JPH0121199B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0121199B2 JPH0121199B2 JP4932781A JP4932781A JPH0121199B2 JP H0121199 B2 JPH0121199 B2 JP H0121199B2 JP 4932781 A JP4932781 A JP 4932781A JP 4932781 A JP4932781 A JP 4932781A JP H0121199 B2 JPH0121199 B2 JP H0121199B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- solvent
- evaporation rate
- present
- examples
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
本発明は、1,1,2,2−テトラクロロ−
1,2−ジフルオロエタン(以下R−112と略記
する)又は、1,1,2−トリクロロ−1,2,
2−トリフルオロエタン(以下R−113と略記す
る)から選ばれる1種又は2種、及び1,1,2
−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン(以下
R−122と略記する)からなる混合溶剤組成物に
関するものである。 金属の脱脂洗浄用あるいは一般工業用溶剤の使
用形態には、密閉型、半密閉型あるいはオープン
型があり、いずれの場合にも引火による爆発や火
災の防止あるいは毒性の問題から排気設備に対す
る法規制は厳しくなつている。しかし現実には小
規模にたやすく行なえるなどの利点があるため、
しばしば利用されている手ふき洗浄のようなオー
プン使用の場合は、充分な局所排気ができないこ
とが多く不燃性で引火の危険性がない、より低毒
な溶剤が望まれている。 従来から、R−112及びR−113が不燃性で毒性
の小さい物質であることは知られている。例え
ば、米国OSHAのデータによれば1,1,1−
トリクロルエタンよりも大気中の許容濃度が大き
いとされている。従つて、手ふき洗浄等のオープ
ン使用において、ならびに今後予想される毒性規
制の強化に対応するためには望ましい物質であ
る。一般工業用溶剤として、R−112又はR−113
が使用われている例として例えば特公昭45−4847
号公報にはR−112とエタノールの組み合せが、
又特公昭53−1231号公報にはR−113とニトロメ
タンの組み合せが記載されている。さらに特開昭
52−71405号公報には、溶解力を上げる目的で90
重量%以上R−113に対してニトロメタン、アセ
トン、メタノール、あるいはエタノール等を組み
合せた混合溶剤の記載がある。ところが、上記混
合物では充分な溶解力が得られていないばかりで
なく、R−113の混合物の場合にはR−113の割合
が増えると蒸発速度が大きくなり、大気中の蓄積
量が増大したり、蒸発による損失が大きいなどの
欠点があつた。 本発明者等は、かかる欠点を解決すべく鋭意研
究を重ねた結果、不燃性、低毒性であるばかりで
なく本来溶剤に最も要求される溶解力に富んだ新
規な溶合溶剤を見い出した。すなわち、本発明は
R−112又はR−113の40〜80重量%及びR−112
の20〜60重量%からなる混合溶剤組成物とR−
112及びR−113の70〜80重量%及びR−122の20
〜30重量%からなる混合溶剤組成物に関するもの
である。従来から溶解力や蒸発速度の調節やその
他性能の向上のために、いろいろな混合溶剤が開
発されているが、本発明のようなR−122を含む
混合溶剤は見い出されていない。R−122は沸点、
溶解力、蒸発速度が1,1,1−トリクロルエタ
ンに近い値を示し、単独でも溶剤として有用な物
質である。かかるR−122に対してR−112及び又
はR−113が加わつた混合溶剤は、不燃性、低毒
性でしかも従来からのR−112又はR−113系の溶
剤に比べて溶解力を増大することができた。 本発明の混合溶剤におけるR−122の割合は、
R−122/R−112又はR−122/R113の場合には
20〜60重量%が適当であり、R−122/R−112/
R−113の場合には20〜30重量%、好ましくは20
〜25重量%が選ばれる。3成分系におけるR−
112及びR−113の割合は、R−122を除いた重量
%の範囲内で適宜選択可能である。一般に、R−
112又はR−122の割合が多い程、溶解力は増大し
かつ蒸発速度は減少する。一方、R−113の割合
が多い程毒性が低下するという利点が出てくる。 又、上記必須成分に対して公知乃至周知の添加
剤を加えることができる。例えば、2〜8重量
%、好ましくは4〜5重量%のアルコール類を加
えると、溶解力が増大することがわかつた。アル
コール類としては、メチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール等が有用であるが、毒性を考慮するとエ
タノール、イソプロピルアルコールが好適に選ば
れる。さらに、ニトロアルカン類を0.4〜1.2重量
%、好ましくは0.6〜0.8重量%加えると熱安定性
に優れ、混合物の沸点においても鉄や亜鉛が腐食
されないこともわかつた。ニトロアルカン類とし
ては、ニトロメタン、ニトロエタン等が有用であ
る。 以上、本発明の混合溶剤は従来のR−112又は
R−113系混合溶剤には見られない高い溶解力を
有し、金属の脱脂洗浄あるいは一般工業用溶剤と
して、1,1,1−トリクロルエタンに劣らない
性能を発揮するものである。 次に、本発明の実施例について更に具体的に説
明するが、かかる説明によつて本発明が何ら限定
されるものでないことは勿論である。 実施例1〜3及び比較例1 R−122を含む場合と含まない場合について、
KB値及び蒸発速度を測定した結果を下記第1表
に示す。なお、KB値は溶剤の溶解力を表わす値
であり、「ASTM D1133−61」の方法に従つて
測定した。又、蒸発速度はJIS、ASTMともに規
格化された方法はないので、内径86mmφ、高さ20
mmの硝子製シヤーレに溶剤30gを入れ、恒温水槽
の液面にシヤーレを浮かした状態に保つて溶剤を
揮散させ、溶剤重量の経時変化を測定した。 参考例1〜4及び比較参考例2〜6 エタノール及び又はニトロメタンを添加した場
合の各種混合溶剤と、1,1,1−トリクロルエ
タンについてKB値及び蒸発速度を前記と同様な
方法により測定した。その結果を下記第2表に示
す。 参考例 5〜6 ニトロメタンを添加した場合の熱安定化効果を
示す結果を下記第3表に示す。なお、熱安定性は
100mlの耐圧硝子容器に試料100g入れ、液中に鉄
片、亜鉛片を浸漬し封管後68℃に保つた恒温槽に
入れ6日間保持し、金属の腐食量、および液の分
解量を測定することによつて判定した。
1,2−ジフルオロエタン(以下R−112と略記
する)又は、1,1,2−トリクロロ−1,2,
2−トリフルオロエタン(以下R−113と略記す
る)から選ばれる1種又は2種、及び1,1,2
−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン(以下
R−122と略記する)からなる混合溶剤組成物に
関するものである。 金属の脱脂洗浄用あるいは一般工業用溶剤の使
用形態には、密閉型、半密閉型あるいはオープン
型があり、いずれの場合にも引火による爆発や火
災の防止あるいは毒性の問題から排気設備に対す
る法規制は厳しくなつている。しかし現実には小
規模にたやすく行なえるなどの利点があるため、
しばしば利用されている手ふき洗浄のようなオー
プン使用の場合は、充分な局所排気ができないこ
とが多く不燃性で引火の危険性がない、より低毒
な溶剤が望まれている。 従来から、R−112及びR−113が不燃性で毒性
の小さい物質であることは知られている。例え
ば、米国OSHAのデータによれば1,1,1−
トリクロルエタンよりも大気中の許容濃度が大き
いとされている。従つて、手ふき洗浄等のオープ
ン使用において、ならびに今後予想される毒性規
制の強化に対応するためには望ましい物質であ
る。一般工業用溶剤として、R−112又はR−113
が使用われている例として例えば特公昭45−4847
号公報にはR−112とエタノールの組み合せが、
又特公昭53−1231号公報にはR−113とニトロメ
タンの組み合せが記載されている。さらに特開昭
52−71405号公報には、溶解力を上げる目的で90
重量%以上R−113に対してニトロメタン、アセ
トン、メタノール、あるいはエタノール等を組み
合せた混合溶剤の記載がある。ところが、上記混
合物では充分な溶解力が得られていないばかりで
なく、R−113の混合物の場合にはR−113の割合
が増えると蒸発速度が大きくなり、大気中の蓄積
量が増大したり、蒸発による損失が大きいなどの
欠点があつた。 本発明者等は、かかる欠点を解決すべく鋭意研
究を重ねた結果、不燃性、低毒性であるばかりで
なく本来溶剤に最も要求される溶解力に富んだ新
規な溶合溶剤を見い出した。すなわち、本発明は
R−112又はR−113の40〜80重量%及びR−112
の20〜60重量%からなる混合溶剤組成物とR−
112及びR−113の70〜80重量%及びR−122の20
〜30重量%からなる混合溶剤組成物に関するもの
である。従来から溶解力や蒸発速度の調節やその
他性能の向上のために、いろいろな混合溶剤が開
発されているが、本発明のようなR−122を含む
混合溶剤は見い出されていない。R−122は沸点、
溶解力、蒸発速度が1,1,1−トリクロルエタ
ンに近い値を示し、単独でも溶剤として有用な物
質である。かかるR−122に対してR−112及び又
はR−113が加わつた混合溶剤は、不燃性、低毒
性でしかも従来からのR−112又はR−113系の溶
剤に比べて溶解力を増大することができた。 本発明の混合溶剤におけるR−122の割合は、
R−122/R−112又はR−122/R113の場合には
20〜60重量%が適当であり、R−122/R−112/
R−113の場合には20〜30重量%、好ましくは20
〜25重量%が選ばれる。3成分系におけるR−
112及びR−113の割合は、R−122を除いた重量
%の範囲内で適宜選択可能である。一般に、R−
112又はR−122の割合が多い程、溶解力は増大し
かつ蒸発速度は減少する。一方、R−113の割合
が多い程毒性が低下するという利点が出てくる。 又、上記必須成分に対して公知乃至周知の添加
剤を加えることができる。例えば、2〜8重量
%、好ましくは4〜5重量%のアルコール類を加
えると、溶解力が増大することがわかつた。アル
コール類としては、メチルアルコール、エチルア
ルコール、プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール等が有用であるが、毒性を考慮するとエ
タノール、イソプロピルアルコールが好適に選ば
れる。さらに、ニトロアルカン類を0.4〜1.2重量
%、好ましくは0.6〜0.8重量%加えると熱安定性
に優れ、混合物の沸点においても鉄や亜鉛が腐食
されないこともわかつた。ニトロアルカン類とし
ては、ニトロメタン、ニトロエタン等が有用であ
る。 以上、本発明の混合溶剤は従来のR−112又は
R−113系混合溶剤には見られない高い溶解力を
有し、金属の脱脂洗浄あるいは一般工業用溶剤と
して、1,1,1−トリクロルエタンに劣らない
性能を発揮するものである。 次に、本発明の実施例について更に具体的に説
明するが、かかる説明によつて本発明が何ら限定
されるものでないことは勿論である。 実施例1〜3及び比較例1 R−122を含む場合と含まない場合について、
KB値及び蒸発速度を測定した結果を下記第1表
に示す。なお、KB値は溶剤の溶解力を表わす値
であり、「ASTM D1133−61」の方法に従つて
測定した。又、蒸発速度はJIS、ASTMともに規
格化された方法はないので、内径86mmφ、高さ20
mmの硝子製シヤーレに溶剤30gを入れ、恒温水槽
の液面にシヤーレを浮かした状態に保つて溶剤を
揮散させ、溶剤重量の経時変化を測定した。 参考例1〜4及び比較参考例2〜6 エタノール及び又はニトロメタンを添加した場
合の各種混合溶剤と、1,1,1−トリクロルエ
タンについてKB値及び蒸発速度を前記と同様な
方法により測定した。その結果を下記第2表に示
す。 参考例 5〜6 ニトロメタンを添加した場合の熱安定化効果を
示す結果を下記第3表に示す。なお、熱安定性は
100mlの耐圧硝子容器に試料100g入れ、液中に鉄
片、亜鉛片を浸漬し封管後68℃に保つた恒温槽に
入れ6日間保持し、金属の腐食量、および液の分
解量を測定することによつて判定した。
【表】
【表】
【表】
実施例4〜7、比較例2〜3
実施例1〜3と同様にして、KB値及び蒸発速
度を測定した。結果を下記第4表に示す。
度を測定した。結果を下記第4表に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1,1,2,2−テトラクロロ−1,2−ジ
フルオロエタン又は1,1,2−トリクロロ−
1,2,2−トリフルオロエタンの40〜80重量%
及び1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオ
ロエタンの20〜60重量%からなる混合溶剤組成
物。 2 1,1,2,2−テトラクロロ−1,2−ジ
フルオロエタン及び1,1,2−トリクロロ−
1,2,2−トリフルオロエタンの70〜80重量%
及び1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオ
ロエタンの20〜30重量%からなる混合溶剤組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4932781A JPS57164200A (en) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | Mixed solvent composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4932781A JPS57164200A (en) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | Mixed solvent composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57164200A JPS57164200A (en) | 1982-10-08 |
| JPH0121199B2 true JPH0121199B2 (ja) | 1989-04-20 |
Family
ID=12827883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4932781A Granted JPS57164200A (en) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | Mixed solvent composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57164200A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5958099A (ja) * | 1982-09-27 | 1984-04-03 | ダイキン工業株式会社 | 洗浄剤組成物 |
| JPS60121287A (ja) * | 1983-12-05 | 1985-06-28 | Daikin Ind Ltd | ホツトメルト加工品の洗浄方法 |
-
1981
- 1981-04-03 JP JP4932781A patent/JPS57164200A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57164200A (en) | 1982-10-08 |
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