JPH01244751A - 植込み用多重チャンネル電極装置およびその製造方法 - Google Patents

植込み用多重チャンネル電極装置およびその製造方法

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JPH01244751A
JPH01244751A JP1017392A JP1739289A JPH01244751A JP H01244751 A JPH01244751 A JP H01244751A JP 1017392 A JP1017392 A JP 1017392A JP 1739289 A JP1739289 A JP 1739289A JP H01244751 A JPH01244751 A JP H01244751A
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Ingeborg J Hochmair
ホハマイアー インゲボルグ ヨハンナ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特に全ろう者又は難聴者が聴感を得るように
神経又は筋肉に電気的パルスにより刺激を与えるための
蝸牛埋込み用の多重チャンネル電極装置、および蝸牛植
込み用の多重チャンネル電極装置を製造する方法に関す
る。
乳様突起に植込むための、音波の増幅に役立つ従来の人
工手段(補聴器)の改良は、米国特許第3209081
号により既知である。その場合には植込まれた受信器は
骨と直接に接触しており、音波はそこから骨伝導により
内耳に導かれる。
最近は単に音波を増幅するのではなく、音波を電気的パ
ルスに変換する装置も知られている。パルスは聴神経を
電気的に刺激して聴感をひき起こすために用いられる。
米国特許第3449768号には、視覚又は聴覚系統を
刺激するために役立つ所望の勾配をもった電界を発生さ
せるために符号化パルス列を用いることが記載されてい
る。また米国特許第3752939号には、電極の全長
に亘り2本の導線を表面に備えた電極を用いることが記
載されている。
耳咽喉会誌第103巻、1977年12月発行、シンド
ラ−ほかの論文[多重電極の輪生内への植込み」には、
空間的に局在化された猫の聴神経の刺激が記載されてい
る。耳咽喉年報90/7.1976年、クラーク及びホ
ールウオースの論文「蝸牛植込みのための多重電極アレ
イ」には、扁平な可撓性担体物質上に取付けた薄膜構造
をもつ蝸牛電極が記載されている。そのほかに、細い導
線束のような装置も知られ、輪生から引出された後に聴
神経に直接に電気的刺激を与えるために用−いられる。
欧州特許願783005671号及びドイツ公開公報2
823798号には、聴神経を電気的に刺激することに
基づいた植込み可能な多重チャンネルの補聴器が記載さ
れ、そのために活性素子を備えた回路が用いられている
本発明は、1つの周波数帯域を表わす1つの信号により
各々変調された複数の搬送信号の伝送装置と、発信器信
号を受信するための多重チャンネル受信装置とを有し、
音響信号の1つの周波数帯域を表わす1つの信号に各々
の受信チャンネルが所属され、そのほかに、多重チャン
ネル電極の少くとも1つの電極接点に各々の上記受信チ
ャンネルからの信号を印加する信号印加装置を有し、上
記多重チャンネル電極を介して電気的刺激を与えるため
に用いられる、蝸牛植込み用の多重チャンネル電極装置
、およびその製造方法を対象としている。
本発明による聴神経の電気的刺激を改善するための多重
周波数装置は、皮ふを通る複数の伝達チャンネルを有す
ることができ、可聴数波数帯の各1つの周波数帯域を表
わす信号が、それらの伝送チャンネルの搬送周波数に重
畳される。
この種の多重周波数装置に用いられる多重チャンネル受
信装置は、成る所定の発信器信号を受信するように同調
された1個のコイルを各々含む複数の互いに独立したチ
ャンネルと、信号復調のために上記コイルに結合された
復調器と、復調された信号を電極接点に結合するための
結合装置とを備えている。これらの各々の受信チャンネ
ルは、皮ふを通り無線伝送された各1つの信号を受信す
る。
本発明は、細長い組織適合性の成形体を備え、上記成形
体の内部に複数の導線が配置され、上記複数の各導線は
それぞれ1つの電極接点に終端していて各電極接点がそ
れぞれ上記成形体の表面に取付けられ、上記各導線は電
極を可撓性とし且つ引張り負荷から解放するために波形
とされている、輪生に植込むための多重チャンネル電極
装置に存する。
本発明はまた、(al先端にそれぞれ1つの接点を有す
る複数の導線を製造し、(b)電極本体の可撓性を高め
るために上記各導線を波形にし、(c1上記各接点が真
空吸引により所定位置に保たれるように、上記各導線を
成形型中に収容し、(d)上記成形型中に組織適合性材
料を滴たす、ことからなる、幅手に植込むための多重チ
ャンネル電極装置の製造方法をも対象としている。
次に、添付図面を参照して更に説明する。
音波は通常の場合は外耳IOにより鼓膜12に導かれ、
鼓膜12は中耳の聴小骨14に結合されてこれを運動さ
せ、それにより蝸牛16が付勢される。蝸牛16は2.
5巻回を有する螺房状の形成物である。蝸牛16は上菅
即ち前庭階18と、上管即ち鼓室階20とを有する。前
庭階18と鼓室階20との間には輪生管22がある。液
が満たされた両方の階18.20には、到来した音波に
よって液の波動が生じ、その波動は内耳の変換機能によ
り電気パルスを生じ、これらのパルスは聴神経24によ
り脳に導かれ、聴感として解釈される。
完全に聴覚のない全ろうの人の内耳は、脳に伝達され得
る電気的信号に到来した音波を変換できない。そのため
多重周波数刺激装置は、蝸牛を直接に電気的に刺激する
ようになっている。
刺激装置は、身体に帯用可能な多重チャンネルの音響処
理発信装置30を備えている。音響処理発信装置30は
、植込まれた受信装置に結合されている。結合は好まし
くは誘導作用によりコイル36.38を介して行なわれ
、コイル36.38は、植込まれた受信装置の一部をな
すコイル32.34及び音響処理発信装置30に接続さ
れている。
以下に詳述するように、音響処理発信装置30は複数の
搬送信号を発生し、その關送信号に、可聴周波数帯の一
連の信号が重畳される。発信信号は植込まれた受信装置
により受信されて復調される。復調された信号は、導線
42.44を介して本発明の多重チャンネル電極46に
供給される。
電極46は蝸牛中に植込まれでいる。電極46はその表
面上に多数の電極接点を有し、これらの電極接点はその
周波数割当てに対応して蝸牛を局所的に選択刺激するた
めに用いられる。
好ましい実施態様によれば、多重周波数装置は、4つの
周波数帯域に対応して4つのチャンネルを有し、それら
の周波数帯域に聴取域が分割されている。
第2図は音響処理発信装置30の電気的ブロック線図で
あり、この装置30は、0.25〜0.5KHz 、0
.5〜1.0 KHz 、1.0〜2.0 KHz及ヒ
2.0〜4.0KHzに対応して4つのチャンネルを備
えている。各チャンネルの構成はチャンネル1のブロッ
ク線図の形で示されている。各チャンネルは所望の周波
数帯域(例えば、チャンネル1の場合は0.25〜0.
5KHz)に同調された帯域濾波器50を備えている。
濾波器50の入力部には可聴信号(音響信号)が供給さ
れ、この可聴信号はマイクロフォン52により受信され
、制御された増巾器54により増巾される。可聴信号は
増巾器54の後方では別の周波数帯域、例えば周波数帯
域55をなお含むが、濾波器50を通過した後は、周波
数帯域57により示すように制限される。蝸牛の全長に
亘る遊走波が必要とする健康な耳において存在する時間
を模擬する信号遅延回路を、低周波数処理チャンネルに
配設してもよい。
信号57は次に比較器58に供給され、それにより制限
された信号59が生じる。この信号59の零交差は信号
57の零交差と合致される。
制限された信号59は、周波数電圧変換器60に導かれ
る。変換器60は、信号59の周波数に比例した可変の
直流電圧を発生する。変換器60は適当な構造要素例え
ば単安定マルチバイブレーク−を有し、このマルチバイ
ブレーク−は(S 号59によりトリガーされ、信号5
9からのパルスと同じ繰返し頻度をもった同じパルス幅
のパルスを発生する。マルチバイブレータ−の出力部は
、パルス繰返し頻度に比例する可変の直流電圧を発生す
る低域濾波器に接続されている。
変換器60の出力部の電圧信号は、電圧制御される発振
器である電圧周波数変換器62に供給される。変換器6
2の出力信号63は一連のパルスからなり、これらのパ
ルスは一定のパルス幅を有し、そのパルス列周波数は発
振器を制御する電圧に対応している。
信号63のパルス列周波数は、成る帯域内、例えば40
〜400 Hzにあることができ、帯域濾波器50はそ
れより大きいか又は小さい周波数帯域を濾去し得る。
以下に更に説明するように、聴神経は、刺激信号中の約
400 Hz以下の繰返し周波数を最もよく識別できる
。帯域濾波器50により濾波された周波数帯域を聴神経
に最もよく適合したより低い周波数帯域に上述したよう
に変換するのはこのためである。この帯域は多くの場合
40〜400Hzであるが、それにより大きくしてもよ
い。
帯域濾波器50の出力部の信号は、整流器66と対数増
巾器68との直列回路にも導かれ、この直列回路により
、整流器66により整流された信号の振幅の対数に依存
する直流電圧が生ずる。
全部のチャンネルは、相異なる帯域濾波器の後方に同一
の回路素子を備えている。各々のチャンネルの単安定マ
ルチバイブレーク−は、蝸牛の刺激に特に適した周波数
帯域に対応して400〜400 Hzの範囲内で繰返し
額度が変化する可変パルス幅のパルスからなる出力パル
ス列を発生させる。これらのパルス列は発信器74にお
いて搬送信号に重畳される。
4チヤンネルのこの実施例では、多重チャンネルの発信
器74は、4つの搬送信号を使用し、そのうち2つは1
2MHz、他の2つは31MHzである。チャンネル1
.3のパルス列は12MHzの搬送信号の変調に用いら
れ、チャンネル2.4のパルス列は31MHzの搬送信
号を変調する。
チャンネルl、2の信号がその上に重畳される搬送信号
は、一方の発信器コイルに、またチャンネル3.4の信
号がその上に重畳される搬送波は第2の発信器コイルに
それぞれ印加される。従って発信器コイルに印加される
両方の搬送周波数は不同になり、チャンネル間の相互作
用は回避される。
ただしこの発信器コイルを2つのチャンネルに用いるこ
とにより構造が簡略になる。しかし各々のチャンネルに
専用の発信器コイルを用いることも、別の理由から有利
である。
第3図に4チヤンネル用の多重チャンネル受信装置の好
ましい構成例を示す。
各チャンネルはコイル81〜84を有し、コイル81.
82は発信器コイル76に誘導結合され、コイル83.
84は発信器コイル78に誘導結合されている。コイル
81〜84の各々にコンデンサー85が並列に接続され
、それにより12MH2又は31MHzの共振周波数を
もった発信回路が形成される。
コイル81により受信された信号は、ダイオード86と
コンデンサー87と抵抗88とからなる復調器に供給さ
れる。パルス幅変復調方式の場合には、ゼナーダイオー
ドを抵抗88と並列に接続することにより、検出器出力
部の電圧が制限される。それにより発信器コイルと受信
器コイルとの間の結合の変化による電圧変動を最小にす
ることができる。
検出器出力部90の電圧は好ましくはO〜3■の範囲内
において移動し、変調信号に対応して40〜40’OH
zの周波数を有する。
同時に複数の信号により付勢される互に独立した少数の
チャンネルを有する組織刺激のための装置、特に2〜9
チヤンネルを有する装置にとっては、次の方法が有利で
あり得る。それは複数の受信器コイルの使用により生じ
た場所の需要を最小にするために、受信器コイルを重ね
て群別に配列する方法である。
成る1群の各々の受信号コイルが特定の1つの周波数に
同調されたとしても、単にコイルを重ね合せに配列した
だけでは、2個又は3個の受信器コイルの相互インダク
タンスにより、間き取れないほど強い漏話を生ずること
がある。対向する磁束が補償されるようにコイル81.
82を第4図のように配列すると、相互インダクタンス
は消失する。これにより単一チャンネルの場合に比べて
も占有場所がそれほど大きくなく、漏話も無視できる程
度の、互に独立した2〜3チヤンネルが得られる。この
構想に対応して、第4図には、コイル81.82及びコ
イル83.84が2つの互に別々の群として配列されて
いる。これら2つの群は、相互インダクタンスを補償す
るために2個のコイルを1つの群として配列する構成の
いろいろの可能性を表わしている。85.86.87は
相互インダクタンスを補償するために1群にまとめた3
つのコイルである。コイル85〜87の直径は1.5〜
2am程度とし、2つのコイル群の間隔は、その間の漏
話を防止するために約3C11とする。
コイル81.82は相異なる周波数(例えば12.31
MHz)に同調されているため、各々の受信チャンネル
は、それに所属された発信チャンネルの信号のみを受信
し復調する。各々の受信チャンネルからの復調された信
号は第5図に示すように本発明の多重チャンネル電極に
導かれる。
各々のチャンネルに1個以上の電極接点92が結合する
ことができ、これらの電極接点は、このように規定され
た蝸牛に沿う箇所を初期の音高知覚のために刺激するた
めに、多重チャンネル電極本体に沿い配設されている。
いろいろの接続結線を用いる際に、バイボラ−刺激、遠
隔のアース電極に対するユニボラ−刺激又は共通の分布
されたアースに対する刺激を用いることができる。
本発明の多重チャンネル電極本体はシリコンエラストマ
ー例えば「シラスティック」製の成形体を備え、この成
形体の内部に多数の導線91が埋めこまれている。各々
の導線91は電極本体90の表面上の球状の電極接点9
2に終端する。電極面上の電極接点92の配列により、
蝸牛中の電極の植込みに従って、各々の蝸牛区域の選択
的な刺激が可能になる。人の蝸牛の略図である第6図か
られかるように、高周波応答域は根元の領域にあり、低
周波の応答域は尖端の領域にある。それにより輪生内の
電極接点92の配列に対応して所望の音高知覚が得られ
る。付加的な刺激周波数の変更によって音高の連続性が
実現される。
本発明の多重チャンネル電極の略断面図である第7図に
は、電極内部の導線の配設状態が示されている。図示を
簡単にするために2本のみの導線93.94のみが示さ
れている。導線93.94は引張り負荷を除くために波
形にしであるが、これにより蝸牛中に導入する際に電極
を曲げ易くなる。
好ましい実施例によれば、導線93.94は、直径25
μmのテフロン絶縁された白金(90%)−イリジウム
(10%)線である。4線93.94の先端の球体は直
径0.3鶴であり、導線93.94を火炎溶融すること
により形成される。
電極接点92は、電極本体90に沿って互いに対向する
2列に対として配設される。
好ましい実施態様によれば、電極本体90の直径は0.
9 tmであり、尖端の方にかけて0.5 +nまで減
少する。電極本体90の全長は蝸牛中への20〜25龍
の電極導入に対応させねばならない。
第8図には本発明の多重チャンネル電極を製造するため
の2個の同一の半成形型のうちの1つの半成形型96が
示されている。半成形型96は所望の電極形状とした徐
々に狭くなる溝97を有し、溝97中には全て1つの真
空導管99と連通ずる多数の通孔98が形成されている
。多重チャンネル電極を製造する際には、半成形型の溝
97中に導線93.94を配設する。その際に導線93
.94の球状の先端は真空作用により半成形型96の通
孔98中に位置させる。その後に型96を組立てて溝9
7中に上記シラスティック材料を圧入する。通孔98を
介した真空吸引により電極本体90の表面上に電極接点
92が正確に位置決めされる。
第9a図に示した変形例による電極本体100は、媒中
の曲率に対応した曲率を有する。
第9b図には蝸牛中に電極本体100を導入する方法が
示されている。真直なロッド例えば銅線は、電極本体1
00の内部にあり、電極本体100を蝸牛中に挿入する
間に徐々に引出される。それにより電極本体100は再
びもとの形状になる。
上述したもの以外の、外部に設けられるか又は内部に植
込まれるサブシステムの構造形態は次の通りである。
イ) 4チヤンネルの内部装置及び1チヤンネルの外部
の音響処理発信装置と結合される、蝸牛中に導入される
4チヤンネル又は4以上のチャンネルの電極。
この場合には、刺激のための1つの電極チャンネルを選
出するか、又は所望数の電極接点を相互に結合する。後
者の場合には、別々の電極接点のための相異なる闇値を
対応の適合により補償することができる。
o)  大きなアース電極と結合して固定した、丸窓の
ところ又はその近辺の単一チャンネル電極。
アース電極は蝸牛の外側にも取付けできる。単一チャン
ネル電極は、単一チャンネルの内部装置及び単一チャン
ネルの外部音響処理発信装置と共に使用することができ
る。
(イ)の装置は数人の全ろうのボランティアについて既
に価値が確かめられており、補助的な読唇を必要とせず
に、電気的刺激だけで、未知の単語又は文章について普
通の会話の60〜70%の理解が得られた。この人工手
段が全ろう者にとって有用な聴覚の助けになると見てよ
いことがこれにより明らかにされる。
(0)の装置は主に全ろうでない人、即ち難聴者及び聴
覚に支障のある小児用である。
外部音響処理発信装置を単一チャンネル方式にした場合
にも、多重チャンネルにした場合にも、音波をパルス列
に変換する代りに、アナログ信号を用いることができる
。この場合には適当なダイナミックレンジ圧縮と音の強
さの周波数依存性の補償とが音響処理発信装置の非常に
重要な特性になる。これらの特性が重要なのは次の理由
による。
即ち限界的な聴感と高すぎる聴感とにそれぞれ必要な刺
激値の間のダイナミックレンジは、通常の聴覚の人が耳
で聞く場合に比べて非常に狭く、また面倒なことに、多
くの場合、限界的な音と限界を越える音の強さの感覚は
、刺激周波数に大きく依存するものである。
ダイナミックレンジ圧縮のためには特に非直線性が利用
される。この非直線性は対数関数又はべき関数でもよく
、断続的な直線関数からなっていてもよく、その他適当
な形態でもよい。
非直線性は、ダイオードとして結線されたトランジスタ
ー又はダイオード網状回路に結合された適当な差動増巾
器又は演算増巾器を用いることによって得られる。
ダイナミックレンジ圧縮により不所望な周波数が生じな
いように、周波数をずらせた信号により非直線性を制御
できる。この場合には偶数ひずみ波成分を狭帯域の帯域
濾過波器により、周波数を上方にずらせた信号において
除去した後、その信号を再び当初の可聴周波数範囲に下
方にずらせて混合することができる。
ひずみ波成分を減少させる別の可能性は、複数の非直線
性をオクターブ幅の帯域内において使用することである
2〜10m秒ないしは100〜300m秒という十分低
い応答時定数ないしは下降時定数をもった制御される増
巾器を用いてもよい。信号経路に適当な非直線性を付加
して、この制御される増巾器の振巾特性に所望の形状を
与えることができる。
ダイナミックレンジ圧縮回路は、周波数応答補償回路に
前置してもよい。この場合には必要となる周波数応答補
償の量は比較的わずかであるが、この補償は非常に正確
に行なわねばならない。
第10図に単一チャンネル又は多重チャンネルの音響処
理発信装置をブロック線図により示す。
多重チャンネル刺激装置は、各々特定の高周波伝送部を
備えたほぼ同一の複数のチャンネルからなっている。各
々のチャンネルはそれぞれの帯域濾波器により濾波され
る所定の可聴周波数帯域を分担する。単一チャンネルの
刺激装置の場合には、ただ1つのチャンネルが用いられ
るため、帯域濾波器103は不要になる。エレクトレー
トマイクロフォン104により受信された信号は、80
dB以上のダイナミックレンジを有する。この大きなダ
イナミックレンジを約10dBの許容刺激値の範囲に変
換することは、後に詳述するグイナミソク圧縮回路10
7と、増巾器105に作用する入力制御される反制御と
のうちどちらか一方又は両方によって行なわれる。非直
線性素子によるダイナミック圧縮に比べてこの制御は時
間的にひき起こされる非直線性のひずみが少ないという
利点をもつが、最終的な応答時間のため、高音の信号が
突然発生すると、じよう乱ピークも通過されるので、一
般にはダイナミック圧縮だけでなく制御も使用される。
予め測定した使用者の等音高曲線の予め測定された周波
数依存性に周波数応答を適合させる適合回路106は、
周波数依存性の素子例えばRC素子又はLC素子を有し
、通常のように接続される。
適合回路106は原則としてダイナミック圧縮回路10
7に従った構造を有するが、この場合には非常にわずか
な、しかし非常に正確な周波数作用が必要とされる。伝
送すべき信号は、出力回路109を有する振幅変調発信
装置108を経て、同調された植込み受信回路110及
び復調器111に、そこから更に電極112に伝送され
る。
第11図に示したダイナミック圧縮に用いる回路は、集
積回路112(TL441)に基づくもので、この集積
回路112は、減衰度の異なる電圧分割器を介し制御さ
れる4個の差動増巾器からなり、これらの差動増巾器の
出力部は互に並列に結線されている。点122.123
 (y、y)の間の差電圧として得られる出力電圧は、
点121の入力電圧に対数関数的に依存する。この入力
電圧は、時に存在する直流電圧を抑止するためのコンデ
ンサー113を経て、集積回路112の入力部となる点
124に導かれる。抵抗120は回路112の点124
の直流電圧レベルを固定するために用いられる。点12
2.123の間の差電圧は、慣用されるように、抵抗1
15〜118と共に減算回路を形成する演算増巾器11
4により、非平衡電圧に変えられる。トリマーポテンシ
ョメーター119はオフセット電圧を平衡させるために
用いられる。
第12図に振幅変調発信器の回路図を示す。発信器は、
搬送周波数12MHzを生ずる発振器120と、出力段
とを備えている。出力回路126は、同じ周波数に同調
された植込まれた受信回路127と共に、帯域濾波器を
形成している。電流制御される(従って入力オーム抵抗
の高い)帯域濾波器は、所定の結合、いわゆる臨界結合
において、2次誘起電圧の最大値を示す。従ってこの固
定点の周辺では2次誘起電圧は結合にほとんど依存しな
い。従ってこの場合に使用される誘導結合によれば、臨
界結合を生ずる送信コイルと受信コイルとの間の距離に
おいて発信コイルの位置移動に関する公差特性は非常に
ゆるやかである。臨界距離は、回路の品質を適切に選ぶ
ことによって、10〜12mに保たれる。発信器コイル
直径23龍、移動±101鵬の場合、2次電圧の変動量
はわずか一5%である。
発信器回路について要求される回路の品質が高いため、
出カドランシスター128の飽和を回避せねばならない
ことから、振幅変調のためにコレクター変調は使用でき
ず、エミッター電流変調又は(図示した例のように)ベ
ース変調によらねばならない。変調電圧は、抵抗133
、結合コイル134及び抵抗130を経てベースに導か
れる。
抵抗130は所要の出力の大きさに対応して選定され、
高周波制御出力の正確な値を可能にし、結合コイル13
4の巻数の面倒な変更は不要になる。
コンデンサー131.132は、変調入力部及び動作電
圧給与部と大地との高周波に従う結合に用いられる。シ
ョットキーダイオード127は出カドランシスターの予
期しない飽和に際して、しよう肌性の発振をひき起こす
不安定性の発生を防止する。
発信器の出力回路126は、プレクシガラス製の耳片上
にあるため、植込まれた受信コイルを経て正確に位置決
めすることができる。
発信器全体は小形であり、やはり耳片上に取付けできる
。この場合、高周波回路の全長は2cI11以下であり
、アンテナとしてはほとんど作用しないため、電磁波の
放射が少ないという利点がある。
本発明の多重周波数装置を用いて聴覚を電気的に刺激す
る上述した方法により、全ろう者と難聴者の聴覚が改善
される。
可聴信号を帯域別に分割し、輪生内のいろいろの箇所を
選択的に刺激したことにより、聴感の質及び分り易さが
改善される。植込まれた受信回路は受動性の電子素子の
みからなるため、給電部は必要ではなく、刺激信号のみ
を皮ふを通り身体内部に伝送するだけでよい。
本発明の蝸牛用多重チャンネル電極を含む人工手段とし
ての聴器は容易に製造でき、上述した製造方法によって
、輪生の刺激に際して所望の音高窓を得るための電極接
点の正確な位置決めが行なわれる。上述した例ではパル
ス幅変調が用いられるが、他の変調例えば振幅変調又は
周波数変調を用いてもよい。
アナログ刺激信号を適当に電子的に処理した後にパルス
信号又はデジタル信号のように用いてもよい。上述した
デジタル信号による例では可聴周波数帯域が40〜40
0 Hzの対応の信号帯域に変換されるが、対応の信号
帯域は、デジタル回路の場合だけでなくアナログ回路に
おいても、可聴周波数帯域と同一の周波数範囲を有して
いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多重チャンネル電極装置を用いる聴覚
の電気的刺激装置の配列を示した人の耳の断面図、第2
図は耳の電気的刺激をよくするための多重周波数装置の
一部としての外部の音響処理発信装置の好ましい実施例
を示す電気的ブロック線図、第3図は耳の電気的刺激を
よくするための多重周波数装置の一部としての多重チャ
ンネル受信装置を示す電気的ブロック線図、第4図は上
記多重チャンネル受信装置における受信コイルの2つの
可能な幾何学的配列を示す説明図、第5図は聴覚の電気
的刺激装置の一部として用いられる本発明の輪生植込み
用多重チャンネル電極装置の斜視図、第6図は音高特異
性を示すための人の耳の略図であり、蝸牛に沿う所定の
箇所において最大活性を聴神経にひき起す周波数(Hz
 )にて示す図、第7図は第5図に示した本発明による
蝸牛植込み用多重チャンネル電極装置の略断面図、第8
図は第7図に示す本発明の多重チャンネル電極装置を製
造するための成形型を示す斜視図、第9a図は本発明に
よる多重チャンネル電極装置の変形例を示す説明図、第
9b図は第9a図の多重チャンネル電極装置の挿入状態
を示す説明図、第10図は外部の音響処理発信装置を示
す電気的なブロック線図、第11図は第10図に示した
ダイナミックレンジ圧縮回路の電気結線図、第12図は
第1θ図に示す発信装置の好ましい実施例を示す電気結
線図である。 図において、10は外耳、12は鼓膜、14は聴小骨、
16は幅手、22は輪生管、24は聴神経、30は発信
装置、32,34,36.38はコイル、42.43は
導線、46は電極、5oは帯域濾波器、52はマイクロ
ホン、54は増巾器、58は比較器、60は周波数電圧
変換器、62は電圧周波数変換器、66は整流器、68
は対数増巾器、76.78は発信器コイル、81,82
゜83.84はコイル、90.100は電極本体、91
は導線、92は電極接点、93.94は導線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)細長い組織適合性の成形体を備え、上記成形体の
    内部に複数の導線が配置され、上記複数の各導線はそれ
    ぞれ1つの電極接点に終端していて各電極接点がそれぞ
    れ上記成形体の表面に取付けられ、上記各導線は電極を
    可撓性とし且つ引張り負荷から解放するために波形とさ
    れた、ことを特徴とする、蝸牛に植込むための多重チャ
    ンネル電極装置。
  2. (2)蝸牛がその周波数割当てに対応して刺激され得る
    ように上記成形体の表面上に上記各電極接点がそれぞれ
    位置決めされた特許請求の範囲第(1)項記載の多重チ
    ャンネル電極装置。
  3. (3)内部にそれぞれ1つの電極接点に終端する複数の
    導線が配置され、表面に上記複数の各電極接点が取付け
    られている、細長い組織適合性の成形体を備える多重チ
    ャンネル電極装置を製造する方法であって、 (a)先端にそれぞれ1つの接点を有する複数の導線を
    準備し、 (b)電極本体の可撓性を高めるために上記各導線を波
    形にし、 (c)上記各導線を、真空吸引によってそれらの各接点
    をそれぞれ所定位置に保ちながら、成形型内に収容し、 (d)上記成形型内に組織適合性材料を充填する、こと
    を特徴とする多重チャンネル電極装置製造方法。
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