JPH01231848A - 胆汁酸塩活性化リパーゼを用いた食品組成物 - Google Patents
胆汁酸塩活性化リパーゼを用いた食品組成物Info
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- JPH01231848A JPH01231848A JP63293447A JP29344788A JPH01231848A JP H01231848 A JPH01231848 A JP H01231848A JP 63293447 A JP63293447 A JP 63293447A JP 29344788 A JP29344788 A JP 29344788A JP H01231848 A JPH01231848 A JP H01231848A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は食品組成物一般に関し、更に詳しくは胆汁酸塩
活性化リパーゼ(Bile salt−Activat
edLipase ;以下BALという)を用いた食品
組成物と方法に関するものである。
活性化リパーゼ(Bile salt−Activat
edLipase ;以下BALという)を用いた食品
組成物と方法に関するものである。
(発明の概要)
本発明は、脂質を含みかつBALの乏しい、第一の材料
源由来の栄養ベースを有する食品組成物に関する。この
組成物はさらに第二の材料源由来の有効量のBALを有
する。本発明はまた。第一の種(species )の
動物の乳と、第一の種の動物とは異なる種の動物由来の
BALのを動量とを含む、第二の種の動物用の新生児用
配合物を包含する。
源由来の栄養ベースを有する食品組成物に関する。この
組成物はさらに第二の材料源由来の有効量のBALを有
する。本発明はまた。第一の種(species )の
動物の乳と、第一の種の動物とは異なる種の動物由来の
BALのを動量とを含む、第二の種の動物用の新生児用
配合物を包含する。
本発明はさらに牛乳を強化する方法を包含する。
牛乳に有効量のBALが加えられる。このBALはウシ
以外の動物に由来する。
以外の動物に由来する。
本発明によれば、脂質を含有しBALに乏しいその他の
新生児用配合物も同様にBALの有効量を加えることに
より強化される。
新生児用配合物も同様にBALの有効量を加えることに
より強化される。
本発明は更に、膵臓でのBALの生産が十分でない患者
(subject )の処置方法を含んでいる。患者に
対して脂質摂取に関連して患者の脂質の消化を改善する
のに必要な量のBALが投与される。
(subject )の処置方法を含んでいる。患者に
対して脂質摂取に関連して患者の脂質の消化を改善する
のに必要な量のBALが投与される。
最後に本発明は、幼動物(infant)に食事として
与える方法を包含する。脂質を含む食品ベースが幼動物
に与えられる。これと関連してBALが、ベース中の幼
動物の脂質の消化を改善するのに必要な量だけ投与され
る。
与える方法を包含する。脂質を含む食品ベースが幼動物
に与えられる。これと関連してBALが、ベース中の幼
動物の脂質の消化を改善するのに必要な量だけ投与され
る。
温血動物において脂質が適切に消化されるには。
リパーゼと呼ばれる一群の消化酵素が必要である。
リパーゼはいろいろな形で存在しており、い(っかの消
化器官2例えば膵臓、胃、小腸により生産される。本発
明はリパーゼのサブクラスの−っでBALと呼ばれるも
のに関する。BAL 、即ち胆汁酸塩活性化リパーゼと
いう名称は、この酵素が不活性型で分泌され、小腸内で
胆汁酸塩の存在下で活性化されることから来ている。
化器官2例えば膵臓、胃、小腸により生産される。本発
明はリパーゼのサブクラスの−っでBALと呼ばれるも
のに関する。BAL 、即ち胆汁酸塩活性化リパーゼと
いう名称は、この酵素が不活性型で分泌され、小腸内で
胆汁酸塩の存在下で活性化されることから来ている。
BALは2つの形で存在している。その内の一つは膵臓
で生産され、膵臓BAL (pancreatic
bilesalt−activated 1ipase
)又は膵臓カルボキシルエステラーゼ(pancre
atic carboxylesterase )と呼
ばれている。もう一方は乳中に見い出され。
で生産され、膵臓BAL (pancreatic
bilesalt−activated 1ipase
)又は膵臓カルボキシルエステラーゼ(pancre
atic carboxylesterase )と呼
ばれている。もう一方は乳中に見い出され。
乳BAL (milk bile 5alt−act
ivated 1ipase )と呼ばれている。これ
ら2つのBALは機能上及び化学的に類似しているがゆ
えに、−組のアイソザイムである。また、これらのBA
Lは同じ基質、即ち脂肪酸エステルを消化するが、消化
管中へは互いに独立して分泌される(Wang and
Kloer: Biochim。
ivated 1ipase )と呼ばれている。これ
ら2つのBALは機能上及び化学的に類似しているがゆ
えに、−組のアイソザイムである。また、これらのBA
Lは同じ基質、即ち脂肪酸エステルを消化するが、消化
管中へは互いに独立して分泌される(Wang and
Kloer: Biochim。
Biophys、 Acta、754:142−149
(1983))。
(1983))。
乳BALは限られた動物種、即ちヒト ゴリラ。
ネコ、イヌ、の乳中にのみ見い出されており(Free
d。
d。
et al、、 Biochim、 Biophys、
Acta、 878:209−215(1986))
、ウシ、ウマ、ラット ウサギ、ヤギ。
Acta、 878:209−215(1986))
、ウシ、ウマ、ラット ウサギ、ヤギ。
ブタ、及びミドリゲザルは産生じない(Blackbe
rg。
rg。
et al、、 FEBS Lett、112:5l−
54(1980)、 FreudenbergExpe
rientia 22:317(1966))。
54(1980)、 FreudenbergExpe
rientia 22:317(1966))。
乳BALとそのアイソザイムである膵臓カルボキシルエ
ステラーゼに対しては相当に詳細な研究がなされている
が、これらの酵素の生理学的な意味は現在に至るまで明
らかにされていなかった。本発明はBALが幼動物の成
長速度の決定に主要な役割を担うという事実の発見に基
づくものである。
ステラーゼに対しては相当に詳細な研究がなされている
が、これらの酵素の生理学的な意味は現在に至るまで明
らかにされていなかった。本発明はBALが幼動物の成
長速度の決定に主要な役割を担うという事実の発見に基
づくものである。
したがって2本発明は、育児用配合物などの食品組成物
に、乳BAL又は膵臓カルボキシルエステラーゼを補充
することに関する。また本発明は、嚢胞性線維症(cy
stic fibrosis )などの膵臓不全を伴う
症病状態の患者に対して、脂質との関連でこれらの酵素
を投与して処置する方法も包含している。
に、乳BAL又は膵臓カルボキシルエステラーゼを補充
することに関する。また本発明は、嚢胞性線維症(cy
stic fibrosis )などの膵臓不全を伴う
症病状態の患者に対して、脂質との関連でこれらの酵素
を投与して処置する方法も包含している。
本発明によると、第1のソース由来の食品ベースが選ば
れる。該ベースの組成、即ち蛋白質、炭水化物、ビタミ
ン等のバランスは、該ベースを摂取する者の栄養学的な
必要を満たすように組み立てられる。該ベースは成分と
して、脂質或いはトリグリセリドが含まれる。脂質源は
1食品組成物の使用目的及び摂取者に応じて適宜変えら
れる。
れる。該ベースの組成、即ち蛋白質、炭水化物、ビタミ
ン等のバランスは、該ベースを摂取する者の栄養学的な
必要を満たすように組み立てられる。該ベースは成分と
して、脂質或いはトリグリセリドが含まれる。脂質源は
1食品組成物の使用目的及び摂取者に応じて適宜変えら
れる。
例えば育児用配合物の場合は、脂質としては通常乳脂質
が用いられる。
が用いられる。
この発明における栄養ベースはBALに乏しく。
小腸内で胆汁酸塩に曝されたときに脂質の最適な加水分
解を引き起こすには不十分な量しか含まれていない。実
際のところ、殆どの栄養ベースはBALを全く含んでい
ないのである。
解を引き起こすには不十分な量しか含まれていない。実
際のところ、殆どの栄養ベースはBALを全く含んでい
ないのである。
本発明の重要な応用は、ヒト乳児の強化育児用配合物で
ある。それゆえ本具体例における好ましい栄養ベースは
通常牛乳を含有し、牛乳はBALを含んでいない。この
適用例において好ましい栄養ベースは、市販牛乳及び牛
乳を含有している市販の育児用配合物である。好ましい
育児用配合物としては、インデイアナ州エバンスビル(
Evansville)のミード・ジョンソン社(Me
ad−Johnson & Company)が販売し
ているエンファミル(Enfamil:商標)や。
ある。それゆえ本具体例における好ましい栄養ベースは
通常牛乳を含有し、牛乳はBALを含んでいない。この
適用例において好ましい栄養ベースは、市販牛乳及び牛
乳を含有している市販の育児用配合物である。好ましい
育児用配合物としては、インデイアナ州エバンスビル(
Evansville)のミード・ジョンソン社(Me
ad−Johnson & Company)が販売し
ているエンファミル(Enfamil:商標)や。
オハイオ州コロンブス(Columbus )のロス・
ラボラトリーズ(Ross Laboratories
)が販売しているシミラック(Similac:商標
)が挙げられる。
ラボラトリーズ(Ross Laboratories
)が販売しているシミラック(Similac:商標
)が挙げられる。
栄養ベースとして乳を含んでいない方が好ましい場合が
数多くある。例えば食品組成物が利子耐性の乳児向けの
育児用配合物の場合である。そのような場合、栄養ベー
スは利子合で通常大豆蛋白質を含んでいる育児用配合物
である。その実例としてミード・ジョンソン社が販売し
ているプロソビー(ProSobee:商品名)やロス
・ラボラトリーズが販売しているイソミル(Isomi
l:商品名)が挙げられる。
数多くある。例えば食品組成物が利子耐性の乳児向けの
育児用配合物の場合である。そのような場合、栄養ベー
スは利子合で通常大豆蛋白質を含んでいる育児用配合物
である。その実例としてミード・ジョンソン社が販売し
ているプロソビー(ProSobee:商品名)やロス
・ラボラトリーズが販売しているイソミル(Isomi
l:商品名)が挙げられる。
食品組成物の適切な栄養ベースが選択されたならば1次
いでBALを調製する。BALとしては、乳BAL或い
は膵臓カルボキシルエステラーゼが使用される。後述す
るように、この酵素は天然のソース(source)か
ら精製するか若しくは遺伝子工学技術によって製造され
うる。これら酵素のアミノ酸配列、又はその機能断片が
同定されれば9人工的にBALを合成したり活性部分の
断片を合成することができる。以上のような様々な技術
を用いることにより2機能的には類似しているが構造は
同一ではない酵素を生産することが可能であることが理
解されよう。
いでBALを調製する。BALとしては、乳BAL或い
は膵臓カルボキシルエステラーゼが使用される。後述す
るように、この酵素は天然のソース(source)か
ら精製するか若しくは遺伝子工学技術によって製造され
うる。これら酵素のアミノ酸配列、又はその機能断片が
同定されれば9人工的にBALを合成したり活性部分の
断片を合成することができる。以上のような様々な技術
を用いることにより2機能的には類似しているが構造は
同一ではない酵素を生産することが可能であることが理
解されよう。
従って本明細書で用いられている” BAL”という用
語の意味するところは、膵臓カルボキシルエステラーゼ
及び乳BALのみならず、これらと機能的に均等な酵素
と該酵素断片をも含み、その由来(source)や製
造方法は問わない。ある酵素や酵素断片が、胆汁酸塩に
よって活性化され、がっ。
語の意味するところは、膵臓カルボキシルエステラーゼ
及び乳BALのみならず、これらと機能的に均等な酵素
と該酵素断片をも含み、その由来(source)や製
造方法は問わない。ある酵素や酵素断片が、胆汁酸塩に
よって活性化され、がっ。
脂肪酸エステルを加水分解する働きがあるという特徴を
持っているならば、該酵素や該酵素断片は機能的に均等
である。同様に1本明細書の中で「・・・は、これらの
酵素に由来する」とか、 「・・・は、これらの自然の
素材2例えば膵臓組織。
持っているならば、該酵素や該酵素断片は機能的に均等
である。同様に1本明細書の中で「・・・は、これらの
酵素に由来する」とか、 「・・・は、これらの自然の
素材2例えば膵臓組織。
膵臓分泌液、乳に由来する」という語句の意味するとこ
ろは、精製等により直接生産すること及び遺伝子工学、
蛋白質合成等により間接的に生産することの両者を包含
するものである。
ろは、精製等により直接生産すること及び遺伝子工学、
蛋白質合成等により間接的に生産することの両者を包含
するものである。
食品組成物で使用されるBALの由来は、該組成物を摂
取する対象(subject )と同じ動物種であるこ
とが好ましい。例えば、対象としてヒトを念頭において
いるならば、 BALの由来はヒト由来のもの・・・ヒ
ト乳、ヒト膵臓カルボキシルエステラーゼなど・・・が
好ましい。しかしながら上述したように乳BALはヒト
以外に少なくとも三つの動物種、即ちゴリラ、イヌ、ネ
コの乳にも含まれており、しかも以下の実施例に記載さ
れているように、ネコBALとヒトBALとは機能的に
類似しておりかつ種間で高い免疫化学的交差反応性を示
す。
取する対象(subject )と同じ動物種であるこ
とが好ましい。例えば、対象としてヒトを念頭において
いるならば、 BALの由来はヒト由来のもの・・・ヒ
ト乳、ヒト膵臓カルボキシルエステラーゼなど・・・が
好ましい。しかしながら上述したように乳BALはヒト
以外に少なくとも三つの動物種、即ちゴリラ、イヌ、ネ
コの乳にも含まれており、しかも以下の実施例に記載さ
れているように、ネコBALとヒトBALとは機能的に
類似しておりかつ種間で高い免疫化学的交差反応性を示
す。
それ故、 BALの由来は、該組成物を摂取する対象と
同じ動物種であることが好ましいとはいえ、別の動物種
由来のBALを使用しても問題がないと考えられる。
同じ動物種であることが好ましいとはいえ、別の動物種
由来のBALを使用しても問題がないと考えられる。
BALは本発明に従って乳より単離され使用のために精
製されうる。乳からのBALの単離方法は。
製されうる。乳からのBALの単離方法は。
好ましくはWangとJohnsonの記載した方法(
Anal。
Anal。
Biochem、、 133:457−46H1983
))によるのがよい。
))によるのがよい。
この方法ではキレートセファロースを支持体とするアフ
ィニティクロマトグラフィーを使用して集められる。次
いでヘパリンセファロースによりラクトフェリン(la
ctoferrin )を除去する。本方法を用いるこ
とにより、 450 dのヒト脱脂乳から約30■の精
製酵素が得られる。最終産物は凍結乾燥しておくことが
好ましい。後で使用する際は粉末の状態で或いは再溶解
して用いる。溶液の状態で保存する場合は冷蔵しなけれ
ばならない。
ィニティクロマトグラフィーを使用して集められる。次
いでヘパリンセファロースによりラクトフェリン(la
ctoferrin )を除去する。本方法を用いるこ
とにより、 450 dのヒト脱脂乳から約30■の精
製酵素が得られる。最終産物は凍結乾燥しておくことが
好ましい。後で使用する際は粉末の状態で或いは再溶解
して用いる。溶液の状態で保存する場合は冷蔵しなけれ
ばならない。
BALは上記の(乳から生産する)方法とは別に。
今や確立した技術である組換DNA技術によって生産す
ることが出来、そしてこの方法の方が好ましい。この人
工的にBALを合成する手法は、天然ソ−スから精製す
るよりもコストが低く、シかも効率的である。これには
いくつかのやり方が取り得る。例えば、ヒ) BALの
相補性DNAを分離し2発現ベクターに組み込んで、微
生物や哺乳類その他のセルラインにてその酵素を合成さ
せうる。ヒトBALのmRNAの採取源としては、ヒト
乳腺セル947株ATCCNo、 HBL−100を、
メアリーランド州ロックビル(Rockville)に
あるATCC(八merican TypeCultu
re Co11ection)から入手することが出来
る。
ることが出来、そしてこの方法の方が好ましい。この人
工的にBALを合成する手法は、天然ソ−スから精製す
るよりもコストが低く、シかも効率的である。これには
いくつかのやり方が取り得る。例えば、ヒ) BALの
相補性DNAを分離し2発現ベクターに組み込んで、微
生物や哺乳類その他のセルラインにてその酵素を合成さ
せうる。ヒトBALのmRNAの採取源としては、ヒト
乳腺セル947株ATCCNo、 HBL−100を、
メアリーランド州ロックビル(Rockville)に
あるATCC(八merican TypeCultu
re Co11ection)から入手することが出来
る。
ヒトBALのmRNAの採取源をもう一つ挙げると、λ
ファージ(λgtlOおよびλgtll)中に作成した
授乳期ヒト乳房組織のcDNAライブラリーである。な
おλファージは、カルフォルニア州パロアルト(Pal
o Alto )のクローンチック・ラボラトリーズ社
(C1ontech Laboratories、 I
nc、 )から入手できる。
ファージ(λgtlOおよびλgtll)中に作成した
授乳期ヒト乳房組織のcDNAライブラリーである。な
おλファージは、カルフォルニア州パロアルト(Pal
o Alto )のクローンチック・ラボラトリーズ社
(C1ontech Laboratories、 I
nc、 )から入手できる。
天然に存在するBALが既に単離されているので。
これから抗BAL抗体を作成し、該抗体を用いて蛋白質
発現系のライブラリー中でBALを発現しているクロー
ンを捜し出すことが出来る。別の方法としては、精製B
ALの部分構造を決定し、その構造に基づいてヌクレオ
チドプローブを作成し、該プローブによりBALを発現
しているクローンを見い出すことが出来よう。
発現系のライブラリー中でBALを発現しているクロー
ンを捜し出すことが出来る。別の方法としては、精製B
ALの部分構造を決定し、その構造に基づいてヌクレオ
チドプローブを作成し、該プローブによりBALを発現
しているクローンを見い出すことが出来よう。
E、 colt、酵母、その他の微生物において機能
する発現ベクターやプロモーターは適宜入手可能であり
、これらによりBALを合成することができる。同様に
、ウィルスプロモーターや哺乳動物プロモーターと哺乳
動物セルラインなどの蛋白質発現系も市販されていて自
由に入手でき、これによってBALの発現系を他のセル
ラインで構築することが出来る。
する発現ベクターやプロモーターは適宜入手可能であり
、これらによりBALを合成することができる。同様に
、ウィルスプロモーターや哺乳動物プロモーターと哺乳
動物セルラインなどの蛋白質発現系も市販されていて自
由に入手でき、これによってBALの発現系を他のセル
ラインで構築することが出来る。
更にトランスジェニック(transgenic)動物
技術を用いたもう一つのBALの合成方法を挙げること
が出来る。まずゲノムDNAからヒトBAL遺伝子をク
ローニングし2次いで他の動物或いは哺乳動物セルライ
ンに導入して酵素を合成させる。ヒトのゲノムDNA
ライブラリーは市販されているし。
技術を用いたもう一つのBALの合成方法を挙げること
が出来る。まずゲノムDNAからヒトBAL遺伝子をク
ローニングし2次いで他の動物或いは哺乳動物セルライ
ンに導入して酵素を合成させる。ヒトのゲノムDNA
ライブラリーは市販されているし。
大抵の研究室で容易に調製できるものである。ヒトBA
LのcDNAを畝上の方法に従って分離し、ゲノムDN
Aライブラリー中のBAL遺伝子を見つけ出すのにこれ
をプローブとして使用する。遺伝子の導入は公知の方法
で行うことが出来る。例えば、マウスやその他の動物へ
の遺伝子の導入は、マイクロインジェクションにより外
来遺伝子を受精卵に注入すればよい。
LのcDNAを畝上の方法に従って分離し、ゲノムDN
Aライブラリー中のBAL遺伝子を見つけ出すのにこれ
をプローブとして使用する。遺伝子の導入は公知の方法
で行うことが出来る。例えば、マウスやその他の動物へ
の遺伝子の導入は、マイクロインジェクションにより外
来遺伝子を受精卵に注入すればよい。
このようなトランスジェニック技術により、他の動物9
例えばウシにヒトBALを含有する乳を分泌させるよう
にすることが可能である。この場合。
例えばウシにヒトBALを含有する乳を分泌させるよう
にすることが可能である。この場合。
ウシは多量のBALを産生ずるばかりでなく、BALを
乳ベースに産生ずることになる。本発明の食品組成物が
このようにして製造される場合、 (BALを含んで
いる)この乳は熱、即ち50°C以上に曝してはならな
いことが理解されよう。熱により酵素の活性が低下する
からである。この乳を調製するのに、特に煮沸殺菌操作
のような通常の操作を通してはならない。
乳ベースに産生ずることになる。本発明の食品組成物が
このようにして製造される場合、 (BALを含んで
いる)この乳は熱、即ち50°C以上に曝してはならな
いことが理解されよう。熱により酵素の活性が低下する
からである。この乳を調製するのに、特に煮沸殺菌操作
のような通常の操作を通してはならない。
膵臓カルボキシルエステラーゼは、膵液からWangと
Kloerが記載した方法(Biochim、 Bio
phys、 AcLa+754:142−149(19
83) )により、アフィニティクロマトグラフィーを
用いて単離することが出来る。しかしながら乳BALの
場合と同様に、上述した組換えDNA技術やトランスジ
ェニック技術で合成した方が、より大量かつ低いコスト
で酵素を得ることが出来るであろう。
Kloerが記載した方法(Biochim、 Bio
phys、 AcLa+754:142−149(19
83) )により、アフィニティクロマトグラフィーを
用いて単離することが出来る。しかしながら乳BALの
場合と同様に、上述した組換えDNA技術やトランスジ
ェニック技術で合成した方が、より大量かつ低いコスト
で酵素を得ることが出来るであろう。
BALを実質的に純粋な状態で得られたならば。
gfBALを栄養ベースに加える。好ましいベースは液
状、即ち乳や育児用配合物であるから、 BALはベー
ス中に粉末状で添加されうる。或いはBALを水若しく
は非酸性溶液に溶解し、そしてベースと混合してもよい
。
状、即ち乳や育児用配合物であるから、 BALはベー
ス中に粉末状で添加されうる。或いはBALを水若しく
は非酸性溶液に溶解し、そしてベースと混合してもよい
。
BALは栄養ベース中の脂質を対象が加水分解するのを
改善するに十分な量加えられる。食品組成物を与えられ
る対象の種(species)が乳中にBALを含む種
(例えばヒト)である場合は、加えるBALの量は核種
の乳中に通常含まれている量が目安となる。例として、
ヒト乳は、ヒト脱脂乳ld巾約0.1mgのBALを含
むことが示されている。従って本発明の食品組成物ld
中の好ましいBAL濃度は少なくとも約0.001mg
であり、更に好ましくは少なくとも約0.05■であり
、最も好ましくは約0.1mgである。或いは組成物に
含まれるべき量は組成物中の脂質の量に対して、少なく
とも1 : 2000 (重量比)であり、より好まし
くは少なくとも1:1000であり、最も好ましくは1
:200である。即ち好ましいBALの量は9組成物中
の200■の脂質当たり1mgである。
改善するに十分な量加えられる。食品組成物を与えられ
る対象の種(species)が乳中にBALを含む種
(例えばヒト)である場合は、加えるBALの量は核種
の乳中に通常含まれている量が目安となる。例として、
ヒト乳は、ヒト脱脂乳ld巾約0.1mgのBALを含
むことが示されている。従って本発明の食品組成物ld
中の好ましいBAL濃度は少なくとも約0.001mg
であり、更に好ましくは少なくとも約0.05■であり
、最も好ましくは約0.1mgである。或いは組成物に
含まれるべき量は組成物中の脂質の量に対して、少なく
とも1 : 2000 (重量比)であり、より好まし
くは少なくとも1:1000であり、最も好ましくは1
:200である。即ち好ましいBALの量は9組成物中
の200■の脂質当たり1mgである。
本発明により、牛乳を強化する方法が提供される。ウシ
以外の動物種に由来するBALを効果的な量の牛乳に加
える。このBALは上記のように得られもしくは調製さ
れうる。上述したように、効果的な量とは、牛乳がヒト
乳児などの対象により摂取されるときその乳中の脂質の
加水分解を向上させるのに少なくとも十分な量である。
以外の動物種に由来するBALを効果的な量の牛乳に加
える。このBALは上記のように得られもしくは調製さ
れうる。上述したように、効果的な量とは、牛乳がヒト
乳児などの対象により摂取されるときその乳中の脂質の
加水分解を向上させるのに少なくとも十分な量である。
対象がヒトであるとき、好ましいBALはヒト膵臓カル
ボキシルエステラーゼもしくはヒト乳BALを含有し、
最も好ましくはヒト乳BALを含有する。好ましいBA
L濃度は乳1ml当り約0.1mg、もしくは脂質20
0■当り約1mgである。
ボキシルエステラーゼもしくはヒト乳BALを含有し、
最も好ましくはヒト乳BALを含有する。好ましいBA
L濃度は乳1ml当り約0.1mg、もしくは脂質20
0■当り約1mgである。
同様に本発明は、 BALに乏しい脂質含有育児用配合
物を強化する方法を提供する。該配合物は好ましくは牛
乳を含むが、乳をベースとしない配合物であってもよい
。BALは畝上した効果的な量を添加する。BALは好
ましくは与えようとする幼動物の種と同じ種由来のもの
が好ましい。あるいは。
物を強化する方法を提供する。該配合物は好ましくは牛
乳を含むが、乳をベースとしない配合物であってもよい
。BALは畝上した効果的な量を添加する。BALは好
ましくは与えようとする幼動物の種と同じ種由来のもの
が好ましい。あるいは。
膵臓カルボキシルエステラーゼも使用することができ、
その場合も配合物を摂取する幼動物の種と同一の種由来
のものが好ましい。
その場合も配合物を摂取する幼動物の種と同一の種由来
のものが好ましい。
本発明は更に、膵臓のBAL 、とりわけ膵臓カルボキ
シルエステラーゼの産生が不十分な患者(subjec
t)を治療する方法を包含する。このような症状は膵臓
病或いは外傷によって脂質の吸収が減少している患者に
起こるものである。又、嚢胞性線維症の様な遺伝病(g
enetic disorder)は膵臓による酵素産
生、引いては脂質吸収に影響を与える。
シルエステラーゼの産生が不十分な患者(subjec
t)を治療する方法を包含する。このような症状は膵臓
病或いは外傷によって脂質の吸収が減少している患者に
起こるものである。又、嚢胞性線維症の様な遺伝病(g
enetic disorder)は膵臓による酵素産
生、引いては脂質吸収に影響を与える。
本発明の方法はこれらの疾病の治療法を提供する。本発
明の方法によれば、患者の脂質摂取と関連してBALが
投与される。BALは膵臓カルボキシルエステラーゼで
も乳BALでもよく、投与形態は粉末状でも液状でもよ
い。BALを患者の食物や飲物と混合してもよいし、腸
溶性カプセル(entericcoated caps
ule)や錠剤にして与えてもよい。投与のタイミング
は食事の直前、直後或いは食事と同時のいずれでもよい
。
明の方法によれば、患者の脂質摂取と関連してBALが
投与される。BALは膵臓カルボキシルエステラーゼで
も乳BALでもよく、投与形態は粉末状でも液状でもよ
い。BALを患者の食物や飲物と混合してもよいし、腸
溶性カプセル(entericcoated caps
ule)や錠剤にして与えてもよい。投与のタイミング
は食事の直前、直後或いは食事と同時のいずれでもよい
。
BALは患者が摂取した脂質の吸収や消化を改善するに
十分な量投与する。この治療法が必要な患者の膵臓機能
のレベルには幅があることに注意しなければならない。
十分な量投与する。この治療法が必要な患者の膵臓機能
のレベルには幅があることに注意しなければならない。
それゆえ、−人一人の患者の脂質吸収の試験をやってお
くことが望ましく、それにより最適の脂質吸収を得るの
に必要なりALO量を更に正確に決めることが出来る。
くことが望ましく、それにより最適の脂質吸収を得るの
に必要なりALO量を更に正確に決めることが出来る。
上述した(脂質の吸収や消化が不全の)疾病の中には、
胆汁酸塩の産生が無い、或いは欠乏している場合がある
ことが考えられよう。そのような場合1本発明に従って
治療を行なうにはBALと共に胆汁酸塩を投与すること
が必要となるかもしれない。このような投与法が必要な
際は、胆汁酸塩とBALとが患者が摂取する前に脂質と
反応しないようにしなければならない。両者が反応する
と不快な臭いを生じるからである。
胆汁酸塩の産生が無い、或いは欠乏している場合がある
ことが考えられよう。そのような場合1本発明に従って
治療を行なうにはBALと共に胆汁酸塩を投与すること
が必要となるかもしれない。このような投与法が必要な
際は、胆汁酸塩とBALとが患者が摂取する前に脂質と
反応しないようにしなければならない。両者が反応する
と不快な臭いを生じるからである。
確立された知見ではないが、ヒト新生児、とりわけ未熟
児は膵臓の発達が不完全であり、そのために酵素の分泌
が出生時は不十分であると考えられている。ヒト乳にB
ALが含まれているのはこのような新生児の未熟な膵臓
機能を補うためであろうとされている。しかしながら多
くのヒト新生児は母乳栄養で育てられておらず、しかも
最も普及している育児用配合物は乳BALを含まない牛
乳を成分としているのである。
児は膵臓の発達が不完全であり、そのために酵素の分泌
が出生時は不十分であると考えられている。ヒト乳にB
ALが含まれているのはこのような新生児の未熟な膵臓
機能を補うためであろうとされている。しかしながら多
くのヒト新生児は母乳栄養で育てられておらず、しかも
最も普及している育児用配合物は乳BALを含まない牛
乳を成分としているのである。
それゆえ2本発明は新生児によりよい栄養摂取を提供す
る。第1のソースに由来し、脂質を含む食品ベースが新
生児に与えられる。このベースは好ましくは牛乳を含む
もの、若しくは牛乳を含む育児用配合物である。しかし
ながら必要ならば乳を含まず必要な脂質は含有している
配合物を用いてもよい。
る。第1のソースに由来し、脂質を含む食品ベースが新
生児に与えられる。このベースは好ましくは牛乳を含む
もの、若しくは牛乳を含む育児用配合物である。しかし
ながら必要ならば乳を含まず必要な脂質は含有している
配合物を用いてもよい。
第2のソース由来のBALを、新生児の摂取した配合物
中の脂質の消化を改善するに十分な量新生児に与える。
中の脂質の消化を改善するに十分な量新生児に与える。
そして最も好ましくはベース中の脂質200 mg当た
り1mgの割合でBALを与える。好ましくはこのBA
Lは新生児の種と同じ種に由来し。
り1mgの割合でBALを与える。好ましくはこのBA
Lは新生児の種と同じ種に由来し。
それゆえ、ヒトのBAL 、好ましくは乳BALを、ヒ
ト新生児に与える。BALはベースと一緒に或いは直前
若しくは直後に与えられる。
ト新生児に与える。BALはベースと一緒に或いは直前
若しくは直後に与えられる。
(実施例)
実施例1(ヒト及びネコの乳のBAL活性)最近Fre
edらは、ネコ及びイヌの乳にBALが存在することを
報告している(Biochim、 Biophys。
edらは、ネコ及びイヌの乳にBALが存在することを
報告している(Biochim、 Biophys。
Acta、 878:209−215(1986))
、本発明者らはこの研究結果を確認する実験を行った。
、本発明者らはこの研究結果を確認する実験を行った。
ネコ乳は、4匹の通常のネコから採取した。乳はMcK
enzie及びAnderson (J、 Dairy
Sci、、62:1469−1470(1979)
)が記載している子ネコ授乳用器具と同様のものを用い
て搾乳した。産後15日口のヒト乳試料は、オレゴン健
康化学センター(OregonHealth 5cie
nce Center )で採取され、ドライアイスで
冷却して運送されて来たものを用いた。
enzie及びAnderson (J、 Dairy
Sci、、62:1469−1470(1979)
)が記載している子ネコ授乳用器具と同様のものを用い
て搾乳した。産後15日口のヒト乳試料は、オレゴン健
康化学センター(OregonHealth 5cie
nce Center )で採取され、ドライアイスで
冷却して運送されて来たものを用いた。
ヒト乳及びネコ乳試料に含有されているリパーゼ活性は
、トリオレオイルグリセロール(triole−oyl
glycerol )を基質として、 Wangらの方
法(CIin。
、トリオレオイルグリセロール(triole−oyl
glycerol )を基質として、 Wangらの方
法(CIin。
Chem、、27:663−668(1981))によ
り測定した。測定は全てpH8,5のNH40H−HC
I緩衝液中で行った。基質の濃度は10pmo1/ml
であり、これに0.1μCi/molの標識基質、即ち
グリセロールトリ[+4c ]オレイン酸(イリノイ州
アーリントン・ハイドのアマ−ジャム社製)を加えた。
り測定した。測定は全てpH8,5のNH40H−HC
I緩衝液中で行った。基質の濃度は10pmo1/ml
であり、これに0.1μCi/molの標識基質、即ち
グリセロールトリ[+4c ]オレイン酸(イリノイ州
アーリントン・ハイドのアマ−ジャム社製)を加えた。
ウシ血清アルブミンの濃度は60mg/ml!、アクチ
ベーターであるタウロコール酸(胆汁酸)の濃度は20
mMであった。なお測定混合液の最終容量は1.0 d
であった。
ベーターであるタウロコール酸(胆汁酸)の濃度は20
mMであった。なお測定混合液の最終容量は1.0 d
であった。
上記混合液を37°Cのシェーキング・ウォーター・パ
ス中で1時間インキュベートした後、イソプロパツール
と1.5M H2SO4の混合液(40: 1 、 V
/V)4 mlを加えて反応を停止させた。混合後、更
に水2 mlとヘキサン5戚とを加え、ポルテックスで
撹拌して脂質画分を抽出した。分離したヘキサン層3成
を取って、更に1戚の0.2MのKOHを加えることに
よって脂肪酸を抽出した。水層のKOH溶液から0.5
dを取ってシンチレーシゴンカウンターにかけ、常法
により放射能を測定した。なお、37°Cで1時間当た
り1μmotの脂肪酸の遊離を触媒する酵素の量を活性
1ユニツトと定義した。結果を表1に示す。
ス中で1時間インキュベートした後、イソプロパツール
と1.5M H2SO4の混合液(40: 1 、 V
/V)4 mlを加えて反応を停止させた。混合後、更
に水2 mlとヘキサン5戚とを加え、ポルテックスで
撹拌して脂質画分を抽出した。分離したヘキサン層3成
を取って、更に1戚の0.2MのKOHを加えることに
よって脂肪酸を抽出した。水層のKOH溶液から0.5
dを取ってシンチレーシゴンカウンターにかけ、常法
により放射能を測定した。なお、37°Cで1時間当た
り1μmotの脂肪酸の遊離を触媒する酵素の量を活性
1ユニツトと定義した。結果を表1に示す。
(以下余白)
表1のデータからBALについての先の報告が正しかっ
たことが確認された。また、ネコ乳においてBALの平
均活性が、乳汁分泌期間が長くなるほど低下することが
示された。しかしながら、測定された動物間で酵素活性
のばらつきが大きいため。
たことが確認された。また、ネコ乳においてBALの平
均活性が、乳汁分泌期間が長くなるほど低下することが
示された。しかしながら、測定された動物間で酵素活性
のばらつきが大きいため。
この低下は統計的には有意であるとは言えない。
ヒト乳はネコ乳の約2倍の酵素活性を有している。
実施例2(ヒト乳とネコ乳の免疫化学的比較)ネコBA
Lとヒl−BALが機能的に類似している。
Lとヒl−BALが機能的に類似している。
即ち1両酵素とも脂質を加水分解することは、既に報告
されている(Freed、 et al、、 Bioc
him。
されている(Freed、 et al、、 Bioc
him。
Biophys、 Acta、、 878:209−2
15(1986)) 、 しかしながらこれらの酵素の
免疫化学的類似性はまだ確認されていなかった。そこで
本発明者らは、抗体阻止試験を用いて、ヒ) BALと
ネコBALの交差反応性を調べた。
15(1986)) 、 しかしながらこれらの酵素の
免疫化学的類似性はまだ確認されていなかった。そこで
本発明者らは、抗体阻止試験を用いて、ヒ) BALと
ネコBALの交差反応性を調べた。
ヒトBALに対する抗体はウサギから調製した。
ウサギの抗血清中の抗体を集め、アフィニティクロマト
グラフィーで精製した。特にアフィニティカラムについ
ては、精製ヒトBALとセファロース4Bを共有結合さ
せたビーズを詰めたものを用いた。吸着された抗体を溶
出させるのには3MのNa5CNを使用した。次いで、
単一特異性を有する抗体を用いてリパーゼアッセイ法に
より、該抗体のヒト乳BAL及びネコ乳BALとの反応
性を試験した。
グラフィーで精製した。特にアフィニティカラムについ
ては、精製ヒトBALとセファロース4Bを共有結合さ
せたビーズを詰めたものを用いた。吸着された抗体を溶
出させるのには3MのNa5CNを使用した。次いで、
単一特異性を有する抗体を用いてリパーゼアッセイ法に
より、該抗体のヒト乳BAL及びネコ乳BALとの反応
性を試験した。
結果は表2に示す。
(以下余白)
ヒト乳BAL抗体によるヒト乳、ネコ乳。
対照(BAL未感作ウサギ血清のガンマグロブリン)ヒ
ト乳 及び抗体不合血清に含まれるBAL活性への影響:
ネコ乳 本数値はバックグラウンドの値42を補正しである。
ト乳 及び抗体不合血清に含まれるBAL活性への影響:
ネコ乳 本数値はバックグラウンドの値42を補正しである。
本本ユニ・ントで示したイ直。1ユニツトとは、37°
Cで1時間当たり1μmolの脂肪酸の遊離を触媒する
酵素の量と定義される。
Cで1時間当たり1μmolの脂肪酸の遊離を触媒する
酵素の量と定義される。
表2が示すように、ヒト乳BALに対する抗体は。
ネコ乳及びヒト乳中の酵素活性を阻害した。しかしなが
らヒト酵素抗体のネコ酵素に対する反応性は、ヒト酵素
に対する反応性の約70%に過ぎなかった。この知見か
ら本発明者らは、ヒトBALとネコBALとは種を越え
て強い交差反応を示すが、同一物質ではないと結論した
。
らヒト酵素抗体のネコ酵素に対する反応性は、ヒト酵素
に対する反応性の約70%に過ぎなかった。この知見か
ら本発明者らは、ヒトBALとネコBALとは種を越え
て強い交差反応を示すが、同一物質ではないと結論した
。
実施例3(生育に関する比較実験)
以上の実験によりネコ乳はBALを含んでおり。
且つ、ヒトBALはネコBALに免疫化学的に類似して
いることが確認されたので、精製ヒトBALを用いてB
ALの消化機能を研究するのに、子ネコを動物モデルと
することにした。通常品種の3匹の妊娠ネコを選び、正
常分娩させた。産子数は一腹6匹づつであった(そのう
ち2匹は死亡した)。産後48時間は全ての子ネコに、
生残させるために母乳を飲ませた。この新生児期の母乳
摂取期間の終了後、5日間にわたる栄養実験を開始した
。
いることが確認されたので、精製ヒトBALを用いてB
ALの消化機能を研究するのに、子ネコを動物モデルと
することにした。通常品種の3匹の妊娠ネコを選び、正
常分娩させた。産子数は一腹6匹づつであった(そのう
ち2匹は死亡した)。産後48時間は全ての子ネコに、
生残させるために母乳を飲ませた。この新生児期の母乳
摂取期間の終了後、5日間にわたる栄養実験を開始した
。
3つの同腹子群それぞれから、4匹(隨2匹。
#2匹)づつの子ネコを適当に選び出した。これら各々
−群4匹のうち、a雌1匹づつは対照として用いた。そ
して各群の残りの雌雄1匹づつを実験に供した。上記の
各同腹子群から4匹づつの選択からもれた残りのネコに
は、5日間の実験期間中母乳栄養を与え続けた。但し、
母乳を与え続けたこれら6匹の子ネコのうち2匹は死亡
したため。
−群4匹のうち、a雌1匹づつは対照として用いた。そ
して各群の残りの雌雄1匹づつを実験に供した。上記の
各同腹子群から4匹づつの選択からもれた残りのネコに
は、5日間の実験期間中母乳栄養を与え続けた。但し、
母乳を与え続けたこれら6匹の子ネコのうち2匹は死亡
したため。
母乳摂取群は4匹となった。
対照群の6匹の子ネコには、市販の子ネコ育児用調製乳
(商品名ボーデン・リキッドKMR,子ネコ用ミルク代
替品、イリノイ州ハンプシャーのPet−AG、 In
c、製)と市販のビタミン添加ホモジェナイズド牛乳(
商品名ボーデン・ホモジエナイズド・ビタミンD牛乳)
を3:1の比に混合したものを与えた。実験群の6匹の
子ネコには、対照群に与えたものに加えて更に精製ヒト
BALを最終濃度が0.1mg/戚となるように添加し
たものを与えた。
(商品名ボーデン・リキッドKMR,子ネコ用ミルク代
替品、イリノイ州ハンプシャーのPet−AG、 In
c、製)と市販のビタミン添加ホモジェナイズド牛乳(
商品名ボーデン・ホモジエナイズド・ビタミンD牛乳)
を3:1の比に混合したものを与えた。実験群の6匹の
子ネコには、対照群に与えたものに加えて更に精製ヒト
BALを最終濃度が0.1mg/戚となるように添加し
たものを与えた。
なおここで使用されたBALは、 Wangらの方法(
Anal。
Anal。
Biochem、、 133:457−46H1983
))によって精製されたものである。
))によって精製されたものである。
上記調製乳は5日間1時間毎に2dづつ各子ネコに人手
により与えた。上記調製乳は新鮮なものを毎日調製した
。子ネコは全て毎日はぼ同じ時刻に体重を測定し、それ
を記録した。表3に結果を示す。
により与えた。上記調製乳は新鮮なものを毎日調製した
。子ネコは全て毎日はぼ同じ時刻に体重を測定し、それ
を記録した。表3に結果を示す。
(以下余白)
表3のデータが示すように、母乳栄養で生育した子ネコ
は平均13.3±2.0g/日の早さで成長した。
は平均13.3±2.0g/日の早さで成長した。
実験群(酵素を添加した調製乳を与えられた群)は、母
乳栄養群とほぼ同じ早さ、即ち11.4±0.68/日
の割合で成長した。他方、対照群(酵素を添加していな
い調製乳を与えられた群)の成長は。
乳栄養群とほぼ同じ早さ、即ち11.4±0.68/日
の割合で成長した。他方、対照群(酵素を添加していな
い調製乳を与えられた群)の成長は。
母乳栄養群の半分以下の6.5±1.0g/日に留まっ
た。以上の結果から1本発明者らは、 BALが脂質吸
収における主要な律速因子、即ち子ネコの成長の律速因
子であるものと結論した。既に確立されている事実であ
る。ヒトBALとネコBALとが免疫化学的類似性を考
え合わせ9本発明者らはBALがヒト乳児の成長におい
てもネコの場合と同様に重要な役割を持っているものと
結論した。
た。以上の結果から1本発明者らは、 BALが脂質吸
収における主要な律速因子、即ち子ネコの成長の律速因
子であるものと結論した。既に確立されている事実であ
る。ヒトBALとネコBALとが免疫化学的類似性を考
え合わせ9本発明者らはBALがヒト乳児の成長におい
てもネコの場合と同様に重要な役割を持っているものと
結論した。
以上述べたことから9本発明は簡便、安価にして入手容
易な食品添加物を提供するものであって。
易な食品添加物を提供するものであって。
脂質の消化及び全身的栄養状態の改善に寄与するもので
あることが理解されよう。本発明は様々なことに適用さ
れ得るが、就中好ましい実施態様は。
あることが理解されよう。本発明は様々なことに適用さ
れ得るが、就中好ましい実施態様は。
ヒト乳児の調製粉乳及びヒト乳児へ栄養を与える方法に
関するものである。
関するものである。
本願の特許請求の範囲で定義される本発明の技術思想と
範囲から逸脱しない限り1本願明細書に記載された。性
質1組成9手法、及び様々な要素。
範囲から逸脱しない限り1本願明細書に記載された。性
質1組成9手法、及び様々な要素。
ステップ並びに方法の順序の変更は2本発明に含有され
るものである。
るものである。
(開示の要約)
本発明はBALで強化された食品組成物、特に牛乳をベ
ースとする新生動物用調製乳に関する。また本発明は新
生動物及び未熟出生動物にBALを与えて脂質の消化を
改善し、引いては成長速度を早める方法を与えるもので
ある。更に、膵臓の酵素の分泌が不足している対象生体
(subject )に。
ースとする新生動物用調製乳に関する。また本発明は新
生動物及び未熟出生動物にBALを与えて脂質の消化を
改善し、引いては成長速度を早める方法を与えるもので
ある。更に、膵臓の酵素の分泌が不足している対象生体
(subject )に。
BALと脂質とを与える処置方法に関する内容も開示さ
れる。
れる。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、第1のソース(source)に由来する栄養ベー
ス(base)であって、脂質を含有し、且つ、胆汁酸
塩活性化リパーゼ(bile salt−activa
ted lipase以下BALという)に乏しい該ベ
ース;及び第2のソースに由来する効果的な量のBAL
を有する食品組成物。 2、前記第1のソースが牛乳を含有する請求項1の食品
組成物。 3、前記第2のソースが乳である請求項2の食品組成物
。 4、前記第2のソースがヒト乳である請求項3の食品組
成物。 5、前記第2のソースが乳である請求項1の食品組成物
。 6、前記第2のソースがヒト乳である請求項1の食品組
成物。 7、前記第2のソースが膵臓である請求項1の食品組成
物。 8、前記第2のソースがヒト膵臓である請求項1の食品
組成物。 9、前記第1のソースが牛乳である請求項7の食品組成
物。 10、前記第1のソースが牛乳である請求項8の食品組
成物。 11、前記第2の動物の種の乳;及び該第2の動物の種
以外の種由来の効果的な量のBALを有する第1の動物
の種の新生児用配合物。 12、前記BALが前記第1の動物の種由来である請求
項11の配合物。 13、前記第1の動物の種がヒトである請求項12の配
合物。 14、ウシ以外の動物の種由来のBALの効果的な量を
牛乳に添加することを包含する牛乳の強化方法。 15、前記BALが由来する種はヒトである請求項14
の強化方法。 16、前記BALが乳由来である請求項15の強化方法
。 17、前記BALが膵臓カルボキシルエステラーゼであ
る請求項15の強化方法。 18、BALに乏しい脂質含有新生児用配合物の強化方
法であって、該配合物に効果的な量のBALを添加する
ことを包含する強化方法。 19、新生児用配合物が牛乳を含有する請求項18の強
化方法。 20、前記BALが乳由来である請求項18の強化方法
。 21、前記BALがヒト乳由来である請求項20の強化
方法。 22、前記BALが膵臓由来である請求項18の強化方
法。 23、前記BALがヒト膵臓由来である請求項22の強
化方法。 24、前記新生児用配合物が乳を含まない請求項18の
強化方法。 25、前記BALが膵臓組織由来である請求項24の強
化方法。 26、前記BALが乳由来である請求項24の強化方法
。 27、前記BALがヒト乳由来である請求項26の強化
方法。 28、膵臓BAL欠乏症の対象生体(subject)
を処置する方法であって脂質に関連して、該対象生体に
よる該脂質の消化を改善するに十分な量のBALを対象
に与えることを包含する処置方法。 29、前記BALを前記脂質とともに与える請求項28
の処置方法。 30、前記BALを脂質の摂取の以前若しくは以後に与
える請求項28の処置方法。 31、前記BALが膵臓組織由来である請求項28の処
置方法。 32、前記BALがヒト膵臓組織由来である請求項28
の処置方法。 33、前記BALが乳由来である請求項28の処置方法
。 34、前記乳がヒト由来である請求項28の処置方法。 35、脂質を含有する第1のソースに由来の食品ベース
を新生動物に与えること;及び、該ベース中の脂質の該
新生動物の消化を改善するのに十分な量の、第2のソー
ス由来のBALを該新生動物に与えることを包含する新
生動物へ栄養を与える方法。 36、前記BALを前記食品ベースとともに与える請求
項35の方法。 37、前記BALを前記食品ベースの摂取の以前若しく
は以後に与える請求項35の方法。 38、前記食品ベースが牛乳を含有する請求項35の新
生動物へ栄養を与える方法。 39、前記新生動物がヒトであり、前記BALがヒト乳
由来であり、且つ前記食品ベースが牛乳を含有する請求
項35の方法。 40、前記新生動物がヒトであり、かつ前記BALがヒ
ト膵臓組織由来である請求項35の方法。 41、牛乳およびBALを含有する食品組成物。 42、前記BALがヒト乳由来のものである請求項41
の組成物。 43、摂取に適切な賦形剤中にBALを有し、該BAL
が摂取脂質2000mg当たり少なくともBAL1mg
の投与量となるように存在する、摂取脂質の吸収若しく
は消化を改善する食品組成物。 44、前記BALが摂取脂質200mg当たり少なくと
もBAL1mgの投与量となるよう存在する請求項43
の食品組成物。 45、前記BALが、ヒト乳BAL、ゴリラ乳BAL、
イヌ乳BAL、ネコ乳BAL、及び膵臓カルボキシルエ
ステラーゼからなる群から選ばれた請求項43の食品組
成物。 46、更に腸溶性コーティングでカプセル化することを
含む請求項43の食品組成物。 47、前記BALが1mlの賦形剤当たり0.1mgを
上回る濃度に濃縮された請求項43の食品組成物。
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