ、テトラエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)メタクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレ
ート、1,6−ヘキサングリコールジ(メタ)ア
クリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレー
ト、1,2−ビス(3−メタクリロキシ−2−ヒ
ドロキシプロポキシ)エタン、脂肪族ジイソシア
ネートとHEMAとの反応物などが挙げられる。
このなかでも特にネオペンチルグリコールジメタ
クリレート(NPG)とトリエチレングリコール
ジメタクリレート(3G)が好ましい。 本発明の組成物において、各々の重合性単量体
はBisGMA20〜80(好ましくは、30〜60)重量
部、D−XE3〜40(好ましくは、5〜20)重量部、
HEMA10〜80(好ましくは、15〜40)重量部の範
囲にあることが望ましい。D−XEの混合量は組
成物の耐水性の点から、HEMAの混合量は親水
性付与の点から求められたものである。さらに、
本発明の最も好ましい重合性単量体組成は
BisGMA30〜60重量部、D−XE5〜20重量部、
HEMA15〜40重量部、NPG0〜20重量部および
3G0〜20重量部であり、かかる混合物により歯質
に対する濡れが良好でエナメル質に対する接着質
に対する接着力も最高の値が得られる。 つぎに硬化剤としては室温付近で重合開始が可
能な酸化還元型硬化剤が用いられる。過酸化物触
媒としてはジベンゾイルパーオキサイド
(BPO)、ジ−p−クロロベンゼンパーオキサイ
ド、ジラウロイルパーオキサイド等が好ましく用
いられる。また促進剤としてはN,N−ジメチル
アニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−ト
ルイジン(NN−DEPT)、N−メチル−p−ト
ルイジン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)−3,4−ジメチルアニリン等が好ましく用
いられる。このなかでも過酸化物としてBPO、
促進剤としてNN−DEPTが特に好ましく用いら
れる。 本発明の組成物は過酸化物と促進剤が同一包装
に入らないように通常2包装型に包装されて歯料
医に供給される。 小窩裂溝封鎖用シーラントとして硬化時間は臨
床上非常に重要で、室温(22〜26℃)付近で30〜
90秒の範囲に硬化する必要がある。30秒より早く
硬化すると、歯の小窩裂溝の奥に浸透する前に硬
化するとか操作時間が短かすぎるという欠点をも
つようになる。また90秒より遅く硬化すると唾液
に汚染されるとか、口腔内の高湿度のため水分の
影響を受けるなどの接着に不利な条件が増してく
る。その他に組成物の貯蔵中に重合が開始されて
硬化が始まるのを防ぐために重合禁止剤または安
定剤を加えると都合がいい。例えばハイドロキノ
ンモノメチルエーテル、2,6−ジ−t−ブチル
−p−クレゾール(BHT)、2,2′−メチレンビ
ス(4−エチル−6−tert−ブチルフエノール)、
p−tert−ブチルカテコール等の化合物が好まし
く用いられる。 本発明の組成物に着色剤を加えることにより該
シーラントを歯の小窩裂溝に充填する際にきちん
と充填され封鎖されているかどうか医師が確認す
るのに便利である。また術後にシーラントが保持
されているかどうか、予後の管理が容易に行なえ
る等の利点がある。この際歯のう蝕の発生状態を
観際する必要上着色剤は単量体に溶解し透明にな
ることが大切である。このような目的にかなう着
色剤は安定性が高いものであれば特に限定されな
いが次のものが好適に用いられる。例えばエリス
ロシンB、ローダミンBおよびアシツドレツドは
安全性が高く、単量体によく溶けて透明な色を呈
し、重合した硬化体の中では該着色剤は変色や水
に溶け出して脱色することはない。 本発明の具体的実施形態および特徴について以
下の実施例によつて説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。 実施例 1 次のような2液型(A液、B液)からなる組成
物()を調整した。
した組成物に関する。 従来むし歯の発生を予防する手段として、う蝕
の発生し易い咬合の小窩や裂溝に液状または流動
性のあるペースト後の接着剤を充填し封鎖させる
ことが行なわれている。このような目的のシーラ
ントとしてDelton(Johnson&Johnson)やWhite
Sealant(3M)等が市販されている。しかし、歯
の小窩裂溝を充填・封鎖するには歯の間隙の狭い
小窩や裂溝のすみずみまできちんとシーラントが
充填され長期間にわたつて保持されていることが
必要であるが、かかる目的に充分に適合するよう
な材料はまだ見い出されていない。これまで小窩
裂溝の填塞用は古くはα−シアノアクリレートの
応用が試みられた例がある。(Buonocore、M.
G.、J.Am.Dent.Assoc.、75、121−128、1967年)
しかし、このシーラントは耐水性が悪く臨床的に
もシーラントの保持率が非常に悪かつたと報告さ
れている。またメチルメタクリレートとポリメチ
ルメタクリレートを主体として常温重合触媒を用
いて硬化させる材料も開発されたが、小窩裂溝に
浸透しにくい、操作が煩雑などの欠点があつた。
また最近ではビスフエノールAジグリシジルジメ
タクリレート(BiSGMA)をトリエチレングリ
コールジメタクリレート(3G)等の希釈剤で希
釈し、液状としたシーラントが開発されている。
(特開昭52−73592、特開昭53−5135、特開昭56−
61307)しかし、このものは操作性は改善されて
いるものの、までシーラントの保持率に問題があ
るとされている。上記の特開の開示によるとこの
ものの組成はBis GMAと3Gのほぼ等量からなる
ものであるが、歯質に対する濡れが悪いため歯の
小窩裂溝によく浸透しないものと思われる。 本発明者らはこの点に鑑み、歯の小窩裂溝に十
分浸透し長期間にわたつて脱落しない優れたシー
ラントを開発すべく鋭意検討した結果、Bis
GMAを成分とするシーラントに親水性単量体を
加えて歯質に対する漏れを改良するとともに主成
分のBiS GMA単量体に対してやや疎水性の単量
体を加えることによりシーラントの耐水性を維持
して歯の小窩裂溝への保持率を高めることができ
るとの見透しを得た。そして、さらに検討を進め
た結果、親水性の単量体に2−ヒドロキシエチル
メタクリレート(HEMA)を、やや疎水性の単
量体にビスオキシエチレン化ビスフエノールAジ
メタクリレート(D−XE)を用いることにより、
すぐれたシーラントを得ることができ、本発明を
完成した。すなわち、本発明は重合性単量体と硬
化剤からなる組成物であつて、該重合性単量体は
ビスフエノールAジグリシジルジメタクリレー
ト、および2−ヒドロキシエチルメタクリレート
とから構成され、該硬化剤は過酸化物触媒と該触
媒の分解を促進する促進剤とから構成され、該触
媒と該促進剤が同一包装に入らないように包装さ
れた歯の小窩裂溝封鎖用組成物である。 なお、本発明において上記のD−XE単量体と
は一般式(1)で示される化合物である。 ここで、m、nは1〜4の範囲の整数であり、
mとnは同一または互いに異なるものである。m
およびnが4より大きくなると親水性が大きくな
りすぎるので好ましくない。なお、D−XE単量
体は通常混合物として得られる。従つて混合物の
m+nのみかけの値は2.6等の実数として表現さ
れる。 本発明の組成物は上記の重合性単量体で構成さ
れているが、さらに下記に示されるようなメタク
リル酸またはアクリル酸誘導体が加えられること
ができる。かかる誘導体としては、例えばメチル
メタクリレート、モノ、ジ、トリ、テトラエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)メタクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレ
ート、1,6−ヘキサングリコールジ(メタ)ア
クリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレー
ト、1,2−ビス(3−メタクリロキシ−2−ヒ
ドロキシプロポキシ)エタン、脂肪族ジイソシア
ネートとHEMAとの反応物などが挙げられる。
このなかでも特にネオペンチルグリコールジメタ
クリレート(NPG)とトリエチレングリコール
ジメタクリレート(3G)が好ましい。 本発明の組成物において、各々の重合性単量体
はBisGMA20〜80(好ましくは、30〜60)重量
部、D−XE3〜40(好ましくは、5〜20)重量部、
HEMA10〜80(好ましくは、15〜40)重量部の範
囲にあることが望ましい。D−XEの混合量は組
成物の耐水性の点から、HEMAの混合量は親水
性付与の点から求められたものである。さらに、
本発明の最も好ましい重合性単量体組成は
BisGMA30〜60重量部、D−XE5〜20重量部、
HEMA15〜40重量部、NPG0〜20重量部および
3G0〜20重量部であり、かかる混合物により歯質
に対する濡れが良好でエナメル質に対する接着質
に対する接着力も最高の値が得られる。 つぎに硬化剤としては室温付近で重合開始が可
能な酸化還元型硬化剤が用いられる。過酸化物触
媒としてはジベンゾイルパーオキサイド
(BPO)、ジ−p−クロロベンゼンパーオキサイ
ド、ジラウロイルパーオキサイド等が好ましく用
いられる。また促進剤としてはN,N−ジメチル
アニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−ト
ルイジン(NN−DEPT)、N−メチル−p−ト
ルイジン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)−3,4−ジメチルアニリン等が好ましく用
いられる。このなかでも過酸化物としてBPO、
促進剤としてNN−DEPTが特に好ましく用いら
れる。 本発明の組成物は過酸化物と促進剤が同一包装
に入らないように通常2包装型に包装されて歯料
医に供給される。 小窩裂溝封鎖用シーラントとして硬化時間は臨
床上非常に重要で、室温(22〜26℃)付近で30〜
90秒の範囲に硬化する必要がある。30秒より早く
硬化すると、歯の小窩裂溝の奥に浸透する前に硬
化するとか操作時間が短かすぎるという欠点をも
つようになる。また90秒より遅く硬化すると唾液
に汚染されるとか、口腔内の高湿度のため水分の
影響を受けるなどの接着に不利な条件が増してく
る。その他に組成物の貯蔵中に重合が開始されて
硬化が始まるのを防ぐために重合禁止剤または安
定剤を加えると都合がいい。例えばハイドロキノ
ンモノメチルエーテル、2,6−ジ−t−ブチル
−p−クレゾール(BHT)、2,2′−メチレンビ
ス(4−エチル−6−tert−ブチルフエノール)、
p−tert−ブチルカテコール等の化合物が好まし
く用いられる。 本発明の組成物に着色剤を加えることにより該
シーラントを歯の小窩裂溝に充填する際にきちん
と充填され封鎖されているかどうか医師が確認す
るのに便利である。また術後にシーラントが保持
されているかどうか、予後の管理が容易に行なえ
る等の利点がある。この際歯のう蝕の発生状態を
観際する必要上着色剤は単量体に溶解し透明にな
ることが大切である。このような目的にかなう着
色剤は安定性が高いものであれば特に限定されな
いが次のものが好適に用いられる。例えばエリス
ロシンB、ローダミンBおよびアシツドレツドは
安全性が高く、単量体によく溶けて透明な色を呈
し、重合した硬化体の中では該着色剤は変色や水
に溶け出して脱色することはない。 本発明の具体的実施形態および特徴について以
下の実施例によつて説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。 実施例 1 次のような2液型(A液、B液)からなる組成
物()を調整した。
【表】
組成物()市販品Delton(Johnson&
Johnson)と比較して硬化時間、エナメル質に対
する液の接触角および接着力、吸水量を調べた。
その結果を表1に示した。なお、接触角は2液を
等量混ぜてから10秒後に求めた。
Johnson)と比較して硬化時間、エナメル質に対
する液の接触角および接着力、吸水量を調べた。
その結果を表1に示した。なお、接触角は2液を
等量混ぜてから10秒後に求めた。
【表】
表1から示されるように本発明の組成物は市
販品のDeltonよりも酸処理したエナメル面への
接触角が低く、液の濡れがいいことが示される。
また酸処理したエナメル質への接着力も高く組成
物はエナメル質の小窩裂溝の封鎖に有効を考え
られる。シーラントとして重要な硬化時間は60秒
で、吸水量も1.48mg/cm2とDeltonと較べて劣るこ
とはなかつた。 実施例 2 次のような2液型(C液、D液)からなる組成
物()を調製した。
販品のDeltonよりも酸処理したエナメル面への
接触角が低く、液の濡れがいいことが示される。
また酸処理したエナメル質への接着力も高く組成
物はエナメル質の小窩裂溝の封鎖に有効を考え
られる。シーラントとして重要な硬化時間は60秒
で、吸水量も1.48mg/cm2とDeltonと較べて劣るこ
とはなかつた。 実施例 2 次のような2液型(C液、D液)からなる組成
物()を調製した。
【表】
この組成物()および市販品Deltonについ
て抜去歯を用いて臨床的な処置方法と同様な操作
をほどこし、顕微鏡観察によつて歯の小窩裂溝へ
のシーラントの充填深さを測定した。 シーラントの填塞は次のようにして行つた。即
ち人抜去大曰歯の咬合面の小窩裂溝部分を注水下
ブラシコーンを用いて30秒間よく洗浄し、エアー
乾燥後40%リン酸水溶液で60秒間エツチング処理
した。よく水洗してから歯全体が乾燥しない程度
にエアーにて咬合面をさつと乾燥後、組成物
()のC液とD液を等量混合し、即席に小窩裂
溝部分に填塞した。Deltonについても全く同様
に填塞した。シーラントの充填深さの測定として
は歯牙により小窩裂溝の大きさや深さに個体差が
あるため次のような簡便的な方法で相対的なレジ
ン侵入度として評価した。即ちシーラントを填塞
して硬化した歯の小窩裂溝の主溝に対して直角に
4〜5片平行に歯を切断し、薄い歯牙の試験片を
得る。この試験片を光学顕微鏡にて図1に示すよ
うに小窩裂溝の幅が200ミクロンの測長基準線か
らの小窩裂溝の深さ(a)と小窩裂溝に填塞されたレ
ジンの深さ(c)を読み取り、(c/a)をレジン侵
入度として表わし、本発明の組成物()と市販
品のDeltonのレジン侵入度を比較した。1歯に
ついて4〜5枚の切断試験片から平均のレジン侵
入度を計算し、各試料につき5歯を用いて評価し
た。その結果を表2に示した。表2から明らかな
様に組成物()はDeltonよりレジン侵入度が
高く臨床的にもよく歯の小窩裂溝にレジンが浸透
し保持率も良好と考えられる。
て抜去歯を用いて臨床的な処置方法と同様な操作
をほどこし、顕微鏡観察によつて歯の小窩裂溝へ
のシーラントの充填深さを測定した。 シーラントの填塞は次のようにして行つた。即
ち人抜去大曰歯の咬合面の小窩裂溝部分を注水下
ブラシコーンを用いて30秒間よく洗浄し、エアー
乾燥後40%リン酸水溶液で60秒間エツチング処理
した。よく水洗してから歯全体が乾燥しない程度
にエアーにて咬合面をさつと乾燥後、組成物
()のC液とD液を等量混合し、即席に小窩裂
溝部分に填塞した。Deltonについても全く同様
に填塞した。シーラントの充填深さの測定として
は歯牙により小窩裂溝の大きさや深さに個体差が
あるため次のような簡便的な方法で相対的なレジ
ン侵入度として評価した。即ちシーラントを填塞
して硬化した歯の小窩裂溝の主溝に対して直角に
4〜5片平行に歯を切断し、薄い歯牙の試験片を
得る。この試験片を光学顕微鏡にて図1に示すよ
うに小窩裂溝の幅が200ミクロンの測長基準線か
らの小窩裂溝の深さ(a)と小窩裂溝に填塞されたレ
ジンの深さ(c)を読み取り、(c/a)をレジン侵
入度として表わし、本発明の組成物()と市販
品のDeltonのレジン侵入度を比較した。1歯に
ついて4〜5枚の切断試験片から平均のレジン侵
入度を計算し、各試料につき5歯を用いて評価し
た。その結果を表2に示した。表2から明らかな
様に組成物()はDeltonよりレジン侵入度が
高く臨床的にもよく歯の小窩裂溝にレジンが浸透
し保持率も良好と考えられる。
【表】
実施例 3
次のような2液型(E液、F液)からなる組成
()液を調製した。
()液を調製した。
【表】
組成物()を実施例1と同様に硬化時間、エ
ナメル質に対する液の接触角および接着、吸水量
を調べた。その結果を表3に示した。
ナメル質に対する液の接触角および接着、吸水量
を調べた。その結果を表3に示した。
【表】
物
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重合性単量体と硬化剤からなる組成物であつ
て、該重合性単量体はビスフエノールA、ジグリ
シジルジメタクリレート20〜80重量部、一般式 で示される(ここでm、nは1≦m≦4、1≦n
≦4で同一または異なる整数)ビスオキシエチレ
ン化ビスフエノールAジメタクリレート3〜40重
量部および2−ヒドロキシエチルメタクリレート
10〜80重量部とから構成され、該硬化剤は過酸化
物触媒と該触媒の分解を促進する促進剤とから構
成され、該触媒と該促進剤が同一包装に入らない
ように包装された歯の小窩裂溝封鎖用組成物。 2 該重合性単量体がビスフエノールAジグリシ
ジルジメタクリレート30〜60重量部、ビスオキシ
エチレン化ビスフエノールAジメタクリレート5
〜20重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト15〜40重量部から構成される特許請求の範囲第
1項記載の組成物。 3 該重合性単量体はさらにネオペンチルグリコ
ールジメタクリレート20重量部以下を含有する特
許請求の範囲第1項または第2項記載の組成物。 4 該重合性単量体はさらにトリエチレングリコ
ールジメタクリレート20重量部以下を含有する特
許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の
組成物。 5 該過酸化物触媒が過酸化ベンゾイルである特
許請求の範囲第1項記載の組成物。 6 該促進剤がNN−ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)−p−トルイジンである特許請求の範囲第1
項記載の組成物。 7 歯と区別できるような透明な着色剤を含有し
てなる特許請求の範囲第1項記載の組成物。 8 該着色剤がエリスロシンB、ローダミンBま
たはアシツドレツドである特許請求の範囲第7項
記載の組成物。 9 該組成物が2包装に包装された特許請求の範
囲第1項記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58006118A JPS59130806A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 歯の小窩裂溝封鎖用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58006118A JPS59130806A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 歯の小窩裂溝封鎖用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59130806A JPS59130806A (ja) | 1984-07-27 |
| JPH0121126B2 true JPH0121126B2 (ja) | 1989-04-19 |
Family
ID=11629588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58006118A Granted JPS59130806A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 歯の小窩裂溝封鎖用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59130806A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3536077A1 (de) * | 1985-10-09 | 1987-04-09 | Muehlbauer Ernst Kg | Polymerisierbare saeure und saeurederivate enthaltende verbindungen, dieselben enthaltende mischungen und ihre verwendung |
| JPH0627047B2 (ja) * | 1988-12-16 | 1994-04-13 | 而至歯科工業株式会社 | 歯科用グラスアイオノマーセメント組成物 |
| EP1621179A1 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-01 | DENTSPLY DETREY GmbH | Laser curable polymerisable composition for the protection of hard tissue |
| US9554971B2 (en) * | 2012-02-10 | 2017-01-31 | University Of Maryland, Baltimore | Nanostructured antibacterial and remineralizing dental bonding agents and dental bonding systems |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ZA741576B (en) * | 1973-04-02 | 1975-02-26 | Lee Pharmaceuticals | Dental adhesive composition |
| JPS5152454A (ja) * | 1974-10-26 | 1976-05-10 | Mochida Pharm Co Ltd | |
| JPS51123258A (en) * | 1975-04-19 | 1976-10-27 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | Dental adherent composition for pretreating tooth face |
| CA1112397A (en) * | 1975-12-15 | 1981-11-10 | Russell N. Kemper | Peroxide-catalyzed composition useful for sealing pits and fissures in teeth |
| JPS52101894A (en) * | 1976-02-23 | 1977-08-26 | Sankin Ind Co | Lighttsetting dental resin composition |
-
1983
- 1983-01-17 JP JP58006118A patent/JPS59130806A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59130806A (ja) | 1984-07-27 |
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