JPH01226802A - 農薬の徐放性付与剤、徐放性農薬およびその製法 - Google Patents

農薬の徐放性付与剤、徐放性農薬およびその製法

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JPH01226802A
JPH01226802A JP5161488A JP5161488A JPH01226802A JP H01226802 A JPH01226802 A JP H01226802A JP 5161488 A JP5161488 A JP 5161488A JP 5161488 A JP5161488 A JP 5161488A JP H01226802 A JPH01226802 A JP H01226802A
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和田 拓雄
Satoru Moriyama
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1)発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、液体状農薬有効成分を含有する農薬製剤にお
いて、当該有効成分の徐放性を改良するための徐放性付
与剤、これを含有した新しい徐放性農薬およびその製法
を提供することに関する。
より詳しくは、本発明は、疎水性微粉体からなるところ
の液体状農薬有効成分のための徐放性付与剤並びに、液
体状農薬有効成分を吸油した粉体の表面に、当該粉体の
粒子径に対して5分の1以下の粒径を有する疎水性微粉
を、当該粉体量の1重量部に対してO,OS〜1重量部
の割合で付着、固定化または成膜化させ、こうして得た
有効成分粒子核を含有することを特徴とする徐放性農薬
、さらには、上記の方法により有効成分粒子核となすこ
とを特徴とする徐放性農薬の製法に関するものである。
(2)従来の技術 従来、液体状または液体状の各種の農薬有効成分を徐放
化する試みは数多くなされてきた。従来の徐放性農薬は
、大別すると、■農薬有効成分をマイクロカプセル化す
る方法(特開昭58−144304号公報、特開昭59
−20209号公報参照)、■農薬有効成分をサイクデ
キストリンにより包接化する方法(特開昭58−216
02号公報、特開昭59−53401号公報参照)。
0粒剤や粉剤などの農薬製剤をワックスまたは各種樹脂
で被覆する方法(特開昭57−126402号公報、特
開昭60−202801号公報参照)、などがある。し
かしながら、これまで液体状の農薬有効成分の粒子表面
に疎水性微粉体を付着させるなどして、当該農薬有効成
分の徐放性を改良しようとする試みはなされていない。
(3)発明か解決しようとする課題 粒剤、粉剤などの液体状の農薬製剤は、水に接すると、
製剤中にふくまれている有効成分か、生物効果を発揮す
る上で必要な濃度以上に溶出してしまうことかある。こ
のような場合は、作物に対して葉枯れや生育抑制などの
薬害を与えたり、−旦溶出した農薬有効成分が、水中や
土壌中で分解して消失したり、光分解を受けて消失する
ことかあるため、有効成分の残効期間か短くなってしま
う。従って、農薬製剤から農薬有効成分を防除に必要な
最小量だけ長期間にわたって放出させることかできれば
、このような諸問題を解決することかできる。また、徐
放性か付与されると何度も繰り返して農薬を施用する必
要もなくなり、極めて経済的であり、かつ環境汚染の防
止にも役に立つ、しかしながら、前述した公知の徐放性
農薬は、このような諸問題を解決する上で、いずれも一
長一短かある。すなわち、農薬有効成分の種類によって
は、マイクロカプセル化やサイクロデキストリンによる
包接化かできないなど、徐放化のための製剤化が行えな
いものがある。またこれらの製剤化が行えても、所望の
徐放性が得られらかったり、防除効果が不十分てあった
りして、徐放化の目的の一つである残効性の延長や薬害
の軽減などを十分に達成できないものも多い、しかも徐
放化のための農薬製剤化技術か繁雑であったり、そのた
めに使用する原材料か高価であったりするなど、技術面
あるいは経済面でまだまだ解決すべき問題点が多くある
。そのため、前記した如く、従来の徐放化技術ではいま
だ不十分であり。
新しい徐放化技術の開発が望まれている。
本発明は、このような状況に鑑み、農薬有効成分の表面
の構造に改良を加えることに着目し、所望の徐放性を付
与しうる新しい徐放性付与剤、これを使用してなる徐放
性農薬並びにその製法を提供せんとするにある。
2)発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究した。そ
の結果、液体状の農薬有効成分を吸油した粉体の粒子表
面を、その粒子の有する疎水性よりもさらに疎水性に改
質することにより、好ましい徐放性を付与しうろことを
見出し、本発明を完成させた。より具体的に説明すれば
、液体状の農薬有効成分を吸油した粉体の粒子表面に、
当該粉体の粒子径の5分のl以下の粒径を有する疎水性
微粉体を、当該粉体量の1重量部に対して平均して0.
05〜1重量部の割合で均一に付着、固定化または成膜
化させた後、こうして得た有効成分粒子核を使い、通常
の農薬と同様に補助剤および増量剤とともに粉剤、粒剤
、水和剤、懸濁剤、ペースト剤などに製剤化することに
より、好ましい徐放効果がもたらされるとともに、それ
に伴ない、農薬有効成分の本来有する残効性が奏された
り、薬害か著しく軽減化されるなどの“所望の生物効果
が発揮されるとの知見を得た。
したがって、第1の本発明の要旨は、疎水性微粉体から
なることを特徴とする、液体状農薬有効成分の徐放性付
与剤に係る。
また、第2の本発明の要旨とするところは、液体状農薬
有効成分を吸油した粉体の表面に、当該粉体の粒子径に
対して5分の1以下の粒径の疎水性微粉体を、当該粉体
量の1重量部に対して0.05〜1重量部の割合で付着
、固定化または成膜化させてできた有効成分粒子核を含
有することを特徴とする徐放性農薬に関する。
第3の発明の要旨とするところは、上記した特定の方法
で徐放性付与剤を付着、固定化または成膜化させて有効
成分粒子核となすことを特徴とする徐放性農薬の製法に
係るものである。
本発明で使用される疎水性微粉体は、水に対して撥水性
を有する微粉体であれば、特に限定はされないか、接触
角が大きい捏練水性か大きくなることから、後記の試験
法て測定される接触角が70度以上のものであれば非常
に有効である。このような疎水性微粉体としては、例え
ば、次のものが挙げられる。もちろん、これらに限定さ
れるものではない。
■高級脂肪酸 ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸など ■高級脂肪酸金属塩 ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸カルシウムなど■高級脂肪酸金属塩処理
酸化チタン ラウリン酸アルミニウム処理酸化チタン、ステアリン酸
アルミニウム処理酸化チタンなど■疎水性ホワイトカー
ボン ジメチルジクロロシラン処理二酸化ケイ素など■合成樹
脂など ポリスチレン、ポリアミド、シリコーンなど。
これらのものは、重版のものかそのま使用でき啜 るか、必要により、その粒径を農薬有効成分を線部した
粉体粒子の5分の1以下とするために微粉砕して用いる
のがよい。
本発明に使用される疎水性微粉体の粒径は、用いる吸油
粉体粒子の粒径によって異なるが、吸油粉体粒子径の5
分の1以下が望ましく、好ましくは10分の1以下であ
る。それより大きくなると、疎水性微粉体を吸油粉体の
表面に均一に付着、固定化または成膜化させるのが困難
であり、その徐放化機能を十分に発揮し得ない。
また、液体状の農薬有効成分を吸油した粉体の表面に付
着させる疎水性微粉体の量は、吸油粉体の粒子および疎
水性微粉体の粒子径によって異なるが、吸油粉体量の1
重量部に対して、疎水性微粉体量を0.05〜1重量部
の範囲の量となるように付着させるのか有効である。も
ちろん、最適な徐放性を得る目的で、この範囲内での比
率を適宜変えることは何らかまわない。しかしながら、
疎水性微粉体の量がこれより少ないと、均一な付着、固
定化または成膜化か不十分となり、徐放効果を十分に発
揮し得ない。これとは逆に、これ以上多くなり、吸油粉
体粒子の周囲に疎水性微粉体か過剰に付着したときには
、徐放効果は発揮されるが、農薬有効成分の木来有する
防除効果の低下を招くので、必要以上の微粉体の使用は
好ましくない。
本発明で使用できる液体状の農薬有効成分としては、特
に限定はなく、通常の農薬製剤に使用されている有効成
分であればいずれも使用できる。
その例として、例えば次のものか挙げられるが、もちろ
んこれらに限定されるものではない。
殺虫剤の例 CYAP、MPP、MEP、ピリミホスメチル、ダイア
ジノン、エトリムホス、イソキサチオン、ESP、マラ
ソン、PAP、ホルモチオン。
メカルバム、チオメトン、エチルチオメトン、プロチオ
ホス、DDVP、BRP、CVP、プロパホス、カルボ
スルフアン、アレスリン、フェンバレレート、ピレトリ
ン、BPPS、DCIP、クロルピクリン、など。
殺菌剤の例 0−エチル−〇、0−ビス(2,4−ジクロロフェニル
)フォスフエイト(以降「ホスダイフェン]という)、
IBP、EDDP、エクロメゾール、ペンチアゾール、
DPC5など。
除草剤の例 バーナレート、ベンチオカーブ、オルソベンカーブ、モ
リネート、ブタクロール、プレチラクロール、メトラク
ロール、DPA、ブタミホス、など。
なお、上記した農薬有効成分の一般名は、「農薬ハンド
ブック1985年版」 (社団法人日本植物防疫協会 
昭和61年1月30日発行)による。
これらの有効成分は、単独または2種以上配合したもの
てあっても有効に使用できる。
また、液体状の農薬有効成分を吸油させる粉体としては
、吸油性能を有する粉体であればいずれも使用できる0
例えば次のものが挙げられるか、もちろんこれらに限定
されるものではない。
吸油 能を有する粉体の例 ホワイトカーボン、二酸化ケイ素、珪藻土、アタパルジ
ャイト、ケイ酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、酸性白土、など。
また、上記した粉体に吸油させる液体状の農薬有効成分
量は、各粉体の有する吸油量以下であればよい。
本発明を実施するに際して、液体状の農薬有効成分を吸
油した粉体の表面に疎水性微粉体を均一に付着、固定化
または成膜化する方法は、特に限定されることはないが
、例えば次の方法を挙げることかできる。
(1)円筒型混合機、V型混合機など容器回転型混合機
、またはリボン型混合機、スクリュー型混合機など容器
固定型混合機を用いて、所定量の農薬有効成分を吸油さ
せた粉体と疎水性微粉体を入れ、攪拌、混合させて調製
する。
(2)ボールミルに所定量の農薬有効成分を吸油させた
粉体と疎水性微粉体を入れ、ボールとともに回転させる
ことによりFA製する。
(3)転勤造粒機に所定量の農薬有効成分を吸油させた
粉体と疎水性微粉体を入れ、羽根を回転させることによ
り調製する。
(4)市販されているハイブリダイゼーション システ
ム(株式会社奈良機械製作所製の乾式粉体表面改質装置
の商品名)、メカノフュージョン システム(ホソカワ
ミクロン株式会社製の表面融合装置の商品名)で所定量
の農薬有効成分を吸油させた粉体と疎水性微粉体を処理
することにより調製する。
なお、これらの(1)〜(4)の方法を実施するに際し
ては、必要により加温、冷却してもよい。
本発明の徐放性農薬の製剤形態は、特に限定されること
はなく、粉剤、DL粉剤、フローダスト、水和剤、微粒
剤F、細粒剤、粒剤、懸濁剤、水和顆粒剤、ペースト剤
、などとすることができ、その調製法も、一般に使用さ
れる装置を用い、本発明で得た有効成分粒子核、補助剤
および増量剤とともに通常の手段で調製すればよい。
本発明の徐放性農薬を製造するに使用する補助剤として
は、農薬製剤に一般に使われるものなら広く使用できる
。その例としては、アルキル硫酸エステル類、アルキル
アリールスルホン酸類、アルキルスルホン酸類、ポリエ
チレングリコールエーテル類、ポリエチレングリコール
エステル類、多価アルコールエステル類などの陰イオン
界面活性剤、非イオン界面活性剤をはじめ、各種の酸化
防止剤、紫外線吸収剤、加水分解防止剤、物理性改良剤
などが挙げられる。
また、本発明に使用できる増量剤も農薬製剤に一般に使
われるものなら使用できる。その例としては、クレー、
カオリン、セリサイト、ジ−クライト、タルク、酸性白
土、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、石膏、珪藻土
、軽石、ゼオライト、パーライト、バーミキュライト、
アタパルジャイト、ベントナイトなどの鉱物質、デンプ
ン、セルロースなどの天然物、キジロール、メチルアル
コール、エチルアルコール、イロブロビルアルコール、
グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、プロピレングリコール千ツメチルエーテル、メチル
ナフタレンなどの有機溶剤、水などが挙げられる。
(3)実施例 以下に、本発明を具体的に説明するために実施例を挙げ
るが、本発明はこれらの例示のみに限定されるものでは
ない、なお、実施例中に部とあるのは、すべて重量部を
示す。
実施例1 札濃 ホワイトカーボン(平均二次粒子径6gm)2部にホス
ダイフェン 2部を添加して吸油させた後、ジェット−
〇−マイザー(セイシン企業株式会社製)にかけて流動
性のある吸油粉体を得た。
この吸油粉体 4部に酸化チタンMT−Zo。
S(帝国化工株式会社製のラウリン酸アルミニウ入処理
酸化チタンの商品名、平均粒子径0.015JLm、接
触角145度)1部をメカノミル(岡田精工株式会社製
のボールミル型混合機の商品名)に入れ、粉体温度を5
0℃とし、400rpmで30分間混合する。こうして
ホスダイフェン粒子核(疎水性微粉体を付着、固定化ま
たは成膜化したちの:以下「粒子核」と呼ぶ)を得た。
このホスダイフェン粒子核(純度39.2%)5.1部
、イソプロピルアシッドホスフェート(物理性改良剤)
0.2部およびクレー94.7部をハンマーミルで混合
し、ホスダイフェンとして2.0%含有する粉剤を得た
実施例2 水和剤 実施例1て調製したホスダイフェン粒子核(純度39.
2%)38.3部、ホワイトカーボン2部、ポリオキシ
エチレンフェニルエーテル 2部、リグニンスルホン酸
カルシウム 2部および微粉クレー 55.7部をハン
マーミルで混合し、ホスダイフェンとして15%を含む
水和剤を得た。
実施例3 亙濃 ケイソウ±(平均粒子径11um)3部にマラソン 2
部を添加して吸油させた後、ジェット−〇−マイザーに
かけて流動性のある吸油粉体を得た。この吸油粉体4部
にアエロジルR−972(日木アエロジル株式会社製の
ジメチルクロロシラン処理二酸化ケイ素の商品名、平均
粒子0.016gm、接触角155度)1部をV型混合
機で120分間混合し、マラソン吸油ケイソウ上の粉体
表面にアエロジルR−972(疎水性微粉体)を均一に
付着させた。
このマラソン粒子核(純度31.5%)4.8部、イソ
プロピルアシッドホスフェート 0.2部およびクレー
 95.0部をハンマーミルで混合し、マラソンとして
1.5%を含む粉剤を得た。
実施例4  am アタパルジャイト(平均粒子径40JLm)2部に、ブ
タクロール 1部を添加して吸油させた後、ジェット−
〇−マイザーにかけて流動性のある吸油粉体を得た。こ
の吸油粉体 4部に酸化チタンMT−100T(帝国化
工株式会社製のステアリン酸アルミニウム処理酸化チタ
ンの商品名、平均粒子径0.015gm、接触角140
度)1部を混合し、ハイブリダイゼーション システム
を用い、吸油アタパルジャイト粉体表面に酸化チタンM
T−100T(疎水性微粉体)を均一に固定化し、ブタ
クロール粒子核を得た。
このブタクロール粒子核(純度26.1%)19.2部
、ポリビニルアルコール 1部、ベントナイト 20部
およびクレー 59.8部をハンマーミルで混合後、押
し出し造粒機にて造粒し、乾燥後、整粒(14〜32メ
ツシユ)し、ブタクロールとして5%を含む粒剤を得た
3)発明の効果 (1)発明の効果 本発明の徐放性農薬は、含有する有効成分の使用目的に
応じて、殺虫剤、殺菌剤あるいは除草剤などとして植物
の茎葉、土壌中あるいは水中に散布したときには、まず
第1に、当該農薬から有効成分を徐放化しうる。その結
果、徐放化技術を施していない場合に比べて長期間にわ
たって優れた薬効を持続し、しかも作物への薬害を軽減
化し得る。また第2に、前記したとおり、農薬有効成分
を吸油させた粉体の表面へ付着させる疎水性微粉体の使
用量(0,05〜1部)やその粒径(5分の1以下)の
条件を適宜選択すると、有効成分の溶出率を多くしたり
少なくしたり自由に制御することかできる。第3に、本
発明の徐放性農薬は、一般の農薬の調製と同様に調製が
容易である。また第4に、本発明の徐放性農薬は、多く
の農薬有効成分に使用でき、適用性の広さかある。
(2)試験例 本発明の上記した有用性を証すために試験例を挙げる。
試験例1 農薬有効成分の水中への溶出試験(徐放性確
認) 1M容量のフラスコにイオン交検水500 m 1を入
れ、これに実施例1〜4に準じて調製した農薬有効成分
の粒子核を、農薬有効成分量として250 m g相当
量添加する。そして、溶出試験機(富山産業株式会社製
NTR−VS6型)を用い、水温を20℃に保ち、20
0rpmで攪拌する。所定時間後にフラスコより試料を
採取し、水中の有効成分濃度(ppm)を測定し、次式
により溶出率(%)を算出した。
なお、疎水性微粉体の接触角は次の方法により測定した
(微粉体の疎水性測定法) 微粉体を錠剤成形機(200k g / c rn’ 
)で直径8.5mm、重量100 m gの錠剤をma
lする0次に、この錠剤表面にイオン交換水5終交をマ
イクロシリンジで滴下し、滴下1分後における水滴の接
触角をゴニオメータ−(エルマ光学株式会社製G−1型
)で測定する。
この試験によれば、もし徐放性が付与されていれば、水
中への溶出率(%)は小さくなる。そして時間の経過と
ともにその溶出率が徐々に高くなる。
試験結果は、第1表に示すとおりである。それによると
、本発明の農薬は徐放性か付与されていることかI明し
た。
試験例2 イネいもち病防除効果試験(残効性確[ イネ(品種 アキヒカリ)を浸種して催芽させた後、ビ
ニールハウス内に準備した畑苗代に条播した。そして、
播種28日後の3葉期に実施例1に準じて調製した粉剤
を3 k g / 10 a相当量となるように簡易散
布機を用いて散布した。散布2日後に、予め胞子形成さ
せたイネいもち病菌(Pyricularia ory
zae :ピリクラリア オリザエ)の罹病葉を約3c
m角に裁断して試験区全面にばらまき、これを接種源と
して常にイネいもち病に感染か可滝な状態とした。発病
調査は、接種7日後から3〜4日間隔で経時的にイネい
もち病の発病面積歩合(%)を調査し、次式により防除
価(%)を算出した 本試験は1区trn’の3連制で実施し、平均防除価(
X)を求めた。
なお、実施例1のホスダイフェン粒子核の替りに、ホス
ダイフェン原体を用いて調製したものを比較薬剤として
供試した。
結果を第2表に示す。
試験例3 ツマクロヨコバイに対する殺虫効果、続性試
験 直径11cm大のポットで栽培したイネ(品種:日本晴
、5本1株植、4葉期)に実施例3に準して調製した粉
剤をミゼットダスターにより3k g / 10 a相
当量散布した。その後、ガラス室内にほき、所定日数後
に直径11cm、高さ30cmの塩化ビニル製円筒で稲
体を覆い、これにツマグロヨコバイ雌成虫10頭を放っ
た。故山24時間後に生死山数を調べ、殺虫率(%)を
求めた。本試験は3ボツト制で実施し、平均死去率(%
)を求めた。
なお、実施例3のマラソン粒子核の替りにマラソン原体
を用いて調製したものを比較薬剤として供試した。
結果を第3表に示す。
試験例4 除草効果、薬害試験 5000分の1アールの大きさのポットに水田土壌(沖
積壌土)を充填し、基肥として化成肥料(17:17 
:17)をポット当り3g施肥し、湛水状態とした。
■薬害試験 2rJ期の水稲苗(品8二日本晴)をポット当り3株移
植し、移植後3日目に実施例4に準じて調製した粒剤を
ioアール当93kgの割合で散粒処理を行い、湛木深
さを5cmとした。調査は薬剤処理後211日目稲の地
上部転置を測定した。
本試験は3ポツト制で実施し、次式により、無処理区比
(%)を求めた。
処理区の範型 無処理区比(X)=(1−) x  to。
無処理区の範型 なお、実施例4のブタクロール粒子核をブタクロール原
体に替えmf!J11.、、たちのを比較薬剤1とした
結果を第4表に示す。
■効果試験 別の湛水状態にした5000分の1アールの大きさのポ
ットに前記と同じ粒剤をlOアール当り3kgの割合で
散粒処理した。処理10日後、20日後、30日後、4
0日後、50日後にタイヌビエの催芽種子をポット当り
20粒ずつ播種し、湛水深を3cmとした。調査は各々
の播種日から24日後にタイヌビエを抜きとって乾&=
Ji−(g)を測定し、次式により除草率(%)を求め
た。
本試験は3連制で実施し、平均除草率(%)を求めた。
結果を第4表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)疎水性微粉体からなることを特徴とする、液体状農
    薬有効成分を含有する農薬の徐放性付与剤。 2)液体状農薬有効成分を吸油した粉体表面に、当該粉
    体の粒子径に対して5分の1以下の粒径の疎水性微粉体
    を、当該粉体量の1重量部に対して0.05〜1重量部
    の割合で付着、固定化または成膜化させてできた有効成
    分粒子核を含有することを特徴とする徐放性農薬。 3)液体状農薬有効成分を吸油した粉体表面に、当該粉
    体の粒子径に対して5分の1以下の粒径の疎水性微粉体
    を、当該粉体量の1重量部に対して0.05〜1重量部
    の割合で付着、固定化または成膜化させて有効成分粒子
    核をとなすことを特徴とする徐放性農薬の製法。
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JPS60226801A (ja) * 1984-04-26 1985-11-12 Kumiai Chem Ind Co Ltd 徐放性粒状農薬

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